「足の裏には内臓と対応した『反射区』があり、そこにあるツボを刺激する健康法はよく知られています。じつは、顔にも同様に反射区があります。たとえば、肝臓に負担がかかっていると眉間に縦ジワが出るなど、対応した箇所にトラブルが生じることがあるのです。つまり、シミや吹き出物などの顔の異変は、臓器からのSOSであると私は考えています」こう話すのは、美容アナリストで鍼灸師の奈部川貴子さん。奈部川さんは中医学やインドの伝統医療・アーユルヴェーダなどで用いられている顔の反射区の考えを応用し「フェイスマッピング」という独自のメソッドを考案した。顔は人と人が接するときに最初に目がいくパーツ。中医学には「望診」といって顔を見て病気の診断をする手法があるが、フェイスマッピングはその理論にも基づいており、自分の健康状態を測るバロメーターになるという。「顔の反射区に現れるシミやシワ、たるみなどのトラブルは、疲れやストレスなど心身の状態によるもののほか、食事内容が原因であることも。脂っこいものやジャンクフード、またカフェインや刺激物などに偏った食生活を送っていると、内臓にみるみる負担がかかってしまい、その影響が顔に現れることがあります」(奈部川さん、以下同)最近になってこめかみや鼻すじに肝斑(シミ)ができて気になっているという人は、糖分たっぷりのスイーツや甘いドリンクを取りすぎていないか、食生活を振り返ってみよう。あごのあたりに吹き出物ができたという人は、乳製品の過剰摂取に注意が必要だ。足のツボを刺激するのと同じように、顔の異変が出ている箇所のマッサージにも効果が期待できると奈部川さんは話す。「顔の反射区を軽く押すだけで、神経を介して、脳、血管、リンパ、内臓と刺激が伝わり、対応する臓器によい影響がおよぶと考えられます。反射区をケアすることで、血色がよくなったり、肌にツヤが出るなど、顔がイキイキしてきます」ここでは反射区のケアのやり方を奈部川さんに教えてもらった。顔のトラブルが気になる人はぜひ試してみよう。やり方はとっても簡単。先の丸い綿棒を使って行う。「鏡を見ながらケアする反射区をきちんと確認し、綿棒で圧をかけます。力を入れた状態を5秒間キープし、ゆっくり緩める、これを5~10回繰り返します。押すときの力加減は、手の親指と人さし指の間にある水かきが5mmへこむ程度。350~500gくらいの圧が目安です」はかりに力を加えてみると、加減を実感しやすい。「目のまわりは皮膚が薄く、とてもデリケートなので、けっして力を入れすぎないように注意してください」注意点がもう一つ。血圧が変動する入浴中はマッサージを行うことを避けたほうがよいそうだ。フェイスマッピングを体験した人からは、「目がパッチリした」「目力がアップした」などの感動の声が寄せられているそう。継続している人は、徐々に輪郭や顔つきが変わっているという。これから日差しがますます強くなってくるが、顔のトラブルは紫外線以外にも原因がある。顔の反射区のマッサージを活用して、イキイキとした表情で夏を過ごそう。
2023年06月07日6月7日発売のファッション誌『VERY』7月号より、俳優・前田敦子の子育てエッセイ「31歳、お母さん。ときどき女優」の連載がスタートする。■前田敦子さんショートヘアのきっかけは息子さんの「ママ、可愛い!」前田は2021年の初登場以来、たびたび『VERY』誌面に登場。VERY編集部では、以前より取材時のとてもフラットなムードや、披露されるエピソードから垣間見えるひたむきなお母さんとしての姿に魅了されてきた。本連載では、現在4歳になる男の子のお母さんとしての素の表情が垣間見える、日々の子育てエピソードや、感じたことを紹介していく。取材日に以前より短いヘアで現れた前田。ヘアのことを尋ねると、「息子と何かの映像を見ていたときに私の髪型が短くて。息子が『ママのショートヘア可愛い。こっちの方がいい』と言うから、この前、切ったばかりなんです。でも、いざ切ってみると『前の方が良かった!』と拗ねていました」と笑顔に。当日は話が盛りあがり、予定時間のインタビューを大幅に超えてしまうほど!一部、未公開のエピソードを紹介する。■前田敦子さん息子とチョコを溶かして夜の実験!「どんなに忙しくても、寝る前の1時間は一緒に過ごす、毎日一緒に寝ると息子と約束しています。寝る前の1時間は彼がやりたいことに付き合う時間。最近は、園でやっている“数字のなぞり書き”にハマったらしく、『数字を書いて!』と頼まれて。画用紙にエンピツで薄く1から100まで数字を書いてあげると、集中してなぞる、ということを3日連続でやりました。紙粘土で好きなキャラを一生懸命作るのにハマっていた時期もあったし、別の日には、イチゴをストローで刺す実験をしていたり、何かYouTubeの実験で見たらしく、『これを凍らせたら寝る!』と言って、何やらチョコを溶かして冷凍庫に。翌朝にポリポリ食べていました(笑)」■第1回目は、母子で“常連”だという行きつけ店のエピソードを紹介!7月号では、息子と一緒によく訪れるという、子どもたちが大好きなレストランでの様子を、前田敦子さん(&息子さん)撮影のプライベート写真とともに、紹介する。【PROFILE】前田敦子1991年生まれ。2005年にAKB48として活動を始める。2007年に女優としてもデビューし、2012年にAKB48を卒業後は、ドラマ、映画、舞台と俳優として幅広く活躍中。プライベートでは4歳になる男の子のママ。
2023年06月07日とあるTwitterユーザーが、日本を代表するクリエイター・庵野秀明氏(63)本人が署名したと思しきサインが記されたレシート画像をTwitterに投稿し、「個人情報の漏洩」だと物議を醸している。6月5日深夜、このユーザーはアルバイト先のガソリンスタンドに庵野が来店したようで、《バイト先に庵野秀明来てやばい》とツイートし、乗っていた車のメーカーも明かしていた。さらにこの投稿には、会計時に発行されたと思しきレシート画像も添えられていたのだ。画像には利用金額だけでなく、クレジットカードの種類、支払回数、「承認番号」などがモザイク加工されることなく写っていた。それだけでなく、クレジットカード利用時に庵野本人が署名したと思しきサインも収められていたため、このレシートはカード会社用の利用伝票と推察される。他にも会計時に付与された「Tポイント」の数、利用可能ポイントの総数などが写り込んでいた。このユーザーは続くツイートで、《マジで嘘じゃないから信じて欲しい》《信じてもらえないかもだけどマジ。接客の段階から庵野かもしれないって思ってた》と“庵野に会ったことは事実”だと訴えていた。しかし、顧客の個人情報が記載されたレシートを従業員が撮影し、SNSに投稿するといった行為に批判の声が相次いでいる。《ホントか知らんけど。 ホントなら個人情報漏洩にしか見えなくて社会的リテラシーを疑う》《お気持ちはわかりますが、画像は消したほうがいいです。個人情報やお勤めの会社のコンプライアンス的にかなり良くない》《庵野さんに遭遇した喜びはわかりますが これ個人情報に当たるでしょうし、画像は消した方が良いですよ》その後、ツイートの拡散や批判の声を受けてか、6日14時までに投稿だけでなくこのユーザーのアカウントも削除されていた。■「いかなる理由があっても許される行為ではありません」一方、問題視された画像からは店舗名などは特定できなかったが、「Tポイント」の公式サイトではポイント付与の対象とされているガソリンスタンドは「ENEOS(エネオス)」のみとなっている。そこで本誌は6日、エネオス広報部に今回の件について見解を問い合わせた。担当者は拡散している画像については「把握している」として、同日中に文書で次のような回答があった。ーーこのレシートは御社の店舗が発行したものでしょうか?「調査した結果、当社系列のサービスステーション(SS)のレシートであることが判明しました。この度は、当社系列のSSをご利用したお客様の個人情報が含まれる画像がSNSへ掲載され、ご迷惑をおかけしたことを、心よりお詫び申し上げます」ーー従業員が利用客のレシートをSNSへ晒すことへの見解を教えてください。「改めて、ご迷惑をおかけしたお客様に対し、心よりお詫び申し上げます。お客様の個人情報をSNSへ掲載する行為はいかなる理由があっても許される行為ではありません。このようなことが二度と起きないよう、早急に全国のSSを運営する特約店に向けて、個人情報保護法の順守を改めて指導いたします」ーー御社では個人情報の取り扱いはどのように規定されていますか?「ENEOSとしては、適用法令、ガイドライン、『ENEOSグループ理念』、『ENEOSグループ行動基準』および社内規定ならびに当社プライバシーポリシーを遵守し、個人情報を適切に取り扱うことをお約束しております。この方針に従い、ENEOSを運営する特約店に向け、個人情報を取り扱うに際し、適正な取扱いを義務付け、個人の権利・利益を保護することを指導しております」ーー今後の対応を教えてください。「このようなことが二度と起きないよう、早急に全国のSSを運営する特約店に向けて、個人情報保護法の順守を改めて指導いたします。お客様に安心して当社系列のSSをご利用いただくように努めてまいります。この度は申し訳ございませんでした」
2023年06月07日6月は転倒の多い時季。梅雨に入り、雨で滑って転ぶことが増えるのが理由だ。高齢になって転倒しケガをすると、場合によっては寝たきりになってしまうことも。そのために、認知症に至るケースもある。日本では年間1万人近くの高齢者が転倒事故で亡くなっている。転倒の危険性は事故だけでなく、高齢者のクオリティオブライフに大きな影響を与えているのだ。では、転倒などでケガをしないようにしっかり歩くためには、どうすればいいのか。そこで紹介したいのが、「足の親指を鍛える」こと。これを提唱し、エクササイズ「足の親指スクワット」を考案したのが、身体哲学者で湧氣塾を主宰する勇賀雄さんだ。「人間の姿勢を支えているのは、背骨の軸と足の親指の骨です。特に足の親指の骨は解剖学的に見て、ほかの指と比べて幅が約3倍、体積でいえば9倍の大きさです。つまり、足の裏にかかる重さのほぼ8割を親指1本の骨(正確には親指に連なる甲の骨など5つの骨)で支えているということ。体の重さはかかとで支えているという人もいるのですが、実際は親指なのです」(勇さん、以下同)日本では筋トレが重要という人が多いが、たとえば足の速いチーターやダチョウなどの動物の足には筋肉がほとんどついていない。「これは、腱の力を借りながら基本的には骨と関節の連動で走っているから。この動物のメカニズムから考えても、人間がしっかり歩くためには、足の指が重要になります。人間の体重は基本的にまっすぐに足に下りるので、足の骨、特に親指の骨を強くする必要があるわけです」勇さんはタレントも多く輩出した西野バレエ団の呼吸法道場で、指導部長をしていた経験を持つ。そこから独自に呼吸、人体のメカニズムの研究を進め、骨と呼吸の勇メソッドを確立した。それがこのとっておきのエクササイズだ。誰でも1日5分、1~2週間で「歩き方、姿勢がまったく変わる」という。■このエクササイズで、歩けなかった100歳の人がジャンプできるようにその内容はイラストを参考にしてほしい。「1の親指を下に向けるエクササイズは、足の指が地面に接していない状態である“浮き指”を改善するもの。ハンマートゥ(足の人さし指や中指、薬指などの関節がZ字形に変形する)やマレットトゥ(つま先にいちばん近い第1関節が屈曲して伸びない)など足の指の変形は、浮き指が原因のことが多いですが、これをするだけで解消できます」そして第2段階が2の親指を上に向ける(反らす)エクササイズ。「指の関節はまず下(内側)に曲がるように機能しますが、同時に上(外側)に向ける働きもあるので、これをスムーズに行うことが重要になります。1のエクササイズで親指の先がしっかり下に向いたか、親指の骨(2つの骨と関節)の強度がかかとの上げ下げをしっかり支えているかを確認する。次に2で、親指がしっかり上に向くか、親指を上げたあと床につけてかかとを上げたときに、2つの親指の骨との関節が床にぴったりとついて足の重さを支えられるかをチェックしよう。この2つのエクササイズを毎日5分程度やってみてほしい。ちなみに、デイサービスを利用する歩けなかった高齢者たちが2つのエクササイズの(1)〜(5)を座ったままでおこなうことで、歩けるようになったということが実際にあった。「100歳近い高齢者もいましたが、奇跡ともいえますね」外反母趾で、手術しか手はないと言われた50代の女性が、すっかり治ったという事例もあるという。しっかり歩き、転倒を防ぐためにも、このエクササイズを試してみてはいかがだろうか。
