更新日:2021/09/27
ペースメーカー使用者が入れる生命保険・医療保険・がん保険はある?
内容をまとめると
- ペースメーカーを使用していると加入が難しい保険もあるが、入れる生命保険や医療保険はある
- ペースメーカーを使用していても「引受基準緩和型」や「無選択型」の保険なら入りやすいが通常の保険よりデメリットが多い
- ペースメーカーを使用している方でも入りやすいおすすめの保険は「キュア・サポート・プラス」、「メディフィットRe(リリーフ)」、「生きるためのがん保険Days1ALL-in」
- ペースメーカーを使用している人は、告知義務違反にならないようにありのままを告知する必要がある。
- ペースメーカーの植込み手術にかかる治療費は自己負担で45万円前後
- 手術給付金は支払われることが多い
- ペースメーカーがあっても加入できる保険や利用できる制度については理解したけど、自分だけで保険を選ぶのが不安な人は保険相談を利用するのがおすすめ
- 無料保険相談を利用すれば、保険のプロがニーズやライフスタイルに合わせてアドバイスをしてくれる
- スマホ1つで無料オンライン相談ができるので、この機会に入れる保険を検討しよう!
目次を使って気になるところから読みましょう!
ペースメーカーを入れていると、なぜ生命保険に加入しづらい?
ペースメーカーを植込みしていると生命保険に入りづらいという場合があります。
生命保険に加入するには、必ず告知を行います。
告知の内容は、保険会社によってさまざまですが、保険には相互扶助の仕組みがあり、加入者がそれぞれに保険料を支払って保障を得ています。
このことから、保障される人はみんなが助け合う仕組みがあるのです。
そのため、ペースメーカーを植込みしている人は、少なくとも心臓に疾患があることを表しており、その後の経過によってはリスクが伴うことを表しています。
健康な人と同じ条件で保険に加入するのは、平等ではないと考えられており、生命保険に入りづらいという現実があります。
ペースメーカーを植込みしていても、加入できる生命保険がありますが、何かしら条件がついたり加入そのものが断られたりする場合があります。
ペースメーカーを入れていても加入しやすい生命保険とは?
健康な人向けの生命保険の場合では、ペースメーカーを植込んでいることで入るときの条件が厳しくなったり入ることそのものが難しくなったりする場合があります。
しかし、最近では持病や既往歴、手術歴があって入れる生命保険や医療保険が販売されており、ペースメーカーの植込み手術を受けていても入れる保険があります。
「引受基準緩和型」や「無選択型」といわれる保険で、保険に入るときの告知項目が少なく、いくつかの条件を満たしていれば入れる場合が多いです。
それぞれの特徴やデメリットを解説していきます。
限定告知型(引受基準緩和型)保険の特徴とデメリット
特徴は、健康な人が入る保険よりも引受基準が緩くなっており、告知項目も3から5項目程度になっている場合が多くあります。
告知項目は保険会社ごとに内容に違いがありますが、「はい」か「いいえ」で答えるのは同じです。
デメリットは、
- 健康な人が入る保険よりも保険料が割高
- 保険に入ってから一定の期間の間は、給付金の支払い事由が発生しても半額しか給付してもらえないことが多い
- 付加できる特約の数が少ない場合が多い
付加させたい特約がない場合は他社の保険と比較して検討する必要があります。
無選択型保険の特徴とデメリット
無選択型保険の特徴は、保険に入るときの告知がないということです。
そのため、過去の手術歴や既往症、治療中の病気があっても入れます。
ペースメーカーを植込んでいたとしても、万が一の入院や手術にも備えられるので安心です。
無選択型保険のデメリットは、
- 健康な人が入る保険よりも保険料が割高
- 1入院の限度日数が少なく設定されていることが多く、通算の日数も少なく限定される
- 保障される範囲が狭く、給付金の支払い事由の対象外になる病気もある
保険会社によっては、保険に入ってから90日間は給付金の支払い事由が発生しても給付金がもらえないこともあります。
保障範囲が狭く、入院給付金や手術給付金が適用されない場合もあるので、保険会社に確認するようにしましょう。
ペースメーカーがあっても保険に入ることができないわけではないということが理解できたと思います。
しかし、実際に自分や自分の家族が具体的にどの保険に加入するべきなのか選ぶのは難しく、不安だと感じる方が多いと思います。
そのような疑問や悩みを抱えている方は保険のプロに無料相談をしましょう。
今なら、保険のプロに無料でオンライン相談ができるため、この機会に保険選びについての悩みなどを全て解決しましょう!
