「老後資金」について知りたいことや今話題の「老後資金」についての記事をチェック! (1/10)
結婚資金を貯めるにはさまざまなところで節約するのも大事ですよね。今回は、大人気マンガシリーズ、うみ(@umi.comic)さんの実体験に基づき描かれた『トンデモ男と婚約破棄した話』をお届けします。彼氏と結婚したい……幸せな家庭を築くことを夢見るうみさん。彼氏のノブから「来年には結婚したい」と話があったもののなかなかプロポーズされず喧嘩になります。しかしそれがきっかけとなり、結婚式場で見積もりをとったうみさんたちは高額な費用に驚愕。海外挙式はノブのお兄さんにお願いし、国内は高級レストランでパーティーを開きたいとノブが言い始め……。先行きが不安……少しでも節約しないと……思い立ったら即行動……彼ママに話すと……何か策がある……?結婚資金を貯めるため、一人暮らしをやめて実家に戻ろうとするうみさん。しかしそれを聞いた彼の母親が口を出してきて!?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@umi.comic)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年07月29日安心な老後を送るため、2千万円の貯蓄が欲しい。だが、あまたある貯蓄法のなかで、どれを選べばいいか迷っている人も多いはず。お金の専門家と一緒に考えました。6月7日「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の掛金上限の引き上げを国が検討していることが明らかになった。iDeCoは公的年金に上乗せする“自分年金”。働き方により掛け金の限度額は異なるが、掛け金の「2倍以上に増額」を推す声もあるという。また、会社を通じ給料から天引きで積み立てる「財形貯蓄」も、加入年齢を55歳未満から70歳未満に引き上げることも検討する。働く高齢者が増えたことが後押しだという。国は、老後資金のための制度改正に躍起だ。2024年は「NISA(小額投資非課税制度)」の非課税保有期間が無期限化されるなどの改正があったばかり。「できるだけ長く働いて、老後資金は自分で蓄えてという国からのメッセージを感じます」そう話すのはファイナンシャルプランナーの高山一恵さん。「みんながやっているから、早く新NISAを始めなきゃ」と焦って相談に来る人もいるという。「名前は知っていても、中身は複雑でわからない。選択肢が多すぎて選べない、難しいと思う人も多いでしょう」(高山さん、以下同)そこで、老後資金づくりによく利用されるものを、高山さんに多方面から分析し、A~Dランクの格付けをしてもらった(NISAやiDeCo、企業年金は投資信託での運用を想定)。Aに近いほど、優れていることになる。■それぞれの特徴を知り分散投資を心がけよう「『NISA』は元本割れの恐れがあるので安全性はCでしょう。リターンは運用次第ですが、高利回りの可能性に期待してB。限度額は一生涯で1800万円に拡充されたのでB。売却や出金はいつでもOK、自由度はAでしょう。運用益は非課税ですが、掛け金の所得控除などはありません。節税効果はCですね」同様に「iDeCo」も見ていこう。安全性、リターンは投資信託で運用するならNISAと同じ。「iDeCoは限度額の低さと、60歳以降しか引き出せないため自由度がD。半面、運用益の非課税、掛け金の所得控除、受け取り時の控除と、節税効果はAです」「財形貯蓄」の長所は、限度額の縛りがないA。だが、リターンや節税効果は大きく望めないのでC。「解約などの手続きに勤務先の上長の決済印が必要で面倒だという人が多いです。自由度もCですね」「企業年金」の多くは企業型確定拠出年金(企業型DC)だが、iDeCo同様、60歳以降しか引き出せない自由度の低さがDだ。「自営業者などを対象に、国民年金の上乗せとなるのが『国民年金基金』です。iDeCo同様、掛け金の所得控除があり節税効果はA。リターンは低いのですが、死ぬまでもらえる終身年金はありがたいので、Cにしました」やはり、もっとも安全性が高いのは「預貯金」だろうか。「預貯金は、仮に金融機関が破綻しても元本1千万円とその利子まで保証されます。また、『個人向け国債』は国にお金を貸すので、日本が破綻しない限り大丈夫。この2つは安全性が高いでしょう。ただ個人向け国債は契約から1年間換金できないので、自由度をBにしました。リターンは預貯金、個人向け国債ともにDですが、今後金利が上がれば、10年変動国債のリターンが伸びる可能性が」最後の「株式投資」は限度額の規制もなく自由度マックス。あくまでも自己責任だが、ハイリスク、ハイリターンを期待できる。「どれも一長一短ありますが、自分の性格や現状の貯蓄額などを考えて選ぶことが大切です。ただし『株式投資だけ』などと一極集中はNG。必ずリスクは分散しましょう」そのために重要なのは組み合わせだ。慎重派、バランス派、冒険派の3通りに合う賢い組み合わせを高山さんに教えてもらった。■リスクを最小限に運用したい慎重派「まずは3通りに共通なのですが、預貯金を確保することです。万が一の事故や病気、リストラなどに備えて、絶対に減らずいつでもすぐに使える預貯金が大切です」資産の安全性を最優先する慎重派だと、預貯金は生活費の1年分を確保したい。「次も共通で、節税対策を兼ねてiDeCoです。掛け金の上限までかけましょう」ただし、選ぶ銘柄はそれぞれ違う。慎重派は、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券の「4資産均等ファンド」などのバランス型ファンドがいいという。「残りの資金は安全性Aランクの国債がいいでしょう。元本保証で安心です」■多少のリスクをとりつつリターンを高めたいバランス派3通り共通の“預貯金”は、生活費6カ月~1年分を。「リフォームなど3~5年以内に使う予定のある資金は国債で確保しておきます」“次のiDeCo”は今大人気の「全世界株式(オール・カントリー)」などを選ぼう。「全世界と範囲は広いものの、株式に限定しての投資です。債券が組み込まれない分リスクは少し上がりますが、リターンは上々です」資金に余裕があれば、NISAの成長投資枠で「高配当利回り株ファンド」に投資する手も。「高配当株に投資するファンドで、配当が年4回出るものも。生活費の足しにできますよ」■ハイリスクでもいいから、お金を増やしたい冒険派冒険派とて“最初の預貯金”は必須。3~6カ月分は死守しよう。“次のiDeCo”は掛金上限まで、昨今好調が続くアメリカ株をねらおう。「S&P500」などがおすすめだそう。残りはNISAの成長投資枠で個別株を買うとよい。「もっともリターンが望めるのは個別株。ただ個別株が不安なら、『S&P500』か『ナスダック100』などの投資信託を。NISAの枠を使い切ったら、一般口座などでも株式投資に励むといいでしょう」3通りのどれを選ぶかはあなた次第。自分に合った賢い組み合わせを見つけて、老後資金の目標2千万円を達成しよう。
2024年06月26日皆さんは、義家族との関係で悩んでしまったことはありますか?今回は老後の面倒をみてもらう気の義母の話とともに、そんなときの対処法をアンケートをもとに紹介します。イラスト:ふじさわのぞみ面倒をみてもらう気で…主人公と夫が義実家を訪れたときのことです。知り合いの男性が足を悪くして、介護が必要になったと電話で聞いた義母は…。出典:CoordiSnap「うちは安泰ね!」と、主人公に老後の面倒をみてもらう気満々の義母。夫は冷静に「老後の面倒の保証はできないよ」と反論しました。すると義母は「じゃあ何のために結婚したのよ!?」と激怒。主人公は「お義母さんの老後の面倒をみるために結婚したんじゃありませんけど…」と青ざめます。その後、義母は義弟にも夫の文句を言うようになったのでした…。こんなとき、あなたならどうしますか?きっぱり断る嫁イビリしてくる義母の老後の面倒をみるのは避けたいですね。義母に期待を持たせてはいけないので、老後の面倒はみないときっぱり断ります。(40代/女性)介護施設を薦める義両親の老後の面倒をみるために結婚したと思われるのは悲しいですね。介護が必要になったら介護施設に入る選択肢もあると示します。(20代/女性)今回は老後の面倒をみさせようとする義母の対処法を、みなさんのアンケートをもとに紹介しました。もし同じような出来事があったときは、ぜひ参考にしてみてください。(CoordiSnap編集部)※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2024年05月28日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。イラスト:エトラちゃんは見た!結婚資金を使い込まれたワケ主人公は婚約している彼と一緒に結婚資金を貯めています。しかしあることに夢中になり、遊び出した彼。主人公や周りの人が注意しますが、彼は聞く耳を持ちません。彼を注意する人たち出典:エトラちゃんは見た!使い込まれた結婚資金出典:エトラちゃんは見た!とうとう彼は結婚資金まで使い込んでしまいます。「ねぇこれ、何?」と通帳を見せ、彼に使途を尋ねる主人公。ここでクイズ彼は結婚資金を何に使っていたのでしょう?ヒント!事の始まりは、彼が行った飲み会の二次会でした。結婚資金を使った先は出典:エトラちゃんは見た!正解は…正解は「お気に入りの女性がいる店に貢いでいた」でした。彼は二次会で行った店で働いていた女性を気に入ります。そしてその店に通いつめ、結婚資金をつぎ込んだ彼。まさかの理由で結婚資金を使い込まれ、顔面蒼白になる主人公でした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年05月16日Xで人気沸騰中の人間まおがミドルエイジのモヤモヤを描く連載コミック!【あらすじ】老後資金も不安なことだしと、子供が実家を巣立ったことをきっかけに、パートを始めた妻。仕事に慣れ、シフトが増えてくると以前に比べ家事がおろそかに。すると夫は「家事が完璧じゃない!」と不満げ。遊んでいたわけじゃないのにそんな言い方しなくても……。死ぬまでこの理不尽に耐え続けるのは勘弁!意を決して自分の想いを伝えることに。> 前話:パートを始めた妻と夫のすれ違い(3)>「人間まおのヒトモヤ」過去のお話は、こちらから読めます!【PROFILE】人間まお’18年に『くず系女子。』(KADOKAWA)でデビュー。現在はサルのあげおと共存の日々を送りながら、日常のあるあるをゆる~く描いた漫画ブログが大人気。4月から『おはスタ』(テレビ東京系)で「あげおとティム」のアニメ放送がスタート!
2024年04月27日Xで人気沸騰中の人間まおがミドルエイジのモヤモヤを描く連載コミック!【あらすじ】老後資金も不安なことだしと、子供が実家を巣立ったことをきっかけに、パートを始めた妻。仕事に慣れ、シフトが増えてくると以前に比べ家事がおろそかに。すると夫は「家事が完璧じゃない!」と不満げ。遊んでいたわけじゃないのにそんな言い方しなくても……。《つづく》> 前話:パートを始めた妻と夫のすれ違い(2)>「人間まおのヒトモヤ」過去のお話は、こちらから読めます!【PROFILE】人間まお’18年に『くず系女子。』(KADOKAWA)でデビュー。現在はサルのあげおと共存の日々を送りながら、日常のあるあるをゆる~く描いた漫画ブログが大人気。4月から『おはスタ』(テレビ東京系)で「あげおとティム」のアニメ放送がスタート!
