2016年9月30日 20:15
「私のようなブスにとって正しい服装が何なのかわからない」雨宮まみの“穴の底でお待ちしています” 第39回
見つめるべきは自分です。
人は変わります。変わりたい方向に。喪ブスさんの望んでいることは、すごくささやかなことです。これは、年内に叶うぐらいの望みです。ブスで何が悪いんですか?ブスっていう言葉、私も数え切れないくらい投げつけられてきてます。最近はそれに「ババア」が加わってます。自分の顔に生まれただけのことでなんか言われて、誰でもトシ取るのに「ババア」とか言われて、そんなのバカみたいじゃないですか?私はこんなしょうもないゲームには絶対に付き合う気はありません。
しんどいなー、っていうときはカレー沢薫先生のエッセイでも読んでゲラゲラ笑って、元気なときは服でも見に行ってみてください。
雨宮まみ(あまみやまみ)ライター。AV雑誌での執筆を経て、女性性とうまく向き合えない生きづらさを書いた自伝的エッセイ『女子をこじらせて』 (ポット出版)で書籍デビュー。以後、エッセイを中心に書評などカルチャー系の分野でも執筆。近著に『東京を生きる』(大和書房)、『自信のない部屋へようこそ』(ワニブックス)など。
「穴の底でお待ちしています」が、ついに本になりました!
『まじめに生きるって損ですか?』
鮮烈なデビュー作『女子をこじらせて』から5年。