「立ったり歩いたりの日常生活で消費される『非運動性熱産生』は1日の消費エネルギーの約4割。ホルモンバランスが変化する50代から、あえてまめに動き非運動性熱産生をあげる必要があります」そう話すのは、お茶ノ水健康長寿クリニックの院長・白澤卓二先生。健康寿命を延ばすためには運動が重要。また、筋肉量を維持することは認知症の予防にもつながるよう。中高年の筋力運動、健康政策などを研究する筑波大学大学院教授の久野譜也先生が語る。「筋肉は何歳になっても鍛えれば若返ります。逆に動かさなければすぐに衰え、筋力低下によって寝たきりや、糖尿病や心臓病、脳卒中を招きます。昨今では、体を動かすことで血流がよくなるだけでなく、筋肉の刺激により脳が活性化して認知症を予防するともいわれています」だが、日常生活で運動量を減らしてしまうNG習慣があるという。そこで、ついつい気づかずにやっているNG習慣を白澤先生と久野先生に教えてもらった。【1】車を店舗の入口の近くにとめるショッピングモールやスーパーの駐車場では、入口に近いところに車をとめたほうが便利だが……。「どんな細かいことでも、体を動かすことが大事。入口まで遠いほどラッキーと思いながら、背筋を伸ばしながら歩く習慣をつけましょう」(白澤先生)【2】いつでもエスカレーターを使うエスカレーターを当たり前に使っている人は、健康を引きよせるチャンスを逃しているようだ。「外出時には階段を使うようにするだけでも、ウオーキングやランニングとほぼ同様の効果が得られます。足を大きく持ち上げてゆっくり一段一段のぼっていくようにすれば太ももの大きな筋肉が鍛えられます。大きな筋肉を動かしたほうが、脳への刺激が高まるとも考えられています」(久野先生)【3】平坦な道ばかり歩く「ウオーキングや散歩では坂道や階段など高低差をつけたコースにしましょう。神社にある石段のような不規則性の段差は筋力アップが期待できます」(白澤先生)【4】コンビニには車で行くどんなに近くても、車を使ってコンビニに行っている人は多い。「最近の研究では、1日30分歩くのと朝昼晩で3回に分けて10分ずつ歩くのはともに効果があることが明らかに。短時間歩くこともチリも積もれば山となる、という発想で1日、1週間単位で帳尻合わせも可能です」(久野先生)【5】ランチはいつも近くの店いつも近所の店でのランチもいいが、ときにはちょっと遠いけど歩いていける店をチョイスしよう。【6】用事のときは人に来てもらう所用があれば、相手に来てもらうのではなく、自分から出向くという姿勢が心身の老化を防ぐカギ。【7】電車やバスではすぐに座る「揺れる車内であえて座らないことで腹部と下半身をつないでいるインナーマッスル(深部筋)の大腰筋が鍛えられます。大腰筋が衰えると正しい姿勢が維持できなくなり、足を持ち上げる力も低下。つまずきやすくなったり転びやすくなったりします」(白澤先生)【8】和式トイレを避けるひざや腰に問題がないなら洋式ではなく和式トイレを使う選択も。しゃがむ動作は、下半身の筋肉が衰えやすい中高年にオススメだ。■何かに頼るより、自分で頑張ろうこれら外でできる8項目以外に、自宅でもちょっとした選択によって、大きな差が出る。【9】ティッシュやリモコンを手が届く場所に置く手を伸ばせばなんでもできる生活はたしかに楽だが……。「座っている時間が長いほど肥満、糖尿病、認知症などが増加します。ティッシュやリモコンを取るために立つという動作を繰り返しましょう」(久野先生)【10】郵便受けは1日1回しか見ない自宅にいても、テレビの前でジッとしていないこと。郵便受けを見に行く、草木に水やりをするなど何か用事を見つけて、こまめに立ち上がる癖をつけたい。【11】電気ポットを使う家電製品は暮らしを楽にするが体を動かさなくなるデメリットも。電気ポットでいつもお湯が使えるのは便利だが、やかんで必要な分だけお湯を沸かせば、そのつど立ち上がることになる。【12】床は掃除機だけで済ます「家電に頼らない家事には下半身の筋肉を鍛える動作が多い。たとえば電気掃除機を使わないで、床を雑巾がけは足腰強化になります。とはいえ、無理して筋肉を鍛えても続きません。雨の日や今日は動いていないなと感じたときに、家電に頼らずに体を動かせばいいでしょう」(久野先生)【13】食材を細かく切るたとえばみそ汁や、ほかの料理でも野菜などの具材を細かく切ったほうが火の入りもいいが、大ぶりに切ることでかむ回数が増える効果も。「そしゃく回数を増やすことで美容効果や肥満防止だけでなく、最近ではかむことで脳の前頭前野や海馬が活性化され認知機能を保つ働きがあることも明らかになっています」(白澤先生)【14】なんでもスマホで調べるなんでも調べられるスマホは便利だが、すぐに答えが出てくることで記憶力低下が危惧されている。「スマホに頼りすぎることで情報処理や計算をつかさどる前頭葉が衰えている人もいます。スマホや人に頼らずに自分で工夫してみるという意識が、脳機能を維持します」(白澤先生)また、操作方法などをすぐに家族に聞いてしまう人も。自力で解決する癖をつけることが大事だ。体と頭を動かす習慣で老後の不安を消し去ろう!
2023年05月29日「織田さんは10月クールのドラマのオファーを断ったそうです。なんでも8月に開催される世界陸上のためだとか。織田さんは7月クールのドラマ『シッコウ!!~犬と私と執行官~』(テレビ朝日系)に出演しますが、早撮りで進行していて、世界陸上までには撮り終わる予定だそうです」(テレビ局関係者)織田裕二(55)は’97年から13大会連続で『世界陸上』(TBS系)のメインキャスターを務めていた。「地球に生まれてよかったぁー」「霊長類なめんな」など数々の名言を生んできたが、’22年に開催されたアメリカ・オレゴン大会をもって卒業。最終日に、織田はこんなメッセージを視聴者に送っている。「世界陸上に出合えたことに感謝いたします。たくさん元気をもらいました。この(オレゴン)大会もです。大好きです世界陸上。僕たちはね、今日で終わりますが、世界陸上はまだまだ続きますよ」25年間メインキャスターを務めてきた織田。今大会は総合司会を同局の江藤愛アナ(37)と、石井大裕アナ(37)が務める。「やはり経費削減が最大の理由です。織田さんが出演するのにかかるお金は、旅費などを含めると一大会で、約3千万円にもなりますからね……。織田さん本人は残念に思っていたといいます」(前出・テレビ局関係者)もともと陸上に興味がなかったという織田だが、’22年の『世界陸上2022 オレゴン』のメインキャスター就任が発表された際には、「タイプの違うアスリートが一堂に会するスポーツは陸上しかない。そこに魅力を感じています」とコメントするなど、すっかりほれ込んでいた。「いまや世界陸上を“ライフワーク”と公言している織田さんは、周囲に“今回は自腹で現地に行くつもりだ”と話していました。特別出演したり、観戦している様子がカメラに映ったりすることがあるかもしれませんね。織田さんがおとなしく試合を見ているとは考えにくいので、選手にとっては心強い応援団長になってくれそうです」(芸能関係者)織田が東京から9千キロはなれた、ハンガリー・ブダペストに、自腹でキターー!?
2023年05月29日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!【私事ですが子供が生まれました!】実は僕、先日一児の父になりました!SNSでも発表したので、もうすでに知っている方もいるかもしれませんが、読者のみなさんへの感謝をこめて、ここでも正式にご報告させていただきます。ここ数ヶ月は、奥さんとお腹の中の子供のことばかり考えていて、仕事が終わったらまっすぐ家に帰るし、たまに食事会や打ち上げがあっても、一次会で失礼させてもらったり、いろいろと生活が変わりました。無事に生まれてきたときは本当にうれしかったですし、頑張ってくれた奥さんには感謝しかありません。まさか僕が人の親になる日が来るなんて……。我ながら感慨深いです。亡くなった親父に孫の顔を見せてあげられなかったことは心残りですが、きっとどこかで喜んでくれているんじゃないかと思います。ちなみに、子供に霊感があるかどうかはまだわかりません。遺伝してないといいんですけどね(笑)。今のところ僕の教育方針は、とにかく自分の好きなことをやり続けてほしいというだけ。健康で楽しく生きてくれたら、それ以上に求めるものはないですよ。まあ、もし不良になっちゃったら、反抗期がちょっと怖いですけどね(笑)。【PROFILE】シークエンスはやとも1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。本連載をまとめた著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売中。
2023年05月28日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、夢中になったテレビ番組の話。各界で活躍する同世代の女性と一緒に、“あのころ”を振り返ってみましょうーー。「小3から、実家の隣に住む祖母と2人暮らしをしていたのですが、祖母は夜8~9時には寝てしまうんです。夜、私一人だとヒマだし、寂しい。だから、テレビばかり見ている子どもでした。ドラマはミステリー系が好きで『ケイゾク』(’99年・TBS系)なども見ていましたが、いちばん印象に残っているのは『古畑任三郎』(フジテレビ系)。レギュラー版はもちろん、スペシャル版まで全話見ているはず」そう話す植村花菜さん(40)は、母子家庭の4人きょうだいの末っ子として育った。幼少期の思い出は、自転車に補助輪なしで乗ったこと。「小学校に上がる前に“今日、絶対に乗れるようになるんだ”と決めた日があって、朝から暗くなるまで、何度も転んで血まみれになりながら練習しました。“これをやる”って決めたら、あとさき考えずに行動してやり抜くという性格は、このときからのもの」そんな性格の植村さんが“歌手になる”という夢に出合ったのが、小学3年のときだ。「家で母と2人きりのときがあって、映画『サウンド・オブ・ミュージック』(’65年)のビデオを見せてくれました。主役のマリア先生がトラップ大佐一家を家庭教師として訪れるものの、子どもたちに受け入れてもらえず意地悪されてしまう。それでも、歌を通じて絆を深めていくという物語でした。音楽というのは、人と人とをつなげる力や、人を幸せに、笑顔にする力があるんだなって子どもながらに感動して“将来、私も人を幸せにする歌手になろう”と決めました」その日から、自己流で歌の練習を始めた。「毎日、家族にうるさいとか耳障りだとか言われながら(笑)。カセットテープに自分の歌を録音して“ここは表現の仕方が悪いな”とか、改善点を見つけて研究を重ねました」それからしばらくして隣で暮らす祖父が亡くなり、「おばあちゃんが一人でかわいそうだから」と、祖母との2人暮らしが始まった。祖母が寝てしまった後は、誰に気兼ねすることもなく自分の見たい番組を見ることができた。歌手になる夢を描いていた植村さんは、歌番組をもれなくチェック。「『ミュージックステーション』(’86年~・テレビ朝日系)、『ポップジャム』(’93~’07年・NHK)、『うたばん』(’96~’10年・TBS系)と、ありとあらゆる音楽番組をすべて録画して、自分の好みに関係なく、はやっている歌は全部そらで歌えるくらい練習しました。友達から『あれ、歌って』と言われたら歌えるような、人間ジュークボックス状態」’90年代から急増したカラオケボックスも小学5年から利用し始めて以降、毎週末、7~8時間歌い続けたという。「当時は、今井美樹さんの『PIECE OF MY WISH』(’91年)がすごく好きで、おはこでした。家でも歌の練習をしていましたが、カラオケでマイクを持って歌うのが楽しかったんです」■登場人物すべてが魅力的だった「古畑任三郎」歌番組と同じように、必ず録画していたのが吉本新喜劇だ。「毎週、土曜の昼12時からの吉本新喜劇を見たいから、祖母には必ず『12時にこのボタン(ビデオの録画ボタン)を、絶対に押してね』と口酸っぱく言って登校。でも、おばあちゃんだから録り忘れちゃうこともあって……。私も子どもだったから、すごい勢いで怒ってしまったことも」連続ドラマも毎週の楽しみ。「子どものころから海外の『名探偵ポワロ』『シャーロック・ホームズの冒険』『刑事コロンボ』(すべてNHK)が好きだったので、『古畑任三郎』にはハマりました」物語の構成も、斬新だったと振り返る。「一般的なミステリーって、最後のほうまで犯人がわからないのですが、『古畑任三郎』は、最初に犯人がわかった状態で、古畑がどのように犯人を追い詰めていくのかという展開。ほかの刑事モノと違う面白さがありました。やむをえない事情で人を殺めてしまった犯人が出てくることもあり、犯罪に潜む人間物語にもひきつけられました」出てくるキャラクターは、みんな魅力的だったという。「田村正和さん演じる古畑任三郎はとにかくジェントルマン。西村まさ彦さんが演じる相棒の今泉くんのキャラも最高じゃないですか。このコンビが挑んでいく犯人役が毎回豪華。初回のゲストは中森明菜さんでしたよね」誰もが思い出に残る犯人だった。「小堺一機さんの回は、最初から古畑に犯人だとバレているのに、必死でごまかそうとしている姿が面白かった。超敏腕弁護士役で出演した明石家さんまさんは、法廷でしゃべりすぎちゃって犯行が明らかになるという展開(笑)。大人になって見返した市村正親さんの回も忘れられません。指揮者の役でレコーディングスタジオのシーンが出てくるのですが、そこが私もよく使っていたスタジオで感動しました」’90年代には音楽番組やドラマとともに、一緒に暮らした祖母との思い出もたくさん詰まっている。「相撲やのど自慢は、よく祖母と一緒に見ていました。学校から帰ってきたら、必ず晩ごはんまでの時間に五目並べをするんです。一緒に買い物に行ったり、鴨南蛮を食べたり--。そんな暮らしを歌にしたのが、『トイレの神様』だったんです」おばあちゃんと過ごした何げない日常の記憶が、幼いころから夢見た歌手になった植村さんの人生を大きく変えてくれたのだ。【PROFILE】植村花菜’83年、兵庫県生まれ。’05年に『大切な人』でメジャーデビュー、’10年、祖母との思い出を歌った『トイレの神様』が大ヒットし、同名の小説や絵本も出版された。’16年からは拠点をニューヨークに移し、現在は日本と行き来しながら音楽活動を行っている。1児の母