2024年04月20日ジブラルタ生命保険株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 兼 CEO:添田毅司)は、20歳~69歳の男女2,000名(男性1,000名 女性1,000名)を対象に、「身体と心の健康づくりに関する調査2024」をインターネットリサーチで実施し、集計結果を公開しました。(調査協力会社:ネットエイジア株式会社)表1: 自身の健康の自己評価について聞いたところ、身体の健康と心の健康のいずれも「50点」や「70点」、「80点」に回答が集まり、身体の健康の自己採点では平均61.5点、心の健康の自己採点では平均58.5点という結果に。回答傾向をみると、身体の健康と心の健康には正の相関があることがうかがえます。表2: 今年、応援したいアスリートを聞いたところ、男性アスリートではメジャーリーガーの「大谷翔平さん」がダントツとなり、2位「石川祐希さん」、3位「三笘薫さん」、女性アスリートでは1位「平野美宇さん」、2位「早田ひなさん」、3位「古賀紗理那さん」となりました。表3: 老後の生活資金として、いくらくらい貯蓄があれば安心できるか聞いたところ、「2,000万円~3,000万円未満」(21.2%)に回答が集まり、中央値は2,500万円。20代・30代では中央値が2,000万円、40代以上では中央値が3,000万円でした。表4: 最強のメンタルを持っていると思う芸能人を聞いたところ、お笑いタレントの「明石家さんまさん」が1位となり、2位「アンミカさん」、3位「なかやまきんに君」、4位「武井壮さん」、5位「松岡修造さん」という結果になりました。[アンケート調査結果]◆“幸せ”に対する意識について・“幸せ”のために必要だと思うもの 1位「お金」2位「健康」3位「家族」全国の20歳~69歳の男女2,000名(全回答者)に対し、“幸せ”に対する意識について質問しました。全回答者(2,000名)に、“幸せ”のために必要だと思うものを聞いたところ、「お金」(56.1%)が最も高くなりました。経済的な蓄えは、幸せのために欠かせないと感じている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「健康」(48.3%)、「家族」(45.4%)、「自由な時間」(28.2%)、「趣味」(19.3%)でした。「お金」が半数を超え1位になった一方で、「健康」や「家族」は半数近く、「自由な時間」は約3割と、お金では買えないものに価値を見出している人や、お金は大事だがお金があっても人生はままならないと考える人も多いのかもしれません。年代別にみると、20代から40代では「お金」(20代48.8%、30代52.5%、40代62.0%)、50代以上では「健康」(50代59.5%、60代71.0%)が1位でした。また、20代では「自由な時間」(36.3%)や「趣味」(31.0%)、「友人」(20.0%)が全体と比べて5ポイント以上高くなりました。20代には、自由な時間や趣味の時間、友人と過ごす時間を確保できるように、働き方改革が進むことに期待を寄せている人が多いのではないでしょうか。◆身体の健康と心の健康の自己評価について・身体の健康・心の健康を100点満点で自己採点すると? 「身体の健康」は平均61.5点、「心の健康」は平均58.5点自身の健康の自己評価について質問しました。全回答者(2,000名)に、身体の健康と心の健康を100点満点で自己採点すると何点になるか聞いたところ、【身体の健康】では、「50点」(17.3%)や「70点」(19.7%)、「80点」(18.6%)に回答が集まり、平均は61.5点でした。男女別にみると、平均は、男性62.0点、女性60.9点でした。【心の健康】では、「50点」(16.4%)や「70点」(16.2%)、「80点」(15.1%)に回答が集まり、平均は58.5点でした。【身体の健康】の平均(61.5点)と比べると、【心の健康】の平均(58.5点)のほうが3.0点低くなりました。男女別にみると、平均は、男性59.0点、女性57.9点でした。【身体の健康】と【心の健康】に関する回答傾向をみると、いずれも同じようなカーブを描いており、両者には正の相関があることがうかがえます。◆身体の健康づくりとスポーツについて・身体の健康づくりとして行っていること 男性1位は「十分に睡眠・休養をとる」、女性1位は「歯磨きを欠かさない」身体の健康づくりについて質問しました。全回答者(2,000名)に、身体の健康づくりとして行っていることを聞いたところ、「十分に睡眠・休養をとる」(44.2%)が最も高くなりました。なるべく疲れを溜めないようにしっかり休息をとることを心がけている人が多いようです。次いで高くなったのは、「歯磨きを欠かさない」(42.2%)、「たばこを吸わない」(37.6%)、「食事・栄養に配慮する」(35.6%)、「手洗い・うがいを欠かさない」(34.1%)でした。男女別にみると、男性では「十分に睡眠・休養をとる」(40.2%)、女性では「歯磨きを欠かさない」(49.5%)が1位でした。年代別にみると、30代から50代では「十分に睡眠・休養をとる」(30代47.0%、40代40.8%、50代44.8%)が1位となったのに対し、20代と60代では「歯磨きを欠かさない」(20代37.0%、60代56.3%)が1位となり60代では半数を超えました。シニア世代では歯や歯茎の老化が気になり始める人が増えるためか、毎日の歯磨きの大切さや、口内環境が健康に与える影響を再認識している人が多いのではないでしょうか。・健康診断の受診状況 「1年に1回受けている」51%、「受けたことがない」31%全回答者(2,000名)に、健康診断(人間ドック含む)をどのくらいの頻度で受けているか聞いたところ、「1年に1回」(50.8%)が突出して高くなりました。勤め先の定期健康診断を受診している人や、人間ドックを毎年受診している人が多いのではないでしょうか。そのほか、「1年に2回以上」が5.1%、「2年に1回」が4.7%、「3年に1回」が2.1%、「4年に1回以下」が6.9%となり、「受けたことがない」は30.5%でした。職業別にみると、自営業・フリーランスやパート・アルバイト、非就業層(専業主婦・主夫、学生、無職)では「1年に1回」(自営業・フリーランス35.1%、パート・アルバイト44.3%、専業主婦・主夫43.3%、学生23.5%、無職36.9%)が全体と比べて5ポイント以上低くなり、学生と無職では「受けたことがない」(学生67.6%、無職45.3%)が最も高くなりました。ここで、身体の健康の自己採点結果を健康診断の受診状況別にみると、健康診断を受けたことがある方では自己採点の平均は62.9点と、健康診断を受けたことがない方(58.2点)と比べて4.7点高くなりました。健康診断を受けることが、身体の健康状態を確認する良い機会となり、健康維持・改善に向けた日常行動へつながるのではないでしょうか。・「スポーツを実施している」42%、20代男性では57%実施しているスポーツ 1位「ジョギング・ランニング」2位「自転車」3位「ゴルフ」続いて、スポーツについて質問しました。全回答者(2,000名)に、スポーツを実施しているか聞いたところ、「実施している」は42.2%、「実施していない」は57.8%となりました。男女・年代別にみると、スポーツを実施している人の割合は、男性では20代(56.5%)が最も高くなりました。他方、女性では60代(41.0%)が突出して高くなりました。60代女性には、仕事や家事の負担が減ったことで自由な時間が増え、健康づくりや趣味としてスポーツに取り組めるようになった人が多いのではないでしょうか。スポーツを実施している方(844名)に、実施しているスポーツを聞いたところ、「ジョギング・ランニング」(30.2%)が突出して高くなりました。体力や健康を維持するために、定期的に自宅周辺やランニングコースを走っている人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「自転車」(11.7%)、「ゴルフ」(10.8%)、「野球」(6.4%)、「スキー・スノーボード」(5.7%)でした。ここで、身体の健康と心の健康の自己採点結果をスポーツの実施状況別にみると、スポーツを実施している方は、【身体の健康】では平均66.6点、【心の健康】では平均63.7点となり、スポーツを実施していない方(【身体の健康】平均57.7点、【心の健康】平均54.7点)と比べて、【身体の健康】では8.9点、【心の健康】では9.0点高くなりました。スポーツに取り組むことが健康維持・改善につながり、健康状態に対する自己評価を引き上げている実態がうかがえます。一方で、スポーツを実施していない方では、【身体の健康】と【心の健康】のいずれにおいても「50点」(身体の健康20.6%、心の健康17.6%)が最も高くなっており、まずまずの自己評価にとどまっている人が多いとわかりました。・今後実施したいと思うスポーツ 1位「ジョギング・ランニング」2位「水泳」3位「自転車」20代男性では「サッカー」、60代男性では「ゴルフ」が2位また、今後実施したいと思うスポーツを聞いたところ、1位「ジョギング・ランニング」(13.2%)、2位「水泳」(6.1%)、3位「自転車」(5.3%)、4位「テニス」(4.4%)、5位「ゴルフ」(4.2%)となりました。男女・年代別にみると、男性ではいずれの年代でも「ジョギング・ランニング」が1位となり、20代では「サッカー」(10.5%)、30代では「水泳」「自転車」(いずれも7.5%)、40代と50代では「自転車」(40代9.0%、50代8.5%)、60代では「ゴルフ」(12.0%)が2位でした。他方、女性では20代から40代は「ジョギング・ランニング」(20代12.0%、30代12.5%、40代11.0%)が1位となったのに対し、50代と60代は「水泳」(50代6.5%、60代8.0%)が1位となりました。・今年開催される国際大会で、見たいと思う競技 1位「野球」2位「サッカー」3位「バレーボール」20代男性・40代男性では「サッカー」、20代女性では「バレーボール」が1位今年開催される国際大会で、見たいと思う競技を聞いたところ、1位は「野球」(29.0%)でした。野球が今年開催されるオリンピックの競技種目に入っていないものの1位に選ばれた背景には、メジャーリーグで歴史的な活躍を見せる大谷翔平選手に対する注目度の高さがあるのではないでしょうか。次いで、2位「サッカー」(22.6%)、3位「バレーボール」(16.2%)、4位「バスケットボール」(13.6%)、5位「陸上競技」(10.5%)となりました。男女・年代別にみると、20代男性と40代男性では「サッカー」(20代男性27.0%、40代男性34.5%)、20代女性では「バレーボール」(18.5%)が1位となりました。・今年、応援したいアスリート男性アスリートでは「大谷翔平さん」がダントツ、2位「石川祐希さん」3位「三笘薫さん」女性アスリートでは1位「平野美宇さん」2位「早田ひなさん」3位「古賀紗理那さん」どの選手の活躍を期待したいという人が多いのでしょうか。全回答者(2,000名)に、今年、応援したいアスリートを聞いたところ、男性アスリートでは「大谷翔平さん(野球)」(657名)がダントツとなり、2位「石川祐希さん(バレーボール)」(23名)、3位「三笘薫さん(サッカー)」(19名)、4位「井上尚弥さん(ボクシング)」(17名)、5位「山本由伸さん(野球)」「高橋藍さん(バレーボール)」(いずれも15名)と続きました。他方、女性アスリートでは1位「平野美宇さん(卓球)」(13名)、2位「早田ひなさん(卓球)」(12名)、3位「古賀紗理那さん(バレーボール)」(10名)、4位「伊藤美誠さん(卓球)」(9名)、5位「池江璃花子(水泳)」(6名)と、TOP5には卓球選手が多く挙がりました。・過去に行われたスポーツの国際大会で心に最も残っているシーンオリンピックでは「荒川静香選手のフリースケーティングとエキシビション」、ワールド・ベースボール・クラシックでは「村上宗隆選手のサヨナラタイムリー」、FIFAワールドカップでは「三笘薫選手の“三笘の1ミリ”」、ラグビーワールドカップでは「福岡堅樹選手の逆転トライ」など全回答者(2,000名)に、過去に行われたスポーツの国際大会で、心に最も残っているシーンを聞きました。