『ジャスティス・リーグ』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのエズラ・ミラーが、先週末にハワイのカラオケバーで事件を起こし、治安びん乱とハラスメントの容疑で逮捕されたことがわかった。地元警察によると、27日の午後11時半ごろ(現地時間)、エズラはバーでカラオケを楽しむ人々のそばで卑猥な言葉を大声で叫び始めた。歌っていた23歳の女性からマイクを奪い(治安びん乱)、ダーツをしていた32歳の男性に突進(ハラスメント)したりと、暴れた模様。バーのオーナーは何度もエズラに「落ち着いてください!」と呼びかけたが、応じなかった。そのため、警察が呼ばれて逮捕に至ったという。エズラはすでに500ドルの保釈金を納めて釈放されている。この保釈金を支払ったのは、エズラがハワイ滞在中、家に泊めてくれていた夫婦だった。夫婦のうち妻がファーマーズマーケットでエズラと出会って意気投合。家に泊めることになったのだという。数日間は3人で楽しく過ごしていたが、バーでの事件後、夫婦は地方裁判所にエズラに対する一時的接近禁止命令を申請。提出された書類によると、エズラは「突然夫婦の寝室に入ってきて、『おまえとおまえのふしだらな妻を埋めてやる!』と脅した」といい、さらにエズラが夫婦の財布、パスポート、免許証などを盗んだ疑いもあるという。エズラはクリーデンス・エアボーンを演じる『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』、自身がタイトルロールのフラッシュを演じる『The Flash』(原題)の公開を控えている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 2022年4月8日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.
2022年03月30日交流戦も最終節である。今週末『NTTジャパンラグビー リーグワン2022』第11節を迎える。翌週の休みを挟み、4月9日(土)・10日(日)からは同一カンファレンスの戦いが第2ラウンドへ突入するのだ。リーグ戦は第16節まで、いよいよ後半戦がはじまろうとしているのである。最後の交流戦を前にここまでの戦いぶりを振り返ってみたい。首位は9勝1敗・勝点42の東京サンゴリアス、2位は8勝2敗・勝点39のクボタスピアーズ船橋・東京ベイ、3位は8勝2敗・勝点36の埼玉ワイルドナイツとなっているが、実際に試合を行った中では埼玉WKが8戦全勝をマーク。埼玉WKは開幕直前に新型コロナウイルス陽性者が続出し、第1・2節は不戦敗となった。第4節こそコベルコ神戸スティーラーズに41-37のギリギリの逆転勝利となったが、それ以外は危なげなく白星を積み重ねる。『NTTリーグワン2022』第7節では『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』プレーオフトーナメント決勝のリベンジに燃える東京SGを34-17のダブルスコアで返り討ちにしている。ベンチに代表クラスがズラリと控える選手層に鉄壁の守備、そしてSO松田力也&FB山沢拓也のダブル司令塔など、埼玉WKは安定した強さを見せ付けている。世界的名将のロビー・ディーンズ監督もFB山沢に「本当に素晴らしい貢献をしてくれる選手、10番も15番もこなせる選手だと信じている。いい15番とは、ゲームに絡んでいくことができる。山沢は自分からボールをもらいに行くことができ、なおかつスピードもある。彼がボールを持つことで相手に脅威を与えられる」と太鼓判を押す。1か月前、埼玉WKに完敗を喫したからと言って、東京SGが戦力的に劣るわけではない。埼玉WKに敗れた翌週には神戸Sに8トライ8ゴールを決めて56-17の圧勝。第9節は主力を欠くS東京ベイに苦戦しながらも33-29で勝利を飾ると、前節はシャイニングアークス東京ベイ浦安を相手に今季最多得点の69-29で大勝した。前節はこれまでFBを担ってきたニュージーランド代表のダミアン・マッケンジーをSOで初起用、最後尾にはWTB尾崎晟也を据えた。中村亮土&サム・ケレビの日豪CTBコンビの代わりに埼玉WKから移籍してきた森谷圭介とWTBとして試合に出ていた中野将伍を配置。ショーン・マクマーンに代わり、テビタ・タタフがNO8の先発に名を連ねた。これまでとメンバーを入れ替えつつ、10トライをマークするのだから、アグレッシブアタッキングラグビー恐るべし。『トップリーグ2021』最多トライゲッターのテビタ・リーも直近3試合で7トライと爆発。シーズン終盤へ向けて、ケガ人や不測の事態にも対応するオプション作りに余念はない。ミルトン・ヘイグ監督は10番マッケンジーについて「本人も10番でのプレーを希望していた。今日はゲームコントロールができていたし、勢いがありどんどん前へ仕掛けていた。彼のパフォーマンスには満足している」と評価した。3月11日に東京SGに惜敗したとはいえ、S東京ベイも充実した戦いぶりを見せている。そもそも東京SG戦はほぼベストメンバーの相手とは対照的に、南アフリカ代表44キャップのHOマルコム・マークスに日本代表主将のFLピーター・ラピース・ラブスカフニ、そしてルアン・ボタ、デーヴィッド・ブルブリング、ヘル ウヴェのLO勢、さらにはニュージーランド代表48キャップのCTBライアン・クロッティを欠いていた。主力が何人もいないにもかかわらず、接戦に持ち込んだのだ。選手層と経験値がS東京ベイの課題とされてきたが、昨季『トップリーグ』で初の4強入りを果たし、今季は若手を組み込みながら東京SGを相手に好試合を披露。前節ではボタ、ブルブリング、クロッティが戦線復帰し、東芝ブレイブルーパス東京とのフィジカルバトルを43-28で制した。SO岸岡智樹、WTB根塚洸雅が待望の初トライをマークした(根塚は2トライ)。S東京ベイは初のタイトル獲得へ、確実に階段を上っている。1位東京SG、2位S東京ベイ、3位埼玉WKは当日のメンバー、コンディション次第で勝敗が左右されるほど、戦力は拮抗している。だからこそ、プレーオフトーナメントを睨み、1位に座っていたいところ。というのも、プレーオフでは1位と4位、2位と3位の準決勝を経て、決勝を迎える。準決勝から3強対決は避けたいはずだ。しかも、最終節には埼玉WK×S東京ベイがラインナップされている。『NTTリーグワン』第16節と『NTTリーグワン』プレーオフトーナメント準決勝、難しい連戦を強いられることになる。ちなみに東京SGの最終節の相手はトヨタヴェルブリッツ。こちらも連戦の可能性がある。プレーオフトーナメント出場最後の椅子となる4位争いも激しい。4位横浜キヤノンイーグルスが7勝3敗・勝点32、5位トヨタVが6勝4敗・勝点27、6位BL東京が5勝5敗・勝点25と、勝点7差内にひしめく。S神戸は4勝6敗・勝点21と厳しい状況にあるが、ここにきて世界最高峰のCTBの呼び声高い南アフリカ代表ルカニョ・アム、退団から一転電撃復帰となったオールブラック84キャップのUBKベン・スミスが途中加入。大逆転4強入りをまだまだ諦めてはいない。第10節の横浜E×トヨタVは凄まじいゲームとなった。ホストの横浜Eは豪雨・強風・厳寒の悪条件の中、NZ代表LOパトリック・トゥイプロトゥ、南アフリカ代表FLピーターステフ・デュトイ、日本代表NO8姫野和樹とワールドクラスのFWを並べるトヨタVをノートライに抑えた。SO田村優、NO8アマナキ・レレイ・マフィを欠きながら、前半3-9から20-9という逆転勝利にさぞや自信をつけたことだろう。試合後、沢木敬介監督は「難しいコンディションで、このメンバーでしっかりタフに戦えたことが一番の収穫。FWが我慢強いプレーができたと思う。来週のサンゴリアス戦に向けていい流れができたと思う」と次週古巣との対戦へ手応えを口にした。『NTTリーグワン』後半戦を前に行われる最後の交流戦。3強も4位争いをするチームも、まずは目の前の試合に集中していることだろう。第11節は3月27日(日)に開催。S東京ベイ×NTTドコモレッドハリケーンズ大阪・新潟市陸上競技場、横浜E×東京SG・昭和電工ドーム大分、グリーンロケッツ東葛×トヨタV・柏の葉公園総合運動場、SA浦安×ブラックラムズ東京・江東区夢の島競技場、静岡ブルーレヴズ×埼玉WK・IAIスタジアム日本平、S神戸×BL東京・東大阪市花園ラグビー場がキックオフ。各試合のチケットは発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2022年03月25日首位攻防戦だ。『NTTジャパンラグビー リーグワン2022』第9節交流戦で1位クボタスピアーズ船橋・東京ベイと2位東京サンゴリアスが激突する。ともに1敗である。勝点差はわずかに1しかない。両チームとも後半戦へ向けて、そして『NTTリーグワン プレーオフトーナメント2022』を睨み、トップに立っておきたいところである。前節は対照的な試合展開だった。『NTTリーグワン2022』第7節・埼玉ワイルドナイツ戦で17-34のショッキングなダブルスコアでの敗戦を食らった東京SGだが、第8節ではそのショックを完全に払拭。コベルコ神戸スティーラーズを相手に、自慢のアグレッシブアタッキングラグビーが炸裂した。前半11分にラインアウトからモールをドライブされて神戸Sに先制を許すも、3分後にはオーストラリア代表38キャップのCTBサム・ケレビのトライで同点、ニュージーランド代表40キャップのFBダミアン・マッケンジーがCGを決めて逆転すると、トライショーが開演。17分ラインブレイクしたマッケンジーがWTB尾崎晟也とのワンツーパスで相手を置き去りにすると、24分には『トップリーグ2021』トライ王のWTBテビタ・リーが独走トライ。33分にはCTB中村亮土のグラバーキックにマッケンジーが反応、インゴール中央に回り込んだ。28-5で折り返した東京SGの勢いは後半に入っても衰えない。45分、スクラムから左へ展開、ケレビからパスを受けたリーがタッチラインぎりぎりで踏みとどまりトライをマーク、マッケンジーはこの難しい角度のCGもズバリ。57分素早いリスタートからFL小澤直輝がトライを奪取すると、その5分後に神戸Sが一本返す。圧巻は65分。途中出場のSO森谷圭介がランで相手守備網にギャップを生じさせると、パスを受けた中村が突破。中村は同じく途中出場のWTB仁熊秀斗に絶妙なタイミングでノールックバックフリップパス一閃。最後はサポートに走っていたマッケンジーがボールを受けてハットトリックを達成した。71分、神戸Sが意地の3トライ目をマークし、ラストワンプレーを告げるホーンが鳴っても、東京SGは攻め手を緩めなかった。インゴール前でスクラムを選択、何度も神戸Sを押し込んだ。そして途中出場のSH流大からマッケンジー、さらにリーとボールは渡たり、こちらもハットトリック。タイトな角度のCGもマッケンジーが見事に成功させて56-17でノーサイドとなった。ハットトリックにキック8本中8本成功の計31得点を叩き出し、文句なしのプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選ばれたマッケンジーは試合後、「チームとしていいパフォーマンスができた。FWもセットピースのところでいいボールを供給してくれて、自分としてもいい仕事ができた。先週の非常に悔しい試合からカムバックし、今日はチームとしてすごくポジティブなパフォーマンスができた」と振り返った。コンビネーションの成熟度について質問が飛ぶと、マッケンジーはこう答えた。「素晴らしいクラブで素晴らしいチームメイトがいるので楽しめている。全員でコンビネーションが合ってきている感覚がある。サントリーのアタッキングラグビーが自分には合っていると思うし、自分のプレーでチームがより良くなるように心掛けている」ランにパス、キックだけではない。69分にはインゴールへ突進する203cmのJD・シカリングに背後から追い駆けてタックルを決めた。果敢なディフェンスを称えられると、「身体が大きい相手を倒すには、低く入る。低く鋭く入ることを意識して入れた。少し体を痛めてしまったが」とコメントした。指揮官と主将は次のように試合を振り返った。ミルトン・ヘイグ監督「いいゲームだった。前半私たちはいいディフェンスをした。後半は同じようにプレーしたが、いくつか課題も見つかった。とくにキャッチパス、ブレイクダウンのところ。次の試合までに修正しなければいけない。ただボーナスポイントを取れたし、満足している」中村主将「先週負けてがっかりしてからのスタートだったが、選手みんなが気持ちを切り替えて、しっかり修正すべきところに向き合って修正し、東京サンゴリアスのラグビーができた。本当にチームメイトを誇りに思うし、たくさんスクラムを組んでくれたFW陣に感謝したい」主将はディフェンスの充実ぶりを口にした。「ディフェンスがよかった。前半のほとんどがターンオーバーからのトライ。我慢してペナルティせずにディフェンスできた。先週負けて課題が明確になった。ペナルティとオフサイド、ロールアウェイを意識して、今日は余裕を持ってディフェンスできた」さらにマッケンジーとのコンビについて、こう手応えを口にした。「彼の出すパスのタイミングとか、試合を重ねるたびに合ってきた。同じ絵を見てプレーすることができている。どんどんコミュニケーションを取ることでどんどんよくなっている」接点とスクラムで前に出続けたLO辻雄康とリズミカルな球出しでアタックをリードしたSH齋藤直人は、次のようにコメントした。辻「セットプレーでもフィールドプレーでも相手に対してプレッシャーを与え続けられたので、それがアグレッシブアタッキングラグビーにつながったのでは。自分がサントリーのためにできることは、フィジカルで相手を押し戻したり、ボールキャリーで前に出ること。接点で相手にしっかりダメージを与えていくことを意識した」齋藤「前半から自陣からでもチャンスがあれば攻めていこうと。ミスもあったが、最後までそれを貫けたのでよかった。パナソニック戦の後はショートウィークだったので、すぐに神戸戦へ切り替えた。もう一度サントリーらしさを出そうと。エリアを問わずチャンスがあればアタックして、その中でキックを使う。そういうところはハーフ団の役割、10・12番と意思疎通してやった」3月7日のメディア対応にはFL小澤が出席。日本代表4キャップの社員戦士は神戸S戦を次のように振り返った。「パナソニック戦の課題は自分たちで我慢し切れなかったところ。自分たちのディフェンスにしっかり自信を持って、不用意なペナルティをしない。そういう部分ではその前の週の試合と比べて、神戸戦は改善できた。中でもカウンターからのトライだったり、サンゴリアスらしいトライが取れたので、そこから自信を持ってディフェンス、アタックができた」小澤は一人ひとりが埼玉WK戦の敗戦を受け止めたと言う。「ワイルドナイツ戦が終わった後、選手主体の4グループぐらいのミーティングを実施した。その時挙がった課題はペナルティ。なぜペナルティが起きたのかまで、一人ひとりが考えた。いつもよりも一歩踏み込んで考えた結果、神戸戦でペナルティが減った要因になるのでは。試合の中で修正するというのができず、フラストレーションを溜めていたので、そういう場合はどうするか話し合った。チームとしてしっかり受け止めて次に向かうひとつの敗戦だったと思う」次戦・S東京ベイ戦へ向けてはこう抱負を語った。「FWが大きく、外国人メンバーが多いので、フィジカルバトルでまず負けない。継続して不要なペナルティをしない。相手の土俵で戦わないというのが大事になる。大きいFWを前面に押し出したプレー、スクラム、ラインアウト、モールがキーポイントになってくる。不要なペナルティを与えると角に持っていかれて、モールからのアタックが出てくるので、それをいかにさせないかというのが大事」一方、S東京ベイは第8節で静岡ブルーレヴズと対戦。勝つには勝ったが、前半と後半で異なる戦い模様となった。ルアン・ボタ、デーヴィッド・ブルブリング、ヘル ウヴェのLO勢に日本代表主将のFLピーター・ラピース・ラブスカフニ、元NZ代表48キャップのCTBライアン・クロッティを欠いたS東京ベイだったが、前半はこれまで通りに圧力をかけた。6分CTBテアウパ シオネが先制トライを決めると、17分WTB根塚洸雅のラインブレイクからサポートに走ったSH藤原忍がトライ。21分には残り10mでのラインアウトからモールと思いきや、PRオペティ・ヘルがショートサイドへ回り込んでそのままトライ。27分に静岡BRに一本返されるも、37分オーストラリア代表71キャップのSOバーナード・フォーリーがPGを成功。41分には今度はラインアウトからドライビングモール、最後は南アフリカ代表44キャップのHOマルコム・マークスが飛び込んで27-7で前半を終えた。後半は五分の展開から53分に反則の繰り返しでFLファウルア・マキシがシンビン(10分間の一時退場)となると風向きが変わる。55分にSOサム・グリーンがトライ、FB奥村翔がCGを決めると、2分後にはS東京ベイがPGで加点して30-14。マークスがケガでピッチを去ると、さらに旗色は悪くなる。この日100キャップのHO日野剛志が連続トライをゲットする。60分にラインアウトからのモールが崩れたが、日野がディフェンスラインの穴を突いてインゴールへ、69分にはそのままモールを押し込んだ。ただCGは2本連続で失敗し、30-24。その後S東京ベイが時間を有効に使いノーサイドを迎えた。反省点の多い白星にも、ヘッドコーチとキャプテンはポジティブにとらえた。フラン・ルディケHC「大事なことは勝ち続けること。自分たちの信じたラグビーをして勝ち続けたい。前半と後半、ふたつの戦いがあった。前半は選手たちが役割を遂行し、後半はミスから相手に勢いを与えた。若手がゲームの中で我々のシステムを知ることができてよかったし、ステップアップしてくれてよかった。ケガ人がいる中、こうして勝ててよかった」立川理道主将「前半はうまくコントロールしながらゲームを進められてよかった。最後の15分はさらにタフな状況だったが、一人ひとりがしっかり判断して勝ち切れた。経験の少ない選手が出ながら、しっかり勝って反省できるのはよかった。ショートウィークだが、サントリー戦にしっかり備えたい」初トライをマークし、POMに選出されたオペティと初先発初トライを記録した藤原は、こう語った。オペティ「ハードワークが実ってよかった。ブルーレヴズにしっかりプレッシャーをかけてられた。後半風が強くてプレッシャーをかけ切れなくなったが、ベストを尽くした。次に繋げていきたい。(初トライについて)自分ができることで貢献した。自分だけではなく、みんなのおかげ。自分が大きく動くようにプランを作ってくれた。あとはみんなのハードワークの結果がトライに繋がり自分もハッピーだし、みんなもハッピーだと思う。(東京SG戦について)アタッキングマインドがすごいし、大きくて強いし、動きも速い。ただ、自分としては来週もパフォーマンスをしっかり出していきたい。練習でも一日目からエネルギーを上げてしっかりやり、チームメイトを信頼して、いい試合にしたい」藤原「いい入りからトライを奪えたが、後半は流れが向こうにいってから、流れを変えられなかった。(初トライについて)WTBがラインブレイクしてくれたので信じてサポートした。『いいプレーをしてやろう』とは思っていないし、やるべきことをやった結果。ブレイクダウンで周りを生かせていないシーンがあったので、次の相手は強いが、プレッシャーの中、周りを見て生かしていきたい。(東京SG戦について)すごいアタッキングラグビーをしてくるし、ディフェンスもすごい。反則をしないイメージ」試合登録メンバーは以下の通り。【東京サンゴリアス】1石原慎太郎、2堀越康介、3垣永真之介、4辻雄康、5小林航、6下川甲嗣、7小澤直輝、8ショーン・マクマーン、9流大、10田村煕、11テビタ・リー、12中村亮土、13サム・ケレビ、14尾崎晟也、15ダミアン・マッケンジー、16北出卓也、17森川由起乙、18須藤元樹、19ハリー・ホッキングス、20飯野晃司、21齋藤直人、22中野将伍、23テビタ・タタフ【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】1北川賢吾、2杉本博昭、3オペティ・ヘル、4松井丈典、5青木祐樹、6トゥパ フィナウ、7末永健雄、8ファウルア・マキシ、9谷口和洋、10バーナード・フォーリー、11根塚洸雅、12立川理道、13テアウパ シオネ、14金秀隆、15ゲラード・ファンデンヒーファー、16大塚健太郎、17羅官榮、18松波昭哉、19堀部直壮、20千葉雄太、21藤原忍、22岸岡智樹、23山崎洋之東京SGは頭部へのコンタクトの対処手順におけるコーチングの介入を経て、出場停止処分が1週間減免されたNO8タタフが第4節以来の登場となる。さらにWTB中野の戦線復帰も心強い。東京SGが充実のメンバーを並べるのに対して、S東京ベイは前節に続き、ボタ、ブルブリング、ウヴェ、ラブスカフニ、クロッティが欠場。さらにマークスも欠くというスクランブル状態に陥った。果たして、首位に立つのは東京SGか、S東京ベイか。『NTTリーグワン2022』第9節・東京SG×S東京ベイは3月11日(金)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)東京サンゴリアス対クボタスピアーズ船橋・東京ベイNTTジャパンラグビー リーグワン 2022 DIVISION 1のチケット情報東京サンゴリアスのチケット情報クボタスピアーズ船橋・東京ベイのチケット情報ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2022年03月10日『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』第7節でふたつの注目カードがラインナップされている。ひとつが埼玉ワイルドナイツ×東京サンゴリアス。『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』プレーオフトーナント決勝の再現である。そしてもうひとつがクボタスピアーズ船橋・東京ベイ×トヨタヴェルブリッツ。『トップリーグ2021』4強対決であり、『NTTリーグワン2022』上位決戦でもある。前回の対戦でも手に汗握る好ゲームを繰り広げた。4月11日『トップリーグ2021』第7節でクボタスピアーズ(当時)とトヨタ自動車ヴェルブリッツ(当時)が激突。5分に南アフリカ代表HOマルコム・マークスが強引にインゴールにボールを運べば、11分にはCTBロブ・トンプソンの突破から南ア代表70キャップのFBウィリー・ルルーとつなぎ、最後はWTBヘンリー ジェイミーが走り切ってトライを返す。