Be inspired!がお届けする新着記事一覧 (16/30)
自分の目で見て感じて、自分で決めること。人と比べないこと。自分の好きなことに真面目であること。「自分探しの旅」「自分らしさ」「自分の軸」…。“じぶん”って何なんだ。いろんな人との出会いがある中で私はどんな生き方をしようか。自分でブランドopnner(オプナー)を立ち上げ「タトゥーシールデザイナー」として活躍している岩谷香穂さんにインタビューを行った。ポートランドで見つけた理想の働き方その後、ZINE作りを学んだMOUNT ZINEでの交流がきっかけとなり、ポートランドで行われるCREATIVE CAMP in PORTLANDの存在を知った。CREATIVE CAMP in PORTLANDとは、“クリエイティビティを発揮して、未来を見つける”というテーマで自由大学が主催しているプログラムのことである。自由大学とは、誰でもいつからでも学ぶことができる開かれた学びの場だ。参加者は、PNCAとの共同プログラムで美術作品制作や、ポートランドらしいデザインを提供するクリエイティブエージェンシーのOMFGCOへの訪問などができる。「人生を変えたい」と心に決めていた岩谷さんはこのプログラムに興味を持った。彼女の母親は高校の時から病気をしていて、当時は身体状況が不安定な状態が続いていた。そんな母や父は常にサポートしてくれていた。だから彼らに「人生変えた姿を見せれるチャンス」だと感じたそうだ。行くと決めてからの1年間は、服も一着も買わないで資金を貯め続けたので、「やり遂げて人生変えるぞ!」という思いが半端じゃなかったです。自分を見つめ直し、決断する。帰国後は、就活の準備をしながらもタトゥーシールの制作をし続けた。しかし本格的に就活を始めようとした矢先に過労は頂点に達し、右耳が聞こえなくなってしまう。「人前で話す面接も苦手やし、そこを超えてもそっちのルートは嫌やわ」って思ってタトゥーシールに生きようと決めました。そして地道にタトゥーシールで店舗を出したりイベントなどの活動を続けていた彼女に、opnnerのタトゥーシールを取り扱ってもらえる渋谷の桜丘のお店のオープンの話が舞い降り、それを機に上京を決意。(東京に上京するとき)その時点で家も決まっていなかったけど、「家ないくらいはええか」と思えたんです。彼女はポートランドで見た多様な生き方などから「自分の好きなこと、やりたいことを尊重する」自分らしい生き方を考え、立ち止まっては、失敗を恐れず自分が素直にやりたいと思うことを尊重して生きてきたのだ。opnnerでの働きがい自分と向き合い、決断した道はまっすぐ進む。そういうやり方で道を切り開いてきた彼女の生き方は、かっこいい。どこかにある“はず”の「自分」を探すのではなく、「自分が好きなもの」に対する自然な“感情”を大切に、素直に生きることが大切なのではないか。自由大学の Portland CREATIVE CAMP自由大学が主催するCREATIVE CAMPの詳細は以下。今年は7月30日から8月5日まで。締め切りは7月9日(日)。お申し込みはこちらから。Freedom university Text by Ayane KumagaiーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!まるで「うつ病」の特効薬。精神病をサポートするポップでカラフルなバンドエイド型タトゥーの正体 「バンドエイドは回復のシンボルだ」。そう言い聞かせながら、「うつ病」と「不安障害」を長年抱える自分を励ますために両親のリビングルームでハサミやノリを使って“バンドエイド型の...
2017年07月08日日本の食卓に当たり前に馴染んでいる日本茶。しかし「オーガニックの日本茶」を求める声は、国内外で多いにもかかわらず非常に少量で、過去5年間いずれも総生産量の2〜3%を推移しているという現状だ。(参考元:農林水産省資料)そこで今回Be inspired!は、生産農家と消費者の架け橋として「オーガニックの日本茶」を広めるために奔走する、ひとりの男性に話を聞いた。NY発、「オーガニックの重要性」を気づかせる日本茶ブランドとは。
2017年07月08日「まるで家族のよう」と選手もコーチも感じる仲良しでピースフルなサッカークラブがアメリカ、オレゴン州のポートランドに存在する。その名も「Portland Community Football Club(PCFC)」だ。そのクラブは“すべての人”に門戸を開いている。というのも、経済的に恵まれない家庭や子どもたちや、LGBTQの人たち、移民難民といった第二言語として英語を話す人たちなど、すべての人に「サッカーを教わる機会」と「フェアプレーの精神を知る機会」を提供しようとケイグ・ライター(Kaig Lightner)氏が創設したからだ。彼自身もトランスジェンダーで、この事実を彼自身はオープンにしているが、普段の練習で接している子どもたちにはまだ「彼がトランスジェンダーだ」ということを打ち明けていなかった。そこで彼は練習中にクラブの子どもたちに「僕はトランスジェンダーだ」と告白し、その動画をSNSにポスト。彼は自分自身が何者であるかを日々一緒に練習し、常に共にあると感じている子どもたちとも共有したいという思い、自分と同じ境遇にある人にも見てもらいたいという思いから今回の決断に至ったという。今回Be inspired!は、その動画の反響についてや、彼のサッカーに対する思い、PCFCの今後の目標や展望についてケイグ氏に伺った。※動画が見られない方はこちら「動画に対するみんなの反応はポジティブだったよ」自身がトランスジェンダーであるということをクラブの子どもたちにカミングアウトするという動画の中の子どもたちの反応もポジティブであり、この動画を見た人たちからもfacebookを通して非常に支持的なメッセージを多くもらったという。この動画を通して彼はスポーツのルールにおける、ダブルスタンダードについても指摘している。サッカーに限らずスポーツでは女子はどうプレーするか、男子はどうプレーするかという多くのルールがある。これはフェアではない。確かにスポーツはルールがなければプレーすることが出来ないがケイグ氏のように男子の心を持ちながら女子として育ち女子としてプレーさせられる環境に置かれてしまう人たちが窮屈な思いをしてしまうことは否定できない。「すべての子どもたちにサッカーの美しさを学んで欲しい」先述したようにPCFCが受け入れているのはLGBTQの人たちだけではなく、経済的に恵まれていない家庭の子どもたちも受け入れている。彼らはユニフォームやジャージ、すね当てなどのサッカー用具を無料で支給するなどしている。私たちはすべての子どもたちにサッカーを通して技術の向上はもちろん、チームスポーツの美しさを学んで欲しいんだ!そしてチームの一員であることによって信頼、コミュニケーション、責任といったことを通して彼らのコミュニティでリーダーになる機会を提供したい。現在はサッカーをする、スポーツをするといったことが“お金のかかる習い事”になってしまい、プレーする機会やサッカーを教わる機会が平等であると言えなくなってきている中、人の人格を形成する上でサッカーは大きな役割を果たすとケイグ氏は考えているのだ。私はこのクラブが家族やプレーヤーのコミュニティであり、質の高いサッカー教育が受けられサッカーや人生において向上できる場所でありたいんだ。LGBTQであるがゆえ、経済的に恵まれていないがゆえにサッカーが出来ない、やりずらい環境にある人たちが存在している現状において、サッカーにおける機会均等を実現するためにもPCFCのようなすべての人を受け入れるクラブがより多く設立され余計なことは考えず全力でプレーできる環境ができることが望まれる。そしてPCFCのホームページに書かれている「成功は偶然ではない。勤勉、忍耐、練習、研究、謙虚、そして何より愛情が必要である」というサッカーの神様ペレの言葉にあるように大きな愛情を胸にPCFCのクラブとしての成長、サッカー、スポーツにおける平等が実現されることを期待したい。***PCFCAll photos by PCFCText by Nozomi HasegawaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!着たい服が着れるのは「特権」。差別だらけのファッション業界に立ち向かう一人の若者。 雑誌やネットでお気に入りのブランドやスタイルをチェックして、休日にショッピングに出かけて服を買う…。そんな光景は日本の若者のありふれた日常のように思えるかもしれない。でも実...
