皆さんは、「ヘルプマーク」を知っていますか?昨今ではヘルプマークへの理解が深まってきましたが、まだまだ意味や理由を知らない人も多いようです。そこで今回は、MOREDOORの大人気TikTokより、「ヘルプマーク」と「パニック障害」への理解を深めることをテーマにしたオリジナル漫画『ヘルプマーク~誰かの優しさを信じるということ~』をご紹介。この漫画を通して、少しでも多くの方がヘルプマークやパニック障害を知り、互いの優しさを信じることの大切さをお伝えできればと思います。漫画のあらすじ2人の子どもを育てるシングルマザーのミホ。小学5年生の息子・ユウタは活発で、小学2年生の娘・マユは控えめな性格。ある日突然、ユウタに異変が。その症状はのちに「パニック障害」であると判明することに……。不安になるユウタ読者の感想は……『ユウタくんの問いかけに、逃げることなく優しく自分の言葉でしっかり答えていくお母様の姿勢は素晴らしいと思いました。』『皆と違うことに疑問を持っている中で、特別に持たなければならないということに不安を抱える子どもの姿に胸が痛みました。』『子どもに障害を説明することの難しさが伝わってきて、自分だったらどのように伝えたらいいかわからなくなってしまうと思いました』『パニックになった時に周りに助けてもらいたいという気持ちと、みんな持っていない物を何で自分は持たないといけないのかというところがもどかしい気持ちになりました』など、母親と息子のどちらの気持ちにも理解できるため、難しい状況というコメントが多く集まりました。本作では、「ヘルプマーク」を受けとったユウタ。”人と違う”、”普通じゃない”と思い、不安になったようです。皆さんはこの漫画、どう感じましたか?※この漫画はフィクションです。■監修:大和行男(こころと美容のクリニック東京院長)子どものこころ専門医、精神科専門医■イラスト:長月よーこ■脚本:華丘侑果(MOREDOOR編集部)
2023年09月16日「ダメなところがない」「欠点や不足している部分がないこと」など、完璧な様子を「完全無欠(かんぜんむけつ)」と表現します。「完全」と「無欠」どちらも同様の意味をもつ言葉です。完全無欠は「完」「全」「無」「欠」という、4つの漢字から成る四字熟語です。それぞれの漢字は、共通の1文字と合体させることで、異なる4つの熟語が完成します。共通の漢字とは何なのでしょうか。次章では、正解を発表していきます。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。正解は、小学2年生で習う漢字!正解は「食」です。完全無欠と「食」を組み合わせることで「完食(かんしょく)」「全食(ぜんしょく)」「無食(むじき)」「欠食(けっしょく)」といった熟語が完成します。完全に食べると書く「完食」とは、文字通り提供された食べ物を、残さず食べきることです。「全食」は、正式には「一物全食」といいます。食養生のメソッドの1つであり、食材を丸ごと食べることによって、体にいい栄養素を摂取できるという考え方です。例えば、皮を剥かずに食べる、アクを取らずに食べるといった行為が該当します。「無食」とは、食べ物を摂取しないといった意味の言葉です。「欠食」は、食事をとらないことや、貧困から満足な食事がとれないことを表現しています。[文・構成/grape編集部]
2023年09月16日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスでは、学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が起こり、教員増員の措置がとられたものの、クラス内ではなおも事件が続きます。クラスメイトのモテ香のことが気に入らないあおいちゃんは、同じくクラスメイト・りんちゃん、ワキコちゃんと共に、モテ香ちゃんのランドセルを傷付けてしまいました。現場を目撃したほのかは、「友だちでしょ」と口止めされ、真実を言えないことに苦しみながらも、まゆみさんにだけ今回のことを打ち明けます。偶然出会ったりんちゃんとあおいちゃんに事件のことを尋ね、その態度から2人の犯行だと確信したまゆみさん。ショックを受けながらも、子どもたちのママにどう伝えるかと悩みます。どうしよう!もう学校にいられない! まゆみさんがあおいちゃんたちに事件のことを聞いてしまったことが原因で、学校で「チクリ魔」と呼ばれ無視されるようになってしまったほのか。一方で、まゆみさんはりんちゃんのママ・あきこちゃんにそっけない態度をされてしまうようになってしまいました。帰宅後、ほのかから「お母さんのせいでもう学校行けない」と泣きながら告げられたまゆみさん。自分の行動が間違いだったと気づき、まゆみさんはショックでその場に立ち尽くすことしかできなかったのでした。 まさか学校でイジメや派閥争いが起きているとは知らないまゆみさん。子どもたち全体の人間関係の構造を把握していなかったばかりに、あおいちゃんたちに尋ねた言葉やあきこちゃんへの電話の対応の結果、まゆみさんにとっては最悪の事態を迎えてしまいました。 それぞれの子どもがほかの子どもとの兼ね合いを考えて行動したり発言したりと、子どもたちのコミュニティ内は大人が思っているよりも微妙なバランスで成り立っているもの。 どこまでどう介入すべきか、どこに訴えれば正解なのか、答えの見えない問いばかりですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月15日士農工商(しのうこうしょう)とは、江戸時代における基本的な身分のことです。具体的には武士・農民・職人・商人といった「四民」といい換えられます。士農工商には「士」「農」「工」「商」といった、4つの漢字が使われています。それぞれの漢字と、特定の1文字(漢字)を組み合わせることで、異なる熟語が4つ誕生するのです。もう少し考えたいという人はここでストップしてください。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。正解は小学3年生で習うあの漢字!正解は「業」です。士農工商と組み合わせると「士業(しぎょう)」「農業(のうぎょう)」「工業(こうぎょう)」「商業(しょうぎょう)」といった4つの熟語が誕生します。「士業」とは、高度な専門資格を要する職業の総称です。ほとんどの場合は、資格名の末尾に「~士」が付くでしょう。なお士業には「8士業」と呼ばれるものがあります。以下8つが該当するのでチェックしてください。・弁護士・弁理士・行政書士・司法書士・社会保険労務士・税理士・土地家屋調査士・海事代理士「農業」は土地を利用し、作物・家畜を育てている人のことです。「工業」など自然界にある資源を採取(または育成)する産業とは異なり、生産物に対して道具・機械を用いて、加工することを指します。「商業」は商品を売買することで、利益をあげる人のことです。[文・構成/grape編集部]
