2017年12月22日 18:00
紗倉まな✕ヨシダナギ:「大きくなったらマサイ族になりたい」が、はじまりだった【前半】
ヨシダ:そうなんです。最初はイラストレーターを続けるための道具と言う感覚で。
紗倉:カメラを誰かに教わったわけでもないっていうことですよね?自分の感性で、撮りたいと思うものを撮っていた感じなんですか?
ヨシダ:うーん。撮りたい人やものを撮っていたというか、会いたい人に会いに行っていたとう感じですかね。
紗倉:なるほど!このときもアフリカに行かれたんですか?
ヨシダ:そうです。アフリカって聞くと、貧困とか戦争とか、ネガティブなイメージを持っている人がまだまだ多くて。私が小さいときに憧れていた“ヒーロー”っていうようなかっこいいアフリカ人の姿を見たことがない人がほとんどだったんですよね。見たことがないのに否定するっていうのが、自分の友達を否定されたように感じてすごく悔しくて。
だったら、かっこいい人がいるっていうのを見せてやる!って感じで。
紗倉:そういう思いもあって写真を撮ってたんですね。
ヨシダ:当時はポートレートを撮って、「ほらかっこいいでしょ」って周りの人に見せていたぐらいなんですけどね。
紗倉:それは、これを仕事にしたいっていう思いが少なからずあったんですか?
ヨシダ:ううん、全く。