学研キッズネットがお届けする新着記事一覧 (9/13)
編集部:学研キッズネット編集部メガネブランド「Zoff(ゾフ)」を運営する株式会社インターメスティックは、4月より新学期が始まり、学校の身体測定などでお子様の視力結果がわかるこれからの時期に向けて、子どものメガネ選びのポイントや意外と知らない子どもの近視についての紹介記事を発表しました。近視の発症年齢の低下に注意!小・中・高と過去最多の数値更新新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、日本政府は臨時休校を全国の小中学校、高校などに対して要請しました。また東京都を中心に外出自粛要請も出された今、親を悩ませているのは「子どものタブレット・スマホ・ゲーム機の使用時間」について。また、いよいよ今年「プログラミング教育」が小学校で必修化となります。パソコンやタブレットなどデジタルデバイスに触れる機会が増え、子どもが気づかないうちに目を酷使するシーンが増えることが予想されます。文部科学省より子どもの視力に関しての調査結果が公開されました。それによると裸眼視力1.0未満の小学生は令和元年度34.57%で、5年前に比べて4.41%増加しています。そのほとんどが近視とされ、近視の発症年齢の低下が問題になっています。また中学生では57.47%、高校生になると67.64%といずれにおいても過去最多の数値となったことで、現在視力と生活習慣に関する詳細な分析を行う事を明らかにしています。「近視かも」と思ったら、まず眼科を受診子どもに初めてメガネをつくる際には、適切な度数のレンズを眼科で処方してもらうことが大切です。そのため、学校からの検診結果を受けた際や近視かもしれないと感じた場合には、まずは眼科の診療を受けることが最初の一歩。子どもの近視は「仮性近視」から「真性近視」へと進行します。「仮性近視」の段階であれば、治療を行う事で近視化を抑制することも可能だと言われています。眼科を選ぶ際には、子どもの診療に慣れている眼科や弱視などの検査や矯正訓練を行う視能訓練士がいる眼科がおすすめです。中学生くらいまでの子どものメガネは、眼科の処方箋に基づいてつくることが基本です。【子どもの近視 Q&A】目に負担をかけない生活のポイントからスマートフォンとの付き合い方、はじめてのメガネ選びまでQ&Aでわかりやすく紹介。Q1:近視が学童期に生じるのはなぜでしょうか?A. ほとんどの近視は、体が成長する学童期に眼球が前後方向に過度に伸びてしまうことで発症します。小学4~5年頃に著しく進行し、24~25歳で止まります。Q2:近視はなぜ進行するのですか?A. 近視が進行する原因ははっきりとわかっていません。近くを見続ける「近業」が長時間続くと、目が過度に緊張することにより近視が進行するのではないかと考えられています。そういう意味では、子どもがスマートフォンやタブレットを長時間見続けないように、親がスマートフォンなどの使用時間を制限して目を休めさせることをおすすめします。Q3:近視の進行を抑える食べ物や目にいいサプリメントがあれば教えてください。A. 医学的に近視の進行を遅らせる効果があると立証された食べ物やサプリメントはありません。視力回復トレーニングやツボ押しも同様です。Q4:近視の進行を防ぐにはどうしたらいいですか?A. 近視の進行をできるだけ遅くするためにも目に負担をかけない生活を心がけることが大切です。下記(※【眼科検診でサインを感じたらすぐに取り入れたい6つの習慣】)に大事なポイントをまとめました。Q5. スマートフォンは目に悪いのでしょうか?A. スマートフォンが目に悪いかどうかはわかっていませんが、過度に近くを見続ける緊張が近視を進行させる可能性があり、また内斜視になる可能性も指摘されています。長時間スマートフォンに夢中になることで、勉強に対する集中力が落ちたり、睡眠不足になるなどの影響も懸念されます。Q6. 近視用のメガネが必要になる視力は?A. 教室で座る席や学年にもよりますが、小学3年生以上は、裸眼視力が0.5でメガネを考え、0.2~0.3で必要というのが目安です。そのままだと勉強にさしつかえることがあります。メガネをかけたり外したりしても、それで近視が進行することはありません。Q7. 強いメガネをかけると近視が進みますか?度は弱めの方がいいですか?A. メガネの度数の強弱が近視の進行に影響することはありません。遠くがよく見える度数に合わせて選ぶのが一番です。度数が弱いメガネの方が楽に感じることもありますが、眼科できちんと検査を受けて、適正なメガネの度数を処方してもらいましょう。Q8. メガネとコンタクトレンズでは、どちらが近視にいいですか?A. メガネもコンタクトレンズも近視の進行や予防には影響がありません。コンタクトレンズは衛生面から、自分で装着したり、適切な管理ができる年齢になってからがいいでしょう。中学生以上からと考えてください。Q9. はじめてのメガネを選ぶときに重視することは?A. メガネの扱いに慣れていないうちは、メガネをランドセルにそのまま入れたり、ポケットに入れたまま座ったりしてしまうことがあるため、フレームの強度が高いものを選びましょう。レンズがキズつかないよう(フレームも曲がらないよう)に外したらケースにしまうことが大切です。眼科やメガネ店でメガネの取り扱いについて十分に説明を受けて、ていねいに使いましょう。※監修:国立成育医療研究センター感覚器・形態外科部 眼科 診療部長 東範行先生発行・メディバンクス株式会社「子どもの近視とはじめてのメガネ」より【眼科検診でサインを感じたらすぐに取り入れたい6つの習慣】1.適切な距離で見る液晶テレビは画面の高さの3倍の距離から見ます。読み書きやスマートフォン・タブレットなどは、目から30~40cm離れてみるようにしましょう。2.明るさを調整する読み書きはデスクライトをつけて明るさを補います。パソコンは画面の照度をやや暗めに調整しましょう。3.時間を決めて目を休める長時間近くを見続けることがないように、親子で時間を決めてください。スマートフォンやタブレットは15~30分、パソコンは30~40分程度が目安になります。4.よい姿勢を保つ目への負担を減らすには、よい姿勢で座り、画面に近づきすぎないようにすることが大切です。5.寝る前にデジタル機器に触らない練る1時間前くらい前からは、パソコンやスマートフォンの操作をやめましょう。明るさや興奮で寝つきが悪くなり、睡眠不足を招きます。寝ながらスマートフォンを触るのはもちろんNG。6.できるだけ外で遊ぶ外で遊んでいる時間は、遠くを見ることが多いので目に負担がかかりません。室内でスマートフォンやタブレット、パソコンの画面を見ているよりも健康的です。近視の予防になり、進行を遅らせる効果があります。安心して始められる!安心して使える!Zoffの子どもメガネはじめてのメガネでもお子様に安心してかけていただけるよう、Zoffの子ども用メガネは、機能性・安全性・デザイン性に優れた、こだわりのオリジナル設計で快適なかけ心地のラインアップ。活発なお子様でも安心してお選びいただけます。□安全・安心な素材医療器具などにも使用されている「French Plastic」や、航空機にも用いられるほど高い信頼性をもった最先端プラスチックを使用。※一部商品を除く。□ずれにくい設計鼻の高さに合わせて微調整可能な鼻パッドや耳にかける部分にはラバー素材を使用するなど、思いっきり遊んでもずれにくい!※一部商品を除く子どものメガネは選んで終わりじゃない!購入後のアフターサービスが大事お子さまは体の成長とともに顔の大きさが変化したり、眼の状態も変化します。近年問題視されている近視の若年齢化は、ゲーム、スマートフォン、タブレットの長時間使用など様々な要因が考えられます。そんな変動するお子様の目をサポートしてくれるのが子どものレンズ安心保証「Zoff U-15(ゾフ・ユージュウゴ)」です。「Zoff U-15」は、視力変化が著しい成長期のお子様を対象としたレンズのサポートプログラムです。メガネをご購入いただいた15歳までのお子様ならお買い上げ日より1年間レンズの度数交換が無料です。その他、Zoffなら通常のサポートサービスも充実。商品不備が原因で破損が生じた場合のフレームの1年間保証や視力測定はいつでも無料、フレームの歪みやかかり具合の調整・メンテナンスの無料サービスなど、安心サポートが盛りだくさんとなっています。先輩ママ&パパに選ばれているメガネZoff SMART【商品名】 Zoff SMART Kids(ゾフ・スマート キッズ)【価格】10,000円(税別・標準レンズ代込)~【発売日】2020年2月7日より随時新商品発売中【取扱店舗】Zoff全店舗(アウトレット除く)Zoffオンラインストア、Zoff 楽天市場店(予定)【特設ページ】【一般のお客様のお問い合わせ先】ゾフ・カスタマーサポート0120-013-883(平日10時〜18時)学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月02日編集部:学研キッズネット編集部イオンは、2020年4月1日(水)~5月31日(日)の期間中、「イオンのランドセルTwitterキャンペーン」を実施することを発表。イオンの公式Twitterアカウント内の「ランドセルキャンペーン」投稿をリツイートすると抽選で、「トップバリュ かるすぽ」シリーズのランドセルを5名に、または「2021年モデルランドセル」の割引クーポンが50万名に当たる。「トップバリュ セレクト かるすぽ みらいポケット」シリーズについて①小マチが拡張する超大容量ランドセルで“手ぶら”通学を!小マチが3cmから8cmまで広がるので、大マチと合わせて最大20.5cmにもなります。脱ゆとり教育に伴い、小学生の荷物は昔より増えています。「みらいポケット」シリーズは、教科書だけでなく体操着や水筒など、学校生活に必要な道具がたっぷり入るので、両手をあけて通学でき、万が一転んでしまっても手をつけるので、安心して通学することができます。②3点背あて「かるくなーれ」でかるがる背負える!荷物が増えても、お子さまのカラダへの負担を軽減させるため、長町名誉教授の監修のもと、背負い心地の良い背あてを開発。「背中」「左右の肩甲骨」「腰」の3か所にパッドを配置し、ランドセルの重量を分散させてカラダにかかる負担を減らし、軽く感じられるように仕上げています。また、パッドの凹凸や配置により、背あてが背中に密着しても風が抜けやすく、背中のムレを軽減できます。長町名誉教授:広島大学の名誉教授で、感性工学の創始者。2021年の「トップバリュ かるすぽ」シリーズのランドセルはここがポイント!①「みらいポケット タブレットケース付モデル」授業や校外学習で、タブレット端末を使う学校が増えています。将来、1人1台を持つ時代に備えて、小マチが3cmから8cmまで広がる超大容量ランドセル「みらいポケット」シリーズから、タブレット端末を収納できるモデルが、トップバリュのランドセルで初めて登場しました。②「ミラクルin EVERフィット」肩ベルトに、5mmピッチで38段階の調節が可能な「ラチェットアジャスター」を搭載しているため、ランドセルを背おったまま簡単に長さを調節でき、厚着でも薄着でも、毎日ぴったり背中にフィットした状態でかるがる背おうことができます。③「ミラクルin NEOライト」シリーズ最軽量の約1,050gでありながら、たっぷり入ってしっかり丈夫を実現。「軽さ」と「大容量」、そして「強さ」を兼ね備えた、いままでにない新しいランドセルです。キャンペーン概要<応募期間>2020年4月1日(水)10:00~2020年5月31日(日)23:59<景品>①「トップバリュ セレクト かるすぽ みらいポケット」シリーズのランドセル5名さま「トップバリュ セレクト かるすぽ みらいポケット」のランドセルを抽選で5名さまにプレゼント。「サイバー」3色、「メイクルーム」4色の計7色からお選びいただけます。<「サイバー」商品詳細><「メイクルーム」商品詳細>②「イオンのランドセル 2021年モデル」15%割引クーポン※150万名様北海道の「イオン」「イオンスーパーセンター」、本州・四国の「イオン」「イオンスタイル」のランドセル取り扱い店舗でご利用いただける「イオンのランドセル2021年モデル」15%割引クーポンを、抽選で50万名さまにプレゼントします。使用期間:2020年7月12日(日)まで※1:店頭購入のみで使用できます。また、本州・四国の「イオンスーパーセンター」、九州・沖縄の「イオン」「イオンスタイル」ではご利用いただけません。「トップバリュ かるすぽ はなまるランドセル24」、ランドセルカバー等の小物類は対象外です。セイバンのランドセル(天使のはね、プーマ)は10%OFFとなります。お客さま感謝デー、サンキューパスポート、その他会員特典・会員割引との併用はできません。ランドセルは予約販売となります。お渡し日は商品によって異なります。<応募手順>①イオンのTwitterアカウント()をフォロー②イオンのTwitterアカウントで投稿していているキャンペーンツイート内にあるリツイートボタンをタップして応募③イオンのTwitterアカウントから、抽選結果の返信が届きます<「イオンのランドセルTwitterキャンペーン」公式サイト><イオン 新入学2021特設サイト>学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月02日編集部:学研キッズネット編集部休校要請等により自宅学習に取り組んでいる小・中学生を応援するため、自宅学習に適した参考書・辞書・ドリル・問題集など約40冊を「受験研究社Virtual Library」にて期間限定(3月31日まで)で無料公開していた教育出版社「株式会社増進堂・受験研究社」は、現時点で新型コロナウイルスの影響による休校措置が全国的に収束に向かっていない状況に伴い、無料公開時期を2020年4月17日(金)まで延長することを発表しました。無料公開を延長するのは、創刊以来2600万部突破のベストセラー参考書「自由自在」をはじめ、学年の復習が一冊でできる人気の問題集「全科の復習テスト」など約40冊のラインナップ。延長期間は▪️2020年4月1日〜4月17日23:59までで、以下の申し込みページにて登録することで利用が可能となっている。小学生用書籍参考書:2600万部突破!基礎から難関校受験まで使える信頼の参考書「自由自在」。分からないことがあれば何でも「自由自在」で調べてみてください。新指導要領対応で先取り学習にも最適です。※ 小学生用「自由自在」につきましては、LINEで知りたいキーワードを質問すると、「自由自在」の該当するページをLINE上で閲覧できる新しいサービス“教えて!「自由自在」先生”も期間限定で無料でご利用頂けます。わからない用語を調べたい時などにはこちらもご活用下さい。新辞典:楽しく学べる工夫が詰まった定番新辞典シリーズ。読むだけでも楽しめます。総復習しよう!:主要科目の復習がこれ一冊でできる大人気問題集。進級前の総復習にご活用下さい。楽しく学ぼう!:クロスワードなどで楽しく学べる教材をラインアップしています。勉強の合間にご利用下さい。中学生用書籍参考書:2600万部突破!基礎から難関校受験まで使える信頼の参考書「自由自在」。家庭学習で分からないことがあれば何でも「自由自在」で調べてみて下さい。用語集:多くの高校受験生に愛用される用語集の決定版。分からない用語があればそのままにせず、用語集で確認しながら前に進むことで、確実に学力がつきます。総復習しよう!:各学年全教科の復習がこれ一冊でできる大人気問題集。進級前の総復習にご活用下さい。理・社の一問一答問題集もご利用頂けます。【期間限定無料申込サイト】【株式会社増進堂・受験研究社】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月02日編集部:学研キッズネット編集部株式会社math channelは、2020年4月6日(月)より小学1~4年生を対象に、おうちで楽しく学べる双方向型講座「オンライン算数パズル教室」を開講。4月中は体験会を実施し、5月11日(月)より講座を開始する。「オンライン算数パズル教室」について教室は、Web会議ツール「Zoom」を使用した全国各地で、自宅にいながら双方向型の習い事を受けられる「オンライン算数教室」。1クラス最大15名程度のお子さま方に対して、代表でありオンライン授業の実施実績も多数有する「数学のお兄さん」横山明日希が講師を務め、双方向で適宜コミュニケーションをとりつつ進行していく。こんな時でも「子どもの楽しみと学びをなくさない」ために「算数・数学の楽しさを広める」をミッションに、オフライン教室やワークショップ、イベントを中心に展開してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大による社会情勢に伴い、web会議システム「Zoom」を活用したオンライン授業も開始。3月は日本全国から小学校低学年~中学年を中心とした60名以上のお子さまが参加した。オンライン講座実施時の様子本年2月末より全国の小・中・高校が休校措置となり、それに伴い子ども達は家庭での自学自習が基本、またオフラインの習い事も一時休止、もしくは現在も休止となっている方も少なくはない。この先が見えない社会情勢のなかで、自宅で過ごさなければいけない時間が増え、ごく親しい方々以外とコミュニケーションをとる機会も減ってきている現在。このような状況下で、「学びの楽しさを広める」をミッションとして掲げる株式会社math channelは、お子さま方、そして保護者の皆さまのためにオンライン教室という形をとり、日本全国のお子さま方を「算数」という学びで繋げてコミュニケーションの機会を設けること、そしてご家庭に「子どもの楽しみと学びの場」を届けること、お子さま方の将来に繋がるアクションを止めないために、オンライン習い事「算数パズル教室」を開講する。「オンライン算数パズル教室」利用教材についてメインで利用する教材は、教室講師の横山明日希も著作者として製作を手がけた、サイエンス作家竹内薫氏、田森佳秀氏との共著作『理数センスが育つ算数王パズル』(小学館)を使用。学校ではあまり扱われることのない、算数を好きになるきっかけが沢山詰まった問題を扱っていきます。◆math channelの「算数パズル教室」についてmath channelの算数パズル教室は「算数をもっと楽しくそして好きになる」ためのエッセンスが沢山詰まった「楽しく考えて取り組める問題」を取り入れたオリジナルの算数講座です。「パズル」とは、図形の問題だけでなく、数や論理なども含めて「頭を使って考えながら解く問題」のことを指します。math channelの算数パズル教室では、様々な分野に潜む「考えれば考えるほど楽しくなる」問題を取り扱いながら、お子さまの「主体的に考えていく力」を身に付けるきっかけを作っていきます。担当講師プロフィール横山明日希横山明日希(よこやまあすき)算数・数学の楽しさを伝える数学のお兄さん。株式会社math channel代表。明光ネットワークジャパン、株式会社サイバーエージェント、株式会社ビズリーチのマーケティング部門マネージャーを経て独立。日本お笑い数学協会副会長、探究型学習塾a.school探究算数アドバイザー。著書・共著書に『笑う数学』(KADOKAWA)、『愛×数学×短歌』(河出書房新社)、『理数センスが育つ・算数王パズル』(小学館)、『算数脳をつくる かずそろえ計算パズル』(幻冬舎)等。最新刊は、『サクッとわかる!中学数学キャラ図鑑』(KADOKAWA)。「オンライン算数パズル教室」実施概要<4月体験会・概要>【開催日程】コンテンツA「算数パズル・図形編」→4月6日(月)、20日(月)コンテンツB「算数パズル・論理編」→4月13日(月)、27日(月)※コンテンツA、Bの日程より1日程ずつご選択の上、1ヶ月で計2コマご受講頂きます。【時間】小1~2クラス:16時30分~17時30分小3~4クラス:18時~19時【費用】2コマ分合わせて4,000円(税込)【定員】各講座15名【対象】小学1年生~4年生詳細&申込ページはこちら→ <5月からの講座・概要>【開催期間】2020年5月11日(月)~7月27日(月)の毎週月曜日【時間】小1~2クラス:16時30分~17時30分小3~4クラス:18時~19時【費用】4コマごとに8,800円(税込)※5月~12月の全12回まとめて支払いの場合25,400円(1000円off)【定員】各講座15名【対象】小学1年生~4年生詳細&申込ページはこちら→ 学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月02日編集部:学研キッズネット編集部学研キッズネットでは、春休みや休校中の子どもたちに向けて教育委員会などで発表された「マスクの作り方」を紹介しています。小学校低学年のお子さんには、ハンカチやキッチンペーパーといった身近なもので作れる方法がオススメ。また、布を使う方法も型紙が用意されていたり、なみ縫いで作れたりするので、小学校高学年から作成できます。親子で一緒に作ってみてはいかがでしょうか?●学研キッズネット:【まとめ】参考にしたい! 「マスク」を手作りする方法■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月01日編集部:学研キッズネット編集部コクヨ株式会社は、家庭学習の習慣化をサポートする新しいコンセプトのIoT文具「しゅくだいやる気ペン」が、IT関連メディア事業を展開する株式会社インプレスが主催する「Impress DX Awards 2019」(エッジコンピューティング&デバイス部門)において準グランプリを受賞したことを発表しました。「Impress DX Awards」とは株式会社インプレスが主催する「より良い未来の創造」に向けた表彰制度である。本受賞に関する「しゅくだいやる気ペン」の選定理由は「IoT技術により、子供のやる気を引き出し継続して学習するための仕組みを実現している。保護者にも褒めるきっかけを与えるなどで円滑な親子のコミュニケーションの創出が期待できる。人間力の向上分野でIoT技術が成果を産めることを広く知らしめた」として評価れさた。※デジタルトランスフォーメーション(DX)企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。しゅくだいやる気ペンについて「しゅくだいやる気ペン」は、スマートフォンのアプリと連動して、子どもの日々の努力を「見える化」することで学習への意欲を高めていくために開発された商品。センサー付きアタッチメントを鉛筆に取り付け、勉強への取り組みに応じて溜まった「やる気パワー」をスマホアプリに取りむことで“見える化”している。「かく⇔ほめる」の好循環を生み出すことで、親子のコミュニケーションを円滑にし、子どもが自発的に学習する習慣を促している。【商品サイト】【親子の学び応援メディア「かきほめノート」】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月01日編集部:学研キッズネット編集部ソニー生命保険株式会社は、2020年2月28日~3月2日の4日間、大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女に対し、今年で7回目となる「子どもの教育資金に関する調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。親の6割半が「子どもの学力や学歴は教育費次第」大学生以下の子どもがいる20歳以上の男女1,000名に、子どもの教育や教育費に関する内容について自身の考えや状況がどの程度あてはまるか聞いたところ、≪子どもの学力や学歴は教育費にいくらかけるかによって決まると感じる≫では、「非常にあてはまる」は17.2%、「ややあてはまる」は48.3%で、合計した「あてはまる(計)」は65.5%となった。