2017年07月07日WHAT’S GOODBe inspired!(以下Bi):お店の一番のオススメの品はなんですか?日替りブッダボウル(通称プレート)。4−5品の日替りおかずとスープ、酵素玄米か手作りサワドーパンか選べる。1200円(平日昼1000円)です。
2017年07月06日「世界で生産されるプラスチックの約85%はリサイクルされず海に流れ込んでいる」 あなたはこの事実を知っているだろうか? 世界中の海岸線1メートル毎に毎年約16袋分ものゴミが捨てられており、さらに「現状が続くならば、海洋に漂うプラスチックごみの量は2025年までに魚3トンにつき1トンの比率にまで増え、2050年には魚の数を上回る」という報告もされている。(引用元:AFP)そのビールのブランドとは、世界180カ国以上で愛されている『CORONA EXTRA(以下、CORONA)』。彼らは「海の美しさ」と「儚さ」を世界に発信し、世界のクリエーターやリーダー達と共に海の破滅を抑止するNPO団体『Parley for the Oceans (以下、Parley)』とタッグを組み、ブランドの全ての局面においてフリー・プラスチックの理念を導入し、 2020年までに100の島を保護するプロジェクトを2017年5月17日よりスタートした。※動画が見られない方はこちらこのプロジェクトが始まり、CORONAが打ち出した公約は「WE’RE TRYING TO REDUCE PLASTIC(私達はプラスチックの使用を削減します)」。この理念に基づき、世界中のプロモーション資材には木材を、CORONAのビールを冷やすバケツには金属を使用し、プラスチック・フリーを徹底している。今回「CORONA」と「Parley」が手を組むことでさらに露呈した「プラスチックによる海の汚染問題」。実際、この問題に取り組むのにビールのブランドだとか、環境団体だとか、垣根などは存在していない。地球に住む者として個々人が自分の問題だということを認識し、私たちの日々の生活から少しでもプラスチックを減らす方法を考え、行動に移し、「世界100の島の保護」だけでなく、できるだけ多くの自然を守り、遺していく努力することが現代人に課せられた使命なのだから。
2017年07月05日この間、“女性のような声”を出した男子生徒に対し、小学校教諭が「誰だオカマは」と揶揄したというニュースを耳にした。今でこそ「オカマ」という言葉が肯定的な意味で使われるようになってきているが、“女性的な男性”を馬鹿にするような、その教諭の言葉の使い方が問題だったのだ。セクシュアルマイノリティに対する理解は日本社会で少しずつ広まってきているものの、学校現場で認識が足りない教育者の言動が目に余ることがある。それとは問題が少し異なるが、学校という狭いコミュニティで起きるセクシュアルマイノリティの問題をテーマにした作品が、今回のレインボー・リール東京で公開されるという。1987年 石川県出身/東京都在住。大学卒業後、イベントの制作会社にて勤務。退職後、ニューシネマワークショップにて映画制作を学ぶ。現在はフリーランスのイベント/映像ディレクターとして活動中。 【作品歴】『time』(2014年製作)・第12回NHKミニミニ映像大賞 120秒部門グランプリ・福岡インディペンデント映画祭優秀賞 『尊く厳かな死』(2015年製作)・新人監督映画祭コンペティション・中編部門準グランプリ・福岡インディペンデント映画祭企画賞 『カランコエの花』(2016年製作)・第26回 レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜入選第26回 レインボー・リール東京〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜入選作品『カランコエの花』※動画が見られない方はこちら【あらすじ】ただ、あなたを守りたかった。とある高校の2年生のクラス。ある日、唐突に『LGBTについて』の授業が行われた。だが、他のクラスではその授業は行われておらず、生徒たちに疑念が生じる。「うちのクラスにLGBTの人がいるんじゃないか?」 生徒らの日常に困惑が広がっていく… Be inspired!(以下、Bi): 映画を撮り始めたきっかけを教えてください。 映像の勉強をしたいと思い学校を探していましたが、どこも学費が高く困っていました。そんなとき、映画監督の育成をしている(学費が格安の)学校を見つけ、入学を決めたことから映画を撮るようになりました。Bi: セクシュアルマイノリティをトピックにした『カランコエの花』を撮ろうと思ったきっかけは何ですか? いつかLGBTQを題材に映画を撮ろうとは思っていたのですが、納得のいく企画ができず、なかなか踏み出せずにいました。そんななか、仲間と企画会議をしている際に「LGBTQを題材に映画を撮りたいけれど、センシティブな題材なので気軽に手をつけられない」と話をしたところ、「その考え方がそもそも差別的だよね」と仲間から指摘を受け、なるほど、と思いました。私自身、セクシュアルマイノリティに対して寛容であると自認していたつもりですが、こうした過剰な配慮で当事者の方に被差別意識を与えてしまっていたこともあったのではないか、と。 そこで、LGBTQ当事者を主として描くのではなく、それを取り巻く周囲の人間にフォーカスを当て、彼らの過剰な配慮によって翻弄されていく当事者の様を描いた作品を撮ろうと決め、本作を作りました。Bi: 同作を撮るうえで、どのようにセクシュアルマイノリティの現状をリサーチしましたか? 上述のようにLGBTQ当事者の周囲の人間を主として描いているので、一旦リサーチをほぼ行わず脚本を作りました。その後、当事者の方に実際に脚本を読んでいただき、どう感じたかご意見をもらいながら作品に磨きをかけていきました。 Bi: 学校というコミュニティで起きるセクシュアルマイノリティの問題をどう捉えていますか? 大人になると、居心地の悪い環境から逃げたり、避けたりすることも選択肢の1つとして当たり前にありますが、学校はそうもいかない。ある種、強制的に集められたコミュニティのなかで、嫌でも生活していかなければならない。そういった意味で学校は、LGBTQに限らず様々なマイノリティの方にとって悩ましい環境であろうと感じています。Bi: 同作を通して伝えたいこと、考えて欲しいことは? 社会はまだ、セクシュアルマイノリティの方とどう向き合っていけばいいのか手探りの段階なのだと思います。「接し方が分からないが、傷つけてしまいたくはない」、故にどうしても腫れ物に触るかのように、過剰にケアしてしまうのだと。 しかし実際は、当事者は特別扱いされることを求めている訳ではない。ただ自分の気持ちに正直にありたいだけなのだということを、本作を通じて感じていただければと思います。Bi: 映画は社会の問題に対して何ができると思いますか? 映画の魅力の1つに、“作品中の世界を疑似体験できること”があると思います。「百聞は一見に如かず」という諺にもあるように、体験に勝る学びはない。社会問題について問題提起やメッセージの発信をしたいのであれば、映画ほど有効なメディアはないのではないか、と考えています。中川監督が言うように、日本社会ではセクシュアルマイノリティの人々を傷つけまいと思うあまり、彼らを過剰に特別扱いしているのが現状だ。そんななかで私たちはどう接したらいいのだろうか。実際の学校生活で起こり得そうな『カランコエの花』のストーリーは、鑑賞した多くの人にとって身近なセクシュアルマイノリティの人と“本当はどう接すればいいのか”を考えるきっかけとなるのかもしれない。 インタビュー企画の第1段は、今話題のバンドnever young beachのMV等を制作し、レインボー・リール東京ではセクシュアリティを越えた「人を愛することの普遍性」を描いた映画『春みたいだ』が入選したシガヤダイスケ監督。こちらも合わせて読んで欲しい。<第26回レインボー・リール〜東京国際レズビアン&ゲイ映画祭〜>主催:レインボー・リール東京運営委員会、NPO法人レインボー・リール東京開催期間:2017年7月8日(土)〜14日(金)@シネマート新宿2017年7月14日(金)〜17日(月・祝)@スパイラルホール(スパイラル3F)今回インタビューを行なった監督の作品が鑑賞できる「レインボー・リール・コンペティション 2017」は、スパイラルホールにて7/17(月・祝)16時から開催されます。上映される短編映画のなかから観客の皆さんの投票でグランプリが決まります。ぜひご参加ください。Text by Shiori KirigayaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!なぜ「ゲイ」が題材はタブーなのか。ある若手監督が「愛の普遍性を描いた映画」で日本人に訴えたいこと。 「ゲイやレズビアンなどのセクシュアルマイノリティをテーマにした映画」と聞いて、どんなものを思い浮かべるだろうか?“セクシュアルマイノリティの人は性に対して開放的”という偏見は現...
