シャープは2月25日、薄型・軽量でスタイリッシュなデザインの大画面デジタルサイネージ(電子看板)用インフォメーションディスプレイ2機種「70V型:PN-E703」「60V型:PN-E603」の発売を発表した。本体の奥行を従来機に比べ約60%削減、重量も約14%軽量化することで、公共スペースや店舗・オフィスなどから要望の高い、壁や柱との一体化した設置を可能とした。DisplayPortやDVI-Dなど豊富な入出力端子を標準で搭載しているため、様々な機器と接続できるほか、フレーム幅約19mmの狭額縁でスタイリッシュなデザインを採用している。また、デジタルサイネージ用途で求められる24時間連続運転に対応、稼働時の騒音やホコリの吸い込みを低減するファンレス設計等、基本性能も充実させた。
2015年02月26日日本エイサーは25日、ファンレス設計を採用した11.6型静音モバイルノート「E3-112-H14D/S」を発表した。27日に発売し、店頭予想価格は税別51,000円前後。主な仕様は、CPUがIntel Celeron N2840(2.16GHz)、メモリがDDR3L-1600MHz 4GB、ストレージが500GB HDD、ディスプレイが11.6型HD(1366×768ドット)液晶、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、OSがWindows 8.1 Update 64bit。インタフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0×1、HDMI×1、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ、SDカードリーダー、オーディオポートなど。バッテリ駆動時間は約5時間。本体サイズはW291.00×D211.00×H21.20mm、重量は約1.290kg(バッテリ含む)。オフィスソフトとしてKINGSOFT Office 2013が付属する。また、PC購入後30日以内のユーザー登録で、購入日から1年間、データ復旧サービスを無料で受けられる。
2015年02月25日日本エイサーは25日、15.6スリム型ノートPC「Aspire Eシリーズ」の新モデル「E5-571-H54G/K」、「E5-571-F34D/K」、「ES1-512-H14D」の3機種を発表した。OSにWindows 8.1 Updateを搭載する。いずれも27日に発売し、店頭予想価格は「E5-571-H54G/K」が87,000円前後、「E5-571-F34D/K」が72,000円前後、「ES1-512-H14D」が57,000円前後(いずれも税別)。3モデルとも、オフィスソフトとしてKINGSOFT Office 2013が付属する。また、PC購入後30日以内のユーザー登録で、購入日から1年間、データ復旧サービスを無料で受けられる。○「E5-571-H54G/K」 / 「E5-571-F34D/K」「E5-571-H54G/K」の仕様は、CPUがIntel Core i5-5200U(2.20GHz)、メモリがDDR3L-1600MHz 4GB、ストレージが1TB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 5500(CPU内蔵)、光学ドライブがDVD スーパーマルチドライブ、ディスプレイは15.6型HD(1366×768ドット)液晶、OSがWindows 8.1 Update 64bit。「E5-571-F34D/K」の仕様は、CPUがIntel Core i3-4005U(1.70GHz)、メモリがDDR3L-1600MHz 4GB、ストレージが500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、光学ドライブがDVD スーパーマルチドライブ、ディスプレイは15.6型HD(1366×768ドット)液晶、OSがWindows 8.1 Update 64bit。インタフェースは共通で、USB 3.0×1、USB 2.0×2、HDMI×1、D-Sub×1、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ、SDカードリーダー、オーディオポートなど。バッテリ駆動時間は約7時間。本体サイズはW381.60×D256.00×H30.30mm(最厚部)、重量は約2.5kg(バッテリー搭載時)○「ES1-512-H14D」「ES1-512-H14D」の仕様は、CPUがIntel Celeron プロセッサー N2840(2.1 6GHz)、メモリが DDR3L-1600MHz 4GB、ストレージが500BG HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPUに内蔵)、光学ドライブがDVD スーパーマルチドライブ、ディスプレイは15.6型HD(1366×768ドット)液晶、OSがWindows 8.1 Update 64bit。インタフェースは、USB 3.0×1、USB 2.0×2、HDMI×1、10Base-T/100Base-TX/1000Base-T対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、Webカメラ(約30万画素)、SDカードリーダー、オーディオポートなど。バッテリ駆動時間は約7時間。本体サイズはW381.60×D258.00×H26.10mm、重量は約2.4kg(バッテリー搭載時)
2015年02月25日ソニーモバイルコミュニケーションズは24日(英国時間)、4.7インチAndroidスマートフォン「Xperia E4g」を発表した。同端末は、2月に発表された「Xperia E4」の派生モデルで、LTE通信に対応している。4月よりグローバル市場で発売される。日本での発売についてはアナウンスされていない。「Xperia E4g」は、同社が2月に発表した「Xperia E4」の派生モデルとなる4.7インチAndroidスマートフォン。「Xperia E4」は、LTE通信に対応していなかったが、「Xperia E4g」では対応している。また、ディスプレイサイズの小型化に伴い、全体的なサイズがコンパクトになっているほか、CPUがMediaTek MT6582(クアッドコア、1.3GHz)からMediaTek MT6732(クアッドコア、1.5GHz)になるなど若干スペックに変更がある。「Xperia E4g」の主な仕様は次の通り。OSは、Android 4.4.4。CPUはMediaTek MT6732(クアッドコア、1.5GHz)。内蔵メモリは1GB、ストレージは8GB。外部ストレージはmicroSD(32GB)。ディスプレイ解像度は960×540ピクセル。サイズ/重量は、高さ約133mm×幅約71mm×厚さ約10.8mm/約135g。バッテリー容量は2,300mAh。最大連続待受時間は約653時間。背面には500万画素、前面には200万画素のカメラを内蔵。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。通信面では、4G(LTE)、3G(UMTS)、2G(GSM)をサポートする。そのほか、Bluetooth 4.1、GPS、Wi-Fiなどに対応している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月25日IoT向け無線規格であるIP500の確立・普及を図るIP500 Allianceは2月24日、IP500 Alliance Japanの発足を発表した。IP500はEUで868MHz、米国で915MHz、日本では915MHz/928MHzというサブ1GHzの周波数帯を使用する。通信速度は500kbps、通信距離は500mと、同じ周波数帯のZigBEEやZWaveと比べて高速かつ遠距離で通信できる。また、ノードの数も最大2000と多い。IEEE802.15.4-2006、IPv6、6LoWPAN、UDPおよびBACnetTMに対応しているためネットワークコストを低減することができ、電池で5~10年動作が可能だという。また、メッシュネットワークを基本とし機器がアドホックでつながるため、機器が壊れてもすぐに他の機器でバックアップすることができるほか、既存ネットワークとの完全相互接続が可能となっている。IP500 AllianceのHelmut Adamski CEOによれば、HEMSやセキュリティ(防犯防火)設備の一元遠隔制御、公共施設に設置されたセンサー網で収集されたデータの一括管理システムなどでの利用を想定しており、中でもビルの火災警報器での活用を促進していくという。例えば、IP500をビルに導入した場合、火災時にモバイル端末所持者の位置を瞬時に捉え、即座に避難方向を指示できるほか、避難扉などの防火設備の動作を細かく操作したり、消防署への通報も行うことができるようになる。2015年春には日本で評価キットが発表される予定で、現在のモジュールは2チップ構成だが、今後2015年末までにモジュールをシングルチップ化することを目指していくという。IP500 Alliance JapanのPresidentに就任した豊崎禎久氏は「日本の独自市場として自動車産業のほか、多ノードのネットワークを利用するカラオケ業界でも普及を図りたい」とコメント。さらに、「春に向けて社団法人化する。年内に30社のメンバーを獲得したい」と具体的な計画を明かした。
