更新日:2021/03/21
保険に入れない病気一覧! うつ病などの持病があっても入れる保険とは?
- 保険に入れない病気一覧
- 持病があっても入れる保険の種類とは?
- 持病がある方が注意するべき告知義務違反とは?
- 服用していると保険に入れない薬とは?
- 保険に入れない職業とは?
内容をまとめると
- 保険に入るのが難しい病気はあるが、持病がある方を対象とした保険がある
- 持病や病歴のある方は告知義務違反に気を付ける
- 睡眠薬などの保険に入ることが難しい薬もあるので注意が必要
- 告知内容には病気の事だけでなく職種や業務内容も必要になる
- 保険会社により保障の範囲や制限が変わるのでしっかり確認する
- 持病があり保険の加入を迷っている方には、無料保険相談を利用するのがおすすめ
- 無料保険相談を利用すると保険のプロと一緒に様々な保険を比較することができる
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目次を使って気になるところから読みましょう!
保険に入れない病気一覧!貧血やうつ病などは大丈夫?
保険に加入する時には、健康状態や過去の通院歴・入院歴を伝える義務がありますよね。
契約者間の公平性を保つために持病のある方や、過去に手術や入院をしたことがある方は加入しづらいことが事実です。そのため、それらの内容から保険会社が加入できるか審査をすることになります。
保険会社によって審査基準が異なりますが、保険に入れない病気一覧は
- ガン
- 心筋梗塞
- 脳卒中
- 糖尿病(合併症あり)
- 躁うつ病
- 腎不全
- 不整脈
この他にも貧血、過去に手術をしたことがある、高血圧・高脂血症と指摘された、BMI(身長と体重のバランス)が保険会社の基準を超えたり、下回ったりする場合は加入が難しくなることがあります。
持病があっても入れる保険と通院中でも入れる保険の種類を紹介!
健康な人しか入ることができないと思われている保険ですが、条件つきで持病があっても加入することができる保険や通院中でも入れる保険もあるんです。
過去に通院・入院をしていた方や、手術をした方、持病がある方こそ保険の必要性を実感することもありますよね。
持病があっても入れる保険には
- 引受緩和型保険
- 選択無型保険
- 特定部位不担保
以上のものがあります。
持病があっても加入することができる保険にも、様々な種類がありますので自分にあっている保険を選んでくださいね!
告知事項が少なく審査に通りやすい引受緩和型保険
引受緩和型保険とは、通常の保険より加入条件が緩くなっているので持病や入院・手術歴があっても比較的入りやすい保険になります。
告知内容は保険会社によって様々ですが、告知項目は3~5つほどになります。
国民生活センターによると代表的な告知項目は、
- 最近3ヶ月以内に医師から入院・手術・検査・先進医療を進められたか
- 過去2年以内に入院をしたことがあるか
- 過去5年以内にがん・肝硬変・慢性肝炎で医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか
告知項目が少なく持病のある方でも入ることができる分、保険料が通常の保険に比べて高くなっているのでしっかり確認してくださいね。
誰でも入れる保険の無選択型保険
引受型緩和保険よりも入りやすい告知なしで入れる保険が無選択型保険になります。
健康状態や医師による診査が必要ないので、年齢や持病の関係で通常の保険に加入することが難しい方を対象にした保険になります。
診査や告知を必要とする保険に比べると保険金や給付金の上限金額は少なくなります。
一定期間内に疾病により死亡した場合には
- 死亡保険金ではなくそれまでに払い込んだ保険料が支払われる
- 契約日から一定期間保証されない期間がある
など保障内容に制限があることが多いので契約内容をよく確認してくださいね。
だれでも加入しやすい分保険料は通常の保険よりも高く、保証内容が制限されていることが多いので注意が必要です。
特定部位不担保
保険会社が定めた特定の疾病や部位が保障の対象外になります。その期間は指定されている部位に関する入院・手術の給付金は支払いの対象外となります。
持病がある方が保険に加入する時には告知義務違反に注意!
保険に加入するときには、告知書と言われる書類を提出する必要があります。保険は相互扶助の仕組みになっているので、公平に契約を引き受ける必要があります。そのため、保険に加入する際には過去の入院・手術歴や持病を告知する義務があるのです。
口頭で伝えても告知したことにはなりませんので、告知書にしっかりと事実を記入することが大切です。
告知内容によって保険に加入することができるかどうか、特定の部位や疾病が不担保になるなど契約が変わることがあります。
持病があったり入院・手術歴があるのに告知書に事実を記載しなかったり、事実とは異なることを告知した場合には告知義務違反になります。絶対にしてはいけない違反行為になりますので、注意が必要です。
もしも告知義務違反を起こしてしまうとどうなる?