回答が多く挙げられた【オリンピック】や【ワールド・ベースボール・クラシック】、【FIFAワールドカップ】、【ラグビーワールドカップ】に注目してみると、【オリンピック】では「平野歩夢選手(スノーボード)が高難度の技をすべて決めたところ」や「羽生結弦選手(フィギュアスケート)の演技を終える最後の場面」、「荒川静香選手(フィギュアスケート)のフリースケーティングとエキシビション」、「高橋尚子選手(マラソン)のサングラスを取った時」、「船木和喜選手(スキージャンプ)ら4人の選手が抱き合った瞬間」といったシーンがありました。また、【ワールド・ベースボール・クラシック】では「大谷翔平選手が最後に三振をとったところ」や「村上宗隆選手のサヨナラタイムリー」、「吉田正尚選手のメキシコ戦でのホームラン」、【FIFAワールドカップ】では「三笘薫選手の“三笘の1ミリ”」や「堂安律選手のドイツ戦での得点」、【ラグビーワールドカップ】では「ファフ・デクラーク選手の2連続優勝が決まった瞬間に見せた男泣き」や「福岡堅樹選手が逆転トライを決めた瞬間」といったシーンが挙げられました。◆心の健康づくりとストレス解消について・ストレス解消のために行っていること 1位「おいしいものを食べる」2位「テレビ・映画・動画をみる」3位「十分な睡眠をとる」20代女性では「音楽を聞く・歌う」が1位心の健康づくりについて質問しました。全回答者(2,000名)に、ストレス解消のために行っていることを聞いたところ、1位「おいしいものを食べる」(42.6%)、2位「テレビ・映画・動画をみる」(37.7%)、3位「十分な睡眠をとる」(36.4%)、4位「音楽を聞く・歌う」(31.4%)、5位「コーヒー・紅茶を飲む」(29.1%)となりました。グルメやエンタメ、嗜好品を楽しんだり、しっかり睡眠をとったりすることを通じて、ストレスを解消している人が多いようです。男女・年代別にみると、男性では20代と50代は「おいしいものを食べる」(20代33.5%、50代33.0%)が1位、30代は「十分な睡眠をとる」(34.0%)が1位、40代と60代は「テレビ・映画・動画をみる」(40代36.5%、60代44.0%)が1位でした。他方、女性では20代は「音楽を聞く・歌う」(49.5%)が1位でした。・働き方改革として職場に導入されていること 1位「有給休暇取得促進」2位「長時間労働の是正」3位「テレワーク・在宅勤務」・仕事におけるストレスを軽減するために職場に導入してほしいこと 1位「週休3日」2位「有給休暇取得促進」3位「副業・兼業の解禁」有職者(1,536名)に、働き方改革として、自身の職場に導入されていることを聞いたところ、「有給休暇取得促進」(26.8%)が最も高くなり、「長時間労働の是正」(15.6%)、「テレワーク・在宅勤務」(13.0%)、「ノー残業デー」(12.7%)、「育児と仕事の両立支援」(12.2%)が続きました。また、仕事におけるストレスを軽減するために、職場に導入してほしいことを聞いたところ、「週休3日」(19.1%)が最も高くなりました。休日が1日増えると、疲労回復やストレス解消を図りやすくなると考える人が多いのではないでしょうか。次いで高くなったのは、「有給休暇取得促進」(16.1%)、「副業・兼業の解禁」(11.1%)、「オフィスの環境整備」(10.1%)、「フレックスタイム」(9.8%)でした。・お気に入りの”癒しスポット”北海道・東北では「猪苗代湖」「五稜郭公園」、関東では「恩賜上野動物園」「みなとみらい」、北陸・甲信越では「彌彦神社」「諏訪湖」、東海では「天の岩戸」「香嵐渓」、近畿では「嵐山」「大阪城公園」、中国・四国では「大山」「出雲大社」、九州・沖縄では「阿蘇」「宮古島」などそのほか、「家・自宅」「近所の公園」「近所の飲食店」といった回答も全回答者(2,000名)に、お気に入りの“癒しスポット”を聞いたところ、北海道・東北では「登別温泉:硫黄泉が身体に効く」や「猪苗代湖:広い湖と磐梯山を一緒に眺められる」、「函館公園:自然が多く空気が綺麗で落ち着く」、「五稜郭公園:一回りすると適度に良い運動になる」、関東では「恩賜上野動物園:動物に癒される」や「みなとみらい:景観が最高」、「東京ディズニーリゾート:夢の時間を過ごせる」、「那須:自然がたくさんある」、北陸・甲信越では「彌彦神社:神聖な雰囲気で自然もあり癒される」や「諏訪湖:湖を見ていると癒される」、「平泉寺白山神社:心が安らぐ」、「姨捨:善光寺平を一望できる」、東海では「天の岩戸:空気が澄んでいて心地いい」や「富士山:季節によって様々な姿を見ることができる」、「安城産業文化公園デンパーク:花と緑に囲まれて、癒される」、「香嵐渓:自然豊かで季節を感じられる」、近畿では「嵐山:紅葉や景色が綺麗で、食べ物も美味しい」や「立里荒神社:お参りをすると落ち着く」、「大阪城公園:庭園の桜が綺麗」、「東大寺:親しみがあり、行くと落ち着く」、中国・四国では「大山:雄大で癒される」や「祖谷のかずら橋:大自然の中にあり、空気が綺麗で落ち着く」、「蒜山:自然に癒される」、「出雲大社:気持ちが落ち着く」、九州・沖縄では「マリンワールド海の中道:大水槽の中を悠々と泳ぐ魚を眺めると癒される」や「阿蘇:景観が素晴らしい」、「筑後川:のんびり日光浴ができる」、「宮古島:リフレッシュできる」といった回答がありました。そのほか、「家・自宅」や「近所の公園」、「近所の飲食店」といった回答もみられました。◆老後の生活資金について・老後の生活資金としてあれば安心できる貯蓄額 中央値は2,500万円現時点で安心できる貯蓄額に対しどのくらい準備できている? 「0割」が35%で最多老後の生活資金について質問しました。全回答者(2,000名)に、老後の生活資金として、いくらくらい貯蓄があれば安心できるか聞いたところ、「2,000万円~3,000万円未満」(21.2%)や「3,000万円~5,000万円未満」(17.6%)、「5,000万円~1億円未満」(18.6%)に回答が集まり、中央値は2,500万円でした。また、現時点で準備できている老後の生活資金は、老後の生活資金として安心できる貯蓄額に対する割合でどのくらいか聞いたところ、「0割」(34.6%)が特に高くなり、「1割くらい」(17.7%)、「2割くらい」(10.1%)、「5割くらい」(9.3%)、「3割くらい」(8.4%)が続きました。安心できる貯蓄額に対し、ほとんど準備することができていない人が多いようです。安心できる貯蓄額別にみると、いずれの層も「0割」が最も高くなり、1,000万円未満の層では47.4%と特に高くなる傾向がみられました。年代別にみると、20代では「0割」が46.0%と、全体と比べて10ポイント以上高くなりました。他方、60代では「5割くらい」が16.3%、「10割以上」が13.8%と、全体と比べて5ポイント以上高くなりました。※調査結果全文は添付のPDFファイルよりご覧いただけます。■調査概要■調査タイトル:身体と心の健康づくりに関する調査2024調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳~69歳の男女調査期間:2024年3月15日~3月18日調査方法:インターネット調査調査地域:全国有効回答数:2,000名(有効回答から、男女・年代が均等になるように抽出)調査協力会社:ネットエイジア株式会社 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月19日Xで人気沸騰中の人間まおがミドルエイジのモヤモヤを描く連載コミック!【あらすじ】老後資金も不安なことだしと、子供が実家を巣立ったことをきっかけに、パートを始めた妻。仕事に慣れ、シフトが増えてくると以前に比べ家事がおろそかに。そんな妻に夫は「家事が完璧じゃない!」と不満をぶちまけてきて……。《つづく》> 前話:パートを始めた妻と夫のすれ違い(1)> 「人間まおのヒトモヤ」過去のお話は、こちらから読めます!【PROFILE】人間まお’18年に『くず系女子。』(KADOKAWA)でデビュー。現在はサルのあげおと共存の日々を送りながら、日常のあるあるをゆる~く描いた漫画ブログが大人気。4月から『おはスタ』(テレビ東京系)で「あげおとティム」のアニメ放送がスタート!
2024年04月13日Xで人気沸騰中の人間まおがミドルエイジのモヤモヤを描く連載コミック!【あらすじ】老後資金も不安なことだしと、子供が実家を巣立ったことをきっかけに、パートを始めた妻。仕事に慣れ、働く喜びを噛みしめる妻に対し、夫は何やら、不満そうなそぶりを見せてきて……。《つづく》> 過去のお話はこちら:【全4話】兄ばかりだいじにする母【人間まおのヒトモヤ】【PROFILE】人間まお’18年に『くず系女子。』(KADOKAWA)でデビュー。現在はサルのあげおと共存の日々を送りながら、日常のあるあるをゆる~く描いた漫画ブログが大人気。4月から『おはスタ』(テレビ東京系)で「あげおとティム」のアニメ放送がスタート!
2024年04月06日主婦が老後の貧困に陥るかもしれない。武見厚労相は’23 年10月、専業主婦が多く該当する第3号被保険者制度の見直しに言及。老後も安定した生活を送るには、どうすればよいのだろう。「夫は税理士でした。私は毎月渡される家計費でやりくりし、あとは全部任せていました。夫の死後、こんなに落ちぶれるなんて……」そう嘆くのは春子さん(仮名・80歳)。夫の生前は都内の持ち家に住み裕福な暮らしだったという。「私は専業主婦。国民年金は少ないと聞いていましたが65歳の受給額は2万円でした」(春子さん)夫に聞くと、年金保険料に未納があったらしい。だが、当時夫はまだ働いて収入もあったので、春子さんは「年金は私のお小遣い」と思っていたという。「70代になって夫が亡くなり、資産などを調べて愕然としました。自宅のローンは終わっていましたが貯金はわずか数百万円で、生命保険にも入っていない。夫も国民年金ですから、遺族年金はありません。私は月2万円の年金でどう暮らせばいいのか。長生きせずに死にたいです」(春子さん)現在、専業主婦世帯は517万世帯ほど(総務省「’23年労働力調査」)。そんな主婦たちからの切実な相談が増えているというのは、ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんだ。結局、春子さんは持ち家を売却したが、手元には1千万円も残らなかったという。「一人娘が月3万円を援助しても収入は月5万円ほど。家賃3万円の団地で貯金を取り崩しながらの生活です」(高山さん、以下同)年金保険料を払わなかった春子さんの例は極端だが、総じて専業主婦の老後はきびしい。夫が会社員でも安心できないという。「夫の死後は遺族厚生年金をもらえますが、月10万円ほど。持ち家でもマンションなら修繕積立金などの負担が増え、苦労する方が多いです」熟年離婚はもっと悲惨だ。「年金分割はできますが、専業主婦だと月7千円ほど増えるだけです」パート主婦はどう?「パート勤めでも『106万円の壁』を超え、厚生年金に加入すれば自分の年金が増えますが、夫の扶養の範囲内だと、先の専業主婦とほぼ同じ。年金制度の中では『第3号被保険者』となります」第3号被保険者とは、厚生年金に加入する会社員などに扶養される配偶者。年金保険料の納付が免除されるのはメリットだが、老後の年金は国民年金加入者と同様だ。「そのうえ、国は第3号被保険者の縮小を検討しています」専業主婦の国民年金保険料は、夫が自営業なら必要だが、第3号被保険者は不要。これが不公平だとの指摘は以前からあったが、’23年9月の社会保障審議会年金部会で今後議論を進めることが明示されたのだ。「従業員などが101人以上の企業に勤めるパートなどは、106万円の壁を超えると社会保険の加入が義務になります。’24年10月には対象が従業員数51人以上の企業にも広がる、ここまでは決定です。今後はもっと拡大し、年収106万円以上なら全員加入を、国は目指しているのだと思います」厚生年金の加入者を増やし、第3号被保険者を縮小していく。