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クラシックの盛んなイギリスに於いて、“現在最もエキサイティングな指揮者”と讃えられるロビン・ティチアーティが来日公演を行う。2014年に、31歳の若さでイギリス伝統の音楽祭「グラインドボーン音楽祭」の監督に就任するなど、躍動感溢れる指揮ぶりと聴衆を魅了する音楽性によって、その評価はうなぎのぼりだ。今回は、2017年に音楽監督に就任したドイツの名門、「ベルリン・ドイツ放送交響楽団」を率いての来日公演となるのだから楽しみだ。しかも同公演に随行するソリストの顔ぶれがものすごい。三浦文彰(ヴァイオリン)、辻井伸行(ピアノ)、服部百音(ヴァイオリン)、森麻季(ソプラノ)、反田恭平(ピアノ)、高木綾子(フルート)、吉野直子(ハープ)と、日本のトップ奏者を散りばめた陣容は豪華絢爛。どれも聴き逃がせない公演のオンパレードだ。中でも注目は、10月9日に東京オペラシティコンサートホールで開催される森麻季との共演。リヒャルト・シュトラウスの『ドン・ファン』&『4つの最後の歌』とマーラーの交響曲第1番「巨人」を重ねたプログラムは、若きマエストロ、ティチアーティの実力を確認するのにうってつけ。ドイツの名門オーケストラが自国の作曲家の作品にかける思いにも興味津々だ。
2019年10月04日世代を超えて愛され続ける名作を、ディズニーが実写映画化した『アラジン』が、10月9日(水)にMovieNEXと4K UHD MovieNEXで発売される(先行デジタル配信中)。この度、ジャファー役の日本版ボイスキャストを務めた俳優・北村一輝のインタビュー映像が公開された。公開されたインタビュー映像では、洋画の吹替え初挑戦となった北村が、収録の裏話や本作の新たなジャファー像について語っている。ジャファーは、手下であるオウムのイアーゴとともに常日頃から悪知恵を働かせ、ランプを手に入れるためならどんな手を使うことも厭わない邪悪な大臣。ディズニーの悪役として高い人気を集めるキャラクターだが、北村自身もジャファーに魅了されるファンのひとりだという。実際に演じた感想を聞くと、「ジャファー役の俳優さんが想像していたよりも若くて、声も高く、怒ったり叫んだり、感情をストレートに出していて、アニメーション版のジャファーとはまた少し違うんです」と明かす。そして、「(ジャファーが)魅力的に見えるように自分も加勢出来ればと、少しアニメーション版の“いやらしさ”みたいなところも入れたいな、と思いながら演じました」と、アニメーション版にも寄り添いつつ、新たなジャファー像を模索しながら演じたことを振り返る。また、「ジャスミンのような正義感があって凛とした女性は?」という質問には、「好きに決まっているじゃないですか(笑)」と即答。続けて、「男性、女性に限らず、ちゃんと自分の意見のある人には惹かれますよね」と持論を展開した。MovieNEXには、撮影の舞台裏や未公開シーン、NGシーン集に加えて、「スピーチレス~心の声」などのミュージック・クリップや未公開曲「デザート・ムーン」などの貴重なボーナス・コンテンツも多数収録(デジタル配信(購入)にも一部収録)。『アラジン』10月9日(水)にMovieNEX(4,200円+税)と4K UHD MovieNEX(6,000円+税)が発売。先行デジタル配信中。実写版とアニメーション版の両方を豪華デジパック仕様に収めたセット商品『アラジン MovieNEXコレクション(期間限定)』(8,000円+税)、アニメーション版をより高画質・高音質で楽しめる『アラジン 4K UHD』(5,800円+税)が同時発売。
2019年10月04日藤原竜也と鈴木亮平が、ガチの小学生役。それも、骨太な人間ドラマを描くことに定評のある劇作家・演出家の蓬莱竜太による書き下ろし、つまり2人への“あて書き”となれば、興味を抱かずにはいられない。本作『渦が森団地の眠れない子たち』は、団地が舞台。「子どもの視点で描くと、団地の世界は、戦争、恋愛、ファンタジー、ホラー、恐怖の大人たちというようなエンタテイメントに溢れていて、それを盛り込んだ群像劇、人間ドラマを描きたいという意欲です」と語る蓬莱は、自ら演出も担当。その舞台が、10月4日に開幕した東京・新国立劇場 中劇場での公演を皮切りに、佐賀・鳥栖市民文化会館 大ホール、大阪・森ノ宮ピロティホール、愛知・御園座、広島JMSアステールプラザ 大ホール、宮城・多賀城市民会館 大ホールにて上演されている。物語は、小学生の佐山鉄志(藤原)と田口圭一郎(鈴木)が住む団地で展開する。頭の回転が早く、周囲を掌握するカリスマ性に長けている鉄志と、一見おとなしいが、地頭の良さで鉄志たちを客観的に見ている圭一郎。対象的だが親友だったはずのふたりは、ある事件をきっかけに団地の王座を賭けて争うようになり……。多くの舞台に出演してきた藤原だが、蓬莱の演出を受けるのは今回が初めて。2人は普段も飲みに行く仲だそうで、そうした中で着想を得たであろう“あて書き”が、どう表現されているのか見ものだ。一方の鈴木も、蓬莱とは初タッグ。異色作となる今回、鈴木のパブリックイメージと思われる「誠実さ」や「知的さ」が作家の眼にどう映り、役へとつながったのか期待が高まる。また鉄志と圭一郎という緊張感のある関係性は、藤原と鈴木という大看板同士、かつ同学年だからこそ、いっそう楽しめること必至。鉄志たちの行動は時折短絡的で、そこはやはり“子供”なのだが、その大元にある動機は大人と同じ。いわく、見栄や保身、虚勢、欲望、そして駆け引きだ。藤原と鈴木が、それらのリアルをどう見せてくれるのか。蓬莱の自在な筆致にも注目したい。文:佐藤さくら
2019年10月04日さまざまメディアミックス展開によってその世界を広げる『HiGH&LOW』と、大人気漫画『クローズ』『WORST』がクロスオーバーしたアクション『HiGH&LOW THE WORST』が本日より公開。『HiGH&LOW』シリーズの久保茂昭が監督を務め、川村壱馬、志尊淳、山田裕貴といった、方々から注目を集める若手俳優が一堂に会した作品だ。累計7500万部を突破する『クローズ』『WORST』は、高橋ヒロシによる不良漫画の金字塔。本作では、『HiGH&LOW』の世界に登場する通称“漆黒の凶悪高校”である鬼邪高校と、『クローズ』『WORST』でお馴染みの、幹部以外が全員スキンヘッドの最強軍団・鳳仙学園が衝突し、彼らが激しくぶつかり合う様が描かれる。『HiGH&LOW』シリーズお馴染みの鬼邪高校定時制の番長・村山役に山田、鳳仙学園のトップ・上田佐智雄役に志尊、そして鬼邪高校全日制の覇権を狙う転入生・花岡楓士雄役には、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカルの川村が大抜擢されている。その他、鬼邪高校定時制組には一ノ瀬ワタル、鈴木貴之、清原翔、全日制に前田公輝ら馴染みのメンツが出演。さらに吉野北人、佐藤流司、神尾楓珠らが新たな全日制の生徒役として登場する。そして、最強軍団・鳳仙学園には、塩野瑛久、葵揚、小柳心、荒井敦史といった期待の俳優陣が登場し、学園トップを演じる志尊の脇を固める。さらには、白洲迅、富田望生、矢野聖人、箭内夢菜らも登場。彼らが本作のキーとも言える、重要な役どころを担っているのだ。企画プロデュースを『HiGH&LOW』シリーズのEXILE HIROが、監督&アクション監督も同シリーズの久保&大内貴仁のタッグが務め、最上級のアクション映像がお目見えとなる。脚本は高橋と『HiGH&LOW』の脚本チームとが共同で作成し、『クローズ』『WORST』の戸亜留市と、『HiGH&LOW』のSWORD地区という、両シリーズの主な舞台となった街が交差した世界を構築。ド派手なアクション、仲間同士の熱い友情、そして何より若い俳優たちから繰り出される圧倒的な熱量は、ぜひとも大きなスクリーンで体感して欲しい。『HiGH&LOW THE WORST』本日より公開※原作者の高橋ヒロシの高は、正式にははしごだか。
