東京都・渋谷のBunkamura Galleryは、オーロラや宇宙をテーマに神秘的な宇宙の魅力を描く作家の個展「西美公二個展 2015」を開催する。会期は10月3日~10月14日。開場時間は10:00~19:30。入場無料。同展は、北欧諸国を中心に各地のオーロラの取材を重ね、オーロラや宇宙をテーマに作品制作をしている西美公二氏の新作40余点を展覧販売するもの。24歳で渡仏しパリにアトリエを構えた西美氏は、ラスコーの洞窟壁画に強い影響を受け、以来太古から未知へと続く生命の原点をテーマにした作品を描き続けてきた。また、約6000年前の当時の生活や習慣を今日に伝えるという、1972年に発見された約5000点に及ぶアルタの岩絵を前にした西美氏は、歴史に刻まれた悠久の時間と、無限に広がるオーロラに深い感銘を受けたという。その影響から、彼は制作技法として、自身の制作したパネルにオリジナルペーパーを貼り合わせ、岩肌のようなレリーフ状の質感を表現しているということだ。
2015年09月01日長井海の手公園ソレイユの丘(神奈川県横須賀市)で8月1日~23日、「オーロラ びゅ~ ナイト 2015」が開催される。首都圏では初となるこのショーは、夜空にレーザー光線とヒノキの間伐材を使ったスモークを炊き、音響とのコラボレーションによって幻想的な雰囲気を演出する。天候など様々なタイミングが合わないと目にすることができないオーロラをこの期間限定で、体感することができる。公園は9:00~18:00に開園し(入園は無料)、8月1日~23日限定の「オーロラ びゅ~ ナイト 2015」は18:00~21:00(8月13日~16日は~22:00)に実施し、オーロラタイムは20:00~20:25(8月13日~16日は21:00~21:25も開催、荒天の場合は中止)となる。「オーロラ びゅ~ ナイト 2015」は大人(中学生以上)1,500円、小学生1,000円未就学児無料となる。なお、18:00以降はコンサートや夜市も予定しており、バイキングレストランや売店なども営業する。
2015年07月09日●「あけぼの」によるオーロラの観測2015年6月、北海道でオーロラが観測され、赤く染まる空の写真に多くの人々が息を呑んだ。日本国内でオーロラが見られるのは非常に珍しいことで、北海道で観測されたのは今年3月以来2回、さらに3月の前は11年間にもわたり観測されたことすらなかった。オーロラの発生には、太陽の活動が大きな要因となっている。オーロラは通常、北極や南極の周辺でしか見られず、緯度の低い日本でも見られるということは、それだけ太陽活動が活発になっているという証拠でもある。そんなオーロラの活動を26年間にもわたって宇宙から見守り続けた人工衛星が、今年4月に運用を終えた。磁気圏観測衛星「あけぼの」だ。「あけぼの」はその長期間にわたる運用の中で、オーロラがどうして生成されるのか、季節や太陽活動などの変化によってどういう違いが生まれるのかといったことを観測し続け、多くの成果を残した。その観測対象はオーロラだけではなく、地球を取り巻いているヴァン・アレン帯という放射線帯にも広げられた。そして今、来年打ち上げ予定の新しい衛星「ERG」へとバトンが渡されようとしている。○オーロラと太陽活動ところで、そもそもオーロラはどのようにして発生しているのだろうか。その直接的な原因は、宇宙からやってきた電子やイオンが、地球の高層大気の原子や分子と衝突し、その結果として光を放出することでオーロラを見ることができる。原理としては蛍光灯と同じだ。その電子やイオンは太陽からやってくる。太陽からは、コロナ加熱による「太陽風」や、太陽フレアが関係しているとされる「コロナ質量放出」と呼ばれる現象によって、電気を帯びたガス(プラズマ)が高速で飛んできているためだ。そしてこれらは地球の磁場とぶつかることで、磁気圏という空間を作り出している。地球の磁場は太陽風によって圧迫され、太陽側(昼側)は押し込められ、一方で夜側は吹き流されて、全体的に彗星の尾のような形になっている。地球に磁場があるのは、地球そのものが巨大な磁石になっているためだ。地球の中には核があり、鉄が溶けて対流し、電流が生み出されていることから、磁力が生じる。