チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (13/342)
風薫る5月、歌舞伎座新開場十周年「團菊祭五月大歌舞伎」では心弾む6演目が上演中だ。昼の部は、江戸歌舞伎の様式美が堪能できる『寿曽我対面』と、先々代から團十郎が演じてきた新歌舞伎『若き日の信長』、尾上眞秀(まほろ)が“初舞台”を踏む『音菊眞秀若武者(おとにきくまことのわかむしゃ)』。夜の部は、源平合戦の登場人物が勢ぞろいする『宮島のだんまり』と、東大寺のお水取りを舞踊劇にした尾上松緑による『達陀(だったん)』。最後は世話物の名作『梅雨小袖昔八丈 髪結新三』を、尾上菊之助の新三で贈る。中でも注目は昼の部『音菊眞秀若武者』だろう。本作で歌舞伎俳優としての初舞台を踏む眞秀は、人間国宝・尾上菊五郎の孫で俳優・寺島しのぶの長男だ。本作は狒々(ひひ)退治などの伝説で知られる豪傑・岩見重太郎の物語をもとに菊五郎が演出を担当した演目。舞台は越中の国守・大伴家茂(市川團十郎)と、奥方の藤波御前(菊之助)らの祝いの宴から始まる。そこへ剣術指南役の渋谿監物(坂東彦三郎)が女童(眞秀)を連れてやってくると、藤波御前は女童を気に入りふたりで舞を披露することに。眞秀は大きな瞳が愛らしく、まだ10歳ながらハッキリとした台詞回しと落ち着いた所作での踊りに、客席からは歓声と大きな拍手が沸き起こった。続いて、村の者たちが化け物のために困っているという訴えを聞いた女童が、実は重太郎であると正体を明かし、狒々退治のために山中へ向かう場面へ。ここでは大狒々を従えた父の仇・長坂趙範(尾上松緑)と手下たちを相手にした立廻りが見どころだ。眞秀はキリリと立つ若武者ぶりが勇ましく、堂々とした刀さばきに再び客席は大盛り上がり。菊五郎演じる弓矢八幡が重太郎に「技芸に励むべし」と諭し重太郎も大望成就のため武者修行へ旅立って行く終盤は、眞秀自身の姿と重なり、みたび大きな拍手が贈られた。眞秀は2017年の“初お目見得”から毎年舞台に立っているが、その舞台度胸と芝居心は歌舞伎ファンに広く知られているところ。改めてその稀有な素質を披露した形となった。他にも、昼の部『寿曽我対面』では尾上松也と尾上右近の曽我兄弟が瑞々しく、十二世市川團十郎十年祭『若き日の信長』では“うつけ者”といわれた信長の成長譚を團十郎がハマり役で表現。夜の部も、歌舞伎ならではの情景美が堪能できる『宮島のだんまり』、松緑と約40人の練行衆がコンテンポラリーダンスのようなダイナミックな群舞で魅せる『達陀』と、どれも爽快なラインナップ。さらに『髪結新三』では、TVドラマに新作歌舞伎にと幅広く活躍し今まさに脂が乗っている菊之助の新三がなんとも粋な格好良さ。初鰹を売る肴売りの声、朝湯帰りの浴衣姿の新三など、初夏の風を舞台で感じられるのもこの演目ならではの魅力だろう。取材・文:藤野さくら
2023年05月15日ロミオに高杉真宙、ジュリエットに藤野涼子を迎え、舞台『ロミオとジュリエット』が上演される。演出を務めるのは長年、蜷川幸雄の下で演出助手や演出補を務め、自身でも『オセロー』『夏の夜の夢』の演出など数々のシェイクスピア作品にも携わってきた井上尊晶。3月下旬、ポスター撮影のために初めて3人が顔を揃えた場で話を聞いた。誰もが知る、若き2人の悲恋の物語だが、シェイクスピアが本作を執筆した16世紀末、欧州はペストが蔓延し、劇場は封鎖されていたという。井上は、現代と重なる部分を念頭に「お話をいただいて、漠然と頭をよぎったのが、誰もいない渋谷のスクランブル交差点でロミオとジュリエットが抱き合って倒れているイメージでした」と明かす。あくまでイメージであり、演出で「奇をてらうことはしない」と断りつつ「なぜシェイクスピアはこの時期に愛の物語を書いたのか? 当時と比べ、物はあふれているけど、(人間のつながりが)希薄になっているいまの世に、この物語がどう届くのか?」と、いま本作を上演することへの思いを口にする。現代との共通点という意味では、“世代間の分断”もまたテーマのひとつ。藤野も戯曲を読んで、そこに強く心を動かされたと明かす。「大人たちは表面的なシステムを作るだけで、なぜ若者たちが反対し、ルールを変えたいと言っているのか、根本的なところをわかっていないし、若者も大人の気持ちや社会の構成を理解していない。そこで対立が生まれる。それは現代も同じだなと思いました」一方、高杉が戯曲を読んで、浮かんできたのは「抗う」という言葉だったという。家や世間……どうにもできない状況に戦いを挑み、若い2人は命を散らすことになる。「不条理な運命と戦い、抗う」と高杉は言葉に思いを込める。高杉にとっては、シェイクスピア作品初挑戦となるが、井上と初めて顔を合わせた際に、井上から「(初シェイクスピアが)ロミオでいいの?『ハムレット』もあるよ?」と聞かれ、きっぱりと「どちらも運命と対峙するけど、(『ロミオとジュリエット』は)自分の行動によって全てが変わっていく。そっちの方がいまの僕には必要です」と答えたとそうで、本作への並々ならぬ思いが伝わってくる。藤野もこの作品への熱い思いを隠そうとしない。出会いと情熱的な恋、悲劇的な死がわずか数日の間に描かれることに触れ「濃縮されているからこそ熱量がある。コロナが数年、続く中で、なかなか人と会えなかったりして、熱いものや他人と関わる中で生まれるものに鈍感になっている部分があると思うけど、この作品を観て、何かわからないけど新しいことに挑戦したくなったり、走り出すきっかけになったらと思っています」と言葉に力を込めた。取材・文:黒豆直樹撮影:山口侑紀(W)
2023年05月15日2019年劇団朱雀(すじゃく)の復活公演を見事に果たした、2代目座長早乙女太一。2022年はNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』への出演など、テレビドラマでの活躍が目立った。コロナ規制が緩んだ今、前回の公演から2年半振りの公演『祭宴』で劇団朱雀が2023年始動する。総合プロデュースと演出を担う早乙女が仕掛ける「今、僕たちの感覚で作る大衆演劇」。その思いを乗せた今回の公演について、内容と意気込みを早乙女に聞いた。劇団朱雀 チケット情報大衆演劇とは「もともとは、家族構成の旅回りでお寺や神社を巡って届けていき、その地域の人たちと一緒に作っていく公演」と早乙女。今もいろいろな劇団があり、各地に大衆演劇場もある。「大衆演劇の良さを大事にしながら、今の曲を使ったりダンスと日舞など両極端なものを掛け合わせたりして、今の人たちの感覚で入りやすいものを演目に取り入れて作ります」。演目は3部構成。1部は女形の舞踊から。「古典的な女形の踊りから、今の音楽と表現方法で作ったもの。僕としては昔から今につながる流れのようなものができたら、と。今回は多分、今までで一番いいものが作れると思う」。早乙女のため息が出るほど美しい女形や剣舞は必見。2部は日替わり芝居。コメディや悲劇など約9本の時代劇の中から、何をやるかは当日のお楽しみ。「前の日に稽古して次の日に本番やって、また稽古して次の日本番。大衆演劇のこういうおもしろさは残していきたいと思う。でも今回、これだけ大きい劇場でこれだけ演目を変えるのは初めてなので、チャレンジですね」。そして3部はお祭。「最初はいつもお客さんと一緒に歌うところから。でも単純に楽しくワッショイ!だけでなく、最後の最後は今回の僕のテーマとして舞の原点である“奉納”に立ち返り、祭から祀りごとへつながっていく。コロナ禍を経てこれからまたよみがえりますように、人の心に活気が取り戻せるように、そんな思いを込めて祈れたらいいなと思っています」。復活や再起の象徴の鳥、それが朱雀だ。「僕の中で、舞台はただ観てもらうだけではなく、一緒にその空間を作っていくものだと思っています。僕が今まで培ってきた芸事を全部詰め込んであるので、玉手箱のようにいろいろな出し物が出てきます。お祭に行くような気持ちで気楽に楽しんでいただけたらうれしいです」。全編アナログの舞台、祭はサイリウムなしの拍手と声援で参加を。公演は5月19日(金)から31日(水)まで、東京・かめありリリオホール、6月7日(水)から11日(日)まで、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、その後、福岡・沖縄公演あり。