更新日:2020/12/21
生命保険の月額保険料・掛け金を一億円以上にする方法は?
内容をまとめると
- 子育てに必要な金額は一億円を超える
- 一億円の保険金を複数の会社で一気に加入すると断られる場合も
- 誰もが一億円の保険に加入できるわけではない
- 遺族年金などを利用して実質一億円の保険金を手にできる
- 自分の保険の内容について悩みがあれば、無料保険相談で保険のプロの話をきくのがおすすめ
- 今なら無料オンライン相談で簡単に疑問が解消されて便利
目次を使って気になるところから読みましょう!
生命保険の掛け金(死亡保険金)を一億円以上にする方法は?
生命保険の掛け金を一億円以上にする方法とは、いったいどんな方法でしょうか。
もし、1億円の掛け金が可能であれば、将来残された家族の生活を軽減できる手助けが可能になるかもしれません。
生活費や教育資金の準備できるのであれば、一家の大黒柱としても安心できるポイントになりますよね。
そこで下記では
- 1つではなく複数の生命保険に入る
- ユニバーサル保険に加入する
1つではなく複数の掛け捨て生命保険に加入する
複数の保険に加入して、合計1億円の保険金にする方法があります。
どういうことかと言いますと、10社の保険会社に掛け捨てで1,000万円ずつ加入するのです。
そうすれば、死亡時に1億円の保険金を受け取ることが可能となります。
しかし、短期間で複数の保険に加入すると、保険会社が調査をし不審に思われた場合には断られることもあるので分けて加入しましょう。
10社の生命保険に加入するとなれば月々の支払も高額になってきます。
また、保険の管理も大変になり、保険金を受け取る方もどの保険に加入しているのかを把握しなければならないので、きちんと家族にも説明しておく必要があります。
ユニバーサル保険に加入する
次にユニバーサル保険に加入する方法です。
ユニバーサル保険とは、貯蓄部分と保険部分に分けることで、ファンドと呼ばれる貯蓄部分をメインに保険料を資金として保険会社が運用していくシステムのことを言います。
そして、そのファンドから自分が選んだ特約を自動的に振り分けて、自分のライフスタイルに合わせて自由に組み替えることが可能なのです。
ユニバーサル保険では、保険料を自分で決めてファンドに積立をしてくことで銀行預金よりも高利率で運用されます。
しかし、資金を運用して利益を得たいと考えている方であれば、生命保険でする必要はありません。
生命保険は一家の大黒柱が亡くなった場合のリスクを保険金で賄うものなので、運用には不向きです。
この保険は現在日本で取り扱っている会社も少ないので、限られた商品の中でしか選べませんが、日本ではマニュライフで販売しています。
このマニュライフ生命保険の魅力としては、1年更新の掛け捨て保険だということです。
加入当初は1億円の保険金が必要であっても、途中でそこまでの金額は不要になる場合もありますし保険期間が短い方が保険料は抑えられるので、毎年必要に応じて更新できる点ではおすすめの保険です。
人によっては生命保険の掛け金を一億円以上と高額にできない場合もある
自身が大黒柱の場合、亡くなった後の家族のために1億円の保険金を残しておきたいと考えている方もいますよね。
自分の死後も家族が経済的に苦労しないで生活できるという保障があるのであれば、安心できると思います。
しかし、1億円という多額の保険金は誰でも掛けられる訳ではありません。
そこで下記では
- 死亡保障が年収の何倍と決まっている保険会社がある
- 社会的に信用がないと加入することは難しい
死亡保障が年収の何倍と決まっている保険会社がある
死亡保障が年収の何倍と決まっている保険会社があります。
ですので、誰でも1億円の保険金に設定できるという訳ではありません。
保険金とは、死亡した方の収入を担保するためのもので、年収をベースに考えておりそれ相応の保険金しか設定ができないのです。
例えば、年収300万円の夫婦と子供一人の世帯が1億円の保険金を設定したとします。
月収約25万円で月々の保険料が約8万円の場合、生活が成り立つでしょうか。
このように万が一加入できたとしても、日々の生活に影響が出る程の保険料を払ってまで加入したいと考える方もいないでしょう。
こういった理由から、年収の何倍までと決められている保険会社があるのです。
社会的に信用がないと加入することは難しい