16分にクボタのCTB立川理道のグラバーキックをCTBテアウパ シオネが抑えれば、20分にはトヨタのSOライオネル・クロニエがPGを決める。前半終盤にはPR山本剣士、FLピーター・ラピース・ラブスカフニがシンビンで10分間の一時退場となりピンチに陥るが、前半は何とかクボタが14-8とリードをしたまま折り返した。だが後半早々に早いリスタートからFLフェツアニ ラウタイミが抜け出して独走トライ、クロニエのCGも決まり、ついにトヨタが15-14と逆転する。14分にフォーリーがPGを成功させてクボタが逆転すると、3分後にはクロニエのPGでトヨタが再逆転。ならばと24分にはマークスがFWとは思えない身のこなしでこの日2本目のトライをマーク。CGも決めて24-18とする。この後、FBゲラード・ファンデンヒーファーがPGを2本連続で外しセーフティリードを築けないと、ラストワンプレーでドラマが待っていた。自陣22mライン、トンプソンからFBチャーリー・ローレンス、ローレンスからWTB高橋汰地とトヨタがオフロードパスを連続でつなぐと、最後は高橋が快足を飛ばしてトライ。クロニエがサヨナラCGを決めて25-24。シビれるシーソーゲームにピリオドを打ったのだ。そして今季、コロナ禍で試合中止が相次ぐ中、両軍はともに5勝1敗の星を残している。S東京は勝点25で2位、トヨタVは勝点23で3位と6戦全勝・勝点28の首位東京SGに続いている(ちなみに4位は4勝2敗・勝点18の埼玉WK)。上位につける両チームであるが、決して順風満帆ではない。主力を欠いてなかなかベストメンバー組めないS東京ベイがほぼベストの布陣を並べたのは第5節・横浜キヤノンイーグルス戦のこと。一進一退の中28-21とリードして前半を終えると、後半にギアを一段上げたS東京ベイが5トライを叩き込んだ。オーストラリア代表71キャップのフォーリーのキックは12本中6本成功と精度を欠いたが、50-21と圧勝したのだった。一方のトヨタVは今季初陣となる第2節で東京SGに8-50とショッキングな大敗を喫したが、第4節は東芝ブレイブルーパス東京に圧力をかけ続けて33-23で勝利を奪う。続くブラックラムズ東京戦では前半を16-7とリードするも、風下となった後半は苦戦し、何とか23-19で逃げ切った。なかなかパワー全開の快勝とはいかないが、トヨタVは苦しみながら勝点を積み重ねている。2月24日、S東京ベイはトヨタV戦へ向けたメディア対応を実施。フラン・ルディケHC、立川主将、NO8ファウルア・マキシが意気込みを語った。指揮官は次戦へ向けてこうコメントした。「リコー戦がキャンセルになったが、グラウンドに戻って来られてうれしい。しっかり今週も準備しているし、大きなケガ人もいない。クボタウェイを見せるいい機会だと思っている。ファンが盛り上がる試合をしたいと思うので、江戸川区陸上競技場をオレンジ色に染めてほしい」ルディケHCはトヨタVをこのように分析した。「素晴らしいチーム。素晴らしいコーチがいて、素晴らしい選手がいる。FWがよくてBKもいい。アタックもディフェンスもバランスがよく、キッキングゲームでも対応できる。でも我々は自分たちフォーカスして試合に臨むだけ」さらにHCは若手に期待を寄せた。「若手の選手には期待している。高い能力を持っているし、ポテンシャルも高い。彼らが正しく成長できるようにいい環境を与えることが大事。根塚(洸雅)はスペースを見つけてからのカウンターに期待している。山本(剣士)、(オペティ・)ヘルには関してはワークレートが素晴らしい。ヘルはボールを持った時にいい働きを見せてほしい。トヨタの素晴らしいFWを相手にしっかりブレイクダウンしてもらいたい。山本はベンチからインパクトを出してもらう予定。後半の厳しい時間帯に正しい選択をして送り出したい」立川主将は次のようにトヨタ V戦での勝利を約束した。「今週末の相手のトヨタは順位的に近いし、近年接戦で負けてしまっている相手なので、きちんとフォーカスしてしっかり勝ちたい。大きなFWFをしっかり使いながら、ボールを動かせる選手もいるので、オールラウンドなラグビーをしたい。(今季は)大きなFWだけではなく、アンストラクチャーであったり、BKでもトライを取れている。スタッツ的にもいい数字を残せている。去年いろんなところから点を取れるようになったが、今年はよりいろんなパターンでトライ取れるようになり自信につながっている」ニュージーランド代表LOパトリック・トゥイプロトゥ、南ア代表FLピーターステフ・デュトイ、日本代表NO8姫野和樹という錚々たるメンバーを向こうに回すマキシは腕を撫す。「トヨタにはワールドクラスの選手がいるし、フィジカルバトルは今回の試合でキーになるので、楽しみ。そこで負けないようにしたい。ボールキャリーもしたいし、ディフェンスもしっかりタックルにいく」試合登録メンバーは以下の通り。【クボタスピアーズ船橋・東京ベイ】1北川賢吾、2マルコム・マークス、3オペティ・ヘル、4ヘル ウヴェ、5ルアン・ボタ、6トゥパ フィナウ、7ピーター・ラピース・ラブスカフニ、8ファウルア・マキシ、9谷口和洋、10バーナード・フォーリー、11根塚洸雅、12立川理道、13テアウパ シオネ、14金秀隆、15ゲラード・ファンデンヒーファー、16杉本博昭、17山本剣士、18松波昭哉、19デーヴィッド・ブルブリング、20末永健雄、21藤原忍、22桑江健一郎、23バツベイ シオネ【トヨタヴェルブリッツ】1三浦昌悟、2彦坂圭克、3木津悠輔、4秋山大地、5パトリック・トゥイプロトゥ、6ピーターステフ・デュトイ、7古川聖人、8姫野和樹、9福田健太、10ライオネル・クロニエ、11小原政佑、12岡田優輝、13ウィリアム・トゥポウ、14小澤大、15ウィリー・ルルー、16加藤竜聖、17清水岳、18淺岡俊亮、19吉田杏、20フェツアニ ラウタイミ、21茂野海人、22ティアーン・ファルコン、23彦坂匡克果たして、1敗を死守するのはS東京ベイか、トヨタVか。『NTTリーグワン2022』第7節・S東京ベイ×トヨタVは2月26日(土)・江戸川区陸上競技場にてキックオフ。試合当日は先着2000名にオリジナルコラボフェイスタオルをプレゼント。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)クボタスピアーズ船橋・東京ベイ対トヨタヴェルブリッツNTTジャパンラグビー リーグワン 2022 DIVISION 1のチケット情報ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイドジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイドウェブ版
2022年02月25日2020年、2021年と新型コロナウイルスの影響で開催が中止になっていた、cinema staff『前衛懐古主義 part3』が『前衛懐古主義 part3 Re:Respawn』として復活!5月1日(日)大阪・梅田クラブクアトロ、5月4日(水・祝)愛知・名古屋クラブクアトロ、5月7日(土)東京・LIQUIDROOMにて開催されることが決定した。cinema staff チケット情報本公演は、『小さな食卓』『西南西の虹』『望郷』『great escape』に収録された楽曲のみのセットリストで構成された、コンセプトライブ第三弾となる。チケットのオフィシャル抽選先行を、2月13日(日)23:59まで実施中。
2022年01月31日映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』が、2022年1月21日(金)に公開される。デンマーク・アカデミー賞最多15部門ノミネート&4冠の話題作映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は、マッツ・ミケルセン主演×アナス・トマス・イェンセン監督・脚本による作品。本国で公開されるやいなや絶賛され、デンマーク・アカデミー賞最多15部門ノミネートを果たし、主演女優賞、助演男優賞、作曲賞、視覚効果賞の4冠に輝いた。オープニング成績は、第93回アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した、同じくマッツ主演作『アナザーラウンド』を超える2020年NO.1を記録している。“最強の軍人×理数系スペシャリスト”の予測不能な復讐劇物語の主人公は、列車事故で妻を失った軍人。訪ねてきた数学者とその仲間に「事故は仕組まれたものだ」と告げられて...最強の軍人×理数系スペシャリストたちの予測不可能な復讐劇が幕を開ける。偶然に導かれし男たちの正義の行方は、果たしてーー?<映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』あらすじ>妻が列車事故で亡くなったという報せを受け、軍人のマークスはアフガニスタンでの任務を離れ娘の元へ帰国する。悲しみに暮れる娘を前に無力感にさいなまれるマークスだったが、彼の元を二人の男が訪ねてくる。その中の一人、妻と同じ列車に乗っていたという数学者のオットーは、事故は“ライダーズ・オブ・ジャスティス”と言う犯罪組織が、殺人事件の重要な証人を暗殺するために周到に計画された事件だとマークスに告げる。怒りに打ち震えるマークスは妻の無念を晴らすため、オットーらの協力を得て復讐に身を投じてゆくが事態は思わぬ方向に…。主演はマッツ・ミケルセン主人公・マークス・ハンセン役(マッツ・ミケルセン)列車事故で妻を失い、復讐の炎を燃やす軍人。主演を務めるのは“北欧の至宝”と称され、『ファンタスティック・ビースト』『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作へも出演予定のマッツ・ミケルセン。5度目のタッグとなる盟友アナス・トマス・イェンセン監督のもと、ハードなアクションや重厚な演技で、観客を魅了した。オットー・ホフマン役(ニコライ・リー・コース)マークスの妻と同じ列車に乗っていたという数学者。事故は“ライダーズ・オブ・ジャスティス”と言う犯罪組織が計画した事件だと告げる。『特捜部Q』シリーズのニコライ・リー・コースが担当。その他、『セレブレーション』のラース・ブリグマン、『アダムズ・アップル』のニコラス・ブロなど、北欧を代表する俳優陣が集結している。【詳細】映画『ライダーズ・オブ・ジャスティス』公開日:2022年1月21日(金)監督・脚本:アナス・トマス・イェンセン撮影:キャスパー・トゥクセン編集:ニコライ・モンベウ、アナス・エスビャウ・クレステンスン音楽:イエッペ・コース出演:マッツ・ミケルセン、ニコライ・リー・コース、アンドレア・ハイク・ガデベルグ、ラース・ブリグマン、ニコラス・ブロ、グスタフ・リンド、ローラン・ムラ2020年|デンマーク・スウェーデン・フィンランド|カラー|シネスコ|5.1ch|116分|デンマーク語ほか|日本語字幕:平井かおり|原題:RETFÆRDIGHEDENS RYTTERE|英題:RIDERS OF JUSTICE|PG12|配給:クロックワークス
2022年01月23日いよいよ最後の『トップリーグ』王者が登場する。1月23日(日)・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場での『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』第3節・埼玉ワイルドナイツ×横浜キヤノンイーグルス。埼玉WKが期待と不安を抱えながら、新リーグ初陣に臨むのだ。ここまで長かった。1月3日に新型コロナウイルス感染症の定期自主検査を実施し、翌日に3名の陽性疑い判定が確認された。その3名は保健所の指示のもと隔離、他の選手は再自主検査をするとともに自宅待機へ。5日に行動記録をもとに当該3名と濃厚接触の可能性が高い2名を加えた5名を医療機関にて検査し、4名の陽性判定が確認された。また4日の再自主検査の結果、新たに5名の陽性疑いとなり、医療機関での検査で5名が陽性、計9名が陽性となる。自主検査の結果で陰性となった選手も濃厚接触者として認定されたため、チーム活動を一旦休止する。これによりキックオフ48時間前までに試合登録に必要な選手が揃わないことが確定したため、新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに基づき、国立競技場でのクボタスピアーズ船橋・東京ベイ戦の中止が決定となったのだ。6日にこれまでの検査で陰性だった選手に3回目の検査を実施、7日に21名の陽性が確認され、合計で30名の陽性となり、第2節・グリーンロケッツ東葛戦の中止も発表された。10日には4回目の検査で陰性であった者に検査を実施し、さらに1名が陽性、合計で31名が陽性に。13日に5回目、15日には6回目の検査を実施、それぞれ翌日に対象者全員陰性の判定がなされて、管轄の保健所よりチーム活動再開のゴーサインを受けて、17日に埼玉WKは再始動を果たしたのだ。埼玉WKは規定により2試合続けて不戦敗扱いとなり、勝点0。戦わずして失った勝点も痛いが、シーズン開幕へ向けて最後の調整をしていたところでの2週間の空白はもっと痛い。そして他チームが公式戦を消化する中放り込まれる試合勘のビハインドも計り知れない。第2節・東京サンゴリアス×トヨタヴェルブリッツを見ても、実戦経験の重要性はわかるだろう。両チームは『ジャパンラグビー トップリーグ』で数々の好試合を展開してきたが、新リーグ2戦目の東京SGが開幕戦中止となったトヨタVをブレイクダウンで圧倒、7トライを量産し50-8と圧倒した。このように『トップリーグ2021』王者は険しい船出を余儀なくされたのだ。しかも、第3節の相手は好調・横浜Eである。グリーンロケッツ東葛との第1節の前半こそ、開幕戦特有の難しさとFLコーバス ・ファンダイクのシンビン(10分間の一時的な退場)もあり、リードは13-5にとどまるも、後半になると徐々にらしさを見せていく。後半2分にハーフウェイ付近でボールを拾ったWTB松井千士が持ち前のスピードとステップを生かし密集を抜け出すと、FB小倉順平へパス。後半開始早々にトライを奪うと、SO田村優はCG、2本のPGを決める。後半26分にはスクラムからNO8アマナキ・レレイ・マフィがタックラーたちをものともしないパワー満点の突破でトライ。田村がCGも決めて33-5と勝負あり。終了間際に1トライ1ゴールを返されたが、33-12と白星発進した。第2節はコベルコ神戸スティーラーズを相手にしてやったりのゲームを披露。横浜Eはガス欠覚悟でキックオフからエンジン全開。1分に田村のグラバーキックに反応した松井がいきなりトライを決めると、10分から怒涛のトライラッシュがスタート。前半10分、田村のグラバーキックをマフィがキャッチし、PR岡部崇人へオフロードパス、さらにSH荒井康植へつないでトライを奪うと、12分にはCTB南橋直哉が自陣深くから抜け出すと、サポートしたCTB梶村祐介が独走。14分には前方へ弾んだキックをキャッチした小倉がトライ! 田村もCGを3本連続で成功させて26-0と主導権を握る。前半22分に神戸Sに一本返されると、その3分後に梶村がトライを奪い返し31-7。前半終了間際にも神戸Sが7点追加すると、後半最初のトライは3分にマフィがマークし41-14。最後の最後まで攻め手を緩めない横浜Eは後半34分に運動量が落ちない梶村がハットトリックを決めれば、39分にファンダイクもトライ。小倉がCGを成功させて55-21。昨季『トップリーグ』第2節で10-73と大敗を喫した神戸Sに新リーグでやり返したのだ。昨季5位と最高位に導き、今季はトップ4撃破をターゲットにする就任2年目の沢木敬介監督は「『自信を持っているフィットネスのところで勝とう』『前半からぶっ飛ばしていこう』というプランでやった。ただ、最後にガス欠した。ロッカールームでも選手たちに『フィットネスがもうちょっと必要』と話した」とニヤリ。田村主将も「僕自身もっとうまくコントロールしたり、バランスを保とうと思えばできた場面もあったが、このチームはやると決めたら極端に出した方がいいチーム。ちょっと強引に進めた場面もあったが、いい方に出てよかった」と強気のタスクの理由を明かした。移籍2季目の松井が「梶村選手と同様、走り切るということがしっかり出せた。去年70点いれられている相手なので、リベンジで勝てたことはよかった」と喜べば、新加入の梶村も「昨季まで自分の中で小さくまとまっている感覚があったので、『もう一度昔のプレースタイルに戻ろう』『アグレッシブにボールを前に運んで自分の強みのボールキャリーに戻ろう』と取り組んできた」と自信を深めた。昨季途中に加入したマフィも「9月から5か月くらいずっと走っている。フィットネスがある。沢木監督はこのチームを強くするためにフィットネスが一番大事だと強化している」と胸を張った。『トップリーグ2021』第3節ではイーグルスはワイルドナイツに0-47と完敗を喫しながらも、プレーオフトーナメトン準々決勝では17-32と確かな成長の後を見せた。アタックにさまざまなアイデアを持つ沢木監督が無策で第3節に臨むとは考えにくい。久々の公式戦となる埼玉WKを驚かせる秘策を用意していることだろう。それでも埼玉WKに気後れもなければ、気負いもない。1月17日、世界的名将として知られるロビー・ディーンズ監督は再始動を前に「みんなよく帰ってきてくれた。今季はシーズンが長いので、我々にも十分チャンスがある。エンジョイしよう」と選手たちに伝えたという。全体練習後にHO坂手淳史主将が「この2週間は正直メンタル的に難しく、グラウンドで練習できずに不安はあった。でもやってみたら体は動いた」と振り返れば、同じHOの堀江翔太も「今日の練習で頭は切り替わった。何となく不安もあったが、自信の方がちょっと増えてきた。間が空いた分、頭がリフレッシュした。(コンビネーションも)チグハグなところはなかった」と前向きな言葉を発した。キックオフ48時間前に発表される試合登録メンバーは以下の通り。【埼玉ワイルドナイツ】1クレイグ・ミラー、2堀江翔太、3ヴァル アサエリ愛、4マーク・アボット、5ジョージ・クルーズ、6長谷川崚太、7布巻峻介、8ジャック・コーネルセン、9内田啓介、10松田力也、11マリカ・コロインベテ、12ハドレー・パークス、13ディラン・ライリー、14竹山晃暉、15野口竜司、16坂手淳史、17稲垣啓太、18平野翔平、19谷昌樹、20ラクラン・ボーシェー、21小山大輝、22ヴィンス・アソ、23福井翔大【横浜キヤノンイーグルス】1岡部崇人、2庭井祐輔、3津嘉山廉人、4コリー・ヒル、5アニセ サムエラ、6コーバス・ファンダイク、7嶋田直人、8アマナキ・レレイ・マフィ、9荒井康植、10永富健太郎、11エスピー・マレー、12梶村祐介、13ジェシー・クリエル、14竹澤正祥、15小倉順平、16高島忍、17五十嵐優、18松岡将大、19田中真一、20安井龍太、22天野寿紀、22ハヴィリ リッチー、23マイケル・ボンド埼玉WKはまさにスター軍団と言えるメンバーを揃える。日本代表がズラリと並ぶフロントローはどちらが先発でどちらがベンチかわからない。イングランド代表45キャップのLOクルーズにウエールズ代表29キャップのCTBパークスとともにSO松田力也、CTBディラン・ライリー、FB野口竜司ら日本代表勢もズラリ。中でもオーストラリア代表最強&最速トライゲッター・コロインペテの日本デビューに注目が集まる。またサブに控えるFLボージェー、WTB/CTBアソの新加入組も楽しみである。一方の横浜Eは田村、松井のメンバー外が残念である。果たして埼玉WKがブランクを感じさせない強さを披露するのか、横浜Eがフィットネスのアドバンテージを見せ付けるのか。『NTTリーグワン2022』第3節・埼玉WK×横浜Eは1月23日(日)・熊谷スポーツ文化公園ラグビー場にてキックオフ。試合当日はDJ KOO、hitomiのスペシャルゲストが会場を盛り上げ、アンバサダーの福岡堅樹も来場する。さらに埼玉WKのオリジナルベースボールシャツを来場者全員にプレゼント。2週間遅れの“開幕戦”が楽しみでならない。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2022年01月22日“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンとアナス・トマス・イェンセン監督の北欧最強タッグが贈る復讐劇『ライダーズ・オブ・ジャスティス』の本編映像が解禁となった。国際派俳優のマッツ・ミケルセンが本作で5度目のタッグとなる盟友アナス・トマス・イェンセン監督の下、ハードなアクションや重厚な演技を披露している本作。列車事故で妻を失った軍人が、事故はギャングらによって仕組まれたものだと主張する数学者とその仲間と出会い、復讐に乗り出すというストーリー。この度解禁されたのは、武装したギャングの不意打ちの襲撃に、マッツ・ミケルセン演じる軍人マーカスが反撃する緊迫の本編映像。いきなり背後から銃撃を喰らうも、いち早く気づいたマーカスのおかげで被弾せずに、寸でのところで車の陰に隠れた3人。しかし武装したギャングたちに比べ、武器を持たない彼らは応戦のしようがなく絶体絶命の大ピンチ。と思いきや、装填に手間取るギャングを見つけ、マーカスが猛ダッシュで襲い掛かり、あっさり銃を強奪、すぐさま2人のギャングを葬りさる。すると一気に形勢が逆転、残りのギャングたちもあっという間に片づけられる。状況が一変するスピーディーな展開が楽しめ、最強の軍人マーカスの強さを見せつける本編映像となっている。表情を変えずに簡単に人を殺していくマーカスに、助けてもらったはずの仲間の数学者オットー(ニコライ・リー・コース)も若干おびえたような表情を見せ、その冷静さに困惑している様子。予告編でもオットーは「復讐なんて意味ない」と口にしマーカスに一撃をくらわされているが、彼らの奇妙な関係性も気になるところ。偶然に導かれし男たちの正義の行方は、果たしてどこへ向かうのか?一筋縄ではいかない予測不可能なリベンジの行方に注目だ。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライダーズ・オブ・ジャスティス 2022年1月21日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 Zentropa Entertainments3 ApS & Zentropa Sweden AB.