ゆくゆくは第3号被保険者の制度自体を廃止して、年金保険料の納付を義務付けるのだろう。「仮に国民年金だと、保険料は’24年度が月1万6千980円。納付は60歳までですが、手痛い出費となるでしょう」専業主婦への逆風がすさまじいが、今50代の専業主婦たちはどうすればいいのだろう。「対策は3つ考えられます。1つ目は今から働いて、106万円の壁を超え厚生年金に加入し、自分の年金を増やすことです。ただ106万円を超えただけでは社会保険料の負担があるので“働き損”。一気に130万円を目指しましょう」厚生年金などは会社が保険料を半分負担してくれる。国民年金、国民健康保険より負担の軽いケースが多いそう。また、収入増は老後資金の貯蓄も後押しするだろう。「2つ目はiDeCoや新NISAで“自分年金”を作ることです」iDeCoは専業主婦だと月2万3千円が掛け金の上限だ。夫の給与から掛け金を拠出することは贈与にあたるが、年110万円までなら申告も贈与税も不要。「働き始めて厚生年金に加入すればiDeCoは65歳までかけられます。節税になるうえ、50代からだと10年以上ありますから、それなりの蓄えができるでしょう」新NISAだと掛け金の税金控除はないが、運用期間が無期限なのがメリット。老後も運用しながら少しずつ取り崩すといい。「3つ目は年金の繰下げです。夫の年金は65歳からもらい始め、妻の年金を繰り下げます」厚生年金の平均受給額は約14万5千円(’22年度、厚生労働省)。夫婦で月3万円ずつ働いて、20万5千円なら繰り下げ期間中も暮らせるだろう。「妻の年金が月6万なら、70歳まで5年間繰り下げると年金額は42%アップで約8万5千円。75歳まで10年間繰り下げると84%アップで11万円を超えます。一度、自分の年金受給額をねんきんネットで調べてください」冒頭の春子さんの娘は50代。自分の老後資金を母の援助にあてている。子どもにツケを回さないよう、今すぐ3つの対策を実行して、老後破綻を回避しよう。
2024年03月01日【PR】 アクサ生命保険「新NISA」が注目を浴びていた昨年。忙しい中、結局何が良いのかわからず「もう遅いのかな…」と焦る方も多いのではないでしょうか。・物価は上がるのに給料は上がらない…家計を預かる主婦のアタマの中は「節約」でいっぱい…。コレはダメ、アレはダメと無理な節約は生活の満足度を下げてしまいます。まず「配分」を見直しお金の不安をなくすことから始めませんか?■本当に今のままでいいの?「お金に関することって難しそう」…そんな不安を感じていても、主婦の立場を理解した女性FPならではのやさしい解説は入門にぴったり。・家計を見直せば投資ができる?食費を含めた支出を把握し家計全体を見直すと、将来のための投資に充てる費用が捻出できることが多いのです。・将来いくらあれば安心なの?まず支出を把握し家計における改善点を見つけます。プロの力を借りると将来のゴールに向けた収支(ライフプラン)を見直せるのが大きなポイント。生活の質を手放さず将来の安心を形作る手法を学びましょう! ■女性FPに聞くやさしい無料オンラインセミナー次に考えるのが「増やす方法」。「新NISA」と現行「iDeCo」などの知識を身につけて自分にあったお金の活用方法を設計します。今回開催する女性FPによる初心者にもわかりやすいお金に関する無料オンラインセミナーで「難しそう」と二の足を踏んでいた方や周りに言われるまま「iDeCo」や『NISA』などを運用しているものの本当に正しいかわからないといった方もお気軽にご参加下さい。 ▶「物価高に負けないお金の増やし方」参加申し込みはこちら>> ■【参加特典】通常は有料の個別相談が無料に!教育費、住宅ローン…やっぱりそれぞれ事情が違いますよね。そこで、セミナーに参加いただいた方に個別の無料相談が受けられるという特典も!このチャンスは見逃せません。★こんな方に特にオススメ★・お金の勉強を基礎から始めてみたい・物価高に負けないお金の増やし方を知りたい・新NISA・iDeCo・投資信託…いろいろ調べているけど、何から進めていいのか…・貯蓄はある程度あるけど老後資金が不安・シングルの将来の住まいやお金が不安・副収入を作って早期リタイアしたい・なぜ、銀行で「新NISA」や「iDeCo」の口座を作ってはいけないの?★オンラインで顔出し不要!★・オンラインなのでお気軽にご参加いただけます。匿名やニックネームでの参加も可能です。・セミナー参加者の画像、音声は公開されません。講師からも見えませんのでご安心ください。・セミナー内での商品サービスへの勧誘は一切ありません。・セミナー後に、勧誘の連絡がくることもありませんので安心してご参加ください。(無料の個別相談にお申込みの場合は、講師より個別相談のご案内でご連絡があります)■『物価高に負けないお金の増やし方セミナー』開催決定!◎日時:2024年3月7日(木) 20時~21時◎申込受付期間:19時30分まで◎料金:無料(0円)◎参加方法:オンライン(Zoom)※お申し込み後、メールにてご案内するURLよりご参加ください。 下記URLにアクセスしてお申し込みください ▶「物価高に負けないお金の増やし方」参加申し込みはこちら>> ◎セミナー内容:・なぜ物価上昇している・「住宅」「教育」「老後」 それぞれいくら必要?・家計節約の2大重要項目とは・新NISAやiDeCoなど運用方法の選び方・投資信託の選び方・放ったらかしでお金が殖える「○○法」とは◎主催:アクサ生命保険株式会社◎お問い合わせ先:アクサ生命保険株式会社 市場開発部TEL 03-6737-7240(平日9:00~17:00対応) 東京都港区白金1-17-3NBFプラチナタワーAXA-C-240112-0010<今回の講師>株式会社FPデザイン 伊藤優理絵金沢市在住の35歳。京都の国立大学を卒業後、大手メーカーにて製品開発、顧客提案に携わる。結婚・出産を機に自身のお金の運用を始めたことでお金に対する価値観が大きく変わりファイナンシャルプランナーに転職。女性目線のわかりやすいアドバイスが幅広い世代に人気で、広い視野でお金の困りごとを解決します。ファイナンシャルプランナー、証券外務員、住宅ローンアドバイザーなどの資格を保有。■講師より:「お金の不安をなくしましょう」NISAやiDeCoが流行っているから周りに言われるがままに始めてみたけど、それが正しいのかどうなのかよくわからないという方が増えています。よくわからないことを継続するのは不安ですよね。不安があるとストレスが溜まります。セミナーは運用がこれからという初心者にも、既に運用をスタートしている経験者にもオススメの内容です。お金の不安をなくしていきたい方は是非ご参加下さい。<過去の参加者の声>・貯金をどう活かせばよいか不安だったので行動するきっかけになった。・大変為になり、ありがとうございました。教育資金に漠然と不安を抱えていたのではっきり道筋が出来ました。ライフプランを至急立てたいと思います。・教育資金が準備できている気がしないので受講してみました。・3人の子供がいるので、将来の資産運用に興味があったため参加しました。誰にでもわかりやすく、気軽に聴けるやさしいマネーセミナー。どうぞお気軽にご参加ください。
2024年02月07日当時付き合っていた彼と、結婚に向けて2人で資金を貯めることになりました。結婚資金を貯金するための銀行口座を作り、それぞれ毎月決まった額を入金することにしたのですが……。 結婚資金を貯めることに結婚資金を貯めるにあたって、彼から共同の銀行口座を作ろうと提案されました。それぞれ決まった金額をその口座に貯めていくことに決まり、通帳の管理はしっかり者の彼に任せることに。 それから半年ほど過ぎたころのことです。私はそろそろ結婚式や新居について具体的な計画を立てたいと思い始めていたので、彼にどれくらい貯金が貯まっているか聞いてみました。 通帳を管理する彼が…毎月それなりの金額を入金していたので、順調に貯蓄ができていると思っていた私。今後のことを想像するとうきうきした気分になります。 しかし、彼は「ちゃんと貯まっているよ」とは言ってくれますが、具体的にいくら貯まったかは教えてくれず、なかなか通帳を見せてくれません。なんだか後ろめたそうな彼の様子を見て、私は嫌な予感がしました。そして、無理やり通帳の中身を確認すると……なぜか数万円の出金記録がいくつかあります。 どういうことか彼を問いただすと、観念したのか「実はパチンコに使ってしまって……」と告白。なんと、彼は2人の結婚資金をギャンブルに使っていたのです。 彼は、金銭感覚がしっかりしていて真面目な人だと思っていました。ギャンブルをすること自体は悪いことではないのかもしれません。けれど、結婚資金のための貯金に手をつけていたことは許せませんでした。 彼のことが信じられなくなってしまい、最終的に結婚の話はなくなり彼とは別れることに。とてもショックな出来事でしたが、結婚前に彼の一面に気づけてよかったと思いたいです。 著者/雪田みゆこ作画/ちゃこ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ
2024年02月01日皆さんは、大きな買いものをするために購入資金を貯めた経験はありますか?今回は「戸建ての購入資金を貯める主人公」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!ボロアパートに住む妻と2人で暮らす主人公。戸建ての家の購入資金を貯めるため、妻とボロボロの激安賃貸アパートに住んでいました。住み始めて2年ほど経過したある日「だいぶ貯まってきたな~」と貯金を確認していると、突然電話がかかってきて…。父からの電話出典:エトラちゃんは見た!電話の相手は父からでした。父は「戸建ての家を一軒持っている」と言い、主人公夫婦に住まないかと提案します。しかし詳しく話を聞くと、父が持っている戸建ては築30年でろくにメンテナンスもされていないと言うのです。父の提案に主人公は「建売を買う予定なんだよ」と言って断ろうとしますが…。父は「その家に住んでくれるなら家賃をタダにしよう」と言い、その分を建売を購入するための貯金に回してはどうかと提案してきたのです。不敵な笑みを浮かべながら話す父親を怪しく思ったものの、主人公夫婦は結局その家に住まうことにしたのでした。読者の感想主人公夫婦には条件のいい話ですが、父が不敵に笑った理由が気になります。引っ越してから何かトラブルが起きなければいいのですが…。(40代/女性)「家賃がタダ」と聞くととてもいい話に聞こえますが…。主人公たちがトラブルに巻き込まれないといいのですが、父の企みが何か気になります。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年01月23日自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーでの裏金問題は、大臣経験者クラスのキックバック不記載や訂正などが次々と報じられている。いったい、政治資金パーティーをめぐるお金の流れの、どこが「違法」と指摘されているのか。「政治資金パーティーはズバリ『お金集め』が目的です。ノルマ以上に集めたお金が派閥からキックバックされ、集めた議員のところに戻ることは、違法ではありません。しかし、いくら収入があり、いくら派閥に納めたのか、また、派閥から寄付としていくら振り込まれたのか、つまりキックバックの金額などが、キチンと政治資金収支報告書に記載されなければならないんです。今回、裏金問題となっているのは、所属議員が政治資金パーティーで得た収入が実際にいくらだったのか、またいくらキックバックがあったのかが、政治資金収支報告書に不記載だったことが問題視されているんです」(全国紙政治部記者)たとえばある議員が派閥から求められているノルマ100万円を上回る150万円を集めた場合、派閥に150万円振り込み、派閥から後に50万円のキックバックがあることが、収支報告書で明記されていれば、違法性はないという。しかし、実際は150万円集めたのに、ノルマの100万円しか納めた記録がなく、派閥からのキックバック50万円分が不記載であれば、100万円の収入しか存在しなかったこととなり、50万円が裏金となるのだ!「こうして実質『浮かせた』裏金は、何に使われようと、誰にもわかりようがないお金になります。地元などで事業を有利に進めたい支援者は、派閥のパーティー券を高いお金で買い、派閥の所属議員は地元自治体議員などに、裏金を元手にお金を渡して地元での政策を優位に進めることもできる。これは裏金の使い方のほんの一例ですがね」(前出・全国紙政治部記者)岸田首相は党幹部に各派閥の政治資金パーティーを自粛するよう指示したが、各社の世論調査で内閣支持率は20%を割り込んで危機的状況を迎えており、焼け石に水の様相だ。
