静岡の野外フェス『頂-ITADAKI- THE FINAL』の第2弾出演者が発表された。アナウンスされたのは、EGO-WRAPPIN’、never young beach、Rickie-G、ASOUND、THA BLUE HERB、韻シスト with KenKen, 鎮座DOPENESS, RITTO、Kan Sano (Solo Set)、Calm with Kakuei, Yao, Yuichiro Kato、手嶌葵、栗コーダーカルテットの計10組。これまでに計7回の出演歴のあるEGO-WRAPPIN’はじめ、never young beach、Rickie-G、THA BLUE HERBら頂-ITADAKI-馴染みのアーティストから、昨年メジャーデビューを果たし勢いに乗るバンドASOUNDや、Rize等で活躍するベーシストKenKenとラッパー鎮座DOPENESS、RITTOを交えスペシャルコラボレーションバンドとして出演の韻シストなど、第1弾に続きバラエティに富んだラインナップとなっている。6月1日夜に行われるキャンパー限定のチルアウトステージ【Moon Stage】には、暫く活動休止していたKan Sanoが昨年10月のI’M A SHOWで行われたピアノソロ公演以来のライブとして頂-ITADAKI-に初登場。もう1組はアンビエント、バリアレック〜ダンスミュージックまで手掛けるクリエイターCalmがステージコンセプトとシンクロさせたニュープロジェクトで、Kakuei(O.A.U)、Yao(ex.Dachanbo)、Yuichiro Kato(NATSUMEN/L.E.D) と共にチルアウトミュージックを披露予定だ。各日1組の出演となる頂-ITADAKI-のメインイベント【Candle Time】には、ジブリ映画の挿入歌などで知られ類まれな歌声を持つシンガー手嶌葵と、ピタゴラスイッチのテーマでお馴染みの栗コーダーカルテットが選ばれた。各アーティスト出演日の発表は3月末の予定となっている。また、チケットは本日3月19日よりプレイガイド先行先着販売がスタート。4月1日から一般発売となる。<イベント情報>『頂-ITADAKI- THE FINAL』6月1日(土)・2日(日) 静岡・吉田公園特設ステージ【出演者】フィッシュマンズ / ペトロールズ / 大橋トリオ / Kroi / 思い出野郎Aチーム / YOUR SONG IS GOOD / GOMA & The Jungle Rhythm Section / EGO-WRAPPIN’ / never young beach / Rickie-G / ASOUND / THA BLUE HERB / 韻シスト with KenKen, 鎮座DOPENESS, RITTO / Kan Sano (Solo Set) / Calm with Kakuei, Yao, Yuichiro Kato / 手嶌葵 / 栗コーダーカルテット【チケット】単日、両日、キャンプイン、駐車券、各種予定(※価格未定)チケットぴあ先着先行受付:3月27日(水) 23:59までチケット情報:()公式サイト:
2024年03月19日今年6月、約4年ぶりとなる5thアルバム『ありがとう』をリリースしたnever young beach。9月28日の東京・恵比寿LIQUIDROOMからスタートし、全国10都市を回るツアー『“ありがとう” Release Tour 2023』の、東京での追加公演となる豊洲PITでのライブが、12月8日に行われた。アルバム『ありがとう』は、3人編成(安部勇磨、巽啓伍、鈴木健人)にサポートメンバーを迎える体制となってから制作された初のアルバムだ。これまでもサポートギタリストとして森雄大(neco眠る)、山本幹宗(くるりサポート)、田中ヤコブ(家主)などさまざまな才能を迎え入れてきたが、2021年以降は岡田拓郎(ex. 森は生きている)、下中洋介(DYGL)でほぼ固定。そこに安部のソロアルバム『Fantasia』(2021年)でも大きな役割を果たしたキーボードの香田悠真を加え、事実上6人のバンドとして新たなネバヤンサウンドを作り上げてきた。アルバム『ありがとう』での親しみにあふれながらも音楽的なチャレンジを随所に散りばめられた世界を、多幸感あふれるネバヤンのライブに盛り込んでいくのに、約3カ月にわたるツアーはうってつけのものだったろう。この日の豊洲PITのステージは、前方に下中、安部、岡田のギタリスト3人、後方の一段高くなった舞台に香田、鈴木、巽が並ぶ立体的な構成。そして、広さのある豊洲PITの構造を活かした客席への花道がステージ中央から伸びていた。客電が落ちて、舞台に登場したメンバーが身を包むお揃いの衣装は水色と白のピンストライプシャツ。スラックスは白。1960年代のビーチ・ボーイズそっくりの格好で、音楽ファンならニヤリとしてしまうだろう。去年は全員、映画『男はつらいよ』のフーテンの寅(渥美清)で固めていた彼ら。そのときどきの安部勇磨の気分のモードと、お客さんに心から楽しんでもらいたいおもてなしの気持ちが、他のロックバンドとは一線を画したこんな遊び心を生んでいる。待ち侘びたファンのワクワクと本番を迎えるバンドのゾクゾクがシンクロしたかのように、「どうでもいいけど」のイントロがかき鳴らされる。安部は、喜びのすべてをぶちまけるように声をあげる。それはもはや日本語を超えた感情のほとばしりだ。彼らがアジアでも大きな人気を得ているのは、こういう言語の壁をものともしない自由な解放感のおかげでもある。その伸び伸びとしたやり方は、この日用意された花道の使い方にも表れていた。歌いながら安部は観客の近くまで駆け出し、下中は花道中央で熱いギターソロを弾きながら仁王立ち。普段はクールな岡田も花道に繰り出したし、巽もステージ上段からわざわざ降りてきて花道の快感を味わった。綿密なリハーサルをして、花道を行く順番や演出を決めたわけではなく、「行こうか?」「行きなよ?」みたいにアイコンタクトを交わしながら瞬時の判断とロック的な本能で足を踏み出すメンバーたちの姿がとても頼もしかった。1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』のオープニングナンバー「どうでもいいけど」で始まって、いきなりテンションMAXに達した場内。そこから今度は新作『ありがとう』のオープニングナンバーである「哀しいことばかり」「Oh Yeah」へ。バンドのヒストリーを自然に表す流れがかっこいい。続く2nd『fam fam』(2016年)の「Motel」の60年代エレキインスト的なサウンドは、今回のビーチボーイズな衣装にばっちりハマる。そして新作からの「蓮は咲く」「毎日幸せさ」へ。ファンが集まっているから当たり前ではあるんだろうけど、新作『ありがとう』が心から愛されていることがわかる瞬間が目の前で続いた。続いても新作から、ゆったりとしたバラード「風を吹かせて」「こころのままに」は、勢いまかせではない表現力をしっかりと身につけたネバヤンの、もうひとつの真骨頂を見せる。安部がソロ作でも見せていた穏やかでセンチメンタルな表情を、バンドでもここまで自然に表現できるようになったことがうれしい。少し落ち着いたインターバル。安部がメンバーを紹介しながらそれぞれと話をする、その時間が好きだ。「どうだ?元気か?楽しんでるか?」とあいさつを交わすような態度は、もしかしたらステージの上でも日常会話でも変わらないんじゃないかと思えるほどだ。ハマりまくった「寅さん」の影響によってなのか、さらにステージでの振る舞いの親密さは増したような気がする。人気は大きくなっているのにネバヤンがいつまでも友達のような音楽でいられる秘訣でもあるだろう。さてここからはライブ後半。3rd『A GOOD TIME』(2017年)からの「なんかさ」からは、もう一気に最後までテンションの高いロックンロールが続く。「あまり行かない喫茶店で」から、新作収録曲としてはかなり早くから演奏されてきた「Hey Hey My My」、そしてワイルドに燃え盛る「Pink Jungle House」と人気曲が続く。勢い余って花道に飛び出した安部が、ステージ上のバンドに向かって「俺もこの音楽の中に入れてくれー!」と叫んだのは、この夜のハイライトのひとつだ。やってる自分が一番かっこよく思えるバンドにいるってことは、何物にも変え難い幸せだろう。「明るい未来」「fam fam」「お別れの歌」と、最後は2nd『fam fam』収録の必殺ナンバー3連発で熱狂の本編は終了。15曲を一気に駆け抜け、終わってみたら1時間も経っていなかった。でも全然不足がない。バンドも観客も、ネバヤンに何を望んでいるのか、このライブツアーがどういう意味を持つのか、をしっかりとわかっているからこそのバランスがよくてさわやかな満腹感があった。満場の拍手からアンコールへ。アンコール1曲目「帰ろう」。そして2曲目が始まろうとしたとき、「あれ?1人多くない?」と気がつく。香田の隣でキーボードに座るのは、谷口雄。このツアーの前半は、香田の代役を彼が務めたんだった。東京が地元なので、彼がゲストに加わるのは粋な演出だった。「この曲知ってる人いるかな」と安部がMCして始まったのは、ちょっと聴き覚えのないイントロ。しかしすぐに4th『STORY』(2019年)のタイトル曲だったと気がついた。コーラスを加えて緻密にサウンドを作り上げたこの曲は、リリース後のツアー以来、ライブでは少しご無沙汰だった(コロナ禍もあったし)。だけど、こうして新しいアンサンブルでまたレパートリーに帰ってくるのはすごく新鮮だし、いろんなことが変わってもバンドも人生もその先へ続くというメッセージは、ネバヤンが語り続けている物語そのものだからだ。その幸福感に包まれたまま、「夏のドキドキ」へ。ビーチボーイズスタイルで大団円……かと思いきや、この日はもうひとつサプライズがあった。会場の照明がすべて落ち、「わ!いったいどうしたんだ」とステージ上はうろたえる(?)。思わずスマホのライトで手助けしようとするお客さんたち(そういう気遣いがネバヤンのファンらしい)を「いや、そういうことじゃないんだ。逆に消して」と苦笑交じりに制止する安部。パッと照明がついて、ステージ中央には四角い箱。そこから顔を出したのは「スンスンが来てくれたー!」。9月に公開されたMV「らりらりらん」で安部と共演した、パペットスンスンがこの日のスペシャルゲスト!もう一度谷口も参加して、会場は熱狂に包まれた。熱狂?いや、違うな、この興奮はヤケドしそうな危険な温度ではなく、もっと楽しく人を包み、みなを心地よいまま家路に帰す暖かさだ。来年は結成10周年を迎えるネバヤン。2月には安部のソロではの初のUSツアー(11公演)も発表されるなど、変化はどんどん起きていきそうだ。でも、この感じなら大丈夫。今ネバヤンはいちばんいい時間を過ごしてる。そう思える、そんなライブだった。Text:松永良平Photo:Asami Nobuoka<公演情報>never young beach 5th Album “ありがとう” Release Tour at Toyosu Pitセットリスト01. どうでもいいけど02. 哀しいことばかり03. Oh Yeah04. Motel05. 蓮は咲く06. 毎日幸せさ07. 風を吹かせて08. こころのままに09. なんかさ10. あまり行かない喫茶店で11. Hey Hey My My12. Pink Jungle House13. 明るい未来14. fam fam15. お別れの歌En.1 帰ろうEn.2 STORYEn.3 夏のドキドキEn.4 らりらりらん guest: PUPPET SUNSUN<配信情報>この日の豊洲PIT スペシャルショーの模様をU-NEXTにて独占ライブ配信が決定! young beach"ありがとう" Release Tour 2023at TOYOSU PIT SPECIAL SET SHOW 12.08Live Streaming on U-NEXT配信:2024年1月11日(木)20:00~※U-NEXT 独占配信※月額会員 視聴無料※見逃し配信あり<ツアー情報>『Yuma Abe Tour 2024』2024年1月12日(金)東京・月見ル君想フ2024年1月25日(木)愛知・Tokuzo2024年1月26日(金)京都・磔磔チケット情報:()公式サイト:
2023年12月19日never young beachのアルバム『ありがとう』が、2024年2月7日(水) にCDリリースされることが決定した。2023年6月にデジタルとレコードでリリースされた本作は、前作『STORY』以来約4年ぶりのニューアルバム。レコーディングにはメンバーの安部勇磨(Vo.Gt)、巽啓伍(Ba)、鈴木健人(Ds)に加え、ライブのサポートメンバーとしてもお馴染みの岡田拓郎(Gt)、下中洋介(Gt)、香田悠真(Key,Pf)が参加している。CDはシリアルナンバー入りの初回限定盤として発売される。<リリース情報>never young beach ニューアルバム『ありがとう』2024年2月7日(水) CDリリース価格:2,200円(税込)※初回プレス限定盤(シリアルナンバー入り)never young beach『ありがとう』ジャケット【収録内容】01. 哀しいことばかり02. 毎日幸せさ03. 蓮は咲く04. Oh Yeah05. 風を吹かせて06. らりらりらん07. こころのままに08. Hey Hey My My09. 帰ろう【メンバー】安部勇磨(Vocal&Guitar)、巽啓伍(Bass)、鈴木健人(Drums)【サポートメンバー】下中洋介(Guitar)、岡田拓郎(Guitar)、香田悠真(Keyboard, Piano)never young beach オフィシャルサイト:
2023年12月19日never young beachの新曲「帰ろう」のミュージックビデオが、8月31日(木) 21時よりYouTubeでプレミア公開される。MVの監督は、昨年末に公開され国内外の数々の映画祭にて受賞・ノミネートされた映画『ケイコ 目を澄ませて』の映画監督・三宅唱が手掛け、数多くの映画やテレビドラマに出演し、映画『湯を沸かすほどの熱い愛』で、第40回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞・新人俳優賞などを受賞した杉咲花が出演している。never young beachは、9月28日(木) から全国11都市13公演の全国リリースツアーを開催。11月以降の公演のチケットは、9月2日(土) 10時より一般発売がスタートする。■三宅唱 コメントいくらなんでも暑すぎる日の撮影中、この曲が流れるとスコーンといい気分になり、さらには杉咲花さんがなんとも愉しい風を作り出してくれました。MV作りに誘ってくださりありがとうございました。ところで、この曲を繰り返し聴いているうち、遠くのどこかからいろんな人がひょっこりこっちに帰ってきてくれるような、そんな気配を感じるのはぼくだけでしょうか?「帰ろう」MV<ツアー情報>『5th Album “ありがとう” Release Tour』9月28日(木) 東京・LIQUIDROOM【SOLDOUT】OPEN 19:00 / START 20:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)10月1日(日) 神奈川・BAYHALL【SOLDOUT】OPEN 17:00 / START 18:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)10月4日(水) 北海道・PENNYLANE 24OPEN 18:00 / START 19:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)10月13日(金) 宮城・RensaOPEN 18:00 / START 19:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)11月6日(月) 愛知・Zepp NagoyaOPEN 18:00 / START 19:00TICKET:全自由 5,500円2F指定席:6,000円2F立見:5,000円(税込/D代別/整理番号順入場)11月7日(火) 大阪・なんば HATCHOPEN 18:00 / START 19:00TICKET:全自由 5,500円2F指定席:6,000円(税込/D代別/整理番号順入場)11月9日(木) 福岡・DRUM LOGOSOPEN 18:00 / START 19:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)11月17日(金) 石川・Eight HallOPEN 18:00 / START 19:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)11月18日(土) 新潟・LOTSOPEN 17:00 / START 18:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)12月1日(金) 岡山・YEBISU YA PROOPEN 18:00 / START 19:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)12月8日(金) 東京・豊洲 PITOPEN 18:00 / START 19:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)12月16日(土) 沖縄・桜坂セントラル〈DAY1〉OPEN 16:00 / START 17:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)12月17日(日) 沖縄・桜坂セントラル〈DAY2〉OPEN 17:00 / START 18:00TICKET:全自由 5,500円(税込/D代別/整理番号順入場)※11月以降の公演は、9月2日(土) 10:00 よりチケット一般発売スタート※それ以前の公演は一部発売中チケットはこちら: young beach オフィシャルサイト:
2023年08月30日never young beachが、新曲「らりらりらん」のMusic Videoを公開した。「らりらりらん」は、本日6月21日(水) にリリースされた4年ぶりのアルバム『ありがとう』の収録曲。公開されたMVは、メンバーが愉快な仲間と河川敷でひたすら草野球を行うというシチュエーションで、"河川敷"と"土手"という昭和の青春ドラマさながらレトロな空気が、「らりらりらん」にピッタリはまった映像となっている。監督は「Hey Hey My My」も手がけた映像ディレクターの佐藤大が務めている。never young beach「らりらりらん」MV<リリース情報>never young beach ニューアルバム『ありがとう』発売中never young beach『ありがとう』ジャケット【収録内容】01. 哀しいことばかり02. 毎日幸せさ03. 蓮は咲く04. Oh Yeah05. 風を吹かせて06. らりらりらん07. こころのままに08. Hey Hey My My09. 帰ろう【メンバー】安部勇磨(Vocal&Guitar)、巽啓伍(Bass)、鈴木健人(Drums)【サポートメンバー】下中洋介(Guitar)、岡田拓郎(Guitar)、香田悠真(Keyboard, Piano)never young beach ニューアルバム『ありがとう』12inch Vinyl発売中価格:4,400円(税込)【収録内容】■SIDE A01. 哀しいことばかり02. 毎日幸せさ03. 蓮は咲く04. Oh Yeah05. 風を吹かせて■SIDE B01. らりらりらん02. こころのままに03. Hey Hey My My04. 帰ろう<ライブ情報>never young beach 5th Album “ありがとう” Release Show※終了分は割愛6月23日(金) 大阪・味園ユニバースOPEN18:00 / START19:00チケット料金:全自由5,500円(税込 / D代別 / 整理番号順入場)チケット情報はこちら: young beach オフィシャルサイト:
2023年06月21日never young beach(ネバーヤングビーチ)の新曲「帰ろう」が、2023年5月24日(水)に配信リリースされる。never young beachの新曲「帰ろう」6月21日(水)に前作「STORY」から約4年ぶりとなる新作アルバム「ありがとう」のリリースを控えているnever young beach。同作の最後に収録される「帰ろう」は、それぞれの人生における還る場所や人、ペットなど、大事な全てのものにいつでも”かえろう”と投げかける、ネバヤンらしい優しさが込められた楽曲だ。レコーディングメンバーには、ヴォーカル&ギターの安部勇磨、ベースの巽啓伍、ドラムの鈴木健人の3名に加えて、ライブサポートでもお馴染みの岡田拓郎(Gt)、下中洋介 (Gt)、香田悠真(Key,Pf)らが参加している。作品情報never young beach 新曲「帰ろう」配信日:2023年5月24日(水)※6月21日(水)リリース予定の新アルバム「ありがとう」からの先行リリース。
2023年05月26日never young beach(ネバーヤングビーチ)の新作アルバム「ありがとう」が、2023年6月21日(水)に発売される。ネバヤン4年ぶりの新作アルバム「ありがとう」「ありがとう」は、前作「STORY」から約4年ぶりとなる新作アルバムだ。レコーディングメンバーには、安部(Vo.Gt)、巽(Ba)、鈴木(Drs)の3名に加えて、ライブサポートでもお馴染みの岡田拓郎(Gt)、下中洋介(Gt)、香田悠真(Key,Pf)が参加。サポートメンバー含めた6人で見つけた、“愉快で気持ちのいい”新たなネバヤンの音楽を収録したアルバムとなっている。収録曲「帰ろう」が先行配信、リリース記念ライブも収録曲のうち、アルバムを総括するようなエンディングソング「帰ろう」が先行配信リリース。また、発売週の6月21日(水)と23日(金)には、それぞれ東京・EXシアター六本木と大阪・味園ユニバースにてリリース記念ライブが行われる。作品情報■never young beach 新作アルバム「ありがとう」発売日:2023年6月21日(水) 配信リリース収録曲:01. 哀しいことばかり02. 毎日幸せさ03. 蓮は咲く04. Oh Yeah05. 風を吹かせて06. らりらりらん07. こころのままに08. Hey Hey My My09. 帰ろう★リードトラック:M-9 帰ろう / M-6 らりらりらん■アナログ盤(12inch Vinyl)発売日:2023年6月21日(水)価格:4,400円収録曲:[SIDE A]01. 哀しいことばかり02. 毎日幸せさ03. 蓮は咲く04. Oh Yeah05. 風を吹かせて[SIDE B]01. らりらりらん02. こころのままに03. Hey Hey My My04. 帰ろう★リードトラック:B-4 帰ろう / B-1 らりらりらん<ライブ情報>新作アルバム「ありがとう」リリース記念ライブ■東京公演開催日:2023年6月21日(水)会場:EX シアター 六本木時間:オープン18:00 / スタート19:00チケット:アリーナ STANDING 5,500円、スタンド指定席 5,500円※ドリンク代別。整理番号順入場。■大阪公演開催日:2023年6月23日(金)会場:味園ユニバース時間:オープン18:00 / スタート19:00チケット:全自由 5,500円※ドリンク代別。整理番号順入場。
2023年05月26日never young beachの新曲「帰ろう」が、5月24日(水) に配信リリースされることが決定した。「帰ろう」は、6月21日(水) にリリースされる4年ぶりのアルバム『ありがとう』の収録曲。本作を総括するそれぞれの人生における還る場所、人、ペット、大事なすべてのものにいつでも“かえろう”と投げかけ、エンディングを飾る1曲となっている。レコーディングにはメンバー3人に加え、ライブサポートでもお馴染みの岡田拓郎(Gt)、下中洋介(Gt)、香田悠真(Key,Pf)が参加している。<配信情報>never young beach「帰ろう」5月24日(水) 配信リリース<リリース情報>never young beach ニューアルバム『ありがとう』6月21日(水) リリースnever young beach『ありがとう』ジャケット【収録内容】01. 哀しいことばかり02. 毎日幸せさ03. 蓮は咲く04. Oh Yeah05. 風を吹かせて06. らりらりらん07. こころのままに08. Hey Hey My My09. 帰ろう【メンバー】安部勇磨(Vocal&Guitar)、巽啓伍(Bass)、鈴木健人(Drums)【サポートメンバー】下中洋介(Guitar)、岡田拓郎(Guitar)、香田悠真(Keyboard, Piano)never young beach ニューアルバム『ありがとう』12inch Vinyl6月21日(水) リリース価格:4,400円(税込)【収録内容】■SIDE A01. 哀しいことばかり02. 毎日幸せさ03. 蓮は咲く04. Oh Yeah05. 風を吹かせて■SIDE B01. らりらりらん02. こころのままに03. Hey Hey My My04. 帰ろう<ライブ情報>never young beach 5th Album “ありがとう” Release Show6月21日(水) 東京・EX THEATER ROPPONGIOPEN18:00 / START19:00チケット料金:アリーナスタンディング5,500円、スタンド指定席5,500円(税込 / D代別 / 整理番号順入場)6月23日(金) 大阪・味園ユニバースOPEN18:00 / START19:00チケット料金:全自由5,500円(税込 / D代別 / 整理番号順入場)チケット情報はこちら: young beach オフィシャルサイト:
2023年05月23日never young beachが、ニューアルバム『ありがとう』を6月21日(水) にリリースすることが決定した。約4年ぶりのアルバムとなる本作には、シングル『やさしいままで』のカップリング曲「ららら」を再構築した「哀しいことばかり」や、昨年シングルリリースされ映画主題歌にも起用された「こころのままに」「Hey Hey My My」など全9曲を収録。レコーディングにはメンバー3人に加え、ライブサポートでもお馴染みの岡田拓郎(Gt)、下中洋介(Gt)、香田悠真(Key,Pf)が参加している。またアルバムの発売を記念したワンマン公演『never young beach 5th Album “ありがとう” Release Show』を、6月21日(水) に東京・EX THEATER ROPPONGI、6月23日(金) に大阪・味園ユニバースで開催することが発表された。チケットはオフィシャルHP先行を5月8日(月) まで受付中。『never young beach 5th Album “ありがとう” Release Show』チケット情報はこちら()<リリース情報>never young beach ニューアルバム『ありがとう』6月21日(水) リリースnever young beach『ありがとう』ジャケット【収録内容】01. 哀しいことばかり02. 毎日幸せさ03. 蓮は咲く04. Oh Yeah05. 風を吹かせて06. らりらりらん07. こころのままに08. Hey Hey My My09. 帰ろう【メンバー】安部勇磨(Vocal&Guitar)、巽啓伍(Bass)、鈴木健人(Drums)【サポートメンバー】下中洋介(Guitar)、岡田拓郎(Guitar)、香田悠真(Keyboard, Piano)never young beach ニューアルバム『ありがとう』12inch Vinyl6月21日(水) リリース価格:4,400円(税込)【収録内容】■SIDE A01. 哀しいことばかり02. 毎日幸せさ03. 蓮は咲く04. Oh Yeah05. 風を吹かせて■SIDE B01. らりらりらん02. こころのままに03. Hey Hey My My04. 帰ろう<ライブ情報>never young beach 5th Album “ありがとう” Release Show6月21日(水) 東京・EX THEATER ROPPONGIOPEN18:00 / START19:00チケット料金:アリーナスタンディング5,500円、スタンド指定席5,500円(税込 / D代別 / 整理番号順入場)6月23日(金) 大阪・味園ユニバースOPEN18:00 / START19:00チケット料金:全自由5,500円(税込 / D代別 / 整理番号順入場)■オフィシャルHP先行:5月8日(月) 23:59までお申し込みはこちら()never young beach オフィシャルサイト:
2023年04月28日ハナレグミ、森山直太朗、くるりといった3組のアーティストをゲストに迎えたツーマンツアーを東名阪で行うnever young beach。ツアーの開催に先駆けて、ネバヤンのフロントマン・安部勇磨と対バン相手の対談を3回連続でお届けする。第3弾のゲストは、くるりの岸田繁。安部が常日頃から感じているという、バンドマンであることの恍惚と不安を大先輩である岸田は一体どのように受け止めたのか?岸田安部くんに会うのは3、4年ぶりかな? コロナ禍に入る前だよね?安部はい。岸田「京都音博」にも出ていただいて。──ネバヤンは2018、19年と2年連続で出演しています。岸田あのときはありがとうございました。安部いえ、こちらこそ呼んでいただきありがとうございました。あの、今日はすごく緊張してます(笑)。岸田そんなそんな(笑)。安部くるりは10代の頃からずっと大好きなバンドなので。──安部くんがくるりを知ったきっかけは?安部僕には兄がふたりいるんですけど、ふたりとも音楽が大好きで。特に次男は洋楽しか聴かないようなタイプの音楽好きだったんですけど、「くるりはカッコいい」って、いつも言っていて。それで興味を持ったのがきっかけですね。最初は兄の影響です。岸田そうだったんですね。──初めて聴いた曲は?安部シングルの「ロックンロール」です。巨大な冷凍庫の中で、皆さんが演奏してるミュージックビデオも凄く印象に残っています。当時は中学生だったんですけど、周りの友達はみんな流行りの音楽を聴いていて。そういうものとは明らかに違うカッコよさを子供ながらに感じました。岸田それはうれしい。──岸田さんはネバヤンをどういうきっかけで知ったんですか?岸田「明るい未来」という曲のMVを偶然観たのが最初です。ロン毛の若者が一生懸命歌ってメンバーがヤンチャな演奏している姿を観て、面白そうなバンドだなと思って。パッと観て「あ、いいな」と思ったんですけど、バンド名が長いから覚えられなかった。安部はははは。岸田大体、私はバンドの名前って一度で覚えられないんです(笑)。ちょっといいなと思ったバンドでも、いつの間にか忘れてしまうんだけど、ネバヤンのあの曲はずっと頭の中でぐるぐる回ってたんですよね。で、繰り返し何度も聴いて「カラオケで歌いたいな」って。安部ありがとうございます!岸田でも周りの人には「こういうカッコいいバンドがいる」とか全然言ってなかったんですよ。ひそかに「いいな」と思って聴いていたんだけど、音楽業界じゃない仲のいい知り合いがネバヤンの追っかけをしてると聞いて、「おー、知ってるよ」って鼻高々に(笑)。──その後、「京都音博」に声を掛けられたわけですが、オファーの決め手になったのは?岸田「音博」はフェスというよりも催し物で、世界中の古今東西問わず、いわゆるフォークロアというんですかね、そういう土着性を持った人たちに出てもらっているんです。ネバヤンの曲を初めて聴いたとき“歌謡性”が高いというか、凄く日本っぽい土着性を感じたんですよね。演奏がカッコよかったり、今っぽいお洒落なサウンドプロダクションの若いバンドはたくさんいたんですけど、土着性のあるメロディを安部くんが、あの歌声で歌っているのがいいなと思って。ステージで演奏してるイメージがすぐに思い浮かんだんです。あと、人気バンドだから若いお客さんをたくさん集めてくれるかなと思って。非常に助かりました(笑)。安部こちらこそありがとうございました。──安部くんは、「京都音博」のオファーが来ていかがでしたか?安部すごくうれしかったです。ただ、尊敬している年上のミュージシャンの方々と同じステージに立つというのは、やっぱり好きだからこそ、なんともいえない怖さというか緊張感がありました。不安なことを色々考えてしまって、ドキドキした気分でステージに立ったのを覚えています。くるりのファンの皆さんにどうしたら受け入れてもらえるだろうって考えた結果、すごく静かにライブを始めた気がします(笑)。岸田静かだったよね(笑)。覚えてるよ。安部ワンマンとかだと、ワーッ!て始めることも多いんですけど、あのときは怖くてできませんでした。とにかく緊張してましたね。ライブの後に岸田さんの目を見るのが怖かったです(笑)。──岸田さんは「音博」でのネバヤンのライブを覚えていらっしゃいますか?岸田細かい部分まで覚えてはいないけど、やっぱりいいバンドだなと思った記憶はありますよ。なんかこう、ミックスナッツというか。安部はははは。岸田ステージで演奏してるメンバーの感じが可愛くて、それぞれ個性があって、ミックスナッツっぽいなーと思いました。例えが独特すぎてすいません(笑)。安部いえいえ(笑)。岸田カシューナッツの人もいれば、アーモンドの人もいて、みたいな感じで色んな個性を持ったメンバーがひとつの演奏に一生懸命取り組んでる姿が、めっちゃバンドっぽいなって。安部ありがとうございます。緊張しすぎてライブの内容は全然覚えていないんですけど(笑)。岸田でも、あの頃よりバンドも全然変わってるでしょ?安部そうですね。メンバーの脱退もあったりして。でも今が一番楽しいっていう充実感はあります。岸田最近の曲を聴いたけど、音の雰囲気も全然違うよね?安部ちょっと前までは割とリバーブをかけたりすることが多かったんですけど、最近はアンプ直でギターを鳴らしたりとか、そういう感じになってます。音の圧力みたいなものに魅力を感じるようになって。エリック・クラプトンとかデレク&ザ・ドミノスを最近よく聴いてます。岸田いま何歳でしたっけ(笑)?安部今年で33歳です(笑)。一緒にやってるサポートメンバーと、ザ・バンドとか聴きながら「こういうのやりたいよね」ってワイワイ言いながら作業するのが楽しくて。岸田もともと、そういうオジサンっぽい音楽は好きでしたよね。安部好きです。好きだったんですけど、今までそういうふうになり切れていなくて。新しくサポートに入ってくれたミュージシャンとやってみたら、一気に土臭さが増しました。岸田メンバーで音が結構変わったりしました?安部そうですね。曲作りをするときは、ある程度、メンバーのことを考えながら「この人だったら、こういうギターを弾くかな?」とかイメージしながら作業を進めるんですけど、今一緒にやってる人たちとは、自分がやりたいことを感覚的に共有できているので、そういう意味でもやりやすくて。岸田さんにおっしゃっていただいたように、音の雰囲気は結構変わったと思います。岸田最近の曲だと「こころのままに」とか「やさしいままで」を聴いて、すごくちゃんとしてるなと思いました。「Impossible Isle」(落日飛車とのコラボレーションによるEP)でも色んなことをやってますよね。イメージとしては、はっぴいえんどとか昔のムーンライダーズみたいな感じ。すごくシンプルなサウンドプロダクションで、そこに乗っているのは安部くんの、あの懐かしい感じの歌声で。歌の雰囲気は変わらないんだけど、サウンドで楽曲の雰囲気が全然変わるんだなって驚いた。今、お話聞いてて思ったんだけど、安部くんは土臭いサウンドのほうが歌いやすいのかもしれないね。安部確かにそうかもしれません。ここに来て自分自身、60~70年代の土臭い音楽にどんどん魅力を感じるようになっているので。僕、昔の音楽って今まであまり聴いていなくて、それこそビートルズとかも、「みんなが言うほど、そんなに良いか?」とか思って、ちゃんと聴いてこなかったんです。でも、ここ最近ようやくカッコよさがわかってきて(笑)。もっと言うと「バンドっていいな」って、改めて感じさせられたというか。岸田ビートルズを通して?安部はい。コロナ禍に入って、何を歌っていいのかわからなくなって、それと同時にあんまりバンドもやりたくなくなってしまった時期があったんです。その頃、ディズニープラスで配信されたビートルズのドキュメント映画(「ザ・ビートルズ Get Back」)を観たんですけど、ビートルズでもレコーディングに煮詰まって、こんなふうに話し合いをするんだとか、メンバーそれぞれがこんなキャラクターで、こういう演奏をしたり、こういうアイデアを出すんだとか色々知ることができて。やっぱりバンドって面白いなと思ったんです。岸田あの映画を観て「バンドって面白い」と思えたのはすごい(笑)。あれエグいよな(笑)。全部、観た?安部はい、観ました。岸田ずっとドロドロした状態が続いて。でも、なんかいいんだよね。ビートルズも普通の人やったんやなって(笑)。安部バンドって一見華やかに見えるけど、時代が違えども、みんな何かしらの問題を抱えながらやっているんだなということがわかりました。岸田そこに大人の思惑とかも入り混じりながらね(笑)。安部ポール・マッカートニーが一生懸命曲を作ってるのに、ジョン・レノンが遅刻してスタジオに来て、タバコ吸いながらヤル気なさそうにギターを弾いてるシーンとか、めちゃくちゃ生々しいなと思って。岸田普通シバくで(笑)。安部はははは。そうかと思えば、ポールのハミングに合わせるようにリンゴ・スターがリズムを重ねた瞬間、曲が一気に形になっていくような、そういう決定的な瞬間も収められていて。岸田いいよね。安部自分はまだ9年くらいしかバンドをやっていないんですけど、なんとなくシステマティックになってしまった部分があるなと感じていて。なのであの映画を観て、忘れていた感覚を思い出して、改めて「今、バンドをやりたい」って思ったんです。岸田いい経験をしてるよね。感覚的には私も同じようなことを思うので。スペシャルなものや血が通ったものって、バンドメンバー同士がぶつかってるときに生まれてくるようなところもあるじゃないですか。安部ああ、わかります。岸田本当はシステマティックに、こちらが思い描いた通りのことをそのままやってくれる人と一緒にやるのが一番いいはずなのに。ロックバンドって独特ですよね。安部スマートすぎてもツマらないというか。ハプニングが起こることで生まれる面白さって絶対にありますよね。説明できない、バンドマジックというか。岸田録音したら音に入りますもんね、そういう面白さって。ネバヤンの次のアルバムが楽しみやね。安部そういえば岸田さん覚えてらっしゃいますか?「京都音博」の打ち上げで、前のアルバム(「STORY」)を岸田さんにダメ出しされたんですよ(笑)。岸田えっ?俺が?安部「音のこととか、もっと、いろいろ追及できたはずや」って。言われた当初は落ち込んだんですけど、自分でも足りてない部分がわかっていたので、のちのち励みになりました。岸田たぶん酔っぱらっていたんだと思います(笑)。よくないね。安部いえいえ(笑)。すごくありがたい言葉をかけてもらったと思います。さっき話題に挙がったバンドマジックみたいなものが足りてなかったのかなと思うし、今聴くと、ちょっと説明的だったかもしれません。あのあとすごく反省して。岸田安部くんは、いつもなんとなく自信がなさそうだよね(笑)。安部自信、ないです(笑)。岸田いい音楽を作っているんだから、それでいいのにって思うんだけど。安部曲を作ってる最中とか、一瞬自信があるときもあるんです。でも、曲が出来た途端に違うテンションになっちゃって。「これでよかったんだろうか?」とか。ライブの選曲に関しても、「あそこは違う曲のほうがよかったんじゃないだろうか?」とか悩んじゃうんです。岸田さんは、ライブやレコーディングで悩んだり、落ち込んだりすることはありますか?岸田私も、そういうことの連続と積み重ねですよ。悩みすぎると制作が止まるから、「まあ、そういうもんですよね」って割り切って前に進むこともあるし、本当に納得できない曲を作ってしまった時はお蔵入りにしてる。でも、そうやってお蔵入りにした曲も、あとで聴いたらすごく良かったりする場合もあるから。たくさん曲を作っておくに越したことはないかなって。──安部くんは、悩みから曲が生まれてくる場合も多いんですよね?安部そうなんです。今、幸せかもって思うと歌詞が書けなくなるんですよね。書けるには書けるんですけど、なんかしっくりこないというか。悩んでるときのほうが心に動きがあるので、いい歌詞が出来る割合が多いんですよね。だからといって、自ら悩もうとは思わないんですけど(笑)。結果そうなってしまいますね。岸田歌詞は曲の後に書くの?安部今までは、良い言葉を思い付いたら書き溜めておいて、合うものがあれば曲に当てはめるというパターンが多かったですね。でも最近は、曲を作ってる段階で適当に歌った言葉を歌詞にするようなことが増えています。以前は感覚的に喋ってるような言葉を作品にしないほうがいいと思っていたんですけど、案外感覚に沿ったほうが曲に合った、面白い言葉が生まれてくることが多くて。岸田わかる。安部だから最近はあまり歌詞をこねくり回さないようにしています。以前、岸田さんも同じようなことをインタビューで話されていましたよね?パッと出てきた言葉をそのまま歌ったら意外といい歌詞になるみたいな。岸田それが出来たら一番いいなと思う。だからネバヤンの曲を聴いてても思うんだけど、歌詞そのものより言葉がメロディとして入ってくるんですよね。それはメロディを作る技術うんぬんじゃなくて、歌を歌いたい人が作っているから。メロディが物を言ってる感じがする。メロディ自体にメッセージがあるっていうか。まさに「明るい未来」にそれを感じたんですよね。例えば「明るい未来」という言葉を曲で表現しようとしたとき、オーソドックスな手法として楽観的なシャッフルビートに乗せて歌うというやり方もあるし、一方で、逆説的に悲しめなコード進行に乗せて歌えば、それはそれで聴き手の想像力を膨らますようなこともある。私は、そういうことを考えながら曲を作っていくほうなんですが、たぶんあの曲に関して言えば、安部くんは、スッと作ったんじゃないかなと思っていて。安部その通りです。岸田パッと出てきた言葉やメロディが、あの曲で表現したい感覚に見事にマッチして大正解を生み出したんでしょうね。私も長いことバンドをやってますけど、そういうことってなかなかなくて。さっきのビートルズの映画じゃないけど、バンドってしょうもない奴らが集まって、「あーだこーだ」言いながらしょうもないことをやってるんだけど、パッとスイッチが入った瞬間に、とんでもないものが生まれることがあるんですよね。今、ネバヤンは何人でやってるの?安部メンバーが3人、サポートギターが2人の計5人です。そこにたまに鍵盤が入ることもあって。すごく楽しいです。──新しいサポートギタリストが入ってバンドの風通しが良くなったんですかね。安部風通しは良くなりました。バンドという形態にこだわると、どうしてもこの音を入れてみたかったとか、この音は必要なかったとか、色んなことを考えてしまうんですけど、サポートギタリストのふたりとは感覚的な部分も近いし、柔軟に色々試してくれるので音の足し引きも前より自由な感じがして。──バンドというものに対する解釈が変わったというか以前よりも自由になった?安部そうですね。もっと自由に色んなことを試していいんじゃないかって。自分なりにチャレンジしないと、バンドが会社みたいになっていっちゃうなと思ったんです。だったらメンバー以外でも共鳴できる人と素直にやるべきかなと思って。岸田デモとか作るの?安部作ります。家にメンバーを呼んで。大雑把なものを僕が作って、細かいリズムとかをみんなで詰めていく感じです。岸田さんたちはどうやって曲を作ってるんですか?岸田曲によるかな。バンドっぽいやつはメンバーで集まって適当にセッションして、そこでモチーフが見つかったらメモして溜めておいたり。ひとつテーマを決めてセッションする場合もあるし。「インドカレー」とか(笑)。あるいは自分が思い付いたコードだけ伝えて、ちょっとやってみようかってスタートすることもあります。バンドで作っているときは、そんな感じで、自分から出てきたというよりも、メンバーのインスピレーションみたいなものが元になって曲が生まれることが多いかな。