全国で200人以上が亡くなった昨夏の西日本豪雨。定期的にボランティア活動を続けているのは、お笑い芸人や俳優として活躍するTKO・木下隆行(47)だ。被災地の岡山県倉敷市を訪れ、昼食やデザートの提供、小学校訪問などで被災者らを元気づけている。その活動は木下の友人や後輩芸人などにも声を掛け、継続的な支援を目指しているという。そんなボランティア活動を通して木下は何を感じたのか。そこには嬉しさ、悲しさ、そして不満まで混在していた――。(インタビュー後編はこちら)――西日本豪雨災害の支援のきっかけを教えて下さい。「阪神淡路大震災も東日本大震災は経験しておりまして、そういった経験からずっと震災というものは切っては切れないもだと感じていたんです。それで、なにかできないかなと考えていた時に、僕の兄から『熊本県に元気づけに行こうや!』と誘われまして。それでちょうど誘われた日が休みだったので熊本県に行ったら、現地の状況を目の当たりにしてびっくりしました。そこで炊き出しをさせてもらったんですけど、カレーうどんを約3,000食、差し入れたら皆さん喜んでくださいました。被災された方々は体育館で過ごされていて大変だと思うんですけど、みんなすごい元気で『ありがとうありがとう』とか『頑張ってください!』と言うてくれて。いや僕が『頑張って!』という気持ちで来たのに、逆にこっちが元気をもらったんです。同じ日本人で、たまたま僕じゃなくてその人たちが被災された場所で震災が起こって、“何でこんな不平等なのだろう”と考えさせられました。それで、何か力になれないかと考え、自分ができることは笑顔にさせることだと思い、松竹芸能でも“ボランティアライブをやろう”ってみんなで立ち上げたのが一番のきっかけでした」――そのボランティアライブをした後は心境の変化などはありましたか?「小さな塊を大きな塊にできればいいなと思います。ほんとに小さいものでも大きくできるんだという、そういう心境の変化がありました。やればやるほど皆さんに感謝してもらって僕らもその感謝を実感しましたので。そういうちょっとした意識が人に伝わったのか、友人であり『エコ革』という会社のIさんからお話をいただきまして、今回の西日本豪雨支援につながったんです」――被災地では大人、子供関係なく接してこられたと思うんですけど、現地の子供達に一番ウケたモノマネとかはありましたか?「せんとくんとかもやりましたけど、一番リクエストされたのは(笑福亭)鶴瓶師匠のモノマネでしたね。物凄いウケましたよ。何度も何度もやって、写真も全員と撮りましたね。鶴瓶師匠って凄いんだなって改めて思いました。本物の鶴瓶師匠が来たらとんでもないことになるんだろうなとも思いましたよ。でも僕としては特別扱いすることなく、普通に子供たちと接することを心がけてましたね。みんな都内にいる子よりもテンションが高くて元気でしたよ。ほんと楽しかったですし、盛り上がりましたね」――現地に行かれて様々な現場を見られてきたと思いますが、一番驚かれたことは何でしたか?「震災があったその瞬間で“歴史が終わった”という感覚を体感したことが一番ですかね。断片的にしか見えてないとは思うんですけど、民家や実家がなくなる、その瞬間に過去の歴史がなくなってしまうというのは本当にゾッとしましたね。作られてきた大事な宝物や引き継がれてきたものとか、本当に燃えたらなくなるんですよね」
2019年02月27日全国で200人以上が亡くなった昨夏の西日本豪雨。定期的にボランティア活動を続けているのは、お笑い芸人や俳優として活躍するTKO・木下隆行(47)だ。被災地の岡山県倉敷市を訪れ、昼食やデザートの提供、小学校訪問などで被災者らを元気づけている。その活動は木下の友人や後輩芸人などにも声を掛け、継続的な支援を目指しているという。そんなボランティア活動を通して木下は何を感じたのか。そこには嬉しさ、悲しさ、そして不満まで混在していた――。(インタビュー前編はこちら)――ボランティア活動をいろいろとされているなかで、特に印象に残っていることは何ですか?「僕は涙なんか流すもんかと思って支援活動してるんですけど、一度泣いてしまったのが、おばあちゃんが冷たい手を差し伸べて、泣きながら『来てくれてありがとう』って、ずっと僕の手を握りしめてこられた時はかなりグッときましたね。おばあちゃんの涙を見て、僕の仕事は安心とか癒しとかを与えられているのかなと感じました」――ボランティアで、まだまだ足りないと感じた事、また、現場で感じたツラかったことは何ですか?「現地に行って一番ツラかったことは、どんどん“自分達の存在を忘れられていっている”ということを本人達も気づいてしまっているということが一番ツラかったですかね。行ってみたらわかるんですけど、ボランティアの数が、時が経つにつれて少なくなっていって、まだまだ足りないんですよ。だから僕の娘にも話したんですけど、若い人にはぜひ行ってほしいと思いますね。人が足りなくて『どこどこ行ってやー』とか言われましたもん」――SNSなどで芸能人の支援活動に賛否が飛び交っている件についてはどう思われますか?「僕が日本人のあかんところやなぁと思うのは、正義が叩かれるということ。叩かれ慣れているので僕は気にしてないんですけど、現地に行ったら“偽善者”と名指しされたり。現地に行ってへん奴が言うなよって、ダサいなって思ってしまいます。ボランティアに行ってない人より、行ってる人はいろいろ現場を見てきてますので言える権利がある気はします。ボランティアをSNS上で批判する風潮なんていらないですよね。行ってないからそういう言葉が出てくるんだなと思ってしまいますね。もしも自分の親がとんでもない大変なことになってたらどうするんだということをちゃんと目の当たりにして考えて欲しいから、体感してほしいから僕は現地に行って欲しいんですよね。もっとこの状況を、引きの目で見ないといけないなと思います」――炊き出し以外にも何か現地の方々に好評だったことはありますか?「デザートを配りました。アイスをたくさん差し入れましたね。授業中にいきなり行って学校にサプライズしたりとか。でも震災被害の影響で、教室の廊下とか床とか汚れたままの状態だったのが心苦しかったです。学校というより、一時的に造られた簡易的な場所って感じでしたね。でもなんとか明るい考え方にシフトチェンジしていかなきゃいけないと思ったので、“大人になったら話のネタに出来るぞ”とか“この出来事で自分は以前より強くなったんだと考えていこう”とかって子供達に話をしました」――現在も支援を続けているとお聞きしましたが、今後はどういった活動をしていきたいと考えていますか?「僕らの出来るかぎりのことは今後も続けていきたいですね。僕たちが無理して背伸びしても相手に嘘を届けることになってしまうので、やっぱり今後も西日本豪雨で被災された方を忘れないでいることを継続していくことですかね。自分の足がつらない程度に、出来る範囲のことを継続していけたらなと思っています。僕が現地に行って出来ることなんて、一緒に写真撮って、食べて、喋って、笑ってということなんですけどね。でもこういう人たちがいるんだよっていう安心を与えてあげることができるし、忘れずに来てるよっていうのを伝えられているかなとは思いますね。あと芸人だけでなくK-1選手の城戸康裕さんや武尊さんにも協力してもらっておりまして、そういった他ジャンルの方にも積極的にボランティア活動に取り組んでくださるのはいい流れだなと思っています」
2019年02月27日「認知症とは、脳神経細胞の劣化によって起こる症状です。あとは脳血管障害、糖尿病を放置していたなど、複合的な要因も関係してきます。65歳以上、5つ年を取るごとに認知症になる危険性は2倍に。90歳を超えたら、6~7割の人は認知症になるといわれています」そう語るのは認知症予防・治療の第一人者である朝田隆先生。加齢と認知症発症リスクは比例していて、年を取るほど発症率が高くなってしまうのは仕方ないことのよう。’12年時点で、日本の65歳以上の認知症推定人口は約462万人、軽度認知障害(MCI)は約400万人といわれている。「認知症は進行速度が遅くなることはあっても健常に戻ることはありません。しかし、MCIは改善が期待できます。MCIと診断された方の26%は健常に戻るともいわれていますので、早期に対策を始めることをおすすめします」「早期受診が急務」ということはわかったが、親を病院へどのようにして連れていけばいいのか。その難問を解決すべく、認知症やMCIに関する電話相談などを行っている「認知症の人と家族の会東京都支部」代表の大野教子さん、副代表の松下より子さんに話を聞いた。「認知症には『自分が自分でなくなっていくのでは?』というネガティブな印象があるため、病院へ連れて行くのに苦労されているご家族からの相談は多いです」(大野さん)やはりこれは、多くの人が悩む問題のようだ。自らも介護経験がある2人が教えてくれたのは、“今後の介護のキーパーソンになる人物が、無理やり病院に連れて行くのはNG”ということ。「『娘までもが私の敵か!』という意識になり、信頼関係がなくなってしまいます。将来的に介護の主役となる方は、最初の段階で病院へ行こうと強くすすめる立場でないほうがいいのかも。お父さんやごきょうだいがいれば連れて行ってもらうのも一つの手です」(大野さん)キーワードは“信頼関係”。たとえば、健康診断などと本人に嘘を言って連れて行くのも、信頼を損なう恐れがあるので気をつけたほうがいいとのこと。そして、配偶者の存在は特に重要だという。「夫婦は当然、相手を大事に思う気持ちが強いもの。元気なほうが『最近、調子がよくないんだが、一緒に病院に行かないか?』と誘って一緒に行くという成功例はよく聞きます」(松下さん)そのほかに、日常で気をつけるべき“家族の心得”は次の5つ。【1】早めに受診し、適切な治療を!認知症が疑われたら、まず専門医を受診すること。適切な治療や介護を受けるには、アルツハイマー型認知症など、どのタイプの認知症かを診断してもらうのが不可欠。【2】介護保険など、サービスを積極的に利用しよう!家族だけで認知症の人を介護することは難しいので、介護保険等のサービスの利用は積極的に。サービスは家族の息抜きだけでなく、本人が社会と接することができる大事な機会。【3】サービスの質を見極める目を持とう!介護保険サービスは利用者や家族が選択できるのが利点。質の高いサービスを選択する目が必要。トラブルがあったときは泣き寝入りせず、冷静に訴える姿勢を持つことも大切。【4】恥じず、隠さず、ネットワークを広げよう!認知症の人の実態をオープンにすればどこかで理解者、協力者が現れるはず。公的な機関や私的なつながり、ネットの情報も上手に使い、介護家族の思いを訴えることも必要だ。【5】往年の“その人らしい日々”について考えよう!認知症だからといって、その人の人生を否定してはいけない。やがてくる人生の幕引きも考えながら、その人らしい人生が続けられるよう、家族で話し合いの機会を持つこと。「もしかして認知症?」という疑問を感じたら、何よりもまず、すぐに病院へ行き受診を。