2023年06月07日「とりあえず、わたくしは中田敦彦は共演NGでやらさしていただこうかなと思っております。今のところね。あの人がもうガッツリ謝ってくるまで止めません。はい。もう、バチバチバトルでいきたいと思います」6月5日にアップされた約1時間にわたるYouTube動画の終盤でこう語ったのは、チョコレートプラネットの長田庄平(43)だ。コンビのYouTubeチャンネル「チョコレートプラネットチャンネル」にアップされたこの動画で長田は「中田敦彦ブチギレ問題」と題し、オリエンタルラジオの中田敦彦(40)についてトーク。ワイドショーをモチーフにした作りとなっており、MCの役割をチョコプラの松尾駿(40)が担い、長田の他には中田の相方である藤森慎吾(40)やはんにゃの金田哲(37)、シソンヌの長谷川忍(44)も参加していた。そこで長田は、オリラジによるYouTube番組「オリラジアカデミー」の初回に呼ばれなかったという話をした。長田は「直属の後輩だと思っていた」「あれ、なんで呼ばれないんだろうと思って。そこはちょっと悔しさと寂しさというか」と言い、「そこでYouTubeの動画で、中田さんに向けてコメントを撮ったんですね」と明かした。すると中田がチョコプラを番組に呼ばなかった理由について説明する動画をYouTubeにアップしたため、長田は「(動画での)やりとりが面白いなと思って。中田さんが俺らのサムネをちっちゃくして載っけてた。で、俺がもう一回、それ(中田のサムネ)をさらにちっちゃくして動画で返して」と述べた。両者は動画を何度も送り合い、プロレスのようなバトルをすることに。番組を制作する話も進めていたが、しかし藤森がソロで動画を投稿し、チョコプラと中田の間に入ったところ異変が。チョコプラが藤森を動画でイジると、コメント欄には「言い過ぎじゃないですか」などの声が寄せられることに。それでも長田は「俺らとオリエンタルラジオの仲、この絆、どんなもんやと思っとんねん」「お笑いでやってんだから、ガチで捉えんなよ」と思っていたが、ところが中田は動画のコメント欄に直接こう綴ったという。「番組制作への基本的な方針がやっぱり大きく違うと思うから、俺はこのラリーはアンサーを出さずにここで終わりにしようと思ってます」「動画内で呼び捨てにされたり、相方へのいじり方は見ていてあまり気持ちのいいものではありませんでした」長田は「これと同じ文章を僕のLINE、そして相方の松尾のLINEに送られてきたんです」と言い、「コメントにこれを書かれたら、完全に俺らが悪者になるじゃないですか」と中田の行動を疑問視。そして電話をしたものの「距離を置きたい」と告げられたため、一連の動画を削除することにしたという。こういった中田の行動に藤森や金田、長谷川とともに議論を交わした長田。中田が前述のコメントやLINEに及んだ理由について、テレビプロデューサー・佐久間宣行(47)の「相方を大事にしない人には仕事を頼みにくい」という言葉に感化されたり、「仲良くやるより喧嘩してる方が面白いだろう」と考えたりしたのではと推測。そして「俺は好きですよ、中田敦彦のことが。だから汲み取りますよ。喧嘩してやりますよ」「中田敦彦、もう共演禁止ですよ」と宣言した。5人でのトーク映像が終わると、続いて長田が単独で撮影した映像が流れることに。そこで長田はトーク映像について中田が5月29日に公開した“松本人志批判”動画以前に撮影されたものだと明かし、続けて冒頭のように、改めて共演NGであるとコメント。さらに「私は中田敦彦か松本人志かというと、完全に松本人志派でございます」と言い切る場面もあった。中田に関しては松本人志(59)を動画で批判して以降、上沼恵美子(68)やトミーズ雅(63)といった先輩芸人からも苦言が呈されている。しかし、今度は後輩から共演NGが言い渡され、いっそう厳しい局面に立っているようだ。
2023年06月06日米テネシー州に住むメロディ・サッサー被告(47)が嘱託殺人などの罪で逮捕・起訴された。NBC NEWSによると、サッサー被告は出会い系サイト「Match.com」で知り合った男性の妻の殺害を殺し屋に依頼し、ストーカー行為も行なっていたという。「無作為か、偶然に見える必要がある。もしくはドラッグを仕込むとか。長い調査は要らない。彼女は最近、新しい夫と同居するようになった」これは、今年1月11日にサッサー被告がダークウェブ経由でヒットマン斡旋サービスにアクセスし、書き込んだ依頼文の一部だと、NBC NEWSが報じた。報酬として9,750ドル(約136万円)相当のビットコインが提示されており、この計画を把握した当局は、ターゲットであるジェニファー・ウォレスさんの夫デヴィッドさんに警告したという。デヴィッドさんは、依頼人の可能性がある人物としてメロディ・サッサー被告の名を挙げていた。2人はMatch.comで知り合い、一緒にハイキングをする友人だったという。昨年11月、彼デヴィッドさんが別の女性と婚約したことを告げると、サッサー被告は「2人とも崖から落ちて死ねばいいのに」と吐き捨てたと、6日に公表された宣誓供述書に記されている。また、サッサー被告はスマートウォッチのGPS機能を悪用し、ウォレス夫妻の居場所を監視。家に突然現れたり、嫌がらせ電話をかけるなど、ストーカー行為をしていたことも明らかとなった。3月になって、未だにターゲットであるジェニファーさんが生きていることに業を煮やしたサッサー被告は「2カ月と11日待ったけど、まだ仕事は完了していない。他の人に頼む必要があるのでしょうか。任せておいていいのですか?いったい何が遅れているの?」とサイト管理者に苦情を送っていたという。サッサー被告は先月18日に嘱託殺人を計画した罪で逮捕・起訴された。有罪になれば、最高で10年の刑が科されるという。今週8日には初めて出廷が予定されており、何を語るか注目が集まっている。
2023年06月06日「退所して以降、平野さんはファンの前に一切姿を現していません。またインスタグラムなどのSNSも、いまだに開設していないのです」(芸能関係者)King&Princeを脱退し、同時にジャニーズ事務所を退所してから2週間が経過した平野紫耀(26)。沈黙を守る理由とはーー。「キンプリが永瀬廉さん(24)と髙橋海人さん(24)の2人体制になって再始動する大事なタイミングで、自らに注目が集まってしまうことを避けているみたいですよ。活動再開は今秋以降を予定しているそうです。海外進出を目指す平野さんは、現在、英語を勉強しながらダンスパフォーマンスを磨いているといいます」(前出・芸能関係者)そんな平野だが、退所前日にブログに綴った言葉が波紋を呼んだ。「平野さんは午後11時前に、有料会員向けのブログを更新し、共に歩んできたファンへの感謝を述べていました。またキンプリが、ジャニー喜多川さん(享年87)がデビューさせた最後のグループであることに言及しつつ、『ジャニーさんごめんねー!目標届かなかった!!!ただできないといわれたら仕方がない!!!』と、明かしていたそうです。平野さんの夢が海外進出だったため、ファンたちは“キンプリでは海外進出ができないと言われたのでは”と、推測していました」(前出・芸能関係者)退所間際の告白に多くのファンが反応し、一時SNS上ではトレンド入りする事態にーー。実は平野には別の計画もあったようだ。映像制作関係者は明かす。「昨年末、平野さんのもとに、退所後のYouTube出演オファーが舞い込んでいました。退所に至った経緯をすべて明かすというもので、平野さんにも思うところがあったのか、出演を了承し、5月末以降に撮影することで調整していたと聞きました」“本音をぶっちゃける”と意気込んでいた平野だが、退所日が近づくと心境に変化が。「キンプリに残る2人のことや、これまでお世話になってきた人々のことを考えて、今回のYouTube出演は見送ったそうです。同時に、企画していた人とも疎遠になったため、当面、出演するつもりはないみたいですよ。平野さんは計画の頓挫で逆に吹っ切れたようで、新たな目標に向かって突き進んでいるといいます」(前出・映像制作関係者)『月刊TVnavi』(’23年4月号)のインタビューで、《仕事をするにしても、自分のやりたいことができて、プライベートも充実して、ちゃんと手応えも感じられて、楽しく仕事がしたい》と語っていた平野。どのような“手応えのある”未来が待っているのだろうかーー。
2023年06月06日「いっぺんやってみ、審査員!」6月4日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ系)で、こう怒りをあらわにしたのはMCの上沼恵美子(68)。これは、お笑い業界に波紋を広げているオリエンタルラジオの中田敦彦(40)の”松本人志批判”についてへの発言だ。発端となったのは、5月29日に中田が更新したYouTube動画。約44分にわたる動画内で、今のお笑い界やお笑い賞レースにおいてダウンタウン・松本人志(59)の存在が大きすぎると苦言を呈し、「審査員ちょっと何個かやめてくれないですか」と提案したのだ。お笑い界の“トップ”への提言は、様々なところで波紋を広げた。「相方の藤森さんは30日に自身のYouTubeチャンネルで『あっちゃん、やってくれたな』としたうえで、『(松本に)オファーがあって需要があるわけだから。それは揺るぎない事実』と、中田さんとは反対意見だと語っています。また、元の動画内で霜降り明星の粗品さん(30)に意見を求める場面があったことで、相方であるせいやさん(30)が《真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな 中田》と、Twitterで猛批判。その他にも、ほんこんさん(59)は《直接言えば》と冷ややかにツイートするなど、業界から中田さんに共感する声はほとんどありませんでした」(週刊誌記者)孤立無援な中田に追い打ちをかけるように、冒頭の上沼を含む“超大御所”たちからも批判の声が。3日放送の『せやねん!』(MBS)で、トミーズ雅(63)は不快感を隠す様子もなく「やっぱり同じ土俵に上がってからもの言わんと。ほざいたらあかんって」「日本背負ってる人と500万人のユーチューバー(チャンネル登録者)背負ってる人やろ。一緒なわけないやないかい!日本のお笑い背負ってはんねん、この人は!」と、厳しく批判。同日夜には、明石家さんま(67)もラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、中田の”松本人志批判”について週刊誌記者から直撃取材を受け、「松ちゃんがいっぱい審査員してるのどうってか?『ええなあ仕事あって』と思ってるよ」と答えたと明かしている。中田の発言については、次のようにコメントした。「『賞レースの審査員やりすぎや』って言うけど、テレビ番組やからな、あれ。俺んとこに話が来ないだけでやな。話ぐらい来いよ。またギャラクシー賞も落ちたし」冒頭の上沼も『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)でともに審査員を務めていたこともあり、松本に対して「私、こんなこと言われたら腹立つわ」「(自分が)しんどい審査員だったので、こんなん言われんねやって、本当に気の毒です」と同情の声を寄せた。超大御所からも総スカンをくらった中田。果たして救いの手は差し伸べられるのだろうか――。