2015年02月24日オリンパスイメージングは2月24日、ミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M1」の新ファームウェア Ver.3.0の提供を開始した。9コマ/秒の連写を可能とするなど、動体撮影性能を向上させている。OM-D E-M1のファームウェア Ver.3.0における新機能は次の通り。連写HモードでC-AF連写中のAF追従に対応連写Hモードで最大9コマ/秒が可能に (従来は連写Lモードで6.5コマ/秒)OI.Share Ver.2.5 に対応し、ムービー撮影時のライブビュー表示が可能になお、オリンパスイメージング 代表取締役社長 小川治男氏はCP+2015における講演で今回のバージョンアップについて触れ、「フラッグシップに位置付けているOM-D E-M1では、常に最高の技術をユーザーに提供していくため、これからもファームアップを繰り返していきたい」との考えを表明している。
2015年02月24日HRコンサルティングは、大阪市北区で就職活動中の学生であれば、サービスが「ほぼ無料」で利用できるフリースペース「就活CAFE」をオープンしている。○自己分析・ES対策も実施「就活CAFE」は就職活動中の学生であれば、サービスが「ほぼ無料」で利用できるフリースペース。ドリンクやお菓子、スープ、Wi-Fiなどが無料、食事持ち込み・出前可能で、アルバイトがしづらい就職活動中の金銭的負担を減らすという。カフェのテーブルは他の学生と気軽に話せる相席スタイル。就職活動に関して興味のある学生が多く集まるので、濃い情報交換が期待できるとのこと。また人事と学生でピザを食べながら採用の「ぶっちゃけトーク」を聞くことができる就活CAFEミニイベントやランチミーティング、同社代表との自己分析・ES対策なども無料で実施している。場所は大阪府大阪市北区万歳町 4-12 浪速ビル東館 606B。営業時間は平日9時~19時(土日祝は不定期営業)。最大入室人数は20名。
2015年02月24日2月16日、2014年分所得税の確定申告が受付開始されました……といっても、それは実際に税務署まで足を運ぶ場合の話。国税電子申告・納税システム「e-Tax」であれば、1月5日から送信が可能です。というわけで、若干遅れ気味に進行していた「Macで確定申告に挑戦」企画、今回で大団円を迎えます。さて、無事に完了したのでしょうか?○ルート証明書のインストール確定申告の作業を始めるその前に、前回の積み残し案件「ルート証明書のインストール」を片付けねばなりません。国税庁の確定申告特集ページ(リンク)からMac用ルート証明書ディスクイメージをダウンロードし、「KeyImport」としてマウントされたことを確認します。ここにある拡張子「.der」を持つ5つのファイルが、ルート証明書です。次に、アプリケーションの「ユーティリティ」フォルダにある「キーチェーンアクセス」を起動し、左上のキーチェーンで「システム」を選択した状態で、メニューバーから「ファイル」→「読み込む...」を実行します。最初に「APCA2root.der」を読み込み(ルート証明書を信頼するかの質問には「常に信頼」ボタンをクリックします)、続けて他の4件も読み込めば、ルート証明書のインストールは完了です。○こんなところに落とし穴がスマートカードリーダのドライバをインストールしたあと、Safariを開くと「"Safari"がキーチェーン"JPKI-card #2"を使おうとしています」というダイアログが表示されるようになりました。実は、ここで大失敗を……公的個人認証(電子証明書)がロックされてしまったのです。このダイアログは、カードリーダを接続した状態でSafariを起動すると現れます。通常、キーチェーンへのアクセスを認める場合は、(Macの)管理者のパスワードを入力しますが、ここで入力するパスワードは電子証明書のものです。管理者権限を求めているのだろう、と普段の感覚で管理者のパスワードを入力し、あれ? また表示されるなあと何度か繰り返したところ、5回連続でパスワードを誤入力するとロック、という規定に引っかかってしまったわけです。ロック解除の手続きは、役所で行わねばなりません。この時期、住基カードを扱う窓口はそれなりに混雑しますから、くれぐれもご注意を。自分の不注意とはいえ、筆者も窓口で1時間待たされるはめになりました。○利用者識別番号電子証明書のロック解除手続きも完了し、いよいよ確定申告の作業スタート! e-TaxのWEBサイトにアクセスし、「個人で利用の方」欄にある「(e-Taxを初めて利用する方の)確定申告書を作成する」をクリック、確定申告特集ページの「パソコンで申告書等を作成される方」というボタンをクリックします。次の画面にある「申告書・決算書 収支内訳書等 作成開始」という大きなボタンをクリックすると、e-Taxか書面提出かの選択を迫られます。ここでは「e-Tax」を選びますが、実際のところ作業内容はまったく同じです(作成した書類を電子情報として送信するかどうかの違い)。その次に表示される「e-Taxを行う際の確認事項(準備編)」という画面では、OSやWEBブラウザのバージョンなど、e-Taxに必要な作業環境の最終チェックを行います。筆者が利用しているのはOS X Yosemite(10.10)とSafari 8.0.3、いずれも推奨環境ではありませんが、チェックして先へ進みました。画面の求めに応じ情報を入力していくと、利用者識別番号(数字16桁のID)と暗証番号が登録されます。この情報は再表示できませんから、スクリーンショットを撮るなり印刷するなりして保存しておきます。○Javaのセキュリティ設定その後、メールの到達など確認作業を行ったあと、e-Taxの作業を進めていきます。しかし、ここでも面倒な設定が。Safari上でJavaコンテンツを実行するときには、セキュリティ設定を変更しなければならないのです。e-TaxのJavaコンテンツを実行可能にするには、システム環境設定「Java」パネル(Javaランタイムとあわせてインストールされます)を開き、「セキュリティ」タブに例外サイトとしてe-TaxのURL(を登録します。その他の設定は初期値のままで構いません。これで、e-TaxのWEBサイトでJavaコンテンツを実行できるようになります。○無事、確定申告が完了しました!ここまでくれば、あとは税務署の窓口で確定申告するときと同じです。源泉徴収票や住宅ローンの残高証明書など必要な書類を用意し、入力作業を進めるだけです。作業はあっけないほど簡単に進み、特になにごともなくデータの送信が完了しました。確定申告それ自体の作業にかかった時間は30分ほどです。作業を終えた感想ですが……とにかく、タイヘン。カードリーダのセットアップにしても、Javaのセキュリティ設定にしても、あちこちに地雷が隠されていてスムーズに進みません。WEBサイトのつくりも、基本的には丁寧なのですが、各種用語の扱いが画一的なため文字ギッシリで要点がわかりにくい、冗長な印象の画面となってしまいます。どこをどうクリックすれば確定申告は終わるのか、そんな気持ちになったのも一度や二度ではありません。税務署の窓口へ出向いたほうがよかったのでは? と言われそうですが、それはどうでしょうか。OS XのバージョンアップでICカードリーダが動作しなくなる懸念はあるものの、税務署へ出向くとなるとまる1日近い時間が潰れるわけですから、それよりは負担が軽く済むはずです。また来年も、e-Taxで確定申告するつもりですよ!
