更新日:2021/05/30
生命保険の解約手続きやおすすめタイミングはいつ?解約させてくれない場合はあるのか⁉
内容をまとめると
- 生命保険を解約するには電話か直接窓口で解約を伝える
- 解約のタイミングは月末にして次の保険の開始日を確認してから解約をする
- 生命保険を解約すると新しい保険に加入できない、保険料が高くなるなどのデメリットがある
- 解約返戻金は解約後一週間程度で振り込まれるが返戻率に注意
- 生命保険を早期解約すると担当者にペナルティがある場合も、契約者にペナルティはない
- 生命保険の解約について、もっと詳しく知りたい場合は無料相談にきいてみるとよい
- 今なら無料オンライン相談で保険の悩みはすぐに解消
目次を使って気になるところから読みましょう!
生命保険の解説手続きはどうすればいい?タイミングや注意点も解説!
生命保険を解約するには、
- コールセンターに電話する
- 担当者に解約を伝える
- 窓口や支社へ直接行く
「解約をしたい」と伝えた時に証券番号を伝えると手続きがスムーズですので保険証券などを手元に準備しておきましょう。
1電話で解約を伝えると後日、保険会社から解約請求書が送られてきます。
解約請求書が届いたら必要事項を記載し、署名・捺印し必要書類を添付し保険会社へ返送しましょう。
3窓口へ行って解約手続きをすることもできますが、一部の保険会社では解約手続きが出来ない事があるので手続きが出来るか事前に確認をしてください。
解約の手続きは原則本人のみで、解約に必要なものは
- 保険証券
- 印鑑
- 本人確認書類
- 解約返戻金の振込口座
保険証券は、解約時に保険会社へ返却します。
解約書類を保険会社へ提出し、不備がなければ解約がすぐに成立し保険会社から「解約をした」という内容のハガキが届きます。
一般的な解約の流れはこのようになっています。
ここからは
- 安田生命
- 住友生命
- 第一生命
- 日本生命(ニッセイ)
- JA 共済
の解約方法を紹介します。
明治安田生命の解約方法
明治安田生命の解約方法は
- ホームページから解約書類を請求、または担当者、コールセンターへ電話して解約の意思を伝える
- 解約書類の記載し提出
- 保険会社が書類を確認
- 手続き完了のお知らせが届く
解約に必要なものは
- 所定の解約請求書
- 本人確認書類(コピー)
また、契約内容によっては必要書類が異なるため解約前に問い合わせをしましょう。
住友生命の解約方法
住友生命は解約時に必要な書類や解約までの詳しい流れを公式ホームページに記載をしておらず、電話で問い合わせをしなければ分からないようになっています。
そのため、以下の一般的な手続き方法を参考にしてください。
- 契約者本人が担当のスミセイライフデザイナーかコールセンターに連絡
- 解約請求書を郵送してもらう
- 書類に必要事項を記入・必要書類を添付し返送
- 不備がなければ解約成立
- 後日、解約成立したお知らせのハガキ、封筒が届く
住友生命の保険を解約する際も、解約の連絡をする際に保険番号の確認が必要ですので保険証券を準備しておきましょう。
直接窓口へ行く場合は、
- 印鑑
- 本人確認書類
- 保険証券
- 解約返戻金の振込口座
を準備しておくとスムーズです。
第一生命の解約方法
第一生命の解約方法は公式ホームページに必要書類や解約の流れの記載がなく、「第一生命の窓口へお問い合わせください」とあります。
そのため、以下の一般的な手続き方法を参考にしてください。
- 第一生命のコールセンター、又は担当者へ連絡し解約を伝えるか、窓口へ直接行く
- 解約請求書を郵送してもらう
- 必要事項を記入、必要書類を添付し第一生命へ返送
- 不備がなければ解約が成立
- 後日、解約成立のハガキ、封筒が届く
また、解約を伝える際は
保険証券を手元に準備しておきましょう。
直接窓口へ行く場合は、
- 印鑑
- 本人確認書類
- 保険証券
- 解約返戻金の振込口座
を準備しておくとスムーズです。
