2018年10月14日 21:00|ウーマンエキサイト

不妊治療、引き際が分からない…「専業ベビ待ち」チェック【リアル・モンスターワイフ、再び 第34回】



■あなたの「専業ベビ待ち」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果

不妊治療、引き際が分からない…「専業ベビ待ち」チェック【リアル・モンスターワイフ、再び 第34回】

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「専業ベビ待ち」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。

○の数が3個以上6個未満は、専業ベビ待ち度「C」(あなたも「専業ベビ待ち」の卵を抱えている可能性があります)

○の数が6個以上8個未満は、専業ベビ待ち度「B」(妊活が長引くにつれて、「専業ベビ待ち」がそのシッポを出し始めます。要注意!)

○の数が8個以上は、専業ベビ待ち度「A」(かなり「専業ベビ待ち」化しやすい性格。一度立ち止まって自分と夫の幸せの形について、冷静に考えてみてください)


妊活を始める以前の麻子さんの人生は、なにもかもが順調に運んでいました。生まれ持った真面目で頑張り屋な性格が、うまく機能していたのです。もちろん人生において、努力は重要な要素。努力すれば手に入るものも、努力を惜しめば手に入りません。

けれど、世の中にはどれだけ努力しても、手に入らないものがあるのも事実。
例えば、あなたがいくら魔法使いになりたくても、残念ながらなれません。「欲しいもの」がそれくらい分かりやすく、「手に入らないもの」なら問題ないのです。

ところが、技術の進歩により、少し前までは完全に不可能だったことの多くが、今日では可能になりつつあります。
ひと昔前の「不治の病」が、今では手術や薬で完治可能になり、スマホ1台で海の向こうの人々と、顔を見ながら話せる時代です。

そんな世界では、「可能」と「不可能」の境界線がどんどん曖昧(あいまい)になっています。

これって無理なのかな…どうにかならないか、ネットで調べてみよう。えっ、そんな方法があるの? SNSでこんなことを言っている人もいる。時間とお金をかければ、私だってできるかも…という錯覚。


できることが増えるのは素晴らしい。欲しいものをあきらめなくていいのも素晴らしい。

けれど…私たちの社会は「あきらめなくていい社会」であると同時に、「あきらめさせてくれない社会」にもなりつつある気がするのです。

こんな方法もある。こんな商品もサービスもある。こんな成功体験談だってある。これらをすべて片っ端から試せば、私だって望むものが手に入るんじゃない? 努力を惜しまない人ほど、なにごとも徹底的にやりたい人ほど、そう考えがちです。

でも、考えてみてください。
どれだけ技術が進歩しようと、あらゆる情報や商品・サービスが瞬時に手に入る世の中になろうと、私たちに与えられた時間は1日24時間、体は1つしかありません。

ただでさえ、誰もが忙しい現代社会。そこに膨大な情報や広告が流れこみ、あれもやらなきゃ、これも買わなきゃ、こっちも試してみなきゃ…と急き立てられるようになったら、心身ともに疲れきってしまうのは目に見えています。

ところが努力家タイプの人は、「ほどほどにする」「ほどほどでやめる」ということができない人が多い。

「これだけ情報も技術も豊富にあふれているんだもの。あきらめさえしなければ、必ずゴールにたどり着けるはず」

「こんなに多くの選択肢に恵まれた時代に生きてるんだから、全部試す前にあきらめるなんて、逃げ。負けよ」

「うまくいった人がたくさんいるんだから。私だってこのまま頑張り続ければ、いつかは必ず…」

と、いつしか思いこまされてしまうのです。



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