2023年09月15日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスでは、学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が起こります。緊急保護者会を機に、クラスに教員増員の措置がとられ、安心する保護者たち。しかし、クラス内ではまだ問題が続きます。クラスメイトのモテ香ちゃんのことが気に入らないあおいちゃんは、りんちゃん、ワキコちゃんと共に、モテ香ちゃんのランドセルを傷付けてしまいました。現場を目撃したほのかは、「友だちでしょ?」と口止めされ、真実を言えないことに苦しみ、まゆみさんに相談したのでした。事件翌日、モテ香ちゃんはランドセルではなく、手提げバッグで登校してきました。やっぱり娘の話は本当だったのね…! ランドセルを傷付けた犯人捜しのため、担任の先生から呼び出されたあおいちゃんとそのグループ。もちろんその中にはほのかも含まれていましたが、先生に対して強気な態度で「知らない」と押し通すあおいちゃんが怖くて、真実を言いたいのに言葉に詰まって言えません。一方家では、こちらもまゆみさんがあおいちゃんとりんちゃんのママに今回の話を告げるべきか迷い、グループLINEに文面を打っては消していました。その日、まゆみさんは買い物に出かけた途中の公園でりんちゃんとあおいちゃんに遭遇し、ランドセルの件を訪ねます。2人は否定していましたが、その態度に、やはり2人がおこなったのだと確信してしまいました。 りんちゃんとあおいちゃんにまゆみさんが事件のことを尋ねてしまったことで、ほのかがまゆみさんに告げ口したと2人が知り、また子どもたちの中に不穏が広がるとは思いもよらないのでしょう。子どもたちは大人が思っているより賢いものです。こういった子どもたちの人間関係が絡む場合の対処は、大人もうかつな言動をしないように、しっかりと考えることが求められますね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月14日「+」「-」「×」「÷」を入れて完成させる、四則演算クイズにチャレンジしましょう。四則演算クイズでは、通常の計算のように式の答えは求めません。すでにある答えを基に、その答えになる計算式を作り上げます。「6□ 6□6」の□の中に4つの演算記号を1つずつ入れ、答えが「5」になる計算式を完成させましょう。ヒントは「数が少なくなる記号のみ使う」です。計算のルールを踏まえつつ、どの記号がどこに入るのかを考えてください。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。答え:6-6÷6にする正解は「6-6÷6」です。これを見て「0÷6だと5にならない」と思う人もいるのではないでしょうか。カッコのない計算式では、かけ算と割り算が優先です。そのため、この式はまず「6÷6」をして、その後に「6-6」を計算します。計算の詳細を見てみましょう。6÷6=16-1=5算数や数学が苦手な人にとって、この順番通りに計算しないルールは「だから嫌なんだ」となるのではないでしょうか。これが「(6-6)÷6」だと引き算から始まるので、より混乱を招きます。四則演算クイズを解くには、この計算ルールを踏まえた上でのひらめきが大切です。算数や数学が苦手な人でも、基本を押さえておけば楽しく解けるようになるでしょう。子供と一緒にチャレンジする、友達とスピードを競うなど、遊び感覚でほかの問題にも挑戦してみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年09月14日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスでは、学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が起こります。緊急保護者会を機に、クラスに教員増員の措置がとられ、安心する保護者たち。しかし、子どもたちの間では、あおいちゃんを中心に未だ不穏な空気が流れていました。クラスメイトのモテ香ちゃんのことが気に入らないあおいちゃんは、友だちのりんちゃん、ワキコちゃんと共に、モテ香ちゃんのランドセルを傷付けてしまいました。傷付いたランドセルを前に、あおいちゃんたちがしたことだと気付いたほのか。しかし、あおいちゃんに「私たち友だちでしょ?」と口止めされます。やっぱり間違ってる!お母さんに言わなきゃ! 傷付けられたランドセルを見つけたモテ香ちゃんは憤り、あおいちゃんがやったんだと糾弾します。しかし、りんちゃんがあおいちゃんを擁護し、モテ香ちゃんは実際に傷付けているところを見ていないことからそれ以上言えません。モヤモヤを抱えたほのかは帰宅後、思い切ってまゆみさんに今日あったことを話しました。話を聞いたまゆみさんはショックを受けながらも、あおいちゃんとりんちゃんのママへ「二人とも話せば分かってくれるはず。」と学校から連絡が入る前に早く伝えてあげようと思うのでした。 学校では言えなかったとしても、ほのかがまゆみさんにきちんと話すことができて良かったですね。こうして何でも話せる場所があると、子どもも安心です。大人は子どもたちのシェルターとなれるよう、今回のまゆみさんのように受け止めてあげながら、適切な介入をしていってあげたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月13日簡単なルールさえ覚えれば、誰でも手軽に楽しめるのがマッチ棒クイズの魅力です。決められた本数のマッチ棒を移動させたり取り除いたりすることで、指定された条件をクリアしましょう。マッチクイズの中でも、人気が高いのが「図形」を使ったクイズです。現在は4つある正方形を、5つにしてみてください。移動させられるマッチ棒の本数は「2本」です。ヒントは中央の正方形です。ぜひ注目してみてください。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。気になる正解は…マッチ棒の本数を変えずに正方形の数を増やすという出題内容に、「一体どうやって…」と悩む人も多いのではないでしょうか。同本数のマッチ棒でより多くの正方形を作るためには、「すでにあるマッチ棒」をうまく活用する必要があります。さぁ答えは分かりましたか。移動させるマッチ棒は、中央の正方形を形作るマッチ棒のうち、上の横棒と右の縦棒です。それぞれを下中央の横棒と左中央の縦棒へと移動させてみてください。1つの正方形を壊し、左と下それぞれに2つの正方形を出現させられます。アルファベットの「L」のような、5つの正方形の完成です。図形を使ったマッチクイズを楽しめば、ひらめき力が鍛えられるでしょう。脳の活性化にも、よい作用が期待できます。ついつい時間を忘れて夢中になってしまうマッチクイズ。「簡単に解けた!」という人は、より難易度の高い問題にも挑戦してみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年09月13日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスでは、学級崩壊や不登校、傷害と、次々に問題が起こります。緊急保護者会を機に、クラスに教員増員の措置がとられ、安心する保護者たち。しかし、子どもたちの間では、あおいちゃんを中心に未だ不穏な空気が流れていました。クラスメイトのモテ香ちゃんのことが気に入らないあおいちゃんは、同じくクラスメイト・りんちゃんと共にある作戦を企てます。あおいちゃんの考えた作戦を聞いてしまったほのか。不安を抱えたまま2人を見ていることしかできません。あおいちゃんたちを止めなきゃいけないけど… モテ香ちゃんのカーディガンに油性ペンで落書きをしようと企てていたあおいちゃんとりんちゃんでしたが、なかなかモテ香ちゃんが席から離れず、作戦を実行することができません。もどかしく思っていたあおいちゃんとりんちゃんに、最近あおいちゃんから冷たくあしらわれていたワキコちゃんが近づきます。三角定規を手にしながら「いいこと考えたよ」と悪魔の囁き。