たとえば方位磁石が動くのもこのためだ。そしてこの電子は、地球磁場が持つ磁力線に沿って、大気のある空間へと入り込んでくる。このときに重要となるのが、オーロラの光る高度約100~300kmよりもはるか上空、3000~1万kmぐらいのところにある、強力な電圧を作り出す電場の存在だ。この電場は地球から見て太陽の反対側の、地球の半径のおよそ10倍から100倍ぐらいの距離の位置の、地球磁気圏の中にある。太陽風のエネルギーはもともと1電子ボルト程度だが、この電場によって、最終的にオーロラを起こすことになる電子(オーロラ電子)のエネルギーは、10キロ電子ボルトぐらいにまでなる。こうして強力な電圧で加速された電子は、地球の磁場の磁力線に沿って地球に向かって入り込み、大気とぶつかることでオーロラを作り出しているのである。もしこの電圧がなければ、電子は地球までやってくることはなく、途中で磁気圏に引き返していくことになるという。このオーロラ上空の強力な電場の存在と、それがないとオーロラは光らないらしいということは、今から40年ほど前から予測されていた。こうしたオーロラの謎を探るべく、日本は1989年に、磁気圏観測衛星「あけぼの」(EXOS-D)を打ち上げた。○「あけぼの」とオーロラ「あけぼの」は1989年2月22日、内之浦宇宙空間観測所からM-3SIIロケット4号機によって打ち上げられた。「あけぼの」は地表に最も近い高度が275km、最も遠い高度が1万0500km、赤道からの傾きが75度の軌道に投入された。ちょうど地球を斜めに回り、上からと下からの両方から観測できるような軌道になっている。当初、目標寿命は1年間とされたが、最終的に2015年4月23日までの、26年2か月間という非常に長い期間にわたって運用が続けられた。磁気圏観測衛星としては世界最寿命で、海外を見渡してもそこまで生き延びた衛星はないという。その運用の中で、「あけぼの」はオーロラ電子や、その生成機構に関連する長期間にわたるデータを取得し続けた。この長期間というのが重要で、季節の変動や太陽活動、地球磁気活動の変化によって、何がどのように影響を与え、また与えられているのかということをつぶさに観測することができ、統計的に分析することが可能となった。たとえば「あけぼの」は、オーロラは冬半球ほど強い、ということを発見した。冬半球というのは南北半球のうち季節が冬の部分で、当然その反対は夏半球となる。たとえば日本は12月ごろが冬半球にあたるが、オーストラリアなどは12月は夏だから、夏半球となる。「あけぼの」の観測は、冬半球の上空にオーロラ電子が多く存在していることを示した。また、オーロラ電子が生み出される電場は、夏半球ほど地球から遠く、冬半球ほど地球に近付くということも発見した。さらに、オーロラ電子の出現する頻度も、夏半球では高度による差異が少なく、一方の冬半球では、低高度ほど頻度が増大することも発見している。これらは電場から出ている電波の強弱を観測し続けることで突き止められたという。●「あけぼの」によるヴァン・アレン帯の観測、そしてERGへ○「あけぼの」とヴァン・アレン帯「あけぼの」はまた、ヴァン・アレン帯の観測でも大きな成果を挙げた。ヴァン・アレン帯というのは、地球を取り巻いている放射線帯のことで、内帯と外帯の2つのベルトから構成されている。この放射線帯は1958年に打ち上げられた米国初の人工衛星「エクスプローラー1」によって存在が発見され、その観測機器を開発したジェイムズ・ヴァン・アレン教授の名前を取って、ヴァン・アレン帯と命名された。この発見をめぐってはこんなエピソードがある。ヴァン・アレン教授らがもともとエクスプローラー1で観測しようとしたのは、宇宙からやってくる放射線の量だった。放射線の量を測る装置は「ガイガー・カウンター」といい、数値でその量が示される。エクスプローラー1の打ち上げ後、衛星の高度が上がるにつれて、ガイガー・カウンターの数値、つまり放射線量は徐々に上がっていった。ところが、あるところを境に「0」を示すようになってしまった。ヴァン・アレン教授らはガイガー・カウンターが壊れたのだと考えたが、別の衛星による観測でもやはり「0」を示すようになってしまった。