「お金を引き寄せるために知っておきたいこと」 では、お金を引き寄せるための基本的な考えを伺った。今回は、「お金が入ってくることへのブレーキ」を外す方法を、引き続きワタナベ薫さんに伺う。■「お金がなくても幸せ」はウソワタナベさんは、以前は、カツカツの生活を送りつつも「お金では幸せは買えない」「貧しくても心が豊かであれば」と本気で思っていたそう。「でも“お金がなくても幸せ”というのは、視点を変えれば、“自分さえ満たされていればいいんです”という気持ちでもあります。“お金がなくても幸せ”という考えは、“自分以外の誰かを満たしてあげたい”とか、“誰かにもっと何かをしてあげたい”という気持ちの余裕が生まれない可能性が高いわけです」と。そういう考え方があるの!? 正直、目から鱗の発想だった。「セミナーでも、この話をすると、多くの人がビックリされます。そして“そっか、私もお金持ちになっていいんだ”という気持ちになられるようなんです。つまり、この話は、お金へのブロックが外れるキッカケになることが多いんですよ」ワタナベさんは続ける。「豊かになりたい! という気持ちを抑えないでください。心の底から豊かさを求め、その気持ちどおりの行動をする時に、現実は後からついてきます」。「豊かになる!」と決意したとしても、ともすると、すぐに決意はグラグラしてしまう。その“決意”を強化する方法を4つ、ワタナベさんに教えて頂いた。■方法1 外側からお金持ちのセルフイメージをつくるワタナベさんが実際に行ったイメージトレーニング方法のひとつに、「週に1回、1杯1,500円のコーヒーをホテルのラウンジに、おしゃれをして飲みに行くこと」がある。「最初は、ファミレスのランチの2倍もするようなお金をコーヒー1杯にかけることはもったいない、と思っていました。でも、回数を重ねるうちに自分はそこでコーヒーを飲むのがふさわしい人間だと当然のように思えてきます。このセルフイメージが大切なんです」週に1回、1杯1,500円のコーヒーを飲むことを3ケ月続けても、合計のコーヒー代は1万8千円。より良いセルフイメージを作る経費だと考えれば、安いのではないだろうか?■方法2 「お金がない」とは意地でも言わない「“お金がない”という思いは、“お金のない状態”を引き寄せます。意地でもお金をないとは言わず、お金はたくさんあると信じましょう」そう本気で思うには、ちょっとしたコツがある。「まずは、たくさんのお金を”天の銀行“に預けているとイメージしてください。」実際、今自分の手元になくても世の中にはたくさんのお金がある。それらのお金と、自分とのパイプが繋がればいい。ただ、それだけの話だと本気で信じるのだ。■方法3 お金に嫌われる行動はしないより良いセルフイメージができ、天の銀行とのパイプができたとしても、お金に嫌われるような行動をしていたら、お金はやってこない。あなたはお金に好かれているだろうか? 次のチェックテストをしてみよう。□お金儲けに罪悪感を抱く□1円を大切にしない□お金を頂戴していることに感謝しない(感謝は言葉ではなく行動にあらわれる)□雇われているのにサボる傾向がある(雇用されている間、働かずに時間ドロボーする)□お金が儲かっている人のことを妬む□借りたお金を返さない□お金は貯めるもの! と思い込んでいる□自分の私利私欲のためだけに遣おうとする□支払いするときにため息をつくチェックが多かった人は、要注意!「お金は非常に素直な行動をとります。お金に愛されるために、小さなことも忠実に。お金に嫌われることも単純ですが、お金に愛されることも非常に単純なことなんですよ」■方法4「私はお金持ちになりつつある」と声に出して言う最後の仕上げは、自分に対してのポジティブな言葉がけを繰り返すこと。「自分に対してポジティブな言葉がけを繰り返すことで、セルフイメージを良い方に書き替える、一種の認知療法です」ポイントは、断言すること。「だったらいいな」とか「になりますように」のような、希望ではなく、「~だ」「~です」のように言い切る形にする。いきなり「私はお金持ちです」と言うのが抵抗ある人は、現在進行形として「私はお金持ちになりつつある」と声に出して言ってみよう。「この言葉が抵抗なく言えるようになれば、あなたのセルフイメージは一歩前進したことになります」次回は、お金持ちが続けているお金の習慣についてのお話しです。特集: お金を引き寄せるために知っておきたいこと【お金の引き寄せ特集1】 お金持ちが続けている4つの習慣【お金の引き寄せ特集3】 金運が悪くなった時は“視点”を変える【お金の引き寄せ特集4】
