更新日:2021/01/21
リウマチで生命保険・医療保険はおりる?関節リウマチでも入れる保険も紹介
内容をまとめると
- リウマチは免疫異常による病気で関節に痛みや腫れが慢性的におこる
- リウマチは難病のため保険加入が難しいが、告知すれば加入できる保険もある
- 加入済みの保険では診断一時金は出ないが、入院や手術の場合には給付金を受け取れる
- リウマチを隠して保険へ加入することは告知義務違反となる
- 任意の生命保険の他にも、利用できる公的保険制度がある
- 自分の保険のケースについて詳しく知りたい方は、無料保険相談に相談してみるとよい
- 今ならスマホで簡単に無料オンライン相談できるので、悩みが解消できる
目次を使って気になるところから読みましょう!
リウマチでも生命保険・医療保険で保険金はおりる?
リウマチだと生命保険に加入しづらくなる、その理由は?
一般的に、リウマチを一度発症すると完治が難しく長い期間治療し病気と付き合っていくことになります。
そのため、既にリウマチと診断されている場合には新規で生命保険へ加入することが難しくなります。
ここでは
- リウマチとはどんな病気なのか?
- なぜリウマチになると生命保険への加入が難しくなるのか
について説明していきます。
そもそもリウマチとは?
まず、リウマチという病気についてです。
リウマチは、正式には「関節リウマチ」とよばれる病気で、関節が炎症を起こして変形してしまう病気です。
原因は、免疫の異常と言われています。通常は体を守るために体外から入ってくる最近やウイルスに対して攻撃をするはずの免疫が、リウマチになると自分の体内に元々ある細胞を攻撃し壊してしまうため炎症が起こります。
リウマチの症状は様々ありますが、一番代表的なのが「手足の関節の痛み、腫れ」です。
その他にも
- 発熱、微熱
- 食欲不振
- 倦怠感
体重減少
発症は、30代から50代の女性が多く、特に中高年は発症率が高くなっていますが、リウマチの国内患者数は100万人以上といわれており、発症率は少ないものの若い人でもなることもあります。
リウマチにより変形した関節は元に戻すことが出来ません。しかし、早く分かれば治療により関節の変形をくいとめることが出来るので早期発見が重要な病気です。
リウマチで生命保険に加入しづらいのはなぜ?
先ほどの書いたようにリウマチの診断を既に受けている場合には生命保険の加入が難しくなっています。
これは、リウマチに限らず持病を持っている場合には、健康リスクが高まるので必然的に保険加入の条件が厳しくなってしまうためです。
特にリウマチは、免疫疾患であり完治が難しく闘病が長期に渡ることがほとんどなので生命保険の審査も厳しくなっています。
ただ、全ての生命保険に絶対加入できないというわけではなく
- 症状がどれくらいなのか
- 現在の治療内容
例えば症状については、関節変形があり日常動作に支障があるのかなどで変わってきます。
日常の動作にまだ支障がない場合には、保険料を通常より少し多く払うことで加入できる場合もあります。
リウマチの方でも加入できる保険については後述いたします。
リウマチにかかっていて、加入したい保険がある場合は、無料保険相談に相談してみるとよいでしょう。今ならスマホで無料オンライン相談を利用すると簡単に悩みが解消します。
リウマチを患っている場合に生命保険で審査の際に告知する内容は?
生命保険に加入する場合には、現在の健康状態や過去の病気について告知を行います。
告知はをきちんとしないと告知義務違反となり、契約後に給付金を受け取ることが出来なくなることもありますので注意が必要です。
このことについては次のところで詳しく説明していきます。
通常の生命保険の告知は以下のようなものがあります。
- 身長、体重
- 今の健康状態→3か月以内に何か病気をして治療をしたか・服用中の薬の有無
健康診断、人間ドッグのなどの結果- 過去の病歴→過去5年以内の既往歴
- 仕事内容
病気を患っている場合には、その病気について詳しく告知する必要があります。
- 病名
- いつ診断されたのか
現在の治療内容、手術歴- 治療している医療機関名
リウマチの場合は、症状の進行具合により審査が変わることもあり、現在の病状をきちんと告知しなくてはいけません。
リウマチの進行具合の大きな目安は関節の変形や機能障害の有無になります。
機能障害は、関節がどれくらい破壊されているのかで変化します。
日常生活にどれくらい支障が出ているのか、仕事には制限があるのかなどその具合がクラスごとに分類されているのできちんと告知しましょう。
告知義務違反をして生命保険に加入した場合にはどうなる?
