チケットぴあがお届けする新着記事一覧 (98/342)
矢沢永吉が7月6日(土)に千葉・幕張メッセ国際展示場 4-6ホールにて、「E.YAZAWA SPECIAL EVENT ONE NIGHT SHOW 2019」を開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】5月1日の令和初日に全国ツアー「ROCK MUST GO ON」の開催を発表し、今年も攻め続けながら音楽を届けようとしている矢沢が「一夜限りの祭りをしようぜ!」という想いのもと熱い男たちが集結する。タイトルは1979年に発表され、今もライヴの人気曲として君臨する「ワン・ナイト・ショー」にちなんでいる。出演は矢沢永吉をはじめ、氣志團、KREVA、東京スカパラダイスオーケストラ(Guest奥田民生)、MIYAVIといったアグレッシブなメンバー。熱い“ワン・ナイト”を見逃すな!現在プレイガイド最速で、先行抽選プレリザーブを実施中。受付は5月21日(火)午後11時59分まで。■E.YAZAWA SPECIAL EVENT ONE NIGHT SHOW 20197月6日(土)幕張メッセ国際展示場 4-6ホール(千葉県)出演:矢沢永吉 / 氣志團 / KREVA / 東京スカパラダイスオーケストラ(Guest 奥田民生) / MIYAVI
2019年05月10日ヘンリク・イプセンの名作『人形の家』の続編として、新進気鋭のアメリカ人劇作家ルーカス・ナスが発表した『人形の家 Part2』。本作が日本初上陸し、栗山民也の演出により上演される。そこで主人公のノラを演じる永作博美に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『人形の家』といえば、良き妻であり良き母だったノラが、自らの生き方に疑問を抱き、ひとり家を出て行くまでを描いた近代古典の傑作。そんなノラが、15年ぶりに帰って来るところから本作は始まる。「あの先を見られるということに、まずはやっぱりワクワクしましたね。何を考えていたんだろうとか、何を言うんだろうとか、どの面下げて帰って来るんだろうとか。やっぱり顔が見たいですよね。イプセンのノラは可愛らしくて奔放な女性というイメージですが、こちらのノラも相変わらず自由は自由。でもそれが現代っぽいというか。全体的に古典感が薄れていて、それがまた新たな魅力になっていると思います」本作の登場人物はノラ以外に、夫のトルヴァル、乳母のアンネ・マリー、娘のエミーの4人。しかし舞台上はほぼノラともうひとりという構図になっており、結果ふたり芝居が続いていくような展開となる。「すごく大変な舞台ですよね。ノラはみんなと対峙しなくちゃいけない、実質ふたり芝居ですから。緊張感がずっと続くので、息が苦しくなるような感覚はあるだろうなと。ふたり芝居は以前やったことがあるんですが、その時に思ったんです。“2度とやるもんか!”って(笑)。でも台本がとにかく面白かったので、やってみようと決めたんです」演出の栗山民也とは、今回で3度目の顔合わせ。「栗山さんとやらせていただくと、自分のホンの読み方の浅さに毎回気づかされます。よく栗山さんは“全部ホンの中に書いてある”とおっしゃるんですが、そこまでたどり着けない自分をいつも思い知らされるというか。でも人って知れることが大きな喜びですからね。栗山さんがどう思っているのかを聞けること自体、すごく嬉しくもあって。その度にどんどん作品が深くなっていくのが見えますし、今回もそういう喜びを体験出来るのかと思うとすごく楽しみです」女性の自立について描いた『人形の家』。そしてこの『Part2』で浮かび上がるのも、女性としてどう生きるか、ということだ。「今このタイミングの題材だということを強く感じる作品です。だからこそ今の日本の女性が考えられる、今生きている女性にきちんと投げられるような舞台にしたいと思っています」公演は8月9日(金)から9月1日(日)まで、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて。その後、福岡でも上演。二次プレリザーブは5月11日(土)より受付予定。取材・文:野上瑠美子
2019年05月10日8月16日(金)・17日(土)・18日(日)に千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセと大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)で同時開催される「SUMMER SONIC 2019」。同フェスの追加出演者が発表された。出演が決まったのは、幕張・大阪両会場にFall Out Boy、BiSH、KREVA、向井太一、milet、AIら。幕張公演にはENDRECHERI、マキシマム ザ ホルモン、BAND-MAID、cero、Suchmos、Kizuna AIら、大阪公演にはindigo la End、SCANDAL、Survive Said The Prophetが出演する。■SUMMER SONIC 2019日程:8月16日(金)・17日(土)・18日(日)会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(千葉県)舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)(大阪府)★以下のリンクより「SUMMER SONIC」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2019年05月09日川瀬賢太郎常任指揮者就任6年目のシーズンを迎えた神奈川フィルが、みなとみらい定期シーズンオープニングに選んだのは、メンデルスゾーンの佳曲「夏の夜の夢」。ご存じシェイクスピアの喜劇に付けた劇付随音楽で、森に住む妖精などが活躍し、最後はハッピーエンドで終わる有名な曲だが、17歳の時この劇を読んだメンデルスゾーンが作曲したのは「序曲」のみ。残りの12曲は、17年後、当時のプロシア国王に命じられて書いたものだというから驚きだ。妖精の世界を表す木管の静かな和音で開始され、その後堂々とした行進曲風の宮廷音楽が演奏される序曲、トランペットで奏される祝典的な結婚行進曲、美しい旋律の数々を、様々な楽器で表現するメンデルスゾーンの手腕が存分に堪能できる。【チケット情報はこちら】今回のステージでは、川瀬賢太郎の指揮、田尾下哲氏の台本により、子どもたちにもわかりやすいステージ作りに取り組んでいるのが最大の魅力だ。ソプラノに半田美和子、メゾ・ソプラノ山下牧子、そして東京混声合唱団(女声合唱)を迎え、さらに今回、特別にナビゲーターとして声優の國府田マリ子が出演!声優界のレジェンドといえる彼女の出演で、ひと味もふた味も違う「夏の夜の夢」になること間違いなし!さらに期待が高まる。前半の第1部では、首席ソロ・コンサートマスターの石田泰尚が、ブロッホのコンチェルトを演奏。この協奏曲は、石田泰尚が川瀬賢太郎との共演を熱望した魅力ある協奏曲。エルネスト・ブロッホといえば、スイス系ユダヤ人で、ブリュッセル音楽院で作曲のほかにイザイにヴァイオリンを学び、米国移住後は、アメリカ文化の影響を大きく受け、バーンスタインやコープランドにも影響を与えた作曲家のひとり。『シェロモ』や『ヘブライ組曲』など独自の路線を行く作風で有名だが、今回のヴァイオリン協奏曲はめったに演奏される機会がない。そんな曲に対し石田は「音楽的には民族色豊かで、情熱的な曲」と語り、「めったに演奏されない曲なので多くの人に聴いてほしい」とも。演奏に並々ならぬ熱意を燃やしている。後半のメンデルスゾーンでは、いつもお決まりのコンサートマスターの席に座る予定だ。公演は5月11日(土)神奈川・ 横浜みなとみらいホール大ホールにて。チケット発売中。
