更新日:2021/01/21
睡眠薬を服用していると生命保険に加入できない!?睡眠障害の場合は?
内容をまとめると
- 生命保険会社は、睡眠薬の服用は自殺につながる精神疾患と捉えて、保険に加入できない
- 生命保険加入の際は、告知義務により必ず睡眠薬服用の報告が必要
- 睡眠薬以外にも審査に通りにくい病気の薬を服用していると保険加入が難しい
- 睡眠薬を服用していても「引受基準緩和型医療保険」や「無選択型保険」には加入可能
- 精神科や心療内科にかかっている時にも生命保険への加入は難しい
- 睡眠薬を服用していても加入できる生命保険はあるので、あきらめずに検討する
- どの生命保険が加入できるのかわからなかったら、一度無料保険相談できいてみる
- 今ならスマホ1台で簡単に相談できる、無料オンライン相談ならすぐに悩み解消
目次を使って気になるところから読みましょう!
睡眠薬を処方されていると、生命保険に加入できない理由は?
睡眠薬とは、不眠症の改善のために医師から処方される薬です。処方されやすい薬のため、よく薬名を耳にすることも多いのではないでしょうか。
しかし、睡眠薬の服用には注意しなければならないことがあります。それは、生命保険へ加入が難しくなるということです。
睡眠薬が生命保険加入の告知に関わることはあまり知られていないため、保険加入の際にスムーズに加入できなかったという人も少なくありません。
とはいえ、睡眠薬を服用していたとしても万が一の時に備えて保険には加入しておきたいですよね。
中には睡眠薬を服用していても加入できる保険もあるので、しっかり見極めて自分に合う保険を選びましょう。
以下では、まず睡眠薬の処方により生命保険に加入できない理由を詳しく解説します。
睡眠薬の服用・睡眠障害が精神疾患と捉えられるから
睡眠薬の服用で生命保険に加入できない理由は、睡眠薬の服用を「精神疾患」と考えられるためです。
睡眠薬で治療されることの多い病気「不眠症(睡眠障害)」は、精神疾患が原因で発症するものとされています。
精神疾患は治療が難しく再発や事件、事故の発生の可能性が高いのが特徴です。
そのため、生命保険会社では睡眠薬の必要な健康状態は保険の加入には相応しくないと判断するのです。
睡眠薬を服用している不眠症は、現症でも既往症でも告知期間内の加入は難しくなります。
睡眠薬は症状が深刻でなくても簡単に処方されるので、これから生命保険加入の予定がある人は注意しなければなりません。
睡眠薬の服用が自殺との関連を連想させるから
睡眠薬は多量摂取により死に至ることもあり、飲み方を誤るととても危険な薬です。
そのため保険会社は、不眠症の人が精神疾患により、睡眠薬を使用して自殺をする可能性もあると考えます。
不眠症であるからといって必ずしも自殺するわけではありませんが、健康な人に比べればそのリスクを捨てきることはできません。
しかし、保険に加入するために病気の治療を我慢して症状を悪化させては本末転倒です。
生命保険への加入を考えている人は、医療機関にかかる前に保険へ加入して、安心して治療に臨めるように体制をしっかり整えておきましょう。
生命保険の加入を検討しているなら、一度無料保険相談にきいてみるといいでしょう。今ならスマホ1台で簡単に相談できる、無料オンライン相談ですぐに確認できます。
睡眠薬を服用している場合、生命保険の加入の際の告知はどうすればいいの?
睡眠薬を服用している場合には、加入の際に保険会社に対してしっかりと告知しなければなりません。
告知は義務として保険法により定められているため、告知せずに加入した場合には厳しい罰則が科せられることとなります。
告知をせずに加入してもバレないのでは、と考える人もいるかもしれませんが、保険金請求の時には必ず判明します。しっかり告知をして違反のないようにしましょう。
ただし告知義務があるのは、5年以内に医師から処方されたもののみとされています。
市販の睡眠薬やサプリメント、最後の服用から5年が経過している睡眠薬は告知の必要はないので覚えておきましょう。
以下では、告知義務が必要な理由や、告知義務違反をした場合の罰則について解説していきます。
睡眠薬を服用している場合は告知が必要
睡眠薬を服用している場合には必ず生命保険会社に対して告知をする義務があります。
告知義務とは、保険契約の際に確認される過去の病歴や現在の健康状態、職業などに関して、正しい情報を報告することです。
もし告知義務がないと、健康な人より病気の人のほうが短期間で多額の保険金を請求できる可能性が高くなります。
そのため過去の病気や薬の服用の告知義務を作り、個々の契約の公平性を保ち、加入を希望する全員が公平に保険に加入できるようにしているのです。
保険会社の告知義務は、過去5年以内の診療・通院歴、医師から処方された薬の服用歴を確認されることが多いでしょう。
ただし、あくまで告知義務があるのは医師から処方されている薬であるため市販の睡眠薬やサプリメントは告知をする必要はありません。
また、睡眠薬の最後の服用から5年以上時間が経っている場合も告知義務はなくなります。
睡眠薬の服用を告知せずに、加入するとどうなる?