りんちゃんとワキコちゃんが見張りをする中、あおいちゃんはモテ香ちゃんのランドセルに三角定規で傷を付けてしまいました。そのでき栄えに笑い合うりんちゃんとあおいちゃん。流れる異様な雰囲気に、作戦に参加していなかったほのかも、悪いことをしている気配に感づいたのでした。 モテ香ちゃんの傷付いたランドセルを目にし、あおいちゃんたちがいけないことをしたのだと気付いたほのか。 ほのかは正義感とあおいちゃんたちからの同調圧力に揺らぎます。友だちだからこそ、いけないことはいけないと言ってあげたいものの、このクラスの雰囲気では難しそうです。ほのかにも相談できる仲間ができれば良いのですが……。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月12日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。さらには子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんのいじめによる不登校、いつも誰かが怒り、ケンカの絶えない毎日、そんなクラスを見て、ほのかが4年生のころにもどりたいと思っていた矢先、男子のケンカに巻き込まれガラスでケガを負います。それを受けて開かれた緊急保護者会。そこで、以前は学校や担任を擁護していたよしえさんが、学校側を糾弾。まゆみさんはよしえさんに頼もしさを感じたのでした。一方、あおいちゃんのイジメにより不登校になっているゆうかちゃんは……?本当に学校は良くなっていってるの? 保護者会を機に、クラスには教務主任の先生がついてくれることとなり、安心したまゆみさん。これで良くなるはずと、希望を感じます。そんな保護者たちとは裏腹に、子どもたちの間では未だ不穏な空気が流れ続けていました。今回先生が増えたことで授業が落ち着き、ほのかは少し安心を見せます。その一方で、クラスメイトに対して移り気なあおいちゃんの態度に、ほのかの中に言葉にできない不安が胸の中にくすぶり続けているのでした。 今回のような子どもたちのいざこざに、どこまで介入していいのか悩む保護者も多いのではないでしょうか。小学校は社会生活の第一歩、コミュニティの形成や、コミュニケーションの仕方を学ぶ場としてはある程度ケンカやいざこざを経験することも必要です。かといって、今回のように不登校や傷害事件にまで発展するのは違いますよね。大人ができる適度な介入はどこまでなのか……難しい問題です。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月10日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。さらには子どもたちの間でも問題が起こります。気になる男子がほかの女子と仲がよいことが気に入らず苛立つあおいちゃん。一方ほのかは、いつも誰かが怒ったり、ケンカしているクラス内を見て、4年生のころに戻りたい…と思っていました。そして、ついに教室内でケンカを始めた男子に巻き込まれ、ほのかは割れた窓ガラスでけがをしてしまいました。まゆみさんは学校から娘のけがについて電話を受け、気が気ではありません。こんな学校には子どもを任せられない! 幸いけがはひどくなかったものの、ほのかから当時の先生の様子を聞いて怒りが沸き上がるまゆみさん。案の定、緊急保護者会が開かれることとなりました。学級崩壊を起こしている担任や学校側を、なぜか擁護するよしえさんに不信感を抱いていたまゆみさんは、今回の保護者会によしえさんも出席すると聞いて不安になります。しかし、保護者会当日、よしえさんはまゆみさんの予想とは違い、担任や学校の対応を糾弾してくれたのでした。 よしえさんの急な変わり身に、まゆみさんも驚きを隠せません。そうは言っても、自分の子どものために学校側を強く責めてくれたよしえさんの姿に、ホッとしてしまったまゆみさん。よしえさんの他人を見下す態度があまり好きではないとはいえ、声をあげ、味方になってくれる存在がいるというのであれば、これほど心強いことはないのかもしれません。学校側も今回の事件をきちんと受け止めて、学校の中でも特に子どもの味方、理解者であるはずの担任の先生にも気持ちを入れ替えるよう指導し、学級崩壊にも対処していってほしいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月09日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。さらには子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんがきっかけで登校拒否になってしまったゆうかちゃん。ほのかは何かおかしいと思いながらも、言葉にすることができず、よしえさんへ相談できません。よしえさんもほのかのことを注意して見ているものの、学校で友だちと仲良くしている話しか聞き出せず、違和感を抱えながらもやり過ごしてしまったのでした。そして、よしえさんが恐れていた、とんでもない事件が起きてしまうのです。このクラス、やっぱりおかしいよ…! クラスの中で毎日のように誰かが怒り、誰かがケンカしている日常に、ほのかも気分が落ち込んできます。そんな中、教室に現れた担任の先生。しかし、授業の始まる時間だというのに、男子のケンカを目撃した途端、見て見ぬふりをして教室から出ていってしまいました。過激になっていくケンカに、ついに男子は窓ガラスを破壊。 窓のそばに立っていたほのかは、ガラスの破片を浴び、けがを負ったのでした。 娘がガラスでけがをしたと聞き、よしえさんは血の気が引いたことでしょう。学級崩壊したクラス、はびこるイジメ、そしてそれを見て見ぬふりをしてしまう担任の先生……。起きるべくして起きてしまったともいえる今回の事件。学校という親の手から離れた場所にあるコミュニティで、このような事件をなくしていくために、私たち大人はどうすれば良かったか、議題は尽きません。 そして、担任の先生は何にそんなに怯えているのでしょうか。大人として教育者として子どもたちを導いていく一助となってほしいですね著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月08日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。さらには子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんにスマホで脅されていた、クラスメイトのゆうかちゃん。ゆうかちゃんが親へトラブルを相談、親が学校へと相談したことから、よしえさんは学校へ呼び出され注意を受けます。帰宅したよしえさんに怒られたあおいちゃんはゆうかちゃんを逆恨みし、次の日から仕返しを始めたのでした。昨日までゆうかちゃんと仲が良かったはずのあおいちゃん。ほのかたちは、急にゆうかちゃんの悪口を言い始めたあおいちゃんに疑問を感じます。先生は味方になってくれるって言ったのに…! ゆうかちゃんに対するあおいちゃんの行動を、最初は注意していた先生。しかしながら、反抗的なあおいちゃんの態度に恐怖を感じ、ゆうかちゃんからの助けを求める視線から逃げてしまいます。孤立無援となったゆうかちゃんは帰宅後、学校へ相談した母親を責め、ついに次の日からは登校拒否するようになったのでした。 一方で、なんだかおかしいと感じながらも、何がおかしいのか言葉にすることができないほのかももやもやとする日々を送っていました。 