2019年05月09日怪人二十面相と名探偵・明智小五郎が、昭和モダンなニッポンで華麗な対決を繰り広げる! 江戸川乱歩が生み出したキャラクターを主人公にした新作オリジナルミュージカル『怪人と探偵』がこの秋登場。二枚看板を務める中川晃教、加藤和樹に話を訊いた。チケット情報はこちらともにミュージカル界では欠かせない存在であるふたり。共演は2017年の『フランケンシュタイン』に続いて2度目だ。だが中川が「僕たちって共演は本当に『フランケンシュタイン』だけ!?」と驚くほど、仲が良い。「普段の和樹マンは……和樹君は(笑)、舞台に立っている時とは違う顔を持っていて、僕はそのニュートラルな彼に愛着がある。一緒になって遊んだり、ふざけたり、悩んだり、稽古含めて作品に対して費やす時間の抱き方が似ている気がするんだよね。そんなプライベートも活かせるような“最高の相手役”になれそう」と中川。一方の加藤は「僕からすると(中川は)大先輩だし憧れの存在。『フランケン~』の時は緊張でガチガチでした」と苦笑しながらも、「今はこうしてボケとツッコミみたいになっていますが、そういう関係性になっていることが僕にとっては奇跡的なこと。アッキーさんの歌にとにかく惚れているし、その上での芝居の作り方、さらに時として演技を超える感情がほとばしるところもすごい。今回はどんなアッキーさんが見られるのか、非常に楽しみにしています」と、こちらも共演を心待ちにしている様子だ。演じるのは、中川が怪人二十面相、加藤が明智探偵。森雪之丞による脚本は「笑えるポイントもあり、面白く読み進めていったのですが、「えっ」となるところもある。何が正義か、何が真実かが曖昧になって、人の気持ちも行動も表裏一体なんだなと思わせられます」と加藤。続けて「演出の白井晃さんも、ミュージカルとしてのエンタテインメント性はなくさずお芝居を作りたいと仰っていました。その中で、芯となる僕らふたりの奥底にある本音や本質が見え隠れしたら面白いですよね」と期待を語った。テーマ音楽は東京スカパラダイスオーケストラが担当し、作曲はWEAVERの杉本雄治が手掛けるのも話題。「日本のオリジナルミュージカルで、しかも江戸川乱歩の世界という日本独自のコンテンツ。乱歩の世界はどこか淫靡で、乱れ崩れていく美しさがあり、さらにそれを美しいと思う自分の心は美しいのか……というところまで考えさせられる。いくつも隠し扉があるような、捉え方によっていくらでも広がっていくような世界です。それをWEAVERの杉本さんのポップで面白い音楽と白井さんの繊細な演出でどう描かれていくのか。これらのピースがピタッとはまった時に、新しいオリジナルミュージカルとして、ワクワクとドキドキをお客さまに届けられるんじゃないかな」(中川)出演はほかに大原櫻子ら。公演は9月14日(土)から29日(日)まで、KAAT 神奈川芸術劇場 ホールにて。10月に兵庫公演も予定している。チケットぴあでは5月14日(火)23:59まで関東公演のWEB先行抽選「プレリザーブ」受付中。
2019年05月09日松本零士監修の元、原作にはない新しいストーリーで展開する「舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠」の大阪公演が5月10日(金)より梅田芸術劇場メインホールで幕を開ける。銀河鉄道999 劇場版公開40周年記念作品「舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠」チケット情報本作は、中川晃教扮する主人公・星野鉄郎が“人間狩り”で殺された母の仇を討つため、要塞時間城で機械伯爵への復讐を遂げるまでを描いた初演(2018年)の続編。「タダで機械の体にしてくれるという星を破壊したい」という新たな思いを抱いた鉄郎は、共に旅をするメーテルと女盗賊クイーン・エメラルダス姉妹の母、プロメシュームに立ち向かう。エメラルダス役は前作に続いて凰稀かなめが、メーテル役は木下晴香と伊波杏樹のWキャストが担う。そして鉄郎最大の敵となるプロメシューム役に挑むのは松下由樹。大阪公演を目前に控え、松下が作品への思いを語った。3月下旬、浅野温子に代わって急遽出演が決まった松下。4月20日の東京公演初日に向け、急ピッチでプロメシューム像を作り上げた。「原作とは違う結末であること、プロメシュームと娘たち、特にエメラルダスとの関係について深く描かれている中、意識したのは、プロメシュームは機械帝国の女王である前に、元は生身の人間で優しい母親だったということです。そこを大事にして親子関係を築けたらと思いました」。「稽古場では『いいね~、怖いね~』と、私への『怖い』は誉め言葉でした」と笑顔を見せる。鉄郎が対峙する惑星の命運を握るプロメシュームは、とにかく怖い存在なのだという。「プロメシュームの人物像を考えると必然なんです。怖いというよりも、本当に倒せない大きな壁。メーテルやエメラルダスにとって、プロメシュームを倒すことは母を倒すことになります。一方のプロメシュームも、星を守るという思いの強さたるや並大抵ではないだろうと。誰よりも高い壁になっていなければ、そこに立ち向かう鉄郎たちの機微も伝わらないと思うので、その気持ちの強さをキープしています」。永遠の命とは、機械の体であること、限られた命の美しさについて、といったあらゆるテーマで想像を膨らませることができるのも、本作の魅力だと語る。東京公演の間も劇中にふと、プロメシュームに思いを巡らせることもあったとか。プロメシュームの役作りをしている時に「彼女は機械人間だけど、そうならざるを得ない理由があって。でも、まだ心は残っているかもしれない…と思った時にはすでに運命が決まっていて。すごく切ない気持ちなりましたが、凰稀さん、木下さん、伊波さんたちと愛情が通じ合う親子関係を築き上げることができたと感じました。大阪公演でもそういう部分を見ていただければ」。「舞台『銀河鉄道999』さよならメーテル~僕の永遠」は5月10日(金)から12日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。出演はほかに、平方元基、前山剛久、矢沢洋子、美山加恋ら。チケット発売中。取材・文:岩本和子
2019年05月08日大阪城公園を舞台に、音と光、そして映像を駆使した大阪の新たなナイトエンタテインメント「SAKUYA LUMINA(サクヤルミナ)」。未来から来た女の子・アキヨとともに9つの章からなる物語を辿る体験型ナイトウオークで、カナダ・モントリオールを拠点に置く最先端のデジタルアート集団モーメント・ファクトリーが手掛けている、今注目のイベントだ。「SAKUYA LUMINA 5月」チケット情報光と音に導かれ、夜の森に現われるさまざまなゾーンを体験する。“夜の森”という通常ではほぼ足を踏み入れることのない状況に加えて、石がしゃべり出す「おしゃべりな石」や、参加者のパワーをチャージする「笑顔の木」など、不思議なゾーンが次々と登場する。それらは大阪という都市にいることすら忘れてしまう世界観で、夢の中を歩いているような感覚にもとらわれる。物語の舞台はふたつあり、最初の森を抜けると続いては大阪城へ。クライマックスでは、森の中の「笑顔の木」でチャージしたパワーが大阪城とリンクするという驚きの仕掛けも楽しめる。昼間の大阪城公園とは雰囲気が一変、不思議な世界へと迷い込んだ感覚も味わえる大阪城公園の新たなナイトウオーク「SAKUYA LUMINA」。最先端のデジタルアートが都市に現われた非日常を楽しんで。取材・文:岩本和子
2019年05月08日アイルランド・ダブリン出身のロックバンド、HOTHOUSE FLOWERSが10月11日(金)に東京・渋谷CLUB QUATTROで来日公演を開催する事が決定した。【チケット情報はこちら】ボノ(U2)に「世界一のホワイト・ソウル・シンガー」と評され、1988年にデビューアルバム『ピープル』をリリース。たちまちアイルランド、イギリスをはじめヨーロッパ、日本で人気を得た。ライヴ・バンドとしての評価も高く、昨年は10数年ぶりとなる新作アルバム『Lets Do This Thing』を引っさげ、フジロックへの出演、クアトロ公演を開催、大好評を博したチケットの一般発売に先駆けて、主催者先行を実施。受付は5月14日(火)午前11時から20日(月)午後11時59分まで。■HOTHOUSE FLOWERS日時:10月11日(金) 開場19:00 / 開演20:00会場:渋谷CLUB QUATTRO(東京都)料金:前売5,800円(入場整理番号付、1ドリンク別)