2019年02月27日人づきあいや仕事、そしてダイエット……どれもがんばっているのにうまくいかないという経験はないだろうか?特にダイエットは、あれこれ試しても続かない、もしくは結果が出ずに悩んでいる人が多いはず。「それは、努力の方向が自分のキャラクターとずれていたからかもしれません」そう話すのはひめまるさん。彼女が長年の人間観察に基づいて考案した「SM診断」は、考え方(価値観)や行動など、ふだんの生活における“クセ”から自分の性格タイプを探るというもの。「SM」というと“女王さまプレイ”のイメージが強いが、それはあくまでもセクシャリティな嗜好がクローズアップされたもので、ここでは、その人のコミュニケーション全般の傾向を指す。「自分の性格や行動パターンがちゃんと把握できていれば、合う・合わないの判別や、自分が求める方法がおのずと見えてきます。つまり、なにごともスムーズに楽しく、しかも失敗なくやりとげられるというわけ。ダイエットも自分のタイプを見すえて行えば、つらく苦しいこともなく、確実に結果が得られますよ」SM診断はまず、「自分の価値観を基準に物事を判断するS(サド)」と「相手の価値観を尊重して許容するM(マゾ)」タイプに分かれる。さらに「Sの中でも自分のこだわりを出す・出さない」「Mの中でも人は人、自分は自分と思えるかどうか」でそれぞれ4つのタイプに枝分かれする。【かぐや姫タイプ】(自分の価値観や欲望によって行動、自分の価値観で判断する)突然月から来て居座り、突然帰ってしまう……という、すさまじい行動力で、周囲を振り回す存在。自分の価値観・感覚絶対主義で、楽しいことが大好き。【シンデレラタイプ】(自分の価値観で判断、自分の価値観や欲望は秘め相手に合わせる)理想は人並み以上に高いものの、行動力が伴わず「つねに受け身」なタイプ。カンペキな王子さまがいつか現れると信じて、ただひたすら待つことに。【白雪姫タイプ】(自分の価値観や欲望によって行動、相手の価値観を尊重・許容する)小人たちと仲よくなって彼らの家に住むも、ダメだと言われたのに人を家に入れ、毒りんごを食べて昏睡。適応力はあるが、欲求に忠実すぎる性格。【人魚姫タイプ】(相手の価値観を尊重・許容、自分の価値観や欲望は秘め相手に合わせる)愛する王子のために声をなくし、人魚に戻るより泡になることを選んだ“やたらいい人”。献身的で母性が強く、尽くすことには相当な根性を発揮する。「そこに“いい・悪い”はなく、まさに性格のクセ。自分が本来持ちあわせている気質と、環境が融合してつくりだされます。もちろん今後、環境が変わればタイプが変わることも。いずれにせよ、自分のタイプどおりに過ごせている人ほど幸福感も増すようです。ちなみに日本人のSタイプとMタイプの比率は6:4。女性はMタイプが多いといわれています。自分を見極め、回り道せずダイエットを成功させてください!」ここでは、「かぐや姫タイプ」のダイエット方法を伝授!■「かぐや姫タイプ」のキャラクターミーハー気質が強く、おしゃれして仲間とワイワイ過ごすのが大好き。みんなで連れ立ってはやりの店で食事会をしたり、パーティやイベントなどのSNS映えするシチュエーションには目がない。その際、エレベーターに乗るのも、お店に入るのも、当然いちばんのりが基本。注目されるのも大好物で、言われるとアガるセリフは「さすがだねー!」。食事の場では、みんなの視線が一勢に集まるきらびやかな料理を即座に察知し、一目散に駆け寄ってゲット&そればかりを何度もおかわりし、食いつくしてしまう。ゴージャスな料理はそのぶんカロリーも高い傾向にあり、当然、肥えていくことに……。■「かぐや姫タイプ」のダイエット意識じつは、4つのタイプの中でもっともダイエットが得意。向上心が高く、目標のためにストイックに行動できるうえ、自己管理能力にもたけているため、ダイエットの成功率およびその後の体形維持率はバツグンに高い。成功のコツは、具体的な目標を細かに設定すること。「◯カ月後の△△パーティでドレスを新調するからには、体重マイナス◯kg、ウエストマイナス◯cm」といったように、目的や期間、数字を明確にすると、がぜんファイトがわいてくる。ハマると熱中してこだわりがより激しくなるため、自分が信じるダイエット法を周囲にすすめまくって陰でひんしゅくを買う場合も。■「かぐや姫タイプ」に向いているダイエット周囲からの注目や、ほめ言葉を糧にがんばれるタイプなので、にぎわったスポーツジムで筋トレやエクササイズに励み、その成果をまわりに見せつけながら行うのが最適。だからこそ、ひとりで黙々と行うスタイルはNGで、グループレッスンなどで大勢の中に入って積極的にアドバイスをもらえる環境がベスト。「トレーニングをエンジョイしている私」「(やせることを)みんなから期待されている私」に酔うことがなによりの秘訣。■ダイエットに成功するために見た目や数字で、“自分のがんばり”を実感することがいちばんのモチベーションに。毎朝、裸で鏡の前に立って体重&サイズ測定し、しっかりと記録しよう。停滞期がきたら自分が主役のイベントを企画し、カウントダウン方式で過ごすと張り合いが出る。やせたあかつきには、直線的でカチッとしたタイプのファッションでキメて。
2019年02月27日2月中旬の昼下がり。1台の車から降り立ち、都内のエステ&マッサージ店にひそかに入って行ったのは、女優・武井咲(25)。体型を隠すようなゆったりめのコートにペッタンコの靴を履いていた。武井は17年9月にEXILEのTAKAHIRO(34)と結婚し、昨年3月に長女を出産。『ハズキルーペ』のCMで産後復帰を果たした。昨年の雑誌『ar』11月号で現在の日常を明かしている。《今はありがたいことに、赤ちゃんとの生活を優先させてもらっているので、赤ちゃんに癒されながらニコニコな毎日~》ファッション関係者は言う。「子育てが一段落するまでは、周囲には“子供との時間を大事にしたいので、午後6時以降の仕事はなるべく控えてほしい”とお願いしているそうです」この日、武井が足を運んだマッサージ店はどんな特徴があるのか。「この店は、特に小さいお子さんがいるママに評判がいいんです。産前・産後・妊娠中のケアを得意とし、産婦人科医が顧問についていて、専門的なアドバイスも受けられるとか」(美容関係者)「産後ケア」のコースでは、体型を戻すための骨盤矯正が人気だという。武井も出産前の体形に戻す施術を受けに来たのだろうか。約2時間後、店から出て来た武井は頬を赤らめ、少し上気した様子で迎えの車に乗って去っていった。「この店の料金は、2時間の全身フルケアコースだと3万円ほどです。武井さんは定期的にいらっしゃるようです」(前出・美容関係者)ここにきて、武井が“ボディケア”に熱心に取り組むことになったのには、理由があるようだ。「出産後、武井さんのもとには映画やドラマなどのオファーが相次いでおり、近々、本格的な女優復帰を予定していると聞いています。その再始動に向け、体のメンテナンス中だそうです。娘さんがお昼寝中、ダンベルを使ったエクササイズを15分やったり。食生活にも気をつけて、炭水化物を減らし、高タンパク質の肉をメインにしたり。すでに理想とする体形にほぼ戻っているそうです」(武井の知人)前出のインタビューで、武井はこんな発言もしている。《出産してから、今までの自分は余裕がなかったところもあるなぁって冷静に思ったりすることもありました。感謝のキモチがいろんな場所で湧いてくることが増えましたね》娘は来月1歳になる。“感謝のキモチ”が備わった武井は、どんな熱演を見せてくれるのだろう。
2019年02月27日2月25日、錦戸亮(34)主演ドラマ『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)の第8話が放送された。科捜研の法医研究員・真野礼二(錦戸)と新人研究員・沢口ノンナ(新木優子)が、捜査一課の虎丸良平(船越英一郎)と共に事件の“トレース”(痕跡)から真相を追求するドラマ。ある刺殺事件が発生。犯人は「同居している友達を殺害した」と自ら通報し、自首した御手洗治(渋谷謙人)。殺害されたのは御手洗と幼なじみの根岸秀司(落合モトキ)。自供により事件は解決かと思われるも鑑定の結果、御手洗は嘘の殺害時刻を供述しており空白の時間があったことが判明。さらに殺害現場から珍しい猫の毛が見つかり、購入したフリーライターの益山英彰(弓削智久)の家を訪れるもすでに殺害されていた。そこには御手洗、根岸と同じ養護施設で育ち、女優として活躍中の橋本梨央(石井杏奈)にまつわる悲しい真相が隠されていた……というのが8話のあらすじ。今まで以上の悲しい展開に多くの視聴者が息を飲んだ8話。今回の事件は全て、根岸と御手洗が梨央を守るため。女優として輝く梨央は、2人にとって希望そのものだった。だが、梨央は性的虐待を加えていた父親を10歳の時に殺害しており、その父親が益山の叔父。真相を知った益山は幼なじみの御手洗と根岸に真相を脅し、公表しない代わりに毎月多額の金を要求していた。梨央が有名になるにつれ要求もエスカレートし、耐えかねた根岸はついに益山を殺害してしまう。だが死に際に益山が連絡した実弟によって、根岸も自宅で刺され瀕死の傷を負う。遅れた帰宅した御手洗は通報しようとするが、根岸は止める。弟が逮捕されることによって、梨央の過去が明らかになってしまうからだ。全てを隠すため根岸は御手洗に自身にとどめを刺すよう依頼し、御手洗も受け入れたのだった。この悲しい結末に、心を痛めた視聴者は多かったことだろう。真相を知り悲しみに暮れる梨央に、「たとえ姿が見えなくてもどれだけ離れていても心はつながっている。それが家族というものなんだと思います」と真野がかけた言葉は優しく響いた。そんななか何よりの救いとなったのが、虎丸だ。過去が明らかになることを恐れる御手洗だが、虎丸は動機不明で送検し真相をうやむやにする。そして去り際に「1人でよく頑張ったな」と御手洗に言葉をかけて立ち去った。粋な優しさを見せた虎丸の存在は《虎丸さんの取り調べで号泣した》《回を重ねるごとに虎丸さんのイケメン度が上がっている》と視聴者の心を軽くした。そして次回からは遂に最終章に突入。真野の家族が殺害された事件の真相が明らかになったとき、真野は果たして――。
