《ジャニーズ事務所で経験させていただいたこと、ファンの皆様に出逢えたこと、僕たちIMPACTorsは心の底から感謝しております。ファンの皆様に幸せを届けられるよう前進し続けます。これからも僕たち7人の応援をよろしくお願い致します》5月16日、ジャニーズJr.のグループ「IMPACTors」がジャニーズ事務所を25日に卒業すると発表された。公式サイト「ISLAND TV」で発表され、メンバー一同は冒頭のようにコメント。ジャニーズアイランド代表取締役社長の井ノ原快彦(47)も、メンバー全員の名前を挙げて《これからも体に気をつけて、人生を楽しんでください。そして、一人でも多くの人を笑顔にできるよう、共に頑張りましょう!》とエールを送っている。グループは’20年10月に結成され、メンバーは佐藤新(22)、基俊介(26)、鈴木大河(24)、影山拓也(25)、松井奏(22)、横原悠毅(26)、椿泰我(25)で構成。今月22日~25日まで行われる『東西ジャニーズJr. Spring Paradise』東京公演をもって、約2年7カ月の活動に終止符を打つ。そんな彼らの育て親といえば、昨年10月31日付でジャニーズ事務所を退所した滝沢秀明氏(41)。「IMPACTorsはグループ名が決まるまで、ファンの間で『クリエC』と呼ばれていました。’20年5月に新型コロナの影響で中止となった『ジャニーズ銀座2020』のC日程に出演予定だった7人で、会場名の『シアタークリエ』に因んでいます。その後、同年10月16日に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で、正式なグループ名がサプライズ発表されました。当時ジャニーズ事務所の副社長だった滝沢氏が、“衝撃”を意味する『IMPACT』と“俳優”の『ACTOR』をかけ合わせて考案しました」(芸能関係者)退所後の動向に注目が集まっていた滝沢氏だが、今年3月にアーティストをプロデュースする会社「TOBE」を設立。現在、公式サイトではオーディション希望者を募っており、その応募期間は「常時」とされている。また、注意事項には《既に特定の芸能プロダクション等の団体に所属または契約されている方は応募いただけません》とも記載。そのためIMPACTorsの退所に伴って、ファンの間では滝沢氏との“合流”を期待する声が上がっている。《タッキーのとこ行くのかな?今後の活躍を祈ります》《インパク、タッキーのところで新人たちのお手本グループになってくれないかなと思ってしまう…》《滝沢君設立のの新会社へ移籍してしまえば良いのに、と無責任ながら思ってしまう》IMPACTorsにとって滝沢氏はまさに“恩人”。退所後も忠誠を誓って“奉公”に走るだろうか、果たして――。
2023年05月17日「更年期世代の女性から最近よく聞く悩みが『夜、ぐっすり眠れない』というものです。そういう方々は、同時に太ってきたなど体型の変化にも直面しがち。このようなケースでは、私は“耳をマッサージすること”をおすすめしています」こう話すのは、YouTubeで「40代からの動ける体チャンネル」を主宰するパーソナルトレーナーのみっこさん。主に更年期の女性が抱える悩みにフォーカスした同チャンネルは登録者数66万人を数える。“やせる”を目標にしたみっこさんのメソッドのなかでも好評なのが“耳ギョーザマッサージ”。その名のとおり、自分の耳をギョーザに見立ててつまんだり、ほぐしたりするものだ。「多数の神経や血管が張り巡らされている耳周辺をマッサージすると、血流が促され、1分も行うと耳のまわりがポカポカしてきます。このとき頭部の血流が促進されることで、そこから全身の血流もよくなり、基礎代謝がアップします。すると、脂肪が燃焼されやすい体になっていくのです」(みっこさん、以下同)耳周辺のマッサージを就寝前に行うと、血流アップと同時にリラックス効果も得られ、睡眠の質向上にもつながる。「ぐっすり眠れると、睡眠中に体内で食欲を抑制するレプチンというホルモンが分泌されます。反対にきちんと眠れないと食欲増進ホルモンであるグレリンの分泌が促進されてしまいます。よく眠れないと悩んでいる人ほど過食の傾向にありますが、背景にはこうした要因もあると考えられます」また、よく眠れた翌日は疲れが取れて元気に活動することができる。日中の運動量が増えれば、ダイエットにはプラスの効果がもたらされる。すなわち、快眠を習慣にすることも“やせ体質”を得るために欠かせないのだ。耳のマッサージにはほかにもこんなメリットが。「更年期の女性はホルモンバランスの乱れから、感情の浮き沈みが激しくなり、不安やイライラに悩まされがちです。そんなときには、1分でもいいので耳ギョーザを試してみてください。気持ちが落ち着いてくるのが実感できますよ」いつでもどこでも取り組めて、ダイエットや快眠につながるとなればさっそく実践してみたい。耳ギョーザマッサージのやり方をみていこう。4つのステップで耳のコリをほぐしていくが、いずれのマッサージも、強く引っ張ったり押したりはせず、ソフトな力加減で行う。「まず、人さし指と中指で耳を挟むようにし、手のひらはあごを包むように顔にピッタリとくっつけます。次に、顔の筋肉に接着している筋膜をやさしく剝がしていくようなイメージで、手のひらで円を描いてください。耳の前後がやさしく刺激されて、心地よく感じるでしょう」次に、手を耳の後ろへ置き、前方へスライドする。「ギョーザの形になるように耳をたたみます。息を吐きながら行うと、リラックス効果が高まりますよ」次に親指、人さし指、中指を使って耳を上下に折りたたんで、そのまま耳を回す。「慣れないために痛みを感じる場合もあるので、最初はやさしく、気持ちいいと感じる程度の力でマッサージしましょう」最後に、耳を外側へ引っ張る。「耳の後ろと前の筋膜を剝がすイメージで、ゆっくりと引っ張ります。このとき口を開け閉めすると、同時にあごまわりの筋肉も刺激されるため、顎関節症の改善にもなります」一連のエクササイズを食後すぐに行うと、血糖値が上がるのを防ぐ働きもあるのだとか。「耳まわりの筋肉を働かせることで、顔のリフトアップや、ほうれい線が解消するなどの効果を実感される方も多いですよ」睡眠の質や見た目の印象をアップし、やせ体質になれると、おいしいことだらけの耳ギョーザ。ぜひ一度お試しあれ!
2023年05月17日5月17日に7月クールの「月9」ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)で、森七菜(21)と間宮祥太朗(29)がW主演を務めることが発表された。同作はオリジナル脚本で主演の2人にくわえ、神尾楓珠(24)、吉川愛(23)、萩原利久(24)、白濱亜嵐(29)、仁村紗和(28)、水上恒司(24)らが出演し、夏の海を舞台にした男女8人の恋愛群像劇が描かれる。今回の発表に間宮は、《このドラマの企画のテーマが“月9×恋愛×群像劇×オリジナル作品”とお聞きした時、こんなにも王道要素が詰まったド真ん中ストレートな作品に関われることに、新しい好奇心が刺激されました》とコメントを寄せていた。’90年代から、『101回目のプロポーズ』や『ロングバケーション』、『プロポーズ大作戦』(全てフジテレビ系)など、社会現象となる恋愛ドラマを次々と生み出してきた月9だが、ここ数年は“ド真ん中ストレート”な作品はなかった。「実は’17年の『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)以降、月9の枠で恋愛ドラマは放送されていません。’16年に『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』や、『ラブソング』、『好きな人がいること』(全てフジテレビ系)の3つのラブストーリーが放送されましたが、すべて平均視聴率が一桁台と不調でした。さらに’17年の『当然ですが、明日結婚します』では、平均視聴率6.7%を記録していました。その後、非恋愛路線に舵を切って以降は『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』や、『監察医 朝顔』(ともにフジテレビ系)など、ヒット作が生まれています。しかし、多くの視聴者にとって月9には恋愛ドラマのイメージが根強く、6年ぶりの恋愛もの復活に、フジテレビは気合が入っていることでしょう。キャスティングされているのは、人気若手俳優ばかりです」(芸能関係者)豪華若手俳優陣による月9での恋愛ドラマに、SNS上では期待する声があがった。《次の月9、平成初期のトレンディドラマっぽいのが逆に新しい》《平成女なので正直こういう月9めちゃくちゃ待ってました、》《月9が私の知ってる月9》
2023年05月17日キャップにカーゴパンツというカジュアルな服装で歩いていたのは役所広司(67)。連れだっていたのは4歳年上の妻・さえ子さん。2人とも若々しい足取りなのが印象的だった。本誌が夫妻を目撃したのは5月上旬。さえ子さんは役所の事務所の代表取締役も務めている。さえ子さんが所用を済ませている間、役所は車の中で待っていた。「役所さんが河津左衛子として女優活動をしていた奥さんと結婚したのは’82年。結婚して1週間後に、大河ドラマ『徳川家康』の織田信長役のオファーがあったそうで、役所さんにとってはまさに“幸運の女神”なのです」(舞台関係者)神社での挙式費用は5千円、新居は6畳1間家賃3万円でスタートした結婚生活だったが、役所はいまや日本を代表する名優となり、“芸能界の不動産王”とも呼ばれるようになった。おもな不動産としては都内の高級住宅地に約290坪の土地と複数の家屋を所有しており、渋谷区には4階建ての自社ビルもある。「少なく見積もっても、トータルで20億円の不動産資産ということになります」(不動産業者)若手俳優たちからの人望も厚いようだ。「映画『銀河鉄道の父』の完成披露試写会で、役作りのためダイエットしていた菅田将暉さんに対して、『差し入れでいただいた五平餅。ものすごくおいしかった』『(差し入れのカリントウも)食べてないの?かわいそう』と、イジっていたのです。信頼関係が築けているからこそのやりとりだと感じました」(前出・舞台関係者)だが、役所と長年仕事をしているテレビ局関係者は別の感想を持ったという。「役所さんが喜々として差し入れの話をしているので、少しだけ笑ってしまいました。実は役所さんにはよく言えば“倹約家”、悪く言えば“ドケチ”なところがあるのです。まず差し入れで言えば、番組制作に際して、ほかの俳優さんや女優さんからは、よく差し入れをしていただくのですが、役所さんからいただいた記憶はありません。また番組の打ち上げ代をもっていただくこともあるのですが、やはり役所さんから払っていただいたこともなく……。さらに言えば、地方のロケでいっしょに食事をした際も、私やほかのスタッフが支払っていたのです」はからずも飛び出した意外な証言。ほかの仕事関係者にも取材をしてみたところーー。「役所さんが“割り勘主義”だということは聞いたことがあります。業界の飲み会では、その場でいちばん格上の人が払うことが多いのです。役所さんより格上の人はそうそういませんが、役所さんがまとめて払うことはないとか。千代田区役所での勤務経験もあるからか、業界の古い慣習にはこだわっていないのかもしれません。あれぐらいのベテラン大物俳優さんですと、駐車係や下足番に心づけを渡したりもしていますが、役所さんは気にしていないようですね」■仕事関係者が聞いた名優の切実な本音役所はオフの過ごし方もつつましやかだ。彼は関東近郊に“小屋”を持っているというが、インタビューでこう語っている。《庭の葉っぱを掃除したり、焚き火をしたり。山菜の時期にはタラの芽やコシアブラを採って天ぷらにしたり》(『田舎暮らしの本』’23年2月号)こうした役所の倹約生活の陰には妻の方針もあるようだ。前出のテレビ局関係者によれば、「あるとき『財布のヒモは妻に握られていて、自由に使える金がないんだ』と、しみじみ語っていたことがありました。確かに、奥さんはとてもしっかりしている方です。担当マネージャーが、毎日夕方6時に、役所さんの一日の行動について奥さんに報告することが習慣になっているのです。そのなかにはどんな買い物をしたのかも含まれています。’17年に役所さんがドラマ『陸王』に主演していたころ、役所さんが現場へ高価なお弁当などを差し入れたと報じられたことがありました。とても驚きましたが、15年ぶりの連ドラ主演という重要な作品でしたので、奥さんが差し入れを指示したのかもしれません。奥さんの管理は体調面にも及んでいます。ある時期には、ロケ中にも肉にはいっさい手を付けず、魚だけを口にしていたこともありました」結婚から41年、すでに67歳の役所だが、インタビューでは意気軒高だった。《年を取ることを無駄にはできません。年齢を重ねたことで出る顔や首のシワも武器になる。(中略)だから頑張りますよ。ぎりぎりまでね》(『夕刊フジ』5月4日付)“幸運の女神”である妻と“無駄”を省きながら邁進する役所。70歳、80歳での名演にも期待できそうだ。