2022年01月21日『トップリーグ』から『リーグワン』へ戦いの舞台が変わっても、この両チームによる熱戦に変わりはないだろう。東京サンゴリアス×トヨタヴェルブリッツ。『ジャパンラグビー トップリーグ』で毎年のように手に汗握る好試合を展開してきたカードが『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』第2節に組まれた。サントリーサンゴリアス×トヨタ自動車ヴェルブリッツの『トップリーグ』での名勝負の数々を記憶しているファンも多いだろう。『トップリーグ2017-2018』第8節ではトヨタが後半からの3トライ3ゴールで31-13とリード。しかし後半20分から3トライ1ゴールを返され、さらに後半35分PGを決められて31-32とサントリーに逆転を許した。それでもトヨタはラストプレーでハーフウェイライン付近でPGを獲得。劇的勝利を手にしたと思われたが、SOライオネル・クロニエのキックはわずかに届かず、サントリーが32-31で勝利したのだった。『トップリーグ2018-2019』開幕戦では試合終了のホーンが鳴ってもトヨタが25-20とリード。だが、ラストプレーからサントリーに猛攻にさらされたトヨタは後半44分、姫野和樹主将がシンビン(10分間の一時退場)となり、数的不利に陥る。それでも粘りのディフェンスを見せたトヨタだったがとうとう後半49分、認定トライを許し25-27の逆転負けを喫した。最後まで諦めないチームメイトの姿を見て姫野は涙を流したのだった。シーズン不成立に終わった『トップリーグ2020』では、残り10分まで相手を完封し、8トライを量産したサントリーが60-14のワンサイドゲームを披露。『トップリーグ2021』第5節では、ブレイクダウンで優位に立ったトヨタが26-12とリードして前半を折り返す。それでも後半に早々にテビタ・リー、中野将伍のWTB勢の連続トライでサントリーが主導権を握ると、後半19分にSH流大のトライでついに同点……と思われたが、TMOで確認の結果トライは無効となった。普通のチームであればここで流れを失うのだが、サントリーはひと味違う。4分後にテビタ・リーがこの日2本目のトライ目を奪い、あっさり同点。その後1本ずつトライとコンバージョンを決めて36-36で迎えた後半41分、10mラインを超えた左側からサントリーはPGを選択。この日6本中3本成功とショットの精彩を欠いたオールブラックスの司令塔ボーデン・バレットが、最後の最後でボールをポールに当てながらPG成功、劇的勝利を飾った。試合内容とは裏腹に『トップリーグ』での対戦成績を見るとサントリーが16勝1分2敗と圧倒。トヨタ自動車の勝利は2010-2011季まで遡らなければならない。さらに優勝回数もサントリーが最多タイの5回制覇に対して、トヨタ自動車は3位が最高位である。両チームの間には歴然として差が存在するのだ。東京SGは東芝ブレイブルーパス東京との『NTTリーグワン2022』開幕戦で幸先のいいスタートを切った。前半3分、CTB中村亮土の突破からWTB尾崎晟也がインゴールにボールを運び東京SGが先制すると、8分には19歳の長身LOワーナー・ディアンズがトライを返す。26分に東京SGのNO8ショーン・マクマーンが個の力を発揮してトライをマークすると、28分にこぼれ球に反応したWTBジョネ・ナイカブラがそのままインゴールへ突入。FBダミアン・マッケンジー(東京SG)、SOトム・テイラー(BL東京)の両キッカーがPGで加点し、前半を27-24の東京BLリードで折り返す。後半に入ると、一気に東京SGが畳み掛ける。後半4分ラインアウトからのアタックでマクマーンが中央突破、9分にはラインアウトからのドライビングモールでマクマーンがハットトリックを達成。後半13分にLOジェイコブ・ピアスのこの日2トライ目を決めると、東京SGは後半15分に昨季の最多トライゲッターのテビタ・リー、後半18分にSH齋藤直人、NO8テビタ・タタフを投入し、さらにギアを上げる。圧巻は後半23分だ。自陣5mラインで相手ボールをマクマーンが拾うとすぐさま走り、相手に捕まるとタタフへパス。タタフは左サイドのリーへボールを託すと、リーは爆発的なスピードとタックルをものともしない強さで相手陣5mラインまで距離を稼ぐ。最後はパスと見せかけた齋藤が自らインゴールへ飛び込んだ。後半27分にテビタ・リー、29分に中村と立て続けにトライを決めた東京SGは60-46という開幕戦らしいド派手なゲームで勝点4を手にしたのだった。持ち前のアグレッシブアタッキングラグビーを披露した東京SGだが、46失点とディフェンスに不安を覚えたファンもいることだろう。だが、そこはまだ開幕戦。ピークはまだまだ先にある。過度な心配は無用である。事実、試合後、監督とキャプテンは前向きにゲームを振り返った。ミルトン・ヘイグ監督が「『リーグワン2022』の開幕戦の独特な緊張感もある中で反則をしてしまった部分もあり、厳しい戦いになったが、勝利できたことはいい収穫。課題も多く見え、特にディフェンス面で課題があったが、試合の中で7トライ、60点を取れたことに満足している」と笑みを見せれば、中村主将も「今日の試合はいい意味でも悪い意味でも開幕戦っぽいゲームになった。チームがまだ完成し切れていない中でも自分たちの強みも出し、課題も見えた。全体を含めていいゲームだったと思う。シーズンは長いが、毎週毎週課題をクリアにして自分たちの強みを出して、最後のファイナルまで向かっていければと思う」と及第点を与えた。マッケンジーを15番で起用した意図を問われると、指揮官はこう答えた。「昨季のボーデン・バレットが10番の選手で15番もプレーできる選手であったのに対し、ダミアンは15番の選手で10番もプレーできると評価して起用している。10番で起用した田村(煕)はいいプレーをしている。彼はすごく勤勉でプロ意識やゲームの理解度が高い選手だと評価している」日本デビューでPG・CG計10本で25得点をマークしたマッケンジーは「はじめての試合、たくさんのファンの前でプレーできてうれしく思う。開幕戦は難しい試合になる中、しっかり勝つことができた。このチームはもっともっと良くなるという感触も得た。チャンピオンになるためにはディフェンスの精度を高め、チャンスを生かすアタックが必要となる」とコメント。指揮官はFBでの起用を示したが、本人はSOでのプレーを希望した。「今日は15番でプレーしたが、今後はできるだけファーストレシーバーとしてボールに絡んでプレーできるチャンスがあればいいと思っている」また主将が「ダミアンには基本的にフィールドの中で自由に動いてほしい。僕らがちょっとアジャストできていないので、彼の特徴をしっかり把握して、いいコンビネーションを作っていきたい」と気遣えば、マッケンジーも「チームメイトにアジャストするよう、日本のラグビーは『スーパーラグビー』よりも速いのでそこにアジャストしていかないといけない。ただ、スピーディなラグビーは自分のスタイルに合っていると思う。これからも学んで、アジャストしていきたい」とさらなる向上を約束した。プレースキックの際、笑顔を見せるルーティンについて改めて質問されると、マッケンジーはこのように返答した。「今日のキックはもう少し決めたかったが、全体を通していいキックはできた。何年もずっとやっていることだが、リラックスした状態でキックが蹴れるよう、ルーティンの中で笑っている。毎回機能するわけではないですけど、自分のプロセスの中としてやっている」一方、トヨタVの開幕戦・静岡ブルーレヴズ戦はご存じのように中止となった。新リーグへ向けて並々ならぬ意気込みを見せていたトヨタVとしては戦わずして勝点5を得て、複雑な思いを抱えていることだろう。トヨタVの今季こその思いは強い。12月20日の開幕直前メディアカンファレンスに出席した茂野海人共同主将は次のように語っていた。「今年こそベスト4ではなく、初代王者を目指してやっていきたい。(優勝のためには)小さいこと、詳細を詰めていくことが大事。優勝しているサンゴリアス、(埼玉パナソニック)ワイルドナイツを見ていると、本当に小さい一人ひとりの役割を全員がしっかり果たしている。僕らもしっかり一人ひとりが考えて、チームが持っているパフォーマンスを発揮できるよう突き詰めていきたい。初代王者もそうだが、日本で一番のチームになりたい」12月22日のチームの開幕前記者会見では、指揮官ともうひとりの共同主将が頂点に立つために必要なことをこう分析した。サイモン・クロンHC「たとえば昨年のプレーオフトーナメント準決勝のパナソニック戦は59分までリードしていたが、残り20分でプレーが変わってしまった。今に集中することが我々の課題だと言える。自分たちでプレッシャーをかけてしまった。しっかりゲームプランを遂行することが課題。今に集中するということで、ファイナルに進出するいい準備となる。今季は新たなプレイヤーを加えたし、スタートメンバー以外の層を厚くすることを意識してやってきた。今季はそういうところを見てもらえればと思っている」姫野共同主将「1年ぶりに帰ってきて、初代王者を狙って日々活動しているが、主将として今に集中させる、足元を見るということを意識している。リーダー陣では主体性にフォーカスしている。グラウンドの中で自分たちで問題を解決していかないといけないので、練習から選手たちが主体性を持って変えていくことが大事だとリーダー陣で話している。そういうところが残り20分勝ち切れるかどうか、ベスト4の壁を超えられるかにかかってくると思う」キックオフ48時間前に発表される試合登録メンバーは以下の通り。【東京サンゴリアス】1石原慎太郎、2堀越康介、3中野幹、4ツイ ヘンドリック、5ハリー・ホッキングス、6下川甲嗣、7小澤直輝、8ショーン・マクマーン、9流大、10田村煕、11中野将伍、12中村亮土、13サム・ケレビ、14尾﨑晟也、15ダミアン・マッケンジー、16中村駿太、17森川由起乙、18垣永真之介、19辻雄康、20テビタ・タタフ、21齋藤直人、22仁熊秀斗、23テビタ・リー【トヨタヴェルブリッツ】1三浦昌悟、2彦坂圭克、3木津悠輔、4マイケル・アラダイス、5パトリック・トゥイプロトゥ、6ピーターステフ・デュトイ、7姫野和樹、8フェツアニ ラウタイミ、9茂野海人、10ライオネル・クロニエ、11ヘンリー ジェイミー、12マレ・サウ、13チャーリー・ローレンス、14岡田優輝、15ウィリアム・トゥポウ、16加藤竜聖、17清水岳、18崔凌也、19吉田杏、20古川聖人、21福田健太、22ティアーン・ファルコン、23小澤大東京SGは開幕戦と同じメンバーで臨む。タタフ、齋藤、リーがリザーブに回る層の厚さを見せ付ける。対するトヨタVはスタメンの15人中9人が外国出身というインパクトがある。LOトゥイプロトゥ、FLデュトイという世界最高峰のFW陣の日本デビューにも期待は高まる。果たして、東京SGが返り討ちするのか、トヨタVが11季ぶりの勝利を掴むのか。『NTTリーグワン2022』第2節・東京SG×トヨタVは1月16日(日)・味の素スタジアムにてキックオフ。試合前のおにぎり丸広場では、サンゴリアスマフラーや応援グッズ、サントリー製品のソフトドリンクの先着プレゼントの配布とともに、真壁信弥、菊谷崇の両OBによるプレミアムトークショーを実施。また、人気のキッチンカーが多数出店し、ラグビー体験コーナーも設置する。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)東京サンゴリアス対トヨタヴェルブリッツNTTジャパンラグビー リーグワン 2022DIVISION1のチケット情報ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2022年01月15日まさに波乱の幕開けである。1月7日(金)・国立競技場で華々しくオープニングを飾るはずだった『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』開幕戦・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ×埼玉ワイルドナイツはキックオフ2日前に中止が発表された。1月5日、埼玉WKに6名の新型コロナウイルス感染症陽性者が確認され、3名が検査中。ほかの選手も濃厚接触者として認定され、キックオフ48時間前までに試合登録に必要な選手が揃わないことが確定したため、新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに基づき開催中止を決定となったのだ。埼玉WKは規定により勝点0、不戦敗扱いとなった。第2節・グリーンロケッツ東葛戦の開催については後日発表となるが、『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』王者は険しい船出を余儀なくされたのだ。戦わずして勝点5を手にしたS東京ベイも残念な気持ちだろう。ヘッドコーチとキャプテンは次のようにコメントした。フラン・ルディケHC「スピアーズにとって開幕戦でプレーできる貴重な機会だったので、中止になってしまったことを非常に残念に思う。チームは新しいリーグの開幕に向けて、フィールドの内外問わず一生懸命やってきた。しかし、これも人生。我々はコントロールできることしかコントロールできない。これは私たちでは、コントロールできないこと。埼玉パナソニックワイルドナイツの新型コロナウイルス感染症陽性者の方々を、気にかけている。彼らが早く回復することを祈っています。私たちは次の試合にフォーカスします」立川理道主将「記念すべきリーグワンの開幕戦に選ばれたことは、選手だけでなく運営面も含めて努力した結果が評価されての機会だったと思うので、試合ができなかったことは残念に思う。ただ、この結果はコントロールできないことなので、自分たちはやるべきことをやって、次の試合に向けて準備するだけだと思っている」ラグビー新リーグは出鼻をくじかれた格好となったが、『NTTリーグワン2022』は待ってはくれない。1月8日(土)・9日(日)に各地で『NTTリーグワン2022』ディビジョン1がスタートする。ユニバー記念競技場でのコベルコ神戸スティーラーズ×シャイニングアークス東京ベイ浦安や豊田スタジアムでのトヨタヴェルブリッツ×静岡ブルーレヴズなど好カードが並ぶ中、東京サンゴリアス×東芝ブレイブルーパス東京に注目している関東のファンも多いことだろう。『トップリーグ』では埼玉WKと並ぶ最多5回の優勝を誇り、本拠地を同じ府中市に置き、府中ダービーマッチとして数々の名勝負を繰り広げてきた両軍の対決には国立ショックを吹き飛ばす、熱戦を期待せずにはいられない。『トップリーグ』ラストシーズンのゲームは衝撃だった。2021年3月13日の試合は雷雨のために開始13分で中断、そのまま中止となり仕切り直しの『トップリーグ』第4節は翌週20日に行われた。ニュージーランド代表SOボーデン・バレットのPGで着実にサントリーサンゴリアス(当時)が加点していくと、17分・ルーキー中野将伍のトライを皮切りにトライラッシュ。前半の内に4トライを叩き込み38-0で折り返すと、後半も勢いは衰えずに5トライ5ゴール。NO8テビタ・タタフのハットトリックにオーストラリア代表CTBサム・ケレビの2トライなどサントリーが73-5の歴史的大勝を収めたのだった。試合後、ミルトン・ヘイグ監督が「68点差をつけて勝ったことは、クオリティの高いラグビーをする東芝に対して、これまでなかったことだと認識している。したがって今日の結果にはとても満足している」と喜びを表せば、中村亮土主将も「監督も言ったように、今週に限らず、これまでずっとノンメンバーと一緒に練習をしてきて、毎回いい準備ができていた。今回いい結果が出たことはチームにとって勢いが出るいいチャンスだと思う」と胸を張った。大敗を喫したリーチ マイケルは「東芝としてはテンポを持ってアタックしたいと考えた。今日のサントリーはブレイクダウンでプレッシャー掛けてきたが、東芝としてはブレイクダウンの質をもっと上げないとサントリーのようなチームと戦うのは厳しい」と反省の弁を口にするほかなかった。公式戦ではないものの、12月18日のプレシーズンマッチではBL東京が一矢報いた。序盤から果敢に攻めるBL東京が前半6分にFLシオネ・ラベマイ、14分にCTBセタ・タマニバルがトライを奪う。前半にWTBテビタ・リーに2トライ返されるも、前半32分にはラベマイも2本目をゲット。後半20分にはLOジェイコブ・ピアスがシンビン(10分間の一時退場)となりピンチに陥るも、BL東京は粘りのディフェンスを発揮。結局一度もリードを許さず29-22で勝ち切った。12月20日の開幕直前メディアカンファレンスに出席した德永祥尭共同主将は次のように手応えを口にした。「先週サントリーとプレシーズンマッチを行い、久しぶりに勝利することができて、チームとしていい自信がついた。課題はたくさんあるが、ポジティブな面を継続しながら、開幕戦で勝てるよういい準備にしていきたい。自分たちのやってきたことは間違いではないと確認できた。やはり反則をしないことが大事。反則が少なければ、自分たちがボールを持つ時間が増え、自分たちのやりたいラグビーができるので」一方、2015-2016最多トライゲッター・江見翔太も敗戦をポジティブに捉えていた。「負けてしまったが、いい課題が見つかった。今季は新たなチャレンジをしているところ。逆にいい勉強になった。ただ開幕戦では(ダミアン・)マッケンジーも入ってくる。東芝に違う形を見せられると思う」来たるべき新リーグ開幕へ向けて、両チームの指揮官、主将はこのようにコメントしている。ヘイグ監督「私たちは自分たちのスタイル(アグレッシブ・アタッキング・ラグビー)を貫き、新しいリーグの初代チャンピオンになることを目指している。素晴らしい選手たちと優秀なスタッフが揃っているので、チーム一丸となり最大限の力を発揮して必ず優勝したい。ファンのみなさんからの日頃からのサポートに感謝しています」中村主将「キャプテン就任1年目の昨シーズンは決勝で悔しい思いをしたので、新リーグ1年目にかける思いは強い。昨シーズンのチームを超えるパフォーマンスを発揮し、新リーグ初代チャンピオンになるべく、一丸となって臨みたい。依然としてコロナの影響があるが、少しでも多くのファンにスタジアムへお越しいただき、サンゴリアスのアグレッシブなラグビーを楽しんでもらえれば。応援よろしくお願いします」トッド・ブラックアダーHC(BL東京)「ボールが流れるように動く、エンターテインメント性に富んだラグビーを披露し、何よりも選手個々の直向きなプレーを通じて、一体感のあるチームだと感じてもらいたい。FWは昨季からの課題であるセットピースの改善に取り組んでいる。BKは松永(拓朗)や森(勇登)などの若手が成長を見せ、7人制日本代表キャプテンである(ジョニー・)ファアウリなどの外国籍選手、日本人ベテラン勢も勢いがある。相手にとって脅威となるアタックができると考えている」小川高廣共同主将「目標はもちろん優勝。強みはタフなディフェンス。他チームもよりもアグレッシブなディフェンスで、自分たちを信じてひるむことなくやり切ることが重要。チームとしてひとつにまとまることが一番大事だと思う。ワクワクするような魅力的なラグビーを披露したい。自分たちの果敢なアタック、激しいディフェンス、ノーサイドの瞬間まで絶対に諦めないプレーをぜひ見てほしい。自然と勇気や元気が湧いてくるような試合をしたい」キックオフ48時間前に発表される試合登録メンバーは以下の通り。【東京サンゴリアス】1石原慎太郎、2堀越康介、3中野幹、4ツイ ヘンドリック、5ハリー・ホッキングス、6下川甲嗣、7小澤直輝、8ショーン・マクマーン、9流大、10田村煕、11中野将伍、12中村亮土、13サム・ケレビ、14尾﨑晟也、15ダミアン・マッケンジー、16中村駿太、17森川由起乙、18垣永真之介、19辻雄康、20テビタ・タタフ、21齋藤直人、22仁熊秀斗、23テビタ・リー【東京ブレイブルーパス東京】1藤野佑磨、2橋本大吾、3小鍜治悠太、4ワーナー・ディアンズ、5ジェイコブ・ピアス、6リーチ マイケル、7マット・トッド、8德永祥尭、9小川高廣、10トム・テイラー、11松延泰樹、12中尾隼太、13セタ・タマニバル、14ジョネ・ナイカブラ、15松永拓朗、16森太志、17眞壁照男、18知念雄、19梶川喬介、20山本浩輝、21ジャック・ストラトン、22ジョニー・ファアウリ、23桑山聖生バレットとオールブラックスのポジションを争うマッケンジーはFBでスタメンに名を連ね、ひと足早く日本代表デビューを果たした身長201cmの大型LOディアンズもリーグワンデビューとなる。果たして、記念すべき開幕戦で白星発進を決めるのはどちらか。『NTTリーグワン2022』開幕戦・東京SG×BL東京は1月8日(土)・味の素スタジアムにてキックオフ。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)東京サンゴリアス対東芝ブレイブルーパス東京NTTジャパンラグビー リーグワン 2022DIVISION1のチケット情報ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2022年01月07日2022年より双子選手としてJリーグで活躍し、日本代表でもプレーした佐藤勇人氏、佐藤寿人氏が、 ジュニア年代における国内最大規模のサッカー年間リーグ「プレミアリーグ U-11」のアンバサダーに就任したことが発表されました。【関連記事】プレミアリーグ U-11 チャンピオンシップ3 年ぶり開催お二人はアンバサダー就任にあたって以下のコメントを寄せました。佐藤勇人氏、佐藤寿人氏 コメント「子供たちにとって、試合をすることが何よりの喜びであり、成長の源です。そうやって僕たちも小さい頃から試合を経験して成長してきました。プレミアリーグ U-11の3 ピリオド制で全員が試合に出られる仕組みは素晴らしいと共感して、このたび2人でアンバサダーを務めさせていただくことになりました。日本中の子供たちがプレミアリーグU-11 を通じてたくさんの笑顔になって、たくましく成長していくことを願っています」<プレミアリーグU-11とは>「豊かなサッカー文化を日本中に広めること」、「少年サッカーに関わる人を幸せにする環境づくり」をミッションとし、サッカーの育成年代におけるソフト面のソリューションとして発足。2021年までに全国37都道府県に拡大、約600チームが参加、約4,000以上の試合を実施する日本最大の私設リーグ。負けたら終わりのトーナメント方式の公式戦では、いわゆる「上手な子」しか試合に出られない勝利(成績)至上主義が根強い日本のスポーツ文化の現状に対する問題意識からスタートしており、「力の拮抗した相手と、年間を通じてホーム&アウェイを戦う」カテゴリー分けされた育成重視のリーグ戦を編成し、「全員出場」「3ピリオド制」など、他にない独自の競技規則を設け、『補欠ゼロ』への取り組みを行なっています。大会ホームページはこちら>>お問い合わせプレミアリーグU-11実行委員会 事務局担当:佐々木電話:090-4590-5713Email:sasaki@pl11.jp
2021年12月24日HBO Maxオリジナル「ゴシップガール」のPart2(第7~12話)が12月24日(金)0時よりU-NEXTにて独占配信されるのを記念して、最新のキーアートと予告編動画が解禁された。全米でのべ1億人以上と実に米国民の3人に1人が視聴し、全世界約200か国でも放送、社会現象を巻き起こした「ゴシップガール」(2007年~2012年)。世界中のファンが待望した新「ゴシップガール」は、オリジナルのDNAを引き継ぎながらも、キャストを大胆に刷新。よりスキャンダラスに、よりファッショナブルに生まれ変わった。全米ではTwitterトレンド第1位を獲得、関連動画はTikTokで150億回再生されるなどSNSで大旋風を巻き起こし、主要キャストは数々の雑誌の表紙を飾り、METガラに招待されるなど時の人に。また日本でも「ゴシップガール」Part1(第1話~第6話)が8月20日より配信開始されるや否や、U-NEXTの海外ドラマジャンルにおける歴代1位の視聴者数の記録を瞬く間に塗り替える人気ぶりを見せた。「ゴシップガール」Part1では、突如開設された謎のInstagramアカウント「ゴシップガール」によって、華やかなスクールライフを送るZ世代のセレブ高校生たちの秘密が暴露され、愛憎渦巻くサスペンスフルな物語が展開。続くPart2(後半6話)では、「ゴシップガール」によって投下された新たな“爆弾”に衝撃が走る展開が待っている。この度解禁された予告編は、過激に急展開を迎えるPart2の雰囲気をいち早く味わえる内容。学園の女王的ポジションのジュリアンは窮地に立たされ、登場人物たちを取り巻く三角関係も複雑に絡み合う。さらには、生徒、教師、親を巻き込む波乱を予感させるシーンも切り取られており、放送が待ち遠しい予告編になっている。「ゴシップガール」Part1(第1話~第6話)はU-NEXTにて見放題で独占配信中。「ゴシップガール」Part2(第7話~第12話)は12月24日(金)0時よりU-NEXTにて見放題で独占配信。(text:cinemacafe.net)
