鹿児島から秋田まで!人力車で日本を縦断!?~「夢を追う男」冒険家、人力車夫・阿部雅龍【木曜インタビュー、ただしイケメンに限る】vol.3
それで、日本のことを学べる、しかも体力のトレーニングもできる仕事だなと思い、人力車の仕事を選んだんです。大学を出てからすぐに始めました。
◎人力車はベストな仕事
自分の冒険活動にも活かせているのでベストな仕事だと思います。あと、僕は話し下手で、人の目を見て話すのが苦手な子どもだったから、いろいろなお客さまと話すことは、それを克服するのに役立ちましたね。
今は人力車は全て予約制で承っているのですが、昔は観光中の方に「人力車いかがですか?」って声をかけてたんです。
当時は給料は歩合性だったので、お客さまに乗ってもらえなければ食べていけないんですよ。だから練習して話し方を学んだ、というのがありますね。今は少しはうまくなったかなと思います。
◎現在は講演会も!
最近は冒険家として、学校などで講演会をする機会も多いんです。対多数の方を相手にするのは、また別の難しさがありますね。子どもたちの中にも話し下手な子がいるので、「話し下手でも、練習したら絶対にうまくなるから諦めないでほしい」ということを伝えています。「少なくとも僕くらいにはなれるよ」って。
Q.12 人力車の師匠はどんな方ですか?
岡崎屋惣次郎親方って言うんですけど、人力車業界で日本一、仕事ができる男だと思います。