2023年06月06日「実は公開延期が発表される前から、すでに極秘で猿之助さんの出演シーンだけを撮り直す方向で動いていました」(映画関係者)5月18日に東京都内の自宅で父・市川段四郎さん(享年76)と母・延子さん(享年75)が向精神薬の服用で中毒死。自らも緊急搬送された市川猿之助(47)。猿之助は6月16日から公開予定だった映画『緊急取調室 THE FINAL』に総理大臣役で出演していたが、公開の延期が決まった。「天海祐希さん主演の人気連ドラ『緊急取調室』の劇場版です。実は昨年の安倍晋三元首相の銃撃事件の影響で一度延期を余儀なくされた経緯がありました。2度目の延期となり、製作サイドも頭を抱えています」(前出・映画関係者)5月31日に配信された「文春オンライン」によれば、警視庁捜査一課は猿之助を自殺幇助罪で逮捕する方針を固めたという。「一家心中を図るという目的のために睡眠薬やビニール袋を用意していたことで、6カ月以上7年以下の懲役または禁錮となる自殺幇助罪に抵触するとみられています」(全国紙記者)逮捕の可能性が高まったことで、東宝は映画『緊急取調室』の公開延期に踏み切ったようだ。「劇場版の製作費は3億円弱。邦画の実写では最大規模の全国約300館で公開を予定していました。猿之助さんには撮り直しの違約金が発生することになり、協議次第では1億円以上の請求になるでしょう」(前出・映画関係者)猿之助が払う賠償金は、映画の撮り直しの分だけではないという。「事件当日、明治座での昼の部の歌舞伎公演は休演となりました。1千万円以上の損失です。座頭を務めていた猿之助さんの意思で起こした事件ですから、賠償責任が生じます。7月に三越劇場で公演予定だった猿之助さん監修の歌舞伎公演『夢見る力』も中止になりました。さらに請求額は増えるでしょう」(歌舞伎関係者)猿之助は遺書でマネージャー兼俳優のA氏に“遺産をすべて相続させる”と綴っていたというが、億単位の賠償金を払えるだけの資産はあるのだろうか。「心中事件があった都内の自宅は亡くなった段四郎さんの所有でした。本来は3億円程度の資産価値がありましたが、今回の事件で価値は暴落。7千500万円のローンもまだ完済されておらず、相続の行方は今後の捜査次第で不透明。そのため猿之助さん個人の資産から支払うことになると思います」(猿之助の知人)猿之助の年収は、どれくらいあったのだろうか。「歌舞伎座などでの興行では出演料が支払われます。座頭興行なら相場は1カ月約500万円で、猿之助さんは年間7~8公演あります。演出料や脚本料もプラスされます。映画やドラマの出演料も加えれば、この数年は最低5千万円、多い年なら1億円はあったと思います」(前出・歌舞伎関係者)しかし、猿之助は貯蓄には興味を示さなかったようだ。「かねて猿之助さんは『子どもを持たない』と公言しており、収入のほとんどを自らの趣味に投じていたといいます。その一つがギャンブルです。猿之助さんの博打好きは梨園では有名でラスベガスによく行っていました。特にルーレットが好きで、新車を買える金額を1度の勝負につぎ込むこともあったと聞きます。昨年も仲間たちを連れてラスベガスへ遊びに行っていたようです」(前出・歌舞伎関係者)■ヨーロッパに渡り浮世絵商から購入をもう一つの趣味が浮世絵や骨董の収集だ。「浮世絵のコレクションは3千点以上。父・段四郎さんの影響で役者絵を集め始めたと聞きました。昔はネットオークションを利用していましたが、稼ぐようになってからは、ロンドンやオランダの浮世絵商のもとにまで足を運んで購入していました。なかでも歌川国貞の作品が大のお気に入りでした」(前出の知人)猿之助は以前、インタビューで“原点”をこう語っている。《初めて本物の浮世絵にふれたのは中学生か高校生の頃でしたか。父・四代目市川段四郎がロンドン公演のとき、蚤の市で偶然みつけた高祖父・二代目段四郎の役者絵を、お土産に買ってきてくれたものです。それを見て、昔を感じるのではなく、自分たちがいまやっているのと同じじゃないか、と思った記憶があります》(『クロワッサンPremium』’08年11月号)骨董にもハマり、’16年に出した自らの著書『猿の眼僕ノ愛スル器タチ』(淡交社)では約40種類の骨董コレクションを公開。初めて買った川喜田半泥子の茶碗や、魯山人の徳利など、自慢の逸品の数々を紹介している。果たして猿之助のコレクションはどれくらいの価値があるのか。本人が所有していると明かした収集データをもとに、本郷美術骨董館の猪羽恵一さんに聞いてみた。「役者絵はそんなに高くはないのですが、堅実な買い方をされている印象です。版や状態などによって値段もかなり変わるので正確なことは言えませんが、ご本人はネットで安く買ったものが2千点あるとも話されているので、大雑把にいえば、3千点で5千万円相当の価値でしょうか。骨董のほうは、京都の『柳孝』で買った古備前は1点で1千万円する可能性はあります。川喜田半泥子が1点100万円、魯山人も数百万円程度でしょうか」公開している骨董だけでも5千万円程度になるようだ。「ほかにも数百万円する萩焼の白茶碗とか、公にしていないコレクションも多々あります。浮世絵や骨董などで約2億円の資産はあると思います」(前出の知人)猿之助はかつてイベントで、「(自らが所有する)浮世絵と同じ扮装をして同じ場面の写真を並べて展示したい。都内の美術館で募集しています。早い者勝ちです!」と大きな夢を語っていたが、まずは資産を売却する現実を直視しなければならない――。
2023年06月06日6月2日、SNS上で拡散された動画が波紋を呼んでいる。マクドナルドで購入したバーガーが、生肉だったというのだ。物議を醸していたのは、高知県内のあるマクドナルド店舗でドライブスルーを利用したという客の投稿。「ダブル肉厚ビーフ」バーガーを購入したが、口に入れた際に冷えているように感じ、見るとほとんど焼けていない生肉の状態だったという。雨による漏電で機械の電源が落ち、肉を焼く設定になっていなかったと店から説明を受けたとのことだった。実際に拡散された動画を見ると、パティの大部分が赤身で、生肉状態であることが伺えた。この動画に対して、SNS上では《これは嫌だ》《怖すぎる》といった反応が相次いでいた。この件について、本誌が日本マクドナルドに問い合わせると、同社広報部は「この件は事実です」と認め、「お客様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。生肉の状態で提供するに至った原因については、「当該店舗で、パティを焼成するグリル機器の電源が落ちたため、再度電源を入れた際に、肉厚ビーフパティの焼成設定ではなく、誤って通常のビーフパティの設定で焼成したのが原因です」と説明。また当該の客には「店舗にお申し出いただいた際に、お詫びし、お買い求めいただいた商品の代金を返金させていただきました。また、ご体調に応じて医療機関を受診されるよう、お伝えいたしました」と対応したという。さらに今後の対応としては「当該店舗への確認作業の徹底と再発防止の指示を行いました。店舗ではお客様に安全で安心な商品をご提供するため、機器のメンテナンスや、パティの内部温度を測定・記録するなどの確認作業を毎日実施しています。全店舗にも改めて確認作業の徹底を指示いたしました」と回答した。
2023年06月05日5月29日に更新したYouTubeチャンネルで、松本人志(59)を猛批判し物議を醸したオリエンタルラジオの中田敦彦(40)。松本がお笑い賞レースの審査員をやりすぎていると指摘し、「松本さんが『面白い』って言うか言わないかで新人のキャリアが変わる」「業界のタメにならない」などと反発。その上で、「松本人志さん以外の価値観を持つ人たちにそのハンドルを渡すことで、お笑い界に新しい価値観や新しいスターができる土壌を作ることがお笑い界全体への貢献になる」と持論を展開していた。一方で、名指しされた松本は30日に《テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん連絡待ってる!》とツイート。誰に宛てたものかは定かではないが、“中田へのメッセージでは”とネット上で憶測を呼んでいた。そんな“中田の乱”から6月5日で1週間が経過。その間に後輩にあたる霜降り明星のせいや(30)はTwitterで猛批判し、相方の藤森慎吾(40)も異論を呈していた。さらにほんこん(59)や松本と同期のトミーズ雅(63)、『M-1グランプリ』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の審査員を長年務めた上沼恵美子(68)ら大御所からも非難の声が相次いだのだった。「中田さんは30日にオンラインサロンでせいやさんについて言及しましたが、その内容がSNSに流出してしまったのです。すると翌日に、動画を流出させているアカウントへの法的措置や通報を促すアナウンスがされたというのです。サロン内の情報を外部に漏らすのは規約違反ですが、自らの発言が広まってしまうことをかなり警戒しているようです」(WEBメディア記者)一方で、ハレーションを起こした当の中田は、“外部”に向けては沈黙を守ったまま。「提言」動画以来、YouTubeは更新されておらず、松本の“呼びかけ”に公然と応じることもなく、ネット上では呆れ声が上がっている。《コレで、中田が連絡しなかったらダサい》《YouTubeではあれだけ元気だったのになぁ》《松本人志に喧嘩売る、スゴイ返信来たら即逃げる》《てかオリラジ中田はこれだけ世間を騒がせといてだんまりなのか。炎上商法だったのか下手こいたのか知らんけど批判されたことに対して一言ほしいな》そんな中田といえば、“前科”があったことも指摘されている。「’17年4月にも暗に松本さんを批判するブログを書いた中田さんは、当時所属していた吉本興業の幹部や周囲の芸人から謝罪するように促されたそうです。このことは中田さん自身もラジオやトークライブで明かしており、当時も松本さんご本人から電話をもらっていたそうです。しかし、着信が何件もあったにもかかわらず、無視したと明かしていました。オンラインサロンでせいやさんのツイートを話題にしているということは、松本さんの投稿も把握しているでしょう。すでに松本さんに対して何らかのリアクションを取っているかもしれませんが、数多くの芸人たちも問題視するような発言をしておきながらこのまま沈黙を貫くわけにはいかないのではないでしょうか」(芸能関係者)中田は“内弁慶”のスタンスを続けるのだろうか、果たして――。
2023年06月05日「私、石田純一は数年前にコロナに罹患し、社会の皆様に大変な不安とご心配とご迷惑をおかけしましたことを深く深くお詫び申し上げます」6月1日にアップされたYouTube動画で、こう語ったのは石田純一(69)だ。さかのぼること’20年4月、新型コロナウイルスが世界的に流行し始め、日本でも初めて緊急事態宣言が発令されていた最中、石田は訪れていた沖縄県のゴルフ場で新型コロナに感染。一時は生死をさまようほどの重症に。さらに、石田が沖縄を訪問したのが外出の自粛が要請されていた緊急事態宣言中だったことから、自分本位な行動は物議を醸した。にもかかわらず、石田の“自粛やぶり”は止まらず、以後“飲み歩き姿”が何度も報じられることに。本誌も退院から数週間後の5月下旬と8月中旬に会食する石田の姿を目撃している。どちらも石田はアルコールが入ってへべれけ状態。さらにノーマスクで家路に向かっていた。「石田さんは度重なる身勝手な行動によって『石田純一のサンデーゴルフ』(テレビ東京系)などのレギュラー番組を失いました。仕事のオファーだけでなく、収入も激減。さらに推定3億円とも言われる都内の豪邸を売却し、別荘も売りに出しました。経済的な事情もあり、東尾理子さん(47)との夫婦関係にも隙間風が。知人と食事した際、『離婚するかもしれない……』とこぼし、かなり思い悩んでいる様子だったといいます」(芸能関係者)’21年12月上旬、本誌が直撃した際、「家庭は崩壊しています、はい。家庭も、すべて崩壊してますから!」と激昂していた石田。そんな石田は今年5月16日、千葉県船橋駅近くに焼き肉店「炭火焼肉ジュンチャン」をオープン。そして6月1日、3ヵ月ぶりにYouTubeを更新し、謝罪動画をアップした。動画内で石田はスーツ姿で一礼し、冒頭のように謝罪。続けて「いろいろな仕事の関係者に説明と謝罪を致すために、会合を持って食事に出たりしたことを深く深く反省致しております。申し訳ありませんでした」と言い、頭を下げると動画は終了。再生時間はわずか48秒だ。この50秒にも満たない謝罪動画への世間の反応は薄いようで、再生回数は5日14時30分現在で701回。またグッドボタンも30回に留まっている。石田は「深く深く反省しております」というが、突然の謝罪にネットでは厳しい声がこう上がっている。《これは謝ったところで本人ほんとに悪いと思ってる?メディア復帰狙ってのパフォーマンスじゃね?》《焼肉屋さんをオープンされるようですし少しでも注目されれば…の思いなんですかね》《今更。。。なんなんだろうこの人》《本当に仕事がなくなり収入が無くなったから仕方なく謝罪をしたのでは?》石田のお詫びの気持ちが届いているひとは少ないようだ。