2015年02月20日前回の記事にて日本のEC市場は今後しばらく、モールがけん引していくことになるとお話しました。また、各モールの現状について考察したのち、楽天市場とAmazonはできる限り出店すべきモールであるとお伝えしました。今回は、モールへ出店することを考えたとき、「どのモールを選択すればよいのか」ということを、もう一歩踏み込んで学んでいきましょう。○4つの軸がそろっていれば、全モールに出店せよ2015年2月時点で日本のモールは、楽天市場・Amazon・Yahoo!ショッピング・DeNAショッピング・ポンパレモールの5つが主流です。この中でどのモールに出店すべきかといった判断は、企業の「人・モノ・金・情報」という4つの要素の有無を参考にするとよいでしょう。「人」とは、ECに関わるスタッフ数のことです。「モノ」とは商品の種類や品数を意味し、「金」はECに費やせる費用を指します。そして「情報」は、HTMLやバナー製作、受注・出荷など、運営スタッフのEC全般のスキルをいいます。これら4つをすべて十分に備える企業は、楽天市場やAmazonはもちろん、すべてのモールに出店すべきです。なぜならば、Amazonを除く各モールはポイント戦略に力を注いでおり、うまくユーザーを囲い込んでいるためです。楽天市場は「楽天スーパーポイント」、Yahoo!ショッピングは「Tポイント」、DeNAショッピングは「auWALLETポイント」、ポンパレモールは「リクルートポイント」といった具合です。○囲い込み戦略で、ユーザーはあまり重複していない私たちは、DeNAと楽天市場のユーザーが重複している割合を、せいぜい1~2割程度だと分析しています。つまり、DeNAショッピングのユーザーは、楽天市場では買い物せずに、DeNAショッピングにて購入することでポイントをためている可能性が高いということです。一方Amazonは、ポイント戦略よりも、お急ぎ便・日時指定が無料の「amazonプライム」を活用し、ユーザーの囲い込みに成功しています。また、各モールの売上目安は、楽天市場で月商1000万円のショップの場合、Yahoo!ショッピングとAmazonではそれぞれ200万円、DeNAショッピングとポンパレモールではそれぞれ100万円だと考えられます。したがって、各モールにて売上げを伸ばすことは可能でしょう。このように、ポイント戦略などによりモールごとユーザーのすみ分けがされているため、一部のモールに出店しないという選択肢は、わざわざ売上を逃すことだと言っても過言ではありません。○商品リストは簡単に横展開できるすべてのモールに出店すべき理由は、まだあります。モールに出店する際、多大な労力を必要とする作業として、商品紹介ページなど商品リストの作成があります。しかし、一度作成した商品リストは、極めて安易に別のモールに横展開することができます。したがって、商品リストを一つのモールでのみ使うということは、非常にもったいないことだと思います。また、複数のモールを運営する上では、受注管理や在庫管理が複雑になるといった懸念を抱くでしょう。しかし昨今は、一元管理ソフトウェアの種類が充実しており、導入できる資金さえあれば、この点で苦労することはありません。各モールへ出店する際の初期作業のみ乗り越えれば、ストレスなく運営できる外部環境が整いつつあります。「人・モノ・金・情報」といった4つの要素を満たす企業であれば、ぜひ、すべてのモールに出店することを視野に入れてください。○何か要素が不足しているなら…では、4つの要素のうち何かが不足している場合は、どうすればよいでしょうか。まず、商品の種類や数など「モノ」だけ不足している企業は、すべてのモールに出店すべきだと考えています。モノが少なく、モール内の競争に勝てないという理由から、出店に消極的な企業も多いのですが、その考えは間違いです。モノが少ないということは、EC特有の「ロングテール効果による集客」ができなくなるため、集客の方法が限定されます。そこで、一人でも多くの顧客を確保するために、可能な限り複数のモールに出店することが必要となります。また、読者の中には、商品(モノ)の内容によってモールの選び方が変わるのではないかとお考えになる人もいるのではないでしょうか。確かに一昔前まででしたら、オリジナル商品は楽天市場の独壇場であり、これらを扱うECは、楽天市場への出店だけで十分でした。しかし昨今は、楽天市場以外のモールであっても、売上を伸ばす土壌が整いつつあります。加えて、楽天市場は、ショップ・オブ・ザ・イヤーの上位を品番型の商品を扱う店舗が占めていることからも、オリジナル商品と品番型の商品の売上比率が変わらない状況になっています。したがって、商品(モノ)の内容は、出店するモールを選択する上で、最も重要なことではないと言えるでしょう。○情報不足ならAmazonへ、資金不足ならYahoo!ショッピングへでは「情報」が不足している企業は、どうしたらよいでしょうか。HTMLなどの知識がなく、受注・出荷といった運営スキルにも乏しいわけですから、それらをアウトソーシングできるAmazonが出店モールの第一候補となります。Amazonは、在庫保管・受注・梱包・配送業務を代行するサービス「フルフィルメント by Amazon(FBA)」を提供しており、企業は簡単に利用することができるためオススメです。また、資金(金)が不足している場合は、完全無料で運営できるYahoo!ショッピングが選択肢となります。さて、ここまで「人・モノ・金・情報」という4つの要素にて、出店するモールの選び方を紹介しましたが、最後に一つ「客層」という要素にも触れておきます。楽天市場は「30~40代女性」、Amazonは「所得の高い男性」など、各モールが得意とする客層があることは事実ですが、その敷居は徐々に狭まってきています。これにより、モールの客層をうのみにして、モールの取捨選択をする必要はないと断言できます。このようにして出店するモールを決定した後は、それぞれのモールで「売上を伸ばすための戦略を立てるステップ」に入ります。次回にご期待ください。○執筆者紹介いつも.創業以来、EC支援に特化して事業を行い、のべ7200社の支援実績を持つ。ECの成功に必要な集客や制作、販売、システム、コンサルティングをすべて自社スタッフがワンストップで提供する。支援対象は、自社サイトや楽天市場、ヤフーショッピング、ポンパレモール、DeNA、Amazon、紙通販、実店舗まで。米国最大のECイベント「IRCE」の公式パートナーとして、世界最先端のEC情報の提供も行う。公式Webサイトはこちら。
2015年02月19日図研は2月17日、自動搬送システムを手がける浜名エンジニアリングが次世代電気制御設計環境として同社の電装/制御ケーブル設計ソリューション「E3.series」を採用したと発表した。今回、浜名エンジニアリングが「E3.series」の導入に至ったのは同ソリューションの優れた図面情報連携機能、拡張性および図研の導入支援体制が高く評価されたことが背景にある。浜名エンジニアリングの技術部笠井グループリーダーによると、近年の納期短縮およびコスト削減に対応するには、作図目的に特化していた既存CADでは機能が不足していると強く感じていたという。「図面情報の整合性を保持できる電気設計用CADを比較検討した結果、『E3.series』のリアルタイムな情報連携機能により、仕様変更や機械設計での図面変更などによる付帯作業や図面情報の 不整合を大幅に削減でき、また資材部門の使用しているデータベースとの連携も可能なので手配ミスの削減にも繋がるとの判断に至りました。その操作性やカスタマイズ性が優れていることに加え、専任SE による立上支援を受けられることで、よりスムースで迅速な既存設計環境からの切り替えが期待できることも、図研の『E3.series』に決めた大きな理由です。」(笠井氏)図研は今後も「E3.series」の機能向上に努めるだけでなく、CADに社内リソースを十分にかけることができない中小規模の企業でも安心して同ソリューションを導入・運用できるよう、さまざまなサービスやサポートを拡充させていくとしている。
2015年02月18日ソニーは2月17日、透過式メガネ型端末「SmartEyeglass Developer Edition(スマートアイグラス・デベロッパーエディション)」(SED-E1)を発表した。アプリ開発者向けの製品で、発売は3月10日。価格は税別100,000円となっている。SmartEyeglassは、2014年9月に発表されたメガネ型の端末。対応スマートフォンと連携して、テキストや画像などの情報を視界に重ねて表示できるというものだ。歩行中にナビゲーション表示を見たり、スポーツ観戦中に成績を確認したり、といった活用法があるという。ソニーは、スマートフォン用アプリによって、上記のほかにも様々なSmartEyeglassの活用法が生まれるとしている。このたびのSED-E1によって、多様なアプリ開発を促進することを狙う。なお、一般ユーザー向けの商品化については2016年内を目指す。すでにSDK(ソフトウェア開発キット)は提供されているが、SmartEyeglass Developer Editionの発売に合わせて、正式リリース版のソフトウェアも配布される。
