60歳も過ぎているお父さんが、わが娘に接するように、カウンターのなかの女子に接している・・・・・・なにかをしてあげたい、なにかをしてあげることによって、「おれが生きていた証」を残したい。こういうことだろうと思います。
■でも若いうちは・・・
恋愛という言葉が、コスパという概念を含まない以上、恋愛にコスパを持ち込んでも、いい恋愛にはならない。
でも、若いうちは、どうしてもコスパに敏感になるというのも理解できます。若いとなぜか生き急ぐので、恋愛となればコスパ!これが悪いとは、だれも言えないように思う。
でも、年長者の恋愛でも眺めながら、「恋愛とは、相手のことを想い煩うという意味なので、相手のことを想い、相手になにかをしてあげたいと思う・・・・・・こういう心の動きが恋愛なんだ」と、感じることも大事です。
もう、見ていて切ないくらいに「わが子になにかをするかのごとく」振る舞うんですよ、年長者は。
それは、そのひとが変態なのではなく、ひとという生き物が等しく持って生まれた、ひとつの心の動きなのだろうと思います。
(ひとみしょう/ライター)
(ハウコレ編集部)(古泉千里/モデル)(柳内良仁/カメラマン)