映画音楽とかひとりでやる場合は、自宅で細かい部分まできっちり作り込むけど、バンドでやるときは偶発性みたいなものを優先したほうが良いものが生まれるから。「ようわからんけど、なんかいいね」って。安部今もスタジオに結構入ったりするんですか?岸田いや、メンバーそれぞれ仕事があるし、私もそうですし、「この日にやりましょうか」っていう日程を無理やり作って合宿したりとか。安部それって岸田さんが声をかけたりするんですか?岸田いや、私は怠け者なので(笑)、そこはスタッフにお願いして。でもやっぱりバンドって何がいいかっていうと、ひとりじゃないことなんですよね。何人かでやってるから面白い。例えばYOSHIKIさんでもいいし、細野(晴臣)さんでもいいんですけど、どんなに素晴らしいミュージシャンでも、バンドから生まれる何かって、ひとりでは絶対に生み出すことができないと思う。喧嘩だったり色んなことがあると思うけど、バンドでしか出せない音があるから。安部そうですよね。ちなみに岸田さんは悩んでるときとか周りの人に相談したりするんですか?岸田身近なスタッフとかにはするけど、それも毎回悪いなと思う。大体そういうのってメンバーへの文句になるやん(笑)。安部そうなんですよね。岸田だから最近はあんまり言わないようにしてる。一時期的にメンバーへの不満があっても、いい曲が生まれたり、いい演奏が出来たら乗り越えられるものだから。ずっとバンドを続けてると、そういうことがわかってくるよね。昨日もフジファブリックと対バンしたんだけど、彼らも長いこと活動してきて、その間に色んなことを乗り越えて今に至ってるわけで。メンバーそれぞれ色んなことを抱えてると思うんだけど、バンドを大事にしている感じが伝わってきてカッコいいなと思った。まあまあ、モノ作りをしてる人は、皆さん多かれ少なかれ悩んでいると思いますよ。安部そうですよね。岸田私もよく悩むんですよ。損するぐらい悩むんだけど、あるとき人に言われた言葉で、なるほどなと思うことがあって。要するに、人は自分が幸せであることに気付いていないときに悩むっていう。安部あー。岸田自分が幸せじゃないって勘違いしてる。誰がどう見ても幸せやんっていう場合が80%くらいだと思うんですよ。病気をしてたり、大事な人が亡くなったりとか、そういう場合は別として。自分のことは自分にしかわからないと、どこかで思ってるかもしれないけど、単に自分の幸せに気づいてないだけで。そう考えると仕切り直しが出来るというか。今年47歳になるんですけど、ようやくそういうふうに考えられるようになりましたね。安部なるほど!僕もやってみます。岸田ひとつの気付きで心持ちがだいぶ変わることもあるし。例えばギターを始めたばかりの人がエフェクターを買ったとして。安部はい。岸田ディストーションとかコーラスって音の変化がわかりやすいから、踏んだ瞬間に「おお!」ってなるやん。でもコンプレッサーとかって役割的に地味だし使い方が難しいじゃないですか。安部確かに。説明を受けてもわかりづらいですよね。岸田でもギターを弾いているとき、カッティングしたりソロを弾くときにコンプレッサーを踏んでみると「こうやって使うためにあるのか!」ってなる瞬間があって。安部わかります!岸田コンプのかけ方を理解するだけで、音作りに対する解釈が全然違ってくる。それと同じで、ささやかなことなんだけど、考え方ひとつで変わってくることも結構あると思うんですよ。安部くんと話すと、いつもカウンセリングみたいになるな(笑)。安部すいません(笑)。岸田さんは、自分の中に残る言葉をいつも与えてくれるので、今後それを花開かせていきたいと思います。──では最後にツーマンライブに向けた意気込みをお願いします。安部今の僕らを岸田さんと佐藤さんのおふたりに観ていただきたいという気持ちが大きいです。今回ご一緒させていただく岸田さん、永積さん、直太朗さんって僕の中では特別な存在で。勝手ながら同じ血筋のようなものを感じていて、どこか遠い親戚みたいな感覚があるんですよ。定期的に成長を見てほしい気持ちがあります。岸田今日こうやって事前に話す機会があって良かったなって思う。安部くんが今どういうことを考えていて、今のネバヤンがどんな感じなのか知ることができたので。とにかく楽しくやりましょう。私も今から楽しみにしています。Text:望月哲(音楽ナタリー)Photo:山川 哲矢<ライブ情報>never young beach TOUR 2023 “春歌舞”4月17日(月) Zepp Nagoya出演:never young beach / ハナレグミ4月26日(水) Zepp Haneda出演:never young beach / 森山直太朗4月28日(金) Zepp Namba出演:never young beach / くるりチケット情報はこちら:関連リンクnever young beach オフィシャルサイト:くるり オフィシャルサイト:
2023年04月14日ハナレグミ、森山直太朗、くるりといった3組のアーティストをゲストに迎えたツーマンツアーを東名阪で行うnever young beach。ツアーの開催に先駆けて、ネバヤンのフロントマン・安部勇磨と対バン相手の対談を3回連続でお届けする。第2弾のゲストは森山直太朗。取材場所である森山のスタジオを訪れた安部は、そこかしこに置かれたヴィンテージギターに大興奮。そしてふたりはしばしギター談議に。スタジオの呼び鈴が鳴り、昼食の出前が届いたところで、和やかな雰囲気の中、対談はスタートした。森山最初はハンバーガーとかサンドイッチがいいかなって思ったんだよ。フツーだったら絶対そっちのほうがいいの。安部はい(笑)。森山でも今日は、安部くんがスタジオに来てくれるっていうから、この町のソウルフード、朝日屋のお蕎麦を食べてもらいたいと思って。安部ありがとうございます。お蕎麦いただきます!森山ここの店屋物、美味しいんだよ。作業するときいつも出前を取ってる。──インタビュー前も、和気あいあいと話していましたが、おふたりはこれまでにも何度かお会いしてるんですか?森山今日で4回目とか?じっくり話すのは初めてかもね。安部そうですね。いつもは大人数でワイワイ話すことが多いです。──そもそもの出会いは?森山ヅミくん(ハナレグミの永積崇)が紹介してくれたんです。ヅミくんって可愛いくて、自分の誕生日にパーティを開いて自分で歌うんですよ(笑)。そこで安部くんを紹介されて。安部「……君がネバヤンか」って(笑)。森山GACKTさんみたいな感じでね(笑)。安部そう! そのとき直太朗さん、一昔前のスターみたいな佇まいで、それこそキアヌ・リーヴスみたいなサングラスかけていて、思ってたイメージと全然違うんですよ。この人、めちゃくちゃ面白いなーと思って。森山ああいう賑やかな場にいると自分を保つのが難しいじゃん(笑)。周りを見たらスターばっかりだから、これ、ずっとふざけていたほうが面白いなと思って。だからそのへんに置いてあったサングラスをかけて、まったく違うキャラクターを演じてたの。ああいう胡散臭い人、パーティとかにいそうじゃん。安部超面白かったです。その後、僕がリクエストしたら「夏の終わり」を弾き語りで歌ってくれて。とにかく凄かったんです。ギャップが凄くて(笑) 直太朗さんにどんどん惹かれました。森山話してるうちに安部くんが学校の後輩だということもわかって、それも僕にとっては大きかった。小中高のエスカレーター校なんですけど、初等部に通ってたというのが重要なんですよ。安部今思えば変わった学校でしたね。すごく自由な校風で。森山先生をあだ名で呼んじゃうノリがあって。シオドンとか。安部懐かしい!森山幼少期の人格形成って教育によるところが大きいじゃないですか。そこで自由に伸び伸び育った結果、ミュージシャンになってしまったという。社会に出て少し苦労する典型という(笑)。安部はははは。──安部くんが最初に森山直太朗さんを知ったのは?安部先ほど話題に挙がった僕の小学校では、卒業式に直太朗さんの「さくら」を合唱するんですよ。それで、この曲を作った人は学校の卒業生らしいということを知って。直太朗さんはサッカー部のOBなんですけど、サッカー部の顧問の先生に「森山直太朗のこと教えてたの!?」とか聞いたりして(笑)。12歳くらいのときですね。森山そのとき、もう音楽には目覚めていたの?安部僕には兄貴がふたりいるんですけど、上の兄貴が直太朗さんと同じくらいの世代でミッシェルガンエレファントとかエレファントカシマシをよく聴いてて。次男はザ・ストロークスとか海外のバンドが好きだったんで、兄貴たちが聴いてる音楽をなんとなく真似して聴いてる感じでした。特にザ・ストロークスとか2000年代のガレージリバイバル周辺のバンドには影響を受けましたね。森山兄弟の影響って大きいよね。僕には5歳上の姉貴がいたから、小4くらいですごくいろんな音楽を聴いていたの。ブルーハーツ、エレカシ、スピッツ、Theピーズ、カステラとか。当時はバンドブームだったから、そういう音楽を一緒に聴いてた。安部僕が中学生の頃、BUMP OF CHICKENとかASIAN KUNG-FU GENERATIONみたいなロックバンドがどんどん出てきたんですけど、そんな中にあって、直太朗さんの「さくら」はピアノと歌だけの超シンプルなサウンドで、めちゃくちゃビックリしたんです。それまではバンドでガーッてやる音楽がカッコいいと思ってたんですけど、こんなやり方があるんだって。子供ながらに歌詞の言葉遣いもちょっと違うんじゃないか?と思ったり。森山ピアノと歌だけだったのは単純に予算がなかっただけで。安部えっ、そうなんですか!?本当は予算があったらドラムを入れようとか思ってたんですか?森山もっと違う大編成になっていたと思う。でもそれが逆によかったのかなって思う。ミュージックビデオも白ホリの前に立って、ピアニストの倉田(信雄)さんの演奏に合わせて歌うっていうシンプルな内容で。フィルムカメラで撮影したんだよね。当時はデジタルに移り変わりつつある時期だったから、予算がなくてフィルムは1回しか回せませんって言われて。安部めっちゃ思い出しました。MVの直太朗さんの恰好がよすぎて真似してました。グレーのスウェットの袖からピンクのシャツがちょっと出てるのがカッコいいなって(笑)。直太朗ごめん、あれはスタイリストさんの部屋着(笑)。安部そうなんですか(笑)!森山全然狙ってないっていうか、あれはスタイリストの北澤(momo寿志)さんの私物なの。予算がないから自分の服を持ってきてくれて。あの頃の作品には不自由さから生まれた“青さ”みたいなものがあるのかもしれないね。安部直太朗さんって学生時代にバンドとかやってたんですか?森山バンドは組んだことない。安部やりたいとも思わなかったんですか?直太朗それなんだよね(笑)。さっきも話したけど、俺、バンドブーム直撃世代で。姉貴の周りにバンドマンの人たちもたくさんいたんだけど、なんか怖かった(笑)。安部今よりも全然バンドマンが怖そうですよね。森山そう。あとバンド内の人間関係とかも面倒くさそうだし。だったらひとりのほうが楽かなと思って。安部自分のタイミングで動けるし。森山そう。そっちを取った感じ。安部くんは音楽をいつぐらいに始めたの?安部ずっとやりたいなとは思っていたんですけど、本格的に始めたのは高校を卒業してからで。高校までは絵を描く学校に通ってて、美術大学とかそっちのほうに進もうと思っていたんですけど、いろいろあって、やっぱり音楽をやりたいということになって。森山今のメンバーとは、どうやって知り合ったの?安部23歳のときにTwitterで募集しました。先にライブが決まっちゃって、メンバーを決めないといけなくて、どうしようもなかったので。ちょうどTwitterが出始めた頃だったんです。「初めまして」ってところからスタートしました。森山Twitterで募集したんだ!凄いね。安部直太朗さんってデビューした頃から歌声が素敵じゃないですか。歌い始めるにあたって練習とかしたんですか?森山最初は物真似だよね。玉置浩二さんや友部正人さん、ボブ・ディランとかニールヤングの歌を聴いて自分の中で響きを踏襲していった。あと自分の場合は、どっちかっていうと音楽的なアプローチよりも発声を大事にしたかな。僕はもともと舞台でお芝居とかしたかったの。安部そうなんですね!森山だからお芝居で台詞を発声する先に今の歌唱スタイルがあったんだよ。安部最初は音楽じゃなくて、お芝居の道を目指していたんですね。森山そう。バイトも渋谷のシアターコクーンでチケットのもぎりとかやってた。2年くらいやってたね。安部歌と演技、どっちもできるって凄いですね。でも歌と演技って、やることが、ある意味、真逆だと思うんですよ。音楽って0を1にするみたいな作業ですけど、演技ってもともとある役に自分の中にある何かを重ねていく作業というか。森山だから曲を作って歌うことって、僕にとってはマッチポンプというか自作自演的な行為なんだよね。自分で脚本を書いて自分で舞台に立ってみたいな。「夏の終わり」なんて、まさにそういう曲で。あれは女性を主人公に置いた曲だから。自分の中で女形を演じる気分というか。狭い世界の話ですけど(笑)。安部凄く面白いです。──森山さんは、どういうきっかけでネバヤンを知ったんですか?森山スペシャで「明るい未来」のミュージックビデオを観て、気になるバンドだなと思ったんです。ポップなんだけど、どこかに影があるサウンドで。安部くんの純朴な歌声も凄くいいなと思った。アナログな質感なんだけど空間を感じるし、なんか久しぶりに日本語のロックを聴いている感じがしたんですよ。歌詞で七五調を多用していて、ロックと現代詩が絡み合ってるような印象もあって。ただ音大や芸大出てます、みたいな感じじゃないんですよね。もっと、こう、部室感というか。安部ははは。そうですね(笑)。森山ほとばしるモラトリアムっていうかね(笑)。なんでみんな砂浜走ってるんだろう、楽しそうだなみたいな。僕はスペシャを観るのが好きなんですけど、色んなバンドのMVが流れる中で、「明るい未来」のあの感じにグッときたんですよ。──若いバンドが数多いる中で気になる存在になったわけですね。森山そうですね。僕、「本場の人が見たら、どう思うんだろう?」ってよく考えるんですよ。ロックって欧米由来のものなので、向こうの人が聴いたら一体どう感じるのかな?って。日本人っていろんな文化に染まっているから、アイデンティティを音楽の中で語るのは、無粋なことだと思うんです。でもそんな中で、どこに意地を持って音楽を作るかが僕は大事だなと思っていて。そういう意味で言うと、ネバヤンって、すごく日本っぽさを感じるバンドだと思うんです。サウンドから漂うノスタルジーみたいなものもそうだし、安部くんが書く歌詞もそうだし。──欧米の借りものじゃない感じというか。森山そうそう。すごくオリジナリティを感じる。特にあの縦書きが似合いそうな日本語の歌詞ですよね。言葉のチョイスセンスも含めて。──歌詞の言葉選びに関して、安部くんの中ではどのくらい意識的なんですか?安部言葉選びに関してはかなり意識するほうですね。曲がどんなに良くても、歌詞がダメだと納得いく作品にならないので。ただ僕の場合、「この言葉を使いたい」というよりも「この言葉は使わないようにしよう」ということのほうが多いかもしれないです。