日本生命(ニッセイ)の解約方法
日本生命の解約方法は
- ニッセイコールセンターへ電話し解約の意思を伝えるか、窓口へ来店、担当者による訪問で手続きを行う
- 書類を直接、又は郵送で受取る(連絡から一週間程度)
- 必要事項を記入し必要書類を添付して日本生命へ返送
- 書類の確認を行い、不備がなければ解約手続き完了
という流れです。
1解約の連絡時は
- 契約番号(証券記号番号)
- 解約理由
が必要です。
3必要書類は
- 所定の解約請求書
- 本人確認書類のコピー
が必要になるため準備しておきましょう。
JA共済の解約方法
JA共済は公式ホームページに解約の流れや解約で必要な書類の記載がなく、「お問い合わせは店舗窓口へ」という記載のみです。
実際にJA共済を解約した方によると
- 直接JA共済の窓口へ行き解約の意思を伝える
- 必要書類の記入と必要書類を提出
- 解約が成立
という流れでした。
解約に必要な書類は
- 共済証明書
- 本人確認書類
- マイナンバーカード(表・裏)のコピー
解約にかかった時間は20分程度と短時間で終わったようなので、窓口へ直接行く場合は必要書類を揃えておきましょう。
生命保険の解約について、もっと詳しく知りたい場合は無料相談にきいてみるとよいでしょう。今なら無料オンライン相談で保険の悩みはすぐに解消できます。
生命保険の解約は月末がおすすめのタイミング!その理由とは?
保険の解約は、解約書類に不備がなければすぐにできますが生命保険の解約タイミングは月末がおすすめです。
生命保険の解約のタイミングでは「保障の空白期間」に注意
生命保険を解約する際は、保障の空白期間にも注意が必要です。
保障の空白期間とは、保障が全くない期間のことを言い、例えば加入していた保険を解約し別の会社の生命保険に申し込みをしたとします。
しかし、新しい保険の保障の開始日は申込みをした時点で開始されるわけではありません。
「開始日」とは、病気やケガなどになった場合の保障が開始される日の事を指しますが、通常保険の申込みをしてから責任開始日までは
- 申込み
- 告知・審査
- 第一回保険料払い込み
この3段階までを完了してから責任開始日になります。
つまり、元の保険を解約してすぐに新しい保険に申し込みをしてもすぐに責任開始日とはならないので、その期間は何の保障も無い空白期間になるということです。
この空白期間に病気やケガを絶対にしない保障はありませんし、そもそも過去に病気をしていれば新しい保険に加入出来ない可能性もあります。
そのため、解約は新しい保険に加入してこの3つの段階を完了してからにしましょう。
生命保険の解約にデメリットはある?注意点を解説
生命保険を解約する事で以下のデメリットが生じる可能性があります。
- 新しい生命保険に加入できない
- 保険料が高くなる
- 特約の保障がなくなる
- 解約返戻金が受け取れない
これらのデメリットについて詳しくみていきましょう。
デメリット1:新しい生命保険に加入できない場合がある
生命保険を解約後、必ず新しい生命保険に加入できるとは限りません。
持病がある方や、過去に大きな病気をした事がある場合は保険の加入を断られるケースもあります。
また、同じ保険に再加入する場合も改めて、今の健康状態を告知する必要があります。
「前もこの会社の保険に加入出来ていたから」といっても健康状態に問題があれば加入ができませんので、得に健康状態に不安のある方は注意しましょう。
デメリット2:新しく加入する生命保険の保険料が今よりも高くなる
生命保険は年齢が若い方が保険料が安くなっているため、
新しく加入する生命保険の保険料は前の保険料よりも保険料が高くなります。
例えば、30代の男性が終身タイプの死亡保険・保険金300万円に加入すると保険料は毎月3990円。
ところが同じ保険に40代で再加入すると、全く同じ保障内容でも保険料は毎月5236円となります。