2023年05月17日「じつはもっとも加齢を感じさせるパーツが背中なんです。背中の丸みや厚みは、女性の見た目年齢に大きな影響を与えます」そう話すのは、『1日3分でおなかも脚も細くなる女子のスクワット』(日本文芸社)の著者で、これまで3千人以上のトレーナー育成やアスリート指導を務めてきたスポーツトレーナーの坂詰真二さん。「老け見えの原因は2つ。体脂肪が増えて筋肉が減り、体がたるむことと姿勢の悪さです。これらが原因で、背中だけでなく、わきなどにもぜい肉がつきやすくなり、お尻が垂れ、おなかが出てウエストも太くなります。さらに背中全体が丸まると、顔が前に出て首と肩がすくむんです。また、上半身を支えるために骨盤が後ろに倒れ、膝が曲がり、0脚のように外に開き、しまりのない老けたシルエットになってしまいます」(坂詰さん、以下同)丸まって首が短く見える背中は“オバさん”そのもの。しかし、自分ではチェックしづらく、自覚していない女性も多いのだとか。なかには、「まだ50代なのに、後ろから『おばあさん』と声をかけられた」といった読者の声も。あなたも後ろ姿が原因で、気づかないうちに10歳以上老けて見られているかもしれない……。これから薄着の季節になり、ますます目立つ「オバ背中」。若々しい後ろ姿をキープするために何をすればいいのだろうか。「脂肪を減らして筋肉をつけるには、キツいトレーニングが必要で、効果が出るのに1カ月は必要です。でも、姿勢を改善すれば、その場ですぐにシルエットが変化します。ちょっと意識を変えるだけで、ウエストが引き締まって背中がすっきりと見え、首が伸び、2cm以上ヒップアップする女性も珍しくありません」まずは正しい立ち姿勢のポイントを押さえておこう。「足幅を狭くし、足の人さし指を正面に向けて立ちます。そうすると自然に膝が正面に。次に、お尻を引き上げるように腰を軽く前傾させる。その状態で肩を後ろに引くと、背すじがきれいに伸びます」これが自然に身につくまでは、家事の合間などに、意識してこの姿勢で立つことが大切だそう。洗濯機を回した後や電子レンジの待ち時間などに30秒間、背中に集中して正しい姿勢を保ってみよう。さらに、背中を丸めさせる原因として坂詰さんが指摘するのは、腹筋の硬さだ。「腹筋は、肋骨から恥骨を結ぶ筋肉。腹筋の話をすると、苦しい腹筋運動をイメージしがちですが、じつは、腹筋の力は年齢を重ねてもあまり低下しません。明確に変わるのは柔軟性です。座ったままおなかを見下ろすと、多くの人はおなかが縮んで背中が丸まっているはず。腹筋が硬くなると、背骨全体が大きくカーブして背すじが伸びにくくなるんです。そのため、腹筋を鍛えるより、伸ばすストレッチのほうがラクに美しい背中を取り戻せます」そこで、坂詰さんから腹筋の柔軟性をアップさせる3つの簡単なストレッチを教えてもらった。「できるものからどれか1つだけでも、1週間続けると背中がすっきりしてきます。腹筋が柔らかくなればおなかがへこみ、さらに体を動かしやすくなるため、疲れにくくなるというメリットも。注意したいのは、骨盤をしっかり立てること。間違ったフォームで長時間やるより、正しく10秒キープしたほうが効果は出ます」久しぶりに会った人に「後ろから見たら誰かわからなかった」なんて言われないように、ヘソを伸ばして後ろ姿美人を目指そう。
2023年05月17日女優の武井咲(29)が、6月7日に発売されるファッション誌『VERY』7月号の表紙に登場することがわかった。5月17日、『VERY』の公式サイトで発表された。武井は2006年に「第11回全日本国民的美少女コンテスト」でデビュー後、数々の映画やドラマで活躍。プライベートでは2017年に結婚し、昨年第2子を出産した。『VERY』には2021年に初めて登場して以来、ファッション、ビューティ、料理ページと幅広く登場。今回初めて表紙の撮影に臨んだ。表紙撮影を終えた武井は、「テーマに向き合い、衣装やヘア・メークなどスタッフと一丸になって一緒に女性像をつくりあげていく作業がとっても楽しかったです。実はさっき、ヘア・メークさんから、『もっとこうしたほうがいいね』というアドバイスを受け、少し髪を切ったんです。こだわりすぎずに、柔軟に変化していける自分でいたいですね」と、裏話を語った。今回表紙撮影にあたっては、家族からのエールもあったそう。「明日表紙の撮影なの、というと、『ママ、本屋さんに並ぶの!?すごーい!』と子どもが喜んでくれたんです。『VERY』を読むと、みんな頑張っているんだな、その合間にオシャレを頑張っているんだな、と感じます。ファッションの参考にしてくれたら嬉しいですね」(武井)
2023年05月17日’17年、米イリノイ州サウスエルジンで行方がわからなくなったイラ・アンベホンさん(当時9)が、6年の月日を経て無事に発見された。きっかけはNetflixの番組だったという。ABC7が報じている。サウスエルジン警察によると、ケイラさんが最後に目撃されたのは’17年7月4日。ケイラさんの両親は離婚しており、単独親権は父親が持ち、母親には面会権のみが認められていた。この日、母親と面会していたケイラさんを父親が迎えに行ったが、母親の家には誰もいなかったという。それから約6年。今月14日に遠く離れたサウスカロライナ州アッシュビルで、ショッピングセンターを訪れていたケイラさんに店主が気づき、警察に通報。彼女は無事に保護され、母親のヘザー・アンベホン容疑者(40)は児童誘拐の容疑で逮捕された。高校生になったケイラさんに、店主はなぜ気づくことができたのだろうか。Netflixの番組『未解決ミステリー』で公開された「親に誘拐された子供」のエピソードで、成長したケイラさんの顔を予想して作成されたCG写真と、指名手配されているヘザーの顔写真が並べて表示されるシーンがあった。店主はこれを目にしていたのだと、ABC7は伝えている。娘を取り戻すことができた父ライアンさんは全米行方不明・被搾取児童センターを通じて、以下のようにコメントを発表した。「ケイラが無事に帰ってきてくれて、これほど嬉しいことはありません。事件解決に協力してくださったすべての法執行機関に感謝します」
2023年05月16日5月16日、USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は’24年1月22日をもってアトラクション「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド」を終了すると発表した。’04年1月にオープンした同アトラクションは、マーベル・コミックのヒーロー「スパイダーマン」をテーマにしたもの。オープンするとたちまちファンが殺到し、過去には米誌「Amusement Today」の最優秀屋内ライドのゴールデンチケット賞で7年連続No1.を受賞した。累計体験者数が1億人を超えるほど人気同アトラクションだが、終了する理由についてUSJは《パーク体験の更なる進化に向けて》と発表している。突然の終了発表にSNS上では、《終わるの本当にさみしい》《無理すぎるスパイダーマンに会える場所なくなるやんかなしい》などといった声があがる一方で、ある期待が。「USJからスパイダーマンが”撤退”することに伴って、東京ディズニーランドに新しくスパイダーマンのアトラクションがオープンすることを待ち望む声があがっています。スパイダーマンはマーベルのキャラクターで、’09年にウォルト・ディズニー・カンパニーはマーベル・エンターテインメントを買収。すでにカリフォルニアとパリのディズニーパークでは、マーベルスタジオが制作する世界観が同一の作品群であるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のスパイダーマンをもとに、『ウェブスリンガーズ:スパイダーマン・アドベンチャー』というスパイダーマンの3Dライドタイプのアトラクションが存在しているのです」(トラベル誌ライター)SNS上では、東京ディズニーランドでの“スパイダーマン復活”を望む声が多数あがった。《スパイダーマン終わるの?ディズニー移行する?》《スパイダーマンがユニバから無くなるんだから、ディズニーにmarvel作れるよね》《……つまり、ディズニーにスパイダーマンのアトラクションが出来る可能性が高くなったってことか……?》
2023年05月16日《何年もの時間を費やし、社内スタッフ、営業やPR、そして何より工場などの方々の協力を得てブランドのシグネイチャーアイテムへと育ててきたデニムジーンズが、テレビ番組でこのような扱い方をされた事が残念で仕方がない》5月15日、インスタグラムにこう綴ったのは、ファッションブランド「JOHN LAWRENCE SULLIVAN」のデザイナー・柳川荒士氏。5月4日に放送された『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)で、自身がデザインしたデニムが“笑いのネタ”にされたとして、怒りをあらわにしたのだ。問題となっているのが、『テレビ千鳥』で大悟(43)の私服を探しにいくという人気企画での一幕。4日の放送で2人はセレクトショップ「STUDIOUS」を訪れた。その際ノブ(43)が大悟に選んだのが、「JOHN LAWRENCE SULLIVAN」のフロント部分に2つのジッパーがついた紫色のブルゾンに、両脚の腰から裾まで大きなジッパーがあしらわれたデニムだった。大悟が試着を終えて登場すると、ノブは「最高やん」と言いながら笑いを堪えるような様子。そして大悟は、自身のコーディネートを「正面チャック2枚ち◯ぽ出し変質者やん!」とデニムのデザインをイジったのだ。「この企画は、『田村正和のパジャマ』『森昌子の悪ふざけ』など試着した服を独特の表現でイジるのがお決まりで、その絶妙な喩えが人気の秘訣です。もちろん真剣に服を選ぶときもありますが、バラエティ番組としてあえて奇抜なコーディネートを組むことも少なくありません。この日の放送でも、2人としてはいつもの調子だったのでしょう」(テレビ局関係者)しかし、柳川氏は“ネタ”と捉えなかったようだ。冒頭のように怒りを爆発させ、《創設から20年、妥協する事なく少しずつ築き上げてきたブランドイメージを、自分達の笑いの為に一瞬にして踏み躙られた事が本当に悔しい。これからも店頭でこの商品を売っていくスタッフの気持ち、何よりこの商品を買ってくれたお客様の気持ちを考えると本当に心が痛い》と続けた。柳川氏が’03年にブランドを設立し、’10年にはウィメンズラインがスタートし、’11年にはパリコレデビューも果たした「JOHN LAWRENCE SULLIVAN」。国内外のファッショニスタから熱烈な支持を集めているブランドだ。「今回大悟さんがイジったジップデニムは、2017年の秋冬コレクションで発表された際、多くの反響がありました。以来、毎年のように新作も発表されており、JOHN LAWRENCE SULLIVANを代表するアイテムの1つです」(ファッション関係者)そんな愛着のあるデニムをイジられて怒りを見せた柳川氏。デザインにかけた思いを受け、インターネット上では同情の声が。《デザイナーの怒りの投稿、真っ当やなと思う。千鳥は好きだけど、、、この服着てる人がからかわれたりしたら可哀想だし、店の売上落ちたりしたら大迷惑でしょ。あれ放映した番組スタッフもあかんかったね。宣伝になる笑いと嘲笑の笑いって難しいねえ》《ブランドデザイナーさんが普通に可哀想案件では??大吾が着こなせないのを笑う企画だとしても、私だったら自分のブランド背負って性器の名前つけるのはちょっと普通にブチギレちゃう》《人が一生懸命やっていることを馬鹿にされたら、やっぱり腹が立つでしょうね。》《真剣にやってる人とかをイジって笑わせるのはプロフェッショナルとしてどうなのだろうか。》とはいえ、柳川氏が激怒する形で反応したことで却って“がっかり”してしまった人のほうが多いようだ。Instagramのコメント欄やネット上にはこんな声が。《「ハイブランド製品をおしゃれに無頓着な大吾が着ることで、せっかくの服が台無しになり、そこに独特のノブ節が入。笑いが取れる」という番組に対して、デザイナーがお気持ち表明するのは残念に思う。「大吾さんが着るとダサいけど本当はこんなカッコいい!」ってカッコいい着こなしを紹介して欲しい。》《千鳥がいじったくらいでブランドイメージがとかいうデザイナーもよう分からんな。そんなこと言ったら服に対する感想言えなくなるやん。》《俺はこの番組を見て、はじめてこのアイテムもこのブランドも知っていいなと思ったけど、こういう投稿して、必死な被害者アピールはキツいわ、すまんけど》《触れたのはブランド的には逆効果じゃないですかねデザイナーならそんな意見気にせず、自分が良いと思ったものを自信出して発信していきましょうよ》また《この商品を履いてるものです。爆笑しました。現場からは以上です》《ブランドや服はとても好きで、愛用していますがデザイナーの器がこんなに小さいとは思いませんでした。なんかガッカリしました》とブランドのファンからも疑問を呈する声が。5月16日18時現在、柳川氏のInstagramの当該投稿には1000件以上のコメントが寄せられている。