≪老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい≫では63.8%となり、教育費が子どもの学力や学歴を左右すると考える親や、老後の備えより教育費を優先する親が多数派であることがわかった。また、≪早期の知育や英才教育は子どもの将来のために重要だ≫では73.0%、≪スポーツや芸術の習い事よりも学習塾に教育費をかけたい≫では44.2%となり、親の多くが幼い頃から子どもの能力を高めるような取り組みを行うことが、子どもの将来のためになると感じていることがわかった。また、習い事よりも学習塾にお金をかけたい親は少数派であることも明らかとなった。「子どもの教育費の負担を重いと感じる」親の7割、昨年よりも負担感が増す傾向全回答者に、≪子どもの教育費の負担を重いと感じる≫か聞いたところ、「あてはまる」は69.4%となった。子どもの就学段階別にみると、「あてはまる」と回答した人の割合は、未就学児の親では56.5%、小学生の親では65.7%、中高生の親では73.4%、大学生等(予備校生・浪人生・大学生・短期大学生・専門学校生、以下同様)の親では81.7%と、子どもの就学段階が上がるにつれて負担を重いと感じる人の割合が高いという結果に。子どもの成長に伴い、学費や塾・習い事の費用といった教育費の負担が増大しているのではないか。子どもの教育費の負担を重いと感じる人の割合を過去の調査結果と比較すると、2018年71.4%→2019年66.6%→2020年69.4%と、昨年の下降から今年は上昇に転じ、家計の厳しさが垣間見える結果となりました。妻より夫が教育熱心な家庭では“教育のことで夫婦喧嘩をよくする”傾向配偶者がいる人に、夫婦間で教育方針が一致しているか、異なっているか聞いたところ、「一致している」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)は81.2%となり、子どもの教育には夫のほうが熱心か、妻のほうが熱心か聞いたところ「夫のほうが熱心」は34.0%、「妻のほうが熱心」は66.0%となった。また、子どもの教育のことで夫婦喧嘩をよくするか、全くしないか聞いたところ「よくする」は29.0%に。夫婦の教育方針の状況別にみると、「よくする」と回答した人の割合は、教育方針が一致している人では26.0%、異なっている人では42.0%となり、教育に対する意見のくい違いから、ぶつかり合ってしまうことがあるのではないか。さらに、夫婦の教育熱の状況別にみると「よくする」と回答した人の割合は、夫のほうが教育熱心という家庭では40.7%、妻のほうが教育熱心という家庭では22.9%となった。「子どものインターネット・SNS利用に不安を感じる」小学生の親の8割弱全回答者に、子どもの将来に関する項目を提示してどの程度不安を感じるか聞いたところ、≪学校生活≫では「不安を感じる」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)が54.7%に。子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる」と回答した人の割合は、未就学児の親では68.1%、小学生の親では62.1%とどちらも6割を超える結果となった。≪インターネットやSNSの利用≫では、「不安を感じる」が64.7%に。子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる」と回答した人の割合は、小学生の親(77.0%)が最も高いという結果に。近年のスマートフォンの普及などに伴い、インターネットやSNSが小学生にも身近なものとなり、多くの小学生が利用できるようになっています。小学生の親には、自身の子どもがインターネットやSNSをめぐるトラブルに遭遇するのではないかと不安を持っている人が多いのではないか。親の大半が子どもの受験や就活に不安を抱く「子どもの就活に不安を感じる」母親の7割強受験・進学や就職活動といった子どもの進路については、どの程度不安を感じているのでしょうか。高校生以下の子どもの親に、≪受験・進学≫についてどの程度不安を感じるか聞いたところ、「不安を感じる」は77.9%に。父母別にみると、父親では73.4%、母親では82.3%と母親のほうが8.9ポイント高くなりました。子どもの受験や進学に対しては、父親より母親のほうが不安を感じていることがわかる。全回答者に、≪就職活動≫についてどの程度不安を感じるか聞いたところ、「不安を感じる」は69.9%となりました。父母別にみると、父親では68.6%、母親では71.2%と、母親のほうがやや高くなりました。子どもの教育資金に不安を感じる理由1位「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」全回答者に、≪教育資金≫について、どの程度不安を感じるか聞いたところ「不安を感じる」は70.6%に。子どもの就学段階別にみると、「不安を感じる」と回答した人の割合は、小学生の親(76.6%)、中高生の親(76.2%)ではどちらも7割半となった。教育資金に不安を感じている人に、子どもの教育資金に不安を感じる理由を聞いたところ、「教育資金がどのくらい必要となるかわからない」(56.8%)が最も高く、次いで「収入の維持や増加に自信がない」(37.4%)、「収入が不安定」(23.1%)となった。子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では「教育資金に関して相談する人がいない」(22.5%)が他の層より高い結果になり、未就学児の親では、教育資金に関する悩みを相談できず抱え込んでいる人が少なくないようだ。小学生から社会人になるまでに必要な教育資金平均予想金額は再び上昇し1,381万円にでは、子どもが小学校に入学してから社会人になるまで、教育資金はどのくらい必要になるとイメージしている人が多いのだろうか。未就学児の親に、子どもが小学生から社会人になるまでに、教育資金はいくらくらい必要だと思うか聞いたところ、「1,000万円~1,400万円位」(29.4%)に回答が集まり、平均予想金額は1,381万円となった。平均予想金額を過去の調査結果と比較すると、2018年1,348万円→2019年1,339万円→2020年1,381万円と、上昇傾向が落ち着いた昨年から再度上昇に転じ、2014年の調査開始以来最高額に。大学等への進学のための教育資金準備方法「銀行預金」「学資保険」のTOP2が突出高校生以下の子どもの親に、大学等への進学のための教育資金を、どのような方法で準備しているか聞いたところ、「銀行預金」(58.3%)と「学資保険」(42.5%)が高くなり、次いで「財形貯蓄」(11.8%)、「(学資保険以外の)生命保険」(9.2%)、「金融投資(株式投資や先物取引など)」(6.6%)となった。銀行預金や学資保険で計画的に教育資金を準備している人が多いようだ。また、大学生等の親(予備校生・浪人生を含まない)に、大学等への進学のための教育資金を、どのような方法で準備してきたか聞いたところ、「銀行預金」(58.5%)と「学資保険」(49.6%)が特に高く、以降「奨学金」(19.9%)、「財形貯蓄」(13.0%)、「教育ローン」(12.2%)が続きました。親の7割強が、大学等への進学で「費用にこだわらず子どもの希望を優先させたい」と回答全回答者に、子どもの大学等への進学に関する意識について聞いたところ「多少費用がかさんでも進学させたい」(「非常に」と「やや」の合計、以下同様)が81.2%、「費用がかさむなら進学させなくてもよい」が18.8%となった2019年の調査結果と比較すると、「多少費用がかさんでも進学させたい」と回答した人の割合は、2019年86.3%→2020年81.2%と、5.1ポイント下降したものの、依然高い傾向がみられた。次に、子どもの大学等の入学金・授業料等の費用について聞いたところ、「費用にこだわらず子どもの希望を優先させたい」が73.8%、「費用が極力抑えられる学校を選択させたい」が26.2%となり、子どもの進学先を選択する際の条件は、入学金・授業料等の費用よりも子どもの希望を第一に考える親が多いようだ。2019年の調査結果と比較すると、「費用にこだわらず子どもの希望を優先させたい」と回答した人の割合は、2019年77.4%→2020年73.8%と、やや下降したが、子どもの希望を第一に考えたいという親が依然として多いことがわかる結果となった。子どもの海外留学や海外研修は「多少費用がかさんでも経験させたい」と考える親が多数派子どもの学校への通学については、「自宅から遠ければ下宿や寮生活をさせてもよい」が44.3%、「自宅から通える学校を選択させたい」が55.7%となった。子どもの学生時代のアルバイトについては、「アルバイトはせず学業に専念してほしい」が43.6%、「アルバイトをして学生生活の費用に充ててほしい」が56.4%に。海外留学や海外研修については、「多少費用がかさんでも経験させたい」が54.3%、「費用がかさむなら経験させなくてもよい」が45.7%と約半数の結果に。子どもに対して、自宅通学やアルバイトなど、節約を意識した学生生活を希望している親が多数派となりました。他方、海外での留学や研修については、たとえ多額のお金がかかるとしても、海外で得られる様々な経験には価値があると考えている親が多いことがわかる。小学校高学年での英語の教科化未就学児の親の8割が認知2020年度から、小学校でのプログラミング教育必修化、小学校高学年での英語の教科化が実施される。これらにあたり、小学生以下の子どもの親にこの制度改正について知っているか聞いたところ、≪2020年度から、小学校でのプログラミング教育が必修化されること≫では、認知率が82.7%に。認知率を子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では79.4%、小学生の親では85.9%と、小学生の親のほうが6.5ポイント高くなりました。また、≪2020年度から、小学校高学年では英語が教科化されること≫では、認知率が81.5%となった。認知率を子どもの就学段階別にみると、未就学児の親では80.3%、小学生の親では82.7%と、どちらも8割以上となった。近年のグローバル化を意識してか、小学生の親だけでなく未就学児の親も小学校での英語の教科化に大きな関心を寄せていることがうかがえる結果となった。大学入試共通テストの導入未就学児、小学生の親の7割以上が認知2021年度からは中学校で、2022年度からは高等学校で、プログラミング教育の必修化が実施されます。高校生までの子どもの親にこの制度改正について聞いたところ、認知率は≪2021年度から、中学校でのプログラミング教育が必修化されること≫では62.0%、≪2022年度から、高等学校でのプログラミング教育が必修化されること≫では55.6%となった。また、≪大学入試センター試験が廃止され、2020年度に大学入学共通テストに変わること≫では、認知率が76.2%となり、大学受験に関する改正については親の多くが関心を持っているようだ。認知率を子どもの就学段階別にみると、中高生の親(86.1%)では8割半と高い割合に。また、未就学児の親(70.5%)と小学生の親(71.8%)でも7割以上となりました。子どものプログラミング教育にかけたい金額かけたいと思う人の平均額は5,752円/月全回答者に、子どものプログラミング教育に今後かけたいお金について聞いたところ、お金をかけたいと思う人の割合は45.6%となりました。お金をかけたい人に、子どものプログラミング教育に今後1ヶ月あたりいくらくらいお金をかけたいと思うか聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(37.3%)に回答が集まり、平均額は5,752円という結果に。また、全回答者に、子どもの英語教育に今後かけたいお金について聞いたところ、かけたいと思う人の割合は、58.1%と、半数以上になり、お金をかけたい人に、子どもの英語教育に、今後、1ヶ月あたりいくらくらいお金をかけたいと思うか聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(39.1%)や「10,000円~20,000円未満」(24.6%)に回答が集まり、平均額は6,988円となりました。子どもに目指してほしい“理想の大人”有名人では1位「イチローさん」2位「所ジョージさん」全回答者に、自分の子どもに目指してほしい“理想の大人”のイメージに合う有名人や、歴史上の人物について質問したところ、有名人1位「イチローさん」、2位「所ジョージさん」、3位「タモリさん」となりました。1位の「イチローさん」は、2015年の調査から6年連続の1位となり、選んだ理由をみると、1位の「イチローさん」については、「自分の信念をしっかりと持ち、仕事にストイックな人だから」など、強い精神力について、多くの回答が挙げられました。2位の「所ジョージさん」については、「好きなことを仕事にするアイデアを持っているから」、3位の「タモリさん」については、「好きなことをして、人生を満喫しているから」などが理由として挙げられました。また、歴史上の人物では、1位「織田信長」、2位「坂本龍馬」、3位「徳川家康」となり、「織田信長」は、2019年まで5年連続1位だった「坂本龍馬」を超え、初めての1位となった。1位の「織田信長」について選んだ理由をみると、「大胆な発想力と行動力を持っているから」などの回答が挙げられました。自分の子どもに就いてほしい職業1位「公務員」、「医師」「看護師」「薬剤師」など医療関係も上位に最後に、全回答者に自分の子どもに就いてほしい職業を聞いたところ、男子の親では「公務員」が圧倒的多数で1位に。2位は「医師」「会社員」という結果に。選んだ理由をみると、1位の「公務員」については、「不景気でも安定しているから」などの回答が挙げられ、子どもに安定した職業に就いてほしいと希望する親が多いことがわかりました。2位の「医師」については、「色々な人を助けてあげてほしいから」など、社会に貢献できる職業である点が多く挙げられました。「会社員」については、「好きな会社で働いてくれれば良いから」などの回答が挙げられました。女子の親では、1位「公務員」、2位「看護師」「薬剤師」という結果に。また、5位までに入った職業のうち3つは医療関係の職業となった。選んだ理由をみると、1位の「公務員」については、「安定が一番、安心だから」など、男子の場合と同様に、安定性を理由に挙げる人が多い結果に。2位の「看護師」については、「手に職をつけることができ、今後も必要とされる職業だから」、「薬剤師」については、「結婚や引越しをしても仕事を続けやすそうで、働く場所に困らないから」などの回答が挙げられ、手に職をつけることで、キャリアを長く保つことができると考えている人が多いことがわかる結果となった。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月01日編集部:学研キッズネット編集部株式会社学研ホールディングスのグループ会社、株式会社学研プラスは、「毎日のドリル」シリーズから4冊お買い上げいただいた方全員に500円分の図書カードをプレゼントするキャンペーンを実施しています。小学生向け人気ドリル「毎日のドリル」読者キャンペーン実施中!「毎日のドリル」改訂版の発売を記念し、読者キャンペーンを実施しております。「毎日のドリル」シリーズから4冊お買い上げいただいた方全員に、500円分の図書カードをプレゼント(「毎日のドリル」改訂版52点から、どの4冊を選んでいただいても応募可能です)。「毎日のドリル」は、学年末の復習や新学期の準備に役立つので、春休みのおうち学習にぴったりです。さらに、学校の勉強の進度に合わせて使いやすいので、新学期からの日常学習にも強い味方となります。ぜひ、ご応募ください!学研「毎日のドリル」がリニューアル!お子様の学習をばっちりサポート!◎やりきれるから自信がつく!「1日1枚」の勉強で、学習習慣が定着します。解説が丁寧なのでひとりでも学習が進められます。この春、オールカラーになってリニューアル!かわいいイヌのイラストが目印。◎ラインナップが豊富!!教科は「国語」「算数」「英語」があり、2020年2月に52点発売。国語は「漢字」「文章読解」、算数は「たし算」「文章題」など分野別に構成されているので、お子様が重点的に対策したいドリルを選ぶことができます。豊富なラインナップで「基礎力」がしっかり身につく!◎専用アプリで、おうち学習がパワーアップ!専用の勉強管理アプリに時間や点数を登録すると、成績がグラフ化され賞状やメダルをもらえます。勉強をがんばると、キャラクターが育つのでやる気が続きます。改訂にあたり、漢字・英単語のミニゲームの機能が追加されました!無料の学習管理アプリがすごい!かわいいキャラクターと一緒に学べる漢字の読みがなを当てるミニゲーム英単語の意味を当てるミニゲーム。◎読者のみなさんから、好評の声が届きました!・毎日続けられる問題量、毎日続けたくなるアプリに親も助かっております。・カラーで見やすく、難易度が丁度よく、一人で取り組めます。・単元別のドリル構成なので、子どもの苦手なものだけ買うことができて良いです。・解説があり一人で取り組めるので、達成感を味わえます。・子供のやる気を引き出す要素がたくさんあり、素晴らしいなと思い購入継続しています。読者キャンペーン詳細◆応募方法①「毎日のドリル」シリーズについている応募券を4冊分切り取ってください。②ハガキに応募券を4枚貼り付け、必要事項をご記入の上、ポストに投函してください。【対象商品】「毎日のドリル」シリーズ全点シリーズ全点はこちら:【必要事項】(1) お名前(2) ご住所(3) 電話番号(4) お子様の学年(5)「毎日のドリル」を購入した理由【応募先】〒141-8415東京都品川区西五反田2-11-8株式会社学研プラス「毎日のドリル」キャンペーン係【応募締切】2020年6月5日(金)当日消印有効【賞品の発送】2020年8月頃より順次発送予定◆詳細につきましては、下記をご確認ください。学研「毎日のドリル」キャンペーン告知サイト【商品概要】シリーズ名:毎日のドリル編集:株式会社学研プラス定価: 算数・国語各650円、英語各840円発売日:2020年2月17日判型:B5判/各80~112ページ発行所:株式会社学研プラス学研出版サイト:学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月01日編集部:学研キッズネット編集部2020年 卒園・卒業生へ みんなで贈る寄せ書き卒業アルバムメーカーのダイコロ株式会社は新型コロナウイルスの影響により卒業式の中止・延期または規模縮小となっている状況を受け、2020年卒園・卒業生へ向けたメッセージを寄せ書きにして紹介する『2020年 卒園・卒業生へ みんなで贈る寄せ書き』キャンペーンを実施することを発表しました。ご応募いただいた方の中から抽選で3名に、オリジナルフォトポスター『humming solo』をプレゼントします。新型コロナウイルスの影響によって卒業式が中止・延期または規模縮小となり、最後の思い出作りをすることができない生徒たちや、はなむけの言葉を贈ることができない先生、保護者の方々がいる状況となった2020年春。平時の卒業式であったならば、生徒たちはお互いの卒業アルバムに寄せ書きをしてメッセージを贈りあい、先生や保護者の方々ははなむけの言葉を贈ることができていたはずです。そこでダイコロ株式会社では、2020年卒園・卒業生へ向けたメッセージを募集し、寄せ書きにしてホームページにて紹介する『2020年 卒園・卒業生へ みんなで贈る寄せ書き』企画を実施。卒業生がお互いに贈りあうメッセージはもちろんのこと、同じ状況にいるいろんな方々からのメッセージにも心動かされたり励まされたりすることがあります。新型コロナウイルスの影響がいつまで続くか分からない不安な状況だからこそ、みんなで気持ちを共有しあって元気になれるようなきっかけにしたいと考えています。『2020年 卒園・卒業生へ みんなで贈る寄せ書き』キャンペーン概要■募集内容2020年の卒園・卒業生へ贈るメッセージを募集します。卒業する自分たちの気持ちや決意、先生、先輩、後輩、親、兄弟、人生の先輩として大人からなどどなたからでもかまいません。また、見てもらいたい自分たちの卒業記念や思い出の写真も募集します。■応募期間2020年3月25日(水) ~ 4月7日(火)■応募方法下記応募方法により2020年卒園・卒業生へ向けたメッセージをテキストや画像でお送りください。・Twitterにてハッシュタグ「#みんなで贈る寄せ書き2020」で投稿。・Twitterにて本企画アカウント(@daicoloyosegaki)宛にDM(ダイレクトメッセージ)で送信。・メールでinfo@daicolo.co.jpへ件名「みんなで贈る寄せ書き2020」で送信。※当選通知はツイートをしていただいた方はTwitterダイレクトメッセージで、メールで送っていただいた方はメールでお知らせいたします。※企画への参加に関して、アカウントへのフォローは必須ではありません。しかし、発表の際ダイレクトメッセージでのご連絡ができない場合、当選対象からは除外されますので、あらかじめご了承ください。当選通知をお送りできるように本企画アカウントをフォローもしくはフォローしていないアカウントからのダイレクトメッセージを受け取れる設定にしてご応募ください。■寄せ書きの掲載方法応募いただきましたテキスト、画像は編集・加工し、寄せ書きにしてホームページ()にて紹介いたします。■賞品ダイコロ株式会社が運営するオンラインショップ『Chuckle(チャックル)』よりオリジナルフォトポスター『humming solo』<A4相当 額縁セット>を抽選で3名様にプレゼントいたします。humming solo「ずっと眺めていたい」スポーツの瞬間、子どもの自然な表情、こだわった趣味の写真。何度も見返してしまう大切な1枚をオリジナルフォトポスターに。写真にあったベストなトリミングでお届けいたします。データでは味わえない価値を体感してください。<A4相当>額縁セット(壁掛け・スタンド対応)額縁:330mm×243mm内寸:295mm×208mmプリント寸法:305mm×220mm重さ:437g素材 :アルミ、シート額:PET(透明)写真点数1枚※額縁は、予告なく変更する場合があります。【公式サイト】【ダイコロ公式サイト】【Chuckle(チャックル)公式サイト】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月01日編集部:学研キッズネット編集部主に未就学の親子に向けた週末の体験活動「ウィークエンドスクールfor kids」を運営する「一般社団法人かもしか」は、5月に出版予定の『子どものときに育む一生もののチカラ(仮)』の一部「子どもを育む遊びの見守り方」を、2020年3月25日から4月12日まで休校や登園自粛、春休みで家で過ごす時間が増えた子どもの活動を大人が見守る際のヒントとして、スマホ閲覧サイズの1枚画像にして無料で提供している。子どものときに育む一生もののチカラ、非認知能力とは?学力やIQなど読み書きや学習到達度などで測定可能な能力を「認知能力」といい、これまでの早期教育ではこの認知能力を意識して行われてきました。しかし近年、一方的に知識や技能をインプットするだけでは育たない、気質や性格的な特徴である「非認知能力」こそが幼児期にとって大切だということが分かりました。非認知能力は心理学的に「社会情動的スキル」とも言われ、忍耐力、社交性、やり抜く力といった気質のことで、2000年にノーベル経済学賞を受賞したジェームズ・ヘックマン氏は、非認知能力が「将来の学歴・年収・雇用」などに大きく影響を及ぼすことを証明しました。「遊び込み」の中で育まれる非認知能力幼児期は特に「遊び込む」ことで非認知能力が育まれるため、保育園や幼稚園などの幼児教育現場での実践をはじめ、教育熱心な家庭で「子どもの遊び」に対する関心が高まっています。「ウィークエンドスクールfor kids」で出版予定のテキストでは、この「非認知能力」についてわかりやすく、そして家庭でも子どもの能力を育めるように大人の役割について解説。