2023年05月28日「ここですかね?」開場前のステージで、この日の主役でバイオリニストの穴澤雄介さん(48)が立ち位置を確認する。客席側から「時計と反対回りにあと10度ほどです」と返すのは、彼が毎日配信しているYouTubeチャンネルの撮影担当者だ。東京・御成門のピアノ・カフェ「ベヒシュタイン」でのこの公演も第一部が生配信される。定位置を決めた穴澤さんは足元に木製の棒をテープで固定した。「踏んだ感覚でわかるようにティンバレス(太鼓の一種)のスティックを貼って、立体的な印をつけるんです。これがなかった時分には、ステージから落ちてしまったことがありました……」午後1時、来場者の視線がサングラスにカウボーイ・スタイルの穴澤さんに降り注ぐ。その右手の弓が弦の上を行き来し、明るく軽やかなメロディを奏で始めた。オリジナル曲『海峡を渡る風』では、指で弦をはじくピチカートという技法を用いて、津軽三味線のような鋭敏な音色を刻んで観客のテンションを引き上げる。かと思えば手を止めて口笛を吹いたり、オタマトーンなる珍しい楽器でアニソンを愉快に奏でたり。バラエティ豊かなステージ構成に一貫するのは、「譜面をめくって演奏するスタイルでない」こと。「学生時代にほぼ視力を失った私は、ほかの演奏家と同じ手法では勝負にならないと悟っていました。プロの音楽家としての、私だけのスタイルを探してきたんです」そう、穴澤さんは両目の視力をすべて喪失した中途失明者であり、全盲のバイオリニストである。先天性の心臓疾患と心臓手術で目に著しくダメージを受け、高校3年生で右目、26歳で左目を摘出して、すべての光を失った。そんな穴澤さんが曲間のMCで、声をはずませて、しゃべりだす。「2日前に、YouTube用に『うる星やつら』のラムちゃんのお絵描きを仕上げたところです。こんなふうにね、ラムちゃんのフィギュアを触りながら……」あやしそうな手つきで、人形のボディラインをまさぐるしぐさ。「全盲の私が感覚だけでデッサンすると、どんな絵が描けるかっていうゴキゲンな企画だっちゃ!」おどけた口調に、女性が中心の客席が笑いに包まれる。彼のチャンネルのオープニングトークも「全盲のユーチューバー、アナちゃんでございま〜す!」とアゲアゲな入りで、芸人みたいに始終コミカルなしゃべりなのだ。近年では’20年東京、’22年北京のオリンピック・パラリンピックでNHKユニバーサル放送(視聴覚に障害のある人などが視聴しやすいよう、手話や字幕、音声解説などを充実させたコンテンツ)のコメンテーターも務めた多芸ぶり。穴澤さん本人は、こう語る。「ハンディキャップがあるからと大目に見てもらっているようでは、ダメだと思っていました。私はイチ社会人として、プロの音楽家として食べていくことを、つねに望んできたんです」多彩な楽曲と爆笑トークの底に、強い信念と自負心がうかがえる。■先天性の障害が心臓と目に。小学校高学年で「一般的な仕事」は諦め、バイオリンを猛練習ファンから「アナザー(穴澤)・ワールド」と称される独自世界を築いた穴澤さんは’75年3月29日、千葉県市川市に生まれた。父は、医療機器会社に勤務する会社員で、母は専業主婦だった。「私は先天性の障害が心臓と目にありました。生まれたときに紫色の顔をしていたそうで、即入院。2歳までほとんど病院で過ごしていて、入院や通院を繰り返していたのを覚えています」幼少時期から運動を制限され、眼鏡をかけていた穴澤さんがバイオリンに触れたのは5歳のこと。「幼稚園の友達と一緒にお稽古事として通いました。母親同士が決めたんだと思います」世に中流意識が叫ばれた時代に、穴澤家は「中の上くらい」の生活水準だった。月謝は2千円、与えられたバイオリンは中古だった。だが小学校中学年以降、心臓の動きがだんだん悪くなってきた。「10歳で最初の心臓手術をしました。麻酔が効きすぎたのか、丸2日、記憶がありません。そしてそこから、どんどん視力が落ちてきてしまったんです」先天性緑内障と診断されており、視野狭さくも大きくなってきた。教科書を読むにも拡大鏡が必要で「人の3倍」時間がかかった。「小学校高学年のころ『一般的な仕事には就けないだろう』と悟りました。同時に『演奏家だったらなれるかな』と。耳や手先の感性を研ぎ澄ましていけば、なんとかなると思ったんです。そこから、バイオリンを猛練習しました」中学進学の際は、筑波大学附属盲学校中学部へ。「将来的に全盲になる覚悟をしなければなりませんから、盲学校を選びました。盲学校では私より重度の障害がある級友がずいぶん明るく過ごしていたので、『弱音を吐いてはいられない』と励みになりました」軽音楽部に入部してキーボードやパーカッション、ドラムを経験。楽譜を見ながらの演奏は困難になってきて、耳で覚える「耳コピ」が主となっていく。「音楽家志望ながら、楽譜を見ての演奏が基本となるクラシックは無理だと、選択肢が狭まっていく時期でもありました」だが筑波大附属盲学校の高等部本科音楽科に進学後、視力はますます衰えていった。「外出時にけがすることが増えました。思い切り何かに激突したり、転倒もするので、白杖を持つようになったんです。点字の勉強も、この時期から始めました。ちなみに、私は駅のホームから、これまでに2度転落しています」何げなく彼は話すが、つねに命の危険と直面しているのがわかる。「視覚障害者の鉄道での人身事故は、時折、起こります。まったく予期できず線路に落ちるため、打ちどころが悪く致命傷になってしまうことだってあるんです」この高等部時代に体育の授業で右目を負傷して、猛烈な痛みが引かず、17歳で右目を摘出手術。折あしくバブル崩壊直後で、父が経営する会社も業績悪化する。「もう『中の上の生活』なんて言っていられず、一度の受験失敗で音大進学もあきらめました。高等部卒業後、2年の専門教育を受けられる専攻科音楽科に進学。音楽を仕事にするためでした」’95年、専攻科を修了するとフリーランスで音楽活動をスタート。「バイオリンを受け入れるバンドやアンサンブルを、探しては応募しました。でもグループに入っても、最初の楽譜の読み込みから、ほかのメンバーに著しく遅れてしまうんです」楽譜を受け取り、視覚障害者のためのボランティアに依頼すると、1週間ほどで点訳が上がる。そこからやっと練習を始められるが、「バイオリンは、楽譜を見ながら両手で弾きます。でも、私はまず点字を指で触れて理解し、その後にバイオリンと弓を持って……。いちいち持ち替えながらでしか練習ができないから『人の3倍は時間がかかる』と言われるんです」ほかのメンバーから、お荷物扱いされることもあった。「あるとき『スケジュールが合わないから』と解散したアンサンブルが、私以外のバイオリニストで、ちゃっかり再開していました」当時の仕事頻度は、バイオリンの家庭教師が週1〜2回、ライブは多くて月2回ほど。「ノルマのチケット代を回収しても、手取りわずか数千円でした」理想とかけ離れた現実を味わい、悶々とした青春時代だった。■生きたくても生きられない子が、世の中にはたくさんいる。粘り強く、しぶとく生きていこうと誓った事件は21歳のときに起きた。父の会社の倒産と、夜逃げーー。「その日、家庭教師バイトを終え、帰宅したのが21時ごろでした」呼び鈴に応答すると、知らない男性2人がいきなり入ってきた。その後も立て続けに何人も上がり込み、20人ほどに取り囲まれた。「そこで『父の会社が倒産した』と聞かされました。彼らは債権者だったんです。『父親の居場所を教えろ』『金を出せ、あるんだろ!?』怒鳴られ、脅され……本当にドラマのワンシーンのようでした」商売道具のバイオリンだけ死守してほうほうの体で家を飛び出し、知人や友人宅を転々とした。2カ月後なんとか4畳半アパートに落ち着いたが、家からは家財道具一式、持ち去られていて……。「残ったのは炊飯器だけ。お米を炊いてもおかずを買う余裕がなかった。体重が40kg台に落ち、ガリガリに痩せ細ってしまいました」視覚障害者の手当はあったが、それだけでは生活できない。市川市役所で追加支援の有無を聞くと、信じがたい差別発言を放たれた。「50代の男性職員が、笑いながら『あなたみたいな人にできる援助はないということですわ』と言いました。強烈な悔しさで涙が出て」その怒りが、一切の甘えと退路を断った。以来「どんなに小さい仕事でもくまなく探して取りに行く」営業スタイルで動きだした。ライブハウスから結婚式場まで、片っ端から電話をかける日々。「些少なギャラでも『ありがとうございます』と引き受けました。高齢者施設のボランティア演奏も喜んで行った。ノーギャラでも、交通費が出て院内給食をいただければ御の字です。だって、おかずがあるんですから!」経験を重ねれば、経歴に書ける項目も増えていく。職業訓練校に通って習得したパソコン処理で、履歴書も企画書もお手のものに。「売り込みながら同時にコンテストを受けました。なるべく賞が取りやすいものから応募したんです」たとえばビール会社のCMオーディションに採用された曲がFMラジオでOAされると即、実績に上書きして、また営業へーー。「ふつうはクラシック奏者が書かないものも、構わず書いてアップデートしました。病院や施設での演奏歴もすべてです」そしてついに、CDデビューのチャンスが。’99年、24歳でアルバム『シンシアリー・ユアーズ』を発表したのだ。「プロとして『やっていける』と思えた瞬間です。収入はわずかでしたが、これを営業ツールにして『食べていける』自信になった」’01年、26歳で左目を摘出手術して、両目が義眼となったが。「かえって、スッキリしました。『もう目のことで闘わなくてもいいんだ』と。手術前、記念に自分の顔に向けてカメラのシャッターを切り、光の見納めをしました」’06年、第25回浅草ジャズコンテストで金賞。そして’10年、障害のあるミュージシャンの国際音楽コンクール「第7回ゴールドコンサート」でグランプリを受賞。再三の苦境もそのつど、笑顔で前を向き、乗り越えてきた原動力とは、なんだったのかーー。「最初の心臓手術をした、10歳のとき、病室の隣のベッドに5歳の男の子がいました。その子は生まれてからずっと入院生活で病院を出られない子だった。いつも消火器のおもちゃを握っていたあの姿に『遊びたくても遊べない、生きたくても生きられない子が、世の中にはたくさんいるんだ』と思い知らされました。私自身は『どんなにつらいことがあろうと命を無駄にしない。粘り強く、しぶとく生きていこう!』と、あのとき誓ったんです」だからこそ「食べていけること」の幸せをかみしめていたのだ。夜逃げしていた父は、穴澤さんが29歳のころ消息がわかった。穴澤さんはその後「付かず離れず」の距離にいて、父は71歳で亡くなった。■与えられた環境でベストを尽くす。穴澤さんのメッセージは曲となって人の心を打つ富山県在住でファンクラブ会長を務める星井光さんは、15年前、オリジナル曲『あの木に寄りかかって』を耳にして、心に響いた。「父を亡くしたばかりだった私が、初めて聴いた穴澤さんの曲でした。富山で穴澤さんが参加したライブで、『父を思って書きました』演奏された、やさしい音色に号泣したのを思い出します。いまも穴澤さんの曲に癒され、元気をもらいます。ジョギング中でも聴いているんです」5月30日からは東京都写真美術館ホールを皮切りに、主演ドキュメンタリー映画『光をみつける』(永田陽介監督)が全国順次ロードショー公開される。「中途失明で、心臓疾患があって、生活困窮者だった私が、なんとか演奏家として生活できています。どこかにコンプレックスがあっても、人それぞれ与えられた環境で、ベストを尽くすことが大事。それを、ひとりでも多くの方に伝えていきたいと思っています」穴澤さんの音が、先々で出会う人たちに、光をもたらしていく。【後編】母は家出、父は夜逃げ全盲のバイオリニスト・穴澤雄介さんの壮絶半生へ続く(取材・文:鈴木利宗)