2019年02月27日読者世代にとって「認知症」「軽度認知障害(MCI)」に関することは、常に身近な関心事。しかし、これまで関心はあれど、切実に問題に向き合う必要がなかった人も多いはず。ここでは「ある日突然、親の異変に気づいてしまったら……」を、本誌・海野幸記者(仮名・48。広島県出身で現在は東京都在住)の体験をもとにレポート。「そのときどう対処すればいいのか?」について考えてみました――。「あれ?母が、何かおかしい」初めて私がそう感じたのは、昨年12月。74歳の誕生日を記念して、久しぶりに母親と温泉旅行に出かけたときのことだった。記憶にあるしっかり者の母と、目の前の母の様子にギャップを感じること数度。ふだん離れて暮らしているからこそ、感じ取ることができた変化だったかもしれない。74歳という年齢。「もしかして認知症?」と気になりだしたら不安が止まらなくなった。帰省のたびに「耳が遠くなったな。見た目が老けてきたな」と、加齢による変化は確認していたけれど、行動やふるまいに「おかしい」を実感することはあまりなかった。90歳で亡くなった祖母も、最後の数年は認知症だったが、母はまだ74歳。「まだまだ親は元気」と悠長に構えていたぶん、初めて頭をかすめた「認知症」の3文字に動揺するばかりだった。「さて、どうしよう……」そんな不安に直面した私がまずしたことは、認知症に関しての知識を得ることだった。祖母の介護は父と母がしていたし、そのとき私はすでに東京で暮らしていたので介護経験はなく、認知症の実態をほとんど知らない。そこで、本やインターネットで情報を収集し、母親に感じた「何か変」を、一つひとつ照会していくことにした。すると、母の症状は認知症とはなんだか違うようだった。記憶自体がすっぽり抜け落ちているわけでもなければ、散歩へ出かけて迷子になるようなこともない。調べていくうちに、『軽度認知障害(MCI)』という言葉を見つけた。MCIとは、もの忘れのような記憶障害は出るものの、症状はまだ軽い「認知症の一歩手前」の状態を指すそうだ。母はこれに当てはまるのでは?そんな気がしてきた。’12年時点で、日本の65歳以上の認知症推定人口は約462万人、MCIは約400万人といわれている。確かなのは、認知症であれ、MCIであれ、早めに専門医を受診したほうがいいということ。そしてMCIについては、適切な取り組みにより認知機能の維持が可能であるとのことだった。「早期受診が急務」ということはわかったけれど、母を病院へどのようにして連れていけばいいのか。その難問を解決すべく、認知症やMCIに関する電話相談などを行っている「認知症の人と家族の会東京都支部」へ向かい、代表の大野教子さん、副代表の松下より子さんにアドバイスをもらうことにした。「認知症には『自分が自分でなくなっていくのでは?』というネガティブな印象があるため、病院へ連れて行くのに苦労されているご家族からの相談は多いです」(大野さん)やはりこれは、多くの人が悩む問題のようだ。自らも介護経験があるお2人が教えてくれたのは、“今後の介護のキーパーソンになる人物が、無理やり病院に連れて行くのはNG”ということ。「『娘までもが私の敵か!』という意識になり、信頼関係がなくなってしまいます。将来的に介護の主役となる方は、最初の段階で病院へ行こうと強くすすめる立場でないほうがいいのかも。お父さんやごきょうだいがいれば連れて行ってもらうのも一つの手です」(大野さん)キーワードは“信頼関係”。たとえば、健康診断などと本人に嘘を言って連れて行くのも、信頼を損なう恐れがあるので気をつけたほうがいいとのこと。そして、配偶者の存在は特に重要だという。「夫婦は当然、相手を大事に思う気持ちが強いもの。元気なほうが『最近、調子がよくないんだが、一緒に病院に行かないか?』と誘って一緒に行くという成功例はよく聞きます」(松下さん)なるほど。「父を説得してみる」のはいいかもしれない。ともあれ、お2人に相談し、胸のうちを話したことで、何より心がすっきりした。こうした電話相談などのサービスを積極的に利用するのはいいことだと実感できた。そして、今月某日――。「お医者さんにMCIと言われたよ」と、母から連絡がきた。「家族の会」で話を聞いた後、父に相談したところ、父も母の変化に心当たりがあったそうだ。そこで、私が専門医を探し、父が母を誘って2人で受診することになった。その結果。母はMCIと診断された。当初、母は落ち込んでいた様子だったそうだが、私がすぐに帰省して「MCIは改善が期待できる」と説明し、「一緒に向き合っていこう」と話したことで、前向きな姿勢も見せてくれるようになった。今後についてだが、まずは通院での治療を継続することが重要なのは言うまでもない。そのうえで、担当医の説明や取材で得た情報を参考にして、取り組むべき課題を簡単にまとめてみた。【1】“地域の人とつながる”こと【2】“孤立を避ける”こと【3】“ワクワクさせる”こと1については、幸い実家のある地域は交流が盛んなので、父と協力しながら、さらに積極的に関係を深めていこうということになった。2については、父と2人暮らしではあるものの、仕事を辞め、家に1人でいることが多いので、定期的に東京に遊びに来てもらうことにした。3に関しては、そもそも母が何に興味を持っているのかを知らなかったので、それを知ることから始めようと思う。そうして母にいろいろ聞いてみると、東京で行ってみたいところがたくさんあるようだ。ならば、そこへ一緒に行けばいい。その打ち合わせをするにも連絡が必要なので、結果、これまでより電話をする回数が増えた。これからは母だけでなく、父も含めてワクワクしてもらえることを考え、提案していこうと思う。「もしかして認知症?」という疑問を感じたときは不安でいっぱいだったが、考えてみると“再び家族に戻る”いい機会をもらったということなのかもしれない。とにかく、「あのとき、ああすればよかった」と後悔しないように、自分にできる限りのことをする。気づけば、そんな覚悟ができていたのだった。
2019年02月27日「残り食べていいよ」「ううん。私はこっちを食べるから、パパが食べて」2月下旬、都内のレストランに仲むつまじい夫婦の姿があった。安田成美(52)と木梨憲武(56)だ。94年1月に結婚してからはや25年。今年2月には木梨がチャリティイベントで安田へのラブソングを披露するなど、今も“おしどり夫婦”ぶりがたびたび伝えられている。この日も、2人は夫婦水入らずのディナーデートに出かけていたようだ。「カウンターに座っていて、リラックスした様子でした。木梨さんは昨年から開催している『木梨憲武展』について『大分は前回やって、岡山は……』と熱弁。それを嬉しそうに安田さんが聞いていました」(居合わせた客)木梨は、昨年3月に『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)が終了。6月には石橋貴明(57)が代表を務める芸能事務所「アライバル」の取締役を辞任した。その後は映画やラジオ番組への出演、ライブや創作活動など精力的に活動している。いっぽう安田は95年12月に長男(23)、99年2月に次男(20)、03年5月に長女(15)を出産。女優としての活動を続けながらも、3児のママとして主婦業をきりもりしてきた。「家庭のことは基本的に安田さんが担当しているのですが、最近では悩みもあるそうです。というのも長男や次男が成長してきたため、『年ごろの男子が何を考えているかわからない』と漏らしているそうです」(芸能関係者)この日も話は次第に長男の恋愛事情へ。安田はこんな“大胆宣言”をしていたという。「安田さんは、長男がバレンタインデーにチョコレートをもらったことについて話していました。長男は“おくて”なところもあるみたいで、彼女は『せっかく生まれてきたんだから。いろんな彼女を作ってみればいいじゃない!』とアドバイスしたそうです。そんな話を聞いていた木梨さんは『ごめんね、家のことを全部任せっきりで……』と一言。でも安田さんは『ううん、いいの!』と言って笑っていました」(前出・居合わせた客)結局、食事会は2時間足らずで終了。木梨が会計をすると、2人で店員に「ありがとうございました」と挨拶。店を出る際は安田が木梨に「ごちそうさま」と感謝の思いを伝えていたという。夫とのディナーで、“男子の悩み”を相談できた安田。こうした夫婦の会話が、家族の団結力を高めているようだ。
2019年02月27日「認知症とは、脳神経細胞の劣化によって起こる症状です。あとは脳血管障害、糖尿病を放置していたなど、複合的な要因も関係してきます。65歳以上、5つ年を取るごとに認知症になる危険性は2倍に。90歳を超えたら、6~7割の人は認知症になるといわれています」そう語るのは認知症予防・治療の第一人者である朝田隆先生。加齢と認知症発症リスクは比例していて、年を取るほど発症率が高くなってしまう仕方ないことのよう。’12年時点で、日本の65歳以上の認知症推定人口は約462万人、軽度認知障害(MCI)は約400万人といわれている。そもそも、認知症とMCIの違いは何なのか?次々に湧いてくる疑問を解消すべく、朝田隆先生に疑問をぶつけてみた。【Q1】認知症とMCIの違いとは?「キーワードは『自立』です。生活の自立に支障をきたしてくれば認知症、自立生活がなんとか維持できていればMCI。たとえば物の置き忘れでいうと、眼鏡や財布などを一日中捜していたら認知症。その回数が少なければMCIです」(朝田先生・以下同)【Q2】認知症・MCIが疑われる場合、病院はどこへ行けばいいのか?「神経内科、精神科、老年病科などです。ただ、認知症・MCIの専門医は全国に約2,000人しかいません。インターネットで『日本老年精神医学会』『日本認知症学会』と検索するなどして、専門医を探してみてください」【Q3】実際に病院に行くと、患者や家族にはどんなことが待っているの?「長谷川式スケール(HDS-R)などの標準的なテストと面接です。面接では自分の人生史なども話してもらいます。あとは脳のMRIを撮り、それらを総合して診断します。私の場合、初診には40分前後をかけています」【Q4】認知症・MCIと診断されたら、家族はどうすればいいの?「一緒に行事に出かける、散歩する、大型スーパーへ行って店内をくまなく見てまわるなどして、脳を活性化させてあげる。あとは好奇心を引き出し、新しい経験をさせることも重要。いちばん大切なのは意欲をもって生活してもらうことです」【Q5】認知症・MCIを疑われる家族に対する“禁句”は?「『それ、さっきも言ったよ』といった、患者を責めるような言葉は3回に1回ぐらいにして、気長に接してあげてほしいです。何度も言われると、腹を立てる方も。『人のあら探しばかりして』という不満は、よく耳にします」認知症やMCIを、患者本人やその家族が見分ける方法はあるのかと聞いてみると、「まず、自分たちで見分けようと思わないほうがいいです。すぐに病院へ行くことをおすすめします」とのことだった。そこで本誌は、公益社団法人「認知症の人と家族の会」作成「家族がつくった 認知症 早期発見のめやす」をもとに、「認知症・MCI“早期発見”チェックリスト」を作ることにした。これは、日常の暮らしの中で認知症の始まりではないかと思われる行動を、「家族の会」の人たちの経験からまとめたもの。医学的な診断基準ではないが、いくつか思い当たることがあれば、専門医に相談を。【もの忘れがひどい】□今切ったばかりなのに、電話の相手の名前を忘れる□同じことを何度も言う・問う・する□しまい忘れ・置き忘れが増え、いつも捜しものをしている□財布・通帳・衣類などを盗まれたと人を疑う【判断・理解力が衰える】□料理・片付け・計算・運転などのミスが多くなった□新しいことが覚えられない□話のつじつまが合わない□テレビ番組の内容が理解できなくなった【時間・場所がわからない】□約束の日時や場所を間違えるようになった□慣れた道でも迷うことがある【人柄が変わる】□ささいなことで怒りっぽくなった□周りへの気づかいがなくなり、頑固になった□自分の失敗を人のせいにする□「このごろ様子がおかしい」と周囲から言われた【不安感が強い】□ひとりになると怖がったり寂しがったりする□外出時、持ち物を何度も確かめる□「頭が変になった」と本人が訴える【意欲がなくなる】□下着を替えず、身だしなみにかまわなくなった□趣味や好きなテレビ番組に興味を示さなくなった□ふさぎこんで何をするのもおっくうがり、嫌がる「認知症は進行速度が遅くなることはあっても健常に戻ることはありません。しかし、MCIは改善が期待できます。MCIと診断された方の26%は健常に戻るともいわれていますので、早期に対策を始めることをおすすめします」