2023年06月05日登録者数28.5万人の4人組YouTuberグループ「雨ニモマケズ、ダーウィンは来ズ。」が、6月5日までに「【初デート】肌が黒くなってくドッキリの最後に黒人が出てきたらどんな反応するのかww」と題する動画を投稿し、“人種差別ではないか”と物議を醸している。表向きは初対面の女性インフルエンサー「ちなぷぷ」と「いよちゃん」と仲良くなる企画で、東京・浅草を舞台にグループデート。しかし実際には、肌が地黒だと自負するメンバーのモトダが「だんだん黒くなって、黒人に変わったら気づくのかという企画」と説明していた。浅草で集合した一行が食べ歩きを楽しむなか、トイレを口実にグループから離れたモトダ。別の場所で控えていたスタッフがトーンの濃いファンデーションで、モトダの顔にメイクを施していった。モトダは少し茶色くなった肌でグループの輪に戻るも、気づかれなかったためロケを続行。次にスマホの充電を理由にグループを離れ、先ほどのファンデーションに墨汁を混ぜたものを顔に塗るとこに。先ほどよりも濃く塗っていることから、動画には「炭鉱夫みたい」とのテロップが映し出されていた。モトダが再びグループに戻ると、異変に気づいたちなぷぷが「なんか黒くなりました?」「だんだん黒くなるドッキリかな?」とツッコミ。モトダは「そんなしょうもないドッキリするかぁ」などと誤魔化し、食べ歩きを続けることに。その後、グループが休憩タイムに入ると、モトダは最後のメイクをするため再度トイレへ。今度は絵筆で肌に液体を塗り、眉毛などがわからなくなるほどの黒色に。「お疲れー!」と駆け足でグループに戻ると、女性陣はドン引きの様子。テロップには「恥ずかしいのは顔だよ」と映し出され、ついに女性陣が「怖いって」「怖い」と声を上げた。■「企画に気づいたと思って油断している2人についに黒人投入」彼女たちの反応をスルーしながらニセ企画を続けようとするモトダは、雷門の前で「ロケの雰囲気を悪くしたから頭を冷やしてくる」と言い残してまたも離脱。一方でテロップには、「この後黒人が来るとは思ってもいない」「黒人到着までの時間を稼ぐ」「企画に気づいたと思って油断している2人についに黒人投入」と表示されていた。ほどなくして、モトダと同じ格好をした別人男性が登場。この男性は外国にルーツを持っていると見受けられ、テロップには「モトダ(黒人)再登場」「黒人の破壊力に言葉が出ない」と表示されていた。動画内では戸惑う女性陣に対して、スタッフが「人種差別するタイプ?」と問いかける一幕も。モトダの代わりに登場した男性にも「人種差別とかされるの?」と質問し、「結構される」と返されていた。日本でも有数の観光名所である浅草でのロケ動画には、外国人の観光客も映り込んでいた。本動画はすでに4.7万回以上再生されているが、ネット上では“人種差別”を指摘する声が相次いでいる(5日16時現在)。《絶句》《もう2023年だと言うのにコレは信じられん…最悪》《ブラックフェイス自体がダメという本筋からは完全に外れるけど、この程度でドッキリとか黒人なめすぎ》「肌を黒くメイクして黒人に扮する“ブラックフェイス”は人種差別の行為として、世界的にタブーとされています。日本でも’17年の大みそかに放送されたバラエティ番組で、肌を黒くメイクしてエディ・マーフィに扮した浜田雅功さん(60)に批判が相次ぎました。当時、BBCやニューヨークタイムズなどの海外メディアも問題視し、取り上げていました」(WEBメディア記者)数々の指摘を受けてか、韓国人マネージャーが動画の概要欄に《「黒人」「朝鮮人」「竹島」など特定のワードにだけ過剰に反応して、自分の話でもないのに、差別だ差別だなどと騒ぐのは、逆に当人達に対する非リスペクトであり、逆差別だと考えます》などと記載。批判の声に反発する姿勢は、ますます波紋を呼びそうだ。
2023年06月05日2020年7月、認知症であることを公表した蛭子能収さん(75)。その近況や今の思い、妻・悠加さんの“介護相談”も収録した『認知症になった蛭子さん~介護する家族の心が「楽」になる本』(光文社・定価1320円)も発売中の蛭子が、本誌読者からの相談に応える好評コラム。9年に渡って続いた名物連載の最終回はーー。【Q】「実は……、蛭子さんに伝えなければいけない大切なことがあるのに、どうにも言い出しにくくて、なかなか言えませんでした。……でも、言います。この連載、今回が最終回になります!これまで本当にありがとうございました」(吉田健一さん・48歳・東京都・編集者)蛭子:あ〜、そうですか……(と語ったきり、無言のまま時間が過ぎる)マネージャー:蛭子さん、人生相談が終わって寂しいですか?蛭子:えっ、なんでしたっけ?最終回?いや、まったくオレはいいですけどね。それよりも人生相談が続いていたことに驚きました。マネージャー:2014年6月に始まって毎週、9年間も続きました。蛭子:で、これが最後の相談ですか……。オレは、相手がどう思うか、あまり考えないほうがいいと思いますけど。考えすぎるとうまくいかないことが多い気がします。マネージャー:空気をあまり読み過ぎるな、ということですか?蛭子:まあ、そうかもしれない。空気なんか読まないほうが楽でいいですよ。マネージャー:でも認知症になったのに連載を続けてくれたことには、蛭子さんからも御礼を言いましょうよ。蛭子:あ……(頭をポリポリかきながら)そうですね、なんか病気(認知症のこと)になってからもいろいろ目をかけてくれて、ありがとうございました。テレビでは有吉(弘行)さんにお世話になっていますね。それに……この連載はどこの雑誌に載っているんですか?マネージャー:『女性自身』さんです!最後なんだから空気を読んでください……。蛭子 :あ、どうもすみません。吉田(担当編集):『女性自身』が「(前妻を亡くされた)蛭子さんが再婚相手を探している」と聞いて、集団お見合いを企画したのが2003年4月。それから20年のお付き合いです。蛭子:あ、そうやったっけ?すみません、覚えてませんでしたけど、ありがとうございます。吉田:400回以上やった人生相談ですが、なにか印象に残っているお悩みはありますか?蛭子:……いや、まったく……、すみません。マネージャー:僕が印象に残っているのは、働く意欲が湧かないという22歳の男性の相談者に対して蛭子さんが『仕事でやりがいや生きがいを見つけるのが間違い。働くことに意欲を求めるのがおかしいんです。仕事で輝くという人生は変。人は競艇場で輝くために働くんです』と回答した回です。蛭子さんに相談するなんて、という人もいましたが、意外と悩みを打ち明けるとスッキリしたと言われるようになりました。蛭子:そんなこと言っていたんですか……。吉田:編集部で話題になったのは、18歳の猫を飼っている女性から「ペットロス症候群を防ぐ方法はありますか?」という相談に、蛭子さんは「猫や犬などの動物と人は気持ちが通じ合わないもの。オレは動物と一緒にいて癒されたこともありません」と書いて、最後には「だから競馬ものめり込まない。やっぱり競艇ですよ!」と締めた。相談者としては、ペットを失ったときの悲しみことを聞いているのに、なぜか競艇を勧められていた……という、まさに蛭子さんらしい回答がさえていました。蛭子:すみません。吉田:同じ相談に「チャットGPT」を使って回答を求めてみたら、ペットロス症候群は「悲しみを共有する、時間をかけて悲嘆する、支えを求める、新しいルーティンを作る……」など具体的な解決方法が出てきました。でも、蛭子さんに相談すると、不思議と気持ちが軽くなるというか、悩んでいることがバカバカしくなるというか……。蛭子:あまりしっかり答えていなかったかもしれません。今でもオレは、悩みのすべてはお金が解決すると思っています。でも、それを言ってしまうと終わってしまいますから……。マネージャー:認知症になってからも、仕事を続けられたのはありがたいこと。どちらかというと、認知症になってからのほうが『感謝の気持ちを伝えよう』とか『人付き合いを大切にしよう』など毒気がない、蛭子さんらしくない回答が増えた気がします。蛭子:あ、そうですか。でも、連載が終わってしまうということは、お金(ギャラ)が入らなくなるんですよね……。それはちょっと困りますが。吉田:いや、今、蛭子さんに絵を描いてもらって「最後の絵画展を開く」というプロジェクトが進んでいます。蛭子さんが描いた絵は、すごく高く売れますから、頑張りましょう。蛭子:えっ、そうですか。オレの絵が売れるんですか?あ……、この前も有吉さんと絵を描きましたが……。マネージャー先日、テレビ『有吉クイズ』で有吉さんと共作した絵は、150万円の値がつきました。びっくりしました。蛭子うへ〜、それはいいですね。吉田そういえば人生相談でも、蛭子さんはよく有吉さんのことをよく口にしていましたね。蛭子:そうですね、有吉さんには「ありがとう」と言いたいです。吉田:これから「絵画展プロジェクト」を本格的に進めていきますが、人生相談は一応これで一区切り。これからも悩みをもっている人がいるかなと思いますが、蛭子さん、なにか伝えたいことがあれば。蛭子:いや〜、ちょっと……面倒くさいですね。適当にまとめてください。マネージャー:蛭子さん、しっかり答えてください!蛭子:あ……はい、すみません。オレは(死ぬまで)なんとなく楽しく生きればいいと思っています。たぶん、これからもそうだと思います。とにかく死ぬのだけは嫌だし、生きていればなんとかなる。これからもそんなオレをみて楽しんでくれて……、できればお金をくれたら嬉しいですね。【A】9年間続いた蛭子さんの人生相談がついに最終回。長い間、ありがとうございました!
2023年06月05日ガーシーこと東谷義和容疑者(51)が6月4日に逮捕された。それに際し、東谷容疑者の支援者やYouTuberらが警視庁で大騒ぎ。その一部始終が収められた動画がネットで拡散されており、ネットでは呆れるような声が相次いでいる。著名人らに対する暴力行為法違反などの疑いで逮捕状が出ていた、元参院議員のガーシー容疑者。6月4日に滞在先のアラブ首長国連邦から帰国し、警視庁に逮捕され、当日夜に同庁本部に入った。すると、警視庁本部前に現れたのが元迷惑系YouTuberのへずまりゅうだ。同日、YouTuberの煉獄コロアキとともに成田空港からガーシー容疑者の乗った車を追跡していたへずまは、その夜、警視庁前に到着。そして動画には何人もの野次馬から「お疲れ様です!」などと労われるへずまの姿が。野次馬たちが大きな声を出しながら握手を求めると、コロアキと共にへずまはそれに応じるなど、スターのような振る舞いだが、いっぽう警察官が2人に移動を促すようなシーンも動画には収められている。また「スポニチアネックス」によると、現場ではガーシー容疑者の支援者とみられる約10名が「ガーシー!ガーシー!」と叫びながら、ガーシー容疑者を乗せた車に近付こうとしたため、警察官が注意。警視庁前は一時騒然とした空気に包まれていたという。YouTuberや支援者らが集結して警視庁前でどんちゃん騒ぎ。そんな様子が物議を醸し、ネットでは厳しい声がこう上がっている。《ガーシーの重大な罪の一つとして、国会議員にまでなっての数々の狼藉により、「Youtuberってロクでもない」という評価を広めたことがあると思ってるが……コイツら見てると残念ながらあながち間違ってない》《なぜか自然と「世も末だな」と呟いてしまった》《迷惑極まりない》自身が逮捕されたことで、警察官も巻き込んだ騒動に――。そのきっかけを作った東谷容疑者は、何を思うだろうか。
2023年06月05日「一番ややこしかったんが、ホリエモンさん」6月2日放送の『霜降り明星のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、こう語ったのは霜降り明星のせいや(30)。発端は、オリエンタルラジオの中田敦彦(40)が自身のYouTubeチャンネルで松本人志(59)がお笑い賞レースの審査員をやりすぎだと批判した際に、唐突に相方・粗品(30)の名前を出したこと。中田は「松本さんに対して何も物が言えない空気って凄いある」などと述べ、粗品に「どう思う?」と意見を求めていた。だが、相方の名前を出され不快に感じたせいやは、Twitterで《真っ直ぐ勝負してないウンコみたいなやつが相方の名前使うな 中田》と怒りをあらわに。ラジオでは“怒りツイート”について真意を説明したせいや。「(中田さんの)提言は全然いいんですよ」とした上で、これまでも中田が他人を巻き込んでいたことが気がかりだったという。そうしたなか“松本批判”の動画では、「ついに相方が巻き込まれた」と憤慨。中田を「戦略を立ててロジックでしゃべる人」だと捉えるせいやは、中田が話題性を狙ってわざと粗品の名前を出したものと推察。そのため、「ついに下(後輩)を巻き込み出したやんってなって。しかも俺の相方。これウンコやがな」と許せなかったという。そして、中田に向けた《真っ直ぐ勝負してない》のツイートは、「提言するなら1人で戦ってほしかった」「他人を巻き込むな」との意味合いだったと改めて説明。ところが、《真っ直ぐ》という言葉があちこちで勘違いされたと嘆き、冒頭のように“ホリエモン”こと堀江貴文氏(50)の名前を挙げたのだ。堀江氏は31日に、せいやのツイートに言及したTwitterユーザーに対して《お笑いの世界って「真っ直ぐ」勝負とかそんなんあるんだな笑》《アホくさ。面白いか、面白くないかだろよ。お笑いって》などと一蹴。せいやを擁護するTwitterユーザーの投稿に対しても、《笑。一つのことしか出来ないから色々できる才能にむかついてるだけだろが》と皮肉っていた。そんな堀江氏に対して、せいやは「全部間違えてる。ホリエモンだけ全部間違えてる」と苦言。日ごろから堀江氏のYouTube動画をよく視聴しているというが、「初めてぐらい間違えてたな」「俺、見てるからこそわかりますよ。ホリエモンさん、それ早いですよっていう」とコメント。粗品が「ホリエモンさんはどう言うてたんですか?」と問うと、次のように反論したのだった。「面白いか面白くないかで決めろよ、みたいな。お笑いに真っ直ぐとかねえだろみたいな。その通りなんですけど、その通りすぎて。俺は提言に対して言うてる。『ひとつしかできねえお笑いやってんじゃねえよ』みたいなネットニュースなってましたけど、YouTubeもやってるんで。ゲーム配信とかもやってますし。(中略)全然思いと違うところでディベートしてた。ちょっと早とちりやったな。ホリエモンさんが珍しく間違えてた」一方の堀江氏は3日に、せいやの発言を報じたネットニュースを取り上げて《なんかこの記事からみるとよーわからんので対談しよ》とツイートしていた。中田の提言に端を発した“場外戦”。果たして、せいやと堀江氏の対談は実現するだろうか?