2021年12月23日今年も新たな超大物たちが続々とやって来た。新リーグ『ジャパンラグビー リーグワン』に各国のスター選手がズラリと名を連ねたのだ。東京サンゴリアスは昨季在籍したボーデン・バレットに続き、ダミアン・マッケンジーと2年連続でオールブラックスの司令塔を獲得。マイケル・フーパー&キアラン・リードという豪州&NZ新旧主将が去ったトヨタヴェルブリッツのFW第三列には世界最優秀選手に2度選出された南アフリカ代表FLピーターステフ・デュトイが加入、セカンドローにはオールブラックスLOパトリック・トゥイプロトゥを補強した。さらに姫野和樹が『スーパーラグビー』から帰還した。ワラビーズのWTBマリカ・コロインベテ(埼玉ワイルドナイツ)に元オーストラリア代表のユーティリティバックスのイズラエル・フォラウ(シャイニングアークス東京ベイ浦安)、スプリングボクスのファンタジスタとの呼び声高いエントン・ヤンチース(NTTドコモレッドハリケーンズ大阪)など、期待のプレーヤーを挙げれば暇がない。新加入だけではない。元スコットランド代表のSHグレイグ・レイドロー(シャイニングアークス東京ベイ浦安)や南ア代表HOのマルコム・マークス(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、NZの経験豊富な元司令塔アーロン・クルーデン(神戸コベルコスティーラーズ)など、すでに日本でプレーしているレジェンドも揃う。世界最高峰のリーグを目標に掲げるリーグワンには、世界もうらやむタレントが在籍しているのだ。カウントダウンが進み、開幕戦への期待が高まる12月21日、東京SGの新リーグ開幕へ向けた記者会見が行われた。マッケンジーが出席し、次のように意気込みを語った。マッケンジー「日本に来られてうれしく思う。ここまで数週間、サンゴリアスでいい時間を過ごせている。『リーグワン』の開幕を楽しみにしている」日本行きを決断した理由を問われると、マッケンジーはこう答えた。「チーフスとしても、オールブラックスとしても日本へ来る機会があり、日本人のあたたかさにいい印象を持っていた。日本食も好き。日本でプレーするのは時間の問題だった。ボーデン・バレットのプレーも見ていたし、日本のスピーディなラグビーは自分のプレースタイルに合っている。バレットに相談した際も、日本行きをすごい勧められた。いい選手が揃い、マネジメントもしっかりしているので決断するのは楽だった」チームメイトについて質問が飛ぶと、このように返答した。「ショーン・マクマーンとはU-20で対戦した。レッズの(サム・)ケレヴィ、クルセイダーズにいた(トム・)サンダースともチーフスの時に対戦していた。その選手たちと一緒にプレーすることは非常に楽しみ。日本人では中村亮土、流大。流はスピードがあり、パスがうまく、ゲームマネジメントに長けている。亮土は素晴らしいリーダーシップの持ち主。ニュージーランドのチームにも参考になるほど、素晴らしいリーダーシップをピッチ内外で発揮している。非常に強い選手で、彼とケレヴィのCTBコンビは相手にとっては脅威になるはず」マッケンジーはサンゴリアスのスタイルは自身のプレースタイルは合致すると語る。「自分の身体はそんなに大きくないので、フィジカルコンタクトはできるだけ避けなければとならない。その分、スピードとスキルを駆使したプレースタイルを築いてきた。サンゴリアスのアグレッシブアタッキングラグビーは自分に合っている。時間とスペースのあるラグビーは得意にしているので、ピッチのどこからでもアタックできるところをファンにお見せしたい」SOかFBか、希望するポジションを聞かれると、こうコメントした。「SOでプレーするのが自分の希望。自分のスキル、能力を一番発揮できると思う。だが、チームファーストでFBを求められればしっかりその役割を果たしたい」そしてマッケンジーは『リーグワン』初代王者に名を刻むことを誓った。「新リーグで初代チャンピオンになること。初代チャンピオンになるためにやれることをすべてやる覚悟はできている」また記者会見に同席した田中澄憲GMは「我々のアグレッシブアタッキングラグビーに最も適した選手だと思っているし、アグレッシブアタッキングラグビーをさらに進化させてくれる選手」と期待を寄せた。(写真左より)パトリック・トゥイプロトゥ(トヨタヴェルブリッツ・以下同)、ピーターステフ・デュトイ、サイモン・クロンHC、姫野和樹、茂野海人(C)トヨタヴェルブリッツ翌日の12月22日にはトヨタVが開幕前記者会見を実施。サイモン・クロンHCに姫野と茂野海人の共同主将、新加入のデュトイ、トゥイプロトゥが登壇し、次のように抱負を口にした。クロンHC「非常にいい形でプレシーズンを過ごしている。チームで一体感を持ってトレーニングを積んでいる。これまで築き上げたコンビネーションを見るのを楽しみにしているし、選手層も厚みを増してきたので強みとしてやっていきたい。選手、コーチ陣全員が一番になるという思いを共有し、一番、チャンピオンになるためにプロセスが大事だと理解している。ひとりひとりがそれぞれの役割を果たし、同時にラグビーを楽しむことが大切にしていきたい。非常にエキサイティングな気持ちで開幕を待ち遠しく感じている」トゥイプロトゥ「まず日本に迎えてくれたトヨタ、日本のみんなに感謝している。毎日全力で取り組んでいるし、毎日楽しんでいる。日本、トヨタでプレーできることに感謝し、開幕戦を楽しみにしているし、全力を尽くしたいと思っている」デュトイ「『ラグビーワールドカップ2019』以来、日本でプレーできるチャンスをもらえたことに感謝している。トヨタを成功に導けるようにしていきたい。自分もラグビー選手として微力ながら貢献したい」 茂野海人「例年ベスト4が続いているので今季はその壁を超えて初代王者を目指していきたい」 姫野和樹「1年ぶりに帰って来て、初代王者を狙って日々活動しているが、キャプテンとしては今に集中させる、足元を見るということにリーダーシップを発揮していき、最高のパフォーマンスを見せられるようにしていきたい」トヨタV入りを決めた要因を質問されると、デュトイとトゥイプロトゥは次のようコメントした。トゥイプロトゥ「『スーパーラグビー』で8・9年プレーし、日本に来るのは新しいチャレンジとしてとらえている。選手のサイズは少し違うが、ラグビー自体は『スーパーラグビー』と変わらない。プレーヤーのサイズは変わるが、ラグビーのスピードやコンタクトはニュージーランドに似ている。日本のラグビーはランニングの要素が大きいので、そこは新たなチャレンジになる」デュトイ「このグリーンのジャージを着て日本のファンに会えるのは非常に楽しみにしている。トヨタは南アフリカでもとても有名な会社、その一員になれるのは光栄に思っている。『RWC2019』で日本の文化に触れて、今回のオファーに即答できた。日本のラグビーは非常にスピードがあり、スキルが高い。南アのラグビーはスピードがなく、フィジカル勝負なところがあるので、日本でフィットネスを上げてランニングラグビーを経験することは個人の成長にもつながると思っている」昨季4強に終わった理由を問われた指揮官と共同主将はこのように答えた。クロンHC「準決勝のパナソニック戦は59分までリードしていたが、残り20分でプレーが変わってしまった。自分たちでプレッシャーをかけてしまった。しっかりゲームプランを遂行することが課題。今に集中するということで、ファイナルに進出するいい準備となる。新たなプレーヤーを加え、スタートメンバー以外の層を厚くすることも課題としてやってきた」姫野「リーダー陣では主体性にフォーカスしている。グラウンドの中で自分たちで問題を解決していかないといけないので、練習から選手たちが主体性を持って変えていくことが大事だとリーダー陣で話している。そういうところが残り20分勝ち切るかどうか、ベスト4の壁を超えられるかにかかっていると思う」茂野「詳細のところ、しっかり一人ひとりが役割を理解して一瞬一瞬集中してプレーすることが大事」選手4名はファンに見てほしいプレーを次のように挙げた。トゥイプロトゥ「自分の強みはボールキャリー、チームとしてラックスピードで得点につなげられると思う。あとラインアウトのプランニングもできるのでそこも見てほしい」デュトイ「ランニングラグビーを見てもらいたい。体力勝負になるが、足を止めずにファイトし続ける。ディフェンスが息をできないほどのプレーを見てほしい」姫野「ジャッカルが自分の強みだし、チームを助けるプレーなので、そこを見てもらいたい」 茂野「アタック、ディフェンスともに強気にリードする姿勢を見てもらいたい。アタックの時にスペースを見つけて味方を生かすパスを見てもらいたい」ニュージーランド帰りの姫野はハイランダーズで得た自信をこう振り返った。「主体性を大きく学んだ。『スーパーラグビー』で、アーロン・スミスなど選手が主体となってチームを変えていくのを間近で見た。そういう意味でリーダー陣がもっともっと活動できると思った。プレー面でもハイスタンダードなすごいレベルの高いリーグで十何試合やれたので、余裕が出た。メンタリティも成長を感じた」さらに姫野は初代王者を目指しながらも、今に集中する重要性を説いた。「初代チャンピオンを目指しているが、あまり見えない先の未来のことを見るのではなく、1試合1試合、1日1日の練習、1分1秒の過ごし方が初代チャンピオンにつながっていくと思う。自分自身が常に全力でやる。1秒1秒全力で走る、体を張るということを常にやっていきたい」『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022』は1月7日(金)に開幕。東京SGは1月8日(土)・味の素スタジアムで東芝ブレイブルーパス東京との府中ダービーでオープニングゲームを飾り、トヨタVは1月9日(日)・豊田スタジアムで静岡ブルーレヴズを迎え撃つ。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)東京サンゴリアス対トヨタヴェルブリッツNTTジャパンラグビー リーグワン 2022DIVISION1のチケット情報トヨタヴェルブリッツ対静岡ブルーレヴズNTTジャパンラグビー リーグワン 2022 DIVISONO1のチケット情報ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2021年12月23日12月20日、『NTTジャパンラグビー リーグワン 2022 開幕直前メディアカンファレンス』が実施された。ディビジョン1からディビジョン3まで全24チームの選手が一堂に会し、来るべき新リーグへ向けて抱負を語ったのだ。ここでは『NTTリーグワン2022』ディビジョン1の開幕カードごとに選手たちの意気込みを紹介したい。1月7日(金)・クボタスピアーズ船橋・東京ベイ×埼玉ワイルドナイツ・国立競技場坂手淳史(埼玉WK)「チームの準備はすごくいい準備ができている。選手たちのコンディションもいいので、すごい開幕を楽しみにしている。僕らの強みはディフェンス。ディフェンスからボールを奪って一気に攻めるアタックを楽しんでもらえればと思っている。ディフェンスでしんどい時間でもやり続けることができる。全員が立ち上がってタックルしてボールを取ってというのを続けられる。(注目選手について)ゲームコントロールするのはやはり10番、松田力也であったり山沢拓也、彼らがうまくゲームコントロールすると思うので、彼らのコールに沿ったプレーすれば波に乗れると思う。新リーグの開幕戦ということでいいスタートダッシュできるよう、見て楽しんでもらえるようなラグビーするのが大事。それをするために残り2週間いい準備したい」田村玲一(S東京ベイ)「プレシーズン5試合、結果(3勝2敗)としては決して順調な結果を得られていないが、ポジティブな部分はたくさん出てきているので、あとは細かい課題を修正していけばしっかり戦っていけると思う。僕らの強みは大きなFWが前へ出るところ。しっかり実行できるようにしたい。相手を疲れさせてどんどんボールを動かしていきたい。このチームに在籍して10年目だが、今が一番一体感があるチームだと感じている。開幕戦にワイルドナイツとの国立のゲームとなるのでふさわしい試合、熱い試合をファンに見てもらえるよう、残り18日間しかないので自分たちのプロセスをしっかり踏んで開幕戦に臨みたい」1月8日(土)・グリーンロケッツ東葛×横浜キヤノンイーグルス・柏の葉公園総合競技場荒井康植(横浜E)「プレシーズンマッチ6試合ほどしたが、負けなし(5勝1分)できてチームはすごいいい状態でいい準備ができている。日本代表の田村(優)選手も新外国籍選手も戻ってきた。イーグルスの強みはエキサイティングなアタックラグビー、どのエリアからでもパス、キック、ランを使ってエキサイティングなアタックをできること。田村選手を起点に多彩なアタックが繰り広げていきたい」瀧澤直(GR東葛)「合流が遅れていた選手も数週間前に合流し、いよいよ全員が揃ってコンディションも徐々に上がっているところ。練習試合は勝ったり負けたり、今がいい状態と言うわけではないが、上り調子になっている。自分たちは12チームで一番ハードワークしようと選手たちで話し合っている。そこを強みにやっていきたい」1月8日(土)・東京サンゴリアス×東芝ブレイブルーパス東京・味の素スタジアム德永祥尭(BL東京)「先週サントリーとプレシーズンマッチを行い、久しぶりに勝利することができて、チームとしていい自信がついた。課題はたくさんあるが、ポジティブな面を継続しながら、開幕戦で勝てるよういい準備にしていきたい。自分たちのやってきたことは間違いではないと確認できた。反則をしないことが大事。反則が少なければ、自分たちがボールを持つ時間が増え、自分たちのやりたいラグビーができる。若手もベテランもすごい勢いがあってBKにいい選手が揃っているので、そこへ運べばゲインしてくれる。(注目選手について)ディアンズ・ワーナー選手のような大きな選手は東芝にはいなかった。彼は若くて日々成長している。注目してほしい」江見翔太(東京SG)「負けてしまった私たちとしてはいい課題が見つかった。今季は新たなチャレンジをしているところ。逆にいい勉強になった。ただ開幕戦では(ダミアン・)マッケンジーも入ってくる。東芝に違う形を見せられると思う。府中ダービーでの開幕戦はお互いの気持ちが入る特別な試合。日本代表選手やニュージーランド代表の選手などタレントが揃っている中、いい化学反応を見せていきたい。選手だけではなく、コーチングスタッフ一丸となって戦っていきたい。長いシーズン、メンバーを固定して戦えるわけではない。チーム力を試合の中でどんどん高めていきたい」1月9日(土)・コベルコ神戸スティーラーズ×シャイニングアークス東京ベイ浦安・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場シェーン・ゲイツ(SA浦安)「ロブ・ペニーHCが戻り、新しいコーチングが始まり、いいチャレンジをしているところ。いい雰囲気の中いいトレーニングを積んでいる。シーズンが始まるのが楽しみ。今チームの新しいカルチャーも作っている。その中で絆を作り上げることをチームのキーポイントとしてとらえている。チームのスローガンは『ARCSPIRE-UNITED WE SHINE』という造語。ラグビーを通して、自分たちのラグビーを発信して会社だけではなく、日本中のファンにいい影響を与えていきたい」山中亮平(神戸S)「代表選手も合流し、試合の中で課題を見つけ修正しながらやれている。開幕へ向けていい準備ができている。神戸も選手の入れ替わりが結構あったので、神戸のラグビーの落とし込みをしっかりやってきた。そこでチームとしてスキルの高いプレー、アグレッシブなアタックを強みとすることをチームとしてしっかり意識してやっていきたい。今年のスローガンは『Reborn』。昨季はベスト8に終わり、成績がよくなかったのでそこから生まれ変わる。会社の歴史は大切にしながらも、自分たちの新しい歴史を作っていきたい」1月9日(日)・トヨタヴェルブリッツ×静岡ブルーレヴズ・豊田スタジアム日野剛志(静岡BR)「新しいリーグの開幕へ向けて、試合をしながら最終確認をし、コンディションを最終調整しながら、最後の強化、最後の追い込みをかけているところ。静岡ブルーレヴズという新しいチームとしてやっているが、前身であるヤマハ発動機ジュビロの時からの強みであるセットプレーの強さは変えずに、セットプレーを軸にしっかりボールを動かす、見ている人も楽しめる勝つラグビーをしていきたい。私たちのミッションは静岡から世界を魅了するプロフェッショナルラグビーを作ること。いいラグビーをして、静岡から日本全国、そして世界へ羽ばたけるようにしたい」茂野海人(トヨタV)「ヴェルブリッツとしてはいい方向へ向かっている。新しく入ってきた外国人選手も入り、代表選手も戻り、若手も伸びている。開幕戦に勝利する準備は整ってきている。(サイモン・)クロンHCになってからスキルの練習が非常に多くなっている。昔の縦に強いトヨタのラグビーだけでなく、しっかりボールを動かすラグビーをしていきたい。悔いがないように一瞬一瞬に集中して優勝が見えてくると思う。一戦一戦大事に今年こそベスト4ではなく、初代王者を目指してやっていきたい。優勝を経験したチームは小さいこと、詳細をしっかり詰めている。ひとりひとりの役割をしっかり考えて遂行している。そこを突き詰めていきたい。初代王者もそうだが、HCからは『日本で一番のチームになろう』と言われている。今に集中して試合の準備を進め、目の前の試合に全力で勝ちにいきながら、チーム力を高めていきたい」1月9日(日)・NTTドコモレッドハリケーンズ大阪×ブラックラムズ東京・ヨドコウ桜スタジアムローレンス・エラスマス(RH大阪)「非常にいいプレシーズンを送り、みんな開幕を楽しみにしている。選手たちはみないいコンディション。いい状態で開幕戦を迎えられるだろう。この長いプレシーズンはやってきたことはフィットネスにフォーカスを当ててきた。それにオンザピッチ、オフザピッチ問わずにチームがひとつになれるように取り組んできた。チームスローガンの『PLAY TO INSPIRE』という言葉のように、プレーを通じてファンをインスパイアしていきたい」武井日向(BR東京)「チームのコンディションはいい感じできている。あとちょっとのところ、細かいところを開幕までの2週間で磨き上げているところ。開幕が待ち遠しいし、楽しみにしている、本当にワクワクしている。チームの武器はフィジカリティ、そこはブラックラムズとしてこだわっているし、プレシーズンでも形に表れている。フィジカリティを強みに『リーグワン』でも戦っていきたい。チーム全員で新しいカルチャーを作ってきた。きつい状況でもやってきたこと、仲間を信じてやっていきたい」『NTTリーグワン2022』ディビジョン1は12チームを2つのカンファレンスに分け、それぞれ6チームがホスト&ビジターの2回戦総当たりで対戦。異なるカンファレンスのチームとは各1回戦総当たり戦を行う。上位4チームはプレーオフトーナメントに進出し、最終順位を決する。5位以下はリーグ戦の成績で順位を決定となる。カンファレンスAはGR東葛、SA浦安、S東京ベイ、神戸S、埼玉WK、横浜E、カンファレンスBはRH大阪、静岡BR、東京SG、BL東京、トヨタV、BR東京。開幕戦は1月7日(金)~9日(日)キックオフ。チケット発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)ジャパンラグビー リーグワン 特設ページジャパンラグビー リーグワン 2022 観戦ガイド
2021年12月21日デンマーク・アカデミー賞最多15部門ノミネート4冠を達成したリベンジアクション『ライダーズ・オブ・ジャスティス』より、マッツ・ミケルセンのインタビューと新たな場面写真が解禁となった。本作で復讐に燃える軍人マークスを演じ主演を務めたマッツ・ミケルセンは“北欧の至宝”と称される国際派俳優。本作で盟友アナス・トマス・イェンセン監督と5度目のタッグを組んだ。今年公開された主演作『アナザーラウンド』がレオナルド・ディカプリオの製作会社でハリウッドリメイクをされることが決定しているが、本作もハリウッドリメイクが発表されている。ちなみに、本日22日はマッツ56歳の誕生日。ますます円熟味をみせる彼の演技にも期待が高まる。マッツ・ミケルセン インタビュー――マークスはどのような人物ですか?マッツ:彼は職業軍人でおそらくキャリアは30年ほど。妻が亡くなった後も、彼がその状況に対処できる唯一の方法は軍人らしく強い男であることでした。それは娘にとっても自分にとってもいい方法ではありません。幸運にも、2人の男が訪ねてきて妻の死は事故ではなかったとマークスに伝えます。そこで彼は軍人としての能力を発揮して行動できるようになります。暴力によって答えを得ようとするのです。――リベンジすることで、誰かを責めることができるということですね。マッツ:彼は運命や神などのせいにすることなく誰かを責めることができます。彼の世界では、あらゆる現象には現実的な理由があり、それによって彼は対処することができます。それが彼のやり方です。明らかに彼の心は傷ついており、その穴が大きくなりすぎると彼自身が壊れてしまう気がしており、そして実際に壊れてしまいます。――本作の主要キャストはアナス監督の作品に以前も出演していて、ファミリーみたいなものですよね。本作で描いているものは機能不全の家族の誕生です。長年一緒にやってきて撮影現場の雰囲気はどんな感じですか?マッツ:そうですね。でも確かに違いはあります。ファミリーが再会できてすごくうれしいです。ただ、それは悪いほうに行く危険もあるから気をつけています。互いをよく知っていると心地よくなって怠けてしまうかもしれません。うまくいくと分かっていると引き出しを開けるだけになるでしょう。だからこそその心地よさを利用してお互いに高め合うようにしなければならないと意識しています。ファミリーと一緒なら知らない人と一緒では行けないところまであえて挑戦します。そういう意識でやっています。うまくいっているといいのですが。それから何か失敗してしまった時、失敗するのは嫌ですが時には避けられないものです。でも彼らと一緒なら失敗も怖くありません。みんなで一緒に笑えるからです。バカにして笑うのではなく、笑い飛ばすことができるので、おかげでより大胆になれます。――できあがったチームの中に、若くすばらしい若い女優、マッツの娘役のアンドレアが入りました。マッツ:彼女は実年齢よりもかなり若い役を演じていました。彼女は大人になりかけているから、私たちの輪のなかに入りたがりましたし、僕らも歓迎しました。ただ厳しいところがあり、彼女はプロ意識が高く、現場では僕は父親で彼女は娘でした。作品の世界だけでなくチームにも加わらないとなりません。アナスが言ったように彼女のセリフ回しはとても自然です。ただアナスの世界では特定の言い方も求められます。それは時々イカれたセリフで、それをイカれていると思わずに真面目に言わなければなりません。彼女は上手に難なくやってのけていてすばらしかった。彼女は最高です。デンマークで賞を獲ったこともとても嬉しく思いました。――この映画の概要を聞いた人は「ああブラックコメディだ」と思うでしょうが、より大きなテーマを扱っているように思えます。深刻なテーマを扱うにあたりコメディは有効ですか?マッツ:世の中の核になる話題がいくつかあります。生と死、運命あるいは運命の欠如、神と悪魔。13~14歳から考え始め、生涯を通じてずっと考え続けるような話題です。その話題を扱おうとすると、大げさで陳腐なものになるでしょう。例を挙げますね。 “She loves you. Yeah, yeah, yeah. She loves you. Yeah, yeah, yeah”メロディーがなければバカげて聞こえます。何かで包まないと。このような大きなテーマを扱うと仰々しくなってしまいます。5年かけて撮影しても終わらないでしょう。ただ、ユーモアで包むことで切り抜けられます。歌詞にメロディーをつけるのと同じです。新たに解禁された場面写真では、マッツ演じるマークスが敵に襲い掛かる様子や仲間に指示を出す姿を捉えており、これまでにない凶暴な役柄を感じさせる一方で、娘の前で見せる父の顔なども垣間見え、本作で様々な表情を見せてくれていることがうかがえる。マッツの演技の幅の広さにも注目だ。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は2022年1月21日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライダーズ・オブ・ジャスティス 2022年1月21日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 Zentropa Entertainments3 ApS & Zentropa Sweden AB.