当初は高エネルギー粒子の数が本当にゼロになってしまったのではとも考えられたそうだが、ヴァン・アレン教授らの研究グループにいた、とある大学院生が、もしかするとあまりに数が多いため、機器が正常にカウントできなくなって0を示したのではないかと思い付き、より多くの粒子を計測できるように改良した機器を打ち上げた。その結果、読みは正しく、地球の周囲に高エネルギーの粒子が大量に集まっている領域、つまり放射線帯が見つかった。それがこんにち知られているヴァン・アレン帯だったのだ。「あけぼの」が造られた当時は、ヴァン・アレン帯を観測することは目的とされてはいなかったが、前述のように「あけぼの」はちょうど地球を斜めに回り、上からと下からの両方から観測できるような軌道に乗ったことから、副次的にヴァン・アレン帯の内帯と外帯を、「輪切り」するようにして、そして長期間にわたって観測することができた。実は、「あけぼの」が26年間もヴァン・アレン帯の中を通過し続けたこと自体が、一つの大きな成果だ。ヴァン・アレン帯は人工衛星にとって非常に危険な領域で、たとえば前述した、オーロラを起こす電子のエネルギーは約10キロ電子ボルトだったが、ヴァン・アレン帯の中の電子のエネルギーは、実に1000キロ電子ボルト以上にもなる。たとえばマイナスの電気を帯びた電子が人工衛星にぶつかると、衛星自体がマイナスに帯電し、ショートを起こし、衛星が壊れることもある。通常の衛星なら数年耐えられれば良いほうで、「あけぼの」が26年間も過ごせたのは非常にすごいことだ。その26年にもおよぶ運用の中で、「あけぼの」は約11年周期で変化する太陽と、それに伴って変化するヴァン・アレン帯の様子を観測することに成功した。その結果、太陽活動が極大になる時期にはヴァン・アレン帯が大きくなり、逆に極小期には小さく、スカスカの状態になること観測した。ヴァン・アレン帯が太陽活動によって変化することを実際に観測したのは「あけぼの」が世界で初めてのことだった。ヴァン・アレン帯内の高エネルギー粒子が、いつ、どのくらい増えるのかを予測するのは大事なことで、いわゆる「宇宙天気予報」の課題の一つでもある。「あけぼの」の観測はそうした予測に大きく役立つものでもあった。しかし、「あけぼの」はヴァン・アレン帯を専門に観測する衛星ではなかったため、その観測範囲は限られていた。そこで来年、ヴァン・アレン帯の観測に特化した、新しい人工衛星「ジオスペース探査衛星」(ERG)が打ち上げられようとしている。○ジオスペース探査衛星(ERG)ERGは「エルグ」、もしくはアルファベットをそのまま読み「イー・アール・ジー」と呼ばれている。ERGとはExploration of energization and Radiation in Geospaceの頭文字から採られており、直訳すると「地球の周りの宇宙空間にあるエネルギーの動きや放射線の探索」といった意味になる。ちなみに「エルグ」は、仕事量や熱量の単位の名前でもある。衛星の大きさは1m x 1m x 2mほどで、打ち上げ時の質量は360kgほどと、「あけぼの」より少し大きいぐらいの、いわゆる小型に分類される衛星だが、その内部には9種類もの観測機器を持ち、ヴァン・アレン帯を徹底的に観測することを目指している。衛星は打ち上げ後、地表に最も近い高度約300km、最も遠い高度が約3万km、赤道からの傾きが31度という軌道による。「あけぼの」と同じように地球をたすき掛けをするように回りつつも、その高度は高くなっており、ヴァン・アレン帯の中心部に突っ込むように飛行することができるようになっている。ERGでは、まずオーロラを光らせているよりも小さいエネルギーから、それよりも6桁以上大きなエネルギーまで、非常に広いエネルギーの範囲を観測することができる。また、プラズマの波と電子を10マイクロ秒という非常に高い精度で観測することができ、ヴァン・アレン帯にある電子の一つ一つのエネルギーの変化を直接検出することさえも可能とされる。そこには世界初の技術が使われているという。ERGは現在も開発中で、予定では2016年の夏ごろに、イプシロン・ロケットの2号機で宇宙へ飛び立つことになっている。「あけぼの」は2015年4月23日15時59分、停波作業が行われた。停波とは、衛星に搭載されている電波の送信機やバッテリーを停止させ、二度と電波を出さないようにするために行われる作業で、これをもって衛星は、運用を終えることになる。「あけぼの」の運用は終わったが、「あけぼの」がこの26年間で残した膨大な量の成果と知見は、今後もERGの観測計画の立案や、データの解析に役立てられるという。「あけぼの」からERGへ託されたバトンによって、私たちの住む地球の周囲にある、磁場が支配するダイナミックな宇宙空間の謎を解き明かし、本当の姿を見せてくれることだろう。
