彼はモラハラ男?恋愛における「アドバイス」と「支配」の境界線
付き合う前、大概のカップルは相手のすべてを受け入れようとしますが、一旦付き合ってしまうと、今度は相手にさまざまな要望を抱きます。
常にパートナーに対して一切不満がない、という男女はまれ。大概、大なり小なり相手に成長を求めているでしょう。
そして、成長を促すために助言をしているつもりで、実は相手をコントロールするのが目的というケースがあります。「アドバイス」と「支配」、その線引きはどこでしょうか。
■ふたつの違い
例えば、彼氏から「君は明るい色が似合うから、もっとパステルカラーな服を着るといいよ」と言われたら、うれしくなりますよね。本当に似合うかどうかは置いておいて、自分の良さをより際立たせようとするその気持ちに胸がときめきます。
これが「他の男に見せたくないから、ミニスカートをはかないで」だったらどうでしょう。
人によっては彼の「独占欲」が愛情から生まれていると感じられ、うれしいかもしれません。
しかし、この発言にあるのは、相手の「自分らしく装う自由」を殺してでも「不快になりたくない」「不安に思いたくない」という自分の気持ちを優先させたい、そんな自己都合なのです。
前者は「成長のためのアドバイス」