2023年06月05日歌舞伎役者、市川猿之助(47)の父母が向精神薬中毒で死亡という衝撃的なニュースから、にわかに「向精神薬」が注目を浴びるようになっている。向精神薬とは、鎮静剤、抗うつ剤、抗不安剤、睡眠導入剤などの総称で、不安、パニック障害、睡眠障害などの治療に用いられる処方薬だ。近年、服用する人が増えている。不安や不眠に苦しんでいたり、気分の落ち込みを解消するために使われるこの薬が、実は死を招くほどのリスクをはらむとは……。「今回の事件では、服用された薬の量や、何を一緒に飲んだのかなどの詳しい情報が報道されていないので推測でモノは言えませんが、昔は、睡眠薬といえばバルビツール酸系で、呼吸抑制や依存性が強く、常用量と致死量も近いものでした。使用には厳重な注意が必要で、今は推奨されていません」こう話すのは、“薬を使わない薬剤師”がキャッチフレーズの宇多川久美子さんだ。「現在は、常用量と致死量の差が大きいベンゾジアゼピン系の薬が安心・安全とされ、最もよく使われています。さらに、近年登場した2種類の薬、メラトニン受容体作動薬とオレキシン受容体拮抗薬も、安全性の面から主流となりつつある薬です。これらの薬は相当量服用しないと死に至りません」(宇多川さん・以下同)そうはいっても、向精神薬は中枢神経に作用することから、多種多様な副作用や依存症のリスクがあるのだそう。「薬が効いているということは、同時に副作用も働いています」【向精神薬の処方箋に副作用として記されているもの】・ふらつき、転倒・頭痛、めまい・排尿障害・認知機能低下・記憶障害、物忘れ・せん妄・肝、腎機能障害・うつ・倦怠感ざっと見ただけでも、これだけの副作用があることを、一体どれだけの人が認識しているのだろうか。「睡眠を目的として服用直後に眠ってしまえば、それでよいのですが、もうろうとした状態で家事をしてそれを覚えていなかったり、歩き回ろうとしてふらついて転倒したり、けがをしたり、ひどいと記憶障害になることも。さらに、向精神薬を服用することで、ふだんならまずしないような行動に走ることもありえます」■向精神薬の需要は世界的に高まる海外のある報告書では、世界の睡眠導入剤市場は’30年まで毎年7%以上の成長率が見込まれているという。日本も例外ではない。特に近年、向精神薬の需要が高まっている背景には、新型コロナウイルスの流行による継続的なストレスや、急激な生活様式の変化によるものなどが考えられると宇多川さんは指摘する。向精神薬は医師であれば、精神科に限らず何科の医師でも処方できる。たとえば、内科や皮膚科でも不眠を訴えると睡眠薬などの処方箋が出るため、多くの人にとってわりと簡単に手に入るようになっている。また、利用者の傾向を見ると、向精神薬の処方は年齢とともに増えている。右肩上がりになるのが、更年期の年代である40~50代から。日本人の40~50代の女性は世界でも睡眠時間が少ないことが知られているが、寝つけない、熟睡できないといった睡眠障害や中途覚醒などから、向精神薬の服用に至る人も少なくない。実際に、更年期障害のある女性の約20%が睡眠薬を処方されているというデータが、’16年に日本睡眠学会で発表されている。その背景を宇多川さんはこう説明する。「更年期世代はホルモンバランスの乱れによる不眠や不安が挙げられます。また、加齢とともに体内時計のリズムが狂い始めます。若いころに比べて運動量も足りないため、体が疲れにくく、夜間の眠りも浅くなります。さらに高齢になるほど周りの人との離別や死別が増え、孤独を感じるようにも。こうした理由が複雑に絡み合って、不眠や不安が起こるのです」■依存症や副作用も。使用法には注意を晩酌しながらの食事を好む人にとってアルコールと薬の併用は禁忌だが、守れない人も多いだろう。「アルコールと同時にお薬を飲むことはなくても、薬を服用している間はアルコールを控えるべきです。アルコールの入った体に睡眠薬を入れると、アルコールの作用が強まったり、急激に薬が効いてしまうなどの“危険な作用”を起こすこともあります」向精神薬を服用するにも、使用は1週間~10日程度の短期間が基本であることを知っておこう。「向精神薬は取り扱いに関する規定が設けられていて、14日、30日、90日と投薬日数が制限されています。これは向精神薬の乱用や依存を防ぐためです。しかし、繰り返し処方してもらえば長期投与となり、依存のリスクも大きくなります」依存状態になると、不安、けいれん、幻聴などの症状が起こり、薬をやめることが難しくなる。薬の長期服用は、肝臓、腎臓の機能にもダメージを与える。「そもそも肝臓には解毒作用、腎臓にはろ過作用がありますが、高齢になるほど多剤服用の傾向がありますから、肝・腎機能に相当な負担をかけているはずです。そういう意味でも、向精神薬の長期服用は注意が必要です」しかし、だからといって、決して独自の勝手な判断で急に服用をやめたりしないように。薬の離脱症状もあるので、まずは少しずつ薬を減らす“減薬”から始めよう。「まず、主治医に減薬の意思を伝えましょう。もし、主治医が減薬に応じてくれない場合、セカンドオピニオンを求めてもよいと思います。今は減薬の重要性を理解して、勧める医師も増えています」■薬に頼らない生活を取り戻すには?できたら毎朝早起きして、朝日を浴びること。セロトニンが分泌されて、夜になるとセロトニンを材料にメラトニンが作られることで自然と眠くなる。日中の運動も心掛けよう。「薬は、眠れなくて生活に支障が出たり、困っているときに一時的に使うためのものです。長期間にわたって使用し、『飲まないと不安だ』という場合はすでに“依存症”です。さまざまな副作用のリスクをはらんでいることを忘れないでください」体は太陽のリズムに反応してくれるし、運動をすることでそのリズムを取り戻すこともできる。頑張って、薬の不要な道をゆこう。
2023年06月05日この夏も、食品をはじめ、物価の高騰が続く。6月1日からは一部の映画館で一般の鑑賞料金が2千円となるなど、値上げの波はレジャーのシーンにも及ぶ。「50代では、子育ても一段落して自分の時間ができ、アクティブに過ごしたいけれど、老後資金を貯めなくちゃ、と考える人も多いです。あるいは夫が役職定年を迎えるにあたり収入減が予想され、できるだけ出費を抑えたいというケースも増えてくるころ。映画や鉄道、旅行などのレジャーでは50代が利用できる『シニア割』がありますから、積極的に利用を検討することをお勧めします」そうアドバイスするのは、ファイナンシャルプランナーの小塚歩さん。「シニア向け割引」と聞くと、60歳の還暦を過ぎてから、あるいは65歳で定年退職を迎えた年代からが対象、というイメージを抱くかもしれないが、じつは50代から利用できるサービスが多くある。シニアという響きに抵抗があるかもしれないが、出費を抑えられるのなら活用しない手はない!小塚さんが注目するのは、映画の割引。イオンシネマは一般の鑑賞料金が1人通常1千800円のところ、55歳以上の人は1千100円で鑑賞できる「ハッピー55(G.G)」などのサービスがある。「昨年来、光熱費や食品などさまざまな物価が上がって、一生懸命に節約を続けている人もいると思いますが、楽しみも必要です。毎月1日には1千100円で映画を見ることができる施設は多いですが、混雑することもあるため、いつでも割引きされた料金で利用できるのはお得です」(小塚さん、以下同)さらに、夫婦のどちらかが50歳以上であれば、2人で2千200円で鑑賞できる「夫婦50割引」もある。夫とは映画の趣味が合わず、やはり友達と出かけたいという人は、MOVIX、T・ジョイなどが運営する映画館ならペアのどちらかが50歳以上で割引を受けられる。ほかにも、カラオケ、JRや旅行サイトなどが50歳以上でサービスを実施している。買い物で使えるシニア割も。玩具量販店の「トイザらス」「ベビーザらス」は、50歳以上でポイントカード会員になると、毎月15日に対象商品が10%引きになる「まご割」が使える。対象の店舗で買い物をするたびに割引やポイント付与が受けられる電子マネーは、スーパーやコンビニごとに発行されているが、イオングループの電子マネー「WAON」には、55歳以上が対象のカード「G.G WAON」がある。このカードで毎月15日に買い物をすると、自動的に5%引きとなる。「帝国データバンクの調べによれば、昨年値上げが実施された品目の平均値上げ率は14%。買い物の代金を10%抑えられるのは家計の大きな助けになります」お得なシニア割だが、利用にあたっては注意点も。「交通機関やレジャー施設ではシニア向けに割安な回数券を販売していることがありますが、これらを購入したものの、有効期限までに使いきれずにムダが出てしまった、という声も聞きます。割引サービスは1回あたりの金額が安いからとすぐに飛びつかずに、トータルでメリットがあるのか考えてから購入しましょう」また、店舗やチケットを販売する窓口などで割引を受ける際には、年齢確認ができる身分証明書の提示を求められることがある。対象年齢やサービスの内容は変更されることもあるので、これらをホームページなどで事前にチェックしておくと安心だ。お得な割引をフル活用して、家計負担増の波を乗り越えよう。
2023年06月05日「人生100年時代と言われるいま、介護は非常に身近な問題です。もし今後、自分が介護を受けることになったとき、どのくらいのお金が必要になるか、試算したことがありますか?」こう話すのは『NEWよい保険・悪い保険2023年版』の共同監修などで“保険のプロ”としておなじみの長尾義弘さん。下の図が、生命保険文化センターが公表している日本人の平均的な介護期間と費用の試算だ。「この試算によると、公的な介護保険を利用したうえで、さらに介護の初期費用として平均74万円、さらに毎月平均8.3万円の個人負担が必要。これを平均の介護期間である5年1カ月で合算すると、介護にかかる費用の総額は約580万円以上になります。もし夫婦で介護状態になると、この倍近い費用が必要になることも忘れてはなりません」(以下、コメントはすべて長尾さん)厚労省の発表では80~84歳で要介護・要支援の人は26.4%、85歳以上では、59.8%になり、85歳を過ぎると6割の人は介護が必要になる。まさに長生きをすると介護は避けて通れない問題だ。「’19年に金融庁の報告書に端を発した“老後資金2千万円問題”で不足するとされた2千万円のなかにこの介護費用は含まれていません。老後資金に余裕がある人は別として、介護にかかる費用は今後、私たちに重くのしかかってくると言わざるをえません。その介護費用をカバーする手立てとしていま注目されているのが、保険会社が発売している介護保険です」民間の介護保険とは介護が必要になったときに備える商品。保険会社が定めた介護状態になったときに保険金が支払われる仕組みで、一時金タイプ、年金タイプ、一時金と年金の併用タイプなどさまざまなものが発売されている。「10年ほど前まで、介護保険の支払い条件は厳しい商品が多かったのですが、近年、その点が見直されてきて、要介護1になったら支払われるものも出てきています」と話す長尾さんが教える介護保険の賢い選び方は次の4つだ。【1】支払い条件の要介護度が低い「自治体の介護認定の審査は厳しくなる一方で、なかなか要介護1の認定を受けるのもたいへんな状況です。介護が必要になったときになるべく早く保険金を受け取れるように支払い条件の要介護度が1もしくは2の保険を選ぶこと」【2】払込免除特約の条件が緩い「払込免除特約とは、保険会社が定める状態になったら以後の保険料の払い込みを免除する特約。保険金を受け取りながら保険料を支払うなどということのないように、条件が“緩い”保険を選んでください」【3】死亡保障はいらない「介護保険のなかには死んだときに保険金が下りる死亡保障がセットになっているものがありますが、その分、保険料が割高に。介護保険は介護費用をカバーするものと割り切ることで保険料の負担を安く抑えることができます」【4】国内大手各社「介護特約」や各社「外貨建て介護保険」は避ける「国内大手各社の介護特約は、定期型になっていて、保障が一生続かないなど使い勝手が悪いものが多いです。また、外貨建て介護保険はつねに為替リスクと隣り合わせの商品。もし運用することを中心に考えるのなら外国債券や投資信託を買うべきで、保険と運用は分けて考えたほうがいいです」■とにかく保険料を安くしたい人には「コープの介護保険」がおすすめそんな長尾さんがすすめる「使える介護保険ベスト3」は以下のとおり。「第1位のアフラック『アフラックのしっかり頼れる介護保険』は支払い条件が要介護1以上で、保険料と保険金のバランスがいいコスパに優れた保険。要介護1と2は、介護一時金の形で支払われ、要介護3以上になると年金で支払われるのが特徴です。第2位の朝日生命の『あんしん介護』は保険料は高めですが、しっかりと介護費用をカバーしてくれる安心度の高い保険です。第3位の東京海上日動あんしん生命の『あんしんねんきん介護』は持病のある人も加入しやすいのがメリット。支払い要件は要介護2からですがコスパは高いと思います」さらに保険料が格安という面で損保ジャパンの「コープの介護保険」もおすすめという。「コープの組合員になると加入できる変則的な団体保険ですが、コープにはだれでも加入できますので、とにかく保険料を安くしたい人向きの介護保険です。要介護2以上になると介護一時金500万円が支払われます。60歳での保険料は1千750円です」日本人女性の平均寿命が87歳を超えたいま、介護費用は重要な課題。自分の貯蓄額や年金額などを参考にしながら民間の介護保険を検討してみてはいかがだろうか。