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2023年05月15日英国ロイヤルバレエ、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)、ニューヨーク・シティ・バレエ(NYCB)のスターが集う〈The Artists─バレエの輝き─〉。8月の公演に向けて着々と準備を進めるのは、ロイヤルバレエの元ファースト・ソリストでプロデューサーの小林ひかるだ。「多くの方々に喜んでいただけたことが嬉しくて!」と話す小林。3年前に初めて手がけた公演〈輝く英国ロイヤルバレエのスター達〉のことだが、まさにその直後、世界はコロナ禍に見舞われた。「ショックでしたね──」。4年先まで考えていたというプロジェクトは、諦めざるを得なかった。「いえ、“諦め”ではなく、“延期”。それに、考える時間が増えた分、しっかり煮詰めることができました。が、煮詰めたのはいいけれど、そこからの“盛り付け”が大変で(笑)」と、様々な課題にポジティブに向き合う。最もファンが期待するのは、その豪華なキャスティング。今回はロイヤルから、プリンシパルのマリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ、マヤラ・マグリ、マシュー・ボール、金子扶生、ウィリアム・ブレイスウェルに加え、躍進中の若手、五十嵐大地が参加。またNYCBのタイラー・ペックとローマン・メヒア、ABTのキャサリン・ハーリン、アラン・ベルというプリンシパルに、「踊る姿を見て衝撃を受けた」というABTの若手、山田ことみにも声をかけた。「今回は、近年、日本で紹介される機会が少ないニューヨークのダンサーたちに注目していただきたくて。ぜひ、カンパニーごとのスタイルの違いを楽しんでいただきたいですね」。世界初演作品の上演に加え、「ダンサーのレッスンの様子を公開するプログラムも。元ダンサーの写真家が至近距離から捉える彼らの姿を、舞台上にライヴで映し出す予定」と、アイデアはどんどん広がってゆく。「でも、本当の目標はもっと先に」とも。彼女を突き動かすのは、日本のダンサーたちの活躍の場を広げたいという思い。初日の昼にはスクールマチネとしてゲネプロを公開、18歳以下を対象とした2,000円のチケットを販売する。「彼らが大人になった時、バレエを自分たちのカルチャーとして認識してくれるようになれば」と、その瞳はしっかりと未来を見据えている。公演は8月11日(金・祝)から13日(日)、文京シビックホール大ホールにて。プログラムの組み合わせは日替わり。チケットは5月13日(土)より発売。文:加藤智子
2023年05月12日シリーズ累計発行部数3,000万部突破の超人気コミックを舞台化したミュージカル「SPY×FAMILY」。東京・兵庫公演を満員御礼で終え、現在、最終地の博多座で上演中。公演を重ねるごとに、「“家族”としての関係性もより深まっている」という和気あいあいのメインキャスト8名が、博多座初日の前に舞台の見どころと抱負を語った。「SPY×FAMILY」は、凄腕スパイと、超能力を持つ少女、殺し屋という裏の顔を持つ女性の3人が、互いの正体を隠しつつ“仮初めの家族”を装っていくスパイアクション&ホームコメディ。“ちち”ロイドを森崎ウィンと鈴木拡樹、“はは”ヨルを唯月ふうかと佐々木美玲がWキャストで演じ、ロイドの養女となるアーニャは、池村碧彩、井澤美遥、福地美晴、増田梨沙の4人が演じる(観ているだけで頬が緩んでしまう、アーニャのキュートな存在感も本作の見どころのひとつ)。「遠藤達哉先生の原作をミュージカル化ということで、皆さんが聞き慣れたあるいは耳慣れたセリフを、各キャラクターがメロディに乗せて歌い踊るのが見どころです。ミュージカルならではの醍醐味を楽しんでください」とまずは森崎が挨拶。「元気いっぱいのアーニャにいつも救われています」という鈴木は、「オープニングナンバーのパフォーマンスと、その後、アレンジを変えて何度か登場するこのナンバーの演出も楽しんでいただければ」と見どころを語った。唯月は「“仮初めの家族”という設定ですが、舞台では本当の家族のような空気感。劇中で“ちち”がアーニャを抱っこするシーンは舞台上で見ていても萌えます(笑)。見ているだけで癒されるので、是非チェックして欲しいですね」と笑顔。客席の歓声にいつも勇気づけられているというのは、ミュージカル初挑戦の佐々木(日向坂46)。「ヨルの弟であるユーリが家を訪ねてくる場面では、ロイドを敵視しながら、結局ロイドへの褒め言葉しか出てこなくて(笑)」そんな“弟らしくて可愛い”シーンもおすすめと語ってくれた。アーニャ役の4人は「福岡の美味しいものを食べたり、きれいな景色を見に行ったりするのも楽しみ」と口を揃えて笑い合う。好きなシーンを聞かれると、「ロイヤルホテルでのははのバトルシーン。碧ちゃんもやってみたい!」(池村)。「(朝夏まなと扮する)シルヴィアさんがかっこいいので、“フルメタル・レディ”のシーンが大好き!」(井澤)。「フォージャー家がおばあさんを助けるシーンは、“ちち”と“はは”と本当の家族になったような気分になれる!」(福地)。「オープニングのシルヴィアさんのダンスがかっこいい!いつも楽屋とか舞台裏で真似してます!」(増田)と、それぞれ元気に答えてくれ、増田はそのダンスを披露してくれるシーンも。最初から最後まで笑顔あふれる時間となった。公演は5月21日(日)まで福岡・博多座にて上演。チケットは発売中。
2023年05月12日KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『虹む街の果て』(作・演出:タニノクロウ)が5/13(土)から同劇場で上演される。2000年に庭劇団ペニノを旗揚げ以降全作品の脚本と演出を手掛け、海外招聘公演も多く世界的な評価も高いタニノクロウが、2021年に書き下ろした『虹む街』。初演では公演会場に横浜の野毛がモデルの飲食店街の一角をリアルに再現。実力派俳優、そして神奈川県民を中心とした多様な国籍の方々とともにさまざまな人生の思いが交差する多国籍な街の風景を作り上げた。コロナ禍を逆手に取りほとんど台詞を発しない寡黙劇に仕立てあげたことでも話題を呼んだ。今回は『虹む街』の“続編”で、10年、20年...さらに100年...という壮大な月日が経った街や人々を描く。タニノは「前回のリメイクではありますが、はっきり言って全くの新作になっています。とにかくいろいろな“果て”をイメージして作りました。初演をご覧になっていてもなっていなくても、子どもも大人も楽しんでもらえると思います」。タニノの作品といえば緻密な舞台美術が見どころ。「多分僕はいろいろなものに体温を感じて付き合いたいんだと思います。それは俳優さんだけではなく、照明や音響や小道具に対しても。そして、その中に舞台美術があると思うんです」とタニノ。「舞台美術を生き物のように捉えているんです。特にうちのカンパニーで作品を作ると、最長5年ぐらい国内外いろいろな場所を巡るのでずっとセットと付き合う。ものすごく重要なパートナーだと思っています。また、人間が年をとっていくように舞台美術も年をとっていくんですけど、色が飛んだり木がきしんだり、年をとったなりのいい味が出てきて、演技をするようになる。そういうところも含めて異常なぐらい“舞台美術愛”があるんです」。今回は「壮大な月日の経過を経た街」という設定から世界遺産の熊野古道をイメージしたと言い、前回の『虹む街』のリアルなセットを「緑化/苔化した」。そのペインティングをイベント化したところ未就学児も含め約200人が参加。皆で壁や床、小道具などを塗装したそうで、タニノも「妙な統一感のある素晴らしい仕上がりになって、びっくりしました」と話す。また、本番前の開場時間に舞台美術を自由に歩き回れる試みを毎公演実施する予定だ。なかなかできない体験なので、思い切り世界観を楽しんでみよう。公演は5/21(日)まで。取材・文:五月女菜穂