2023年12月20日政治資金パーティーが裏金作りの温床となっているということが取りざたされている。こんなことがまかり通ってきたのだとすれば許せないが、そもそも私たちは、政治資金パーティーそのものが、どんな実態のパーティーなのか、なにがおこなわれているのか、さっぱりわからない。そこで、著書に『ドキュメント 候補者たちの闘争 選挙とカネと政党』(岩波書店)などがある元衆議院議員でジャーナリストの井戸まさえさんに、政治資金パーティーの知られざる中身について、詳しく聞いた。「これは私が2018年に、ある自民党衆議院議員に取材した内容です。ある派閥では、パーティー券1枚20,000円として『期数(キャリア)×50枚』をノルマとしていました。つまり2期生であれば、20,000円×2期×50枚=2,000,000円がノルマとなります。そのノルマ以上を売れば、ノルマ以上の分は売った所属議員の取り分となるというのがキックバックです」そんなキックバックを、収支報告書に記載しないことで“裏金”にする慣習が横行していた疑惑の筆頭が安倍派なのだ。その安倍派をはじめ各派閥の資金集めパーティーは、一流ホテルなどの大宴会場で開催されることが多いという。「派閥主催のパーティーには、派閥の議員が出席します。一大勢力である安倍派のパーティーには、別派閥に所属する首相が来たりもするでしょう。100人規模で議員が参加して、そこに各議員が呼んだ、つまりパーティー券を買ってもらった人が来ますので、最低1,000人規模の大会場が必要です」ちなみにパーティーの名称は『○○会懇親の集い』『○○会と語る会』など、さまざまであるという。そしてパーティー券は、イベントチケットのような券に、次のような但し書きがついている。「券の下の部分などに《この会は政治資金規正法第8条の2に規定する政治資金パーティーです》と必ず明記しています。これが告知義務であり、ここでの売り上げには消費税がかからなくなります」そのパーティーとは、私たちの想像する結婚式や記念式典など、華やかなパーティーのように、豪華なお料理も出るのだろうか。「バブルのころは、それこそ大物政治家の政治資金パーティーでは、老舗の高級寿司店がコーナーを出してお寿司が出たりしたなんて豪華なこともありました。ただ、派閥の政治資金パーティーは1,000人規模の出席者なので、ビュッフェ形式のお料理にしても、すぐになくなってしまいます。現在では、ローストビーフが出ることはあるけれど、結婚式のようにフォアグラが出るなんてことは、まずないと思います。とても料理が参加者全員に行きわたるようなパーティーではありませんし、パー券を購入して入場された方も、料理を食べるのがメインではありません。チケットの20,000円分が、料理で元が取れるわけではないんです」年配議員や地方の有力者なども来るパーティーなどとなると、新人議員や女性議員がお酌をさせられたりなんていう“アルハラ”的な行為はないのだろうか。「女性議員がお酌をして回らなければいけないということは、政治資金パーティーにおいては見かけません。というのは、かつては政治資金パーティーというと、お酌などの要員である女性コンパニオンが派遣されていたんです」えっ?それは初耳です!「主催者である派閥が、あらかじめホテル側に依頼して、集められた女性などが、政治資金パーティーに派遣されるという流れでした。白いブラウスに赤いボディコンシャスなロングスカートという姿の女性たちです。彼女たちが水割り、ウーロン茶などを、入場者に手渡します。というのは、大臣など来賓の話が前にありますので、乾杯までが長いですから、コンパニオンがお酒を手渡して、場を持たせているのです」では、所属議員は地元の有力者やその関係者たちと、延々と名刺交換をしているのだろうか?「名刺交換は、たとえば大臣クラスが来賓や出席者となると、彼の前には行列ができます。地方から来る人などは、そういう『推し』の政治家に会うのが目的で来る人も多いですからね。所属議員は、そんな有力者や後援者などの間を持たせる役割であり、大臣の前で並んでいるときのお供をしたりします。そして、大臣の前では有力者を紹介し、有力者には大臣のことを紹介することで、手柄を立てる。つまり『おもてなし』する側に徹します。所属議員がパーティーのお料理を食べている暇はありませんし、食べていたらヒンシュクを買うでしょうね。ほかにも政治資金パーティーには、東京なら銀座、赤坂、大阪なら新地などのクラブのママも参加したりします。お店は、所属議員がよく接待で使う店であり、ママは議員に呼ばれてパーティーに出入りします。地方から来た支援者などを、パーティー終了後に自分の店で二次会としておもてなししたりするんです」どれだけ支持率が下がろうと知ったこっちゃないが、せめて法律だけは守ってもらわないと……国会議員どころか、ひとりの人間としての問題なのだ。
2023年12月20日今回は、物語を元にしたクイズを紹介します!クイズの回答を考えてみてくださいね。イラスト:モナ・リザの戯言自分勝手な夫の衝撃行動主人公はマイホーム資金を貯金するため、普段から節約を心がけています。しかし散財癖がある夫は、家族の貯金を勝手に使ってしまうことがありました。ある日主人公は、夫が勝手に義両親に旅行をプレゼントしたことを知り…。なんで勝手に!出典:モナ・リザの戯言主人公は勝手に貯金を使った夫を問い詰めることに…。すると夫は思わぬ反応を見せました。問題さあ、ここで問題です。マイホームの建設のため節約している主人公。しかし、夫が勝手に貯金を散財します。主人公に注意をされた夫の反応とは?ヒント夫は主人公に対して悪いと思っていないようです。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「逆ギレ」でした。その後、夫は「親孝行に金を使うのは当然だろ!」と怒り出します。自分勝手すぎる行動に言葉も出ない主人公なのでした…。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです。(lamire編集部)
2023年11月15日皆さんは、義両親と仲良くしていますか?今回は義両親の老後にまつわるエピソードとその感想を紹介します。イラスト:ふじさわのぞみ義両親と同居中主人公は結婚し、義両親と同居しています。義母に困らされる日々を送っていた主人公ですが…。義両親の勝手な老後の話に…出典:CoordiSnapある日、義母は介護が必要になって娘夫婦が帰ってくる人の話をしてきました。そして、義母は主人公を見て「私たちの老後は安泰」と言ったのです。主人公は、義両親の老後の話を勝手に進められ呆然とします。しかし夫が「老後の面倒の保障はできない」と一言。それを聞いた義母は、夫の前で大泣きするのでした。読者の感想結婚すると義両親の老後も大きな課題になるでしょう。しかし、義母のように勝手に話を進めたり、押しつけたりするのはよくないと思いました。(40代/女性)結婚を介護のためだと思っている義母に驚きました…。きちんと話し合って、冷静に考えることが必要だと感じさせられました。(20代/女性)※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年11月03日50代の2人以上の世帯の平均貯蓄額は1千253万円。一方、24.4%の世帯が貯蓄なしとなっている(家計の金融行動に関する世論調査令和4年金融広報中央委員会)。「家計の相談にいらっしゃる中で、8割以上の方は変わろうと実行し、貯めていきますが、約2割弱の人は、変わらず貯められません。お金を貯められる人と貯められない人、それぞれに共通点や特徴があることに気づいたんです」そう指摘するのは、2万件以上の家計を立て直してきた、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。先日、『お金を貯められる人のすごい習慣』(ぱる出版)を出版した。「基本は、収入―支出にプラスの差額が生まれるように管理できる人が、貯まる人。1~2カ月の短期ではなく、長く家計でプラスの差分を出していくことが必要です。収入が高い人がお金持ちというイメージがありますが、お金を貯めることは、それとはまったく別なんです」(横山さん・以下同)実は、年収800万円以上、公務員、などお金がありそうな人が“貯まらない”ことも多く見てきたという。「世代でいうと50代後半の方は、バブル時代を知っているし、終身雇用で、収入は右肩上がりの時代を生きてきました。でも今の時代はシビアです。55歳で役職定年になったり、再雇用でも収入は減少するなどの現実もあり、赤字が続いている人も多いです。また、30~40代のパワーカップルと呼ばれ、夫婦合わせると年収1千万円を超える人でも、住居費や固定費、子供の教育費と費用をかけすぎて貯まらないことも多い。この共通点は家計の見直しも『今は忙しいから』『子供が夏休みだから』と、言い訳をして『いつかやろう』『なんとかなる』と、ずっと先延ばしにすることです」一方、年収300万~400万円でも、10年間あれば、1千万円貯めた人も多くいると横山さん。「『今、自分が家計をなんとかしなきゃ』と、お金への意識を持つこと。面談を終えて自宅に戻ってすぐに休む間もなく、『先ほどの質問の光熱費の明細です』と、フットワーク軽く、素直にアドバイスを即実行してくれる人は、数ヵ月後には赤字を解消し貯蓄も増えていきます」■すぐ調べる、後回しにしないのが貯められるかどうかの差今回、横山さんに、貯まる人と貯まらない人の、それぞれの特徴を聞いて、イラストにしてみた。「貯まる人は、お金が好きで、お金のことを後回しにしません。わからないことがあると、すぐに自分で調べる力、その行動力があり、必要か不必要か判断力もつきます。また体が資本と健康第一で、食事、睡眠にも気を配る。ウオーキングをしたり運動も心掛けています。また歯のメンテナンスを定期的にしっかりしている人も多い」常に計算を習慣化している面も。「特売、送料無料と、一見得に見えても、単価だとどう?と、『すぐ調べよう』と計算して、不必要なものには手を出しません」食材を無駄にせず使いきることで食費も抑えられている。飲み物はマイボトルを持参する人も。「お金の流れもシンプルで、光熱費、通信費、クレジットカードの引き落とし日や、支払いの内訳もしっかり把握しています。ポイントカードもよく使う2~3枚に集約して、ポイ活も積極的。何か足りなくてもなんとかするという意識も強いので、旅行の荷物が必要最小限で少ないのも特徴です」一方、お金が貯まらない人は、「無料」「全品10%オフ」につられやすく、つい買い物をしてしまう。「食品、スマホ、化粧品、保険、住居、教育費など、『絶対これじゃなきゃダメ』と、こだわりが強い。化粧品も高級なものを長年愛用していたり、服や靴も好きなブランドだけと、買い換えができない。毎月一定額でサービスを受けられるサブスクの定期購入がお得と、音楽、雑誌、サプリ、ネイルなど申し込んでいる人も多い。でも金額分使っている人は少ないです」また、スマホは格安スマホでなく、使い始めたときから大手キャリアで変わらない人も多い。「毎日、カフェラテを飲んだり、ランチに出かけたり。ポイントカードを何枚も持ち、結局ポイントはたまらずの人が多い。毎月赤字続きは、やはり対処が必要です」そんな人が節約を始めると「お金を使っちゃいけない」と、0か100かで完璧に頑張りすぎて、ストレスから爆買いに走る人もいる。「一生懸命になりすぎず、使っていいものと使わないものとメリハリも大事です。まずは、買い物するときに、『これじゃなきゃだめ』から『これは本当にいる?』と、自分に聞いてみましょう」できることから、貯まる人の特徴をまねしてお金を貯めよう!