2023年05月28日【前編】暗闇に負けない!希望の調べ全盲のバイオリニスト・穴澤雄介さんより続くハンディキャップがありながらも、がむしゃらに、泥臭く歩んできた半生。つらく苦しい経験を重ねてきたからこそ、穴澤雄介さん(48)の音は聴く人の心に灯をともすのだ。5月30日からは東京都写真美術館ホールを皮切りに、主演ドキュメンタリー映画『光をみつける』(永田陽介監督)が全国順次ロードショー公開される。そんな穴澤さんの半生とはーー。穴澤さんは’75年3月29日、千葉県市川市に生まれた。父は、医療機器会社に勤務する会社員で、母は専業主婦だった。「私は先天性の障害が心臓と目にありました。生まれたときに紫色の顔をしていたそうで、即入院。2歳までほとんど病院で過ごしていて、入院や通院を繰り返していたのを覚えています」母は、穴澤さんを妊娠中に風疹にかかったのだという。「じつは、医師から『障害児になるかもしれません』と告げられた母は、堕胎しようと考えたらしいんです」堕胎に反対したのは、父だった。「父は、母にこう言い張ったそうです。『もう心臓も動いているのに、人殺しみたいで気が進まない』と。そのおかげで、私はこの世に生を受けることができました」しかし生まれた子には、障害があった。「だから言ったじゃないの!」。母は父に激怒したのだと。「母はなんでも完璧にできないと許せない性格でした。料理、掃除、裁縫とあらゆることをハイレベルにこなすだけに、産んだ子が障害児だったことが、許せなかったんだと思います」■視力が落ちるたびに激怒した母穴澤さんは14歳のときから会っていない母のことで、穴澤さんの口からいい言葉は出てこない。それでも産み育ててくれた母ではないか。「確かに通院も世話も、母がしてくれました。でもそれらが、私への愛情からだったのか疑問です。母は私の視力が落ちるたび激怒しました。それも、わが子が具合が悪くなるのが許せないからだと私には思えた。暴力的なことさえ、されてきましたから」しぜん母との時間が窮屈になり、叱られるのが怖くなった。逆に父のおおらかさに、救われたのだと振り返る。「父はズボラな人です、寝たばこしていて焼け焦げを作ってしまうような。だからか、息子の私にも何もうるさく言わなかった」幼少時期から運動を制限され、眼鏡をかけていた穴澤さんがバイオリンに触れたのは5歳のこと。中学進学の際は、音楽大学付属中学も合格したが、筑波大学附属盲学校中学部への入学は、自分で決めた。母には大反対されたが、希望を通したのだ。進路を考えるこのころ、家では両親の不仲が明らかになってきた。「家に帰れば父母がけんかしているんです。母はだんだん家に帰ってこなくなりました。中学2年生のとき、両親は離婚しました」穴澤さんはサラリと振り返る。結局この14歳の多感な時期から今日まで、母には会っていない。「大人になって以後、一度、手紙は来ましたが『元気でやりなさい』というような内容でした。恨んでいるわけではないのですが、あえて会うこともないと思うんです」いま母について話す口調は淡々として抑揚がなく、なんの感情も抱いていないかのようにも映る。ともあれ、両親の離婚後は、脱サラして貿易会社を起業していた父と一緒に暮らすことになった。折あしくバブル崩壊直後で、父が経営する会社も業績悪化する。穴澤さんは高等部卒業後、2年の専門教育を受けられる専攻科音楽科に進学。音楽を仕事にするためだった。’95年、専攻科を修了するとフリーランスで音楽活動をスタート。■夜逃げした父は29歳のとき消息が判明。5年前、危篤状態で意識のない父に手向けの曲を奏でて事件は21歳のときに起きた。父の会社の倒産と、夜逃げーー。いきなり自宅にやってきた債権者に取り囲まれ、商売道具のバイオリンだけ死守してほうほうの体で家を飛び出し、知人や友人宅を転々とした。2カ月後なんとか4畳半アパートに落ち着いたが、家からは家財道具一式、持ち去られていて……。「残ったのは炊飯器だけ。お米を炊いてもおかずを買う余裕がなかった。体重が40kg台に落ち、ガリガリに痩せ細ってしまいました」視覚障害者の手当はあったが、それだけでは生活できない。市川市役所で追加支援の有無を聞くと、信じがたい差別発言を放たれた。「50代の男性職員が、笑いながら『あなたみたいな人にできる援助はないということですわ』と言いました。強烈な悔しさで涙が出て」その怒りが、一切の甘えと退路を断った。以来「どんなに小さい仕事でもくまなく探して取りに行く」営業スタイルで動きだした。そしてついに、CDデビューのチャンスが。’99年、24歳でアルバム『シンシアリー・ユアーズ』を発表したのだ。「プロとして『やっていける』と思えた瞬間です。収入はわずかでしたが、これを営業ツールにして『食べていける』自信になった」’06年、第25回浅草ジャズコンテストで金賞。そして’10年、障害のあるミュージシャンの国際音楽コンクール「第7回ゴールドコンサート」でグランプリを受賞。夜逃げしていた父は、穴澤さんが29歳のころ消息がわかった。「保健所から電話で父の名前を言われ『息子さんですね』と。結核にかかって身元引受人が必要となり、私に連絡が来たんです。『ああ、父は生きていたんだ』と」父からも直接、電話を受けた。「特に夜逃げしたことを謝るでもなく『大変なことになって参ったよ〜』と。基本やさしくおおらかな人。怒る気もありませんでした」その寛容さは、父への特別な思いがあったからだと打ち明ける。「私に生を受けさせてくれたのは、父だという感謝があるからです」父の結核は快方に向かい、穴澤さんはその後「付かず離れず」の距離にいた。その父が71歳で亡くなったのは、’18年8月。穴澤さんは、その日、埼玉県でライブ中だった。「当時、父は軽い脳梗塞を発症してリハビリ後、神奈川のグループホームに入所していました。そこで脳幹出血で倒れて『危篤状態です』という連絡を受けました」穴澤さんはライブをアンコールまでしっかり演奏し終え、神奈川まで電車を乗り継いだ。「夜12時近くでしたが、もう意識のない父に向け、消音器をつけてバイオリンで演奏しました。父が好きなビバルディの『四季』から『冬・第二楽章』を」父と息子だけの小さな演奏会を終えると、病室は無音になった。「中途失明で、心臓疾患があって、生活困窮者だった私が、なんとか演奏家として生活できています。どこかにコンプレックスがあっても、人それぞれ与えられた環境で、ベストを尽くすことが大事。それを、ひとりでも多くの方に伝えていきたいと思っています」穴澤さんの音が、先々で出会う人たちに、光をもたらしていく。(取材・文:鈴木利宗)
2023年05月28日住んでいた場所は違っても、年齢が近ければ「そうそう!わかる」って盛り上がれるのが、青春時代、夢中になったドラマの話。活躍する同世代の女性と一緒に、“’90年代”を振り返ってみましょうーー。「若い世代にとって田村正和さんといえば『古畑任三郎』(フジテレビ系)ではないでしょうか。大スターで多くの作品に出演されましたが、代表作であることは間違いありません。’94年に始まった第1シリーズこそ視聴率は12~15%でしたが、再放送の反響が大きく、続く第2シリーズの平均視聴率は25%を超えました。作品は第3シリーズまで続き、さらにスペシャル版など全42回を数える、長寿人気ドラマとなりました」そう話すのは、世代・トレンド評論家の牛窪恵さん(55)。脚本を手掛けたのは、当時、舞台を中心に活躍していた三谷幸喜。テレビドラマでは『やっぱり猫が好き』(’88~’91年)、『振り返れば奴がいる』(’93年・ともにフジテレビ系)で注目を集め、『古畑任三郎』で誰もが知る存在となった。「見どころは、毎回登場する豪華ゲストです。しかし、大物が登場すれば、すぐに犯人だとバレてしまいます。そこで同ドラマでは『刑事コロンボ』シリーズのように、あえて最初に犯人を明かし、古畑任三郎がどのように犯人を追い詰め、トリックを解明していくのかを見せる手法を取りました。物語がクライマックスを迎える前に暗転し、古畑が事件の見立てを視聴者に向けて問いかけるシーンが差し込まれるのも、舞台出身の三谷さんらしい演出なのではないでしょうか」■田村正和さん演じる古畑任三郎の際立つ存在感中森明菜、菅原文太さん、明石家さんま、山口智子、SMAP、イチローなど、多岐にわたるゲストが登場した。「犯人役に抵抗を持つ芸能事務所もありますが、キャラクターを生かすのに長けた三谷さんの脚本力がものを言ったのでしょう」バディを組む巡査・今泉慎太郎役の西村まさ彦も同作品でブレーク。お笑い芸人の石井正則も、俳優としての才能を開花させた。「なにより、田村さん演じる古畑任三郎の存在感は際立っていました。特徴的な仕草やしゃべり方など、多くの芸人やタレントがマネしてきたほどです」’21年、田村正和さんが逝去した際、“2代目古畑”を予想する声もあったが、三谷は自身のエッセイで《古畑を僕に書かせてくれたのは、紛れもなく田村さんです。田村さんがいなくなってしまった今、古畑任三郎が事件現場に戻ってくることはもうありません》と記した。「これほどのハマり役だったからこそ、いまだに人々の心に刻まれているのですね」【PROFILE】牛窪恵’68年、東京都生まれ。世代・トレンド評論家でマーケティングライターとして『ホンマでっか!?TV』フジテレビ系)など多数の番組で活躍
2023年05月28日月9や日曜劇場など、各局が事件ドラマに気合を入れている今期。本誌ドラマウオッチャーが推し作品を“教え”ます♪題して、「女性による女性のため“2023春ドラマ”座談会」――今期は情熱のぶつかり合い!20代編集K(以下・K):4月スタートの春ドラマ、『女性自身』が調べた期待度ランキングは『風間公親-教場0-』(フジテレビ系・月曜21時~)が1位でした。50代記者H(以下・H):重厚な作りで、見応えがありますね。木村拓哉(50)が演じる刑事指導官と、新垣結衣(34)ら新人刑事との緊張感のある掛け合いは、表情ひとつ見逃せない!30代記者S(以下・S):正直、あんな上司がいたら怖いけれど、キムタクが演じると品がある。新たなハマり役です。H:キムタクが義眼になった原因も明らかになったね。犯人に刺された北村匠海(25)とキムタクの最後の会話に涙が出ちゃった。K:いま、平均視聴率では、日曜劇場の『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系・日曜21時~)がトップです。H:全盲の捜査官役の福山雅治(54)は、目の動きとかすごく研究したんだろうなあって。クセの強い役が似合いますよね。K:バディ役の大泉洋(50)は、ふだんよりも抑えたお芝居だけど、福山雅治のマネをしたシーンは面白かったです(笑)。S:上川隆也(58)が演じる警察庁次長がなぜ、福山を監視させているのか、謎が多いですよね。“12年前の強盗殺人事件”というワードも気になります!H:刑事ドラマでは、桐谷健太(43)が元体育教師の情熱刑事を演じる『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日系・木曜21時~)は、検事や判事、それぞれの立場や役割がわかりやすく描かれています。人間関係がギスギスしていないので気楽に見られますね。S:電車が突如、荒廃した未来にワープしてしまう『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系・金曜22時~)は、赤楚衛二(29)が正義感のある消防士役でピッタリですね。K:マイペースなスタイリスト役の山田裕貴(32)と、心優しい体育教師役の上白石萌歌(23)、旬の演技派がそろっています。