2023年05月16日5月12日に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)でのお笑いコンビ・千鳥のノブ(43)による発言が、物議を醸している。同番組は、“酒のツマミになれば何をしゃべってもOK”というルールの下、MCを務める松本人志(59)とゲストが、お酒を飲みながら本音のトークを繰り広げるというもの。問題となっているのは、ノブが披露した東海道・山陽新幹線で運行する「のぞみ」を誰が命名したのかという雑学だ。ノブは「(新幹線の)のぞみを(名)付けた人誰か知っている?」とクイズを出題し、「ヒントは有名人みんなも知っている」と言い、こう答えを示した。「正解は、阿川佐和子さん(69)。阿川さんはお父さんが鉄道関係に勤めていらっしゃって、『今日新作の新幹線の名前を決めんねん』といって、阿川さんが娘が家にいて、『のぞみとかいいんじゃない?』と。『お―なるほど』といって、(お父さんが)それを会議で言ったら通って」自慢の雑学を披露したノブだが、どうやら誤りだったようだ。’17年2月4日に放送された『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)で、阿川本人が新幹線「のぞみ」の名付け親ではという質問を受けて、「大げさなことでもない」と言いながら、いきさつを明かしていた。「のぞみ」の列車名を決める際に名前が公募され、審査員として阿川も参加した委員会で最終決定することに。鉄道に造詣が深い有名作家の父・阿川弘之さん(享年94)に相談し、「歴史的に列車の名前は大和言葉で付けられてきた」とアドバイスを受けた阿川は、JR東海社内で一番人気が「きぼう」だったことを受けて、「きぼうを大和言葉にするとのぞみですね」と委員会で提案。その結果、「のぞみ」に決定したという。「阿川弘之さんといえば、自らの海軍体験をもとに、『山本五十六』や『軍艦長門の生涯』など戦争を描いた作品を数々送り出し、日本を代表する作家の1人。ノブさんはともかく、佐和子さんの父親であることを番組のスタッフも知らかなったのでしょうか。放送後に視聴者から指摘が入ったのか、『TVer』で配信されている映像には通常のテロップと違う細い文字で、“正解は阿川佐和子さんですが、作家であるお父様から助言を受けてご本人がご提案されました”との文言が追加されていました」(スポーツ紙記者)SNS上では、ノブの事実誤認とそのまま確かめもせず放送した局に対して批判の声があがった。《阿川佐和子のお父さんは、JRの職員ではありませんよ、千鳥のノブさん》《スタッフは調べないの?と吃驚。》《人志松本の酒のツマミになる話阿川佐和子の父親の職業全員知らなかったのかね?無知過ぎる。特に千鳥のノブ。誰か突っ込めや。》
2023年05月16日今年4月からテレビ朝日系「報道ステーション」でサブキャスターの座に就いた安藤萌々アナウンサー(25)。異例の大抜擢といえるが、“配置転換”を受けて早くも局内では不協和音が聞こえてくる。さらに成功の鍵は、ABCテレビを辞めてフリーとして同番組に出演するヒロド歩美アナウンサー(31)次第との声も上がっているーー。小学校、中学校、高校、大学と成蹊一筋で過ごした安藤アナは、コロナ禍が始まった2020年4月にテレビ朝日へ入社した。当初はリモート出演などの仕事も多かったが、持ち前の実力を発揮し始めたのは2021年3月に出演した「報道ステーション」のスポーツコーナーから。ほんわかした笑顔で、人気アスリートと男性視聴者の心をわしづかみしたのだった。「大学4年間はゴルフ部キャプテンで根っからの体育会系です。でも、鼻にかけることがなくて気遣いもできる。取材相手のアスリートだけでなく、関係者とも雑談をしっかりしてメモ帳に書いていくスタイルです。コツコツと仕事を積み重ねることをいとわない、派手な印象がある在京テレビキー局の女子アナのなかでは稀有な存在です」(テレビ局関係者)休日も現場にこだわっている。「勤務上、休みの日でもこっそり取材現場を覗いて空気感を確かめていましたよ。そうした1つ1つの感覚がリポートで活用できると理解できているからでしょう。最近はどのテレビ局でも働き方改革が進んだこともあって、番組側も無理に現場へ行かせるようなことは減りました。それでも、彼女は進んで画面に映らない仕事を進んでやっています。50代以上の競技団体幹部が次々とメロメロになって、安藤アナの“親衛隊”と化しているのも納得です」(前出・テレビ局関係者)約2年のスポーツコーナーを経験した4月からは、ニュースキャスターとして番組に出演するようになった。「入社4年目での抜擢は超異例。それだけ彼女の能力を買っている人が多く、期待も大きいということ。陰では、ライバルにあたる同世代のアナウンサー連中が歯ぎしりして悔しがっているという話も囁かれています。安藤アナは優しい性格が故に気にしている部分もあるようですが、今はスルーして突き進むことができるか試されているといってもいいでしょう」(在京テレビ局スタッフ)ヒロド歩美アナウンサーと共存共栄できるかも注目されている。「スポーツ担当を2年でお役御免したことに、安藤アナはまだまだ納得していません。番組スタッフもそんな思いをくんでスポーツコーナーではヒロドアナとの掛け合いを増やしたり、安藤アナがかつて取材した選手の豆知識を披露するタイミングを確保したりしています。いっぽうで安藤アナとは対照的に、天真らんまんで取材相手にもグイグイ食い込むのが得意のヒロドアナ。2人のキャラクターは、まったく異なります。先輩のヒロドアナが独りよがりになって突っ走るのではなく、後輩の安藤アナに時には譲ることを覚えられるか。そうした食い合いにならないような住み分けができれば、成功する可能性は高いでしょう」
2023年05月16日テレビで見ない日はないといっていいほど売れっ子のお笑いコンビ・千鳥。しかし今、そんな2人の“イジり”が波紋を呼んでいる。発端となったのは、5月4日放送の『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)での「春服買いたいんじゃ!!」と題された企画。ボケ担当の大悟(43)の私服を探しに行くという内容で、これまで同番組で何度か行われてきた人気企画だ。今回は、2021年10月放送回で大悟の秋服を探す際にサポートゲストとして登場した菅田将暉(30)と世界的グループ・BTSのような服装を探すべく、東京・原宿のアパレルショップを訪れることに。人気の“私服探し”企画だが、その秘訣は2人の“たとえイジり”にある。「訪れたアパレルショップで、販売されている服を着た大悟さんが試着室から出てきた際に、大悟さんかノブさんがその姿を毎回なにかに喩えるのがおなじみの流れ。2人は真剣に服を選ぶこともあれば、ボケとしてあえて奇抜な服や組み合わせを選ぶこともしばしば。その際、2人は独特のワードセンスで『田村正和のパジャマ』『森昌子の悪ふざけ』『公園で子供を子分にしてる変なおっちゃん』などと表現し、笑いを取っていました」(テレビ局関係者)5月4日放送回では、一軒目に有名セレクトショップである「STUDIOUS」を訪れた2人。オシャレ好きとして知られるノブはまずはじめに大悟にデニム地のセットアップを提案する。序盤は奇抜な服を選ぶことも多い同企画では珍しく、1着目にして普段使いしやすい無地のセットアップで、試着室から出てきた大悟を見たノブも思わず「よっしゃ!」と声をあげる。しかし、大悟は面白みを感じなかったのか、自身の姿を「木イチゴ摘み少年」と表現し、どこか不満げな様子。そんな大悟に対してノブは、「今出てきたとき、はじめてこの企画で笑いなかったよ」と反論しながらも、次の服へ。続いて選んだのは、フロント部分に2つのジッパーがついた紫色のブルゾンと各脚の正面部分に腰元から裾まで大きなジッパーがついたデニム。このデニムは有名ブランド「JOHN LAWRENCE SULLIVAN」のものだ。ジッパーが印象的な組み合わせだが、大悟の試着中、ノブはスタッフに「もうこれでいこう。みんな変に笑うなよ」と呼びかけていたが……。いざ、着用した大悟が登場すると、スタッフは笑い声を思わずもらす。ノブも「最高やん」といいながらも、笑いをこらえきれない様子だ。そして大悟は、ブルゾンとデニム、それぞれに配された目立つ2つのジッパーを見ながら自身のコーディネートをこう表現した。「正面チャック2枚ち◯ぽ出し変質者やん!」こうたとえた大悟の頭を軽くはたきながらも諌めるノブ。しかし、大悟はデニム正面に配されたジッパーをさしながら「なんでこんなことするんやろ」としっくりこない様子だ。すると、ノブは裾まで下げられたデニムのジッパーを上げ、大悟の足があらわに。大悟は服をイジったことを店員に侘びながらも「サリバンに言うとってください。剥かれますと」とボケて、再び次の服を探しに戻っていった。いつも同様にたとえいじりで笑いをとった2人だったが、試着されたデニムの“作り手”は笑えなかったようだ。5月15日、「JOHN LAWRENCE SULLIVAN」のデザイナーである柳川荒士氏は、Instagramで、「変質者」とたとえられた際の番組のキャプチャ画像を投稿した上で、こう綴った。《何年もの時間を費やし、社内スタッフ、営業やPR、そして何より工場などの方々の協力を得てブランドのシグネイチャーアイテムへと育ててきたデニムジーンズが、テレビ番組でこのような扱い方をされた事が残念で仕方ない。創設から20年、妥協することなく少しずつ築き上げてきたブランドイメージを、自分達の笑いの為に一瞬にして踏み躙られた事が本当に悔しい。これからも店頭でこの商品を売っていくスタッフの気持ち、何よりこの商品を買ってくれたお客様の気持ちを考えると本当に心が痛い》そして、投稿の末尾にはノブ、『テレビ千鳥』、千鳥の公式スタッフの公式Instagramのアカウントも貼られていた。自身がデザインした服をいじられ怒りをあらわにした柳川氏。この投稿のコメント欄には、《さぞ悔しいでしょうね、お察しします》《こういうの残念でならいです》と同情する声が。いっぽうで、《使う人を選ぶジーンズを上手く例えてるだけでしょ笑》《努力の背景は知らんが、世に出した以上、商品に対する価値観の違い、賛否があるのは当然》と大悟を擁護する声も少なくなかった。
2023年05月16日5月15日、小島瑠璃子(29)が株式会社「Habitat」を経営する北村功太氏と結婚していることが報じられた。『文春オンライン』の記事によると、2人は共通の知人を介して知り合い、今年3月に入籍したという。取材に対して北村氏は小島と入籍したことを認めていた。また同記事では、結婚の事実確認の過程で、小島が‘09年から所属していた芸能事務所・ホリプロから、2月末で退社していたことが明かされている。“極秘結婚”していた小島。私生活の充実ぶりとは裏腹に、芸能活動はうまくいっていないようだ。芸能関係者がいう。「‘15年にはニホンモニターが発表した番組出演ランキングでは1年間で429本の番組に出演し、1位に輝いていた小島さんですが、芸能界の移り変わりは激しく徐々にテレビ出演が減っていました。そして‘20年に『週刊ポスト』で漫画『キングダム』の作者・原泰久さん(47)とのお泊まりデートが報じられると、前妻と原さんが離婚した時期と、小島さんとの交際が報じられた時期が近かったため、“略奪愛だったのでは?”の疑惑が浮上し、さらにイメージがダウンしてしまったのです。‘22年にはナビゲーターを務めていた『サイエンスZERO』(NHK)や、MCを務めていた『サタデープラス』(TBS系)、さらに『プレミアの巣窟」(フジテレビ系)を卒業し、続々とレギュラー番組を失いました』‘22年8月に自身の公式Twitterで、「中国での活動を見据え、来年から中国の大学に留学します」と発表していた小島だが、こちらの計画にも狂いが。「かねてから中国語を勉強していた小島さんは、中国留学を今年の2月末ごろから予定していたましたが、延期したそうです」‘23年2月に本誌が小島の所属していた事務所に問い合わせたところ「2月期からの大学入学が決定していましたが世界情勢を鑑みて一度見送り、今年9月以降の入学を検討している状態です」との回答が。小島の今後について、前出の芸能関係者は語る。「芸能界での仕事を減らしていた中で、前所属事務所の後押しのもと中国進出する予定でしたが延期になり、さらには事務所まで退社していました。結婚という幸せをつかんだ一方で、今後、芸能界で再起することはなかなか難しいのではないでしょうか」“こじるり無双”も終焉ということなのだろうかーー。