今回無料で提供するページは、子どもの非認知能力を育む上で欠かせない、子ども主体の遊びなどの活動を大人がどう見守ったらいいかをまとめたものになっています。【無料提供ページ「子どもを育む“遊び”の見守り方」】【無料提供期間】2020年3月25日(水)〜2020年4月12日(日)【ダウンロード方法】ウィークエンドスクールfor kids公式サイトのトップページのお知らせ欄からダウンロードいただけます。【出版予定のテキストについて】監修:共立女子大学 家政学部 児童学科教授 白川佳子先生著者:ウィークエンドスクールfor kids出版予定: 2020年5月形態: 36ページ、A5サイズ主な内容・非認知能力とは・非認知能力を育む・解説コラム・保育のプロが語る非認知能力他※予告なく変更になる場合がありますウィークエンドスクールfor kidsについて遊びを通じて子どものチカラを育みたいママ・パパと、その子ども、そして地域に住む元・保育士や幼稚園教諭といった子どもの専門家がチームになって活動する、週末の楽しい遊び場です。幼児期に育みたい一生もののチカラ「非認知能力」を重点に置いたプログラムを行っています。まちの商店や農家、食堂、集会所などの協力で、地域を舞台に社会と関わりながら、楽しく子どものチカラを育むことを目指しています。現在、東京都調布市、東京都町田市、埼玉県南西部、愛知県北名古屋市の4カ所に、活動の中心となる子どもの専門家がいます。【公式サイト】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月31日編集部:学研キッズネット編集部3月も終わりを迎え、いよいよ入学シーズンが近づいてきました。例年であれば受験生は試験を乗り越え、新入学・新学年に期待が膨らむ時期ですが、今年は新型コロナウイルスの影響もあり、卒業式もままならず落ち着かないまま春休みを迎えたお子さんやご家族の方も多いのではないでしょうか? そこで、「Campusノート」シリーズを販売するコクヨ株式会社は、新入学・新学年への準備やスタートの不安を少しでも減らすために、中学受験算数専門のプロ家庭教師でカウンセラーでもある安浪京子先生による、新入学の中学1年生を対象とした「子どものフォローとノート選びのポイント」を公開しました。そのポイントは、安浪先生のコメントともに紹介します!「うるせーな」 子どもの変化に、親はどう接するべきか「親離れ」が始まる中学1年生『学校だよりや授業参観が頻繁にあり、同級生の親から我が子に関する色々な情報が入ってきた小学校時代。子どもの「受験したい」いう気持ちが「勉強する」行動に結びつかず、つい「勉強しなさい」と声を荒げて親子関係が険悪になった中学受験。少しずつ反抗期が始まったとはいえ、まだまだ小学生。我が子が親の庇護下にいると信じて疑わなかった12年間。しかし中学に進学すると、行動範囲も人間関係も拡がり、まだまだ子どもだと思っていた我が子が、親が把握しきれない知らない世界をどんどん増やし始め、自立に向けて「親離れ」が始まります。必要とされなくなったように感じて寂しく思われるかもしれませんが、逞しく成長している証でもあり、子どもが親に求めるものが変わってくるだけで家族の形は変わりません。我が子の自立に向けて少しずつ、親の考え方、接し方を変えていく時期が訪れたのです』親子関係を良好にする子どもとの接し方『例えば生活態度。「早く寝なさい」といった、小学生時代のやり方はほぼ通用しません。むしろうるさい親から逃れたいがために早く布団に入り、その中でスマホをいじり続けます。勉強に関しても「勉強しなさい」といっても、「うるせーな」といった冷たい態度にショックを受ける機会が増えるだけです。これからは保護者としての正論をかざすのではなく、「パパも一回徹夜をやってみたくて、こっそり試した事があったなぁ」「ママも理科が大嫌いで10点を取った事があったんだ」という経験談を沢山してあげて下さい。中学生になってまだ日が浅いだけに、そんな親の武勇伝や経験話はとても新鮮です。また、中学の学習過程は小学校と比べると親にとってはるかに馴染みやすい内容です。方程式も解禁となり、数学や英語を教えられるようになって親子関係が良好になったという話を沢山聞きます。つまり、小学生の延長ではなく、「中学生になった」と一段ステージを上げて対等に接する姿勢を明確に打ち出す事が鍵です。中学生は自分の悩みをそのまま親に打ち明ける事はありませんが、「学校でこんな事があったけど、パパの場合はどうだった?」とアドバイスを求める体ならば、色々話をしてくれます』ノートは一緒に選び、書いて見せる。不安を解消するポイントとはノートの変化にも対応。チャットツールではできないコミュニケーションにも『今まで小学校では「方眼ノートと鉛筆」だった学習環境が「大学ノートとシャープペンシル」に代わります。マス目がなくなって不安を感じるお子さんに是非、次のような形で寄り添ってあげて下さい』①ノートを一緒に選びに行く『今までは一方的にノートを買い与える事が多かったかと思いますが、大学ノートには・A罫(普通横罫) 罫幅7mm・B罫(中横罫) 罫幅6mm・C罫(細横罫) 罫幅5mmの3種類がある事を教えてあげましょう。コンビニに行くと、大抵「A罫」「B罫」の2種類が売られていますが、中学生が使うのはA罫です。「たった1mmの違い」と思うかもしれませんが、使い勝手は全く異なります。実際に2種類購入し、その使い勝手を一緒に比べてみるのもお薦めです。また、一緒に買いに行く事により「ママもこれ使ってたよ!」「今はこんなに可愛い表紙があるんだね」など、話も盛り上がります』②具体的に書いて見せる『マス目がない大学ノートに子どもは不安を覚えます。しかし、1マスに1文字書いていた窮屈な小学生時代と異なり、マス目がないからこそ自分の書きたい文字のサイズで自由に書ける良さを教えてあげましょう。文字サイズなどは口では伝わりません。「こんな風に使っていたよ」と、実際にノートに数字や英単語、図などを書いて見せてあげる事がコツです。また、部活や塾、友達づきあいが忙しくて生活時間帯が合わない、親と顔を合わせる時間が短くなる、などすれ違いが出てくる事もあります。直接親と話をしたくない時期も出てくるでしょう。そんな時、伝言ツールとして「ノート」を使うのも手です。今は親子でもLINEで簡単にやりとりできますが、手書きの文字と電子デバイスのスタンプでは、伝わるもの、伝わり方も異なります』安浪先生直伝!入学直後から周囲と差をつける「数学ノートの作り方」『中学に入ると、どの科目も先生からガイダンス(授業の予習、復習の仕方、テストの臨み方、ノートの作り方)があると思います。そのガイダンスを踏まえ、さらに周囲に差をつける「数学ノートの作り方」を伝授します』①日付と単元、問題番号を書く『ないがしろにしがちですがとても大切です。どこに何を書くか、先生の指示があればその通りに、なければ自分でルールを作りましょう。日付は「いつ何を勉強したか」のバロメーター。同じ問題でも、GW前と夏休みでは理解度が異なります。あるいは「3か月前に同じ事を勉強していたんだな」と振り返り、より理解を深化する事もできます』②ノートをケチらない『数学に限らず、ノートはケチってはいけません。1ページにギッシリ詰め込んで書くと達成感はあるかもしれませんが、数学はミスした部分の間違い直し、大切なポイントを書き込むなどの「余白」が非常に大切です。具体的には・分数を一行で書かない・ミスを消さず残しておく・ポイントを書くスペースを作る事を意識すると、見やすく、勉強の積みあがるノートになります。もしスペースが足りなくなったときはノートふせんを活用するのもいいかもしれません』③図はフリーハンド&適切なサイズで『数学は、証明問題の図形や関数の放物線など、図をかく機会が増えます。そういった時に小さくチマチマかいたり、正確性を重んじるあまり定規で書くのはNG。適切なサイズ(問題にもよりますが、1ページの1/6~1/8)で、かつフリーハンドで書きましょう。また、美術のように線を重ねるのではなく、一本の線で潔くかくことが大切。沢山図をかいているうちに、ちゃんと書けるようになってきます』中学受験のプロ家庭教師・安浪先生が推奨する「子どもの接し方」と「ノート活用法」。新入学・新学年への準備の今、ぜひ参考にしてみてはいかかでしょうか。株式会社アートオブエデュケーション 安浪京子先生算数教育家中学受験専門カウンセラー神戸大学発達科学部卒。関西、関東の中学受験専門大手進学塾にて算数講師を担当、生徒アンケートでは100%の支持率を誇る。プロ家庭教師歴約20年。中学受験算数プロ家庭教師「株式会社アートオブエデュケーション」代表。きめ細かい指導とメンタルフォローをモットーに毎年多数の合格者を輩 出している。中学受験、算数、メンタルサポートなどに関するセミナー を多数開催、特に家庭で算数力をつける独自のメソッドは多数の親子から支持を得ている。中学受験や算数、親子関係に関する著書、連載、コラムなど多数。また、教育業界における女性起業家としてビジネス誌にも多数取り上げられている。安浪京子先生夢も、学びも。新学生応援サイト「you can pass」公開!学生のみなさんをいつもそばで見守る「Campus」シリーズ。新入学・新学期の時期に合わせ、学生みなさんの夢も勉強も応援するコンテンツを集めた特設サイトを公開。君だけの青春シーンを人気漫画家がイラスト化!SNSキャンペーンも開始。Twitterで「○○も、○○も。」というテーマで青春エピソードを指定ハッシュタグをつけて投稿すると、選ばれたエピソードはSNS人気漫画家がイラスト化しプレゼント!Campusシリーズについて1975年の発売から今も進化を続ける学習ノートシリーズ「Campus」。 中でも代表的な「ドット罫」シリーズでは、 東大生の85%以上が使用経験があり、ノートを美しく書くためにこだわった特長が詰まっています。また、 Campusシリーズはノートだけでなく、 学生のみなさんの「計画」→「勉強」→「振り返り」までの学習サイクルをトータルサポート。 勉強のスケジュールを立てられるルーズリーフ「スタディプランナー」や、 ノートを振り返りやすい「チョイタス」「ノートふせん」といった商品も展開している。安浪先生の「数学ノートのつくり方」でもノートはケチらず、もし足りなくなった場合はノートふせんの活用を推奨しています。コクヨ「ノートふせん」は、ノートと同じ紙で見やすく、きれいに書ける両面ドット罫入りなど、すっきりまとめやすい工夫を詰め込んだふせんです。ノート配分に不安な人も、ひとつもっておくと安心です。【コクヨ公式サイト】【新学生応援サイト】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月31日編集部:学研キッズネット編集部朝日新聞出版は、2020年3月19日(木)にAERA進学MOOK『カンペキ中学受験2021』を発売しました。首都圏334の国公立&私立中学の完全データを収録。最新の2020年度入試応募状況や学費情報も掲載した「どこよりも早い中学受験情報誌」です。 さらに巻頭企画では、タレントでクイズプレーヤーの伊沢拓司さんが 自身の中学受験経験について語っています。首都圏の国公立&私立中学334校のデータを完全収録首都圏の中学受験生数はここ数年増え続けており、中学入試の環境は年々厳しくなっています。大学入試制度改革の影響で、私学なら柔軟に対応してくれるという保護者の期待が高まっていることが中学入試過熱の一因です。知名度の高い難関ブランド校に加え、改革に取り組み結果を出している新進校も人気が上昇。大学に確実に進学できる付属校の人気も変わらず高く、これまで以上に学校選びに迷う時代となりました。どこよりも早い中学受験情報誌として毎年評価されている『カンペキ中学受験』の最新版では、首都圏の国公立&私立中学334校の入試難易度や進路状況、スクールライフや特色、カリキュラム、学費といったデータを完全収録。最新、2020年度入試の応募状況もしっかり掲載しています。難関大学や医学部への進学実績が一目でわかるランキング分析記事も充実。志望校選びの特集では、偏差値以外に着目すべき点をQ&A方式で解説。タイプの異なる3人の中学受験専門家が、受験生の家族の心構えについても指南します。巻頭企画では、タレントでクイズプレーヤーの伊沢拓司さんが自身の中学受験経験をもとに、受験生にエールを送るインタビューにも登場します。<主なラインナップ>• インタビュー伊沢拓司さん(タレント)• いま、 必要な力を育むわが校自慢の授業・講座(海城/麴町学園女子/東洋大学京北)• 効果的な学びを追究こだわりの新施設紹介(聖学院/青山学院/富士見)• こんな制服で登校したい!あこがれの制服スタイル2021• 首都圏中学入試速報今年の結果から2021年入試を予測• ランキングではっきりわかる中高一貫校の実力• 偏差値だけではわからない家族みんなを幸せにする学校選び• 首都圏国公立・私立難易度データ一覧表• 首都圏国公立・私立中学校MAP• カンペキ中学受験ガイド334中学校AERA進学MOOK『カンペキ中学受験2021』発売日:2020年3月19日(木曜日)定価:1900円+税学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月30日編集部:学研キッズネット編集部西武池袋本店は常設ランドセル売場で4月1日(水)より2021年の新作のランドセルを展開することを発表しました。学校教材の変化に伴い進化しているランドセル。そのなかで個性のあるランドセルへのニーズの高まりを受けて、2021年のランドセルでは1つ1つ手作業で作り上げられる「工房系ランドセル」を新たにラインナップされます。くわえて、ファッションへの関心の高いお客さまへ向けて「ブランドランドセル」も展開。百貨店ランドセルアドバイザーによる丁寧な接客で、お客さまの理想のランドセルを提案いたします。パーツ作りから組み立てまで手作業、職人の手縫い仕上げの“工房系ランドセル”名古屋のランドセル工房「萬勇鞄」の職人によってつくられる、新しいランドセルブランド「市川鞄広」が初登場。素材のチェック、ミシン掛け、張り合わせなど職人による手作業でつくられる、こだわりのランドセル。負荷のかかる背あて、肩ベルトは職人技による手縫い仕上げ。伝統と機能、デザインが融合したランドセルを展開します。【商品例】●エレガンス(全3色)77,000円、●トラディション(全3色)74,800円あこがれの、“ブランドランドセル”ランドセルもファッションの一部。と、毎年人気のブランドランドセル。かぶせの裏地や、刺繍などデザイン性の高さが魅力。【商品例】●ポロ ラルフ ローレン タータンチェック コレクション 121,000 円カラーや機能などバリエーションへのお悩み解決のお手伝い、専門販売員がランドセル選びをサポートデザイン、カラー、機能など、バリエーション豊富なランドセルは、家族で時間をかけて選ばれる傾向です。売場では、百貨店ランドセルアドバイザーの資格をもつ専門販売員がお買い物をサポートし、お気に入りのランドセルを選ぶお手伝いをいたします。【商品例】●パレット〈西武・そごう限定〉(レッド、グリーン、ブルー、キャメル、ネイビー、ブラック)68,200円「こども靴下取りサービス券」はランドセル売場でもご利用できます下取りした靴がザンビアのこどもたちの足のけがを防ぎ、健康を守る取り組み「西武・そごうのこども靴下取りサービス」。こども服各売場では、下取りのこども靴1点につき、こども服売場やランドセル売場でご利用いただける500円割引券を引き換えしています。【2021年ランドセル展開概要】■会期:2020 年4 月1日(水)~ (*5月6日(水・祝振)よりフル展開)■会場:本館7階=ランドセル売場*西武・そごうのショッピングサイト「e.デパート」でも一部お取り扱いしております。・URL:※掲載のランドセルはe.デパートにて一部お取扱いがないものがございます。※商品は順次拡大予定※「こども靴下取りサービス券」はe.デパートでのご利用は頂けませんため予めご了承ください。■西武池袋本店ランドセルHPページ・URL:学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月30日編集部:学研キッズネット編集部全国24時間スマホで呼べるベビーシッター・家事代行サービス「キッズライン」を運営する株式会社キッズラインは、キッズライン会員で未就学児のお子様がいるワーママ224名に「在宅勤務」に関する調査を実施してその結果を発表しました。在宅ワーク、子どもがいると集中できない”75%”新型コロナウイルスの影響で「在宅勤務」を実施したワーママに、「お子様を見ながら在宅勤務を行った際、お仕事の集中の度合いはいかがでしたか?」と質問したところ、4分の3以上にあたる75.5%が「集中できない」と回答する結果となった。さらに「全く集中できない」「集中できない」と回答した方に、その理由について伺ったところ、下記のような声が集まりました。・子供が遊んで欲しいといってくるので、なかなか集中できない。仕事に集中するには、youtubeをみせたりと最後には運動したくなって収拾がつかなくなることもある。・子供が長時間一人遊びすることはできないです。ママが近くにいると一緒に遊べるものと思っているようです。・子供は「ママが家にいる」のに遊んでもらえず、こちらも大事なビデオ会議の際など、子供が入ってきてしまい「邪魔しないで!」と言ってしまうなど、双方に悪影響。子どもの相手をしてあげたい気持ちと、仕事に集中しなければならない状況の間で葛藤するママの様子が伺えます。保育園、「登園を自粛」約3割「在宅勤務をしながら子どもを見ている」現状として、「保育園の登園を自粛」する動きが背景にあることが浮き彫りになりました。「現在、全国一律の保育園の休園要請は出ていない状況ですが、ご自身のお子様は通常通り保育園に登園されていますか?」という問いに対し、「通常どおり登園している」という声は61.1%にとどまり、約3割にあたる28.0%が「休ませている」と回答。その理由としては「自主的なコロナ対策のため」、「上の子の小学校が休校になったから」「自宅保育の協力要請のため」といった理由があげられました。在宅勤務でも集中する工夫そうした状況の中、ワーママは子どもを見ながらの在宅勤務をどう工夫して取り組んでいるのでしょうか。「お子様を見ながらでの在宅勤務で工夫していることがあれば教えてください。」という問いに対して、最も多い回答は「子どもの好きな絵本や動画などを準備しておく」(63.8%)、次いで「ベビーシッターなどの第三者の力を借りる」(49.6%)、「パートナーや親戚の力を借りる」(40.9%)といった結果となりました。その他、フリー回答では下記のような声が集まりました。・決まった時間はママは相手をできないことを事前に話しておく・子供がぐずったら潔く仕事を諦める・iPadに知育アプリを入れる本調査結果より、子どもを見ながらの在宅勤務は仕事への集中との両立が難しく、ワーママのみなさんが様々な工夫を行っていることがわかりました。中でも、半数近くが「ベビーシッターなどの第三者の力を借りる」と回答しているように、「在宅ワーク中にベビーシッターを利用する」という工夫をしている方も。「ベビーシッターを頼む=親は外に出ないといけない」という認識を持たれている方も多いですが、キッズラインのベビーシッターは在宅ワーク中でも利用可能です。在宅勤務でも使えるベビーシッター。初回3000円割引は3月31日(火)まで3月31日(火)まで、キッズラインでは全ての方に初回3000円分の割引支援を実施しています。●割引支援内容の詳細1)キッズラインに新規登録されるお客様これからキッズラインへ登録される方は新規登録時に「kidsline2020」のクーポンコードをご入力いただくとすぐにご利用いただける3000円分のポイントが付与されます。2)すでに登録されている方で、キッズラインのご利用経験がないお客様既にキッズラインへ登録されており、かつキッズラインのご利用経験がない方も、クーポンコード入力画面にて「kidsline2020」のクーポンコードをご入力いただくとすぐにご利用いただける3000円分のポイントが付与されます。●対象期間(取得・利用を含む)2020年3月31日(火)23:59まで(※本期限日時までのご利用および決済が必要です)●対象条件キッズラインのベビーシッターもしくは家事代行を初めてご利用になるすべての方※家事代行は、お子さまがいらっしゃらない方でもご利用いただけます。※初回割引はベビーシッターおよび家事代行のどちらかとなり、併用はできません。また、新型コロナウイルスの感染拡大防止に関し、キッズラインではサポーターの対応方針とペアレント様にご協力をお願いしたい事項について情報を更新しております。厚生労働省の発表や情勢を確認しながら随時更新をいたしておりますので、お手数ですが必ずご確認いただけますようよろしくお願い申し上げます。キッズラインとは「キッズライン」はスマホから即日手配が可能なオンラインベビーシッターおよび家事代行マッチングサービス(iOS版・Android版アプリも利用可能)です。全国47都道府県で展開、現在4,000名以上の保育士や幼稚園教諭、子育て経験のあるママなど弊社で面接および研修に合格したベビーシッターや家事スタッフが登録しています。利用者は、事前に全サポーターの詳細なプロフィールや利用者全員の口コミ評価を見ることができ、安心して24時間オンラインで手配する事が可能なためユーザー数が増加。最近では10以上の自治体(千代田区・渋谷区など)や430社以上の法人にも導入され、2019年1月に東京都が推進する東京都ベビーシッター利用支援事業の事業者、2019年9月には内閣府ベビーシッター割引制度など、公的支援対象事業者としても認定されております。■調査概要・調査期間:2020年3月23日(月)〜24日(火)・調査対象:未就学児のお子様を持つキッズライン会員のワーママ224名・調査方法:インターネット調査【キッズライン会員登録はこちら】【ベビーシッター支援策の詳細はこちら】【家事代行の支援策詳細はこちら】【キッズライン公式サイト】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月30日編集部:学研キッズネット編集部国内最大級の子どもの習い事メディア「SUKU×SUKU(スクスク)」を運営する株式会社シークは、 新型コロナウィルスにより影響を受けている全国の子ども向けの習い事教室への支援措置として、 2020年4月末日までに申込みをした教室を対象に、 SUKU×SUKU教室ページにおける月額3千円(税抜)のプレミアムプランを1年間無償にて提供することを、以下のように発表しました。1年間無償提供の背景SUKU×SUKU編集部では、新型コロナウィルス感染拡大防止のための休校やレッスンの短縮など、習い事教室を運営される皆さまが様々な措置を迫られていること。そして、本来であれば入学直前の「生徒募集期」である現状においても、新規生徒の獲得が大変困難な状況にあることなど、現場の抱える窮状について日々認識しております。こうした背景を踏まえ、SUKU×SUKUでは2020年4月末日までにお申込みをされた教室さまを対象に、プレミアムプラン(月額3千円)の1年間無償化に踏み切りました。1年間無償提供の目的SUKU×SUKU教室ページプレミアムプランには、教室さまごとのイベント・キャンペーンの告知、保護者の方々に向けた教室だより、パスワードが設定可能なアルバムページなど、子ども向け習い事教室さまの運営に必要なコーナーを搭載。無償となった本プランをご活用いただくことで、既存生徒・保護者さまとのコミュニケーションや、新型コロナウィルス収束以降の新規生徒獲得など、教室運営の一助となることを目的としております。・習い事情報サイト:・習い事教室検索サイト:・公式Instagram:・公式Facebook:〈本件に関わる詳細はこちら〉<その他お問い合わせはコチラ>詳細につきましては、下記連絡先もしくは下記フォームよりお問い合わせください。