2017年07月05日「ゲイやレズビアンなどのセクシュアルマイノリティをテーマにした映画」と聞いて、どんなものを思い浮かべるだろうか?“セクシュアルマイノリティの人は性に対して開放的”という偏見は現在でも残っており、“アブノーマルなセックスシーン”が描かれているものばかりだと思う人も、残念ながらいるかもしれない。だが、セクシュアルマイノリティを取り巻く多様なストーリー作品やドキュメンタリーを公開し、偏見をも払拭する映画祭が7月8日から開かれる。より多くのセクシュアリティを包括したいという思いを込められ、「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」から名前を変更し、1年前に始まった「レインボー・リール東京」だ。それに合わせてBe inspired!では、本イベントの見所のひとつである短編映画のコンペティションに参加する、注目の若手映画監督たちにインタビューを行なった。第1段は、今話題のバンドnever young beachのMV等を制作してきたシガヤダイスケ監督。レインボー・リール東京にはセクシュアリティを越えた「人を愛することの普遍性」を描いた卒業制作『春みたいだ』で入選している。シガヤ ダイスケ監督(Daisuke Shigaya)
2017年07月05日7月も始まり、夏休みの旅行の計画を立てているところだろうか。泊まりがけで旅行する場合、着替えや洗面用具などを入れるトラベルバッグが必要だが、持っていなくても心配はいらない。今年の夏ならお金を出して買うのではなく、無料でバッグを借りるという選択肢があるという。
2017年07月04日こんにちは。池尻大橋からALL YOURSというお店でDEEPER’S WEARというブランドを取り扱っている、木村昌史(きむらまさし)がお送りします。調子よく連続で書けまして、今回で8回目! なにやら、前回の記事の評判が良いらしくって本当に嬉しいです。これからもお付き合いよろしくお願いします。 ただいま、クラウドファンディングサービスのCAMPFIREで24ヶ月連続クラウドファンディングに挑戦しています。面白いプロジェクトを2年間続けてリリースするこのプロジェクト。ただいま第2回目を開催中です!お時間あれば、こちらもみてくださいね!過去の連載記事はこちらから。①②③④⑤⑥⑦過去の24ヶ月とこれからの24ヶ月。早かったような。やっとここまで来たような。遠かったような。でも近かったような。株式会社オールユアーズは2017年7月1日を持ちまして満2歳になり、3年目に突入しました!そしてお取引先様や、仲良くしていただいているブランドの人たち。白州バイクロアにて2017年の7月21~22日にLIFE SPEC CO-OPなるものを開催します。このイベントコンセプトは以下のような感じです。新しい考え方の元、新しいものづくりを志している人たちがいます。アイデア、工夫、想い。今までから、ちょっと目線を変えれば新しい可能性がある。それを信じて動き出している人たちが。僕たちALL YOURSが持つコンセプト「LIEF-SPEC(ライフスペック)」。言葉や作っている物は違えど、同じような志を掲げて、お互い共感を抱いているものづくりの人たちをこの度、一堂に会した生協を期間限定で開店します。製品そのものの開発コンセプトや、作り手の意志や物語、使用者の使い心地を大切にしたマーケットです。小さなマーケット以外に、この期間のみのコラボレーション企画、ワークショップ、メイカー同士のトークセッションなどなど、ジャンルと地域を超える、新しい生活必需品を取り扱う体験型CO-OP(生活協同組合)ですここに出店していただく方達のブランドを店舗拡張したのちに、全て取り扱うわけではありません。(むしろ断られると思うしw)ただ、僕らの活動に共感していただいていたり、同じような思想をお持ちの方々をお呼びして、まずは僕らのコンセプト、「LIFE-SPEC」を体感していただける。そんな場を生み出したいと思います。イベントの詳細アフターパーティのご案内金曜日の終了後アフターパーティを、僕らの行きつけ、4uatre(キャトル)で開催しますっ! 日時:2017年7月21日(金)場所:4uatre(キャトル)時間:21:00〜23:00TEL: 03-6407-0464(施設直通です。イベント詳細はオールユアーズまでお願いします!)エントリー:¥1,000(1ドリンク)あとはキャッシュオン。こちらも会場至近です。現在決まっている出店者※この日しか販売しない別注スペシャルアイテムをあるメーカーさんにはお願いしており、販売予定でございます! ⑴ALL YOURS(from 東京) ライフスペックウェアの販売、クラウドファンディング商品の試着会⑵RawLow Mountain works (from 東京) バックパック、サコッシュの販売⑶TENT(from 東京) 文房具、インテリアの展示、販売⑷welldone (from 名古屋) ハンドメイドバッグとキャップの販売⑸minimalight (from 京都) ウォレットの販売⑹Paper Sky (from 東京) 旅にまつわるグッズの販売⑺YOKA (from 東京) 外でもお家でも使える家具の展示、販売⑻atelier bluebottle (from 東京)ハンドメイドバックパックの展示、ソックス、Tシャツの販売⑼sim-works (from 名古屋) アメリカンハンドメイドバイクの展示、オリジナル自転車パーツの販売(10)アドエルム (from 東京) 高機能アンダーウェアの展示販売(12)goodpeople and goodcoffee (from 東京) コーヒーの販売(13)Jam Stand Coffee(from 東京) まだまだ、出店者が追加されますので随時ご連絡します!リアルタイムの告知はぜひ服を選ぶとき、何を基準に選んでいますか。 天候や環境を考えて服を選ぼうとすると、着られる服が制限されてしまう。 そんな経験ありませんか。 そこで、私たちDEEPER’S WEARは考えました。 服本来のあるべき姿とは、時代・ライフスタイル・天候・年齢・地理など、 人ぞれぞれの環境や日常に順応することではないだろうかと。 あなたの持っている服は、どれくらいあなたに順応していますか。服にしばられず、服を着ることを自由にする。 人を服から“解放”し、服を人へ“開放”する。 このDEEPER‘S WEARの理念を可能にするのが、 日常生活(LIFE)で服に求められる機能(SPEC)を追求した日常着(WEAR)、 「LIFE-SPEC WEAR」なのです。DEEPER’S WEARはALL YOURSが取り扱うブランドです。 ALL YOURSがわかるリンク一覧HP:::www.facebook.com/allyours.jpInstagram::: by Masashi KimuraーBe inspired!この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!#007「意識低い系」のコミュニティが今、日本社会に必要な理由。 |「当たり前を当たり前にしない」。ALL YOURS木村のLIFE-SPECの作り方 こんにちは。池尻大橋からALL YOURSというお店でDEEPER’S WEARというブランドを取り扱っている、木村昌史(きむらまさし)がお送りします。連載もう第7回目!皆...
2017年07月04日Lawand Othman|ラワン・オスマンDJ、作曲家、ピアニストaka. DJ Turkman Souljah。イラク出身。これまで世界50ヶ国を渡り歩き、3000回以上のコンサートに出演。デンマークDJチャンピオンシップ3度優勝、スカンジナビアDJチャンピオンシップ5度優勝、世界大会出場経験もあり。ピアニストとして4つのバンドに所属。去年、数千人に4人しか合格しないデンマーク最高ランクの音楽学校に合格。教師として教鞭も執る。オーケストラとDJを共演させた第一人者でもあり、オーケストラのシンフォニーも手がける。※動画が見られない方はこちら難民としてデンマークへ「音楽が僕を救ってくれた。」―デンマークに来て20年以上経っていますが、今はどうですか?今もデンマーク軍がイラクをはじめとする中東地域を空爆したり、イラクからの難民の受け入れを拒否したり、イスラム教徒に対してメディアが攻撃的な態度をとることもあります。それでも、僕がデンマークに来たことに比べて、多様性に対して寛容になってきていると思いますね。―自由かつ寛容な社会が発展すると僕は信じているんですが、この国の音楽業界では何が起こっているんですか? たとえばSpotifyを開くと、デンマークのトップチャートはアメリカとそこまで変わらないですし、デンマーク人のアーティストが英語で歌うことも多いですよね。そうですね。フランスのように「高聴取率の時間帯には、最低40%の音楽がフランスのものじゃなければならない」と規制をかける国もあるんですが、デンマークでそんなことはまずあり得ない。もちろんデンマーク出身の有名なアーティストはたくさんいるんですけど、デンマークの独自の音楽文化ってあまりないんですよね。でもそれって逆に言うと、海外の音楽を取り込むのがとてもうまいってことでもあって。僕も子供の頃からMTVとかを見て、英語の曲を口ずさんでいましたし。それは音楽だけじゃなくて、映画やアートにだって言えることですね。―ものすごくデンマークらしい姿勢ですね。ラワンさんはすでにデンマーク国籍を取得していますが、ある側面では異邦人としてこの国で何を感じますか?「この国いいな」って一番思うのが、タブーが一切ないこと。どんな意見を持っていようと、自由に発言できるし、それを受け入れて話し合える素地がある。「こんなこと言ったらひかれちゃうかも」と他人の目を気にすることなく、何でも思ったことを言えるんですよね。ちょうど最近面白いニュースがあって。デンマークでは、獣姦禁止法案が今年4月に可決されて、7月から執行されるんです。「動物とセックスする」ことは、ヨーロッパの多くの国は違法なので、そういうことをしたい人はわざわざデンマークまで来ていたんですよ。「アニマル・セックス・ツーリズム」といって。「動物とセックスする」なんてイラクなら口が避けても言えませんよ(笑)。きっと日本でもそうでしょう。そもそも今まで違法じゃなかったこともすごいんですけど、ここではそんなことまでまじめに話し合えるんですよ。しかもごく当たり前にね。DJとオーケストラ、異分野の融合がもたらす化学反応※動画が見られない方はこちら―タブーがないと言えば、ラワンさんはDJとしてオーケストラと共演していますよね。僕はYouTubeで見てビックリしたんですが(笑)、あれはどういうことなんですか?ある時、モーツァルトのレコードを見つけて、スクラッチし始めたら、それを見て面白がってくれたある人がいて。「今度一緒にやってみないか?」って誘ってくれたんですよ。で、やってみたところ、これがもう最高で! それから口コミでどんどん広がって、デンマークで最も有名なロイヤルオーケストラとも共演するまでに至りました。最近はオーケストラにDJが共演することは増えてきましたが、僕が始めたのは10年前。当初はそんなことをやる人は僕以外に誰もいませんでしたね。―イノベーターというか、先駆的な存在なんですね。そもそも、クラシック音楽とDJはまったく別ものなんですよ。クラシック音楽はアコースティックな楽器を使うから、再現がとても難しい。でもDJは電気で動く音源を使うので、何度だって再生できる。こんなに異なる世界が混じり合った時、どう転ぶかは2通りだけ。反発し合って何も生まれないか、お互いが化学反応を起こして想像を超える素晴らしいものになるか。