2021年11月22日マハラージャンが、ファン人気の高い楽曲「地獄Part2」のMusic Videoを本日22時よりYouTubeで公開する。「地獄Part2」は2021年7月16日にリリースされた4th EP『僕のスピな人』に収録されている楽曲で、MVはマハラージャンが最近はまっているサウナで一発撮りされた。ターバンさながらに頭にタオルを巻きつけたマハラージャンが一人サウナで灼熱に悶える姿が映し出されている。■マハラージャン コメント「地獄 Part2」のMVという事で、熱いサウナに入ってみました。色々と辛い世の中ですが、サウナ→水風呂→外気浴を数回繰り返すことでいわゆる「整う」状態になると、「なんだ、大体のことがどうでもいいな」と、気持ちが軽くなります。この曲も、「地獄の中も軽やかにいきたい」という気分があるため、それを体現したMVとなってます。■マハラージャン YouTube<リリース情報>「セーラ☆ムン太郎(KERENMI Remix)」配信中「セーラ☆ムン太郎(KERENMIRemix)」配信ジャケット4th EP『僕のスピな人』配信中Major 1st Album『僕のスピな☆ムン太郎』発売中価格:3,000円(税込)マハラージャン「セーラ☆ムン太郎」MVマハラージャン「僕のスピな人」MV<ライブ情報>Kroi対バンツアー『Dig the Deep』2022年1月8日 渋谷CLUB QUATTRO関連リンクマハラージャン Official HPマハラージャン Twitterマハラージャン Instagram
2021年11月12日マッツ・ミケルセンらデンマークが誇る名優たちが集結した『ライダーズ・オブ・ジャスティス』より、マッツ演じる最強軍人マークスの復讐に燃える姿を捉えた場面写真が解禁された。この度解禁されたのは、マッツ・ミケルセン演じる最強軍人マークスの復讐に燃える姿など、本作のただならぬ雰囲気が溢れ出す場面写真。マークスが悲痛な面持ちで娘と抱き合う姿や、理数系スペシャリストの3人と作戦会議をし、彼らに銃の打ち方を指導するシーンが切り取られている。マッツは自身が演じたマークスについて「彼は運命や神などのせいにすることなく誰かを責めることができます。彼の世界では、あらゆる現象には現実的な理由があり、それによって彼は対処することができます。暴力によって答えを得ようとするのです。それが彼のやり方です」と分析する。列車事故で妻を亡くし、くせ者だけど頭脳明晰な男たちを引き連れ、復讐に身を投じていくことになるマークス。偶然に導かれし男たちの正義の行方に期待が高まる場面写真となっている。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は2022年1月21日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライダーズ・オブ・ジャスティス 2022年1月21日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 Zentropa Entertainments3 ApS & Zentropa Sweden AB.
2021年11月10日マッツ・ミケルセン×アナス・トマス・イェンセンの北欧最強タッグが贈るリベンジ・アクション・エンターテインメント『ライダーズ・オブ・ジャスティス』より、バイオレンスなシーン満載の予告編が解禁となった。『ファンタスティック・ビースト』『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作への出演も決定し、ハリウッドの第一線で活躍する国際派俳優のマッツ・ミケルセンが、本作で5度目のタッグを組む盟友アナス・トマス・イェンセン監督の下、復讐の炎を燃やす軍人に扮し、ハードなアクションや重厚な演技を披露している本作。この度解禁されたのは、電車での爆発事故で妻を亡くしたマッツ・ミケルセン演じるマックスが復讐の鬼と化して暴れまくる過激なシーン満載の予告映像。軍隊を抜け家に帰ったマックスは妻の死を愛娘と悲しむも、ギャングが絡んでいると知らされて展開はまさにバイオレンス一色に。ギャング集団のリーダーの弟を突き止め対峙すると、いとも簡単に首をボキッとひとひねり。至近距離でも容赦なく銃をぶっ放し、大暴れする。あまりに凶暴なマックスにおののいた数学者のオットーは「復讐なんて意味がない」と諭そうとするが、逆に顔面に強烈な一発をお見舞いされてしまうのだった。そんな強面マッツのアクションはもちろん、軍人マックスとは正反対に大人しい理数系の3人との笑いを誘うコミカルな掛け合いも見どころ。列車事故で妻を失った軍人。事故は仕組まれたものだと主張する数学者とその仲間たち。傷ついた魂が交錯し、予測不可能な復讐劇が幕を開ける。偶然に導かれし男たちの正義の行方は、果たして…?マッツ・ミケルセン史上1番凶暴な姿を見せてくれている本作に期待が膨らむ予告編となっている。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は2022年1月21日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライダーズ・オブ・ジャスティス 2022年1月21日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 Zentropa Entertainments3 ApS & Zentropa Sweden AB.
2021年09月27日9月12日(日)にスタートする女子プロサッカーリーグ『2021-22 Yogibo WEリーグ』を記念してスペシャル鼎談を開催!『東京五輪2020』に出場した三菱重工浦和レッズレディースのDF南萌華と、移籍一年目ながら浦和レッズの攻撃を司るMF小泉佳穂、そして大のレッズファンというモーニング娘。’21の横山玲奈という異色の組み合わせでお送りする。サッカー選手とアイドル、初対面の3人がどんな話で盛り上がったのか、またどんな共通点を見つけたのか、ぜひお楽しみください。横山玲奈――横山さんがレッズを好きになったきっかけは何ですか?横山「私は埼玉県出身で、生まれた時から『横山家はレッズ』という感じで育ち、ずっと応援してきました。『埼玉県のいいところは?』って聞かれたら、『レッズ!』と言うくらい。応援もすごく楽しいですし、この前(8月25日)の(サンフレッチェ)広島戦も実際にスタジアムで観戦させていただき、声は出せないけれど、手拍子で応援してすごく嬉しかったです」小泉「レッズに来てから、まだ満員のスタジアムでプレーをしていないし声が出せる状況ではないのですが、やっぱり拍手の迫力もすごい。早く声が出せる状態になり、満員の埼スタや駒場でサッカーしたいですね」南「女子もいろんなチームがあって、それぞれにたくさんファン・サポーターの方がいらっしゃるのですが、レッズが一番見に来てくれる方が多くて、皇后杯の時は1万人以上の方が入って、応援してくれています。応援がすごく暖かいので、鼓舞されてプレーにもすごく気合が入るし、とてもありがたいです」横山「私は、そういうレッズがずっと好きで、家族でずっと応援しています。その中でも今は、小泉選手を見ていて、かっこいいなと思っているので、今日はとても緊張しています」小泉「すごく恥ずかしいです。照れますね(笑)」横山「FC琉球から移籍して加入した時に、金髪のインパクトが強くて、『どんな感じの選手なのだろう』って思っていました。私はボランチの選手を見るのが好きで、小泉選手がボランチもできると書いてあって注目して試合を見ていたら、トップ下でのプレーがすっごくかっこ良くって。そこからずっと見ています」小泉「嬉しいのと恥ずかしいので、うまく言葉にならないです(笑)」横山「すみません……オタク目線で。本当にかっこいいです」オンラインで鼎談に参加した小泉佳穂――小泉選手自身、一年目からこうしてチームの中心としてプレーしているということについては、どう感じていますか?小泉「新しい監督になり、選手も入れ替わりがあったシーズンで、自分としてはとてもやりやすい状況だったので、こうして試合に絡めて、中心としてやらせていただけているのかなと思います」南「加入してすぐチームになじむのって本当にとても大変だと思うのですが、それを感じさせないプレーを見させてもらっていて、ただただすごいなという印象で尊敬しています」小泉「ここまで褒められる日はなかなかないですね(笑)。なでしこジャパンの試合は五輪でもテレビで見ていて、レッズレディースの選手も何人かいたので、ひいき目で応援していました。これからWEリーグが開幕するという事でそちらも注目しているので、実際にスタジアムへいけたらいいなと思っています」南萌華南「五輪はなかなか立てない舞台なので、とても貴重な経験でした。正直言って、とても悔しい結果に終わってしまいましたけど、東京五輪で感じた課題や反省をしっかり次に生かせていければなと思います」横山「私も見ていました!私は観戦することは好きなんですけど、自分では全く出来なくて、今回五輪で南選手を見て『本当にかっこいいな』『尊敬するな』と思ってました」小泉「自分も久しぶりになでしこジャパンの試合をフルで何試合も連続で見たのですが、特に日本は全員攻撃、全員守備で、本当にチーム力で戦っている印象があって『男子とはまた違う面白さがあるな』と思いました」南「見ていただいたということがすごく嬉しいです!もっと勝ち進んで試合を見てもらいたかったというのが正直なところです。少しでもなでしこジャパンの良さを知ってもらえたなら良かったなと思います。次の大会にむけてまた頑張りたいです」(写真左より)南萌華、横山玲奈――ところで、今日は横山さんがいくつか質問を考えてきてくださったんですよね?横山「はい(笑)。まず、お二人がチームで一番仲いい選手が知りたいです」小泉「一番一緒にいることが多いのは明本(考浩)選手ですかね。やっぱり、同じJ2から同じタイミングでレッズに加入して境遇も似ているところがあるので。後輩だと大久保(智明)とも仲いいし、先輩だと西大伍さんとか、田中達也くんとか。でも、みんな本当に仲良くしてくれるので楽しくやっています」横山「うわぁ、いいですね! 明本選手がゴールを決めた時に、ダーッと走っていく小泉選手の様子がすごく好きだったので、それが聞けて嬉しいです。ありがとうございます」小泉「そんなところを見ていたんですね。目の付け所がおもしろくていいですね(笑)」南「自分はユースからずっと一緒の長嶋(玲奈)選手、あとは清家(貴子)選手、大先輩の(安藤)梢さんとも仲良くしてもらっていますが、レディースもみんな仲がいいですね」――では、次の質問にいきましょう!横山「はいっ!私は、高校生の弟がいるのですが、レッズが大好きで、サッカーをやっています。この前も一緒にスタジアムで試合を観戦したんです。その弟からの質問です。1対1になった時に、一番大事にしていることは何ですか?」小泉「小中学生の頃には、お兄ちゃんや友達と、1対1の数をたくさんやっていたんですよ。結局DFとの駆け引きなので、とにかく数をこなすことと、大事なのはボールを足元から離さない事ですね。自分の身体から大きく離れてしまうとボールを奪われてしまうので、そこから離さないということが大事だと思います」南「自分はDF目線でいうと、相手がボールを持っている時のスピード感と、自分の間合いを意識しています。相手が速いスピードで来た時は、寄せすぎてしまうと一発で縦で抜かれてしまうので、そこはスピードをうまく吸収しながらプレーするというのをやっていて、逆に離れすぎると相手がしかけられるスペースが出来てしまうので、そこの間合いは数をこなしながら自分の中で一番やりやすい位置をみつけながらやっています。相手との距離と相手のボールを持っている状況を意識しています」小泉佳穂(C)URAWA REDS――小泉選手のようなタイプはどうですか?南「小泉選手のように、ボールをあんまり自分から離さないで持ってドリブルする選手って対応がすごく難しくて、飛び込んでいってしまうと、ダブルタッチとかで外されてしまうし、DFからしたらすごくやりづらいタイプだと思います」横山「ありがとうございました。弟に伝えます!それと、もう一つ質問させてください。私もグループ活動をしていてあることなのですが、皆さんも、チーム内で、監督や選手同士で意見が食い違う時って絶対にあるんじゃないですか?私たちで言えば、メンバーだけじゃなく、ダンスや歌の先生となどとの話の中で、自分はこうしたいけど先輩方や他のメンバーはこうしたいとかいう時があります。他の仲間と違う意見になった時の対処というか、どういう風に話をするんですか?私はそれがすごく苦手で、いつも自分を押さえて終わってしまうので、そういう時はどう乗り越えていけばいいのか、知りたいです」小泉「本当にサッカーでも同じことの繰り返しです。これは僕も普段からよく考えていることで、状況が似ていて面白いですね。たとえば、僕のプレースタイルやポジションだと、攻撃のことだと意見を発信しやすい。自分の得意分野があったとしたら、周りを認めさせることが出来れば、自分の意見が通りやすくなるというのはあります。これはちょっとサッカーに特化している話なので、まず相手の意見を尊重することが大事だと思っています。お互いを尊重したうえで、譲れないラインというのがあると思うので、そこはなるべく感情的にならず、徹底的に話し合っていくしかないと思います。自分の意見を通したいという欲を出すのではなく、あくまでチームが良くするにはどうしたらいいかという視点で話し合えれば、うまくいくのではないかなと思います。でも、僕もそこは結構難しいと思っていて、いい方法があったら教えてほしいなという気持ちです(笑)」南「自分もレッズでも代表でも年下の方なので、本当に同じ悩みがあるんです。自分は、まずは話す時は、相手をしっかりリスペクトすることが大事だなと思っていて、自分の意見はちゃんと持ったうえで、言われた意見などは受けいれて、実際にやってみて、それでもうまくいかない時は相手に言うということを実践しています。チームやグループというのは、意見が合わないことも絶対あります。そんな中で、自分の意見を持っていることがすごく大事だし、それをしっかり言い合える関係でこそすごくいいチームだと思うので、一緒にいいものを作り上げていくことが大事だなと思います」横山「自分は、あきらめちゃうと言うか、ぶつかった時に引いてしまって、『はい』ってすぐに言っちゃう癖があるのです。その後に、『もっとこうしておけば良かったな』とか思うところが多いので、もっとちゃんと向き合うべきだと思いました。ありがとうございました!」横山玲奈――さて、話は変わりますが、いよいよ『2021-22 Yogibo WEリーグ』が開幕します。南選手はどんな心境ですか?南「自分が小さいころはプロリーグというのは想像もしていなかったので、いざ始まるとなると、まだ信じられないところはあるのですが、本当にプロとして恥じないような試合をしたいと思います。トレーニングの中で話をしながらチームとして力をつけてきているので、まずは開幕戦に日テレ東京ヴェルディベレーザと試合が出来るのでそこを100パーセントで迎えられるように、みんなで準備したいと思います」小泉「プロになるということはお金をもらって生きていくということで、重圧や責任がかかりますが、だからこそ勝った時に喜びはすごく増します。自分はプロになってからの方がサッカーが楽しいと思えているので、レディースの選手たちもそう感じてくれたら、サッカーが好きな人間としてはすごく嬉しいです」南「プロ化するということは、これからはお金をもらってプレーするというところが一番の違いだと思うので、まずは自分たちがいろんな責任を負いながらも、楽しみながらプレーするということを大切にしたいです。あとは今サッカーをしている小さい女の子たちが目指したいと思えるリーグにしていけるように、責任感をもってプレーをしていきたいなって思っています」南萌華(C)URAWA REDS――ジャンルは違えど、横山さんもアイドル、アーティストとして共通点を感じる部分もあるのではないですか?横山「ファンの方に見られるということは、自分が満足をするパフォーマンスをしても、ファンの方からしたら、『もっとこうしてほしい』とか、『もっとこうあってほしい』とか、いろんなアドバイスをもらえることが多くて、それですごく迷うことがあります。『どうしようかな?』『もっとこうした方がいいのかな?』など、いろんなことを考えたりするんですけど、ファンの方があってのアイドルなので、いろんな方の意見を取り入れてパフォーマンスすることによってどんどん新しいファンの方がついてくださったりするし、『モーニング娘。’21良くなったね』と言われるので、やっぱりファンの方と一丸になってお仕事することが一番だなって思っています」小泉「ファン・サポーターの方の期待に応えつつ、自分自身で評価して成長をしていかなければいけないところは同じですね。やっぱり人に見られる職業というのは、共通点があっておもしろいなと思いますね」南「今おっしゃっていたように、ファン・サポーターの方がいてこそというのはサッカーでも共通することですし、私たちは勝利を届けることが一番の恩返しだと思っているので、アイドルとサッカーでジャンルは違うけれど、プロとして一緒にがんばっていけたらいいなって思っています」横山「Jリーグはこれまでも観戦していますが、WEリーグの試合もスタジアムに見にいってみたいと思っています!」南「横山さんは話している時、とても楽しそうで輝いていて、本当にサッカー、レッズが好きなのですね」横山「はいっ!」小泉「こういう人たちにすごく支えられて僕たちがプロサッカー選手として成り立っているのだなと思うとすごく嬉しいし、ありがたいですね」南「女子サッカーも選手だけで盛り上げるのではなく、ジャンルは違うけれど横山さんにも是非、WEリーグも一緒に盛り上げていってもらえたらいいなって思います」横山「私もサポーターとして、SNSで発信したり、メンバーとかにもいっぱいお話をして、そういうところからどんどん広めていきたいなって思っています。女子サッカーがフィーチャーされることは私も嬉しいので、どんどん盛り上げられるようにがんばりたいと思います!!」話が弾んだ鼎談の模様――最後に今シーズンの意気込みをお願いします。南「9月12日(日)からWEリーグが開幕、20日(月・祝)にはホーム開幕を迎えるので、まずはチーム全員で初戦を勝てるようにがんばることと、これから女子サッカーを牽引していく身として、しっかり責任と自覚をもって全力でプレーしたいと思います」小泉「レッズは今、『ルヴァンカップ』も『天皇杯』も勝ち残っていて、ひとつはタイトルを絶対取りたいです。そして、リーグ戦では『ACL』出場圏内を目指しているので3位以内、これは絶対に成し遂げたい目標です。個人としてまだまだチームの助けになれていないところもあるので、もっともっと成長してチームを勝たせられるような存在になりたいと思います。レディースは昨シーズン優勝していて、王者としてのプレッシャーもあるかもしれないですけど、僕たちもレディースに負けないようにがんばるので、お互いいい結果を出し合っていい刺激を与え合って、お互いのリーグを盛り上げていけたらサッカー界にとってもすごくいいことだと思うので、注目して見ていきます。お互いがんばっていきましょう!」南「ぜひ一緒にがんばりたいと思います!!」横山「これまでこうして選手の方々とお話する機会がなかったので、貴重な時間を作っていただき幸せでした。そして、やっぱりレッズが大好きなので、これからも全力で応援していきたいと思います」取材・構成:日々野真理撮影:田中丸義治メイク:渡邉栄子チケット情報『2021-22 Yogibo WEリーグ』三菱重工浦和レッズレディースvsノジマステラ神奈川相模原9月20日(月・祝)17:00浦和駒場スタジアム『Yogibo WEリーグ オフィシャルガイドブック 2021-22』書店発売日:9月6日定価:1,100円