2023年06月05日著名人に対する暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの容疑で、逮捕状が出されていた“ガーシー”こと東谷義和容疑者(51)。昨年7月の参院選で初当選するもドバイに滞在したまま一度も登院せず、「議場での陳謝」を拒否したため3月15日の参院本会議で除名処分に。翌16日に警視庁が逮捕状を取ったが、SNS上で「一生帰国しないことを覚悟いたしました」「もう日本に帰らんから」などと啖呵を切っていた。それから2カ月あまり経った6月4日、世間を騒がせた逃亡劇がついに終止符を打った。警視庁は同日17時頃、成田空港に到着したガーシー容疑者を逮捕し、これから本格的に取り調べを行う方針だという。「ガーシー容疑者は今朝、滞在先のドバイを出発しました。航空機に捜査員は同行していなかったといいます。『紛失した』と明かしていた旅券は4月12日に失効し、警視庁は翌13日に国際刑事警察機構(ICPO)を通じて彼を国際手配。5月下旬には捜査員をドバイに派遣し、現地当局に捜査協力を依頼していました。ガーシー容疑者は自主的に帰国したのではなく、現地当局の働きかけが帰国を促したと見られています」(全国紙記者)一方、大勢の警察関係者や報道陣がガーシー容疑者を待ち構えるなか、姿を現したガーシー容疑者はまるで“セレブ”のようだったという。「日に焼けた素肌に金髪のヘアスタイル。Tシャツに白の半ズボン、サンダルというラフな格好でしたが、ブルーのポケモンTシャツは高級ブランド『バルマン』とのコラボ商品で約6万もすると言われています。しかも連行される際には、笑みを浮かべていたのです」(スポーツ紙記者)旧NHK党(政治家女子48党)の立花孝志元党首(55)は同日の会見で、ガーシー容疑者から帰国前に連絡があったことを明かし「党として全力で応援していく」とサポートを表明。そうした“後ろ盾”があるがゆえに、ガーシー容疑者は余裕の表情を見せていたのだろうか――。しかし、“一生帰国しない宣言”からわずか2カ月あまりで逮捕された結末に、ネット上では呆れ声が相次いでいる。《ガーシーこの期に及んで強がってんのダサすぎる》《逮捕されたのに、ヘラヘラ笑い、勝ち誇ったかのような態度。本当にクソだな》《哀れな末路だな、ガーシー》「ガーシー容疑者は“暴露系YouTuber”から参院議員に転身してからも、“事情聴取を受けるのが怖い”との理由で帰国を拒み続けてきました。逮捕状が出てからは実家が家宅捜索され、SNSのアカウントも相次いで凍結。残された有料のオンラインサロンでは、“暴露封印”の方向転換に離れていくファンもいました。一方で彼は、動画を通じて耳目を集める発言を繰り返してきました。『オカンは勘弁して』と嘆願したかと思えば、SNSの凍結要請を出した警察に『消してくれてありがとう』と挑発。最近でもドバイでの優雅な暮らしをアピールしつつ、『落ち込んでいない』と余裕の態度を見せていたばかり。立花氏は会見で『国会議員に再挑戦してもらいたい』と期待を寄せていましたが、世間の感情を逆撫でするような態度を散々してきたガーシー容疑者を信用する人はほぼいないのではないでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)もはや“ダークヒーロー”とは呼べないガーシー容疑者の行方は、果たして――。
2023年06月05日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!【たくさんの霊たちとの6年半……本当にありがとうございました!】これまで、約6年半続いた「ポップな心霊論」ですが、なんと今回が最終回です。ある飲み会で偶然、『女性自身』の編集さんにお会いしたことがきっかけで始まったこの連載。当初は「半年続けばいいほうだね」なんて話してたんですよ(笑)。あの頃は、ぜんぜんお金がなくて、毎週の原稿料が本当にありがたかったです。テレビの仕事が決まったのも、この連載がきっかけでしたし、初めての書籍『ヤバい生き霊』の出版もさせてもらって。僕は「ポップな心霊論」のおかげで生きてこられたといっても過言ではありません!読者の方がライブに足を運んでくださるのも、すごくうれしいんですよ。テレビやYouTubeで知ってくれた人もいますが、この連載を読み続けてくれている方こそ、僕の最古参ファンですから。ずっと特別な存在です。この6年半の間に、結婚して、父を看取って、一児の父になって……。僕の人生は大きく変化しました。正直、子供が生まれたタイミングで仕事が一つ減るのは、ちょっと焦りますけどね(笑)。またいつかどこかでお会いできますように!今まで本当にありがとうございました!【PROFILE】シークエンスはやとも1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。本連載をまとめた著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売中。
2023年06月04日4月からスタートした春のドラマたち。今期も事件ものに恋愛もの、シリアスからコミカルな展開のものまで多様なジャンルが揃っているが、中には視聴者を十分に楽しませられなかった作品もあるようだ。そこで本誌は、春ドラマで「見るのをやめた作品」についてアンケートを行った(5月24日~5月31日)。残念ながら視聴者の期待に応えきれなかったのは、どの作品だろうか……。第3位はオードリーの若林正恭(44)と南海キャンディーズの山里亮太(46)の半生をドラマ化した『だが、情熱はある』(日本テレビ系)。若林役をKing & Princeの髙橋海人(24)、山里役をSixTONESの森本慎太郎(25)が務めている。作中のナレーションで「ほとんどの人においてまったく参考にはならない」とされる芸人2人が「若者」から「大人」になるまでを忠実に再現した作品である。髙橋と森本の再現度の高い演技が話題になったものの、《役者さんのホンモノの寄せ具合はとてもいいのですが、元々お笑いのあの方々には、興味が無かったので、内容的につまらない》(50代女性/会社員)と芸人の日常を描いた内容に興味を保てなかったという声が。くわえて、若林と山里の現在の活躍が知れわたっているため《正直続きが気にならないというか実際の人物の話を映像化って難しいなと感じました》(40代男性/会社員)と分析する人もいた。第2位は『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)。飲料メーカー開発部の知的財産をめぐる様々な問題を解決していく、同名小説のドラマ化作品だ。開発部から知的財産部に異動になる主人公を芳根京子(26)、知的財産のプロである弁理士を重岡大毅(30)が演じている。パクリとパロディの違いや特許の所在など、現代の問題にも切り込んでいくお仕事ドラマ作品だ。知的財産という複雑なテーマを身近に感じられなかったためか、《話に入り込めなかった》(40代女性/パート)《話の展開が地味に感じる》(50代女性/会社員)と関心を持てない人も。また一話完結型でトラブルを解決していく展開に《毎回同じような展開で面白くなくなりました》(30代女性/パート)と続きが気になるようなハラハラさが足りないと感じる視聴者も多かったようだ。そして第1位となったのは木村拓哉(50)主演の月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)。20年と21年にスペシャルドラマとして放送された『教場』シリーズの続編で、最恐の警察学校教官・風間公親の過去を描く。風間が警察学校に赴任する前に、刑事指導官として新人刑事の教育にあたっていた時代が舞台となっている。『教場』『教場II』の人気が高く、本誌が行った春ドラマの期待度ランキングで1位になるなど開始前の期待が大きかったぶん、《期待していたが全く面白く無かった》(20代男性/学生)と前作と比べてしまったという声も。また警察学校ではなく殺人事件の現場が舞台であることや、風間の目に千枚通しが刺さるシーンや大量の出血を伴う描写に《観ていて楽しくない。グロい》(50代女性/パート)と感じてしまう視聴者も多く、見るのをやめてしまったようだ。いよいよクライマックスを迎える春ドラマ。どの作品が最後まで視聴者をつなぎとめられるのか。最終結果はこちら。【春ドラマの中で、「視聴するのを途中で辞めた」作品は?】(複数回答可)1位:『風間公親-教場0-』16.4%2位:『それってパクリじゃないですか?』15.5%3位:『だが、情熱はある』14.6%4位:『わたしのお嫁くん』11.7%5位:『unknown』11.3%5位:『Dr.チョコレート』11.3%
2023年06月04日例年より暖かい春の訪れとともに幕を開けた今期のドラマ。ベテランの演技派俳優から旬の俳優までそろった話題のクールとなっており、クライマックスを迎えつつある。そこで本誌は、春ドラマで「最終回まで見たい作品」についてアンケートを行った(5月24日~5月31日)。期待に応え、視聴者を一番楽しませているのは、いったいどの作品だろうか。第3位となったのは『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)。セックスレスに悩む2組の夫婦を、奈緒(28)と永山瑛太(40)、岩田剛典(34)と田中みな実(36)が演じている。話題にしにくいセックスレスという問題を真っすぐ描き、累計840万部売り上げた人気同名コミックが原作だ。原作ファンからも好評で、《原作ストーリーにより面白いと知っている、主演の方々の演技が好き》(20代女性/自営業・自由業)《瑛太さんと奈緒ちゃんの演技がうますぎて引き込まれる》(40代女性/パート)とリアルな演技が絶賛されている。タブーと思われがちな話題がテーマになっていることで《レスについてとかオープンに話せないのでこのドラマをきっかけに友達と話すことも出来ました》(50代女性/専業主婦)と口に出すきっかけになったという声も多かった。第2位は、『王様に捧ぐ薬指』(TBS系)。ホテルでウエディングプランナーとして働く絶世の美女・綾華を橋本環奈(24)が、ホテル支配人で御曹司の東郷を山田涼介(30)が演じている。綾華は貧乏だが大好きな家族を守るため、東郷は業績不振の結婚式場を立て直すために愛のない偽装結婚を決意する。同名コミックが原作の胸キュン恋愛ドラマだ。《イケメンと美女の組み合わせにときめきます》(30代女性/会社員)《シンプルに2人とも顔が良い》(30代女性/パート)など、誰もが認めるビジュアルに称賛の声が続出。加えて二人のコミカルな会話や、ピュアな恋愛模様に《ドキドキキュンキュンハラハラが詰め込まれている》(30代女性/無職)《王道の展開が好き》(30代女性/自営業・自由業)と、見ていて楽しいストーリーも多くの視聴者に好評だ。そして栄えある第1位に選ばれたのは『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)。福山雅治(54)が全盲のFBI捜査官を、大泉洋(50)が犯人逮捕のためには手段を選ばない捜査一課の刑事を演じている。鋭い分析力で事件を必ず終わらせる切り札という意味で、FBIで「ラストマン」と呼ばれていた捜査官が刑事とバディを組み、事件を解決していく痛快サスペンスドラマだ。福山雅治と大泉洋のW主演に、《福山さんのかっこよさを存分に楽しめるし、大泉さんの影のある役どころ意外と合っていてとてもいいですね》(60代女性/定年退職)《福山雅治さんと大泉洋さんのバディが最高過ぎる》(40代女性/パート)と大物2人の演技を絶賛する声が相次いだ。また痴漢や承認欲求などに起因する事件を描いていることから《現代社会の問題が軸となっており親しみやすく、また深く考えることもできる。シリーズ化や映画化としても続いてほしい》(40代/女性パート)と早くも続編を期待する声も上がっている。視聴者をハラハラドキドキさせ楽しませた今期のドラマもいよいよクライマックス。最後まで視聴者を満足させられるのはどの作品だろうか。【春ドラマ「最終回まで見たい」作品は?】(複数回答可)1位:『ラストマン-全盲の捜査官-』31.3%2位:『王様に捧ぐ薬指』21.5%3位:『あなたがしてくれなくても』20.1%4位:『風間公親-教場0-』19.6%5位:『弁護士ソドム』17.3%
2023年06月04日「目が見えないことをどう表現するのか……役づくりも苦労しましたし、演じていてもとても大変でしたが、だからこそチャレンジのしがいがありました」そう話すのは、最新主演映画『SEE HEAR LOVE見えなくても聞こえなくても愛してる』(6月9日、Prime Videoにて独占配信開始)で次第に目が見えなくなる漫画家・泉本真治を演じた山下智久(38)。視覚障害者の話を聞いたり、目隠しをして日常生活を送ったりとさまざまな方法で役をつかんでいった。「いちばん意識したことは、手の動きです。目が見えないと本当に音だけが頼りで、匂いや感触というものに敏感になることを実感して、この作品のテーマでもある“何かを失えば何かを得る”とは真理を突いているなあと思いました」約6年ぶりとなるラブストーリーは、生まれつき聴覚障害のある相田響(新木優子)とのせつなくも温かい愛にあふれた物語だ。「真治が彼女に引かれたのは、目が見えなくても感じられるほどの大きくて深い愛があったからだと思います。自分のことよりも相手のことを大切に思えるってすごく素敵だし、そんな女性がいたら心が動かされますよ」30代の恋愛は、20代とは違うとも。「若いときはドキドキした気持ちのほうが勝っていたけれど、大人になると、人としてきちんとした土台があって、知識も経験も豊富かどうかを重要視するようになりました。人生において、好きな人と時間を共有したいと思えばそれは本物だと思います」高校時代に映画『私の頭の中の消しゴム』を見て以来、ファンだったイ・ジェハン監督とタッグを組んだ本作。「いい意味で文化の壁を越えられた」と語る山下に今後の展望を聞いた。「国、場所を問わず、いろんな方と仕事をしていきたいという思いは変わらないですね。いい作品、いい役にめぐり合えたとき、ちゃんとその役と向き合えるように自分を高めておくということは続けていきたいと思います」