2023年09月21日止まる気配のない物価高。老後資金はますます不可欠になっていくが、すでに還暦を迎えた私は手遅れなの?じつは60歳からでも努力次第でどうにかなるかもーー。■資産形成には新NISAを活用しよう「いまや投資はやらないとまずい時代です。金利0.002%の定期預金では、物価高に負けて資産はどんどん目減りしていきます」そう話すのは『定年後でも間に合うつみたて投資』(KADOKAWA)の著者でファイナンシャルプランナーの横山光昭さん。人生100年時代、自分の寿命より先に、資産が底をついたら……。老後破綻は恐怖だ。だからこそ、長生きする分、金融資産の寿命も自分で延ばす必要があるという。「今後もインフレは続くでしょう。60代を迎えた人も、インフレ率より高い3~5%の運用を目指しましょう」(横山さん、以下同)そんなに簡単じゃないのでは?「私がおすすめするのは新しいNISA制度を使ったつみたて投資です。毎月積み立てる仕組みを作ればほったらかしでOK。知識がなくてもやりながら学びましょう」2024年から始まる新NISAは、非課税での保有期間の無期限化や、非課税限度額の引き上げなど、かなり使い勝手のよい制度だそう。■貯金と投資で331万円の差が出るつみたて投資は、投資期間が長いほど投資で得た利益を次の原資に組み込んでさらに運用する「複利」がメリットだが、素人に3~5%での運用は可能なのか。「私は、日本ならTOPIX、米国ならS&P500指数などの代表的な指数と同じ値動きを目指すインデックスファンドでのつみたて投資をおすすめしています。これらの過去20年の実績を見ると、3~5%の運用は難しくありません。もちろん波はあるので、数年程度だとマイナスもあるでしょう。ただ10年を超えると負ける可能性はかなり低いです」長い投資期間が必要なら、中高年には不向きなのではないだろうか?「60歳から始めても80歳までで20年。その間2万円ずつの貯金では、ほぼゼロ金利で480万円ですが、投資して5%で運用できたら20年間で811万円を見込めます。その差は331万円です」仮に毎月5万円を積み立てられたら、貯金だと1千200万円だが、5%運用なら2千29万円になる可能性も。以前「老後2千万円不足」と言われたが、60歳から2千万円が作れるのは朗報だろう。はたして、どう始めればいいのだろうか。「まず、目標額を決めましょう」毎月の生活費30年分に、介護費用などの特別費を1千万円上乗せして、総支出額を計算する。いっぽう収入は、労働収入のほか公的年金や退職金、これまでの貯蓄などをすべて足し合わせる。収入合計から支出合計を差し引けば、老後資金の不足分がわかる。これを投資目標とするのだ。「手元には生活費1年分と、車の買い替えなど直近で使う予定のある費用を残し、それ以外はすべて投資に回しても構いません。基本的には毎月の収入の6分の1を投資に回すのがおすすめ。表の商品などを継続して買っていきましょう」たとえば夫の収入が月20万円、妻が月10万円なら世帯収入は30万円。6分の1にあたる5万円を投資に回す。年金を受給し始めてからもできる限り働き、投資額を捻出しよう。だが、高齢になって以前のように働けなくなったら……。「思っていた以上に生活が厳しいなら、家計を見直してムダを削りましょう。それでも厳しい場合は、退職金や貯蓄から捻出するか、投資額を減らしてもいいでしょう。ただし投資をやめてはだめ。少額でも続けることが大切です」退職金はどう投資する?「全額を一気に投資につぎ込んではいけません。いくら大金があっても、複利のメリットが生きるつみたて投資での運用が◎です」■利回り以内の取り崩しで老後資金は減らない20年投資を続けたあとの現金化のやり方は?「介護施設への入所などで資金が必要なときや、ムダ遣いを減らしても生活費が苦しくなったときなど、必要なタイミングがきたら少しずつ取り崩します。『積み立ては2万円、5万円といった定額で、取り崩しは4%、5%といった定率で』がセオリーです」5万円ずつ積み立て、約2千万円の資金がある人が、年4%取り崩すと、初年は80万円受け取れる。約800万円の老後資金なら4%だと32万円、5%だと40万円を手にすることに。取り崩した残りは、その後も運用を続けます。これまでどおり5%で運用できれば、5%以下の取り崩しなら資産は減らない計算です。5%より多く取り崩したとしても、運用でかなりカバーされ資産が長持ちするでしょう」絶対にやってはいけないのは、取り崩すタイミングですべて売却して預金に移してしまうこと。「ほぼゼロ金利の銀行預金がいかにもったいないかわかるでしょう。定年世代はまだ間に合います。新しいNISAを待たず、今からすぐに始めるといいでしょう」つみたて投資で、長生きに耐えうる「減らない資産」を作ろう。
2023年08月07日「何もかもが値上がりしているいまこそ、お金の使い方を見直す必要があります。そこでおすすめなのが、意識的に“お金を使わない日”をつくること。買い物にメリハリをつける感覚を学べ、無理なくお金が貯まるようになります」そう提案するのは、約25年にわたりファイナンシャルプランナーとして家計の相談に乗ってきた黒田尚子さん。「当然ですが、お金は使えば減ります。なので、まずは月1回『支出ゼロ円デー』を決め、買い物に行くのをやめることです。これまで多くの家計を見てきて感じることは、お金が貯まらない人は無計画に買い物しがちで、なんとなく消費しているものが多いんです」(黒田さん、以下同)実は、特売品を求めて毎日スーパーに行く、ドラッグストアに寄り道する、散歩帰りに商店街をのぞく、スマホの契約を5年以上見直していない……そんな習慣が、ムダを生んでいる。「お金を使う回数を絞ると、行かなくてもよかった買い物に気づいたり、安いからと手にしていた総菜を買う頻度が低くなったりして、お金の使い方にメリハリが出てきます。ふだんどんなことにお金を使っているのかを意識することで、何を買うべきかという目的が明確になりお金への意識が高まります」ゼロ円デーでとくに節約できるのが「ラテ・マネー」だという。カフェラテ1杯分程度の見過ごされがちな浪費のことで、知らず知らずのうちに回数が重なり多額の出費になっているお金のことだ。上図のように“ちりも積もれば山”となる。「お金が貯まらない人は、ラテ・マネーに消えている恐れがあります。半額シールにつられて買う特売品や、なんとなく寄るコンビニでの消費などは、ゼロ円デーを設けることで、確実に減らすことができるでしょう」さらに、やりくりする力や計画性も養われる。「ゼロ円デーにドレッシングがなくなっても、家にあるオリーブオイルと酢、はちみつなどで手作りできますし、冷蔵庫の中身を計画的に使いきる、出かけるときには弁当や水筒を準備するなど、工夫してやりくりするクセがつきます。また、食材や日用品のストックを切らさないように意識することで、安い日を狙って必要な分だけ上手に買い物ができるようになるなど、節約のテクニックが自然と身につくのです」慣れたら、ゼロ円デーを増やしてみよう。年11万円以上のムダが減り、35年で老後資金400万円を貯めるのも夢ではない!さっそく、ゼロ円デーのやり方を見ていこう。「ゼロ円デーは、お金を使うことが少ない日を選びます。たとえば、週末に買い出しに行く家庭であれば土日は難しいので、“3週目の月曜日”など平日に設定すると成功しやすくなります。また、定年前なら給料日前、年金生活者なら年金支給日の前日と奇数月の15日など、意識してやりくりする必要がある日を設定するのもおすすめです」「ただし、厳しくやりすぎると、別の日に浪費してしまったり、長く続かなかったりするため、まずは月1回程度で成功体験を楽しんでから、買い物の頻度に合わせて、少しずつ増やし、週1回から3回程度に設定してください」長く続けるコツはあるのだろうか。「特売品につられがちなのでチラシを見ないこと。その商品は安く手に入れられるかもしれませんが、一緒にムダ買いしてしまうのであれば、チラシは見ないほうが家計全体で見ると節約できます。ゼロ円デーを達成できた日は、カレンダーや家計簿に印をつけるなどして『見える化』しましょう。頑張った達成感を味わいやすくなり、次のモチベーションにつながります。何日お金を使わない日があったのか、ゲーム感覚で行うくらいでOKです」最近、お金を使わない日を設けて節約することを“ノーマネーデー”と呼び、SNSを中心に話題になっている。その背景にキャッシュレス決済の普及があると黒田さんは分析する。「これまでは財布にお金がなければ買うのを諦めていましたが、今はスマホで決済できたり、チャージして買い物ができたりします。キャッシュレス化が進んだことで、お金が足りないから買えないという場面がなくなってしまったのです。だからこそ、ブレーキのひとつとして、ゼロ円デーを設け、意識的にお金を使わないと決める必要があるのではないでしょうか」今の時代に合ったゼロ円デー。楽しみながら老後資金を貯めてみてはどうだろうか。
2023年07月26日このお話は作者とりまる・ねこぽちゃさんに寄せられたエピソードです。身バレ防止のため、いくつかの話を加え漫画化しています。■前回のあらすじ義母が紹介した男性は、今住む家を探しているそう。そこで義母は「ここに住まわせる」と宣言。義母の家なので、好きにして良いと伝えたサキと夫ですが…。■なぜかあてにされている…?■夫の直感…あの二人の組み合わせは最悪!?先日絶縁宣言までしたはずでは…? なぜか老後の面倒を見てもらう気になっている義母と男性。ずうずうしいにも程がある…!次回に続く「義母と戦ってみた」(全80話)は21時更新!
2023年07月10日物価は高くなるし、エネルギーも高騰。それなのに、お給料は全くあがる気配がない…。そんな閉塞感の中で、将来への不安を感じている人は、多いのではないでしょうか?でも、大丈夫! ピンチは、チャンスでもあるんです。これまで、「ちゃんとしなきゃ!」と思いながらも、何となく先送りにしていた「お金のこと」と、今、向き合ってみませんかマネーライターである私・楢戸ひかるがお金のプロである横山光昭先生に今のこの時代をどう乗り切っていけばいいのか、直球質問した対談をお送りしていきます。■マネーライターなのに家計がヤバい!まず最初に私自身のことを少しお話させてください。じつは、私自身、30代の時に、「毎年、世帯年収が減り続けた時期」がありました。理由はふたつあって、夫の会社が、「3年間で社員の年収を5%引き下げる」と決めたこと。加えてフリーランスのライターだった私が、軸足を仕事から家庭に移したこと。長男ひとりのときは共働きをしていましたが、夫の転勤先の北海道で双子を授かり、(ほぼ)専業主婦になりました。軸足を仕事から家庭に移したのだから、収入減は当たり前ですが、大きな打撃でした。でも、今、考えると、家計がピンチになって、ようやく初めて家計管理と向き合えたんです。当時の私は、結婚しても、長男を産んでも、20代の浪費体質&どんぶり勘定を引きずったまま、30代後半を迎えていました。マネーライターなのに…です。あのとき、必要に迫られなかったら、今でも、放漫家計だったと思います。だから、「必要に迫られる」って、大切です。■収入源のピンチを乗り切った今思うことな~んて、恰好いいことを言ってみましたが、収入激減は、すごく、すごく不安で、亀が手足を甲羅に引っ込めるような気持ちで、毎日を過ごしていました。お金を使うこと自体に強い罪悪感があり、1000円のランチに行ったことを、「無駄遣いしちゃった」と、3日後悔するような日々。お風呂を沸かすのを節約するために、洗面所で息子の手足を洗ったこともありましたっけ…。でも、家計が苦しい時期を何とか乗り切ったことは、その後の自信になりました。そして、思ったんです。「あの時に、家計と真剣に向き合って良かった!」と。「お金を貯められるのは、子どもが10歳まで」というフレーズ、聞いたことありませんか? 春からわが家は子どもたちが大学生2名と社会人になりましたが、「それって、本当だな~」と、つくづく思います。放漫家計のままだったら、教育費が山場の今、もっと苦しかったと思います。 そんな私だからこそ、「子どもが10歳になるまでに、一度、真剣に家計と向き合うことは、おすすめです!」と、言いたい。今、閉塞感を抱えてるママたちに、「ピンチはチャンス!」とエール送りたいです。次回は、節約案の筆頭にある「スマホを格安スマホに乗り換える」。「知ってはいるけど、行動に移せない」という人のためにお金のプロの横山光昭先生に対策をお聞きしました!■今回、取材を受けてくださった横山光昭先生の書籍 90日で「貯める力」をつける本 (横山光昭著/ディスカヴァー・トゥエンティワン 1540円(税込))「赤字家計」「貯金ゼロ」「低収入」の家計を再生してきた伝説のメソッドが超リニューアル!なぜ、今、「貯める力」なのでしょうか?1つ目は 「リスク対策」、2つ目は「お金を増やすため」。「貯める力」は、一生お金に困らない“基本の力”となります。横山 光昭(よこやま・みつあき)さん家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。お金の使い方を改善する独自の家計再生プログラムで、これまで24,000万件以上の家計相談を受けてきた。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。イラスト:ありま
