●上映前のCMで合唱、コスプレ&ペンライト&応援うちわで興奮7月29日の公開以来、観客動員320万人、興行収入46億円を超え、今も快進撃を続ける映画『シン・ゴジラ』。進化するゴジラの圧倒的な強さ、そしてゴジラに対処する日本のトップたちの姿が人気を呼んでいるが、その物語に熱い視線を注いでいるのは、”ゴジラ好き”の男性だけでなかった。女性限定の鑑賞回開催が発表されるとチケットは即完売となり、激戦を制した女性たちが24日、「発声OK・光りものOK・コスプレOK」の『シン・ゴジラ』女性限定鑑賞会議に集ったのだ。○開演前からの賑わいコスプレOKなだけあり、会場となった東京・新宿バルト9には思い思いの格好をした女性たちが集合。石原さとみ演じるカヨコ・アン・パタースン特使、市川実日子演じる尾頭ヒロミ、さらには片桐はいり演じる従業員などの人気女性キャラクターだけでなく、作中で重要となる”ヤシオリ作戦”の一員、キングジムのファイルを抱え防災服を身につけた官僚など、”作品のどこかに出ていてもおかしくない誰か”の格好をしている女性も多かった。また、長谷川博己演じる矢口蘭堂、松尾諭演じる泉修一など、人気男性キャラの手作り応援うちわはかなりの出来栄え。まるでアイドルのコンサート会場かと見間違えるような賑わいの中、大杉漣の演じた「総理」うちわを手にした女性の姿もあり、そこかしこで撮影大会となっていた。開演時間をむかえると、通常の上映通りCMや予告編も流れるが、この時点で会場は大盛り上がり。セブンイレブンのCMソングにあわせて合唱が起こり、色を緑と赤に変えられたペンライトが揺れ、スクリーンに映るサンドイッチに「おいしそー!」と声がかかっていた。●ゴジラに巻き起こる”一気”コール!?○コールのタイミング本編の上映が始まると、まず「東宝」のロゴに対して「東宝~!!」「ありがとう~!!!」と、会場全体から感謝の声が上がる。良い作品を送り出したことに、直でポジティブな反応が返ってくるという結果になっていた。また、『シン・ゴジラ』名物となっているテロップは基本読み上げの姿勢で進んでいく。キャラクターが登場するたびに場内は歓声に包まれるが、特に矢口蘭堂、泉修一、花森麗子(余貴美子)、志村祐介(高良健吾)、尾頭ヒロミ(市川実日子)、安田龍彦(高橋一生)などの人気キャラクターには、ひときわ大きな声が上がる。竹野内豊演じる赤坂秀樹には「いい声!」「顔がいい!」と声がかかり、歌舞伎の「大向こう」のような味わいに。カヨコが「ここから先はPersonal Service」「win-win」などの名台詞を英語を話すと会場全体が真似をするなど、キャラクターにあった反応が自然と発生していた。さらに泉が激昂する矢口をおさめ、「まずは君が落ち着け」と水を渡す名シーンでは、観客が皆ペットボトルを掲げ、囃し立てるように「ヒュ~」と歓声が上がっていた。総理に決断を迫るシーンでは「ご決断を!」の声が上がり、京急が破壊されるシーンでは「京急ーーー!!」と大絶叫。巨災対の活躍シーンで流れるBGMのリズムに合わせて手拍子が巻き起こり、”ヤシオリ作戦”ではゴジラに向かって「一気! 一気!」と一昔前の飲み会のようなコールが行われ、クライマックスにふさわしいような、ふさわしくないような、しかしとにかく一体感だけは抜群となっていた。ゴジラが出てくると赤、自衛隊が活躍すると緑、レーザー光線が出ると青・紫など、場面に合わせて様々に色を変えるペンライトも雰囲気作りに一役買った。○役者の反応は?この日は上映後に市川実日子、松尾諭、塚本晋也、片桐はいりの4人が登場したが、出演者陣もこの盛り上がりには驚いた様子で、映画を一緒に見ていたという塚本は怯えたように「怖い!」を連発。「なんでタイミングが合うの? どこで練習してきたの?」と客席に語りかけると、「自主練!」と響くように回答が返ってくる。しかし、塚本演じる間邦夫のトレードマークである、首からかけたタオルをかけている女性を見ると、うれしそうに頷くなど、普段と違った体験を楽しんだ様子だった。最初は怪訝そうにしていた市川も、尾頭ヒロミの長ゼリフをその場で披露すると、大歓声を受けて力強いガッツポーズに。松尾は名台詞をアレンジし「まずは君たちが落ち着け」「まずは君が落ち着け」と声をかけ、集まった女性たちを興奮させ、さらに「この方は落ち着いていますね」客いじりまでしてみせる余裕を見せた。片桐もひょうひょうと登場し、客席ともスムーズに会話。それぞれの反応を見せた役者陣だったが、通常の舞台挨拶とは違った熱狂の雰囲気に、笑顔で会場を後にした。
2016年08月25日大ヒット中の『シン・ゴジラ』で“女性限定鑑賞会議”と銘打って、女性限定でコスプレ、サイリウム、上映中の声援OKの上映が開催!上映後にはネット上でもひときわ高い人気を誇る市川実日子、松尾諭、塚本晋也、片桐はいりが役衣裳で登壇し、熱烈な歓迎で迎えられた。上映中、劇場は全編を通じて歓声や声援、拍手に包まれており、自衛隊が戦うシーンでは「がんばれ!」、ゴジラ打倒の作戦が終わると「おつかれさま!」「ありがとう!」といった声が飛び、エンドクレジットでは庵野コールも!!キャスト陣が登壇すると、劇場は大歓声に包まれ、これには市川さんらもビックリ!松尾さんが、映画の中で長谷川博己演じる主人公・矢口に対して言うセリフを模して「まずは君たちが落ち着け!」と言い放つと、さらに大きな歓声がわき起こった。塚本さんは「ジャニーズになると、こういう気分なんですかね…?」と半ば、怯えながら語り、松尾さんも「一生の思い出になりました!」とニンマリ。ちなみに、4人の中でもひときわ大きな歓声を浴びていたのは、実は1シーンしか出演していない片桐さん!長谷川さんらのためにお茶を淹れる職員のおばちゃんを演じているが「私の役は、役名もないんですよ!(撮影も)半日も行ってないくらい。午前中だけで、お茶を出して帰っただけなのに…」とたった1シーンに対する思わぬ熱狂に驚いていた。また片桐さんはこのお茶を出すシーンの撮影に裏側についても暴露!「ひとことですが、1カットで撮るので緊張しました。庵野監督に『あなたの(茶を差し出すときの)笑顔に全てが懸かってます』と言われました。台本には最初、セリフはなくて『無言で絶妙のタイミングでお茶を運ぶ』とだけあって、直前に監督が3パターンくらい、セリフを考えた」と明かし、会場は驚きに包まれていた。片桐さんに負けじと(?)、松尾さんも「まずは君が落ち着け」のシーンの舞台裏を告白!あのシーンで、松尾さん演じる泉はセリフと共にペットボトルの水を矢口に渡すが「ペットボトルを渡すのは台本にはなかった。そもそも矢口があそこまで怒るってのもなかったので。撮影で、ペットボトルを矢口に向かって投げたんですが、長谷川くんが全然見てなくて顔に当たって、長谷川くんは余計に怒るという…(苦笑)」と明かし、会場は爆笑に包まれた。市川さん演じる、オタク気質の環境省の尾頭ヒロミに対しても、上映中から登場するたびに「ヒロミ!」と声援が飛んでいたが、市川さんは大テレ!これに対しても「かわいい」と歓声が起こるという好循環(?)で会場はどんどんヒートアップしていく。ファンの間では、複数の漫画家が独特のタッチで描いた尾頭ヒロミのイラストが話題を呼んでるが、市川さん自身もその画像を見たそうで、うれし恥ずかしといった表情!隣の松尾さんが「僕も(その画像を)壁紙にしようかと思いました」と語ると、市川さんは「え?家の?」とパソコンではなく、家の壁紙と勘違いするなど、バリバリの理系女子・尾頭とのギャップを図らずも垣間見せ、これには松尾さんも「かわいいなぁ…(笑)」と悶えんばかり。市川さんは、尾頭の専門用語に満ち溢れた早口のセリフを壇上で再現し、この日一番の拍手と喝采を浴びていた。なお、『シン・ゴジラ』は公開から約1か月を経た現在までに観客動員数は320万人、興行成績は46億円を突破している。『シン・ゴジラ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年08月25日世界的ヒットとなったゲームの世界観を基に、マイケル・ファスベンダーが遺伝子操作によってアサシン(暗殺者)として過去に送り込まれるミステリー・アクション『アサシン クリード』。その公開が2017年に決定し、予告編映像と“ダイブ”感のあるポスタービジュアルが解禁となった。記憶をなくした死刑囚、カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は、遺伝子操作によってDNAに眠る記憶を呼び覚まされ、祖先の記憶を追体験させられることになる。カラムは自分の祖先が、ルネサンス期のスペインでテンプル騎士団に立ち向かうアサシン教団の伝説的な暗殺者だったことを知る。また、彼の先祖は禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る歴史上最後の人物でもあった――。本作は、全世界でシリーズ累計3,700万本以上を売り上げた大ヒットゲームと世界観は共有しているものの、主人公などキャラクターを一新、まったく新しいストーリーで描くミステリー・アクション。到着した映像は、ソフィア・リキン(マリオン・コティヤール)が、カラムに向かって「あなたはもう存在しないの」と言い放つ衝撃のシーンで幕を開ける。彼女はいったい何者なのか、それは明かされてはいない。一方で、カラムがルネサンス期のスペインへと“飛ぶ”と、謎に包まれた美しき女アサシン、マリア(アリアーヌ・ラベド)も登場し、カラムの祖先アギラールと共に華麗なアクションを披露している。アギラールとマリアがスペインの美しい街並みを駆け抜けていく姿は圧巻!さらに、映像の最後には両手を広げ、空を舞うアサシンが映し出されるが、その姿はまるで大空を駆ける鷲(イーグル)のようで、ポスタービジュアルにも描かれている姿。カラムが送り込まれたルネサンス期のスペインで何があったのか?