■あなたの「夫は邪魔者“子どもが恋人”ママ」度は何レベル? 「モンスターワイフ」判定結果
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「夫は邪魔者“子どもが恋人”ママ」度をチェックする質問に、あなたはいくつ〇がありましたか? 下の判定結果と照らし合わせて、自分のモンスターワイフ度を確認しましょう。
○の数が3個以上6個未満は、“子どもが恋人”ママ度「C」(今はまだ、ただの「いいお母さん」ですが…「いい奥さん」であることも忘れないようにしてください)
○の数が6個以上8個未満は、“子どもが恋人”ママ度「B」(「夫に回す時間や労力はない」という生活になりつつありませんか?)
○の数が8個以上は、“子どもが恋人”ママ度「A」(「子どもさえいてくれれば、夫のことなんかどうでもいい」という態度に、夫は相当傷ついているはず)
夫の敬二さんをズタボロに傷つけた、「夫は邪魔者“子どもが恋人”ママ」モンスターの必殺技。それは
「夫を完全無視」。
夫として尊重されず、父親として頼りにされず、男として求められない。だから家庭に居場所がない。
「あなたの考え? 気持ち? したいこと? そんなの興味ないわよ」
「あなたは精子バンクとATMとしてだけ機能してくれれば、それでいいの」
そんな亜由美さんの態度に敬二さんはずっと傷つき、怒りを募らせていました。
幸い女性の産後うつに関しては、少しずつ情報が増えてきています。赤ちゃんの誕生で突然環境が変わり、心身ともに疲労困ぱいしている妻に、
夫が言ってはならない禁句があるそうです。
それは…
「母親になったんだから頑張れ」
「ママなんだから我慢しないと」
なんだそう。
では、子どもの誕生後の夫の状況は? 男性は出産という、肉体的な大ダメージを受けずにすみます。ホルモンバランスの変化による、精神的なゆらぎもないでしょう。だからこそ、「いかにして夫が
妻を産後うつから守るか」が重要視されていますね。
けれど、夫だって父親1年生。なんでもかんでも「父親なんだから我慢」「妻は心身ともに参っているんだから、夫が我慢してやれ。折れてやれ」と言われていては、不満がたまるのは当然です。
こんなことを言う妻がよくいます。
「私は妊娠・出産で体の状態が変わってセックスどころじゃないのに、夫に求められると本当にゲンナリするんです。
確かに男性は妊娠も出産も経験しないから、女性の体や心の変化を体感することはできません。でも、ちょっと想像すれば分かりますよね? あんなにおなかが大きくなって、人ひとりを生み出すんですよ。
ちょっと考えれば、セックスどころじゃないことくらい、分かりますよね? そう思うと、本当に夫にイライラして」
身も心も疲れ切っている時期に、そう思ってしまうのは無理もないかも知れません。けれど…そんな妻たちこそ、思いやりを持たなければ。
男性は妻の妊娠期間中といえども、自動的に性欲スイッチがオフになるわけではありません。女性が男性の性欲のメカニズムを体感することはできませんが、ちょっと考えれば、「妻の妊娠中であれ産後であれ、夫の性欲は普通に存在する」のです(妊娠中の妻は対象にならない夫もいますが)。
それでも新たな命を育み、生み出すために、妻は全身全霊で頑張っている。
それが分かっているから、夫たちは自分の
性欲を我慢するのです。
それなのに、夫が頃合いを見計らって、勇気を出して、「そろそろ、どう?」とおうかがいを立ててきた時に、妻が相手をさげすむような態度で冷たく拒絶したら…夫だって「やってられない」という気持ちになってしまいます。そして
「産後セックスレス」へまっしぐら。
とはいえ「妊娠・出産・育児で体がつらかろうと、夫の誘いは断るべからず!」などと言うつもりはありません。
もちろん応じることができればそれに越したことはありませんが、無理は禁物。
妻たちに覚えておいてもらいたいこと。それは、子どものことだけで手一杯だからと
夫のことを後回しにして、『そんなの当然』と開き直っていては、あっという間にモンスターワイフ化してしまうということです。これはセックスに限らず、夫婦の生活全般についていえることです。
産後、時間も心身のエネルギーも、まずは子どもに回っていくのは避けられません。
そこで妻が「仕方ないでしょ。あなた、父親でしょ。私の手をわずらわせないで」という態度を取るか。それとも「ごめんね。私も忙しくて疲れてて、あなたのことはいつも後回しで…」と、相手の抱える不満に理解を示すのか。
夫に傾けることのできる時間やエネルギーの量が同じでも、妻の気持ちや態度によって、夫婦関係に大きな差が出てくるのです。