2015年02月17日弥生は2月16日、同社が提供するクラウド申告サービス「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」が、同日より、e-Tax(国税電子申告・納税システム)に対応すると発表した。「やよいの青色申告 オンライン」および「やよいの白色申告 オンライン」のデータを、国税庁のe-Taxに取り込むための申告・申請データとして出力できる。このデータを、国税庁のe-Taxソフト(WEB版)に取り込み、送信することで、電子申告を行うことができる。これにより、確定申告書の作成から提出まで、すべての作業をインターネット上で完結でき、税務署へ確定申告書の持込や郵送が不要になる。なお、利用の際には、あらかじめ開始届出書を提出し、利用者識別番号などを取得する必要がある。
2015年02月16日三陽商会が新ブランド「サンヨー・エッセンシャルズ(SANYO ESSENTIALS)」の販売を3月中旬に開始する。同社では初のEコマースを主体とするブランド「サンヨー・エッセンシャルズ」。ラインアップはメンズ、ウィメンズともに、シャツやジャケットをはじめとしたトータルアイテムで、その作りはメイド・イン・ジャパンが基本。今後は日本の技術の粋を結集して、品格あるベーシックな服を提供していく。同ブランドは13年に策定したタグライン“TIMELESS WORK.ほんとうにいいものをつくろう。”を体現することも目的の一つ。今後は、“美しい仕立て”“心地よい風合い”“品質の良さ”“今らしさ”の四つをキーワードに、流行に左右されることなく、着る度に愛着が湧くようなもの作りを目指していく。取り扱いは公式オンラインストア「サンヨー・アイストア」を中心に展開。3月中旬には公式サイトを開設し、ブランドの世界観とアイテムの詳細を発信していく。
2015年02月13日デルは2月12日、共通型番により製品構成選択から見積作成までのプロセスの効率化を実現する「デルeカタログサイト」を、同社販売パートナー及び法人のエンドユーザー向けに開設した。新サイトでは、同社製品本体、各種パーツ、OS、サービス、ソフトウェアの構成を予め設定した「e型番」という共通型番を導入。これにより販売パートナー等は製品発注の度にディストリビュータから見積を取得しなくても、e型番を指定して製品発注を進められるという。またe型番を用い、業界大手のディストリビュータが運営するウェブサイト上でも希望する製品パッケージの参照及び発注が出来るとしている。同サイトは横断型検索機能を備えており、CPUやメモリ容量など希望する構成で、販売パートナーが購入可能な製品パッケージのリストが表示可能。またマップビュー機能では、製品ファミリーごとにパフォーマンス、サイズ、価格など簡単に比較検討出来るという。サイト内にあるマイページからは過去に検索したe型番をリストで参照でき、構成情報のPDF形式でのダウンロードが可能。この他、製品データや技術情報などのダウンロード、製品マニュアルやサポート関連サイトへのリンク、同社やパートナー主催のイベント情報などの掲載もある。同社はこれまで、さまざまな構成をカスタマイズして選択できるBTOモデルを強みとしてきたが、製品発注の度に見積を最初から作成しなければならなかったことを問題点として挙げている。今回の新サイト開設は、販売パートナーやエンドユーザーの手間を低減し、製品納入までのプロセスを効率化するための取り組みの一環という。開設時点での取扱製品は、デスクトップ/ノートPC/ワークステーションのクライアント製品、タブレット、モニタ、サーバだが、対象製品や取扱分野は今後拡大していく予定だ。
2015年02月13日オリンパスイメージングは、2月上旬発売を予定していた新製品の同社ミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M5 Mark II」、交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」の発売日を2月20日に決定した。価格はオープンで、推定市場価格はボディ単体が110,000円前後、14-150mm II レンズキットが160,000円前後、12-50mm EZ レンズキットが130,000円前後。「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6II」の希望小売価格は81,000円(税別)。3月31日までの期間中に、OM-D E-M5 Mark IIを予約・購入した人が対象となるキャンペーンも発表している。期間中に購入した応募者全員に、30mm幅のショルダーストラップ「CSS-P118」、焦点距離30mm相当(35mm判換算時)のボディーキャップレンズ「BCL-1580」、モンベルギフトカード5,000円分のうち、いずれかをプレゼントする。対象製品はOM-D E-M5 Mark IIのボディ単体、「14-150mm II レンズキット」、「12-50mm EZ レンズキット」の全カラーで、申込締め切りは4月7日。「OM-D E-M5 Mark II」はマイクロフォーサーズ規格に準拠したミラーレス一眼カメラ。2012年3月発表の従来モデル「OM-D E-M5」から、5軸VCM手ぶれ補正機能をさらに改良し、シャッタースピード5段分の補正性能まで強化した。主な仕様は、マウントがマイクロフォーサーズ、撮像素子が4/3型(17.3×13mm)・有効1,605万画素のLive MOSセンサー、対応感度がLOW(ISO100相当)~ISO25600、シャッター速度が1/8,000~60秒。本体サイズはW123.7×D44.5×H85mm、重量は本体のみで約417g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約469g。「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」は、2010年に発売された「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6」の後継モデル。35mm判換算時において焦点距離28-300mmをカバーする高倍率10.7倍ズームレンズでありながら、レンズ最大径は約64mmでスリムさをキープしている。主な仕様は、焦点距離が14-150mm(35mm判換算で28-300mmの画角に相当)、開放絞りがF4.0-5.6、最小絞りがF22。絞り羽枚数は7枚(円形絞り)、フィルター径は58mm、本体サイズは最大径が63.5mm、全長が83mm、重量は約285g。
2015年02月13日ソニーモバイルコミュニケーションズは10日(英国時間)、5インチAndroidスマートフォン「Xperia E4」を発表した。省電力機能を利用することで2日間のバッテリ使用が可能。2月中旬よりグローバル市場での発売が予定されている。発売国や価格についてはアナウンスされていない。「Xperia E4」は、500万画素のメインカメラや、CPUにMediaTek MT6582(クアッドコア、1.3GHz)、内蔵メモリ1GB、ストレージ8GBなどを搭載する、5インチのミドルレンジAndroidスマートフォン。省電力機能「Battery STAMINA Mode」によって2日間駆動するという容量2,300mAhのバッテリが最大の特徴となっている。デザイン面では、端末の角や端に丸みを持たせたデザインを採用。5インチという大きさながら、持ちやすさにも配慮されている。「Xperia E4」の主な仕様は次の通り。OSはAndroid 4.4.4。CPUは、MediaTek MT6582(クアッドコア、1.3GHz)。内蔵メモリは1GB。ストレージは8GB。外部ストレージはmicroSD(32GB)。ディスプレイ解像度は960×540ピクセル。サイズ/重量は、高さ約137mm×幅約74.6mm×厚さ約10.5mm/約144g。背面には500万画素、前面には200万画素のカメラを内蔵。バッテリ容量は2,300mAh。最大連続通話時間は約12時間43分。最大連続待受時間は約696時間。カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色。シングルSIMモデルとデュアルSIMモデルが用意。通信面では、3G(UMTS)、2G(GSM)をサポートする。そのほか、Bluetooth 4.1、GPS、Wi-Fiなどに対応している。なお、LTEはサポートしていない。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月12日アメリカのオーディオメーカー「ボーズ(Bose)」が、“MAKI-E(蒔絵)”と“SUMI(墨)”という日本の伝統的な色彩に着目した、日本のみの限定プレミアムモデルのノイズキャンセリング・ヘッドホン2種を3月10日(火)より発売スタートする。ボーズを代表する製品のひとつであるノイズ・キャンセリング・ヘッドホンは、同社が発明し、30年以上をかけて進化させてきたノイズキャンセリング・テクノロジーを搭載し、最高の消音性能を実現したアイテム。たとえば、街中や空港の雑踏の中で、信号機の音やアンアウンスといった必要な音源はちゃんと聞こえていながら、車の行き交う騒音や人々の話声といったノイズはしっかりと消して、騒音が激しい場所でもクリアなサウンドを楽しめる。ノイズキャンセリング機能は、ミュージックライフのクオリティを確実にランクアップさせてくれるマストアイテムのひとつだ。今回、日本限定・数量限定で発売されるジャパン・コンセプトモデルの2種は、日本の伝統的な色彩に着目したこれまでにないデザイン。奈良時代に始まったとされる日本を代表する漆工芸「蒔絵」からインスピレーションを得て、シックで洗練された佇まいを醸し出す漆黒をベースに、インナーヘッドバンドに配されたゴールドや、イヤーカップのマットな白銀色がアクセントになった「MAKI-E」。古くから筆記材料として使われてきた「墨」をモチーフに、墨の持つ独特の奥ゆかしい美しさを追求し、一切の華飾をそぎ落とし、黒の諧調の濃淡と、グロスとマットを組み合わせた質感のみで墨の持つ力と繊細さを表現したミニマルなデザインに仕上がった「SUMI」。日本の洗練された美意識を感じさせる本アイテムは、周囲に自慢できる限定感にあふれている。「MAKI-E」「SUMI」ともに価格は、43,200円。(text:Miwa Ogata)