2023年07月10日夫が現役だったときは、「足りなくなった」と言われれば渡していたこづかい。だが、定年後、年金頼みの生活になるのなら夫のこづかいが大きな負担になるという。定年退職した夫のこづかいの平均月額は3万円前後(’21年・マイナビニュースの調査より)というデータもある。「3万円は高いですが、減らそうとすると夫からの抵抗にあうかもしれません。しかし、老後の生活費が足りなくなっては一大事」こう話すのは、実体験に基づくアドバイスに定評のあるファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんだ。畠中さんが示す、年金月額20万円程度の家庭の支出内訳は次のとおり。内訳を見るとこづかいはかなりのウエイトを占めている。【年金月20万円生活の支出】食費:4万2000円住居関連費:1万円日用品費:8000円電気・ガス・水道代:2万5000円通信費:1万5000円教養娯楽費:1万円レジャー費:1万円被服費:5000円医療費:1万5000円こづかい:3万5000円交際費:1万円生命保険料・損害保険料:1万円雑費:5000円〈合計〉20万円「生活費は年金の範囲内でやりくりしなければ晩年が悲惨なことになります。蓄えがあったとしても、それは、冠婚葬祭や固定資産税、孫のお祝いなどの特別支出のための予算とし、手をつけないほうがいいでしょう。生活スタイルにもよりますが、平均すると、老後30年間で老後資金は1500万~2000万円必要です。老後資金を食いつぶさないためにも、工夫や交渉をして、おこづかいは減らしていきましょう」(畠中さん・以下同)今回は畠中さんとともに、夫のこづかいを減額する交渉術を考えていこう。夫婦が険悪ムードにならないためにはコツがあるという。「大事なことは『仲よし夫婦』と、『不仲夫婦』ではアプローチは変わってくるということです。仲よし夫婦の場合は夫婦ペアで行動し、懐ろ事情を買い物などの実体験で知ってもらう。一方、不仲夫婦なら『逆ギレ』されぬよう明確な数字を示し、具体的な助言をして納得してもらいましょう」■仲よし夫婦は共に行動を8つのノウハウを畠中さんは伝授してくれた。まず、夫婦仲がいい人へおすすめの策を紹介しよう。【1】夫をスーパーに連れていく「仲よし夫婦であれば、夫と一緒に行きつけのスーパーへ赴き、買い物をさせてみて、かかる費用を教えましょう。たとえば刺身は柵よりぶつ切り、牛肉ならブロックより細切れが断然おトク、というように物価を肌で実感してもらってみては」やりくりの大変さを知ってもらえば、減額に納得してくれるはず。【2】高齢者施設を夫婦で見学「高齢者施設への入居一時金は数十万円から数千万円まで。持っているお金で、入れる施設のグレードは変わります。おこづかいを毎月1万円減額できれば、20年で240万円捻出でき、施設の入居一時金に充当できるケースもあるのです。グレードの異なる施設をいくつか夫婦で見学し、おこづかいの減額によるメリットを体感しましょう」【3】水筒を2つプレゼント「現役時代、いつも1杯500円のコーヒーを飲んでいたとしても、それはクセのようなもの。家で入れてあげたり、コンビニの100円コーヒーを小型の素敵な水筒に入れ替えて持ち歩けば一日中おいしくいただけます。外出時に冷たい飲み物、温かい飲み物の2種類を持たせてあげるのもおすすめです」節約できるだけでなく、ほっこりした気持ちにもなりそう。【4】バケットリストを作成「バケットリスト(人生のやり残しリスト)を夫婦で作成。訪れてみたい旅先ややりたいことの期限と予算を記し、総額を出してみましょう」がんばって減額した分だけ念願がかなうということ。夫婦仲がいいのであれば、今後2人でやりたいことの計画を立てると節約のモチベーションになるはずだ。■定年後に収入を得ることも大事次に、あまり仲がよくない夫婦におすすめの方法だ。【5】ライフプラン表を見せる「老後30年間のライフプランを立てて夫と共有しましょう。まずは年金額から支出額合計を差し引いた赤字額の試算を。たとえば年間の支出が360万円で、年金額が250万円なら、110万円は赤字。その分を蓄えから補塡することになり、『80歳までに貯金は底をつくよ』と数字で示すとわかりやすいです。そうやって、不当におこづかいを減額しているのではないことを理詰めで理解してもらいましょう。表は手書きでOKです」妻が手書きで一生懸命書いた表を破ったりはしないはず。【6】余剰金を試算し、「一生分のボーナス」として渡す「おこづかいを減額したうえで、【5】のライフプラン表で試算した結果、老後資金から100万円でも余剰金が出たなら、夫婦で2分の1ずつ受け取るとお互いの自由度がアップして気分も上向きに。まとまったお金を渡せば、おこづかいをさらに月額1万円減額してもらいたいときも、交渉がスムーズに進むでしょう」運用するも、虎の子としてキープするのもそれぞれの裁量だ。【7】稼ぎの半分以上は還元「収入を得ることも大事です。定年後にシルバー人材センターに登録するもよし。稼ぎの半分以上は夫のおこづかいにしてあげると、仕事のやる気が上がります」仲がよくないのなら、夫が出かけてくれると妻も助かる。【8】限られたこづかいをスらないようアドバイスを「おこづかいの範囲でいかにやりくりさせるか。節約慣れしていない夫に、近所のおトクな喫茶店や飲み屋など、使える情報を教えてあげましょう」落ちぶれたのではなく、生活が変わっただけだと理解させること、と畠中さんは強調する。手渡しているこづかいで赤字にならないよう、見守ってあげることも大事だ。
2023年06月22日住まい・税・資産・相続・終活など、生活に関するさまざまな悩みはあるけど、どこで相談できるのか分からなかったり、それぞれ別の場所へ相談しなければならなかったりと、不安を抱えたままになってしまっていることはないでしょうか。専門的な内容も多く、忙しい暮らしの中でじっくり時間を使って考えるのも簡単ではありません。こうした不安や悩みをワンストップで相談できる「ニッポン放送ライフコンシェルジュ『生活の窓口』」をご紹介します。ニッポン放送ライフコンシェルジュ『生活の窓口』出典:ニッポン放送ライフコンシェルジュ『生活の窓口』『生活の窓口』は、FP(フィナンシャルプランナー)資格を持つ相談員が悩み事を聞き、最適な専門会社へ橋渡しするワンストップサービスです。相談内容は、保険、住まい、税・資産、相続、終活など、さまざまな相談内容に対応しています。また、相談は無料で行えます。『生活の窓口』サービスの特徴1.1か所で解決さまざまな分野の悩みに、窓口1ヵ所で解決まで対応します。相談先をご自身で探す必要がありません。2.相談料は無料ご相談は無料です、まずは、あなたの不安や悩みをお聞かせください。3.公平・中立依頼者にもっとも合った解決方法を中立な立場でご提案します。ご相談内容保険:生命保険、医療保険、自動車保険住まい:火災保険・地震保険、リフォーム、売却・住み替え、生前整理、住宅ローン税・資産:資産運用、税務申告相続:相続税申告、民事信託、遺言、生前贈与、名義変更終活:高齢者施設、霊園墓地、死後事務その他:山林処分、身元保証セミナー・イベント随時開催中ニッポン放送ライフコンシェルジュ『生活の窓口』では、そのほかにも「プロが教える投資信託セミナー」や「整理収納アドバイザー2級認定講座」など、セミナーやイベントを随時開催しています。漠然としたお金に関するお悩みを抱えている方は、一度サービスサイトを訪れてみてください。ニッポン放送ライフコンシェルジュ『生活の窓口』[文・構成/grape編集部]
2023年05月30日「老後資金は、受け取り方によって、手取りに大きく差がつくことがあります」そう警鐘を鳴らすのは『親の終活 夫婦の老活』(朝日新聞出版)の著者でファイナンシャルプランナーの井戸美枝さんだ。老後資金は銀行預金などに加え、個人型確定拠出年金(iDeCo)や少額投資非課税制度(NISA)などを利用する人が多い。また退職金は、自分で運用する企業型確定拠出年金(企業型DC)を導入する企業も増えている。「しかし、どのように受け取るかの出口戦略を考えていないと、制度利用にかかる手数料を無駄に払ったり、税金の控除枠を使えなかったりして、本来受け取れる金額よりも手取りが減ってしまう可能性があるんです」(井戸さん)そこで今回は、損をしない資産の取り崩し方を教えてもらった。老後資産を取り崩すうえで、まずポイントとなるのが「年金の受け取り開始時期」だ。「女性は夫に先立たれた後の生活を第一に考えなければなりません。夫が会社員で、妻は専業主婦かパート勤めという夫婦だと、妻自身の年金は基礎年金がほとんど。夫の死後は妻の基礎年金と遺族年金しか受け取れず、生活できなくなるケースがあります。妻の年金はできるだけ長く繰り下げて、受給額を増やしましょう。最長の10年繰り下げれば、受給額は84%もアップします。国民年金だと満額なら月額約12万円になるんです。今回は、その前提に立って、どう資産を取り崩していけばよいかを解説していきます」(井戸さん)■50代のうちに保有資産の見直しを取り崩しの順番のポイントは、手数料がかかるもの、利率の低いものから崩していくことだ。「60歳以降、夫の年金が支給されるまでや妻の年金を繰り下げている間など、生活費の不足分は老後資金を取り崩し補塡しますが、基本的な取り崩しの順番は、(1)超低金利なうえ、利息に税金がかかってしまう預金(2)運用中に口座管理手数料などが必要な企業型DCやiDeCo(3)’24年から運用益非課税の投資を無期限に行えるNISAの順に使うのがいいと思います」(井戸さん)ファイナンシャルプランナーの山口京子さんも、「NISAは最後」と口をそろえる。「必要なタイミングでいつでも売却できるのがNISAのメリット。ただし高齢になったら、債券中心などリスクの低い運用を心がけるといいでしょう」(山口さん)具体的に、各年代で行うべき資産管理を見ていこう。「50代のうちに、NISA枠以外の株式や投資信託などのある方は、少しずつ解約しNISAに移していきましょう」(井戸さん)資産の中身の見直しも必要だ。「退職が近づいたら、企業型DCやiDeCoの中身を債券などの安定資産多めにシフトを。株価が暴落しても安心です」(山口さん)また、生活自体も定年後を見据えて徐々にコストカットしたい。■iDeCoは年金型か一括受け取りか多くの会社員は60歳で定年を迎え退職金を受け取るが、企業型DCやiDeCoは掛金の拠出が終わっても運用を続けることができ、受け取るタイミングは75歳までの好きな時期を選べる。また、受け取り方も一括か年金型による分割かを選ぶことができるが、井戸さんのおすすめは、定年退職時に退職金とともに一括で受け取ることだという。「iDeCoや企業型DCは、一括で受け取ると控除枠が大きい退職所得控除を利用することができるため、納税額を抑えることができるのです」「退職所得控除」の計算式は以下のとおり。▼勤続20年未満の場合退職所得控除=勤続年数×40万円▼勤続20年以上の場合退職所得控除=800万円+(勤続年数―20年)×70万円▼納税額の計算式納税額=(退職金-退職所得控除)×1/2×所得税率企業型DCやiDeCoと退職金を同時に受け取る場合は、勤続年数と加入年数を比べ、長いほうの年数が採用される。「企業型DCやiDeCoは比較的新しい制度なので、今の50代だと多額になる方は少ないと思います。退職金と合算しても退職所得控除の額を大きく上回らないなら、退職金と企業型DC、iDeCoを60歳で一括受け取りにするのがお得になりやすいでしょう。年金型で受け取る場合は公的年金等控除を利用しますが、公的年金とiDeCoなどの合算額が多くなると税率が高くなるだけでなく、社会保険料も高くなってしまう場合があるのです。口座管理手数料もかかります」(井戸さん)ちなみに、退職金の受け取り時期を65歳まで伸ばせる人の場合、60歳でiDeCoを一括で受けとり、65歳で退職金を受け取ると退職所得控除を最大限活用することができる。崩した退職金などはハイリスクな投資には回さず、まずは預金にしよう。老後資産は減らさないことが大切だ。「今後使う予定の資金をシミュレーションしたのちに、すぐに使ない資金は個人向け国債(変動10年)を買うのも一案です。国債は1年たてば換金できますが、売却のハードルを高く感じて満期まで保有する方が多いので、老後資金を長持ちさせる効果もあります」(井戸さん)■不足分の取り崩しは預金を使用する山口さんによると住宅ローンは金利が低いため、退職金で完済する必要はないとのこと。「残ったローンは退職金の一部で繰り上げ返済することで毎月の返済額を減らして、60歳以降の再雇用による給与から払うのがよいでしょう」60歳以降雇用延長で働いても、給与はそれまでの半分程度という人も多い。また、65歳以降も、夫の年金だけでは生活費が不足することもある。その場合も、計画的に預金から補填しよう。「預金が少なくなってきたタイミングでは、債券やNISAなどの残りの資産を取り崩します。いざというときのために生活費1年分、約300万円の預金は残しておくのが◎です」(井戸さん)老後資金は賢く受け取り、最大限活用してバラ色の老後生活を!