僕は直太朗さんや永積さんの歌詞に影響を受けているので、「おふたりだったらこういう言葉は選ばないよな」とか、そういう基準が自分の中にあるんですよ。あとは自分が歌ったときに嘘くさくない言葉を選ぶようにしています。森山七五調は?安部それは全然意識してないですね。森山そうなんだ。でも意識してたらできないか。安部今、直太朗さんに言われて、確かにそうかもって。森山ネバヤンの歌詞は七七七調もあって、響きが気持ちいいんですよ。──森山さんも歌詞を書くうえで言葉のリズムを大切にされていますよね。森山そこは凄く大事ですね。詩で完結するんだったらリズムを意識する必要はないんですけど、音楽に乗せて言葉を歌うわけですから。メロディに乗ることで、言葉だけでは伝わらない景色が広がっていったり、言葉が聞き手にとっての私事になっていく。音楽を聴くことって、みんなで絵を眺めてるような感覚に近いのかなと思うんです。そこから何を感じるかは、それぞれの自由だし。さっき安部くんがもともと絵を描く道を志していたと言ってましたけど、自分の中で合点が行ったんですよ。──というと?森山安部くんが書く歌詞って主観的なんだけど、どこか俯瞰の視点が入ってるような気がするんです。全体を眺める別の視点っていうのかな。それってある意味、絵描き的な発想ですよね。全体をデザインする構成力とも言えるし。絵を描く人って主観だけじゃ描けないから。そのバランス感覚が曲作りに反映されているのかなと思って。安部はー、めちゃくちゃ面白いですね。自分ではまったく意識したことがなかったんで。初めて言われました。森山しかもそういう人ってアレンジ能力にも長けてますし。安部くんは編曲もやってるの?安部そうですね。アレンジも大まかなイメージを僕が考えて、メンバーに共有しています。それを形にする作業も最近は楽しくて。森山編曲も歌詞作りも最後のほうの詰めの作業が面白いんだよね。盆栽みたいに細かくハサミを入れながら全体的なフォルムを微調整していく感じで。「この言葉は自分っぽいけど、でも絶対にこっちの言葉のほうがモテるよなー」みたいなさ(笑)。安部そういうせめぎ合い、ありますよね(笑)。森山もしくは、あえてダサい言葉選ぶような(笑)。安部ここの語尾は「よ」で合ってるのか?とか、「だ」で強く言い切っちゃったほうがいいんじゃないかとか。そういうところにこだわっちゃいます。森山ちなみに僕は迷ったときは、圧倒的に少数派を選ぶね。安部そうなんですね!森山歌詞のワンフレーズを選ぶときは、100人全員が共感しそうな言葉よりも、100人のうちの何人かに「ああ!」って深く刺さるような言葉を選ぶようにしてる。まあ迷わないのが一番いいんだけどね。安部そうですね。迷っちゃうとどんどん。直太朗凡庸なものになるしね(笑)。安部歌詞に関して言うと、中3くらいのときに聴いた、森山さんの「生きてることが辛いなら」が自分の中ですごく大きくて。一部の人たちは「なんでこんなことを歌うんだ」みたいに言ってたみたいですけど、僕はまったくそんなこと思わなくて、あの曲を聴いて心が軽くなったんです。生々しい部分も含めて、なんて綺麗な表現なんだろうと思って。あと「生きとし生ける物へ」のライブ動画を観てよく泣いてます(笑)。森山そうなんだ(笑)。ありがとう。安部年代によって直太朗さんの歌が力強かったり優しかったり。優しいけど決して間延びしてない、どこか緊張感のある優しさで。「生きとし生ける物へ」を作ったとき、直太朗さんは僕より若かったわけで、どうやってあの領域までいってるんだろう? どういう人生だったんだろう?って勝手に考えると楽しいんですよね。自分の中に沸き上がる感情を直太朗さんはどうやってアウトプットできるんだろうって。森山言葉は違うかもしれないけど、意外と隙間産業だよ。安部隙間産業ですか?森山うん。自分の中にある疑いの気持ちとか、ズルい部分だったり、こういうことを歌ってる人はまだいないんじゃないか?みたいな、そういう気持ちでひたすら曲を作ってきた感じ。僕と御徒町凧が作ってきた歌には本当に色んなタイプがあるんだけど、その中で多くの人に評価してもらったのが、「生きてることが辛いなら」や「生きとし生ける物へ」だったりするわけで。実はその1曲の陰で、犬も食わないような曲がたくさん生まれてるんだよ(笑)。安部直太朗さんも、そうやって試行錯誤を繰り返してきたんですね。僕は曲作りで結構悩むタイプなんですけど、悩んだり行き詰まったりしたとき、直太朗さんはどうしてますか?森山僕も同じく悩むほうなんだけど、悩んでいる中にもサイクルがあって、スッと風穴が空いたときに、その悩みが曲になったりする場合があるでしょ。安部あります、あります。森山結局そういうことなのかなって思う。それが最近だんだんわかってきた。安部本当そうですね。森山逆に悩まなかったらどうなるんだろうね?安部悩まないと怖いですよね。そんな自分を信じられないっていうか。森山疑っていないと?安部自分のヤラしい部分は自分が一番よく知ってるので。そこから逃げるのはズルいんじゃないか?とか、よく思うんですけど。森山でも、そういう葛藤はみんなあるんじゃない?安部直太朗さんの中にもありますか?森山当然。自分の中のズルい部分にある程度折り合いをつけて、もうひとりの自分にテヘペロってすることもたまにある(笑)。ときにはそういう感じでもいいと思うよ。安部なるほどー。森山詞と曲は一緒なの?安部ちょっと前までは曲が出来たらそのあとに詞を書いていたんですけど、考えすぎるとつまらなくなるし、自分の中の鮮度が落ちるなと思って、最近は「せーの」で曲を合わせたときに、適当に歌った言葉を元にすることが増えています。森山じゃあ、どちらかというと曲が先?安部曲が先行するようになりました。フワッと感覚的に出てきた言葉は、メロディと言葉のニュアンスが合っていたら、そのまま活かそうみたい感じになってますね。あまりヒネったり、こねくり回してもよくならないということが感覚的にわかってきたので。直太朗さんはギターで曲を作るんですか?森山僕はギターのコードを7つくらいしか知らないんで、ギターで曲を作ると同じような感じになっていっちゃう(笑)。だから適当なハナモゲラ語の鼻歌で作ってる。そうすると、割と自由度と鮮度の高いものができる。安部鼻歌の段階でアレンジやリズムのイメージは浮かんでいるんですか? ちょっと跳ねてる感じだなとか。森山そうだね。ベタだけどね、僕のアイデアは。安部それをメンバーの皆さんに共有してやってみようってなるんですね。「さもありなん」とか、どうやってアレンジしたんだろうって思いました。直太朗ね(笑)。あれはすごく稀有なパターンで。4つのコードを繰り返す展開なんだけど、僕が家でルーパーの練習をしてたら、そこにたまたま遊びに来ていたギタリストの田中庸介くんがディレイとかを使って合わせてくれて、その場に居合わせた僕の奥さんがオルガンをフワーッて弾いたら曲の骨格が出来ちゃった。安部へえ。森山それをレコーディングで再現したんだけど、ああいう曲って揺らぎが大事だからクリックを使わずに自由なノリで演奏して。だからテレビとかで再現するのがめちゃめちゃ大変だったけど(笑)。遊びの中で生まれた曲だね。安部あのラフさというか感覚的な感じって、計算してできないものだろうなと思ったんですよ。森山すごくバンド的な作り方だったよ。「この音いいね!」みたいな。安部鮮度のいい音がどんどん入って来て。一番素敵な作り方ですね。森山日常との境がないほうがよくわからないものできるよね。偶然が引き起こす面白さみたいな。安部偶然を起こすために何か用意していることとかありますか?偶然ってどこまで自分で起こせるんだろうって最近よく思うんです。森山でもネバヤンというバンド自体、偶然の産物じゃない?TwitterのDMでメンバー募集するなんて、すごい選び方じゃん。俺だったら怖いよ(笑)。安部確かに、今考えると怖いですね(笑)。森山交際0日で結婚みたいなことでしょ?安部言われてみたら確かに(笑)。森山結婚してから、方向性を考えよう、みたいなことでしょ?安部そうですね(笑)。そこから約9年間一緒にやって来て、ある程度お互いのプレーがわかってきたところで、偶然がもたらしてくれるものの凄さや面白さを改めて見直してる感じです。森山長い間ずっと一緒にやってるメンバーだと、どうしてもある程度、計算できちゃう部分があるからね。それは僕も一緒。計算できるからこそ楽なときもあるんだけど、そういう現場からは自分の想像を超えるようなものは生まれてこないわけで。だから僕の場合は、なるべく本題に入らないようにしてる。安部あー!森山ずっとダラダラ無駄話をしたり。そういうことに耐えうるメンバーを選んでる。だから商業的なスタジオミュージシャンの人だと、ちょっと大変だと思う。「で、いつ始まるんですか?」って(笑)。どれだけ無駄な時間を過ごせたかっていう気高さみたいなところがメンバーの共通意識になるっていうか。安部わかります。森山意外と、無駄な時間の中にこそ面白さを生み出す何かがあるような気がするんだよね。「あのとき、あの場所で食べたうどん、超マズかったですよね」とか、音のニュアンスを伝えるとき、そういう共通感覚があると楽なんだよね。意識的に奇跡を起こすのは無理だけど、そういう余白を共有できるか否かは大きい。安部「なるべく本題に入らない」って、めちゃくちゃいい方法ですね。森山ネジリ鉢巻撒いて、「よし、やるぞ!」ってやって、いいものが作れるんだったら、いくらでもそうするけど、そういうことではないじゃん?弛緩した意識の先にあるものを表現するのが僕らの仕事だから。安部音楽には、“場”の空気感みたいなものも絶対反映されますからね。森山だから悩ましいのは、リハのいい雰囲気を、いかにライブで再現できるかということなの。当たり前なんだけどね。ステージに照明が当てられて、目の前にお客さんがいるわけだから。──非日常的な空間ですよね。森山そう。その非日常的な空間をいかに日常に近づけていくか。最終的に自分たちが帰る場所っていうのは、こういうなんでもない時間だったりすると思うんです。安部本当にそうですよね。永積さんや森山さんとお会いするときはいつも、なんでもない時間が流れている感じがして、それがとにかく楽しいんです。その空気感をお客さんとも共有したくて、今回のツーマンライブにお声をかけさせてもらったんです。──対バンのオファーが来たときは、いかがでしたか?森山もちろんうれしかったです。その反面、安部くんから凄いメッセージを受け取った気もして。「お前やれんのか?」みたいな(笑)。安部いやいや、そんなことないですよ(笑)!森山「やれんのか?」っていうのはアレですけど、僕はハナレグミやくるりとは、少し離れた惑星の住人なので(笑)。でも、なんとなくの共通項はあると思うんだよね。安部おこがましい言い方になっちゃいますけど、お三方は自分と同じ源流を持つミュージシャンだと勝手ながら思っていて。そんな先輩方とご一緒させてもらえるのは僕らにとって凄く意義深いことだと思うんです。早くも、めちゃくちゃ緊張してますけど(笑)。森山しかも今回ライブハウスでしょ?ライブハウスで演奏すること自体、僕は久々なんだよね。安部デビューした頃からホールですか?森山いやいや、そんなことはない(笑)。デビュー前は、西荻のワッツや吉祥寺の曼陀羅とか小さなライブハウスでやってたよ。そういう意味でも、今回は凄く新鮮な気持ちでライブに臨めると思う。フォークシンガーとして、ネバヤンファンの皆さんに楽しんでもらえるようなライブができたらいいな。安部よろしくお願いします!Text:望月哲(音楽ナタリー)Photo:山川 哲矢<ライブ情報>never young beach TOUR 2023 “春歌舞”4月17日(月) Zepp Nagoya出演:never young beach / ハナレグミ4月26日(水) Zepp Haneda出演:never young beach / 森山直太朗4月28日(金) Zepp Namba出演:never young beach / くるりチケット情報はこちら:関連リンクnever young beach オフィシャルサイト:森山直太朗 オフィシャルサイト:
2023年04月12日ハナレグミ、森山直太朗、くるりといった3組のアーティストをゲストに迎えたツーマンツアーを東名阪で行うnever young beach。ツアーの開催に先駆けて、ネバヤンのフロントマン・安部勇磨と対バン相手の対談を3回連続でお届けする。第1弾のゲストはハナレグミ。普段から親交があるという両者だけに、それぞれが理想とする“いい音”論や東京人特有のブルース感覚など、初回からディープな会話が繰り広げられた。──おふたりはプライベートでも親交があるそうですね。安部はい。ごはんに行ったり、いろいろ相談に乗ってもらったりしています。永積最初に会ったのはフジロックの会場だよね?安部そうです。永積僕が昔やっていたバンド(SUPER BUTTER DOG)のコーラスだったMegが安部ちゃんのボイストレーナーをやってたんだけど、彼女から「never young beachがフジロックに出るんだけど、ボーカルの安部ちゃんが永積くんと話をしたがってるよ」って連絡を受けて。で、バックステージで会って話をしたんだけど、会うなり安部ちゃんが30分くらいノンストップで喋り続けて。安部はははは。そうでしたね(笑)。ボーカルのニュアンスや楽器のこととか、気になることを凄い勢いで一気に聞いちゃいました。永積夜の11時くらいに暗闇の中でふたりで話したね。安部それこそ、「こないだのライブで使ってたストラトは何年製ですか?」とか、根掘り葉掘り聞かせてもらって(笑)。永積パッションが印象に残ったね。でも自分にもそういう素養があるから、すごくわかるなーと思って。安部あまりにも一方的に喋りすぎたから、ホテルの部屋に戻って反省しましたよ。「初対面でがっつきすぎたな……」って(笑)。永積いやいや、好きな話題だから楽しかったよ。その次に会ったのはいつだったっけ?安部たぶん、くるりさんの「京都音楽博覧会」だと思います。永積ああ、そうかも。安部そのときも舞台袖で、くるりが使ってるアンプについて話しましたよね?永積同じような話をね(笑)。安部その後もライブで競演するたびに機材の話とかをさせてもらって、そこから、だんだん仲よくしてもらえるようになって。永積安部ちゃんとは興味の対象が近いんだよね。「機材を買ったはいいけど、全然使いこなせないんです」とか言われて、「すげー、わかる!」みたいな(笑)。楽器や機材とか、安部ちゃんは何事にも入り込み度合いが凄くて。「凄い」というか「重い」(笑)。安部はははは。永積愛情の重さっていうのかな。その重さが凄く自分に近い。安部今はリイシューモデルもたくさん出てるし、わざわざ年代物のギターを買うのとかお金が勿体なくない?みたいな意見も耳にするんですけど、僕の中ではやっぱり本物を触ってみたいっていうのがあるんです。自分でも面倒くさいんですけど。永積いいでしょ? こういう熱いところ(笑)。安部60年代や70年代の音楽が好きなので、どうしてもそこに憧れがあって。