男性は過去、女性は今を生きる?感覚の違いを埋めるには…【ひとみしょうの男子学入門】
なので、男はつねに(彼女とどんなにラブラブになっても)、仕事のことを考えます。いや、ラブラブになればなるほど、ラブラブという不安定なもの――いつ彼女の気が変わって消えてしまうかわからないものを、どうにか安定させるために仕事のことを考えるのです。
■キラキラは今で、仕事は過去
ところで、ラブラブとかキラキラとは「今」です。今輝きたい、今愛し合っていたい――このような女性の気持ちを端的に表した感覚的な言葉がラブラブやキラキラですよね?
対照的に、仕事とは過去です。ほら、仕事において大切なことは、PLAN→DO→CHECKだと、よく言われますよね?将来を見据えて計画を立てる。過去の経験などにもとづき未来に起こるであろうリスクを勘案しつつ実行する。そして、実行したことを振り返り検証する。
これらの過程において「今」はどこもありません。
未来と過去しかありません。どちらも言葉で説明できるので過去です。
その「今」がない過程を、仕事ができるとされる男性は、とてもうまくやってのけますね?彼はなんなら、上司が惚れ惚れするような報告書も書きますね。ようするに「今」が不在で、過去という言葉にできる世界の「熟練的な職人さん」