S:令和の『漂流教室』って感じですよね。同じくワープしたもう1両の人々も出てきて、展開が気になります!K:『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(カンテレ、フジテレビ系・月曜22時~)は、天海祐希(55)のコスプレが毎回楽しみ(笑)。S:本人が楽しんでいるのが見ていて気持ちいいし、なんだかんだ頼りになる松下洸平(36)との掛け合いも面白いです。H:男女バディものなら、芳根京子(26)・重岡大毅(30)コンビの『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系・水曜22時~)もオススメ。新米の知的財産部員の視点で描かれているので、特許侵害とかの解説がわかりやすいのよ。S:弁理士資格を持つエリートを演じる重岡大毅は、つっけんどんなところはあるけれど、最後は、芳根京子の気持ちに寄り添った解決方法を見いだしてくれる。クールなスーツ姿も似合います。■“あなして”TVerのお気に入り登録者数が127万人!K:恋愛ドラマでは、『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系・水曜22時~)は明るく気軽に見られていいですね。S:お嫁くん役の高杉真宙(26)がかわいい!あんな後輩がいたらいいなあ。先輩役の中村蒼(32)も優しいんですよね。K:まさにOLの夢が詰まっていますよね(笑)。バリキャリだけど親近感も持てる波瑠(31)の演技もさすがです。S:『王様に捧ぐ薬指』(TBS系・火曜22時~)は、ど貧乏なウエディングプランナー役の橋本環奈(24)と社長役の山田涼介(30)が美しくて、眼福!K:美人ゆえにねたまれて、憎まれ口をたたくヒロイン像も新鮮。橋本環奈の初恋の人を演じる坂東龍汰(26)は理知的な雰囲気が素敵ですね。最近注目しています。H:高畑充希(31)と田中圭(38)の『unknown』(テレビ朝日系・火曜21時~)はラブサスペンスなんだけど、コメディー要素もあって面白い。『おっさんずラブ』のスタッフが作っているせいか、吸血鬼役の吉田鋼太郎(64)が武蔵部長に見えてくるときがある(笑)。S:田中圭の警察官もいい味出していますけど、カメラマン役の町田啓太(32)がカッコいい! あんな人がずっとそばにいたら気にならないわけがないですよ。K:夫婦のセックスレスを描いた『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系・木曜22時~)は、TVerの“お気に入り登録者数”が127万人と今期1位。1人でこっそり見たいという人が多いんでしょうね。H:奈緒(28)が演じるヒロインに共感する女性も多いと思うなあ。岩田剛典(34)が演じる上司とは、このままプラトニックラブで突き進むのかも気になるね。K:じっくり見るなら、日曜夜の『だが、情熱はある』(日本テレビ系・日曜22時30分~)と『日曜の夜ぐらいは…』(ABC、テレビ朝日系・日曜22時~)がイチオシです。S:『日曜の夜ぐらいは…』は清野菜名(28)と岸井ゆきの(31)と生見愛瑠(21)、この3人が演じる女性たちの人間ドラマがすごすぎる。セリフ一つ一つの内容が深くて、さすが岡田惠和さんの脚本ですね。K:女3人集まっても恋愛トークとかほとんどないところがいいですよね。女性の友情が主軸になるドラマって、確実に需要があると思います。H:清野菜名と岸井ゆきのに引けを取らない、めるる(生見)の演技力もすごい。祖母役の宮本信子(78)とのシーンも、距離感がいいのよ。S:『だが、情熱はある』は、オードリーと南海キャンディーズを演じる若手4人が本当にそっくり!声や話し方をすごく研究していると思います。K:2人の人生が少しずつ重なっていく脚本も見事。今期は粒ぞろいですね!【本誌記者たちのBEST3】50代記者H:1位『風間公親-教場0-』/2位『ラストマン-全盲の捜査官-』/3位『日曜の夜ぐらいは…』30代記者S:1位『ラストマン-全盲の捜査官-』/2位『だが、情熱はある』/3位『風間公親-教場0-』20代編集K:1位『ラストマン-全盲の捜査官-』/2位『だが、情熱はある』/3位『あなたがしてくれなくても』
2023年05月27日メンタリストのDAIGO(36)が5月23日、自身のYouTubeチャンネルに動画をアップし、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(49)を告発した。その内容が、ネットで話題となっている。‘21年8月、DaiGoはYouTubeにアップした動画で「生活保護の人たちに食わせる金があるんだったら猫を救ってほしいと僕は思うんで。生活保護の人が生きてても僕は別に得しないけどさ、猫はさ生きてれば僕得なんで」「自分にとって必要のない命は、僕にとって軽いんで。だからホームレスの命はどうでもいい」などと発言し、批判が殺到したことで一時は活動も休止していた。今回、「【芸能界の闇】田村淳についてお話します。【訴訟覚悟】」と題した動画をアップしたDaiGo。まず、冒頭にテロップで「この動画は、あくまで僕の個人的感想であり意見です。事実を断言するモノではありません。(そう言わないと訴訟されるリスクがありますので…)他人の名誉を踏み躙った相手に気を使うのは屈辱的ではありますが、それも芸能界の闇の一つです」と書かれた注意書きが映し出される。そして、DaiGoは「芸能界の闇についてお話していきたいと思います」とし、1つ目のポイントとして「立場が悪くなった相手を利用して稼ぐ」をあげた上で、田村が「僕が言い返せない状態のときに、事実ではないことで攻撃してきた」と語る。炎上発言をした当時、田村が自身のYouTubeのメインチャンネルで、DaiGoがテレビ番組で“相手が今、何色を考えているか”を当てるというパフォーマンスをした際、マネージャーらしき人物がDaiGoに向けてサインを送っているのを見たと発言していたことをDaiGoは紹介。このことについて事実無根だというDaiGoは「大人のいじめの本質を感じる」と述べた。続けて2つ目のポイントとして、「自分の非を認めず逃げる」としたDaiGo。そこで、事実無根とした発言について田村がその後にYouTubeのメインチャンネルより登録者数の少ないサブチャンネルでDaiGoに謝罪したことに触れた上で、「メチャクチャ不誠実ですよね。人の道を外れる行為。って僕が言うのもなんですけど」と怒りを顕にしていた。さらに田村が「確固たる証拠がないのに言ってしまってすいません」と謝罪しつつも、“DaiGoに向かってスタッフがサインを送っていた”と話した動画を半年以上も公開し続けていたことも紹介していた。動画の終盤、DaiGoは「ちょっと言い過ぎたんで、下手すると名誉棄損で訴えられる可能性がもちろんあります」と述べながらも、田村と弁護士に対して「これが名誉棄損にあたるんだったらどうぞ訴訟してください」と呼びかけていた。訴訟覚悟で田村を告発したDaiGo。5月26日23時時点で、田村がSNSなどで反応した様子はない。果たして、この告発の行方はーー。
2023年05月27日「僕もネガティブなところがあったり、周りの目を気にしすぎて自己嫌悪に陥ったりするので、若林さんと共通点が多いんです」そう話すのは、King&Princeの髙橋海人(24)。彼は現在放送中のドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系・日曜22時30分~)で、オードリー若林正恭の半生を演じている。「エッセイを読ませていただいたとき、共感した部分に付箋をつけていったら、ものすごい数に(笑)。プレッシャーもありますが、撮影はすごく楽しくて充実しています!チームも情熱のある方ばかりなので、この思いが少しでも見ている方々の心に響けばうれしいです」劇中では、納得のいかない現状に葛藤しながらも、夢への情熱を失わない登場人物たちの姿が描かれている。「努力型の人たちが救われる物語だと思う」と語る髙橋だが、彼自身にも思い当たる部分があるという。「自分のセンスとか感覚は大切にしたいけど、それを表現するためには、知識とか経験が絶対必要ですよね。それに自分の才能は、ダンスも演技も、すべての人を納得させるにはぜんぜん足りてない。努力するのは大変だけれど、評価されるのは好きなので頑張れます。たとえ批判だったとしても、逆に燃えるタイプなので。だから、よくエゴサもしちゃいます(笑)」そんな髙橋は、今後どんな姿を目指して情熱を傾けていくのか。「変化に対する怖さはもちろんあるけど、楽しみな気持ちもすごくあります。20年後に振り返ったとき、『あの頃も楽しかったけど、今も最高だよね』って、みんなで言い合えるように頑張りたい。これからのKing&Princeの活動も、ファンのみなさんが喜んでくれそうなことを(永瀬)廉と2人でニヤニヤしながら計画しているんです(笑)。周りの人に『海人ってなんか持ってるな』と、可能性を感じてもらえるような存在になれたらと思っています」
2023年05月27日現在放送中のドラマ『春は短し恋せよ男子。』(日本テレビほか・月曜24時59分~/Hulu、TVerでも配信中)で甘酸っぱい青春ラブストーリーを演じている美 少年の4人。そんな彼らに、現場での青春エピソードなどを聞きました!――現場で青春を感じたことは?藤井直樹(22):保健室とか音楽室とか、すごく懐かしくない?岩﨑大昇(20):わかる!学生時代を思い出すよね。掃除のシーンも青春を感じたな。那須雄登(21):上履きも久しぶりだし、どこを切り取っても青春だね。岩﨑:でもやっぱり、4人で昼ご飯を食べながら作戦会議しているシーンが一番!那須:中庭で食べたのがよかったね。金指一世(19):天気もよかったし、あの雰囲気はまさに青春。焼きそばパンもおいしかった!――メンバーに恋愛相談をするなら誰?岩﨑:金指にしてみたいかも。どんな答えがくるのか予想つかない(笑)。金指:ミステリーな存在だからね(笑)。那須:僕は藤井ちゃん。聞き上手だから、話しているうちに自分の考えがまとまりそう。藤井:僕は、那須に相談すると思うな。自分とは違う視点の意見がもらえそうだから。金指:僕は大昇かな。的確な答えをくれる気がする。藤井:なんか、それぞれ相談し合う感じになったね(笑)。岩﨑:でも“強いて言うなら”だからね!金指:実際、メンバーには恥ずかしくて相談できない(笑)。
2023年05月27日《鼻と口が特にめちゃくちゃ篠原涼子だわ!》《めっちゃ篠原涼子なんよ》《母ちゃん6割、父ちゃん4割位?》(原文ママ)ネット上でこんな反応が起こったのは、市村正親(74)の長男で俳優の市村優汰(15)の近影について。所属するホリプロのインスタグラムアカウント「ホリプロActor」に投稿されたものだが、以前より成長して大人びた優汰の顔立ちについて、’21年に離婚した母・篠原涼子(49)に“よく似ている”と、多くの人が反応していた。優汰は、‘21年9月に父が主演を務めるミュージカル『オリバー!』で本格俳優デビュー。’22年12月には父と同じホリプロに所属することが発表された。「市村さんと篠原さんには2人の男の子がいて、次男は現在11歳。篠原さん自身が、“長男は篠原さん似で次男は市村さん似”だと話していたことがあります。次男も俳優を目指しているそうです」(スポーツ紙記者)離婚後、親権は父の市村が持つことに。市村自身の強い希望だったといわれている。市村は最近のインタビューで、役者業と2人の息子との子育てを両立する生活について次のように話している。《両立?普通ですよ、普通! 今日は朝6時に起床して、犬に餌をあげて、子供たちと自分の分のお弁当を作りました》(『FRIDAY』2023年2月24日号より)「息子たちの存在が、市村さんの原動力になっているといいます。テレビでも息子さんのためのお弁当づくりについて語っていたことがありますが、前の晩の夜に下ごしらえをきちんとしているそう。もともと料理好きなので、まったく苦ではないようです」(前出・スポーツ紙記者)一方の母・篠原涼子のほうはというと、4月で出演したラジオ番組で「子どもは育ってくれます。育てられているような気がします、子どもに」と2人の息子への感謝の気持ちを語っていた。「市村さんと息子さんたちと、篠原さんの関係性は離婚後、良好なようです。篠原さんが休みの日に家に来て、食事をしたり、みんなで遊びに出かけたりしているといいます」(前出・スポーツ紙記者)新しい家族の形をとる一家のなかですくすくと成長する、長男・優汰の今後に期待!