子どもたちの中で起きるイジメには、こういった、何かおかしいと感じながらも、原因をつかみ切れず、知らず知らずのうちに加担してしまっている場合もあるようですね。私たち親は、家で子どもたちから聞く話からしか学校の実態をつかめないので、対応が遅くなってしまうという面もあるのでしょう。こんなとき親はどうすれば良いのか、深く考えておく必要がありそうですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月07日障害の診断を受けて一番に考えたこと長女が小学校4年生だったある日、私は担任の先生から呼び出されました。「ゆいさんを見ていると、授業の進度についていくのが少し大変そうに感じます。もしよかったら一度専門の機関で相談してみては……」と先生から薦められました。その後長女は発達に関する検査と診察を受け、軽度の知的障害・ASD・場面緘黙と診断されました。検査の結果を受けて小学校の先生方と話し合い、算数など苦手な教科のときは特別支援教室で授業を受けることにしました。通常学級の授業は長女にとっては進度が早く、苦手な教科はついていくのが難しいので、この取り出しタイプの指導は長女にぴったりだったと思います。(※自治体により制度は異なります)ただ、一つ心配なことがありました。同じクラス中でほかの子どもたちと一人だけ違うことをすることで、友達から違和感を持たれることはないか、友達との関係が変わってしまうのではないかということでした。Upload By 吉田いらこ女子グループの中で浮いてしまうのでは…?長女はおとなしいタイプなので友達と喧嘩をすることはありませんでしたが、人間関係って何がきっかけで変わってしまうか分からないから……と、私は少し不安に感じていました。「もし長女が友達とうまくいかないようなことがあったら、保護者としてはどう対応したらいいのだろうか……」など心配しながら過ごしていました。ある日、長女が学校から帰ってきて「今日友達がうちに遊びに来るよ」と言いました。しかも「一緒に宿題をするんだ」とうれしそうに言うので私はちょっと焦ってしまいました。特別支援教室で出された長女の宿題は、通常学級の宿題とは違い、長女の学力に合わせた易しい内容のものです。一緒に宿題をするって、どうするんだろう……?Upload By 吉田いらこ自分の考えが恥ずかしくなったけれども私の心配は全く無用なものでした。友達数人でわが家に集まり宿題が始まったのですが、皆が長女に勉強を教えてくれるのです。それは子どもたちにとってはとても自然で当たり前のことのようでした。私は、自分が心配をしすぎていたことが恥ずかしくなりました。特別支援教室で授業を受けること、そんなことで友達は態度を変えたりなんてしないし、長女も何も変わりません。私だけが「この子は皆と違う」と枠をつくって囲っていました。障害の診断がついたことで変わったのは大人の私の意識だけ。しかも悪いほうに……。Upload By 吉田いらこ長女に障害の診断がついたことで私自身は変な方向に意識を変えてしまっていたのです。この状態では、私は第三者が掛けてくれる優しい声を、逆にネガティブに受け取ってしまうかもしれません。これからは私が考えを改めないといけないなと痛感した出来事でした。そして、何も変わらない子どもたちに大切なことを教えてもらったありがたい出来事でもありました。成長と同時に長女にはこれからも新たな悩みが出てくるかもしれません。でも、母である私自身がなんでもフラットに受け止められる状態でいられるよう努力していきたいと思っています。執筆/吉田いらこ(監修:藤井先生より)特別支援教室に転籍したらいじめられるのかも、と親御さんが心配されることがあります。今回の吉田いらこさんも、友達関係が変わってしまうのかも、と心配されていたようですが、心配は無用だったようですね。親だからこそ、子供が困らないようにと心配してしまうのは仕方がないのですが、案外平気なこともたくさんあります。今回のように、心配無用だったなということを知り、親自身、大人自身が教えられる場面もたくさんあります。子育て中は、こうなったらどうしようと心配になることもあるかもしれませんが、そうなったらそうなったときに考えれば良い、とどんと構えることも時には必要かと思います。素敵なエピソードの共有をありがとうございました。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年09月07日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。まゆみさんは、懇談会で学校側に対処を求めました。同じころ、子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんにスマホで脅されていた、クラスメイトのゆうかちゃん。ゆうかちゃんが親へトラブルを相談、親が学校へと相談したことから、よしえさんは学校へ呼び出され注意を受けます。しかし現実を受け止めようとしないよしえさんは、怒って帰ってしまったのでした。周囲に頼られる自分に似ている娘が、脅しなどするはずがないと信じるよしえさん。しかし、家に帰ると……?あなたは悪くないけど、うるさい親もいるから気を付けなさい! 帰宅したよしえさんに怒られたあおいちゃん。必死に自分は悪くないと主張し、難を逃れます。しかし、よしえさんの目の届かない自室で、あおいちゃんは激昂。親に告げ口したゆうかちゃんに仕返しするべく、次の日にはほのかをはじめとするクラスメイトに、ゆうかちゃんの悪口を吹き込み、無視することを強要するのでした。 狭いコミュニティで生活する子どもたちにとって、ボス的存在の友だちが言う言葉は絶対的な強さを持ちます。このクラスでは、そのボスにあたる存在はあおいちゃんのようです。そんなあおいちゃんに無視を強要されてしまえば、次に標的にされるのは自分かもしれないと考えて従ってしまいそうですよね。こうしてイジメが生まれていくのかと思うとゾッとしますが、このような状況で子どもたちに大人がしてあげられることは何かないのでしょうか?著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月06日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな中、ほのかとあおいちゃんのクラスで、学級崩壊が起きていることが判明。まゆみさんは、懇談会で学校側に対処を求めました。同じころ、子どもたちの間でも問題が起こります。あおいちゃんにスマホ上のやりとりで脅されていた、クラスメイトのゆうかちゃんは、脅しに耐えきれず、母親に泣きながら相談。経緯を知り怒ったゆうかちゃんのママは、学校に相談します。学校側はよしえさんを呼び出し……。呼び出しに応じて学校を訪れたよしえさん。学年主任の指摘に怒り心頭です。親が子どもの味方にならなくては! 学年主任から、あおいちゃんがゆかりちゃんに送っていた脅しの内容を提示されたよしえさん。たしかにひどい言葉が並んでいるようによしえさんも感じますが、娘がこんな言葉を送るのは何か理由があるはずだからと、先生へ突き返します。さらに「騒ぎ立てるようなことじゃない」と一蹴し、先生の制止も聞かずに帰ってしまいました。 帰りの際に出会った保護者たちに頼りにされ、自分と同じように娘も周囲に慕われているから周りに人が途切れないのだと、自信満々のよしえさん。その姿は、娘が行っていた脅しの証拠から目をそらし、自分を必死に正当化しているようにも見えます。人は誰でも失敗や嫌なことから目をそらして、自分の心を守りたいものです。しかしながら、ときには向き合うことも必要なことがあります。