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月30日編集部:学研キッズネット編集部3月26日、都教育委員会は、『新型コロナウイルス感染症に関する都立学校の今後の対応について』以下のように発表いたしました。新型コロナウイルス感染症に関する都立学校の今後の対応について1 経 緯3月22日 東京都教育委員会臨時会・都立学校における今後の対応について報告3月23日 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議(第13回)・新学期の開始を目指して準備する旨を報告・国のガイドラインを踏まえ、26日を目途に都の指針を発表3月23日 都立学校へ新学期に向けた準備について通知・春季休業中の過ごし方・始業式、入学式の実施3月24日 国から教育活動の再開に関する通知あり・「学校再開ガイドライン」・「臨時休業の実施に関するガイドライン」2 「都立学校版感染症予防ガイドライン」の概要(1)基本的な考え方東京が感染状況が拡大傾向にある地域であることを踏まえ、国のガイドラインに加え、都としての具体的な活動指針を定めて都立学校へ周知徹底し、警戒を緩めることなくリスク回避を十分に行いながら新学期に向けた準備を進めていく。なお、特定の地域でクラスターが発生した場合などには、別途適切な指示を行う。(2)主な取組〇新学期始業から4月12日(日)までの対応(その後も状況に応じて実施)・学年毎などの分散登校を実施・10時始業16時終業などの時差通学を実施〇部活動は、平日のみ実施(対外試合等は行わない)〇検温の義務付け、換気の頻度、飛沫感染防止(マスクの代用)等について、具体的な方法や基準を提示〇通学時は、公共交通機関における会話を控えるなどの対応を実施〇教職員に対し、感染予防のための自律的な行動を要請〇保護者やご家族に対し、感染予防についての協力を呼びかけ〇万が一、感染者が発生した場合は、原則として14日間を目安に休校とし、保健所等と相談するなどの手順を明確化【都立学校版感染症予防ガイドライン】3 教育委員会からのメッセージ学校における取組に加え、児童・生徒の保護者やご家族の皆様にも感染予防にご協力いただくため、東京都教育委員会からのメッセージを発出する。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年03月30日編集部:学研キッズネット編集部2020年2月6日、イオンモバイルは2020春新サービス発表会を開催。壇上のイオンリテール株式会社・イオンモバイル事業部事業部長井関定直氏が、この春からスタートする様々なサービスについて説明を行なったスマーフォンの利用料金を抑えたいというユーザーから近年注目を集めているのが、MVNO(Mobile Virtual Network Operator=仮想移動体通信事業者)、いわゆる「格安スマホ」です。様々な事業社が独自のサービスを提供しているこの格安スマホの中にあって、全国に実店舗を持つことでシニア層やファミリー層を中心に人気を集めているのがイオンモバイル。この3月でサービスの提供開始から4周年を迎えるというイオンモバイルが、春からスタートする様々な記念キャンペーンや新サービスを2月6日発表しました。子どもがスマートフォンを使う際に必須とされるフィルタリングサービスが、すでに好評を得ているというシニア向けサービスの新プランと同時に発表された子どもをネット犯罪から守る、新たなフィルタリングサービスを提供開始今回の発表の目玉とも言えるのが、ここ最近社会問題にもなっているSNSなどを介して子どもが犯罪に巻き込まれるリスクを軽減し、安心・安全にインターネットを利用できるようにするフィルタリングサービス「イオンモバイルセキュリティPlus」です。「イオンモバイルセキュリティPlus」の概要。イオンモバイルでは子ども向けの安心サービス「子どもパック」をすでに提供しているが、使い勝手を向上することで、中高生などSNSの利用率が高い年齢の子どものフィルタリングにも対応できるように子どもがスマートフォンを使ってインターネットを利用する機会は、2014年から2017年の3年で約20%も増加している(内閣府「平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果」)といわれており、それにともなってSNS等を介して犯罪に巻き込まれる子どもの数も2018年には1,811人に及ぶなど、この10年で60%も増加しています(警察庁生活安全局「平成30年におけるSNS等に起因する被害児童の現状と対策について」)。子どもがスマートフォンを利用することについての同社独自のアンケート。約80%もの保護者が不安に思い、フィルタリングの必要性を感じているというこういった現状を受け、2018年2月には「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」の改正案が施行。18歳未満が使用するスマートフォンには、有害なサイトやサービスの利用を制限するフィルタリングサービスを提供することが事業社に義務づけられました。すでに義務化されているフィルタリングサービスではあるが、認知度、利用率ともに低く、従来のアプリやサービスでは利用する子ども達からの不満も多いというその一方、子どもが使用するスマートフォンに、実際にフィルタリングをかけているというユーザーの割合は、2016年には44.6%、2018年には36.8%と減少傾向にあり、またサービス自体の認知度もこの10年間、ほとんど伸びていない状況です(内閣府「平成30年度青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果」)。イオンモバイルでは、子どものためのスマートフォンを契約する顧客に向けて、その利用に関してのルール作りをすることを提案。契約時に保護者と子どもが一緒にルールを決める「私たちのスマホルール」を用意しているこれには、フィルタリングサービスを利用することでスマートフォンが使いづらくなり、子どもから「利用したくない」という不満が出てしまう点や、「うちの子は大丈夫」「利用状況をちゃんとチェックいるから」といった親御さんの考えが、背景にあるようです。「イオンモバイルセキュリティPlus」利用時のイメージ。従来のサービスではすべてブロックされていたSNSブラウザのリンクも、有害サイトのみがブロックされるように今回発表された「イオンモバイルセキュリティPlus」は、専用ブラウザでしか有害サイトへのアクセスをブロックできない点や、WEBサイトの閲覧に制限をかけるとSNSで送られてきたリンク先のサイトを見ることができないといった、これまでのフィルタリングの不満点を解消した新しいサービスです。インターネットでWEBページを閲覧する際も専用ブラウザは不要。独自の仕組みで、Chromeブラウザなど一般的なブラウザでも有害サイトのみをブロックできる例えば、LINEなどを使って友だちとのやりとりを楽しんでいる時に送られてきたURLのリンク先を開こうとした場合、従来のフィルタリングアプリではそのすべてが遮断されてしまいます。これでは使い勝手が悪く、会話のテンポを乱してしまうため、子どもが不満に思うのも当然といえます。エースチャイルド株式会社のサービス「Filii」の提供も併せて発表。プライバシーを考慮しつつ、SNSでのいじめや出会い系などを使った犯罪などから子どもを守る一方、「イオンモバイルセキュリティPlus」では、SNSブラウザやChromeブラウザなど、ほかのアプリ内でもフィルタリングが機能するため問題のあるサイトのみをしっかりとブロックし、問題のないサイトはそのまま閲覧することが可能。子どもはストレスなく安心してスマートフォンを利用することができます。またアンチウイリスなどのセキュリティも一体となっているという点も魅力です。「イオンモバイルセキュリティPlus」は月額200円(税抜)、「Filii」は月額364円(税抜)で、2020年3月1日(日)からの提供が予定されている加えて、イオンモバイルでは、子どもがどんな友だちとSNSでやりとりをしているかの把握やメッセージのやりとりを、その危険度に応じて保護者にアラート通知する、エースチャイルド株式会社のサービス「Filii」(フィリー)の提供もスタート。投稿やメッセージの内容自体は通知されないため、プライバシーを尊重しつつ、SNSを使ったいじめや犯罪から子どもを守ることができます。親子向けのスマートフォン勉強会も実施当日は「イオンモバイルセキュリティPlus」の発表に合わせるかたちで、今後イオンモバイルの各店舗で実施が予定されている、親子向けの「スマホ及びフィルタリング勉強会」の模様も報道陣に公開されました。スマートフォンの利用について、保護者と子どもが一緒に考える場としても最適な勉強会。今後も全国のイオンモバイル各店での実施が予定されているというこの勉強会は、いわゆるスマートフォンの使い方教室ではなく、子どもがスマートフォンを使う上で知っておきたい現状や、そのメリットとデメリット、フィルタリングサービスの意味などを保護者と子どもとが一緒に学び、スマートフォンをこれから使う上でのルール作りを目的としたもの。勉強会の最後には、先ほども紹介した「私たちのスマホルール」の各項目にチェックを入れながら、それがちゃんと守れるかを親子で話し合った参加した保護者は「すでに親のスマートフォンを使ってゲームや動画の視聴などはしてはいるが、実際に子どもに持たせるとなるとやはり心配」と語っており、スマートフォンを利用する子ども達が増えていくことが確実と見られる今後、このような親子揃っての勉強会は、フィルタリングサービスとともにさらに注目を集めていくことになりそうです。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年02月17日編集部:学研キッズネット編集部さる2020年1月21日、NECパーソナルコンピュータ株式会社(以下NEC)による新製品発表会が東京・虎ノ門で開催され、個人向けパソコンやタブレットなど、2020年春にリリースを予定しているニューモデルが報道関係者にお披露目されました。ウィンドウズ7のサポート終了に伴い、好調な販売を記録しているという同社のパソコン。当日壇上に上がったNEC執行役員・河島良輔氏が「これからも攻めダルマでいく」と語ったとおり、フォトグラファーをはじめとするクリエイター向けのフラッグシップモデル「LAVIE VEGA(ラビィ ベガ)」を筆頭に、新規9タイプ、53モデルもの製品が発表されました。そんなバラエティに富んだラインナップのなか注目を集めたのが、2020年度から必修化されるプログラミング教育を視野に入れた小・中学生向けモデル「LAVIE First Mobile(ラビィ ファースト モバイル)」です。本体は262(W)×186(D)×17.2〜20.2(H)mm、重量約1,189g(いずれもキーボード装着時)というコンパクトサイズ。カラーは小学生に人気というブルー系を採用している学校用パソコンがベースとなっている安心感LAVIE First Mobileは、文科省が推進する「教室用パソコン1人1台」という政策に合わせて、全国の小中学校で幅広く導入されているというNEC提供の教室用パソコンをベースに、家庭用にデザインし直されたモデル。無線LAN接続や内蔵型のカメラ、ハードウェアキーボードの搭載、1.5Kg未満の重量など、文科省が定める推奨スペックももちろんクリアしており、普段学校で使っているPC環境をそのまま家庭で使えるという安心感も魅力となっています。デタッチャブルタイプのキーボードは磁石で簡単に着脱が可能。自宅ではノートPC、外出時はタブレットとしてなど、シーンに合わせて使い分けができる充電式のデジタイザーペン(タッチペン)も付属。エンピツやクレヨンで文字や絵を描くのと同じ感覚で入力や操作ができ、パソコンを使うは初めてという子どもでも安心教科書サイズの10.1型ワイドサイズのディスプレイを持つ本体は、ワンタッチでキーボードを着脱することができ、タッチパネルを使ったタブレットにも早変わり。タッチペンも付属しており、本格的なキーボードと合わせて、使用するシーンや子どもの成長に合わせた操作を選ぶことができます。本体前面と背面にはカメラ(前面192万画素/背面500万画素)も搭載。屋外での観察などに活用できるほか、テレビ電話なども楽しめる約12.9時間もの駆動時間を誇るバッテリーを搭載。ダイニングテーブルやリビングのソファーなど、自由な場所に持ち運ぶことができるまた、持ち運びの際にカバンの中などで圧迫されても安心な耐150kgクラスの頑強設計や、76cmの落下テストをクリアしたストレージ、高強度ガラスを採用した液晶パネルといった堅牢な作りも魅力。落下にや水こぼしによる故障もカバーする「安心保証サービス月額版」も最大1年間無料で付帯しており、子どもがうっかりぶつけたり落としたりした場合でも安心です。学習をサポートする多彩なアプリをプリインストールLAVIE First Mobileには、パズルや迷路な遊びながら思考力を育てるアプリ「シンクシンク」をウィンドウズパソコンとしては初めて搭載しているほか、プログラミング教育の現場で広く活用されている「スクラッチ」の解説書である「スクラッチでプログラミングをはじめよう」、子どもが安心して利用できるWebサイトがあらかじめ登録された「キッズメニュー」、有害サイトのブロックやパソコンの使用時間を設定できる「あんしん設定ガイド」も搭載。近年、自由研究用のツールとしても利用されているという「Microsoft Office Home & Business 2019」もインストールされています。AndroidやiOSで人気だった知育教材アプリ「シンクシンク」をウィンドウズパソコンでは初めて標準で搭載。ゲーム感覚で楽しみながら思考力を育む今後一般化することが予想される、家庭内でのパソコンを使った勉強スタイルをいち早く先取りできるLAVIE First Mobile。小・中学生が最初に触れる自分用パソコンとしても最適な一台といえるでしょう。【SPECIFICATION】●型式:FM150/PAL ●基本OS:Windows 10 Pro ●プロセッサー:Celeron N4100 (1.10GHz/最大2.4GHz) ●ディスプレイ:10.1型ワイド スーパーシャインビューLED IPS液晶 (タッチパネル)(WUXGA) ●メモリ:4GB ●内蔵ストレージ:eMMC約128GB ●無線通信機能:Wi-Fi 5(867Mbps)対応(IEEE802.11ac/a/b/g/n)Bluetooth ●セキュリティ:指紋センサ (Windows Hello 対応) ●オフィスアプリ:Microsoft Office Home & Business 2019商品の詳細はメーカーのホームページでご確認ください。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年02月03日編集部:学研キッズネット編集部新しい学習指導要領の改訂により、デジタル教育が大きく注目されています。私たち親は、こどもたちにどんな教育を心がけるべきでしょうか。学研でSTEAM教育の事業化に携わっている佐久裕昭さんにお伺いしました。STEAM教育が注目されている理由——佐久さんはSTEAM教育の事業化に携わっているそうですね。あらためてお伺いしたいのですが、STEAM教育が注目されているのはどうしてですか?「STEAM」とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・感性)、Mathematics(数学)のそれぞれの単語の頭文字をとった造語です。もともとは、アメリカが科学技術分野の人材育成に力を入れる中で出てきた「STEM」という教育のキーワードがあり、そこに世界的に有名なデザイナーであるジョン・前田氏が「Arts」を加えた「STEAM」を提唱しました。私が言うまでもありませんが、昨今では特にITの分野が著しく発展していると思いますよ。ITの進化にともなって社会が大きく変化する世の中になっていますから、それに対応できる総合的な知とイノベーティブな感性を持った人材の育成が必要だと言われているのです。小学校でのプログラミング教育が必修に~親はどうすればいい?——2020年からは小学校でのプログラミング教育が必修となりますね。子どもたちが 「ITとは何か?」ということに興味を持つきっかけとして最適なのではないでしょうか。コンピューターに命令するということが、どのようなことであるかを知ることで、ITがどのような仕組みで動いているかを理解できると思います。またプログラミング教育には、論理的な思考方法が身につくという側面もあります。AIやIoTなど今後ますますIT化する社会に対応し、さらに日本発のイノベーションを起こせるような児童を育てるための教育が始まろうとしているのです。——IT機器というと、スマホ、タブレット、パソコンなどありますが、その違いを聞かれたら親はなんと答えればいいでしょうか。ハードウェア的にはキーボードがあるかないかという違いかなと思います。最近はスマホやタブレットにキーボードをつけることも一般的になっていますから、それほど大きな差はなくなっているような気がしますね。機能という面ではほとんど違いがないのではないでしょうか。ただ、決定的に違うのは「使われ方」だと思います。パソコンがサービスを作り、スマホやタブレットはそのサービスを使うための道具。つまり、今の社会における生産のためのツールはパソコンで、スマホやタブレットはそれを受け取るためのツールという認識になるのではないでしょうか。パソコンの重要性——子どもがスマホやタブレットではなく、パソコンを使う必要性や利点というのはありますか?先ほども言いましたが、現代社会においては生産の大元のツールはパソコンです。そのため、教育の現場でも、子ども達が使用するデジタル機器はパソコンを推奨したいと考えられているんです。新学習指導要領でも子どもたちのタイピングスキルを伸ばしたいと言われていて、小学校に導入する端末の要件として、キーボード機能を有している必要があるんです。今後は大学入試にもCBT方式(Computer Based Testingの略。コンピューターを利用した試験方式を指す)のテストを導入していく予定があるそうなので、パソコンの重要性はますます上がっていくと思います。ただし、スマホやタブレットが重要でないということでは決してありません。個人的にはスマホやタブレットに日常的に触れている子どもの方が、これからのデジタル社会に馴染んでインパクトのあるイノベーションを起こせるんじゃないかと思っているくらいです。こどもを有害な情報から守る——こどもがデジタル機器に触れる際に注意しておくことは?インターネットからITに触れ始める子どもが多いと思いますので、ペアレンタルコントロールはするべきでしょうね。ネットは便利な反面、子供にとって有害なコンテンツが溢れています。また勝手にネットショッピングをしたり、ゲームに課金したりしてしまう危険性もあります。まずは子どもにそう言った危険をしっかり説明して、リスクをつまびらかにし、共有することが大切です。最初は必ず親と一緒に使うようにするとか、自分の部屋ではなくリビングでしか使わせない、ブロッキング機能を使うなど各家庭の対処方法を見つけて可能なかたちで実践するべきだと思います。VRにAR~新しい技術に対する親の心構え——VRや AIなど新しい技術がどんどん登場していくデジタルの世界。親の心構えはどうあるべきでしょうか?私は、これからの社会はITを使わない進化の方向性はないと考えています。それくらい、デジタル技術が現代社会にもたらしたものは大きいのではないでしょうか。コンピューターが現代社会のシステムを支えていると考えても過言ではありませんし、今後さらにそうなっていくと思います。そんな中で大切なのは、大人が怖がらずに子どもをデジタル機器に触れさせることです。大人は自分が子供の頃になかった技術を否定しがちです。テレビだって昔は子どもに観せると有害と言われていましたし、ゲームも子どもへの悪影響ばかり指摘されました。現代ではスマホやタブレットがそれに当たる存在となっています。子どもに使わせないメリットより、使わないままで将来的に受けてしまうデメリットの方が大きいのではないでしょうか。子どもの好奇心を止めずに、どんどんやらせてあげてほしいと思います。まずは親子で一緒に楽しむことから——最後に親子で楽しめるパソコンの活用術を教えてください。大人が普段使っているサービスを一緒に楽しむことから始めてみてはどうでしょうか。「エクセル」や「ワード」といった仕事で使用しているソフトで夏休みの予定表を作ったり、「パワーポイント」で自由研究のレポートを作成したりと、大人が普段行っているパソコンの使い方を一緒に体験させるだけでも、好奇心が湧いてくると思います。おすすめしたいのは、一緒にプログラミングして何かを作ってみることです。残念ながら、できあがる作品は大人よりも子どもの方が間違いなくいいものになると思いますよ(笑)(学研キッズネット編集部)今年のお子さんの夏休みの「自由研究」は、パソコンを使わせてまとめ作りにチャレンジさせてみてはいかがでしょうか。豪華賞品がもらえる「パソコン×自由研究」コンテストも開催中!学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2019年08月14日編集部:学研キッズネット編集部2020年から⼩学校の授業でプログラミングが必修化されます。このため、プログラミングについて習い事や勉強を始める家庭も増えてきました。皆さんの家庭でも、今年は子どもたちの自由研究に来年を見据えてプログラミング学習を選んでみませんか。プログラミング学習を体験するには夏の自由研究がぴったり!2020年から小学校の授業でプログラミングが必修化されます。しかし、新しい指導要領では、プログラミングに関する授業内容は具体的に定められていません。そこで、どんな取り組みを実施するのかは先生方の工夫に預けられている状況です。数年後には地域ごとの指導ノウハウも共有化され指導の質向上が進むと思われますが、現時点でお子さんがどんな授業で、どのような体験をするのか、予測することは難しいのです。そうした観点で、使用する道具や学習内容を家庭ごとに選べる自由研究は、子どもたちに楽しいプログラミング学習を事前体験させ、来年から始まるプログラミング授業に対して、抵抗感や苦手意識を抱かせないためにもぴったりな機会です。簡単に使えて、高度な応用もできるおすすめプログラミングアイテムを紹介それでは、夏休みの自由研究に、どのようなプログラミングアイテムを選べば良いでしょうか。今回は、プログラミングを気軽に学ぶことができ、子どもがやる気を出せば高度な活用までもできる「micro:bit(マイクロビット)」を紹介します。マイクロビットは、イギリスの国営放送BBCが中心となって開発したプログラミング教材です。すでに世界40か国以上の教育現場で、日本でも200校以上の小学校で、教材として採用されています。豊富なセンサーと25個のLEDを持つため、マイクロビット単体でもゲームやガジェットをつくることができます。他のアプリケーションと連携したり、外部出力を利用したりもできるため、ロボットやラジコンも制作できます。発想次第でさまざまなことを実現できる自由度の高さが人気の理由です。また、世界的に普及しているので、インターネット上でさまざまな情報やノウハウが公開されている点も大きなポイントと言えます。「micro:bit (マイクロビット)」は通販サイトなどで単体購入することもできますが、子どもの自由研究に使うのであれば、子どもひとりで読み進められるガイドブックが付属した「micro:bit (マイクロビット)はじめてセット」または「アドバンスセット」がおすすめです。はじめてセットマイクロビット本体学習教材電池ボックス本体ケースUSBケーブル「はじめてセット」は、micro:bitの電池ボックスや基板を守る特製カバーが付属しています。