2023年06月04日「あんたたち、宿題はしたと!?」長閑な町で、ひときわ目をひく派手なピンクのキッチンカー。その窓から、女性が身を乗り出すようにして大声をあげると、集まっていた子どもたちは「まだー」と無邪気な言葉を返した。すると女性は、また声を張り上げ、こう続けた。「ポテトもクレープも、まだすぐにはできんから。一度、家に帰って、宿題持ってきなさーい!」ここは、佐賀県みやき町。JR中原駅前、休業中のスーパーマーケットの駐車スペースに、そのキッチンカーは止まっていた。子どもたちに声をかけていた女性は、秋吉由紀さん(45)。秋吉さんは昨年9月、キッチンカーによる移動販売店「ユキチャンキッチン」を開業。ここ中原駅前のほか、週末には近隣のイベントにも出店している。クレープや唐揚げ、フライドポテトなどを格安で提供するユキチャンキッチンは、開店から間もなくすると連日、子どもたちや、地元の住民たちでにぎわう“人気店”になった。「はーい、いちごクレープ。お待たせしましたー」できたての品を客に手渡しながら、横目でフライヤーの油温もチェックする。ひっきりなしに客が来るキッチンカーで、ポテトを揚げるのも、焼き上がったクレープに、生クリームや果物を飾りつけるのも、調理全般を秋吉さんは1人でこなす。パワフルで、エネルギッシュ、忙しく動き回るその姿は、元気はつらつに見えるのだが……。じつは8年前、秋吉さんは胃痛を訴え病院に。そこで胃がんと乳がんが発覚した。すでに末期のステージ4だった。以来、闘病を続けてきたが、昨年がんは大腸に転移。その際には主治医から「余命2カ月」とも告げられた。そう、彼女がキッチンカーの営業を始めたのは、非情な余命宣告を受けた、その後のことなのだ。「どうせ死ぬんやったら、やりたいことやろう、そう思ったんです」秋吉さんはこう言うと、こともなげに満面の笑みをみせる。このバイタリティは、いったいどこから来るのか。あぜんとする記者をよそに、秋吉さんはまた、窓から子どもたちに声をかけた。「はい、ポテト揚がったよ!」やがて、キッチンカーの周囲には部活帰りの中学生たちが集まってきた。そこに自身の息子たちの姿を見つけ、秋吉さんは長男にこう声をかけた。「龍青、発電機が止まっちゃったから。スタンドのおじさんにガソリンの配達、お願いしてきて」「はーい」と応じた長男、少しのんびりとした調子で自転車に跨った。すかさず、母の叱責が飛んだ。「早く行かんね!冷凍庫のアイスが溶けるやろ!」慌てて走っていく長男の背中を見つめる秋吉さん。キッチンカーの周りでは、次男やその部活仲間たちが、ふざけ合いながら、クレープやポテトを頰張っている。そんな子どもたちの様子を、愛おしそうに眺めていた秋吉さんは、不意にこうつぶやくのだった。「こういう光景が、私の理想だった。この景色を見たくて、キッチンカー、始めたようなものだから」■60歳まで頑張れたら、悔いはいっぱい残ると思うけど、悪くない人生やったと、思えるかなユキチャンキッチン閉店後も、自宅で取材が続いた。するとそこに、会社勤めをしている夫・敬介さんが帰宅。夫婦で並んでのインタビューに。「妻は自分のことより、周りの人のために尽くす人間。それに、落ち込んだり、悲しんだりした姿を人には見せたがらない、弱音なんて漏らしたくない、そういう人です」敬介さんは妻をこう評した。病気を境に、妻の変化した点を尋ねると「とくに変わったところはないと思う」とも。「ただ、彼女の奥底に、覚悟みたいなものは生まれた気がします」そう言った夫に「あんたは変わらんもんね」と、笑顔の妻のツッコミが入る。その秋吉さんが、いまも忙しく営業を続けていることについては「もちろん心配だけど、それをやめさせてストレスになるほうが怖い」と、神妙な面持ちで続けた。「ストレスはがんにはいちばんいかんと聞いてます。妻は、こうって決めたら、せんといかん人。先のこと考えてなんも動けんよりかは、好きなことして過ごしながら、その瞬間まで精いっぱい、生きよったほうがいいのかな、って」いまも、ときおり容体が悪化し、夫の前でだけは苦悶の表情を浮かべることもあるという妻。そんな秋吉さんに敬介さんは「それでも」と、こう言葉をかける。「いまの状態のまま、なんとか病気と共存しながら、せめて60歳まで頑張れたら。息子たちも、だいぶ大人になっとるけん、そこまで行けたら、もちろん、悔いはいっぱい残ると思うけど、そんなに悪くない人生やったと、思えるかなって」少しだけ寂しそうに、夫の言葉をかみ締めていた秋吉さん。だが、次の瞬間、パッと顔に笑みを湛え、明るい口調でこう切り返した。「あと15年?そんなに私が長生きすると思うとるけん、あんたは以前と変わらん態度なのね。なるほどね〜、あと15年も働かそうと思ってるんだ。こわか〜(笑)」これには敬介さんも、苦笑いを浮かべるしかなかった。息子たちは、母の病いをどう受け止めているのか。秋吉さんは「がんが見つかったときから正直に話してきた」という。敬介さんが続ける。「でも、まだ当時は3人とも小さかったけん、よくわかってなかったと思う。ただ、僕からは当時も、最近も、『いつどうなるかわからんけん、ちゃんと一緒の時間をいっぱい過ごして。思い出、作れよ』とは言って聞かせてます」8年前、秋吉さんにがんが見つかって以来、秋吉さんたち家族の間で一つ、大きく変えたことがあった。秋吉さんが言う。「それまでは、各部屋でバラバラで寝てたんですけど。あの日からは、家族全員でリビングに布団を敷いて一緒に。それは、もう何年もたったいまも、そうしてます」■「駅前のキッチンカーでみんなでクレープ食べたな」と思い出してくれれば最高に幸せ「家の前にプレハブを建てて小さな加工場にする予定。加工場があれば、余った果物をジャムにしたり、まだ、できることがあるから」現在の目標を尋ねると、秋吉さんは笑顔でこう話した。彼女の夢は、キッチンカーだけでは収まりきらないということなのだろうか。「じつは、キッチンカーを手伝ってくれている女のコがいるんです。彼女、将来についていろいろ悩んでいるみたいで。でも、すごく真面目ないいコだから、私が力になれないかなと。加工場があれば、2年間、そういうところで働けば、調理師試験の受験資格が得られるんです。彼女が将来、どうなりたいか、それに私の体がそれまでもつかもわからないけど。資格が取れたら、それが彼女の何かのきっかけや、生きていく自信にもなると思うから」うなずいていた夫。記者に向かって「言ったとおりでしょ」と、相好を崩してみせた。「自分より誰かのこと。自分の子どもかどうかなんて関係なし。いつも彼女はこんな感じなんです」横槍を入れた夫をジロッと睨みつけてから、秋吉さんが続けた。「私は、息子たちはもちろん、地域の子どもたちの思い出になりたい。将来、大人になったとき『秋吉のおばちゃんのキッチンカーで、みんなでクレープ食べたな』って、思い出してくれたら最高に幸せ」それは、巡りめぐって、いつかは3人の息子たちのためにもなると、秋吉さんは信じている。「町の子どもたちには、そうやって信頼し合える仲間を作ってもらいたい。それは、息子たちもそう。私より、仲間のほうが絶対、長生きしてくれる。そして、仲間がいつか彼らの助けになってくれると信じてる。だから、私はキッチンカーを、命の限り続けたいんです」【後編】ステージ4の末期がんを抱えながらキッチンカーを走らせる子ども3人ママへ続く
2023年06月04日【前編】子ども3人ママが末期がん告知で一念発起余命2カ月を超えて走り続けるキッチンカーから続く目の前のキッチンでパワフルに働いている女性が末期がんとは、あぜんとするしかない。しかも“店”を始めたのが余命を宣告された2カ月後とは……。転職、スピード婚、子育てで発揮してきたそのバイタリティは、がん告知されても変わらない。体がいつどうなるかわからないけど、走り続けると覚悟を決めたのだ。子どもたちは将来「キッチンカーのクレープ、うまかったよな」と思い出してくれるーー。秋吉さんは1977年、佐賀県佐賀市に生まれた。幼いころから活発で負けず嫌い。当時の夢は「自分の店を持つこと」。飲食店を営んでいた叔母に憧れていたという。「まだ、バブルが弾ける前で、叔母はとても羽振りがよくて。『由紀ちゃん、いまの時代、女性でもこうやって仕事ができるし、稼ぐことだってできるのよ』って」商業高校を卒業後、県外の調理師専門学校に進みたかった。だが、父の猛反対にあう。生まれ育った佐賀には依然、女性に対する偏見が色濃く残っていた。「父は『女が学校なんか行かんでよか。頼むから20歳までは家におってくれ』と。私は、すごくばかにされた気がしたのを覚えています」仕方なく、秋吉さんは地元の農協に就職。2年間勤めたのち、退職し一人暮らしを始めた。「いろんな仕事を掛け持ちしながら自分で学費を稼いで、夜間の調理師学校に通いました」22歳、念願だった調理師の資格を取った秋吉さんは大阪に。飲食店を何店舗も営む、社員寮もある会社に、正社員として就職した。「最初はホール、その後は調理場に入って5年ほど勤めました。営業時間は朝まで。250席が3回転するような忙しい店。朝の9時過ぎに寮に戻って、午後2時にはまた出勤。むちゃくちゃな生活でしたが、体力には自信あったから。たいへんでしたけど楽しかった」やがて、叔母から「店を譲る」と言われ、佐賀に戻ったのが27歳のとき。しかし、バブルは遠い昔で、街のにぎわいはすっかり消えていた。「驚くぐらい人がいなかった。いるのはお年寄りばかり。ここでの商売は無理、そう思いました」そこで秋吉さんは方針転換。「高齢化が進む故郷で先々、商売をするにしても、まずは勉強」と、介護の職に就いたのだ。「ヘルパー2級の資格を取って、まずは老人ホームで働いて。次いで佐賀医大附属病院の、調理師の仕事に就きました」■体力には自信があったし「用心するのは40歳から」だと思っていた38歳のとき、がんに秋吉さんが結婚したのは30歳のとき。お相手は、1歳上の敬介さん(46)。出会いから挙式まで1年足らずのスピード婚。そして、31歳から2年ごとに、長男・龍青くん(14)、次男・帝駕くん(12)、三男・剛宗くん(10)と3人の子宝にも恵まれた。体力には自信があった。もちろん女性だから、乳がんという病いは気にはなったが「用心するのは40歳から」、そう思っていた。なにより、子育てと並行して仕事も続けていて「忙しくて、気が回らなかった」。ところが……。それは38歳の夏のこと。「スキルス性の胃がん、ステージ4です」胃痛で病院を受診した秋吉さん。医師から告げられた検査結果に、言葉をなくした。「がんのあなたに責任ある仕事は任せられない」の言葉に奮起、42歳で女子短大に入学「とっさに口を突いて出たのは『困ります』でした。忙しい職場は人手が足りなくて。自分の病気のことをすぐには呑み込めないなか、いま、私が休むわけにはいかない、その思いが先に立ったんです」当時、秋吉さんは介護施設の調理師として働いていた。わずかなスタッフで毎日、180人の高齢者の食事を用意していた。いっぽう、プライベートでは次男の食物アレルギーを就学までに治してあげたいと、家族の食事にも気を揉んでいた。さらに、夫の父親が急な病いに倒れ入院。連日、体の弱い義母を連れ、見舞いにも通った。そんななか、胃痛に襲われて「ストレスで胃潰瘍になった」と思い込んでいたのだ。急逝した義父の四十九日の法要を済ませ、近所の病院で胃カメラの検査を受けた秋吉さん。結果、医師が告げたのが前述の「ステージ4の胃がん」。同時に乳がんも見つかった。医師からは「明日にでも胃の全摘出手術を」と促された。「最初は先生の言葉の意味が、本当にわからなかった。『私ががん?噓よ、こんなに元気なのに』って」秋吉さんは、セカンドオピニオンを求め、福岡県の国立病院機構九州がんセンターで、改めて精密検査に臨む。結果は同じだったが、がんセンターの医師は手術ではなく「ホルモン療法」を勧めてくれた。「私のケースは、まず乳がんが先で、それが胃に転移したものでした。それで、いまもお世話になっているがんセンターの先生は『乳がんの餌となっている女性ホルモンを抑える治療をしましょう』と」1カ月に及んだ検査入院。秋吉さんは「がん」という病いと、忍び寄る「死」を、強く実感することに。「隣のベッドの人が亡くなったんです、膵臓がんで。私はスマホでがんのこと、ググったりして。普通に『やばい!』と思いましたよ。それで、イヤホンして、大好きなK-POPのBIGBANGの曲を大音量で聴きながら『隣の人は隣の人、私は大丈夫』と自分に言い聞かせてた」入院中のある日。売店で見つけたあるものに、秋吉さんはすがる思いで、手を伸ばしていた。「それは『死ぬまでにしたい100のこと』というノートでした。自分でも書いてみようと、すぐ買いました。ただ死を待つんじゃなくて、やりたいこと、いまからできることを探したいと思ったんです」秋吉さんが「これです」と差し出したノート。ページをめくると、そこには「USJに家族でいきたい」「北海道にいきたい」といった具体的な“したいこと”と併せて「死ぬときは、そばにいてほしい」という切ない“夢”も綴られていた。さらに、幼い息子たちの行く末を案じて書いたであろう「子供たちを20才まで育てたい」「子供たちの結婚をみとどけたい」「まごをみたい」、そして、3人の息子の名の後に「私の背をいつ、おいぬく?」という書き込みも。「BIGBANGを聴きながら、病気に負けてたまるかって、もう、一心不乱に書きました」■「がん患者に責任ある仕事はまkじゃせられない」の言葉に一念発起、42歳にして女子短大を受験・入学退院後、治療を受けながら、秋吉さんは仕事に復帰。ホルモン療法が奏功し、容体は安定。がんは少しずつ小さくなってもいた。「最初は仕事量も減らしてもらってましたが、意外に私が元気なので、だんだんとペースは戻っていって、気づけば以前と変わらぬ仕事をこなすように。ちょうどそのころ、責任者のポストが空いて。実績的には私が後任でもおかしくなかったのですが……」結果的には、別の同僚が出世することに。会社からは「がんのあなたに責任ある仕事は任せられない」と説明された。「悔しかった。私、がんを告知されても一度も泣かなかったのに。そのとき初めて、家に帰って大泣きしました。『こんなふうにして、私の人生、終わるのかな』って」それは、これまで必死に蓋をしてきた不安や恐怖といった後ろ向きの感情が、一気に涙となってあふれ出てきたかのようだった。しかし、彼女はひとしきり泣くと、ここでふたたび立ち上がる。なんと秋吉さんは2020年、42歳にして佐賀女子短期大学を受験し、入学を果たすのだ。「栄養士の資格を取ろうと思ったんです。自分の病気、それに息子のアレルギーのこともあって、食の大切さを痛感したので。