2021年09月10日防災グッズの製造販売を行う、株式会社LA・PITA(本社:三重県四日市市)は、防災の日に合わせ、Jリーグクラブのロゴがデザインされた「防災セット」を9月1日(水)よりJリーグ公式通販サイト「Jリーグオンラインストア」にて受注販売を行っております。防災セット豪雨や地震等の災害に備えられる、水や食品、生活必需品など計23種25点が詰まった防災セットです。JリーグクラブとのLA・PITAコラボアイテムのリュックは、前面にクラブのロゴがデザインされています。防災推奨品(一般社団法人防災安全協会)で、テントに使用される水に強いターポリン生地を採用し、夜間でも目立つ全方向反射材が付いています。応援するクラブのロゴがデザインされた防災セットは、自分や大切な人を守るための備えとして、災害時の不安なときでも心強い味方に。■JリーグクラブとのLA・PITAコラボ「防災セット」の概要価格 : 24,750円(税込)セット内容(重量:約5.3kg):・ラピタリュックすっきり美しいラインのフォルムと白を基調としたリュックは、玄関先やリビング、ベッドルームなどに置いても、全体の調和を崩さず自然と風景に馴染むシンプルなデザイン。防水性優れたターポリン生地や止水ファスナーを採用した機能性豊かなリュック。サイズ : 商品本体サイズ:約 H46×W33×D16cm容量 : 約24リットル重量 : 約800g素材・材質 : 本体部: ターポリン・レスキューライス 白米(スプーン付き)・レスキューライス 五目ごはん(スプーン付き)・レスキューライス わかめ御飯(スプーン付き)・スマホ対応ダイナモライト・養老の天然水 500ml × 3・ウォーターバッグ Motte 10L・レスキューシート・トイレONE(3枚入)・エイドチーム2(8点セット)・3層式マスク(1枚入)・蓄光ホイッスル・ポケットレインコート・軍手 日本一DX・目かくしポンチョ受注販売期間 : 2021年9月1日(水)18時~2021年9月14日(火)23時59分まで販売店 : JリーグオンラインストアURL : ■会社概要商号 : 株式会社LA・PITA (ラピタ)代表者 : 澤 直樹本社所在地: 〒510-0882 三重県四日市市追分3丁目2−23設立 : 2012年12月3日事業内容 : 防災用品・防災セットの企画・開発・製造および販売・システム開発URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月06日プレミアリーグU-11が誕生して7年。全国36都道府県537チームが参加する、日本最大のリーグ戦に成長しました。「全員出場」「3ピリオド制」など、独自のレギュレーションを設け「力の拮抗した相手と、年間を通じてホーム&アウェイを戦う」ことを目的とし、日本にリーグ戦文化を根付かせるための活動を続けています。プレミアリーグU-11創成期からのメンバーであり、70チームが参加する長谷工プレミアリーグ神奈川U-11(プレミアリーグ神奈川U-11)の責任者を務める、末本亮太氏(大豆戸FC代表)に「カテゴリー分けされたリーグ戦の意義」について話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之)長谷工プレミアリーグU-11神奈川1部あざみのF.C.の選手たち<<前編:「全員出場」が子どもたちの成長につながることを指導者たちも実感、プレミアリーグU-11がチーム強化につながるわけ■実力の拮抗している相手との真剣勝負の方がトレーニング効果が高いプレミアリーグ神奈川U-11は1部から3部に分かれていて、昇格・降格があります。ジュニアサッカーはクラブや少年団の間で力の差が激しく、2ケタの得点差がつく試合も少なくありません。そのような試合はお互いにとって得られるものは少なく、大量失点で負けた子たちの心情を察するに、デメリットにすらなります。この現状を改善するために、プレミアリーグは1部、2部、3部と実力に応じてカテゴリーを分けました。末本氏は言います。「プレミアリーグは『実力の拮抗した相手と、真剣勝負の中でプレーする』ことで、選手の成長に良い影響を与えられると考えています。かつては前後半15分ずつ、3本目は15分のフレンドリーマッチというレギュレーションでしたが、3本目の試合の強度がガクッと落ちてしまっていたんですね。そこで3ピリオド制にしたら、強度の高い真剣勝負が繰り広げられるようになりました」たしかに、結果が昇格・降格につながる試合とフレンドリーマッチでは、選手の意識が違うのはうなずけるところです。末本氏は「コンサートで言うと、本番とリハーサルぐらいの違いがありました」と、当時を振り返って言います。「フレンドリーマッチに意味がないとは言いませんが、真剣勝負の強度の高い中でプレーすることの方が、同じ時間試合をするとしても、トレーニング効果は何倍もあると思います」■点差がつく試合はどちらのチームにとってもメリットにならないプレミアリーグ神奈川に参加する、あざみ野キッカーズの佐渡誠監督は「拮抗したレベルの試合ができるのはいいこと。点差がつく試合は、どちらのメリットにもなりませんよね。全員出場というルールも、全体の育成という意味ですごく良いと思います」と、プレミアリーグのレギュレーションに賛同します。あざみ野F.C.の林和泉代表も「点差が開かない試合をシーズンを通してやることはすごく大切で、プレミアリーグの場合は、年に何試合かとくに重要な試合があります。そこには、指導者も子どもたちも、公式戦の重要な試合と同じモチベーションで挑んでいます」と話します。全員を出場させることで全体のレベルアップをうながし、真剣勝負の場を体験させる。その経験が6年生になったときに、活きていると感じることも多いようです。末本氏は言います。「今年のU-12横浜市春季少年サッカー大会の上位はプレミアリーグの参加クラブでしたし、地区予選を勝ち抜いて出場する、神奈川県大会の出場クラブのおよそ半数が、プレミアリーグに参加しているクラブです。5年生のときに、同じぐらいのレベルの相手と真剣勝負を繰り広げたことで力をつけて、6年生に良い形でつなげていると感じています」■子どものサッカーを「点」で見ないで「面」で見るプレミアリーグには昇格・降格があるので、次年度にどのカテゴリーに所属するかは、シーズンを終えてみないとわかりません。「今年の4年生が来年5年生になるので、そのときにプレミアリーグの1部に所属しているかもしれないし、2部かもしれません。4年生のコーチは、翌年のプレミアリーグのことも見据えて準備をする必要性が出てきます。全員出場なので、『8人の上手な子だけじゃ、試合にならないぞ』と理解すれば、自然とその学年の選手全員をレベルアップさせることに、意識が向いていくと思うのです」プレミアリーグに参加するクラブの選手は、「小学5年生のときに、年間を通した強度の高いリーグ戦に出場する機会が保証されている」と言えます。これは非常に珍しいケースです。「選手は試合に出ることで、間違いなく成長します。それが同じぐらいのレベルの相手ではなおさらです。メディアを通じて情報が発信されることで、『プレミアリーグに所属するクラブには5年生のリーグ戦があって、必ず試合に出られる』という理由で、選手や保護者に選ばれるクラブも出てくると思っています」プレミアリーグは年間を通した結果で優勝が決まり、各地域の優勝チームが争うチャンピオンシップもあります。2部リーグ以下では、U-11のセカンドチーム、U-10チームの登録を認めるなど、様々な出場機会を創出。サッカーの上手、下手に関係なく、プレーする場を提供し、経験を積む機会を与えています。「子どもたちのサッカー人生はこれからです。小学生のときにセカンドチームだった子がJリーガーになった例なんて、いくらでもありますよね。保護者は子どものことを、その瞬間という『点』で見ていますけど、僕ら指導者はその子のサッカー選手としての成長という、長い『面』で見ています。そこの違いはあると思いますが、プレミアリーグは両方のちょうどいいところにアプローチできるリーグだと思っています」■子どもの成長のためにどんな場を作るか、を大人が考えなければならない年間を通じて、実力の拮抗した相手と真剣勝負をする。全員を試合に出場させ、全体のレベルアップをうながす。その理念に共感した、全国的な家電メーカーのアイリスオーヤマが2019年よりスポンサードするなど、広がりを見せています。神奈川県では独自に、2020年度より長谷工コーポレーションがメインスポンサーとして、子どもたちの環境をサポートしています。子どもの成長のために、どのような場を作るか。情熱を持った大人たちが真剣に考え、毎年のようにレギュレーションがブラッシュアップされているのも、プレミアリーグの特徴のひとつです。このリーグを経験した子どもたちの中から、将来のJリーガー、日本代表選手が出てくるのも、そう遠くない未来になりそうです。末本亮太(すえもと・りょうた)JFA B級ライセンス、フットサルC級ライセンス、JFA公認キッズリーダー。大豆戸FC代表理事、U12監督。ジュニアユース、シニアチームの立ち上げ、クラブのサッカー以外の多角的な活動構築にも尽力。「ちょっと自慢できる、サッカーを通じて出会うはずのない感動、人、未来を創造し、非日常を提供すること」をミッションに掲げ、自チームの活動の他に「プレミアリーグU11神奈川」の運営や地域でサッカー広場を開催するなど、育成年代の活動に力を注ぐ。また、小学生を連れての被災地訪問などNPO団体として、サッカーだけにとどまらない活動も行っており、将来を担う子どもたちの育成にも力を注いでいる。
2021年08月16日プロダンスリーグ「第一生命 D.LEAGUE 20-21」のCHAMPIONSHIPが1日、都内で開催され、avex ROYALBRATSが初代王者に輝いた。「D.LEAGUE(Dリーグ)」は、日本のダンスの発展と普及、ダンスのプロフェッショナルの輩出を目指して発足。今年1月10日に開幕し、9チームによるレギュラーシーズンを勝ち抜いた4チーム、総合1位のFULLCAST RAISERZ、同2位のavex ROYALBRATS、同3位のSEGA SAMMY LUX、同4位のKOSE 8ROCKSが、CHAMPIONSHIPへと進んだ。CHAMPIONSHIPはトーナメント方式で行われ、セミファイナルを勝ち抜いたFULLCAST RAISERZとavex ROYALBRATSがファイナルに進出。そして、自分たちが得意とするヒップホップで勝負したavex ROYALBRATSが最終決戦を制し、初代王者に輝いた。なお、3位決定戦も行われ、SEGA SAMMY LUXが3位となった。優勝したavex ROYALBRATSのリーダー・KAITAは「この6カ月間楽しく終わりました。全員が挑戦の意味でやったことないことをやったり、挑戦した6カ月間になりました。Dリーグという機会を与えてくださったみなさんに感謝しています。本当にありがとうございました」と涙。「6カ月間やってきてDリーグは素晴らしい大会だなと実感しました。シーズン2も、この先もさらに盛り上がると思うので、これからもDリーグをチェックしてください。盛り上げます!」と熱く語った。大会後、報道陣の取材に応じたavex ROYALBRATS。ディレクターのRIEHATAは「最高にうれしいです。今までの12人の努力が報われたなというのを噛みしめています」と喜びを爆発。最終決戦を振り返り、「ステージに立つ8人が一つの脳、一つの心でステージに立っているというのを感じていました。8人一体となって、8人以外の4人の顔も思い浮かび、ROYALBRATSで心が一つだなと考えていました」と心境を明かした。
2021年07月01日ザック・スナイダー監督版の『ジャスティス・リーグ』が配信されてからまもなく3か月。主役の1人のアクアマンを演じたジェイソン・モモアが、このスナイダーカットの『ジャスティス・リーグ』に関してある発言をし、ファンを驚かせている。先日、ジミー・ファロンが司会を務める「ザ・トゥナイト・ショー」に出演したジェイソン。ジミーから『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』について感想を求められると、「ザックのことが大好きです。私が8年前に出演契約したのは、どんな風であれ彼のヴィジョンを形にするためでした」と語り始めた。「最高だったのは、4時間の作品になりましたが、私の再撮影が全くなかったことです。あれが(以前に撮影した)すべてです」と、アクアマンの登場シーンはスナイダー監督が降板する前に撮影したものでまかなわれたことを明らかにした。「だから、みんなに『すごくよかったよ。詳細に描かれていた。たくさんのことが明らかになったね』なんて言われるのがおもしろくて。私は『そうそう、これがみんなで(再)撮影して作ったものなんです』と言ったりするのですが、私自身はなにもやり直しをせずに済んだのです」と語った。2017年に公開されたジョス・ウェドン監督の『ジャスティス・リーグ』は、当初スナイダー監督がメガホンを取っていたが、娘の死によりスナイダー監督が降板。ウェドン監督が引き継いで完成させたものの、ファンが「スナイダーカット版が観たい!」と長年にわたって声を上げ続けたことで、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が実現。今年3月にアメリカなどで配信された。ジェイソンは「ザックの芸術をリリースすることができて本当にうれしいですし、たくさんのファンも喜んでくれました。最高の4時間ですよ!」と満足げだった。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット 2021年夏、デジタル配信開始©2021 Warner Media Direct, LLC All rights reserved. HBO MAX(R) is used under license.
2021年06月14日映画『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が5月26(水)よりデジタル先行配信開始、6月25日(金)より4K ULTRA HD&ブルーレイとして発売される。この度、本作でメガホンを取ったザック・スナイダー監督の日本ファン向けのインタビューが公開された。2017年版『ジャスティス・リーグ』の制作中に降板したザック・スナイダー監督の初期構想に基づき、4年の時を経て日本でもついに解禁となる本作。応援してくれた日本のファンへの感謝、そして本作への想い、映画音楽へこだわり、さらにキャストたちの反応についても触れ『マン・オブ・スティール』や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、そして本作を通して伝えたかったことを語っている。<ザック・スナイダー監督:インタビュー>――日本でも署名活動が行われるほど、長い間本作を待ち望んでいたファンのみなさんが、遂に本作を観られることをとても喜んでいます。ぜひ日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします。まず初めに日本のファンのみなさんに”ものすごく応援してくださって本当にありがとう”と言わせてもらいたい。みなさんがいなければ、この映画はできなかった。これは“あなたたちの映画”です。この映画が完成できるよう、ファンのみなさんがしてくださったすべてのことに、心から感謝しています。僕たちがこの『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』で実現できたことは、すべてのキャラクターを深く掘り下げて、じっくり分析することだったと思います。この映画は、イースターエッグやディテールでいっぱいです。日本のファンのみなさんに、最後まで徹底的に描き切ったこの作品を観ていただけることを心から嬉しく思います。なぜなら、僕たちはとことんやり遂げることができたから。だから、みなさんに観てもらえることが待ちきれません。是非観てもらえることを願っています。――本編の中で注目して見てもらいたい点などはありますか?注目して見てもらいたいことはすごくたくさんあるよ。ステッペンウルフのデザイン変更もそのひとつだ。彼がヴィランとしてやっていることを見ると、本当に素晴らしい。また、ワンダーウーマンが、剣と盾を使って昔ながらのやり方で戦うのを見るのは本当に美しい。サイボーグのジャーニー、彼が自分のパワーを学ぶのにどういうことをするかというディテールは、本当に素晴らしく、そしてロケットのように飛び回るのを彼が学ぶところを見られるのはクールだよ。――主要キャスト6名の皆さんは本作をご覧になりましたか?キャストからの反応や感想などはスナイダー監督の耳に届いていますか?キャストは本作を観たよ。彼らからもらった反応は、賞賛と愛のみだった。みな本当に素晴らしくて、彼らのサポートがなければ、この映画が作られることはなかった。元々彼らが出演を引き受けた時のこの映画のビジョンを見てもらうことができて嬉しいよ。この映画を作ると最初に決めたときに僕が話していた映画のビジョンはこれだったんだ。だから、ついに完成したバージョンを見ることが出来たのは、彼らにとっても嬉しいことだったと思う。――本作では2017年版と比較して音楽も完全に変わっていた印象です。音楽へのこだわりを少しお話しいただけますか?そうだよ。僕がプロジェクトを去った時、作曲家のジャンキーXL も映画を去ったんだ。そして、僕たちがこの作品に戻るタイミングで、僕はジャンキーに電話をして「ジャンキー、彼らは僕たちに映画を仕上げてもらいたがっている。どう思う?」と話した。そして「僕たちが映画に取り組んでいた時に作った音楽が何か残っている?」って聞いてみたら、彼は「僕はすべてを一から作り直したい」と言ったんだ。それで、彼に4時間分の新しい音楽を作曲してもらったんだ。信じられないほど素晴らしいよ。僕たちはアルバムを作ったんだ。だから、アルバムも買えるよ。何枚組みのアルバムになるのかわからないけど、かなりの楽曲の数でとてもクールだ。それはファンにとって、とても楽しいものになるはず。美しいサウンドトラックなんだ。聞きたい時にいつでも楽しめると思うよ。――『マン・オブ・スティール』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、そして本作『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』と3 部作を通じて、スナイダー監督が伝えたかったことを教えて下さい。そうだね。僕は神話の大ファンなんだ。神話のジャーニーといったものの大ファンだ。だから『マン・オブ・スティール』では、スーパーマンをある意味彼の本来あるべきレベルまで引き上げた。そして『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』ではスーパーマンとバットマンを戦わせて、それから、彼が戻って来るようにした。そしてこの『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』では、すべてのヒーローたちを、出来る限り最高のレベルまで引き上げたかったんだ。これは、家族を見つけることについて、そして世界の中で自分の居場所を見つけることについて描いた映画だよ。コロナ禍の間、僕たちの多くは孤立感に苦しんできた。映画を通して、僕たちは自殺防止や、メンタル・ヘルスに対する認識を高めるためにたくさん資金を集めたんだ。コロナ禍で、多くの人々が孤立感を感じ、何をすればいいかわからなかった。この映画は、世界の中に自分の居場所を見つけ、自分の中に価値があることを発見することを描いているんだ。それは今、みんなにとって重要なメッセージだと思っている。■リリース情報『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』先行ダウンロード販売中6月25日(金)4K ULTRA HD&ブルーレイ発売<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(4枚組)¥7,990(税込)<ブルーレイセット>(2枚組)¥5,980(税込)<【DC展 1,000 セット完全限定】ブルーレイセット>(2枚組 / 日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット&オリジナル・フィギュア付)¥9,980(税込)
2021年05月26日最後のチャンピオン争いは、とうとう4強に絞られた。『ジャパンラグビー トップリーグ2021』プレーオフトーナメントが準決勝に突入。勝ち残ったのは『トップリーグ』優勝5回の最多タイ記録を持つサントリーサンゴリアスに優勝4度で続くパナソニック ワイルドナイツ、最後のシーズンで初優勝を目指すトヨタ自動車ヴェルブリッツ、そして初のトップ4入りを達成したクボタスピアーズだ。準決勝の組み合わせはトヨタ自動車×パナソニックとサントリー×クボタ。カンファレンス1位の強豪に、初の日本一を目論むチャレンジャーが挑む形となった。5月12日・13日には準決勝進出チームの監督(ヘッドコーチ)・キャプテンによる取材機会が行われた。大一番を前に指揮官・主将たちは意気込みを語った。トヨタ自動車はここまでタフな戦いを積み重ねて来た。レッドカンファレンス第5節・サントリー戦では後半37分に追い付き引き分け濃厚と思われたラストプレーでニュージーランド代表司令塔ボーデン・バレットのサヨナラペナルティゴール(PG)を喫して36-39、第7節・クボタ戦では逆にラストプレーで自陣22mラインからセンターCTBロブ・トンプソンがゲインラインを破り、パスを受けたフルバック(FB)チャーリー・ローレンスが距離を稼ぎ、最後はウイング(WTB)高橋汰地が走り切りトライ!SOライオネル・クロニエがゴール(G)を決めて25-24と大逆転劇をやってのけた。プレーオフ準々決勝でもNTTドコモレッドハリケーンズの勢いに乗ったアタックに苦しみながらも33-29の逆転勝ち。サイモン・クロンヘッドコーチ(HC)は準決勝に向けて「我々は一試合一試合集中し積み上げたことをさらに磨いていきたい。キックオフから今季の成果を見せたい」と自信を口にした。さらにHCは「パナソニックという素晴らしい相手と戦えるのは光栄。素晴らしい選手が揃い、素晴らしいシステムを持ち、キッキングゲームを得意とする。FWを使って前へ出ることもできるし、ターンオーバーからもスコアできる」と評価しつつ、「パナソニックと対する時は攻守の切り替えが大事になる。アタックからディフェンス、ディフェンスからアタックの切り替えはトヨタも得意としているところ。パナソニックはFWを使ってゲインラインを切りに来るので、トヨタとしてはいかにラックスピードを抑えていくかが大事」とポイントを挙げた。また5月11日の取材機会では「フェーズを重ねてプレッシャーをかけたい。パナソニックはキックが多いので、自分たちとしてはテリトリーとボールポゼッションを大事にしたい」とも語った。共同主将を務めるナンバーエイト(NO8)キアラン・リードは「(ロビー・ディーンズは)素晴らしいコーチ。最初の2年間(『スーパーラグビー』クルセイダーズで)彼のもとでプレーできたのは幸運。パナソニックと対戦する時はディシプリンが大事。弱みを見せると徹底的に突いて来る。長い間プレーをしてさまざまな経験を積んできた私にとっても、次は非常に重要なゲーム。決勝へ行けるよう、仲間のために戦いたい」と誓った。同じく共同主将のスクラムハーフ(SH)茂野海人は11日のオンライン取材でパナソニック戦のポイントに「ディフェンスラインの幅であったり、ブレイクダウンに誰が入るのかなどを修正したい。1週間で全部改善できるとは思わないが、できる限り修正してパナソニック戦に臨みたい」と挙げた。また茂野はニュージーランド代表オールブラックスの前主将リードとオーストラリア代表ワラビーズの現主将マイケル・フーパーのリーダーシップを「リードからはチームに向けての話し方を学んでいる。リードは伝え方がうまい。毎回みんなの頭に残る話し方をする。フーパーはポジティブなことしか言わない。ネガティブな問題が発生してもポジティブな言い方をする。このやり方はまだ取り入れられていないので今後取り入れていきたい」と手本としていた。