2014年06月24日お金の不安は情報を知るだけで安心できる部分もある 。ということで、ファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんに、お金についての情報を整理して教えて頂いた本特集。最終回の今回は「お金の不安は、“貯めること”である程度減らせます」と言う竹下さんに、お金を貯めるコツを教えてもらった。■お金は“将来の自分”へのプレゼント「お金を無理なくコツコツと貯めていくことは、自分にとって自信になります。お金を貯めることは、将来自分がラクをするためのプレゼント。貯まればそれなりに不安は解消されますよ。それにゼロだった貯蓄が、10万円、100万円、1,000万円と桁が増えていくと、自分のグレードも上がっていく感じがするものです」と竹下さん。■先取り貯蓄がお金を貯める王道でも、いつも家計はマイナス。なかなか「貯め始める」ことすらできない場合は、どうしたら良いのだろう? 「そういう人には、先取り貯蓄がおすすめです。使った残りを貯蓄しようとしても、たいていは残らないもの。今まで貯められなかった人は、5千円程度からでもかまわないのでお給料から決めた分を財形貯蓄や自動積立預金などに回し、残りでやりくりすることにトライしてみましょう」その場合、まずは給与振込口座に自動積立を設定する。自動積立の引き落とし日は、給料日直後を指定するのがポイントだ。これだったら残高不足で自動積立ができないということもなく、着実な“先取り貯蓄”をスタートすることができる。■メインバンクとサブバンクの2つの口座をつくる自動積立で30万円なり、50万円の一定額が貯まったら、有利に増やせるネット銀行などに資金を移動させる。たとえば100万円を5年間預けた場合、メガバンクとネット銀行では、利息に約1万3千円の差が出る。※ネット銀行の金利は0.3%,メガバンクの金利は0.05%、1年複利で計算。ちなみに、最初からネット銀行での積立はおすすめしない。なぜならネット銀行の場合は、基本的には自動積立ができないので、貯蓄分をATMで引き出し預け入れるという“手間”がかかるからだ。一定額が貯まるまでの利息は微々たるもの。二兎を追うものは一兎を得ずではないが、「確実に貯める」ことをまずは優先させよう。このように自動積立をする口座はメインバンク、増やす口座はサブバンクと、二つの口座を使い分ける。こうすることによって、ムダ使いを防ぐ効果もある。■ネット銀行はどこが有利?では、サブバンクとするネット銀行はどこが有利なのだろう?「オリコンの顧客満足度調査によると、2013年度のネット銀行の定期預金部門なら、1位が住信SBI銀行、2位が大和ネクスト銀行だったようですね」と竹下さん。ネット銀行を選ぶ際に気をつけたいのは、窓口となるATMの手数料だ。ネット銀行は基本的に店舗がないので、引き出しや預け入れは、ゆうちょ銀行やコンビニATMを使うことになる。利用のたびに手数料がかかってしまっていたら、せっかくの高い利息分が吹き飛びかねないからだ。住信SBI銀行のATM手数料については コチラ 大和ネクスト銀行ATM手数料については コチラ
2014年05月29日お金のことって、考え始めると、余計、心配になったりしないだろうか? 今回は、ご自身も主婦であるファイナンシャルプランナーの竹下さくらさんに、主婦のお金の不安に対しての対処法を伺った。■ステップ1 何が不安か紙に書き出してみる「女性には、いろいろな不安がありますよね」と、寄り添うように話を切り出して下さった竹下さん。多くの人のお金の相談に乗っていらっしゃるからだろう。対面するだけで、何だかホッと安心する。「まずは自分にとって何が不安なのか、現状を把握することが大切です。このとき、頭の中で考えるのは、実はダメ。不安に思っていることを、ひとつ、ひとつ、紙に書き出してみましょう。文字にすることで、おぼろげながらも不安の輪郭がつかめます。現状把握をしてこそ、目標と対策が考えらえるのです。そして、それが不安対策の第一歩となりますよ」■ステップ2 不安の解消・軽減策を書き出す「次にやることは、“どんな状態になったら、その不安が解消、もしくは軽減されるかを客観的に書き出してみることです。その時のポイントは、自分が”できる“”できない“に関係なくまずは書き出すこと。今の自分にとって、できそうにもない対策だとしても、とにかくアウトプットしてみる(紙に書き出してみる)ことが重要なんですよ」■ステップ3 ステップ1からステップ2の道のりを考えてみる「最後は、ステップ1からステップ2にどうしたら辿りつけるのか? その道のりを考えてみましょう。たとえばステップ1の不安を書き出した際に“将来、夫に万一のことがあったら、どうしよう?”という不安があってとして、ステップ2で“保険に入る”という対応策を考えた場合。どんな保険に入ればいいのか、具体的な保険まで調べてみます。不安を解消するためには、情報収集をすることはとても大事です」■情報を知るだけでも安心できる「“夫に万一のことがあった時”を調べていく中で、“遺族年金”といった言葉にぶつかると思うんです。“遺族年金”は、日本の社会保障の制度のひとつです。社会保障制度とは、病気やけが、失業などで経済的に困った人の生活を安定させるための国の制度。日本は、社会保障制度で守られている部分が意外と大きいんです。そういった情報を知っているだけで、随分、不安は軽減できますよ」主婦が知っておくと安心できる情報をピンポイントで知りたい人は次回へ!
