成績は学年ビリ、落ちこぼれ少年の人生を180度変えた出来事~「諦めを知らない男」弁護士・佐藤大和【木曜インタビュー、ただしイケメンに限る】vol.1
って叫び始めたんですよ。
松井くんが「献血というのは、目の前の方ではなく、その先にいる方々の命をつなぐんだ」と。
「献血をすることによって人の命が救われる。その人だけじゃなく、家族だったり、友人だったり、かけがえのない方々の人生も救うんだ」ってことを一生懸命語ってくれたんです。
そのときの松井くんの姿は、今でも忘れられません。当時、僕は「女の子、女の子」って言ってたんですけど、松井くんの背中にたぎる熱さを感じたときに、人ってここまで熱くなれるんだと思って。「じゃあ、僕が部長をやります!」と、引き継ぐことにしたんです。
◎つぶれかけから大規模サークルに発展
でも、部長になったときは、サークルには僕しかいませんでした。
これはまずいなぁと思って、同級生に声をかけて。協力してくれる友だちと近くの大学の人や1年生に声をかけているうちに、あっという間に40人規模のサークルになったんです。
近くの県立看護大学にもサークルをつくりました。いきなりでっかいサークルになったんですね。そうすると、みんなが部長である僕を頼ってくるので、献血番組のラジオやテレビ出演を取ってきたり、WEB掲示板をつくって全国の献血サークルと協力したり。