2019年05月07日演出家の西田大輔が描く本格派ミステリーの舞台『+GOLD FISH(プラス ゴールドフィッシュ)』が5月10日(金)より東京・紀伊國屋ホールで上演される。本作は、2018年に上演され、映画も公開された『ONLY SILVER FISH』シリーズの第2弾。ミステリー仕立ての音楽劇だった舞台を、今回は新たなワンシチュエーション会話劇として上演するという。出演する伊万里有に意気込みを聞いた。【チケット情報はこちら】ミュージカル『刀剣乱舞』の長曽祢虎徹役をはじめ、俳優としてキャリアを重ねる伊万里。今回の出演について「前回の舞台のフライヤーが格好良くて印象に残っていました。まさか作品に携われるとは思っていなかったです」と素直な感想を言う。伊万里が演じるのは、物静かで人前に出ることを嫌がる内気なベントーという男性。「自分とベントーはタイプが真逆な気がしますが、もしかしたらベントーなりの事情があるのかもしれない。どんな役になるのか楽しみですね」と話した。初めて共演するメンバーばかりだが「末っ子なので、先輩が多い現場は嬉しいですね。舞台はみんなでひとつの作品を作るので、周囲の温度感や空気感に合わせながら役を作っていけたら」と意気込んでいた。伊万里は、昨年からアーティストとしても活動を開始。今年4月3日にはセカンドEP『My Love Is ...』をリリースしている。彼に言わせれば、俳優としての伊万里とアーティストとしての伊万里は「全く別だ」という。「俳優の仕事は、人と人とがチームで積み木を積み上げるような、神経を研ぎ澄ませるような感覚で、アーティストの仕事は、チームではあるけれどひとりひとりが自立して別の方向を見ているような、出来上がった考えをぶち壊すような感覚」と違いを語る。「ふたつの仕事は天秤。どちらもやっていて楽しいし、なくてはならないものです」と話していた。最後に今回の舞台をどんな人に見て欲しいか尋ねた。すると伊万里は「ミステリーだから誰が犯人かと推測しながら見てしまうかもしれないけれど、心をまっさらにして見て欲しい舞台です。あと、舞台が好きなら、ぜひ舞台にあまり興味がない人を呼んできて欲しいですね。この記事を読んでいるあなたが広報担当です(笑)」と語った。公演は5月19日(日)まで全14公演。出演は清水葉月、松田凌、樋口日奈(乃木坂46)、神永圭佑、粟根まこと(劇団☆新感線)ほか。チケット発売中。文・撮影:五月女菜穂
2019年05月07日宝塚歌劇団が105周年を迎える今年、宝塚歌劇団音楽家・吉崎憲治が活動60周年、演出家・岡田敬二が活動55周年を迎え、記念公演『吉崎憲治&岡田敬二ロマンチックコンサート』が開催される。『朝日の昇る前に(華麗なるギャツビー)』『シトラスの風』など、昭和から平成の名曲を元トップスターと現役生が歌い継ぐ夢のステージだ。「宝塚人生が還暦を迎えました」と茶目っ気たっぷりに語る吉崎と、抜群の歌唱力を誇る元雪組トップスター杜けあきが見所を語った。「吉崎憲治&岡田敬二 ロマンチックコンサート」チケット情報現在、作曲数は3000曲を超える吉崎。杜はいつ会っても吉崎の印象が「全く変わらない」ことに驚く。先頃出演したOG公演『ベルサイユのばら45』でも共演者らと吉崎や今作の話題で盛り上がったという。「やはり現役であることが先生の活力の源ですね。私は退団して25年になりますが、曲のイントロが流れると一瞬にして当時に戻ってしまうほど、情熱を注いできたんだなと。OGのみんなとも、先生の曲をまた一緒に歌えるなんて幸せだね!と話しました」。現役時代は『おもかげ草子』『華麗なるギャツビー』『ヴァレンチノ』などの大作で吉崎とタッグを組んできた杜。「先生の曲は組曲のように起承転結があり、知らぬ間に役の心情に運ばれる。歌の中で役者として育てていただきました」。それは杜だったから、と応える吉崎。「こういう風に気持ちを動かしたいんじゃないかとか、杜さんにはこちらの心を動かすものがあった。彼女がまだ研1か研2の頃、何かのパーティーで柱の陰から先生と呼ばれたことがありました。下級生に話かけられることはまずない。でも愛嬌というか嫌味がないんです。この人は何かやるなと思ったら、トップスターになられました(笑)」。盟友・岡田敬二について吉崎は「発想力が抜群で岡田先生の歌詞には情熱がある」。また、演出家の意向を汲み作曲するのが座付き作曲家の使命とも。「今思えば曲のエネルギーで演者を含めこちらの世界に引っ張り込みたい気持ちもあったように思います。結局自分が燃えていないとダメ。みんなの情熱がぶつかってこそ愛される作品に仕上がります」。歌を通して青春を思い出してほしいと語る杜。「先生へのお祝いも含め、心を込めて歌います」。吉崎も錚々たる出演者の顔ぶれに「ありがたい」と顔をほころばせる。「お母様、叔母ちゃまになられたオールドファンには懐かしんでいただき、初めて観る方々には宝塚って良いな、観たいなと思っていただけることが願いです」。公演は6月1日(土)、2日(日)まで梅田芸術劇場メインホールにて上演。チケットは5月11日(土)一般発売。※吉崎の「吉」は上部が「土」、「崎」は右上が「立」が正しい表記。取材・文:石橋法子
2019年05月07日1926年に出版されて以降、50以上の言語に翻訳され、全世界で5000万部以上のシリーズ本が出版されている「クマのプーさん」。その原画や資料を展示する展覧会『クマのプーさん展』が4月27日(土)よりあべのハルカス美術館にて開催される。それに先立ち、4月26日、内覧会が行われた。「クマのプーさん展」チケット情報本展は、プーさんの原画を世界最大規模で所蔵するイギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)をはじめ、各国から集めた資料を展示。著者A.A.ミルンと挿絵を担当したE.H.シェパードの原画200点以上が見られるなど、貴重な資料を通してプーさんの魅力に迫る展覧会だ。造作にも力が入っており、原画と造作を一緒に楽しめるのも見どころとなっている。ミルンの息子であるクリストファー・ロビンと、クリストファーのお気に入りのぬいぐるみをモデルに作られた「クマのプーさん」。第1章では、クリストファーがプーさんを連れて降りてくる階段を再現。ぬいぐるみの複製が展示されているなど、ミルンが物語を作り上げていく背景に迫っている。第2章は、シェパードの原画を展示し、プーさんと仲間たちの名場面をたどるような構成。「クマのプーさん」と「プー横丁にたった家」からセレクトされた原画と、それにまつわる造作が展示されている。プーさんがモモンガーの足跡を追いかけるシーンの木と足跡が再現されていたり、橋の上からクリストファーとプーさんが小枝を落とすシーンの展示では、その橋の上に立つことができるなど“体験型”の展示も用意されている。第3章では「物語る術」と題し、ミルンの文章とシェパードの原画を並べて展示。いかにしてシェパードがミルンのユーモアを際立たせ、文章を補う挿絵を描いていたのか、シェパードならではの技法を紹介している。さらに第4章では、ベストセラーとなった初版本や貴重本を展示し、世界中で愛され続ける“本”の魅力に迫っている。第5章では、世界各国のプーさんを展示。シェパードによる貴重な鉛筆画の展示と、ミルンとシェパードが作り上げた「クマのプーさん」の世界の再現によって、「クマのプーさん」がどれだけ愛されているのかを実感することができる展覧会になっている。『クマのプーさん展』は、4月27日(土)より6月30日(日)まで、あべのハルカス美術館にて開催。取材・文:華崎陽子