一方のパナソニックはここまで危なげない戦いを見せて来た。競った試合は雨のコンディションで行われ13-13に終わった第6節・神戸製鋼コベルコスティーラーズとのホワイトカンファレンス首位攻防戦のみ。9試合で100失点という鉄壁のディフェンスを誇っている。準々決勝もスコアを見ると32-17とキヤノンイーグルスが善戦したと思われかもしれないが、20-3と前半を支配したパナソニックが終始余裕を持って試合を進めた。ロビー・ディーンズ監督は「チームとしてすべての局面で成長している。大事なのはディシプリン。今季はアタックでもディフェンスでもディシプリンを発揮している。チームの人間関係は非常にいい。ラグビーは究極のチームスポーツ。今チームモラルは非常に高いところにある」と手応えを語るとともに、好調の要因を「今季は代表選手がチームで長い時間を過ごしている。彼らが長くいればいるほど、チームは成長できる。今季はディフェンスも強化してきた」と分析した。もちろん、ディーンズ監督に抜かりはない。「プレーオフはリーグ戦とは全く異なる戦いになる。トヨタは全力で向かって来るし、今までやってこなかったようなイノベーティブなプレーも用意しているだろう。タフな80分間になる。トヨタは素晴らしいチームだ。そもそもトップ4に残るチームはみないいチーム。トヨタは大きくボールを動かしてくる。我々も最大限のパフォーマンスを見せたい」と警戒した。ケガのため準決勝はメンバー外となったフッカー(HO)坂手淳史主将も「毎週の準備の形がよくなっている。ノンメンバーが練習でゲーム以上のプレッシャーをかけてくれる。ディフェンス、アタックとともにペナルティが少ないのもワイルドナイツの強み。今季は強みを出せている」と手応えを口にした。準決勝が無観客試合で実施されることについては「僕らのやることは変わらない。ファンがスタンドで見ていないが、テレビで見ているという違いだけ。残念だが、テレビ越しで応援してくれると感謝しながらプレーしたい」とコメント。さらに今季限りで引退する同期のWTB福岡堅樹について、「堅樹は堅樹らしいプレーをしてくれている。ピッチ外で勉強があってもピッチ内のパフォーマンスは変わらない。キャプテンとして心強い。アタックでもディフェンスでもいい仕事をしてくれる。もったいないと言うか、もっと一緒にプレーしたい気持ちもあるが、堅樹の夢も叶えてほしい。多くてあと2試合、楽しみたい」と複雑な胸中を明かした。もうひとつの準決勝サントリー×クボタは同カンファレンスの戦いである。第6節ではSOバーナード・フォーリーのシンビン(10分間の一時退場)があり前半に23-7と突き放されるも、後半はクボタが巻き返し、後半29分には残り5mでのラインアウトからドライビングモールをFLトゥパ フィナウが押し込んで26-26の同点。勝点2を分け合う好試合と思われたが、ノーサイド間近にSOバレットが絶妙なランラインでトライを奪い、Gも決めてサントリーが33-26で勝利を手繰り寄せたのだった。サントリーはそのまま全勝でレッドカンファレンス(RC)を1位突破、NECグリーンロケットとのプレーオフ2回戦も76-31と一蹴。リコーブラックラムズとの準々決勝は中止となり、準決勝が2週間ぶりの試合となる。敗れたクボタも逆転負けのショックは完全に払拭した。サントリー戦の翌週のトヨタ自動車戦でもショッキングな逆転負けを喫し、RC3位となったクボタはプレーオフ2回戦から難敵ヤマハ発動機ジュビロと対峙。ここで2連敗の苦い教訓を生かした。前半から主導権を握り、コンスタントにスコアしていった。試合開始早々にトライを許しても、一家言持つスクラムで押されても、決して焦れずにゲームをコントロールし、終わってみれば46-12の完勝を収めた。続く準々決勝・神戸製鋼戦では前半30分を待たずにフォーリーが一発退場となるピンチに陥るも、そこから驚異的な運動量と粘りのディフェンスを展開し続け、後半31分についに前回王者に逆転を許す。クボタの善戦もここまでかと思われた中、残り燃料をすべて注ぎ相手陣内に攻め入ると36分にペナルティを獲得し、WTBゲラード・ファンデンヒーファーのPGで23-21と再逆転、その後は泥臭く体を張り続けてノーサイドの笛を聞いたのだった。初のトップ4入りを果たしたフラン・ルディケHCは準決勝へ向けて、「自分たちフォーカスに変わらない。これまでずっと自分たちにフォーカスしてきたし、今週も変わらない。自分たちのベストゲームをすることによって、勝利が近付く」とこれまでと同じセリフを言い、初のタイトルへ向けても「今週末にフォーカスしている。できることにフォーカスしたい。今週勝ってから決勝については考えたい」とした。これまでと変わらぬ姿勢を強調する指揮官だが、それは逆に5季目の今季に対する自信の表れでもある。ルディケHCは「5季やってきてチームとして成長してきた。今季はオールラウンドにできている。アタックやキック、ディフェンス、ひとつのことで勝っているわけではない」と胸を張った。立川理道主将も「1試合1試合学びを感じて成長している。特にメンタル。試合に出た選手は同じミスをおかさないよう選択ができている。一戦一戦学びを生かせているし、このプレーオフに入ってからも成長を感じている」と同意する。だからこそ、豪州代表71キャップの司令塔フォーリーに3試合の出場停止を課せられても指揮官にも主将にも気後れはない。「スコッド全員がクボタウェイを知っている。確かに10番はドライブしなくてはいけないし、コントロールしなくてはいけないし、判断をしなければいけない重要なポジション。ファレヌイ・ハウェラや岸岡智樹、10番になる得る選手はしっかりしたパフォーマンスを見せてくれると思う」(ルディケHC)「神戸戦はあの状況でもコントロールできたのは同じページを見ていたから。FWのがんばりがあったから。14人でもボールを持ってアタックできたことは自信を持っていい。フォーリーは試合に出る出ないに関係なく、チームの準備に関わっている。アタックもリードしてくれているし、ゲームメンバーをサポートしてくれている」(立川主将)立川もまたサントリー戦へ向けて「いいプランを持っているので実行したい。FW戦で優位に立ち、いいアタックをしたい。相手のBKのキーマンはバレットであり、CTB中村亮土主将。(SOかCTB)どっちに入っても、自分の力を出して目の前のその選手をしっかり抑えていきたい。でもそこの勝負にこだわるのではなく、23名の勝負で勝っていきたい」と決意を新たにした。ルディケHCとは対照的にミルトン・ヘイグ監督は優勝を意識した上で狙うとキッパリ。「最終的な目標は優勝すること。期待されているので、そこに対してプライドを持って優勝へ突き進みたい」準決勝の相手を「クボタは神戸戦でいいプレーをしたし、チームとして仕上がっている。リーグ戦でもかなり接戦になったし、今季はボールをキープし、フェーズを重ねてアタックして来る。フォーリーのようなインターナショナルレベルの選手の不在は影響があるだろうが、神戸戦では14名であれだけ素晴らしいプレーをした。自信を持っているだろうし、決して油断はできない」としながら、「リコー戦がなくなり、フレッシュな状態でプレーできると思っている。最後の20分で差を見せられと思っている」と日程の追い風を口にした。また指揮官は8試合で496点という爆発的なアタックについて「自分たちのストラクチャーの中いい判断でプレーできている。スキルをエクスキューション(遂行)するトレーニングをしているが、その結果が71トライという数字に表れているだろう」と評価しつつ、直近2試合で62失点を喫しているディフェンスについては「私はディフェンス中心に見ているので責任を感じる。50点差ついても集中力を切らしてはいけない。個人の判断が入りすぎた局面があったし、スイッチオフし軽いプレーも見られた。ただNEC戦から修正した。これからはいいディフェンスを見せられるだろう」と修正済みだとした。中村主将もクボタ戦へ「前回も厳しい戦いになった。また違った戦いを見せられと思う。お互いにプレースタイルをわかった中での遂行力が大事。勝負のポイントでの判断が大事になって来る。いちリーダーとしていい判断をしたいし、いちプレイヤーとしてベストプレーをしたい」と意気込み、同じCTBの立川理道について「ハルさんがいるので負けられない。僕がずっと見て来たCTBが目の前にいるので意識する。今季は(中野)将伍と組むことが多いが、彼が持っていないものを持っているので生かしてあげたいし、将伍がいるから自分も生きるということもある」とマッチアップを楽しみにしていた。楽しみはマッチアップだけではない。中村主将はヒリヒリするこの準備期間を楽しんでいた。「(準決勝がなくなり)先週くらいは試合勘がどうとか、リカバリーで有利だとか考えていたが、今週からはそんな言葉が出ないくらい自分たちに集中している。現段階で気になっていない。緊張感も出て来たし、これまでよりも負ける可能性も高まったが、この緊張感も楽しみたい。このチームでラグビーができるのも長くて2週間。色々準備があるので早く試合がしたいとは言わないが、この準備期間が楽しい。試合がすごく楽しみ」西の聖地・花園ラグビー場で東の聖地・秩父宮ラグビー場へのキップを手に入れるのはタイトルの常連であるパナソニック、サントリーか、それとも初タイトルに燃えるトヨタ自動車、クボタが割って入るのか。『第58回日本選手権』兼『トップリーグ2021』プレーオフ準決勝・トヨタ自動車×パナソニックは5月15日(土)、サントリー×クボタは5月16日(日)、場所は同じく花園ラグビー場にてキックオフ。試合は無観客で実施。決勝は上限5000人の有観客にて5月23日(日)・秩父宮ラグビー場で開催。チケットは5月16日(日)午前10時~17日(月)午後11時59分まで先行抽選販売、20日(木)午前10時より一般発売。試合の模様は3試合ともNHK総合にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2021年05月15日いよいよ5季目の『B1リーグ』がポストシーズンへ突入する。『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21』が今週末開幕するのだ。5月11日、『B.LEAGUE QUATERFINALS 2020-21』対戦カードごとにオンライン取材を実施。8強に勝ち残った選手たちが意気込みを語った。5月14日(金)・15日(土)・17日(月)宇都宮ブレックス(東地区1位)×サンロッカーズ渋谷(東地区5位)ブレックスアリーナ宇都宮レギュラーシーズンの成績は宇都宮の3勝1敗。――『CS』へ向けての意気込みは?「東地区1位のプライドを持って『CS』に臨みたい。自分たちは優勝できる戦力を持っているので思うので、しっかりタイトルを狙っていきたい」(宇都宮・比江島慎)「個人的には久しぶりの『CS』、楽しみにしている。自分たちも優勝できるメンバーだと思うので、優勝を目指してやっていきたい」(SR渋谷・ベンドラメ礼生)――相手の印象は?「ベンドラメ選手は渋谷の中心選手。ベンドラメ選手が乗るとチームも乗って来るので、しっかり抑える必要がある。マッチアップする機会があればしっかりプレッシャーをかけてリズムを崩したい。自分の役割はドライブであったり、点を取ること。しっかりやっていきたい」(比江島)「比江島選手は勝負どころで活躍する印象があるので、重要な局面で自由にやらせない、ボールを持たせないようにしていきたい。ディフェンスでは身長差がありインサイドで攻めて来る印象があるので、一発目は押し出してファウルでもいい。オフェンスなら外からドライブでスピード勝負を仕掛けられれば」(ベンドラメ)――相手チームの印象は?「マークする選手はベンドラメ選手とライアン・ケリー選手。ふたりが渋谷の得点源なので、しっかり対応したい。それに渋谷の激しいディフェンスにハマらないにしたい。こっちもディフェンスで激しくいきたい。渋谷とやる時は高さが武器になる」(比江島)「ビッグラインナップできるメンバーが揃っているので、リバウンドをチーム全員で取りにいかないといけない。ライアン・ロシター選手や渡邉(裕規)選手が活躍すると乗ってくるので、そこを抑えるようにしたい。僕らはディフェンスにこだわってやっている。これまでも77点以内に終えるようにやって来たので、そのように抑えたい。トランジションからの3Pをやられると勢いに乗られるので、そこは注意したい。今季はディフェンスでじわじわとダメージを与えてきたので、『CS』でもディフェンスからのトランジション、速いバスケをやっていきたい」(ベンドラメ)――『CS』へ向けてのチームの雰囲気は?「緊張感のある練習をしているし、チームの雰囲気はいい。ワクワク感がある。優勝できるチャンスはあると思うので、優勝に向けて仕上げていきたい」(比江島)「連敗もあったが、『CS』に出られたので結果オーライ。今何か大きく変えるのはできないし、変える必要もない。最後の3連敗も何か影響しているわけではない。昨日の千葉戦を終えたミーティングでも、『CS』という言葉がたくさん出た。ライアンもずっと言っていた。チームとして『CS』を楽しみにしている」(ベンドラメ)5月15日(土)~17日(日)大阪エヴェッサ(西地区2位)×川崎ブレイブサンダース(東地区3位)おおきにアリーナ舞洲レギュラーシーズンの成績は川崎の2戦2勝。――『CS』へ向けての意気込みは?「僕自身もクラブとしても初出場なので挑戦する気持ちで優勝を目指してがんばりたい」(大阪・角野亮伍)「去年コロナでレギュラーシーズンが途中で終わってしまったので、まず『CS』までたどり着けて良かった。いよいよ本番、チームもいい雰囲気なので、『CS』が楽しみ。ここから優勝に向けての戦いが始まるということで、みんなテンションも上がっているし、練習もいいインテンシティでできている。いよいよ始まるぞという空気になっている」(川崎・篠山竜青)――相手の印象は?「最初の対戦の時は僕たちが練習でやって来たオフェンスが全部先読みされているような感じで、こんなディフェンスされたことはなかった。ディフェンスの上手な選手など色々いる中、まとめる選手がいるのは脅威。声とか目線とか、先読みされていると感じた。僕は結構大きくてフィジカルが強いと思うので、そこを生かして体でやっつけたい」(角野)「前回の対戦は開幕してすぐだったのであんまり覚えていないと言うか、それだけ長いレギュラーシーズンを戦って来た。角野選手は学生の時から得点力が光る選手だと思っていた。シーズン序盤よりもフィットしてきて、オフェンスの核の選手になってきた。角野選手が乗って来るとチーム全体が乗って来ると思うので、時にはファウルを使って、止めていきたい。角野選手を自由にさせないというのが川崎のひとつの鍵になる」(篠山)――相手チームの印象は?「川崎さんの試合を何試合か見てスカウティングしているが、抑えどころがたくさんあって、どうやってポイントを絞るか、今監督陣も模索していると思う。まず気持ちで負けないようにしたい。2連敗して終わっているので、挑戦するだけ」(角野)「対戦した時は外国籍選手も合流していなくて、今とは別のチーム。(ディージェイ・)ニュービル選手が入ってからは爆発力がある。対戦した回数少ない分、不気味な部分があるなという印象。レギュラーシーズンは高さでアドバンテージ取ってきたが、大阪ほどの高さはない。この準備期間が大事になる」(篠山)――自チームの相手のキーマンは?「うちはニュービル選手が入ってから彼が得点源だし、ディフェンスでも鍵を握る。彼に期待している」(角野)「川崎は全員で戦うチームなので全員と言いたいが、あえてひとり挙げるならばパブロ(・アギラール)選手。日本のバスケにも慣れてきてぐんぐん調子を上げてきているので、パブロ選手がこのまま『CS』でも活躍してくれれば、チームの推進力になる」(篠山)――無観客試合についてどう思うか?「単純に普段練習している体育館で試合ができることと移動がないことがアドバンテージ。ファンがいれば相手にプレッシャーをかけられたけど、やることは変わらない。アドバンテージとか考えずにやりたい。大阪のブースターは熱くて熱狂的な人が多いので、あの声援がないのは単純に寂しい」(角野)「僕としては寂しいという気持ちしかない。『CS』でどっちがホームアドバンテージを取れるかということでレギュラーシーズンやっていたので。それが取れずに、アウェイに乗り込む形になるが、無観客なのは寂しい」(篠山)『B1リーグ 2020-21』第27節・千葉ジェッツ×シーホース三河より(C)B.LEAGUE5月15日(土)~17日(日)千葉ジェッツ(東地区2位)×シーホース三河(西地区3位)船橋アリーナレギュラーシーズンの成績は1勝1敗。――『CS』へ向けての意気込みは?「シーズンが続いて『CS』まで戦えることをうれしく思う。目標の東地区1位は達成できなかったが、最後9連勝で勢いを持って『CS』へ臨めること、ワクワクしている。(2度新型コロナウイルス陽性者が出て)練習できない時期や3連敗があったが、チームでやるべきことをやった結果が9連勝。『FINAL』で2回負けている悔しさはあるが、横浜の前にふたつ倒さないといけない相手があるので、まずはそこに集中したい。一昨年、その前と『FINAL』で負けた悔しさがあるので、今年は笑ってシーズンを終えたい」(千葉・富樫勇樹)「チームとして終盤なかなかタフな状況が続き、無事『CS』出場できたこと。残念ながらホームアドバンテージは得られなかったが、まずはタフな千葉戦、チーム一丸となって戦いたい。アルバルク(東京)では『CS』に出ていなかったので、初めての『CS』という緊張感はある。でもやることは変わりない。そこまで緊張感はない」(三河・シェーファー アヴィ幸樹)――自チームの相手のキーマンは?「僕はシャノン(・ショーター)選手かなと思う。やっぱり、彼のボールへのアタックを含め、最近の試合でいいパフォーマンスを見せてくれているので、チームとしてもやりやすいし、雰囲気も良くなる。シャノン選手とふたりでチームを引っ張っていきたい」(富樫)「キーマンは(ダバンテ・)ガードナー選手。千葉に勝った時は彼が40点取った。ビッグマンがいない中、彼がどれだけ取れるか、どれだけ彼を手助けできるか。自分がもっとアグレッシブに行く、スクリーンに行く、チームの潤滑油になるよう、チームがプレーしやすいようにしたい。このチームは相手のプレッシャーがどうしてもガードナー選手、金丸(晃輔)選手に偏るので、自分たちが得点して、彼らの負担を軽減させないといけない」(シェーファー)――警戒する相手選手は?「金丸選手とガードナー選手だと思う。ガードナー選手はなかなか1対1では止められないので、チームでピッグマンを助ける。金丸選手にはボールを持たせない。でも両選手とも20得点くらい取ってくると思うので、取られ方とか大事になる。自分たちとしては走ること。しっかりリバウンド取って走ること、それが一番、三河戦では大事になって来る」(富樫)「千葉はリバウンドが激しい、(セバスチャン・)サイズ選手とか激しいので。前回はやられたので、ディフェンス面でリバウンドを取り切る、しっかり身体を当てることを意識したい。警戒するのはやはり富樫選手。大事なゲームになればなるほど彼は活躍するので、彼を抑えないと、僕らの勝利はないと思っている」(シェーファー)5月15日(土)~17日(日)琉球ゴールデンキングス(西地区1位)×富山グラウジーズ(東地区4位)沖縄アリーナレギュラーシーズンの成績は1勝1敗。――『CS』へ向けての意気込みは?「短いようで長いようなレギュラーシーズンが終わって、いよいよ『CS』が始まる。やっとスタートラインに立った気持ち。『CS』は特別な舞台。プレーしたくてもできないチーム・選手が多い中、みんなが責任を持ってプレーすべき場所。優勝を目指すのは当然、特別な舞台、特別なゲームでいかに普段通りに過ごし普段通りにプレーできるかが大事。普段通りにプレーしたい」(琉球・岸本隆一)「僕自身初めての『CS』、今まで通りのプレーができるようにしたい。なかなかどういう舞台がわからないが、チームもとしても個人としても後悔のないようプレーしたい」(富山・岡田侑大)――相手チームの印象は?「富山はオフェンスが強いチーム。40分間通して攻め続けるチームという印象がある。うちとしてはディフェンスがキーになると思う。攻撃力が高い選手、外国籍選手が長い時間出て来るので、どう守っていくか。岡田選手もシーズン後半から活躍してきた、彼を警戒したい」(岸本)「オフェンスとディフェンスのバランスがいい。オフェンスはインサイドでもアウトサイドでも得点できるのでしっかり対応したい。琉球のキーは(ジャック・)クーリー選手と岸本選手。クーリー選手と(ジョシュア・)スミスのマッチアップになる。岸本さんには3Pをやらせないのが大事。徹底的に潰していきたい」(岡田)――相手の印象は?「岡田選手はボールを持ったら脅威になるだけではなく、ボールを持たせず、岡田選手が不快に感じるようにプレーしたい。3Pが入らないからと言ってゲームに負けるわけではない。自分のプレーに固執せずにチームの勝利のためにプレーしたい」(岸本)「ひとりで岸本選手を止めるのは無理だと思うので、3Pはタフに打たせるようにしたい。オフェンスでは何度かイライラさせられたので、大きな舞台だが平常心でプレーしたい」(岡田)――自チームのキーマンは?「キャプテンの田代直希。去年ケガで離脱したこともあり、今季にかける思いが強い。キャプテン田代を中心に戦っていきたい」(岸本)「前田悟さん。シーズン後半に3Pが入らず悩んでいたので、『CS』で爆発してほしい」(岡田)――西地区のプライドを持っているか?「過去の『FINAL』のカードを見ても東地区が多く、意識しないと言うと嘘になる。自分たちが優勝することによって、その印象を壊せると思うので、みんなの持っている印象を壊していきたい。東の上位陣はディフェンスが格段に違う。3年くらい前なら西地区はオフェンスがいいチーム、東地区はディフェンスがいいチームというイメージだったと思うが、西地区のチームもディフェンスの強度は年々上がって来たと思う」(岸本)――各地区の違いについてどう思うか?「東地区のチームと当たって思ったのはマッチアップするのが代表選手が多いこと。ただ上位チームになると東地区と西地区の違いはあんまり変わらないというのが僕の印象」(岡田)『B.LEAGUE SEMIFINALS 2020-21』は来週末に開催。『B.LEAGUE FINALS 2020-21』は5月29日(土)・30日(日)・6月1日(火)・横浜アリーナにて開催。
