2017年12月20日 10:37
【男から見た結婚のリアル】第11回 良妻賢母の現代的解釈とは?
心配事は現実のものになるとはよく言ったもので、「こうやってヨメのことをネタに原稿を書いていたら、いつかヨメにバレて怒られるだろうな」と心配していたら、先日、本当に怒られました。
「わたしのことを書くのなら、先にわたしの許可をとるべきでしょ?」とだけぼくに言ってくるのなら、まだかわいげがあるというものです。
がしかし、我がヨメはあろうことか、「良妻賢母として書いてよ」と、ケチをつけてきました。
いや、リクエストをしてきました。びっくりぽん!です。
さて、年上の女性を取材していたら見えてくる、良妻賢母という言葉のむかしながらの解釈があります。
たとえば60歳の、見るからに良妻賢母そうな女性がスナックで働きはじめたところに以前、取材中に遭遇したことがあります。
彼女は言いました。
「夫は弁護士で、『おれの稼ぎだけでやっていくから、お前は(!)専業主婦になれ。おれが帰宅するまで寝るな(以下、ご想像のとおり)』と、結婚当初わたしに言ったので、35年間わたしはずっと専業主婦でした。でも、最近は夫婦愛も覚めて、子供もうちに寄りつかず、ゆえに夫に内緒で、若い頃にしたくてもできなかったことをしたいと思っています。