2019年02月27日「同い年で58歳のご主人が、あと2年でいま勤めている会社を定年退職すると聞いています。そこで、いまから定年後のライフプランについて夫婦で話し合いを進めているそうです」(黒木の知人)昨年、映画『終わった人』で定年を迎えたサラリーマン夫を支える妻役を演じて話題になった、女優の黒木瞳(58)。私生活でも、まさに同じ境遇に立っているようだ。黒木は今年1月、雑誌のインタビューでこう語っている。《会社員が会社に行かなくなると、夫婦のあり方も変わってくるだろうなって》(『終活読本ソナエ』19年1月16日発売号)前出の知人はこう続ける。「定年後はカルチャーセンターなどで習い事をしたり2人で旅行に行ったりと夫婦共通の趣味を作ることが、かねてから黒木さんの夢だったそうです。ご主人は定年後のことをあまり考えていないそうで、黒木さんが『いまからちゃんと準備しておかないと!』と、促しているのだといいます」終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さんは、定年を控える夫婦についてこう語る。「多くの日本人男性は仕事一筋で、現役時代は趣味らしい趣味もなく、休日に会う友人もない。なので定年後に突然、毎日8~9時間の余暇ができても何をしていいか分からないんです。逆に女性の場合、とくに専業主婦なら習い事やランチ会など自分の生活スタイルを持っている人が多い。そこにいきなり旦那さんが入ってくることを邪魔だと感じ、それが熟年離婚に繋がってしまうことも。だからこそ定年前に夫婦で話し合うことが大事なんです」黒木は夫婦で話し合いを進めるなかで、自然と“終活”にも興味を持ち始めたという。「お葬式やお墓をどうするか、財産分与はどうなるのかというような基本的なことから少しずつ勉強しているといいます。自宅にある高価な衣装や宝石も何がどこにあるのかきちんと把握するため、整理をし始めたそうです」(前出・知人)2年後に夫が定年を迎えたタイミングで、黒木自身も仕事のスタイルを変えていくつもりだという。「黒木さんはここ数年で、いままで以上に家族の時間を大事にしたいという思いが増したといいます。女優業も監督業も、やりたいことはやり尽くした。ご主人の定年に合わせて、少しずつ仕事をセーブしていく予定だと聞いています」(映画関係者)夫婦で描く“第2の人生”は準備期間から始まっている――。
2019年02月27日読者世代にとって「認知症」「軽度認知障害(MCI)」に関することは、常に身近な関心事。しかし、これまで関心はあれど、切実に問題に向き合う必要がなかった人も多いはず。ここでは「ある日突然、親の異変に気づいてしまったら……」を、本誌・海野幸記者(仮名・48。広島県出身で現在は東京都在住)の体験をもとにレポート。「そのときどう対処すればいいのか?」について考えてみました――。「あれ?母が、何かおかしい」初めて私がそう感じたのは、昨年12月。74歳の誕生日を記念して、久しぶりに母親と温泉旅行に出かけたときのことだった。記憶にあるしっかり者の母と、目の前の母の様子にギャップを感じること数度。ふだん離れて暮らしているからこそ、感じ取ることができた変化だったかもしれない。74歳という年齢。「もしかして認知症?」と気になりだしたら不安が止まらなくなった。帰省のたびに「耳が遠くなったな。見た目が老けてきたな」と、加齢による変化は確認していたけれど、行動やふるまいに「おかしい」を実感することはあまりなかった。90歳で亡くなった祖母も、最後の数年は認知症だったが、母はまだ74歳。「まだまだ親は元気」と悠長に構えていたぶん、初めて頭をかすめた「認知症」の3文字に動揺するばかりだった。「さて、どうしよう……」そんな不安に直面した私がまずしたことは、認知症に関しての知識を得ることだった。祖母の介護は父と母がしていたし、そのとき私はすでに東京で暮らしていたので介護経験はなく、認知症の実態をほとんど知らない。そこで、本やインターネットで情報を収集し、母親に感じた「何か変」を、一つひとつ照会していくことにした。すると、母の症状は認知症とはなんだか違うようだった。記憶自体がすっぽり抜け落ちているわけでもなければ、散歩へ出かけて迷子になるようなこともない。調べていくうちに、『軽度認知障害(MCI)』という言葉を見つけた。MCIとは、もの忘れのような記憶障害は出るものの、症状はまだ軽い「認知症の一歩手前」の状態を指すそうだ。母はこれに当てはまるのでは?そんな気がしてきた。’12年時点で、日本の65歳以上の認知症推定人口は約462万人、MCIは約400万人といわれている。確かなのは、認知症であれ、MCIであれ、早めに専門医を受診したほうがいいということ。そしてMCIについては、適切な取り組みにより認知機能の維持が可能であるとのことだった。母は本当にMCIなのか?そもそも、認知症とは何なのか?次々に湧いてくる疑問を解消すべく、私は認知症予防・治療の第一人者である朝田隆先生のもとを訪れ、取材することにした。「認知症とは、脳神経細胞の劣化によって起こる症状です。あとは脳血管障害、糖尿病を放置していたなど、複合的な要因も関係してきます。65歳以上、5つ年を取るごとに認知症になる危険性は2倍に。90歳を超えたら、6~7割の人は認知症になるといわれています」加齢と認知症発症リスクは比例していて、年を取るほど発症率が高くなってしまう仕方ないことのよう。では、認知症やMCIを、患者本人やその家族が見分ける方法はあるのかと聞いてみた。すると、「まず、自分たちで見分けようと思わないほうがいいです。すぐに病院へ行くことをおすすめします」とのお答え。しかし、参考までに、私が不安を感じた母の行動を朝田先生にチェックしてもらうことに。【不安な行動・1】目がうつろで、気づけばボーッとしていることが多くなった「うつ病の可能性もあるかもしれません。過去に甲状腺の手術をしているのであれば、甲状腺による認知機能の低下という可能性も考えられます」【不安な行動・2】祖母の代が使っていたような古い方言ばかりで話すときがあった「初めて聞くケースですが、日本語と韓国語を話す韓国の方が、認知症が進行するにつれて日本語を忘れていったということはありました。新たに獲得した言語を忘れていくのはMCIのサインといえるかもしれません」【不安な行動・3】料理上手なのは変わらないが、使おうと思った具材をよく入れ忘れていた。「単なるもの忘れなのかMCIなのか、グレーゾーンですね。注意力の欠如というのは確かに認知症やMCIの症状ではありますが、だからといって見極める決定的要因とはなりません」【不安な行動・4】仕事を辞めた2年ほど前から、身なりや化粧に無頓着になっている「“面倒くさい”は、認知症の兆候ではあります。身なりに無頓着になってしまうのは、MCI寄りといえるかもしれません」【不安な行動・5】顔に蜂が止まっているのに、手で追い払おうとせず刺されてしまった「加齢による反射神経の鈍りかもしれません。しかし、もの忘れなど記憶に関することばかりが認知症やMCIの症状ではなく、反射神経・運動神経の衰えにも影響していきますので、MCIの可能性は否定できないですね」以上、朝田先生の回答をまとめると、母は「MCIの可能性は否定できない」ということ。改めて、病院で適切な診断を受けることの必要性を実感する結果となった。「認知症は進行速度が遅くなることはあっても健常に戻ることはありません。しかし、MCIは改善が期待できます。MCIと診断された方の26%は健常に戻るともいわれていますので、早期に対策を始めることをおすすめします」健常に戻る可能性があると知って喜んだのもつかの間、“MCIと診断された人の50%は4年で認知症に進行する”というデータもあると知り、身の引き締まる思いも。いずれにせよ、なるべく早く対策を始める必要があるのは間違いないようだ。
2019年02月27日読者世代にとって「認知症」「軽度認知障害(MCI)」に関することは、常に身近な関心事。しかし、これまで関心はあれど、切実に問題に向き合う必要がなかった人も多いはず。ここでは「ある日突然、親の異変に気づいてしまったら……」を、本誌・海野幸記者(仮名・48。広島県出身で現在は東京都在住)の体験をもとにレポート。「そのときどう対処すればいいのか?」について考えてみました――。「あれ?母が、何かおかしい」初めて私がそう感じたのは、昨年12月。74歳の誕生日を記念して、久しぶりに母親と温泉旅行に出かけたときのことだった。記憶にあるしっかり者の母と、目の前の母の様子にギャップを感じること数度。ふだん離れて暮らしているからこそ、感じ取ることができた変化だったかもしれない。74歳という年齢。「もしかして認知症?」と気になりだしたら不安が止まらなくなった。帰省のたびに「耳が遠くなったな。見た目が老けてきたな」と、加齢による変化は確認していたけれど、行動やふるまいに「おかしい」を実感することはあまりなかった。90歳で亡くなった祖母も、最後の数年は認知症だったが、母はまだ74歳。「まだまだ親は元気」と悠長に構えていたぶん、初めて頭をかすめた「認知症」の3文字に動揺するばかりだった。「さて、どうしよう……」そんな不安に直面した私がまずしたことは、認知症に関しての知識を得ることだった。祖母の介護は父と母がしていたし、そのとき私はすでに東京で暮らしていたので介護経験はなく、認知症の実態をほとんど知らない。そこで、本やインターネットで情報を収集し、母親に感じた「何か変」を、一つひとつ照会していくことにした。すると、母の症状は認知症とはなんだか違うようだった。