もはやスーパーマンである。空も飛んで、屋根も飛び越えてくれたらいいのにね。ハットリ君みたいに。
お客様とやいやい話しながら、お互いなんとなく「そんな男いるわけないよね」て腹の底からおかしくなってくるのである。
「いいえ!私の彼はまさにそんな人です!」とおっしゃる方には心から謝っておく。すみません。私達がスーパーマンと出会ってないだけの人生かもしれないのだけれど、どうにも女性が求める「頼りになる男」の荷が重たすぎるような気がするのだ。
10年長く生きていようと、20年長く生きていようと、男であろうと女であろうと、出来ないものは出来ない。
地図を読むのが苦手な男性もいれば、血を見ると倒れる男性もいて、DIYなんか全く興味もない男性だってごまんといるのである。
女性だからって、化粧が好きなわけでもなく、料理ができるわけでもなく、掃除が得意なわけでもない、それと同じように。
オンナ達の「年上カッコイイ!」の憧れは中学生くらいからスタートする。先週までランドセルを背負っていた鼻タレ同級生とは全く違う、着慣れた雰囲気で制服を着こなす背の高い先輩達に出会うあの時期。自分より背の低い同級生達とは違う、170cm越えの逞しさ。