脳梗塞になってから保険加入は可能?脳梗塞になっても入れるおすすめの保険を紹介

※本記事で紹介しているサービスにはPRが含みます。

常に日本人の死因上位となっている脳梗塞。
 


一度脳梗塞になると再発の心配もあるため、生命保険に加入して万が一の事態に備えておきたいですよね。 


基本的には脳梗塞になったあとは生命保険への加入はできないのが現状ですが、5年経てば既往歴を聞かれることはなくなるので、病歴だけで保険に加入できないということはなくなります。 


ただし生命保険に入れることはあっても、加入の際の注意点を把握しておかないと後悔してしまう可能性もあるので十分注意して加入するようにしましょう。 


そこでこの記事では、脳梗塞になったあとの生命保険への加入について 

  • 脳梗塞になったあとの生命保険加入が困難である理由  
  • 脳梗塞になったあとでも加入できる生命保険の種類や条件、生命保険商品 
  • 特約をつけることで保障される県民共済

以上のことを中心に詳しく解説していきます。 


この記事を読んでいただければ、脳梗塞になったあとの生命保険への加入の難しさや条件について理解を深められるかと思います。 


ぜひ、最後までご覧ください。 

内容をまとめると

  1. 脳梗塞になったあとの生命保険加入が難しいのは、再発の可能性が高く後遺症が残りやすいため
  2. 脳梗塞になったあとでも加入しやすい生命保険は「引受基準緩和型保険」「無選択型保険」
  3. 脳梗塞になったあとでも加入できるおすすめの生命保険商品がある
  4. 県民共済は特約をつけることで三大疾病も保障してくれる
  5. 脳梗塞になったあとの生命保険加入時には発症後の経過年数を確認する
  6. 三大疾病は死因上位で、治療に時間と高額な医療費がかかるので備えが必要
  7. 脳梗塞による保険金の請求条件は、保険会社が定める「所定の状態」を満たしていること
  8. 身体の一部機能が使えたり、リハビリにより回復するとの高度障害の適用外になる
  9. 脳梗塞を再発した場合の保障があるかどうかは加入前にしっかり確認しておく必要がある
  10. 今の保険が十分な保障があるのか疑問があれば、無料保険相談で確認してみる
  11. 今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、一度相談してみるのがおすすめ

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脳梗塞になった後に生命保険の加入が難しい理由とは?


脳梗塞になってからの生命保険への加入が難しい理由は、再発の可能性が高く後遺症や障害が残りやすいためです。 


万が一、脳梗塞が再発して重い後遺症が残った場合、被保険者は保険料の支払いを免除されることが多くなります。


そうすると保険会社は、被保険者の保険料を回収できないまま多額の保険金を支払わなければなりません。


そのリスクを避けるために、脳梗塞になったあとの加入は断るケースが多いのです。 


以下では、脳梗塞になったあとの生命保険の加入が難しい理由について、脳梗塞の再発と後遺症や障害についてさらに詳しく解説していきます。 

脳梗塞は再発の可能性が高い

脳梗塞は再発の可能性が高い病気です。再発率は発症後1年で10%、5年で35%、10年で50%と非常に高くなっています。  

再発すると重症化しやすく、新たな後遺症や障害が加わる可能性が高くなるのも特徴です。


再発の可能性が高いということは、保険会社が保険金を支払う確率も高くなるということでもあります。


また、重い後遺症や障害が残ることにより、保険料の支払いが免除される場合もあるため、保険料を回収しきれない可能性も高いです。


保険会社はこのようなリスクを避けたいため、脳梗塞になったあとの加入を断ることが多くなります。 

脳梗塞は後遺症や障害が残りやすい

脳梗塞の後遺症は、身体の麻痺や言語障害、認知障害、人格が変わる高次機能障害など、日常生活に大きく支障の出るものが多いです。 


発症後3時間以内に治療できると後遺症のリスクを低くすることができますが、時間の経過とともに重い後遺症が残る可能性が高くなります。 


再発と同様、保険金発生のリスクと手厚い保障が必要になるため、加入を断ることが多いでしょう。 

脳梗塞になった後でも加入しやすい生命保険の種類・加入条件は?