2015年02月10日広告ソリューションやプロダクトの企画開発とサービス提供を行うフレイ・スリーは2月9日、iOS向け動画制作アプリ「1Roll for business」を通販・EC業界向けに特化し、「TVショッピング風動画」を簡単に制作できるEコマースプランの提供を3月1日より開始すると発表した。同アプリは、これまで、高いコストと長期の制作期間が必要とされていた動画制作の過程をテンプレート・簡略化し、低コスト・高品質な動画をその場で制作できるようにするもの。今回提供開始する「Eコマースプラン」では、コンテンツあたりの視聴時間が短い傾向にあるスマートフォンに合わせたテンプレートや編集効果などを採用し、短時間に構成することが可能だ。また、実際のCM監督がテンプレートを監修し撮影ガイドを作成したため、映像制作に詳しくない場合であっても、iPhoneで簡単に「TVショッピング風」の動画撮影ができる。
2015年02月10日2015年2月24日、マイナビでは「ECビジネスの最新事例から学ぶ!デジタルマーケティング戦略セミナー」を開催する。スマートフォンをはじめとするデバイスが普及・進化しつつある中、企業が生き残っていくために重要なことは何か、今、何に取り組むべきかなどが、具体的な事例も交えて紹介される予定だ。マーケティングや企画部門だけでなく、それらを支えるシステム管理部門の方、また、EC事業だけではなくリアル事業(営業、店舗など)でのオムニチャネル戦略に関心をお持ちの方にも、ぜひご参加いただきたい。本稿では、セミナーでオムニチャネル戦略について語るTIS株式会社の秋野隆氏と共に、基調講演として登壇予定のヤフー株式会社 ショッピングカンパニー営業本部 本部長 畑中基氏を訪ね、当日の講演概要やYahoo!ショッピングの現在、Eコマースの今後の展望などを伺った。○Eコマースの伸び代は、まだまだ大きい「セミナーでは日本のEコマース代表のお一人として、ヤフーさんがご登壇されるわけですが、ここ最近の市場の変化についてはどう捉えられていますか?」秋野氏のこの質問から、取材は始まった。「この10~20年の間で、オンラインショッピングは『普通のこと』になりました。Yahoo!ショッピング開始当初は、クレジットカードでの決済が20%程度でしたが、今では60~70%。カード決済への抵抗もなくなってきています。そうした状況の中で、ヤフーがどうあるべきかを踏まえて行ったのが、『eコマース革命』でした」2013年10月、「eコマース革命」と銘打って、Yahoo!ショッピングへの出店料、ロイヤリティなどを無料にすると発表してから、約1年と4ヶ月。昨年には個人出店の受付も開始し、ストア数は1万5,000から24万店以上に、商品点数も1.4億まで激増した。「『ヤフーに行けば世の中のすべての商品がある』という世界をつくれば、そこには人が集まり、流通が生まれ、市場もビジネスもどんどん拡大していく…今はその最初の段階、つまりストア数・商品数を増やして、地固めをしている状況です。統計の取り方にもよりますが、小売市場は130兆円あると言われています。オンラインでの取り扱いはそのわずか5%にすぎません。伸び代はまだまだあります」売上アップのためにシステム面で注力しているのが、ユーザーの閲覧履歴や購入履歴に基づいて商品を提案するレコメンド機能や、リターゲティング広告の精度向上だという。「例えば掃除機を買われた方に、また掃除機をお勧めする…というのではなく、例えば専用ゴミパックを提案できるよう、精度の向上につとめています。システムエンジニアもかなりの増員を行いました」○オンラインショップは、実店舗に近づいていく?今後、レコメンド機能や検索にまつわるテクノロジーが進化すれば、最終的には商品を探さなくてもいい時代が来ると畑中氏は語る。「お客様の好みやセンスにぴったりの服がレコメンドされるようになったり、ウォーターサーバ用の水のように、お客様が定期的に購入されているものについては、自動的にオーダーが入るようになったり、『欲しい』と思うものが的確に表示されるようになってくるでしょう。いかに"さりげなく"商品をプッシュできるかが、これからのEコマースの課題になるかもしれません」一方で畑中氏は、行動データの分析だけに頼ったビジネスは、無味乾燥なものになりかねないという見解も示す。「モノを売る仕事の喜びというのは、相手の求めていることを考え、それを提供できたときに『ありがとう』と言ってもらうこと、そこに根本があると考えています。テクノロジーの進化によって、間違った品をレコメンドしなくなるのは確かですが、そこには人と人との触れあいという要素はありません。Eコマースを"つまらないもの"にしないためには、デバイス画面を通してのやりとりの中に、なにがしかの温かみをプラスしていくことが必要になるのではないかと思います」Yahoo!ショッピングに登録しているストアでも、売上の好調なところに共通するのは、テンプレートによる対応をするのではなく、購入してくれた人のことを想像し、使用方法の説明や使い心地の確認など、丁寧にコミュニケーションをとっていることだという。また、以前、売り手と買い手がチャットできるシステムのトライアルを行ったところ、コンバージョンが高まるということも分かったという。「デジタルでのやりとりの中にも、"血の通った"コミュニケーションをとっていくことは重要になっていくでしょう」実店舗で顧客が体験すること、感じることを、デバイスを通していかに再現できるか、感じてもらえるかというのも、Eコマースが発展する重要な要素なのかもしれない。2月に行われるセミナーの基調講演では、日本市場が今後、どのように変化していくか、ヤフーがそれにどう対応し、Eコマースの活性化を図ろうとしているかなどが、畑中氏から具体的に語られる予定となっている。既に大きなビジネスを展開している企業にとっても、これからEコマースの拡充に踏み出そうとしている企業にとっても、大いに参考にできるものとなるはずだ。また、ECやWEBサイトの営業と実店舗、広告など、顧客との接点をフル活用したオムニチャネル型マーケティングについては、その分野のソリューションを提供しているTISの秋野隆氏が語ることになっている。こちらもぜひご期待いただきたい。同セミナーの詳細は以下の通りとなっている。タイトル:ECビジネスの最新事例から学ぶ!デジタルマーケティング戦略セミナー開催日程:2015年2月24日(火) 14:00(開場 13:30)~16:40定員:100名申し込み締切:2015年2月23日(月) 18:00参加費:無料開催会場:パレスサイドビル 東コア2F マイナビルームS〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1主催:株式会社マイナビ マイナビニュースセミナー運営事務局協賛:TIS株式会社
2015年02月10日オンキヨーエンターテイメントテクノロジーは2月9日、ハイレゾ音源配信サービス「e-onkyo music」の海外展開をスタートした。海外向けのハイレゾ音源の配信サービスは、米・英・独の3カ国向けにスタートし、今後は楽曲を日々追加していく予定だ。平均価格は、アルバム1枚あたり15~20ドルで、単曲で購入した場合は3~4ドルとなる。米・英・独以外の国への展開は、状況を見ながら決めていくとのことだ。このたびの海外展開は、英7digital Limitedとの業務提携のもと行われる。サービスの名称は「onkyo music」で、配信されるコンテンツは日本国内版の「e-onkyo music」とは異なる。