彼と祖先が持つ歴史を変えてしまう秘密とは?謎が謎を呼ぶ映像となっている。本作で、主人公のカラム・リンチと彼の祖先アギラールを演じるのは、『スティーブ・ジョブズ』で第88回アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、現在公開中『X-MEN:アポカリプス』のエリックことマグニートーでも知られるマイケル・ファスベンダー。「世界で最も美しい顔」の1位に輝いたこともある、セクシーなルックスが魅力の彼が、アサシンとして謎だらけの物語に挑む。そして、第80回アカデミー賞主演女優賞を受賞し、フランス芸術文化勲章も受賞したマリオン・コティヤールがソフィア・リキン役として登場。『マクベス』でこの2人を起用し、注目を浴びたオーストラリア出身のジャスティン・カーゼルがメガホンを握る驚異の映像美にも注目だ。『アサシン クリード』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』が、2017年11月17日(金)より全国で公開。誰も見たことのない、3部作の“アニメーション映画”としてのゴジラ映画『シン・ゴジラ』のヒットが記憶に新しい。累計観客動員数は562万人、累計興行収入81.5億円を突破し、2016年に公開された実写邦画ではナンバー1を記録した。そんな中、アニメーション映画として新たなゴジラが始動。これまでに29本製作された国産ゴジラ映画や2本のハリウッド映画とも一線を画す“誰も見たことのないゴジラ”が誕生する。TVアニメとしては、アメリカで『GODZILLA』(1978年)、ハリウッド版第1作目『GODZILLA』の続編として『Godzilla: The Series』(1998年)が製作・放送されていたが、”アニメーション映画”としてゴジラが制作されるのは今回が初の試みだ。さらに、「ゴジラ」映画史上初となる3部作で描かれることも決定。主人公・ハルオをはじめとする人類とゴジラとの“因縁”の戦いを、3部構成という大長編で描きあげる。人類を脅かすゴジラの姿が明らかに!「20 世紀最後の夏、その日初めて人類は地球という惑星の支配者が自分たちだけではないと知った――。」という主人公ハルオのモノローグ。地球は、人類が帰還してから2万年が経過し、ゴジラを頂点とする生態系に変わり果てていた。そんな人類を脅かすゴジラの表情、そして動く姿。人類VS地球を支配した“ゴジラ”との壮絶な戦闘シーンがリリースされた映像から明らかとなった。圧倒的な存在感で現れるゴジラの巨大な姿、全身を光らせ青白い熱線を放つ攻撃。そんなゴジラに正面攻撃を仕掛けるホバー部隊による空中戦や大地を焼き尽くす爆撃戦など、人類とゴジラの死闘が描かれる。『名探偵コナン』などを手掛ける静野孔文、瀬下寛之とタッグで監督に監督を務めるのは、『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』でシリーズ最高63.1億円の興行収入を叩きだした静野孔文と、TVアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』などで知られるCG作品の名手・瀬下寛之の2人。そして、ストーリー原案・脚本を「魔法少女まとどか☆マギカ」で第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した虚淵玄が、制作を「スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ」で米国エミー賞・最優秀賞を受賞した国内最高峰のCGスタジオ「ポリゴン・ピクチュアズ」がそれぞれ担当する。主人公・ハルオ役に宮野真守作品の要の一つともいえる声優。アニメーション映画『GODZILLA』に参加する声優陣は豪華だ。主人公の青年・ハルオ役に宮野真守が決定。4歳の時に目の前でゴジラに両親を殺され、20年の間、地球に戻りゴジラを倒すことだけを考え続けていたという役どころとなっており、ゴジラに対する“因縁”と“怒り”を抱く復讐者を熱演する。さらに、ハルオの良き理解者で異星人「エクシフ」のメトフィエスを演じる櫻井孝宏、ヒロインのユウコを演じるのは花澤香菜となり、そのほかハルオを尊敬する若手パイロットのアダムは梶裕貴が、楽天家の環境生物学者・マーティンを演じるのは杉田智和、そして異星人「ビルサルド」のガルグを諏訪部順一が担当する。『進撃の巨人』『銀魂』『DEATH NOTE』『おそ松さん』など数々のヒット作に携わるメンバーが集結している。ビジュアルには、未来のスキンスーツをまとった青年ハルオが登場公開に先駆け発表されたビジュアルには、未来のスキンスーツをまとい険しい表情をした主人公・ハルオが描かれている。背後には、複数の宇宙船や二足歩行ロボットなどが描かれ、激しい戦闘を予感させる戦場の風景が広がる。ビジュアルが表すのは、怪獣惑星となった地球に2万年ぶりに人類が降り立った瞬間だ。日本だけでなく世界で注目を集める『GODZILLA』2019年には、ハリウッド版第3作目『GODZILLA ゴジラ 2(仮題)』、さらに2020年には『ゴジラ VS コング(仮題) / Godzilla vs. Kong』の全米公開が控えているゴジラシリーズ。稀代のクリエイターたちが世界に発信する、新たなゴジラムーブメントに期待が高まる。アニゴジ主題歌は新人ヴォーカル、XAI-サイ-主題歌を歌うのは、超大型新人アーティストと噂されるXAI‐サイ‐に決定。東宝シンデレラオーディションで発掘された女性ソロシンガーで、曲名は「WHITE OUT」。なお、プロデュースはブンブンサテライツ(BOOM BOOM SATELLITES)の中野雅之。彼はクリストファー・ノーラン監督『ダーク・ナイト』にも楽曲を提供するなど世界でも高く評価されている。原画展「GODZILLA GENERATION」開催原画展「GODZILLA GENERATION」がタワーレコド渋谷店にて11月19日(日)まで開催される。同展では、平成ゴジラシリーズを中心に映画ポスターを描き続けた生頼範義、その時代に活躍する全てのゴジラを描き続ける怪獣絵師こと開田裕治、“ミレニアムゴジラ”“機龍”など本編の怪獣デザイナーとしても活躍する漫画家の西川伸司の仕事を振り返る。『ゴジラ』から『シン・ゴジラ』、そしてアニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』までのゴジラシリーズ全32作を、“ゴジラ”を描き続けた作家たち3人の作品で紹介する。限定グッズ発売映画『GODZILLA 怪獣惑星』Tシャツ公式グッズ第1弾として、映画『GODZILLA 怪獣惑星』をモチーフにしたTシャツ3種の発売が決定。2017年7月15日(土)より、ゴジラの公式通販サイト「ゴジラ・ストア」にて先行発売される。サンリオキャラクターズたちとコラボ映画『GODZILLA 怪獣惑星』公開記念として、サンリオの人気キャラクターとコラボレーションしたアイテムの発売が決定。2017年秋よりゴジラ・ストアにて、Tシャツ、キーホルダー、缶バッジ、スマートフォンケースなどを発売を開始する。また9月1日(金)から8日(金)までの間、東京・品川のゲートシティ大崎ウェストタワーにて、2メートルのゴジラ像と共にサンリオキャラクターズたちとのコラボレーションアートが展示される。ハローキティとお揃いのリボンを付けて、チャーミングなポーズをとるゴジラ、リトルツインスターズと共に雲の上に乗るゴジラ、ポムポムプリンと一緒にうたた寝をしているゴジラなど、普段見られないチャーミングな表情に出会うことができる。ストーリー二十世紀最後の夏。その日人類は、地球という惑星の支配者が自分達だけではないと知った―。巨大生物「怪獣」の出現と、その怪獣をも駆逐する究極の存在「ゴジラ」。半世紀にわたる怪獣との戦争の末、人類は敗走を重ね、ついに地球脱出を計画。そして2048年、中央政府管理下の人工知能による選別を受けた人間だけが恒星間移民船・アラトラム号で11.9光年の彼方にある「くじら座タウ星e」を目指し旅立った。しかし、20年かけてたどり着いたタウ星eの地球との環境条件差は予測値を遥かに上回り、人類が生存可能な環境と呼べるものではなかった。移民船に乗る一人の青年・ハルオ。4歳の時に目の前でゴジラに両親を殺され、20年の間、地球に戻りゴジラを倒すことだけを考え続けていた。移民の可能性を閉ざされ、生存環境も劣悪となった船内でハルオを中心とした「地球帰還派」は主流となり、危険な長距離亜空間航行を決断し地球を目指す。だが帰還した地球は、既に二万年の歳月が経過し、地上はゴジラを頂点とした生態系による未知の世界となっていた。果たして人類は地球を取り戻せるのか。そして、ハルオの運命は―。作品情報『GODZILLA 怪獣惑星』公開時期:2017年11月17日(金)全国公開監督:静野孔文/瀬下寛之ストーリー原案・脚本:虚淵玄(ニトロプラス)シリーズ構成:虚淵玄(ニトロプラス)、村井さだゆきキャラクターデザイン原案:コザキユースケキャスト:梶裕貴、櫻井孝宏、杉田智和、諏訪部順一、花澤香菜、宮野真守配給:東宝映像事業部■原画展詳細アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』公開記念 「GODZILLA GENERATION 」期間:2017年10月27日(金)~2017年11月19日(日)会場:タワーレコード渋谷店8F「SpaceHACHIKAI」住所:東京都渋谷区神南1-22-14時間:11:00~21:00(20:30最終入場) ※会期中無休 ※初日のみ10時~21時入場料:800円問い合わせ:タワーレコード渋谷店 03-3496-3661© 2017 TOHO CO.,LTD.