2023年05月16日「玉緒さんは一人暮らしをしていたマンションを今年4月上旬に引き払っているのですが、行方がわからず、心配しています。最近は深夜に徘徊する姿も目撃されていたそうですから……」そう語るのは、中村玉緒(83)の長年の知人。彼女は今年1月のイベントを最後に公の場に姿を見せていない。「最近の報道では、玉緒さんは長女・Aさんの自宅に転居し、いっしょに暮らしているとも報じられました。しかし玉緒さんとAさんの確執の深さを考えると、信じがたいのです……」(前出の知人)長女・Aさんはかつて玉緒のマネージャーや個人事務所の社長を務めており、同じマンションの別々の部屋で生活していた。だが’19年11月に玉緒の長男・鴈龍さん(享年55)が亡くなったことを機に、親子間で言い争いが増えるようになり、玉緒がそのマンションを出ていったのだ。「’20年秋に、Aさんは玉緒さんの個人事務所の社長も辞任しています」(芸能関係者)現在、Aさんとその夫が生活しているマンションは50平米ほど。玉緒もいっしょに3人で同居するには手狭であり、近所の住人による玉緒の目撃談もないという。そこで本誌は5月上旬、Aさんを直撃取材した。――玉緒さんと同居していると報じられていますが?「いや、あのちょっと……」なぜか口ごもるAさん。どんなことを聞いても、はっきりとした返答はなく、同居についても認めようとはしなかった。だが次の質問だけには大きな声で答えた。――玉緒さんはお元気なのでしょうか?「生きてます!」取材を進めると、母娘の確執を深めたに違いない新たな事実も判明した。Aさんは個人事務所の社長を辞任した半年後の’21年春に「株式会社勝プロダクション」を設立していたのだ。前出の知人が困惑しながら解説してくれた。「『勝プロダクション』は、’67年に勝新太郎さんが設立した会社です。映画やテレビ作品の制作をしていましたが、放漫経営がたたって’81年に倒産。負債総額は12億円といわれています。玉緒さんは’97年に勝さんが逝去した後もその返済に追われました。彼女にとって、勝プロダクションが蘇ったことは悪夢以外の何物でもないでしょう。いっぽうで玉緒さんは夫の借金を完済したことを誇りにもしていましたから、勝手にまったく同じ名前の会社をAさんが立ち上げたことを“裏切り”に感じたと思います」’21年11月に掲載されたインタビューでは《今後の目標は、あと3年生きること》と語っていた玉緒。その言葉どおりに元気でいてくれることを祈りたい。
2023年05月16日5月5日~5月7日にインテックス大阪で開催された「大阪コミックコンベンション2023」。同イベントはコミックや映画を中心としたポップカルチャーの祭典で、各メディアによると来場者は3日間で合計5万人以上にものぼったという。イベントにはオーランド・ブルーム(46)やマイケル・ルーカー(68)、マッツ・ミケルセン(57)など錚々たる豪華スターが参加し、会場を盛り上げた。そんななか、一般参加者による“あるコスプレ”がTwitter上で物議を醸している。この来場者はスターと記念撮影ができるブースで、『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(22年)や今年6月に公開予定の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』に出演するマッツと撮影し、Twitterに写真付きで報告していた。だが、この参加者は自らの顔と首を黒塗りにメイクし、『ファンタスティック・ビースト』に登場する魔法使い「ユスフ・カーマ」に扮していたのだ。投稿には“マッツの記憶に残るようユスフ・カーマのコスプレを選択した”と記していたものの、「人種差別」だとして黒塗りメイクに批判の声が相次いでいる(投稿はすでに削除済み)。《黒塗りフェイスでマッツとツーショット撮った人いるみたいで悲しくなった……。海外作品が好きなら海外の人にとって肌の色がどれほどデリケートな問題か分かると思うけどなぁ……》《今どきブラックフェイスなんて人種差別でしかありませんよ。日本人として恥ずかしいので早く謝罪して画像消して下さい。最低》《ブラックフェイスでコミコンに乗り込みマッツと撮影してTwitterとYouTubeにアップした…?? どっかで絶対止めるチャンスはあったのにすり抜けて公に出てしまったことに色々と限界を感じる》「本作でユスフ・カーマ役を演じているのは、黒人俳優のウィリアム・ナディラムです。物議を醸しているこの参加者は、YouTubeにもコスプレ姿を映した動画をアップし『エディ・マーフィではありません』と話していたそうです。しかし、肌を黒く塗って黒人に扮する“ブラックフェイス”は人種差別の行為だと見なされており、世界的な常識として『絶対NG』です。日本では2017年の大みそかに放送されたバラエティ番組で、浜田雅功さん(60)が肌を黒くメイクしてエディ・マーフィに扮したため批判が殺到した事例があります。当時、BBCやニューヨークタイムズなどの海外メディアも取り上げるほど問題視されました」(WEBメディア記者)また、“ブラックフェイス”の参加者に批判の声が上がるだけでなく、撮影に応じたマッツを残念がる声も上がっている。《え〜、マッツよ、、。何であんなブラックフェイスのと一緒に写真に写ってんの。。。》《2023年にもなってブラックフェイスやってんのやばすぎるが普通に写真撮ってるマッツもダメでは》“北欧の至宝”ことマッツの来日はファン待望だったが、今回のようなショッキングな出来事は今後のイベントに影響しそうだ。
2023年05月16日「冠番組『King&Princeる。』(日本テレビ系)は5月20日に最終回が放送されます。収録は10日に行われ、メンバーは感極まっていました。同日には音楽番組『Venue101』(NHK)の生放送に出演しますが、これが5人での最後のテレビ出演だそうです」(テレビ局関係者)平野紫耀(26)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)の脱退が5月22日に迫るKing&Prince。センターとしてグループをけん引してきた平野は脱退と同時にジャニーズ事務所を退所する。「最近、平野さんが永瀬廉さん(24)と笑いながら話す姿を見かけました。永瀬さんは“紫耀はキンプリをここまで押し上げてくれた”と感謝を口にして、脱退までの日々を大切に過ごしているようです」(前出・テレビ局関係者)別れを惜しむかのような2人。しかし、ここに至るまでには愛憎の11年間があった――。「名古屋市出身の平野さんは12年2月から関西ジャニーズJr.として活動を開始。そこで出会ったのが、10カ月ほど早く入所していた永瀬さんでした」(アイドル誌ライター)2歳年の離れた平野と永瀬は、まるで兄弟のようだったという。「インタビュー中の平野さんの膝に永瀬さんが乗ってくるということもあったそうです。右利きの平野さんと左利きの永瀬さんが隣り合うと距離が近すぎて手がぶつかり、じゃれ合う姿をよく見ました」(芸能関係者)15年ごろ、平野と永瀬は東京に進出。順風満帆にキャリアを築いているかのように見えたが、2人の関係には綻びが生じていた。■永瀬「紫耀に嫉妬してたんやと思う」「2人は“しょうれんコンビ”としてJr.のなかでもトップクラスの人気を誇り、東京での仕事も次々に舞い込みました。しかしコンビとして扱われるうちに、永瀬さんはダンスも演技も器用にこなす平野さんに強いライバル意識を持つようになったそうです」(前出・芸能関係者)当時のことを永瀬はこう振り返っている。《俺は紫耀みたいに器用やないから正直うらやましかったし、悔しかった。勝手に悩んで紫耀とうまく話せなくなった時期もあった。たぶん、紫耀に嫉妬してたんやと思う》(『ポポロ』18年1月号)いっぽうの平野も対抗心を刺激されていて……。「永瀬さんを意識するあまり、平野さんは仕事以外で話しかけることはなくなっていました。気まずそうな雰囲気は周囲にも伝わってくるほど。雑誌の撮影で『手をつないで』とポーズの指示を受けても、平野さんと永瀬さんはそれを躊躇することもあったようです。当時から一緒に活動していた髙橋海人さん(24)は2人から別々に相談を受け、間を取り持つこともあったそうです」(前出・芸能関係者)『Myojo』22年7月号のインタビューで平野は当時の心境を明かしている。《廉がガラッと人が変わったように感じちゃっていたんですよね。話す回数が一時期減って。 今は普通に話しますけど、あのころは“なんだこいつ”って思ってしまっている自分がいて》2人の間にできた溝にはファンも気づいていたという。「テレビ番組などでも“しょうれんの目が合わない!”とたびたび話題になっていました。ファンの間では“氷河期”と呼ばれ、2人の仲はいつも気がかりでした」(ファンの女性)ようやく“雪解け”を迎えたのは17年ごろだった。■平野が身につけていた永瀬との“絆の証”「あえて距離を置いたことで、素直にお互いを認められるようになったそうです。平野さんは永瀬さんから『ご飯に行こう』と誘われ、うれしそうにしていました」(前出・芸能関係者)紆余曲折のJr.時代を経て、18年5月にKing&Princeとしてデビューを果たした。「平野さん主導のもと、『デビューしたい』とジャニー喜多川さん(享年87)に直談判したことが決め手となりましたが、当初永瀬さんは『デビューはまだ早い』と直談判には反対していたといいます」(前出・テレビ局関係者)こうした意見の相違はあっても、かつてのように関係が冷え込むことはなかった。「キンプリは難易度の高いダンスにも挑戦してきましたが、ダンスの苦手な永瀬さんは仕事の合間を縫って個人練習していました。そんな努力家の永瀬さんを平野さんは『同じグループとして誇らしい』と感じていたそうです」(前出・芸能関係者)氷河期を乗り越え、互いをリスペクトするようになった2人。平野が永瀬との絆の証しを身に着けていたことも――。「22年7月から10月にかけて行われたコンサートツアーのDVDが3月に発売されましたが、そのメイキング映像のなかで紫耀くんが金色の十字架のネックレスをしていました。これはデビュー前から廉くんとおそろいで持っているもので、廉くんは銀色の色違いです。デビューコンサートでは2人そろってつけていました」(前出・ファンの女性)前出のテレビ局関係者は言う。「この映像が撮影されたころには、平野さんはすでに脱退を決めていたのではないでしょうか。ともに切磋琢磨して頼もしく成長した永瀬さんに“今後のキンプリを託したい”という思いで、ネックレスをつけていたのかもしれません」袂を分かつこととなった平野と永瀬。しかし金銀の十字架が2人をいつまでもつないでくれるはずだ。
2023年05月16日4月28日に日本公開された、新田真剣佑(26)主演のバトルアクション映画『聖闘士星矢 The Beginning』。本作は80年代を席巻した漫画家・車田正美氏による同名作品をハリウッドで実写映画化したもの。公開前から話題作として注目を集めていたが、なんと日本のみならずアメリカでも“大コケ”の窮地に陥っているというのだ。日本ではアニメ映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』と鈴木亮平(40)主演の『劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室』が、本作と同じ日に公開された。映画ランキングサイトによれば、『スーパーマリオ』は10日間で興行収入65億円を突破し3週連続で首位をキープ。そして2位には『TOKYO MER』が、そして3位には4月14日に公開された『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』がランクインしている。一方で、GWの幕開けと同時の公開という好条件が揃っていたが『聖闘士星矢』はまさかの8位スタートで、直近ではトップ10圏外に沈んでしまっている。そうした不調ぶりは、アメリカでも同じようだ。「アメリカでは5月12日に『Knights of the Zodiac』のタイトルで公開されましたが、初週からトップ10圏外です。586カ所の劇場で上映されたにもかかわらず、スタートを切った週末3日間で興行収入はわずか53万5000ドル(約7千270万円)でした。本作の総製作費は6000万ドル(約72億円)だと言われており、東映アニメーションが全て出資していると聞きました。ハリウッドで活躍する俳優やスタッフを集めて製作した作品でもあるので、もし赤字が続けば製作サイドは頭を抱えることになるでしょう」(映画製作関係者)そんな本作の主役・星矢を演じる真剣佑といえば、長年の夢だった海外進出のために21年4月末から国内での俳優活動を休止。所属していた芸能事務所も退所し、退路を断って活動の場を海外に移した。Netflix製作によるオリジナル実写ドラマシリーズ『ONE PIECE』も年内に配信される予定だが……。「『聖闘士星矢』は続編も想定して製作されており、星矢役はオーディションではなく先方からのオファーで決まったそうです。端正な顔立ちと高いアクション能力で役を射止めた真剣佑さんのギャラは、億を超えると聞いています。しかし、このまま興行収入が伸びないようであれば、ハリウッド進出した真剣佑さんのキャリアに傷がついてしまうかもしれません。主要キャストを演じる『ONE PIECE』で挽回できるといいのですが……」(芸能関係者)本作の出演にあたって、これまで以上にアクションの訓練に励んだという真剣佑。努力が報われることを願うばかりだ。