記憶自体がすっぽり抜け落ちているわけでもなければ、散歩へ出かけて迷子になるようなこともない。調べていくうちに、『軽度認知障害(MCI)』という言葉を見つけた。MCIとは、もの忘れのような記憶障害は出るものの、症状はまだ軽い「認知症の一歩手前」の状態を指すそうだ。母はこれに当てはまるのでは?そんな気がしてきた。’12年時点で、日本の65歳以上の認知症推定人口は約462万人、MCIは約400万人といわれている。確かなのは、認知症であれ、MCIであれ、早めに専門医を受診したほうがいいということ。そしてMCIについては、適切な取り組みにより認知機能の維持が可能であるとのことだった。「これは一刻も早く母を病院へ連れて行かなくては!」と思ったものの、母が簡単に病院へ行ってくれるとは思えなかった。認知症にせよMCIにせよ、その事実を目の前に突き付けられるのは嫌だろう。そこで私は、インターネット上で探した“認知症チェックシート”を印刷し、それを持って、年明けに帰省することに。認知機能の低下を診断できるというこのテストで、少し様子を見ることにしたのだ。そして、帰省当日。さりげなく近所の高齢者の話をしつつ、認知症の話題へ持っていき、「簡単なテストをしてみない?」と聞いてみた。しかし残念ながら、「何でそんなことしないといけないの?面倒くさい」と、一蹴。作戦は失敗に終わった。そこで、今度は単刀直入に「そろそろ年だし、一度病院へ行って診てもらわない?」と言ってみると、「病院?何で病院へ行かなくちゃいけないの?」と、取り合うそぶりもみせず。病院へ行く気はないらしい。だが、そうこうしている間にもどんどん認知機能は低下しているかも……。そう思うと、不安は募る一方だ。母は父と2人暮らしだが、一人娘としては放っておくこともできない。しかし、仕事もあるので、たびたび帰省することも難しい。そこで親の異変に不安を感じたときの“駆け込み寺”の一つとしておすすめなのが、各自治体から委託され、各市区町村に設置されている「地域包括支援センター」。全国に5,041(平成29年度時点)あるこの施設は、介護をはじめ、高齢者について知りたいことがあったとき、最初の窓口となるところ。利用できるのは、対象地域に住んでいる65歳以上の高齢者もしくはその支援者。相談者の内容によって適切なサービスを紹介してくれる機関だが、そこから認知症に関する医療や介護の専門職である「認知症初期集中支援チーム」を紹介してくれることも。悩んだら、ぜひ自身の住む自治体のホームページを確認するなどして、利用してみよう。
2019年02月27日フジテレビの宮澤智アナウンサー(28)が4月から情報番組「直撃LIVE グッディ!」のメインキャスターとして新加入することを、一部スポーツ紙が報じた。同番組に出演中の三田友梨佳アナ(31)が4月から平日夜の新ニュース番組「Live NEWS α」のメインキャスターを務めるため、3月いっぱいで卒業。宮澤アナはバトンを引き継ぎ、同じくメインキャスターの安藤優子(60)や俳優の高橋克実(57)とともに番組を盛り上げるという。宮澤アナは早大卒業後の2012年4月にフジテレビに入社。1年目の秋にスポーツ番組「すぽると!」のキャスターに抜擢され、昨年4月から「めざましどようび」の5代目メインキャスターつとめていた。「早大時代は大手芸能プロに所属。イメージDVDを出したり、他局の情報番組のお天気キャスターをつとめたりしていました。それだけの実績もあったことから、入社当時は将来のエース候補として多大なる期待を寄せられていました」(フジ関係者)しかし、「すぽると!」は16年4月の改編で卒業。以後はエース候補と呼ばれた割には、あまり目立った活躍はみられなかった。「15年1月に、巨人の小林誠司捕手(29)との熱愛報道が浮上。その結果、スポーツ番組や平日帯番組での起用が難しくなってしまったといわれていました。しかし昨年の秋ごろから破局説が浮上。ほとぼりが冷めたこともあって、“昼の顔”に起用。ここへきて、巻き返しを図っています。フジはどちらかといえば世代交代がうまくない印象があります。その点、彼女はもともとスター性は十分。今回の起用によって、大化けする可能性もありそうです」(芸能記者)前任の三田アナは的確なコメンントがたびたび話題になっていた。宮澤アナにもズバっとしたコメントを期待したい。
2019年02月26日第206飯「サラダニソワーズ」■材料サラダ用のお好みの葉適量いんげん豆約10本ツナ缶1缶ゆで卵2個ミニトマト6個オリーブ約10個アンチョビ4~5片レモン汁(ビネガー)大さじ1マスタード小さじ1オリーブオイル大さじ2塩・こしょう少々■作り方【1】いんげん豆は沸騰している湯で2分程度茹でる。サラダ用の葉を洗ってよく水気を切り食べやすくちぎる。ツナ缶は油や汁気を切っておく。ミニトマトは半分に切る。【2】ドレッシングを作る。レモン汁もしくはビネガーとマスタード、塩・こしょうを入れる。混ぜて塩を溶かしオリーブオイルを加え撹拌する。【3】大きめのお皿にサラダの具材を彩りよく盛付け、最後にドレッシングをたっぷりかけて出来上がり。ドレッシングは、かけて時間が経つとベチャベチャになってしまうので、必ず食べる直前にかける。【お知らせ】辻仁成さんによる新連載の人生相談「悩めるマダムたちへ――JINSEIのスパイス!」がスタートしました。人生経験豊富な辻さんが、恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日頃の悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-8011 東京都文京区音羽1-16-6『女性自身』編集部宛)にて絶賛募集中。性別と年齢、居住地を明記の上、お送りください。【YouTubeでもレシピ動画公開中!】
2019年02月26日【今週の悩めるマダム】高校生の息子に「クソババァ!」と怒鳴られてショックを受けています。中学生のときは優しい子だったのに、高校生になってから突然口を利いてくれなくなり、ちょっと成績のことで説教をしたら「うざい、クソババァ!」です。主人にはこれまでどおり普通に接しているので「なぜ私にだけ?」と悩む毎日です。(福岡県在住・40代主婦)そりゃ、ショックですね。でも、残念ながら息子さんの反抗はしばらく続くでしょう。僕の場合は、大人になっても続きましたから。しばらくどころか、40歳くらいまで……(笑)。母親に「クソババァ」と言ったことはないんですが、かわりにとってもお世話になった東京の叔母に言ったことがあります。その時、横にいた叔母のパートナーに「ああ、言っちゃった!」と指摘されましてね。それが長い間後悔として僕を苦しめることになりました。大好きだった叔母にしか、甘えられなかったのです。多分、息子さんも思わず飛び出した言葉に驚いていると思いますよ。それでも反抗は続きます。反抗というか、独立へ向けた「拒絶」なのかな。その年ごろの男子は巣立つ時期ですから、社会に出るまで、出てもしばらくは母親への拒絶が続くでしょう。これはもう通過儀礼なんです。理屈で考えるのは、やめたほうがいい。母親が憎いわけじゃありません。そこにしか自分をぶつけられないということもあるんです。甘えというよりも、少年から青年に変化する時期は心と体のバランスが崩れます。独立志向が強くなって家から出なきゃという気持ちと、このまま母親に甘えていてはだめだという感情の双方から彼は追い込まれているわけです。僕は中学のころから家に居つかなくなりました。母親の“愛してるよ視線”が耐えられなかった。生理的な問題だと思ってください。そっとしておくのがいいし、実はこれが順調に大人になっている証拠でもあるわけです。僕は自分が子育てをやるようになって、つくづく母親のありがたみが分かりました。それは驚くべきことについ最近のこと(笑)。シングルファザーになって母親と同じことをし始めた時に、ようやく母の偉大さに気が付いたんです。今は、母親に元気で長生きしてほしいと切に願っています。子が親に抱く気持ちと、親が子を思う気持ちは長い年月すれ違うものです。でもね、愛があれば最後はぴったりと寄り添います。その子はいい子だったのでしょ?ならば、奥様がお年を召されたころ、その子がふたたびいい子になって戻ってきます。そういうものです。そして今度は、息子さんがご自分の子どもの反抗期に悩まされている(笑)。うちの子も15歳になりました。「宿題は?」と言っても返事はありませんよ。最近は「おはよう」と言っても返事なし!こんなに頑張って育てているシングルファザーの僕でも、冷たくされるんですよ。じゃあ、どうすればいいのか。放っておくんです。むこうも1人になりたいし、干渉されたくないので、いい距離をとればいい。うざいと言われたくないじゃないですか。言われる筋合いもない。しばらく放っておくと「パパ、お腹すいた」と近寄ってきます。順調に成長している証しなんですよ。どうぞ、ご安心ください。【JINSEIの格言】母と子の気持ちは長年すれ違うもの。でもね、愛があれば最後はぴったり寄り添います。息子さんはいい子だったのでしょ?ならば、ふたたびいい子になって戻ってくるから大丈夫。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年02月26日Kis-My-Ft2・玉森裕太(28)が主演を務める映画「パラレルワールド・ラブストーリー」。その主題歌を宇多田ヒカル(36)が担当していると、2月16日に発表された。主題歌に起用された楽曲は、宇多田が昨年6月にリリースしたアルバム「初恋」に収録された「嫉妬されるべき人生」。各メディアによると、同作の森義隆監督(40)は同曲について「宇多田さんの作り出すサウンドの切れ味や、得難く奥深い歌詞の世界観が、自分がラストシーンに込めた思いと驚くほどに共鳴し、鳥肌がたった」とコメント。また玉森は、こう語ったという。「エンドロールで宇多田さんの曲が流れた途端、来た!という感じでゾクゾクしました。もともと宇多田さんの曲の世界観や歌がすごく好きだったこともあって、今もよく聞いています」玉森と宇多田のコラボとあって、話題性十分。早くもネット上で話題となっている。しかし注目を集める理由は、それだけではない。というのも同作の原作は、大人気小説家・東野圭吾(61)によるものなのだ。そのためTwitterでは「並びがすごい!」と感激する声が上がっている。《玉ちゃんすごい。東野圭吾×宇多田ヒカル×玉森裕太。この並び》《東野圭吾+宇多田ヒカルの組合せとか最強じゃない!世間からの関心度が一気に高まるね(号泣)玉森くんの演技のお仕事がコンスタントにありますよーに!》《これ期待しかない!玉森裕太の代表作になること間違いなし!》松本人志の持論に非難殺到!性行為の同意に「冷める」と発言5月31日から公開される「パラレルワールド・ラブストーリー」。大ヒットなるか?