2023年05月12日8月11日(金・祝)から15日(火)まで開催される「2023阿波おどり」(※11日は前夜祭)。現在、この広告協賛を募集中だ。女踊りは優雅で繊細に。男踊りは激しく大胆に。この日のために踊り子は自らの踊りに鍛錬を重ね、見る者を魅了し、街全体を阿波おどり一色に染め上げる。この徳島の伝統文化を次世代に、そして未来へつないでいき、持続可能な阿波おどりを創り上げるとともに、今後も多くの方が阿波おどりを楽しむために協賛を募る。詳細・ご応募は「2023阿波おどり公式ウェブサイト」をご確認ください。「2023阿波おどり」▼8月12日(土)~15日(火)※8月11日(金・祝)は前夜祭前夜祭(アスティとくしま)選抜阿波おどり(あわぎんホール)有料演舞場(藍場浜・南内町)無料演舞場(両国本町・新町橋)おどり広場等(新町橋東・両国橋南・アミコドーム・シビックセンターさくらホール)【広告協賛等】(1) 各有料演舞場等ネーミングライツ(2) 基本協賛(3) 清掃ボランティアに対する協賛(4) 見物ガイド(5) うちわ(6) スタッフTシャツ(7) デジタルサイネージ協賛広告協賛リーフレットについては、「2023阿波おどり公式ウェブサイト」にてダウンロードできます。2023阿波おどり公式ウェブサイト
2023年05月11日昨年は初の2日間開催で3年ぶりに長崎、稲佐山にたくさんの笑顔を見せてくれたSky Jamboree。23回目を迎える今年の全アーティストを発表。既に発表済みの10-FEET、ストレイテナー、LOVE PSYCHEDELICO、SUPER BEAVER、PEOPLE 1の5組に加え、go!go!vanillas、Vaundy、HEY-SMITH、THE BAWDIES、Hakubiの5組が追加発表。チケットの一般発売は6月24日(土)10時より開始。また一般発売に先駆けて、5/17(水)16時から24時までFM長崎で最速先行実施。また5月18日(木)午前10時から5月26日(金)23時59分までSkyJamboreeオフィシャルwebサイトにて先行受付開始。■Sky Jamboree 2023 ~one pray in nagasaki~日時:8月20日(日)10:00開場11:00開演会場:長崎市稲佐山公園野外ステージ ※雨天決行(荒天の場合は中止)出演者=10-FEET/ストレイテナー/go!go!vanillas/SUPER BEAVER/Vaundy/PEOPLE 1/HEY-SMITH/THE BAWDIES/LOVE PSYCHEDELICO (Premium acoustic set)/Hakubi
2023年05月11日8月から9月まで東京、福岡、大阪、名古屋にて上演される、ミュージカル『浜村渚の計算ノート』の主人公・浜村渚役が決定した。『浜村渚の計算ノート』は、2009年7月より講談社Birthおよび講談社文庫(共に講談社)から刊行されている青柳碧人による日本の推理小説で、シリーズ11巻までの累計発行部数は110万部を突破している大ヒット小説である。作者が中学生からの「数学なんか勉強して、一体なんの意味があるの?」という問いへの答えに困り、自分なりの答えを見つけてみようと書かれた本作。読者からは「数学が苦手でも楽しめ、好きになる本」と高い評価を受けている。2021年の初演では、ミュージカル化という新しい切り口で、原作の面白さや数学の奥深さを魅力的な楽曲とともに表現した新しいエンターテインメントとして公演を大成功におさめた。子供たちに限らず、幅広い年齢層の方が数学を通して様々なことに興味をもつきっかけにもなる非常に教育的価値のある作品としても高い評判を獲得し、公演終了後には、老若男女幅広い世代から映像化や再演を強く望む声が多数寄せられた。そしてこの度、日本を代表するファミリーミュージカルとしてさらに躍進すべく、新たなキャストで再演される!主人公・浜村渚を務めるのは桑原愛佳(くわばらまなか)。オーディションでもフレッシュな演技と堂々たる歌唱力が評価された。そんな彼女が、数学のことになるとテンションが上がり饒舌になる、数学が大得意な中学二年生の女の子を演じる。歌唱力、演技力、スター性を兼ね備えた新たなミュージカルスターの誕生にご期待ください。共演には、近年『太平洋序曲』『エリザベート』などグランドミュージカルや映像作品でも活躍する立石俊樹、映画「仮面ライダービヨンド・ジェネレーションズ」、ドラマ「テッパチ」に出演、ドラマ「クールドジ男子」に出演中で本作が初舞台となる藤岡真威人、’18年にモーニング娘。を卒業し、以降女優としての活動の他バラエティ番組でも活躍する飯窪春菜。そして、俳優としてもミュージシャンとしても多彩に活躍するダイアモンド☆ユカイ、「フランスでいちばん有名な日本人」の異名をもち、変幻自在のマルチな活躍を見せるレ・ロマネスクTOBI、ミュージカル俳優として様々な作品に出演する朝隈濯朗、近年は舞台を中心に俳優として活躍する井上小百合。幅広いジャンルで活躍する多彩なキャストの共演にも注目だ。
2023年05月10日関西のコンサートプロモーターGREENSが主催する真夏のライブハウスイベント『ライブハウスでさわご』が、8月2日(水)大阪・umeda TRADにて開催される。本イベントは、the dadadadys、THE 2、神聖かまってちゃんによるスリーマン!『ライブハウスでさわご』チケット情報平日特価プランとして、お得で選べるドリンク付きチケットや学割チケットなどもあり!平日ならではの楽しみ方で老若男女みんなで騒ごう!!5月10日(水)18:00から22日(月)23:59までオフィシャル先行(抽選)を受付中。『ライブハウスでさわご』▼8月2日(水) 18:45umeda TRADちょい飲みチケット-4000円(2アルコール付、整理番号付)汗かきチケット-3600円(2ソフトドリンク付、整理番号付)学割チケット-2000円(1ソフトドリンク付、当日要学生証、整理番号付)[出演]the dadadadys/THE 2/神聖かまってちゃん※未就学児童は入場不可。小学生以上は有料。学割チケットは学生限定となります。入口にて学生証の提示をお願いします。[問]GREENS■06-6882-1224
2023年05月10日高校2年生の「キマリ」こと玉木マリ(堀内まり菜)は、南極に行こうとしている小淵沢報瀬(石井陽菜)と出会う。ふたりはその後出会った三宅日向(岸みゆ)、白石結月(北澤早紀)と共に民間南極観測隊に参加し、南極に向かう。その旅路で彼女たちは何を思うのか……?2018年に放送された同名のテレビアニメを原作とし、南極を目指す4人の少女の物語を描く舞台「宇宙よりも遠い場所」。演出を手がけるのは、劇団MONO代表の土田英生だ。軽快なテンポの会話を通して人間の姿を描くことに定評のある彼、制作側からはアニメの再現ではなく土田流で「2.5次元舞台とそうでない舞台の垣根を壊す」ことを求められたという。しかも土田の叔父はかつて南極越冬隊に参加、土産の南極の石が今でも実家にある。ある意味、出合うべくして出合ったのかもしれない。南極観測隊の隊長・藤堂吟役の桑原裕子は「女子高生たち4人の『どこかに飛び出したい』気持ちは、私自身も若い頃感じていたもの。舞台はより濃密に、悩みを乗り越えていく姿が描かれる」と語る。観測船の船長・迎千秋役の中村まことも「大人の自分だって今ももがいているし、世代を問わず一緒。若い世代はもちろん、大人にもぜひ見てもらいたい作品ですね」と話す。吟は「最後の最後に自分の内面をさらけ出す姿が、普段は割と弱気なのにいざとなると凛としている桑原と重なった」という土田。桑原も「親友の子どもとどう付き合ったら良いかわからない不器用さ、でも同じものを目指しているなら通じ合えるはずだという信念。そういう素敵なところを表現したい」と語った。また迎は「常にニコニコ、なんでも受けとめるお父さん的キャラクター。まことさんの一見変だけれど実はすごく真面目なものを感じさせる芝居や、周りの人のことをよく見て気遣う姿と重なった」と土田。中村も「僕の持ち味を活かして加えてくださった部分も、すごく面白い」とする。物語の中心となる若手キャストへの期待も大きい。土田は彼女たちが積極的に意見を出し合う姿を見て、「これはいける」と感じたそうだ。良い空気の中から生み出される今作を「隣の人への嫉妬や他者との関わり方が、綺麗事ではなく描かれた作品。普遍的な話だから誰もが自分にとっての思春期を感じられるし、それを真っ当に乗り越える素晴らしさを描いています。ぜひ楽しみにしていただきたいですね」と土田は締めくくった。5月17日(水)~21日(日)、渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールにて。取材・文:金井まゆみ