2015年07月07日東京都新宿区のコニカミノルタプラザ・ギャラリーB&Cで、コニカミノルタプラザ特別企画「宇宙から見たオーロラ展2015」が開催される。開催日時は1月6日~2月8日の10時30分~19時まで。入場無料。今回で8回目を迎える同企画展は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力により国際宇宙ステーションから撮影された、最新のオーロラ写真の数々を展示する。そのほか、ハイビジョン動画によるオーロラ常時生中継、地上から撮影した美しいオーロラの写真や、オーロラを学術的に学べる企画など、様々な方面から捉えたオーロラの魅力を余すことなく紹介する。クリエイター古賀祐三氏によるオーロラ生中継プロジェクト「Live! オーロラ」においては、新開発された4Kカメラシステムによりリアルタイムで受信し、オーロラを100インチの大画面でハイビジョン上映する。「Live! オーロラ」は毎日上映しているが、1月10日、18日、24日の15時からは、アラスカに設置しているカメラを操作しながら、生中継の映像を分かりやすく説明するデモンストレーションも実施する。オーロラ研究の第一人者である名古屋大学名誉教授の上出洋介先生による「こどもオーロラ教室」は、1月11日、25日の14時~15時に実施。そのほか、上出先生による「オーロラなんでも質問コーナー」は1月17日、31日の15時より、「上出先生のオーロラ予報」は2月4日~8日の14時より随時中継、など様々なイベントを無料で実施する。
2015年01月06日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「エビのオーロラソース」を含めた全4品。プリッとしたエビに子供も大好きなオーロラソースをたっぷりからめて。彩りもきれいなスープは豆腐とカボチャ入りでなめらか。 エビのオーロラソース しっかりと下処理をすれば臭みもないプリッとしたエビに! 子供も大好きなオーロラソースをからめて召し上がれ! エノキの酢の物 ショウガを入れた甘酢で、サッパリと食べられるエノキとキュウリを和えた一品。 ナスの簡単ゴマ和え 火を使わず、簡単にできるのが嬉しい♪ 豆腐パンプキンスープ カボチャの彩りがきれいな、豆腐入りのなめらかなスープ。冷やしてもGOOD。 ⇒今日の献立一覧はこちら
2014年07月16日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「エビのオーロラ和え」を含めた全4品。プリプリのエビにオーロラソースをからめて子供も好きな味に。ピリッとパンチのある手羽先のペッパー焼きとの相性抜群! エビのオーロラ和え プリプリのエビにオーロラソースをからめて美味! 隠し味に練乳、ジンが入っています。 キュウリのピリ辛甘酢 材料が少なくて簡単な一品。歯ごたえの良い根菜でお試し下さい。 手羽先のペッパー焼き ピリッと粗びき黒コショウが効いた手羽先は、ご飯も進みます。お酒のお供にもピッタリ。 イチゴミルク 子供が大好きなイチゴミルク! イチゴを使い切りたい時にも。 ⇒今日の献立一覧はこちら