2015年02月09日●SVGA/24bitカラー表示が可能な2D GDCを搭載したMCU「S6E2DHシリーズ」米国時間の2月2日、SpansionはHMI(Himan Machine Interface)向けにCortex-M4FベースのMCU2製品を発表した。この新製品に関する記者説明会が6日に都内で開催されたので、その内容をお届けしたい(Photo01)。Spansionは2020年のIoTには5つの柱があるとしており(Photo02)、そのうちの1つがHMIである。今回発表する製品は、そのHMIの中のVoiceとGraphicsをそれぞれ担う目的の製品となる。さすがにVoiceとGraphicsを両方担うのは無理(というか、現時点ではターゲットが異なる)であり、それぞれ別の製品という形になる(Photo03)。具体的に今回の製品のターゲットはこんな分野である(Photo04)。まず1つ目がグラフィックMCUである。名称は「S6E2DHシリーズ」とされる。このシリーズの特徴は、最大でSVGA(800×600pixel)、24bitカラーが表示可能な2D GDC(Graphics Display Controller)を搭載したCortex-M4F MCUである(Photo05)。こちらに搭載される2D GPUはご覧の通り非常に多くの機能を持つ(Photo06)。確認したところ、このGDCは、元々富士通が長らく自動車用や家庭向けなどに開発してきた「GDC」とルーツは同じであり、2Dのみにした上でMCU用に省電力化や機能の最適化を図ったものだそうである。内部構造はこんな感じ(Photo07)で、CPUコアとGDCが鎮座する形である。CPUコアはPhoto05にもあるようにCortex-M4Fの160MHz駆動で、Flash 384KB/SRAM 36KBが基本となる。これとは別に外付けSDRAM(これは66MHzのノーマルなSDRAMとの事)が接続可能で、色数あるいは画面サイズが大きくなって内蔵VRAMでは足りなくなった場合に利用される。この際には内蔵VRAMとSDRAMの両方が利用されるとの事だった。66MHzのSDRAMと内蔵の高速SRAMではだいぶアクセス速度が異なるが、そのあたりはGDCがうまく調整するとの話であった。またGDCはAlpha Brendingなどの機能を持つことからも判るように複数のレイヤが利用できる。グラフィックMCUの場合、最低でも5つのレイヤが利用でき、最大どこまでかは「メモリサイズに依存する」そうだ。また外部FlashあるいはSiPの形で接続されるQuad SPI Flashは先に説明した様にイメージ格納用である。ここに表示すべき画像を圧縮して格納しておき、利用時にはGDCが自動的に伸長してVRAMに展開するといった使い方になる。ちなみにSiPのパッケージは今のところ2MBのもののみ展開しているが、シリーズとしてはこれがハイエンドで、例えば4MBのものとかは考えていないとの事で、逆に今後はもう少し小容量のものをラインアップする可能性があるそうだ。またSiPパッケージ+外部HyperFlashという構成は考えていないとの事だ。ところでPhoto07を見直すと、液晶のタッチセンサはI2C/SPI、キーパッドはGPIOといった形で接続されるが、これを例えば(一緒の会社となった)CypressのCapSenseの様な容量式タッチセンサで接続する案は? と確認したところ、TFTパネルの90%にはすでにタッチセンシング用のコントローラが内蔵されているので、これとI2C/SPIで繋げば十分、という返事がかえってきた。会場では実際に、複数の画像の重ね合わせなどを含む動作デモが行われた(Photo08)。●100語以上の言葉を認識可能なMCU2つ目の製品がボイス制御MCUである(Photo09)。こちらはそのもので、複数の言語を認識するMCUである。具体的には100語以上の言葉をテキストファイルの形で定義して格納しておく(Photo10)と、それを認識して結果を返してくれる。もちろん用意されるのは音声の認識までなので、その先はアプリケーション次第ということになる。会場ではマイク入力でコマンドを認識すると、その結果をPCに送り、PCの側にリモコン機能を実装する形でTVを操作するデモが行われた(Photo11)。Photo12が内部構成であるが、動作周波数は160MHzないし200MHzということでやや高速である。さて、肝となるのがCPUの中にある「ASR(Automatic Speech Regognition)」であるが、これはハードウェアではなくソフトウェアである。核になる技術は、同社が2012年に発表したAcoustic Coprocessorである。これはNuance Communicationsをベースにしたものだが、今回の技術もこの延長線上にある。ただし同社はあれから実装の最適化をずっと進めていった結果、Cortex-M4ベースのMCUの50%程度の処理負荷で同等の音声認識機能を実装できるようになった、という話だそうだ。ちなみに音声辞書は0.5MB程度で済んでおり、Acoustic Coprocessorの世代で必要とされた2MBから大幅に削減が出来ている。また50%の処理負荷に関しては、CPUコアだけでなくDSPユニットもフル活用しているとのことだ。逆にFPUは(内蔵はしているものの)音声認識では特に利用しないという話で、むしろ先にでたグラフィックMCUで映像処理にFPUが多用されるとの事だった。ちなみに環境ノイズの有無とかしゃべり方(特にイントネーションの違い)などには処理負荷はほとんど影響しないそうである。面白いのはDual Flash Bankであるが、辞書が0.5MB程度なのでこれにプログラムを含めても1MBあれば十分である。最初は160/200MHz駆動に0waitで間に合わせるために、Interleave的な使い方をするのかと思ったのだが、確認したところそういう使い方はしない(Flash Accessは平均1~2waitが入るそうだ)との事。これはWi-Fiなどを経由したOver-the-Air Firmware Updateに対応したもので、片方のバンクをアクセスしながら、もう片方のバンクをUpdateし、完了したらそのままon-the-flyで切り替えといった事もできるとしている。またCodecが外付けとされたのは、とりあえず汎用的に利用してもらう(特定用途向けMCUではない)ために、あえてCodecは内蔵しなかったという話であるが、将来的に特定用途向けのニーズが強くなった場合は内蔵することもありえる、との話だった。どちらの製品も現在はサンプル出荷中であり、1万個発注時の価格はグラフィック制御MCU(S6E2DHシリーズ)が5.05ドルから、ボイス制御MCU(S6E2CCxxFシリーズ/MB9BF568Fシリーズ)が6.95ドルからとされる。また開発キットとしてはFM4 Graphics MCU Starter Kit、FM4 Voice Command Starter Kitともに3月から提供予定とされる。ついでにもう少し先の話も。同社はすでにCortex-M7のライセンスを受けており、すでにロードマップにも記載されている(Photo13)が、登場時期は「今年の後半にアナウンスを予定している」という話であった。さて、今回の2製品は90nmプロセスでの製造となるが、既に同社は40nmのeCT(embedded Charge Trap)の技術をモノにしており、2013年末にはこれをUMCに提供する事を発表しているので、普通に考えればCortex-M7ベースのFM7はUMCの40nmプロセスを使っての製造となると思われ、Handa氏もこれを肯定した。実際、氏は今年中に40nmを利用した製品の製造が始まるとしている。90nm→40nmというのは結構大きなジャンプであり、普通は中間ノード(65nmあるいは55nm)を挟みそうなものだが、氏によれば自動車向けMCUは55nmを利用するものの、汎用品は直接40nmに以降するようだ。理由は明確には述べて下さらなかったが、55nmのEmbedded FlashはすでにMatureな技術であり、複数社がこれを利用してMCUの開発を手がけている(自動車向けでは結構なメーカーがすでに55nmプロセスを使った製品の出荷あるいはサンプリングを行っている)から、ここでの差別化は難しい。ところが40nmは今のところ利用できるFabが限られており(UMCはすでに可能とされるが、TSMCはまだ開発中)、なので先行者利益を得やすいというあたりにアドバンテージがあると想定しているのではないかと思われる。またCypressの製品との統合に関しては「今まさにやり始めたところで、まだ答えるには早すぎる」ということ。それでも「数カ月後には何らかのロードマップが発表できるかもしれない」との事であった。
2015年02月09日キーサイト・テクノロジーは2月6日、1/f雑音測定システムの第4世代品「E4727A 1/fノイズ・RTN測定システム」を発売した。1/f雑音やランダムテレグラフ雑音(RTN:Random Telegraph Noise)などの、低い周波数で支配的になる雑音の大きさを測定するシステムである。1/f雑音は、周波数(f)にほぼ反比例してエネルギー密度が増加する雑音を指す。電子機器や電子回路ユニット、半導体集積回路、半導体素子、抵抗器などはすべて、1/f雑音を発生する。そもそもは真空管の電流雑音として1/f雑音は見つかった。このため1/f雑音の歴史は非常に長い。最近では低雑音MOS FETやCMOSイメージセンサ、低雑音アンプ、パワーデバイスなどで問題となっている。ランダムテレグラフ雑音(RTN)は主にMOS FETのチャンネル領域で発生する。半導体製造技術の微細化によって近年、注目を集めるようになった。電流が2つの値を行き来する、あるいはしきい電圧が2つの値を行き来するという、離散的な変動を伴う雑音である。キーサイトは15年以上も前から、1/f雑音やRTNなどの低周波雑音を測定するシステムを開発、市販してきた。100Hz以下の低い周波数領域で雑音のような微小な信号を測定することは、容易ではない。測定システムの構成は複雑で大掛かりになりがちである。従来品である第3世代の「E4725A」では、1.6mもの高さがあるラックマウントシステムや測定治具などで低周波雑音の測定システムを構成していた。第4世代品の「E4727A」では測定システムを大幅に小型化するとともに、測定性能を格段に向上させた。測定システムは作業机の上に構築できる。そして測定周波数範囲とバイアス電圧範囲を大きく拡大した。測定の下限となる周波数は0.03Hzである。従来品の下限は1Hzだった。最近ではデジタルカメラの手ブレ補正用センサーで1Hz未満の周波数領域を測定する需要があることなどに応えた。バイアス電圧は最大で200Vである。