2019年10月04日一番憎むべき狂気とは、あるがままの人生にただ折り合いをつけてしまって、あるべき姿のために戦わないことだ……。そんなメッセージがずっしりと胸に響く骨太のミュージカル、『ラ・マンチャの男』。スペインの国民的小説『ドン・キホーテ』を原作に、1965年にブロードウェイでミュージカル化され、翌年のトニー賞に輝いた。日本では1969年より、松本白鸚の主演により断続的に上演され続け、今年でなんと50周年。1970年にはブロードウェイの舞台にも立った経験を持つ白鸚が、喜寿にして4年ぶりのドン・キホーテ役に挑む。舞台は16世紀末のスペイン。セビリアの牢獄では、セルバンテスが従僕ともども投獄されようとしている。セルバンテスが申し開きのために思い立ったのは、囚人全員を配役した即興劇。その主役である、本の読み過ぎでとんでもない計画を思いついた田舎の老人アロンソ・キハーナが扮する男こそ、遍歴の騎士ドン・キホーテだ。悪を滅ぼさんがため、従僕のサンチョを連れて旅に出たキホーテの求める夢とは、そして真実とは……。現実世界と劇中劇の世界が交錯する重厚な物語が、ドラマティックな音楽とともに繰り広げられていく。松本白鸚の圧巻の熱演が見逃せないのはもちろんのこと、今回は宝塚歌劇団を2009年に退団以降、女優としての力量と存在感を増し続けている瀬奈じゅんが、ヒロインにあたるアルドンザ役に初めて挑むことも話題。注目の公演は、本日10月4日に東京・帝国劇場にて開幕する。文:町田麻子
2019年10月04日10月4日(金)に全国公開される『蜜蜂と遠雷』は、まったく異なる境遇にある4人の天才ピアニストたちが、国際ピアノコンクールでの熾烈な戦いを通して、お互いに刺激し合い葛藤し、そして成長を遂げ‘覚醒”する物語だ。「天才少女」と言われながらも母の死をきっかけにピアノを弾けなくなった栄伝亜夜役に松岡茉優。音大出身だか妻子持ちで楽器店勤務をしながらも夢を諦めきれない高島明石役を松坂桃李が演じる。今回初共演というふたりは、お互いのことをどう思ったのだろうか?「松岡さんは『空間把握認識能力』がめちゃくちゃ高いです。監督の言葉を飲み込んで理解した上で、そこのシーンで使われている場所を最大限利用するというか。例えば、亜夜がピアノを弾きたいと言ってピアノを探し回って、いくつか部屋を覗くシーンがあるんですが、撮影の時、実は部屋には何も無かったりするんですけど、松岡さんはあたかもちゃんと人が居るかのような演技をすぐにできるんです。頭の回転の速さが、見ていて純粋にすごいなって思いましたね」(松坂)「私もまさに同じシーンで、亜夜がピアノを探している時に明石がピアノのあるところ知っていますよって言うんですが、それに『ギャップ』を感じました。私は松坂さんにもギャップを感じていて、優しい行動なのに、その中に相反する感情があって。ライバル心ではなくて、ちょっとした野次馬心。昔から聞いていた元天才少女が困っているっていう野次馬心もあったと思うし、ピアニスト同士のエゴイズムがあるから、真っ直ぐじゃない感情。音で言うと倍音が存在しているような、ふたつ音が聞こえるようなすごいお芝居をなさるなって思っています」(松岡)今回の映画では、役者、ピアニスト、演奏指導者など、多くの人と関わりながらひとつのキャラクターを作り上げてきた。これまでにない経験をどう感じたのだろうか?「演奏の指導をしてくださる先生と最初にお会いした時に、明石のプロフィールをその方が作ってきてくださったんです。僕は役作りでそんなことをやったことがなかったので、すごく刺激的でした。面白かったのが、プロフィールとか凄く細かく書いてあるんですよね。明石のカバンの中身とか(笑)。 僕は明石をこう思いますって。驚きましたね。弾き方も体の構造から入るんですよ。筋肉がどうで、骨がどうでって説明されるから、あれ?これ、ピアノの練習の授業じゃなかったっけ?って。これがふたりで作っていく感じなのかなって思いましたね」(松坂)「実は松坂さんの先生が教え方が上手いっていうことが我々に伝搬していったので、最後の1~3週間は他の3人全員もその先生から教わっていました(笑)。ピアノに入る姿勢の本をコピーしてくださったりして。役作りは、十人くらいのサンプルからぎゅっとしてひとりを作るんですが、今回のようにふたりでの作業の時は、それぞれ感じ方も違ったりするので、それは違うとか、本音を言える関係性を築かせてくださって良かったです」(松岡)今作の見どころは「それぞれの演奏シーン」と松坂は言う。同じ曲を演奏するシーンでも、各々の葛藤だったり不安だったりが表れているので全く違う曲に聴こえる。そこをぜひ楽しんで欲しいと語った。「クラシックに縁遠い方でも、曲に乗れる作品だと思うんで、敷居が高いと思わずに、劇場まで足を運んでもらえると嬉しいです。きっとその意外さにビックリすると思いますんで、ぜひ楽しんでください」(松坂)「クラシック映画という枠組みではあるんですけど、演奏シーンとかは、アトラクションのような、かなりアグレッシブなアプローチをしている映画だと思っています。私も完成した映像を見て、新しい音楽映画が出来上がったなって思いましたので、デート中や、お仕事帰り、学校帰りにフラッと寄って、元気をもらっていただければ嬉しいなって思います。劇場でお待ちしています」(松岡)撮影/高橋那月、取材・文/若村幸江『蜜蜂と遠雷』10月4日(金)より全国ロードショー
2019年10月03日カンヌ、アヌシーで開催された著名な映画祭で続けて受賞を成し遂げたフランスのアニメーション映画『失くした体』が、11月29日(金)より、Netflixにて独占配信されることが決定した。この発表に合わせ、この度同作の予告編、キービジュアルが公開された。映画『失くした体』は、第72回カンヌ国際映画祭・批評家週間でグランプリを受賞、続いて第43回アヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリにあたるクリスタル賞と、観客賞をW受賞し、早くも賞レースをにぎわす存在として注目を集めている。原作は、フランス映画『アメリ』の脚本を担当しアカデミー賞にノミネートされた、ギョーム・ローランの小説『Happy Hand』。そして、短編映画監督作が数々の映画祭で高い評価を獲得してきた、ジェレミー・クラパンが本作でついに長編初監督を果たしている。本作で描かれるのは、とあるパリの医療ラボで切断された“手”が不幸な運命から逃れ、再び自身の身体と繋がるためさまよう姿を追った、ちょっと不思議な自分探しの物語。身体の持ち主であるピザの配達人・ナウフェルとの再会を果たすため街をさまよっている間に、ハトやネズミなどに追いかけられたりと、手は身の毛もよだつ出来事に遭遇していく。アーティスティックなシーンが多数切り取られた予告映像でも紹介されているように、本作には各メディア、批評家から絶賛コメントが相次いで贈られている。“かつてない斬新さ 驚きと伏線の連続” -- Variety“映像が織りなす人生讃歌” -- The Wrap“アニメ作品の金字塔" -- Playlist“センセーショナル” -- Cineuropa“独創的な今年一番の野心作” -- First Showingなお、キービジュアルには満天の星空とふたりのキャラクターの姿、印象的な“手形”のイメージが使用された。Netflix映画『失くした体』11月29日(金)よりNetflixにて独占配信