また、子ども1人で読み進められる「スタートガイド」が同梱されているので、購入後からすぐに迷うことなく遊びを通じて楽しくプログラミングを学ぶことができます。micro:bit(マイクロビット)を使って楽しくまとめる自由研究の例「micro:bit (マイクロビット)はじめてセット」を活用すると、どんな自由研究ができそうでしょうか。まずはセットに同梱されたスタートガイドのレッスン1~4にそって、マイクロビットによるLED表示とセンサーの使い方などを子どもに体験させてみましょう。スタートガイドは、1人でも進められるように工夫された冊子ですが、子どもたちが読み間違えや思い込みによる失敗をすることも珍しくありません。そのときは、失敗した内容、理由をメモに残すようにさせておきましょう。自由研究の提出物には、完成した作品の作り方や写真だけでなく、制作中のどの手順でどんな失敗をしたのか、そこから気づいたことなども一緒にまとめるようにしましょう。失敗からその原因・理由をさぐり、再挑戦を重ねていくことは、プログラミング教育における重要な学習の1つでもあります。また、体験したプログラミングを振り返って、自動販売機、自動炊飯器、自動改札機といった、身の回りにある身近な機械にどんなプログラムが入っているのか想像し、それをまとめに書き加えることもおすすめです。社会の中で活用されているコンピューターの働きに気づき、その仕組みを推測できる力を育むことも、重要な学習の1つだからです。夏休みの期間限定で公開しているプログラミング工作の自由研究『プログラミングで「じゃんけんマシン」をつくろう!』はここから確認できます。自由研究にまとめる際に役立つテンプレートもあります。夏休みのプログラミング体験はこれからの自由研究のスタンダードにプログラミングの学習は、2020年の小学校での必修化に続き、2021年には中学で実践的な授業が始まり、2022年には高校の科目に加わり、2024年には大学の入試にも導入される予定です。親世代にはなじみが薄く、想像しづらいことではありますが、プログラミング学習が子どもたちにとって身近で当たり前の存在になっていくことは間違いありません。学研キッズネットでプログラミングの自由研究を行う3つのメリット(1)プログラミングとはどんなものか、楽しく体験させることができます。(2)明確な手順にそって達成感を覚えることができるので、自信がつきます。(3)身のまわりにあるプログラムについて関心を高めることができます。学研キッズネットでは、今後もさまざまなプログラミング学習を紹介していきます。未来のスタンダードになるプログラミング学習を、ぜひ学研キッズネットで始めてみませんか。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2019年08月09日編集部:学研キッズネット編集部2020年教育改革まであと1年を切り、多くの小学校でプログラミング教育がスタートしています。小学校だけでなく、今後は中学校、高校でもプログラミング教育が必修・拡充化され、大学入試にもプログラミングなどの情報科目の導入が検討されています。まずは今後の教育改革への理解を深め、早めの準備を検討してみてはいかがでしょうか?教育改革はこう進む90秒でわかる今後の教育改革ムービーパソコン学習、関心はあるけどお子さんに使わせるのはやっぱり不安…?お子さんがパソコンを使うことに不安を感じられる親御さまがいらっしゃるのも事実。有害サイト、課金、パソコンばかりで外で遊ばなくなる…確かにそんな話を聞いたら消極的になってしまうかもしれません。でも、その不安もかんたんな設定でクリアできます。パソコンから広がるお子さんの可能性に、安心して期待できる環境をつくってはいかがでしょうか?その不安、「ファミリー機能」で解決できます。「ファミリー機能」の安心ポイント【ポイント01】フィルタリング機能で有害サイトへのアクセスを制限できます「ファミリー機能」の「フィルタリング機能」を使えば、お子さまが有害なサイトにアクセスするのを防ぐことができます。また制限のレベルやコンテンツのカテゴリー別に制限をかけるなど、より細かな設定も可能です。【ポイント02】使えるアプリとゲームを制限できます「ファミリー機能」を使えば、アプリやゲームへのアクセスを制限したり、特定のアプリやゲームの利用を禁止することができます。またクレジットカード番号の入力の際に暗証番号を設定しておけば、不用意にお子さまが課金できなくなります。【ポイント03】パソコンの使用時間を制限できますお子さまがバーチャルの世界で時間を費やしすぎないように、使用時間を制限することができます。方法は2つ。パソコンを使用できる時間帯を設定する方法と、パソコンを1日何時間まで使用できるかを決める最大時間数を設定する方法です。たとえば平日は1日2時間までに制限し、週末はもっと長く使えるようにすることも可能です。今年の夏休みの自由研究で、パソコンにチャレンジしませんか?タイピング、プログラミングなど、パソコン学習にもいろいろとありますが、今年はパソコンを使った自由研究にチャレンジするのはいかがでしょうか?学研キッズネットの自由研究プロジェクトなら、豊富なテーマの中から自分の研究したいテーマが選べ、自由研究に必要な要素が予めデザインされたテンプレートを使えば、簡単にきれいな作品が作れます。夏休み限定で、「パソコンでつくる自由研究コンテスト」も実施していますので、この機会に是非ご参加ください!学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2019年07月19日編集部:学研キッズネット編集部お手紙体験を通して、世代を超えた交流が実現2019年3月7日(木)、神奈川県藤沢市にある「ココファン藤沢SST」で、高齢者と保育園児たちがお手紙体験をしながら交流する、世代間を越えた新しい取り組み、学研ココファン×郵便局「はじめてのおてがみ」が開催されました。ココファン藤沢SSTは、保育園が併設されたサービス付き高齢者向け住宅。毎月、高齢者と園児が歌を披露しあうなど、「多世代交流」を行っています。さらに、保育園では郵便局の“お手紙ごっこ遊び”支援キットを使用して、日常的にお手紙ごっこ遊びをしているそう。今回は、高齢者と園児がお手紙交換を行うという、ほっこりするワークショップにおじゃましてきました。ココファン藤沢SSTでは、高齢者と保育園児の交流が盛んに行われているお手玉やあやとりで仲良くなってから、お手紙体験朝、1Fの交流ホールには、約10名の高齢者の方々と20名の園児たちが集合。それぞれがソファや椅子に座り、グループに分かれました。そして、高齢者の方々がお手玉やあやとりを園児たちに教え、レクリエーションが開始。手を取り合い遊んでいると世代の壁も一瞬でなくなり、ひとつにまとまったアットホームな空間が生まれました。園児たちが遊びを覚え、「お婆ちゃんすごい!」「もっと見せて」と歓声が。一方、高齢者の方々も「覚えるのが早いねぇ」「上手じょうず」と、目を細めながら見守る優しい眼差しが印象的です。分からないことは素直に聞き、優しく教えてもらい、うまくできたら褒められる。当たり前だけれど難しくなった、核家族化が進んでいる現在のコミュニケーション問題が、この空間では解消されていました。手を取り合いながら、あやとりを体験ふたつのお手玉を使って、仲良くコミュニケーションそして、15分ほどしてお互い打ち解け合うと、いよいよお手紙体験へ。この時間では、手紙の書き方を学びます。園児たちは、マーカーや色鉛筆などを使って、お手玉やあやとりを教えてくれたお婆ちゃんの似顔絵を。高齢者の方々は、平仮名で書いたメッセージに似顔絵を添えたりして、それぞれが、手紙に想いをしたためました。「上手に描けたね」と一所懸命に書いた手紙は、最後に切手を貼って、2つのポストに投函。「ありがとうございました!」と挨拶をして、ここで高齢者の方々はそれぞれの部屋に戻りました。はじめてのお手紙、上手に書けました!ひ孫さんへの手紙のように、1枚1枚、心を込めて書かれていました手紙を出すときは、切手も忘れずに「どれだけ入っているかな?」手紙をポストに投函人形劇で郵便局の仕事や郵便の仕組みをお勉強高齢者の方々とお別れした後、園児たちはソファに移動し、先生の「どうやって手紙が届くか知っている人?」という質問に元気よく手を挙げ、「ポストに入れる!」「電車!」などハキハキ大きな声で返答。その後、郵便局の仕事を紹介する人形劇を観覧しました。質問に対し、「ハーイ!」と元気よく手を挙げる園児たち人形劇の物語は、主人公の女の子まーちゃんが、お正月に祖父母の家へ行き、公園に連れて行ってもらったお礼の手紙を出すところから始まる。そして「集荷」「消印」「仕分け」「配達」を経て、一週間後に祖父母から返事が届くという手紙の旅を追うストーリー。郵便局の仕事と、手紙が届く郵便の仕組みを学びました。登場する郵便局の乗り物や、仕事、仕組みを真剣に見る園児たち。赤い郵便車やオートバイに、「あー知ってる!」と目をキラキラ輝かせ、仕事の場面では「ハンコ押したい!」など、郵便局の仕事に興味津々。みんな楽しそうに郵便について学んでいました。手作りの人形劇。郵便の仕組みをしっかりお勉強いよいよ手紙を回収して配達へ!そして、いよいよ実演。先ほど学んだことを思い出しながら、高齢者の方々に手紙を届けます。園児たちは、「しゅうか」「けしいん」「しわけ」「はいたつ」と、4つのグループ分けしたバッジを胸に付け、先ほどポストに投函した手紙を高齢者の方々へと届けます。まずは、しゅうか係が2つのポストから手紙を回収。郵便マークがデザインされた青い郵便バッグに手紙を入れて、郵便局となるセミナールームへ。しゅうか係がポストを開けると、たくさんの手紙が出てきました回収した手紙は、郵便バッグにしっかりと入れよう集荷された手紙は、「郵便でーす」と、けしいん係にバトンタッチ。日本郵便のキャラクター「ぽすくま」のイラストがあしらわれたかわいい消印スタンプを手に、1枚1枚ていねいにポンポンと消印を押しました。切手の上に消印スタンプを押すのが、けしいん係のお仕事「ぽすくま」がデザインされた、かわいい消印次に「お願いします!」と任されたのは、しわけ係。手紙に書かれた部屋番号やクラス名ごとに、それぞれ決められた場所に分けてまとめます。表や裏をひっくり返しながら、手紙に書かれた宛先をしっかり確認。お互いの手をクロスさせながら決められた場所に仕分け、間違えたらダメと、真剣な眼差しが印象的でした。「これはアッチ」と、お互いの手をクロスさせる、しわけ係手紙に書かれた部屋番号ごとに、しっかりと仕分け最後は、まだかまだかとウズウズ待っていた、はいたつ係の出番。部屋ごとに分けられた手紙を、郵便バッグに収納。インターホンで「はじめてのおてがみ」に参加したお婆ちゃんの部屋番号を押し、「お手紙でーす!」と元気よく伝えました。エレベーターで降りて出てきたお婆ちゃんに、大切な手紙を手渡し。「よくできたね。ありがとう!」と、お礼の言葉をもらってミッションが終了しました。部屋番号を押してお婆ちゃんを呼ぶ、はいたつ係無事にお婆ちゃんへ手紙を届けられました。読んでね!大役を任された園児たちは、達成感に満ち溢れ「またやりたい」と楽しみながら、郵便の仕組みも学べたようです。ワークショップを終え、参加された高齢者の方々は、「ひ孫のようなかわいい子たちと触れ合うことで、子どものころに戻ったような気分になりました。普段は、お手玉やあやとりはやらないけれど、不思議と昔を思い出して手が動きました。カラダが覚えているんですね」と、園児たちとの交流を楽しんだご様子。一方、園児たちも「お手紙をもらえて嬉しかったし、楽しかった~。またやりたい!」と目をキラキラ輝かせていました。そして、イベント終了後にスタッフの元を訪れ、「また遊びたいからはがきをください」とお願いに。はがきだけでなく、切手や郵便バッグ、消印スタンプなどをプレゼントされ喜んでいました。高齢者の方もたくさんのかわいい手紙にニコニコ新しいコミュニティーは、各世代にメリットがある温かい場所高齢者と保育園児が、一緒にお手紙体験や郵便局の仕事を学びながら、触れ合いコミュニケーションを深めていく。学研ココファン×郵便局による、新しいコミュニティーは心温まる場所でした。最後は、お婆ちゃんから届いた手紙を読んで、手紙の温かさを学んだ1日となりました2時間弱と短い時間でしたが、このワークショップを通して、園児たちは、手紙のやり取りの楽しさや郵便の仕組みを知ることができた、かけがえのない体験となったでしょう。さらに興味が深まるだけでなく、お年寄りをいたわる気持ちやマナーや挨拶が学べたはず。そして高齢者の方々は、笑顔が増え脳の活性化にもつながり、届いた手紙で元気が出たと思います。また、園児の保護者の方々も自分たちより上の世代から、普段忘れてしまいがちな“しつけ”をしてもらえるという、三者三様のメリットがある取り組みだと感じました。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2019年03月27日編集部:学研キッズネット編集部学研キッズネットfor Parentsの記事からわかった、すくすく伸びる子どもたちのために本当に大切なことをふり返る特集最終回。今回のテーマは、保護者にとってもナナメの関係となりえる、没頭して生きる大人たちの様々な「言葉」。学研キッズネットfor Parentsの記事との出会いが、子どもたちだけでなく大人の心もあたため、明日への活力となることを願っています。このページの目次没頭して生きる大人たちの言葉。保護者へのメッセージ平和を願う大人たちから、子どもたちへのメッセージ1.没頭して生きる大人の言葉。保護者へのメッセージ作家・上橋菜穂子が語る今のわたしを育んだもの 【第2回】作家になるために貫いたこと作家・上橋菜穂子さんわたしの学びたい心を伸ばしていたのは、実は母だったのだろうな、と、いまは思います。好奇心旺盛な人で、わたしの話を芯からおもしろがって聞いてくれましたから。たとえば「パレスチナの悲劇は、実は英国の三枚舌政策が……」というような話をすると、「ちょっと待って。ノートに書くから」って、メモを取りながら「へぇ。全然知らなかった。そうなのね」と、聞いてくれる。わたしは母が喜んでいる姿をみて、知識が喜びに変わる瞬間を自然に体験していたのです。母が聞いてくれることによって、知識が、単なる知識ではなくなっていったのです。子どもと親の関係は、家庭によってさまざまだと思いますが、わたしはこうした家庭に育ったことが、すごくありがたかった。学ぶことや知ることが、やがて豊かな人生に結びついていくかもしれないということを、喜びとともに実感することができたので。テレビを観てもマンガを読んでも、それがやがて何かに結びついていく。こうした経験を積ませてくれた親には、感謝しかありません。→掲載ページを見る リアルな体験からの感動が、学びの原動力 大平貴之さん(プラネタリウム・クリエーター)プラネタリウム・クリエーター・大平貴之さん僕は子どものころ、科学実験に夢中だったけど、そういうことには全然興味を持てない子も当然います。でもそういう子は、もしかしたらサッカー選手になるかもしれない。また、熱中しているものが何もなくても、友だちから信頼されていて、いつも学級委員に選ばれる子もいます。子どもっていうのは、ある程度、生まれついての特性があるような気がします。神様から授かったベクトルのようなものです。なるべく早いうちに自分でその方向に気づくか、あるいは親がその方向に自然に向かうよう導いてあげてほしいですね。そのためには片っ端からいろんなものに出会って、おもしろいなと思ったらグワッと入っていくのがいいと思います。→掲載ページを見る とにかく「やってみる」ことが自分だけの「発見」につながる窪寺恒己さん(海洋生物学者)海洋生物学者・窪寺恒己さんとダイオウイカ今の世の中だと、研究することによって人の役に立つってことがないとならない風潮があるけれど、研究に実学を求めちゃいかんという人もいるんです。宇宙なんかもそうですけど、重力波が観測されたからどうなの?それで宇宙の姿の見え方が違ってくるっていうけどそれがどうしたの?何か人間の役に立つの?われわれの生活に役立つの?って言われると、そりゃ絶対に役立つとは言えません。ただ、それは人間の好奇心を満たすためのひとつの努力と言ってもいいと思うんです。その努力をやめちゃうと人間じゃなくなっちゃうんじゃないでしょうか。(中略)子どもが一見どうしようもないことに夢中になっていたりすると、親としてはそんなことやっても何の役にも立たないと言いたくなりますが、役に立つか立たないかはその人の人生の最後まで見ないとわかりゃしないんです。→掲載ページを見る 「かわいそう」と大人の感情を押しつけず、子どもの好奇心を見守ってほしい今泉忠明さん(動物学者)動物学者・今泉忠明さん「価値感」を教えることは、子どもの教育にとってとても大事なことだとぼくは思っています。……「価値感」というと難しそうですが、要するに親が今までに学んできたことや、正しいと思っていることそのものです。各家庭にはそれぞれの考え方があって、昔で言う「家風」のようなものでしょうか。それを教えこめばいいんですよ。多少、世間とずれていたり、間違っていても大丈夫。人間がすごいのは、あとでちゃんと軌道修正できるところです。友だちとの交流や社会生活を通して変わることができますから、今は恐れずに、正しいと思っていることを教えてあげてください。親子で価値感を共有していると、安心して子どもを見ていられます。→掲載ページを見る 好奇心や独創性を伸ばした子ども時代が、今の自分の大切なルーツ 篠原ともえさんタレント・篠原ともえさん子どもが興味を持ったことを見守りつつも、あまり何でも助けようとしたりせず、ほどよくサポートしてくれる両親だったので、今こういうオリジナルな自分になれているんだなって感謝しています。きっとわたしのありのままを認めてくれていたんでしょうね。人と違うことは恥ずかしいことじゃない、むしろ素敵なことだって幼少のころから思うことができたのは両親のおかげだなって。人と違うのって良いことなんだって子どものころに学んだことで、そう在るためには何が必要かを考えるようになりました。一方で人と違うってことは他にはないってことだから、他にはないものを生み出すために自分で作ろうっていう発想にたどり着けたんだと思います。→掲載ページを見る 自然の不思議さを感じる心は、だれもが持っている 福岡伸一博士(生物学者)生物学者・福岡伸一博士もともとわたしが虫を好きになったのは、その色に不思議さを感じたからです。空や海のような青い色が、たとえば南米のチョウや、ルリボシカミキリのような小さな虫の背中にきゅっと集まっているのが、すごいなと思いました。そういう自然の精妙さや世界の成り立ちに対する驚きを感じる時期が、子どもには必ずあるはず。その驚きは必ず何かの行動に向かうと思うんです。今の子どもでも、昔の子どもでも、未来の子どもであっても。そして大人も、子どものころに感じた不思議さに、大人となった今も支えられて生きているはず。だから、子どもの目線に戻ってその驚きを思い出してみてはどうでしょうか。現代社会では、自然の不思議さになかなか出会えないと思うかもしれない。しかしどんなに周りが人工的なものであっても、自分が生きているこの生命現象は自然なわけです。生まれるときや死ぬとき、病気になるときは自分で決められない。そういった生命現象に驚くというのは、自分自身が生きていることの不思議さに気がつくということ。その延長線上に、自分の興味の持てるものがやってくる時期が、必ずあります。→掲載ページを見る 子どもの可能性が広がる自由研究へと導く声かけ城戸真亜子さん(「学研・城戸真亜子アートスクール」主宰)「学研・城戸真亜子アートスクール」主宰・城戸真亜子さん子どもって興味のあるところでストッと終わっちゃうんです。大人は「もう少し描けばいいのにな」と思うのですが、あとから見るとむしろその未完成さが想像力をかき立てて、見る人を感動させたり、その子の才能を感じさせたりっていうことがあって、その未完成さがいいときもあるんです。大人から見て完成してなくても、子どもの作品は芸術として完成しているのかもしれません。だから、教室では作品のよいところを見つけるのが先生の課題です。(中略)わたしも、旅先で心が震える景色に出会ったとき、ただ漠然と眺めるのでなく、絵を描く目的で〈見つめる〉と、「ここにこんな色が眠っている」とか「ここの映り込みはこんなにきれいだったんだ」とか、眺めていただけの時には気づかなかった発見があります。描くというアウトプットをすることで、見る目が研ぎすまされていくんです。→掲載ページを見る オタクならではのこだわりで、楽しんで取り組んだ自由研究 春風亭吉好さん(落語家)落語家・春風亭吉好さんマイペースで、自分の好きなことに熱中した子ども時代ですが、それは中学、高校へと進んでも変わりませんでした。もともと目立ちたがり屋だったこともあって、ずっと演劇部に所属していました。中学の演劇部なんて部員は女子ばっかりで、男子はぼくひとり。でもそういうのは全然気になりません。「オタク」についても同じです。小学生時代はだれでもアニメや漫画が好きですが、どこかで卒業するかしないかが「オタク」への分かれ道なんだと思うんです。ぼくはとうとう卒業しないまま、どんどん深く入りこんでいった(笑)。「オタク」という言葉にありがちなイメージも、やっぱり気にしませんでした。だって好きなものは好きなんですから。そんなぼくに対して、両親は特に何も言いませんでしたね。社会的なルールを守って、他人に迷惑をかけなければ、何でも自由にやらせてくれていたと思います。中学3年の夏休みには、友だち3人と「青春18きっぷ」で山口県まで行ったんですよ。時刻表を自分たちで調べて、大人のいないはじめての旅。高校受験を控えていましたが、へんに安心してくれていたようです。母がよく言っていたのが「あんたはわたしの子どもだから大丈夫」(笑)。その根拠がどこにあったのか、よくわからないんですけどね。→掲載ページを見る 親もいっしょに、子どもと自由研究を楽しんで!岡田ひとみさん(ねんど造形作家/エデュテインメントアーティスト)ねんど造形作家/エデュテインメントアーティスト・岡田ひとみさんそんなわたしに母は手出しも口出しもしませんでした。母自身、子どものころ、絵を描いていたとき先生に手直しされたことが、すごく嫌だったらしいのです。誰かに手を入れられたら、もう自分の作品じゃないと…。なので、母はわたしが作るものに否定的なことは一度も言ったことがないし、手を貸そうとしてくれたこともありません。「作品のよしあしは見る人によって違うのだから、あなたが好きなように作ればいいのよ」というスタンスでした。もっともわたし自身も人に助けてもらわず、自分で考えて作りたいと思う子どもでしたけれど(笑)。→掲載ページを見る 「ふしぎ」をとことん調べた自由研究、発見と感動の種はいまでも無限にある――大西琢磨「しんかい6500」パイロット「しんかい6500」チーフパイロット・大西琢磨さん自由研究のために普段行けないようなところに連れて行ってもらえたり、普段は見られないような生き物の姿に出会えたりしたので、年に1度の大イベントとしてとても楽しみでもありました。学校ではみんなの自由研究が体育館に並べて展示されるのですが、苦労した分思い入れがあり、自分のものが一番よくできていると思えて、自信になりました。当時は自分自身で自由研究を進めてやり遂げたと思っていましたが、今振り返ってみると家族をはじめ、親戚、調べ物のために訪ねた先の人など、いろいろな人が協力して見守ってくれていたことがわかります。母もそんなに昆虫が好きではなかったと思うのですが、いっしょに観察しながら自由にやらせてくれました。みんな、わたしが「自分でやった」と思えるような形で協力してくれていたのですね。そういう人とのつながりが自然にできるのも、自由研究の良さだと思います。→掲載ページを見る2.平和を願う大人たちから、子どもたちへのメッセージ子どもといっしょに考えたい-ノンフィクション作家・井上こみちが語る戦争と平和ノンフィクション作家・井上こみちさん人間の戦死も空襲での爆死も、これからの世界にあってはならないことです。弱い立場の人や動物の命が守られてこそ平和な世のなか。声をあげられ弱い立場のものを守ることが平和につながるのだと思います。