2016年08月22日現在『シン・ゴジラ』が公開中のゴジラシリーズ。そんなゴジラが新たな領域となるアニメーション映画『GODZILLA』の製作が決定した。長谷川博己が主演する『シン・ゴジラ』は、公開20日間で累計観客動員数268万人、累計興行収入38億円を突破し、早くも2014年夏に公開されたハリウッド版第2作目『GODZILLA ゴジラ』の最終興収32億円上回り、さらには8月1日にはシリーズ第1作の『ゴジラ』(1954年)から『シン・ゴジラ』までの国内計29作品の累計観客動員数が1億人を突破し、邦画実写シリーズ作品で史上初の快挙を達成している。そんな話題が絶えない“ゴジラ”だが、このほど決定したアニメーション映画『GODZILLA』では、これまで29本製作された国産ゴジラ映画や2本製作されたハリウッド映画とも一線を画す、“誰も見たことのないゴジラ”が誕生するという。TVアニメーションとしては、これまでに米国にてハンナ・バーベラ・プロダクションが1978年にアニメ・シリーズ「GODZILLA」を製作・放送、1998年にローランド・エメリッヒ監督によるハリウッド版第1作目「GODZILLA」の続編が「Godzilla: The Series」として製作・放送されていたが、アニメーション映画としては今回が世界初の挑戦となる。今回、新たな“ゴジラ”を創り出すために、日本アニメーション界一級のクリエイターが集結。監督には『名探偵コナン 純黒の悪夢』の静野孔文と、「亜人」の劇場版アニメからTVアニメまで総監督として一貫したクオリティを引き出した、CG作品の名手・瀬下寛之を迎えたW監督体制。そして、ストーリー原案・脚本はTVアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」で第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞した虚淵玄(ニトロプラス)が担当することも決定。静野監督と瀬下監督は本作について「ゴジラが大好きな人も、まったく知らない人も楽しめるアニメならではの壮大なスケールのエンターテイメントを目指しています。ご期待ください」(静野監督)、「壮大な世界観と人間ドラマを目指します」(瀬下監督)とそれぞれ意気込みを語る。虚淵さんは「ゴジラというタイトルに関わらせていただけるのは、日本に生まれたクリエイターとして最高の名誉であると思っています」と喜び、「ここまで支えてくださった大勢の方々に感謝を捧げるとともに、そのご期待に添えるよう全力を尽くす所存です」とコメントしている。今回の発表に併せて、タイトルロゴとティザービジュアルも初公開。これまでの“ゴジラ”とは全く違うビジュアルイメージになっている。また、今後2019年にはレジャンダリーピクチャーズ制作第2弾(ハリウッド版第3作目)『GODZILLA ゴジラ2』(仮題)、さらに2020年には『ゴジラVSコング(仮題)/Godzilla vs. Kong』の全米公開が控えており、全世界的にゴジラムーブメントが継続していく中で、世界初、日本発のアニメーション映画『GODZILLA』がそのバトンを繋ぐ担い手となっていく。『GODZILLA』は2017年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年08月19日7月29日(金)より公開中の映画『シン・ゴジラ』。「LINE LIVE」にて、 オリジナル番組である8月15日(月)に配信された「【ネタバレ注意】謎に包まれた 『シン・ゴジラ』発声可能上映直撃」にて、映画『シン・ゴジラ』の「発声可能上映」後の様子が配信された。今回のイベントは、『シン・ゴジラ』の脚本・総監督を務める庵野秀明と、大阪芸術大学で同期だった漫画家・島本和彦が、本映画鑑賞後に発したあるツイートがきっかけで開催されたもの。そのあるツイートとは、「周りの『特撮に対して一言二言持っている』人間を集めて映画館に行き、シン・ゴジラ観ながら『ああ~!やめろ庵野!俺の上を行くな~!』と崩れ落ちるまさにあの心境を味あわせてやりたい!いや、味わってもらいたい!」というものだ。このツイートを見た庵野総監督が配給元の東宝に掛け合い、島本氏が思うがままに絶叫できる本イベントが実現した。本イベントは、声出しやコスプレ衣装の着用、サイリウムの持ち込みが可能となっており、劇場にはゴジラをデザインしたコスチュームなど、思い思いの衣装に身を包んだファンが集まり盛り上がりをみせていた。今回配信された番組では、上映直前と直後の様子を公開。ファンと共に映画を鑑賞した島本氏は、「俺たちがゴジラを倒した感がありましたよね!」と大満足で感想を述べ、「しかし!俺たちは皆、庵野に負けたんだ!ここで負けることで庵野にエネルギーをやって、第2第3のゴジラを作ってもらわなきゃいけない!」と演説。また、中盤には庵野総監督がサプライズで登場! 「今日は俺の負けだ、庵野ぉ!」とむせび泣き寸前の島本氏に対し、庵野総監督は「島本負けてないよ。今日の島本は素晴らしかった(笑)」とエールを交換していた。さらに庵野総監督は、「(チケットが)7分で売り切れたらしいけど、3分じゃなかったのが残念です。3分ならガンダムネタ(コンスコン少将の「12機のリックドムが全滅?3分もたたずにか?」という名セリフ)が使えたのに(笑)」と悔しがる一幕も。そして、上映会後の囲み取材でも島本氏は、ヤシオリ作戦のシーンで名作「宇宙大作戦」の劇伴曲「宇宙大作戦マーチ」が使われたことに触れ「庵野、よくぞ通した!」と絶叫が止まらない。そして「俺だけが負けたんじゃない!同業のクリエイター皆が負けたんだ!分かっているなお前ら!次は庵野に勝つものを作らなきゃいけないんだ!頑張ろうぜ!」とすべての創作者たちにエールを贈り会場を後にしていた。現在公開中の『シン・ゴジラ』は、『ゴジラFINALWARS』以来、日本で12年ぶりに製作された最新作。「ゴジラ」シリーズでは54年の「ゴジラ」以降初めて、“ゴジラが初めて現れた世界”を描いた作品となっており、主演の長谷川博己、石原さとみ、竹野内豊ほか、ジャンルに富んだ総勢328名の豪華なキャストが出演している。また本作は、公開から3週目にして早くも動員230万人、興行収入33億円を突破。2014年のハリウッド版『GODZILLAゴジラ』の最終興行収入32億円を早くも超えており、今後も動員数・興行収入共に勢いは続きそうだ。『シン・ゴジラ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年08月17日2016年8月6日、7日の全国映画動員ランキングは、『シン・ゴジラ』(全国348館)が公開2週目も首位を守り、2位の『ファインディング・ドリー』(全国362館)、3位の『ONE PIECE FILM GOLD』(全国346館)も順位をキープした。その他の画像/動員ランキング週末に封切られた『劇場版仮面ライダーゴースト100の眼魂とゴースト運命の瞬間』(全国302館)は初登場4位。『ルドルフとイッパイアッテナ』(全国332館)は初登場5位。『秘密 THE TOP SECRET』(全国304館)は初登場6位につけており、次週、TOP3内がどのように変動するのか注目だ。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『シン・ゴジラ』2位『ファインディング・ドリー』3位『ONE PIECE FILM GOLD』4位『劇場版仮面ライダーゴースト100の眼魂とゴースト運命の瞬間』5位『ルドルフとイッパイアッテナ』6位『秘密 THE TOP SECRET』7位『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』8位『ターザン:REBORN』9位『HiGH&LOW THE MOVIE』10位『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』
2016年08月08日12年ぶりの“国産ゴジラ”映画として、全国公開された『シン・ゴジラ』が快進撃を続けている。スマホ片手に小さなモンスターを捜し歩く人々が街にあふれる一方で、多くの日本人がスクリーンで大暴れする伝説の巨大怪獣にクギづけになっているのだ。さる7月29日(金)から全国で封切られ、公開3日間で興収8.47億円、動員56.5万人を記録。興行通信社が週末動員ランキングを開始した2000年以来、初めて日本版「ゴジラ」シリーズがランキングで1位に輝いた。すでに興収10億円を突破しており、1954年の第1作から本作を含めたシリーズ29作品の累計動員数が1億人を突破するビッグニュースが飛び込んだばかり。アニメ優勢と思われた夏休み映画シーズンに、大きな足跡を刻みつけている。この快進撃の理由として、まず挙げられるのが徹底した秘密主義。「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明総監督×豪華キャスト328名という一大プロジェクトでありながら、題名や公開日、全身ビジュアルや予告編を除くとほとんど事前情報が明らかにならず、報道陣に向けた試写もわずかしか行われなかった。新作が待たれる『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』同様、「まっさらな気持ちで見てほしい」という庵野氏の思いが強く打ち出された結果だ。そんな飢餓感が高まるなか、公開の10日前にあたる7月19日(火)に都内で行われた完成報告会見を機に、テレビやウェブなどを中心にしたプロモーションを大展開。ゴジラを迎え撃つ日本政府のごとく、「短期決戦」の様相でお茶の間から、ポケモンを探すスマホにまで情報が「集中砲火」された。公開日には、329人目のキャストとして狂言師の野村萬斎が、モーションキャプチャでゴジラを演じたことも明らかになり、大きな話題を集めた。改めて“庵野人気”の高さも証明された。気づけば『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開から早4年。昨年4月に『シン・ゴジラ』製作が発表されると、「そんなことより『シン・エヴァ』は?」とイラ立ちにも似た声もあがったが、いまでは『シン・ゴジラ』と「エヴァ」の共通点を見出すファンも多いようで、作り手とファンの幸福な愛憎関係は健在だ。庵野氏本人も『シン・ゴジラ』完成に「救われた」と発言しており、今後の動向が注目される。『シン・ゴジラ』は全国東宝系にて公開中。(text:Ryo Uchida)