よしえさんにも、そのことに早く気付いてもらいたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月05日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな矢先、ほのかとあおいちゃんが進級クラス替えで同じクラスになってしまいます。参観日でほのかとあおいちゃんのクラスは、学級崩壊が起きていることが保護者に判明。まゆみさんが懇談会で相談すべきだと話始めると、なぜか止めてくるよしえさん。それをを不信に思いながらも、懇談会で学級崩壊への対処を学校側へまゆみさんとほかの保護者は求めたのでした。クラスメイトも差別して悪口ばかりを言うあおいちゃん。中でも、あおいちゃんがお気に入りにしているゆうかちゃんには、あおいちゃんに対して思うところがあるようで……?スマホをきっかけに子どもたちにトラブル発生! ゆうかちゃんはあおいちゃんのお気に入りと周囲が認識していましたが、その実、スマホを使ってあれやこれやと脅していたのでした。耐えきれず、ゆうかちゃんはママへ泣きながら相談します。ゆうかちゃんのママは、ゆうかちゃんのスマホの履歴や話を知って大激怒。学校へ相談し、あおいちゃんのママは学校へ呼び出されたのでした。 呼び出されてやんわりと注意されたにも関わらず、逆上するよしえさんに、理解できないと頭を抱えた人も多いのでは?自分の子どもが悪者にされていると思い、つい感情が高ぶって怒りが爆発してしまったのでしょう。子どもを守りたい気持ちはわかりますが、親が落ち着いて話し合わなければいけないこともあります。よしえさんにも、怒りは一旦抑えて、建設的な話し合いからお互いの子どもが気持ちよく過ごすための答えを探すことに、まずは協力してほしいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月04日ライブドア公式ブロガーでブログやTwitter、Instagramで育児マンガを公開されているちくまサラさんのマンガを紹介します。小学1年生の子どもの夏休み。学校のお便りに目を通したちくまサラさんは愕然としました。なぜなら……。 自由研究について何か言われた? 「保健だより」「図書だより」「学校だより」「学年だより」何日にも分けて配られるプリントに、夏休みのことが別々に記載されています。 読んでもわからないことだらけで、頭を抱えるちくまサラさん。子どもに聞いても「言われてない」「わからない」との返事が……。 小学1年生の夏休み不安しかありません。 ◇ ◇ ◇ 「すこやかきろく」「課題図書」「夏休みの作品展」「夏休みの宿題」など、小学生の夏休みの宿題は盛りだくさんですね。著者:マンガ家・イラストレーター ちくまサラ
2023年09月04日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな矢先、ほのかとあおいちゃんが進級クラス替えで同じクラスになってしまいます。学校に行きたくないと言い出したほのか。しかしすぐに「やっぱり行く。」と言って無理をして学校へ。原因がつかめるかもと参観日に学校を訪れると、ほのかのクラスは学級崩壊を起こしていることが判明します。先生を無視してほのかに話しかけるあおいちゃん。学級崩壊を起こしているクラスの現状に、他の保護者もざわつき始めます。一番に抗議しそうなのに、なんで言わないの? ほのかが学校を嫌がる理由が、学級崩壊を起こしているクラスの雰囲気にあると感じとったまゆみさん。授業後の懇談会で、他の先生にも支援をしてもらえるよう相談してみようと、他のママ友に声をかけます。すると、こんなとき一番に抗議しそうなよしえさんが、まゆみさんの行動を制しました。まゆみさんはよしえさんの態度に不信感を抱きながらも、懇談会で学級崩壊を議題に出します。クラスの他の保護者からも同意を得ることができ、担任の先生が学校と相談するという話で懇談会は閉会したのでした。 よしえさんが学級崩壊したクラスをそのままにしたい理由は、どうやらあおいちゃんがこの現状でも楽しそうに過ごしていることにあるようです。たとえ自分の子どもが楽しそうにしていたとしても、授業と休憩時間のメリハリをつけて、勉強するとき、遊ぶときと正さないといけないのが、集団学習に主軸を置く小学校の基本です。このまま学級崩壊が続いていると、いずれあおいちゃんにも不利益が訪れてしまうでしょう。よしえさんにも、このことに早く気付いてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月03日顔面蒼白(がんめんそうはく)という四字熟語は、恐怖や怪我によって顔色が青ざめてしまう様子を表しています。アオ色を表現する漢字としては「青」のほうが一般的です。青よりもより深い色という意味で「蒼」という字が使われています。顔面蒼白は、4つの漢字で構成される四字熟語です。4つの漢字は、それぞれ共通した1文字と合体させることで、新しく4つの熟語が誕生します。本記事では、共通の1文字を考えてみましょう。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。正解は…小学2年生で習う漢字!正解は「色」です。顔面蒼白に使われている、4つの漢字と合体することで「顔色(かおいろ)」「面色(めんしょく)」「蒼色(あおいろ)」「白色(しろいろ)」といった熟語が誕生します。「顔色」とは、顔の表面の色です。「顔色を伺う」のように、表情や感情を表す際にも使用されます。「面色」とは、色を表現する言葉の1つです。色にまつわる表現であり、一般的には柔らかく厚みのある色味を指します。「蒼色」は、青色と同様の意味で用いられる言葉です。青色の中でも、くすんで見える色のことを「蒼」と表現します。「白色」は、ホワイトという意味で用いられる単語です。漢字クイズを機に、四字熟語はもちろんのこと、共通する漢字との組み合わせによってできる熟語も覚えておきましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年09月03日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。仲の良いママ友とお花見に行った際も、あおいちゃんはまゆみさんへ「貧乏だからほのかにスマホ買えないの?」と耳打ちしてくるような子ども。母親のよしえさんも見た目が地味なママには塩対応など少し目に余る行動が目立ちました。そんな矢先、ほのかとあおいちゃんが5年生に進級。クラス替えで同じクラスになってしまいます。同じクラスで何もなければいいなと思っていたまゆみさんですが……?娘自身にも原因のわからない悩みに、親はどうすればいいの? あおいちゃんと同じクラスになったほのかでしたが、クラスの他の子と喋っていると、あおいちゃんが割り込んできて相手の悪口を言ってくることが嫌でたまりません。ついにほのかは「学校に行きたくない」とまゆみさんに言ってしまいます。ほのかの、自分自身でも原因が言葉にできない異変に、まゆみさんは困ってしまいました。しかし、すぐに「やっぱり行く。」と……。この日はちょうど参観日。学校に原因があるなら何か手掛かりがつかめるかもと、無理をして学校へ行くほのかを心配しながら、学校を訪れます。そこでまゆみさんが目にしたのは、学級崩壊の起きているクラスの現状でした。 小学5年生であれば、まだまだ気持ちを言葉で表現することが難しい年ごろ。きっとほのかも、なんとなく原因はわかっているけれども、まゆみさんに正しく伝える方法がわからず、自分でもわからないと言ってしまったのでしょう。