2023年05月26日市川猿之助(47)が両親と倒れているところを発見され、救急搬送されてから1週間が経過。両親が亡くなり世間に波紋が広がるなか、さらなる“ショッキングな証言”が飛び出した。「文春オンライン」は5月24日、猿之助が薬を飲んで意識を失った両親の顔に「ビニール袋を被せた」と関係者に証言していたと報じたのだ。猿之助はその後に自殺を図ったという。同日は猿之助が警視庁の事情聴取に応じた日でもあり、別のメディアでは「心中を図った」という趣旨の説明をしていたとも報じられた。胸が締めつけられるような報道に、ネット上では《ありえない》《何だか悲しすぎます》《ご両親が可哀想過ぎます》と悲痛の声が上がっている。「事件当初、猿之助さんは警視庁に『前日に死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ』と説明していました。司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬中毒とみられています。3人に外傷はなく、猿之助さんのそばには知人に宛てた遺書のような手紙が見つかっていました」(全国紙記者)猿之助の母・延子さん(享年75)は現場で死亡が確認され、父・市川段四郎さん(享年76)は搬送先の病院で死亡が確認された。独身の猿之助にとって、両親はかけがえのない家族だったはず。また、最近の段四郎さんは寝たきり状態だったといい、老老介護する延子さんを猿之助が支えていたとの報道もある。■親子3人の仲は良かったはずなのに…猿之助が語っていた母への尊敬猿之助は1983年に二代目市川亀治郎として初舞台を踏み、2012年に四代目市川猿之助を襲名。だが、段四郎さんは2013年に猿之助の襲名公演の最中に倒れ、以降は療養に専念していたという。そうしたなか、2015年のスーパー歌舞伎II「ワンピース」で実現した親子共演は大きな話題を呼んだ。いまでは澤瀉屋の看板を背負う猿之助だが、幼いころから両親の愛情を一身に受けて育ってきた。「澤瀉屋は歌舞伎界では珍しく学業優先で、稽古を理由に学業をおろそかにしてはいけないという方針でした。猿之助さんは段四郎さんの言いつけ通りに、慶応義塾大学をきちんと卒業しています。その一方で、柔軟な考えの持ち主である段四郎さんは、“好きこそ物の上手なれ”と稽古を押しつけなかったそうです。初めは歌舞伎を好きになれなかった猿之助さんは、父の舞台を鑑賞してその素晴らしさを再認識したと語っていました」(歌舞伎関係者)芸に励む夫と息子を支えてきた延子さんもまた、愛情にあふれた人だったようだ。日本舞踊の坂東流の名取だったこともあり、踊りには人一倍厳しかったという。だが、猿之助は過去のインタビューで「常にポジティブ。人は何か起きるとああすればよかった、と後悔しがちなものだが母は違う」(’05年7月20日「スポーツニッポン」)と、尊敬の気持ちを語っていた。「延子さんは一人息子の猿之助さんをいつも気にかけていて、猿之助さんが四代目を襲名するのは悲願だったそうです。親子3人の仲は良かったはずなのに、なぜ一家心中のような事件が起こってしまったのか……。段四郎さんと延子さんの葬儀も見通しが立っていないそうですし、一日も早く事件が解明されることを願うばかりです」(前出・歌舞伎関係者)事件当日には、一部週刊誌でパワハラとセクハラ疑惑が報じられた猿之助。だが所属事務所は23日に、マネージャーへの聞き取りをした上で「ハラスメントの事実はない」と否定していた。いったいなにが一家にこのような行動を取らせたのだろうか、悲しすぎる選択の真相はいかにーー。
2023年05月26日5月18日に市川猿之助(47)が都内の自宅で両親と倒れているのが発見され、両親が亡くなった事件。徐々に全貌が明らかになり、ひとり生き残った猿之助は、警視庁の調べに対して、両親と「死んで生まれ変わろうと話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」と話しており、一家心中を図ったとみられている。5月3日から28日まで行われる猿之助が主演を務める「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の最中だったため、あわや演目中止かと思われた。ところが20日以降、弱冠19歳の市川團子が昼の部の代役を務めるとの発表が。中1日の稽古で猿之助の代役を務めた團子だが、堂々とした演技に終演時にはスタンディングオベーションが起こり、さらにチケットも凄まじい勢いで売れているという。猿之助のピンチを救い、自身も所属する歌舞伎界の名門「澤瀉屋」の救世主とも評される團子。いっぽう、その父親である市川中車こと香川照之(57)と猿之助の間には微妙な距離が。「香川さんは二代目市川猿翁(83)の息子として生をうけましたが、猿翁さんは別の女性と駆け落ち同然の生活を始め、香川さんのお母さんとは離婚。そのため、香川さんは歌舞伎界と距離を置き、ドラマや映画といった現代劇で人気役者としての地位を築きました。’12年6月に46歳で市川中車を襲名したのも、息子である團子さんをいずれ猿之助さんにするため。ドラマや映画ではトップクラスの役者ですが、歌舞伎界ではまだまだ新米。歌舞伎にこだわり研鑽を積んできた猿之助さんに比べると、格下です。猿之助さんと香川さんはいとこ関係ですし、46歳で歌舞伎界に入った選択をとった香川さんの応援はしているそうですが、猿之助さんは“市川中車に対しては”厳しく接してきました。歌舞伎に対して並々ならぬ思いがある分、“半端な気持ちで歌舞伎に関わってほしくない”という本音もあったのでしょう」(歌舞伎関係者)実際、猿之助は亀治郎時代の‘12年3月に行われた自身を囲む会で中車襲名をどう思うかと尋ねられたところ、「いや別に……。どうでもないです」「(香川は)あんまり白塗りは似合わないと思います」と公開ダメ出し。また同年4月のイベント会見では、中車襲名に際し「厳しいスタートでしょうね。僕がテレビに出て感じるのと同じドキドキを感じてほしい」といい、同席していた香川は思わず苦笑していた。そんな2人の関係をさらにこじらせたのが、’22年8月に発覚した香川の性加害報道だ。本誌6月6日号で、ある後援会関係者はこう話している。「猿之助さんと香川さんとの間では、香川さんの息子(團子)が五代目として猿之助を継ぐことで話がまとまっているといわれています。そのため、銀座のホステスへの性加害行為が発覚した香川さんに対し、猿之助さんは“澤瀉屋に泥を塗った”として怒り心頭でした」また猿之助は事件4日前、『スポーツ報知』に掲載されたインタビューで中車と團子について《言えるのは2人とも、まだまだ経験不足ということです。歌舞伎は何より場数を踏むことが大事。(略)厳しい言い方に聞こえるだろうけど、早く使いものになってほしい》と語っていた。しかし、猿之助をフォローしたのは“後輩”である香川の息子の團子。このいびつな関係の行く先はーー。
2023年05月26日《シーラカンスモナカ…なに!?》《シーラカンスモナカ、仙台に行った時に買えたらいいな…》5月25日、ツイッター上の羽生結弦(28)ファンたちの間で話題になったのが《シーラカンスモナカ》というワード。羽生は26日から開幕する「ファンタジー・オン・アイス2023」に出演する。25日には幕張公演のリハーサルがあったが、ショーの出演アーティストの福原みほさんが、自身のインスタグラムのストーリーに羽生からの差し入れだとして、《シーラカンスモナカ》なるお菓子の画像をアップしたことに、羽生ファンが反応したのだ。また、翌日には同ショーの出演スケーターである織田信成(36)もツイッターに《仙台の方からの差し入れで頂いたこのお菓子がめちゃくちゃ美味しいねんけど!!アンコと中にがっつりバター入ってて背徳感堪らん最高!!》と投稿している。羽生のファンに聞くと、「羽生くんが共演者にする差し入れの定番としてファンの間で知られているのが、仙台の銘菓『萩の月』です。『シーラカンスモナカ』を差し入れしたという話は今まで聞いたことがなかったので、新鮮に思いました。それでも、やっぱり地元の仙台のお菓子を選ぶところが羽生くんらしいなと思います」シーラカンスモナカは、仙台市の青葉区に店を構える菓子店「メゾン シーラカンス」が販売する店名を冠したモナカ。あんことバターがサンドされており、塩気がきいた味が特徴だという。これまでもメディアに複数回取り上げられており、“仙台の新土産”としても注目を集め始めている。「メゾン シーラカンス」の広報担当者に話を聞くと、羽生がシーラカンスモナカを差し入れにしたとSNSで話題になった25日には「オンラインショップの商品が一瞬のうちに売り切れました。注文数は通常の5倍ほどでした」。また、問い合わせも多く、店舗のほうにも通常より多い人出があるという。羽生は5月上旬に『徹子の部屋』のスペシャルに出演した際にも、番組内で食べたプリンに注文が殺到するという出来事が。“羽生売れ”現象はまだまだ続きそうだ。
2023年05月26日NTTドコモは、店頭での事務手数料を7月1日から引き上げると発表しました。事務手数料はスマホの新規契約や機種変更など8種の手続きにかかり、現在は1100円、2200円、3300円と分かれていますが、7月以降は一律3850円になります。手数料値上げはKDDIで4月20日から、ソフトバンクは6月1日に予定。7月以降は3850円で3社横並びになるようです。これは、機種変更手数料2200円で考えると1.75倍もの大幅値上げですが、ネットのドコモオンラインショップなどで手続きすると事務手数料は原則無料です。同じ手続きなのに、ネットと店頭でこれほど差が大きいのは、「店に来てほしくない」のが本音でネットに誘導したいのでしょう。困るのは“ネット弱者”といわれる中高年です。通信料は格安スマホがお得だと知っていても、店頭でのサポートを頼りにドコモやau、ソフトバンクでの契約を続けてきた方も多いと思いますが、今こそ見直すとき。格安スマホへの乗り換えをおすすめします。■値上げに負けない賢い選択を!ただ問題は、契約などネットでの手続きですが、それをクリアする方法が2つあります。1つめは子どもや孫などネットに慣れた若い人に手伝ってもらうこと。ネットの先生が身近にいれば、操作で困ったときも安心です。気安く頼める人がいないなら、2つめの選択肢は、店舗のある格安スマホを選ぶことです。たとえばイオンモバイル。イオンモールなどに店舗があり、相談にも対応してくれます。60歳以上対象の「やさしい音声プランS」なら月3GB使えて858円。LINEやメール中心の使い方なら、月3GBで十分でしょう。もっと通信量が少ないご夫婦なら、2人で3GBを分け合う「やさしいシェア音声プランS」がおすすめ。2人分で月1408円と格安です。通話料は国内かけ放題が60歳以上は月1210円ですから、通信と通話を合わせて1人月2000円程度で問題なく使えます。あとは機種代金ですが、格安スマホに乗り換えてもそのまま使える機種もあります。それなら機種代金もかからず、使い方を覚え直すこともありません。格安スマホはほかにも、ビックカメラなどの家電量販店にブースを構え、契約などのサポートを行っています。店に出向いた際ちょっと質問してみて、問い合わせに快く応じてくれるか試してみては。スマホ代のみならず、今は値上げラッシュ。6月から北海道・東北・東京・北陸・中国・四国・沖縄電力の規制料金が上がります。スマホは大手キャリアが安心と、しがみついている場合ではありません。さっさと格安スマホに乗り換えて、自分の暮らしを守りましょう。