2016年08月04日「どうしてもやりたい!」――。『ゴジラ』新作製作の話を聞いたとき、石原さとみは出演を熱望した。だからこそ、正式にオファーが来たときは喜びに打ち震えた。そして、届いた『シン・ゴジラ』の脚本を読んで、その中身の面白さに圧倒された。と同時に、自身の役柄の難しさに絶望と孤独の淵に突き落とされ、「それまでの喜びが一切、吹っ飛んだ」という。ここ数年、舞台、ドラマ、そして映画と次々と挑戦的、挑発的な役柄を引き受け、圧倒的な存在感を示し、見る者を魅了してきた。そんな彼女にとって、30代を目前に控えた20代最後の一大チャレンジと言えるのが、この『シン・ゴジラ』である。完全新作として製作された本作。人々が“ゴジラ”なる存在を全く認識していない現代社会に、突然、まるで自然災厄のように、未知なる怪獣ゴジラが海から現れ、東京に上陸する。主人公の内閣官房副長官の矢口(長谷川博己)をはじめ、この未曽有の危機において、国民・国家を守るべく対応、決断を迫られる政府や各官庁の者たちのドラマが展開する。石原さんが演じたのは、日本人の祖母を持つ日系アメリカ人で、未来の大統領候補とも目される米国国務省の官僚カヨコ・アン・パタースン。独自のルートでゴジラの存在を認識し、管轄下に置こうとする米国と日本を繋ぐ存在でもある。「この物語の中でカヨコという登場人物がどんな立ち位置か、それは映画が完成したいまでも考えさせられます。彼女に課された“役割”や“立場”というのはすごく考えたし、現場に入る前は不安と怖さでいっぱいでした。正直、脚本を読んで『このキャラクター、私じゃないんじゃない?』と思う部分もあったし、プレッシャーもすごく感じてました。一方でスタッフさんに『石原さとみでやりたいんだ』という意味の言葉をいただいて救われて、頑張れた部分もありました。本当にいろんなことを考えて、積み重ねて作り上げていった役柄ですね」。日本にルーツを持ちつつも、米国の利益を代表する立場にある人物。ネイティブの英語を随所に交えた日本語でまくし立てる強烈なパーソナリティを含め、見る者を微妙にイラつかせつつ、外部から日本の政治・官僚機構に風穴をあけていく。一方で矢口とのやり取りや祖母が愛した祖国への思いから、少しずつ彼女自身も変化もしていくという難しい役柄である。「日本チームが情報不足で何をどうしたらいいか分からない状況で、新たな情報を持ってくる存在であり、現場の空気を変えて、事態をものすごいスピードで動かさなくちゃいけない。“日本人じゃない”空気を見せつつ、物語が進む中で、祖国の血や歴史に思いをはせ、日本人の国民性や矢口たちに感化されていく。準備段階で知り合いに海外で働いている政治家の方がいたのでお会いしたり、大統領特使についても深く調べていくことで、カヨコらしい感覚がはっきりしてきました。数少ない、感情を思いきり出す登場人物でもあるので『強くいなきゃ!』という思いで現場にしました」。そもそも、1954年に制作された第1作目の『ゴジラ』は、ビキニ環礁で行われた水爆実験に着想を得たと言われている。怪獣映画というエンターテインメントの中に鋭い社会風刺が挟み込まれているが、この『シン・ゴジラ』も同様に現代社会を反映した描写が数多く登場する。特に、強く感じさせられるのは5年前の東日本大震災のこと。未曽有の危機への対応を迫られる政府の人間を主人公とした設定を含め、見る者の心を大きく揺さぶる。石原さんも庵野秀明監督が脚本に込めたメッセージを強く意識させられたという。「そこは否応なく考えさせられましたね。台本を読み込めば読み込むほど、調べれば調べるほどに…この描写の意味は何なのか? この数字は何を暗示してるのか?そもそもゴジラってどうやって生まれたのか?ゴジラが歩く道筋って何を示してるんだ?とか…。おそらく、私自身もまだわかっていない部分がたくさんあると思います。3.11を経験した人間だからこそ演じられたとも思うし、いま、届けなきゃいけない作品であり、いまの日本だからこそ多くの人の心に刺さると思います。ある意味で、見る者に委ねられ、見る者を試している作品ともいえるのかなと感じてます」。本作だけでなく、昨年の『進撃の巨人』における人気キャラクターのハンジ、2年前のドラマ「失恋ショコラティエ」の“小悪魔”ヒロインのサエコなど、タイプは違えども、ここ数年、見る者の心にクッキリと“爪痕”を残すような強烈なキャラクターを多く演じてきた。もっと言えば、10代、20代前半では演じてこなかったようなタイプの役柄を楽しんでいるようにも見える。石原さん自身、変化は「確実にあった」と自覚している。「女優という仕事をする上で、目的意識がはっきりしたというのは大きな変化ですね。まず何より、多くの人に見てもらうってことを意識するようになったし、連ドラに関しては特に感情表現で、敏感な10代、20代の若い人たちの琴線に触れるような役柄を演じたいという思いが強いです。映画では、この『シン・ゴジラ』はまさしくですが、風刺などで社会を反映しつつ、しかもそれをエンターテインメントとして届けられるような作品に出たいという思いが強くあります。映画はお金を払ってスケジュールをあけて見に来てもらうものなので、それに見合うものを届けたい。それから、世界で見てもらえるということも大事にしていきたいです」。では、そこまではっきりとした意識の変化はどのようにもたらされたのか?「マネージャーさんが変わったり、いろんな人との出会いがすごく大きかったのかな? そこで女優という仕事について以上に、人生に対する意識、人生の中での仕事の在り方を考えるようになったんだと思います。それまで、どこかで他力本願だった自分がいて、誰かのせいにして生きてたところがあった。でも人生、自分で責任持つしかないって思えるようになったり、親との関係もこれまで絶対的な“保護者”だったのが、少し肩の力を抜いて、友達感覚で付き合える関係になった。周りの人間を幸せにするってどういうことなのか? より影響力のある人間になるにはどうしたらいいか? いろいろ考えたし、哲学も学びました。アフリカを訪れたことも大きかったですね」。三池崇史監督の『風に立つライオン』で彼女は初めてアフリカの地を踏んだ。「海外で撮影をしたい」というのも、この数年での彼女の目標のひとつだったそうだが、実際に現地を訪れ「人生観が変わった」とも明かす。「私にとってはものすごい衝撃の連続でしたけど、一方で現地の人々にとっては、私がアフリカに来たことなんて、どうでもいいことなんですよね。当然ですけど、私のことなんて誰も知らないから、ひとの心を変えるには、まずは自分を知ってもらわないといけないんだなと。逆に言うと、日本では少しは私のことを知っている人たちがいるわけで、ドラマや映画を通じてそういう人たちに何かを伝えることができるかもしれない。仕事=人生ではなく、生きていく上で、私には女優という仕事がある。そこで改めて、女優という仕事が大切なものになりました」。演じている瞬間に、楽しさや幸せを感じることは少ないという。「作品が公開され、人々にどう届くか?そこから得られるものの方がずっと大きい」とうなずく。30代を前に『シン・ゴジラ』は石原さとみに何をもたらすことになるのか?楽しみに待ちたい。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年08月03日1954年に第1作目が公開され、最新作『シン・ゴジラ』も大ヒットを記録している国産ゴジラシリーズの累計動員が1億人を突破した。その他の写真日本で『ゴジラ』シリーズはこれまでに29作品が製作され、小さな子どもをワクワクさせ、大人には深いメッセージを与える一大娯楽シリーズとして愛され続けている。先週末から公開になった『シン・ゴジラ』のエグゼクティブプロデューサーを務めた山内章弘は「『シン・ゴジラ』のコンセプトは“ニッポン対ゴジラ。”ですが、今回、シリーズ動員1億人突破という記録を打ち立てられたのは、日本国民皆さんにゴジラを愛していただいた、まさに“ニッポン愛ゴジラ”の賜物です。本当にありがとうございました。1954年に誕生した初代『ゴジラ』の精神を受け継ぎ、進化した今回の『シン・ゴジラ』も、今までの作品同様、50年、100年と皆さんに愛して頂ければこんなに嬉しいことはありません」とコメントした。『シン・ゴジラ』は、配給が最終興収が40億円を見込む大ヒットで、公開後から口コミが広がっており、“累計1億人”の大記録をさらに更新することになりそうだ。『シン・ゴジラ』公開中
2016年08月03日「ゴジラ」シリーズ29作目として、先月公開された『シン・ゴジラ』。この度、本作を含めたシリーズ29作品の累計動員数が1億人を突破していたことが分かった。突如、東京湾アクアトンネルが巨大な轟音とともに大量の浸水に巻き込まれ、崩落する原因不明の事故が発生した。首相官邸では総理大臣以下、閣僚が参集されて緊急会議が開かれ、「崩落の原因は地震や海底火山」という意見が大勢を占める中、内閣官房副長官・矢口蘭堂(長谷川博己)だけが、海中に棲む巨大生物による可能性を指摘。内閣総理大臣補佐官の赤坂秀樹(竹野内豊)をはじめ、周囲は矢口の意見を一笑に付すものの、直後、海上に巨大不明生物の姿が露わになった。慌てふためく政府関係者が情報収集に追われる中、謎の巨大不明生物は鎌倉に上陸。普段と何も変わらない生活を送っていた人々の前に突然現れ、次々と街を破壊し、止まること無く進んでいく。政府は緊急対策本部を設置し、自衛隊に防衛出動命令を発動。さらに米国国務省からは、女性エージェントのカヨコ・アン・パタースン(石原さとみ)が派遣されるなど、未曽有の脅威に対し、日本のみならず世界もその行方を注視し始める。そして、川崎市街にて、“ゴジラ”と名付けられたその巨大不明生物と、自衛隊との一大決戦の火蓋がついに切られた。果たして、人智を遥かに凌駕する完全生物・ゴジラに対し、人間に為す術はあるのか――?シリーズ第1作が公開されたのは1954年。それから60年以上、現在までに国内で計29作品が製作され、日本を代表するシリーズ映画として君臨する「ゴジラ」。シリーズ最新作となる『シン・ゴジラ』は、先日公開3日間で興収8.47億円、動員56.5万人を突破。近年でも激戦と言われる今夏の夏興行において、堂々の週末動員ランキング第1位を獲得したことが発表された。興行通信社が週末動員ランキングを開始した2000年以来、初めて日本版「ゴジラ」シリーズがランキングで1位を獲得。国民的映画作品の名にふさわしいスタートを切った。そしてその動員数、興行収入は伸び続け、8月1日(月)までの公開4日間では、観客動員71万人、興行収入10億円を突破! この動員数をもって、「ゴジラ」シリーズが累計観客動員数で1億人を達成したのだ。邦画実写シリーズ作品でシリーズ累計動員数1億人突破は、最高記録。夏休み、お盆と今後ますます観客増員に期待がかかりそうだ。今回の1億人突破の記録に、エグゼクティブプロデューサー・山内章弘は「『シン・ゴジラ』のコンセプトは『ニッポン対ゴジラ。』ですが、今回、シリーズ動員1億人突破という記録を打ち立てられたのは、日本国民皆さんにゴジラを愛していただいた、まさに『ニッポン愛ゴジラ』の賜物です。本当にありがとうございました」と感謝を述べ、「1954年に誕生した初代『ゴジラ』の精神を受け継ぎ、進化した今回の『シン・ゴジラ』も、今までの作品同様、50年、100年と皆さんに愛して頂ければこんなに嬉しいことはありません」とコメントしていた。『シン・ゴジラ』は、『ゴジラFINALWARS』以来、日本で12年ぶりに製作された最新作。「ゴジラ」シリーズでは54年の「ゴジラ」以降初めて、“ゴジラが初めて現れた世界”を描いた作品となっており、主演の長谷川博己ほか、石原さとみ、竹野内豊ほか、ジャンルに富んだ総勢328名の豪華なキャストが出演。ド迫力の「ゴジラ」をぜひとも見逃さないで欲しい。『シン・ゴジラ』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年08月03日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが2017年1月13日(金)より開催する「ユニバーサル・クールジャパン 2017」の第1弾企画として、現在公開中の映画『シン・ゴジラ』のアトラクション「ゴジラ・ザ・リアル 4-D」が登場することが決定した。2015年から開催している「ユニバーサル・クールジャパン」は、世界中から人気を博している日本発の“クール”なエンターテイメントブランドを一同に集結させ、その魅力を国内外へ発信するイベント。