人と動物どちらの命も大切なのです。犬や猫を奪われた人にとっても、殺さなければならなかった人にとっても、心の傷は今も消えてはいないのです。動物にも命はひとつしかない。たったひとつの命を人間がむやみにうばってはいけないと、胸をはって子どもに言える大人でありたいものです。わたしはこれからも平和の基本である、命あるものと強い絆で結ばれている人たちの話を書いていこうと思っています。恒久平和を祈りつつ・・・。→掲載ページを見る いわさきちひろ生誕一〇〇年 ~ちひろの目を通して考える「戦争」と「平和」ちひろ美術館・東京私が力がなくて無力なとき(いつもそうなのだろうけれど)、人の心のあたたかさに本当に涙ぐみたくなる。この全く勇ましくも雄々しくもない私のもって生まれた仕事は絵を描くことなのだ。たくましい、人をふるいたたせるような油絵ではなくて、ささやかな絵本の絵描きなのである。そのやさしい絵本を見たこどもが、大きくなってもわすれずに心のどこかにとどめておいてくれて、何か人生のかなしいときや、絶望的になったときに、その絵本のやさしい世界をちょっとでも思いだして心をなごませてくれたらと思う。それが私のいろんな方々へのお礼であり、生きがいだと思っている。→掲載ページを見る学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年12月28日編集部:学研キッズネット編集部学研キッズネットfor Parentsの記事からわかった、すくすく伸びる子どもたちのために本当に大切なことをふり返る特集第5回のテーマは「ナナメの関係をきずける第3の場」です。人間関係を「タテ」「ヨコ」「ナナメ」で考えたことがあるでしょうか。親子や師弟(先生と生徒)の関係がタテの関係、友人関係がヨコの関係。そのように考えると子どもたちは1日の大半をタテかヨコの関係のなかで過ごしているといえますね。「ナナメ」というのはタテやヨコのつながりから少し離れた関係のことです。祖父母だったり近所のおじさんおばさんであったり、子ども会のような年齢を超えたつながり、地域の活動やワークショップといった場で出会う人たちもこの関係にあたります。家庭を第1の場、学校を第2の場と考えたとき、第3の場で出会う人たちと考えても良いでしょう。人間はいろいろな生き方ができるということを知るには、さまざまな人に出会うのが一番。豊かな人間関係は、子どもに逃げ場や救い、そして生きる力を与えてくれます。このページの目次「第3の場所」が子どもの生きる力を育ててくれる読書は心の土壌を耕す「第3の場所」は保護者が楽しめる場所でもある1.「第3の場所」が子どもの生きる力を育ててくれるこれからの社会で生きていくためには、多様な価値観への理解やコミュニケーション力がますます必要になってくる、と考えるのは中曽根陽子さん。そのためには社会に出る前に少しでも多くの多様な人と触れ合う機会がほしいもの。そこで役に立つのが「家庭や学校・日ごろの課外活動以外の第3の場所」です。中曽根さんは保護者自身も地域へ出て「第3の場所」をもつことをすすめています。なぜなら「親自身がいろいろな場所で人とつながり、それを家庭にもち帰ることで、子どもの世界を広げることもでき」るからです。「子どもの生きる力を育てるために、家庭以外の力も借りて、子育てをしていきましょう。」■家庭・学校以外の第3の場所が子どもの生きる力を育てる「AI時代を生き抜くために~『失敗力』が育つ6つの栄養素」(中曽根陽子さん)24時間ネットがつながるゆえの息苦しさ解消にもナナメの関係が必要と言うのは、つながり依存研究の第一人者である土井隆義教授。■つながり依存研究の第一人者にきく、子どもとSNSのリアルな関係 筑波大学土井隆義教授インタビュー第4回「複眼の教育」という観点から地域ぐるみの教育プロジェクトを行なっているのが「てらこやネットワーク」です。「複眼の教育というのは、文字どおり、1人の子どもを育てていくために、地域の大人や大学生が複数の目で子どもをしっかりと見守っていくしくみのことです。」「親子や教師のような“縦”の関係でも友だちのような“横”の関係でもない、第三者と子どもの“ナナメ”の関係を作り、子どもたちのコミュニケーションを活性化させていくことは、子どもが育つのにとても大事な要素なんです。それを地域で実践していくための学びの場でありコミュニティがてらこやです」。そう語るのは「てらこやネットワーク」の理事長・大西克幸さん。■現代版 “てらこや”で地域ぐるみの教育を NPO法人全国てらこやネットワークインタビュー第1回「てらこやネットワーク」では、地域性を活かした子ども向けの事業(合宿や体験活動など)を全国で展開しています。「大学生が企画運営の主体となっていることが特徴です。てらこやの提唱者である精神科医の森下一先生は、身近の手本となるお兄ちゃん・お姉ちゃんとの出会いが子どもの人生の転機になると言います。あのお兄ちゃん・お姉ちゃんみたいになりたいというような、身近の手本との出会いをどれだけ作っていけるか。『よき人との出会い』、これが『複眼の教育』と並んで、てらこやの大きな目標となっています。」■現代版 “てらこや”で地域ぐるみの教育を NPO法人全国てらこやネットワークインタビュー第3回「てらこやネットワーク」では「子ども食堂」も展開しています。こうした場も第3の場といえるでしょう。もう少し身近な人間関係のなかにも「第3の場」はあります。祖父母の存在です。甘やかしすぎる祖父母への対応がなかなか…と考える保護者も多いかもしれませんが、「子どもたちにとって、逃げ場や甘える場所があることは、決して悪い面ばかりではないのです」と松井美香先生。もちろん祖父母に自分たちに子育ての方針を、感謝の気持ちとともに伝えることは大事ですが、「子どもたちにとっては、厳しい人、優しい人、甘やかしてくれる人、勇気づけをしてくれる人、勇気くじきをする人等々、さまざまな人と関わることは、対人関係を学ぶ上で良いトレーニングになります。」祖父母の甘やかしを無下に否定したり、「わがままな子に育ったらどうしよう」と焦ったりする必要はなさそうです。■祖父母の甘やかしに、わたしたち親はどう対応すれば良いか「くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て」(松井美香先生)人々の多様な生き方に触れることで、子どもたちは人との心地よい距離感を体得したり、相手に思いの伝わる話し方ができるようになったり、良い目標を持てるようになったりするのでしょう。さて、このような「出会い」は本の世界にも共通するものがあります。↑目次に戻る2.読書は心の土壌を耕す読書は心の土壌を耕す"/>子どもたちが社会に出たとき、多様な価値観を受け入れ、さまざまな考え方をもつ人とコミュニケーションをとっていくためには言語能力が欠かせません。『学研 新レインボー小学国語辞典』の監修もしている言語学者の金田一秀穂先生はこのように言っています。「語い力をデジカメの画素数にたとえて、画素数が少なくても写真は写るけれど、よりクリアに表現するためには画素数が多い方がいい。言葉もそれと同じで、たくさん言葉を知らなくても話はできるけれど、自分の気持ちや状況をより明確に伝えるためには、多くの言葉を知っていた方がいい」■実践!国語辞典を楽しく使いこなそう 学研 子ども向け国語辞典編集室インタビュー第1回読書時間の長い子どもは「論理的思考」「意欲・関心」「他者理解」能力が高いという結果も出ています。このデータを分析した渡邊純子さんは、「過去に読書習慣があったかどうかも、意識・行動などに関する得点に関係して」おり、「小学生のときに本をよく読んでいた中学生、中学生のときに本をよく読んでいた高校生は、論理的思考、意欲・関心、人間関係などの項目で得点が高い」ことから、「年齢が低いころからの継続的な読書習慣が、子どもが生きていくにあたって基礎となる力を伸ばす要因となっている」と言います。■子どものころの読書は生きる力を養う「データで読み解く、子どもとスマホ」(渡邊純子さん)地域で小さな文庫を40年間開いてきた「みどり文庫」の細谷みどりさんは、「『子どもたちの居場所づくり』や『大人と子どもが個人的に信頼関係をきずける場』の提供に本が介在するというところに文庫としての役割があるのではないか」と考えます。このような小さな文庫が近所にあったら、本を借りに親子で立ち寄ってもいいですね。細谷さんも「読書」と「生きる力」との関係について言っています。「本によって培われた先を読む力、推測力や判断力が、本当の『考える力』になっていくのではないでしょうか。目に見えることだけに頼っていると、目の前のことしか見えなくなります。先を見通す力は、動物的な本能や自分の身を守るための直観力にもつながります。わたしはこうした動物的な本能が、現代の人たちには薄れてきているのではないかと危惧しています。」■みどり文庫(後編)~本には人間本来の能力を引き出す力がある~みどり文庫細谷みどりさんインタビューより「本に年齢はなく、いつから読んでも遅くはないのだけれど、いい本に、いいタイミングで出会うこと、そのときにしかない『出会い感』はとても大事な気がします。」そう語るのは子どもの本の専門店で配本事業も行なう「クレヨンハウス」の早崎志乃さん。映画の原作になった本や、自分の興味のある分野の本から読書の世界に入ってみるのもおすすめだそうです。■クレヨンハウスインタビュー~本選びのプロに聞く、子どもの本の魅力とは?~クレヨンハウス早崎志乃さん、馬場里菜さんインタビューより読書が好きになるきっかけはいろいろあります。読み聞かせをされた経験、した経験、歯医者さんの待合室にあった本との出会いなど……。親野智可等先生が、8つの実話を紹介してくれています。■いろいろなきっかけで読書が好きになる伝記が人生を変えるきっかけをくれることもあります。■伝記が人生を考えるきっかけになる「子どもが伸びる親力」(親野智可等先生)本に描かれた世界や生き方に感銘を受けるためには、やっぱり「読む力」が大切!メールやSNSで文字を追うだけでなく、まとまった文章を読む力を養うことで、子どもの出会いの場はずっと大きく広がっていくのですね。ここで、ある編集部員の話を紹介すると、小学生の子どもが学校での人間関係がうまくいかなかったとき、ゆいいつの居場所となったのが学校の図書室でした。司書の先生からの適切な声かけもあって本の世界に目覚め、「この主人公はここまでされても立ち上がるのか!」「こんな知恵でピンチを切り抜けるのか」「この登場人物はなんて賢いんだ!」などと言いながらさまざまなシリーズを読みふけっているうちに、うまくいかなかった友だちともおすすめの本を貸し借りする仲になったようです。まさに本が様々な出会いを運び、成長へと導いた例と言えるでしょう。↑目次に戻る3.「第3の場所」は保護者が楽しめる場所でもある子どもたちに多くの出会いを経験してほしい、本も読んでほしい。そのために、わたしたち親はどうしたら良いのでしょうか。保護者だって人間です。外の世界に出て行くのが苦手なタイプ、読書が苦手なタイプ、読み聞かせがどうしても苦手で……という人もいると思います。まずは「てらこやネットワークの大西さん」の言葉から。「てらこや食堂というのは…、実は親の解放の場にもなっているんです。子育ての痛みなりつらさなりをぽろっと言える場。『そうそう、うちも』と言える場として非常に大事だなと思っています。環境が人を育てていくんです。子どもたちの一番の環境は家庭、とくに母親。その母親の健全なメンタルを維持安定させていくには、相談できる仲間だったり、ガス抜きができる居場所だったりが必要なんです」■現代版 “てらこや”で地域ぐるみの教育を NPO法人全国てらこやネットワークインタビュー第4回「ノヴィーニェこども食堂」を営むトニー・ジャスティスさんも、こう言っています。「(こども食堂について)さまざまな境遇の子どもの居場所、がんばっているお母さんのストレスを解消して、楽しく過ごせる場所になれば良いなと、みんなでがんばっています。」■アフリカ出身トニーさんが主催する国際色豊かな子ども食堂&寺子屋を体験してきたNPO法人アフリカヘリテイジコミティ理事・トニー・ジャスティスさんインタビューより子どもたちが地域の活動に参加するには、まず保護者が情報を集め、申し込むという作業が必要です。奥手な保護者だと、知らないコミュニティに参加するという時点でついつい臆してしまうと思うのですが、主催者のこのような意図を知ると、「ちょっと行ってみようかな。申し込んでみようかな」という気持ちになりますね。前出の読書についても、家に本がたくさんあり、親が四六時中、読書している姿を見せられれば良いのですが、そこまではなかなかできません。では、「国語辞典をケースから出してリビングに置いておく」という簡単な方法はどうでしょう。「国語辞典は身近に置いておくといいんです。ケースに入れて子ども部屋の本棚に入れるのではなく、ケースから出してリビングに置いておき、なにかあったらすぐ調べられるようにしておく。テレビで聞いてわからない言葉をその場で調べる。スマホでもその言葉をピンポイントで調べることができますが、国語辞典で調べると、オマケとして、同音異義語や反対語、イラストなどもいっしょに書いてありますから、一石二鳥にも三鳥にもなります。」(学研プラス 小中学生事業部 辞典編集室 森川聡さん)「国語辞典は、必ずなにかとセットになって使うものだと思うんです。テレビで聞いた知らない言葉、図鑑にのっている知らない言葉、鉄道でも戦隊ヒーローでもなんでもいいので、調べてみるといいですね。忍者とか、手裏剣とかも国語辞典にはのっているので。」(同編集室 今井優子さん)■実践!国語辞典を楽しく使いこなそう 学研 子ども向け国語辞典編集室インタビュー第3回国語辞典とセットでも使いたい図鑑の選び方を教えてくれるのは、学研プラス小中学生事業部 図鑑・辞典編集室の松下清さん。「親子でいっしょに本屋さんへ行って、お子さんが気に入った図鑑を選ぶのがいいと思います。とくにお母さんは、図鑑は同じシリーズでそろえたい願望があるんですよ。棚にきれいに並べたいんですよね。でもそれは大人の都合です。子どもの本ですから、子どもが気に入って『欲しい』という図鑑を買ってあげてください。」■「知識への扉をひらく図鑑のひみつ」図鑑編集室インタビュー第4回学研プラス小中学生事業部 図鑑・辞典編集室松下清さんインタビューより文字や文章が苦手でも、「国語辞典なら読める」という考え方もあります。「(国語辞典に載っている)ひとつひとつの言葉の解説はTwitterと同じくらいの分量ですからね。厚みにたじろがず、辞典を開いてみればじつはとてもシンプルなんですよ。」(前出今井さん)■実践!国語辞典を楽しく使いこなそう 学研 子ども向け国語辞典編集室インタビュー第4回こんなに手軽なら、大人であるわたしたちも気負わず楽しめそうです。子どもがすくすく成長するために大切なことは何か。それは、大人が成長し、人生を豊かにするために必要なことと同じようでもあります。子どもに良いと思うことを実践していくにあたっては、無理せず継続的に、ナナメの関係の力を借りながら、自分の世界を少しずつ広げるつもりで楽しみながらやっていきましょう。次回は「没頭する大人たち」をテーマに、何かを追求し続ける人たちの言葉の数々をお届けします!次のページ子どものころ、好きなことに夢中になったらこうなった。没頭して生きる大人たちの言葉↑目次に戻る学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年12月27日編集部:学研キッズネット編集部学研キッズネットfor Parentsの記事からわかった、すくすく伸びる子どもたちのために本当に大切なことをふり返る特集第4回のテーマは「子どもとネット」です。わたしたち保護者の子どもの頃と今の子どもの環境を比べたとき、もっとも大きな違いは「スマホやパソコンが身近にあるかないか」ではないでしょうか。調べたいことをすぐに検索できる便利さや、遠方に住む人ともネット上で知り合いになれる手軽さがある反面、ネットを通じた深刻なトラブルや犯罪、健康被害も心配です。子どもにふさわしいスマホやネットとのかかわり方を、専門家の方の言葉をもとに考えていきます。このページの目次小中学生のスマホ利用、増加に伴ってトラブルも!子どもに渡す前に決めたいスマホのルール我が子がスマホ依存かなと思ったら大切なのは、親子の会話1.小中学生のスマホ利用、増加に伴ってトラブルも!スマホの世帯普及率がガラケーを抜いた2016年。それから数年のうちにスマホの普及率はどんどん上がり、多くの子どもたちもスマホを利用する時代になりました。内閣府の「青少年のインターネット利用環境実態調査」2018年の結果によると、小学生の約3割、中学生の6割弱がスマホを利用しているそう。前年からの小中学生利用率の伸びを考えると、今後もさらに割合が増えていく可能性があります。いまや一番身近なICT※機器はスマホかもしれません。※ICT……Information and Communication Technologyの略。情報通信技術。電話・パソコン・インターネット・携帯電話など,情報処理や情報通信に関わる技術をまとめた呼び名。スマホでのネット利用の内訳を見ると、動画視聴が伸びています。この動画の閲覧では、年齢区分が厳密になされていないものや、一見子ども向けの動画のようでいて、再生すると子どもにはふさわしくない内容の「エルサゲート」などもあるため、見せっぱなしにしないという親の注意と見守りの姿勢を喚起しているのがコドモットの渡邉純子さんです。■中学生のスマホ利用、6割目前「データで読み解く、子どもとスマホ」(渡邉純子さん)スマホの利用率が上がるにつれて、トラブルに遭う子どもの数も増えています。なんらかのトラブルに遭ったことのある子どもは約6人に1人という状況のなか、保護者は子どものトラブルにあまり関知できていないようです。児童ポルノの被害も増加傾向、その4割が自画撮り被害によるもの。犯人は巧みに子どもたちを信頼させ、追い詰めていきます。わたしたちは「うちの子は大丈夫」とは思わずに情報を収集し、万が一のことがあったときに子どもがすぐに相談できるような親子関係を心がける必要がありますね。■子どもの携帯・スマホの使い方にもっと興味を「データで読み解く、子どもとスマホ」(渡邉純子さん)■広がる“自画撮り被害”「データで読み解く、子どもとスマホ」(渡邉純子さん)2.子どもに渡す前に決めたいスマホのルール進学のお祝いや何かのごほうびに、新調した子ども用のスマホ。楽しくウキウキと買ったのに、それがきっかけで親子の会話が減ったり成績が下がったり睡眠時間が減ったりしたら…。そうならないために、わたしたちはどうしたらよいのでしょう。「使うときは必ず親といっしょに」「どんな目的で使うのかをはっきりさせる」など、手渡す前に明確にしたい事柄を遠藤美季さんが教えます。■スマホ依存予防対策は念入りに前編「スマホ依存!」(遠藤美季さん)「スマホなどの機器は、子どもさんの持ち物にはしないでください。」と言うのは高橋大洋さん。たしかに「子どもの所有物」となってしまうと、保護者は口出しがしにくいですね。「親が子どもに貸し出している」というだけで、保護者は子どもの利用について話し合ったり、子どもに今の流行について聞いたりしやすくなります。「あとから厳しくするやり方は、親子ともにくたびれます。保護者が良いお手本を心がけ、子どもとの間に信頼関係が成り立っていれば、子どもがどんなスマホの使い方をしているのか、友だちともめていないかどうかも、保護者にちゃんと伝わってくるんです。」と高橋さん。■情報モラル教育のエキスパートが語る、ネットと子ども、そして保護者の望ましい関係とは ピットクルー株式会社高橋大洋氏インタビュー第4回ルールを決めるには、保護者がスマホについて必要な知識を得ておく必要があります。たとえば「SNSの年齢制限」について。保護者世代ではまだメールがコミュニケーションツールとして活躍していますが、子どもたちにとって、ネットでのコミュニケーションの中心はソーシャルメディア(SNS)。でもこのSNS、LINE以外は13歳未満は禁止されています。「小学生のうちはSNSの利用は控え、もしどうしてもする必要があるという場合には、『保護者といっしょに』を徹底」することを渡邉さんはすすめています。■SNSの年齢制限を知っていますか?「データで読み解く、子どもとスマホ」(渡邉純子さん)また、スマホの使い過ぎは深刻な健康被害につながります。「目が悪くなる」可能性は容易に想像がつきますが、同じ姿勢で狭い画面を長時間見ていることによる体のゆがみやあごの未発達、歯並びの乱れといった悪影響は、じわじわ進行するので、気づいたら深刻な事態になっているかもしれません。睡眠不足による集中力の低下、運動不足による体の不具合など一見関係のないような事柄も、じつはネットやスマホの利用と深く関係する場合があると遠藤さん。■健康診断でわかるスマホの悪影響。親子で健康美をとりもどそう「ネット依存にならない、かっこいいネットとのつきあい方」(遠藤美季さん)スマホの利用時間と学校の成績との関係も、保護者としては気になるところですね。「ケータイやスマホの使用時間が短い子どもほど正答率が高い」という結果、これには何となくうなずけます。ところが「勉強時間が長くても、ケータイやスマホを長時間使うと、勉強時間が短い生徒より成績が悪くなってしまう」という結果も。さらに「ケータイやスマホの使用をやめると学力が戻り、使用していなかった生徒が使用し始めると学力が低下する」という調査結果があるそうです。一度や二度、使いすぎて失敗することがあっても、スマホやケータイと粘り強く向き合えば「自制心を育てる絶好の機会」にすることができると説くのは中曽根陽子さんです。■ネット時代に必要なのは、自制心「AI時代を生き抜くために『失敗力』を育てる6つの栄養素」(中曽根陽子さん)じつは、保護者側は「ルールを作った」と思っていても、子ども側は認識していなかった、という場合も多いようです。「ルールを作って、スマホを渡して、ひと安心」となってしまいがちですが、スマホを子どもに渡すときは覚悟をもって、渡したあとも情報とルールのアップデートを怠らず、子どもを見守っていきたいものです。■スマホの利用ルール決め根気よく「データで読み解く、子どもとスマホ」(渡邉純子さん)3.我が子がスマホ依存かなと思ったらルールの大切さは身にしみてわかったけれど、それでももし子どもがスマホやタブレットのゲームにハマってしまったら……?我が子がスマホを気にしすぎて「なにか変だな」と感じたとき、その直感は、「スマホ依存」のサインに結び付くものかもしれません。「スマホ依存」には原因があり、その原因は一人ひとり違うものだと遠藤美季さんは言います。単にスマホを取り上げようとするのではなく、やめるにやめられない子どもなりの事情を探りながら、スマホとの距離を離していくのが良いようです。「スマホ依存」サインのチェック項目、解決に向けたヒントは心強い味方です。■スマホ依存予防対策は念入りに後編「スマホ依存!」(遠藤美季さん)ここでひとつ実例を見てみましょう。タブレットのゲームにハマってしまった子どもに対し、子どもの特徴を考えて親子でルールをつくり、実行する努力をすることで依存から脱しました。「親子関係や環境づくりなど、ネット以外のところにルールを守るための成功のひけつがある」と遠藤さんは言います。■ルール作りは学びのチャンス「ネット依存にならない、かっこいいネットとのつきあい方」(遠藤美季さん)子どもが「スマホ依存」にならないために、親がしてあげられる第一のことは「子どもに『大好きだよ』という気持ちを伝えること」。というのも、自己肯定感の低さと「スマホ依存」とは密接なつながりがあるから。「親が自分のことを大切にしてくれている、その気持ちが自分自身を大切にする気持ちへと育っていきます。そんなあたりまえのような日常が子どもをネットに依存させないことへの重要な布石になっているのです」自分自身を大切にする気持ち「自尊感情」が育っていないうちはスマホを持たせない、と保護者が覚悟を決めることも必要になってくるでしょう。■依存経験者から学ぶネットに依存させない子育て「ネット依存にならない、かっこいいネットとのつきあい方」(遠藤美季さん)■スマホ依存予防対策は念入りに前編「スマホ依存!」