脳梗塞になってからの生命保険加入はとても難しいですが、決して諦める必要はありません。
 

引受基準緩和型保険や無選択型保険という保険の形態があるので、ぜひ検討してみてください。
 


また、脳梗塞発症後、3〜5年間再発や投薬がない場合は一般の保険に加入できる可能性もあるので、各保険会社に相談してみることをおすすめします。
 


以下では、加入の条件が幅広くなる引受基準緩和型保険や無選択型保険という形態の概要を詳しく解説していきます。 

引受基準緩和型保険

引受基準緩和型保険とは、健康状態に対する加入条件がゆるくなっている保険のことです。
持病がある人でも加入しやすく、告知項目が少ないものもあります。 


保険料は一般的な保険よりも高く設定されており、保障内容も制限されている場合が多いです。 


保険は通常通りで加入できますが、保障金額が少なかったり給付金が半額になる条件もあるため、各保険会社の商品をしっかり見比べて検討しましょう 

無選択型保険

無選択型保険とは、引受基準緩和型保険よりもさらに加入しやすくなっている保険です。

健康に関する告知や意思の審査がないため、だれでも加入することができます。 


しかし、引き受け基準緩和型保険よりも割高な保険料になっており、再発の入院や手術が保障対象外などのかなり制限のある保障内容になるので注意が必要です。 


保険料の払込総額が給付される金額を超える場合もあるため、本当に加入する必要があるのか、加入を検討する際にはよく検討しましょう。 


加入すべきか迷ったときには、無料保険相談「ほけんROOM」に相談してみるのがおすすめです。ファイナンシャルプランナーによる的確なアドバイスを受けることができますよ。


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脳梗塞になっても入れるおすすめ生命保険商品をご紹介!保険金はいくら?


脳梗塞になってしまったからといって、必ずしも生命保険に加入できないわけではありません。  


脳梗塞になったあとからでも加入できる生命保険商品を販売している生命保険会社もたくさんあるため、諦めずに加入の相談をしてみましょう。
 


以下では、脳梗塞になったあとからでも加入できる生命保険商品『かしこく備える死亡保険』『三大疾病保険』『千客万来』の3つを紹介していきます。 


商品によって保障内容や保険金、保険料が異なるためよく内容を確認して、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。


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アフラック『かしこく備える死亡保険』

アフラック『かしこく備える死亡保険』は、一生涯の保障が受けられるシンプルな死亡保険です。 

自分にあった保険金額が設定ができ、保険料も加入時のまま継続することができます。保険の特徴は以下の通りです。


  • 解約払戻金を従来の70%に抑えることで割安な保険料を実現し、一生涯変わらない保険料で、一生涯の保障が受けられる
  • 最低100万円から10万円単位で自分に合った保険金額を設定できる
  • タバコを吸わない人にはノンスモーカー割引特約があり、保険料が割安になる
  • 「三大疾病保険料払込免除特約」を付加することで三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)発症後の保険料の払込が免除される
  • 「特別保険料率に関する特則」を付加することで、健康状態に不安がある人でも加入できる可能性がある

保険金や保険料は「特別保険料率に関する特則」を付加するかしないかによって異なります。保険金や保険料は以下の通りです。


なお保険料は、全ての条件において三大疾病保険料払込免除特約を付けない場合となっています。


アフラック
『かしこく備える死亡保険』
保険金保険料
「特別保険料率に関する特則」
付加なし
死亡や高度障害に対して200万円ノンスモーカー割引特約あり
30歳男性:3,016円
30歳女性:2,742円

ノンスモーカー割引特約なし
30歳男性:3,326円
30歳女性:2,968円
「特別保険料率に関する特則」
付加あり
死亡に対してのみ200万円30歳男性:3,766円
30歳女性:3,396円
(ノンスモーカー割引特約は
付加できない)


コープ共済『三大疾病保険』

コープ『三大疾病保険』の特長は満1歳〜84歳まで新規加入ができ、100歳まで保障が続くことです。 


また「過去2年以内の病気・手術・入院の有無」「悪性新生物(上皮内新生物を含む)・心筋梗塞・脳卒中の診断経験の有無」の2つの質問で簡単に申し込むことができます。 


コープ『三大疾病保険』のプランは「スタンダードプラン」と「シンプルプラン」の2つです。スタンダードプランの概要は以下の通りです。


スタンダード
プラン
100万円・200万円・300万円コース50万円コース
(50歳以上限定)
診断保険金各コースの金額が支払われる50万円
入院保険金診断後1日目から1,095日以内、
1入院あたり180日を限度に
日額3,000円
左記コースと条件同様
日額1,500円
手術保険金入院保険金日額に対する倍数で支払い
入院中20倍、入院中以外5倍、放射線治療10倍
入院中:30,000円
入院中以外:7,500円
放射線治療:15,000円
通院保険金入院終了後180日以内に、
90日を上限に通院した場合に支払い
日額3,000円
左記コースと条件同様
日額1,500円
先進医療費用保険金技術費・交通費・宿泊費
保険期間通算2,000万円まで
技術費・交通費・宿泊費