2019年10月03日東京・池袋を拠点にした国内外のパフォーミングアーツの祭典、フェスティバル/トーキョー(F/T)が10月5日(土)に開幕する。11年目を迎えた今年は、例年にも増して多様性に富んだラインナップが並ぶ。企画の立案者であるディレクターの長島確に話を訊いた。ヨーロッパの演劇に注目した初期、身近でありながら知らないアジアの作品を1カ国ずつ紹介する時期を経て、昨年からはプロジェクトのひとつに「トランスフィールド」というキーワードを掲げているF/T。「これはプロジェクトひとつではなく、全体にかかることでもあると思います。地域もジャンルも混じり合うことによって生まれるエネルギーに注目したい。また、劇場以外の場所の魅力を発見し、外にいる素晴らしい人たちと出会っていくと同時に、劇場自体の面白さも再発見したい。“混ざっていく”ことと“場”の2本柱を意識しています」。その上で長島は、今年のテーマを〈からだの速度で〉とした。「情報のスピードが速すぎると感じるいま、もう少しからだの速度を意識したいと思いました。けれど、遅くすればいいのかというと、そういうことではない。〈からだ〉と言っても、人によって違うし、ひとりの中でも体調や年齢によって速さは変わる。東京って、そういう多様なからだの速度に、さらに人間以外のものまで加わって、膨大な種類の、いろんなスピードが共存してできている街。この複雑さこそ面白いし、リアルです。それを感じていただけるようなプログラムになったと思います」その言葉のとおり、体験型のプログラムが多く用意されている。たとえばオープニングのセノ派『移動祝祭商店街』からしてそうだ。今回のために、舞台美術家である杉山至を中心として結成されたセノ派が、池袋近辺の3つの商店街をリサーチして山車を作るというもの。「劇作家や演出家だけに主導権があるのではなくて、いろんな形のパフォーマンスがあっていい。舞台美術家が先導してチームを組み、それぞれの商店街をリサーチしてきました。午前中から順次各商店街で山車を引いて練り歩き、午後は大塚駅前に集まってパフォーマンスをします」豊島区近辺の商店街と広場をピックアップしたが、リサーチしていくとそれぞれの特色が見えてきたのだという。「たとえば南長崎はあちこちの店でシャッターが閉まっていますが、どんなお宝が眠っているかわからない。だから“眠り”をテーマにしたベッド型の山車を作り、ゆっくり曳きます。午後にみんなが集まる大塚の駅前広場は、2年前、トランパルという名前で再整備されました。地元住民の自治会が何年もかけて、住民の意思を反映してボトムアップで作った珍しい広場です」このオープニングには、快快やBaobabの北尾亘など、ジャンルレスに活躍するパフォーマーたちも参加するという。他にも、中国から招く香料SPICE『ニュー・ジャングル』は、ハッカーが支配するディストピアを描いた自作コミックに基づくコンセプトアルバムを作り、そのライブを行うという。ジャンルや表現方法を幾重にも横断したプログラムだ。さらには期間中インドネシアの屋台を池袋に出現させる『NOWHERE OASIS』、誰もがZINE(雑誌)を発行できる『ひらけ! ガリ版印刷発信基地』など、パフォーマンスの枠をも飛び越えたようなプロジェクトが多く用意されている。一方で「劇場の再発見」を体現するように、いわゆるふつうのステージを観客が観るかたちの演劇にも、F/Tならではのプログラムが並ぶ。「『ファーム』は松井周の戯曲を、韓国の演出家キム・ジョンが上演するものです。キムは劇場で、正攻法で戯曲に取り組み、面白い解釈を引き出す人。エネルギッシュで、エンタメ度の高い作品になると思います。『オールウェイズ・カミングホーム』のマグダ・シュペフトはキムとは対称的。20代のポーランドの演出家で、テキストも映像も音楽も同等に扱って組み立てていく人なんです。ポーランドと日本の混成キャスト・スタッフで、『ゲド戦記』でも知られる作家アーシュラ・K・ル=グウィンのSF小説を土台にしたパフォーマンスを上演します」商店街のあたらしい祭りがあれば、オリジナルのコミックに端を発した音楽ライブや、思えば初めての組み合わせによる演劇も。どの作品も、とても一言では言い表せない複雑さをもったものだ。「本当にいろんなプログラムがあるのですが、それぞれ〈からだの速度で〉というテーマを頭の片隅において観ていただけたらと思います。都市のフェスティバルは、単一の価値観をかかげる場ではなく、出自も価値観もバラバラな人たちが共存しているということを確かめられる場所。速さや遅さのどちらかを目指すのではなく、街の中で、いろんな立場から多様性を発見できる機会になればと思っています」取材・文:釣木文恵
2019年10月03日6年に一度の祭典、“LDH PERFECT YEAR 2020”の一環として、現メンバーが初めて全員出演し、原案&プロデュースも担当する『勇者のために鐘は鳴る』の制作を発表した劇団EXILE。各メンバーが個性を発揮し、多彩な活躍を見せているが、その中でも近年、徐々に存在感を高めているのが小野塚勇人だ。映画『GOZEN -純恋の剣-』に『最初の晩餐』、また9月に放送されたスペシャルドラマ『渡る世間は鬼ばかり』、10月開始の連ドラ『特命刑事 カクホの女2』と活躍の幅を広げ、まもなく公開の映画『東京ワイン会ピープル』では、ワインへの造詣が深い若き実業家で、乃木坂46の松村沙友里演じるヒロインの心に寄り添う織田を演じている。今年で26歳。「20代の前半でキラキラした学園モノの話が来るわけでなく……、いつ来るんだろう?と待ってたら社長の役が来ちゃいまして」と苦笑しつつ、20代半ばを過ぎて「少しずつ、自分の進むべき方向が見えてきた」とも。そんな小野塚にじっくりと話を聞いた。昨年、出演した日本酒をテーマにした映画『恋のしずく』で演じたのは老舗酒蔵の跡継ぎ息子役。今回はワインをこよなく愛する若き社長。「そんなに“酒飲み”のイメージがついてるのかな(笑)?」と驚きを感じながら、これまでほとんどなじみのなかったというワインに親しむところから始めた。「前回は酒蔵の話で、見学に行かせてもらって酒造りに対する思いなどを聞いてスッと入れる部分があったんですが、今回はあくまでワインを飲むのが好きな人間。ワイン監修の方にアドバイスをいただき、自分でもいろんなワインを買って飲んでみました。実際にワイン会に足を運んで、そこでひたすら抜栓の練習をしたり、家でも(グラスを回す)スワリングを常にやるようにしていました」織田は、小野塚の実年齢よりも高い設定で、しかも演じたことのない“社長”という立場。それでも「無理やり背伸びして演じるのは危ないなと思いました。じゃあ、織田の良さってどこにあるのか?と考えたとき、出てきたのが誠実でまっすぐな男というところ。社長に見えるか否かじゃなく、その部分を広げて“この男になら周りがついてくる”というふうに見えたらいいなと思いました」と自分なりに織田の人物像を作り上げていった。最も身近に存在する“社長”であるHIROの存在、佇まいも意識したという。「織田は、ワインの知識がない紫野(松村)に対しても、馬鹿にしたり、偉そうに振舞うのではなく、一緒に楽しみを共有しようとするタイプ。HIROさんの、全く上から目線のところがなく、どんな人間に対しても腰を低く接し、貪欲に何にでも興味を持って話を聞こうとするところは共通するところだなと思って、HIROさんをイメージしながら演じている部分はありましたね」映画では、ワインを通じて“本物”とは何か?を問いかけるような描写がいくつも登場する。俳優の世界に身を置いて多くの人々と接してきた中で、小野塚が考える“本物”、“一流”の俳優とは?「この仕事は個性をどう出すか?という仕事でもあり、どういう生き方をしたら“正解”というものでもないし、見た目がカッコいいから売れるものでもないんですよね。でもやはり人間力のある人に周りはついていくのかな? 