という発想になりやすいく、彼の行動をどうするかではなく、自分の行動をどうするかの思考に頭が切り替わるからです。
■友人夫婦の「お互いへの期待」が原因で起こったケンカ
先日、もうすでに結婚して4年目になる友人が、こんな愚痴をこぼしていました。
友人「いつもは私がご飯を作ってるんだけど、その日はたまたま疲れて寝ちゃってたの。それで旦那が帰って来たら『なんだまだ作ってないのか』ってボソって言ったんだよね。なんかすごいムカついちゃって。私も『文句があるなら毎日自分で作れば』とか自分も言っちゃって。大人気なかったとは思うけど、もうちょっと労って欲しかったわ。」
もう教科書のような典型例で、なるほどと思って聞いていたのですが、この事例、奥さんはもちろんのこと、旦那さん側にも「相手への期待」があるのがわかりますか?
旦那さんは「毎日家に帰って来たら晩御飯が用意されている」という期待を抱いているわけです。だから用意されていないとそのことに対して不満を覚えます。
一方の奥さんは「ご飯ができてなかったら疲れてるなら俺が作ろうか?」ぐらいに気遣って欲しいという期待を抱いているので、そうならないことにストレスを爆発させたわけです。