2019年04月26日東京を活動拠点とする「KissBee」の、関西メンバーを中心に結成された派生ユニット「KissBeeWEST」。年間100本以上のライブ活動を中心に、CMやラジオ、舞台など多方面で積極的に活動する関西のアイドルグループだ。リーダー稗田智優はアプリ「Tik Tok」でも人気ユーザーとして知られ、一度は見たことがあるかもしれない。KissBeeWEST公演情報はこちら関西アイドルリーグ初代王者にして、『SUMMER SONIC 2017』に出演。数々の関西屈指の会場でワンマンライブを重ね、海外公演も実施。その実力はお墨付きだ。そんな彼女たちがこのGWにふたつの大きな挑戦を行う。まずは、5月3日(金・祝)なんばHatchでのワンマンライブ。昨年も同時期同会場で開催。大盛況に終わったものの満員にはできなかった。その悔しさを胸に、今回の公演を“REPLAY”と題し、自分たちの限界に挑んでいく。そして、5月6日(月・祝)大阪城野外音楽堂にて復興支援プロジェクト第一弾となる音楽イベント『Rise Up WEST』を開催する。近年、福岡県西方沖地震、熊本地震、西日本豪雨、大阪北部地震と西日本だけでも多くの災害に見舞われた。グループスタッフ関係者も被害にあい、自分達の音楽活動で被災地に貢献する事ができるのではないかと思ったことが開催のきっかけとのこと。メンバーも西日本豪雨で被害にあった地域に足を運び、現地の人の声を聞き、今回のイベントに強い想いで挑む。KissBeeWESTプロデューサーの佐々木雅之さんは、「KissBeeWESTというグループを通して、音楽で元気を与え、ひとりでも多くの方に被災地の現状を伝えたり、沢山の方に笑顔や希望を届けられると思っています。もちろん、何も起こらないことが一番なものの、今後も何か災害等があった時に、このイベントを通して、すぐに復興支援や行動ができる環境を作りたい」と語った。このイベントは西日本を中心に継続的に開催される。詳細はオフィシャルサイトでご確認を。今後も彼女たちの挑戦に目が離せない。
2019年04月26日丸山茂樹というミュージシャンをご存知だろうか。現在は東京を拠点に、様々な演出やプロデュース活動をする中、アコースティックギター、インディアンフルート、トンコリ、口琴、三線など様々な楽器と声で、日本全国内・世界各地へ旅をし、出会った人や風景を音楽にして演奏活動を行っているミュージシャンだ。ライブの本数は、年間100本以上に及ぶ。丸山茂樹チケット情報そんな彼が、『旅は音楽』と題し、1か月毎日ライブを行うツアーを開催する。しかも全国をまたにかけ、総移動距離は約5000キロ、屋久島の縄文杉前など、往復約10時間かけてトレッキングするような場所に自らギターをかついで行くというような、簡単にはいけない場所での演奏も予定している。人との出会い・風景との出会い・文化との出会いなど、全てが表現になっていくのを感じ、毎日のように歌い、旅をして生きていくというスタイルになっていったようだ。『なにかしらバラバラになってしまっている今を、丸山茂樹の音楽を通して取り戻したい。』『人・自然・思いをつなぐかけ橋になりたい。』『ただ伝えるだけでなく、考えてもらう音楽を追求したい。』旅の話と共に届けている音楽、まるでその場所に旅をしているようなステージを体験してみてください。チケット発売中!
2019年04月26日2011年、小池修一郎の脚本・演出により宝塚歌劇団でミュージカル化され、星組で初演された『オーシャンズ11』。2013年には花組で再演、共に好評を博した本作が、6年ぶりに宙組で上演。4月19日、兵庫・宝塚大劇場にて幕を開けた。本公演は第105期初舞台生40名のお披露目公演でもあり、幕開きには初舞台生が口上を行い、ショーではラインダンスを披露している。宝塚歌劇宙組 ミュージカル『オーシャンズ11』チケット情報原作は、ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、ジュリア・ロバーツなど豪華キャストの共演で話題を呼んだ同名映画。ラスヴェガス最高のカジノホテルを舞台に、ダニー・オーシャンと10人の仲間が金庫破りに挑むスリリングなエンタテインメント大作だ。服役中の天才詐欺師ダニー・オーシャンは、仮釈放になると同時に、ラスヴェガスへと向かう。愛する妻テスをホテル王テリー・ベネディクトから取り戻すとともに、カジノから売上金を奪うために…。第一幕はダニーの仲間探しとベネディクトのたくらみを中心に展開。トップスター真風涼帆(まかぜ・すずほ)演じるダニーが仮釈放され、芹香斗亜(せりか・とあ)演じる昔馴染みのラスティーと再会。冷酷非情な裏の顔を持つホテル王ベネディクトにひと泡吹かせるべく、金庫破りの計画を実行する仲間を集めていく。役者がそろった第二幕は、カジノに潜入し、計画を実行していく様子が描かれる。カジノに張り巡らされたセキュリティを次々と突破し、ベネディクトを追い詰めていく様は痛快だ。“チョイ悪”ダニーをはじめ、ダンディでクールな男たちがズラリと並ぶ様に惚れぼれ。ダニー役の真風は、余裕のあるアダルトな色気をまとって魅せ、ラスティー役の芹香は頭のキレっぷりとユルさが絶妙。初演の新人公演でも同役を演じたふたりの息はピッタリだ。ダニーの妻テスを演じのトップ娘役星風まどかも、洗練された知的な女性を表現。ベネディクト役の桜木みなとは、表情や佇まいで繊細にヒールなキャラクターを作りこんでいる。ほか、カジノのディーラーやマジシャンなどの多彩なキャラクターを、個性豊かな宙組生が好演。個々の魅力、そして組としての魅力が存分に味わえるステージとなっている。兵庫公演は5月27日(月)まで上演中。その後、6月14日(金)から7月21日(日)まで東京宝塚劇場にて上演。東京公演のチケットは5月19日(日)より一般発売開始。取材・文:黒石悦子
2019年04月26日そのおトク度の高さが、大阪観光にやってくる外国人観光者の間でウワサになっている「大阪周遊パス」。公共交通機関と大阪の観光スポット40か所以上が無料利用できる「スーパー大阪観光パス」の存在は、実は日本人観光者にはまだあまり知られていない。「大阪周遊パス」チケット情報大阪観光局が発売する「大阪周遊パス」を持っていれば、「梅田スカイビル 空中庭園展望台」「HEP FIVE観覧車」「大阪城天守閣」「通天閣」「とんぼりリバークルーズ(道頓堀の水上観光船)」など、大阪を訪れたら一度は行ってみたい観光スポットが無料(但し、無料となる期間・時間が決まっている施設がありますので、大阪周遊パスHPをご確認ください)。さらにそれらへ向かうときに乗車する地下鉄やバスの乗車料金も無料という太っ腹な大阪の“おもてなし”がうかがえる。外国人観光者の間では、今や「大阪周遊パス」を使って大阪の名所を巡るスタイルがブーム。利用する施設や観光ルートによっておトク度は異なるが、うまく活用すれば通常利用より5,000円以上安く大阪を満喫することができる。そして、この春よりチケットぴあでは「大阪周遊パス」のチケット取り扱いを開始。同時に「大阪巡礼」というコンセプトで、ライブ・演劇・コンサートなど、エンタメを楽しみに大阪を訪れる国内観光者に対しても同商品の利用をおススメするプロモーションを展開していく。有名だけど意外と行っていなかった場所や、意外と知らなかった大阪の隠れた名所など、街をおトクに巡れば新しい大阪に魅力に気づくことができるかも?■大阪周遊パス 1日券2,700円(利用できる路線は、Osaka Metro・大阪シティバスのほか、私鉄各線の市内エリア。)■大阪周遊パス 2日券3,600円(Osaka Metro・大阪シティバスのみ有効。他の鉄道路線は使用できません。)【大阪周遊パス】観光スポット約40か所の施設入場券+1日または2日間乗り放題乗車券のセット。本券は引換券となります。大阪観光案内所(梅田)・難波観光案内所(なんば)にて、大阪周遊パスとお引換えの上ご利用ください。
