占いにも新たな風…オンライン鑑定を始めるためのセミナー「占いエールカンファレンス」レポート
「悩みはないけど、占ってほしいというお客さんへの対応の仕方」「昨今の電話占い事情」といった視聴者からの質問に出演者が答えました。
中でも印象に残ったのはこの質問です。
「新型コロナウイルスの影響でどの業種の人も大変だと思います。占術的に見通しを立てていくのが占い師としての一つの役目かと思いますが、目安としての区切りや今後の展開などを占いで出しているでしょうか?」
回答者は鏡先生。「僕個人としては予言はしないし、できない」と伝えたうえで、以下のように続けました。
「今回のことはみんなの共通の体験ですが、同時に、個別の体験であるということも忘れてはいけないと思うんです。年齢も立場も異なる多くの人々が、個々にその人だけの形で今の状況を体験しているわけですから。
占い師はそういう個別の部分、その人が何を体験し、どう感じているかっていうところに寄り添うことが大事なのではないかと。
そして、ナビゲートしていく……それくらいしかできないんじゃないかなと考えています」
災厄など大きな出来事が起きたとき、ともすると個人の背景や感情は置き去りにされがち。その部分に寄り添い、一人一人の言葉に耳を傾け、エールを送るのが、占い、及び、占い師さんの役割なのかもしれません。