こうした子どもからのSOSに対しては、根気よく対応してあげたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月02日まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。子どもたちが幼稚園のころから仲の良いママ友・あきこちゃんとその子どもたちりんちゃん、れんくんと共に子連れお花見をしに公園へやってきました。その子連れお花見には、同じく幼稚園のころからいつの間にか仲良くなっていたママ友・よしえさんと娘のあおいちゃんも一緒です。しかし、まゆみさんはこのよしえさんとあおいちゃんがちょっと苦手。その理由は……?子どもたちが卒園してからも、ときどき子連れで遊びに行く仲のママ友と、お花見へやってきたまゆみさんです。そろそろこの親子と距離を置きたいんだよね… お花見で、ひとり自分のスマホを触るあおいちゃん。ほのかがあおいちゃんに声をかけると「キッズケータイなんてありえない」とバカにした態度をとります。さらにあおいちゃんはまゆみさんに対し「家が貧乏だからスマホ買えないの?かわいそう」と悪態を耳打ちしてくる始末です。また、公園に偶然現れた同じ幼稚園だったママ・ゆりちゃんに対して、よしえさんはあからさまに見下したようなそっけない態度をとります。まゆみさんはこういったことから、子どもたちが同じ学校でも、この親子とは距離をとりたいと思い始めていました。 親の行動を見て子どもは育つといいますが、あおいちゃんがこのような態度をとるのは、よしえさんに影響されている部分があるのではないでしょうか。幼稚園のころのような幼い子どもならまだしも、小学5年生になってもこのような態度では、まゆみさんが距離を置きたいと考えてしまうのはうなづけます。友だちである子どもたちに、影響がなければ良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2023年09月01日つい感情的になって子供に大きい声を出してしまい、反省することもありますよね。しかし、子供から返ってきたのはまさかの『とんち』でした。これは、2歳の男の子(きゅーたん)を育てるお空(sorairo0385)さんが体験した日常のエピソードです。そうだけどそうじゃない、子供が理解できるように伝えるのは難しいですね…。掃除が終わり、敷き布団に新しい敷き布団カバーをかけ終えたお空さん。布団の上でひと休みしようとしたら、きゅーたんくんが布団の上でグルグルグルグルと走り回り始めてしまいました。そしてお空さんは、調子に乗って走るのをやめないきゅーたんくんに、大きな声で注意しました。その後、きゅーたんくんは走ることをやめて、ゆっくりと歩きだしました。投稿には、子供の『とんち』に驚きのコメントが寄せられていました。「とんち!こりゃ怒れない」「きゅーたんくんに1本ですね」「きゅーたんくん賢い!確かに間違ってない」きゅーたんくんが走っている姿は、まるでトラたちがケンカを始めヤシの木の周りをぐるぐると回っているうちに、溶けてバターになってしまうあの絵本のような光景ですね。そして、親ならではのコメントも寄せられています。「言うこと聞かない時、怒鳴っちゃってからの反省、あるあるよな」子供の行動につい感情的になってしまい、大きな声を出して怒ってしまい、反省することもあるでしょう。でもそんな時、子供から『とんち』で返されると、座布団を5~6枚あげたくなっちゃいますよね…[文・構成/grape編集部]
2023年08月31日皆さんは、お弁当が原因で悩んでしまったことはありますか? 今回は「お弁当が用意できなくなった話」とともに、そんなときの対処法をアンケートをもとに紹介します。母の体調不良で…主人公が小学5年生のとき、見学学習でお弁当を持参する日がありました。お弁当をとても楽しみにしていたのですが、前日に母が体調を崩してしまったのです。お弁当を作ってもらえないのはショックでしたが、コンビニで買うから大丈夫と主人公は母に伝えました。しかし本当は友達が手作りのお弁当を食べているなかで、1人だけコンビニ弁当なのは嫌だと思っていて…。翌朝、コンビニに寄るために朝早く起きてリビングに行くと、なんと机の上に中身の入ったお弁当箱を見つけます。出典:lamire「え、なんで?」と思い、父に聞く主人公。すると、前日の主人公の様子を見ていた2つ上の姉が早起きをして作ってくれたと知りました。おにぎりの形はきれいな三角ではないですし、卵焼きも焦げています。それでも、主人公にとってはすごくおいしいお弁当だったのでした。こんなとき、あなたならどうしますか?前日のうちに…お弁当を朝買いに行くのは時間に余裕がない場合もあるので、前日のうちに用意してもいいと思いました。買うのが嫌なら、前日に自分で準備してみるのもいい経験かと思います。(20代/女性)後日、改めて…母親のお弁当がどうしても食べたかったのであれば、週末などに作ってもらうのもいいなと思いました。家族でピクニックなどをしても楽しそうですね!(30代/主婦)今回はお弁当が用意できなくなったときの対処法を、みなさんのアンケートをもとに紹介しました。もし同じような出来事があったときは、ぜひ参考にしてみてください。※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2023年08月28日「ワールド・ファミリー バイリンガル サイエンス研究所」(※以下、IBS)ではグローバル化社会における幼児期からの英語教育の有効性や重要性に関する情報を定期的に発信しています。豊橋市立八町小学校(愛知県)は、イマージョン授業の研究授業および研究協議会を2023年6月26日(月)に実施しました。同校は、2020年度より、国語と道徳以外の教科は主に英語を使って学ぶイマージョン学級を開設。公立小学校によるイマージョン教育(※1)の導入は、国内初の取り組みです。 IBSは、イマージョン教育の研究を行う原田哲男教授(早稲田大学教育・総合科学学術院/IBS学術アドバイザー)とともに、研究活動および社会貢献活動の一環として、2021年度から計5回の授業視察や教員などとの意見交換を実施してきました。今回の授業観察をもとに、子どもたちがどれくらい英語を使おうとしているか、という児童の態度について紹介します。(※1)イマージョン教育は、バイリンガル教育の一つの形態。学校の教科を二つの言語(母語ともう一つの言語)で指導し、両方の言語を読み書きレベルまで育て、さらに二つの社会文化を受容できることを目的とする。<インタビュー記事概要>・入学時からイマージョン学級で学んできた4年生の算数授業では、日本語を使って発言できる教室環境でも、知っている英語を使って自分の考えを表現しようとする態度が観察された。・イマージョン生徒は、通常の外国語授業しか経験していない生徒よりも、自発的に外国語を使ってコミュニケーションをとろうとする意思(Willingness to Communicate/WTC)が強いことを示したカナダの研究がある。ただし、WTCにはさまざまな要因が影響するため、一人ひとりの児童理解に基づいた教室環境づくりや授業計画なども重要。・八町小児童の英語使用は、主に教科学習に関する教師とのやりとりに限られる。「地域への還元」を目指す豊橋版イマージョン教育にとっては、英語を使う状況・場面・目的をより豊かにすることが課題。■ 八町小のイマージョン学級の特徴教師が英語を使って学習指導要領に基づいた授業を行う。