映画、マンガ、アニメ、ゲーム、音楽やファッションなど、幅広いジャンルの優れたエンターテイメント・ブランドの世界観を現実のものへと再現、ゲストひとりひとりに“ありえないワクワクドキドキ”を届けていく。先日公開を迎え、週末観客動員ランキング1位(7月30日~31日まで/興行通信社より)を記録した映画『シン・ゴジラ』。今回参加が決定したアトラクション「ゴジラ・ザ・リアル 4-D」は、圧倒的な強さを誇り、街中を暴れまわる体長118.5mの“ゴジラ”とゲスト自身が対峙する、唯一無二の4-Dシアター・アトラクション。想像を遥かに上回る強さと、ファンを魅了する巨大で圧倒的な“ゴジラ”の存在感にゲストは驚愕し、壮絶な戦闘に熱狂すること間違いなし!ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにしかないオリジナルストーリーで、かつてないほどの興奮が楽しめるようだ。第1作が公開されてから約60年。現在までに28作品が製作され、1億人に迫る累計観客動員数を記録する「ゴジラ」シリーズ。日本で製作されたシリーズ前作から12年の時を経て製作される本作は、「エヴァンゲリオン」シリーズを手がける総監督・庵野秀明が生み出す全く新しい“ゴジラ”。主演の長谷川博己ほか、石原さとみ、竹野内豊、ほかにも若手から個性派俳優陣、また歌手、アーティストなど、ジャンルを超えた超豪華328人が集結し、シリーズ初のフルCGで描かれるゴジラが“大いなる恐怖”を持ってスクリーン登場している。『シン・ゴジラ』は全国東宝系にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年08月01日2016年7月30日、31日の全国映画動員ランキングは、国内シリーズ12年ぶりとなる新作『シン・ゴジラ』(全国348館)が初登場で首位に立った。本作は2Dのほか、IMAX、MX4Dなどで上映されている。その他の画像『シン・ゴジラ』は、『エヴァンゲリオン』シリーズの庵野秀明が脚本・総監督を、実写版『進撃の巨人』の樋口真嗣が監督・特技監督を務め、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみら豪華キャストが出演している。2位は先週と変わらず『ファインディング・ドリー』(全国362館)。3位は『ONE PIECE FILM GOLD』(全国346館)。初登場4位に『ターザン:REBORN』(全国306館)が入った。そのほか『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』(全国185館)が、順位を上げて9位につけている。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『シン・ゴジラ』2位『ファインディング・ドリー』3位『ONE PIECE FILM GOLD』4位『ターザン:REBORN』5位『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』6位『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』7位『HiGH&LOW THE MOVIE』8位『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』9位『それいけ!アンパンマンおもちゃの星のナンダとルンダ』10位『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』
2016年08月01日リーボック クラシック(Reebok CLASSIC)から、リーボッククラシック×メガハウス インスタポンプフューリーロードが登場。2016年7月29日(金)よりプレミアムバンダイにて先行予約開始、2017年1月下旬よりプレミアムバンダイ、ミタスニーカーズ、キックスラボ、アトモス、スタイルスで発売予定だ。シューズは、2016年7月29日(金)に公開される映画『シン・ゴジラ』の上映を記念し開発された。「Ver.GODZILLA」と「Ver.シン・ゴジラ」の2種を同時展開。どちらもインスタポンプフューリーロードをベースにしており、空気を送り出すポンプには「GODZILLA VS FURY Road」の文字をプリントしている。さらにインナーソールにも「ゴジラVSフューリーロード」のオリジナルロゴデザインが。「Ver.GODZILLA」は、スニーカーそのものをゴジラの顔に見立て、側面中央部分に瞳、ソール側面には牙が並んだイメージのシューズ。ヒールには英題としても用いられた「KING OF THE MONSTERS」の文字を刺繍し、まさにプレミアムな一足に仕上がっている。「Ver.シン・ゴジラ」は表面デザインやソールに蓄光素材を用い、暗闇で存在感を示すデザイン。ヒールにはゴジラの爪あとが刺繍であしらわれている。【商品詳細】リーボッククラシック×メガハウス インスタポンプフューリーロード Ver.GODZILLA、Ver.シン・ゴジラ価格:各28,000円+税発売予定時期:2017年1月下旬先行予約開始日:2016年7月29日(金) ※プレミアムバンダイにて行う。サイズ展開:23.0~30.0(ハーフサイズなし)取り扱い店舗:プレミアムバンダイ、ミタスニーカーズ、キックスラボ、アトモス、スタイルス
2016年07月29日庵野秀明が総監督を務め、12年ぶりに日本で製作された『ゴジラ』シリーズ最新作『シン・ゴジラ』が7月29日、全国441スクリーンで封切られた。同日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台あいさつが行われ、狂言師の野村萬斎がモーションキャプチャの技術を駆使し、劇中のゴジラを“演じている”ことが明らかに。撮影は昨年夏に行われ、萬斎の出演はこれまで極秘扱いだった。その他の写真ビデオメッセージを寄せた萬斎は「狂言650年のDNAを引き継ぐ私が、ゴジラというDNAを継承しております。嬉しいですし、光栄です」とコメント。シリーズ最大となる全長118.5メートルのゴジラを演じるにあたり、「狂言や能の様式美を意識されたんだと思う。どっしりとゆっくりした動きの中で表現したいと思った」といい、「神なのか、罪(SIN)を負うものなのか、深いゴジラというものの存在感が、とても引き込まれました」と話していた。舞台あいさつには長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、樋口真嗣監督が登壇し、「霊的ともいえるゴジラは、まさに萬斎さんの動き。メイド・イン・ジャパンを再確認させてくれる」(長谷川)、「(海外では)絶対にマネできない。見ていて嬉しくなるし、興奮しました」(竹野内)、「ただいるだけ、ただ歩くだけのゴジラを見て、切なくて苦しくなった」(石原)と“萬斎ゴジラ”に興奮しきり。樋口監督は『のぼうの城』で萬斎とタッグを組んでおり、「今回のゴジラはCGだが、器に魂を入れたいと思った。やはりゴジラは人が演じることで初めてゴジラになる。まさに新しいゴジラ」と強い自信を示した。『シン・ゴジラ』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年07月29日映画『シン・ゴジラ』が7月29日(金)に公開を迎え、主演の長谷川博己、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、樋口真嗣監督が舞台挨拶に登壇。この場で、本作におけるゴジラの動きを、狂言師の野村萬斎が担当していることが発表された。「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明が総監督を務め完全な新作として製作された本作。東京湾から突然現れた謎の巨大生物に政府・内閣をはじめ国家の中枢が一丸となって対処していくさまをスリリングに描き出す。この日、登壇したメインキャスト陣を含め、総勢328人もの豪華俳優の出演が公開前から話題となっていたが、エンドクレジットには萬斎さんの名が。これまでのゴジラシリーズでは、着ぐるみでゴジラが表現されてきたが、今回は萬斎さんの関節にセンサーを付けて、モーションキャプチャでゴジラの動きを表現。これを元にCGによるゴジラが作り出された。この日、ビデオメッセージを寄せた萬斎さんは「タイトルロールを演じました野村萬斎です」と挨拶。本作でゴジラを演じることに「650年の歴史を持つ狂言のDNAが(『ゴジラ』シリーズに)入ったことを嬉しく思います。(オファーに対し)そう来たかっ!って思いました。今回、わたくしに白羽の矢を立てていただいたのは、狂言や能の様式を意識されたんでしょうし、人間臭くない一種、無機的な神や幽霊のような侵しがたい存在感を期待されていたように思ったので、チョロチョロと動くのではなく、どっしりと動くことを意識しました」と振り返った。樋口監督は『のぼうの城』で萬斎さんと仕事をしており、その縁で狂言を見に行く機会があり、そこで狂言では人ならざる存在が表現されていることに気付き「(着ぐるみではなく、CGで作られるゴジラの)空っぽの器に魂を入れる一手」として萬斎さんの起用を思いついたと明かし「21世紀の新しい着ぐるみ的なものの在り方」と自信をのぞかせた。萬斎さんとは10年来の付き合いだという長谷川さんは「ゴジラが東京で止まるシーンは、まさに萬斎さんの止まり方だと思いました。やはり、能の少し霊的というか、日本の伝統芸能が入って、この映画はオール・メイド・イン・ジャパンだなということを再確認しました」と語る。石原さんも「ゴジラは海から現れてただ歩いてるだけ。ただそこにいるだけというのが、なぜこんなに切なくて苦しくて…何なんだろう?と思ってました。見ていて鳥肌が立ちました」とゴジラの衝撃を口にしていた。『シン・ゴジラ』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年07月29日今週公開を控える『シン・ゴジラ』に出演する長谷川博己と石原さとみが大阪・道頓堀川 とんぼりリバーウォークにてイベントを行った。第1作が公開されてから約60年。現在までに28作品が製作され、1億人に迫る累計観客動員数を記録する「ゴジラ」シリーズ。日本で製作されたシリーズ前作から12年の時を経て製作される本作は、「エヴァンゲリオン」シリーズを手がける庵野秀明が生み出す、全く新しい“ゴジラ”。そして『日本沈没』『進撃の巨人』シリーズなど多くのヒット作を手がけてきた樋口真嗣も監督・特技監督として参加。“今の日本”を描くことで、ゴジラによって生み出される“恐怖”をリアルに描き出している。この日、道頓堀に詰めかけた観客はなんと8,000人!登場した長谷川さんは「どうも!大阪のみなさん。石原さとみのマネージャー、長谷川博己です(笑)」とジョークを飛ばし、「オールCGのゴジラに圧倒され、そして、観た後に呆然としてください!日本の最高のスタッフたちが集結して作ったゴジラです。作品の中で『まだまだ日本はやれる』という言葉がありますが、まさにそれを体現した映画になっていると思います。もちろん、人間ドラマも楽しめるものになっていますので、ぜひとも大阪の皆さんで盛り上げてください!おおきに~!!おおきに~~~~!!」と作品について語った。一方、石原さんは「こんなに大勢の皆さんに囲まれてイベントをするのは初めて!!大阪は、私が人生で初めてひとり暮らしした思い出の街です。すごく親近感があるし、ホッとしますね」と語り、「撮影中は、プレッシャーの毎日でしたが、出来上がった作品は観る人によって感想が変わる作品です。