保険期間通算2,000万円まで


また保険料は以下の通りです。 


コース保険料年齢ごと
100万円コース160円〜5,540円30~34才で350円
200万円コース200円〜7,470円30~34才で590円
300万円コース230円〜9,400円30~34才で820円
50万円コース680円〜2,800円50〜54歳で680円


シンプルプランの概要は以下の通りです。 

シンプルプラン100万円コース(50歳以上限定)200万円コース
三大疾病診断保険金100万円200万円
先進医療費用保険金技術費・交通費・宿泊費

保険期間通算2,000万円まで
技術費・交通費・宿泊費

保険期間通算2,000万円まで
月払保険料1,050円〜2,010円
(50〜54歳で1,050円)
160円〜3,940円
(30〜34歳で550円)

住友生命『千客万来』

住友生命『千客万来』は、医療保障も死亡保障も一生涯つづく保険です。新規契約は20~85歳まで可能。再発や悪化による入院や手術にも給付金が支払われます。 


加入条件は、以下の5つの告知項目に1つもあてはまらないことです。
 

  • 過去2年以内の入院や手術の有無 
  • 過去5年以内のがんによる入院または手術の有無
  • 今後3か月以内の入院や手術の予定の有無
  • 現時点でがん・肝硬変と診断されているか 
  • 満40歳以上の方で現在までに、公的介護保険の要介護認定を受けたことがあるか

保障内容と保険料は以下の通りです。

 

住友生命
『千客万来』
内容
死亡時20万円
傷害による所定の
高度障害状態
以降の保険料の払込免除
限定告知型入院保障充実特約不慮の事故による傷害または疾病で
1日以上入院した場合
30,000円
限定告知型医療特約入院:1〜4日目まで28,000円
5〜60日目まで7,000円×入院日数分
(通算1000日まで)

手術:70,000円、入院中の場合35,000円
限定告知型傷害損傷特約腱・靭帯・半月板の断裂:50,000円
不慮の事故により顔・頭・首に
損傷を受けた場合:500,000円
保険料男性:6,230円〜
女性:5,965円〜


県民共済は脳梗塞を保障してくれる?



県民共済は、手ごろな掛け金で手厚い保障を受けることができるのが特長で、県民共済でも三大疾病の特約をつけることで保障をしてくれます。


ただし、県民共済も脳梗塞発症から5年経っていれば加入できるできるため、経過年数はしっかり確認しておきましょう。


特約を付けられるのは「総合保障型」「入院保障型」に加入している健康な方です。 

コースは「新三大疾病1.2型特約」「新三大疾病2.4型特約」の2種類あります。


「新三大疾病1.2型特約」は入院1日あたり2,500円〜5,000円、三大疾病手術25,000円〜200,000円、三大疾病先進医療1〜150万円が保障され、保険料は1,200円です。
 


一方「新三大疾病2.4型特約」は入院1日あたり5,000円〜10,000円、三大疾病手術50,000円〜400,000円、三大疾病先進医療1〜300万円で、保険料は2,400円となっています。 


診断保険金はがんのみに出ることになっており、脳卒中は対象外なので注意しましょう。
 


また、三大疾病特約は一生涯ではなく80歳で保障が終了し、年齢が上がるごとに保障金額が減っていきます

概要についてよく確認してから加入するようにした方がよいでしょう。 


県民共済への加入を考えているなら、保障内容を無料保険相談で確認してみることをおすすめします。今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、簡単便利です。

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脳梗塞になった後に生命保険に加入する際に注意してほしいこと