重要な用語や概念は日本語も使って指導し、子どもたちは日本語で発言したり質問したりすることもできる。子どもたちは、日本語の使用を禁止されているわけではなく、教師が日本語を理解できることを知っている。よって、常に英語と日本語のどちらを使うか選べる状況。■ 子どもたちはどれくらい英語を使おうとしているか?●Yes/Noまたは単語で答えられるような教師の発問に答えるとき→子どもたちはほぼ100%英語を使用●教師から考えや意見を聞かれたとき→手を挙げる子どもたちはクラスの1/3程度だが、その全員ができる限り英語を使おうとしている。●グループ活動で友だちとやりとりするとき→基本的に日本語が使われているが、単元で重要な語彙や数字など、部分的に英語を使っている。●クラス全体へグループの意見を発表するとき→授業で繰り返し使われている英語のキーワードやセンテンスを使おうとしていて「クラス全体の活動では英語を使う」という意識がある。■ 英語を使う機会があれば使おうとする八町小のイマージョン授業で教師が発問したとき、子どもたちには「英語を使って発言する」、「日本語だけで発言する」、「何も発言しない」というように、いくつかの選択肢があります。授業観察からは、子どもたちが少なくともクラス全体の活動では「英語を使って発言する」を選び、自分が知っている英語をできる限り使おうとしていること、さらに、間違いを恐れずに自分なりに文を組み立てて話そうとしていることがわかりました。■ 研究協議会で八町小教員と意見交換5回目の視察となる今回は、「児童」に着目し、子どもたちの英語を使おうとする意欲や態度を観察しました。授業後、原田教授のもとでイマージョン教育やバイリンガル教育について学ぶ学部生・大学院生など計6名も参加。研究協議会で八町小教員との意見交換を行いました。授業を担当した教員も、研究協議会にて以下の感想を述べていました。「子どもたちは、英語コミュニケーションスキルがまだ発達段階にあるものの、恐れずに自分の考えを表現していました。英語でどのように表現するかわからなくても、具体例を挙げて説明したり、ジェスチャーや母語を使ったり、いろいろな方法で表現できることを知っています。このような子どもたちの態度を育て、子どもたちが学習目標を達成できるように支援していきたいです」(日本語訳IBS)※詳しい内容はIBS研究所で公開中の下記の記事をご覧ください。 ※これまでの八町小のイマージョン授業研究と意見交換会についての記事はこちら■豊橋市立八町小学校のイマ―ジョン授業づくりから考える: ■過去開催の研究協議会での模様: ワールド・ファミリーバイリンガル サイエンス研究所(World Family's Institute of Bilingual Science)事業内容:教育に関する研究機関 HP( )Twitter( )所 長:大井静雄脳神経外科医・発達脳科学研究者ドイツ・ハノーバー国際神経科学研究所(INI)小児脳神経外科名誉教授・医学博士所 在 地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-15-7パシフィックマークス新宿パークサイド1階設 立 :2016年10 月 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月22日マッチ棒を使ったクイズです。同じ長さのマッチ棒を3本ずつ使った正三角形が、2つ並んでいます。マッチ棒を3本追加して、5つの正三角形を作ってみましょう。正解のための条件は以下の3つです。・すでにある2つの正三角形は動かさないこと・マッチ棒を折ったり曲げたりしてはいけない・マッチ棒を重ねてはいけない難しいと感じた人は、以下にあるヒントをチェックしてください。・三角形の大きさ・向きは問わない・2つの正三角形も利用する・3本のマッチ棒でどこかに三角形を作る並んだ2つの正三角形をよく見て、じっくり考えてみましょう。※この記事で紹介する正解はあくまで一例です。答え…三角形の頂点を底辺にして三角形を作るマッチ棒クイズの答えは「ピラミッド型の三角形を作る」でした。3本のマッチ棒を使って、2つの正三角形の上にもう1つ三角形を追加し、ピラミッド型の三角形を作ります。小さな三角形が4つ、外側全体の大きな三角形が1つできたので、全部で5つの正三角形ができました。マッチクイズは、楽しいだけでなく、遊びながら頭の体操ができます。ほかにも楽しいクイズはたくさんあるので、脳の活性化のためにもぜひ挑戦してみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年08月19日8月は、多くの子供が夏休みを迎えている時期。しかし、子供たちも、ただ遊んで過ごすわけではありません。学校から出された大量の宿題を期間内にこなすべく、それぞれが自分のペースで勉強をしているでしょう。小3娘の『珍解答』にキュン!佐久間愛美(m.s.konokana)さんが育てる、小学3年生の娘さんは、夏休みの宿題を早々に終わらせたといいます。その際、理科の応用問題で、『プチパニック』を起こしてしまったようです。応用前の出題は、植物の体を答えるというもの。植物の体は『根』『茎』『葉』でできているため、この3つを問題に当てはまるよう書けば正解です。そこは難なく答えを書けた様子の娘さん。…しかし!問題を解いた後の応用問題は、娘さんの頭を混乱させるものでした。理科の問題ということを意識しなければ、『体』という表現は、人間の身体のように思えてしまうもの。きっと娘さんも、『体』という文言をナチュラルにとらえてしまったのでしょう。「次の野菜では、主に植物の体のどの部分を食べますか」という問いに対し、レタスは『お腹』、ニンジンは『足』と、人間の身体の部位で答えてしまいました!植物の体で解答しなければならないため、レタスが『葉』で、人参は『根』が正解です。ですが、応用問題に描かれたイラストを見れば見るほど、レタスの葉の部分がお腹に、2本のニンジンが足のように見えてきますね。この解答を見た多くの人が、娘さんの愛らしい発想に、丸をあげたくなることでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年08月17日睡眠障害はちょっと頑張れば治る?わが家の娘いっちゃん(ASD・現在16歳)が、いよいよ小学校に行かなくなってきた5年生の頃のエピソードです。いっちゃんが小学生だった当時は、学校の先生たちも十分に発達障害について理解しているとは言い難く、睡眠の問題もあまり知られていなかったようでした。もちろん「睡眠障害があるんです」という話はしていましたが、「まあ、ちょっと指導すれば治るんじゃないか」って、思われていたのかなという感じでした。正直、私たち親にも「ほんの少し頑張ればなんとか……」みたいな気持ちはありました。しかし、詳細な睡眠日記をつけ、毎日の多くの時間を過ごすなかで、娘が自分のペースで生活するほうが体調面では明らかに良いと感じていたので、「治そう」という考えには温度差がありました。いっちゃんの体内時計は25時間Upload By 寺島ヒロ熱心な先生が娘の担任に担任の先生は大変生活指導に熱心な方で、学校のある日の朝に娘を迎えに行くと電話をくれることもありました。ですが、そういうとき、私は娘がまだ寝ている場合には即行で断っていました。娘の眠りを確保するため当然のことだと思っていましたが、この態度が次第に担任の先生に不信感を抱かせることになったようです。夏休みなら学校も楽しい!夏休みになり、宿題の進みが気になる子どもたちのために小学校で5日間の夏休み講習が開かれることになりました。