2023年05月15日5月14日放送の『がっちりマンデー!!』(TBS系)が、存在しない地名を紹介したとして物議を醸している。問題視されているのは、“実は国産な会社”として取り上げられた大手靴メーカー「リーガルコーポレーション」の新潟工場を紹介したシーン。ナレーションとテロップでは「燕三条市」と所在地が紹介されたが、実際に工場があるのは「加茂市」だったのだ。さらに新潟県では「燕市」と「三条市」は存在するが「燕三条市」は存在しないため、ネット上では番組に批判の声が相次ぐ事態となった。《新潟県に燕三条市なんて存在していません。三条市と燕市です、間違えないでください》《そもそも加茂市所在の工場が、どんな経緯で燕三条になったんだろう?》《加茂市と燕三条市、似ても似つかない。人の関わる仕事だからミスは仕方ないけど、ちゃんと確認してたら起こり得ないミス》そんななか、MCの加藤浩次(54)にも余波が及んでいる。放送後に配信されたTVerでは番組による謝罪コメントなどはなく、ひっそりと該当シーンのナレーションをカットし、テロップも「加茂市」に修正されていた。また、オンエアでは加藤がVTRを見ながら「燕三条だ」と呟いていたが、その音声も削除されていたのだ。そのため、こんな声も上がっている。《当の加藤浩次も燕三条と発言していたという》《番組で加藤浩次も燕三条と呟いていたことから市だったんだ~と疑うことなく見ていた》《加藤浩次の番組は炎上続き?》加藤といえば約2カ月前にも、3月末で終了した『スッキリ』(日本テレビ系)で“大炎上”したばかり。番組終了が間近に迫った3月24日の生放送で、栃木県「那須どうぶつ王国」からペンギンの餌やりを中継リポートしていた春日俊彰(44)が、加藤に煽られるかたちで3度も池に落下。動物園は日テレに対する抗議声明を発表し、番組に批判の声が相次いだ。「加藤さんは週明けの放送で、経緯を説明するとともに“春日くんを追い込んでしまった”と自らの非を認めて謝罪しました。今回の『がっちりマンデー』でのミスは加藤さんに非はないのかもしれませんが、時を置かずしてMCを務める番組の炎上が続いています。今や数少ない地上波のレギュラー番組だけに、イメージダウンにならなければよいのですが……」(テレビ局関係者)情報番組を離れてもなお続く“不運”を、加藤は跳ね返せるだろうか。
2023年05月15日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える!【Q】「仕事一途に生きてきましたが、ようやく2人目の子供がひとり立ちしたとたん、やる気を失ってしまいました。何をするにも面倒になってしまい途方に暮れています。どうすればいいですか?」(芯ズーム夫さん・56歳・千葉県・会社員)【A】「一生懸命ボーっとすればいい」(蛭子能収)……うーん(と、あたりをキョロキョロ見回し、蛭子さんは相談者からの手紙をいじりはじめる)。はあ、オレは病気(認知症のこと)になってから何もやる気がおきません。でも面倒くさいと思うことは悪いことなんですかね。(マネージャー「もともと蛭子さんは何ごとにも意欲がありませんからね。認知症になってもあまり変わりませんよ」)あ〜そうですか。でも、オレにやる気が出る方法を聞かれてもわかるはずありませんけど、やる気がないから、オレに聞こうと思ってしまったんですかね、うふ!(マネージャー「この人も子育てが終わったことだし、頑張って働かなくてもいいと思いますけどね」)あ〜そうですね。それにやる気が出ない悩みを人に打ち明けても解決しないように思いますけどね。(マネージャー「蛭子さんは、仕事は“頑張ってダラダラやる”と前に話していました」)あ〜そうですね、ボーっとすることを一生懸命やればいつかいいことがありますよ。
2023年05月15日「気温が上昇し、薄着になる季節。とくに多汗症の女性は、脇汗などが気になると思います。でも、そんな悩みを解消する薬が’22年1月に厚労省で認可されているので、保険診療で治療が受けられる場合があるんです」こう語るのは、医療法人社団五良会・竹内内科小児科医院の院長の五藤良将さん。じつは、脇汗を代表に、歯ぎしりやいびきのような、放置しがちなからだの悩みのなかには、病気が隠れており、保険診療で治療できるケースがあるという。“意外な保険診療”を、五藤さんに解説してもらった。※3割負担の場合の金額概算、編集部調べ(以下同)【脇汗】約860円(月/薬の代金)「保険診療の対象となる脇汗は、正式には『原発性腋窩多汗症』。はっきりとした原因がわからないのに、過剰な脇からの発汗によって、頻繁に衣服を交換しなければならない場合が疑われます」処方薬「ラピフォートワイプ」の資料によると、脇汗で「恥ずかしい思いをする」「着たい服を着られない」「人との交流をためらう」などの悩みがある人は、要相談と記されている。「1日1回、腋(わき)の下を、1回使い捨てのウエットシートで拭います。治療開始から2週間で急激に効果があらわれ、約40%の人が発汗量が半分以下に改善したと報告されています。3割負担でも、1カ月の薬代は860円ほどです」【まぶたのたるみ(眼瞼下垂)】約5万円(両目/手術費用)上まぶたのたるみにも保険が使える場合が。年齢とともに垂れ下がってきたら、眼瞼下垂が疑われるという。「主に加齢が原因となって、まぶたをつり上げる筋肉が弱まるなどして、上まぶたが下がって(下垂して)しまう病気です」目を開けるために力を入れるので、額にシワができたり、頭痛、肩こりなどの症状があらわれる。「重度になれば、まぶたが黒目を塞いでしまうほど下がってしまいます。日常生活に支障をきたす場合は、手術となります。眼科や形成外科での一般的な手術の費用は、左右両方で5万円ほどです」【いびき(睡眠時無呼吸症候群)】約5000~1万円(月/医療機器のレンタル料)いびきも病院で治せる。“たかが、いびき”と侮りがちだが、しっかりとした治療が必要な場合も多いのだ。「舌根沈下といって、睡眠時に舌が弛緩して喉の奥に落ち込み、気道を圧迫することが、いびきの主要因です」習慣的にいびきをかく人は2000万人もいるが、うち300万人は、睡眠時に1時間に5回以上、または1晩に30回以上の無呼吸、もしくは低呼吸が起きる「睡眠時無呼吸症候群」が疑われる。無呼吸状態となると心臓に負担がかかり、不整脈のリスクが約4倍、脳卒中が約3倍になるというデータもある。「自宅で行える簡易モニターによる検査などで診断します。睡眠時無呼吸症候群と診断された場合、一般的にはCPAP(シーパップ)という、睡眠時に、口に直接空気を送り込む医療機器を利用。月のレンタル料は5000~1万円ほどです」■ほくろ、足の痛みなどにも保険が使える【夜間頻尿】約3000円(月/治療費)中高年の悩みの種になりやすい夜間頻尿も保険適用だ。「夜間、トイレに起きる頻度が1回以上の人は、夜間頻尿の可能性があります。“年齢のせい”とあきらめている人も多いですが、薬によって改善が見込まれます。女性の場合、少量の尿でも膀胱が過度に反応する過活動膀胱が主要因。ベオーバという、膀胱を広げ、尿道を縮めて膀胱に尿をためやすくする薬を処方します。1カ月の治療費は、3000円ほどです」【ニキビ】約3000円(月/薬の代金)お肌の悩みも、保険を使って治療できる。「市販薬で対応している人も多いですが、医療機関では、ニキビの原因となるアクネ菌の殺菌に効果的なエピデュオゲルという塗り薬を処方するのが一般的です。とはいえ、すぐに効果を得られないので、3カ月ほど治療を続ける必要があります。ニキビの範囲にもよりますが、1カ月の治療は、3割負担で3000円前後です」【歯ぎしり】約8000円(診察料、マウスピース費用)歯ぎしりに悩まされている人も病院で診てもらえる場合がある。「人間は、意識的に強くかみしめようとしても100キロの力は出せません。ところが眠っているときは潜在的な力が出てしまい115キロというご飯を食べるときの8倍ほどの力が歯に加わります」こう語るのは、小林歯科医院の小林友貴さん。歯に負担のかかる歯ぎしりの放置は危険と訴える。「たとえば歯周病によってぐらつきのある歯に、歯ぎしりの力が加われば歯周病の悪化を招きます。歯周病は脳血管疾患、心疾患、糖尿病など、さまざまな全身疾患の原因になります。また、神経を抜いた歯の歯ぎしりは、根本から割れる歯根破折を起こし、抜歯となるケースも」医療機関では、歯を守るための専用マウスピースを作れる。「1回目の診察で型を取り、2回目の診察でできあがったマウスピースの調整をします。診察料、マウスピースの費用合わせて、8000円ほどです」そのほかにも、意外な症状が保険適用になるケースも。【アレルギー検査】約5000円(VIEW39)【白い歯のかぶせもの(虫歯等)】約8000円虫歯などの治療で使う白い歯のかぶせものは、かみ合わせなどの条件によって保険が使える。【ほくろの除去】約5000~9000円(大きさ・切除法による)ほくろの除去はサイズや除去方法により値段が変わるが、眼鏡に引っかかるなどの生活に支障が出ている場合は保険適用の可能性が。【巻き爪】約1万円(片足/手術費用)【靴の中敷き(外反母趾等)】約1万~2万円(片足)多くの女性が悩む外反母趾をはじめとした足の疾患のための医療用インソール(中敷き)も保険をつかって作製できることがある。気になる症状があれば、医療機関に相談してみよう。
2023年05月15日日差しが強くなるこの時期、お肌の日焼け対策だけでなく、眼の日焼け対策も大切。眼に入る紫外線は、白内障などの病気を引き起こす可能性があるのです!「紫外線が強くなる季節を迎えています。日焼け止めを塗るなど、肌への対策を万全にしている人は多いでしょう。しかし、忘れてはいけないのが眼の日焼け対策です」このように警鐘を鳴らすのは、戸塚駅前鈴木眼科(神奈川県)の鈴木高佳院長だ。シミ、皮膚がんなどの原因となる紫外線。気象庁が発表する紫外線量の定点観測データ(つくば市)では、紫外線量は5月から飛躍的に増加し、7〜8月にピークを迎える。すでに注意が必要な時期に入っているのだ。鈴木先生によると、眼の日焼けはさまざまな眼病を引き起こすという。「紫外線が角膜に直接当たることで、眼が充血したり、異物感や痛み、まぶしさを感じる“雪眼”といわれる紫外線角膜炎が起こります。さらに、長期間、角膜に紫外線を浴び続けることで、白眼が黒眼を侵食し、視力の低下とともに視界が見えにくくなる翼状片という疾患にもなりやすくなるのです。また、眼の奥にある黄斑部が紫外線によってダメージを受ければ、視界がゆがんだり、視力が下がったりする加齢黄斑変性の危険もあります。悪化すると失明の危険もあるのです」眼の日焼けによる病気で特に身近なのが“白内障”だ。日焼けが発症の原因となったり、進行に拍車をかけたりするという。「白内障は、本来は透明であった眼の水晶体が白く濁ることにより、ものが二重に見えたり、視力が低下する眼の疾患。原因は加齢によるものが多いですが、紫外線に当たることにより白内障の進行を加速させてしまうのです。また、白内障の20%は紫外線の影響によるものというWHO(世界保健機関)によるデータも。地表に到達する紫外線量が増えている影響もあるのか、高齢者だけでなく、中年層にも患者が多く、40代後半から増えてくる傾向があります」西洋人に比べ日本人は顔の骨格に凹凸が少ない人が多く、眼に紫外線が入り込みやすいとされる。さらに、眼の色の薄い人は、紫外線によるダメージを受けやすい傾向があるという。眼にさまざまな害を与える紫外線。眼の日焼けによる病気を予防するためには、どんな対策をすればよいのだろうか。レジャーや屋外での作業はもちろん、ふだんの生活においても気をつけるべきポイントを鈴木先生が解説する。【1】まばたきを多めにする「まばたきの回数が少ないと眼が乾燥し、紫外線を通しやすくなります。一方、まばたきを多めにすると角膜がうるおい、紫外線をカットしてくれるのです」【2】コンタクトレンズはUVカット成分配合のものを「近年は多くのコンタクトレンズにUVカット成分が配合されており、眼に紫外線が直接入ることを防げます。コンタクトレンズを装着している人は、現在使用しているものに成分が含まれているかあらためて確認してみましょう」【3】サングラスは色よりも紫外線透過率が重要「サングラスはレンズの色が濃いものを選べば紫外線カット効果が高いと誤解しがちですが、レンズの色と紫外線カット率は関係ないので“紫外線透過率”の表示を確認して選びましょう。愛用のモノをやみくもにかけるのは危険。人の眼は暗くなると瞳孔が開いてしまうため、紫外線カット効果のない濃い色のサングラスをかけると、紫外線をより多く取り入れてしまうことになります」ファッション性で選んだ愛用のサングラスは、いまいちど機能を確認してみよう。【4】10時から14時の外出には要注意!「1日のなかでもっとも紫外線量が多い時間帯である10時から14時の外出は特に注意が必要です」サングラスだけでは紫外線が入り込む隙があるので、つばの広い帽子や日傘など、前後からもしっかりガードしよう。また、曇りの日でも、紫外線は地上に届いているので油断は禁物だ。【5】太陽を浴びた!と思ったら目薬をさす「肌同様、うるおいを補給することでダメージをある程度軽減できます。涙液などの成分の目薬を携帯して、こまめにさすのがよいでしょう」最近はUVケアをうたった眼薬も多種出ているのでチェックしてみよう。最後に、鈴木先生からこんなアドバイスも。「眼から入る紫外線が脳に伝達されるとメラノサイト刺激ホルモンが分泌され、メラニン色素を増やす作用が働き、肌のシミやシワなどのダメージにもつながります。美容のためにも眼の紫外線対策は怠ってはいけません」眼の日焼け対策で、眼も肌も若々しさをキープしよう!