2023年05月26日中居正広(50)が全国ツアー中の男闘呼組の、5月25日の愛知公演に駆け付けたことが話題を呼んでいる。ライブのアンコール中、男闘呼組メンバーはサプライズでSMAPのヒット曲『夜空ノムコウ』を披露。そして「中居正広くんが来てます」と紹介。中居はステージに上がると、「どうもこんばんは。男闘呼組の広報を担当しています中居です」と冗談交じりに挨拶し、客席を盛り上げた。中居は昔から男闘呼組を慕ってきた、と話すのは芸能関係者。「中居さんは男闘呼組のことを、『人生でいちばん聞いたロックミュージシャン』と話しています。昨年7月から期間限定で再始動した男闘呼組ですが、その活動の始まりとなったのが7月に放送されたTBS系の音楽番組『音楽の日』でした。その男闘呼組の収録を『どうしても見たい!』と中居さんは立ち会って、お祝いにケーキまで用意していたと言います」このときの男闘呼組の復活パフォーマンスを見たときの感情を、中居は「感情的になってしまった瞬間」と語っている。「10代のころからジャニーズで一緒だった男闘呼組は、中居さんにとって面倒見のいい先輩だったようです。中居さんは’94年に自身のラジオ番組の最終回のゲストに岡本健一さんに来てもらったこともあったほど、憧れの存在だそうです」(前出・芸能関係者)3月に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ2時間SP』(TBS系)で男闘呼組がゲスト出演した際には、中居が昨年末に療養していた際の秘話も明かされている。「男闘呼組の4人が中居さんにビデオメッセージを送ってくれたそうです。『俺たちからも元気をどんどん送るから』なんて言葉があったりして、中居さんはそれを見て泣いてしまったと話していました」(テレビ誌ライター)若いころから今に至るまで、自分を気にかけて続けてくれた先輩たちへの感謝の気持ちゆえ、今回のライブサプライズ登場となったようだ。
2023年05月26日5月31日からマクドナルドで販売される3種の“平成バーガー”。初登場が’98年の「たまごダブル」、’06年の「焙煎ごま えびフィレオ」、’09年の「ジューシーチキン ブラックペッパー」が復活するが、平成時代をオマージュしたCMが波紋を呼んでいる。池田エライザ(27)が平成のトレンドを“6変化”で再現し、音楽は今も高い人気を誇る浜崎あゆみ(44)の代表曲「Boys & Girls」が起用された。「’94年のデビュー当初の広末涼子さん(42)や、’97年にSAMさん(61)との結婚会見で黒のトップスに『バーバーリー』のミニスカートを着用していた安室奈美恵さん(45)、’00年代初めに携帯電話『ツーカー』のCMに出演していた浜崎さんなどを彷彿させる内容でした。当時の流行語“チョベリグ”をキャッチフレーズに、超厚底ブーツや“ガラケー”など随所に平成トレンドへのオマージュが散りばめられています」(WEBメディア記者)池田扮する“平成レトロ”に、SNSでは《池田エライザが可愛すぎる》《めちゃくちゃエモい》と歓喜が続々。ところが「しっくりこない」と感じる人もいるようで、否定的な声も上がっているのだ。《マックのCM観て思うんだけど、私の知ってる平成とよく商業化される平成のイメージが全然違う》《マクドの架空の平成CM、またみんな細かいことにうるさいんだから〜と思いながら見てみたらマジで架空だった》《マックの平成ブームに乗っかったCM 復刻メニューの年代とコンセプトが噛み合ってないのはホントに作り手が雑に平成を消費してんなって感じるけどエライザちゃんのあゆモノマネが上手い事だけが救い》だが、そうした声に対して反論の声も上がっており、一部で論争状態になっている。《存在しない平成って言われてるけど、全部既視感あるし間違いなく存在した平成》《マックのCMを存在しない平成を見せられてるとか言ってる人…マ?私がわかるだけでも安室ちゃんにあゆにモー娘でCM自体はほぼほぼ〜2000年の存在した平成なんだが》《マックの平成バーガーCM、「ピンとこない」とか「存在しない平成」とか言われてるらしく地味にダメージ受けてるギリ30代です。全部分かりますね。「私にとっての平成」ど真ん中なCM》「30年にわたる平成時代では、懐かしいと感じるものは世代によって様々でしょう。CM内容は主に、現在の40代が10~20代の頃に流行ったものばかりです。ただ、当時をよく知る層からすれば“誤差”が気になってしまうようです。例えば『超ベリーグッド』を省略した“チョベリグ”という言葉は、’96年に反対語を表す“チョベリバ”とともに流行語大賞トップ10にランクインしています。当時はルーズソックスや“アムラー”も流行った時代です。その一方で、浜崎さんの『Boys & Girls』がリリースされたのは’99年。その頃にはすでに“チョベリグ”が死語になっていたので、キャッチフレーズとして用いられたことに違和感を抱いた人もいるようです」(前出・WEBメディア記者)今年2月にはPUFFYをオマージュしたCMでも、様々な意見が飛び出したマクドナルド。それほど世間の関心が高いということなのだろう。
2023年05月26日TKOの木本武宏(52)と木下隆行(51)が5月24日に投稿された「カジサック」こと梶原雄太(42)のYouTubeチャンネルに出演。YouTuberのヒカル(31)も参加し4人でトークを繰り広げたが、そのなかで木本が“騒動”の渦中にサンドウィッチマン富澤たけし(49)から受けた優しさについて語っている。木本は昨年、巨額の投資トラブルが発覚して松竹芸能を退所。その際、芸人仲間やスタッフからの連絡が心の支えになったといい、その一例としてサンドウィッチマンについて次のように話した。「例えば、サンドウィッチマンとかやったら、伊達ちゃんはすごい心配してくれて。トミー(富澤たけし)のほうはずっとボケてくんの。『いつ逮捕されるんですか?』とか。逮捕とかそんなんされへんねんってツッコむ状態でもないからさ。そしたらまたボケてくんのね。何時間もずっーとやめてくれへんねん。それでもう最後に『もうええねん!やめろ!』ってツッコんだら、『それそれ』って(言われて)終わった」富澤からの芸人らしい愛あるイジリがあったようだ。一方、同動画のなかで、同じような話はないのかと話を振られた相方の木下は「ほとんどみんな既読無視やった」と返答。ただ、木下のほうも別の動画でやはり芸人の先輩からの温かい心遣いを話している。木下が5月25日に配信した自身のYouTubeチャンネルで明かしたのは、先輩の今田耕司(57)とのエピソード。木下は‘19年に後輩芸人の顔にペットボトルを投げつけるなどのパワハラ行為が報じられ、’20年に松竹芸能を退所。その際、今田に食事に誘われたという。「経緯を話してくれ」と今田に言われ、木下が説明。当時、ほかの周囲の人からは「ペットボトル投げただけやのに」「時代なのかな」などと同情的な言葉をかけてくる人もいたことから、今田も同じような言葉をかけてくれるかと心のどこかで思っていたという木下だったが、今田は「絶対やったらあかんやろ、おまえ!後輩やぞ!」「後輩はいちばん大事にせなあかん」と激怒したという。その後、帰るときには「頑張ろうなぁ」と温かい言葉をかけてくれたという今田。木下は、今田のおかげで目が覚めたといい、「あれがなかったらどこか甘えている自分がいたかも」と話していた。今年に入ってコンビで再始動し、最近では2人でのYouTubeチャンネルも立ち上げたばかりのTKO。今後、周囲の芸人から受けた優しさに応える活躍を期待したいものだがーー。
2023年05月26日「自分の使い方に合ったゴールドカードを選べば、年会費を払っても、払った分以上にお得になるカードがあります」こう話すのは約110枚のクレジットカードを保有し、実際の使い勝手を発信する“ポイントの達人”、菊地崇仁さんだ。年会費を払うと損した気分になるため、ゴールドカードを持つことは考えていない人は少なくない。でも実は、お得な特典で元が取れることも。そこで、菊地さんが映画やグルメといった趣味やどこでの利用が多いかなどの生活スタイルごとに、年会費を払う価値のあるおすすめのゴールドカード8つ教えてくれた。【1】大手キャリアのスマホをよく使う「まず、ドコモやau、ソフトバンクの大手キャリアと契約し、携帯料金が月1万円を超える人に、お得なゴールドカードがあります」(菊地さん・以下同)契約先がドコモなら「dカードGOLD」、auなら「au PAY ゴールドカード」、ソフトバンクなら「PayPayカード ゴールド」。年会費はどれも1万1000円(税込み・以下同)で、自社の携帯料金はポイント還元率が10%(auのみ11%)。だから、携帯料金が月1万円だと1000ポイントもらえ、1年で1万2000ポイントたまる。これだけで年会費の元が取れ、買い物などで得たポイントはすべてもらい得になるという。【2】コンビニやチェーン系飲食店をよく利用するコンビニやチェーン系の飲食店をよく使う人には「三井住友カード ゴールド(NL)」を。NLはナンバーレスの意味で、券面にカード番号が記載されていない。「番号を盗み見される心配がなく、セキュリティ性の高いカードです」メリットは、対象店で交通系カード決済のように「タッチ決済」すると、最大5%還元になること。「対象店で月1万円使えば月500ポイント、年6000ポイントもらえます。年会費の5500円はそれだけでおつりがくる状態。また、カードを年100万円以上利用すれば年会費が翌年以降ずっと無料という点も◎です」年100万円は使いすぎでは?「そんなことはありません。2人以上の世帯だと光熱費や保険代などの固定費が月5万円、食費が月5万円くらいかかるでしょう。これらの支払いをすべて1つのカードに集約すれば、年100万円はそれほど難しくないと思います」■特典は変わることが。定期的にチェックを特定の趣味を持つ人にうれしいゴールドカードも。【3】映画が大好き「映画好きには『SAISON GOLD Premium』。映画が1本1000円で見られます」6月以降一般料金が2000円になるTOHOシネマズでは年11回の観賞で年会費がペイできることに。【4】グルメ・外食が好き「TRUST CLUB ワールドカード」はコース料理を複数名で予約すれば、1名分が無料になる。記念日を高級ディナーで祝いたい人にピッタリだ。【5】高級ホテルに泊まりたい「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」は年150万円の利用でヒルトンホテルの週末1泊が無料になるそう。先述のようにすべての決済をまとめれば、無理な金額ではないだろう。これさえクリアすれば、年会費など軽く吹っ飛ぶほどのお得感だ。【6】海外をあちこち旅したい「楽天市場ユーザーによく勧められる『楽天プレミアムカード』は、実は、海外旅行が好きな人にもおすすめです。特典の『プライオリティ・パス』は世界148カ国の空港ラウンジが無料で使えるパスで本来は6万円超。それが無料なだけでも年会費を払う価値があるでしょう」とはいえ、年会費のもったいなさがぬぐい切れない人も。【7】買い物でポイントをためたい「一般の『エポスカード』で年50万円利用し『エポスゴールドカード』に招待された人は年会費が永年無料です」【8】ふだんの買い物はイオン「『イオンカード』は年50万円以上利用すれば自動的にゴールドに切り替わり、年会費は無料です」ただし、特典などは変わることもあるので、定期的なチェックはお忘れなく。目先の年会費ばかりにとらわれすぎず、総合的な判断でお得なカードを選ぼう。
2023年05月26日3月にスタートした、Aぇ! group初の全国ツアー「Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023」。5月12~14日には、東京で初となるライブが有明・東京ガーデンシアターで開催された!その模様を誌上リポート♪「Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023」は、パワー全開フルスロットルの公演だった!客席の後方からメンバーたちが登場すると、至近距離でのパフォーマンスに、ファンの興奮は一気に最高潮。序盤からハイテンションな楽曲が続き、Aぇ! groupらしい、明るく元気な雰囲気に会場中が包まれた。しかし、V6の楽曲『君が思い出す僕は 君を愛しているだろうか』では雰囲気が一転。小島の生ピアノ演奏でしっとりと歌い上げ、ふだんとは違う大人っぽい魅力を見せてくれた。直後のゲームコーナーではまた、彼ららしい、わちゃわちゃとした空気に。ノリノリでコスプレ姿を披露すると、とくに末澤誠也(28)のチアリーダー姿は「かわいい~」とファンからも大好評。そして、後半戦のハイライトは、ジャニーズの名曲を集めた「愛メドレー」と、彼らの十八番でもあるバンド演奏。クライマックスの、未来への野心と希望を歌ったロックナンバー『PRIDE』では、熱くエネルギッシュなパフォーマンスで会場をヒートアップさせた。このあふれるエネルギーと勢いで、“Aッ!!”と驚くような未来へ突き進め!