告知義務は2010年に施行された保険法による義務です。
そのため睡眠薬の服用を告知せずに保険に加入した場合には、告知義務違反になります。
違反した場合には契約の解除や保険金を受け取れないなどの厳しい罰則が科せられるので注意してください。
特に、故意または重大な過失がある場合は、責任開始日から2年以内は契約を解除、保険金を請求することもできなくなります。
それよりも違反が重大な場合には、詐欺であるとして契約自体を取り消されることとなり、保険金の請求もできず、それまでに払った保険料も戻りません。
バレないだろうと告知しないまま加入しても、保険金請求の際に必ず違反は発覚するので契約の際には嘘をつかずしっかりと告知をしましょう。
睡眠薬以外に保険に入れない薬はある?
睡眠薬以外にも薬の種類によっては加入できない場合があるので気をつけましょう。
保険の加入審査は、薬や病気、怪我、加入したい保険の種類などによる総合的な判断です。
その基準は保険会社によっても異なり、複数の会社の審査を通すことで加入できる可能性もあります。
そのため、保険会社や商品の候補は複数選んでおくとよいでしょう。
以下では、審査に通りにくい病気や、告知書に薬を記載する時の注意点を詳しく解説していきます。
審査に通りにくい病気の薬を服用している場合はリスクあり
審査に通りにくい病気の薬を服用している場合には保険に加入できない可能性があります。
審査に通りにくいとされる病気は
- がん
- 心筋梗塞
- 脳卒中
- 肝硬変
- 糖尿病
- 躁うつ病
- 腎不全
- 不整脈
などです。
貧血や高血圧症、高脂血症に関しても、入院歴があったり病状が重い場合には審査の通過が難しくなります。
ただし、その基準は保険会社によって異なるということを頭に入れておきましょう。
複数の保険会社の審査を通すことで加入できる可能性があるので、どうしても加入したい場合は検討してみてください。
無料保険相談に相談するとよりスムーズに進めることができますよ。
また、薬の告知内容に関しては、正確に細かく記載することが大切です。薬の詳細を記載しないと、強い薬を服用していると判断され審査に通りにくくなります。
書き方を工夫することで審査に通りやすくなることもあるため、記入に自信がない場合は専門家に相談してみるとよいでしょう。
不安な場合はまず保険のプロに相談してみましょう。
詳しい情報を知りたいと思ったら、一度無料保険相談にきいてみることをおすすめします。今ならスマホ1台で簡単に相談できる、無料オンライン相談で正しい情報を得ることができます。
睡眠薬を服用していても加入できる保険や共済はあるの?
睡眠薬を服用していると保険加入が難しいからといって、保険への加入を諦める必要はありません。
「引受基準緩和型医療保険」や「無選択型保険」を利用することで生命保険に加入することができますよ。
審査基準が緩和されているので、健康に不安がある人でも加入しやすい保険です。
ただし、保険料が一般の生命保険に比べて割高で、保障内容もかなり制限されているというデメリットもあります。
持病や薬の服用歴があったとしても加入できる一般の保険もある可能性があるので、まずは複数の保険会社に相談したり審査を通してみましょう。
以下では、「引受基準緩和型医療保険」や「無選択型保険」の概要と、それぞれの具体的な保険商品を詳しく解説していきます。
睡眠薬を服用中でも加入できる保険「引受基準緩和型保険」
「引受基準緩和型医療保険」とは、通常の医療保険よりも加入時の審査基準が緩和されている医療保険です。
審査基準は各保険会社によって異なりますが3〜5つの簡単な健康告知で加入できます。持病がある人や入院歴がある人でも加入しやすくなっている保険です。
ただし、緩和されるのは健康状態の告知のみで、年収や職業の条件は緩和されないのでよく覚えておきましょう。
例えば引受基準緩和型医療保険には、オリックス生命保険の『医療保険CURE Support Plus』があります。
保障内容は以下の通りです。
- 入院:日額5,000円〜
- 手術:入院中5万円〜、外来2.5万円〜
- 先進医療:通算2,000万円〜
- 保険料は30歳男性で2,919円、30歳女性で2,910円
必ず加入できる保障はないことや、保険料が高く保障内容に制限があるというデメリットもあるので、よく内容を確認してから加入を検討してみてください。
保障内容が少ないのであれば、保険料と同じ額の貯金をするほうが得策の可能性もありますよ。
もし本当に加入すべきか迷った場合は無料保険相談で保険のプロに相談してみてくださいね。