この時はちょうど昼間起きている睡眠リズムの日であったため、いっちゃんは5日間とも参加できました。「学校に来ている人も5~6人だから、静かですっごく良い!図書室も誰もいないし、話しかけられるんじゃないかと心配しなくていいからゆっくり本が読める。ずっとこうならいいのに!」と、いっちゃん。聴覚に過敏があり、さらにやっていることを中断されることが苦手な娘には、夏休み中のガランとした学校が心地良かったようです。先生、それはNGワードです……!夏休み講習を皆勤したことで、先生も「いける!」と思ったのでしょう。「夏休み明けは不登校を解消できるチャンスなんです!」と言い、再登校のハードルを下げるため一緒に登校しようと家に迎えに来てくれました。しかし、新学期には睡眠リズムが昼にずれ込んでしまっていたいっちゃん。一旦は起きて準備したものの、出かける頃には不機嫌になってしまいました。玄関から出ようとしないいっちゃんに、先生は「みんな待ってるよ!」と声をかけます。しかしそれはNGワードだったんです……!!学校にたくさん子どもがいるということを思い出してしまったいっちゃん、「学校には行かないです!」と、先生を追い返してしまいました……。学校で面談をすることに……その後、いっちゃんと私と担任の先生との面談が行われました。担任の先生は「夏休みの間は通えたじゃないですか、何があったんですか!?」「どうして生活リズムを直そうとしないんですか!」と何度も言われましたが、いっちゃんはどうしても無理としか言いようがありませんでした。結局、私も娘も先生も困ったまま、その場は時間切れとなり……。1週間後、改めて担任の先生から電話があり、今後の対応を話し合うことになりました。担任の先生は「スクールカウンセラーの先生を呼びますよ?良いですね!?」と、かなり高圧的な感じでした。それで、「娘は寝ている時間だから」と、私1人で話し合いに行くことにしました。スクールカウンセラーさん登場!Upload By 寺島ヒロ胃が痛くなりながら参加した話し合いでしたが、スクールカウンセラーの先生は、完全に娘の言い分を理解してくれました。「発達障害のお子さんの場合、睡眠に問題があるというケースは珍しくありません。特に概日リズム睡眠障害は原因もはっきりしないし、生活習慣や育て方のせいとも言えません。育ち盛りですし、たっぷり睡眠をとるほうを優先しても良いのでは?」「聴覚過敏があるお子さんの場合、夏休み中と新学期の今では同じ学校と思えないぐらいうるさいと感じるのは当然かも」との、スクールカウンセラーさんの言葉で、担任の先生も考えを変えてくれました。担任「発達障害の子にそんな問題があるなんて...」担任の先生は「睡眠障害や聴覚障害なんて私が読んだ本には載ってなかった……」と、ショックを受けた様子でしたが、いっちゃんについては「今後は登校できるときだけ通う、昼からでもOK。変則的な時間に登校すると道中が心配なので親がつき添って登校させる」ことで、最後は和やかに合意が形成されました。良かった……正直、本当に助かりました……!「発達障害の特徴」と本に書かれていなくても発達障害と睡眠障害の関連については、まだ医学的にははっきりとした相関関係は分かってないようです。しかし、それは「関係ない」ってことではないですし、「朝起きられない」という悩みが嘘ということでもありません。障害なのか、躾が悪いのか、そんな二者択一ではないということを、スクールカウンセラーさんの態度から学びました。そして、一人ひとりの子どもの個性に寄り添って、そのときどきの状況に合わせてサポートしていくことが大切なんだなと、改めて思ったのでした。執筆/寺島ヒロ(監修:新美先生より)発達障害のある方に、睡眠の問題を合併することは非常に多いことが知られています。寺島さんのお子さんのように、体内時計のリズムを、地球の自転周期の24時間に同期させることが難しく、入眠時刻が遅くなっていくのは、「概日リズム睡眠障害」と呼ばれるものの一つのタイプで、自閉スペクトラム症のお子さんにも起きることがあります。この場合は、本人や周囲の努力で、寝ようと思ってもどうしても眠れなくて苦労しており、今回聞かせていただいたエピソードの先生のように「規則正しい生活リズムで治す」といった程度で改善されるような簡単なものではありません。発達障害に関するさまざまな生理的な困りごとは、人によってまちまちなので、先生方の経験や知識にたまたまなかったからといって理解してもらえないととても悲しいですね。親から話して分かってもらえないとき、寺島さんのエピソードにあるように、スクールカウンセラーや、担当医など、別の専門家から直接説明してもらうのも一つのやり方ですね。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。
2023年08月17日お盆休みが明けると、いよいよ8月も折り返し。夏休みの宿題に手をつけて、スパートをかける子供もいるのではないでしょうか。ある夏の日、なみそ(@omochi_nam01)さんの息子さんは、夏休みの宿題に取り組んでいました。夜空を描くことにしたようですが、表現の仕方が実に芸術的で…。「夏休みの絵の宿題をしてるけど、息子(小4)の夜空の描き方がゴッホっぽくて好き」19世紀後半を代表するオランダ人画家、フィンセント・ファン・ゴッホの作品のような、印象的な描き方に…!吸い込まれそうな夜空を表現するのは、円を描くように、濃淡を分けて重ね塗りされた、藍色の絵の具。これを小学4年生が描いているというから、驚きです。アートのセンスを感じさせる、なみそさんの息子さんの絵には、SNSでさまざまなコメントが寄せられました。・すごい!立体的で、浮き出て見えました!・藍色1色だけで、このクオリティ!素晴らしい!・センスを感じる!もしかしたら、前世はゴッホだったのかもしれませんね。・この絵を見て、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』や『よだかの星』を思い浮かべました。なみそさんによると、この写真は制作中の様子を収めたものとのこと。一体どんな仕上がりになるのか、気になりますね…![文・構成/grape編集部]
2023年08月16日誰かを想い作ったお弁当が原因でトラブルが起きてしまうと、気持ちのやり場に困ってしまいますよね。 ときにはお弁当自体が台無しになってしまうことも…。お弁当がなくなってショック…。小学5年生のときの話です。見学学習でお弁当の日があり、とても楽しみにしていたのですが、前日に母が体調不良でダウンしてしまいました。母にはコンビニで買うから大丈夫と笑って伝えましたが、内心では楽しみにしていたお弁当がなくなりショック。また、友達が手作りのお弁当を食べるなかで、コンビニのものを食べる恥ずかしさで、別の部屋に行きコッソリ泣きました。ないはずのお弁当が!次の日、コンビニに寄ってから家を出るため朝早めに起きてリビングに行くと、なんと机の上に中身の入った私のお弁当箱が。「なんで?」と思って父に聞くと、前日の私の様子をみていた2つ上の姉が私のために早起きをして作ってくれていたのです。おにぎりの形はきれいでないし、卵焼きも焦げていましたが、私にとってはすごくおいしいお弁当だったことを覚えています。(20代/女性)いかがでしたか?姉の妹を思ったすてきな行動に思わず感動してしまいますね。家族だからこそ、こうした思いやりのある行動ができたのかもしれません。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年08月16日