さきほども説明したように、告知をきちんとしなかった場合は告知義務違反として給付金が支払われなくなります。
もし隠していた病気と、今回給付金を申請した病気または死亡が関係ないと判断された場合には給付金の支払いがされることもありますが、基本的に告知義務違反が発覚すると給付金は支払われません。
リウマチは、通常の生命保険への新規加入が厳しいため、バレなければいいやと嘘をつくことは重大な告知義務違反です。
せっかく加入出来ても、いざという時に給付金を貰うことが出来なければ意味がありません。 きちんと告知することで加入できる保険もありますので、告知は正確にきちんと行いましょう。
関節リウマチでも加入できる生命保険・共済を比較!おすすめはどれ?
ではリウマチでも加入できる生命保険にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは
- かんぽ生命『かんぽにおまかせ』
- 第一生命グループ『ネオdeいりょう 健康プロモート』
- 県民共済
ここでは「40歳・男性」での保険料を比較していきますので是非参考にしてみて下さい。
かんぽ生命『かんぽにおまかせ』の特徴とシミュレーション
かんぽ生命の『かんぽにおまかせ』は、持病がある人など健康に不安がある人のための終身保険です。
満期タイプと終身タイプがあり、特約で病気やケガに対する保障もプラス出来ます。
その特徴は告知が次の3つでよいということです。
<告知内容>
- 直近3カ月以内に「入院」「手術」「放射線治療」を医師に提案されたか
- 過去2年以内に「入院」「手術」「放射線治療」をしたか
- 過去3年以内に「がん」「肝硬変」「認知症」のための診察、検査、治療、投薬などの指導を受けたか
保険料は、40歳男性での場合
<終身タイプ(60歳払い済み)>
9,100円+2,680円(特約)=11,780円
<満期タイプ(60歳満期)>
9,600円+1,840円(特約)=11,440円
第一生命グループ『ネオdeいりょう 健康プロモート』の特徴とシミュレーション
第一生命グループの『ネオdeいりょう健康プロモート』は、解約返戻金がないタイプの終身医療保険です。
この保険も、持病や過去に病気をした人向けの保険で告知内容は次の3つです。
- 過去5年以内に「がん」「肝・腎疾患」「精神疾患」で入院、手術を受けたか
- 過去3年以内に「入院」「手術」を医師にすすめられたことがあるか
- 過去3年以内に告知1以外の病気やケガで入院や手術を受けたか
この保険ではこの他にも
- 所定の要件(契約から5年間入院日数5日以内など)を満たすと以後の保険料が割引になる
契約1年目から給付金満額支給
という特徴があります。
さらに保険料をプラスすることでがんに対する保障をつけることも出来ます。
保険料は40歳男性で月額「終身→3,815円 60歳払済→8,691円」です。
終身タイプにがん診断一時金をつけると月額6,991円になります。
県民共済の特徴とシミュレーション
県民共済の終身医療保険は持病がある人向けの引受緩和型の保険があります。
これは、現在薬を飲んでいる人など持病がある人でも加入できる保険です。
告知内容は3つあります。
- 現在、入院中であるか?あるいは医師に入院、手術をすすめられているか
- 過去2年以内に病気や手術により連続7日以上入院したか
- 過去5年以内にがん、肝硬変の診断、治療、投薬、入院、手術をしたか
また、この保険は入院日額が3,000円から10,000円まで1,000円単位で金額を設定することが出来ます。
そして、県民共済の掛金は、年齢や性別での違いではなくコースごとに決まります。
保険料は、「40歳男性・入院日額5,000円」の場合には3,580円でこれに先進医療特約をつけると3,780円になります。
共済の魅力は、保険料が安いというところです。持病がある場合、加入出来ても保険料はどうしても割増になってしまいますが県民共済では他の医療保険と比較すると掛金が安いという魅力があります。
しかし掛金が低い分、民間の保険会社の商品と比べると保障が小さいというデメリットもあります。
そのため、保障内容はシンプルでも掛金はなるべく低くしたいという方におすすめの保険
になります。
このようにリウマチの方は全く保険へ加入できないということはなく、その人の病気の症状や保険商品によって加入できるものもあります。
悩んでいる方は是非一度保険のプロへ相談してみてはいかがでしょうか?