また、持病があっても加入できる一般の生命保険もあるので、まずは一般の生命保険の審査を通してみるほうがよいでしょう。
睡眠薬を服用中でも加入できる保険「無選択型保険」
「無選択型保険」は、健康状態の告知の必要がなく誰でも加入できる保険です。
引受基準緩和型医療保険よりもさらに審査基準が緩和されているので、引受基準緩和型医療保険にも加入できなかったという人におすすめします。
例えば「無選択型保険」には、Chubb損害保険の『まかせて安心医療保険』があります。
概要は以下の通りです。
- 入院歴や手術歴を問わず満16歳から満70歳まで誰でも加入可能
- 医師の診査や健康告知不要
- 入院保険金は1回の入院あたり60日まで、保険期間中120日まで補償
- 保険料は男女ともに30歳で月払2,870円
ただし、引受基準緩和型医療保険と同じく、健康状態以外の年収や職業に関しては審査があります。
審査基準も各保険会社によって異なるので頭に入れておきましょう。
無選択型保険のデメリットは、さらに高額な保険料がかかり、保障内容もかなり限定的になることです。
本当に加入できる一般の生命保険や引受基準緩和型医療保険がないか無料保険相談で確認した上で加入を検討しましょう。
今ならスマホ1台で簡単に相談できる、無料オンライン相談ですぐに悩み解消できます。
参考:精神科や心療内科にかかっている場合も生命保険に加入できない?
睡眠薬が処方されていなかったとしても、精神科や心療内科にかかっている場合は、生命保険に加入できません。
睡眠薬の服用と同様、精神疾患があり保険会社にとってはリスクが高いと判断するためです。
ただし、一般の生命保険への加入が難しくても「引受基準緩和型医療保険」や「無選択型保険」であれば加入できる可能性が非常に高くなります。
保険料が高く保障内容が制限されているというデメリットはありますが、何も加入していないよりは安心ですよね。
また、最後の受診から5年経過している場合は、告知が必要ありません。経過年数もしっかり確認してみてください。
今後、精神科や心療内科を受診する予定のある人は、先に生命保険への加入を済ませて安心できる環境を整えましょう。
まとめ:睡眠薬を服用していても加入できる生命保険はある。あきらめずにしっかり検討しよう
睡眠薬の服用による生命保険への加入について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- 生命保険会社は、睡眠薬の服用に関して、自殺を連想させるような精神疾患と捉えるため保険に加入できない
- 生命保険加入の際は、告知義務により必ず睡眠薬服用の報告をする必要がある
- 睡眠薬以外にも審査に通りにくい病気の薬を服用している場合は保険加入が難しくなる
- 睡眠薬を服用していても「引受基準緩和型医療保険」や「無選択型保険」には加入可能
- 精神科や心療内科にかかっている時にも生命保険への加入は難しい
でした。
簡単に処方され、私たちの身近な薬になりつつある睡眠薬。
生命保険会社は、睡眠薬を精神疾患による服用と捉えリスクが高いと判断するため保険への加入ができなくなります。
病院では比較的簡単に処方される薬でもあるため、生命保険の告知条件に該当すると知らず服用してしまうケースも多いでしょう。
すでに服用している人は引受基準緩和型医療保険や無選択型保険を、これから睡眠薬を服用する可能性のある人は、ぜひ早めの保険加入を検討してみてくださいね。
もし睡眠薬を服用していて、自分に合った保険に加入できるのかどうかわからなかったら、一度無料保険相談にきいてみるといいでしょう。今ならスマホ1台で簡単に相談できる、無料オンライン相談ですぐに問題が解決できます。
睡眠薬は不眠症の改善のために医師から処方される薬ですが、服用していると生命保険への加入が難しくなるので注意が必要です。
比較的簡単に処方され、私たちにとって身近な薬のためしっかり頭に入れておく必要があるでしょう。
しかし、もし睡眠薬が保険加入の告知に関わることを知らずに服用してしまった場合、もう生命保険には加入できないのかと不安ですよね。
睡眠薬を服用していても加入できる保険は存在するので、慌てずに丁寧に自分に合った保険を探しましょう。
そこでこの記事では、「睡眠薬の服用による生命保険への加入」について
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読んでいただければ、睡眠薬服用により生命保険に加入できない理由や服用していても加入可能な保険などを理解できるかと思います。
ぜひ、最後までご覧ください。