もし事実と異なる告知をしたり、過去の病歴や持病を隠して告知義務違反をした場合、保険会社は契約を解除することができます。その時、支払事由が発生していても給付金や保険金を受け取ることもできなくなります。
告知義務違反の内容と関係のない病気の場合は、保険金や給付金は支払われます。
しかし、保険会社が契約を解除できない場合があります。
- 保険契約が2年以上継続したとき
- 保険会社が告知義務違反の事実を知ってから、1ヶ月以内に契約を解除しなかったとき
- 保険募集人が、事実の告知を妨げたり、事実でないことを告知するようすすめた場合
保険契約が2年以上継続していても、告知義務違反の場合は契約解除となる場合があります。
告知義務違反をしてしまうとその病気に関する給付金や保険金は支払われず、保険契約も解除になってしまうためしっかりと告知をしてから保険に加入することが大切です。
入院歴や通院歴は必ず告知しましょう
告知義務違反で契約解除にならないためにも、入院歴や通院歴がある場合にはしっかりと告知することが必要になります。
一例ですが告知書の質問には、
- 過去5年以内に、病気やけがで継続して7日以上の入院をしたことがあるか
- 過去5年以内に病気やけがで手術をしたことがあるか
- 過去5年以内に病気やけがで7日以上の医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがあるか
などがあります。
期間は保険会社によりますが、5年間としていることが多いようです。
精神科での通院歴や入院歴がある場合にも告知を忘れずに
不眠症、うつ病や総合失調症などで、通院歴や入院歴がある場合も告知が必要になります。理由は、健康な方と比較すると自傷行為や自殺のリスクが高くなったり、他の病気にかかる確率も高くなると言われているからです。そのため、保険会社とするとハイリスクとなるので保険に加入することが難しいのです。
保険会社によって基準は変わりますが、5年経つと契約することが出来る保険が多いようです。
告知事項を正しく申告しないとばれる
なぜ、告知義務違反がばれるのでしょうか?
保険会社の調査方法はいくつかあります。
- 医療機関への調査
- 健康保険や国民年金保険への調査
- 健康診断に対する調査
契約者から給付金や保険金の申請を受けたときに保険会社は調査を行います。具体的には、担当医へ確認をしたり、治療期間・過去の病歴などの確認をします。
保険会社の調査員と呼ばれる担当者が医療機関に確認をとります。医療機関では5年間はカルテが保存されているため過去の病歴も遡って調べることができるのです。その他にも、契約者の同意があれば健康保険の利用履歴の調査を行います。また、健康診断の記録も調査対象になります。
事実と異なる告知をするとこのような調査でばれてしまい、保険の契約が解消されてしまう事もあるのでしっかりと記載していきましょう。
参考:服用していると生命保険に入れない薬
薬を服用している場合にも、告知が必要になります。保険会社が薬の種類によって保険に加入することができるかどうかを判断するからです。
生命保険に入ることが難しいと言われている薬のなかに睡眠薬があります。
主に不眠症の改善で処方される薬ですね。不眠症は精神的な原因で発症すると考えられているので健康状態に問題があると判断されて保険の加入が難しくなります。
保険に加入することができなくなることを知らない方もいるので、これから保険に加入することを考えている方は睡眠薬の服用には注意が必要です。
他にも、保険に入れない病気一覧で挙げた病気に関する薬を服用している場合も審査が通りにくいと言われていますので注意してくださいね。
参考:生命保険に入れない職業とは?
告知内容には持病や病歴だけでなく、身長体重や勤務先・業種なども含まれています。
勤務先や業種を告知する理由は、業務に危険が伴う職業かどうかを保険会社が判断するためです。契約者間の平等性を保つために業務内容が危険だと判断される場合は加入を断られることがあります。
保険会社によって基準は変わりますが、実際にどんな職業が保険に入ることが出来なかったり、入る際に制限がかかったりするのでしょうか?
具体的にどんな職業が対象になるのか一覧で確認していきましょう。
生命保険に入れない職業一覧
保険に加入することが難しい職業は保険会社によって基準が異なるので一例ですが
- テストドライバー
- スタントマン
- 潜水士
- テストパイロット
- 猛獣取扱者
生命保険に加入できるが制限がある職業
職業によっては加入の際に制限がかかる場合があります。業務の危険度が違うので、それによって上限が変わってきます。
こちらも保険会社によって基準が変わってきますが、制限がある職業の一覧はこちらになります。
- 潜水漁師・海女
- 漁船乗組員
- 爆破作業員
- 地下作業者
- 林業作業者
- 高所作業車
- 高圧電気取扱者
- 格闘家
- 騎手
- 競輪選手
- 登山家
- 建設作業者
- トラック運転手
- 重機オペレーター
- 航空機搭乗員
- 産業廃棄物処理者
上記の職業が保険に入る際に制限がかかる職業になります。危険度によって死亡保障の上限が3,000万円~5,000万円。医療保険は、不可または入院1日当たり上限10,000円になることが多いようです。
制限はありますが、保険会社によって制限の内容は変わりますので幾つかの保険会社を比較して検討をして下さいね!
病気や入院中でも告知なしで入れる保険(医療保険や生命保険)もある!
今回こちらの記事では
- 保険に入ることのできない病気一覧
- 持病があっても入ることのできる保険の種類
- 持病や病歴のある方は告知義務違反に注意が必要
以上の事について解説してきました。
保障の制限は変わりますが、持病のある方でも入ることのできる保険として
- 引受緩和型保険
- 無選択型保険
- 特定の部位のみ保障の対象外である特定部位不担保
と種類がありますので、自分に合った保険を選ぶことが大切です。
また、保険に入れない薬や入るのが難しい職業などもあるので注意が必要になります。
持病や入院・手術歴のある方は、告知義務違反にも注意が必要になります。違反すると給付金の支払いがなくなってしまったり、契約解除になってしまう事があるので契約のときは告知書にしっかりと事実を記入し加入しましょう!