(遠藤美季さん)4.大切なのは、親子の会話ネットやスマホについて知れば知るほど恐ろしいものに思え、子どもに触れさせるのが怖くなる、という保護者も多いかもしれません。けれども、子どもたちの学習の場にはICTが浸透しつつありますし、大人の多くがスマホを使うように、子どもたちがスマホやネットを利用する場面もこれからますます増えていくはずです。ネットを通して国境を越えて情報をやりとりする時代の流れを考えればネット環境から子どもを過度に遠ざけるのはもったいないといえるでしょうし、子どもたちのSNS上のやりとりを逐一チェックするというのも考えものです。わたしたちは、ICTにどう向き合い、ICT機器を扱う子どもたちをどのような目で見守ればよいのでしょうか。「学習アプリでもオンライン学習でもなんでもいいので、まずは保護者自身が自分でやってみること、そのうえで、自分がいいと思ったものを子どもといっしょにやってみるという姿勢が大切だと思っています。そして、学んだ 内容をもとにして『これをやってみたらおもしろかったから、あなたもやらない?』というように親子で会話をすることが重要だと思います。」■「オープンなオンライン教育で新しい学びを創造する」株式会社ドコモgacco代表取締役社長 伊能美和子氏インタビュー第4回子どもたちにとって「スマホ」は道具で、「自分の耳とか口がスマホの先にあって、友だちとつながってくっついちゃっているような感覚」があると言うのは杉本卓先生です。「スマホという道具とのつきあい方にだって、人間の根本的な部分を考える必要があると思うんです。スマホを使うことで、この情報を得ることで、このゲームをすることで、このルールを決めることで、わが子は人として幸せになるのか、ということを保護者は考えて欲しいんです。近視眼的なレベルではなく、一段高いレベルで(スマホの使い方について)考えましょうということです」■ICTが進化する未来へ、子どもたちはどう育っていくのか青山学院大学杉本卓先生インタビュー第4回ICTの特徴である「わかった気になる」を学びに転換するうえでも、適切な声かけや興味に応じた体験の場を提供するなど保護者のサポートが必要になるでしょう。「わかった気になる」のではなく「理解を深めるためには、言葉でちゃんと説明できるかどうかが、いまのところ非常に大事だと思います。『知ってるよ』とか『検索すれば出てくるよ』ではなく、自分の言葉でものごとを説明できるところまで理解するということです。」「いろいろな状況で身体をともなって体験しないと身につかないと思いますし、情報教育とかICTを使うときに、体験をないがしろにして情報を取り扱うだけにしてしまったら、これから必要な教育にはならないだろうと思います。」■ICTが進化する未来へ、子どもたちはどう育っていくのか青山学院大学杉本卓先生インタビュー第2回「保護者には監督官や指揮者のような立場に立つだけでなく、保護者自身がネットとのつき合い方をしっかり見直してほしい」と話すのは高橋大洋さん。「保護者は知らなきゃいけないことがいっぱいあると思いがちなんですが、実は子どもたちの多くがオンラインコミュニケーションで直面する悩みのほとんどは、人間どうしのコミュニケーション、心理の話です。そんなの、長生きしている大人の方が小学生・中学生より絶対に詳しいんですよ」「新しいアプリの流行に右往左往するより、根っこにあるネットのしくみや背景を学んだうえで、子どもといっしょに日々試行錯誤していきましょうと伝えたい」■情報モラル教育のエキスパートが語る、ネットと子ども、そして保護者の望ましい関係とは ピットクルー株式会社高橋大洋氏インタビュー第1回わが子がまだ言葉を交わせない赤ちゃんだったころ、「だれに教わるでもなく、相手のことを思う一心で、その表情や泣き声、スキンシップという“言語以外”の情報で、目の前の赤ちゃんと気持ちのキャッチボールをしながら、お互いのコミュニケーション能力を育ててきたのです。そして共感、伝える、聞く、思いやり、理解、お互いを認める気持ちなどさまざまな能力を育ててきたのです。」それと同じことを、友だちとのコミュニケーションに役立てることを親は教えてあげることができるのです。■会話の基本はFTF(Face To Face)「ネット依存にならない、かっこいいネットとのつきあい方」(遠藤美季さん)流行の移り変わりは激しいし、子どもたちのゲームやコミュニケーションツールに対する習得の速さは、大人にはとてもついていけず……。子どものスマホ利用を放任する傾向の裏には「知らないものは怖い」という保護者の物怖じもあるように感じます。けれども時代は変わっても、人間関係を育んでいくうえで大切なことはあまり変わりがないようです。保護者として子どもに「大好き」の気持ちや、スマホを利用するうえでの心配を伝え、子どもから相談があるようなら話を聞き、スマホの新しい機能やアプリについてはときに子どもに教えを請いながら、いっしょに「試行錯誤」していきましょう。この回の最後に、ネット依存の専門家・遠藤美季さんが、母親として、ネットに関してお子さんとどのようにかかわってきたのかがわかる記事を紹介します。子どもがネットに依存しなくても済む環境を保護者としてどのよう整えたらよいのかを真剣に考え、「朝は笑顔で送り出す」「家のことを親子でいっしょにする」など小さな心がけを積み重ねてきた遠藤さん。この実践の結果、お子さんがスマホやゲームとどのような関わり方をするようになったのかは、多くの保護者に様々なきっかけを与えてくれるように思います。■デジタルネイティブを育てるpart1「ネット依存にならない、かっこいいネットとのつきあい方」(遠藤美季さん)次回は子どもたちに、ときに大きな影響を与えてくれる「ナナメの関係」に焦点をあてていきます!次のページ自分ががんばらなきゃと思わなくていいんです。子どもにも親にも必要な「ナナメの関係」学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年12月25日編集部:学研キッズネット編集部学研キッズネットfor Parentsの記事からわかった、すくすく伸びる子どもたちのために本当に大切なことをふり返る特集第3回のテーマは「学び」です。毎日の学校生活で、子どもたちはさまざまなことを学んできます。「学ぶことは楽しいよ!」自信をもってそう伝えられれば良いのですが、実際の生活では宿題をやらない子どもにヤキモキ、なかなか「やる気」を出さない態度にモヤモヤ、この子の興味はどこにあるの?なんて思うこともしばしば。子どものやる気スイッチを押すのは何なのでしょうか。そもそも「学ぶ」って何なのでしょう。毎日の学習の中に少しでもワクワクした要素が加わるのなら、子どもだってきっと日々が前向きなものになるはず。そのためにわたしたちには何ができるのでしょうか。このページの目次「学び」とは、なんだ?失敗なくして成長せず。失敗は学びの醍醐味「体験」と「待ちの姿勢」で子どものやる気スイッチを探そう親も好きな世界に没頭しよう!1.「学び」とは、なんだ?ひと口で「学び」と言っても、その形や解釈はざまざま。でも、授業で先生の話を聞いてノートをとる、知識をためていくような学びとは違ってきているようです。「遊びのなかでも何かに気づいて、結果として何かを学び身につけてほしい」。東京都港区にある学童保育「クランテテ三田」の校長を務める温井伸明さんは「学び」とは〈「遊び」×「気づき」〉だと考えます。「気づきを得るには、たくさんの失敗と成功が欠かせません。失敗することを嫌がって成功できそうなことしかしないのはもったいない。子どもたちが挑戦したくなるような工夫を遊びのなかに紛れ込ませて『たくさん失敗したけど面白かった』と言わせたい」■遊びの中に気づきを!子どもたちの頭を刺激するサイコロゲーム「子どもがやる気になる学童教室メソッド」(温井伸明さん)次は「探究学舎」の塾長宝槻泰伸さんの言葉。「驚きと感動は子どもだけではなく、大人も、もっと言うと人類の心に火をつけると思っています。人類は驚きと感動にうえているんです(笑)。でも、驚きと感動だけだとエンターテインメントになってしまいますから、教育として間違いないという、共感とか確信が必要です」。こうして授業で心を動かされた子どもは、家に帰ったあとも自分で学んだことを自分なりに追及していくようになると言います。■驚きと感動の種をまき、子どもの知的好奇心に火をつける 探究学舎第2回探究学舎塾長・宝槻泰伸さんインタビューより「相互に影響を受けて仲間とディスカッションすることによって、自分の殻を破ることができ、良い学びを得る」ことができると言うのは株式会社ドコモgacco代表取締役社長 伊能美和子さん。■「オープンなオンライン教育で新しい学びを創造する」株式会社ドコモgacco代表取締役社長 伊能美和子氏インタビュー第3回学びが遊びの発展形ともいえること、学びには人を夢中にさせる何かがあるということはよくわかりました。それでも日々の学習のすべてにドキドキわくわくするのは難しい。いやいや勉強する(あるいはしない)子どもに保護者はどう接したらよいのだろうと考えるとき、松井美香先生のこの見方は、1つのヒントになるのではないでしょうか。「アドラー流で考えるのであれば、『勉強は本人の課題であって、親の課題ではない』のです。親が肩代わりするものではないと考えます。勉強するかしないかを最終的に決めるのは、あくまでも子ども本人。そしてその結果の責任を負うのも本人。勉強しないで将来困るのは本人であって、保護者ではありません。」■自ら勉強する子になってほしいのなら・・・前編■自ら勉強する子になってほしいのなら・・・後編「くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て」(松井美香先生)2.失敗なくして成長せず。失敗は学びの醍醐味先ほど登場した温井伸明さんが「失敗することを嫌がって成功できそうなことしかしないのはもったいない」と言うのはなぜでしょうか。それは、「成功」だけでは「気づき」に結び付きにくいからといえます。「気づき」に結び付かなければ、「成長」もしません。大事なのは「成功」ではなく「成長」。成長し続ければそのうち成功します。だから「失敗を悪いもの、嫌なものと思わないで下さい」と宮本哲也先生は言います。■挑戦するということ「賢い子どもの育て方」(宮本哲也先生)そもそも「失敗」か「成功」かにこだわるのは、結果に注目しているから。挑戦したからこそ失敗したのだと考えれば、子どもの「失敗」に対する見方も変わるはず。「挑戦した、そのこと自体に価値があるのです」と語るのは松井美香先生です。■失敗を恐れずチャレンジする心を大切「くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て」(松井美香先生)失敗を恐れずチャレンジする力を『失敗力』と定義するのが中曽根陽子さん。将来のAI時代を生き抜くためには絶対に必要な力だと言います。■失敗できない人は、成功できません「AI時代を生き抜くために 『失敗力』を育てる6つの栄養素」(中曽根陽子さん)3.「体験」と「待ちの姿勢」で子どものやる気スイッチを探そう「うちの子はなんにも興味を持たない」「いつになったらやる気になるの?」そんな悩みをもつ保護者も多いことと思います。子どもの「好き」がわからない、そんなとき保護者ができることの1つは体験させること。もう1つは待ちの姿勢に徹すること。まずは「本物の体験」の大切さを説く言葉から紹介します。写真提供:国立天文台2016年撮影「子どもにとって『興味のある・なし』というのは、『知っているか・いないか』とほぼ同じ意味なので、まずは実際に自分で体験して知ることが、興味をもつことへの第1歩になります。」「子どものころになにを経験するかというのはとても大事だと思います。できる限り本物や、自然現象に接する機会をつくり、どれだけ子どもの興味や可能性を引き出せるかが、保護者や大人たちの務めだと思います。」と語るのは国立天文台の縣秀彦准教授。■星空は科学への入り口国立天文台が伝える星の魅力第3回国立天文台縣秀彦准教授インタビューより「お子さんを連れてきたときに、保護者の方もいっしょに体験してほしいと思います。子どもだけに『やってごらん』とやらせるのではなく、保護者もいっしょにやってみる。そのときに「おもしろいね」と声をかけるだけでなく『なんでだろう』と子どもに伝えてほしいと思います。」■体験が科学する心をはぐくむ板橋区立教育科学館にきく科学館の楽しみかた第4回板橋区立教育科学館持永雅之館長インタビューより「グリコードに夢中になっている姿を目の当たりにして思ったんです。好きなことをやっているときの子どもって、本当に夢中にやるんだなって。そういう瞬間が、もしかすると学びにつながるのではないかと思います。……『ご飯だよー』と言っても無視してなにかやっているようなときがヒントになるんじゃないでしょうか。」■お菓子でプログラミング!?次世代の遊びで子どもたちの想像力をはぐくむ――玉井博久さんインタビュー第4回江崎グリコ株式会社・玉井博久さんインタビューより「子どもを信じて待つことが大事」というのは探究学舎の塾長、宝槻泰伸さん。「子どもの成長には個人差があるので、待つということがとても大切なんです。なにか投げかけたけれど全然反応がなくても、すぐにダメなのかなと思わずに、いつかは絶対に子どもの心に火がつくと信じて待つことが大事だとわたしは思います。」■驚きと感動の種をまき、子どもの知的好奇心に火をつける 探究学舎第3回探究学舎代表取締役社長・宝槻泰伸さんインタビューより人はいつか必ずやる気スイッチを押すときが来るから、それまで自己肯定感を育てながら待つように説くのは親野智可等先生です。「待てる親であってください。待てない親は子どもができないことに目を瞑ることができずに、毎日ガミガミ叱り続けます。それによって、子どもは自己肯定感が持てなくなり「ぼくはダメな子だ」と思い込むようになります。すると、やる気スイッチが入りそうなときにも、「これをがんばってみたい。でも、どうせぼくはダメだろうな」となって、今ひとつスイッチが入らないままになってしまいます。」■やりたいことが見つかってスイッチが入ると人は変わる「子どもが伸びる親力」(親野智可等先生)4.親も好きな世界に没頭しよう!子どもに夢中になれる世界を持ってほしいと強く願っておぜん立てしても、わたしたちが遠巻きに見ていたら、子どもはその冷めた気持ちを感じ取ってしまいます。結局は、親の背を見て子は育つということで、親が楽しく夢中になって学んでいれば、子どももなんだかわくわくして引きこまれてしまうようです。「わたしが最近気になっているのは、自分が試さないで子どもにだけやらせる保護者が増えていることです。(家庭でできる最良の方法は)子どもが『なんで?』と聞いてきたら、保護者の方が『なんでだろうね』と答えてあげること。『そうだね』『どうしてだろうね』『じゃあ、ちょっといっしょに考えようか』という会話があるかどうかが大切です。可能であれば親子で発見や知識を共有する時間をつくってあげて欲しいですね。」■科学教育で子どもの創造性と社会性をはぐくむ サイエンス倶楽部第4回株式会社サイエンス倶楽部専務取締役・広永雅史さんインタビューより「ぼくたちは経験上、保護者が前のめりに学んでいるほうが、子どもは学びに積極的になると感じています。大人が『えっ、なにこれ!?』と夢中になっていて、保護者の背中から子どもがのぞきこんでいるくらいのほうが、子どもはぐっと興味を持つんです。どんな体験でもいいところはたくさんあると思うので、そのいいところを保護者が積極的に見つけていくと、子どもも、『ああ、そんな面白いこともあるんだ』と自分で考えて、気づいてくれるのではないかと思います。」■ワクワクの学び体験が子どもの未来を変える。 Gifte!がプロデュースする本物体験とは第2回Gifte!菅野高広校長インタビューより「いっしょにやることも大事です。保護者の方がおもしろいと思っていることを、子どもがおもしろいと思えばいっしょにやればいいと思います。もし子どもが興味をもたなくとも次から次へと出していけば、どこかで食いついてくることがあるでしょうし。■驚きと感動の種をまき、子どもの知的好奇心に火をつける 探究学舎第3回探究学舎代表取締役社長・宝槻泰伸さんインタビューより自身の経験から保護者が楽しむことをすすめるのは、ねんど造形作家でありエデュテインメントアーティストの岡田ひとみさん。「わたしが物づくりに興味を持ったきっかけは母の影響が強いと思います。母は洋裁が得意で、わたしとおそろいの服をわたしのお人形用にも作ってくれるような人でした。母が楽しそうに作っている姿をそばで見ていて、自然とわたしもやってみたいなと思うようになったのです。子どもって大人が何か楽しそうにやっていると、とても興味を示します。ですから『今年の自由研究は何にしようか』というとき、親もいっしょに楽しめるものを探すといいのではないでしょうか。たとえば親が昆虫好きなら、いっしょに森へ昆虫採集に行ってみるとか。親が目をキラキラさせて昆虫を追いかけている姿を見たら、子どものほうもきっとワクワクしてくると思います。」■親もいっしょに、子どもと自由研究を楽しんで!岡田ひとみさん(ねんど造形作家/エデュテインメントアーティスト)「まずは親自身がいろいろな世界をひらいて、そこに子どもを連れて行くことだと思います。自分の趣味でもいいですし、なんでもいいと思います。大切なのは、親自身が自分の世界を持つことです。」■つながり依存研究の第一人者にきく、子どもとSNSのリアルな関係 筑波大学土井隆義教授インタビュー第4回子どもの成長に必要な親の姿勢は、外界に対する好奇心に満ちた幼少時こそ思う存分遊ばせ、それなりに成長して身近な外界に好奇心の対象がなくなってくる頃にこそ、大人もいっしょになって子どもと遊びや学びの世界を広げ、体験するというものであるように思います。さて、次回は「子どもとICTのふさわしいつきあい方」に焦点をあてていきます。次のページスマホやデジタル。依存を防ぎうまく付き合うにも「自己肯定感」と「親子の会話」がカギ学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年12月21日編集部:学研キッズネット編集部学研キッズネットfor Parentsの記事からわかった、すくすく伸びる子どもたちのために本当に大切なことをふり返る特集第2回は、睡眠と食事、遊びが子どもたちに与える影響についてとりあげていきます。人生は毎日の小さな積み重ね。伸び盛りの子どもたちにとって、1日のもつ意味合いは大人よりも大きく、また周囲にいる大人に左右されがちです。だからこそ日々の小さな習慣や体験を大切にしてあげる必要があります。このページの目次眠りと「自尊感情・自己肯定感」には深いつながりがある!自分の体は自分の食べたものでできている100%やりたいように遊ぶ時間、夢中になる時間がその子の強みを育てる夢中になっている時間と同じくらい大切なのがぼーっとして過ごす時間1.眠りと「自尊感情・自己肯定感」には深いつながりがある!何時に就寝するのか、何時間眠るのかという睡眠サイクルと、ありのままの自分を受け入れるという自己肯定感とは密接なつながりがあり、ひいては子どもの日常生活(落ち着きや情緒の安定性)や学力にも関係してきます。このことは脳の成長の仕方から考えていくとよくわかります。脳は「古い脳(姿勢を保つ、呼吸、睡眠など【からだ】に関する脳)」→「新しい脳(記憶や思考、指先の微細な動きや言語、感情など、いわゆる【脳】)→「前頭葉(人間らしさなど【こころ】の脳)」の順番で発達していくそう。日中活動をする昼行生物である人間は、朝起きて夜暗くなったら寝るのが当たり前で、早寝早起き朝ごはんという生活習慣を身につけることが、この正しい発達のために大切になってきます。睡眠や食事などによって、まずは土台となる「古い脳」をしっかり育てるべきときに、「新しい脳」を育てようと習い事などを詰め込んで睡眠時間を削ってしまっては本末転倒。このあたりのくわしい話を、発達脳科学を研究している成田奈緒子先生の話を交え中曽根陽子さんがわかりやすく教えてくれています。■寝る子は育つ!正しい睡眠の習慣を身につけよう1■寝る子は育つ!正しい睡眠の習慣を身につけよう2「子どもが伸びる家庭の10の習慣」(中曽根陽子さん)「子どもにとっては生活習慣を身につけることがもっとも重要なことであり、とりわけ睡眠の習慣は、小学校時代においてなにより重要だと考えているからです。」生活習慣を崩さなければできないような勉強が必要になることは本末転倒であると陰山英男先生は読者の質問に答えます。■中学受験で深夜まで勉強する娘に夫が怒り「教えて!陰山先生」(陰山英男先生)「物を考えるのに最適な時間は睡眠時である」自身の経験からそう断言するのは宮本哲也先生。脳の意識の領域と無意識の領域を比べると、無意識の領域の方がはるかに大きいのですが、この無意識の領域にアクセスできる時間が眠っている時間です。ここを入り口として「学力差は睡眠時につく」と考える宮本先生の話はこちらです。■子どもの学力差はここでつく!「『賢い子ども』の育て方」(宮本哲也先生)みなさんは眠りに就くとき、どんなことをイメージしながら横になっていますか?入眠するときのイメージトレーニングの大切さを説くのは親野智可等先生で、人生を左右することさえあると言います。このイメージトレーニングは大人のわたしたちがやってみて、自ら経験しつつ、子どもたちにも教えてあげることをすすめます。毎晩布団に入るときに、うれしいこと、楽しいこと、達成したいことを思い描きながら眠りにつくだけ。「一度コツを覚えれば一生の財産」。そこまで言われたら、やってみないわけにはいきませんね!■眠りにつくときのイメージトレーニングで人生が決まる「子どもが伸びる親力」(親野 智可等 先生)↑目次に戻る2.自分の体は自分の食べたものでできている「早寝早起き朝ごはん」という生活習慣が大事であることから、次に取り上げるのは食事。スポーツ栄養アドバイザー・石川三知さんは、「わたしたちの体は自分が食べたものでできているということを意識してほしい」、「自分の体は自分でしか作れない」と言います。石川さんは食べ物が成長期の子どもの体を支える大切な材料になっていること、「かむこと」の大切さ、味覚や食感が子どもの感性を高めることなどをやさしく教えてくれます。石川さんおすすめレシピも手軽なものばかりなので、ぜひ作ってみてください。■スポーツ栄養アドバイザー石川三知さんに聞くチャレンジできる体のつくりかた第2回「シリーズ専門家にきく!」石川三知さんインタビューより子どもの好き嫌いのなくし方や、子どもにうまく手伝ってもらって食に関心を持ってもらう方法を教えてくれるのが、フードスタイリストのダンノマリコさん。「子どもの好き嫌いに寄り添わず食卓に料理を出し続ける」という考え方も参考になります。■忙しくても、子どもといっしょにごはんを作って食べるコツダンノマリコさんこれからの寒い季節、風邪やインフルエンザの流行に少しでも対抗したいですね!牧野直子先生の風邪対策メニューは、日頃の食事作りを考えるうえでもヒントになります。■寒い冬に負けない!風邪対策メニュー「元気な子どもが育つ毎日のごはん」(牧野直子先生)最近、多いと言われる子どもの「低体温」は、意欲の低下にもつながります。改善には規則正しい生活が大切で、食生活の見直しも大いに役立つはず。牧野先生のレシピをもう1本紹介します。■子どもに急増中!低体温を防ぐ「辛くないチリコンカン」「元気な子どもが育つ毎日のごはん」(牧野直子先生)食事は「何を食べるか」も大切ですが、「誰と食べるか」「どんな雰囲気の中で食べるのか」も同じくらい大切ですよね。家族の生活時間帯が合わずひとりで食事をする子どもや、家事育児を抱えてつかれてしまった保護者のために、居場所を提供する活動をしている人たちもいます。「こども食堂ネットワーク」の事務局長を務める釜池雄高さんは、「子ども食堂」は“「子ども」と「食」を中心にした地域みんなの居場所”だと考えているひとりです。「子ども食堂」とは、子どもがひとりでも食事ができ、地域の人たちが、無料または低額で食事を提供する場を指しています。核家族化が進む現代では、自分のためにも子どものためにも、ときに地域の力を借り、人間関係のネットワークを広げるきっかけにするのも良い方法ではないでしょうか。