演技がうまかったり、器用であることはすごいことだけど、それだけじゃ見ている人は魅了されないし、不器用な人間が不器用なりに頑張っている姿が心に刺さったりする。僕自身がこれまでやってきて、ひとつ言えるのは“貪欲にやり続けること”の大切さ。細かいところまで手を抜かず、どんなに上に行っても、初心の貪欲さを忘れずに続けていける人が、ずっと残っていける人なんだなと思います。僕は、自分には才能なんてないと思ってるし、地道に努力し、積み重ねたものがいつか大きなものになるって信じています」その思いを強くしたのが『恋のしずく』において親子役で共演し、昨年、急逝した故・大杉漣との出会いだった。「直接、何かアドバイスをくださるわけでもないし、説教じみたことを言うわけでもなく、ただ背中を見せてくださって、そこから受け取ったものがすごく大きかったです。後輩が背中を見て“カッコいいな”と思える人こそ、本物であり一流なんだなと思います」初めて舞台に立ち、観客の前で演技したのは、劇団EXILE加入よりもさらに2年ほど前の2010年の舞台版『ろくでなしBLUES』。気づけば来年で10周年である。近年の活躍は、まさに継続の重要性の証明ともいえる。「今、こうして言われるまで、(10年を)全く意識していなかったです(笑)。いろんなことを考えて試して、失敗もしたし、時には守りに入ることもあったりして……少しずつ成長しているのかな? 自分は王道を歩いてきた人間ではなくて、キラキラの学園ものには出てないし、20代前半の頃からアウトローな役を演じることも多かったんですが、自分の中でやっていて一番楽しいなと思えるのはコメディなんです。ちょうど劇団にも、コメディ路線でガンガンいくようなメンバーもいないので、笑いのポジションを目指して、2枚目ではなく3枚目……いや、2.5枚目くらいで(笑)、やっていけたらと思います。30歳になるまであと4年。ひとつひとつ場数を踏んで方向性を定めつつ、30歳になる頃には“これ!”と言えるものを手にできていたらと思います」『東京ワイン会ピープル』10月4日より公開取材・文:黒豆直樹撮影:源賀津己スタイリスト:本田博仁ヘアメイク:KOHEY
2019年10月03日今年の6月17日から27日まで、ロシアのモスクワとサンクトベテルブルグで行われた「第16回チャイコフスキー国際コンクール」の優勝者ガラ・コンサートが開催される。同コンクールは世界で最も権威のある三大コンクールのひとつとして4年に一度モスクワで開催され、「ピアノ」「ヴァイオリン」「チェロ」「声楽」 に加え、今年から管楽器 (木管楽器・金管楽器) 部門が新設されている。過去の優勝者にはヴァン・クライバーンをはじめ、ウラディーミル・アシュケナージ、エリソ・ヴィルサラーゼ、ミハイル・プレトニョフ、グレゴリー・ソコロフ、デニス・マツーエフ、ダニール・トリフォノフ(以上ピアノ)、 ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)、マリオ・ブルネロ (チェロ)ら世界で名だたる演奏家を輩出し、日本人では、 諏訪内晶子(ヴァイオリン)、神尾真由子(ヴァイオリン)、上原彩子(ピアノ)、佐藤美枝子(ソプラノ)らが優勝を果たしている。この「チャイコフスキー国際コンクール」の主要部門優勝者 (またはそれに準ずる入賞者) を迎えたガラ・コンサートが開催されるとなれば見逃せない。世界最高峰のコンクールを制した新鋭の実力やいかに。ぜひこの目と耳で確かめたい。●公演概要「第16回チャイコフスキー国際コンクール優勝者ガラ・コンサート」・10月8日(火)東京芸術劇場コンサートホール●出演ドミトリー・シシキン(ピアノ部門第2位入賞/ロシア )セルゲイ・ドガージン (ヴァイオリン部門優勝/ロシア)サンティアゴ・カニョン=ヴァレンシア (チェロ部門第2位入賞/コロンビア)指揮:飯森範親管弦楽:東京交響楽団
2019年10月03日“演劇”とは、何だろう? 岡田利規、そして彼が主宰するチェルフィッチュの作品は、いつもそんな鮮烈な問いを観る者に投げかける。彼らが美術家・金氏徹平とコラボレーションした最新作『消しゴム山』が、10月5(土)、6日(日)に京都・ロームシアター京都 サウスホールで上演される。思えば、岡田利規の作品はいつも、私たちが一般的に持っている“演劇”のイメージを軽々と飛び越えてきた。舞台上でナチュラルに会話を行う「現代口語演劇」のスタイルに観客がすっかり慣れていた2000年代前半、「日常的所作を誇張しているような/していないようなだらだらとしてノイジーな身体性」と、私たちが日常で使う若者言葉や“整理されていない”言葉をそのまま舞台上で提示するチェルフィッチュの登場は、演劇界に衝撃をもたらした。そして2005年にはコンテンポラリー・ダンスの登竜門『トヨタコレオグラフィーアワード』に出場、最終選考会で大きな議論の的となる。2007年には海外での公演を開始し、アジア、欧州、北米など計70都市で上演を重ねてきた。2017年には自身の代表作『三月の5日間』をキャストを一新するだけでなく、役柄とキャストの“性別”すら超越するという「リクリエーション」版で上演、またもや話題を呼んだ。そんな岡田が手がける今作もまた、観客の予想を遥かに超えたテーマが提示されている。それは「直接の届け先が人間の観客ではない演劇」。「モノのための演劇」であり「モノの演劇」だ。岡田が2017年に陸前高田市を訪れた際、驚異的な速度で人工的に作り変えられる風景を目の当たりにしたことをきっかけに、「人間的尺度」を疑う新作の構想を始めたという。今作で、俳優の演技が向けられる対象は観客ではなく、舞台上のモノや映像上のモノなど。そこでは“モノが人間に従属する”従来の関係性が断ち切られた世界が描かれていく。舞台上に置かれた“モノ”をコラボレーターである美術家・金氏徹平が手がけているという点でも注目だ。また、今作は、岡田が舞台映像デザイナーの山田晋平と共に近年取り組み始めた「映像演劇」の手法も取り入れられる。「映像演劇」とは、岡田によれば「役者の演技を撮影した映像をしかるべき環境のもとで投影するという作法によって上演される演劇」。観客と舞台空間の中に、また新たなレイヤーを提示する存在となる。“演劇”の定義はおろか、“モノ”と私たち“人間”の関係、そして存在すら考え直す……そんな公演になるのではないだろうか。やはり岡田利規、そしてチェルフィッチュは、いつも私たちに新鮮な波紋を投げかけてくれる存在なのだ。文:川口有紀
2019年10月03日Sexy Zone佐藤勝利とKing & Prince高橋海人が共演する『ブラック校則』の本予告編と、クランクアップ写真が到着した。『ブラック校則』は、クラスで1番存在感のない創楽(佐藤)と、その村有の中弥(高橋)が、ブラックな校則に苦しめられるヒロイン・希央(モトーラ世理奈)との出会いをきっかけに、抑圧された思いを爆発させていく、笑って泣ける青春ストーリー。今回到着した本予告では、全校生徒や教師の前で、創楽が「ルールや権力なんて関係ない」「結局、町田希央が好きなんだ。ただそれだけなんだ!」と必死に語り、恋するあの子を救うため、自由を手に入れるために戦う姿が映し出される。主題歌にはSexy Zoneの『麒麟の子』が決定。力強いサウンドで、本予告編の疾走感あふれる映像にもマッチしている。11月1日(金)の劇場公開に先駆け、10月14日(月)からは日本テレビにて連続ドラマ、Huluよりオリジナルストーリー配信がスタート。映画、ドラマ、ネット動画と、メディアミックスさせた一大プロジェクトは9月30日にすべての撮影が終了し、公開されたクランクアップ写真では、およそ1カ月間にも及ぶ撮影という戦いを終えた、清々しい表情の佐藤と高橋の笑顔が確認できる。その充実感たっぷりの笑みに、本編への期待は高まる一方だ。※高橋海人の「高」は「はしごだか」が正式表記。『ブラック校則』11月1日(金)より全国公開