また、社会的に信用がなければ加入することは難しいです。
社会的に信用があるというのは
- 年収が高い
- 高額の資産を保有している
そもそも生命保険の掛け金や保障を一億円以上にする必要はあるのか
生命保険の掛け金や保障を一億円以上にする必要はあります。
一家の大黒柱である方が亡くなった場合、残された家族が代わりに大黒柱となり養っていかなくてはなりません。
自分一人だけの場合ですと自分の生活費さえ何とかすれば生活できるかもしれませんが、子供がいるご家庭の場合、生活費以外にも教育費、住居費、車両費などのさまざまなお金が必要です。
そこで下記では
- 子育てに必要なお金は一億円を超える
子育てに必要なお金は一億円を超える
子育てに必要なお金は一億円を超えます。
下記では、一家の大黒柱が亡くなった場合に子育てに必要なお金がいくらになるかを紹介するので参考にしてください。
【例】
- 30歳の奥様が90歳までご健在とする
- 3歳と6歳の子供がいる
まず一つ目に住居費です。
持ち家の場合は、団信に加入していればローンが残っていても清算されるので心配する必要はありませんが、賃貸の場合は家賃の支払いが必要になってきます。
仮に家賃10万円の場合を仮定して計算をすると
10万円×12ヵ月×60年=7200万円
これは単純に家賃のみでの計算ですが、この他に引越費用や更新費用なども加わります。
二つ目は教育費について
教育費も公立や私立、専門学校などによって金額は変わります。
今回は、高校までは公立に通い大学は私立の4年制に行くと仮定すると、この場合の教育費は一人約1,500万円で二人分の場合は3,000万円です。
三つ目は生活費について
この場合は、ご主人の分を減らすので、現在の生活費の70%くらいで計算し、子供が大学卒業後に独立するとして、卒業後に食費の10%分ずつを減らします。
現在の食費は10万円と仮定すると
- 10万円×70%×12ヵ月×17年=1,428万円(第一子大学卒業まで)
- 10万円×60%×12ヵ月×3年=216万円(第二子大学卒業まで)
- 10万円×50%×12ヵ月×40年=2,400万円(奥様が90歳まで)
これらの合計が
1,428万円+216万円+2,400万円=4,044万円
住居費、教育費、食費の合計は
7,200万円+3,000万円+4,000万円=14,200万円
となります。
これだけでなく、他にも車を購入したり、子供の結婚など必要に応じてプラスでお金が必要です。
生命保険の保険金の平均は?
生命保険の保険金は一体いくらに設定すれば良いのでしょうか。
必要な金額は人によってそれぞれですが、家族構成や男女の平均を知ることで自身が設定する目安になります。
下記では
- 男女の死亡保険の平均
- 年齢別
- 独身
- 夫婦のみ
- 子供一人
男性・女性の死亡保険金の平均
男性の死亡保険金の平均は、2,495万円です。
一家の大黒柱であるご主人が亡くなった時に備えて、2,000万~3,000万円にする方が多いからです。
女性の死亡保険金の平均は、1,616万円です。
100万円~1,500万円未満の方が多く、男性よりも低く設定している方が多いです。
一方で、世帯主が女性の場合の保険金の平均額は、2,147万円で男性とほとんど同額となっています。
やはり世帯主となると、男女問わず2,000万円程度の保険金が必要と感じるのでしょう。
年齢別
年齢別の死亡保険金の平均は下記の通りです。
年齢 | 保険金 |
---|---|
29歳以下 | 2,405万円 |
30~34歳 | 3,093万円 |
35~39歳 | 3,050万円 |
40~44歳 | 3,277万円 |
45~49歳 | 3,287万円 |
50~54歳 | 3,388万円 |
55~59歳 | 3,174万円 |
60~64歳 | 2,362万円 |
65~69歳 | 1,798万円 |
70歳以上 | 1,193万円 |
結婚・出産をして子育て期間中などの人生のライフステージが変わる、30代~50代までは手厚い保障にしている方が多く万が一の時の備えをしています。
しかし、70歳以上になると保険金を必要最低限に減らして支払額を抑えているのです。
独身
独身の場合、高額な保険金を残す方はほとんどいません。
しかし、お葬式費用などを親戚に迷惑をかけない程度の金額を残す方が多く、300~500万円程度にしている方が多いです。