2023年05月10日「日本舞踊の伝統をつなぎながら、“いま”こそ輝き、そして“未来”へと光を放つ公演でありたい」との願いを込め、(公社)日本舞踊協会が主催・制作し毎年新作を上演している「日本舞踊未来座=SAI=」。期待の若手から名だたる舞踊家が参加してきたこのシリーズに、今年は紫派藤間流三代目家元の藤間紫が登場。紫は、ドラマや映画、舞台にも俳優の藤間爽子として出演、注目されている。構成・演出の西川扇与一、制作・出演の花柳基、紫に話を聞いた。タイトルは『舞姫』。日本舞踊に登場する様々な時代の“舞姫”を描きながら古来から未来へと続く日本舞踊それ自体も表現してゆく。「日本女性の美しさやしなやかさ、たおやかさ、力強さ……そんな凛とした姿を舞台で見られるのが日本舞踊の魅力」と扇与一。「本作では舞踊家の方たちにアメノウズメやかぐや、静、阿国等の舞姫に扮して踊っていただくほか、“お座敷での舞姫”である芸妓の場面では人間国宝の井上八千代さんに京舞のご指導をお願いした豪華版です。CM音楽を多く手掛ける麻吉文さんの、邦楽と融合した楽曲も楽しんでいただければ」と意気込む。冒頭には、紫演じる現代女性「マイ」がタイムスリップする場面を入れた。日本舞踊を余り観たことがない人でもすんなりと世界観になじめる仕掛けだ。「私も令和に生きる女性として、『日本舞踊って何だろう』『なぜ踊るんだろう』というのはいつも自問自答していて」という紫。「でも、以前この『未来座』に出演した時、皆で新作を創る過程を通して、改めて“踊るって楽しい!”と思えたんですよ。今回は普段の自分に近い役ですし、“なぜ踊るのか”の答えがひとつ見つかるような気がしています」と微笑んだ。また基は「例えば外国の方が『日本の綺麗なものが観たい』と観にいらしても、目と耳でパッと楽しめる作品。“ダンス”は世界共通ですし、プロである日本舞踊家が多彩な着物を纏って踊る姿は美しいもの。ぜひインバウンドの方も気軽にいらしてください」とアピールした。最後に「三代目藤間紫」の魅力について扇与一と基に聞くと「2019年の未来座公演で紫さんと一緒に携わった時、初代の紫さん(三代目の祖母)が持っていらした舞踊家であり役者でもあるという魅力を、やっぱりこの人も受け継いでいるんだなあと感じて」(扇与一)、「とにかく踊りが好きというのが伝わってきます。踊りの楽しさが舞台に溢れているのが紫さんの魅力です。」(基)との言葉が。紫は照れながらも「先輩方が受け継がれてきたものをしっかり汲み取りたい。『これまでで一番いい作品にする!』という気持ちで挑ませていただこうと思います」とキッパリ。両先輩の熱意に応える紫の表情に、キャストとスタッフが一丸となって創り出す初日の舞台への期待が増した。取材・文:藤野さくら
2023年05月10日3回目となる『GOOOOOON!(ゴーーーーオン)』が、7月2日(日)大阪城音楽堂にて開催される。『GOOOOOON!』チケット情報すでに発表されているNEE、SCANDAL、ヤングスキニーに加え、ストレイテナー、サバシスター、Conton Candyが決定し全出演者が出揃った。今回も、独自の世界観が溢れでるバンドが集結する。音楽の、ライブのパワーで、新たな道へ進むべき活力を!チケットは、5月16日(火)23:59までオフィシャル2次先行(抽選)を受付中。お得なグループ割チケットも!緑に囲まれた夏の大阪城野音へみんなで大集合!!
2023年05月09日和楽器をフィーチャーしたロックサウンドに載せて繰り広げられる、切れの良いアクション。アクション、特に剣殺陣の好きな観客にはたまらない、スリリングなステージだ。2045年の東アジアを舞台とする、ポリティカル・アクション・シリーズの第4作。覇権主義を拡大する東亜共和国連邦(東連)に対抗するため、日本は国家特別防衛隊課(トクボウ)を設立。隊員であるクロウ(スパイ)たちは魔法の石「起源石」を体内に埋め込まれ、“シノビ”の技を身につけて任務を遂行する。今回のクロウの任務は、東連が作り上げた巨大海洋施設「ポセイドン」に潜入してその全容を解明し、そこで行われている研究を阻止すること。だがクロウのひとり・羅生聖護(日向野祥)が東連に拉致されてしまう。それには、彼の弟・羅生研護(宮里ソル)が関係していた。阿佐美煉(高本学)とそのバディ・乃木杏莉(設楽銀河)、聖護のバディ・蒼田三月(阿部快征)、そして三月に同行した八神優斗(千葉瑞己)は任務を果たし聖護を救出するため、戦いに挑む。まっすぐな人柄の聖護とやんちゃ系な煉は、良い意味で対照的。穏やかに互いを気づかう聖護と三月に対して、度々にぎやかな掛け合いを見せる煉と杏莉、それぞれのバディ像も面白い。この4人に加え、教官的存在の神楽瑠唯(湯浅雅恭)や司令官・椿泰親(内田裕也)も含めた特防のチーム感がポイントだ。東連の面々は舞龍(五十嵐啓輔)やシヴァ(鵜飼主水)、ガネーシャ(白又敦)と、中華圏あるいはインド系、アレク(石渡真修)ら東連に対するレジスタンス組織のメンバーはロシア系をそれぞれ連想させる名前で、この物語の汎アジア的な世界観を強調している。冒頭で映像による説明もあるため、今回初めて作品にふれる観客もそう理解しづらくはない。映像演出や客席通路の使用なども含めてテンポも良く、男たちの熱い戦いに圧倒されつつ楽しめるはずだ。彼らを動かしているのは、敵方は国に対する思いや野望。それに対してクロウたちは、聖護と研護、聖護と三月、煉と杏莉など、兄弟やバディとの絆ゆえであることが印象に残った。また、煉・杏莉とアレクとの間に友情が生まれたことや、大迫由紀夫(村上幸平)と福丸環(杉江優篤)の行動など、今後の展開が楽しみになる要素もたくさん。それはシリーズとして続けていくからこそ描ける面白さだろう。パワーあふれるこのステージは、シアター1010にて5月13日(土)まで。取材・文:金井まゆみ
2023年05月09日2023年8・9月にミュージカル「スクールオブロック」が日本初上演される。それに先駆け、5月7日(日)の日比谷フェスティバルに主演の柿澤勇人、そしてオーディションで選ばれた生徒役の子供たち21名が登場し、舞台への意気込みを語った。(体調不良により西川貴教、生徒役3名はイベント欠席)本作は、全米で大ヒットした映画のミュージカル版。売れないギタリストが名門エリート進学校の臨時教師になりすまし、生徒たちとロックバンドを組んでバンドバトルへの出場を目指すロック音楽コメディだ。破天荒な熱血ロッカーのデューイ・フィン役を西川貴教と柿澤勇人がWキャストで演じる。「オペラ座の怪人」「キャッツ」などの作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー氏が手掛けるミュージカル楽曲、さらには生徒たちが劇中で披露する生演奏も楽しみな見どころだ。初演を予定していた2020年には新型コロナウイルス感染拡大により全公演中止となり、3年越しの上演となる本作について、柿澤は「当時オーディションで勝ち取った役をできなかった子供たちは悔しかっただろうし悲しかったと思う。だから彼らの思いも引き継いで、あらためて初演ということで盛り上げていきたい」と語る。また作品の魅力について「生徒たちのエネルギー、才能、楽器演奏のスキルはプロ級だと思います。将来日本を背負って立つ彼らのパフォーマンスが魅力のひとつ。初日から千秋楽にかけて、子供たちの成長の伸び率がエグいことになると思うので(笑)、ぜひ何回も舞台を観て、見守ってほしい」と期待を込めた。入学式さながらに柿澤が生徒たちの名前を読み上げると「はい!」と元気のいい声が響き、生徒役の子供たちが一人ずつマイクの前で特技とメッセージを発表する。「特技はパンケーキを上手に焼くこと」「ジェットコースターでも寝られちゃいます!」など個性あふれるアピールに、会場からは温かい拍手と笑みがこぼれた。まだ稽古前だというが、すでに柿澤と子供たちの掛け合いは息がぴったり。ラストは生徒たちが初披露となる楽曲「今がそのとき」を熱唱し、熱いステージでイベントを締めくくった。東京公演は2023年8月17日(木)~9月18日(月祝)、東京建物Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)。大阪公演は9月23日(土祝)~10月1日(日)、新歌舞伎座。取材・文:北島あや