このように、保険料は加入時の年齢で変わるため、解約をすると次に加入する保険は前よりも高くなることを覚えておきましょう。
デメリット3:特約の保障もなくなる
生命保険には、医療特約やがん特約などの特約がありますが、保険を解約するとこれらの特約もなくなります。
そのため「生命保険は必要ないけれど、入院や通院の保障がある医療特約だけは欲しい」という場合は解約前に別途医療保険に加入するといいでしょう。
デメリット4:解約のタイミングによっては解約返戻金が受け取れない
保険を解約すると加入している保険の種類によっては解約返戻金を受取る事が出来ます。
保険会社は、契約時に審査や手続に費用がかかっているのですが、この費用は通常、契約者が支払っている保険料から回収しています。
しかし、早期解約をすると保険料から最初にかかった費用の回収ができないため、保険料の積立部分から未回収分を差し引き、残りのお金を解約返戻金として返還しています。
そのため解約の時期が早いほど、差し引かれたあとのお金(解約返戻金)が残らないため、解約のタイミングが早ければ解約返戻金が無かったり、少額になる可能性があります。
契約の途中でも解約返戻金がいくらなのか確認はできるため、解約をするまえに返戻金はいくらなのか問い合わせましょう。
生命保険の解約を考えているなら、無料相談で詳しい話を聞いてみるとよいでしょう。今なら無料オンライン相談で簡単に相談できます。
解約させてくれないなどトラブルも?気まずい引き止めに合わない方法
解約返戻金とは?振り込みはいつ?解約の場合、返戻率に注意!
解約返戻金とは、保険を解約した時に戻ってくるお金のことです。
解約返戻金がいくらなのかは、加入していた保険の種類や加入期間、保険料により異なります。
解約返戻金がある保険は
- 終身保険
- 養老保険
- 個人年金保険
- 学資保険
などで、定期保険は解約返戻金がほぼないか、あってもわずかです。
解約返戻金を受け取れる時期は、生命保険の解約手続きが完了してから一週間ほどで振り込みされます。
また、解約する際は返戻率に注意しなければなりません。
- 返戻率が100%以下の場合…これまで支払った保険料の方が大きいので損
- 返戻率が100%以上の場合…これまで支払った保険料よりも受け取れる解約返戻金の方が多い
つまり、返戻率が100%以上ある時に解約をすれば損はしないという事です。
生命保険の解約にペナルティや違約金は発生する?
生命保険を解約する際、自分や担当者にペナルティがあるのか?なども気になりますよね。
ここからは
保険を解約すると、
- 保険会社の担当者側はペナルティが課される事がある
- 契約者にはペナルティは原則ない
これらについて詳しくみていきましょう。
保険会社の担当者側にはペナルティが課される場合もある
生命保険に加入して2年程度で解約することを「早期解約」と言いますが、早期解約をすると担当者にはペナルティが科せられます。
ペナルティの内容は保険会社により異なりますが、
- 1年未満の解約の場合…報酬の返還など金銭的なペナルティ
- 1年以上2年未満の解約の場合…営業成績におけるペナルティ
2年以内に解約をされると、営業成績に大きく影響するためボーナスや給料を減額されたり、退職金に影響がある場合もあります。
そのため、担当者は早期解約(得に1年未満)は避けたいため、「もう少し継続してほしい」と頼まれる事も多いです。
契約者側にはペナルティは原則課されない
2年以内に保険契約を解約すると、担当者にはペナルティがありますが、契約者にペナルティはありません。
ただ、注意したいのが資産形成型の生命保険に加入している場合の解約時期です。
資産形成型の保険に加入していて、払込満了前に解約をすると解約返戻金が低くなり損をすることになります。
保険料の支払いが難しい場合に解約の前に試したいこと
保険料の支払が難しい事を理由に解約を考える方は多いです。
しかし、上記でも解説したように一度保険を解約すると新しい保険に加入出来ない可能性もありますし、前よりも保険料は上がります。