ペースメーカー使用者が加入しやすいおすすめ生命保険・医療保険・がん保険
ペースメーカーを植込んでいても入りやすい生命保険や医療保険・がん保険はあります。
これらの保険は、持病や治療中の病気があったり既往歴、手術歴があったりしても、比較的入りやすい保険になっています。
今回おすすめする保険も、既往歴や持病があっても入りやすい保険なので、ペースメーカーを植込んでいても加入できるでしょう。
- オリックス生命『キュア・サポート・プラス』
- メディケア生命『メディフィットRe(リリーフ)』
- アフラック『生きるためのがん保険 Days1 ALL-in』
オリックス生命『キュア・サポート・プラス』
オリックス生命『キュア・サポート・プラス』は、引受基準緩和型の医療保険です。
持病があっても入りやすく、病気やケガによる入院、手術を一生涯保障してくれます。
手術の適用範囲は約1,000種類に対応しており、どのような手術でも幅広く保障が受けられます。
告知項目は以下の3つになります。
- 最近3か月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられましたか。
- 過去2年以内に、病気やケガで入院または手術をうけましたか。
- 過去5年以内に、がんまたは上皮内新生物・肝硬変・統合失調症・認知症・アルコール依存症で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけましたか。
- 入院日額5,000円プラン
- 30歳男性
- 毎月の保険料2,919円
過去2年以内に病気やケガで入院・手術を受けたか、という告知項目があるので、入るときはペースメーカーの植込み手術を受けてから2年以降になってからになります。
『キュア・サポート・プラス』の口コミ
メディケア生命『メディフィットRe(リリーフ)』
メディケア生命『メディフィットRe(リリーフ)』は、限定告知型の医療保険です。
限定告知型は、引受基準緩和型と同等の保険になります。
引受基準緩和型の保険は、保険料が割高になりやすいですが、保障プランによって保険料が抑えられた保険です。
加入者が必要だと思う保障を特約で付加できるので、ニーズに合わせたプランが選べます。
支払削減期間がないので、加入して1年目から入院給付金の全額が受け取れます。
告知項目は以下の3項目になります。
- 最近3か月以内に、「医師に入院・手術・先進医療をすすめられたこと」がありますか。
- 過去5年以内に、がん・肝硬変・統合失調症・認知症で、「医師の診察(検査・治療・投薬を含む)をうけたこと」がありますか。
- 過去2年以内に、「入院をしたこと」または「手術をうけたこと」がありますか。
- 入院日額5,000円プラン
- 30歳男性
- 月々の保険料2,610円
引受基準緩和型の保険ですが、ペースメーカーの植込み手術を2年以内に受けていると告知をする必要があります。
告知義務違反にならないように注意しましょう。
『メディフィットRe(リリーフ)』の口コミ
アフラック『生きるためのがん保険 Days1 ALL-in』
アフラック『生きるためのがん保険Days1ALL-in』は、がんの治療費に備えて加入するがん保険です。
がんの治療に関する治療をまとめて保障されるタイプの保険で、長期にわたる治療にも備えられます。
入院時の差額ベッド代や交通費なども保障の内容に含まれており、手厚い保障となっています。
がんの専門家の紹介を受けることができ、がん治療に関する不安などを解消できます。
特定保険料払込免除が付加されているので、万が一がんで入院や手術となったときは、以後の保険料の支払いが免除されます。
具体的な告知項目は公表されていませんが、がんやほかの病気の入院や手術に関することが告知項目になることが予測できます。
- 入院日額5,000プラン
- 30歳男性
- 月々の保険料2,380円
ペースメーカーの植込み手術をいつ頃したかによって、告知内容が変わってくるので告知義務違反にならないように注意が必要です。
『生きるためのがん保険 Days1 ALL-in』の口コミ
個人的に、この保険の最大のメリットは入院・通院が無制限で保障されることだと思います。がん診断一時金は1回しか支給されませんが、がんの治療が長期化した際にも安心できるので良いと思います。かかったあとの治療について不安を持たないでいられるのは大きいですね。(クラウドワークスより調査)