従来品は最大50Vだった。最近では自動車のエレクトロニクス化などで高耐圧パワーデバイスを測定する需要が高まっていることに応えた。そして測定限界を大きく左右する、測定システム自体の雑音を大きく下げた。雑音フロアは-183dBV2/Hzである。従来品の雑音フロアは-177dBV2/Hzだった。新製品(E4727A)のコーナー周波数は20Hzである。従来品のコーナー周波数は10kHzだった。雑音フロアとコーナー周波数が下がったことで、従来は測定が難しかった、抵抗器の低周波雑音特性を測定できるようになったという。さらに、これがたぶん最も重要なのだが、新製品では測定時間を大幅に短縮した。新製品の測定時間は、下限が1Hzのときに約40秒である。従来品の測定時間は、下限が1Hzのときに約2分(約120秒)。およそ3分の1に短くなった。例えば、シリコンウェハに作り込まれた数多くのダイの低周波雑音特性を測定する場合、検査コストを大きく削減することを期待できる。測定システムの構成では、入力端子用モジュール、出力端子用モジュール、基板バイアス用モジュールを新たに開発し、被測定デバイスの近傍に配置できるようにした。各モジュールと半導体デバイス・アナライザの間はケルビン三重同軸(トライアキシャル)ケーブルで接続してあるので、環境雑音の影響を受けない。さらにはモジュールを被測定デバイスの近傍に置くことで、被測定デバイスとモジュールを接続するケーブルを短くし、環境雑音の影響を抑えた。またモジュール本体は三重の電磁シールドが施されており、環境雑音の影響を受けない。そして各モジュールの底部には磁石が組み込まれており、レバーの操作によって磁石の効果をオン/オフできる。作業机の表面が鉄製の場合には磁石を効かせることで、モジュールの機械的振動やガタつきなどを抑えられる。「E4727A」の価格(税抜き)は約2,500万円から。納期は約3週間からである。
2015年02月09日オリンパスイメージングは2月5日、同社のミラーレス一眼カメラ「OM-D E-M5 MarkII」の購入者を対象としたプレゼントキャンペーンを開始した。3月31日までの期間中に、OM-D E-M5 MarkIIを予約・購入した人が対象となるキャンペーン。期間中に購入した応募者全員に、30mm幅のショルダーストラップ「CSS-P118」、焦点距離30mm相当(35mm判換算時)のボディーキャップレンズ「BCL-1580」、モンベルギフトカード5,000円分の3景品のうち、いずれかをプレゼントする。対象製品はOM-D E-M5 MarkIIのボディ単体、「14-150mm II レンズキット」、「12-50mm EZ レンズキット」の全カラーで、申込締め切りは4月7日まで。また、OM-D E-M5 MarkIIとあわせて「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO」を購入した人には10,000円を郵便為替証書にてキャッシュバックする。OM-D E-M5 MarkIIはマイクロフォーサーズ規格に準拠したミラーレス一眼カメラ。2012年3月発表の従来モデル「OM-D E-M5」から、5軸VCM手ぶれ補正機能に磨きをかけ、シャッタースピード5段分の補正性能にまで強化した。発売は2月下旬。価格はオープンで、推定市場価格はボディ単体が110,000円前後、14-150mm II レンズキットが160,000円前後、12-50mm EZ レンズキットが130,000円前後だ(いずれも税別)。
2015年02月09日オヤイデ電気(小柳出電気商会)は2月6日、「FiiO」ブランドのUSB DAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ「E17K」を発表した。発売は2月13日。価格はオープンで、推定市場価格は24,000円前後(税別)。E17Kは、USB DACを搭載したポータブルヘッドホンアンプ「E17」と「E07K」の後継モデル。スクロールホイールを新たに搭載し、メニュー操作をスムーズに行える。TREBLE/BASSをそれぞれ10段階でレベル調整可能だ。DACチップにはテキサス・インスツルメンツ社製のPCM5102、アンプにはOPA1642とLMH6643を採用。USB接続では96kHz/32bitまでのPCMファイル、2.8MHzまでのDSDファイルの再生に対応する。また、SPDIFでは最大192kHz/24bitまでの再生が可能だ。適合するヘッドホンのインピーダンスは16Ω~300Ω(推奨インピーダンスは16Ω~150Ω)。出力は、16Ω負荷時で160mW、32Ω負荷時で200mW、300Ω負荷時で60mWとなっている。入出力端子として同軸デジタル音声入力×1、microUSBポート×1、ヘッドホン出力×1、ライン入出力×1を装備する。内蔵バッテリーの容量は1,500mAhで、最大約15時間の連続駆動が可能だ。約3.5時間(5V/1Aで充電を行った場合)でフル充電される。本体サイズはW62.2×D12.8×H104.1mmで、質量は110g。
2015年02月06日オリンパスイメージングは2月5日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII」を発表した。発売は2月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は、ボディ単体が110,000円前後、14-150mm II レンズキットが160,000円前後、12-50mm EZ レンズキットが130,000円前後。本体カラーはブラックとシルバーの2種類を用意する。名機「OLYMPUS OM」シリーズの系譜にあたるミラーレス一眼カメラとして人気を博してきた「OM-D E-M5」(2012年3月発売)の後継機「OM-D E-M5 MarkII」が登場した。5軸VCM手ぶれ補正機能に磨きをかけ、シャッタースピード5段分の補正性能にまで強化。シネマ品質の動画を手持ちで撮影できる「OM-D MOVIE」を特長とする。小型軽量かつ防塵防滴のボディコンセプトは健在で、OM-D E-M5 MarkIIでは新たにマイナス10度の環境でも使用できる耐低温性能も備えた。前作E-M5で課題となっていた操作ボタンのクリック感やグリップの厚みを改善するなど、操作性の向上も図っている。そのほか、バリアングル液晶(3型)やWi-Fi機能の搭載、同梱されるフラッシュがバウンス可能な「FL-LM3」となったことも前作からの進化点だ。EVF(電子ビューファインダー)は上位機「E-M1」と同じ236万ドット、倍率1.48倍のものを採用。撮影タイムラグに関しては前作E-M5から45%短縮し、世界最短を実現。連写性能も最大10コマ/秒、RAW撮影時で5コマ/秒に向上した。また、1/8000秒の高速メカニカルシャッターも使用可能となった。新機能の「40Mハイレゾショット」では、有効1,605万画素のCMOSセンサーを0.5ピクセル単位で高速に動かしながら撮影し、4,000万画素相当の高解像度写真を合成する。OM-D E-M5 MarkIIの主な仕様は、マウントがマイクロフォーサーズ、撮像素子が4/3型(17.3×13mm)・有効1,605万画素のLive MOSセンサー、対応感度がLOW(ISO100相当)~ISO25600、シャッター速度が1/8,000~60秒。本体サイズはW123.7×D44.5×H85mm、重量は本体のみで約417g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約469gとなっている。
2015年02月05日この連載は、ECの現場で支援するコンサルタントが「最新の業界基礎知識」をお伝えするものです。ECのことを一から学びたい新人担当者はもちろん、「売上げアップ」の課題を持つ担当者も、取り組みのヒントを見付けることができると思います。第1回目は、楽天市場やAmazonなど各モールの特長を踏まえつつ、日本のEC市場の最新基礎知識を学んでいきましょう。○100人のうち、98人を捨てますか?皆さんは、ネットで買い物をするとき、どのサイトで商品を探しますか? 先日開催したセミナーで聞いたところ、100人中50人が楽天市場、48人がAmazon、2人がGoogleと答えました。この数字は、現在の状況を的確に表していると思います。ネットで買い物をするとき、Googleで商品を探すユーザーは、本当に少なくなりました。その理由は、各モールがユーザーをうまく囲い込んでいること。楽天市場にはスーパーポイントが、Amazonにはアマゾンプライムがあり、各ユーザーにとっては、それぞれのモールで購入したほうが特典が受けられたりなどのお得感があります。しかも、モールには、レビュー機能など買い物を後押ししてくれる情報がたくさんあります。一方、Googleは「白いシャツを買いたい」と思って検索しても、あまりいい答えが返ってきません。それならば、値段まで教えてくれて、在庫までも分かるモールで買ったほうが、良いわけです。今の日本のEC市場で成功するには、モールを外すということはありえない行為だと断言できます。モールに出店せず、独自ドメイン店だけで運営するのは、先のセミナー参加者で言えば、100人中98人を捨て、2人を相手に商売をするようなものです。これからECの運営を行う場合も、すでにECの運営を行っている場合も、「モールへの出店は必須だ」と認識してください。○世界的に見ても珍しい「楽天市場の存在」では、どのモールを選ぶべきなのでしょうか。