―あのコの恋愛事情― 股は開いても心は開けない誰かに送る 編
皆さんこんにちは。15万本以上の爪を施術してきたネイリストでスキンケアカウンセラーの川上あいこです。ネイルサロンは不思議な空間。手を握り合ったまま過ごす約2時間。
手を握り合っているからなのか、リラックスした密室空間がそうさせるのか、秘密の内緒話しを打ち明けて下さる方がとても多い場所でもあります。
親しいのに友人関係ではない。もしかしたら来月は会わないかもしれない。近くて遠い関係だからこそ、プライドも恥もなく自分の真っ黒な本心さえも吐き出せてしまうのかもしれない。
そんなサロンワーク中のみんなの恋のお話を切り取ってお送り致します。
※許可を頂いたものだけ掲載しています。※個人を特定できる情報が含まれないよう職業等にフィクションも織り交ぜています。ご了承ください。
■持ってる棒の数と質の問題
「最近セックスがつまんないんだけどどうしよう?終わってるよね?」さらっとアヤコさん(仮名)がすごいことを言った。
「どうつまんないんですか?」と思わず突っ込む。「彼氏にしても一晩の相手にしても、なんか盛り上がんない。結局、少し順番が変わるだけでやることは一緒なんだもんなぁ、なんて思っちゃったりして」