そのため、保険料の支払が難しい時は
- 保険金額を変える
- 保険料の支払い方法を変える
- 払済保険・延長保険へ変更する
- 契約者貸付を利用する
- 自動振替貸付制度を利用する
などの方法で解約をしなくてもすむ可能性もあります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
保険金額を変える
保障額を減らしたり、特約を減らす事で今よりも保険料を安くすることが出来ます。
ただ、どの特約をなくすのか、いくら保障額を減らすのか?を決める際は、保険会社に相談して決めましょう。
保険料の支払い方法を変える
保険の支払い方法には
- 月払…毎月保険料を払う
- 半年払い…6ヶ月ごとに保険料を支払う
- 年払い…1年ごとに保険料を払う
がありますが、年払いで保険料を支払っている場合は月払いに変えましょう。
総額支払保険料は半年払いや年払いの方が安いですが、月払いに変更することで一度に払う保険料の負担を軽くすることが出来ます。
払済保険・延長保険へ変更する
払済保険や延長保険に変更することで、保険料の支払を止める事ができます。
- 払済保険…保障期間は変わらない・保険金額は減額になる
- 延長保険…保障期間が短くなる・保険金額は変わらない
払済保険も延長保険の場合も今、契約している保険の解約返戻金を保険料の支払に充当し保険を切り替えます。
また、払済保険、延長保険に変更後に再び元の契約に戻したい場合は、期間内であれば戻す事は可能です。
契約者貸付を利用する
一時的に保険料の支払が難しいのであれば、契約者貸付を利用する方法もあります。
契約者貸付とは、解約返戻金を担保にして保険会社からお金を借りる制度です。
借りられる金額は保険会社により異なりますが、一般的には解約返戻金の7~8割です。
自動振替貸付制度を利用する
自動貸付制度を利用すると、保険料の支払いが出来なかった時でも自動的に保険会社が保険料を立て替えてくれます。
立て替えのお金は解約返戻金が一定範囲内で適用されています。
ただし、自動貸付制度は解約返戻金のある保険に限られていることと、利息が解約返戻金より上回る場合は自動貸付制度は適用されないため注意してください。
生命保険の解約を考えている場合は無料相談に事前にきいてみるとよいでしょう。今なら無料オンライン相談で簡単に悩みを解決できます。
まとめ:生命保険の解約手続きをする前に注意点を理解しよう!
生命保険の解約手続きの方法や解約のタイミングについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事のポイントは
- 生命保険を解約するには電話か直接窓口で解約を伝える
- 解約のタイミングは月末にして次の保険の開始日を確認してから解約をする
- 生命保険を解約すると新しい保険に加入できない、保険料が高くなるデメリットがある
- 解約返戻金は解約後一週間程度で振り込まれるが返戻率に注意
- 生命保険を早期解約すると担当者にペナルティが科せられる
でした。
保険は一度解約してしまうと、次の保険に加入する際に再び審査を行うため健康状態によっては加入出来なくなる可能性もあります。
そのため、健康に不安のある方はそういったリスクも十分理解しておきましょう。
また、保険料の支払いが難しいなどの理由で解約をしたい場合は、保障を減らして保険料を安くするなど対策はありますのでまずは担当者に連絡してみるといいでしょう。
現在加入している生命保険の解約を考えているけれど「解約っていつしても同じなの?」「解約をさせてくれなかったらどうしよう…」と不安や疑問に感じる方は多いのではないでしょうか?
実は、解約自体はいつでも出来るのですが解約のタイミングによっては損をすることもあるので解約のタイミングはとても重要です!
そこで、この記事では
について解説します。
生命保険の解約方法や損をしない解約のタイミングを知りたい!という方はぜひ最後までご覧ください。