「これで、たまには淋しさを癒してくれる相手ができたな」と。
■■これを第三者が見たら、「態度が冷たくなった」ように見えます
でも彼は、彼女に上手に甘えることができません。彼の低い自己肯定感が、彼から素直さを奪っているからです。
自己肯定感の高い人は、甘え上手です。自分を知っているので、相手の気持ちもよくわかります。だから、どのタイミングで、どの程度甘えても許されるのかがわかっています。
自分のことが好きではない人は、甘え方が下手です。ふつうに甘えたらいいところを、「鬱陶しく思われるかも」と不安を感じたり、ヘンに男らしさを装って、甘えません。
反対に、甘えるときはトコトン、相手が迷惑するくらい甘えたくなります。このへんの葛藤を素直に彼女に言えばいいものを、これも言わないから(言えないから)、彼は混乱します。
自分のことが好きではない人が混乱したらどうなるかと言えば、態度が冷たくなります。素直に自分の気持ちを表現したいのにそれができない、となれば、さらなる自己嫌悪に陥って、どうすることもできなくなります。これを第三者が見たら、「態度が冷たくなった」ように見えます。