「母にとって私は恥ずかしい娘…」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第27回
と言われちゃったりしますけど、それでも家族のことって、どうしてこんなにこたえるんでしょう。はい、とろろ昆布とわかめと海苔で簡単なお吸い物作ってお出ししますね。こういうのが沁みるときもありますよね。
こるさんのお母さんは、こるさんに進学を望まず、進学しない結果として、こるさんは最良と言える結果を手に入れているのにもかかわらず(職場に対する不満がほとんどないなんて!素晴らしい職場なのか、こるさんがすごくいい人なのか、どっちかだと思います。しかも勤続7年!たいしたものです)なんか、それじゃあ物足りない!もっと出世してる子もうらやましいし、出産する子もうらやましい!と、むちゃくちゃ言ってる印象です。
これっていわゆる「子供自慢・孫自慢」の世界の話なのではないでしょうか。こるさんのお母さんが、本当にどう思っているかはともかく、わかりやすいスペックで子供を自慢し合う会の中では、「頭が良くていい学校に行ってる」とか「もうすぐ子供を産む(すでに産んだ)」人たちが持ち上げられやすいですよね。特に女の場合、どんないいところに進学しようが就職しようが、「孫を産んでくれない子供は親不孝」みたいなの、ありますからね。