両親を経済的に支援する必要がある場合以外では、自分が亡くなった後に生活が困る方がいないので、わざわざ高額にする必要はありません。
独身の場合は、死亡保障よりも病気やケガなどに備えた保障を手厚くする方が大切です。
なぜなら、手術や入院で収入が減ってしまう恐れがあり、それを軽減するために必要になってきます。
夫婦(子供なし)
夫婦のみで子供が居ない場合
- 40歳未満で2,400万円
- 40~50歳で2,700万円
夫婦(子供1人)
子供が一人の場合の保険金は3,000万円前後が多いです。
一番は教育資金や生活費に充てるためですが、妻が専業主婦の場合はもう少し手厚い保障の方が安心できます。
ただし、専業主婦でも働くことのできる年齢であれば仕事をすると見込んで、その分だけ保険金を減らすことも可能です。
上記でも解説したように、子供が未就学児の場合だと大まかな教育資金は1,500万円必要なので保険金が3,000万円だと教育資金で言えば充分だと言えます。
ただし、子供が学校に通っていたり、成人している場合だと必要な金額が変わってくるので、ライフステージに合わせて保険金の見直しをしましょう。
自分の場合に掛け金をいくらにするのが適切なのか、無料保険相談で保険のプロに相談してみてはいかがでしょうか。今ならスマホ1台で無料オンライン相談できるので簡単便利です。
掛け金一億円の生命保険、保険料はいくらになるのかシュミレーション
では、実際に掛け金一億円の生命保険の保険料はいくらになるのでしょうか。
一億円という保険金を受け取るにはそれなりの金額が必要になります。
しかし、保険会社によっては保険料が安いので一億円の保険金も夢ではありません。
そこで今回は
- ライフネット生命「かぞくへの保険」
- アクサダイレクト生命「定期保険2」
- オリックス生命「定期保険ブリッジ」
ライフネット生命「かぞくへの保険」
ライフネット生命「かぞくへの保険」で掛け金一億円の生命保険に加入した場合
【例】
- 30歳 男性
- 保険金 1億円
- 保険期間 90歳
- 手頃な保険料で死亡と高度障害の時に備えられ、万が一の時には家族の生活費や教育費として残すことができる
- 保険金の設定は、500万~1億円までの金額を100万円単位で自由に選べる
- ウェブで健康状態の告知をするだけで健康診断の結果を郵送するなどの手間が一切ない
保障内容 | 詳細 |
---|---|
死亡保険金 | 死亡した場合 |
高度障害保険金 | 所定の高度障害になった場合 |
保険期間 | 契約可能年齢 |
---|---|
10年 | 20~70歳 |
20年 | 20~70歳 |
30年 | 20~60歳 |
65歳まで | 20~50歳 |
80歳まで | 20~70歳 |
90歳まで | 20~70歳 |
アクサダイレクト生命「定期保険2」
次に、アクサダイレクト生命「定期保険2」で掛け金一億円の生命保険に加入した場合
【例】
- 30歳 男性
- 保険金 1億円
- 保険期間 70歳満了
- 万一の時まとまったお金が受け取れる保険
- 保険金は、500万~1億円を100万円単位で自由に選ぶことができ、払込期間を決められる
- 必要最低限の保障にすることで、保険料も抑える
- 申込時に健康診断書の提出は不要
保障内容 | 詳細 |
---|---|
主契約 | ケガや病気で死亡・高度障害状態となった場合 |
- 災害割増特約
- リビング・ニーズ特約(無料)
保険期間 | 契約可能年齢 |
---|---|
10年 | 満20~満69歳 |
55歳満了 | 満20~満44歳 |
60歳満了 | 満20~満49歳 |
65歳満了 | 満20~満54歳 |
70歳満了 | 満20~満59歳 |
オリックス生命「定期保険ブリッジ」
最後に、オリックス生命「定期保険ブリッジ」で掛け金一億円の生命保険に加入した場合ですが、残念ながらこの保険は最大3,000万円までしかありませんでした。
しかし、3,000万円の保険金の場合も試算しておきましょう。
【例】
- 30歳 男性
- 保険金 3,000万円
- 払込期間 80歳満了
- 保険金額と払込期間を必要に応じて選べる
- 病気・事故・災害でも同額の保険金額が受け取れる
- 保険金額は500万~3,000万円を100万円単位で自由に選べる
保障内容 | 詳細 |