無理してでもまずは本物に触れたい気持ちになってしまう。試奏して「うわ!すご!なんだこの音!」ってなるあの感じ。凄く興奮しますよね。永積本物を知ることって、実際に触ってみないとわからないよね。単なる情報じゃなくて。だから安部ちゃんは本当に知りたいんだと思う。安部当時のサウンドがどうやって生まれたのか、すごく気になるんですよ。──細野晴臣さんの音楽に興味を持ったときも、まず「HOSONO HOUSE」のオリジナル盤のレコードを買ったんですよね?安部はい。ちょっと高値だったんですけど、そこもヴィンテージ楽器とかと一緒で。ある人から見たら無駄な行為かもしれないですけど、迷いに迷って欲しいものに辿り着くという、一連の流れも含めて僕にはすごく楽しいし、意味のあることなんです。やっぱり音が好きなんですよね。曲を作るのも好きなんですけど、単純にいい音って、風が吹く音とかもそうなんですけど、それだけで気持ちいいし。──ちなみに安部くんが考える“いい音”とは?安部歌い手やプレイヤーの気配みたいなものが、ちゃんと封じ込められているような音が、僕にとっての“いい音”ですね。最近はジャズが好きになってきて。空気感があるものが好きです。永積僕も一緒かな。自分は音源を作るという行為が、いまだになかなか難しくて。基本的にライブの人間なんだろうね。頭で考えたものではなくて、体から自然と生まれてきた音が録れていたとしたら、それが僕にとっての“いい音”なんだと思う。でもそれって、すごく良い楽器でハイクオリティな音を鳴らしてるというのとは、また別の話で。音質が悪くても、「いいな」と思う作品はたくさんあるし。安部作り手のフィジカルを感じるものというか。永積そうそう。やっぱり“人”を感じたいんだよね。最近の音楽を聴いてると、たまに不安な気持ちになることがあって。脳みその一部にだけ、ものすごく濃いエキスをぶち込まれて、凄く刺激的ではあるんだけど、自分が置き去りにされてるような気分になってしまうというか……うまく言葉にできないんだけど。安部でも、すごくわかります。永積そういう意味で言うと、安部ちゃんが作る音楽を聴くと自分が今どこにいるか、ちゃんと確認できる感じがして安心する。だから僕の中でネバヤンは、すごく“いい音”を鳴らしてるバンドなんだよね。安部(しみじみと)うれしいなあ。永積さんは、いつも僕の話をまじめに聞いて一緒に考えてくれるんですよ。永積いつも安部ちゃんは、僕が何か喋るたびに、ちっちゃい声で「優しいなあ、優しいなあ」って言ってるよね(笑)。安部ははは。いつもじっくり話を聞いてくれるので。永積僕は「イエーイ! どう? 調子いい?」みたいなタイプじゃないしね(笑)。どちらかといえば、じっくり話したいし、会話に間ができちゃうくらいの感じが好きなんだよ。安部以前、森山直太朗さんに「安部ちゃんはヅミくん(永積)に似てるよね」って言われたことがあるんですよ。「ヅミくんも、結構考え込むタイプなんだよ」って。永積僕はMegに同じこと言われた(笑)。「安部ちゃんって、タカシに似てるんだよね」って。安部永積さんが悩んでることを僕に話してくれることもありますよね。「安部ちゃんは、いつもどんなふうに曲を作ってるの?」とか。永積そうそう(笑)。安部同じ目線で接してくれるから、凄く話しやすくて。「僕よりキャリアのある、永積さんみたいな人でも、モノを作るときに同じように悩んでるんだな」とか思うと気が楽になるんですよね。なかなかこういう感覚を共有できる人って少ないんです。人によっては「なんでそんな小さなこと気にしてるの?」で終わっちゃうこともあるけど、永積さんとは同じテンションで話せるので。永積目を借りるような気持ちっていうのかな。僕と安部ちゃんは同じものを見ても違って見えてると思うんだよね。簡単に言えば生まれた年代も違うし。でもそれって上と下じゃないんだよね。俺、年齢って前じゃなくて、横に進んでいくものだと思ってるの。1本1本、稲を植えていくみたいに。例えば今のタイミングで見る太陽の位置って、安部ちゃんとは確実に違うよね?安部そうですね。永積安部ちゃんは32本目を植えてて、俺は今、49本目を植えているっていう。その位置から同じ太陽を見て、それがどう見えてる?っていう話を俺は聞きたいんだよ。同じ太陽なんだけど、安部ちゃんの位置からは何が見えてるの?って。カメラマンの奥山由之くんが撮影したネバヤンのミュージックビデオで高円寺の街の風景が映ってるやつがあるよね?──「うつらない」のMVですね。永積俺のよく知ってる高円寺の街並みなんだけど、奥山くんや安部ちゃんたちが見ている風景とは何かが絶対に違うの。1、2枚くらいフィルターが違うというか。そこはずっと埋められない距離なんだと思う。でも、それが面白い。だから、いろいろ話を聞きたいし、変にカッコつけることもない。同じ太陽の話をしたいだけなんだからさ。安部ちゃんとは、そういう話ができるし、ちゃんと答えてくれるから。安部うれしいです。永積あとね、これは乱暴かもしれないけど、同じ東京人だっていうことが大きいかもしれない。安部あー!永積なんか俺、地方も東京もないかなって、ずっと思ってたの。でも、ふとした瞬間に、違うかもなと思ったんだよね。一言、二言で共感できる何かがある気がする。もしかしたら、東京に漂っている空気を身をもって知ってる者同士だから共感できる何かがあるのかなって。だから気楽なんだよ。言葉を積まなくていいし。安部東京出身者同士のほうが、笑いのツボとかも含めて、馴染むのが早いというのはあるかもしれませんね。永積あと東京出身者には、生まれながらに虚無感みたいなものもある気がする。俺は安部ちゃんの歌詞に若干それを感じてて。それは冷めてるというか……なんて言うんだろうな。でも俺はそれをブルースだと思ってる。心のどこかに空白を抱えてるというか。ネバヤンはライブも凄くエネルギッシュだし、1曲1曲に熱いものが込められていると思うんだけど、どこかにものすごく俯瞰な自分がいるのかなとも思う。そこに色気を感じるというか。そこが見逃せないんだよね、俺は。安部地方から東京に出てきてる人って、そもそも明確な意識を持っているから、そこはやっぱり生まれながら東京に住んでる僕らのような人間とは違うのかもしれないですね。その行動力みたいな部分に、僕は憧れてしまうんです。東京生まれだからこそわかる東京の良い部分はもちろん、良くない部分もあると思うので。そこにブルースを感じてしまうというか。ちょっとヒネくれてる部分があるんでしょうね。永積東京生まれの人間って、そういう視点を持つことで、やっと熱くなれるところがあるのかも。そうしないとニュートラルな感覚で日々を過ごせちゃうもんね。これだけたくさんの物に囲まれて、何不自由なく過ごせちゃうわけだから。自分というものを引き上げるときに、人によっては「金稼ぐぞ」とか「成り上がるぞ」とかで熱くなれると思うんだけど、僕らは自らを俯瞰で見ることによって、少し自分を引き上げようとしているのかもしれないね。安部ああ、そうかもしれないです。永積だからネバヤンの歌詞って沁みちゃうんだよね。だけど、「こういう気持ちになってほしい」とか、そういう感じはしないじゃん? 自分の目の前をスーッてカメラが通り過ぎていく感覚。聴き手をどこにも連れ去らないっていうか。そこがいいよね。すげー好きなんだよ、ネバヤンの詞が。安部ありがとうございます。新しいアルバムの音源って、事務所から永積さんに渡ってますか?永積もちろん!聴かせてもらったよ。またひとつ新しいスイッチが入ったなと思った。自分の中にある思いを伝えることに、より意識的になっているのかなって。安部そうですね。ソロアルバムの制作も同時進行してたんですけど、ソロとは違うアウトプットをしてみようと思ったので。永積ああいう言葉って、バンドだから言えるのかもしれないね。安部そうなんですよ。永積後ろに仲間がいるからこそ、放てる言葉というか。安部そうですね。バンドだからこそ出来る音楽を作りたかったので。永積バンド続けてよかったね。安部本当に今回のレコーディングは楽しかったです。でも、ずっと気になってたんですよ。永積さんは音源を送ると、いつもすぐにメッセージを送ってくれるので、今回はどうだったかな?って。永積実は今回、あえてすぐにコメントしないようにしたの(笑)。安部そうだったんですか(笑)!永積すぐに返事しちゃう自分が嫌になって、ちょっと時間を置いてみた(笑)。でも確実に音が変わったよね。安部音は変わりました。デレク&ドミノスとか聴きながら試行錯誤して。永積そこが不思議なんだよね。今、そっちに行くんだって。ビートルズとか、ちょっと前はT・レックスがいいとか言ってたもんね?安部サポートメンバーで入ってもらってるギターの岡田拓郎くんとかは、そのあたりの音楽を小学生の頃から聴いてたみたいなんですよ。でも僕は今ようやく、60~70年代の音楽の良さがやっとわかるようになってきて。時代と逆行してるみたいで、ちょっと恥ずかしいんですけど。──でも、狙って逆張りしているわけではないですもんね。ごく自然なモードでそこに辿り着いたという。安部そうなんです。「なんでマーク・ボランのギターはこんなシンプルなビートなのに飽きないんだろう?」とか、そういう発見が楽しくて。時代背景も含め、音楽にはその時代の空気感が入っていると思うんで。今は無くなってしまったものだから、余計知りたいんですよね。みんなでザ・バンド聴きながら「ここ、ヤベー!」とか言ってるのが楽しかったんですよね。──その空気感がアルバムに収められている?安部そうですね。土臭さというか。土臭い感じはもともと好きだったんですけど、そのフィーリングをさらに引っ張り上げてくれるメンバーと作業できたので。自分でも凄くいいアルバムが出来たと思います。だから永積さんがどう聴いてくださったのか、いつも以上気になって(笑)。永積俺、毎回「すげえ、いい」って言っちゃうんだけど、今回もやっぱり「すげえ、いい」としか言えない(笑)。安部ありがとうございます!永積メロディもいいし言葉もいいし……なんともゼツいなあ。安部うれしい!永積あんまり聴きすぎると、知らない間にパクっちゃいそうだから気を付けないと(笑)。安部いえいえいえ!僕も永積さんが作る音楽に影響を受けまくってるんで。永積でも安部ちゃんが僕にヒントを与えてくれるようなこともあるよね。「永積さんが、あえて声を張らずに、1曲通して低い声で歌ったら、どんな感じになるんですかね?」とか。安部僕の知りたい永積さんがいるんですよ。一緒にお酒を飲んでるとき、午前3時くらいに永積さんが見せる、どこか陰りのある表情というか。永積「そろそろ閉店です」みたいな、シャッターが閉まる直前の表情ね(笑)。安部永積さんの独り言みたいな歌を聴きたいんです。あんなに明るくて表情豊かなパフォーマンスができるということは、心の中に言葉にならないような寂しさを絶対に抱えていると思うんですよ。永積はははは。安部「男はつらいよ」の寅さんとかもそうじゃないですか。すごく明るいんだけど、どこかに陰りみたいなものがあって。僕は人のそういう部分に惹かれてしまうんです。永積さんのブルースをもっと聴きたいなと思って。永積でもブルースは大事だよね。和のブルース。安部ブルースがないとツマんないですよね。ネガティブなものを抱えながら表現してる人の面白さに勝てるものはないというか。そういう人が奏でる音楽って、節々に何かしら滲み出てくると思うんで。不器用でうまくいかなくても、転がってる人って面白いですよね。楽器買う時もそんなこと考えながら「どうにでもなれ」って勢いでいってます。永積こないだも、とんでもない値段のギター買おうとしてなかった?安部そうなんですよ。このギターを使ったら、いい曲が生まれてくるんじゃないか?って。そういう衝動を抑えられなくなっちゃうんです。永積安部ちゃんは、たまにロックンローラーになることがあるんだよなー(笑)。安部それで失敗して、「あちゃー」ってなることも多いんですけど(笑)。でも、そういうすべてが作り手の表現につながってくると思うんです。ぱっと聴いたらポップなんだけど、一瞬だけ陰りが見えてハッとさせられるというか。心の奥の柔らかい部分を刺激されるような、そういう曲が僕はたまらなく好きなんです。永積わかる。俺もそうだよ。安部でも最近すごく思うことがあって。自分は悩みすぎじゃないか?って(笑)。だからもう「悩んでます」って言わないようにしようと思うんですよ。永積ははは。代わりになんて言うの?安部なんて言ったらいいんですかね(笑)?永積「悩んでます」じゃなくて、「探してます」とかは?安部あー! 「探してます」っていいですね(笑)。これからは「探してます」って言うようにします。永積安部ちゃんは、自分の中にあるコアファイターみたいなものを探してるんでしょ?安部そうです、常に探してるんです。永積「僕のコアファイター知りませんか?」みたいな(笑)。僕もずっとそんな感じだけどね。でも楽しいよ。年々楽しくなってきた。安部悩んではいるんですけど、その時間も大切だし、結果それが楽しくなるための前振りになるというのもわかってはいるんです。永積でも、安部ちゃんは今すごくいい時間を過ごしていると思う。それまでにかけてきた時間って、絶対に1音1音に表れると僕は思っていて。単にブルーノートを奏でたら悲しみが表現できるわけじゃなくて、普通にドレミファソラシドって演奏しても、その人が過ごしてきた時間みたいなものが、ちゃんと響きに表れるんだよね。音楽ってそういうものだなって、最近さらに思うようになって。解明できてないことのほうが多いと思う。安部そうですよね。永積「僕はこう思うけど、実際どうなんだろう?」とか、安部ちゃんの中ではいろんな思いが渦巻いてると思うんだけど、たぶんその時点で安部ちゃんは音色を探しているんだと思う。器用に色んな音は出せないかもしれないけど、聴き手の心の奥深くに響くような音は出せるというかさ。そういう音にどんどんなっていくんじゃないかな。でも人を動かす音楽って、そういうものなんじゃないかな。時間はかかるかもしれないけどね。──さっき、安部くんから「自分は時代に逆行しているかもしれない」という発言が出ましたけど、コスパやタイパみたいな言葉が声高に叫ばれる現代において、じっくり時間をかけて表現を熟成させていくという行為自体も、ある意味、時代に逆行しているのかもしれないですね。それってすごく悲しいことですけど。安部そうなんですよね。今の時代「コスパがいい / 悪い」みたいなことって確かに正論だと思うんですけど。ただコスパが悪いほうが単純に笑えるんですよ(笑)。「すげえ無駄じゃん!」みたいな、そういう叫びが面白いものを生むんだと自分は思っていて。だから失敗したり、無駄だと思うようなこともどんどんやっていきたいんですよね。そういえば細野さんの「CHOO CHOO ガタゴト」っていう曲の中で、2番のAメロの頭だけクラップが2発入るんですけど、それが自分の中でずっと気になってたんですよ。永積うんうん。安部それをご本人に聞いてみたら、「ああ、あれね。 ドラムの(林)立夫が勝手に入れたんだよ」って(笑)。永積細野さんが知らない間に(笑)?安部そんなことありますー!?っていう(笑)。──いい感じにデタラメですよね(笑)。