ペースメーカー使用者におすすめの保険商品上位3社を比較
ここまでおすすめの保険を3社紹介しましたが、いずれの保険も引受基準緩和型の保険になっており、ペースメーカーを植込んでいても加入しやすい保険といえるでしょう。
3社を比較すると以下のようになります。
オリックス生命『キュア・サポート・プラス』 | メディケア生命『メディフィットRe(リリーフ)』 | アフラック『生きるためのがん保険 Days1 ALL-in』 | |
---|---|---|---|
告知項目 | 3項目 | 3項目 | 非公表 |
30歳男性の保険料(入院日額5,000円プラン) | 2,919円 | 2,610円 | 2,380円 |
保障内容 | 入院・手術を一生涯保障 | 入院・手術・放射線治療・骨髄移植手術を一生涯保障 | がんに関する治療・関連する費用も保障 |
引受緩和型の医療保険は、保険料が割高になる印象がありますが、がん保険などは保障する範囲を「がん」だけに特定しているので、毎月の保険料は比較的安い印象を受けます。
告知項目も3項目と少ないのが特徴でもあるので、ペースメーカーを植込んだ後でも加入しやすい保険といえるでしょう。
ペースメーカーをつけている方におすすめできる保険を紹介しましたが、自分に最適な保険がどれなのかわからない方もいると思います。
保険は長期間に渡って加入するものなので、後悔したくないですよね。
自分で保険を選ぶのに自信がない方は保険のプロに無料相談することをおすすめします。
今なら、気軽に保険のプロに無料でオンライン相談ができるため、自分に最適な保険をプロの視点から提案してもらいましょう。
ペースメーカー使用者が保険加入の際に気を付けたい「告知義務違反」
引受緩和型の生命保険や医療保険では、告知項目も少なくペースメーカーを植込んでいるか、などの具体的な告知項目はありません。
しかし、引受緩和型の保険に加入するときでも、正しく告知しなければ「告知義務違反」となり、保障が受けられなくなります。
告知義務では、保険に加入している人たちが公平に保障が受けられることを前提としており、過去の病歴や手術歴、治療中に病気などがあるときは、ありのままを告知するようにしましょう。
生命保険保険に加入する際、健康状態の告知義務がある
告知項目は、現在の健康状態や過去の入院、手術歴などについて問われるものがあります。
ペースメーカーの植込みをしているときは、その手術をいつしたのか、というところがポイントになります。
引受基準緩和型の生命保険や医療保険でも、2年以内や3年以内など保険会社によって期間は異なるものの入院や手術に関する告知項目があります。
心臓疾患の手術の中にはペースメーカーの植込み手術も含まれる場合が多く、手術をした事実があるのなら、しっかりと告知しなければなりません。
無選択型の生命保険や医療保険は、告知がないのでペースメーカーの植込み手術をいつしたのか、ということは問題にならないことが多いでしょう。
告知義務違反をした場合のリスク
告知義務違反が判明したときには、給付金の支払いが行われません。
また、契約そのものが解約となります。
告知義務違反によって、契約が解約となったときは同じ保険会社の保険には加入できなくなります。
ペースメーカーを植込んでいるということは、手術歴や既往歴があることになり、他社の保険に入りたくても入れない、という状況になってしまうのです。
最近では、中高年齢を対象とした引受基準緩和型や無選択型の生命保険や医療保険が多く販売されています。
引受基準緩和型の生命保険や医療保険の場合でも、心臓疾患に関する告知項目があります。
手術をしてから3年以内や5年以内など経過年数は、保険会社によって異なりますが、ペースメーカーの植込み手術も含まれる場合が多いので、きちんと告知する必要があります。
参考:ペースメーカー手術は公的保険適用になる?入院期間や費用の目安は?
ペースメーカーの植込み手術をするときには、どのくらいの入院日数がかかり治療費がどのくらいになるのか、不安に感じられます。
ペースメーカーの植込み手術は特殊な手術にように感じられますが、日本では年間6万人ほどの人が行っています。
心臓疾患でペースメーカーの植込み手術が必要になったときには、保険の適用がされるのでしょうか?