---|---|
普通死亡・高度障害 | 死亡または所定の高度障害になった場合 |
災害死亡・高度障害 | 不慮の事故で死亡または高度障害となった場合 |
年満了 (自動更新) | 歳満了 (長期保証) |
---|---|
10年 | 60歳 |
15年 | 65歳 |
20年 | 70歳 |
25年 | 75歳 |
30歳 | 80歳 |
参考:様々な保険で、生命保険の掛け金を実質一億円にできる
さまざまな保険で、生命保険の掛け金を実質一億円にできます。
まず「収入保障保険」とって、例えば現在30歳の人が60歳になるまでに死亡すれば、その時から毎月10万円ずつの保険金が貰える保険について紹介します。
毎月いくらもらうかは自分で設定できますが、保険金額を上げると保険料も上がりますのでご注意ください。
万が一、30歳の人がこの保険に加入した直後に亡くなった場合は以下のような計算になります。
1年間で受け取れる保険金は
10万円×12ヵ月=120万円
それを、60歳まで30年間受け取るとすると
(60歳ー30歳)×120万円=3600万円
そして、保険金を上げると
毎月20万円の場合は、7,200万円
毎月30万円の場合は、1億800万円
となります。
次に、保険ではなく公的保障である年金についてです。
年金といえば退職後に貰えるお金ですが、ここでは「遺族年金」について紹介します。
遺族年金とは夫が亡くなった場合、子供が一人であれば年間100万円、二人なら120万円程度を受け取れる制度で、それ以上の子供がいれば一人につき7万円が増え、18歳まで受け取ることが可能です。
例えば夫が30歳の時に亡くなった際に、5歳の子供がいる場合は
(18-5)×100万円=1,300万円
この金額を受け取れることになります。
このような制度を使えば、一億円の保険金を掛けなくても組み合わせ次第で一億円の保険金を手にすることが可能なのです。
自分の場合、どのような組み合わせで掛け金を1億円にするのがいいのか、無料保険相談で保険のプロの話をきいてみてはいかがでしょうか。今なら無料オンライン相談ですぐに悩みを解決できます。
自分に合った生命保険の保障金額・掛け金を知るためにはどうすればいいか
自分に合った生命保険の保障金額・掛け金を知るためにはどうすれば良いでしょうか。
それは、保険のプロに相談をすることで解決します。
一家の大黒柱が亡くなった場合、生涯必要になる金額は一億円を超えることは理解できたと思いますが、その金額を保険金に充てると月々の保険料が高額となり家計を圧迫しかねません。
そのような場合に、どの保険に加入すれば良いのかをプロに相談すれば全てが解決しますよ。
保険のプロに相談するのがおすすめ
保険のプロに相談することをおすすめします。
本音を言えば一億円の保険金を受け取りたいけれど、それだけ分の保険料を毎月納めるのは生活に影響します。
そこまでして、保険に加入したい人は少ないでしょう。
では、今の収入でどの程度の保障内容と保険料が最適なのでしょうか。
そんな時は、保険のプロである「マネーキャリア相談」に無料相談をおすすめします。
マネーキャリア相談は無料で何度でも相談でき、店舗以外に自宅やカフェ、オンラインでも可能ですので、ご自身が安心できる場所でじっくりと相談してください。
生命保険の掛け金を一億円以上にする必要があるのかまとめ
生命保険の保険金を一億円以上にする必要はあるのか?について解説しましたがいかがでしたか?
今回の記事のポイントは
- 子育てに必要な一億円を超える
- 一億円の保険金を複数の会社で一気に加入すると断られる場合も
- 誰もが一億円の保険に加入できない
- 遺族年金などを利用して実質一億円の保険金を手にできる
一家の大黒柱の死亡時、残された家族の為にお金をできるだけ残してあげたいですよね。
人間は一生のうちに一億円以上が必要だと言われていますが、一億円以上の掛け金の場合の保険料はいくらなのかを知りたいことと思います。
しかし、一億円以上の掛け金を設定するのは誰でも簡単に出来るわけではないのです。
そこで今回は
について詳しく解説していきます。
この記事を読んでいただければ、掛け金一億円は本当に必要なのか、どうやってその保険に加入できるかがシミュレーションなどを利用して分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。