2017年07月03日動画プラットホームYOUTUBEでは新しい知識や考えを世界中の人たちと共有することができる。その中には社会をよくすることを目的とした動画を発信している社会派YOUTUBERが存在していて、Be inspired!では彼らをGOOD YOUTUBER、略してGOODTUBER(グッチューバー)と呼んでいる。本連載を通して、新しい価値観や知識に出会い、みなさんが何かを始めるきっかけになれば嬉しい。「よりよい自分になる」ために彼女が行っていることを紹介するYouTubeチャンネル。例えば、ビーガンになったらニキビが治った話や、肌をきれいにする美容法、自己改良する方法、モノを極限まで持たないミニマリズムなど視聴者に発見があるような内容ばかりだ。彼女の話は、個人的な体験談が多く、共感できる人も多いだろう。 「なんとなく」選択するのではなく、自分に対して「素直な」選択をした結果。※動画が見られない方はこちら日常的なトピックを発信している彼女のビデオの中でも注目したいのが、「なぜ私はブラを着なくなったか」というビデオ。幼い頃からのブラへの違和感から、ブラを着けなくなって得られたことまで、自分とブラの関係性について語っている。小さい時は、周りの子の着けるブラが女性らしくて、憧れていた。誰かに何か言われたわけじゃないけど、何か目に見えない“社会”に、「ブラを着けなさい」と言われた気がした。ワイヤーが身体に負担をかけるから、と止めようとした母の声を押しのけて、12歳の時に初めてブラを買った。初めてのブラから22歳になるまでの10年間、周りの子と同じように毎日着けていた。着心地が良かったわけではないけど、みんなが着けていたから、私も着け続けた。幼い少女も社会からの同調圧力を感じていたらしい。着心地の良さは無いけれど、「社会の常識」と思われることを選択した。垂れ下がってしまったらどうしようという不安とは裏腹に、胸はより丸く、持ち上がり、元気に、健康的になっていった。今までに感じたことのない心地良さと幸せを感じた。その時に、自分の身体を理解して受け入れることができ、自分の身体が好きになって、そして自分に自信を持てるようになった。自分に素直な選択をしたら、今までにない良い結果が帰ってきた。「なんとなく」行動するのではなく自ら進んで、自分に対して「素直に」行動をした結果、自分の身体だけではなく自分のことを肯定出来るようになり、自信が持てたのだ。 “常識”から抜け出そう。
2017年06月30日過去最多の女性候補者が出馬する都議選が、7月2日に迫っている。とはいえ、2017年5月時点では、都議会議員の8割が「男性」だという。すなわち、女性議員は2割ほど。(参照元:東京都議会)これでも地方議会の女性議員の割合である12.1%(参照元:全地方議会女性議員の現状)を上回る数字だが、ジェンダーバランスが取れているとは言い難い状況だ。さらに憂慮すべきは、日本の衆議院の女性議員の比率が9.3%ということだろう。この数は国際的に見れば、193か国中164位という位置にあり(2017年6月時点)、なんと「女性に運転免許証を発給しないサウジアラビア」よりも低い値なのである。(参照元:The IPU)異常に少ない日本の“女性”国会議員日本の女性国会議員の比率は、衆議院で約9%、参議院で約20%である。(参照元:日テレNEWS24)一方、世界の女性議員の平均割合は、両院を合わせると22.8%だ。(参照元:朝日新聞DIGITAL) 女性議員が少ない背景には、男性基準で行われる候補者の選出や、女性の場合には得られづらい傾向にある配偶者からのサポートなどがあるという。また上智大学教授の三浦まり氏は、男性優位の政治構造の問題点として「女性蔑視の政治文化の継続」を指摘。(参照元:WEBRONZA) さらに「女性だけではなく、過少代表は、多様な価値観や利益、ニーズが議会に反映されず、結果的に政策は偏り、社会的損失も大きい」とも主張している。(参照元:47NEWS)約120か国で導入中、女性議員を増やす秘策それでは女性議員を増やすためには、どうすればいいのか。一定枠の議席を女性に割り当てる「クオータ制*1」を導入するのが一つの手だ。北欧や台湾などを含む約120の国で実施されており(参照元:NIKKEI STYLE)、場合によっては、男性と女性の両性に一定の配分率を下回らないようにという規定が設けられることもある。*1補足:クオータ(quota)とは、英語で「割り当て」を意味する言葉で、4分の1を意味するクォーター(quarter)ではない。この制度なくして女性議員の割合が3割を超える国は、自由民主主義ではない政治体制を採用する小さな国家や、女性参政権について約100年、あるいはそれ以上の歴史を持つ国などだ。そのため、日本がクオータ制なしで女性議員比率を3割まで伸ばすことは困難だと主張する声にもうなずけるのではないか。(参照元:47NEWS) しかし今国会(会期:2017年1月20日〜6月18日)では、クオータ制関連法案の成立が見送られた。このような状況を踏まえて、民進党は2017年6月20日、「FOR NEXT:すべては次世代のために」というキャンペーンの特設サイトをオープン。同サイトでは、クオータ制の紹介のほか、2020年をめどに、女性国会議員を30%まで伸ばすことを目指すクオータ制導入の推進を改めて表明した。(参照元:FOR NEXT) なお30%という数字は、「クリティカル・マス(決定的女性議員比率)」と呼ばれ、政治的少数派である女性が影響力を保つために必要なおおよその数値とされる。もう聞き飽きた?でも、選挙に行こうPhoto by Wokandapixとはいえ、クオータ制は、性的マイノリティや男性でも女性でもない「第3の性」とされる人たちを排除してしまうかもしれない。上智大学の三浦まり教授は、「男性か女性かは、性的自認によって区別される。そのうえで、クオータの配分率を4割程度に抑え、『第3の性』とされる人たちが代表されるようにする案もある」と述べる。(参照元:47NEWS) さらに、スコットランドのクオータ推進については、その波及効果として、女性だけではなく、性的マイノリティやエスニック・マイノリティの政治代表を増加させた可能性が注目されているのだ。 国際的に見ても、女性議員が少ない国である日本。主権者である私たちにできることの一つとして、日本の現状を知り、投票所に行くことが挙げられる。もちろん、ある候補者に投票する理由を「女性だから」だけにしてしまうことは、短絡的だし無責任だろう。候補者の政策などを見極めながら、責任ある1票を投じたい。Text by Seina Ikawa ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!中川えりな、20歳。今、彼女は「ファッション」で政治と日本の若者の距離をどう近づけるのか。 ”私おしゃれでモデルやってて、政治も考えてる頭いい子なんです”って自分をアピールするために活動してる訳じゃないそう言い放ったのは中川えり...
2017年06月30日「暑すぎて死ぬ」真夏にあんまりにも暑いと、何も考えず不謹慎だがつい口に出してしまう言葉だ。しかし、この言葉は恐ろしくも、現実となってきている。
2017年06月30日人生どこを振り返っても不景気で、派手な消費の“喜び”を知らずに生まれ育ったミレニアルズ(1980年代~ 2000年生まれの現在の若者)は、“所有より経験”、そして“共有”が価値観の軸にある。(参照元:Knowledge)また、親の世代よりも人種やセクシュアリティの多様性に寛容で「社会派」だと言われるこの世代にとって、コミュニティを作り出し、楽しく社会貢献を可能にする旅行会社『Have Fun Do Good』は的確にニーズを満たしてくれる“今どき”なビジネスと言えるのかもしれない。
2017年06月30日WHAT’S GOODBe inspired!(以下Bi):シェイク シャック 新宿サザンテラス店で、一番のオススメの品はなんですか?本店舗限定メニューの真夏に嬉しいひんやりスイーツ「Rainbow Connection(レインボー コネクション)」です。バニラカスタードに風味豊かなバニラドーナッツとジューシーなストロベリージャムをミックスし、彩り鮮やかなレインボースプリンクルをトッピングしてあります。
2017年06月30日こんにちは。池尻大橋からALL YOURSというお店でDEEPER’S WEARというブランドを取り扱っている、木村昌史(きむらまさし)がお送りします。連載もう第7回目!皆さんのおかげさまで続けていられます!(ほんとはもっと回数書きたいんだけど…)ただいま、クラウドファンディングサービスのCAMPFIREで24ヶ月連続クラウドファンディングに挑戦しています。面白いプロジェクトを2年間続けてリリースするこのプロジェクト。お時間あれば、こちらもみてくださいね!今回は僕らが活動している中で大切にしている事の一つをお話ししてみようと思います。それでは始めましょう〜!過去の連載記事はこちらから。①②③④⑤⑥いつも素人でいよう。違和感に触れよう!僕が一番大事にしている事の一つ。そして僕がうちの会社のスタッフにいつも言っていること。それは「いつも素人でいよう!」ということ。人はどうしても知っている事や好きな事を深く掘り下げたがる。特に僕らみたいに専門的な仕事をしている人たちはどうしてもマニアックになりがちで、「なかの人」しかわからない専門用語がいつの間にか気持ち良くなってしまう。 この間ポストした結構皆さんに反響いただいたinstagramの投稿知らない事、新しい事に触れるって、要は「違和感」や「異物感」に触れる事。ブラックボックスの中の見えないものを触る感じに近い。それにチャレンジするって結構大変だ。だからこそ僕は、自分が意識的に「知らない事」に触れる事でいつもフレッシュな気持ちや新しいモチベーションを持つ事って重要なんじゃないかと思っている。それがアイディアの源になったり、可能性が見つけられると思っている。なにより自分たちの価値観の外側にいる新しい人たちと知り合えるし、それこそが自分の可能性を広げて次のステップのヒントになったりすると思うのです。こんな事を考えている僕らには、いつも素人でいるって大事なことなのです。(もちろん深く掘り下げる事は超重要だし、それで飯食ってるなら尚更大事。何事もバランスだよね。)「底辺サークル」始めました。でもTEIHENはそこらのランニングサークルとは一味違います。まず、主催者が素人。レースも出た事ないし、中学の時に持久走が早くて目立ってたわけでもない。(ちなみに木村は高校の時の持久走最下位から二番目でした。)誰も走り方も知らないし、効率の良いフォームも知らないし、シューズはどこが良いって事も知りません。調べる気もないというのが本音かも。で、参加者の方々も興味はあるけど、走りたくない人たちばかり。走れるようになって最終的にレースに出たいなんてこれっぽっちも思ってないし、タイムを縮めたいなんて考えた事もありません。集合して中々走り出さないし、走り出す時に「走りたくねぇ〜」って言いながら走り出します(笑)終わったらカレー食べてビールをガンガン飲んじゃうんで、走って消費したカロリーよりも運動後摂取します。(笑)前回はカレー2杯食べてたツワモノも。(笑)そんな「意識高い系」ならぬ、「意識底辺系」な集まりです。なので、このサークルのinstagramのハッシュタグの通り #走りたくない人集まれ で運営しています。そう、誰だって走りたくないんだけど、だからこそ走ってみようよっていう意味を込めています。ランニングしていて気づいた本当の意味。現在第二回プロジェクトを7/3から開催します!詳しくはCAMPFIRE内の特設サイトをご覧ください。 DEEPER’S WEARとは?服を選ぶとき、何を基準に選んでいますか。天候や環境を考えて服を選ぼうとすると、着られる服が制限されてしまう。そんな経験ありませんか。そこで、私たちDEEPER’S WEARは考えました。服本来のあるべき姿とは、時代・ライフスタイル・天候・年齢・地理など、人ぞれぞれの環境や日常に順応することではないだろうかと。あなたの持っている服は、どれくらいあなたに順応していますか。服にしばられず、服を着ることを自由にする。人を服から“解放”し、服を人へ“開放”する。このDEEPER’S WEARの理念を可能にするのが、日常生活(LIFE)で服に求められる機能(SPEC)を追求した日常着(WEAR)、「LIFE-SPEC WEAR」なのです。DEEPER’S WEARはALL YOURSが取り扱うブランドです。ALL YOURSがわかるリンク一覧HP:::www.facebook.com/allyours.jpInstagram::: by Masashi Kimura ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!#006 僕が「クラウドファンディングを24ヶ月連続でチャレンジする」意味深な4つの理由。 |「当たり前を当たり前にしない」。ALL YOURS木村のLIFE-SPECの作り方 こんにちは。池尻大橋からALL YOURSというお店で、DEEPER’S WEARというブランドを取り扱っている、木村 昌史(きむら まさし)です。前々回に書いた僕らのクラ...