2014年05月28日新年を迎え、気分も新たに新年の予定を立て、1年の目標を決めた方もいると思います。「新しい習い事を始めたい」「欲しかった資格が取りたい」「今年こそは結婚したい」など、内容は人それぞれだと思いますが、何をするにも必ずお金が必要になります。今後の予定や目標を立てながら、それに伴うお金のことも、ちゃんと計画できていますか? 「やりたいことはあるのにお金がなくて…」なんてことにならないよう、2013年のみならず、さらには人生の「お金」について考えてみましょう。■ライフプランを立てて、理想の未来のために貯蓄するさっそくですが貯金はありますか? 「こんな不景気なご時世、貯金なんてできない…」という人も多いかと思いますが、いざ何かをしようとする時、貯金はあるに越したことはありません。よく「日本人は貯金が趣味」などと言われ、日本は諸外国に比べ貯蓄率が高いようですが、実際にみなさんはどのくらい貯金をしているのでしょうか。平成19年厚生労働省発表 世帯主の年齢階級別にみた貯蓄額階級別・借入金額階級別世帯数の構成割合 より年齢ごとの貯蓄額の割合を表した上の表を見てみると、金額の差こそあれ20代では約80%、30代になると約90%の人が貯蓄があると答えており、1世帯あたりの平均貯蓄額も20代で181万円、30代で515万円となかなか高額な数字がでています。みなさん、若いうちから堅実に貯蓄しているのですね。しかし、ただやみくもに貯金すれば良いというわけではありません。お金は本来、使ってこそ価値のあるものです。全ての趣味をやめて貯金をしてお金を増やしても豊かな人生にはなりませんよね。何の目的もなしにひたすら貯金するのではなく、貯金は、何かの目的のためにするもの。「スクールに通うため」「海外旅行のため」「結婚資金のため」「出産のため」。何をするために、いつまでにどれくらいお金が必要なのか、を今年、さらには人生のライフプランとして一度お金の観点から考え、理想の未来をかなえるための「生き金」になる貯金をしましょう。■先取り貯金で確実に貯める何をするために、いつまでにどれくらいお金が必要なのか、という計画ができたら、さっそく貯金をはじめたいところですが、意気込んでいきなり月々の貯蓄目標を大きく設定するのは失敗のもと。まずは家計簿をつけて、自分の今現在の1ヶ月のお金の使い方を把握し、どこか無駄に使いすぎているところはないか、切り捨てられる出費はないか検証して、1ヵ月に貯金出来そうな額を割り出してみましょう。貯金できそうな額が割り出せたら自分のメインバンクになっている金融機関へ行って、毎月給料日にその額が引き落とされるように自動積立の手続きをしましょう。貯金をするなら断然先取り貯蓄がオススメ。「あまったら貯金する」意識ではいつまでたってもお金は貯まりません。給料から天引きになるようにしておけば、引き落とし後は残高を気にせずに使えますし、「もとからないもの」という意識になって、知らないうちにお金が貯まります。会社員や公務員の人であれば、金融機関の自動積立の他に、勤務先で導入されている「財形貯蓄制度」も税金やローン金利などが優遇されるものが多いのでオススメです。■500円貯金のススメ何十万というお金を貯めるには向いていないけれど、数千円~数万円のお金を貯めたい時にあなどれないのが500円貯金。500円玉は、1枚ではかわいい値段だけれど、6枚で3000円、10枚で5000円と、少し貯めると思いのほか高い値段になる金額。1日の終わりに家計簿をつける時、財布をのぞいてみて、500円玉があったらその都度貯金箱に貯金するようにします。500円玉専用の貯金箱で、コインを入れる度、液晶パネルの中の登場人物の人生が展開するものや、500円玉をはめこむたびにコマを進めて日本一周ができるブック型の貯金箱など、楽しみながら500円貯金ができるアイテムもたくさん出ているので、一度雑貨屋さんやおもちゃ屋さんの貯金箱売り場をのぞいてみては? お金について、なにかと将来に不安を感じる昨今ですが、お金は上手に使ってこそ生きるもの。私たちの人生と切っても切れない縁のお金と上手に付き合って、ステキな未来を手に入れましょう。(金沢 霞)
2013年01月08日