2023年05月26日現地時間5月23日、第76回カンヌ国際映画祭で監督として6年ぶりの新作『首』が公式上映された北野武(76)。上映後は約5分間にわたってスタンディングオベーションが巻き起こったが、注目を集めたのは作品だけではなかった。上映前に歩いたレッドカーペットでは、西島秀俊(52)や加瀬亮(48)、中村獅童(50)ら出演者に交じって着物を着た女性の姿が。たけしの隣に立つと、手をつなぎ少し恥ずかしそうに取材陣の撮影に応じていた。この女性こそが、たけしが’20年に再婚した18歳年下の夫人・Aさん。一部スポーツ紙によれば、Aさんが公の場に登場するのは初めてだという。「北野さんは’19年6月に前妻・幹子さんと離婚が成立。Aさんとは’12年ごろに交際が始まったと報じられ、2人は’15年に個人事務所『T.Nゴン』を設立しました。北野さんが’18年に『オフィス北野』を退所して以降は、Aさんがマネジメントも担っており公私にわたるパートナーです」(芸能関係者)カンヌで愛妻を初お披露目したたけしだが、約40年にわたって連れ添った幹子さんは離婚に至るまで“揺れる胸中”を抱えてきた。たけしが「オフィス北野」を退所した直後の’18年11月、幹子さんは本誌の直撃に「離婚は本当にしてませんよ」と当時一部で噂されていた離婚話を否定。一方で、たけしの誕生日である“118”を愛車のナンバーにしていた幹子さんは、この時ナンバーを替えていた。変化に気づいた記者がそのことを問うと、「ちょっと、腹の立つこともあるじゃないですか。自分の気持ちの切り替えみたいな」とポツリ。「私の気持ちは確かに複雑です」とも語っていたが、直撃の最後には、「いまは遠く離れていても、“体は大丈夫なのかな”とか“元気なのかな”と思っています……」と愛情を吐露していた。■「これからも元気で仕事をしてくださいって。願いはそれだけ」そして、一部スポーツ紙で離婚調停が報じられた’19年1月。たけしは報道直後に出演した番組で、「(離婚)調停なんか終わっているよ、バカヤロー!あとは判子を押すだけだ」と言い放ち波紋を呼ぶことに。だが、たけしの“衝撃発言”を幹子さんは知らなかったようで、「えぇっ!?本人が言っているの!?呆れた。調停なんて、絶対ないですから……」と本誌に否定していた。これまで本誌の取材に対して、一貫して離婚を否定し“妻の意地”を見せてきた幹子さん。そうした態度に変化が訪れたのは、たけしが再婚した後だった。’20年2月、幹子さんは本誌の直撃に「おめでたいことですからね。だから『結婚おめでとう』でいいんじゃないですか」と元夫の再婚を祝福。Aさんへの“複雑な感情”については、「今はそんな気持ちはこれっぽっちもありませんよ。それより第二の人生を明るく楽しく。いつも笑って生きていきたいですね」と吹っ切れた様子だった。最後にたけしへのメッセージを問うと、「だから残りの人生、彼にも健康で、幸せになってほしいですね……。これからも元気で仕事をしてくださいって。願いはそれだけ」と語っていた。「結婚当初からほとんど別居生活が続いていましたが、幹子さんにはたけしさんを支え続けてきた自負があったため『離婚だけは絶対にしない』とかたくなだったそうです。しかし、『いつまでも意地を張っていては、彼の幸せを邪魔してしまう』と、妻として最後の愛情を見せたのでしょう」(前出・芸能関係者)数々の苦悩に苛まれた結婚生活だったが、最後は笑顔でたけしを送り出した幹子さん。きっとカンヌでの栄光も、陰ながら讃えていることだろう。
2023年05月26日シャネルのバッグを持ち、日傘をさして外出していたのはフリーアナウンサーの高橋真麻(41)。スキニーデニムがフィットした脚のシルエットは驚くほど細い。表情もテレビで見る「元気いっぱいなマーサ」とはほど遠く、やつれているようだが……。昨年秋に第2子を出産し、3歳の第1子と2人の子供を育てながら仕事も続けている真麻。ブログでは、《毎日、仕事があろうと無かろうととにかく忙しい。家事は無限…》(5月9日)、《頑張って出産したのに「抜け毛」という仕打ちって何なんだろう》(5月11日)などと愚痴ともとれる言葉をひんぱんに投稿している。以前は俳優の父・高橋英樹(79)と母親と“二世帯同居”していたが、現在は親からのサポートも受けられていないという。「ご両親は都内のタワーマンションで生活するようになったのです。そのため、ご主人の仕事中は“ワンオペ育児”にならざるをえません。ストレスをかなり感じていて、出産後さらにやせてしまったようです」(真麻の友人)冒頭の本誌が目撃した日は夫が子供たちの面倒を見ていたのか、真麻は一人で外出していた。駅ビル内のフードコートに入った彼女は、複数の店舗で注文し、30分以上かけてランチ。さらに、テークアウトをどっさりと買い込んで帰宅したのだが、驚いたことに、帰宅直後にフードデリバリーもやってきた。「真麻さんはこちらが驚くほどよく食べるんですよ。それなのにあんなにやせているから不思議に思います。ご自身でも“体重の増減が激しいタイプ”と話していましたが……。実は彼女、手にタコがあり、自分で吐くことが多い人にできる“吐きダコ”ではないかと心配しています」(前出・真麻の友人)“爆食い”しているのに“激やせ”している真麻。健康上の問題はないのだろうか。ストレスケア日比谷クリニックの酒井和夫院長に聞いた。「女性は男性に比べて20倍も摂食障害が多いといわれますが、ダイエットの成功体験が引き金となるケースがほとんどですね。脳が食欲をコントロールできなくなり過食する一方、体重が増えないように嘔吐したり下剤を乱用するような人もいます。お薬を使った適切な治療をおすすめします」“食事はストレス解消法”と語っている真麻。しかし過食と無理な減量を繰り返すことで思わぬ病気を招くこともある。2人の子供のためにもうまく体調をコントロールしてほしい。
2023年05月26日瞬発力が欲しいです。怒りが発動するのが遅いとその場では揉め事になりにくいものの相手には舐められてしまいますし、こちらはこちらでたっぷり時間をかけて負の感情を熟成させてしまうので後々双方に良くない結果になりがち。正しいタイミングできちんと怒るスキル大切だなと感じます。思春期を迎え、どんどん生意気になってくるであろう我が子との向き合い方……うまくできるだろうかと心配ではありますが、今のところは数々の修羅場を乗り越えてきた夫によってギリギリ威厳を保つことができています。パートナーのサポート、大事。
2023年05月26日経済協力に、投資の約束……広島サミットで海外首脳に“いい顔”をし続けた岸田首相。だが、国内、特に高齢者に向けては厳しいようで。大増税が待っている。「5月12日、75歳以上の後期高齢者の医療保険料を引き上げる法案が、可決・成立しました。若者世代の『出産育児一時金』を増額するためという名目で、2024年度から2年かけて、段階的に保険料が上がることになります。今後も、高齢者をターゲットに、あらゆる面で“負担増”が強いられることになりそうです」こう語るのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんだ。第1次ベビーブームのときに生まれた「団塊の世代」の全員が後期高齢者となる2025年を目前に、さまざまな制度が改正されている。たとえば医療分野では、昨年、一定以上の所得がある75歳以上の医療費の自己負担割合が1割から2割に増えている。「2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症になると予想されています。本来なら医療、介護で手厚いサービスが求められるはずですが、逆に負担が増してしまうという結果になりそうです」では、高齢者にはどのような負担増が待ち受けているのだろうか。今回、年金が260万円(夫200万円・妻60万円)で、夫婦ともに在宅で介護サービスを利用している人をモデルケース(表参照)として、総務省の家計調査などをもとに、シミュレーションをしてみよう。まず冒頭で触れた、後期高齢者の医療保険料の引き上げについて、ファイナンシャルプランナーの内山貴博さんが解説する。「年収が80万円未満の方は、今回の保険料引き上げの対象とはなりません。つまり、現役時代は自営業などをしていて、夫婦共に基礎年金のみで生活する人は対象外となります。ところが、75歳以上の方で、年収が153万円を超えると、段階的に保険料が上がっていくことになります。夫婦合算ではなく、それぞれの収入で考えます」収入によって、引上げ額が異なる。厚生労働省の試算によると、本誌のモデルケースのように、夫の年収が200万円の場合、2024年度は保険料が据え置かれるが、2025年度から年間3900円が引き上げられることに。「年収400万円の人は、2024年度から1万4000円の引き上げ、年収1100万円の人は2024年度に6万円、2025年度に13万円引き上げられることに。今回の保険料引き上げは、後期高齢者の約4割の人が対象となります」岸田政権がもくろむ“大増税”は医療保険料ばかりではない。毎月、支払っている介護保険料も、値上げの一途をたどっている。「事業開始当初の2000年、要介護、要支援認定者は218万人ほどでしたが、2021年には682万人と、3倍近くに増えているためです。今後も利用者は増えるうえ、介護事業者の報酬も引き上げる必要があるので、介護保険料は上がっていくでしょう」(内山さん)■ひそかに進行する介護負担“原則2割化”計画では、どのくらい介護保険料が上がりそうなのか。柏木さんが解説する。「2000年度に始まった介護事業ですが、当初の第1号被保険者(65歳以上)の介護保険料の“基準額”は全国平均で月2911円でした。それが現在は6014円と倍増しています」第1号保険料の基準額は3年に1度改定される。来年2024年度が次の改定のタイミングだ。これまでも改定のたびに基準額は引き上げられてきた。過去には20%を超える大幅な引き上げがされたことも。「2020年に発表された大和総研のレポートでは、2024年の基準額は7100〜7200円に引き上げられる見込みがあると、試算されています。今回も約20%もの引き上げの可能性が指摘されているのです」(柏木さん)65歳以上の人が実際に支払う介護保険料は、こうして改定された保険料を基準額として、所得状況に応じて、各地自体ごとに定められた算出方法で決定していく。基準額が7200円となった場合でモデルケースの家庭を試算してみよう。新宿区の計算方法で算出すると、夫の介護保険料は年額3万240円で3360円の値上げ、妻は年額2万1600円で2400円の値上げとなる。「年金生活者のなかには、日々、数千円を節約し、なるべく貯蓄を取り崩したくないと努力している人も多くいます。医療と介護の保険料の引き上げは、そういう方にとって大きな負担になるでしょう」(内山さん)介護保険料の負担が増えるのだから、介護サービスは使いやすくなるのだろうと期待したいところなのだがーー。ある介護関係者が語る。「現在、介護保険を利用する9割以上の人たちは、自己負担は1割になっています。しかし、2024年度以降に、“原則2割負担”にしようという議論が進んでいるのです。対象になるということは、介護費用が2倍になるのと同じことです」2022年に一般社団法人日本デイサービス協会が行ったアンケート調査によると「原則2割負担にする議論があることを知っている人」は、全体の24%。知らぬ間に、介護費用が引き上げられようとしているのだ。「たとえば自己負担1割で、要介護1の夫が7〜8時間のデイサービスを週2回(1回800円、月額6400円、いずれも自己負担額、以下同)、要支援1の妻が訪問介護サービスを週1回(1回300円、月額1200円)利用した場合、夫婦の介護の自己負担額は年間9万1200円になります。自己負担が2割に増えれば、自己負担額が2倍の18万2400円になってしまいます」(内山さん)さらに症状が進み、夫が要介護3になり、デイサービスを週3回(1回1000円、月額1万2000円)受け、さらに介護ベッド(月1000円)をレンタルするようになった場合、年間で15万6000円も増額されることになるのだ。費用がかかるため、介護サービスの利用を控え、症状を悪化させた結果、認知症などが進行してしまうことも懸念される。■物価高も止まらない……狂わされる老後計画ここ1年、生活を苦しめている物価高も、もちろん高齢者世帯にとっても大問題だ。「エネルギー価格は落ち着きを見せ始めているものの、ウクライナ情勢は先行きが見えず、さらに円安傾向も続いています。物価高も、続くことが予想されます」(内山さん)仮に日本銀行が目指している物価上昇率2%が続いた場合、2025年にはどのくらい支出が増えているのだろうか。「家計調査で、価格変動がしにくい住居費などを除いた75歳以上の世帯の1カ月の支出は19万2227円です。2年連続で2%ずつ物価が上昇すると、2025年には19万9992円と、月に7765円も支出が増えることに。年間だと、9万3180円の支出増です」(内山さん)ここまで見てきた負担増をすべて合わせると、年間19万4040円もの負担増に。老後の設計が大きく狂う金額だろう。さらに、来年からは相続税の実質的な増税も予定されている。揺りかごから墓場まで、とどまるところを知らない大増税に、われわれの生活はいったいどうなってしまうのだろうか。