2017年06月29日同じアパートに何年も住んでいるのにご近所さんの顔も知らない…。これは都市ではよくある話ではないだろうか。親の世代は「寂しい社会になったもんだ」というけれど、子どもの頃から「知らない人に話しかけられたら逃げなさい」と学校でも教えられてきたし、どうしたらいいのか分からないという人も少なくないだろう。しかし近所の人と仲が良くても損はないことは確かである。安全面でもそうだろうし、単純に自分の住んでいる地域の人と付き合いが深まれば楽しい上に、地域への愛着も湧く。日本だけでなく、イギリスでも近年の「ご近所さん離れ問題」は同じようで、ある女性起業家二人がご近所さんと出会えるアプリを立ち上げた。しかも、「食料廃棄の問題」に挑戦することで出会えるアプリを。
2017年06月28日「世界では食料が過剰生産されているのに、飢餓が無くならない」この矛盾した2つの事実に違和感を感じたことはないだろうか。また同時に、それを社会問題と感じて解決したいと思っても、どう行動すればいいのか分からない、或いは、3日後にはその意識すら忘れてしまう、という経験は今までになかっただろうか。 現在、全世界で生産される食料品の少なくとも3分の1がゴミとして廃棄され、7億9400万の人が飢餓で苦しみ、最悪の場合には命を落としている。 これらの問題に35年以上取り組んできたアメリカの老舗NPOが、スターバックスなどを巻き込んで、テクノロジーを利用した取り組みに乗り出した。
2017年06月27日ドルチェ &ガッバーナ(以下D&G)は、日本でも人気なイタリアのハイファッションブランド。そのデザイナーの1人ドメニコ・ドルチェ氏は、2015年に自身のインスタグラムで「母親と父親のもとに人間は生まれるべき。体外受精生まれてくる子どもは人工的だ」などと発言し、それに激怒したアメリカ人歌手のエルトン・ジョン氏(ゲイだと公言している)によってD&G商品のボイコットを呼びかけられた。今回は、6月17日に開かれたミラノファッションウィークでのD&Gのファッションショーに出演したモデルがランウェイ中、大胆にボイコットを呼びかけたのだが、それはどういうことだろうか。
2017年06月27日黒人や白人などない、南アフリカの全ての国民が共に恐れることなく、背筋を伸ばして歩を進めていくことのできる、決して人としての尊厳を奪われることのない社会を作ろう。我々のみならず、世界が平和になるような、そんな「虹の国」を! これは南アフリカで人種隔離政策の“アパルトヘイト”が撤廃し、1994年に黒人初の大統領ネルソン・マンデラ氏が就任演説で国民の前で行ったスピーチでの一言である。 あれから23年、南アフリカは“虹の国”をスローガンに歩み続けてきた。しかし今でもその傷跡が根深く残るこの国で、一組の「虹の心」を持つ夫婦が、村の黒人達と人種を超え、“エコ・ロッジ”という宿を作り、南アフリカに大きな虹の橋を架けたのだ。
2017年06月26日動画プラットホームYOUTUBEでは新しい知識や考えを世界中の人たちと共有することができる。その中には社会をよくすることを目的とした動画を発信している社会派YOUTUBERが存在していて、Be inspired!では彼らをGOOD YOUTUBER、略してGOODTUBER(グッチューバー)と呼んでいる。連載『Biが選ぶ今週のGOODTUBER(グッチューバー)』を通して、新しい価値観や知識に出会い、みなさんが何かを始めるきっかけになれば嬉しい。※動画が見られない方はこちら第3回目の連載で紹介するグッチューバーはロンドン在住のKate Arnell(ケイト・アネル)。自称“エコオタク”な彼女は環境問題に対して熱心で、様々な活動に取り組んでいる。その一貫として、なんと彼女は1週間に20リットルの紙袋に収まるゴミしか出さない。しかも、そのほとんどが微生物によって分解することができる自然由来のものだけ。今回は彼女のYOUTUBEチャンネルを通して、環境のことを考慮したゴミを出さないライフスタイルを紹介したい。“ゴミを出さない”ライフスタイルということで今回はアメリカやヨーロッパ、日本でも取り組まれているZERO WASTE(ゼロウェイスト)の活動を紹介したい。世界中に環境問題の解決に取り組む人々は存在するが、まだ状況は深刻なままで、日本では年間約4,480万トンのゴミが排出され、1日1人あたり約1㎏のゴミを出している。(参照元:環境省)Photo by Christopher Porterゼロウェイストは限られた資源を大切にし、環境問題を解決するために、無駄なゴミを出すことをやめる活動。無理やりするリサイクルやゴミの焼却・埋め立ては、環境に大きな負担がかかる。プラスチック製のゴミ袋やパッケージの使用を拒否したり、化学物質の含まれていない化粧品や洗剤を生活に取り入れたり、捨てる状況に陥ることを未然に防ぐ活動も含まれる。ゼロウェイストがもたらしたグッドな副作用ゼロウェイストを通して、「自分が重視するべきものは一体何なのか?」を考え、優先順位をつけるようになった。そして自分の価値観に沿った生活を送ったり、同じ考えを持った人との出会うことで、以前よりも自信が高まり、“幸せ”を感じるようになったという。 また食べ物に強い関心を持っている彼女は、無駄なゴミを出す加工食品やジャンクフードもやめたそう。その代わりにオーガニック食材を使って、一からパスタやKombucha(コンブチャ)と呼ばれる紅茶を作るようになったことで、新しいスキルを身に着け、健康的な生活を送れるようになった。私たちが地球のためにすぐできる小さな取り組み。Photo by Leslie Science and Nature Centerゼロウェイストは環境にいいだけではなく、私たちに新しいスキルや知識を与えてくれたり、自信を持つきっかけにもなる。コンビニで売られている缶コーヒーを買う代わりにお気に入りのタンブラーにコーヒーを入れて持ち歩いたり、手を洗った時はペーパータオルではなくハンカチで拭いたり、私生活に無理なく取り入れられる“プチ・ゼロウェイスト”に挑戦してみてはどうだろうか。***Kate Arnell
2017年06月25日Photo by Stand4Socks最近の“おしゃれ”はスタイルはもちろんだが、着る服の素材がどんなものか、作る過程が地球や人に優しいかどうかの服の“消費のスタイル”も含めて見定める。「エシカルファッション」と呼ばれる社会や環境に優しいものを選ぶ人が増えてきているのだ。 そんなファッションの中でも「おしゃれは足元から」とよく耳にするが、主役にはなかなかなれないけれど、足元からちらりと見える「靴下」。そんな「靴下」がスタイリッシュに社会を変えていたりしたら、その事自体がとても「おしゃれ」だ。 「What if socks could change the world?(もしも靴下で世界を変えられたなら?)」 今回は上記のようなコンセプトで靴下を作る企業Stand4Socksを紹介していこう。Photo by Stand4Socksポップなデザインが特徴的なかわいい靴下たち。これらが世界を変えることができるというのだ。Photo by Stand4Socksよく見てみると何やらマークがついているようだ。このマークはこの靴下一組によって麻疹予防のワクチンを3人の子どもに届けることができることをあらわしている。 そう、Stand4Socksでは靴下を買うことで募金のように社会貢献をすることができるのだ。 解決したい社会課題から靴下を選ぶこともできるし、自分の気に入ったデザインを選んで社会を知り、課題解決に貢献することができる。では、Stand4Socksでどんな問題に働きかけることができるのだろうか。靴下で17もの社会課題を解決できる!?Photo by 国際連合広報センター「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」通称「SDGs」をご存知だろうか?これは国連の2030年までの社会課題解決の指標だ。 Stand4SocksはこのSDGsに寄り添って社会課題解決を行っていくものとし、現在はその中の14つに働きかけている。Photo by 国際連合広報センター例えばこのSDGsの4番目に定められている「質の高い教育をみんなに」ではこのような現状がある。2013の時点で、小学校就学年齢の子ども5,900万人が学校に通えていません。2008年から2012年にかけて、63の低・中所得国で実施された調査を見ると、最貧層20%の世帯の子どもは、最富裕層の子どもよりも学校に通えない可能性が4倍以上高くなっています。先進地域38カ国のデータによると、これら諸国の大半では、75%以上の若者が最低限の識字および/または算数の能力を備えていますが、データが入手できる開発途上国22カ国のうちの5カ国にすぎません。2013年の時点でも、7億5,700万人の成人(15歳以上)が読み書きできない状態にありますが、その3分の2が女性です。(引用元:持続可能な開発目標(SDGs)報告2016) 17つの指標があり、うち1つのデータを見てみても、今自分には何ができるのだろうかと気が遠くなる。しかし、ここでもう一度Stand4Socksの問いかけを思い出してみよう。What if socks could change the world?(もしも靴下で世界を変えられたなら?)靴下で世界は変えられるPhoto by Stand4SocksSDGsの4番目にある「質の高い教育をみんなに」届けることができるのはこの靴下。一組の靴下で「12日分の教育」を届けることができる。持続可能な社会をつくる靴下は素材も持続可能だったPhoto by Stand4Socks靴下の素材は何と「竹」。抗菌性や消臭にも優れ且つ通気性がいいので足にも優しい。更に、最もはやく育つ植物であるため、コットンに比べ土地の利用範囲を10%削減できて環境にも優しいのだ。もしも靴下で世界を変えられたなら・・・Photo by Stand4Socks何かしたいと思っても、現地に行ったり、直接何かすることは難しいかもしれない。しかし、私たちでも日常的に行う「買い物」で世界を変えることができる。 まずはここからはじめてみるのもいいかもしれない。ちらりと見える靴下でクールに世界を変えられたらとても素敵じゃないか。Text by Hinako OnoーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!人助けも金儲けも「トイレの中」で、できる。 私たちはトイレットペーパーにはお尻を拭く以上の意義が秘められていると証明することを誓います。そう熱く断言するのはオーストラリアを拠点にし...