脳梗塞になってから生命保険に加入する際には、発症後の経過年数を確認してから商品を検討するとよいでしょう。  


実は、脳梗塞発症後5年間、再発や投薬がない場合は一般の保険に加入できる可能性があります。 

告知は5年以内の既往歴を聞かれることが多いので、5年経てば病歴だけで保険に加入できないということはなくなるのです。


発症後でも入ることのできる引受基準緩和型保険や無選択型保険は、割高な保険料、制限のある保障内容、少額な死亡保険金など条件があまりよくありません。
 


経過年数は必ずチェックし、経過年数が経っていなかったとしても、まずは一般の生命保険を検討する方がよいでしょう。
 


それでも条件に満たず加入できなかった場合には引受基準緩和型保険や無選択型保険を検討してください。 

脳梗塞を含む「三大疾病」に備える重要性とは


まだ脳梗塞になっていない人も自分は健康だからと過信するのはとても危険です。 

生命保険に加入せずに脳梗塞になってからでは遅いので、今のうちからしっかり備えておきましょう。
 


なぜ脳梗塞を含む三大疾病に備えることが重要かというと、三大疾病が日本人の死因上位であるためです。 

三大疾病による年間の死亡者数は年間60万人以上、平成29年においては、死亡者の死因の半数以上を占めました。
 


また三大疾病は、入院期間が長くなる可能性が非常に高い病気です。 

特に脳梗塞などの脳血管疾患における平均在院日数は78.2日ととても長く、高額な医療費や入院費が想定されることになります。 


治療や投薬、入院に関しては公的医療保険が適用されるものと自己負担になるものがあるため、経済的な負担を軽くするためにも備えを万全にしておかなければなりません。


三大疾病に備える保険が知りたいなら無料保険相談で相談してみることをおすすめします。今ならスマホ1つで無料オンライン相談できるので、今すぐ悩みを解決できます。

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脳梗塞に備えられる三大疾病特約とは?

三大疾病とは、悪性新生物(がん)、急性心筋梗塞、脳卒中の3つの病気のことです。 


どの病気も日本人の死因上位となっており、治療に時間がかかり、高額な医療費がかかります。 


そこで、各保険会社から販売されているのが三大疾病に備えられる特約が付帯された商品です。 


三大疾病特約を付加することで、給付金の上乗せや一時金の給付があり、より保障が手厚くなります。 


三大疾病特約の種類は「一時金支払特約」「支払日数無制限特約」「保険料払込免除特約」など大きく3種類です。 


一時金支払特約は、三大疾病になった時に一時金が支払われる特約。
 

また支払日数無制限特約は、入院日数を無制限で保障、保険料払込免除特約は、保障はそのまま継続しながら保険料の払込が免除されます。 


脳卒中においては脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3つのみに保障が適用され、保障額の相場は10~200万円です。 


また、診断後60日以上労働が困難などの条件を満たした場合に最大60日分の一時金が支払われる「60日ルール」というものもあります。
 


支払日数無制限特約であれば、60日以上の入院も保障されることになるので、より手厚い保障となるでしょう。
 

保険商品によって保障内容や保険金が異なるので、しっかり細部まで確認してくださいね。 

脳梗塞に備える!おすすめの三大疾病特約つき医療保険を紹介

脳梗塞に備えることのできるおすすめの三大疾病特約つき医療保険はアフラックの死亡保険(生命保険)です。 


被保険者が死亡した時に遺族が保険金を受け取ることができ、高度障害になった場合にも給付金が出る場合もあります。 


三大疾病特約がついている医療保険には以下のようなものがあります。 

各保険会社によって、保障内容が異なるのでよく検討して自分に合う保険を見つけてくださいね。


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脳梗塞による保険金の請求条件とは?



脳梗塞による保険金は、請求できる場合とできない場合があるので注意が必要です。 


以下では、第一生命の5年ごと配当付特定状態保障定期保険特約「アシストセブン」の場合を例にして解説していきます。 


まず、保険金を請求できるのは「所定の状態」に該当した場合です。 

例えば、左半身まひの病院受診で脳梗塞と診断され、その日から60日以上、まひが続いたと医師が診断した時などが該当します。 


つまり、発症後初めて医師の診療を受けた日から60日以上まひや歩行障害、言語障害などの後遺症が続いたと医師によって診断されたときに適用されるのです。 


一方で、約款で定める「脳卒中」に該当しない場合や、後遺症の継続ない場合は保険金が請求できません。
 

例えば、突然ろれつが回らなくなり、病院を受診し、脳梗塞と診断されたが、診断から2週間後には症状が解消した場合などが挙げられます。 


後遺症の継続は60日以上という規則があるため14日程度では請求ができないのです。 


また「外傷性くも膜下出血」「破裂していない脳動脈瘤」は脳卒中に該当しないことになっています。 

この場合も保険金請求をすることができないので注意しましょう。 

【注意】脳梗塞でも生命保険の高度障害の適用外になる場合もある


脳梗塞でも生命保険の高度障害の適用外になる場合もあるので注意しましょう。

高度障害とは以下のような障害のことです。


  • 両眼の失明
  • 言語・そしゃくの機能が永久に失われる
  • 中枢神経系・精神・胸腹部臓器に著しい障害があり、終身常に介護が必要
  • 両上肢または両下肢が、関節以上で失うまたは永久に機能しない
  • 1上肢を手関節以上で失い、1下肢も足関節以上で失うまたは永久に機能しない
  • 1上肢が永久に機能せず、1下肢も足関節以上で失われている