2019年10月03日現代の映画界で新作が待たれている名優は何人か存在するが、ホアキン・フェニックスは間違いなくそのリストの上位に名が刻まれている。数々の作品で重厚な演技を見せ、次はどんな役を選ぶのか、次はどの監督とタッグを組むのか映画ファンは気になっているはずだ。そんな中、彼は『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップス監督と新作に挑んだ。心優しい男が“悪のカリスマ”へと変貌を遂げる衝撃的な物語『ジョーカー』だ。全世界の映画ファンを驚かせ、同時に脱力させた“俳優廃業&ラッパー転向事件(後に演技だったと判明)”を挟んではいるものの、ホアキン・フェニックスはキャリアを通じてシリアスで重厚、作家性の高い作品を選んで出演してきた。「僕は主にフィルムメーカーに惹かれるんだ。僕にとって良い役者と偉大な役者の違いはそこにある。大事なのは偉大なフィルムメーカーだよ。だから作品を選択をする時、フィルムメーカーの存在が僕を動機づけているんだと思うよ」ポール・トーマス・アンダーソン、スパイク・ジョーンズ、リン・ラムジー、そしてジェームズ・グレイ……確かに彼は“どの監督と組むか?”を重視している。そこで彼は人気コメディ『ハングオーバー!』シリーズで一躍その名を知られるようになったトッド・フィリップスを次のパートナーに選んだ。「彼のコメディにはとてもニュアンスがあったと思う。キャラクター表現が豊かで、人々が“ブロ・フィルム(男友達と見る映画)”と呼んでいるようなものじゃない。キャラクターをもっと深く理解し、深く掘り下げているんだ。だから今作は彼がこれまでにやってきたことの続きだと思う。彼にはリアルな繊細さとリアルな思いやり、そして不敬でワイルドなユーモアのセンスの完璧なバランスがあるんだ」本作でフェニックスが演じたアーサーは、過酷な大都市で病気の母親と暮らす孤独な男だ。どんな時も人を笑顔にさせることが大事だと信じてピエロの扮装で働いているが、生活は苦しく、孤独や不安は癒えず、誰かに優しさを与えても、それは暴力や攻撃によって戻ってきてしまう。俺は誰と話したらいい? 俺は誰に不安を打ち明けたらいい? 誰に考えたジョークを言えばいい? アーサーの悲痛な叫びをフェニックスは細やかに表現していく。「観客はアーサーが孤独だと感じるかもしれないけど、僕はいつもトッド(・フィリップス監督)がすぐそこにいるように感じていた。僕がやったことのすべては、僕とトッドが常にコミュニケーションを取り合って、いろんなことについて話し合いながらやったことなんだ」ふたりは撮影が始まるずっと前から長い時間をかけて話し合い、意見を出し合い、共同で創作を続けた。その成果のひとつが“アーサーが初めて銃を手にした夜”を描いたシーンだ。踏みにじられ、生きているだけで暴力にさらされてきたアーサーは偶然に手にした銃を持ち帰り、老いた母が寝た後で、ひとり銃を手に踊り、虚空に向かって語り、自分がこれまで表に出してこなかった感情をあらわにする。「最初は脚本に“銃を手にして遊んでいる”と書いてあるだけのシーンだった。僕はアーサーがどういう精神状態にあるか表現し、彼が認められたいとか、パワフルに感じたいなどの圧倒的な要求を持っていることを見せるための方法を探していた。そんな中で、アーサーが銃を手に踊りながら誰かに話しかけるシーンが生まれてきたんだよ。それは最初、僕とトッドが考えていたものではなくてセットで見つけたものだ。アーサーはどのようにして人とコミュニケートしていいのかわからない人間だ。というのも、彼は暴力的ではないコミュニケーションの方法を学んだことがないからだ。彼はずっと暴力にさらされてきた。僕らは暴力というものは学習できるものだし、やがて忘れたり制御できるものだと知っている。でも、彼はそれを学ぶ機会がなかったんだよ」身体的、精神的な暴力にさらされてきたアーサーは、小さな銃を手にしたことをきっかけに自分の中にある願いや想いを“暴力”にして表現することを覚えていく。そこでポイントになるのは、多くの映画で描かれるような“主人公が変化する決定的な瞬間”が本作では描かれないことだ。「アーサーがいつジョーカーになるのか? どうしてこんなユニークな状況が結果的に生まれてしまったのかを指摘するのは難しい。“ひとつの明確なきっかけ”があるとは思わないからね」だからこそフェニックスは、映画の冒頭から繊細な動き、表情の変化、視線の移動を積み重ねて、心優しいアーサーが少しずつ変化し、最終的に自らを“ジョーカー”と名乗るまでを演じていく。誰よりも哀しく、誰よりも優しく、想像を絶するほどに残酷。近づきがたいほどの恐怖を感じるのに、心のどこかで共感している……観客は映画を観ながら主人公から目が離せなくなり、様々な感情が渦巻くことになるだろう。「人生は複雑だと思うんだ。だからこそ僕は、そのことを反映しているキャラクターを探している。簡単な答えを与えてくれないものをね。僕らは映画の中でヒーローと悪役を表面的に理解してしまうことが多いけど、それは現実の社会を正しく反映していないと思うんだ。だからこそ僕はこのテーマを掘り下げられるキャラクターを探してきた。僕はクリエイターがなぜそんな題材を描こうとするのかわからない。僕の理解を超えていることもあるからね。でも、僕はあるキャラクターを“演じずにはいられない”状態になることがあるんだ。なぜそうなるのか……本当にわからないんだけどね」『ジョーカー』10月4日(金) 全国ロードショー
2019年10月03日BoAが本日10月3日、日本特殊陶業市民会館 ビレッジホールで「BoA LIVE TOUR 2019 - #mood -」の愛知公演を行う。昨年、4年ぶりの新作アルバム『WOMAN』をリリースし、フレッシュな活動が目立つBoA。7年ぶりのクリスマス公演の模様を収録したライブDVD/Blu-ray『BoA THE LIVE 2018 "X’mas"』をリリースしたことも記憶に新しい。「BoA LIVE TOUR 2019 - #mood -」は彼女が9月から展開している全国公演だ。2008年以来、11年ぶりとなる本ツアーに向け、BoAは半月以上に渡り稽古を重ねてきたという。すでに開催された4公演の評判も高い。また近年のライブでは過去の名曲と現在の曲が楽しめる、多彩なセットリストがファンの間でも話題になっている。公演5日目となる、本日の公演も彼女の魅力を存分に堪能できるステージになるだろう。■公演情報「BoA LIVE TOUR 2019 - #mood-」日時:10月3日(木)開場17:30/開演18:30場所:日本特殊陶業市民会館ビレッジホール
2019年10月03日flumpoolが本日10月3日から2日間、NHKホールで「flumpool 9th tour『Command Shift Z』」の追加公演を行う。flumpoolは、2017年12月よりボーカル・山村隆太の病気療養のため活動休止していたが、今年から再始動。ファンクラブツアー「flumpool FAN MEETING ~FM SAKAI 2019~」に続いて、1年5カ月ぶりのシングル『HELP』のリリースなど精力的な活動を展開している。全国ホールツアー「flumpool 9th tour『Command Shift Z』」は休止前に断念した4カ所(広島、鳥取、三重、福井)からスタート。バンドにとっては「redo(再びする)」という意味をタイトルに込めた大事なステージだ。本日は全国22公演と台湾、香港でのパフォーマンスを経た追加公演。活動再開から続いてきた一連の流れの一区切りとなるだろう。試練を乗り越えたflumpoolの熱い演奏を現場で体感してほしい。■公演情報「flumpool 9th tour 2019『Command Shift Z』」10月3日(木)開場18:00/開演19:0010月4日(金)開場17:30/開演18:30会場:NHKホール