2017年06月24日京都からこんにちは。カミーユ綾香です。夏めく鴨川の水面を見つめながら、終わりゆく6月をぼんやり振り返っています。私の6月。今年の6月もやはり、「犬肉」について考えていました。梅雨や結婚のイメージが強い6月ですが、毎年私が思い出すのは、犬肉を美味しそうに食べる中国人と、それに激高して反対する欧米人の姿なのです。 前回の連載記事はこちらから。「1万匹の犬が食べられる話」を聞いてどう思うか?毎年6月に中国の広西チワン族自治区では、犬肉祭が開催されます。正式には「ライチ犬肉祭」といいます。祭の参加者は、犬肉とライチを食べます。伝統的な祭ですが、この際に毎年一万匹の犬が食用に殺されます。 と、言う話を聞いてどう反応しますか。犬が可哀想と眉を顰めますか。それとも自分も食べてみたいと興味を覚えますか。それぞれの心がどう反応をするかは、それぞれの絶対的自由です。生理的な反応であるし、誰もコントロール出来ない。気を付けなければいけないのは、その後のアクションです。犬肉祭に反応した心の、その後です。 例えば私は今、鴨川沿いのカフェで、偶然にもホットドッグを食べながらこの記事を書いています。犬肉祭の画像を漁っているのですが、グロテスクなので、ホットドッグに手を付けられません。食欲が失せた理由は、犬肉加工の血みどろな画像に胃が萎えたからです。恐らく死ぬまで犬肉を食べることはないと思います。が、犬肉祭自体には、心から賛成であるのです。私の心は犬肉に対して否定的な反応ですが、これは私個人の問題です。犬肉祭の存続は、チワン族の全体の伝統に関わる問題です。私個人の心が否定的な反応をしたからといって、この犬肉祭自体の廃止を訴えるのは、超絶に厚かましい行為だと思うのです。 そういう考えを抱きながら、犬肉祭について、周囲に質問をしてみました。すると殆どが否定的な反応です。「犬が可哀想だから犬肉祭は駄目だ」とか、「中国人は野蛮だ」とかそういう答えです。こういう回答を聞き続けているうちに、図らずも私の持病が悪化してしまいました。私の持病というのは、偽善者アレルギーです。偽善者に会うと、身体が痒くなるのです。どうやら私の身体は、犬が可哀想だから犬肉祭を廃止しろというアイデアを、偽善的だと受け取ったようです。 犬が可哀想、可哀想と何度も聞くうちに、のどが痒くなり、心身ともに虫唾が走ってしまいました。犬肉を調理している中国人をみても、食欲減退程度ですが、犬肉祭反対と叫んでいる偽善者を見ると、気持ち悪くて寒気がします。なぜ「犬肉祭に反対する声」を偽善的だと捉えるのか?では、犬肉祭に反対する声を、どうして偽善的だと捉えるのか。理由は先述したように、自分の心の問題を取り上げて他者に強制しようとしているからです。自分の心の正義を盾に、他者になにかを強制しようとすることは、非情に偽善的です。 正義と言うのは、核爆弾のようなものです。物凄く慎重に取り扱う必要のあるモノです。正義の定義なんて、人や時代によって変わります。歴史を紐解いてみると、戦争、差別、虐殺など、正義の取り扱いミスで人類は甚大な犠牲を払ってきました。個人の心の反応を外に持ち出し、ましてやそれを他者に押し付けようとする場合は、我々は本当に慎重になるべきです。 と、いうことを考えながら、生肉で頭を飾ってみました。Head Art by Hiroaki MiyazakiPhoto by Masanao NodaMakeup by Yurikaこの写真を見て、あなたの心はどう反応しますか。美しいと感じますか。猟奇的だと感じますか。気持ち悪いと感じますか。心がどういう反応をしても、それはあなたの自由です。その反応があなたの自由なように、生肉で頭を飾る行為も私の自由です。自分の正義を押し付けて私を非難したとしても、どうせ私からは何一つ奪えません。そういう酔狂な人もいるものだな、くらいに捉えて寛大な心で受け流してもらえればなと思うのであります。CAMILLE AYAKA (カミーユ綾香)北九州市出身。在日韓国人と元残留孤児の多く住む多国籍な街で育つ。警固インターナショナルの代表としてアジア各国を飛び回りつつ、十数言語による語学スクールとインバウンド支援の多言語ウェブサイト制作会社を運営する一方、難病の重症筋無力症とパンセクシュアルというセクシュアリティの当事者として、様々なマイノリティの生きやすい社会を目指して精力的に活動中。「マイノリティの爆弾」を「マジョリティ社会」に投げつけるために5月から本メディアBe inspired!で連載開始。All Photo by Masanao NodaHead Art by Hiroaki MiyazakiMakeup by YurikaText by Camille AyakaーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!#001 性別や国籍を超え、日本の「マジョリティ社会」にあらゆる世界の「マイノリティ爆弾」を投下する挑戦者 | カミーユ綾香の「マイノリティ爆弾」 「仏に逢うたら仏を殺せ」。臨済宗の開祖、臨済義玄(りんざいぎげん)の言葉とされています。禅宗で長らく引き継がれてきた教えです。真意はそれぞれが考えるものとして、“仏に逢...
2017年06月23日共謀罪や受動喫煙法など、いくつかの法案が今、日本の世の中を賑わせているが、それをまるでどこか違う国の出来事のように捉えてはいないだろうか。日本には「国民がどうもがいてもきっと何も変わらない…」と政治に対して諦めているような雰囲気がある。しかしアイスランド人がこの出来事を知れば、すぐにでも立ち上がって行動に移すだろう。一体、日本とアイスランドの国民性の違いは何なのか。 アイスランドは過去にも「ビールを飲む権利」を勝ち取ったり(参照元:BBC)、最近では大統領が冗談で「パイナップル入りピザを禁止したい」と発言して批判を浴び、「自分にそんな権限がないことは喜ばしい」と釈明している。(参照元:Iceland Magagine)過去の歴史から、国民が妥協してはいけない、そして妥協しなければ社会は変えられると学んでいるのだ。 アイスランドは世界で一番男女が平等な国にも関わらず、それに対して満足することなく自分たちの権利を勝ち取るために国民が声をあげている。アイスランドには“国民の声が強い”という考え方が根付いているからなのではないだろうか。 有名人という差はあるが、私たちは一人ひとりが意見を持ちそれを発信することだけでもだけでも、自分たちの国をよくしていこうという第一歩を踏み出すことになるのだ。将来に希望を抱きたいのであれば、今必要なことは、妥協ではなく、「小さくても社会を変えて行こうとする意識」のはずだ。
2017年06月23日“女性がワキ毛を処理するのが常識”なんて、いつから言われるようになったのだろうか?女性誌で「マナーとしてワキ毛を処理するべき」と書かれているのを読み、電車で「脱毛サロン」の広告を目にし、“女性は体毛を処理するのが当たり前”だとあなたは思ってしまっているかもしれない。だが、2016年の調査によるとアメリカでは16歳から24歳の女性の約4人に1人がワキ毛を処理しないという。2013年の調査では彼女たちの5%しか「処理しない選択」をする人がいなかったということだから、この変化は大きなものだ。(参照元:Konbini)これは#FreeThePits/#FreeYourPits(ワキ毛に自由を)という「女性がワキ毛を処理しない権利」を訴えるムーブメントや、#DyedPits(ワキ毛を染めよう)と呼ばれるワキ毛を染めるムーブメントとして広まっており、歌手のマイリー・サイラスやマドンナも参加している。では、日本の女性の“ワキ毛事情”はどうなのだろうか。
2017年06月22日BICYCLE COFFEEのバリスタ清水さんWHAT’S GOODBe inspired!(以下Bi):お店で一番のオススメの品は?“DECAF WATER PROCESS(デカフェウォータープロセス)”です。 水を使った安全な方法でカフェインを抜いたメキシコ産のコーヒー豆です。CONCEPT & PHILOSOPHYBi:お店のコンセプトや信念。また、お店ができるまでの経緯を教えてもらえますか?BICYCLE COFFEEは2009年サンフランシスコベイエリアを拠点とし、兄弟と従兄弟を中心に創業されました。 中南米のどこかにツリーハウスを建てて、そこに移住しようと考えた長男と三男が目の当りにしたのは美しい自然と貧困にあえぐコーヒー農家。丹精込めて栽培した美味しいコーヒーが、販路を持たないばかりに安く買い叩かれ、子供を学校に送ることすらできない困窮した生活を送っている農家の現実。 彼らはツリーハウスという楽しいだけの計画を見直し、後に次男と従兄弟が合流したことで自分達にできる貢献を仕事にするという結論にたどり着きました。CHANGE SOCIETYBi:お店を通してどのように社会や環境に貢献していますか? 普段何気なく口にしているコーヒーがどのような工程を経て届いているのか身近に感じてもらえる場所です。運が良ければ店内で、本国のBICYCLE COFFEEと同じ方法で焙煎しているところを見ることもできます。また本部のオークランド同様、毎週金曜日の朝8時から9時半までの間、コーヒー無料のキャンペーン“FREE COFFEE FRIDAY”を実施しているので、近所にお住いの方やお勤めの方に喜んでもらえたら嬉しいです!Website::@bicyclecoffeetokyoAddress:105-0003 東京都港区西新橋2-18-7Top illustration by Justine WongText and all photos by Jun HirayamaーBe inspired!