2023年05月15日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!【親父とじいちゃんの切なくて悲しい話】亡くなった親父とその父親、つまり僕のじいちゃんには、血の繫がりがありませんでした。でも、その絆はすごく強くて。とくに親父からじいちゃんへの愛情の深さには、よく驚かされました。たぶん、小さいころから感じていた寂しさを、初めて埋めてくれた人だったからじゃないかと思います。じいちゃんがガンになってからも、親父は献身的に看病していて。自宅の一室に引き取って、ずっと面倒をみていました。そんなとき、家が火事になって。自力で逃げられなかったじいちゃんは、そのまま亡くなってしまったんです。遺った家族は、新しい家に引っ越したんですが、そこにじいちゃんの幽霊が現れたんです。親父はすごく喜んで、昼夜問わず話しかけていました。僕には少しずつ見えなくなっていったのですが、親父は何ヶ月間もじいちゃんの幽霊と一緒に過ごしていたようです。実は、そのころから親父の体調が悪くなってきて。病院にかかるころにはガンになっていました。きっと、じいちゃんの幽霊の影響もあったと思うんです。どんなに恋しくても、亡くなった人に執着しすぎるのはよくないです。僕も、お袋や奥さんのことをいちばんに考えようと思っています。【PROFILE】シークエンスはやとも1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。本連載をまとめた著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売中。
2023年05月14日「ようこそ、香川へ。おむすび屋の香菜さん!」ゴールデンウイーク目前の4月28日(金)正午前。香川県多度津町のアスパラガス農家「おおもりや」の作業場前に菅本香菜さん(32)が到着すると、出迎えたおおもりや代表の大森翔太さん(31)から元気な掛け声がかかり、周囲からも拍手が湧き起こった。香菜さんは、「旅するおむすび屋」として、日本中をまわりながら、おむすびを通じて各地の人々と交流すると同時に、その土地の食文化などを発信している。立ち上げから6年の間に日本中を訪れ、インスタグラムのフォロワー数も5千人強という、今注目の“食の旅人”だ。今日のワークショップには、農業従事者やサラリーマンなど10人ほどが参加して、多度津町特産のアスパラを使ったおむすびを握る。早速、エプロンを着けキッチンに入った香菜さんは、いつも一緒に旅をしているという“マイ土鍋”を取り出し、「今日はアスパラやベーコンにも負けない、しっかりした粒感で粘りもある『新之助』という新潟産のお米などを持参しました」それから米を冷水に浸している間に、「アスパラ王子」の異名を持つ大森さんの案内でアスパラ畑を見学。収穫も、生で食べるのも初めてという香菜さんは、「甘〜い。この、採れたての旬のアスパラを、おむすびにするのが楽しみです」キッチンに戻ると、いよいよおむすび作りが始まる。やがて土鍋のごはんも炊き上がり、そこへ輪切りのアスパラと炒めたベーコンが投入されると、食欲をそそる香ばしさが部屋中に漂い始めた。「そういえばオレ、いつもコンビニおにぎり食べてるけど、自分でおむすびを握るの初めてだ。先生、ぜんぜん三角になりません(笑)」そんな男性の参加者には、きれいに三角形に握るコツなどを伝授していくのだった。「こうやって両手で……でも、その四角い感じがかわいいですよ!」熊本県の芦北町から7時間もかけて車で参加したという「釜ファーム」代表の釜博信さん(40)は、「菅本さんとは、3年前の熊本水害のとき、復興のクラウドファンディングを通じて知り合いました。見たとおりの透明感ある人柄ですが、食に対するインプットもアウトプットもすごいので、彼女に声をかけられると、迷わず『参加します』と返事してますね(笑)」大森さんも、できたての“アスパラむすび”を頰ばりながら、「自分の育てたアスパラが、こんな個性的なおむすびになって感激。香菜さんは、こうした機会を通じて、各地の人や食材を結びつけながら旅してるんですね」その言葉のとおり、この日も共に参加していた大森さんの兄弟を通じて、熊本の釜さんに淡路島の農家を紹介するという話が、とんとん拍子に決まっていた。その後ものりや調味料の話題に花が咲くなか、ふと大森さんが、「やっぱり、おむすびを手にすると、香菜さんのオーラがすごい」すると、当の香菜さん、「それ、オーラじゃなく、ごはんの湯気です!」絶妙の切り返しに、また笑い声が弾けた。人との出会いを、食の場を心から楽しんでいる香菜さんだが、実は拒食症で死とも向き合った6年間を体験している。食べることが怖かったという10代のころから、食べる喜びを伝える現在の活動に至るまでを聞いた。■孤独感に苛まれ拒食症になった彼女を救ったのは一人の友達だった「食べることは生きること、そして喜び。人々や食材との出会いが楽しすぎて、どこまでが仕事かわからないほど(笑)」’91年3月14日、北九州市で生まれ育った菅本香菜さん。父親はサラリーマン、母親は元保育士で、4人きょうだいの長女だった。読書好きで、勉強も自らやるタイプだったというが、小学校に上がるころから、人間関係に思い悩むようになる。そして、中2のときだった。「香菜。ちょっと、足、太くなったんやないか?」身近な知人の発した何げない言葉に、ひどく傷ついた。「今なら笑い飛ばすでしょうが、13歳の私には衝撃だったんです。それまで私は痩せ形ではありましたが、『スタイルいいね』と言われるタイプでしたから、太ってしまったのなら、また痩せないと、自分はまわりから認められることがなくなるんじゃないかという強い危機感に襲われて」思春期の入口にいた彼女がすがったのが、ダイエットだった。「当時、中学生が読む雑誌にもダイエットの記事が載っていて、私が試したのが“午後5時以降は食べものを口にしない”というもの。それで、ほかの家族が帰宅する夕方5時前に一人でごはんを食べるようになるんです。やがてエスカレートして、食べること自体が怖くなって、母に作ってもらったお弁当も友達にあげたり。でも、そのうち、私がどんどん痩せていくから友達もちょっと引いて、もらってくれなくなって。持ち帰ったお弁当を『ごめんなさい』と泣きながら、犬にあげたりしてました」しばらくしたとき、数字に固執している自分に気づく。「毎日、朝昼晩と体重計に乗るようになっていました。根本には、自分に自信が持てないということがあったと思います。体重計の数字だけは裏切らないと生きる拠り所になっていて、早朝4時にガリガリの体で団地の中をただ走りまわっていたり。食べても、食べなくても、どちらも罪悪感があって。このころがいちばん苦しかったなあ」両親と訪れたフードパークでのこと。食事はせずに、ドリンクバーでノンカロリーのお茶ばかり飲んでいる娘に、父親が声をかけた。「ちゃんと食べんと死んでしまうよ。何か食べようや」男親なりの、心配をストレートに口にした言葉だったろう。それに対して、母親が言う。「香菜は、食べたくても、食べられんのよ」途端に険悪なムードになってしまったのだった。「仲よし夫婦の2人が、言い争っている。いい家族のはずだったのに、私のせいでケンカさせるのは申し訳なくて、生まれてきてごめんなさい、と思ったり。そのうち、158cmで45kgほどあった体重が23kgですから、半分になってしまって」体にも症状が出始めていた。膝が曲げられなかったり、いつも極度に冷えを感じていたり。「人間の防衛本能でしょうか、寒がっているうちに背中に毛が生えてきました。中高と、生理も止まっていました」病院を訪ねたのは、見かねた保健室の看護教師の助言だった。「骨と皮状態で近所の小児科へ行くと、すぐに心療内科を紹介されます。診察すると脈も心臓も弱っていて、さらにCTを撮ると脳も萎縮しているのがわかり、先生は『これはいつ死んでもおかしくない状態です』と。下った診断は拒食症で、即入院となりました」まず彼女の生命を守るため、いわゆる行動制限療法が始まった。「寝る、食べる、トイレは許されますが、電話もテレビも読書も一切ダメ。それで体重が0.5kg増えたら、『電話を10分だけいいですよ』という生活でした」4カ月間の入院で体重も30kgまで増え、退院して学校へも戻った。やがて高校受験を迎える。「入院中も許される範囲で勉強は続けていましたから、高校は、その時点の成績で入れて、自由な校風で知られる小倉南高校を受験して合格できました」環境が変わることへの期待も大きかったという。しかし、体重は少し回復しても、完治ではなかったため、拒食症がぶり返して再び20kg台となり、休学へ。そして1年後に復学し、2度目の高2を送り始めたときのこと。「ある一人の女の子と出会うんです。彼女はクラスの人気者でもあって。そんなコが、最初から、もう普通に接してくれたんです。これまでは誰もが腫れ物にさわるように声をかけてきたりだったのが、彼女は一緒に過ごしていたお弁当の時間も、私が食べていなくても気にしないで自分は食べている。摂食障害の女の子ではなく“菅本香菜”という存在を認めてくれた。あっ、私はこのままでいいのかなと初めて思えたんです」大きな転機であり、また初めて体験する女子高生らしい生活。「そのうち、彼女と一緒にいる時間をもっと増やしたい。そのためには、私も食べたほうがいいかなと素直に思えて、ヘルシーなものから食べるようになったんです」共に食事の場を囲んでいいんだとの思いが、やがて私はここにいていいんだ、生きていていいんだという安心感につながっていった。「卒業後に進みたい道も見えてきました。私が、病気を通じて関心を持ったのが心理学でした。というのも、食べられないけれども、食べることにものすごく執着があったんです。管理栄養士のことを調べたり、カロリーなどについてもかなり詳しくなっていました。それは、実に興味深い人間の心の奥深さだと感じてました」香菜さんが選んだのは、熊本大学の総合人間学科。幾多の学問のなかから自分の進みたい道を選択できるという、拒食症を通じ多くのことに興味を持つようになった彼女にはぴったりの進路だった。■就職して農家などの生産者を取材し、「命に支えられている」と気づく大学生となり、初めて親元を離れての生活も始まった。「新歓コンパでジュースを飲んでいる自分に驚いたり(笑)。友達も次々にできたりで、拒食症は入学後には完治していたと思います。でも、まだ自分が拒食症だったという、いわゆるカミングアウトはできていませんでした」そんなとき、東日本大震災が起き、さらにその10日後、今度は母親がクモ膜下出血で倒れて危篤に陥る。幸い発見が早く、その後回復したというが。「この2つの出来事があって、改めて生と死について考えました。少し前まで、私自身も拒食症で死と直面していたわけです」そして、思った。「私は今まで、命に対して誠実だったろうか。もっときちんと向き合い、自分のやりたいこと、できることをやらなければ、この命に対して申し訳ない」同じころ、「香菜は、拒食症だったからこそできることがあるのでは」という友人の言葉にも背中を押された。「その後は、積極的に東北の被災地支援にも行きましたし、自分たちで団体を作ってトークイベントや100人規模のキャンプを企画したりで、それまでの低迷期(笑)がウソのようで」学業でも最終的に民俗学を専攻し、いずれ民俗学的視点で食を研究したいと考えるようになっていた。そんな慌ただしい日々を送るなかで、自分の過去についても自然に話せていたという。「卒業後は食に関わる仕事をしたいと思っていましたが、明確に絞り込むことができなくて」そんな彼女が選んだ就職先が、横浜の不動産会社の営業職というのは、少し意外な気もするが。「まず、自分に足りない伝える力をつけようと思いました。マンション営業では、駅前のチラシ配りから飛込み営業までやって、新人賞も取ったんですよ(笑)。生きてるだけで大丈夫なんだ、と吹っ切れたんです。ただ、やっぱり、どうせやるなら好きなことを仕事にしたいと考えていたとき、熊本の知人から『一緒に事業をやらないか』と誘われました」熊本へ戻った彼女が始めたのが情報誌『食べる通信』の熊本版の発行で、その創刊メンバーとして副編集長も務めた。「熊本県内の農業や漁業の生産者さんのもとへ取材に行くようになり、その出会いのなかで、土地そのものが命なんだ、自分はその命に支えられて生きているんだということに気づくんです。私は、孤独じゃないんだ、と」しかし、熊本に戻って半年ほどしたときに熊本地震になり、取材などが立ち行かなくなる。「そこへ声をかけていただいたのが、クラウドファンディングの運営会社の代表の方。今度は全国の生産者さんと出会えるとわかって、ぜひやりたいと思いました」’17年春、東京に本社のあるCAMPFIREに転職し、ローカルフード担当として、まさに日本中を駆けまわる日々が始まった。全国を巡るうちに、冒頭のように「おむすび」を軸に全国の食文化を知り、広め、ワークショップを開いて人々の縁を結ぶ活動を思い付いた香菜さん。食の大切さを伝える旅は続いていく。【後編】全国47都道府県制覇の「旅するおむすび屋」同じ釜の飯を握るワークショップ通し人の縁をむすぶへ続く