情報量も多いので、ぜひ、集中して観てください!」とアピールしていた。そして、石原さんの船上トーク中に突如、爆音とともになんとゴジラが登場! 石原さんは「大阪使用のゴジラですね!なんと、歯がゴールド!!大阪でこんなに多くの人に盛り上げて頂けるなんて幸せです!」と大興奮でその出現を歓迎していた。過去のシリーズ中、たびたび大阪を襲撃してきたゴジラだが、道頓堀川に現れるのは今回が初めて。公開を前に本作は、北海道の石狩浜では実寸大のゴジラの足跡サンドアート、東京湾の海ほたるでは実寸大足型に加え、館内を『シン・ゴジラ』がジャック、北九州では、「シン・ゴジラジェット」を飛ばすなど、多数のコラボレーション企画が実施されてきており、今回も観客・キャスト共に喜ばせていたようだ。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月26日ほとんどの日本人がその存在を知っているゴジラ。でもキャラクターとして知ってはいても「実は、映画は1本も見たことがない」という若い人や女性も多いのではないでしょうか。最新作『シン・ゴジラ』の公開を前にしても「そもそもゴジラのこと詳しく知らないし」、「ハリウッドのSF大作は見るけど日本の怪獣映画は…」とイマイチ気分が盛り上がらずスルーしてしまおうとしているあなたへ、『シン・ゴジラ』はいま、日本人が見るべき作品であり、重厚なサスペンスでもあり、あろうことか働く者の胸を熱くさせてしまうお仕事映画の傑作でもあります! 何がそんなにすごいのか? ゴジラ初心者でも心をわしづかみにされる『シン・ゴジラ』の見どころをご紹介します。■「3.11」を思わせる大災厄! もしもゴジラが現実に東京に現れたら…?「エヴァンゲリオン」シリーズで知られる庵野秀明が脚本・総監督を務めている本作ですが、そもそも『シン・ゴジラ』の“シン”って何なのか? 新? 真? 神? はたまた英語で“罪”を意味する「sin」ではないか? なんて意見も見られます。映画の中でも決して正解が示されるわけではなく、映画を見た人がそれぞれに考えるものなのでしょう。少なくとも本作は、過去に日本国内で製作されてきた28作のシリーズとは物語の上では全くつながりのない完全新作であり、舞台は現代。つまり、人々が怪獣など現実に存在するとは考えていない日本に文字通り、突然、謎の巨大不明生物としてゴジラが現れます。そして、本作の大きな特徴と言えるのが、明らかに東日本大震災とその後の原発事故を想起させる描写や設定を用いていることと、ゴジラに対処する政治家を主人公とし、彼らの目線で物語が展開していくこと。ゴジラによってビルや家屋が崩壊した光景やあふれた河川の水が津波のように人々に迫りくる描写は、5年前に何度もニュースなどを通じて見たあの光景を思い起こさせます。ちなみに、1954年に誕生した第1作の『ゴジラ』では、当時、ビキニ環礁で行われ大きな問題となっていた水爆実験に着想を得る形で、ゴジラは核実験により人類が生み出した存在として描かれていましたが、本作においてもそうした“元祖”『ゴジラ』の思いを汲んだ上で、現実の社会がしっかりと反映されています。広島・長崎への原爆投下から東日本大震災に至るまで、我々が映画の中のフィクションではなく、実際の歴史の中で遭遇してしまった現実の重みを、映画の中で随所に否応なく意識させられます。そして、主人公の内閣官房副長官の矢口蘭堂(長谷川博己)をはじめ、この事態に対処する登場人物たちの設定も、内閣から自衛隊、消防に至るまで全て現実のシステムや法律、社会制度に則したもの。もしも…もしも、本当に超巨大不明生物が現れたら、政府は、自治体は、自衛隊はどのような法律に則し、どのような命令系統で動き、どう対処するのか? 映画では、延々と続く閣議や仰々しく長ったらしい名前の非生産的な会議の模様が描かれます。話し合いは遅々として進まず、各省庁がそれぞれに責任をなすりつけ合うさまや、安全性ではなく経済を優先する思考、消去法による事なかれ主義、責任者がなかなか決断できない現実など、日本社会のお役所体質の弊害がこれでもかと繰り広げられます。■アメコミ映画の対極? 日本の日本人による日本的ヒーロー映画!一方で、主人公の矢口をはじめ、国民の命を第一に考え、この国の未来を真剣に案じる者たちの姿も描かれます。不眠不休で身を粉にして事態に立ち向かう政治家や官僚、研究者ら対策チームの面々、そして彼らが立案した作戦に文字通り命がけで従事する自衛隊や消防関係者などの姿は、絶望的な事態の中のひと筋の“光”であり、庵野監督が本来あるべき為政者の姿として物語の中に込めた希望、祈りと言えるでしょう。そして、いい意味でこの映画が“日本的”であるのが、主人公らが決して飛び抜けた大天才ではないというところ(もちろん、国家を動かす代議士、官僚、そしてその道の第一人者である研究者である以上、ひとりひとりが優秀であることは間違いないのでしょうが…)。矢口も、会議の席で突飛な発言をして煙たがられるなど政治家としてやや異端の雰囲気を持ってはいますが、あくまでも若手の一政治家であり、基本的に上司の顔を立て、部下を気遣い、実に日本的な根気のいる交渉と根回しでことを進めていきます。対策チームのメンバーたち(石原さとみ、高良健吾、市川実日子、高橋一生 etc…)も個性派で魅力的な面々ですが、あくまでもチームとして知恵を出し合います。その姿は「プロジェクトX」そのもの!スティーブ・ジョブズや“アイアンマン”トニー・スタークスのような一人の天才の存在や超人的なパワーに頼るのではなくチームワークの勝利を目指す――アメリカンドリームやアメコミヒーローとはある意味で対極にある、日本の日本人によるヒーロー映画といえるのかもしれません。先ほど、“お役所体質”と批判的に書きましたが、非常事態にあっても倫理と秩序を保とうとする姿勢は、一方で日本社会の美徳とも言えます。ある登場人物のセリフとして「役所のすること」という言葉が出てきますが、実に味わい深いセリフとして胸に響きます。長くなりましたが、最後にもうひとつ。東京湾に出現し、首都を蹂躙するゴジラをどうすべきか? という会議の中で「駆除するのか?」「捕獲するのか?」それとも「静観する(海に還っていくのを待つ)のか?」といった解決の選択肢が掲げられます。外の世界からやってきた異種の存在、招かれざるスーパーパワーを持った存在、人類が自ら生み出してしまったのかもしれない手に負えない存在――ゴジラをどう解釈するのかにもよりますが、そうした存在とどう付き合うべきか? ここでもまた現実の世界を反映しつつ、選択が突き付けられます。ここ10年ほどハリウッドでは、長くアメリカで親しまれてきたヒーローを最新の映像技術で現代版として映画化したアメコミヒーローシリーズが人気を博していますが、アメリカにおけるアメコミヒーローに日本で相当する存在がゴジラなどの怪獣なのかもしれません。バットマンという、アメリカ人が慣れ親しんだヒーローの物語をクリストファー・ノーラン監督が新たな解釈を加えて大ヒットに導いた『ダークナイト』三部作には、9.11の影響が多く見られると言われます。『シン・ゴジラ』はその意味で、約60年にわたって日本人が愛し続けてきた怪獣を用いて3.11以降の日本、現在の世界を改めて解釈した作品といえるかも知れません。ゴジラについての知識の有無や怪獣映画への理解の深さに関係なく、現代を生きるひとりの日本人として、まっさらな気持ちで、もしいま、ゴジラが現れたら…? という体験を味わってみてはいかがでしょうか?『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より公開。(text:Naoki Kurozu)
2016年07月26日12年ぶりに日本で製作された「ゴジラ」シリーズ最新作『シン・ゴジラ』は、ヒーローとしてのゴジラ作品と一線を画し、1954年の初代『ゴジラ』の再来といっても過言でないほどの強いメッセージの詰まった作品に仕上がった。主演を務める長谷川博己と、竹野内豊に話を聞いた。『シン・ゴジラ』/その他の画像CGのゴジラや、臨場感を出すためiPhoneによる撮影など、独特な制作手法が用いられた。長谷川は「ゴジラ映画にとどまらず、新しい日本の実写映画になったのではないでしょうか。発想も撮り方もカメラアングルも大胆で斬新でした」と振り返る。しかし、本作の魅力は映像だけではない。「脚本の発想や綿密なリサーチ、そもそもゴジラとは何か? など、すべてに意味を感じました」。淡々とした口調、しかし強い眼差しで語る長谷川からは、作品の重みが伝わってくる。竹野内もまた「とてつもなく大きくなってしまったゴジラは、鬱積していく現実の問題と重なるような気がして。人間のさまざまな欲望によって、これほどにもなってしまったのか。そんな印象を受けました」と同調する。長谷川の演じる矢口蘭堂は理想主義者の内閣官房副長官、一方、竹野内の演じる赤坂秀樹は、現実主義者の内閣総理大臣補佐。相反するキャラクターだ。竹野内は、「出来もしないのに意見を言う矢口は幼い。大人ならば、実行していかなければいけない」という庵野総監督の言葉が深く印象に残ったという。「庵野さんの中に、矢口と赤坂、両方の人物が存在しているような気がしたんです。一切媚びないで、やりたいことを貫いている理想主義の矢口的な要素と、日本や世界の現状についての庵野さんの胸中を現実的に映し出そうとする赤坂的側面。その両面が魅力ですし、庵野さんはすごい方だと改めて感じました」。「ゴジラの製作スタッフは、ゴジラはこうであるべきだ!というプライドを持って作り上げたと思うんです。ですが、今作はそういった回顧的な見方だけでなく、全世界の人類、未来に対しての純粋なメッセージとして見てもらいたいと思います。レビューや人の意見ではなく、そういうものを事前に一切見ないで、この映画を観て、ちゃんと議論してもらいたいです。それに値する映画です」(竹野内)「ストーリー自体は至ってシンプルで、巨大不明生物が日本にやって来る。それでみんながどうなるか? どうやって倒すか? を考える。エンターテイメント性もしっかりした話になっていて、日本でここまでの作品が作れるんだってことが自信にもなる気がします。ある意味問題作でもありますが、ヤバいものが観れると思いますよ」(長谷川)『シン・ゴジラ』7月29日(金)公開取材・文・写真:小杉由布子