■いま話題のキーワード「子ども食堂」ってなんだろう?こども食堂ネットワーク事務局長・釜池雄高さんインタビューより大人の健康にとっても食生活は重要な問題ですが、子どもは体が大きく変化する時期であるうえに、自分で食事を選べないという点で保護者の責任は重大だと改めて感じます。眉間にしわを寄せるほど深刻になりすぎず、それでもできるだけ子どもの体に役立つ食べ物を選んで、子どもといっしょに食事の時間をおいしく楽しく過ごしたいものです。↑目次に戻る3.100%やりたいように遊ぶ時間、夢中になる時間がその子の強みを育てる子どもが大好きな「遊び」の時間。でも、子どもが好きな遊びは、大人がハラハラするものばかり。高いところから飛び降りてみたり、火や水を使いたがってみたり、木登りや泥遊び、ひみつ基地なんていうのも好きですね。一方、最近は公園に禁止事項が増えてきました。そんななか、「自分の責任で自由に遊ぶ」ことのできる冒険遊び場プレーパークは「本当にやりたいように遊んでいい」場所です。火を使ってもいい、泥だらけになってもいい、ぼーっとしていたっていい。「自分が100%やりたいようにやるのが『遊び』。大人から見て遊んでいるように見えなくてもいい」と話すのはNPO法人こがねい子ども遊パーク・代表理事の邦永洋子さん。「失敗も含めてすべて自分の手でやってみるという経験の積み重ねが、自分のことを大好きだと思える気持ちや相手を尊重する気持ちにつながると思う」と話してくれました。■自分の責任で自由に遊ぶ、冒険遊び場「プレーパーク」~‟こがねい子ども遊パーク“インタビュー~子どもが「自発的に」「思いっきり遊ぶ」という経験は、創造力や学びの力を育むことにつながると教えてくれるのは中曽根陽子さん。時間を忘れて遊びに熱中しているような状態を体験した子どもの方が、そうでない子どもより学習の効率もあがるし、思いも寄らないような力を発揮することがあるそうです。■よく遊んだ子は賢くなる!?~子どもを伸ばす遊びの力~「子どもを伸ばす10の習慣」(中曽根陽子さん)「何かに没頭できる子は強い」と宮本哲也先生も言います。「子どもが何かに没頭している時間は自分の意志で生命力を磨いている宝の時間なので、どれほど親の趣味とかけ離れていても決して邪魔をしてはいけません」。■没頭力を鍛える「『賢い子ども』の育て方」(宮本哲也先生)「もしかしたらいまの学校でほめられるポイントと、20年後の社会で役立つことは違うんじゃないかって思うんです。いまは、ほめられないなと思うようなことも、ひょっとしたら将来、その子の役に立つことかもしれない。だから、夢中になれる強みを見つけてあげて、伸ばしていくことが大事なのかな」と語るのは株式会社LITALICO(リタリコ)の執行役員CTOの岸田崇志さんです。■多様性を力に変えて 障害のない社会をつくる 株式会社LITALICOインタビュー第4回子どもが意に染まない遊び方をしていると、大人はついつい手出し口出しをしがちです。けれど、こんな時間こそ子どもにとって大切な育ちとなっているのですね。↑目次に戻る4.夢中になっている時間と同じくらい大切なのがぼーっとして過ごす時間子どもがぼーっとしていると、「何してるの?」「〇〇はやったの?」「宿題は終わった?」そんなふうに声をかけてしまったことはありませんか。意外にも、「脳科学の研究で、ぼーっとしている時間のほうが、脳の活動が盛んになるということがわかっています」。「そのときに使っているエネルギーは、意識的に頭を使っているときの20倍にも達する」というのは驚きです。■ぼーっとしている時間に頭は育つ「AI時代を生き抜くために『失敗力』を育てる6つの栄養素」(中曽根陽子さん)もちろん、だからといって、お子さんに「たまにはぼーっとしなさい!」なんて言ってはいけません。わたしたちが親としてできることは、子どもの予定を詰め込み過ぎず「遊び時間やぼうっとする時間を含めて、もっと子どもたちに自由時間を保障してあげ」ること。自由時間に主体的に生きることが、子どもの自己実現力を育てていくのです。■仕事でもプライベートでも、主体的に生きられる人にするには?「子どもが伸びる親力」(親野 智可等先生)↑目次に戻る次回は、土壌ができた上に育まれる、「学び」と「やる気」について深く考えていきます。子どものやる気を引き出すために、保護者にできることとは?次のページ子どもの「学び」には、没頭力と失敗を恐れない気持ちがあればいい学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年12月20日編集部:学研キッズネット編集部学研キッズネットfor Parentsの立ち上げからもうすぐ3年。すくすく伸びる小・中学生の子どもたちのために、家族のしあわせのためにと願い、様々な専門家の方たちの考えを発信してきました。その考えをすべて見渡すと、いくつか大事なことがあるということがわかってきました。それを1本の樹を子どもに見立てて絵にしたのが冒頭のイラスト。これまでの記事を振り返る形でまとめます。社会がこの先どのように変化していくのか見えない時代ではありますが、子どもたちにはどんな環境にあっても自分のもってうまれた力を生き生きと発揮し、のびのびと生きていってほしいですよね。そのための大切な基盤となるのが「自己肯定感」であり「自尊感情」であると多くの専門家は言います。これはありのままの自分を受け入れ、大切にしたいと思う気持ちのこと。生きていくうえで、なぜ「自尊感情・自己肯定感」が必要なのでしょうか。親野智可等先生は言います。「自分はここに存在していいんだ。自分は大切にされている。自分は大切な存在なんだ。自分は自分でいいんだ。これが、生きていく上で一番大切な自己肯定感というものです。これがあって初めて、がんばる力もわいてきますし、人を思いやる気持ちもわいてきます。」■子どもの存在を無条件に肯定する「一緒にいられて幸せ」という言葉を贈ろう「子どもが伸びる親力」(親野 智可等先生)特集第1回の今回は、この「自尊感情・自己肯定感」を育むために必要な土壌について考えていきます。このページの目次日本人は「自尊感情・自己肯定感」が低い!「自尊感情・自己肯定感」を育てる土壌は家庭子どもを一人の人間としてリスペクトした声かけを感謝の気持ちは思いやりの心を育てる1. 日本人は「自尊感情・自己肯定感」が低い!「自尊感情」「自己肯定感」という言葉を最近、よく耳にするようになりました。これは先ほども説明したように、ありのままの自分を受け入れ、大切にしたいと思う気持ちのこと。人がのびのびと生きていくうえで欠かせない感情です。ところが残念なことに、日本人はこの感情が低いそう。「『自分はダメな人間だと思うことがある』などネガティブな問いに対して、『とてもそう思う』『まあそう思う』という回答は米国・中国・韓国を大きく上回っているという結果が出ています。」国立青少年教育振興機構が行なったこの調査結果やその理由について、中曽根陽子さんがくわしく教えてくれています。■第3回自尊感情を高めるための親のかかわり方「AI時代を生き抜くために 『失敗力』を育てる6つの栄養素」(中曽根陽子さん)↑目次に戻る2.「自尊感情・自己肯定感」を育てる土壌は家庭子どもの自尊感情は、我が子を無条件で大切に思う親の気持ちが子どもに伝わってこそ育まれるもの。そのため「親の言うことを聞いたとき」「よい成績を上げたとき」だけほめる「条件つきのほめ方」では不十分。子どもは「がんばらないとほめられないのかも」「よい子でないとほめられないのかも」と思ってしまい、安心することができません。大切なのは「あなたと一緒にいられて幸せ」「どんなあなたも大好きだよ」という気持ちを伝えることだと親野先生は言います。■子どもの存在を無条件に肯定する「一緒にいられて幸せ」という言葉を贈ろう「子どもが伸びる親力」(親野 智可等先生)子どもが「存在している」という、極めて当たり前と思えるようなことにも目を向け、感謝することが、子どもの「勇気づけ」になると言うのは松井美香先生。■困難を乗り越える力を育てるために、大切なこととは「くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て」(松井美香先生)「〇〇してえらいね」「〇〇ができるなんてすごいね」ではなく、「あなたがいてくれて本当にうれしいよ」という姿勢。子どもが安心して育っていくために大切な、この気持ちを子どもに伝えるにはどのように声をかけたらよいのでしょうか。↑目次に戻る3.子どもをひとりの人間としてリスペクトした声かけを子どものありのままの存在を受け入れるということは、子どもをひとりの人間として尊重し、大切にするということです。「親に大切にされているという実感がある子は自分で自分を大切に」できます。自分で自分を大切にできることこそ、「自尊感情・自己肯定感」が高い証といえるでしょう。■思春期・反抗期の子には、どう接すればいい?「子どもが伸びる親力」(親野 智可等先生)ところが親は子どもをひとりの人間としてリスペクトしているとは思えないような言動をとることがよくあります。たとえば「何やってんの!」「どこへやったの!」「いつまで起きてるの!」「なんでできないの!」「誰なの!テーブルを濡らしたのは!」などといった5w(what/where/when/why/who)を使った叱り文句。これは子どもが、親が思うように行動しないために生じるストレスを子どもにぶつけて困らせようとする親の気持ちの表れだと親野先生は言います。■親は「何、どこ、いつ、なんで、誰」の5Wで子どもを困らせる「子どもが伸びる親力」(親野 智可等先生)子どもが宿題をやっていないとうすうす感づいていながら発する「宿題やったの?」というような意地悪な質問形も、「子どもを困らせてやりたい」という親の裏の意図が隠れていることが多い、と親野先生。■「片づけしたの?」「宿題やったの?」「明日の仕度したの?」など。「質問形」の裏に隠れているもの「子どもが伸びる親力」(親野智可等先生)ついつい何度も言ってしまう「早くしなさい!」という言葉も親の都合によるもの。これが続くと子どもは、「自分は親から大切にされていない。愛されていない」という気持ちになり、親からの愛情不足感を感じて自己肯定感が低下したり、ひいては親の顔色をうかがう指示待ち人間になったりしかねません。■何気なく言っている「早くしなさい!」の口癖。弊害がたくさんあります「子どもが伸びる親力」(親野智可等先生)「がんばってね!」の声かけは、時と場合によっては子どもをひどく傷つけ、ゆがめてしまうことがあると教えてくれるのは宮本哲也先生。■「がんばってね!」は禁句です「賢い子ども」の育て方(宮本哲也先生)では、望ましくない声かけをしそうになったとき、わたしたちはどうすれば良いのでしょう。それは、難しいことではないと松井先生は言います。「どうしたいの?」「どうすればいいかな?」「どうやったらできると思う?」というように、問いかけるようにすれば子どもに考える力さえつくと言います。■自分のことは自分で解決する~考える力をやしなう声かけ~「くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て」(松井美香先生)子どもたちと良い関係を築くために、多くの保護者が日々奮闘しています。それでも子どもが自分の思う通りに行動しないと――忙しいときや、受験やテストなどの目標があるときはなおさら――声を荒げがちです。そんなときの感情コントロールにはコツがあります。「自分の心の動きに気づけば子どもにぶつけなくてすむ」と説くのは親野先生。「感情『で』伝えるのではなく、感情『を』伝えましょう」と説くのは松井先生です。■メタ認知力をつければ自分のストレスを子どもにぶつけなくなる「子どもが伸びる親力」より(親野智可等先生)■ 「叱る」「怒る」より効果的な子どもとのコミュニケーション「くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て」(松井美香先生)↑目次に戻る4.感謝の気持ちは思いやりの心を育てる親が子どもの存在をありのまま受けとめ感謝するという行為は、子どもの思いやりの心を育てます。思いやりを育む他者への関心や信頼感は、自尊感情や自己肯定感とともに大切なもの。子どもの心に他者への優しさが育つ土壌が耕されるかどうかも、わたしたち大人の意識にかかっているようです。「(他者に)感心をもつためには、まず所属する共同体(家庭、学校、地域など)の中で、自分が他者の役に立っていると感じる必要があります。なぜなら、自分が人の役に立てるという感覚が持てなければ、人は思いやりをもって行動しないものだからです。」と松井先生。そのためには、「お手伝いしようかな」と行動に移した子どもに対して、たとえそれが不慣れなものであったとしても「ありがとう!助かる」と感謝の言葉を口にすることが大切。アドラーによると、「人は、良いところも悪いところも、注目されたところが強化する」そうです。子どもの優しい気持ちをわたしたちが大事にすれば、子どもは自分の思いやりが「注目された」と感じることでしょう。■思いやりのある優しい子に育てるために「くやまない、悩まない、自分を責めない――心がラクになるアドラー流子育て」(松井美香先生)子どもへの観察力が大事、と教えてくれるのは親野先生です。今、声をかけられる状況かな、とまず考え、楽しい話をして雰囲気をつくってから親の伝えたいことをさりげなく伝えれば、不毛で不必要な言い合いを避けることができます。よい親子関係を築くことが、子どもの、他者を信頼する気持ちへとつながっていくのですね。■親がひと工夫するだけで、子どもの「わかってる。うるさい」の反抗がなくなる「子どもが伸びる親力」より(親野智可等先生)最後に親野先生の、「子どものころ大人に言われて救われた言葉」を紹介して、第1回を終わります。「子どもが救われる言葉は、大人の自分が言われてもうれしい言葉なんだな」と、みなさんも感じるのではないでしょうか。自分が言われて嫌な言葉は子どもにもかけない。言われたらホッとするような言葉で子どもとコミュニケーションをとる。明るい方向へ進む方法は意外とシンプルなのかもしれません。■子どものころ大人に言われて救われた言葉「子どもが伸びる親力」より(親野智可等先生)↑目次に戻る次回は「自尊感情・自己肯定感」を育むために実は大切な規則正しい生活リズムと、子どもの「やる気」についてひも解いていきます。次のページ規則正しい「睡眠」と「食事」、夢中になれる「遊び」が子どもを伸ばす原点へ学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年12月19日専門家・プロ:渡邉純子(コドモット)SNSの顔写真、顔出しNGが7割今回も、一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)の「中高生のスマホ利用傾向調査レポート」※1から、気になるデータを読み解きます。今回着目するのは、SNSへの顔写真投稿についてです。まず、自分や家族の顔写真をSNSに投稿することに対して、世代ごとに意識の違いがあるのか、みてみましょう。《自分や家族の顔写真をSNSなどに投稿すること》一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会「中高生のスマホ利用傾向調査レポート」 (2018年3月)」より自分や家族の顔写真についてSNSに投稿を「良くする」と回答した割合が高いのは、10代から30代まで。それぞれ13%~14%と7人に1人程度ですから、さほど目立つ数字ではありません。しかし気になるのは10代、20代に多い「気にしたことはない」という回答です。これは、顔写真の投稿に無とんちゃくだったり、投稿にあたってためらわない状態といえるので、自覚的でないぶん、「良くする」人に比べて配慮の呼びかけが届きにくいと考えられます。10代、20代では「良くする」「気にしたことはない」を合わせた回答は約3割となっていて、これは少し気になる傾向です。では、自分や家族の顔写真をSNSなどに投稿を「絶対にしない」「極力しない」という人はどれくらいいるのでしょうか。「絶対にしない」「極力しない」の合計は次のようになっています。全体77%10代69%20代67%30代74%40代81%50代84%60歳以上91%全体で8割弱、10代~20代で7割弱が投稿を控えていることがわかります。面白いことに「極力しない」の回答がもっとも多かったのは10代(39%)です。情報モラル教育の浸透を感じるとともに、10代の子どもたちもなかなか考えているなと感心させられます。10代女性の3割は友だちの顔写真をSNSによく投稿するさて、自分の顔写真のSNSアップには慎重な姿勢がみえる若年層ですが、友だちの写真についてはかなり状況がことなります。《友達の顔写真をSNSなどに投稿すること》一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会「中高生のスマホ利用傾向調査レポート」 (2018年3月)」より10代で友だちの顔写真投稿を「良くする」と回答した割合は25%。10代の女性に限ってみると30%で、全世代で断トツのトップです。自分や家族の顔写真の投稿は控えめ、でも友だちの顔写真はよく投稿するという非対称性には少々驚かされます。とはいえ、一般的にSNSには画像や書き込みを友だちなどに限定して公開する機能がありますから、広く一般に顔写真を公開しているということではないのでしょう。記念写真などをクローズドなグループ内で公開しあうことで、自分の撮った写真を仲間で共有したり、イベントの余韻を味わったりした経験は、きっと読者のみなさんにも心当たりがあるでしょう。気になるのは、「本当にそのグループはクローズドなのか?」ということ。たとえばLINEのグループトークには、友だちの友だちの友だち……というような、仲間というには微妙な関係の人も、だれかの招待で入ってくる可能性があります。そんな立場の人がアップされた写真をどう扱うかは未知数です。あまり知らない人に自分や友だちの写真を渡す人はいませんよね。同じように、SNSの(一見)クローズドなグループのなかであっても、顔が特定できる写真については慎重に取り扱いたいものです。グループではなく個人あてにダイレクトメッセージを送る、GooglePhotoの共有アルバムで信頼のおける人にだけ見せたら共有をオフにするなど、くふうしだいでさまざまなやりかたがあります。人生の早いタイミングでスマホという“拡散機能付きカメラ”を手にしている子どもたち。子ども自身が慎重に対応できるよう、保護者がSNSデビューのころから導いていきましょう。 ※1 一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会「中高生のスマホ利用傾向調査レポート」(2018年3月発表)渡邉純子(コドモット)(わたなべじゅんこ)株式会社コドモット代表取締役社長。NTT在籍時代の2001年、子ども向けポータルサイト「キッズgoo」を立ち上げ、同サイトでデジタルコンテンツグランプリ・エデュテイメント賞受賞。独立後は小学生向けのコンテンツを中心に、企業の子ども向けWebサイトや公共団体の子ども向けツールなどの企画制作を数多く手がける。一男一女の母。
2018年12月14日トップライター:辻内史佳大きな風車は「ふなばしアンデルセン公園」のシンボル。デンマークに実際にある、1800年代に建設された風車を手本にして、デンマークの職人によって組み立てられたのだとか!千葉県船橋市にある「ふなばしアンデルセン公園」はデンマークをイメージしたテーマパーク。ある旅行サイトで、日本の人気テーマパーク第3位を獲得して話題になったこともある場所です。魅力の秘密は、東京ドーム8こ分にもおよぶ広大な敷地内で体験できる数々のアクティビティ。本格的なアスレチックに、子どもが大好きな大すべり台やボール島、ポニー乗馬に夏場の水遊び、さらには多彩なアトリエプログラムも常時開催されています。小1のわが家の娘も、1度訪れて以来やみつきに!ある日の1日を例に、その魅力をほんのちょこっと紹介します。大すべり台とボール島はいつも大人気!「ふなばしアンデルセン公園」の南ゲートを入ると見えるのが大きな風車。春はチューリップ、夏はひまわりなど、四季折々の花に囲まれ、季節によって違う表情を見せてくれます。50mの長いすべり台はいつも大人気!園内に入ってまず向かったのは芝生広場にある「ワンパク城大すべり台」。ローラー式の大すべり台は、大人が見てもワクワクするほどダイナミック!すべり台まで向かう途中も、小さなすべり台があったり、長い階段を上ったりと楽しめるようになっています。考え抜かれた遊具は遊び方もさまざま弾むボールを使って作られたワンパクボール島となりには、アスレチックを交えた遊具も。網をくぐりぬけて登ったり、つり橋があったりと小さな子も夢中です。ボールを並べて作った「ワンパクボール島」も人気。跳ぶたびに違った方向へジャンプする感覚がおもしろいらしく、娘はここで、1時間近く跳び続けたこともあるほど。4つのコースがある本格的アスレチックすべり台とボール島のあとは、アスレチックコースへ。「ファミリーコース」や、「じゅえむの冒険コース」など、レベルに合わせて4つのコースが。この日娘は、「力だめしの森コース」へGO!1回転しているアスレチック遊具。頭を使って慎重にクリアを目指します夏には水車を回してひと味違った水遊びを堪能夏場ににぎわうのが「にじの池」と「アルキメデスの泉」です。水がはられた浅い池は、水遊びを楽しむファミリーの楽しそうな声であふれます。ここで目を引くのが、水車や水を使った遊びが楽しめる遊具。実際に水車の上に乗って足で回すことで、水の流れる仕組みを学ぶこともできるのです。夏の間は「アルキメデスの泉」の、水車を使った水遊びが大人気!水遊びのあとは、「牧場のあいす屋さん」でおいしい牛乳アイスを食べながらひと休み。お弁当を持って行って芝生広場で食べるもよし、園内のレストランでランチをとることも可能です。そのほかにも、ポニーの乗馬や変形自動車、ミニ鉄道、ミニパターゴルフなど多彩なアクティビティが。緑に囲まれた「太陽の池」で、ボートに乗ることもできます。版画、染物、陶芸などのアトリエプログラムを常時開催もうひとつオススメなのが、園内の「子ども美術館」で常時開催されているアトリエプログラム。「ワークショップ室」、「アンデルセンスタジオ」「食のアトリエ」、「版画のアトリエ」、「染のアトリエ」、「織のアトリエ」、「陶芸のアトリエ」、「木のアトリエ」の8つがあり、版画や染物、織物や陶芸、工作などのラインナップから、好きなものを選んで体験することができます。料金も、500円~1000円ほどでお手ごろ。この日は、「染のアトリエ」を選択。自分で染めて作るオリジナルTシャツを体験することに。受け付けにはカラフルに染まった布が♪まずは、自分に合ったサイズのTシャツを選びます。そして、好きな位置に輪ゴムを巻きつけます。輪ゴムの縛り方で、模様が変わる。どんな模様になるかな?好みの色を選んでボウルに入れ、ゴム手袋をしてTシャツを入れて染めます。色を混ぜたり、部分的に色を変えてみたり、自由にできます。アトリエスタッフがていねいに教えてくれるので、はじめてでも安心。オリジナルのTシャツが完成しました。それぞれ個性あふれるTシャツにアトリエプログラムは毎月ラインナップが変わるので、いつ行っても飽きません。工作や陶芸など、夏休みには自由研究にもオススメです!これだけ遊べて入園料は大人が900円、小・中学生は200円とリーズナブル。1日中楽しめること間違いなしです。施設情報施設名 ふなばしアンデルセン公園 住所 千葉県船橋市金堀町525番 営業時間 9:30~16:00(7月20日~8月31日は17:00まで営業) 料金 一般900円、高校生600円、小・中学生200円、幼児(4歳以上)100円 ホームページ 電話番号 047-457-6627辻内史佳(つじうちふみか)出版社勤務を経て、娘の出産を機にライターに。主にエンタメ誌でインタビュー記事を執筆中。春から娘が小1になり、慣れない日々に奮闘する毎日です。最近できた老後の夢は、ハワイ永住(笑)。
2018年12月13日