2023年05月26日NHKが24日、市川猿之助(47)が過去に出演した作品について再放送を止めていると明かしたことを、スポーツ紙各紙が報道している。これを受けて、作品ファンに動揺が広がっている。猿之助は昨年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や、’07年の大河ドラマ『風林火山』などのNHK作品に出演してきた。NHKの担当者は「総合的な判断」を理由として、具体的にどの作品についてかは明かさなかったものの、予定されていた再放送がなくなったと説明したという。ただNHKオンデマンドで有料配信されている作品の今後については、現時点で決まっていることはないといい、25日現在も『鎌倉殿の13人』『風林火山』は配信されている。猿之助の事件に関しては警視庁がいきさつを捜査中。今後の状況によっては、NHKが措置を変えることもありそうだ。これを受けて、ネット上では今後の作品への措置がどうなるか心配する声が上がっている。《鎌倉殿も今後再放送なくなるかもね。名作なのになぁ》《鎌倉殿が見られなくなるのは辛い。オンデマンドは残してほしいです》《つい先日向田邦子賞を受賞したばかりなのに、鎌倉殿の配信もお蔵入りするのか戦々恐々としています》特に『鎌倉殿の13人』については、23日に脚本家の三谷幸喜(61)が向田邦子賞を受賞し、贈賞式会場に主演の小栗旬(40)ら豪華出演陣がお祝いに駆け付けたことで、作品ファンの熱が再燃しているところだった。ただ、『鎌倉殿の13人』については猿之助演じた怪僧・文覚の登場シーンは少ないことからこんな声も。《鎌倉殿再放送しないかな~…文覚のシーンはこう編集でアレすれば行けると思うんだけど》《風林火山は難しいだろうけど鎌倉殿はほとんど出てなかったからカットすればなんとかなりそう》
2023年05月26日「バラエティで求められると、すぐに暴露しちゃうんですよ」5月24日放送の『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)で、こう明かしたのは若槻千夏(38)。番組後半で「NGなこと」の話題になり、自らを「なんでもしちゃうタイプ」として“あるエピソード”を披露した。以前、本番組内で嫌がらせを受けた芸能人の実名を明かし、オンエアでは「ピー」という自主規制音で伏せられていたという。だが放送翌日に色んな人からその人物の正体を聞かれ、「聞かれた人全員に(実名)を言っちゃって、全然オンエアのピーの意味がなくなっちゃって」と振り返った。「若槻さんが話した内容は、昨年9月21日の放送回のことでしょう。グラビアアイドルとしてデビューしたての頃、若槻さんが生放送でトークをしている最中に先輩タレントから足を踏まれ続けたことなどを告白していました。MCの上田晋也さん(53)から『誰?』と聞かれて、若槻さんは『〇〇って覚えてます?』と実名を暴露。ですが、オンエアでは自主規制音で実名が伏せられていたのです」(芸能関係者)当時も共演していた大久保佳代子(52)から、「ちょっと覚えていない。誰だっけ?」と実名を促された若槻。すると、「私が一番嫌がらせを受けたのは○○○○です」と明言。上田が「言うな!」とツッコミを入れるも、肝心の実名はまたも伏せられていた。若槻によれば嫌がらせをしてきた人物は、「もういない」とのこと。上田から「どの人かわかる?」と問いかけられた安めぐみ(41)は、「私もそうですね、ちょっとありました」と同じ人物から被害を受けていたことを暴露。沖縄のロケで一緒になった際に挨拶をしたところ、「下からグイって見られて、『フンッ』ってやられて、フル無視された」と明かしたのだった。若槻と安が暴露した“実体験”はスタジオから驚きの声が相次ぎ、盛り上がりを見せていた。ところが、この内容がネットニュースで報じられると、“視聴者を置き去りにしている”として自主規制音に拒否反応を示す声が上がっている。《誰に向けて番組作ってるの?》《これは視聴者が見てて一番面白くないタイプの番組だろうね ピーっと音入れるなら放送しないほうがいい》《内輪で盛り上がって視聴者が楽しいと思ってるようなこんな番組は見たくない。放送出来ない事で盛り上がってて何がしたいんだろうか》「若槻さんは2度の放送にわたって実名を明かしていましたが、番組の判断で伏せたのでしょう。ひと昔前はイニシャルトークや自主規制音は、視聴者の興味を引く演出のひとつでした。ですがSNSが浸透した今、著名人だけでなく一般人もネット上で“告発”をする人が増えてきています。そうした時代の変化もあり、“隠すくらいなら放送しないで”と感じる人も少なくないようです」(テレビ誌ライター)“ピー”ありきの暴露話は、視聴者にストレスを与えかねないようだ。
2023年05月25日警官による市民への暴力が問題視される中、95歳の女性が警官にスタンガンで撃たれて命を落とした。ABCオーストラリアなどが報じている。ABCオーストラリアによると、オーストラリアのキャンベラで今月17日、高齢者向けの介護施設であるヤランビー・ロッジに入所していたクレア・ナウランドさん(95)が警察官のクリスチャン・ホワイト被告(33)にスタンガンでショックを与えられて転倒し、頭を強く打って病院に運ばれた。ナラウンドさんは認知症で、この日はキッチンからステーキナイフを持ち出し、歩行器を使ってスタッフから逃げていたという。施設からの相談を受けて駆けつけたホワイト被告は、ゆっくり近づいてくるナラウンドさんにスタンガンを使用。彼女はそのショックで転倒し、頭蓋骨を折る大けがを負った。すぐ病院に運ばれ治療を受けていたが、1週間後の24日に亡くなったそうだ。ナウランドさんが入院した直後にホワイト被告は暴行罪で起訴されていたが、彼女が亡くなったことにより罪状が追加される可能性が高いとThe Sydney Morning Heraldは伝えている。今回使われたスタンガンは、トゲの付いた射出体が飛び出す「テーザー銃」だった。標的に突き刺さると電流が流れるようになっており、局所的に激しい痛みが引き起こされる。
2023年05月25日5月18日に自民党と公明党が国会に修正案を提出し、「LGBT理解増進法案」成立に向けた議論が加速している。そんななか、LGBTを巡るある“持論”が波紋を呼んでいる。それは5月8日午後10時30分ごろにTwitterで呟かれた以下の投稿だ。《今のうちに警鐘を鳴らしておく。オウム真理教の時も、地下鉄サリン事件の前からそのヤバさに気付いて社内外で騒いだが、誰も本気にはしてくれなかったからね》この呟きの主は報道カメラマンの原田浩司氏。この呟きに原田氏は下記のように発言を続けていく。《今回のLGBTに関する報道を見ていると、1980~90年代、マスコミがオウム真理教をサブカルチャーとして持て囃していたことを思い出す。マスコミには、新しいものを有り難がる習性みたいなものがある》(この投稿は現在は削除されている)《とにかくね、何か変だと感じた直感を大事にして欲しい。 当時、オレもオウム真理教信者、彼らが乗っ取ろうとした熊本県・波野村の村人たちの証言を耳にしながら、写真にも記事にも反映出来なかった。 その結果が、地下鉄サリン事件だ。これは、背負っていくしかない》《今、LGBT運動に加担している同業者たちに、その覚悟はあるのかと問いたい》《今の勢いのまま、LGBT運動が進むことに対する危惧です。個人的には、オウムの件と近いものを感じざるを得ません》そう締めくくり、最後の投稿ではロイターの「トランスジェンダーの未成年米で治療件数が急増」という記事を紹介している。この記事は、米国の未成年者が性別適合のためのホルモン治療や手術などの医療やケアを受ける件数が増加しているという客観的な数字を示す内容だ。原田氏は、国内では雲仙・普賢岳災害、オウム真理教事件、2度の大震災などを、国外ではパレスチナ紛争、ルワンダ内戦、インドネシア動乱、イラク戦争、エジプト革命などを取材。日本新聞協会賞を2度受賞するなど、数々の功績を残している。共同通信社では編集委員も務めており、先日行われたG7広島サミットにも取材に参加するなど最前線で活躍する人物だ。そんな実績のある原田氏だが、多くの被害者を出し最後は解散命令まで出されたカルト宗教団体であるオウム真理教とLGBTの社会運動を同列視しているとも受け取れる発言をしたことで、ネット上では批判が続出。発言は差別的であり、LGBTへの憎悪を助長させるのではないかと危惧する声が。《LGBTはカルトやテロ集団ではない。性的指向は宗教じゃない》《LGBTは宗教や思想ではないですし、自らの意志でLGBT当事者になる人はいません。テロ組織のオウム真理教とLGBTを結びつける考え方は差別的ですし、こういった発言があるから「LGBTへの差別を無くす法案が必要」って声も大きくならざるを得ないんですよ》《こういう人がいるから、理解増進は必要だろう。こういう人たちがLGBTQの方々に危害を加えるような憎悪をインフレーションさせないように》個人のアカウントでの投稿とはいえ、編集委員という責任ある立場のカメラマンがこのような発言をしていることについて、共同通信社はどう考えるのか。見解を求めたところ、下記のように回答があった。「個人アカウントによる私的な論評ではありますが、誤解を招くことがないように、慎重な表現での発信を心がけるよう本人に伝えました」また、原田氏は16日に当該投稿への批判に対して、ツイッターで“真意”をこう説明している。《メディアの報道姿勢を揶揄したつもりでした。言葉足らずで、不愉快にさせて申し訳ありませんでした。ちなみに同性婚は賛成する方です。どうしても分からないのは、国内外でLGBT運動が進むにつれ女性や子どもの権利が侵されていくのに、その問題をスルーしたまま立法化を急かしていることです》
2023年05月25日草彅剛(48)がドラマ『罠の戦争』(フジテレビ系)の演技で「ザテレビジョン」によるドラマアカデミー賞の主演男優賞を受賞したと発表された。同賞は、2023年1〜3月に放送されていた国内の地上波連続ドラマ作品のなかから選ばれたもので、読者、審査員、TV記者の投票によるものだが、草彅は読者票、審査員票、TV記者票すべてで1位を獲得したという。『罠の戦争』は草彅にとって6年ぶりの民放連ドラ主演作。本誌は11月上旬に、同作の現場に入る草彅を目撃しているが、送迎車から降りて出迎えたスタッフを見つけるとニコニコご機嫌な様子で挨拶をする姿が印象的だった。「昔から親しいスタッフもいる現場でしたが、久々の民放連ドラ現場とあって草彅さんは『新鮮だな〜』と話していました。そもそも本作は、制作を務めるカンテレにとって悲願でした。草彅さんとカンテレの結びつきは強いんです。『僕の生きる道』(‘03年)をはじめ、カンテレが関わった草彅さんの主演作は多く、SMAPが解散した後、ジャニーズ退所前の最後の主演作『嘘の戦争』(’17年1月期)もそう。その後も制作チームは毎年のように草彅さんサイドに“また一緒にドラマをやりたい”と話をしてきました。それがやっと実現したのが『罠の戦争』だったというわけです」(テレビ局関係者)俳優としての草彅はいまノリに乗っている。「草彅さんは、この春、『罠の戦争』の撮影が終わってすぐ、’24年公開予定の映画『碁盤斬り』の撮影に入りました。『孤狼の血』などで知られる白石和彌監督作品で、草彅さんの主演は白石監督からのラブコールを受けてのことだと聞いています。撮影は京都で行われ、すでに撮了しており、草彅さんもかなりの手ごたえを感じているようです」(映画関係者)このほか、’23年冬放送予定のNHKドラマ『デフ・ヴォイス法廷の手話通訳士』で主演を務めることも最近発表されたばかり。また、’20年に公開され、草彅が日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得した映画『ミッドナイトスワン』はこの5月からNetflixで配信が始まったが、映画部門の日本のトップ10で2週連続1位を獲得。同作は、6月から韓国で公開されることも決定するなど、俳優としての話題に事欠かない。「『罠の戦争』が好評だったように、映画界からもドラマ界からの草彅さんの俳優としての評価は非常に高い。民放ドラマから遠ざかっていた時期が長かったですが、今後は出演が増えていくことが期待できるのではないでしょうか」(芸能関係者)草彅は、カンテレとともに民放連続ドラマの世界で、「僕シリーズ3部作」(『僕の生きる道』、『僕と彼女の生きる道』、『僕の歩く道』)、「戦争シリーズ3部作」(『銭の戦争』『嘘の戦争』『罠の戦争』)と数々の名作を生んできた。「ザテレビジョン」ドラマアカデミー賞の受賞コメントでは次のように今後を語っている。「またこのチームで何かできたら。できれば新たな3部作とか?全然決まってないけど、希望を持っていると楽しいじゃないですか」さらなる草彅主演のさらなる名作ドラマの誕生に期待したい!
2023年05月25日