安部そう! デタラメで最高なんですよ! そういうところから生まれる面白さって絶対にあるし、実際、僕にとってそのクラップは、かけがえのない音になっているわけですから。モノ作りをする人は、そういう面白さを手繰り寄せる努力をしないと絶対にダメだと思うんです。永積そうだよね。安部僕がやってることはコスパとは真逆な行為かもしれないとか思うこともありますけど、そういうときに永積さんの「サヨナラCOLOR」を聴いて、「絶対に負けないぞ!」って思うんですよ。波風を立てるのを恐れてはいけないって。僕、映画とか観ても泣けない人間なんですけど、「サヨナラCOLOR」を聴くと爆泣きするんですよ。永積そうなんだ。安部わんわん泣いて、ストレス発散して、元気を貰えるんです。「サヨナラCOLOR」って、たぶん永積さんが悩んでいるときに書いた曲だと思うんですけど、誰かを助けたいとか思って作ったわけではないじゃないですか。その曲が、こんなふうに違う誰かを救ってるんだなって思うと、音楽って本当に素晴らしいですよね。──あの曲はいろんな人を救っていると思います。安部本当そうですよ!永積あはは。どうだろう? だとしたらうれしいけど。安部今まで永積さんにはそういう意味でもお世話になっているので。だから今回の対バンも自分にとっては、「遂に!」という感じなんです。ハナレグミとツーマンライブをやるのは初めてなんで。永積めちゃくちゃうれしいよ。今回のライブに向けて、バンドメンバーを選出したから。安部ええ! そうなんですね!永積リズム隊はドラムの(伊藤)大地と、EGO-WRAPPIN’でベースを弾いてる真船勝博くん。キーボードはYOSSY、ギターは石井マサユキさん。ネバヤンと一緒にやらせてもらうのであればドカンといけるようなメンバーがいいかなと思って。安部楽しみです。永積安部ちゃんはライブへの向かい方にもすごく共感するんだよね。「いい時間を残したい」って気持ちがすごく伝わってくる。その日のパッションを全部使って客席とひとつになりたいんだろうなって。それは俺もまったく一緒で。安部なんかもう、名古屋ではめちゃくちゃになりたいですね!永積うん、めちゃくちゃになりたい!安部ハプニングも含めて楽しいというか。で、その楽しさがぐんぐん加速していくような。その感覚をお客さんもそうですし、永積さん、ハナレグミのメンバーの皆さん、そしてネバヤンのメンバー全員で共有したいですね。会場にいる全員でめちゃくちゃに盛り上がって、「あー、今日、気持ち良かったな!」って心から思えるような1日にしたいです。Text:望月哲(音楽ナタリー)Photo:山川 哲矢location:Indian canteen AMI<ライブ情報>never young beach TOUR 2023 “春歌舞”4月17日(月) Zepp Nagoya出演:never young beach / ハナレグミ4月26日(水) Zepp Haneda出演:never young beach / 森山直太朗4月28日(金) Zepp Namba出演:never young beach / くるりチケット情報はこちら:関連リンクnever young beach オフィシャルサイト:ハナレグミ オフィシャルサイト:
2023年04月10日10月16日に神奈川・茅ヶ崎サザンビーチ特設会場で開催される『PACIFIC BEACH FESTIVAL’22』の追加アーティストが発表された。2018年から始まった同イベントは、湘南の茅ヶ崎サザンビーチで行われるビーチカルチャーフェスティバル。サザンビーチの空の下、ミュージック&マーケット、フードなどが楽しめる。今回アナウンスされたのはnever young beach、SPiCYSOL、in-d(CreativeDrugStore)の3組。そのほかペトロールズ、Ryohuの出演も予定されている。チケットは先着先行を9月25日まで受付中。<イベント情報>PACIFIC BEACH FESTIVAL’2210月16日(日) 神奈川・茅ヶ崎サザンビーチ特設会場OPEN10:00 / START11:00【出演】never young beach / ペトロールズ / SPiCYSOL / Ryohu / in-d(CreativeDrugStore)【チケット情報】前売:6,600円当日:7,700円(各税込・ドリンク代別途1000円必要 / 2ドリンク)■ぴあ独占先着先行受付期間:9月25日(日) 23:59まで受付URL:公式サイト:
2022年09月15日安部勇磨がソロアルバム『Fantasia』の発売に先駆け、リード曲「おまえも」を6月2日(水)に先行リリースする。また本楽曲の事前予約が5月19日(水)からスタートし、併せてジャケットも公開された。2014年からnever young beachのボーカル&ギターとして活動をしている安部勇磨。彼が新たに立ち上げた音楽レーベル「Thaian Records」の第1弾作品として、自身初のソロアルバム『Fantasia』を6月30日(水)に発売する。先行リリースされる「おまえも」は、安部の自宅にあるゴジラのフィギュアを見つめながら、孤独感と優しさを表現しようと書いた1曲。この曲には、安部が音楽人生において大きな影響を受けた、アメリカを中心に活動するシンガーソングライターのデヴェンドラ・バンハートがギターで参加している。さらに音楽家として安部が最も敬愛している細野晴臣がミックスを手掛けた。SpotifyのPre-save、Apple MusicのPre-addボタンをクリックすれば、自身のお気に入りまたはライブラリに「おまえも」が予約登録される。これによって配信初日に聴き逃がすことなく新曲を楽しむことが可能だ。なお野村訓市がナビゲーターを務めるJ-WAVE『TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING』にて、5月30日に安部勇磨がゲスト出演し「おまえも」のオンエアも決定している。こちらも併せてチェックしてほしい。■リリース情報安部勇磨『おまえも』6月2日(水)主要DSPで配信Pre-add, Pre-save事前予約: 受付期間:5月19日(水)17:00~6月1日(火)23:59安部勇磨『ファンタジア』6月30日(水)発売定価:2,970円(本体2,700円、税率10%)収録曲:M1.ファンタジアM2.おまえもM3.おかしなことばかりM4.素敵な文化M5.さわってみたらM6.風まかせM7.テレビジョンM8.ありがとさんM9.さよならM10.ピンと来たほうへM11.意味なんかなくてもM12.おたよりAll Music & Lyrics by 安部勇磨予約ページ: ■番組情報J-WAVE 81.3FM『TUDOR TRAVELLING WITHOUT MOVING』5月30日(日)20:00~20:54放送ナビゲーター:野村訓市ゲスト:安部勇磨
2021年05月19日never young beach が、初の有料配信ライブ「The Pentagon Session @ Setagaya Studio」の開催を発表した。今回開催される「The Pentagon Session」は、一癖も二癖もあるnever young beach流ライブ配信プログラム。映像作家Pennackyが監督が務め、never young beachと共にこれまで見たことのないライブ体験を演出する。配信は7月24日(金)20:00よりスタート。ライブ配信終了後にはメンバー4人によるトークライブ生配信も予定している。さらに、never young beachのOFFICIAL STOREも近日オープン予定。そちらも合わせてチェックしてほしい。■never young beach「The Pentagon Session @ Setagaya Studio」【出演】never young beach、田中ヤコブ(a.k.a 家主)【日時】7月24日(金)20:00 開演/21:00 トークライブ開始【チケット】2000円(税込) ※別途各種手数料がかかります。【注意事項】・トークライブは7月24日のみとなりアーカイブでご覧いただくことはできませんので、ご注意ください。・チケット購入者は配信終了後3日間(7月27日23:59終了予定)アーカイブでご覧いただけます。・3日間のアーカイブはライブ映像のみとなります。・電子チケット販売プラットフォーム、ZAIKOへの登録が必要となります。・配信のURLは購入したZAIKOアカウントのみで閲覧可能です。・チケットのご記入前に、記載の注意事項をよくお読みいただき、配信ライブ視聴に適したインターネット 環境・推奨環境をお持ちかどうか必ずご確認ください。・途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、生配信中は巻き戻しての再生はできません。
2020年07月17日never young beach(ネバーヤングビーチ)のニューシングル「サイダーのように言葉が湧き上がる」が2020年5月13日(水)リリース。「サイダーのように言葉が湧き上がる」同名アニメ映画に書き下ろした新曲never young beachのニューシングル「サイダーのように言葉が湧き上がる」は、5月15日(金)に公開する劇場版オリジナルアニメーション『サイダーのように言葉が湧き上がる』の主題歌として書き下ろした新曲。カップリングに新曲「シティサイド・ラプソディ」を収録し、CDと7インチ・アナログ盤の2形態でリリースする予定だ。また、自主制作レーベル・リル・デイジー(LI’L DAISY)に所属するアーティスト岡田崇によるもの。楽曲と映画に共通する世界観を淡い色彩で表現している。【詳細】never young beach「サイダーのように言葉が湧き上がる」リリース日:2020年5月13日(水)価格:CD 1,000円+税、7インチ・アナログ盤 1,500円+税<収録曲>・CD1.サイダーのように言葉が湧き上がる2.シティサイド・ラプソディ3.サイダーのように言葉が湧き上がる(インストゥルメンタル)4.シティサイド・ラプソディ(インストゥルメンタル)・7インチ・アナログ盤サイドA サイダーのように言葉が湧き上がるサイドB シティサイド・ラプソディ
2020年04月04日高橋一生と蒼井優共演でタナダユキが自らの小説を映画化した『ロマンスドール』。この度、「never young beach」が新曲2曲を書き下ろし、それぞれ主題歌、劇中歌として起用されることが分かった。安部勇磨(Vo, G.)、阿南智史(G.)、巽啓伍(B.)、鈴木健人(Ds.)の4人からなる「never young beach」は、土着的な日本の歌のDNAをしっかりと残しながら、USインディなど洋楽に影響を受けたサウンドと極上のポップなメロディ、そして地に足をつけて等身大の歌詞をうたった楽曲で音楽シーンに一石を投じる存在として注目を集めるバンド。2014 年春に結成し、FUJI ROCK FESTIVALほか様々なフェスやライブイベントに参加、2017年にはメジャーデビューアルバムをリリース。近年は日本だけでなく中国、台湾、韓国、タイでもライブ出演している。「自分たちのつくった曲が映画館で流れるという経験がないのでワクワク」と今回の起用について喜んだ「never young beach」は、「映画から受けた印象は、余白があって、凄く素朴。だからこそ役者さん、音、映像、様々な個性を感じられました。人間、誰かを愛しても様々なすれ違いがあると思います。ベストな状況は少しの間。日々の中、互いに変わっていき、ぶつかる。それでいいと思うんです。正しさだけが人を救うわけじゃない。疲れちゃう。どんな状況になっても受け入れ、楽しみ、互いの違いを理解出来たら。愛するということは許すということなのかな。そんなことを思い作りました」と楽曲制作の思いを明かしている。さらにメンバーのひとり、Vo,&G.の安部さんは、映画主演の高橋さんの弟。「never young beach」が主題歌を担当すると聞き、「えー!」と思ったという高橋さんは、「兄だけど。好きです」と主題歌を聴いた感想を語っている。そして、タナダ監督も「その詞や曲、歌声が、主人公の哲雄の哀しみや後悔をもやさしく肯定してくれているようで、深くあたたかく胸に響き、感極まりました」と絶賛している。『ロマンスドール』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会音楽 2020年1月、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開予定©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン
2019年10月22日都会に映える60’sなウエスタンシャツ アメリカの1960年代のウエスタンシャツを、ヤンオル流に今の気分でブラッシュアップ。ユニセックス展開なので男性はもちろん、女性はオーバーサイズに着たり、ワンピースとして着こなしたりしても◎。FLANNEL WESTERN SHIRTS¥26,000(税抜) 左:FLANNEL WESTERN SHIRTS(NATIVE)¥26,000(税抜)、右:TIN STRAP FLANNEL SHIRTS(BAMBI)¥27,000(税抜) 強いデニム愛が詰まったスタンダードアイテム ブランドの代表的なアイテムと言えるデニム。加工は全て1点ずつ手作業で行われ、ヴィンテージデニムさながらの色落ちを再現。作り手の熱い想いが注がれたデニムジャケットは、定番品として永く着続けたい1着。YOUNG DENIM BLOUSE ¥40,000(税抜) 背中で魅せる、ジャカードニットカーディガン バックに大胆に配したバッファロー柄がインパクトあるロングカーディガン。同シリーズはどれも画家ジョージア・オキーフの作品を彷彿とさせる印象的なデザインがポイントに。表地はモヘア、裏地はウールのジャカード編みで、デザインだけでなく暖かさも優秀。GHOST RANCH LONG CD¥60,000(税抜) GHOST RANCH LONG CD各¥60,000(税抜) マスコットモチーフのキャット刺繍に一目惚れ ヤングさんとオルセンさんが飼っているという猫のモチーフを刺繍したこのキャップは、定番となっている人気シリーズ。今季は秋冬らしいウール素材でカラーバリエーションも豊富に登場。いつものスタイルに差し色と遊び心をプラスして。JIMMY THE CAT WOOL CAP各¥9,500(税抜) ハードさをやわらげた、女性が着やすいライダース 羊革ならではのシボ感が、ライダースのハードなイメージを程よく緩和。ボトムスには甘いスカートを合わせるのも、パンツでボーイッシュに仕上げるのも良し。サイズもコンパクトで着やすく、スタッズ使いなどのディテールにもこだわりが光る。VINTAGE BIKERIDER JACKET¥120,000(税抜) 普段使いできる理想のファーコートは、一生ものアイテム レッキス特有の上品な毛並みとツヤ感が特徴のファーコート。ゴージャスなのに、どこかヴィンテージムードが漂い、普段使いのできそうなデザインが嬉しい。濃淡のある毛並みと、切り替えが映えるバックスタイルも魅力。REX FUR FRENCH COAT¥240,000(税抜) 「ニクイ」と思わせるエッセンスが随所に散りばめられたデザインで、今シーズンも楽しませてくれる『YOUNG&OLSEN DRYGOODS STORE』。各アイテムに落とし込まれた背景・ストーリーが、写真だけでは伝わりにくいのが惜しいほど。ここで紹介した以外にもすてきなアイテムが続々とリリースされているので、ONLINE STOREや取扱店でチェックして! photo:中島福美子 【お問い合わせ先】GOONie 03-6441-2142 YOUNG&OLSEN DRYGOODS STOREInstagram:@youngandolsen
