2017年9月21日 11:30
自分で考え判断できる子どもに育つ!アドラー心理学に学ぶ子育て
子どもと接していると、どうしてもイライラしたり怒ることが増えて疲れたりしてしまうと思います。そんな状況を解消するために、心理学者アドラーの本が人気となっています。「嫌われる勇気」などはベストセラーとなり、ドラマ化もされましたよね。心理学というと難しいイメージがありますが、実は子育てにも応用できるということで注目を浴びています。どんな内容で、どのように活用すればよいのか見てみましょう。
アドラー心理学とは
アドラーとは1900年代に生存した精神科医で、同時期に心理学者として活躍したフロイト、ユングと並び“心理学の三巨匠”と呼ばれています。
人は変われないのではなく、ただ「変わらない」という決心を下しているに過ぎなく、いま幸せを実感できない人に足りないのは、能力でもお金でも恵まれた環境でもなく、変わること(幸せになること)に伴う「勇気」が足りないという主張を唱え、「勇気の心理学」と呼ばれました。
「叱らない」「褒めない」
「叱らない子育て」「褒める子育て」が浸透していますが、アドラーの心理学ではどちらも推奨していません。
「叱る」と「褒める」には共通点があります。どちらも「親の判断基準で子どもを評価している」