もう一度、学び直したいと考えました」思えば、「100のこと」にも「栄養士をとりたい」「短大に上がりたい」と記していた。そして、2年後の昨年3月、秋吉さんは短大を無事卒業。栄養士の資格も取得した。しかし、達成感に浸ったのも束の間、4月になると体調が急変。がんが大腸にも転移したのだ。「栄養士として働き始めた矢先でしたから、最初にがんが見つかったときよりもショックでした。新たに飲み始めたがんの進行を遅らせる薬は1錠およそ5千円と、たいへん高価で。そのうえ副作用の強い下痢にも苦しみ、10kg以上体重も落ちました。やがて腸閉塞も併発して、激痛で意識をなくしそうになって、病院に担ぎ込まれることになったんです」そして昨年7月。主治医は秋吉さんにこう告げた。「このような状態が続けば、余命は2カ月ほどかもしれません」■「どうせ死ぬんやったら」自分の“店”キッチンカーのハンドルを握ることを決意余命宣告を受け、心が折れそうになりながら、秋吉さんはまたも前を向いた。あの「100のこと」のいちばん最初に書いた夢が「自分の店を持ちたい」だった。「どうせ死ぬんやったら」と、ユキチャンキッチンの開業を決意したのだ。主治医も「がん患者だから店を持てないということはない」と理解を示してくれた。そして夫・敬介さんも。「夫にはキッチンカーのリース契約とか決めてから事後報告。でも、私の説明を聞いたら『よかっちゃなか〜』って。佐賀弁で『いいんじゃないの』ってことです。あの人は、いっつもそんな感じで(笑)」昨年9月。宣告どおりなら、到底握れるはずのないキッチンカーのハンドルを、秋吉さんは確かに握っていた。やがて、病いを押して頑張る秋吉さんの存在は、徐々に地域の人々に浸透。とくに中原は夫が生まれ育った町。敬介さんの旧友たちなど、手を差し伸べてくれる人が大勢、現れた。「駅前のスーパーマーケットの社長さんもそう。キッチンカーの営業中に直々に来られて、『うちの駐車場に出店しませんか』と。いま、スーパーの店舗は休業中ですが、ケータリングや、介護施設などへの出張販売は続けているそうで、『うちのケータリング先にも、キッチンカーで一緒に行きませんか』とまで言ってくださって」聞けば、秋吉さんの息子たち同様、その社長も3兄弟、彼はその長男だという。「そのうえ、お母さんを高校時代に亡くされていた。思春期だったからか、社長は『照れくさくて母親の手伝いなどろくにできなかった』と。そのことをひどく後悔しているようで、私のことを『だから応援させてほしいんだ』と」秋吉さんは、今日もキッチンカーを走らせる。
2023年06月04日「実際あっちゃんと俺ら、吉本のとき絡んでるし、なんとなく人となりも知ってるやん。(あっちゃんは)ちゃんとしてるやん」こう語ったのは、ナインティナインの矢部浩之(51)。6月1日深夜放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、オリエンタルラジオ・中田敦彦(40)による“松本人志批判”について言及した。5月29日、YouTubeでダウンタウン・松本人志(59)がお笑い賞レースの審査員をやりすぎだと指摘した中田。「松本人志さん以外の価値観を持つ人たちにそのハンドルを渡す事でお笑い界に新しい価値観や新しいスターができる土壌を作ることがお笑い界全体への貢献になる」と持論を展開し、「審査員ちょっと何個かやめてくれないですか」と松本に苦言を呈していた。これについて、ナイナイの岡村隆史(52)は『オールナイトニッポン』で「いろんな人に可愛がってもらったほうがええ」と中田に呼びかけた。いっぽうの矢部は松本がツイッターで《テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん連絡待ってる!》と投稿したことに触れ、「初めてじゃない?ご本人が反応したでしょ?松本さんが。ホンマに2人でご飯とか食べてもいいよね。やっぱり、羨ましいんじゃない?やっぱ憧れがあるんじゃない?」と語っていた。その後、オリラジが吉本興業に所属していた頃へと話題は移り、矢部は“あっちゃんはちゃんとしてる”と、中田に“しっかりしている”というイメージがあることを語った。岡村も「ちゃんとしてたよ。何があったんや!?ご飯食べたときもちゃんとしてたで」と、博多華丸の博多大吉(52)と中田を交え食事した際のエピソードを披露。「大吉くんと2人でご飯食べて『ちょっとあっちゃん呼ぼうか』って。『なんでもみあげと髭が繋げとんや。聞こう』って電話したら、自転車で来てくれたで。『なんなんですかこんな時間に。自転車で来たからお酒も飲めないじゃないですか』って言いながら、いろいろ話して。ちゃんとしてんなって思ったけど」と明かした。矢部、岡村ともに中田には好印象を抱いていた様子。それだけに、今回中田が繰り広げた“松本批判”に困惑を隠せないようで、岡村は「『何があったんや』『どうしたんや』っていう」と繰り返し、矢部も「(人となりを)知ってるだけにね」と同調した。20年末に相方・藤森慎吾(40)とともに吉本興業を退所していた中田。先輩・ナインティナインも驚くほどの変化を遂げ、たどり着いたのはまさかの“松本批判”だったーー。
2023年06月03日劇団新派の135年記念舞台『三婆』が6月3日に開幕した(東京・三越劇場にて6月25日まで)。『三婆』は1973年から何度も上演されている演目で、金融業を営む亭主が急に亡くなり、妾と義理の妹が本宅へ転がり込み、奇妙な共同生活を送る物語。お互いにけん制しながら支え合う、女たちの老後問題をユーモアたっぷりに描いている。今回、劇団新派に演劇を始めて50年の渡辺えり(68)が初参加。実は、新派の看板女優・波乃久里子(77)とはとっても仲よしなのだ。二人の女子会トークをお届けします。久里子「私たちは仲がいいっていうより、もう姉妹って感じなんです。血は繋がっていませんが(笑)」えり「出会って30年になりますよね。初めて会ったのが『浅草パラダイス』っていう舞台で。久里子さんが出られなくなったので、私が代役をやらせてもらったんです。そのとき、まったく所作ができていなかったのですが、久里子さんが全部親身になって教えてくれて、大好きになっちゃったんです。とても頼りになる方だなと」■正月も一緒に過ごした仲久里子「私が覚えているのは、弟(故・中村勘三郎)が『姉貴、僕の友達がね、正月ぽつんと一人になっちゃうから家族に入れてくれないかな』って連れてきたとき。それから2、3年、お正月は一緒にいましたよね」えり「そのころは独身だったので、必ず毎年お邪魔していました。普通に皆さんとご飯を食べて朝までビデオを見たりして一緒にダラダラしていましたね。お母さんのベッドに寝たりして」久里子「家族の中にいても全く違和感がなかったのよね。あと、弟はえりさんが一番好きなのは自分だと思っていたみたいで。ある日の朝4時ごろ、トントーンって怒鳴るような勢いで私の部屋に来て『えり子(渡辺えりの本名)が許せないことを言った。僕と久里子姉ちゃんとどっちが好きなのか?って聞いたら、久里子さんが好きって言いやがった』って。やきもち焼きでね、かわいかった。焼き鳥屋さんに行っても、弟に怒られて私も泣きながら言い返したりして、思えば私と弟はなんだかんだよく喧嘩してました」えり「今回の舞台では、私たちも喧嘩してますね」久里子「そうそう。舞台の中で私たちは仲は悪いしお互いを嫌っているのに、最後は一人では生きていられない、ってなって一緒に住むのよね。今の世の中を反映している感じ。すごく深くていいお話だから、ずっとえりさんを新派にお誘いしてたんです。やっと念願が叶いました」えり「10年くらい前から誘っていただいて、今回初めて新派に入らせてもらいましたけど、今まで私がやってきたやり方とあまりにも違うので泣きましたよ」久里子「私は太陽みたいなあなたが来てくれてとても楽しいし、嬉しいの。新派に新しい風を吹き込んでくれて、エネルギーもあるから、(水谷)八重子お姉さまも『とっても新鮮』って言って、元気になって若返っていますよ」えり「久里子さんはいつも若々しい。私より10歳年上だけどお肌つるつるです」久里子「ほかに褒めるところがないから皮膚がキレイ、ってなるのよね(笑)」えり「前にフランスの高級クリームを紹介されて私買いましたもんね」久里子「えっ!ほんとに!外国の人と日本人の皮膚は違うから、海外のものは使わないはずなのに(笑)」えり「えー、私、紹介されて買いましたよ(笑)」久里子「あなただってキレイじゃない」えり「私は年相応になっちゃったんです。京都の南座近くのデパートで、『お若いですね、えりさん』って言われて肌年齢測定したら、実年齢だったんです。もう嘘つかないでください、買いません、って言って出てきちゃった(笑)」久里子「もう、そうやって面白く話すから楽しいのよ~」■2人が今気になるイケメンは…?えり「私は平野紫耀くん。YouTubeを見ていたら名前があがっていたので、気になってテレビで見てみたら、すごくかっこいいし、歌もダンスもすごく上手いじゃない。美男子よね」久里子「美男子がいいわよね♡」えり「私はジュリー(沢田研二)が大好きで、顔も歌も素敵な人が好き。若き日のジュリーに匹敵する人はなかなかいないけど」久里子「あら、じゃあよく弟と仲良くなれたわね(笑)」えり「哲明さん(故・中村勘三郎の本名)とはずっと話していたから顔はよく見ていなかったかも(笑)」久里子「私が気になるのは小栗旬さんと高橋一生さん。京都の知り合いのお店に、もし彼らが現れたら、新幹線に飛び乗って行くからね、って言ってるんです(笑)」えり「菅田将暉さんもいいわね。映画もいいけど、NHKでコンサートをやっているのを見ちゃったの。歌もうまくて」久里子「菅田将暉さんも素敵ね。今の若い人ってみんなすごくいいのよね。頭も良くてお話も上手」えり「ちゃんと本を読んでいるのよね。挨拶もクールで生真面目な感じだった。ジャニーズの人はみんなニコニコしてる。森田剛くんなんかも、すごく感じがいいの」久里子「礼儀が行き届いているからね。小栗さんはどうだったの?」えり「彼の子役時代に共演しているけど、彼もとっても感じが良かった」久里子「うちの甥(中村勘九郎、七之助)たちの友達なんですよ。『紹介するよ』って言ってくれますが、紹介は嫌なんです。私は偶然に会いたい。高橋一生さんも、彼が10代のころ、弟と共演していて、『いい役者だ!』って絶賛してましたね。あなたも舞台で一生さんの演出してたわよね。そのとき泣かせてしまったとか?」えり「泣かせてはいないんだけど、声が小さかったから『もっと大きな声出しなさい』って言っちゃったの。だから私は嫌われていると思う」久里子「そうかしら、あなたは嘘がないし、嫌われないと思うけど。小栗さんはね、『鎌倉殿の13人』がすごく素晴らしかった。本気で脚本も読み込んでいたし、命を懸けている感じもしました。だから最後には格が出たのよ。あんなに毎週楽しみな大河ドラマってありませんでした。日曜日が楽しみで仕方がなかった。甥(中村勘九郎)が主演をやったときより真剣に見てたかも(笑)」えり「やだ~真剣に見てくださいよ」久里子「小栗さんは甥たちと仲が良くて、おうちにも遊びに行ってるの。すごい素敵なおうちだって言ってました」えり「羨ましい~」久里子「高橋一生さんは、舞台も素敵でした。あまりに素敵だったのでリピートしようと思ったらチケットがとれない。やっぱりイケメンで才能のある役者さん最高ですね。ずっと拝見していたい」終始盛り上がった乙女トーク。舞台本番も盛り上がること間違いなしです!
2023年06月03日歌手活動一時休業からはや5カ月、氷川きよしが恋しい人に朗報です!現在、氷川きよしことKiinaのコラボカフェが、本格イタリアン「SALVATORE CUOMO&BAR」全国4店舗(福岡・天神/6月5日まで、東京・池袋/6月8日まで、大阪・心斎橋/6月12日まで、宮城・仙台/6月15日まで)で開催中。落ちついた雰囲気のゆったりした店内にはKiinaブースが。美しい歌声とおいしい食事が楽しめる。東京・池袋店の展示衣装は、’22年末紅白歌合戦で『限界突破×サバイバー』を歌ったときのもの。フード(全4種)やドリンク&ドルチェ(全6種)は全品、Kiinaが監修したというだけあって、何を食べてもとにかく美味。人気は地元福岡の「かねふく」の明太子を使用したピッツァ。特典として、オリジナルランチョンマットやオリジナルコースターがもらえるのもうれしい。また、ここでしかゲットできないグッズも要チェック。コラボ限定グッズは缶バッジ(全10種)、アクリルスタンド(全6種)、アクリルマグネット(全8種)、タペストリー(全3種)、ポーチなど。妖艶な表情にうっとり。数量限定販売のシャンパーニュはクールなタキシード姿のKiinaがラベルの特別仕様だ。美容にも気を使ったメニューとKiinaの笑顔でキレイになれそう♪
2023年06月03日松平健の代表曲『マツケンサンバII』のコラボカフェ「ビバ〜マツケンサンバIIワールドカフェ〜オレ!」が東京・渋谷パルコにオープン。’04年のリリースから大ヒットを経て、’20年に「マツケンTube」でMVが投稿されるとブーム再燃!その人気が今回のコラボカフェ開催につながったという。店内の壁一面に投影されるゴージャスな上様の映像。BGMはもちろん『マツケンサンバII』で、映像内で流れるオリジナルメッセージはマツケン直筆。天井にはミラーボールがまわり、いるだけで楽しい気分に♪コラボメニューは、フード(全3種)、デザート(全4種)。「サンバピザサンバ」「たたけボンゴ!レビアンコ〜恋せよアヒージョ〜」などユニークなネーミングのものばかりで、どの料理にも金ぴかの上様が!ドリンク(全4種)も「恋せよアミーゴ〜南の恋の夜〜」や「ビバ〜マツケンサンバIIワールドカフェ〜オレ!」など、とっても華やか。カフェ開催記念グッズは、Tシャツや缶バッジ、クリアファイルなど全15種類。ウエハースには上様のオリジナルステッカー付き。話題性から全日予約整理券完売の大盛況ぶり。その反響を受け、渋谷パルコでの会期を7月10日まで延長、さらに大阪・心斎橋パルコと愛知・名古屋パルコでの巡回開催が決定した。ド派手で豪華なマツケンワールドに浸って、元気になりましょう♪
2023年06月03日