2023年05月09日世界最高峰のサーカス・エンターテインメント集団シルク・ドゥ・ソレイユによる『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』東京公演の来場者数が5月5日(金・祝)15時30分公演で30万人を突破した。30万人突破を記念し、岸本理沙フジテレビアナウンサーと「アレグリアおうえん隊」を務めるガチャピンとムックがステージに登場し、30万人目のお客様へ公演グッズを詰め合わせた記念品を贈呈。さらに先日ガチャピンが挑戦したアレグリアの人気演目「パワートラック」について『来場者30万人突破おめでとうございます!アレグリアおうえん隊の僕たちもとっても嬉しいです!ぼくはこの前パワートラックに挑戦したんだ!何度も失敗したんだけど、アーティストの皆さんが応援してくれたおかげで最後には成功することができたよ。ぼくもアレグリアに負けない感動をみんなに届けられるようにがんばります!』と語った。ムックは挑戦した「ファイヤーナイフ・ダンス」のドラム演奏についての感想を語った。『ダイハツ アレグリア-新たなる光-』東京公演は6月25日(日)までお台場ビッグトップにて感動上演中。
2023年05月09日体験型「恐竜」ライブエンターテインメント ディノアライブ『DINO SAFARI』が、8月10日(木)~27日(日)に初のアリーナツアー公演『DINO SAFARI GIGANT』を横浜、仙台、大阪にて開催決定!『DINO SAFARI』チケット情報本公演は、あたかも生きているかのような恐竜が観客の目の前を自由に歩き回り、まさに恐竜の世界に自分自身が入り込んだかのような体験を味わうことができる。登場する恐竜は、ON-ART社(東京都東久留米市)が15年以上の歳月をかけ開発した「恐竜型メカニカルスーツ」(二足歩行世界11カ国、四足歩行世界14カ国 特許取得)。研究結果から実際に生きていた恐竜の生態をより忠実に再現した恐竜を間近に見ることができ、サファリガイドやレンジャー隊員が、観客を安全に恐竜ライブへ誘導する。GWに初登場したアンキロサウルスに加えて、新たな恐竜たちが登場予定だ。想像をはるかに超えた恐竜たちの史上最大級のギガントパフォーマンスをぜひ会場で体験してほしい。チケットは、5月21日(日)23:59まで横浜、大阪会場(芝アリーナチケットのみ)の最速先行(先着)を受付中。『DINO SAFARI GIGANT』《横浜会場》▼8月10日(木)~13日(日)ぴあアリーナMMお問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)《仙台会場》▼8月19日(土)・10日(日)ゼビオアリーナ仙台お問合せ:ニイタカプラス 022-380-8251(平日9:30~18:00)《大阪会場》▼8月25日(金)~27日(日)丸善インテックアリーナ大阪お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~18:00 ※日祝休業)
2023年05月08日進化系フラワーアート施設『NAKED FLOWERS FOR YOU』が、22年3月開館から1年の会期を終え、5月31日(水)に閉業することになった。『NAKED FLOWERS FOR YOU』は、ネイキッドを代表する「花」を五感で楽しむ体験型アート展『NAKED FLOWERS』の世界観をそのままに、来場者ひとりひとりに合わせた様々なパーソナライズ体験ができる体験型フラワーアート施設。PHYTOTHERAPY(フィトセラピー=植物療法)を取り入れた最新テクノロジーで、来場者の身体の状態や心の状態を診断。5つのガーデンを巡りながらパーソナライズされたアート体験とともに、自分にぴったりの美容ブレンドティーやアロマ、カラーコスメ、メディカルチョコレートを持ち帰ることができる。本施設はオープンから来場者が増加しており、週末は入場制限が出るほどの人気スポットになったが、ついに5月末をもって会期満了となる。『NAKED FLOWERS FOR YOU』東京都千代田区有楽町2丁目7−1 有楽町マルイ 8F11:00~18:00(最終入場 17:30)休館日:有楽町マルイの休館日に準ずる
2023年05月08日チェーホフの『桜の園』が、PARCO劇場開場50周年記念シリーズとして登場する。演出を手がけるのは、ロンドン・グローブシアターのアソシエイト・ディレクターを務めるショーン・ホームズ。2020年の日本でのワールドプレミア公演『FORTUNE』で衝撃を与え、2022年の『セールスマンの死』でも、斬新な演出で名作戯曲を新鮮に見せ、高い評価を得た。今度は『桜の園』をどう見せるのか。注目の演出家が、120年前に書かれた戯曲から、普遍的なテーマを投げかける。もともと『桜の園』は大好きな作品だったというショーン。その魅力はどこにあるのか。「まずはやはり、人間が描かれていることです。人間が抱える矛盾や一貫性のなさを、非常に深いところで示している。深い痛みと深い滑稽さが隣り合わせに存在していると思うんです」。チェーホフと聞くだけで近寄りがたいイメージがあるかもしれないが、喜劇的な要素もふんだんにあると強調する。「感動的なシーンがあるかと思えば、それを遮断するかのように様子のおかしい人が登場したりする(笑)。そしてまた悲しみがあってと、一瞬一瞬が驚くべき豊かさを持っているんです」。舞台となっているのは、20世紀初頭の南ロシア。原田美枝子扮する女主人ラネーフスカヤが5年ぶりにパリから戻ってくると、“桜の園”が借金返済のために競売にかけられようとしている。一族は没落し、かつて農奴の息子だった男が実業家に。社会が変化し、皆、既存の価値観と決別して生きていかなければならないのだ。物語のそんな時代を、「まさしく我々も似た地点にいる」とショーンは言う。「例えば気候変動の問題ひとつ取っても、どうしていいかわからないけれども変化しなければならないことはわかっている。ですから、ここに出てくる登場人物たちがより近く感じられるようなものにしたいと思っています」。加えてショーンは語る。「そうした変化の時代に、今世界がどこに向かっているかということに気づくのが、チェーホフのような劇作家である場合が多いのが興味深いと思うんです。演劇は人々を挑発し活性化するエンターテインメント。変化する時代にとって非常に重要なものなんです」。演出には、「亡霊的なものが取り憑いているイメージ」を考えているという。人間というものが漂うように迫ってくるのかもしれない。人間がどう生きてきて、これからどう生きていくのか。今回も予想できないアプローチで、刺激を与えてくれる。(取材・文:大内弓子)▼『桜の園』日程:2023年8月7日(月) ~ 29日(火)会場:PARCO劇場(東京都)