2014年05月03日オーロラと聞くと、幻想的な夜空に浮かぶ美しい光のカーテンを思い浮かべますよね。いつかは見てみたいと思っている人は、カナダ観光局の 「オーロラ王国 カナダ」サイト をのぞいてみてはいかが? カナダがオーロラ観賞において世界的にも優れていることがよくわかりそうです。カナダ観光局が、20~50代の男女442名に実施した「オーロラに関する調査」では、「一生に一度はオーロラを観たいと思う」という回答が93.4%(内、2.7%は「既に観た」)にのぼったのだとか。オーロラに対する興味・関心度は非常に高いよう。さらに、オーロラを観る(観た)うえで望ましい条件として約7割が「くっきりとダイナミックなオーロラを観たい」(68.8%)、 次いで「オーロラだけでなく、他も観光したい」(46.7%)、「短期間で確実にオーロラが観たい」(34.4%)という回答が。その条件にぴったりなのが、カナダなのだそう。サイトでは、カナダがオーロラ王国と呼ばれるのにふさわしい5つの理由を紹介しているから、カナダに対するイメージが膨らむかも。例えば、オーロラ観賞地として有名な「イエローナイフ」にあるオーロラビレッジでは、レベルの高いオーロラが見られた観賞率の数字を出してお知らせ。また、オーロラの発生のメカニズムを知れば、カナダのオーロラ観賞地が、オーロラが発生しやすいオーロラベルトの真下に位置することもよく理解できそう。さらに、オーロラを見るのは防寒具などが必要だったり、屋外だから大変そうと思っている人も安心。防寒具はブーツからウェアまでレンタルが充実、テントなどの設備やホスピタリティに満ちたサービスなどもあるから、快適に誰でもオーロラを楽しめるのだとか。そして観賞地までの日本からのアクセスも良いとわかれば、オーロラ観賞までの距離がぐっと近くなりそうですね。サイトを見ればそれが実感できるはず。現在、「オーロラ王国 カナダ」サイトオープンを記念して、ふたつのキャンペーンが行われているとか。サイトを見てカナダに行きたくなった人は、応募してみては?ひとつ目のキャンペーンは、「みんなで決める!至高のオーロラツアー投票キャンペーン」。3タイプのオーロラツアーから自分にとっての「至高のオーロラツアー」 を選び、ソーシャルメディアに投票すると、抽選でひとりがカナダオーロラツアーに招待してもらえるのだとか。また、「オーロラ王国観光大使 大募集」も行っていて、自分のブログでオーロラ王国カナダの魅力を伝えられる人を募集。コンテストで選ばれた2名(予定)の観光大使をカナダオーロラの旅に招待するそう。オーロラの美しい写真や、カナダの広大な大自然の模様を、 「オーロラ王国 カナダ」サイト で見ているだけで、カナダの魅力がどんどん伝わってくるよう。また、雪に覆われたカナダの冬景色は、今のこの暑い季節、一服の清涼剤になってくれるかも。おすすめのオーロラツアーも紹介されているので、オーロラを見たいという夢をぜひ実現させてみては?・カナダ観光局 公式サイト ・オーロラ王国 カナダ 公式サイト
2013年08月02日皆さん、「オーロラ」って知っていますか? 実際に見たことはありますか?クリスマスが近づくと、街中ではあちこちできれいなイルミネーションが見られるようになりますが、オーロラと言えば「光のカーテン」にも例えられるような大自然が生み出す光のショーです。今回は、そんな幻想的なオーロラにスポットを当ててみたいと思います。■ オーロラができる仕組みはるか昔からその現象の存在を知られていた「オーロラ」ですが、紀元前にはギリシアの哲学者アリストテレスが自身の著書『気象論』の中でオーロラのことを天の裂け目から燃え出す炎であると説明しています。そんなオーロラですが、いったいどのようにしてできるのでしょうか。実は、オーロラは太陽と深い関係があります。太陽からは、日常的に電気を帯びた高温の粒子(=プラズマ)が音速を超える速さで地球に届いています。これを「太陽風(たいようふう)」と呼びますが、この太陽風の粒子は、地球の大気中の酸素や窒素などの原子に高速で衝突することで発光します。もう少し詳しく説明しましょう。太陽風の中には電子が含まれていますが、この電子が酸素原子や窒素原子と衝突すると、原子は電子からエネルギーを受け取ります。すると、原子は「励起(れいき)状態」と呼ばれる不安定な興奮状態になります。しかし、この興奮状態は一時的なもので長くは続かず、この状態から元の状態に戻ろうとするときに、余ったエネルギーを光として放出します。この光が地上からはオーロラという形で見えるわけです。■ 日本ではめったにオーロラが見られない理由ところで、オーロラは主に北極圏や南極圏を中心とした極地方で見られる現象で、日本で見られたという話はめったに聞きません。