入院日数や治療費の目安について気になるところがいくつかありますが、それらの内容を解説していきます。
ペースメーカー手術は保険適用になる!ペースメーカーが必要な人とは
ペースメーカーの植込み手術についての治療費は、大半が保険適用になるので自己負担する金額は、実際にかかった治療費の3割負担になります。
また、高額療養費制度が活用できます。
高額療養費制度は、治療を受けた人が加入している健康保険や所得などによって差があります。
ペースメーカーの植込み手術を受ける必要がある人は、心臓に重大な問題がある人だけでなく、めまい・ふらつき・一時的な失神が頻繁にみられる人は、一時的に脳への血流が不足している可能性があります。
そのため、脳への血液の供給が不足しているので、ペースメーカーを植込んで心臓の拍動のリズムを早くして、血液循環を必要があります。
また、少しの動作だけでもすぐに疲労感がある人や軽い運動ですぐに息切れしてしまう人の場合も心臓の機能が低下している可能性があるので、ペースメーカーの植込みが必要になる場合があります。
入院期間の目安
入院日数の目安は、医療機関や患者の症状・治療内容によって異なりますが、目安となるのは2週間前後のようです。
最短と考えるのならば、入院前にすべての検査を行い、ペースメーカーの植込み手術をする日に入院して手術の翌日に退院するのも可能です。
しかし、手術後3日間は抗生物質(化膿止め)の点滴が必要になるので、そうした場合は通院しなければなりません。
その後、7日程度経過した後に手術箇所の抜糸をしなければならないので、そのときも通院が必要になります。
ペースメーカーが正常に作動しているのか1週間程度チェックする必要があるので、やはり1週間前後は入院して経過を観察した方がよいでしょう。
いずれにしても、ペースメーカーが正常に機能することを心電図モニターで確認してからの方が安心です。
費用の目安
治療費については、どのようなタイプのペースメーカーを植込むかによって異なります。
リード線が1本の「SSI」またはリード線が2本の「DDD」という種類のペースメーカーであれば比較的安価になります。
一般的には、150万円の治療費がかかり、その3割負担になるので自己負担の金額は45万円前後になるでしょう。
高額医療制度の活用ができますし、ペースメーカーを植込むと身体障害者1級の認定を受けられるので、治療費を安く抑えることが可能になります。
詳細については、病院の医事課などに相談すると具体的な治療費が確認できます。
ペースメーカー手術で重度障害保険金を受け取ることはできる?
重度障害保険金は、生命保険や医療保険などから支払われる給付金のことです。
重度障害とは以下の項目に当てはまることをいいます。
- 両眼の視力を全く永久に失った
- 言語またはそしゃくの機能を全く永久に失った
- 中枢神経系・精神または胸腹部臓器に著しい障害を残し、一生涯常に介護を要する
- 両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失った
- 両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を全く永久に失った
- 1上肢を手関節以上で失い、かつ、1下肢を足関節以上で失ったか、またはその用を全く永久に失った
- 1上肢の用を全く永久に失い、かつ、1下肢を足関節以上で失った
重度障害と高度障害の違いは、意思の疎通ができるかできないか、という点と自分の意志でどの程度動けるか、によって判断します。
ペースメーカーの植込み手術をした場合は、どちらも可能になりますが、身体障がい者1級に認定されます。
加入している生命保険や医療保険では、常に介護が必要は状態と認められることがないので重度障害保険金は受け取れないケースがほとんどです。
しかし、ペースメーカーの植込み手術については、手術給付金が支払われる場合が多く、手術給付金は受け取れることが多いです。
まとめ:ペースメーカー使用者でも加入できる生命保険はある!
今回は、ペースメーカーを使用している人でも加入できる生命保険はある?、として解説してきました。
内容のポイントは以下の通りになります。
- ペースメーカーを植込んでいると生命保険や医療保険に入りにくい現状がある
- 「引受基準緩和型」と「無選択型」の保険がある
- 引受基準緩和型・無選択型の保険の特徴とデメリット
- ペースメーカーを植込み手術後でも入りやすいおすすめの保険
- 「告知義務違反」に注意
- 手術・治療には保険が適用される
- 入院日数は2週間程度、治療費の目安は自己負担で45万
- 重度障害保険金は受け取れないケースが多い
すでに植込み手術をしている人でも、今後の病気のリスクを考えて保険の加入を検討している場合には、プロに相談することをおすすめします。
ペースメーカーをうめこんだ後に入れる生命保険があるのか不安になりますね。
ペースメーカーを植込んだとしても、その後の病気や心臓に関わる異常に備えて生命保険に入りたいと思うでしょう。
自分で保険会社を調べても
「ペースメーカーを植込んでいるから入れるのかわからない」
「保険の種類がたくさんあってどれに入っていいかわからない」
などの疑問や不安を持つ方も多いでしょう。
また、ペースメーカーの手術には健康保険が適用されるのか、などの心配もあるでしょう。
万が一のときに、何も備えがないのは不安なものです。
実は、ペースメーカー植え込みをしている人でも加入できる生命保険はあります。
そこで、今回は
などについて、それぞれ解説していきます。
心臓の疾患によって、ペースメーカーを植込み手術が必要になったときや植込み後の生命保険の加入について役立つ内容です。
ぜひ、最後までお読みください。