上記のような状態に該当しない場合は、脳梗塞と診断されていても高度障害とは認められません。


例えば「後遺症で右半身が麻痺して歩行ができず常に介護が必要だが、食べることに関しては左手が正常に動くため自分でできる」場合などです。 


右半身が機能せず介護も必要なため高度障害に認定されるかと思われがちですが、左手が正常に動くため高度障害とは認定されません。 


脳梗塞であれば、すべて高度障害になるわけではなく症状や身体の状態によって決まるため、よく理解しておきましょう。 

リハビリにより障害状態が改善した場合

リハビリにより障害改善の可能性がある場合や、症状が固定になっていない場合にも高度障害には認定されません
 


高度障害の条件である「常に介護を要するもの」とは日常生活の動作全てにおいて介護が必要な状態です。 


日常生活の動作は、食物の摂取、排便・排尿およびその後始末、衣服の着脱、横になった状態から起き上がった上で座位の保持、歩行、入浴が該当します。 


またリハビリの状態によって、保険金の支払いが可能かどうかも決まります

支払われる場合は、病状の回復見込みがないと医師に告げられている場合です。 

例えば、脳梗塞発症後、半年間意識不明が続き、寝たきりの状態になっている場合が該当します。 


 一方、支払いができない場合は、リハビリにより障害が回復した場合です。
 

例えば「脳梗塞の後遺症で右半身が完全に麻痺していたが、リハビリにより歩行ができるようになり、日常生活の動作をほとんど自分でできる」などの場合に該当します。  

補足:くも膜下出血になっても入れる保険はある?


くも膜下出血の場合も脳梗塞と同様、発症後の一般の生命保険への加入は難しいですが「引受基準緩和型医療保険」であれば加入できる可能性があります。 


ただし、引受基準緩和型保険は、一般的な保険よりも高く設定された保険料や、制限の多い保障内容など、厳しい条件のものも多いのでよく検討してください。
 


また、発症後の経過年数によっては一般の生命保険に加入できる可能性もあります。

退院から5年以上経過していれば、告知で申告する必要はなくなるので確率としては高くなります。 

  

そのため、最初から引受基準緩和型保険の検討はせずに、一般の保険で入れるものがないか各保険会社に相談してみるのが無難な選択ですよ。 

脳梗塞を再発した場合には保障の対象となる?


脳梗塞は再発の可能性が高い病気のため、その場合の保障も気になるところですよね。

ポイントは、加入条件に再発の場合の保障が入っているかどうかです。 


一時金の保障を受けられる条件や保険金の額、回数制限は各保険商品によって異なります


脳梗塞の再発により医師の診療を受けて一定の日数が経過していることや、後遺症の継続を告げられているなど条件も様々です。 

再発予防のための投薬があったかなどが告知質問項目に含まれる場合もあります。 

加入前に、再発の可能性も見据えてしっかりと条件を確認しておくとよいでしょう。
 


また、再発により資金が足りない場合には、解約返戻金の一定の範囲内で資金を借り入れできる保険会社もあります。 

場合によっては解約返戻金がゼロになる場合もあるので注意してくださいね。

まとめ:脳梗塞だけではなく三大疾病に備える保険を選択しましょう



脳梗塞になったあとの生命保険への加入について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。 


この記事のポイントは

  •  脳梗塞になったあとの生命保険加入が困難である理由は再発の可能性が高く後遺症や障害が残りやすいため

    脳梗塞になったあとでも加入しやすい
  • 生命保険の種類は「引受基準緩和型保険」や「無選択型保険」

    脳梗塞になったあとでも加入できる
  • おすすめの生命保険商品はアフラック『かしこく備える死亡保険』、コープ『三大疾病保険』、住友生命『千客万来』


  • 県民共済は「新三大疾病1.2型特約」「新三大疾病2.4型特約」をつけることで三大疾病も保障してくれる


  • 脳梗塞になったあとの生命保険加入時には発症後の経過年数を確認する


  • 三大疾病は日本人の死因上位で、治療に時間と高額な医療費がかかるためしっかり備える必要がある
     
  • 脳梗塞による保険金の請求条件は、保険会社が定める「所定の状態」を満たしていること


  • 身体の一部機能が使えたり、リハビリにより回復するとの高度障害の適用外になる 

  • くも膜下出血発症後に入れる保険もあるが、脳梗塞同様難しい

    脳梗塞を再発した場合の保障があるかどうかは加入前にしっかり確認しておく必要がある 

 でした。


脳梗塞を発症してからの生命保険への加入は、難しい場合が多いですが、絶対に加入できないわけではありません。


再発やその他疾病に備えてしっかり対策をしておくことが大切です。

各保険会社の商品の条件をしっかり見比べ相談しながら、より自分に合った保険を探してみてくださいね。 

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