2019年04月26日令和1日目……5月1日(水・祝)に開幕する『吼える』は5日(日・祝)まで東京・CBGKシブゲキ!!で、10日(金)~12日(日)に大阪・ABCホールにて上演される。プロデュースした清水一輝は「1度この舞台の改稿前の作品を観た瞬間から“やりたい!”と思っていました。今の時代だからこそ響くメッセージが込められているので、『令和』の初日と公演初日が重なり、新しい時代の幕開けにぴったりな作品だと思い企画しました」【チケット情報はこちら】上演にあたり『クジラの歌』を『吼える』に改題・改訂。「26歳の時に書いた若いセリフとエネルギッシュなシーンが多かったので、落ち着いたセリフに変え、大人が演じて腑に落ちる作品にしました。過去の上演とはまったく違う作品になっています」(脚本・演出/えのもとぐりむ)。タイトルは“吼える”と“ホエール(クジラ)”をかけている。しかし吼えるシーンはない。「人間の中身が吼えるのを観てほしい」と言う。Wキャストで出演する宮迫博之は、多忙な日々のなか清水に何度も口説かれ「好きなやつらにお願いされたら、やりますよ」と出演を決めた。作品について「えのもとぐりむという人間の心の闇を具現化している。人生削りながらつくっているところに共感します」と魅力を説明する。物語は、東京から沖縄に向かうフェリーの客室フロアでシージャック犯と乗客たちの攻防が描かれる。清水は自身の役・瀬美について「死を背負った人。今、それほどの覚悟で生きてる若者はどれくらいいるのかな。この時代の若い人に観てほしい」とまっすぐ語る。逃亡中のヤクザ役の宮迫は「昔ちょっとしたトラブルで追いかけられた経験があるので、思い出して演じられたら(笑)」と過去を振り返る。えのもとはふたりを「宮迫さんにはユーモラスな部分と、お笑いの時にはない人間の深さがあって、特別な存在。一輝は多種多様なキャストを集めるプロデューサーとしての勢いが芝居にも出ている。ただ今回は熱いだけじゃなく、静かに心に響く抑えた演技を努めているので挑戦だね」と評する。稽古場ではYouTuber、芸人、タレント、元アイドル、俳優……多種多様な演じ手がひとつの作品をめがけて共に切磋琢磨している。和気あいあいとした空気の中、宮迫は「突然セリフを大阪弁に変えてくれって言われたんですよ。けっこう難しいんやで?」とツッコみながらも、声は温かい。「生きづらかったり、プライベートで上手に息ができない人に観てほしい。僕がそうなんです。僕みたいに、劇場がひとつの居場所になれば嬉しい」(えのもと)。取材:河野桃子
2019年04月26日ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』などの脚本を手がけた、矢島弘一が主宰する劇団“東京マハロ”。その最新作『余白を埋める-エリカな人々2019-』が、5月2日(木・祝)、東京・東京芸術劇場シアターイーストで幕を開ける。そこで脚本・演出を担う矢島と、客演の中島早貴に話を聞いた。【チケット情報はこちら】『エリカな人々』とは、松坂世代の男女が織り成す会話劇で、2009年、2014年、2016年と再演を重ねてきた東京マハロの代表作。矢島自身、「自分が世に出たきっかけであり、大事な作品」と位置づける。だが今回はタイトルも改めリライト。後輩の子供の通夜に参列するため、かつての野球部の面々が久しぶりに再会し…というところから物語は始まる。「前回から3年経っているので、やはり今とはすでに時代背景が違うんですよね。松坂世代の登場人物たちは前作だと35歳で、本作では40歳手前。人としても成長していますし、逆に苦しくなっている部分もある。いろいろなことに妥協しているというか、もっと人間臭い感じになったと思います」その中で中島演じる雫は、松坂世代な登場人物たちとはひと回り以上も下の20歳の女性。矢島が狙うのは、「芯の強さはあるけど周りには軽く見られてしまう、可愛くて天然な女性」だという。だが中島自身は、「グループ(※℃-ute)で活動していた時は気づかなかったんですが、私すごく我が強いみたいなんです。雫としてはもっとほんわかした感じにしないといけないのに、ついグサッとするようなセリフの言い回しをしてしまって…」と、自らの性格と役柄との隔たりに苦戦しているようす。しかし中島が劇団公演に参加するのは初とのことで、その魅力にこう声を弾ませる。「今回めちゃくちゃ勉強になるなと思っていて。経験豊富な劇団員さんばかりなので、たくさん皆さんとお話したいですね!あと作品としてはすごくナチュラルな会話が続くので、そこに嘘があってはいけないですし、テンポ感や自然なやり取りなどを学んでいけたらなと思います」昨年から7人の劇団員が新加入し、一気に劇団力を増した東京マハロ。矢島は「僕はこのメンバーと家族をつくったと思っていますし、ずっと共に歩んでいきたいと思っています。だからこそ作品づくりに対してはよりドライに、いいものをつくるということに徹底していきたいなと。その点、今回もゴールデンウィークの休日を使って観に来てもらっても、決して恥じない作品になっていると思います」と、自信をのぞかせた。『余白を埋める-エリカな人々2019-』は5月2日(木・祝)から6日(月・祝)まで、東京・東京芸術劇場シアターイーストにて。取材・文:野上瑠美子
2019年04月26日中村獅童念願の企画、オフシアター歌舞伎『女殺油地獄』が、ついに5月11日(土)、その幕を開ける。歌舞伎では初となる倉庫と新宿歌舞伎町での公演。演出の赤堀雅秋とともに、創作真っ只中の稽古場で話を聞いた。【チケット情報はこちら】『女殺油地獄』といえば、これまで数々の名優によって演じられてきた近松門左衛門の傑作。借金で首が回らなくなった放蕩息子の与兵衛が、金欲しさがゆえに親身にしていたお吉を殺めてしまう。獅童は「今起きてもおかしくない事件」と表し、「赤堀さんは日常を切り抜くのが非常に上手な演出家さん。これも殺しは殺しですが、どこかその人たちの日常というか、気づいたら殺人鬼になってしまったような……。そういった日常を淡々と見せていければと思っているんです」と続ける。赤堀も「表現する場所が演劇だろうが、映画だろうが、今回であれば歌舞伎だろうが、僕がやっているのはただ単に人間を見せていく、目の当たりにしていただくということだけ」と、歌舞伎の現場でも普段と変わらぬ姿勢を貫く。さらに「だからものすごく地味だと思いますよ」と笑い、確かに稽古風景を見ても、派手な仕掛けやアクションは皆無。ただ通行人役の俳優に対しても、「エキストラみたいな芝居をしないで」と声をかけるなど、すべての登場人物を生きた人間へと変化させていく。注目の共演者には、大人計画の荒川良々が歌舞伎に初参加。荒川と歌舞伎の相性について、「めちゃくちゃいいと思いますよ」と赤堀も太鼓判を押す。「ただ古典と言われるものも、もとは歌舞伎俳優さんがゼロからつくり出したものですよね。その点、荒川くんもまず“荒川くん”という素材がそこにあって、彼がお客さんに対して何をやったら1番面白いかをゼロから考えていく。そのつくり方は歌舞伎であろうが、普段とまったく変わらないと思います」獅童にとって荒川は長年の友であり、待望の歌舞伎初共演。荒川の稽古場での様子について、「全然違和感がないんですよ。白稲荷法印というインチキ祈祷師の役で、もちろんひとつの型はあるんですが、それをあの人が自分なりの捉え方で演じた時のインパクトがものすごくて!」と驚きを隠せない。さらに赤堀も「だからこれを機に、普段歌舞伎を観ない人にむしろ来て欲しいですね。こんなに面白いものだとか、こんなにゾクゾクするほどカッコいいものだとか。僕らが歌舞伎の入り口になれたら、それはすごく嬉しいことだと思います」と期待を寄せた。公演は5月11日(土)から17日(金)まで、東京・天王洲アイル 寺田倉庫、5月22日(水)から29日まで(水)東京・歌舞伎町 新宿FACEで上演。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2019年04月26日9月28日(土)・29日(日)東京・新木場・若洲公園でぴあ主催の音楽フェス「PIA MUSIC COMPLEX 2019」の第2弾出演アーティスト、日別ラインナップ発表された。【チケット情報はこちら】出演が決まったのは、昨年に続く登場となるSaucy Dog、そして、ぴあフェス初登場となるNothing’s Carved In Stone、打首獄門同好会、SIX LOUNGEの4組。チケットの一般発売に先駆けて、先行を実施。受付は4月27日(土)昼12時から5月7日(火)午後11時59分まで。■PIA MUSIC COMPLEX 2019日時:9月28日(土)・29日(日)会場:新木場・若洲公園(東京都)【9月28日(土)】9mm Parabellum Bullet / クリープハイプ / ゲスの極み乙女。 / Saucy Dog<NEW!> / SIX LOUNGE<NEW!> / Nothing’s Carved In Stone<NEW!> / BiSH / マカロニえんぴつ / レルエ / and more...【9月29日(日)】打首獄門同好会<NEW!> / キュウソネコカミ / 10-FEET / ネクライトーキー / NOISEMAKER / Hump Back / BLUE ENCOUNT / BOYS END SWING GIRL / ミオヤマザキ / 美波 / ヤバイTシャツ屋さん / and more...※五十音順