2019年02月26日IT・SNS企業による児童ポルノに関する規制強化が相次いでいる。2月23日、YouTubeがサイト内のヘルプページで、未成年が出演する動画から不適切なコメントを削除。通報のあったアカウントを利用停止したと発表した。また、Twitterも児童の性的搾取についてのルールを変更した。Twitterは以前から、児童の性的搾取(援助交際を含む)を助長する行為を禁止していた。そのうえで今回の改訂では《児童の性的搾取について妄想したり、そうした行為を助長する》《児童の性的搾取に該当するコンテンツについて、入手したいという願望を表現する》と、より具体的な行動の規制も明言したのだ。またTwitterは自社によるパトロールだけでなく、ユーザーからの不適切なアカウントの摘発も募集している。だがこれらの規制について、ネット上では“線引きの不明瞭さ”を悩む声が相次いでいる。《Twitterが児童の性的搾取はNGにしたらしいけど、線引きはどうするんだろう?少しでもガキのイラストにフェチズムが生まれるならダメなのか》《ツイッターの新規約で児童ポルノ関係の規制が入って男子高校生同士の性的絵や妄想?とかも駄目らしい…》《…架空のキャラクターに対してのあれこれも児童搾取ということになるということで…?どこまでがセーフでアウトなのか向こうの判断次第なんだよね》規制強化で守られる人々は多いはずだが、混乱を呼んでいる面もあるようだ。
2019年02月26日都内の超高級住宅地で新居を建設中の観月ありさ(42)と青山光司氏(46)夫妻。2月下旬、現場では急ピッチで工事作業が進められていた。建物は全体的に目隠しでおおわれ、道路は通れないように。コンクリートを流し込む作業員が、あわただしく動き回っている。夕方5時を過ぎても、その作業音がやむことはなかった――。青山氏が約600平方メートルというこの地を購入したのは、14年2月のことだった。翌15年3月に観月と結婚すると、新居建設を決意。1年以上に及ぶ構想期間を経て、16年12月に着工した。青山氏といえば年商150億円ともいわれる建築足場メーカー社長だけに、新居も超豪華。延床面積は、約900平方メートル。地上3階建ての大豪邸は土地建物で総額16億円とも報じられ、世間をあっと驚かせた。「当初は、17年12月に完成予定といわれていました。しかし着工から2年、工事は遅れに遅れています。その理由は、何度も設計方針が変わったからです」(青山氏の知人)なぜ、観月夫妻は方針を変えることになったのか。そこにはセレブならではの“意外な大誤算”があったという。「当初、観月さんと青山さんはリビングをなんと200畳にする予定だったんです!しかしそれだと光熱費が月300万円ほどかかることがわかり、急きょ縮小することにしたそうです。それでもかなりの広さになると聞いていますが……」(青山氏の知人)たしかに建設中の新居には、リビングとおぼしき広々としたスペースが見える。建物も異常なほどの大きさ。戸建てというより、もはやビルだ。さらに車好きな青山氏のこだわりなのだろう。玄関前には車が止めやすいよう、広々としたロータリーのようなスペースが確保されていた。「完成予想図を見た人は『まるで城のようだった……』と仰天していました。建設工事は5月に終了すると聞いていますが、すべてが規格外。完成すれば、芸能界随一の巨大御殿になりそうです」(前出・青山氏の知人)土地購入からすでに5年がたつ。こだわりの詰まった“夢の新居”は、果たして今度こそ完成するのだろうか――。
2019年02月26日「今回の安藤キャスターの池江選手への配慮に欠けた発言に対して、局には謝罪や訂正を求める電話やメールが相次ぎました。クレームはふだんの3~4倍で、社内でも目立っていました」(フジ関係者)フジテレビの顔・安藤優子(60)が放った、競泳・池江璃花子選手(18)に対しての発言が物議をかもしている。問題の発言があったのは、2月12日放送の『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)の生放送中。白血病を発症した池江選手に対して「かわいらしさとすべてを持ってらっしゃるなと思ったんですけど。神様がちょっと試練を与えたのかな、というふうにも思います」と、笑顔をのぞかせる場面もあったことから“不謹慎”とたちまちネットは大炎上。実際、フジテレビに批判の声が次々と届いていた。安藤の発言が問題視されるケースはこの数年、増えてきていたと、前出のフジ関係者。「一昨年の9月、斉藤由貴さんの不倫報道の際、『大人の恋っていうのは許されないんですかね?』と発言。《不倫していた人が偉そうにコメントするな》などとクレームがありました。昨年8月も人気グループ・Perfumeについて『すんごい昔の人でしょ?』と明らかに間違えてしまいファンから非難の声が。昨夏の『週刊文春』で『嫌いなアナウンサーランキング2位』に入るなど、安藤さんの“上から目線”に特に彼女と同世代の女性視聴者からの支持が得られず『グッディ!』は視聴率的に苦戦しています」番組関係者によれば、4年間“相方”を務める高橋克実(57)や三田友梨佳アナ(31)が度重なる安藤の問題発言にフォローを入れて軌道修正を図ってきたという。「そもそも、番組立ち上げから安藤さんの夫がプロデューサーとして関わっていましたから、当初から彼女に面と向かって意見できる人は誰もいませんでした。制作側もSNSなどメディアが多様化するなかで“炎上発言”を繰り返す安藤さんをコントロールできないジレンマに悩まされてきました」ところが、今年に入って安藤への風向きが変わり始めたという。「安藤さんは今年1月に2回、2月には3回、番組を体調不良で欠席しています。1月の復帰の際には『鬼の霍乱』(※極めて健康な人が珍しく病気になるという意味)、2月の復帰時には『寄る年波には勝てない』と話していました。安藤さんは還暦を迎えました。病気を理由に番組を休むことがほとんどなかったため、局内でも、体の負担が大きい“帯番組のキャスター”を続けるのは厳しいのでは、という声が出てきています」制作関係者はこう語る。「春の改編では安藤キャスターは続投しますが、平成最後に伴い、今年は報道番組全体で大きな“リニューアル”を行います。早ければ安藤キャスターが夏の改編で降板する話が上がっています」今回の池江選手への不適切発言を安藤本人はどう受け止めているのか。番組復帰した22日の朝、本誌は出勤前の安藤を直撃した。――体調はいかがでしょうか。「ありがとうございます。やっとよくなりました」――池江選手への発言が不謹慎だと大きな批判を受けています。「うーん、それについてはコメントしません。ごめんなさい」――池江選手への発言について、謝罪のお気持ちは?「ああ、そうですね。確かにそれは……」――改めて白血病と闘っている池江選手にひと言いただけるとすると、どんな言葉になりますか。「すみません、私は本当に、他意はなかったんです。ただ本当に池江さんには良くなっていただきたい、そう思っていただけなので……」――『グッディ!』は今回のこともあって急遽お休みを?「いえいえ本当に、ちょっと風邪で。それでお休みさせていただいただけなんです」――風邪が治ってよかったです。「(少しだけ笑顔を見せながら)ありがとうございます。本当に池江さんにはよくなっていただきたいと……。ごめんなさい、もう時間なので、すみません」最後にそう言い残し、タクシーで走り去った。フジテレビ広報部にも、今回の批判の声について聞いた。「視聴者の皆さまからの貴重なご意見は常に番組づくりの参考にさせていただいております」また今夏の安藤キャスター交代説や番組終了について聞くと「番組編成の詳細についてはお答えしておりません」との回答だった。安藤の降板案については、こんな具体策を口にする制作関係者も。「夫がフジを退職した今となっては、フジの別の帯番組のメインキャスターに移る可能性は限りなく低いです。7月の参院選など、本人が希望する不定期の報道特番、もしくはコメンテーターとして登場していただく方向でも探っています」将来の“報道”復帰案は本人そしてフジにとって吉と出るか――。