2023年05月08日人間の女性に恋した天使は翼を捨てて人となり、地上で生きることを選ぶ――。ロマンティックなシチュエーションから始まる物語。それが鴻上尚史プロデュースによるKOKAMI@networkの第19弾公演『ウィングレス(wingless)—翼を持たぬ天使—』。だが鴻上自身の作・演出による本作は、ただロマンティックなだけではない。元天使の榊原一郎(福田悠太〈ふぉ~ゆ~〉)が恋をする絹田玲菜(大野いと)は恋人に振られて人生の目標を見失っていて、玲菜の元恋人であるフリーライターの芝隆太(鈴木康介)も手がけたい企画が通らず崖っぷち。榊原が公園で出会った小学3年生の森川麻衣(三上さくら/中川陽葵)は、母・彩子(田畑智子)の帰りをひとり待っている。その彩子はスピリチュアルグループ「宇宙の声」にはまっているようで、神山秀雄(渡辺いっけい)に助けを頼み込もうとして第一秘書の岩波大介(小南光司)に追い返される。岩波も神山に心酔、彼の前に現れた榊原に敵意をむき出しにする。登場人物はみんな、こじらせまくっているとしか言いようがない。第一、神様が渡辺いっけいの兼役だということだけで、一筋縄ではいかないと察せられるというものだ。「一人の人間を本当に救ったら、天使に戻す」と神様に告げられた榊原。彼はそのために「天使本舗」という会社を立ち上げ、人々のさまざまな悩みや困り事を解決するために奔走していく。かなりコミカルな展開で、特に福田と渡辺の全身をダイナミックに動かして見せる掛け合いに笑いを誘われる。天性の明るさと優しさを感じさせる福田、良い意味で“くせ者”な持ち味を全開にしつつ場をリードしていく渡辺、両者あってこその舞台だ。ふたりのエネルギッシュな芝居が、この作品の要と言えるだろう。また、娘との関係が複雑な状況である彩子を演じる田畑は自然な佇まいで、しかも観客のさまざまな感情をかき立てるに違いない芝居が確かな実力を示している。彼らを中心に、大野、鈴木、小南もそれぞれに複雑な思いを表しつつ、時には体を張って見せ場を盛り上げる。その全力投球ぶりは、笑えると同時に清々しくもある。スピリチュアル的陰謀論、いじめ、ルッキズム、子ども食堂など現代のさまざまな問題が盛り込まれた展開も、その場だけの笑いを楽しむコメディーに終わらず、観客各々が観劇後さまざまに考えをめぐらせるきっかけとなるだろう。中でも、榊原と麻衣の交流はかわいらしく切なく、特に心に残る展開だった。▼KOKAMI@network vol.19 『ウィングレス(wingless)-翼を持たぬ天使-』東京公演日程:5/1(月) ~ 21(日)会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA大阪公演日程:5/27(土)・28(日)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2023年05月02日5月27日(土)に下北沢12会場にて昼夜通しで開催されるイベント『THISTIME RECORDS 20th Anniversary “New Buddy!”』の第5弾アーティストが発表になった。『THISTIME RECORDS 20th Anniversary “New Buddy!"』チケット情報「New Buddy!」は東京のインディペンデントレーベルTHISTIME RECORDSが設立20周年を記念して、東京(5月27日)と大阪(7月23日)で開催されるサーキット型フェス。今回、東京編の出演者第5弾として、Homecomings、uri gagarn、Helsinki Lambda Club、said、Subway Daydream、peanut butters、polly、peelingwards、愛はズボーン、Jam Fuzz Kid、健やかなる子ら、トップシークレットマン、ONIGAWARA、少年のように、Kamisado、Sean Oshima、mabuta、NaNoMoRaL、CONFVSE、えーるず、ハシリコミーズ、ザ・リラクシンズ、nape’s、aoni、chie、東京パピーズ、either、Norenn、pavilion、マイティマウンテンズ、blondy、ザ ニンクス、Jacob Jr.、kunmohile、アポンタイム、小野雄大、かりんちょ落書き、the slow films、HANDSOME ACADEMY、千年ポプラ、Dear Chambers、年齢バンド、SEMENTOS、(The)SEGARE KIDSの44組が追加発表された。これで現在までに総勢94組のアーティストが発表されたことになる。うち、FATE BOX × アフターアワーズ × ULTRA CUBの関西3バンドによるスプリットツアー「バンドブームツアー」とのコラボステージにはトップシークレットマン、東京パピーズ、Norenn、ザ・リラクシンズ、小野雄大が出演予定。イベントは一部会場を除いて、深夜公演も開催。最終的に総勢100組以上が揃うフェスとのことで、昼から朝まで、賑やかな1日になりそうだ。東京編のチケットは発売中。大阪編は、5月2日(火)23:59まで特典付き早割のオフィシャル先行第一弾を実施中。
2023年05月02日韓国で大ヒットを記録し、日本をはじめアジア各国でリメイクされた映画「サニー 永遠の仲間たち」。同作を世界で初めてミュージカル化した「SUNNY」が6月より東京と大阪で上演される。これを記念して4月25日(火)、韓国文化院(東京)にてオリジナル版の映画「サニー 永遠の仲間たち」の上映会が開催され、ミュージカル版の脚本・演出を務める西田征史のスペシャルトークイベントが行われた。オリジナルの映画版では1980年代後半の青春を描いているが、日本でリメイクされた映画は90年代のギャル文化にフィーチャーして制作された。今回のミュージカル版ではオリジナル版と同じ80年代を舞台とするが、この点について西田は「僕自身、青春は90年代なのですが、80年代への憧れがありましたし、アイドルが輝いていて、エネルギーを感じました。アイドルの楽曲を使って、懐かしい思い出と共に当時を振り返る作品にできたら楽しいと思いました」と明かす。セットリストの一部として「SWEET MEMORIES」(松田聖子)、「ダンシング・ヒーロー」(荻野目洋子)、「センチメンタル・ジャーニー」(松本伊代)、「待つわ」(あみん)など当時、青春時代を過ごしていた人なら誰もが知るヒット曲が使用されることが明らかになっている。さらに西田はオリジナル映画版で登場する80年代の韓国の音楽喫茶を「ディスコに置き換えて再現しようと思っています」と明かす。そうなると、歌だけでなくダンスも楽しみなところ。しかも今回、振付を担当するのは、「ダンシング・ヒーロー」に合わせてバブル時代の女性を再現した“バブリーダンス”で知られるakane。西田は「あの時代感やエネルギッシュさなど、akaneさんらしさが出てくると思います」とうなずく。主要キャストの花總まり、瀬奈じゅんは、共に宝塚歌劇団出身であり、まさに青春時代を同じ学び舎で過ごした“SUNNY”的な関係性を持った2人と言える。稽古に入るのはこれからだが、西田は「チラシ撮影の時点で2人の空気が出来上がっていて『ひさしぶり!』と言葉を交わす様子が、(劇中の)病室での再会と重なりました。2人の関係性を活かした生っぽいセリフにしていければと思っています」とこの2人だからこそ醸し出される空気感への期待を口にしていた。日本ならでは、そして舞台ならではの「SUNNY」の完成を楽しみに待ちたい。取材・文:黒豆直樹
2023年05月01日劇団四季の創立メンバーで2018年に逝去した演出家・浅利慶太の生誕90年に寄せる第一弾作品、舞台『オンディーヌ』が4月29日(土・祝)自由劇場で開幕した。劇団四季による初演(1958年)は、浅利をはじめ当時の劇団員たちの悲願だったとも言われ、以来、専用劇場のこけら落としシリーズや浅利慶太プロデュース公演の初陣を飾るなど、数々の節目に上演されてきた演目である。本作はフランスの劇作家ジャン・ジロドゥによる、水の精オンディーヌと遍歴の騎士ハンスの純愛物語。命と記憶を引き換えにした許されぬ恋であったが、次第にハンスはかつての婚約者ベルタへ心を傾けてしまう。ハンスをなおも愛するオンディーヌは自ら姿を消すが、二人には運命的な結末が待ち受けていた。タイトルロールのオンディーヌを演じるのは、再演版演出も担う野村玲子。透明感と軽やかさを備えつつも、無限の存在感が満ち溢れている。自由奔放で素直、嘘をつかず、無条件に人を愛するオンディーヌの姿は、そう在りたい(だがそう在れない)人間たちの憧れそのものなのかもしれない。純粋で無垢、永遠を生きるオンディーヌと、移ろいやすく愚かで有限を生きるハンス。完全無欠な自然を前に人間の弱さや愚かさを浮き彫りにする一方で、その自然(オンディーヌ)から人間は愛されているという真理を教えてくれる。人間は愚かだけれど、だからこそ愛おしい存在であり、私たちの人生は生きるに値するものなのだと胸を打つ。浅利がその演劇人生を通して訴え続けてきたメッセージが、この舞台からも放たれていた。3幕構成の本作、幕毎に様変わりする舞台セットもみどころの一つだ。森の中の漁師小屋、王の宮殿、ハンスの城と、まるで異なる3つの物語かのように観客を作品の世界へ誘う。また音楽やダンスも魅力的で、幕間狂言では本格的なオペラを見ているかのようだし、外連味あふれる演出も見逃せない。台詞は詩的で美しく、幻想的でドラマチック、喜劇要素も悲劇要素もある。ストレートプレイの枠に収まらず、演劇の面白みをこれでもかと詰め込んだ浅利演出の真髄がここにあった。公演は5月6日(土)まで。
