「余計なこと言うな」え?懇談会で学級崩壊を指摘すると、なぜかママ友が睨んできて<ママ友がモンペ>
まゆみさんは小学5年生の長女・ほのかと小学2年生の次女・まいを育てるママ。よしえさんと娘のあおいちゃん親子とは、子どもが幼稚園のころからの仲です。しかし、よしえさん親子からとき折感じる他人を見下す態度に、最近は距離を置きたいと思い始めていました。そんな矢先、ほのかとあおいちゃんが進級クラス替えで同じクラスになってしまいます。学校に行きたくないと言い出したほのか。しかしすぐに「やっぱり行く。」と言って無理をして学校へ。原因がつかめるかもと参観日に学校を訪れると、ほのかのクラスは学級崩壊を起こしていることが判明します。
先生を無視してほのかに話しかけるあおいちゃん。
学級崩壊を起こしているクラスの現状に、他の保護者もざわつき始めます。
一番に抗議しそうなのに、なんで言わないの?
ほのかが学校を嫌がる理由が、学級崩壊を起こしているクラスの雰囲気にあると感じとったまゆみさん。
授業後の懇談会で、他の先生にも支援をしてもらえるよう相談してみようと、他のママ友に声をかけます。
すると、こんなとき一番に抗議しそうなよしえさんが、まゆみさんの行動を制しました。
まゆみさんはよしえさんの態度に不信感を抱きながらも、懇談会で学級崩壊を議題に出します。
クラスの他の保護者からも同意を得ることができ、担任の先生が学校と相談するという話で懇談会は閉会したのでした。
よしえさんが学級崩壊したクラスをそのままにしたい理由は、どうやらあおいちゃんがこの現状でも楽しそうに過ごしていることにあるようです。たとえ自分の子どもが楽しそうにしていたとしても、授業と休憩時間のメリハリをつけて、勉強するとき、遊ぶときと正さないといけないのが、集団学習に主軸を置く小学校の基本です。
このまま学級崩壊が続いていると、いずれあおいちゃんにも不利益が訪れてしまうでしょう。
よしえさんにも、このことに早く気付いてほしいですね。
著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