2016年07月26日俳優の長谷川博己が7月25日(月)に開催された主演作『シン・ゴジラ』のワールドプレミアに出席。「ポケットに入るモンスターを追いかけるのもいいですが、この夏は世界最大のモンスター、ゴジラを追いかけていきたい」とポケモンGOに対抗心を燃やした。12年ぶりの“国産ゴジラ”映画の世界初お披露目となったこの日、会場となった東京・歌舞伎町のセントラルロードには、本作に登場するゴジラと同じ全長118.5メートルのレッドカーペットが敷かれ、長谷川さんをはじめ、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、松尾諭、市川実日子、大杉漣、塚本晋也、尾上克郎准監督、樋口真嗣監督、庵野秀明総監督という超豪華なキャスト&スタッフが勢ぞろいした。会場に駆けつけたファンおよそ3,000人の大歓声を浴びた長谷川さんは、「まるで自分がトム・クルーズになった気分。すごい熱気で皆さんの期待を肌で感じました」と上機嫌。完成したばかりの本作は「熱く、そして皆さんの心に訴えかける激しさがある作品」だといい、「日本の伝統文化でもあるゴジラを、大きなスクリーンで体感してください」とアピールした。脚本・編集・総監督を務めた庵野氏は「公開を目前に控えて、まだいろんなことを秘密にしていますが、やはり何の先入観もない状態で純粋に楽しんでもらいたい」とこの日まで情報をシャットアウトしていた理由を説明し、「意外と正攻法で作っていますので、安心してご覧ください」と“王道”宣言も飛び出した。なお、レッドカーペットが敷かれた歌舞伎町のセントラルロードは、『シン・ゴジラ』の公開を記念し、“ゴジラ・ロード”に改名されることが発表された。ゴジラの名称が、地名に使用されるのはこれが初めて。“ゴジラ・ヘッド”を有するTOHOシネマズ新宿へと向かう道の名称として、これ以上のものはなく、今後歌舞伎町の新たな名所となりそうだ。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)から全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月25日12年ぶりに日本で製作された『ゴジラ』シリーズ最新作『シン・ゴジラ』のワールドプレミアが7月25日、東京・歌舞伎町のTOHOシネマズ新宿で開催され、劇場前のセントラルロードで本作に登場するゴジラと同じ全長118.5メートルのレッドカーペットが敷かれた。また、この日『シン・ゴジラ』公開を記念し、同所が“ゴジラ・ロード”に改名されることが発表された。ゴジラの名称が地名に使用されるのは、史上初となる。『シン・ゴジラ』ワールドプレミアその他の写真記念すべきレッドカーペットには主演の長谷川博己をはじめ、竹野内豊、石原さとみ、高良健吾、松尾諭、市川実日子、大杉漣、塚本晋也、尾上克郎准監督、樋口真嗣監督、庵野秀明総監督が勢ぞろい。駆けつけたファン約3000人の熱烈歓迎を受け、長谷川は「すごい熱気で自分がトム・クルーズになった気分(笑)。ポケットに入るモンスターを追いかけるのもいいですけど、この夏は世界最大のモンスターであるゴジラを追いかけてもらえれば」とアピールにも熱が入った。さらに長谷川は「豪華なキャストと日本を代表する監督たちが揃って、すばらしい作品になりました。熱く、そして皆さんの心に訴えかける激しさがある作品。日本の伝統文化でもあるゴジラを、ぜひ大スクリーンで体感してください」と熱弁をふるった。「ぜひ女性にも楽しんでもらえれば」(竹野内)、「人それぞれ、受け取り方が違う作品。皆さんの感想を聞いてまわりたいです」(石原)、「ゴジラ対人間はもちろん、人間対人間のドラマにも、今だからこそ伝わるメッセージがこめられている」(高良)と共演陣も思い入れは格別。庵野総監督は「純粋に何の先入観も持たずに、見ていただきたい。正攻法で作っていますので、安心してください」と“世界初披露”に感無量の面持ちだった。『シン・ゴジラ』7月29日(金)公開取材・文・写真:内田 涼
2016年07月25日「エヴァンゲリオン」シリーズの生みの親にして、世界中にその名を轟かせている庵野秀明が脚本・総監督を務める『シン・ゴジラ』。完成報告会見で強い手ごたえを語った庵野総監督自らが構成・編集を務めた最新予告編がこの度公開された。今回、公開された予告編にはゴジラが襲撃する現代日本の政府関係者・矢口蘭堂役の長谷川博己、同じく政府関係者・赤坂秀樹役の竹野内豊、米国エージェント、カヨコ・アン・パタースン役の石原さとみに加え、高良健吾、大杉漣、柄本明、余貴美子、市川実日子らが登場。話し合いが行われる間、日本中が混乱し、国民が逃げる様子が映し出されている。さらに自衛隊から攻撃を受けるゴジラや、映像の終盤には雄叫びと共に紫色の光を放つ姿も…。シリーズ初のフルCGで描かれる本作のゴジラは、史上最大の体長118.5mという、想像を遥かに超える最強の完全生物として日本に上陸するのだ。『ゴジラ FINAL WARS』以来、約12年ぶりの日本製作のゴジラシリーズとなる『シン・ゴジラ』。長谷川さん、竹野内さん、石原さん主要キャストほか斎藤工、前田敦子ら総勢328名豪華キャストが集結している。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月19日12年ぶりの“国産ゴジラ”映画『シン・ゴジラ』の完成報告会見が7月19日(火)、都内で行われ、脚本・編集・総監督を務める庵野秀明が出席。「僕自身、救われた気持ち。これからもエヴァを作り続けることができると思います」と決意を新たにしていた。関係者から「質問は本作に関するもののみ。エヴァに関してはご遠慮ください」とお達しがあったこの日の会見。一方、庵野監督は開口一番「最初に謝っておきたいのは、『エヴァ』の新作を長らくお待たせしてしまっていること。ファンの皆さんには深く深くお詫びします。申し訳ないです」と率直な心境を語った。さらに「僕自身にとって、エヴァンゲリオンは僕の魂であり、魂を削り取るような作品。前作(『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』)で削り切ってしまい、何も作れない状況だった」と告白。『シン・ゴジラ』のオファーについては、「ゴジラの魅力は第1作に集約されているし、超える自信も近づく自信もなかったので最初はお断りした。もしも、わずかでも近づけるなら、(第1作と)同じようなことをやるしかなかった」とふり返った。特撮に造詣が深い庵野監督だが、本作ではあえてフルCGのゴジラを登場させ、「映像表現の選択の幅が広がったいま、CGがもっている人間的じゃない部分を活かしたかった」とコメント。「素晴らしい仕上がりで、日本のCGに対する印象が変わるはず。この映画で日本映画の何かが変われば」と強い手応えを示した。会見には庵野総監督に加えて、長谷川博己(矢口蘭堂役)、竹野内豊(赤坂秀樹役)、石原さとみ(カヨコ・アン・パタースン役)が出席。物語の中心的人物を演じる長谷川さんは、「圧倒されました。誰にも真似できない新しいゴジラ、そして新しい日本映画」と興奮しきり。「メッセージ性が高い作品。久しぶりに『映画を観た』と実感した」(竹野内さん)、「怖くて震えました。撮影は孤独でプレッシャーもあり、胃が痛い毎日でした」(石原さん)と熱い思いを語っていた。同日、過去の『ゴジラ』シリーズとして最大規模となる世界100の国と地域での配給決定が発表された。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)から全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月19日12年ぶりに日本で製作された「ゴジラ」シリーズ最新作『シン・ゴジラ』の完成報告会見が7月19日、都内で行われ、脚本・編集・総監督を務めた庵野秀明が出席し、「日本映画の何かが変われば」と強い手応えを示した。同日、過去のシリーズとして最大規模となる世界100の国と地域での配給決定が発表された。その他の写真&予告編映像会見冒頭、「まずは『エヴァ』ファンの皆さんに謝っておきたいです。長らく(新作を)お待たせしてしまい、申し訳ないが僕自身にとって、魂を削り取る作品であり、前作(ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q)で削り切ってしまった」と挨拶した庵野総監督は、『シン・ゴジラ』完成を機に「今は救われた気持ち。言葉にならない」といい、「これで今後もエヴァを作り続けることができると思います。『ゴジラ』も本気でやっておりますので」と決意を新たにしていた。当初は「最初の『ゴジラ』を超える自信も、近づく自信もないのでお断りしていた」といい、「わずかでも近づけるには、同じようなことをやるしかなかった」。本作ではフルCGのゴジラが大暴れしており、「CGが持っている人間的じゃない部分を生かした。CGも素晴らしい出来で、日本のCGに対する印象も変わるはず」と話していた。会見には庵野総監督をはじめ、長谷川博己、竹野内豊、石原さとみが出席。「圧倒されました。誰にも真似できない、新しいゴジラ。新しい日本映画が完成した」(長谷川)、「メッセージ性が強い作品。フルCGの映画だが、SF感がないのも驚いた」(竹野内)、「怖くて震えました。残酷であり、3.11の経験もよみがえってきた。撮影中は胃が痛い毎日だった」(石原)と本作への思いを語った。『シン・ゴジラ』7月29日(金)公開
2016年07月19日映画『シン・ゴジラ』の公開を記念した展覧会が、2016年7月29日(金)から8月7日(日)まで、東京・新宿のビームス ジャパンで開催される。誕生から約60年、これまでに日本で計28作品が製作され、世界でも幅広い人気を博している「ゴジラ」の国内12年ぶりとなる新作映画『シン・ゴジラ』。脚本・総監督は、人気アニメ「エヴァンゲリオン」の生みの親である庵野秀明で、シリーズ初のフルCGで描かれる。期間中は、店内のイベントスペースに1/60サイズのシン・ゴジラ像、迫力満点のジオラマ等が展示されるほか、会場限定のオリジナルグッズとして、ゴジラのロゴに使用されている「ゴ」の文字を刺繍したキャップと、新進気鋭グラフィックデザイナー/イラストレーターのモリタクマが手がけたイラストを配したプリントTシャツが販売される。【開催概要】映画『シン・ゴジラ』展開催期間:2016年7月29日(金)〜8月7日(日) ※予定会場:ビームス ジャパン イベントスペース<限定グッズ>・キャップ価格:3,500円+税カラー:ネイビー、ホワイト、ブラック・Tシャツ価格:3,800円+税カラー:ブラック、ホワイト ※それぞれイラストが異なる。
2016年07月15日12年ぶりに日本で製作された新たなるゴジラ作品『シン・ゴジラ』の公開を7月29日(金)に控え、全国各所でコラボレーション企画が続々と決定しているなか、本作が航空会社・スターフライヤーとコラボし、ゴジラ史上初の「シン・ゴジラジェット」が就航する運びとなった。そして7月10日、主演を務めた長谷川博己がお披露目式に参加し就航を祝福した。『ゴジラ FINAL WARS』以来、約12年ぶりの日本製作のゴジラシリーズとなる『シン・ゴジラ』。シリーズ初のフルCGで描かれる本作のゴジラは、史上最大となる体長118.5メートルのスケールはもちろん、想像を遥かに超える最強の完全生物として、“大いなる恐怖”を持ってスクリーン登場。主演の長谷川さんをはじめ、竹野内豊、石原さとみら若手から個性派俳優陣、また歌手、アーティストなど、ジャンルを超えた超豪華328人が大集結している。本作はこれまで様々なコラボ企画を実施しており、北海道の石狩浜では実寸大のゴジラの足跡サンドアートが実施。東京湾の海ほたるでは、実寸大足型に加え館内を『シン・ゴジラ』がジャック。「サンドアート」で“陸”を制し、「海ほたる」では“海”を、そして今回、60年以上の歴史を持つゴジラシリーズの中でも唯一制すことのできなかった“空”を制す。いままで、さまざまな飛行機を撃ち落としてきたゴジラだが、スターフライヤーの機体の特徴であるコーポレートカラーの「黒」と、ゴジラカラーともいえる「黒」という親和性から、今回の異例のコラボレーションが実現したという。この日、「シン・ゴジラジェット」のお披露目式に参加した長谷川さんは、ゴジラの着ぐるみと共に、就航を祝福。そして、ゴジラの着ぐるみはその後、「シン・ゴジラジェット」に乗り込むお客様たちをお見送り。子どもたちの中にはゴジラの怖さに泣き出してしまう子もいたが、海外からの旅行客には絶大な人気を発揮!空港中の注目を集めていた。長谷川さんは「シン・ゴジラジェット、スターフライヤーの黒とマッチしていて、とても格好いいですね!まさに、童心に帰る気分で、ぜひ乗ってみたいです」とコメント。