2019年02月26日「2月19日にブログで舌がんを公表する前に、堀は堀越学園の同窓生で’82年デビューの同期である早見優に会っていました。堀は早見に病気のことを告げるとともに、82年組のほかの同期生たちにも病気のことを伝えてもらうこと、そして同窓会を開いてほしいということを頼んだのです」(芸能リポーター)ステージ4の口腔がんであることを公表した堀ちえみ(52)。同じく“花の82年組”である早見優(52)は元シブがき隊の薬丸裕英(53)に相談し、手分けをして親しい同期生たちに連絡をとることになった。そしてがん公表後、連絡を受けたメンバーたちは堀に次々とエールを送っていた。「’80年代当時は歌番組も多く、控室も大部屋だったりで、若いアイドルたちが仲良くなる機会もいまより多かったのです」(前出・芸能リポーター)ただ82年組メンバーのなかでは昔からアーティスト路線で、一時期芸能活動も休止していた中森明菜(53)の連絡先を知っている者はいなかったという。「しかし薬丸から連絡を受けた小泉今日子(53)が、『もしかしたらたどれるかもしれない』と、明菜への連絡役を買ってでたのだとか。2人は’93年にスペシャルドラマ『瞳に星な女たち』でW主演もしており、仲も良かったのです」(前出・芸能リポーター)早見は“堀が会いたがっているにちがいない同期”という条件で、連絡網を敷いたようだが、堀と明菜の交流についてはあまり知られていない。だが’80年代アイドルにも詳しいフリーライターの堀越日出夫さんは言う。「’82年9月に発売された堀ちえみさんの著書には『親友』と題された章があります。そこには、ファーストコンサートで小泉今日子さんからメッセージカード付きの花籠をもらったと書かれています。著書には《(今日子ちゃんは)お仕事の上ではライバルだけど、2人がいい意味で競争し合えたら最高だと思います》という記述もあります。きっと堀さんは小泉さんとの縁で、その親友である明菜さんとも交流があったのだと思います」舌がんが発覚する前は、82年組ネットワークの中心を担っていた堀は、ずっと明菜のことを気にしていたようだ。堀は’10年のブログで『明菜ちゃん、ガンバレっ』というサブタイトルの記事を書いていた。「明菜は’10年10月に体調不良により、芸能活動の無期限活動休止を発表しています。その当時、堀はその3年前にテレビ局で明菜と出会ったエピソードを披露し、《元気になった明菜ちゃんと、会いたいな私は明菜ちゃんの笑顔を、いっぱい見てきたから》などと、つづりました」(前出・芸能リポーター)それから8年、いまは逆にエールを送られる立場になった堀。芸能リポーターの城下尊之さんは言う。「明菜は堀の病状を聞いて絶句したそうですが、連絡をくれた小泉に《私も応援しています。強いちえみちゃんのことだから、絶対に病気に負けずに頑張ってくれると信じています》というメッセージを託したと聞いています」手術日当日には、同期たちが空に向かって手術の成功を祈ったというが、明菜も堀との再会の日を待ちわびているに違いにない。
2019年02月26日2月24日、菅田将暉(25)主演ドラマ『3年A組―今から皆さん、人質です―』(日本テレビ系)の第8話が放送された。数カ月前に自殺したクラスメイトの景山澪奈(上白石萌歌)の真相を明らかにするべく、菅田演じる柊一颯が生徒29人に対して10日間の“最後の授業”を行うドラマ。第7話で武智大和(田辺誠一)がフェイク動画を依頼したことが明らかになり、事件は解決したかに思えたが柊は「これからが本番だ」と言う。課題もなく「自習」となったこの日は、柊から携帯やカバンを返却されつかの間の休息を楽しむ生徒たち。いっぽう、刑事の郡司(椎名桔平)は武智の背後にさらなる黒幕がいることに気づいていく。そして生徒の西崎颯真(今井悠貴)が、武智を逮捕する決め手となった証拠動画が加工されていることに気づき……というのが第8話のあらすじ。今回目を引いたのは、なんといっても生徒たちの確かな成長ぶりだろう。証拠動画に写っていたのが、武智ではなく柊だったことに気づいた西崎と堀部瑠奈(森七菜)。他の生徒たちも新たな疑惑に動揺する。西崎は実は、景山の動画がフェイクだということに当初から気づきながら見過ごしていた。その罪悪感から非難轟轟の武智を救うべく、証拠動画の公開を強行しようとする。だが、そんな西崎に堀部は「もっとちゃんと考えよう」と踏みとどまらせる。そして、自分の頭で考えて答えを出そうとする生徒たち。冒頭で柊が生徒たちに伝えた「大事な決断をするときは、グッと踏みとどまって、クルっと頭を1周させればパッと正しい答えが浮かぶ」という教えは確かに伝わっていたのだ。柊も「想像力を働かせて、いろんな可能性を鑑みる。俺の伝えたかったことがちゃんと届いてるんだな」と思わず涙を流す。そんな柊の泣き姿に《菅田くん自身の涙に思えて、余計に涙が止まらなかった》《こんな美しい泣き姿見せられたらこっちも泣いちゃうよ……》ともらい泣きする視聴者も続出していた。大きな展開はなかったが、「自習」の通りこれまでの教えが結実した感動的な回だった。終盤では柊と郡司の直接対決が訪れ、物語はついに最終章へ。最後に登場したヒーローの正体、そして黒幕は一体誰なのか?ラスト2話、ますます目が離せない。
2019年02月25日俳優の田中圭(34)が2月25日に放送された日本テレビ系情報番組『スッキリ』にVTR出演。人生を交換してみたい人を明かし、その理由が話題を呼んでいる。田中は原田知世(51)とW主演を務める同局系新日曜ドラマ『あなたの番です』のPRをかねてVTRに出演。同ドラマのテーマである“交換殺人ミステリー”にかけて「スッキリ出演者の誰と人生を交換したいか」と質問されると、「春菜ちゃんとしたいですね」とお笑いコンビ・ハリセンボンの近藤春奈(36)を指名した。そして「もちろん男性と女性っていう差もありますし、すごい春菜ちゃんっていい子。いい子だからどういう景色が見えてるのかなっていうのは普通に気になりますけど」と理由を述べた。しかし、スタッフから「近藤になってやってみたいことは?」と聞かれると、「うーん、そこはあまり思いつかないんですけど」と苦笑。スタジオにいた近藤も「ないんかい!」とツッコミ、笑い誘った。番組を見ていた視聴者からは「その考え方が素敵すぎます」「存在がピュア!」「田中圭にいい子って言われたい!!」といった反応があがっている。
2019年02月25日アイドルグループ・でんぱ組.incの元メンバー・最上もが(30)が2月25日、30歳の誕生日を迎え、自身のSNSを更新。ファンからは祝福とともに「全く30歳に見えない」と反響を呼んでいる。最上はまずTwitterで「30歳になりました!」と報告。「最上もがとしては7年経つのですが、一つのことがここまで続いたのはネトゲ以外にはじめてです。応援してくれてるみんなのおかげです、本当にありがとう」とジョークを交え、ファンに感謝を伝えた。その後、Instagramでも誕生日を報告。「なんだかとてもワクワクしています」と30代に突入したときめきを表した。続けて「30歳からはもっと心に余裕を持って、人に優しく、感謝の気持ちを忘れないように。自分に厳しく!意地を張らない。そして楽しく過ごしたいなと思います」と抱負をつづった。Instagramでは実家に帰った時に撮影したという愛猫と、誕生日ケーキの写真がアップされている。ファンからは「おめでとう!」「年齢以上にお若い!」「全く30歳に見えません」「こんなに美しい30歳、同じ性別として憧れます」「可愛さが底知れない」と美貌に驚く声が寄せられている。
2019年02月25日アキラ100%(44)が本名の“大橋彰”名義で、映画「こはく」に出演すると2月22日に発表された。アキラは主演を務める井浦新(44)の兄役。主要キャラクターとして起用されており、ネットで大きな話題を呼んでいる。同作は両親の離婚で心に傷を負った青年とその兄が、父を探す姿を描いたヒューマンドラマ。各メディアによるとアキラは「元々は役者を目指したのがキッカケで芸能の道を選んだのです」と明かし、「いつもとだいぶ違うと思いますが、違うアキラを皆さんに見ていただきたいです」コメント。同作の横尾初喜監督(39)もこう絶賛しているという。「クライマックスでのアキラさんをはじめとした俳優部の演技がすごすぎて、初めてモニターを見ながら号泣してしまい、カットをかけることができませんでした」監督からもお墨付きのアキラの演技力。ネットでは《アキラ100%さんのマジの演技見たい》《前にスカッとジャパンでアキラ100%が再現Vで演技してるところ見たことあるけど、あの人演技上手だよ》《俳優として大成しそう、、、演技うまいし、すごいちょうどいいおじさん感》と期待の声が上がっている。「実はアキラさんは、かつて椎名桔平さん(54)の付き人をしていました。演技に情熱はあったものの仕事で失敗が続き、いったんは挫折。しかし近年では芸人として活躍するなかで、俳優の仕事でも活躍するようになりました。特に今年1月に出演したドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)では、その演技力が大きな話題に。今後はバカリズムさん(43)やアンジャッシュ・児嶋一哉さん(46)のように、“演技派芸人”として活躍するかもしれません」(テレビ局関係者)俳優業も成功なるか?