これはなぜでしょう?先ほど、太陽風が地球の大気と衝突することによってオーロラは発生すると説明しましたが、もし大量のプラズマを地上の生物たちが日常的に浴び続けていたとしたら、その生命さえ脅かされるほどの影響を受けるはずです。しかし、実際のところ生物にはその影響が見られません。実は、このことが日本でオーロラが見られない理由に深くかかわりがあります。というのも、幸いなことに地球には磁場が存在します。大きな1つの磁石のような性質を持った地球は、全体が磁場で守られているため、太陽風が直接地表まで届くことはありません。太陽からやって来た太陽風は、地球の大気に衝突する前に、北極付近にあるS極と南極付近にあるN極とを結ぶ磁力線に沿った形で極地方へと運ばれていき、そこで初めて大気中の原子と衝突して発光します。そのため、オーロラは極地方で多く見ることができるわけです。ただし、太陽の活動が活発な時期になると、太陽風の勢いも強くなるため、(日本では「めったに」見られない…と書きましたが)まれに日本でも観測できることがあります。■ オーロラの色と形オーロラは、赤・緑・青などさまざまな色で発光していますが、この色は電子が大気中のどの原子と衝突したのかによって決まります。酸素原子と衝突した場合には赤色や緑色、窒素原子と衝突した場合には赤色や青色といった具合です。オーロラが発生するのは、高度100km~500kmの電離圏と呼ばれる付近ですが、この範囲の中でも高度が高いところでは酸素原子と、逆に高度が低いところでは窒素原子と多く衝突します。そのため、これらの色が混ざり合って、赤や緑、紫といった色のオーロラが見られるというわけです。また、その形がカーテンのように見えるのは、上で説明した地球の磁場によるものです。地球の磁力線の方向に沿って光るため、カーテンのヒダのように見えるのです。■ まとめ地球で見られる自然現象の中でも、とても魅力的な現象の1つであるオーロラ。そのオーロラは、太陽からやってくるプラズマの粒子が地球の大気と衝突したときに起こる現象であることがお分かりいただけたでしょうか。ちなみに、「オーロラ」という呼び方は、ローマ神話に登場する暁(あかつき)の女神「アウロラ」がもとになって名付けられたものですが、まさに地球の闇に暁をもたらすような現象と言えますね。(文/TERA)●著書プロフィールTERA。小さいころから自然科学に関心があり、それが高じて科学館の展示の解説員を務めた経験も持つ。現在は、天文に関するアプリケーションの作成や、科学系を中心としたコラムを執筆している。
2012年12月02日『ダークナイト ライジング』のクリスチャン・ベイルが24日(現地時間)、同作上映中の映画館で銃乱射事件が起きたコロラド州オーロラを訪問、入院中の被害者たちを見舞い、事件現場近くで12人の犠牲者を追悼した。クリスチャンを病室に迎えた男性のひとりはツーショット写真をFacebookにアップし、「ワォ!!来てくれてありがとう、クリスチャン!!素晴らしい人だ!いまも興奮してる!」と綴った。クリスチャンは病院のスタッフたちにも「みなさんにお礼が言いたくて、ここに来ました」と語り、握手して感謝の意を表したという。クリスチャンと夫人は、事件が発生した現場近くに設けられたメモリアル・スペースにも足を運んだ。尊い命を失った12人を追悼する12の十字架が設置されたその場所に、クリスチャンは花を手向けた。黒のTシャツとジーンズ姿の彼に気づく人は少なく、また気づいた人も騒がず、そっとしていた。インターネット上では事件発生直後から、クリスチャンに被害者を見舞ってほしいというキャンペーンが行われていたが、ワーナー・ブラザース映画は地元紙「The Denver Post」の取材に、クリスチャンの訪問は彼の意志で行ったもので、ワーナー・ブラザースを代表しての行動ではないと語った。医師のひとりは「彼の誠実さがはっきりと伝わってきました。彼はただ、『ありがとう』を言うためだけに来てくれたのです」と語る。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年07月26日