また「いま、着々とゴジラブームがやってきている感じがするし、このジェットで日本中のゴジラブームを”空”から広げてもらえたら嬉しいです。飛行機と同様、映画『シン・ゴジラ』も日本中に、そして、世界に羽ばたいていって欲しいです」と期待を寄せていた。なお今回の「シン・ゴジラジェット」は、1日6便全国6都市にて12月まで就航予定とのこと。縦5m×横8mの巨大ゴジラを、ぜひこの機会に確かめてみては?『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月11日放送25周年を迎える大人気アニメ「クレヨンしんちゃん」。この度、7月22日(金)の放送にて、ゴジラ映画の最新作『シン・ゴジラ』と、 夢のコラボレーションを果たすことが分かった。東京湾に謎の巨大生物が出現! その怪獣“ゴジラ”は、なぜかカスカベに向かって移動を始めた。知らせを受けたしんのすけらカスカベ防衛隊たちは、自分たちの基地がある「ふたば幼稚園」に緊急出動する。ついにカスカベの街に上陸したゴジラは、ローンがまだ32年も残っている野原家をはじめ、次々と住宅を破壊していく! 自分たちの街が潰されていく現実に、焦る防衛隊メンバー。そんなとき、ボー博士が「こんなこともあろうかと…」と発明した新薬を取り出す。それは、身体も気持ちも大きくする薬“オヤジジェン・オオキクナルヤー”だった。しんのすけはカスカベを守るため、ひとり巨大化し、ゴジラと闘うことになるが…!?今回の“しんちゃん対ゴジラ”。この夢のタッグは、ゴジラの新作映画のタイトルが『“シン”・ゴジラ』だと知った「クレヨンしんちゃん」スタッフが、勝手に“縁”を感じてオファーし実現したもの。「ゴジラ」は、アメリカではすでにアニメ化になっているが、日本のテレビアニメに登場するのは今回が初めて。コラボにあたって、脚本家・中弘子や、『ゴジラ』シリーズのファンだったというムトウユージ監督をはじめとする「クレヨンしんちゃん」スタッフは、『シン・ゴジラ』を徹底研究。特徴ともいえる長い尻尾の動き、不揃いな歯、赤黒い皮膚など、庵野総監督のオリジナル設定を忠実に再現。また、ゴジラのほうこうは、本物のゴジラの音源を使用するなど、徹底したこだわりが詰まっている。『シン・ゴジラ』監督・特技監督の樋口真嗣は「今回、ついに! 特撮愛あふれるムトウユージ監督の手によって、普段だったら絶対許されない共演、お祭りです! いち視聴者として、本当に楽しみです」と喜びを語り、「録画予約せずにテレビの前で膝を揃えて待機します。みんなもテレビの前に集合だ!」とコメント。また、ムトウ監督も「『ゴジラ』とコラボするなんて夢の様です。しんちゃんならではの『シン・ゴジラ』コラボ、ゴジラ勝つか? しんちゃん勝つか? カスカベを揺るがす驚愕の奇跡の二大ヒーローの戦いを是非“みれば ~!”」とメッセージを寄せた。さらに、今回のコラボを記念して、テレビ朝日が六本木ヒルズと連動して開催する夏の大型イベント「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」に、7月16日(土)より「クレヨンしんちゃん」と『シン・ゴジラ』がスペシャルコラボした撮影スポットが出現! しんのすけと愛犬・シロ、そして迫力満点のゴジラの巨大フィギュアがお目見えするようだ。一体、しんのすけたちはどのようにゴジラに立ち向かうのか? スペシャルな対決をぜひ見届けてみて。「しんのすけ対シン・ゴジラだゾ」は7月22日(金)19時30分~テレビ朝日にて放送。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月03日主演の長谷川博己をはじめ、竹野内豊、石原さとみら、日本映画界を代表するオールスターキャスト、総勢328人が集結する映画『シン・ゴジラ』。人気アニメシリーズ「エヴァンゲリオン」とのコラボが話題となっていたが、この度、新たに「ゴジラ対エヴァンゲリオン」第3弾のコラボビジュアルが解禁となった。『ゴジラ FINAL WARS』以来、約12年ぶりの日本製作のゴジラシリーズとなる本作。2014年に10年ぶりの復活を遂げたハリウッド版『GODZILLAゴジラ』は63の国と地域で公開され大ヒットを記録。シリーズ初のフルCGで描かれる本作のゴジラは、史上最大となる体長118.5mのスケールはもちろん、想像を遥かに超える最強の完全生物として、“大いなる恐怖”を持ってスクリーン登場する。そんなゴジラと対峙するのは、主演で内閣官房副長・矢口蘭堂官役の長谷川さんをはじめ、竹野内さん、石原さん、高良健吾、大杉漣、國村隼ら。そのほかにも、若手から個性派俳優陣、また歌手、アーティスト、映画監督など328人が出演し、撮影時期には「ゴジラの現場以外、日本から俳優が消えた」と多く人たちから言われたほど。4月に解禁された予告映像は、すでにYouTubeで300万回再生を突破し、脚本・総監督を、「エヴァンゲリオン」の生みの親である庵野秀明が務めていることで実現した一大プロジェクト「ゴジラ対エヴァンゲリオン」のコラボレーションも各方面で大きな話題を巻き起こしている。そして第1弾と第2弾のコラボビジュアルを手掛けた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の監督・前田真宏、“怪獣絵師”の異名をとるイラストレーター・開田裕治が描く「ゴジラ対エヴァンゲリオン」に続き、ファン待望コラボビジュアル第3弾が到着!今回作画を担当したのは、2008年には「タイム」誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に選出、また「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」、「シュウ ウエムラ」、「六本木ヒルズ」などのプロジェクトや、カニエ・ウェスト、ファレル・ウィリアムス、「ゆず」など、ミュージシャンとのコラボレーションでも知られ、日本のみならず世界的に活躍する現代アーティストの村上隆。昨年秋から開催されていた「村上隆の五百羅漢図展」では31万人を動員し、「第66回芸術選奨文部科学大臣賞」受賞など、現代美術でいま最も注目を集めている人物だ。今回完成したアニメ・マンガのキャラクターなどを日本絵画伝統の流れで描く村上氏の「ゴジラ対エヴァンゲリオン」は、これまでに公開されたコラボビジュアルとは全くイメージが異なる唯一無二の迫力ある一枚に仕上がっている。「ゴジラ」と「新世紀エヴァンゲリオン」は、「SUPERFLAT」(ロサンゼルス現代美術館など巡回)、「Coloriage(ぬりえ)」(パリ・カルティエファウンデーション)と合わせて3部作となるキュレーション展を行った「Little Boy」展に、日本の戦後を象徴する作品として選ばれており、カタログの解説で村上氏は、「(ゴジラ)かつて日本人が生み出したキャラクターに、ゴジラほど恐ろしい形相の怪物はなかった。核の恐怖は日本人の創造性の領域にまで多大な影響をもたらしたのだ。これ以降、核の恐怖のイメージは日本のポップカルチャーの底流として流れ続けていく」「(新世紀エヴァンゲリオン)ある意味で庵野の分身であるシンジを悩ませる『居場所探し』の問題は、現代日本の突破不全な難問である。ようやく戦争のトラウマを乗り越えたか、と思ったのも束の間、その先を自力で造り上げられぬジレンマの核を日本は今探している真っただ中なのである」とそれぞれ作品について語っている。またこのビジュアルは、7月18日(月)より電子マネーnanaco(ナナコ)カードの券面として使用されるほか、様々なグッズ商品にも使用される予定とのことだ。『シン・ゴジラ』 は7月29日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月28日体感型アトラクションシアターとして注目を集めている4DX。この夏、日本映画の超話題作である『ONE PIECE FILM GOLD』と『シン・ゴジラ』の2作品が4DXで公開されることが決定。ジャパンメイドの話題作が4DX版で続々公開される2016年は、まさに日本映画界の4DX元年ともいえるだろう。体感型アトラクションシアター4DXは、映画のシーンに合わせて「座席が動く」、「雨が降る」、「匂いが香る」、「風が吹き付ける」など多彩な特殊効果が楽しめる次世代型シアター。観客はまるで劇中にいるような臨場感が味わえ、いままでの「映画を観る」から「映画を体感する」へと、革新的な転換を可能にした。2013年に国内初導入された4DXは、これまでにない体感型シアターとして注目を集め、現在全国37劇場に導入。そして今夏も全国各地でオープンが発表されている。体感型の次世代シアターシステムというハード面に注目が集まる一方で、ソフト面でも今年は大きな転換期。これまではハリウッド映画を中心に、昨年の『ジュラシック・ワールド』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が4DXで公開され、大ヒットを記録。そして今年に入り、ジャパンメイドの映画作品が次々と4DX化されているのだ。現在公開中の『雨女』においては、劇場内に雨を降らせ、梅雨時にぴったりの恐怖を体感できると話題に。さらに大ヒットした人気アニメ作品『ガールズ&パンツァー劇場版』も、この効果で動員を大幅に伸ばした。また、つい先日公開された『デッドプール』や『貞子vs伽椰子』もこの4DXでの上映も実施され、人気を博している。そしてこの夏、ついに『ONE PIECE FILM GOLD』と『シン・ゴジラ』の2作品が4DXで公開される。シリーズ初の4DX版となる『ONE PIECE FILM GOLD』では、ルフィと麦わらの一味の派手で爽快なバトルが、12年ぶりの復活で話題となっており、一方『シン・ゴジラ』では、ゴジラが起こす地響きを体感することができるという。これから公開される洋画でも『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』『ジャングル・ブック』など注目作が目白押し。そんな中、日本の映画市場で躍進する新しい試み4DXをぜひ日本映画でも体感してみて。『ONE PIECE FILM GOLD』は7月23日(土)より全国にて公開。『シン・ゴジラ』は7月29日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月21日ギャレス・エドワーズ監督が『GODZILLA ゴジラ』続編から降板した。2014年の同ヒット作続編降板にあたりエドワーズ監督はワーナー・ブラザースとレジェンダリーの両社と友好的な決裂を迎えたとデッドラインは報じている。今後製作陣は新たな監督探しをすることになるが、同作は先日2019年3月22日に公開が遅らされており、エドワーズ監督がすでに降板の意向を示していたことで新たな人材探しに十分な時間をとるために公開日を変更したのではないかとみられている。『ゴジラ』作品第30弾となった前作にはブライアン・クランクストン、渡辺 謙、エリザベス・オルセン、アーロン・テイラー=ジョンソンらがメインキャラクターとして登場していた。今回降板が明かされたエドワーズ監督は、今年12月公開予定となっている『ローグワン / スターウォーズ・ストーリー』の撮影を終えたところで、今後は編集業務にあたっていくところだと考えられている。『ゴジラ』作品としては今後2020年5月29日に『ゴジラVSキングコング』の公開が予定されているが、詳細については現在のところほぼ明らかになっていない。(C)BANG Media International
2016年05月17日