2018年10月26日ハンバーガーセットをイメージした、CIAOPANIC 30th記念コラボ ブランド創業30周年を迎えた『CIAOPANIC(チャオパニック)』が、9/14(金)より「30th ANNIVERSARY SET」と銘打ったスペシャルコラボコレクションを発売。 ファストフード店のハンバーガーセットをイメージして、ハンバーガー・ナゲット・コーラ・ポテトそれぞれの食べ物をコラボレーションアイテムで表現。30周年を祝うに相応しい豪華な内容になっています。 その中から「ハンバーガー」をテーマにした『BIG MAC×YOUNG & OLSEN×CIAOPANIC』のコラボコレクションをピックアップ! アメリカ王道ワークウェアブランドをヤンオル流に再構築 古着やヴィンテージ好きにはおなじみの王道アメカジブランド『BIG MAC』。そこに『YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE』の世界観をプラスして『CIAOPANIC』のために新たにデザインされたコレクション。 コラボ記念のロンTをはじめ、『BIG MAC』の過去のワークウェアをデザインソースに、現代のファッションに溶け込むように製作されたデニムやカバーオールが登場。 さらに『YOUNG & OLSEN』らしいユニセックスで着用できるネルパーカやロングネルシャツなど、どこか懐かしくも新鮮なアイテムがラインナップ。 (左から時計回りに)プルオーバーネルシャツパーカ¥13,824(税込)ビッグチェックのヘビーネル生地で、90年代に流行したネルパーカのデザインを再現。ビッグシルエットで、裾の紐を絞って着用することでシルエットの変化が可能。オーバーオール¥15,984(税込)アメリカン・ワークウエアの雄たるBIG MACが50年代に作っていたオーバーオールを、ディテールを削ぎ落としてすっきりしたデザインにアレンジ。レッドステッチとターコイズブルーのバータックが、なんともかわいらしい1着。 トートバッグ/エコバッグ¥5,184(税込)今回のコラボ限定のロゴをオン。紐部分の結び目で長さが調整でき、肩や首に掛けたり手首にぶら下げたりとシチュエーションに応じて使用できます。雑誌やA4用紙が入る便利なサイズ。 裏ボアデニムカバーオール¥18,144(税込)BIG MACが50年代に作っていたカバーオールに、ミントグリーンのボア裏地とキルトの袖裏を配して再構築。こちらもレッドステッチとターコイズブルーのバータックに注目。 ボックスロゴロンT¥6,264(税込)コラボ限定ロゴプリントのロンTは、6オンスウルトラコットン地に耐久性のあるリブ&首回り。アメリカンスタンダードなボックスシルエットは、裾をタックインしてヤング・アメリカンな着こなしを楽しんで。 ネルシャツ/チェックシャツ各¥10,584(税込)BIG MACの象徴とも言える定番ネルシャツを、形も柄も“FAT”仕立てに。ユニセックス仕様で、女性は袖のボタンを深く閉じればチュニックのように着られます。 ワークエプロン/ガーデニング¥6,264(税込)ヴィンテージのワークエプロンをモチーフにしたアイテム。DIYやガーデニング、ファッションとしてスタイリングのアクセントに。 アメリカン・ワークウェアを代表する『BIG MAC』と、アメカジやヴィンテージに造詣の深い『YOUNG & OLSEN』という最強タッグが生んだ特別なコレクションは、アメカジマニアならずとも要マーク! この他にも『GRAMICCI』、『iTTi』、『NuGgETEE』の3ブランドが各コラボコレクションをリリースしているので、こちらもあわせてチェックして。 「CIAOPANIC 30th ANNIVERSARY SET」特設ページ9月14日(金)より順次発売発売店舗:CIAOPANIC全店、WEBSHOP 【お問い合わせ先】GOONie 03-6441-2142 text : Yu Konisho
2018年09月21日「ヤング氏とオルセンさんという若い男女が切り盛りしている、世界のどこかにあるらしい小さなお店」というコンセプトのもと、2015 SSからコレクションをスタート。デビューからまだ3年目のブランドですが、その人気と知名度は着実に上昇し続けています。有名セレクトショップでの取り扱いやPOP UP SHOPの展開、別注コラボアイテムが話題になるなど、このブランド名を耳にしたり、アイテムを目にしたりする機会も多いのではないでしょうか? その魅力は、おしゃれマニアのハートをキャッチする独自の世界観と、確かなもの作りにあります。アイテムごとに背景があり、ビンテージや実在するアーティスト、ファッションアイコンなどからインスピレーションを得て、それを忠実に再現しながらも、現代らしく見事に昇華させています。 今回はそんなブランドのこだわりを堪能できる定番アイテムを厳選してご紹介します。 別注も数多く誕生したブランドの代表的アイテム ブランドのシグネチャーアイテムとも言える、人気のブロードリブシリーズ。針抜き天竺という、60〜70年代を思わせるレトロテイストな編み地が特徴で、70’sを代表する女優でありファッションアイコンでもあるジェーン・バーキンのように、ジーンズに裾を入れてさらりと着こなして欲しい1着です。クルーネック、Vネックともに計算された絶妙な首の開き具合も魅力。バックレースアップタイプはクルーネックで、長袖のみの展開です。 ブロードリブクルーネック各¥9,000(税抜)、ブロードリブVネック各¥9,000(税抜)、ブロードリブバックレースLS各¥11,000(税抜) シルエットや色落ち、細部にこだわり抜いた名品デニム (左前)永年定番デニムのこちらは、腰回りはゆったり、裾にかけてほっそりさせたテーパードシルエットで、幅広い着こなしにマッチします。古くからLEE社のジーンズに使用されている左綾デニムの特徴である、独特の縦目の強い色落ち感が魅力です。(カラーはリジットとウォッシュアウトの2タイプ)ヤングスターリーンズ(ウォッシュアウト)¥25,000(税抜) (中)極端に深い股上と、やや長めのレングスが特徴です。大きくロールアップしてスニーカーを合わせた着こなしもおすすめ。夏は半袖やノースリーブとも好相性です。50’sレディジーンズ¥27,000(税抜) (右奥)あえてオーバーサイズに作られたシルエットを、両サイドに付いたシンチでウエストをぎゅっと絞って穿いてほしい1本。(カラーはリジットとウォッシュアウトの2タイプ)ビッグシンチジーンズ(リジット)¥28,000(税抜) 上質とこなれ感を両立させたレザートートバッグ 使うほどに独特の味わいが生まれて、かつ高級感が損なわれることのない、シンプルなレザートートバッグ。人気のMサイズは男女ともに違和感なく使える小ぶりなサイズ感で、A4やレターサイズも収まります。ハンドルはあえて短く設定し、肩にかけず手に持つことでこなれた印象に。無地に加え、ペインターの手描きによるイニシャル入りデザインもラインナップ。 ペインターレザートート各¥34,000エンボスドレザートート各(M)¥30,000、(L)¥34,000 米軍のトレーニングシューズを日本人向けに再現 バルカナイズド製法のシューズの聖地である福岡県久留米市の「ムーンスター」社で製造されているスニーカー。甲高・幅広の足型の人にも履きやすいよう木型からオーダーし、シンプルでありながら日本人の足にフィットする作りになっています。注目すべきは70年代後半から80年代前半にかけての米軍のトレーニングシューズをベースにしたデザイン。かかと部分の内側にコントラクトナンバーと製造会社をスタンピングし、細部を忠実に再現しています。 裏がコルク、表面がボア素材のインソールと、6ホールのスニーカーに装着するとジップの開閉で着脱が可能になるアーミーレースジッパーもおすすめです(ともに別売)。 ジムナジウムシューズ¥13,000(税抜)、インソール¥4,000(税抜)、アーミーレースジッパー¥7,000(税抜) 老舗アウトドアブランドとのコラボアイテム カリフォルニアの老舗アウトドアブランド「アウトドアプロダクツ」とのコラボレーションで生まれたアイテムです。90年代の名作「124 fanny pack」を復刻アレンジしたウエストポーチは、バックルに米軍採用基準のものを使用するなど、見た目以上に本格的な作りになっています。バックパックはコーデュラナイロンを使用し、本来の収納力や使いやすさはそのままに、「ヤンオル」らしいデザインでアップデート。ブランドロゴは刺繍になっています。 (奥)アウトドアビンテージ452各¥16,000(税抜)、(手前)ファニーパック各¥9,500(税抜) なめらかな肌触りと上品なツヤの極上インナー コットン100%のインナーシリーズは、綿でありながらシルキーな光沢感があり、さらっとした極上の肌触りが特長です。カジュアルな見た目に反して、身に着けると大人っぽく都会的な仕上がりを実感できます。 ブラ各¥6,000(税抜)、ショーツ各¥4,000(税抜)、メンズショーツ各¥5,000(税抜) 前出のインナーと同素材を使用したフレンチT。直接肌に触れるTシャツも、極上のなめらかな肌触りとシルエットにこだわって作られていて、一度着るとやみつきに。 フレンチT各¥8,000(税抜) アイテムのすべてにストーリーがあり、細部にまでこだわったもの作りでファッション通をも唸らせる『YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE』。実店舗を持たないながらも、数多くのセレクトショップで展開される人気の理由がわかります。今後もPOP UPや別注アイテムが登場する予定なので、18秋冬コレクションとあわせて期待せずにはいられない要注目ブランドです。 問い合わせ先:GOONie 03-6447-2142YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE text:Yu Konisho
2018年06月26日タワーレコードの「NO MUSIC, NO LIFE.」ポスター意見広告シリーズ最新版に、never young beach とKICK THE CAN CREWの2組が決定。この最新版ポスターは、7月14日(金)よりタワーレコードおよびTOWERmini全店にて順次掲出予定。また、各アーティストの対象商品をタワーレコードおよび TOWERmini 全店、タワーレコード オンラインにてご購入いただいた方に、オリジナル特典をプレゼント。アーティスト紹介never young beach(ネバーヤングビーチ)7月19日(水)に待望のメジャーデビュー作となる『A GOOD TIME』をリリースするnever young beachが登場。ヴォーカル・安部勇磨の自宅にメンバーが集まって撮影を行った。never young beach『A GOOD TIME』をタワーレコードおよびTOWERmini全店、タワーレコード オンラインにてご購入いただいた方に、サイン入り「NO MUSIC, NO LIFE!」ポスターが当たる応募抽選付ポストカードを先着でプレゼント。KICK THE CAN CREW(キック・ザ・カン・クルー)6月19日(月)に東京・TOKYO DOME CITY HALLで開催された、KREVAの全国ツアー「KREVA CONCERT TOUR 2017『TOTAL 908』」の最終公演で、8月30日(水)に約14年振りにニューアルバム『KICK!』をリリースすることを発表したKICK THE CAN CREWがNO MUSIC, NO LIFE.ポスターに初登場。KICK THE CAN CREW ニューアルバム『KICK!』をタワーレコードおよびTOWERmini全店、タワーレコード オンラインにてご購入いただいた方に、「NO MUSIC, NO LIFE!」ポスターが当たる応募抽選付ポストカードを先着でプレゼント。
2017年07月16日夏、海、音楽、そしてフルーツ! 『Viva La Fruits @ Beach Rock 湘南』(8月20日(土)開催)は、夏のお楽しみがぎゅっとつまった、とびきりハッピーなイベント。海の家でフレッシュなフルーツビュッフェを味わいながら音楽も楽しめてしまうという、贅沢なひとときを堪能できる。会場は湘南・片瀬海岸西浜海水浴場にある海の家「Beach Rock 湘南」。いつも大勢の海水浴客とライブやパーティでにぎわう南国風の店内が、この日はフルーツの甘い香りに包まれる。スイカ、パイナップル、グレープフルーツ、キウイフルーツなどの旬のフルーツと南国フルーツ約20種類がビュッフェ形式で登場。ずらり並んだフルーツに思わず目移りしてしまいそうだ。提供されるフルーツは、東京・中野の都立家政駅前で創業70年を迎える老舗フルーツショップ「フタバフルーツ」によるもの。“健康・美・調和”をテーマとしたワークショップなど、フルーツを軸に幅広いイベントを行っているユニークなフルーツ屋さんで、音楽とのコラボレーションによる「Viva La Fruits」も東京や湘南など各地で開催中。「Beach Rock 湘南」での開催は今年で3回目となり、フルーツもライブも、ますます充実の内容となっているようだ。昼からの開催なので、もちろんお子様連れもOK。夏の終わりの思い出に、日焼け後のビタミンC補給にも、フルーツと音楽をたっぷりと堪能してみてはいかが?『Viva La Fruits @ Beach Rock 湘南』日時:2011年8月20日 • OPEN13:00 CLOSE19:00会場:Beach Rock 湘南(神奈川県藤沢市片瀬海岸西浜海水浴場16番)料金:前売り¥2,500 / 当日¥3,000(w/ 1ドリンク & フルーツビュッフェ)チケット:フタバフルーツ店頭、メール(銀行振込)購入・お問合せ:reservation@futaba-fruits.jpイベント情報・チケット購入方法詳細: 取材/池田美砂子
2011年08月16日