■過ちを許したこと
寂しさに負けてしまった自分を深く反省していたり、当時は言えなかった「男として見栄をはる自分」のみっともなさを認めていたり、恥ずかしくて言葉や態度では表せなかった「本来の彼」を友人として見る内に、以前の「愛した彼」は過去になって、何かを乗り越えて成長した彼に新たに恋をしたというところは全員の共通点だった。
誰かを許すってすごく難しい。自分を裏切った相手の心情なんか知ったこっちゃないし、もう一度信じるにはかなりの時間が必要だと思う。
だけど、そんな期間も越えて「昔の知人」としてのいくらかのやり取りがあったのちに「もう一度信じてみるか」と、前とは違った時間が流れ始めるのだから人との縁って本当に不思議だ。
恋焦がれて「ヨリを戻したい」と思っている間は、ヨリを戻しても同じ過ちを繰り返すだけなのかもしれない。お互いがお互いの幸せを願えるようになった頃に、また恋に落ちる2人だったら、前とは違う関係が築けるのかもしれない。(川上あいこ/ハウコレ)
(ハウコレ編集部)