2023年05月01日明治座創業百五十周年記念「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」と銘打ち上演されるのは、映像作品でも大活躍の猿之助が主演と共同演出を勤める2演目。昼の部は先代の猿之助(現・猿翁)が宝塚歌劇団の植田紳爾に依頼して作ったという“歌舞伎レビュー”『不死鳥よ 波濤を越えて』。夜の部は「三代猿之助四十八撰の内」から猿之助の6役早替りが楽しめる『御贔屓繋馬』。中村壱太郎や中村米吉、中村隼人ら今を時めく若手俳優を配し、中村鴈治郎や市川門之助ら重鎮が舞台を引き締める豪華版。気になる内容を猿之助と隼人に聞いた。『不死鳥よ~』は壇ノ浦の戦いで戦死した平知盛(猿之助)が、実は海を渡って生きていたという設定のもと展開されるレビュー(※台詞ではなく歌と踊りのシーンで進行してゆくショー形式のステージ)。猿之助は「レビューをやるのは初めてなんですが、歌劇でも振付経験のある藤間勘十郎さんに演出と振付に入っていただいたので不安はないです。あとは楽曲で、音楽って特に時代を映し出すものじゃないですか。だからミュージカルも多数担当されている玉麻(尚一)先生と相談して新しい楽曲を作っているところ。僕も含めて役者も歌うので楽しみにしてもらえれば」と笑う。隼人も「資料映像を観たら本当に“男版宝塚”で見どころ満載。初演になかったという知盛と若狭(壱太郎)のシーンも、猿之助さんはどう演出されるんだろうと今から楽しみです」と語る。一方の『御贔屓~』は四世鶴屋南北の原作を、先代の猿之助と奈河彰輔の手で1984年に明治座で上演、大評判となった演目。今回は公演最終日に『御贔屓~』の配役を猿之助と隼人が入れ替わりで勤めるのも話題だ。「まさか猿之助さんのお役をさせていただけるとは夢にも思っていなかったので、驚いています。幸いなことに公演中は間近で猿之助さんの姿を見て学べますし、今こういう事をさせていただける意味を感じつつ、次の課題にも精一杯ぶつかっていきたい」と表情を引き締める隼人。猿之助から「まずは女方だね。木偶の坊になっちゃうか、ちゃんとした女方ができるのか」(早替りの6役に女方があるため)と、からかいつつも愛情たっぷりの声が飛ぶと、隼人も「女方は7年ほどやっていないですが、その間に多少は他の力を付けられたのではないかと自分を信じて。稽古場で打ち拉がれながらも(笑)、頑張りたいです」と語った。若手俳優を多く配していることを問われると「今を盛りと咲いている人には、自分が一番いい状態のときに(芸を)教えたい。伝統芸能って1年や2年じゃ教えられないものなので、10年、20年先を見据えてね。僕はここからがスタートだと思っているんです」と真剣な表情で話す猿之助。演者たちが生き生きとぶつかり合う5月明治座はまもなく開幕。取材・文/藤野さくら
2023年05月01日奈良出身シンガーソングライターやましたりなが、2019年以来、2作目となる待望の全国流通盤EP『レイメイ』を5月31日(水)にリリースする。やましたりなチケット情報関西を中心に、ストリート、ライブハウス、サーキットイベントに出演を重ねてきた生粋のシンガーソングライターやましたりな。今回収録した楽曲は、夜をテーマにした曲が多く、リスナーのいろんな夜に寄り添い、夜明けを連れてくるとともに、前向きな変化をもたらす曲であってほしい。そして、やましたりなの“革命前夜”という思いが込められている。EPは6曲入りで、これまでに配信でリリースしていた『Superme』、『バトルクライ』、『キャリーケースは重いままで』に加え、新曲の『ジャンクション』、『クランクイン』、『シースルー』の3曲を収録。その容姿とは裏腹に、どの曲からもやましたりなの芯の強さを感じるバンドサウンドが際立つ1枚となっている。今回新録した3曲は、アレンジャーに、倖田來未、My Little Loverなどの楽曲の編曲を担当、さらにはKREVA、清水翔太、東方神起、三代目J Soul Brothersなど、数々のアーティストのツアーサポート、レコーディングに参加する近田潔人を迎え、これまで以上にパワーアップしたサウンドに。さらに、この新作のリリースを記念した、東阪バンドワンマンライブ「やましたりな“レイメイ”release Tour」の開催も決定!大阪は9月24日(日)LIVE HOUSE Pangea、東京は10月15日(日)下北沢MOSAiCにて。ますます勢いに乗る“革命前夜”のやましたりなのバンドセットでのワンマンを見逃すな!チケットは5月1日(月)12:00から14日(日)23:59まで、オフィシャルHP先行を受付中。【やましたりな コメント】4年ぶりに出す全国流通盤のタイトルは“レイメイ”です。夜って一番色んな思考が巡る時間ですよね。このミニアルバムに入っている ほとんどの曲が夜に出来ました。この曲達が聴く人たちの夜を明ける存在であってほしいという思いと、黎明期で使われる"革命の前兆"のような意味を、私はすごくポジティブに受け取っています。ただ“黎明”というタイトルをつけたものの、ちゃんと調べると、実はネガティブなイメージが強い気がしたので、ポップなカタカナ表記“レイメイ”にしました!このミニアルバムを受け取ってくれた皆さんに、前向きな夜明けをもたらせますように。
2023年05月01日彩吹真央の初のバースデーコンサート『MAO AYABUKI SONG BOOK 2023』が6/10(土)、東京・I’M A SHOWで開催される。「バースデーコンサートというのはちょっと恥ずかしさもあるんですが......」と語る彩吹だが、開催中止となった『JUDY GARLAND SONG BOOK 2020』に再挑戦したいという強い思いがあったようで「また必ずジュディ・ガーランドの歌を歌いたいと思っていました。私は6/9生まれ、ジュディは6/10生まれなので、2つ合わせたバースデーコンサートになっています」。ゲストはLE VELVETSの佐藤隆紀。佐藤は「僕は彩吹さんの色気のある中音域から低音域がすごく好きなんです。歌声の素晴らしさはもちろん知っていましたが、昨年のコンサート(※『彩吹真央&京フィル レインボーコンサートin春秋座』)でデュエットさせてもらって、声の合う感じがすごく心地よかった。またぜひご一緒したいと思っていたので、とても嬉しいです」と素直に出演を喜ぶ。セットリストについて、彩吹は「ジュディ・ガーランドの歌はもちろんですが、普段あまり舞台で歌わないJ-POPーー今井美樹さんなどの歌いたかった曲や懐かしい曲に挑戦したいと思っています」と話す。その他、出演した『CLUB SEVEN 20th Anniversary』の名物・50音順メドレーで数小節しか歌わなかった曲や、佐藤と共演したミュージカル『マリー・アントワネット』の楽曲、ヒット作を生み出してきたM.クンツェ&S.リーヴァイ関連の曲なども考えているそう。まさに“ジュークボックス”のようなコンサートになりそうだ。バースデーコンサートということで、誕生日プレゼントに欲しい物を尋ねると、彩吹は「物欲があんまりなくなっちゃって......」。元々物欲が強くはなかったが、コロナ禍で断捨離を経験し物への執着が減ったといい「稽古期間中や公演期間中は外食できないけれど、お休み期間は会えなかった人に会って、美味しいごはんとお酒を楽しむことが好き。そういう時間にお金をかけるようになりました」と明かす。それに対し佐藤は「じゃあプレゼントはお食事券ですね!」。観客へのメッセージとして、佐藤は「お客様には彩吹さんの魅力もたくさん感じていただきたいですし、僕たちの歌を聴いて感動して帰っていただきたいと思っています。ぜひぜひよろしくお願いします!」と話し、彩吹は「私はメンバーになりたいぐらいLE VELVETSのファンですが(笑)、このコンサートでシュガーやLE VELVETSの魅力も知って頂く機会になったら。肩肘張らずに音楽を楽しめて、生まれてきて良かったなと喜び溢れる空間にしたいと思います」と語った。取材・文:五月女菜穂