2019年04月26日東啓介と青野紗穂が出演するNew Musical『Color of Life』が4月26日(金)に東京・相模女子大学グリーンホールにてプレビュー公演を行い、5月1日(水)に東京DDD青山クロスシアターにて開幕する。4月25日に行われたゲネプロを取材した。【チケット情報はこちら】本作は、脚本・作詞・演出を石丸さち子、作曲・編曲を伊藤靖浩が手掛けるオリジナルミュージカル。初演は2013年のニューヨークのオフ・オフ・ブロードウェイ演劇祭「Midtown International Theatre Festival」で、最優秀ミュージカル作品賞、最優秀ミュージカル演出賞、最優秀作詞・作曲賞、最優秀ミュージカル主演女優賞の4部門を受賞した。日本でも2016 年に初演され、今回は日本で3度目の上演。東と青野は共に初めての出演となる。対面客席になったことで舞台美術も大きく変わり、衣裳の雰囲気もこれまでのイメージとは違うものになった今作。そこで演じるのも、昨今『マタ・ハリ』『スカーレット・ピンパ―ネル』などミュージカル作品でその存在を示し始めた東と、『RENT』や『ソーホー・シンダーズ』などのミュージカル作品に出演する女優であると共にニューヨークアポロ・シアター「Stars of Tomorrow」で優勝を果たす実力派歌手でもある青野という、20代前半の輝き出したばかりのふたりだ。大震災によって画題を見失ってしまった和也(東)と、同性の恋人と死に別れたばかりのレイチェル(青野)が偶然飛行機で隣り合わせになり、惹かれ合い、ニューヨークの彼女の家で一緒に暮らし始めて……というストーリー。そこで描かれるのは、大きな事件というようなものではなく、和也のビザの有効期間(3か月)までの間に、ふたりが向き合って、自分自身とも向き合って、迷いながらも変化していく様だ。そのなかにあるのは、膨らんだりしぼんだりし続ける感情や刻々と進んでいく時間。それらを奏でるメロディは繊細で緻密で複雑で、東と青野は歌、身体、表情、息づかいで丁寧に丁寧に…けれど大胆さも重ねながら紡いでいく。和也の幸せな時間と、自身の根幹を揺るがす感情に戸惑うレイチェルの不安。隣同士で同じ時間を温かく過ごしながらも同じではない感情が、小さく交わす笑顔やふとした目線の動き、空気の揺れによって伝わってくる。対面客席ならではの客席との距離の近さが、そういった表現を実現しているのだろう。東と青野、そして石丸と伊藤がつくりだす、劇場でしか味わえない演劇の魅力がたっぷりと詰まった作品。ぜひ劇場で味わって!プレビュー公演は4月26日に東京・相模女子大学グリーンホール 多目的ホールにて。本公演は5月1日(水)から27日(月)まで東京DDD青山クロスシアターにて上演。取材・文:中川實穗
2019年04月26日2017年に解散したアイドルグループ・℃-uteでリーダーを務めた矢島舞美と、AKB48およびSKE48の元メンバーの木崎ゆりあが、現在上演中のつかこうへい原作の舞台『銀幕の果てに』(演出:岡村俊一)で初共演を果たした。アイドルを卒業後、女優としての一歩を踏み出したふたりに話を聞いた。【チケット情報はこちら】原作は1994年に発表されたつかこうへいによる長編小説。映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描く告発サスペンスだ。どこからどこまでが撮影している映画なのか、どれが現実でどれが物語なのかが錯綜する展開。1989年に発表された戯曲『今日子』をベースに着想されたが、より設定が複雑化している。矢島は、伝説の女優・玲子という主人公を演じる。矢島は「玲子は大女優なので、どっしり構えていて、揺らがない存在。脚本を読んでいても、格好いい女性だと思うし、心に刺さるようなセリフがたくさん出てくる」と話す。一方、木崎が演じるのは、玲子に虐げられ女優としての限界に悩む脇役女優・涼子。「もうスターにはなれないと言われている女優を演じるので、すごく心苦しいけれど、逆に燃えるものもある。時代設定の違いは確かにあるが、根本にある“女優魂”は自分と似ている気がする」と木崎。今回が初共演となるふたり。互いの印象を尋ねると、矢島は「気さくな感じだけど、とてもしっかりしていて、強い芯を持っている人」、木崎は「とにかく綺麗。一見高嶺の花のようで話しかけづらそうなのに、実際はふわふわしていて、いい人」と語った。ともにアイドル出身の同世代女優だが、「バチバチをするのは、この本の中だけ」と木崎は笑う。「今回の芝居は、玲子が主人公。できる限りのことをして、しっかり支えていきたい」。矢島は「アイドルから新たな世界に入ってきて、まだまだ戸惑うことがいっぱいある。悩みや共感できる部分はあると思うので、これからたくさん話が出来たら」最後に、木崎は「作品自体が難しいし、それぞれ思うことはたくさんあると思うので、1度ではなく何度も足を運んでいただきたい。私たちも本番が始まってからも成長していくと思うので、最後まで勉強しながらやっていきたい」とコメント。矢島は「つかさんのファンはもちろん、この時代に私たちの世代がやるお芝居なので、つかさんの作品に触れてこなかった若い人たちにも伝えていきたい。受け取り方は人ぞれぞれで、いろんな意見が出ると思うが、私たちは常に全力をぶつけていきたい」と語った。東京公演は4月29日(月・祝)まで紀伊國屋ホールにて。大阪公演は5月8日(水)・9日(木)、COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールにて。取材・文:五月女菜穂※木崎ゆりあの「崎」は立つ崎
2019年04月26日東京・TOC五反田メッセで開催中の「ザ・ローリング・ストーンズ」の大規模な企画展「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」。当初5月6日(月・振休)までだった同展の会期が、6月5日(水)までに延長されることが決定した。史上最強のロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ」自身のプロデュースによる大規模な企画展は、日本がアジア唯一の開催。都心でありながら、3000平米という巨大な空間に、500点を超えるアイテムがところ狭しと展示。ヴィンテージ楽器、手書きの作詞ノート、日記・ファンクラブのアンケート・手紙などのプライベートなアイテム。アンディ・ウォーホル、ジョン・パッシュ、ロバート・フランクなどが手がけたアートワーク。アレキサンダー・マックイーン、プラダ、ディオール、グッチ、ジャンポール・ゴルチエなど超一流のデザイナーが手がけた70点を超える衣装。初期のメンバーが共同生活した当時の部屋や、レコーディングスタジオの完全再現。ストーンズの楽曲を自由にミックスできるレコーディングブース。熱狂の3Dコンサートなど、ファンならずとも楽しめる企画展で、そのすべてが撮影OKとなっている。チケットは発売中。■「Exhibitionism-ザ・ローリング・ストーンズ展」会期:3月15日(金)から6月5日(水)会場:TOC五反田メッセ(東京都)