2017年06月22日赤ちゃんのお人形がプリントされている箱を手にし喜びに満ちた少女の動画。実はこれ、人々に「ある社会問題」を投げかける動画として話題になっているのだ。※動画が見られない方はこちらプレゼントされたベビードールの箱を嬉しそうに開ける少女。しかしそこに入っていたのはベビードールではなく「妊娠検査薬」。同封されたカードに書かれた「2秒に1人、世界のどこかで少女が出産しています」という文章を読み絶句する少女。そして動画の最後に少女が残した言葉「女の子が子どもを産むことができるの?」 日本では若いうちに妊娠、出産をすることを「子どもが子どもを産んでいるようだ」という。はたして本当に「子ども」が「子ども」を産むことはできるのだろうか?突如終わりを告げる「子ども時代」少女の動画をアップしたのはNGO団体「Save The Children」。1919年にイギリスで創設され、「すべての子どもにとって、生きる、育つ、守られる、参加する“子どもの権利”が実現されている世界」を目指すことを目的とし、現在では日本を含む29ヶ国の独立したメンバーが連携し、約120ヶ国で子ども支援活動を展開している。 このSave The Childrenが提示している問題の1つが「失われた子ども時代」。8 Childhood Enders(子ども時代を奪う8つの要因) ・Child Dies(死亡)・Child is Out of School(教育を受けられないこと)・Child Brides(早すぎる結婚)・Child is a Victim of Extream Viorence(激しい暴力の被害)・Child is a Severely Malnourished(栄養不良)・Child Labor(児童労働)・Child has a Child(早すぎる出産)・Child is Displaced by Confrict(戦闘への参加) ※日本版はChild is Displaced by Confrictを除く7つPhoto by セーブザチルドレン児童労働や少女の強制婚姻、病気や暴力による死亡など、8つのケースを15歳以下の子どもたちが「子ども時代を終える」要因として取り上げ、その現状を世界中に訴え、問題解決へと取り組んでいるのだ。(参照:Save The Children) そのキャンペーンの1つとしてアップされているのが動画シリーズ「An Unboxing Surpriseかつてない衝撃の開封動画」だ。手にしたおもちゃの箱を大喜びで開封する子どもたちだが、そこに入っているのはおもちゃではなく銃の実弾や重たく鋭利なつるはし、妊娠検査薬。安全な環境でおもちゃを手にする子どもたちがいる一方、時を同じくして彼らと同じ年頃の子どもたちが実際にこれらの道具を手にしなければいけないという事実があることを訴えかけている。子どもが子どもを産むこと「8 Childhood Enders」の1つが「Child has a Child(早すぎる出産)」。冒頭の動画で少女が放った一言「女の子が子どもを産むことができるの?」という疑問の答えは「イエス」であり「ノー」である。Photo by Jemetlene ReskpSave The Childrenの調査によると世界では毎年約1700万人の「女の子」が子どもを産んでおり、そのうち1600万人が15~19歳、残りの約100万人が15歳以下だという。また、その内の90%が発展途上国に住む少女たちであり、10代で子どもを生んだ彼女たちは健康や教育、経済的なリスクを背負いながら自分の「子ども時代」を捨て親としての責任を果たすことを強制されるのだ。 10代での妊娠は、避妊の方法を知らない、避妊具を手に入れることができない。強制的な性行為が原因であり、悲しくも望まない妊娠であるケースがほとんど。しかしこの問題、決して貧しい国だけの問題ではない。アジアやアフリカの貧しい地方都市での「少女の強制婚姻」との結びつきが強いのが「若年妊娠問題」の特徴ではあるが、比較的裕福な国やラテンアメリカ、カリブ海諸国での少女たちの「婚外出産」も見逃せない問題となっている。(参照:Save The Children) 確かに「女の子」が子どもを産むことはできる。しかし、新しい命を授かった瞬間、彼女の「子ども時代」は強制的に終わりを迎え「女の子」ではいられなくなっていしまうのだ。日本にも潜む若年妊娠の現状Photo by Cory Schadt10代での妊娠が問題視されているのは海を渡った遠い国の話だけではない。私たちが暮らすここ日本でもまさに「望まない妊娠」をしている少女たちがいるのだ。 2016年に日本性教育協会が発表した資料によると2014年の10代(19歳以下)の母からの出生数は13,011 人、うち43人は14歳以下の母からの出生であり、これは2014年の出生数100万3539人(参照:厚生労働省)の約10%である。この数字だけで見ると「10%か」と思う人もいるかもしれないが、特筆したいのは10代の人工妊娠中絶の数は17,854 件。そう、10代での妊娠では出産よりも中絶の道を選ぶケースが上回り、望まない妊娠が多いことがよくわかる。 発展途上国と違い避妊具が比較的手に入りやすい日本での若年妊娠の要因として挙げられるのは実用性のない「性教育」である。小学校や中学校で学んできた性教育について思い出してみてほしい。私たちが学習してきたのは「生殖器の発達」や「思春期の心の変化」などであり、性交にや妊娠、避妊や中絶など私たちが実際の生活で経験することについてはほとんど触れていない。2009年にユネスコが発表した 「国際性教育ガイダンス(International technical guidance on sexuality education)」では人間関係や価値観、性行動といった6つのコンセプトを年齢に応じて段階的に教育するシステムを推奨している。単に知識を詰め込むだけでなく心理的発達や性的自己決定能力を育てる「実用的な教育」がもっとも効果的であると多くの研究結果が裏付けており、すでにいくつかの国では必修化されている。残念ながら日本では未だ、この教育システムは導入されていないが、教師や保護者など周りの大人たちが正しい知識やコミュニケーション方法を学び、「性教育」という言葉を恐れず、人生の先輩として真っ直ぐに向き合うことが必要なのである。(参照:日本性教育協会) 日本では「性」について話すことは「恥ずかしい」とか、「下品」だと思われがちである。しかし、「性」を正しく学ぶことは「私たちの命」を学ぶことなのではないだろうか。子供と「性」を遠ざけるのではなく、「自分の人生を生きるための教育」として子どもたちが自分で正しい選択をできる手助けをするのが本当の「性教育」であり、「子どもが子どもでいられる時間」を守る方法なのだ。Text by Chisato TanabeーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「ゆりかご」から始まる、世界で一番早い「性教育」 小学校高学年になると、保健体育の授業で性教育を扱い始める。デリケートな話題であるため、教師はいつも以上に慎重だ。「男子は校庭に出て遊んでいるように」と、女子...