2023年05月01日「ゆるやかな曲線で、奇抜な彩り。心がほぐれる感覚がして、もっとこの人の絵を知りたいと思った」。4月27日(木)~8月20日(日)東京都美術館で開催されている、『マティス展』で音声ガイドのナビゲーターを務める上白石萌歌。20世紀を代表するフランスの巨匠・マティスの作品との出会いをそう語った。それは、2019年に訪れた展覧会でのこと。その後、大学では芸術学科で西洋美術の授業を受け、マティスについても学んだそう。そんな彼女にとって、約20年ぶりに約150点のマティス作品が紹介される今回の大回顧展は「自分が携わらなくても5回くらいは行く予定でした」というほど。それだけに、音声ガイドの収録も気合は十分。収録を通して作品を見つめたなかで、特に気に入っているのは『赤いキュロットのオダリスク』だとか。「ナレーションを読むなかで部屋の装飾などもマティスの手作りだと知りました。彼自身もこの絵にこだわりがあるような気がするし、早くこの目で見てみたいですね」また、『金魚鉢のある室内』は「見ると心が涼むというか、リアルな絵柄じゃないのに金魚が動いているように見えたり、窓の向こうの町から音まで聞こえてくるような感覚になったり、すごく不思議な魅力があります」。『背中』などのブロンズ像も「作家がどういう風に人を見ているかが一番現れるのが彫刻なのかもしれません。例えばモチーフが女性だったら、どういう女性が理想なのか。立体だからこそ、より意図を感じられそう」と着目していた。そして、「ご覧になる方それぞれの見方を自分の主観が邪魔してしまわないように、でも情報はきちんと伝えることを意識」するようにしたのだとか。「皆さんに寄り添って、作品に流れている文脈、世界をお届けできることが音声ガイドの魅力。それに、私も絵についてけっしてすごく詳しいわけじゃありません。でも、行けば絶対に感じとれるものがあると思うので、とりあえず足を運んでほしい。心の潤い、栄養になりますから」と語ってくれた。彼女の声と共に色鮮やかなマティスの世界を味わうこの展覧会は、東京都美術館で4月27日(木)~8月20日(日)まで開催。上白石萌歌2018年公開の映画『羊と鋼の森』で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞。数多くのドラマなどへの出演で今注目の若手女優。取材・文:金井まゆみ
2023年05月01日6月17日(土)に大阪城音楽堂で開催される、次世代のニューアーティストが競演するお祭り『OSAKA NIGHT PARADE』。これまで発表されたアーティスト6組に加え、最終アーティストとしてDYGLの出演が決定した。『OSAKA NIGHT PARADE ~SPECIAL~』チケット情報アメリカやイギリスでの長期滞在を通じて多くの音楽ファンを魅了している全編英詩のギターロックバンドDYGL。洗練されたサウンドと鮮烈なパフォーマンスは、国内外を問わず高い評価を受けている。2023年1月から3月にかけて、日本のみならずアメリカツアーを成功させ、さらに、アメリカではSXSWや「Treefort Music Fest」への出演ほか、Robert TildenによるバンドBOYOとのカップリングツアー参加など、ワールドワイドなDYGLが初めて『OSAKA NIGHT PARADE』に参戦する。全ラインナップは、ALI、鋭児、Doul、Dios、DYGL、BREIMEN、betcover!!。このあと、各アーティストからのコメントメッセージやイベント当日の出店情報など最新情報を随時発表。続報にもご期待ください!チケットは、5月9日(火)11:00までチケット先行抽選プレリザーブ受付中。
2023年04月28日YENTOWNのラッパーkZmによるパーティー、De-void* Presents「Jungle Clash*」。Vol.1となった東京タワー特設会場での熱狂的なステージ、Vol.2の川崎ちどり公園での野外レイヴとこれまで先鋭的なパーティーを演出してきた。待望のVol.3は都心を離れ、『KOBE MELLOW CRUISE』のAFTER PARTYとして5月20日(土)に神戸にて開催される。『KOBE MELLOW CRUISE AFTER PARTY De-void* Presents Jungle Clash* Vol.3』 チケット情報「Jungle Clash*」はYENTOWNのkZmが率いるレーベル/プロダクションであるDe-void*によるイベント。会場となるのはヒップホップフェス『KOBE MELLOW CRUISE』本編会場メリケンパークにほど近い、ハーバーランドのお膝元「KOBE HARBOR STUDIO」。初回から通ずる「Jungle Clash*」のコンセプトであるMC×DJの組み合わせを追及したライブショーケースが今回も楽しむことができる。出演アーティストは、YENTOWNから本イベントの主催でもあるkZm × KM、Vol.2では「Love Me Up」のRemixなどを披露し話題となったAwich × Licaxxx、満を持しての初登場となるMonyHorse × U-LEE。そして、Creative Drug Store/Summitからこちらも初登場のVaVa × DJ Not For SaleとRave RacersやAFJBでの活躍目覚ましいJUBEE × Yohji Igarashi。加えて予想外の初の組み合わせとなるのはアルバム『nobori - 上り』をリリースし人気急上昇中のJUMADIBA × DJ DISK、さらに地元関西からは各シーンですでに要注目のLe Makeup × Doveといったジャンルを越え最前線を走るアーティストたちがこの日のため一夜限りの特別セットを披露する。チケットは4月30日(日)23:59まで最速抽選先行受付中。
2023年04月28日400年の歴史があり、徳島市の夏の風物詩として世界に誇る「阿波おどり」。今年も、8月11日(金・祝)から15日(火)まで開催される。「2023阿波おどり」 チケット情報女踊りは優雅で繊細に。男踊りは激しく大胆に。この日のために踊り子は自らの踊りに鍛錬を重ね、見る者を魅了し、街全体を阿波おどり一色に染め上げる。8月11日は「前夜祭」、8月12日から15日までは、昼は「選抜阿波おどり」、夜は演舞場での「阿波おどり」と、1日を通して阿波おどりを楽しむことができる。前夜祭は、通常では見ることのできない、各連を代表する踊り子たちの共演を堪能できる貴重な機会だ。有名連から選ばれた踊り子たちは、それぞれ所属する連の踊りの特徴を持ち寄り、ひとつの舞台を作り上げる。ショーアップされた豪華な踊りは阿波おどりファンならずとも必見である。そして、所属連以外の踊りを持ち帰るという、もうひとつの歴史の舞台でもあり、こうして今日の阿波おどりが成り立っている。今年の前夜祭は曜日の並びもよく、遠方からも訪れやすい絶好のチャンス!ぜひこの機会に足を運んでほしい。12日から15日にかけて、日中は「選抜阿波おどり」が、夜は市内に特設される各演舞場で「阿波おどり」が開催される。演舞場では隊列を組んで前に向かって進みながら踊る「流し踊り」を観ることができる。演舞場には有料チケットが必要な有料演舞場と、自由に入場できる無料演舞場があり、その他おどり広場と呼ばれる場所でも阿波おどりを楽しむことができる。また、大勢の踊り手が一斉に踊る「総おどり」が、今年は南内町演舞場のみ(二部公演最終盤)で実施される。祭のクライマックスとなるこちらもお見逃しなく!5月10日(水)23:59まで、有料演舞場阿波おどり(藍場浜演舞場・南内町演舞場)、選抜阿波おどり(あわぎんホール)、前夜祭(アスティとくしま)の団体チケットの申し込みを受付中。詳細は阿波おどり公式ホームページ()をご確認ください。「2023阿波おどり」【日程】8月12日(土)~15日(火)※8月11日(金・祝)は前夜祭【会場】前夜祭(アスティとくしま)選抜阿波おどり(あわぎんホール)有料演舞場(藍場浜・南内町)無料演舞場(両国本町・新町橋)おどり広場等(新町橋東・両国橋南・アミコドーム・シビックセンターさくらホール)
2023年04月26日