2019年10月03日フランスの高級宝飾ブランド、カルティエの作品約300点を展示する『カルティエ、時の結晶』展が10月2日(水)に開幕。12月16日(月)まで国立新美術館にて開催される。1847年フランス・パリでの創業以来、王族御用達のジュエリーブランドとして名を馳せてきたカルティエ。同展は、世界中の人々を魅了し続けるカルティエのイノベーションに満ちたデザインの世界を、「時間」を軸に「色と素材のトランスフォーメーション」「フォルムとデザイン」「ユニヴァーサルな好奇心」という3つの視点から探求する展覧会だ。世界初の試みとして、1970年代以降の現代作品のデザインに焦点を当て、カルティエが過去に制作した歴史的作品を収蔵する「カルティエコレクション」とともに展示。その作品の半数以上が個人所蔵で、滅多に目にすることができないものだという。カルティエ、時の結晶( ) ネックレスカルティエ2012年個人蔵「バード」ブローチカルティエ パリ、特注品1948年「クロコダイル」ネックレスカルティエ パリ、特注品1975年
2019年10月03日日本中に“Let It Go”の歌声が溢れ、世代を超え、世界中で社会現象を巻き起こす奇跡を成し遂げたディズニー映画の金字塔『アナと雪の女王』。その待望の最新作である『アナと雪の女王2』が公開を控える中、全世界が待ちに待った本作のメインとなる楽曲『イントゥ・ジ・アンノウン』がついに公開された。この楽曲を手がけたのは、前作『アナと雪の女王』で第86回アカデミー賞歌曲賞を受賞したロバート・ロペスとクリステン・アンダーソン=ロペス夫妻。『イントゥ・ジ・アンノウン』は、前作で“ありのまま”の自分を受け入れたエルサが、彼女だけにしか聞こえない“不思議な歌声”をきっかけに、再び自身の“力”と向き合い、迷いを感じながらもまだ見ぬ“未知なる世界”へと踏み出そうとする彼女の想いが溢れた曲だ。エルサが自身の力の謎を解き明かそうとするきっかけになる重要な場面で歌われるこの楽曲は、一度聞くと忘れられない壮大なメロディで人々の心を魅了するとともに、迷いを抱えつつも新たな一歩を踏み出そうとする人々の背中を押してくれる一曲となりそうだ。未知なる世界への想いを抱き始めたエルサに待ち受けるものとは?エルサの“力”の秘密とは?「1作目と2作目を合わせて『アナと雪の女王』の物語は完成する」と監督が語るとおり、姉妹の絆と真実の愛を描いた前作には描かれなかった、“エルサに力が与えられた秘密”を巡る本作で、エルサとアナの姉妹の絆が再び試される。『アナと雪の女王2』メイン楽曲『アナと雪の女王2』11月22日(金)より全国公開
2019年10月02日人気指揮者にして鍵盤楽器奏者の鈴木優人が、2020年4月1日より、読売日本交響楽団の指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任することが発表された。任期は2020年4月1日~2023年3月末までの3年間となる。鈴木優人と読売日本交響楽団の関係はといえば、2016年6月に行われた《読響アンサンブル・シリーズ》での鮮烈なデビューを皮切りに、2017年8月には《三大交響曲》を指揮。さらには、2019年4月の《名曲シリーズ》で手掛けたラモーやストラヴィンスキー作品においても高評価を得ていたことが思い出される。鈴木優人は、現在バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の首席指揮者を務め、国内各地のオーケストラを指揮するほか、チェンバリストやオルガニストとしても活躍中だ。バロック・オペラの分野では、17年のモンテヴェルディ:歌劇『ポッペアの戴冠』に続き、2020年10月にはヘンデル:歌劇『リナルド』を上演予定。調布国際音楽祭のエグゼクティヴ・プロデューサーとして腕を振るい、NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演するなど多岐に渡り活動中。クラシック界の未来を背負う逸材として今後の活動からますます目が離せない。●鈴木優人(c)読売日本交響楽団1981年オランダ生まれ。東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。第18回ホテルオークラ音楽賞受賞。2018年9月よりバッハ・コレギウム・ジャパン首席指揮者に就任。2020年4月1日より、読売日本交響楽団の指揮者/クリエイティヴ・パートナーに就任予定。音楽監督を務めるアンサンブル・ジェネシスでは、オリジナル楽器でバロックから現代音楽まで意欲的なプログラムを展開する。指揮者としてアンサンブル金沢、九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、読売日本交響楽団等と共演。今年11月にはNHK交響楽団にも初登場予定。2017年11月には、モンテヴェルディ生誕450周年を記念し、歌劇『ポッペアの戴冠』を国際的で魅力に富む歌手陣で上演。高い芸術性と優れたキャスティングを生かした躍動感を伴った上演はバロック・オペラの新機軸として高い評価を得た。
2019年10月02日アカデミー賞に2度輝くマハーシャラ・アリの初主演作『トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査』(本日ブルーレイ発売、DVDレンタル開始)のトークイベント付き第1話試写会が都内で行われ、米在住の映画評論家・町山智浩氏が出席。ドラマの見どころや背景について語った。緻密で骨太なストーリーと、作り込まれた世界観で犯罪ドラマ史上屈指の傑作と絶賛されたアンソロジードラマ『トゥルー・ディテクティブ』の第3弾。『グリーンブック』のマハーシャラ・アリ初主演による本格緊迫クライムサスペンス。幼い兄妹失踪の未解決殺人事件を“事件当時の1980年”“事件から10年後の1990年”“事件から35年後の2015年”という3つの時間軸で描き、米国社会や人間の闇をも抉り出す。「複雑な構成なので、何度も見て楽しんでほしい」(町山氏)主演を務めるアリは、先日開催された第71回エミー賞の主演男優賞(リミテッド・シリーズ部門)にノミネート。惜しくも受賞は逃したが、町山氏は「3つの世代を同時に演じているのが、すごい」と絶賛し、「アメリカの大きな潮流として、科学的に解析し演技する俳優が増えている。アリもニューヨーク大学で科学的演技を学んでいて、演じる役柄の育ちや教養、なまりや使う言葉を(科学的に)研究している。俳優に求められるのは、勘や才能ではなく、教養と分析力」と解説した。また、舞台となる米アーカンソー州は「アメリカでもっとも貧しい地域」だと指摘し、事件の背景のひとつになっていると解説。モチーフとなった現地での2つの冤罪事件にも触れ、「ミステリーというより純文学。アリが演じる晩年の主人公は認知症で、消えゆく記憶と闘っている。明らかになる彼の過去の怖さや重さによって、感動のドラマになっており、ラブストーリーの側面もある」と高いドラマ性をアピールしていた。取材・文・写真:内田涼『トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査』10月2日(水) ブルーレイ発売、DVD レンタル開始ブルーレイコンプリート・ボックス(3枚組/全8話)11,818円+税