2023年05月14日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、大流行したアイテムの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’90年代”を振り返ってみましょう――。「『飲み会があっても、楽しめない』『外回り中も、会社に見張られているようだ』と、昭和世代のおじさんたちにとってはストレスでしかなかったポケベル。ところが’90年代に入り、状況は一変します。もともとビジネスツールであったポケベルを、女子高生たちが友人とのコミュニケーションツールとして使い始め、’95年には契約数が1000万人を突破しました。東京テレメッセージの新規契約者の大半が女子高校生だったというデータもあります」そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(55)。このように’90年代に入ると、世の中のブームの多くは女子高生たちが牽引していくようになった。「当時の若者の流行発信地は109を中心とした渋谷で、ガングロやルーズソックス、プリクラ、カラオケボックスなどがはやりました。なかでもポケベルは、学校側も苦慮するほど。学校の休み時間には、彼氏や友達のポケベルにメッセージを送ろうと公衆電話の前に行列ができるため、送信完了に必要な『♯』のボタンを押せなくする学校もあったそうです」■仲間内だけのオリジナルの暗号作りも女子高生をターゲットにした、カラフルなペンタイプのおしゃれなポケベルも登場した。ドラマ『ポケベルが鳴らなくて』(’93年・日本テレビ系)では、不倫関係にある男女の連絡手段として、ポケベルが演出に使われた。「それまで、友人同士のやりとりは固定電話が基本。異性の家にかけるとき、親が出て気まずい思いをした人も多いはずですが、ポケベルの登場で、こっそりメッセージを送れるようになりました」初期のポケベルは、かけてほしい電話番号を入力するタイプだったが、女子高生たちは電話番号の代わりに、語呂合わせ的に数字を組み合わせて意思疎通を図る手法を身につけていった。「『0833』で『おやすみ』、『428』で『渋谷』、『14106』で『愛してる』などが一般的。さらに仲間内でしか理解できないようなオリジナルの暗号を作ったりもしていました」文字やハートマークなどを送ることができる機能を持った進化版も登場した。「文字だけでは気持ちが伝わらないことから、ハートマークは有効でした。こうした機能が重要視され、のちのiモードで絵文字が誕生したといわれています」隆盛をきわめたポケベルも、’90年代後半にはPHSの登場で急速に衰退。’19年、すべてのポケベルサービスが終了したのだった。【PROFILE】牛窪恵’68年、東京都生まれ。世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして『ホンマでっか!?TV』フジテレビ系)など多数の番組で活躍
2023年05月14日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、大流行したアイテムの話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょう――。「ポケベルを使っていたのは、中学3年生くらいから、ほんの2~3年だけ。そのあとはPHSに切り替えてしまいました。でも、その短い期間は、交友関係がどんどん広がっていった時期。ポケベルは欠かせないコミュニケーションツールでした」こう語るのは、お笑いコンビ、メイプル超合金の安藤なつさん(42)。音楽やお笑いへの興味が広がっていった’90年代、いつも手にしていたのはポケットベル(ポケベル)だったと振り返る。「’90年代に入ったころに魅了されたバンドといえば、たま。『三宅裕司のいかすバンド天国』(’89~’90年・TBS系)出身ですが、私は小学生だったので、深夜に放送されていた番組は見ていませんでした。たまのことは、CMや音楽番組で知ったのだと思います。『さよなら人類』(’90年)は、特に気になった曲でした。小学生の私には意味のわからない歌詞も多かったのですが、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれます。それに、ビートルズのようにメンバー全員が歌うんですけど、4人それぞれが個性的な声やイントネーションで、心を引きつけられました」電気グルーヴ、たまと同じくイカ天出身バンドの人間椅子にものめり込んだ。「人間椅子は3ピースのバンド。素人の私に演奏の技術的なことはわかりませんでしたが、音の厚みや、小説を読んでいるかのような歌詞の重厚さが、めちゃくちゃかっこよく感じられて。今でもファンで、’19年にはデビュー30周年のライブに行きました」テレビ番組に関しては、小学校高学年から中学生にかけて見ていた『ウゴウゴ・ルーガ』(’92~’94年・フジテレビ系)が印象に残っているという。「好きすぎて、毎日ビデオに録画していたくらい。トマトちゃんというCGのキャラクターが、子どものウゴウゴくんとルーガちゃんの2人に『結婚している人を好きになった』みたいな相談をするんです。“朝の子ども番組なのに、大丈夫!?”と心配になるほど斬新」お笑いに興味を持ち始めたのもこのころ。「深夜番組を見られるようになってからは、ウッチャンナンチャンさんの『UN FACTORY カボスケ』(’95年・フジテレビ系)や、ナイナイさんや雨上がり決死隊さんが出ていた『急性吉本炎』(’95年)、『慢性吉本炎』(’95年~’97年・ともにTBS系)は欠かしませんでした。中学2年生のとき、アンラッキー後藤さんという女性ピン芸人のファンになりました。あるあるネタを怒りながら叫ぶというネタなんですけど、それがめちゃくちゃ面白くて。『相方に逃げられたー!』というのがツカミで、足元には『相方募集中』と書かれたフリップが。真に受けた私は相方になりたいと手紙を書いたほどです。そんな手紙にもアンラッキー後藤さんは『じつは大学を卒業したらほかのお仕事につくので、お気持ちありがたいですけど』と、真面目な返答をくださいました」■10円で済むように“ベル打ち”の速さを練習中学から高校にかけては、音楽やお笑いなど、自分の好きなことを追いかけていたという。「ビジュアル系バンドの犬神サーカス団(現・犬神サアカス團)にハマり、はじめてのオールナイトライブを体験。中学生だったので、『このライブだけは行かせてください』と親に頼み込んだんです。定時制高校に入学してからは、あるバンドのローディー(アーティストの楽器を管理するスタッフ)として働いていました」ライブではお笑い芸人とつながることもできた。そして、自身もお笑いライブに参加するように。そんな時代に、仲間との連絡に使っていたのがポケベルだった。「ドコモのセンティーという人気機種を持っていました。数字だけしか受信できず『14106(アイシテル)』みたいな語呂合わせがはやったのは私たちより少し上の世代で、文字メッセージを受信できるタイプでした。でも、入力の仕方が独特で、五十音に対応した2桁の数字で文字を送るんです。1行目の1文字目の『あ』は『11』、2行目の5文字目である『こ』だったら『25』というように」こうした“ベル打ち”の速さも競い合っていた。「家の電話がダイヤル式だったので、公衆電話を使わないとダメ。お気に入りのテレカに穴を開けるのは嫌だったけど、使わなきゃベルが打てないという葛藤がありました。でも、チェッカーズのテレカは、どうしても使えなくて……。時間がかかるとテレフォンカードの残高が減ってしまうので、10円で済むように気合を入れて早打ちの練習をしました。それに、当時は公衆電話がめちゃくちゃ混んでいたんです。後ろに行列ができていると、焦って打ち間違えたりすることも。一文字打ち間違えただけでも、電話を切って最初からやり直すしかない。すぐに打ち終わったときは、“速いっしょ”とドヤ顔で電話ボックスから出ていました」そこまでの努力をしながら、送るメッセージといえば『イマナニシテル?』というようなたわいもないことばかり。でも、どんな用件でもベルが鳴るとうれしいし、誰からだろうと期待して画面を見てしまった。「遊ぶときやライブの待ち合わせなど、人と人がつながれる手段。ポケベルのおかげで、行動範囲が広がりました」お笑い芸人と知り合い、自身も芸人の道へ。「流れ流れて現在のサンミュージックに所属しました。うまくいかずにやめようと思ったときも、カンニング竹山さんが『やめることはないと思うよ』と言ってくれて、今に至るんです」ポケベルは、安藤さんの世界を一気に広げてくれた魔法の道具だったのだ。【PROFILE】安藤なつ’81年、東京都生まれ。’12年にカズレーザーとのお笑いコンビ、メイプル超合金を結成。’15年のM-1グランプリで決勝に進出するとテレビ出演が急増、多くのバラエティ番組で活躍する。20代のころから介護職の経験があり、’23年には介護福祉士の資格を取得した
2023年05月14日【前編】拒食症で体重が半分に…かつて食を恐れた少女が「みんなでおむすびを握る」ワークショップ主催へから続く菅本香菜さん(32)は、「旅するおむすび屋」として、日本中をまわりながら、おむすびを通じて各地の人々と交流すると同時に、その土地の食文化などを発信している。立ち上げから6年の間に日本中を訪れ、インスタグラムのフォロワー数も5千人強という、今注目の“食の旅人”だ。ゴールデンウイーク目前の4月28日(金)正午前、香川県で行われたワークショップには、農業従事者やサラリーマンなど10人ほどが参加した。多度津町特産のアスパラを使ったおむすびを握る。マイ土鍋と具材に合うお米を持参した香菜さんも、おにぎりを握るのが初めてだと話した参加者も、みんなが笑顔だ。お米のいい香りと、和やかな雰囲気が漂うワークショップはあっという間に過ぎていった。そんな活動を続ける香菜さんだが、学生時代には拒食症で入院し、体重が半減した過去がある。みんなと一緒に食事をとれない期間も長かった。だからこそ、食の大切さを伝える旅を考え付いたのだろうーー。■おむすびという当たり前の食べ物にこそ、知恵と愛情が詰まってる香菜さんは大学卒業後、まずは不動産会社の営業へ。次に、クラウドファンディング会社・CAMPFIREに転職し、ローカルフード担当として全国を巡ることとなった。「入社してまもなく出会ったのが、新潟でお米の普及活動をしていた同世代の女性。生産者の思いや地域の魅力を届けたいという気持ちが同じことに気づいて」彼女は米、香菜さんも熊本時代から懇意にしている海苔漁師がいて、思わずこう口にしていた。「お米とのりで、まるでおむすびだね……そうだ、これだ!」誰にも身近で、日本のソウルフードともいわれるおむすびを通じて、いろんな土地の食文化にふれ、発信することを生業にできないだろうか。幸い、勤務先は副業もオッケーの会社だった。そう思うや、半年後には最初のワークショップを開催し、続いて本業のかたわらクラファンで約1千万円の開業資金を集めて、’17年5月、「旅するおむすび屋」を立ち上げた。「学校の食育の授業に参加させていただいたり、その土地の食材を使うおむすびのワークショップを開催したり。次第にSNS等を通じ声がかかることが増えていき、本業と副業が入れ替わるかたちでおよそ2年後に独立しました。個人事業主でしたから、正直、それほど気負いもなかったです」知らない土地を訪ね、そこ特有の食文化を知るのが楽しかった。「おむすびって、ハレの日の食事ではないから、地域のお母さんたちにとっては当たり前すぎるのか、『文化を残さなきゃ』という思いも少ないんですね。でも、そんな当たり前の食べものにこそ、その土地の知恵と愛情が詰まっている。一緒におむすびを握って私が喜んでいるのを見て、お母さん、おばあちゃんたちも、また喜んでくれている……それが新鮮な発見であり、素直にうれしかった」各地をまわると、小さな島国にもかかわらず、実に多様でユニークなおむすびがあると知らされた。「海のない県では、海苔の代わりに高菜や紫蘇で巻いたおむすび。青森・津軽の巨大な卵のようなおむすびを包むのは昆布だったり。徳島のスダチごはんや沖縄の炊き込みごはんジューシーを握ったり、岩手の雲丹たっぷりのカゼ飯を握るというぜいたくな味わいのおむすびもありました」全国をまわり、さまざまな出会いを重ねるなかで、香菜さん自身も自分の故郷を思い出していた。「拒食症になる前の中学時代、母が部活用に持たせてくれたのが、明太マヨネーズのおむすび。アルミホイルをほどくときが楽しみでした。思い返せば福岡名産の明太子ですから、私も知らずに地元の味を食べていたんですよね」拒食症のことを、今では子供たちの前で話すこともある。「病気は苦しかったですが、悪いこととは思っていません。