2019年02月25日松本人志(55)が2月24日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)で“同意のないまま性行為を行うこと”に対して持論を展開。ネットで非難の声が上がっている。番組では、21日に自民党を離党した田畑毅衆院議員(46)を取り上げていた。田畑議員は昨年のクリスマスイブに元交際相手の女性が酒に酔って寝ていたところで乱暴し、女性の全裸の写真を無断で撮影したとの容疑が浮上。女性が被害届を提出したことで、田畑議員は準強制性交容疑で刑事告訴されている。しかし松本は女性の“乱暴された”との主張に対して、「クリスマスイブに、彼女ですよね。お酒をたらふく飲んで、この女性はどういうつもりだったのか」と発言した。ジャーナリストの堀潤氏(41)がスウェーデンの法律を取り上げて「交際中であっても、明確な相互の同意なしに性的行為に及んだ場合は違法になった」と解説したが、松本は「それはどうかな」と何度も繰り返し否定的な態度。さらに、こう持論を展開した。「やっぱり男女間のムードってあるじゃないですか。明確に『いいよ!』とかねぇ。『ヤろうよ!いいよ!イェイ!』みたいなん、すげえ冷めるし」それに対して指原莉乃(26)は男女間の同意について「男性側が感じ取るものじゃないですか?」と男性が女性の気持ちを汲むことが重要だと指摘。すると松本は「女性側も演出してる」といい、「イヤッ!って言われたらわかるけども、イヤンだと」と返した。今回は刑事告訴にまで発展している性暴力事件。そういったテーマで発した松本の発言に、Twitterでは非難の声が上がっている。《「女性って途中でイヤァンって言うやん」という発言には、女性に対する本質的な蔑視と、性犯罪の被害にあった女性の心を踏みにじる悪意しか感じられません》《「同意の上での性交渉」については「今現在がどうか」を基準に話をするからおかしなことに見えるだけで、これからそれをスタンダードにしようって話にならないのが日本って感じ》《そりゃ日本がジェンダーギャップ指数最低レベルの後進国だというのもうなずけるわな》ドイツでは16年7月に法改正が行われ、拒否とわかる意思表示を無視した上での性行為にも強姦罪が成立するようになった。またアメリカやイギリスでは「同意」について議論されることが多く、理解を深めるためのワークショップが大学で開かれている。「『彼女だからいい』という考えは、あまりにも時代に即していないといえるでしょう。同意とは相手を尊重し、思いやってこそ成立するのもの。女性が傷ついているなら、ムードどころではないはずです。そうした考えを、マスメディアこそ率先して伝えていくべきだと思うのですが……」(テレビ局関係者)“イヤよイヤよも好きのうち”は、古い考えだ。
2019年02月25日米国時間24日、第91回アカデミー賞授賞式が行われ、レディー・ガガが「シャロウ 〜『アリー/ スター誕生』 愛のうた」で歌曲賞を受賞した。主演女優賞こそ逃したものの、ブラッドリー・クーパーと披露した劇中さながらのパフォーマンスは絶賛され、ガガのハリウッドでの存在感はさらに増したと言えよう。注目は彼女の胸元にも集まっていた。まばゆく輝く巨大なイエローダイヤのネックレスだ。PEOPLE誌によると、石の大きさはなんと128カラット。ティファニーの創業者チャールズ・ルイス・ティファニー自身が141年前に南アフリカで採掘したもので、その価格は3,000万ドル(約33億円)にも上る。このネックレスが貸し出されるのは、1961年に『ティファニーで朝食を』のプレスツアーでオードリー・ヘップバーンが着用して以来のことだという。ティファニーのチーフ・アーティスティック・オフィサーを務めるリード・クラッコフは、「レディー・ガガは突出したクリエイターであり、イノベイターであり、ルール・ブレイカーです。そんな彼女に、ティファニーの伝説的なダイヤモンドを、141年前に発掘されて以来初めてレッドカーペットで着けてもらえることに大変喜びを感じています」とPEOPLE誌にコメントを発表している。
2019年02月25日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。今週は人生の永遠のテーマ、モノの整理整頓!毎年春が近づくと、何かにとりつかれたように部屋にたまった不用品を捨て始める記者。でも数カ月もすると、なぜかリバウンドして増えてしまうんです。これってまるでダイエット!?■Netflixオリジナルシリーズ『KonMari~人生がときめく片づけの魔法~』独占配信中オンライン映像配信サービス「Netflix」で放映中の『KonMari~人生がときめく片づけの魔法~』は、整理整頓が苦手な人に超オススメの、アメリカンリアリティショー。著書がミリオンセラーになって日米で有名になった“こんまり”こと近藤麻理恵さん(34)が、整理整頓に悩むさまざまな家庭を訪ね、お悩みを聞いて解決していく趣向です。驚くのは、アメリカの家がどれもデカいこと。たまっている不用品も半端ない量で、みな「恥ずかしい」と嘆きます。記者が最も共感したのは、モノを書く仕事のゲイカップルの悩み。紙類や本が多すぎて、つい読み返して捨てられない。「うわ、同じだ」と心の中で叫んでしまいました。「手に取ってときめかないモノは感謝して手放す」というこんまりさんの片づけ法によって、夫婦や親子がお互いの問題に気づき、価値観や未来像まで見つめ直すようになっていきます。そっか、「ときめく」ってこういうことだったのか!記者もこれからは、ときめきを取り戻すための片づけをやろうとひそかに誓ったのでした。
2019年02月25日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「物忘れがひどくなり、病院に行ったら脳が30%萎縮していると薬を処方されました。このまま健忘症が悪化し、自分を失うような気分がしてとても不安です。どうすればいいですか?」(シエーラさん・73・無職・埼玉県)【A】「物忘れが多いと、初めてのことばかりで毎日が新鮮」(蛭子能収)オレもとくに人の名前が思い出せません。芸能人はプライドが高いから、スタジオで会ったときに名前を忘れてると嫌な顔をします。器が小さいんですよね。4年前に「軽度認知障害」と診断されて、薬を飲んでいます。それでも物忘れは改善しません。この前、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)のDVDのコメンタリー取材があったんです。太川陽介さんとマドンナで過去に旅したときのVTRを見ながら話をするんですが、俺は、どこを旅したか、何をしたか覚えていませんでした。すごく新鮮な気分で仕事ができました。オレは意識がなくて生きることは嫌だけど物忘れぐらいは仕方ないと思っていますよ。同じことを何度も聞いて、女房やマネージャーに笑われますが気にしません。あきれた顔をしたり、怒ったりしたら「人間が小さいな」と思っていればいいんですよ。オレの頭には、競艇選手の名前や戦績などが入っています。これを忘れるようだったら、いよいよ気にしようかと思っています。
2019年02月25日読者世代にとって「認知症」「軽度認知障害(MCI)」に関することは、常に身近な関心事。しかし、これまで関心はあれど、切実に問題に向き合う必要がなかった人も多いはず。ここでは「ある日突然、親の異変に気づいてしまったら……」を、本誌・海野幸記者(仮名・48。広島県出身で現在は東京都在住)の体験をもとにレポート。「そのときどう対処すればいいのか?」について考えてみました――。「あれ?母が、何かおかしい」初めて私がそう感じたのは、昨年12月。74歳の誕生日を記念して、久しぶりに母親と温泉旅行に出かけたときのことだった。記憶にあるしっかり者の母と、目の前の母の様子にギャップを感じること数度。ふだん離れて暮らしているからこそ、感じ取ることができた変化だったかもしれない。74歳という年齢。「もしかして認知症?」と気になりだしたら不安が止まらなくなった。帰省のたびに「耳が遠くなったな。見た目が老けてきたな」と、加齢による変化は確認していたけれど、行動やふるまいに「おかしい」を実感することはあまりなかった。90歳で亡くなった祖母も、最後の数年は認知症だったが、母はまだ74歳。「まだまだ親は元気」と悠長に構えていたぶん、初めて頭をかすめた「認知症」の3文字に動揺するばかりだった。「さて、どうしよう……」そんな不安に直面した私がまずしたことは、認知症に関しての知識を得ることだった。祖母の介護は父と母がしていたし、そのとき私はすでに東京で暮らしていたので介護経験はなく、認知症の実態をほとんど知らない。そこで、本やインターネットで情報を収集し、母親に感じた「何か変」を、一つひとつ照会していくことにした。すると、母の症状は認知症とはなんだか違うようだった。記憶自体がすっぽり抜け落ちているわけでもなければ、散歩へ出かけて迷子になるようなこともない。調べていくうちに、『軽度認知障害(MCI)』という言葉を見つけた。MCIとは、もの忘れのような記憶障害は出るものの、症状はまだ軽い「認知症の一歩手前」の状態を指すそうだ。母はこれに当てはまるのでは?そんな気がしてきた。「親が認知症?」と思ったら、あらためて自分の気持ちを整理するためにも、まずは “私が不安を感じた母の行動”を書き出してみることが大事だという。【不安な行動・1】目がうつろで、気づけばボーッとしていることが多くなった無表情でボーッとしていることは以前からあったが、旅行中はさらにひどくなった感じが。きれいな景色が目の前に広がっていても、見ているようで見ていない感じの表情をする。【不安な行動・2】祖母の代が使っていたような古い方言ばかりで話すときがあった私と話すときは気を使って標準語で話してくることが多いのに、旅行中は聞いたことのないような方言で話してくることが多々あった。途中から祖母と話しているような気分に。【不安な行動・3】料理上手なのは変わらないが、使おうと思った具材をよく入れ忘れていた。旅行中、キッチン付きの部屋に宿泊。買い込んできた食材を料理に入れ忘れること数度。最近、特に多くなったように感じる。薬の飲み忘れも目立つ。後で忘れたことに気がつく。【不安な行動・4】仕事を辞めた2年ほど前から、身なりや化粧に無頓着になっている旅行中は普段着のようなものしか持ってこず、常にノーメーク。仕事を辞めてから白髪染めも手抜きをするようになり、老け込んだ印象。指摘すると「面倒くさいから」の返事が。【不安な行動・5】顔に蜂が止まっているのに、手で追い払おうとせず刺されてしまった旅行中ではないけれど、山で果物の収穫作業中に顔を蜂に刺されてしまい、通院することに。聞くと顔に止まっているのには気づいていたが、「手で払う前に刺されてしまった」と。’12年時点で、日本の65歳以上の認知症推定人口は約462万人、MCIは約400万人といわれている。確かなのは、認知症であれ、MCIであれ、早めに専門医を受診したほうがいいということ。そしてMCIについては、適切な取り組みにより認知機能の維持が可能であるとのことだった。もし母が認知症もしくはMCIだったらどうすればいいだろう?仕事は?自分の生活は?母の「もしかして認知症?」疑惑は、親の老いを実感するとともに、私のこれからの人生を考えるきっかけにもなった。
2019年02月25日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は3・11をベースにしたドキュメンタリー映画『盆唄』を見てきました。■映画『盆唄』(テアトル新宿ほかにて全国公開中)登場人物は福島県双葉町の旧住人、横山さんと仲間たち。双葉町は帰宅困難区域に指定されているため、町民は故郷を離れて暮らしています。そんな事情から横山さんは先祖代々からの伝統『双葉盆唄』の存続に危機感を抱くように。ある日、ハワイの日系人社会で100年以上前に福島からの移民が持ち込んだ『フクシマオンド』がいまだに演奏されていることを横山さんは知ります。双葉盆唄を受け継いでもらえるかも、そう思った横山さんらはハワイへ飛び双葉盆唄を披露。それを受けてフクシマオンドの唄い手である日系3世の女性は「双葉盆唄を続け、いつか双葉に返したい」と語ります。土地ならではの伝統芸能は、その土地に住む者が継承していかなければ途絶えてしまいます。双葉町の住民はその点で継承する場さえなくしているのですが、町を思う強い気持ちが人々にある限り双葉盆唄が消えることはない、そんな気がしました。それは福島からハワイへ渡った人々の子孫が、自分のルーツとなる故郷への思いを、フクシマオンドを忘れずにいることからでもわかります。本作は震災の被害にくじけることなく、自分の中にゆるぎない故郷を持つ人々が登場することで、希望さえ感じられる作品でした。
2019年02月25日