2019年10月02日伝説のレースで絶対王者に挑んだ男たちの“挑戦の実話”を描く“企業戦争”映画『フォードvsフェラーリ』が、2020年1月10日(金)に日本公開されることが決定。この度、発表に合わせて予告映像が公開された。本作は、『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールド監督のもと、マット・デイモン、クリスチャン・ベイルという、アカデミー俳優ふたりが初共演で主演を務めた人間ドラマ。1966年の伝説のレース “ル・マン24時間耐久レース”で絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描いていく。ル・マンでの勝利という、フォード・モーター社の命を受けたカー・エンジニアのキャロル・シェルビー(デイモン)。常勝チームのフェラーリに勝つためには、フェラーリを超える新しい車の開発、優秀なドライバーが必要だった。彼は、破天荒なイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(ベイル)に目をつける。限られた資金・時間の中、シェルビーとマイルズは力を合わせて立ちはだかる数々の乗り越え、いよいよ24時間耐久レースで長年絶対王者として君臨しているエンツォ・フェラーリ率いるフェラーリ社に挑戦することになる。公開された映像では、出会い頭に殴り合ったりと独特のコミュニケーションを見せる、相性最悪に見えるシェルビーとマイルズの姿や、企業同士の意地と男たちのプライドをかけた激しい“企業戦争”の様子、そして死と隣り合わせの”ル・マン24時間耐久レース”のカー・レースシーンが切り取られている。『フォード vs フェラーリ』2020年1月10日(金)公開
2019年10月02日昨年4月に新しく建てかわった名古屋・御園座で本日10月2日から始まる吉例顔見世は、節目となる第五十回記念。片岡仁左衛門、中村梅玉、片岡秀太郎ら重鎮が顔を揃え、初音ミクとの競演が話題を呼んだ『超歌舞伎』に出演した中村獅童や澤村国矢も参加している。昼の部は『狐と笛吹き(きつねとふえふき)』と『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』。相撲好きの人にぜひ観てもらいたいのが『双蝶々曲輪日記』だ。八百長を巡る力士の苦悩が描かれる〈角力場(すもうば)〉、罪を犯し捕らえられる直前の親子の別れを描いた〈引窓(ひきまど)〉に加え、今回は上演機会の少ない〈難波裏(なんばうら)〉も観ることができる。『狐と笛吹き』も久しぶりの上演。今昔物語を題材にした北條秀司の作品で、愛妻を失った楽師(梅玉)と狐の化身(中村雀右衛門)との魂の交流を描いている。夜の部は『碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)』『身替座禅(みがわりざぜん)』に『瞼の母』の3本。『身替座禅』は恐妻家の山蔭右京(仁左衛門)が奥方(中村鴈治郎)を騙して浮気相手に会いに行くも、ウソがばれてやりこめられる一幕で、右京の憎めない艶っぽさと、悋気ながらも夫一途な奥方のかわいらしさに思わず顔がほころぶ。『碁太平記白石噺』は、田舎から出てきた妹・信夫(片岡孝太郎)が吉原で傾城・宮城野となった姉おきの(雀右衛門)と巡り合い、ふたりで父の仇を討とうとする〈新吉原揚屋の場〉が上演される。『瞼の母』は股旅もので長谷川伸の名作。幼い頃に生き別れた母親を探し出して親子の名乗りがしたい忠太郎(獅童)の純情に対し、おはま(秀太郎)は極道となった息子を警戒し、素直に「母だ」と言えない。獅童は忠太郎を2011年に初役で務めて以来当たり役としており、今回が4度目。公演は26日(土)まで。文:仲野マリ
2019年10月02日本日10月2日に東京・歌舞伎座で初日を迎える『芸術祭十月大歌舞伎』は、昼の部が『廓三番叟(くるわさんばそう)』『御摂勧進帳(ごひいきかんじんちょう)』『蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)』『江戸育お祭佐七(えどそだちおまつりさしち)』の4本立て。夜の部は、通し狂言『三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)』に加え、歌舞伎舞踊『二人静』が上演される。歌舞伎座の十月公演は毎年文化庁芸術祭に参加しているが、令和最初となる今回の昼の部で注目したいのは、久しぶりの上演となる『江戸育お祭佐七』だ。神田祭の祭礼を背景に、いなせな鳶・佐七(尾上菊五郎)と小粋な芸者・小糸(中村時蔵)が織りなす恋模様。キップのよい江戸っ子をやらせたら右に出る者のいない菊五郎と、その一門のアンサンブルを楽しめる。『蜘蛛絲梓弦』は、ひとりの俳優の早替りが楽しめる変化舞踊。今回は片岡愛之助が小姓・太鼓持・座頭・傾城・蜘蛛の精の5役を演じ分ける。クライマックスでは千筋の糸を繰り出しての迫力ある立廻りが豪快かつ美しい。『廓三番叟』は、天下泰平や五穀豊穣を祈念する厳かな『三番叟』の変形バージョンのひとつで、遊郭の吉原の座敷を舞台に傾城、新造、太鼓持が踊る趣向だ。一方『御摂勧進帳』は別名“芋洗い勧進帳”とも言われる大らかな荒事。弁慶が番卒の首を豪快に斬りまくって天水桶に投げ込み、金剛杖で芋を洗うような動きを見せる。ひとつひとつは短いがさまざまなジャンルの4作品が見られるので、昼の部は歌舞伎初観劇の人にもうってつけだ。対する夜の部は、通し狂言『三人吉三巴白浪』。3人の泥棒が出会う〈大川端庚申塚の場〉から、大詰〈本郷火の見櫓の場〉まで長編の物語をじっくり堪能できる。和尚吉三が尾上松緑、お坊吉三が片岡愛之助、お嬢吉三は尾上松也と中村梅枝のWキャストという若い顔合わせ。偶数日出演の松也と奇数日出演の梅枝がそれぞれどんなお嬢吉三を演じるか、比べてみたくなる。『二人静』は同名の能を題材とした舞踊で、吉野の神社で神事に仕える若い娘(中村児太郎)に静御前の霊(坂東玉三郎)が乗り移り、現し世と常世が交わってふたりの静御前が寄り添って舞を舞う作品。能に造詣が深く、これまでも能を題材の舞台をいくつも手がけてきた玉三郎が繰り広げる幻想的な世界を楽しみたい。文:仲野マリ
2019年10月02日歴史をテーマにした世界で唯一の国際映画祭「第11回京都ヒストリカ国際映画祭」の全上映作品が発表になった。本映画祭は今年で11回を迎える関西の映画ファンにはおなじみの存在。今年も京都文化博物館を会場に、京都だから可能な企画、京都で観たいプログラムが揃った。オープニングを飾るのは、周防正行監督最新作『カツベン!』。タイトルの通り、サイレント映画に合わせて巧みな話術で作品を伝える“活弁士”の姿を描いた作品で、当日は上映だけでなく、本作を手がけた桝井省志プロデューサーと活動弁士の片岡一郎氏がトークショーを行う。日本のアニメーションの歴史を紹介する特別企画では日本初の長編カラーアニメーション『白蛇伝』4Kデジタル復元版が上映され、小田部羊一氏、勝間田具治氏、清水慎治氏が来場するほか、人気作や映画史を語る上で欠かせない貴重な作品が上映される。また、先ごろ放送が終了した連続テレビ小説『なつぞら』で描かれた時代の傑作アニメーションが集結。『太陽の王子 ホルスの大冒険』や『長靴をはいた猫』などの作品をスクリーンで堪能できる。さらに日本だけでなく海外にも熱狂的なファンを多くもつ『子連れ狼』シリーズ4作品を上映。京都は海外からの観客も多く、盛り上がりが期待できる。他にも世界中から集めた最新歴史映画の日本初上映や、映画の可能性を探るVR上映など多岐に渡るプログラムが決定。会場になっている京都文化博物館は丁寧な映写で映画ファンから愛されている場所だけに、今年も映画を愛する、歴史を愛する人々が連日、足を運ぶことになりそうだ。第11回京都ヒストリカ国際映画祭10月26日(土)から11月4日(月・祝)まで京都文化博物館で開催チケット発売日:10月5日(土)