営業の仕事もですが、どんなつらいことがあっても、何かの糧になることを身をもって体験したからです。私は食べることで苦悩しましたが、また食べることで救われました。だから、食を通じての恩返しも続けていきたいんです。学校をまわるのも、子供好きもありますが、やはり自分の体験から、幼いうちから食の大切さをわかっていることが大事なんだ、との思いも強いです」香川のワークショップもそうだったが、どこか素朴で、手のひらにのるほどのおむすびを前にして、誰もが笑顔に、饒舌になる。「『同じ釜の飯』とはよく言ったもので、共に食卓を囲むことで食も進むし、仲よくなれます。そして、地域のみなさんには、おむすびをむすぶことで、人の縁も結んでほしいと思うんです」■独立したと思ったらすぐにコロナ禍に。SNSで声がけしてもらい、新しい縁も広がった〈旅できなくなったおむすび屋さん〉香菜さんのツイッターに、こんな一文が出現して仲間やファンを心配させたのは3年ほど前のこと。「独立したと思ったら、1年もたたずにコロナ禍となりました。ワークショップなども人が集まるのが大前提なので、なかなかできなくなって。でも、いったん立ち止まるきっかけにもなったんですね。それで、よし、改めて日本中におむすびを見に行こうと。幸い、生活のほうはCAMPFIREでの仕事が増えたりして、しのげました」そして2年をかけて、沖縄から東京までおむすびを握りながらまわり、47都道府県を“制覇”。「ツイッターでまだ行ってない場所についてつぶやくと、『ウチの県へおいでよ。こんなおむすびの具に合いそうな名産も』と声をかけてくれる人が次々に現れて」こうした活動ぶりを綴った著書の出版やドキュメンタリー映画の話も進行中とか。拒食症の闘病中は、さぞ心配したと思うが、両親も今は、「楽しそうに働いてるね」と、活動を見守ってくれている。「私もいずれ結婚して、子供を育てたい。お手本は、保育士として働いていた母なんです。おむすびや食に関する仕事はこれからも続けますが、そのとき、私がそうだったように、『ママ、楽しそう』と思ってもらえるような働き方をしたい。できたら、子供と一緒に日本中をまわりたいと、そんなことも考えたりしてます」一人で食べることの寂しさと味気なさを誰より知る香菜さんは、おむすびの旅を続けながら、人と人の縁を結んでいく。
2023年05月14日今もっとも“ホットな”芸人といえば、とにかく明るい安村(41)ではないだろうか。過去にオペラ歌手のポール・ポッツなどを輩出したイギリスの人気オーディション番組「Britain’s Got Talent」に先日出演し、「安心してください。履いてますよ」でお馴染みのパンツ一丁のネタを英語で「Don’t worry, I’m wearing.」と披露したところ、これが大ウケ。番組の公式YouTubeに公開された安村の動画は、公開から2週間で現在約930万回再生されほどの反響があり、帰国後は日本のテレビでも引っ張りだことなっている。安村といえば、’15年の『R-1グランプリ』の出演をきっかけに、大ブレイク。しかし翌年の’16年に『週刊文春』に不倫を報じられると、“愛妻家”として知られたこともあってか、テレビでの露出が激減した。このまま“一発屋”となって消えるのかと思いきや、救いの手を差し伸べた先輩芸人がいた。有吉弘行(48)だ。不倫が報じられた後も当時は特番だった『有吉の壁』(日本テレビ系)に、安村は毎回のように出演。スキャンダルから吹っ切れることができずに収録に臨んでいた安村に有吉は言葉をかけたという。《 有吉さんは言った。「いつまでやってんだよ。お前のやらかしたことなんて、世間はもうだれも気にかけてねえよ」》(『リアルサウンド』’22年3月配信記事)そして、有吉が“再生”を手助けした芸人は安村だけではない。’09年ごろから『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)を中心に活躍したもう中学生(40)は『有吉の壁』出演を契機に魅力に再び注目が集まり、ジョイマンのボケ担当である高木晋哉(42)も『有吉の壁』や『有吉ゼミ』(日本テレビ系)への出演をきっかけに再び露出を増やしている。まさに“再起請負人”とも言える有吉。その手腕について、お笑い評論家のラリー遠田氏に話を聞いた。まずラリー氏は、『有吉の壁』での安村再ブレイクの流れについて言う。「コロナ禍で芸人の自宅からリモート中継をする企画のときに、安村さんはバケツで何杯も水をかぶり、床が水浸しになったことがありました。これに有吉さんが爆笑していました。このように、安村さんは『有吉の壁』で何度か大爆笑を引き起こしていて、『安村さんの体当たりの全力パフォーマンスがすごい』と評価されています」(以下、カッコ内はラリー氏)『有吉の壁』で笑いを取ることは、大きな価値があるようだ。「『有吉の壁』はテレビ業界の中でも注目されている番組なので、ここで結果を残した芸人はほかの番組でも起用されやすくなります」もう中学生の魅力についても、有吉は一足早く気づいていた。「もう中学生さんが再ブレークしたきっかけは、有吉さんのラジオ番組にゲストとして出演したことです。もう中学生さんのクセの強い不思議な発言に対して、有吉さんはあえて真正面からはツッコまずに、すべて受け入れて面白がっていました」もう中学生の新たな可能性を見出した有吉。業界の有吉の影響力はかなりのものだという。「有吉さんのラジオも業界聴取率が高い番組なので、バラエティ番組のスタッフの間でも『有吉さんがもう中学生さんを面白がっている』ということが伝わったのでしょう。それで『有吉の壁』にも呼ばれたりして、そこからほかの番組にもどんどん出始めたのだと思います」有吉自身も“一発屋”の烙印を押されていたことが。`96年のテレビ番組『進め!電波少年』のヒッチハイク企画で大ブレークを果たすも、徐々に仕事がなくなり`04年には猿岩石を解散。しかし、`07年に出演した『アメトーーク!』で、お笑いコンビ・品川庄司の品川祐(51)に“おしゃべりクソ野郎”とあだ名をつけたちまち話題に。毒舌キャラで再ブレイクを果たす。この経験が後輩たちを再ブレイクさせることに役立っているのだろうか。「お笑いというのは、芸人同士が『ネタを振って、それを返す』という阿吽の呼吸で成り立っているものなので、誰もが助け合っている関係にあります。有吉さんに限らず、芸人であれば誰でも、共演する後輩芸人の持ち味を引き出したいという思いは持っているのではないでしょうか」はたして、有吉が次に再生させる芸人は――。
2023年05月14日ドラマ『マルモのおきて』でのブレークから12年。あのころと変わらない笑顔を見せているのは、木曜日の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系・毎週月~金曜5時50分~9時※一部地域を除く)で最年少パーソナリティを務める鈴木福(18)。現場に密着すると愛されキャラも相変わらずの福くんがいました!「僕の武器は親近感。年上の方々にはもう顔を知っていただいていると思いますし、小さな子たちにとっては最近知ったお兄さん。同世代の人たちからは『一緒に成長してきたね』と言ってもらえたりして、僕も同じ気持ちです」(福くん・以下同)この言葉どおり、『ZIP!』の現場でも、ベテランから若手スタッフまでみんなと談笑する姿が見られた。「水卜(麻美)さんはほんわかしていますが、その中に強い芯が通っていて、現場を明るくしながらも決してゆるくはしない。常にすごいなと思っています」現場はリハーサルも合わせると4時間以上にわたる。「おなかがすくので、試食のコーナーはありがたいです(笑)」。この日は厚揚げバーガーをパクリ。今年4月に入学した大学では、仕事に役立つ授業も履修しているそう。「大学での勉強は、音楽の多様性を学んだりとすごく楽しくて、(役者業や番組MCなど)すべての仕事に役立つと思っています。あと、スポーツビジネスについての授業は、『ZIP!』などでスポーツを伝えるときに、経営的な裏側を知っていると言葉の選択が変わってくるなと思ってとりました。仕事でロケに行く日もありますが、オンラインで受講したりして、学業と両立できています」野球好きが高じて担当している「鈴木福が選ぶ『眼福プレー』コーナー」は、プロの解説者も絶賛するほど。今後してみたいお仕事は?「野球選手にインタビューできたらうれしいですね。神様みたいな存在の大谷(翔平)選手には、普通の人間の感覚に戻るのはどんなときなのかを聞いてみたいです(笑)」9時の番組終了後、すぐに私服に着替えて京都でのドラマ撮影へ向かった福くん。放送日の朝は3時起き。スタミナ源はココアとオロナミンCだそう。これからも、元気いっぱい頑張ってほしいものです。
2023年05月13日「スペシャルドラマに出演してから2年。また、木村拓哉さんの隣でお芝居ができることを心待ちにしていたので、その夢がかなって喜びをかみ締めています」そう語るのは、放送中のドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系・月曜21時~)に出演する北村匠海(25)。彼が演じるのは、主演の木村拓哉(50)扮する刑事指導官・風間公親とバディを組む新人刑事・遠野章宏。’21 年に放送された『教場II』のラストで流れた風間の刑事時代のシーンに登場し、視聴者に強烈な印象を残した。「土砂降りのビルの屋上での撮影は、ものすごく鮮明に記憶に残っています。緊張感が半端なくて、8歳からこの世界にいますが、木村さんのオーラは本当にすごかったです」緊迫した撮影の合間には忘れられない思い出も。「僕が寒さでブルブル震えていたら、木村さんが『これがいちばん温まるから』と言ってカップラーメンをくださって。木村さんもカップラーメンを食べるんだ? と思いながら一緒に食べたことが今でも忘れられません」風間の刑事時代を描く今作では、風間と遠野が事件を捜査していくなかで、あの“雨の屋上での惨劇”がなぜ起こったのかが明らかになる。ドラマの収録現場を訪問すると、新人刑事のフレッシュな空気をまとった北村の姿があった。「遠野という刑事がどんな人物なのか、そこを初めて描いてもらえるので、遠野というキャラクターをイチから作る楽しさを感じています。新人のなかでは優秀な刑事なのですが、過去のある出来事のせいで心の奥底に暗い感情を抱えている。あの屋上の場面で、犯人に立ち向かっていった彼の心情やせつない部分を表現できたらと思っています」そして、何よりも楽しみにしていた木村との再共演。あらためて、木村の役者としてのプロフェッショナルな仕事ぶりに圧倒されたという。「木村さんは、僕のような後輩に対してもリスペクトを持って接してくれますし、“シーンを一緒に作る”という感覚を共有してくださる方。役者同士にしかわからないような細かい視線のやりとりを、ワンカット、ワンシーン、2人で話し合いながら、バディとして横にいることができました。『月9の枠を飛び越えよう』という木村さんの言葉どおり挑戦的な作品になっていると思いますので、みなさんに新しいドラマ体験をしていただきたいです」
2023年05月13日連載開始から今年で37年となるマンガ『ちびまる子ちゃん』。作者のさくらももこさん(享年53)逝去後もアニメを中心に世代を超えた人気を誇る。そんな国民的マンガも見過ごせなかった“危なすぎる”二次創作作品が物議を醸している。そのタイトルは『シャブまる子』。このマンガでは、まる子、たまちゃんら3年4組のメンバーが成長した後の姿が描かれている。薬物中毒に陥ったまる子がはまじの助けを借りて更生を決意するが――、といったストーリーだ。作者が同作をTwitter上で発表すると大きな反響を呼び、回を重ねるごとに盛り上がりも高まっていった。しかし突如、結末が描かれる前にすべて削除されることとなった。削除の理由について作者は《公式様から警告を受け該当のツイートを複数削除いたしました。二次創作とはいえ度が過ぎた事を反省しております。このたびは大変申し訳ありませんでした》と5月8日にTwitterで明かしている。この対応にネットでは続きが見たい、悲しいと言った声があがる一方、削除は当然といった意見も数多く出ている。人気作品ゆえ、中には熱いコメントもあった。《子供のころ好きで家族と見てた思い出の作品がいくら表現の自由とは言え反社会的なものとコラボさせられるのが許せなかった》《普通の子が薬物に手を染めて人生崩壊するリアルさは反面教師として良いと思った さくらももこ先生が生きてたらたぶん笑ってると思うんだけどな》《楽しんで見てたけど、やってることはアウトだからまぁ仕方ない》本誌はこの件の経緯について株式会社さくらプロダクションに問い合わせたところ、日本アニメーション株式会社から「本件は弊社が窓口となって対応したものですが、回答は控えさせていただきます。」と連絡があった。原作のイメージを著しく損なう二次創作は、「いけず~」と言っても許さるものではなかった。
2023年05月13日