2019年04月26日今年で上演39年目を迎えるブロードウェイミュージカル『ピーターパン』。中でも特に人気の高いキャラクターであるフック船長役(ダーリング氏との2役)に、EXILEのヴォーカル&パフォーマーのEXILE NESMITHが抜擢された。22代目フック船長にかける想いとは?現在の心境を聞いた。【チケット情報はこちら】EXILEでの活動を続けながらも、「いつか本格的なミュージカルに挑戦してみたい」との夢を長年抱いてきたというNESMITH。それだけに今回のオファーは、「まさかでした!」と驚きつつも喜びを隠せないようす。「以前劇団EXILEの舞台に出させていただいたことがあるんですが、それがすごく楽しかったんです。生ものだけに同じステージは2度とないですし、そこでしか生まれないものがたくさんあって。しかも幕が上がってからも常に新しくなっていく、あの快感をまた味わいたいと思ったんです」取材当日はポスター撮影日。初めてフック船長の衣裳を身にまとったEXILE NESMITHは、その感想を興奮気味に語る。「今までイメージだけだったフックが、衣裳を着たことで、何パーセントか自分の中に入ってきたような気がします。ちょっとニヒルで紳士的でもあり、かつ妖艶な動きも出せるんじゃないか。そんなことがいろいろ想像出来て。ここで初めて生まれたフックを、次は稽古場で皆さんとやり取りをしていく中で膨らませていきたいですね。ちなみにフックの扮装をした自分を見た時に、“これが自分か!?”って思ったんです(笑)。だからお客さまにも“EXILE NESMITH”という先入観を捨てて、純粋に『ピーターパン』という作品を観に来ていただいた方が、より楽しんでもらえるのではないかと思います」子供はもちろん、かつて子供だった大人をも夢中にさせるファンタジーの傑作『ピーターパン』。そのキーワードは“光と闇”にあるようだ。「子供は子供で、このワクワクのファンタジーの世界に自分も一緒になって飛び込んで楽しめるでしょうし、大人は大人で、子供の時とはまた違った視点から観ることで新しい発見があると思うんです。あと演出の藤田(俊太郎)さんは、『ピーターパン』という作品には“光と闇”が描かれているとおっしゃっていて。しかもそれぞれがとても純粋で、それぞれ自分なりの正義をもって行動している。いわば光も闇も、善も悪も、表裏一体というか。だからフックの中にある純粋な闇、さらにそれは光と背中合わせなんだっていうのを意識することで、単なるヒールではない、自分らしいフックを表現出来るのではないかと思います」公演は7月21日(日)から28日(日)まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホール、8月2日(金)から5日(月)まで神奈川・カルッツかわさき(川崎市スポーツ・文化センター)ホールにて上演。名古屋・大阪・富山公演も。チケットは現在発売中。取材・文:野上瑠美子
2019年04月26日白井晃(演出)とノゾエ征爾(上演台本)が初タッグを組む『恐るべき子供たち』が5月18日(土)に開幕する。ジャン・コクトーの小説を原作に思春期の姉弟の歪んだ関係を描く本作で、姉弟を演じる南沢奈央、柾木玲弥に話を聞いた。稽古が始まったばかりのこの日。南沢は「まだなんとなくですが、うすーく全体像が見えてきたかなという段階です。セットもすごくシンプルですし、小道具も極力使わない。子供たちの無垢さが際立つつくりになりそうです」、柾木は「原作を読んだときに、このよさが舞台でどう表現されるんだろうと思ったのですが、実際にやってみて“ああ、こうなるんだ。いいな”と思いました。おもしろいです」と話す。「子供たちの嫉妬や憎しみ、喧嘩の描き方がえげつない」(柾木)という本作で、20代ながら“子供”を演じることについて南沢は「白井さんには“子供っぽくやろうと思わなくていい”と言われました。普段より感情を出すようには意識していますが、シンプルに役を追求できれば子供になるんだと思います」、柾木は「最初は“子供を演じる”と思っていたのですが、稽古が始まって、“子供の思考や神経を演じる”のだなと思いました。声の高さを変えるということじゃなく」と話す。そのなかで、南沢の演じる、弟との“王国”を守ろうとし続ける美しい姉・エリザベートについては「最初は“こういう子、怖いな”と思ったのですが、稽古が始まって理解が深まっていくと、この子はただ純粋に感情を表現したり自分を守るために嘘をついているだけなんだと気付きました。そこが“子供”たる所以であって、怖い子というのとは違うんだと思うようになりました」。姉と共に幼稚で享楽的な価値観のまま成長していく弟のポールについて柾木は「ポールはときどき大人に憧れる瞬間があるのですが、姉によって大人になることを拒否“させられている”感じです」と語る。そんな姉弟役のお互いを「征木くんとはテレビドラマで姉弟役を演じたことがあって、数年ぶりにお会いしたら大人になっていました。芝居の瞬発力がすごい。ビビッてます(笑)。そして刺激も受けています」(南沢)、「南沢さんと一緒に芝居をしていて楽しいです。思ってもみない球がくるんですよ。そっちか!って」(柾木)と話す。とはいえ「でもお互い人見知りだよね」(南沢)、「今はまだ芝居のときしか目が合わない(笑)」(柾木)と暴露。姉弟の関係性をつくりあげていくのはこれから。開幕を楽しみに待ちたい。『恐るべき子供たち』は5月18日(土)から6月2日(日)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオにて。チケットは残りわずか!取材・文:中川實穗
2019年04月26日“総重量・約500㎏”の重量級クラシック・ボーカル・グループIL DEVU(イル・デーヴ)。見ているだけで安心と温もりを感じさせる面々だが、テノールの望月哲也と大槻孝志、バリトンの青山貴、バス・バリトンの山下浩司、そしてピアニストの河原忠之というメンバーは、いずれもオペラ界の第一線で活躍中だ。そんな彼らが、JOCオリンピック教室校外編『IL DEVU&オリンピアン-スポーツと音楽の祭典-』に出演決定!『見上げてごらん夜の星を』『栄光の架け橋』など、親しみやすい歌を温かいハーモニーで披露しつつ、伊藤華英(水泳)、大山加奈(バレーボール)、小塚崇彦(フィギュアスケート)、高平慎士(陸上競技)らのトークもまじえて贈る。【チケット情報はこちら】JOCオリンピック教室はオリンピアンが講師役を務め、自分の経験やオリンピックの価値を伝えつつ、“出場することが全てではなく、目標や夢に向かって諦めずに努力する過程の大切さ”を伝える。オリンピック・ムーブメント事業として中学2年生を対象に展開されているが、今回は誰でも観覧できるスペシャルな「校外編」。さらに、音楽とのコラボレーションはこれが初めてなのだとか。「どんなステージになるかまだ分からないですが、オリンピアンの方々と話す機会はめったにないですし、とにかくワクワクしています」というのは山下だ。望月も、「国内外で試合に挑み続けるアスリートの方たちと、ヨーロッパの舞台で研鑽を積んできた僕らと。ジャンルは違えど、ひとつひとつの試合・舞台にかける想いの深さは似ていると思うので、そこからなにかお話ができれば」と、期待を寄せる。「まぁ、私たちは“いい音を出すためには食べなきゃ!”と言って、食事を美味しくいただいているので、ハードな節制をされているオリンピアンと同じというのはおこがましいんですけども…… (笑)」と茶目っけたっぷりに言うのは河原だ。「それでもフィギュアスケートなど芸術点のある種目では、思い入れをもって見てしまいます」と率直な感想を。また「フィギュアといえば、数年前から歌詞入りの曲が使えるようになりましたよね」と話すのは青山だ。「曲だけの場合と歌がある場合と、ジャンプや演技にどんな影響があるのか、ぜひ小塚さんに聞いてみたい」と、アーティストならではの視点で語ってくれた。一方、「長野オリンピックの開会式で、5大陸同時の第九を合唱したんです」という貴重な思い出をもつ大槻。「僕は小澤征爾さんが指揮されていた長野県民文化会館にいたので、とても印象深くて。東京オリンピックでもそんな機会があれば、ぜひ参加したいですね」と目を輝かせた。ほかにも、「ひと通りできることは当たり前で、さらに角度やタイミングなど細かいところを毎日の練習で突き詰めていくところが、アスリートとアーティストは似ているのかも」(山下)、「スポーツと音楽だけが、政治や思想を超えて世界の国々をつなげられるんじゃないかな」(河原)など、音楽のプロフェッショナルらしい意見が続々と。両ジャンルの貴重なセッションが見られる本ステージ。その本番が、今から楽しみだ。取材・文/佐藤さくら