2017年06月21日ヴォーカリストになりたくて、音大に通った。卒業してからはアパレルのバイトをしながらライブをしてきた。 音楽とファッション、みんながごく当たり前に好きなことを私も好きで、政治とか社会問題とか、そういう果てしなく複雑そうなことに興味なんてなかった。“そういうこと”は、興味のある人たちの専門分野で、自分とは遠く離れたところの誰かが勝手に進めてくれる話だと思ってた。 だけどある時ぼんやりニュースを見てて、流れている映像がなんとなく気になって、なんとなく、疑問を持ちかけた。でも、ニュースのコメンテーターの話にも政治家の話にもついていけなくて、「賛成」も「反対」も言えない自分がそこにいた。 このまま30歳とか、40歳になっていいんだろうか。そもそも、こういうのって何かしら自分たちに関係があるから公共の電波でニュースになってるんだよね?たとえば自分に子供ができたとき、その子の生きる社会で何が起きているのか、何もわからない親になっていいんだろうか。漠然とそう思って、検索窓にカーソルを運んだ。きっかけは偶然目にした“ある日のあるニュース”大学を卒業して一年くらいしたある日、アパレルのアルバイトをしながらライブや制作活動をしていた私は、バイトの休憩中にたまたまテレビで流れてきたあるニュースに目が留まった。 それは「『集団的自衛権』を日本で容認するか否かの議論が国会で白熱している」という内容のニュースで、街行く人へのインタビュー映像なんかも流れていた。しかし、どの人も「賛成」とか「反対」とかはっきり意見する人は少なくて、どちらかというと「よくわからないけどなんとなく…」とか「え、全然わかんない」とか笑いながら答えている人の方が多かった。私はテレビの中の人たちをバカにできる訳ではなく、彼らと同じで、それについてどう思うかなんてよくわからなかった。 いつもの私ならそこで聞き流して終わっている。でも、気になってしまった。それはその時にテレビで流れてきた、銃を構えて戦闘訓練をしている自衛隊員たちの映像と共に「行けと言われたら行くしかないですね」「やられる前に自分がやらないと…」と話す彼らの張り詰めた言葉と表情がやけにリアルだったからだ。何かすごく不穏な空気を感じて、今この国で何が起きているのかきちんと確認した方が良い気がして、バイト帰りにスマホで調べ始めた。「一般的にミュージシャンは政治的発言とかしないほうが良いって言うよね」音大卒業後、同期や後輩ら大人数で飲みに行ったことがあった。その頃私は、集団的自衛権のニュースから派生して既に色々な社会問題に関心を持つようになっていて、SNSで頻繁にそんな投稿をするようになっていた。それを見ていた友人の一人が「最近紅子の投稿読んでると色々考えさせられるよ」と声を掛けてくれたのをきっかけに政治の話は始まった。 すると、その場にいた一人の男の子が「でも、一般的にミュージシャンは政治的発言とかしないほうが良いって言うよね(笑)。大丈夫なの?(笑)」と私に言ってきた。彼は私を心配して忠告してくれたのかもしれない。だけど私はその一言に失望し、無性に腹が立った。彼自身に腹が立ったというよりも、「公の場で意見は言わない方が身のためだ」という理論が日本で「一般的(=常識、当たり前)」と認識されていて、それが疑問視されるどころか丁寧に遵守されている現実に失望し、腹が立ったのだ。「常識」と「パンク」の狭間で想像力を働かせることが、自由を生み出すヒント。別に、みんなが世の中で起きている全ての出来事を専門家みたいに語れる必要なんてない。社会問題って、思っているほど堅い話なんかじゃなくて、身の回りの至る所に存在している。 それは何も政治や社会問題という枠に限ったことではなく、日常のちょっとした出来事や、流行や価値観に対する疑問だってそうだ。というか、政治や社会問題というのは拡大すれば、そういう事を指すのだ。 例えば私たちは気が付いたら“ゆとり世代”とか“女子力”とか、誰かが作ったステレオタイプな物差しの上に生きていて、そんな基準はどこかで歪(ひず)みを作って時に自分たちを苦しめる。 この社会は、常識は、誰のためにあるんだっけ? 少しだけ興味を持って想像してみることで、思っている以上に自分たちの生きる土壌(社会)は自分たちで耕すことができるし、それは紛れもなく自分たち自身を自由にする。「社会問題」なんて漠然と言われると想像しにくいけれど、知らない間に常識化していた身近なことを手に取って、1つ1つ紐解いていみることで、“本当にそれでいいのかな?”とか“そんなに囚われなくていいのかも”とか、自分に合った答えや選択肢を探していけるようになるかもしれない。次回予告 次回の連載は「ゆとり世代」について、世の中の人々の感じることをもとに書いていこうと思います。そのためのアンケートを作ったので、ご回答いただけると嬉しいです! ゆとり世代(1987年4月2日生まれ~2004年4月1日生まれ*)の方は1つ目の質問に、ゆとり世代以外の方は2つ目の質問にお答えください。 (*1)ゆとり世代の該当範囲には諸説ありますが、ここでは1998年に改訂され、2002年から施行された学習指導要領の教育を受けた世代を指しています。*ゆとり世代(1987年4月2日生まれ~2004年4月1日生まれ*)の方読み込んでいます…*ゆとり世代以外の方読み込んでいます…
2017年06月21日毎年、夏になると祭囃子や風鈴の音、セミの鳴き声がどこからともなく聞こえてくる。そんな音を聞くと日本人なら誰でも「夏が来たぁ」と実感するだろう。 日本の夏にはそんな音がある。実はアメリカ西海岸に位置するオレゴン州ポートランドにも実は「夏の音」が存在する。夏になるとどこからともなく「ピアノの音」が聞こえてくるのだ。ポートランドの夏の風物詩「ピアノの音」はどこからやってきているのだろうか。そんなポートランドの街を楽しいコンサート会場へ、市民をピアニストへ、夏を美しい音色の季節へ変身させてしまうプロジェクト「ピアノ・プッシュ・プレイ」の主催者メーガン・マックジョージ(以下、メーガン)さんに、このプロジェクトを始めたきっかけと開催する意義について話を聞いた。友人たちとポートランドのダウンタウンを歩いていた時に、チェロの音を耳にした彼女は、一緒にいた仲間に「自分もあんな風に道端で演奏できたらいいのに!」と興奮して話したという。しかし「あんた、ピアノでしょ。どうやって運ぶのよ?」と友人に笑われてしまった。確かに自宅からピアノを運ぶのは無理な話だが、ストリートで聴いた演奏に感動した彼女は、自分もやってみたい、という思いを捨て切れなかったと当時を振り返る。ストリートに突如ピアノが出現し、演奏が開始されると、街を行き交う人が足を止め、その音色に聞き入った。偶然その場所を通りかかった人々同士、また奏者とが音楽を通して繋がる空間が生まれた。クラッシック音楽を学んできたメーガンさんには、いわゆるエリートが集まるクラッシクコンサート会場とはまるで違う観衆の様子が新鮮で、素晴らしいものに思えたそうだ。その経験を通して、改めてピアノの持つ力を実感した彼女は、翌年以降も屋外にピアノを持ち出そうと動き始め「ピアノ・プッシュ・プレイ」プロジェクトが誕生した。ポートランドの夏の風物詩となった「屋外ピアノ」現在「ピアノ・プッシュ・プレイ」プロジェクトは、市や、アーティスト、ミュージシャンなどを中心とした有志の協力を得て「不要なピアノ」をアーティスティックに蘇らせ、市内の公共スペースに夏の間設置し、プロジェクト終了後は学校や公民館などに寄付をするという流れで展開されている。 毎年プロジェクトのキックオフイベントは、「ポートランド美術館」の中庭で開催される。一旦公園などに設置されたピアノは、24時間通しで通常2週間その場所に置かれ、市民は誰でもピアノを弾くことができる。また、ミュージシャンのフリーコンサートにも使用される。初年度はピアノ店の地下に眠っていた5台の中古ピアノを譲り受ける形で始まったが、毎年規模を拡大。近年では、市民が寄付した10台程度のピアノを市内全域に設置している。ポートランド市とも密接な関係を築いており、市は「ピアノは、ポートランド市民へのギフト。ピアノのあるこの街は、もっと魅力的(magical)だ」と、プロジェクトをサポートしているほど。ピアノ・プッシュ・プロジェクトの意義③地元アーティストとの交流プロジェクトで使用するピアノには観衆の目をひくアートを施すのだが、この作品は、サイズも大きい上に2週間通しで屋外に設置され、大勢が気ままに触るという特殊なものだ。参加アーティストにとっては大きな挑戦だが、作品を「使う」観衆の反応を見て、新たなアートの形や可能性を発見できるという。また、市民はピアノを通して地元アーティストの作品を知ることができる。 ④ピアノ奏者に演奏を心から楽しんでもらう音大出身のメーガンさんは、コンクールで勝ち残るため、楽器の練習に明け暮れる学生時代を過ごした。しかし結果、そんな生活に嫌気がさして、大学卒業後は音楽と縁のない職業に就き、5年以上も演奏から離れる道を選んだ。「母親の舞台でピアノを演奏するよう説得されなければ、音楽の楽しさを思い出すこともなかったかもしれない」とメーガンさんはいう。 彼女は、そんな自分みたいに必死になってオーケストラ入りを目指すあまり、音楽の楽しみ方を忘れてしまった人たちをこの「ピアノ・プッシュ・プレイ」に引き込んでいる。コンサート会場しか知らない音楽家たちは、道端のピアノに最初は身構え、戸惑うが、肩の力を抜いて好きな曲を思うがままに弾くだけで、知らない人が足を止め、演奏を楽しんでくれる。観衆の喜びをダイレクトに感じることで、ピアノや演奏に対する固定観念から解き放たれるそうだ。スケーターが「エリーゼのために」をピアノ演奏。メーガンさん自身も幾度となく、意外な人物の演奏に驚かされてきたが、同様の体験に感激した周囲の声もたくさん届いているという。そんな街の人々の先入観を打ち壊す力が、このプロジェクトを続けていく近年の楽しみであり、原動力になっているそうだ。ポートランドでは、不要とされていたピアノを中心に、アートや音楽の力で、誰もが幸せな気分を共有できる空間が生まれている。このような、ホームレス、若者、高齢者など、市民誰もが参加できるコミュニティづくりが、日本でも必要とされているはずだ。 音楽やアートには、外見や言葉を超えて人の心を開く力がある。その力が、日本でも市民をつなぐきっかけになってくれると信じたい。***Piano.Push.Play.
2017年06月20日「超越論的統覚」「普遍妥当性」「現象学的還元」。脳みそが痒くなるような文字が永遠に並ぶ哲学書を手にしていると、自分がちゃんと存在している感じがする。哲学者の、世界に密着している感じがたまらない。自分から、他者から、社会から逃げたくなるような世界で、言葉を通してそれらを眼差し続ける哲学は、恥ずかしくなるくらい、誠実だ。あるとき哲学書を読んでいたら、わたしが3年くらいかかって掴みかけていたことが「愛しながらの闘争」とかいうエモい概念でサクッと語られていた。哲学、やばい。 やばすぎて、上智大学の哲学研究科で修士過程まで哲学を研究した。 はじめまして、田代伶奈です。
2017年06月20日