2019年10月02日日向坂46が本日2日、ニューシングル『こんなに好きになっちゃっていいの?』を発売する。今年2月にけやき坂46からグループ名を変更した日向坂46。7月にリリースした2ndシングル『ドレミソラシド』もオリコンチャートで1位を獲得し、単独デビュー元年を順調に駆け抜けている。本日発売となる「こんなに好きになっちゃっていいの?」は切ないサウンドと歌詞が特徴。アートワークは海に面した岸壁で撮影されたという。すでに公開されているミュージックビデオはメンバーによる躍動的なダンスが見どころだ。先日この新作の発売を記念して行われた「日向坂46 3rdシングル発売記念ワンマンライブ」でも好評だっただけに、ますますグループとしての勢いを増していきそうだ。■リリース情報日向坂46『こんなに好きになっちゃっていいの?』発売日:2019年10月2日(水)商品形態:初回仕様限定盤TYPE-ACD+BD税込1,900円初回仕様限定盤TYPE-BCD+BD税込1,900円初回仕様限定盤TYPE-CCD+BD税込1,900円通常盤CD only税込1,100円
2019年10月02日PR(#)『トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査』公式サイト/SNS公式サイト()(C)2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.『グリーンブック』のマハーシャラ・アリ待望の初主演!何度でも観たくなる本格クライムサスペンス従来のTVシリーズをはるかに超えたクオリティの高さが絶賛を博し、映画ファンまでも夢中にさせたクライム・ドラマの傑作シリーズ『トゥルー・ディテクティブ』の第3弾が完成。今回はアメリカ南部のアーカンソー州の田舎町を舞台に、地元の幼い兄妹が謎の失踪を遂げた難事件を担当する黒人と白人の刑事コンビの苦闘を、3つの時間軸を交錯させて描いていく。1980年の不可解な事件発生、1990年の混迷深まる再捜査、2015年の驚くべき急展開。その35年間にもおよぶタイムラインを行き来するストーリーには、先読みを許さないサスペンス&ミステリーの醍醐味が満載され、事件の深い闇に囚われて人生を狂わされていく人々の重厚なドラマが融合されている。何度でも観返したくなるそのディープな作品世界の魅力を、10月2日(水)のブルーレイ発売を前に検証する!町山智浩が解説!ぴあ独占試写会レポート ()面白さ絶対保証!映画ファンならハマる理由購入はこちら ()
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2019年10月02日10月15日(火)より、日本初放送される『MANIFEST/マニフェスト』。この度、主人公ミカエラ・ストーン役(メリッサ・ロクスバーグ)の日本語吹替えを担当する三森すずこの、ミニビジュアルコメンタリーが公開された。本作は米NBCで2018年秋に放送をスタートし、2018年新作ドラマの中で視聴率No.1を獲得したミステリー&ヒューマンドラマ。乗員乗客191名を乗せて突如消息を絶った旅客機が辿り着いた先は、5年半後の未来だった。製作総指揮を務めるのは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『フォレスト・ガンプ/一期一会』をはじめとする数々の大ヒット作を手がけた、名監督ロバート・ゼメキス。キャストには、メリッサ・ロクスバーグ、ジョシュ・ダラス、アシーナ・カーカニス、J・R・ラミレスらが名を連ねる。公開されたミニビジュアルコメンタリーは、三森が『MANIFEST/マニフェスト』本編第1話の冒頭を観ながら視聴者に語るというもの。三森演じるミカエラ・ストーンがナレーションをする声が流れると、「これが私が演じるミカエラ・ストーンの声です」と紹介。アニメ作品などの三森の声と、また違うギャップに驚かされる。また、ストーンたちが乗っている飛行機が乱気流に巻き込まれ、乗客がパニックに陥っているシーンが流れると、このパニックの声は、声優陣みんなで混乱している様子を収録したなどという、収録時のエピソードを紹介。その他にも、ミカエラについて共感する様子を見せたり、彼女が警察官であるため、責任感の強い性格ということを解説したりと、自身が演じる役への愛着が見て取れる映像となっている。なお、この映像のフルバージョンは、スーパードラマTVの公式ホームページ にて視聴できる。『MANIFEST/マニフェスト』海外ドラマ専門チャンネル スーパードラマTVにて10月15日(火)22:00より独占日本初放送
2019年10月01日10月11日(金)より全国公開される『最高の人生の見つけ方』。この度、本作の特別TVスポットが公開された。余命6カ月のふたりの男が棺おけに入る前にやっておきたいことを記した“棺おけリスト”を携えて、生涯最後の冒険旅行に出るハートフルストーリーを、ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンという2大アカデミー俳優主演で映画化した『最高の人生の見つけ方』。この感動の物語を原案に、主演・吉永小百合、共演に天海祐希という日本映画界珠玉の大女優ふたりを迎え、同名タイトルでありながら、新たな感動の物語として生まれ変わったのが本作だ。人生のすべてを“家庭”に捧げてきた“大真面目な主婦”と、人生のすべてを“仕事”に捧げてきた“大金持ちの女社長”。価値観が絶対的に違う、出会うはずのないふたりが病院で出会った。余命宣告を受けたふたりは、同じ病院に入院する12歳の少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”をたまたま手にし、このリストすべてを実行するというありえない決断をする。今までの自分だったら絶対にやらないことも、自らの殻を破って初体験。今まで気づかなかった“生きる楽しさ”と“幸せ”に、ふたりは出会っていく。公開された特別TVスポットは、さまざまなことに全力で挑戦するふたりの姿を映し出したもの。幸枝(吉永)が12歳の少女の“死ぬまでにやりたいことリスト”を実行しようと決意し、「やってみようと思うんです。あの子のリスト!」とその思いをマ子(天海)に電話で伝えるシーンから始まる。ふたりは世界中を旅しながら、エジプトのスフィンクスの前で撮った写真を見て笑ったり、京都で見たことのない大きさのパフェを前に驚いたり、幸枝がウエディングドレス姿で抱き合うのを見て、感動を抑えきれないマ子など、ふたりの旅がダイジェストで収められている。そして、ふたりが満面の笑みでお互いを見合いながら笑う映像と共に聞こえてくる幸枝の「力いっぱい楽しみたい!」「生きててよかった!」という言葉や、「最高!」と言いながらスカイダイビングする姿からも、ふたりが全力で人生を謳歌しているのが見て取れる。ぴあ独占試写会でも「挑戦することの勇気に泣けた(25歳・女性)」「一歩踏み出したら新しい景色が見えてくる映画(20歳・男性)」「明日から何かを始めてみようと前向きになれる映画(29歳・女性)」など、ふたりがさまざまなチャレンジを行う姿に感化されたコメントが溢れ、特にももいろクローバーZとのライブシーンでは「マ子さんの自分の“弱さ”を認める強さ、幸枝さんの挑戦することの勇気に泣けた。それと、“ももクロ”のライブのシーンの時がめちゃくちゃよかったです!心が温かくなりました。何でもチャレンジすることの大切さ、諦めない強さを持とうと思いました。(25歳・女性)」など絶賛の声が寄せられている。『最高の人生の見つけ方』特別TVスポット『最高の人生の見つけ方』10月11日(金)より全国公開
2019年10月01日