2019年04月26日1993年の開園から25年と292日の時を経た2019年4月20日、梅田スカイビル・空中庭園展望台はついに累計来園者数2,000万人(*)を突破した。これを記念して同日40F・屋内展望フロアでは「2,000万人達成セレモニー」が開催され、2,000万人目の来園者となった夫妻に花束と記念品を贈呈。運営スタッフをはじめ、周辺にいた来園者とともに2,000万人突破を祝った。梅田スカイビル空中庭園展望台チケット情報平成の最後の月となった4月という節目に2,000万人を突破した梅田スカイビル・空中庭園は、5月1日からは令和元年の幕開けとともに次の節目となる2,500万人に向けて運営を続けていく。そして、「新たな時代のはじまりにふさわしいスタートを」という思いから、令和元年最初の日の出となる2019年5月1日(水)の早朝営業を決定した。営業開始時間は早朝午前4時15分。同日の大阪の日の出時間は午前5時09分。東の空が白み始める頃から入場でき、天候が良ければ大阪の街のはるか彼方から昇る、新時代の到来を告げる美しい太陽を拝むことができそうだ。新元号「令和」の出典となった万葉集の序文にも登場する「めでたい月に柔らかに気持ちよく吹く春の風」を地上173メートルの空中庭園屋上展望台で感じながら、未来に向けて希望を馳せる体験をしてはいかがだろうか。■梅田スカイビル・空中庭園展望台「令和元年 日の出営業」【開催日時】2019年5月1日4:15OPEN【開催場所】空中庭園展望台39F・40F・屋上【入場料金】大人1,500円 4歳~小学生700円※当日は早朝営業となりますので、お支払いは現金のみとなります。※荒天の場合は安全のため、屋上階のみ閉鎖させていただく場合がございます。*「梅田スカイビル・空中庭園展望台」過去の来場者数推移1,000万人:2008年5月5日(開園から14年309日)1,500万人:2015年7月31日(開園から22年30日)2,000万人:2019年4月20日(開園から25年292日)
2019年04月26日6月22日(土)・23日(日)に神奈川・川崎市東扇島東公園特設会場で開催されるSiMが主催するフェス「DEAD POP FESTiVAL 2019」。同フェスの第4弾出演アーティストと日割りが発表された。【チケット情報はこちら】出演が決まったのは、10-FEET、EGG BRAIN、NAMBA69、SIX LOUNGE、SHIMA、The BONEZ、Crossfaith、凛として時雨、あっこゴリラ、HOTSQUALL、NOISEMAKER、PRAISE、SOIL&”PIMP”SESSIONSの13組。「DEAD POP FESTiVAL」は、「壁を壊す」をテーマとしてSiMが主催するライブイベントで、2010年に渋谷club asiaでの初開催以来、恵比寿LIQUIDROOM、渋谷O-EAST、新木場STUDIO COASTと規模を拡大。2015年より野外フェスとして開催され、今回で開催10回目、野外フェス化5年目を迎える。チケットの一般発売に先駆けて、オフィシャル4次先行を実施中。受付は5月7日(火)午後11時59分まで。■DEAD POP FESTiVAL 2019日時:6月22日(土)・23日(日)開場9:00 / 開演 11:30(20:30終演予定)会場:川崎市 東扇島東公園特設会場(神奈川県)料金:【6/22入場券 ・6/23入場券】各8500円2日通し券15800円2日通し券(セーフティゾーン券)17000円(スタンディングエリアに設置されたセーフティゾーンでの観覧が可能なチケット)
2019年04月25日10月5日(土)・6日(日)に静岡・清水マリンパーク内イベント広場(エスパルスドリームプラザ横)にて開催される「マグロック2019」の第1弾出演アーティストが発表された。【チケット情報はこちら】出演が決まったのは、初日の10月5日(土)にヤバイTシャツ屋さん、TOTALFAT、バックドロップシンデレラ、四星球、Track’s。2日目の6日(日)にクリープハイプ、ポルカドットスティングレイ、the telephones、サイダーガール、フレンズ。両日にDJダイノジ。チケットの一般発売に先駆けて、ぴあでは最速先行(プリセール)を実施中。受付は5月31日(金)午後11時59分まで。■「マグロック2019」日程:10月5日(土)・6日(日)会場:清水マリンパーク内イベント広場(エスパルスドリームプラザ横)(静岡県)
2019年04月25日元NMB48の沖田彩華によるプロデュースユニットNextrigger(ネクストリガー)が、5月1日の年号が『令和』に変わる日にデビューする。「Nextrigger」チケット情報コンセプトは『ファンと育てるアイドル』。年号が変わる日にデビューということで『次の時代の引き金を引く』、そんな意味が込められたグループ名になっている。国内だけでなく海外でも活躍できるグループを目指していく。沖田は過去8年間のアイドル活動の中で、自分の思いを信じて発信し、そのために努力すれば夢は必ず叶うんだと実感。その経験を活かして、自分が体験した『沢山の幸せ』を感じることのできるアイドルグループのプロデュースし、夢を追いかける少女たちをサポートしたいと思ったことがグループ誕生のきっかけとなった。Nextriggerは5月1日(水)に大阪・OSAKA MUSE、5月3日(金・祝)には東京・SHIBUYA TAKE OFF 7にてデビューライブを実施。今後は東阪で定期イベントも開催予定だ。まずはこのデビューライブで彼女たちと共にサクセスストーリーの第一歩を歩んでほしい。チケットは発売中。
2019年04月25日春のつかこうへい復活祭VOL.2『銀幕の果てに』が4月24日に東京・紀伊國屋ホールにて開幕、それに先がけ囲み取材と公開ゲネプロが行われ、主演の矢島舞美、味方良介、木崎ゆりあ、石田明、佐久本宝、松本利夫が出席した。【チケット情報はこちら】『銀幕の果てに』は、1994年に発表されたつかこうへいの長編小説で、秩父山中にあるという設定の大東映画撮影所を舞台に、映画界の裏側を描きながら繰り広げられる告発サスペンス。今回、岡村俊一の演出で初めて舞台化される。囲み取材ではそれぞれの役どころを紹介。矢島は「私は大女優の野火止玲子という役をやらせていただきます。圧倒的な強さと、みんなを包み込むようなやさしさを持っている人。17歳から60歳までを演じますが、気持ちはずっと若い人なのであまり気にしないようにしています」、味方は「僕は村雨官房長官という、物語とは一線を置いたところにいる役です」、木崎は「凉子という大部屋女優の役です。玲子にいじめられる役ですが、リアルでは仲良しです」、石田は「復讐に燃えて大東映画撮影所に戻ってきた謎の脚本家という役を演じます。とても執念深い役です(笑)」、佐久本は「僕は照明家で、間違ったことは『間違ってる!』とビシッと言う役です」、松本は「牛沢という映画監督の役です。ぶっちゃけこのストーリーの中だと自分が何なのかわからなくなってくるのですが、そういう部分も楽しんでいただければ」とそれぞれ話した。この日は、つかこうへいの誕生日。矢島は「たくさんの方がつかさんに影響されてきたと思います。その責任や覚悟を持っていかないとという気持ちは強いです」と話す。また、「春のつかこうへい復活祭VOL.1」として同じ紀伊國屋ホールで4月21日まで上演されていた『熱海殺人事件』から続けて本作に出演する味方と石田は「覚醒状態」(石田)、「どこまでも行ける気がしています(笑)」(味方)とコメント。共演者たちを笑わせた。伝説の女優・玲子のまわりで起きた奇っ怪なエピソードや、撮影所に隣接する原子力発電所の意味、燃料棒の中に浮かび上がるハサミの謎、荒唐無稽な設定と、どこからどこまでが撮影している映画なのか現実なのかが錯綜する本作を、キャスト達が全身全霊で演じ切る。そこにあるものはなんなのか、ぜひ劇場で確かめてみてほしい。東京公演は4月29日(月・祝)まで東京・紀伊國屋ホールにて、その後大阪公演が5月8日(水)9日(木)にCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。取材・文・撮影:中川實穗
2019年04月25日