今ならスマホ1つで無料オンライン相談できますので是非この機会に悩みを解決しましょう。
リウマチの方が利用できる公的保険制度とは?
それでも民間保険に加入しづらい、という方の為の「公的医療保険制度」について解説いたします。
ここまで、リウマチの方の生命保険について詳しく書いてきました。
中には、保険加入が難しいという方もいると思います。
しかし、既に知っている人もたくさんいるかもしれませんが、「公的保険制度」は使うことができます。もちろん保険へ加入できる程度の病気の進行具合の方も使うことができます。
ここでは
- 高額療養費制度
- 傷病金手当制度
- 治療用装具支給制度
難病医療費制度
高額療養費制度
傷病金手当制度
この制度は、病気やケガで仕事が出来ず休む場合にその間の生活を保障してくれるために健康保険から出る公的な補助です。
ただし傷病手当はずっと貰えるわけではなく支給開始から最大でも1年6カ月になります。
支給額については給与とは異なりますがイメージとしては今までの3分の2程度ですが、正確には過去1年分の月額の平均給与を算出し計算します。ただし、国民健康保険には傷病手当の制度はありません。
治療用装具支給制度
リウマチによって関節変形が起こると治療の中で関節や指を固定するサポーターなどの装具を装着することがあります。
その装具の購入にあたり費用の助成をしてくれるのがこの制度です。
医師の診断書や領収書などの必要書類を揃えて協会けんぽなどの公的機関へ申請することで助成を受けることができます。
金額については、年齢などで異なりますが購入金額に対して概ね7割から8割となります。
難病医療費助成制度
この制度では、特定の難病についての医療費が助成されます。
リウマチも指定難病に含まれていますので利用することが出来ます。
ただ、全てのリウマチ患者が利用できるわけではなく症状が重症である場合や継続して高額な治療費が必要な場合が対象となります。
通常、健康保険では医療費の3割が自己負担です。それに対してこの制度の対象者は2割を上限として、所得により自己負担額が決まります。
申請は各都道府県の健康福祉事務所へ行い「特定難病医療受給者証」の交付を受けます。
公的保険制度について、もっと詳しく知りたい方は、無料保険相談に相談してみるとよいでしょう。スマホで簡単に無料オンライン相談を利用すると簡単に悩みが解消します。
まとめ:リウマチでも生命保険に加入することができる
以上のように、リウマチの人の生命保険の加入について詳しく説明してきましたがいかがだったでしょうか。
この記事のポイントをまとめると
- リウマチは免疫疾患により病気で関節に痛みや腫れが慢性的におこる病気である
- リウマチは治療が長期に渡る難病のため診断後の保険加入が難しいが、きちんと告知すれば保険料割増で加入できる保険もある
リウマチの場合、既に加入済みの保険では、診断一時金は出ないが、入院や手術をした場合には給付金を受け取ることができる
リウマチを隠して保険へ加入することは重大な告知義務違反となり、給付金が支給されない場合や契約解除される場合もある
任意の生命保険の他にも、リウマチの人が利用できる公的保険制度がある
でした。
リウマチは、一度発症すると長く治療を継続していかなくてはいけない病気です。
そのため基本的に新規での生命保険の加入は難しいのが現状です。
しかし、今後の治療や他の病気への備えをしておきたいという方もいらっしゃると思います。
そんな時は、紹介したような持病がある方向けの保険商品や公的保険制度を使うことでカバーしていくことができます。
現在、持病を抱えている人や今後の医療費について備えについて悩んでいる人は是非この記事を参考にしてみて下さいね。
- 生命保険へ加入することが難しい理由
- 既に加入済みの生命保険からは給付金を受け取ることは出来るのか
- 生命保険の告知について
についてを中心として詳しく説明していきます。加入することの出来るおすすめの保険
利用することのできる公的保険制度