2023年6月14日 11:10
「うわ、引くわ……」夜遊びもほどほどに。彼を萎えさせる彼女の言動
と。
オジのパーティーだったという世界一不要な状況説明を添えて、芸人による余興の様子と自らの着用画を送った。
どうしてそんな愚行に至ったのか、我ながら理解に苦しむが、おそらく次のデートで「そのネックレスどうしたの?」と言及されたときにうまい嘘をつく自信が無かったのと、「私はこんな楽しい生活してるよ」と年上の彼にマウントしたかったのだろう。開けっ広げに何でも共有し合うのが理想の人間関係だと勘違いしている節もあった。
私の送った自意識満載の恥ずかしいメッセージにはすぐ既読がついたが、彼からの返事は来なかった。
20時間ほど経った翌日の夕方、「へー!よかったじゃん笑」と簡素な文面だけが送られてきた。そしてその数日後、イブ前日に「ごめん、明日会えなさそう」とドタキャンLINEが差し込まれた。
■ドタキャンの真相
焦った私はすぐさま彼に電話をかけ、事情を聞いた。
実は彼はクリスマスプレゼントにネックレスを用意していたらしい。そして私がすでにネックレスをGETしたと知り、がっかりしてプレゼントを返品したという。そして勢い余ってレストランもキャンセルした、と。
勢いで店のキャンセルまでするなんて助走つけすぎだよ……と思いながら私は冷静に諭したが、彼の決意はかたかった。