日本にはさまざまなモールがありますが、まず外せないのが日本最大の売上げを誇る楽天市場です。2013年の楽天の国内EC流通総額は約1兆7334億円で、小売EC市場の約3割を占めています。楽天市場は、世界的に見ても珍しい存在です。なぜかといえば、Amazonに負けていないからです。GoogleがYahoo!JAPANを凌駕したように、Facebookがmixiを凌駕したように、海外のサービスによって、日本の多くのサービスは駆逐されてきました。Amazonも世界中で、各国のサービスを駆逐してきました。日本では、そのAmazonに対し、楽天市場はどっしり渡り合って負けていません。Amazonは、常に仮想敵を作り、その敵の売上げを徹底的に奪う戦略でシェアを伸ばしてきました。ここ数年、日本のAmazonの仮想敵は楽天市場です。同社は、楽天市場の一大イベントとなるスーパーセールに似たセールを世界で初めて日本で開催するなど、猛攻勢をかけています。しかし、それでも楽天市場は日本のモール界のトップに君臨し続けています。こんなに市場規模の大きいモールに出店しないのは、EC市場を目の前に敵前逃亡しているようなものです。必ず出店すべきです。○品番型商品だけじゃない! 本気のAmazon楽天市場の対抗馬となるのは、やはりAmazonです。今後、さらに猛攻勢をかけて、確実に楽天市場のシェアを奪っていくことが予想されます。Amazonの強みは2つあります。1つは、Amazon自体も販売を行っていることです。楽天市場に出店しているショップが、例えば、ミネラルウォーターを最安値で販売していると、Amazonは、直接メーカーから仕入れその最安値を下回る値段で売ります。楽天市場は自ら販売することができないため、Amazonより最安値を付けるためには出店する店舗に頼むしかありません。こうしてAmazonは、入口商品を作ることでユーザーの流入を誘い込み、モール全体を活性化させています。そして、2つ目の強みはスピードです。アメリカでは1時間後に届くサービスも開始し、どこよりも負けないスピードを実現しています。さて、これまでのAmazonは、品番型商品の取扱量を増やそうと、主に大手店舗の出店に力を入れてきました。しかし、ここにきて、楽天市場が強みとするノンブランド商品の取扱量を増やすべく、中小店舗にも積極的に門戸を広げ始めました。例えば、1クリック2円~の「スポンサープロダクト」の開始があります。従来のAmazonでの広告が100万円~だったことを考えると、中小店舗はかなり広告が出しやすくなったと思います。また、「Aプラス」というサービスを開始し、詳しい商品紹介が可能になりました。これも中小店舗がノンブランド商品を売るための布石といえます。このようにAmazonは、日本EC市場のトップシェアを獲得するために本気を出しています。楽天市場との差はまだありますが、両方のモールに出店し、今後、EC市場がどう変化しても、動じない体制を整えておく姿勢が大切です。○Yahoo!ショッピングやDeNAショッピング、ポンパレモールも面白い存在にこのほか、日本にはYahoo!ショッピングやポンパレモール、DeNAショッピングなどがあります。どれも、どんぐりの背比べといった感じですが、完全無料化に踏み切ったYahoo!ショッピングは2014年、楽天市場を出店数で上回るなど少し勢いが出てきました。Yahoo!JAPAN全体がスマートフォンに注力する中、最適化したモールを作り上げることができれば、面白い存在になるかもしれません。楽天市場もAmazonもスマートフォンの完成度は高くないですし、出店料が無料なため、出店してマイナスなことは何もありません。日本EC市場は、今後もモールがけん引していくことは間違いないでしょう。その中で、どのモールに出店し、どのような攻め方をするか。それは、EC担当者の腕にかかっています。次回以降では、その戦略について、さらに詳しく紹介していきます。○執筆者紹介いつも.創業以来、EC支援に特化して事業を行い、のべ7200社の支援実績を持つ。ECの成功に必要な集客や制作、販売、システム、コンサルティングをすべて自社スタッフがワンストップで提供する。支援対象は、自社サイトや楽天市場、ヤフーショッピング、ポンパレモール、DeNA、Amazon、紙通販、実店舗まで。米国最大のECイベント「IRCE」の公式パートナーとして、世界最先端のEC情報の提供も行う。公式Webサイトはこちら。
2015年02月05日マッドキャッツは3日、最大30キーの同時押しに対応した茶軸メカニカルキーボード「S.T.R.I.K.E. TE Tournament Edition Mechanical Gaming Keyboard」の新色として、ブラック / ホワイト / レッドの3色を発表した。2月13日より発売する。価格は15,984円。Kailh製の茶軸メカニカルキーを備えるゲーミングキーボード。スイッチの耐久性が5,000万回と高く、アンチゴースト機能により最大30キーの同時入力に対応する。各キーにはバックライトが装備され、輝度を5段階で調整可能だ。使用頻度の高いキーだけを明るく設定することもできる。マクロキーは左上部に7個、矢印キー付近に5個の合計12個を装備。モードを切り替えることによって、最大36個のコマンドを実行できる。専用ユーティリティ「Mad Catz App」を使えば、最大255個のキーストロークコマンドを登録できる。そのほか主な仕様は、キー配列が英語109キー、キーピッチが19mm、キーストロークが4mm、押下圧が45g。インタフェースはUSB。本体サイズはW490×D255×H48mm、重量は約1580g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8。
2015年02月04日ミニストップはこのたび、ギフティが運営するギフトサービス「e-gift System」を2月4日より導入し、商品をギフトとして贈るソーシャルサービス「MINISTOP e-GIFT」を開始する。ギフトを贈る側は、「MINISTOP e-GIFTサイト」から、LINEやFacebook、メール等を通して、プレゼントの二次元バーコード(QRコード)を送信することで、商品ギフトの引換券とメッセージを送付することができる。一方、受取側は、都合のいいときに店舗を訪れ、受信したQRコードを「MINISTOP Loppi」にかざしてギフト券を発行し、レジで対象商品と引き換えることで、受け取ることが可能だ。支払いは、MINISTOP e-GIFTサイト内でのクレジットカードか携帯キャリア決済となるため、店頭に出向いて支払う必要はない。また、受け取ったギフト引換券には有効期限があるほか、一部販売していない店舗や時間帯もある。
2015年02月04日ダイワコーポレーションはこのほど、eコマース事業者向けの新サービスとして、1キログラム以内の軽量商品を全国一律料金で配送できる「ECパケット」の提供を開始した。同サービスは、サイズが34センチ×25センチ(A4大)以内、厚さ3センチ以内であれば、商品の梱包から配達までを含め1出荷当たり350円で配送する。キャンペーン企画の発送や、定期的に顧客に配送する商品などに適しており、従来の"メール便と宅配便の間"に位置する小回りの利く配送プランとなっているという。梱包資材にはオリジナルのデザインを使用できるほか、追跡バーコード(判取りなし)が付属するため、到着確認を行うことも可能。送り状の発行から配送までを全て代行し、利用の際に発送(出荷)データを入稿すると、同社のシステムが送り状・納品書を発行し、ピッキングから梱包までを行って配達する仕組みとなっている。年間500個以上から利用でき、利用形態に応じた料金プランも用意する。生もの、こわれもの等は取り扱い不可。日祝休日も配達し、概ね差出日の翌日~翌々日に配送する。また、受注管理システムに関しては、Amazonや楽天市場などのモールにも対応し、顧客の独自システムにも対応可能となっている。今後は、顧客ごとに異なる配送箱のデザインやパッケージへの広告導入といった取り組みも進めていくとしている。
2015年02月03日ネットギアジャパンは2月2日、VLAN、QoS機能を標準装備した、タップ型のギガビット8ポート クリックスイッチ 「GSS108E」と、ギガビット16ポート クリックスイッチ「GSS116E」を、2月9日より販売開始すると発表した。価格は「GSS108E」が16,200円、「GSS116E」が25,920円。ネットギアのクリックスイッチは、アンマネージプラス・スイッチに、柔軟な設置手段を追加した、タップ型のLANスイッチ製品。クリックスイッチ・シリーズは、VLAN、QoS、ポートミラーリング、ループ検知、ブロードキャスト制御、リンクアグリゲーション(リンクアグリゲーションはGSS116Eのみ対応)など、多くのオフィスネットワーク環境で最も利用される機能を追加している。また、クリックスイッチ・シリーズには、簡単な設定ユーティリティが用意されている。「GSS108E」、「GSS116E」は、ProSAFE Plusユーティリティを使用して、VLAN、QoS、ポートミラーリングなどの設定を行うことができ、さらに、IPアドレスの設定も行うことができるので、管理機能を持たないスイッチと置き換えることで死活監視を行える。そのほか、「GSS108E」には、USBポート2つ装備しており、スマートフォンやタブレットなどモバイル機器の充電を行うことができる。
2015年02月03日