運命の相手も見抜ける?ユングの心理学に見る「8つの性格類型」
カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)の名を聞いたことはあるでしょうか。スイスの精神科医、心理学者で分析心理学の創始者です。
ユングは、言葉の連想から無意識に抱えているものを意識化する、といった「連想実験」を行いました。
人の心には「意識」「個人的無意識」「普遍的無意識」があるとし、さらに人間の性格を8つのタイプに分けて理解しようとしたのです。その、ユングが唱えた「タイプ論」を解説していきます。
■人の心には2つの傾向がある
ユングはまず、人の心は外向型(extraversion)と内向型(introversion)の2タイプに大別できると説きました。
勘違いされがちですが、いわゆる「外交的=活発」「内向的=おとなしい」とは意味が異なります。
「外交型」は、関心や興味の多くが自分以外の人物や状況に向いていて、何か行動しようとしたときの基準が他人の評価に依存するタイプ。
一般的には公平で、社会への順応性が高いという特徴があります。
わかりやすい例を挙げると、雑誌やネットに書かれたことを事実だと思い込みやすい人は、この型が強いと言えるでしょう。
対して「内向型」