2023年05月24日皆さんは、夫の発言に困ったことはありますか?今回は、計画性のない夫のエピソードを漫画で紹介します。老後の話をする夫夫の発言に絶句意見を伝えると…夫の計画は阻止したい夢が大きすぎるあまり手のかかる夫…。いざというときは、強気で夫と対抗した方がいいかもしれませんね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月20日パートナーの浮気発覚がキッカケで、より大きな問題が浮き彫りになるケースも多いようです。もし信頼していたパートナーが娘の進学資金で“パパ活”をしていたら……?今回は、ミヤコさんが経験したパパ活夫との戦いを、sayoraさん(@sayora7311)が描いた人気漫画『まさか夫がパパ活を…』から、衝撃シーンの展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!夫のパパ活を責める妻……夫が娘の進学資金で“パパ活”をしていると知り、その真偽を問い詰めたミヤコ。お金を引き出した理由について『小遣いが足りなかったから』と誤魔化す夫に、彼女はこれまで集めた証拠を突きつけて……?動揺する夫に畳みかけ……ここでクイズです!この後夫は、自分がパパ活に手を出してしまった理由を話します。その理由とは、一体どんな内容だったでしょうか?ヒントとして夫は、出産を機に変わってしまったミヤコへ不満を抱いていたようです……。夫の言い分とは?正解は「レスだったから」夫がなぜ“パパ活”に走ったのかを知り、夫婦で解決しようと夫に歩み寄ったミヤコ。その後夫婦仲が戻り、新婚気分を味わうミヤコでしたが、娘から「夫が知らない人にパパと呼ばれていた」と告げられるのでした……。こんなときどうする?育児をキッカケに夫婦の時間が取れなくなった妻と、そんな妻の態度に不満を抱いていた夫、これは難しい問題ですね……。その後のお話でミヤコは、自分の過去の行いを反省し、夫へと歩み寄る選択をします。あなただったら、こんなときどう対処しますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@sayora7311)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月30日女優の藤田弓子(77)が税金の滞納により静岡県伊豆の国市に所有する自宅を差し押さえられていたと、『女性セブン』が報じた。記事によると、未納分の税金は完済し、差押さえは解除されたという。藤田といえば、喜寿を迎えた現在も舞台に立ち、昨年は映画『Dr.コトー診療所』に出演するなど、話題作に立て続けに出演する現役ベテラン女優だ。そんな彼女がなぜ、“財政難”に陥ったのだろう。「人を信用しすぎて以前所属していた事務所のマネージャーにギャラの大半を持っていかれたり、ご本人も『宵越しの金は持たない』といった豪快な方で、飲んで奢って使い切ってしまうこともあったようです」(芸能評論家)これは「たとえ収入があろうともマネーリテラシーを持つことが大事」という典型例だと解説するのは、老後資金のためのアドバイスに定評のあるファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんだ。「一般人にもいえることですが、収入が高くとも付き合いや趣味が広く、面倒見のいい女性は交際費や衣装代などがかさみ、いざというときの支払いが滞ってしまうということは珍しくありません」さらに、老後資金の貯蓄についても警鐘を鳴らした。「年齢が高くなり、多くの後輩を連れて会食するときの支払いをすべて持つ、お世話になった方へのお礼や贈り物を欠かさないといった方ほど、老後の蓄えがゼロに近いということは珍しくありません。ほかにも、お金が貯まらない『ダメ行動』は意外なところにあるものです」(畠中さん・以下同)畠中さんに、女性が陥りがちな老後資金が貯まらないダメ行動について解説してもらった。【1】折りたたみ傘が5本以上「普段使いするバッグそれぞれに、折りたたみ傘をキープしている人がいます。こうしたタイプの人は、すでに持っているというのに安心できず、重複買いをする、安物買いの銭失いなどの傾向があります」一つのものに決めて長く使えるものを選び、その日使うバッグにつど入れ替えること。整理能力をつけて無駄買いを改めよう。【2】何でもクレジットカード「常に支払いはカードで、という人は、いくら使っても毎月一定額を支払えばよい『リボ払い』に手を出していることも。そうなると、価格に対して無頓着になる危険があります。支払いがあと何回なのか、残高がいくらなのかも正確に把握していないことがあり、また利息がつくという意識も希薄なのでザルになりがちです」それでもリボ払いをするなら、まずは収支と利息を把握しよう。【3】ソロ活できない「中年になってもひとりご飯が苦手な人は、友達と行動を共にすることで散財しがち。自分の行きたいカフェに行ったら次は相手の希望に付き合うことになるでしょう。さらに、『推し活』などで地方遠征する場合は要注意です。たとえばひとりで行けず、娘に同行してもらうとなると、費用はすべて親持ち。これでは、交際費が無尽蔵に膨れ上がります」一念発起し、ソロ活動にすると経費も時間もスリム化できそうだ。【4】夫婦仲が悪い「ふだんから貯蓄について話せないほど険悪な仲だったら、予想外のことが起きることも。たとえば、いざマイホームを買おうという段階で、高収入の夫に『貯蓄ゼロ』であると打ち明けられ愕然とするケースがあります」また夫婦不仲が原因で、教育費をかけすぎてしまうケースがある。「『パパより偏差値の高い大学に子を入れて見返したい』と夫をライバル視するうちに底なしに教育費をつぎ込み、すっからかんになるご家庭は多いので要注意です」風通しのよい円満家庭こそ、老後の豊かさにつながる秘訣だ。【5】同じ本が2冊ある「高収入で、老後までにかなりの貯蓄ができた人は、シンプルでどんなシーンにも対応できるアクセサリーの人が多いです。また、多くのものを所有しません」理由は「足りないものが何か」を基準に買い物をするからだ。「何が欲しいかを基準にして買い物をすると、物欲が膨れ上がり、ゴールがありません。耳は2つしかないのに派手なイヤリングをたくさん集めてしまうのも、必要があるというよりは、『欲しい』気持ちが先走った結果。装飾品にとどまらず、たとえばすでに持っている本を気づかず2冊買ってしまったりなど、『欲しい』気持ちがケアレスミスにもつながります」【6】「せっかく」が口癖「私の友人は海外旅行が趣味で、『せっかくだからビジネスクラスで』と、退職後もランクを落とすことができません」マンゴーやシャインマスカットなどの高級フルーツがせっかく割引になっていたから。毎月1~2度、せっかくママ友とのランチ会だからおしゃれなカフェで。スタバの新作が出たから、七五三だから、など、「せっかくだから」が口癖で、年がら年中プチ贅沢を繰り返している高収入女性は多い。【7】クローゼットがカラフル「クローゼットを開いて、カラフルな洋服が並ぶ人は要注意です。花柄や原色の洋服は着回しが難しく、登場回数が少ないでしょう。『また同じ服を着ている』という周囲の印象もつきやすく、1度しか着用していないアイテムも多いのでは。黒やグレーや白でシンプルにそろえてうまく使いましょう。クライアントさんで老後の資金を億以上貯めることができた方は不思議と、“割烹着”のようなスタイルの方が多い。それくらい身の丈をわきまえているのです」7つの傾向に注意して、手堅く老後資金を貯めよう!
2023年04月20日このお話は作者人間まおさんに寄せられたエピソードです。一部脚色を加え漫画化しています。■前回のあらすじついにさとこのターンが!今まで溜めていた不満を思いのままに義母に伝えます。口を挟む余裕もない義母は顔を真っ青にして…。■義理の母はあくまで「他人」■私はあなたの下僕ではない!当たり前のように嫁が老後の面倒を見るものだと思っている義母にしっかりと自分の意見を伝えることができたさとこ。お互いをしっかり尊重すべきであるということを諭したつもりでしたが、果たしてさとこの想いは義母に伝わったのでしょうか…!?次回に続く「義母との戦いで得たもの」(全42話)は21時更新!
2023年01月11日2019年に物議をかもした老後2千万円不足問題は、総務省の家計調査から、高齢夫婦の毎月の赤字を約5万5千円と算出。老後を30年として単純計算したものだった。ただ2020年にはコロナ禍の自粛生活で支出が減り、一律10万円給付などもあって、統計上の赤字はいったん解消。2021年も支出の少ない傾向が続いた。しかし、コロナ禍3年目の2022年は全国旅行支援が実施されるなど、“自粛明け”が浸透し、再び消費を楽しむ生活が戻りつつある。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんはこう語る。「そのうえ、2022年は2万品目以上の食品が平均14%、電気・ガス代は20~30%上がりました。物価高は2023年以降も続きます。もともと年金は物価が上がると、支給額も上がることになっていましたが、今は『マクロ経済スライド』という仕組みで上昇が抑制される。物価が上がっても、年金額は増えないのです。必要な老後資金を見定め、生活コストを見直さないと、老後破綻の危険性もあるのです」そこで本誌は最近の家計調査(2022年1~10月)から高齢者の収支を算出。共に暮らす人数や地域、住居の種類などのライフスタイルに注目して、現時点で公的年金だけだと不足する老後資金の額を試算した。■夫婦2人も、おひとりさまも老後の不足金額に大きな差はない夫婦2人暮らしのケースでは、年金額(公的年金給付)は月22万1131円、支出額は月26万2695円(消費支出22万2695円、非消費支出3万2852円)で、月4万1564円の赤字。生涯(老後30年)で1496万3040円不足することになる。丸山さんによると、気になるのは、教養娯楽費に月2万1053円、交際費に月2万2145円かけていることだ。「このケースはまだまだ節約できると思います。たとえば、楽しむための『教養娯楽費』や『交際費』が合わせて4万円超は使いすぎです」(丸山さん・以下同)意外にも、夫婦2人も、おひとりさまも老後の不足額はさほど変わらない。単身世帯の場合、支出は月14万8982円(消費支出13万6690円、非消費支出1万2292円)に減るが、年金額の平均も11万1890円に下がってしまう。「年金収入は1人分になるのですが、住居費や光熱費など2人世帯の半額には収まらない支出は多いんです」その結果、月々の不足額は3万7092円、生涯で1千335万3120円と、夫婦2人の不足額に近い金額になる。1人だからどうにかなると思わず、資産形成を怠らないことだ。■預貯金だと価値が目減りしていってしまう丸山さんは、円安やインフレが今後も長く続けば必要な老後資金はさらに増えていく可能性が高いという。あくまでも今回試算した金額はひとつの目安にしてほしい。十分な老後資金を作るために、何をしていけばいいのか。「日本は30年ぶりのインフレで、超低金利の預貯金では価値が目減りします。働いて収入のある方は、運用益が非課税で、節税にもなるiDeCoで運用しましょう」40歳から20年間、月2万円をiDeCo口座で利回り3%で運用した場合、元本の480万円が約660万円になる。同時に、年収400万円の人なら、20年で約72万円の税制効果がある。「年金財政は厳しく、受給開始が70歳になるのも時間の問題かと思います」年金頼みでは老後破綻にまっしぐら。節約と運用の両輪で、老後資金を自分で作ろう。
2023年01月10日