2021年05月12日『ジャスティス・リーグ』のレイ・フィッシャーを筆頭に、過去手掛けた「バフィー~恋する十字架~」「エンジェル」のキャストからも横暴な振る舞いが暴露されたジョス・ウェドン監督。このたび、『ジャスティス・リーグ』のガル・ガドットも、同作の撮影中にウェドン監督からキャリアを台無しにしてやると脅される経験をしていたことを明らかにした。ガルの母国イスラエルのメディア「N12 News」に語っている。「ジョスと私には問題がありましたが、なんとか対処しました。彼は私のキャリアを脅かしました。もし私がなにかをしたら、『キャリアを台無しにしてやる』と言われたんです」。今年4月、「The Hollywood Reporter」は『ジャスティス・リーグ』の撮影中に、ガルが新たに作られたセリフに疑問を呈するとウェドン監督が「私は脚本家でもある。だまってセリフを言え。そうでなきゃ、この映画の中でお前をものすごくバカに見せることもできるんだぞ」と脅迫したことを報じていた。上記のガルの発言はこの件について語ったものと思われる。ワーナーメディアは、『ジャスティス・リーグ』の撮影現場で起きたとされるウェドン監督のひどい言動や態度に対する調査を行い「是正措置が取られた」と発表したが、その具体的な内容は明らかにしていない。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年05月10日デジタル先行配信中だったDC映画『ワンダーウーマン 1984』のBlu-ray&DVDリリースが本日4月21日より開始。さらに、超話題作『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が5月26(水)よりデジタル先行配信開始、6月25日(金)より4K ULTRA HD&Blu-rayが発売される。2021年はコミックスに初登場して80周年となるワンダーウーマンの最新作『ワンダーウーマン 1984』のリリース、4年の歳月を経て遂に解禁されたファン待望の『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が発売される記念イヤー。さらに、日本初となる「DC展 スーパーヒーローの誕生」が6月25日(金)より東京を皮切りに福岡、大阪、名古屋で開催されるほか、DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極“悪党、集結』が今夏全国公開決定など、ますますDCが盛り上がること間違いなし。この度、記念イヤーについて、DCコミックスの共同発行人で、CCC(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)を務めるアメコミ界の生ける伝説ジム・リーが日本のファンのために応じたインタビューが到着した。ーー2021年はワンダーウーマン80周年のメモリアル・イヤーです。このキャラクターが長きにわたって愛される理由はどんなところにあるのでしょうか?ワンダーウーマンは他のスーパーヒーローの派生的な存在としてではなく、完全に独立した初の女性ヒーローとして登場しました。ギリシア神話をベースにしていますが、コミックではアマゾネス族から平和の大使として歪んだ男性社会に送り込まれ、そこに正義をもたらすというのがキャラクター設定の前提となっていて、より現代的で力強いヒーロー神話になりました。また彼女を特徴づけるアイテムの“真実の投げ縄”(映画の中では「ヘスティアの縄」)は相手に真実を語らせます。真実というのも彼女が大切にしている、そして守ろうとする価値ですよね。こういうところも多くの世代をインスパイヤしているのだと思います。その他にも品位、慈悲心などワンダーウーマンが体現するものがどれも普遍的な価値観であるところが長年愛されてきた秘訣でしょう。そして彼女のパワーや冒険のスケール感はまさに今の時代に求められているエンターテイメントだし、スーパーマンとバットマンともにDCユニバースの中心的役割を果たしていますから、アイコニックなヒーローであることは間違いないです。ーー初の女性ヒーローとおっしゃいましたが、コミックアーティストであるジム・リーさんからみて、この80年でワンダーウーマンの描かれ方や、女性ヒーローの描かれ方自体に変化はありましたか?女性ヒーローの描かれ方はおおいにアップグレードされました。これはDCとしても誇りに思っているところです。ワンダーウーマンだけをみても時代を経るごとに描かれ方も進化しました。スーパーパワーを持たないキャラクターとして描かれていた時代もあったし、アメリカのフェミニズム運動のアイコン的存在だったこともあります。また現代のワンダーウーマンは、男女が同等に描かれるようになった時代の流れを反映させています。そしてワンダーウーマンが先駆者となって DCは様々な女性ヒーローを世に出してきました。女性キャラを中心に据えたストーリーテリングがどんどん増えてきている。映画にもなった『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』もその象徴でしょう。かつてコミックに登場する女性は「囚われの乙女」であり、男性ヒーローに救われるというのが前提でしたが、それを80年前にワンダーウーマンが打ち破ったのです。ーーそのワンダーウーマンが活躍する映画『ワンダーウーマン 1984』 はいかがでした?素晴らしい作品でした。なによりもワンダーウーマンを再び大スクリーンで見ることができたのが喜びでした。アクションのスケールもアップしています。1984年という消費文化やポップカルチャーが花開いた時代の物語というのもよかったです。つまり夢でもなんでもすぐに手に入る、欲望ファーストの時代ですよね。そういう時代背景が訓戒的に感じられる。またスティーブ・トレバーとの関係の描き方、そこでワンダーウーマンが下す選択など、あらゆる面で上手くいっていて、我々としてもとても満足しています。ワンダーウーマンは、長い年月を経てDCユニバースの他のスーパーヒーローに引けを取らない重要なキャラクターとしてその存在価値を証明してきました。その彼女に相応しい映画に仕上がっていたと思います。ーーワンダーウーマンが他のスーパーヒーローとチームを組む『ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット』も遂に日本でリリースが決定しました。よりヒーローたちのドラマが深く描かれている超大作として日本のファンも大変期待しています。ジム・リーさんは、本作をご覧になっていかがでした?これも素晴らしい作品でした。ザック・スナイダー監督が当初抱えていた構想をそのまま実現させた一大エピックです。4時間もあるのですが、見ごたえたっぷり。4時間の至福の祭典でした。ーーなんと日本ではジム・リーさんが作画を担当した「ジャスティス・リーグ」コミック版を日本限定で封入することが決まりました。嬉しいですね。実はこの作品について6年前から関わっていたんです。2015年末だったかな。ワーナー・ブラザースから依頼を受けて、ザック・スナイダー監督が『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』から『ジャスティス・リーグ』へどうつなげるか、そのアイデアのベースとなるコンセプト・アートを僕が書いたんです。10〜12フィートほどの高さのホワイトボードに書いていた。梯子を使わないといけないし、肩は痛くなるし、手でマジックをかき消すことのないように気をつけなければならないし、長い時間をかけて書いたので、物理的に大変な作業でした。ホワイトボードでの描画は紙にインクで書くよりはるかに難しいことなんですよ。こんなに苦労して描いたのホワイトボードだからいずれは消されるだろうと思っていたので、記念に写真に納めておきました(笑)そうした思い入れもある作品でしたから、こういう形で遂に完成して、本当に嬉しいです。ーー改めて『ワンダーウーマン 1984』 そして『ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット』が楽しみになりました!最後に、ジム・リーさんが考えるDCの素晴らしさとは何でしょう?DCヒーローらが、希望、正義、真実、慈悲、不屈など、人間の最も崇高な価値観を体現しているところでしょう。神話なき今日において、スーパーヒーローたちの物語が現代の神話を担っているように思います。英雄であるとはどういうことかを大人にも子供にも教えてくれるのがDCの世界。正しい道を歩むのは決して容易いことではないというのが一つの大事な教訓になっています。一方でDCではこのような教訓とエンターテイメントのバランスを取ることをメインゴールとしてきました。エピックでありエンターテイメントである、それがDCです。さらに、本日4月21日(水) 21:00からは、ぷらすとメンバーがDCの世界を深掘るトーク番組『いまだから話したいDCの世界!』がワーナーブラザース公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開となる。この番組では『ワンダーウーマン 1984』『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の2作品を中心にDCキャラクターの歴史などを交えて、ぷらすとメンバーならではの目線で各作品の楽しみ方や、見どころポイントを解説。 アメコミをあまり知らない方も、DCファンも、「そんな映画の楽しみ方があるの!?」と、新たな発見があること間違いなしなのでぜひ視聴してほしい。【番組情報】『いまだから話したいDCの世界!』配信開始日:2021年4月21日(水) 21:00~MC:サンキュータツオゲスト:松崎健夫(映画評論家)、添野知生(映画評論家)、堺三保 (SF評論家・翻訳家)URL: 【発売情報】『ワンダーウーマン 1984』デジタル配信中 / ブルーレイ&DVD好評リリース中●数量限定生産:ワンダーウーマン 1984 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3,000セット限定 / 2枚組 / 日本限定コミックブック付)7,990円(税込)●ワンダーウーマン 1984 3D&2D ブルーレイセット(2枚組)6,980円(税込)●ワンダーウーマン 1984 ブルーレイ&DVD セット(2枚組)4,980円(税込)発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元: NBC ユニバーサル・エンターテイメント『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』2021年5月26日(水) ダウンロード販売 / デジタルレンタル先行配信開始2021年6月25日(金) 4K ULTRA HD&ブルーレイ発売●初回仕様:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(4枚組 / 日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット付)8,980円(税込)●初回仕様:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット ブルーレイセット(2枚組 / 日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット付)6980円(税込)●DC展1,000セット完全限定:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット ブルーレイセット(2枚組 / 日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット&オリジナル・フィギュア付)9,980円(税込)発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
2021年04月21日ザック・スナイダー監督が思い描いた全てが結実した『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が、5月26日(水)よりデジタル配信開始、6月25日(金)よりリリース。この度、日本語版予告編が解禁となった。本作は、2017年に公開され、全米NO.1大ヒットを記録した『ジャスティス・リーグ』製作中に降板したザック・スナイダー監督の初期構想に基づき、150分にもおよぶ蔵出し映像や新たに撮影された4分の新映像を加えて、再編集し製作された約4時間にわたる超大作。スナイダー監督が伝えたかった全てが詰め込まれている。あの“ジョーカー”やブラックスーツを纏うスーパーマンの姿も!2017年版『ジャスティス・リーグ』には登場しなかったジャレッド・レト演じる“ジョーカー”が、予告編映像ではほんの一瞬だけだが姿を見せる。どのようなシーンで、宿敵バットマンとどのような会話を交わすのか注目が高まる。また、ブラックスーツ姿のスーパーマン、スーパーヴィランのダークサイドや、ジョー・マンガニエロ演じるデスストローク、初登場となるマーシャン・マンハンターや、戦闘シーンにはグリーン・ランタンの姿も!?次々と登場するDCキャラクターに一時も目が離せない。ヒーローたちのサイドストーリーが明かされる本作では、アクアマン、フラッシュ、サイボーグのサイドストーリーが丁寧に描かれ、特にレイ・フィッシャーが演じたサイボーグについてはその苦悩や、家族との関係がより分かるストーリーに。ヒーローである以前に、様々な悩みを抱える等身大の姿が作品にさらなる深みを与えている。なお、2017年版『ジャスティス・リーグ』と同じ声優キャストで日本語吹替版を収録。約24分の映像特典には、スナイダー監督とベン・アフレックやヘンリー・カヴィル、ガル・ガドットらジャスティス・リーグ6名のキャストインタビューも収められ、『マン・オブ・スティール』『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の製作を通しての思いを語る貴重な映像に。セル商品にはストーリーをジェフ・ジョーンズ、作画をジム・リーが担当した28ページにわたる「ジャスティス・リーグ」コミックブック(日本語版)が日本限定で封入される。『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は5月26日(水)よりダウンロード販売/デジタルレンタル先行配信開始、6月25日(金)より4K ULTRA HD&ブルーレイ発売。(text:cinemacafe.net)
2021年04月16日熱戦続きのリーグ戦最終節から1週間、『ジャパンラグビー トップリーグ2021』がいよいよプレーオフトーナメントに突入する。来季スタートする新リーグ1部入り、そして最後のチャンピオンを決する戦いが始まるのだ。それにしても、リーグ戦は最後の最後まで目が離せなかった。4月10日・花園ラグビー場ではNTTドコモレッドハリケーンズが躍動。昨季0-97と記録的大敗を喫した神戸製鋼コベルコスティーラーズを相手に80分経過時点でリード、ラストプレーでモールからトライを許し29-31の逆転負けとなった。惜しくも金星を逃したヨハン・アッカーマンヘッドコーチ(HC)は、試合後の会見で「今日のパフォーマンスをひと言でまとめると、非常に誇らしい」と胸を張った。翌日の花園でもラストプレーでドラマが起こった。トヨタ自動車ヴェルブリッツとクボタスピアーズのスリリングなシーソーゲームは、自陣22mラインでの連続アタックからオフロードパスを受けたWTB高橋汰地が独走トライ、SOライオネル・クロニエが決勝コンバージョンを決め25-24とカンファレンス2位を獲得したのだった。前節・サントリーサンゴリアス戦に続き2試合連続逆転負けとなったクボタだが、「結果は残念だが、ここから立て直すことが大事。この負けがプレーオフへ向けて重要な糧になるようにしっかり修正していきたい」(立川理道主将)、「この試合はいい学び、ポジティブに捉えて成長していきたい。自分たちにフォーカスして、ノックアウトステージを戦っていきたい」(マルコム・マークス)と前を向いた。各カンファレンスの順位、個人賞は次の通り。【レッドカンファレンス(RC)】1サントリーサンゴリアス7勝・420得点129失点・勝点342トヨタ自動車ヴェルブリッツ6勝1敗・288得点186失点・勝点283クボタスピアーズ5勝2敗・236得点130失点・勝点254NTTコミュニケーションズシャイニングアークス3勝1分3敗・236得点254失点・勝点175東芝ブレイブルーパス3勝4敗・224得点229失点・勝点166Honda HEAT1勝6敗・133得点240失点・勝点67三菱重工相模原ダイナボアーズ1勝1分5敗・123得点309失点・勝点68宗像サニックスブルース1勝6敗・139得点322失点・勝点5【ホワイトカンファレンス(WC)】1パナソニック ワイルドナイツ6勝1分・318得点76失点・勝点312神戸製鋼コベルコスティーラーズ6勝1分・289得点138失点・勝点293NTTドコモレッドハリケーンズ4勝3敗・175得点175失点・勝点174リコーブラックラムズ3勝4敗・179得点184失点・勝点175キヤノンイーグルス3勝3敗・176得点230失点・勝点166ヤマハ発動機ジュビロ3勝4敗・239得点240失点・勝点157日野レッドドルフィンズ1勝5敗・90得点238失点・勝点78NECグリーンロケッツ7敗・139得点324失点・勝点1※第6節・日野×キヤノンは中止、規定により引き分け扱い、勝点2ずつ加点。個人賞【最多トライゲッター】テビタ・リー(サントリー)/マロ・ツイタマ(ヤマハ発動機)10トライ/初受賞【得点王】ボーデン・バレット(サントリー)128得点(6T/37G/8PG)/初受賞【ベストキッカー】田村優(キヤノン)キック成功率(G:21回中19回成功/PG:3回中2回成功)87.0%/初受賞RC1位・サントリーのアタックは凄まじいものがある。420得点ということは1試合平均60点である。カンファレンスが異なり一概に比較はできないが、得点2位のパナソニックに100点差以上付けているのだから恐れ入る。合計60トライもダントツだ。トライ数2位はパナソニックと神戸製鋼の43トライである。最終節でもサントリーのアグレッシブなアタッキングラグビーは全開となった。センター(CTB)中村亮土主将、フルバック(FB)尾崎晟也らを温存、スクラムハーフ(SH)流大、スタンドオフ(SO)ボーデン・バレット、ウイング(WTB)/CTB中野将伍をベンチスタートに回しながらNTTコムを94-31と粉砕。圧巻はバレットだ。後半22分にピッチへ入ると、相手に触れさせないピンポイントのライン取りを見せてハットトリック、文句なしの得点王に輝いた。得点ランキング2位がクロニエの76得点と言えば、いかにバレットの128得点が傑出しているかわかるだろう。試合後、ミルトン・ヘイグ監督も「バレットはワールドクラスの選手だということを毎回言っているが、現役のオールブラックスでもある。20分間で挙げた3トライは、彼のワールドクラスの実力をしっかり示してくれたものだ」と全幅の信頼を口にした。第5節・サントリー戦ではバレットのサヨナラPGで勝点2を逃したトヨタ自動車だが、2位の座を死守。サイモン・クロンHCも「この7試合でどんなコンビネーションがいいのか探り、自分たちのプロセスと確固たるチームカルチャーを確立することができた。いいリーダー陣、いい選手が揃っている。トーナメントへ向けて自分たちのやるべきこと、プロセスに集中したい」と手応えを口にすれば、茂野海人共同主将も「目標は変わらない。日本で一番のチームになること。でもあまり先のことを見過ぎても仕方ないので、目の前の試合、自分たちの果たすべき役割に集中したい」とキッパリ。WCではパナソニックが最終節に先発を7位に入れ替えながら、強さを見せ付けた。4月10日・熊谷ラグビー場でプロップ(PR)グレイグ・ミラー、フッカー(HO)堀江翔太、SO山沢拓也らが先発、PR稲垣啓太、SH内田啓介、SO松田力也、WTB福岡堅樹がベンチに回りヤマハ発動機と対峙。開始早々56秒でミスを突き、WTB竹山晃輝が独走トライを決めると、CTBディラン・ライリーのハットトリックなどで55-19と難敵相手に危なげない勝利を飾った。試合後、ロビー・ディーンズ監督は「今日はチームとしても特別な日。堀江翔太選手がワイルドナイツとして通算150試合出場の試合だった。コーチとしてこのような選手を指導できること、一緒にラグビーができることを光栄に思う」とゲームキャプテンを称えるとともに、「トーナメントはやるか、やられるかの戦いになる。さまざまなことを準備していきたい」と次なる戦いを見据えた。第6節のパナソニック戦は13-13の引き分けながら、勝点2差で2位なった神戸製鋼だが、プレーオフには3試合出場で9トライを量産したNO8ナエアタ ルイが帰って来る。デーブ・ディロンHCは「パナソニックに次いで2位通過であるが、大きく離されていない。成長しなければならないが、コロナ禍で開幕が延期となり準備が難しい中、リーグ戦を終えてハッピーだ」と及第点を与えた。最後尾からチームを見続けたFB山中亮平は第4節・リコー戦に続き、最終節も苦戦を強いられたことを反省。「勝つ時はいいラグビーができるが、リコー戦など取り切るところで取り切れない。取り急いで普段の自分たちを出し切れていない。試合中の早い段階で修正できればいいが、今日は最後まで引きずった」と課題を口にした。プレーオフでは『トップチャレンジリーグ2021』1位・豊田自動織機シャトルズ、2位・近鉄ライナーズ、3位・コカ・コーラレッドスパークス、4位・清水建設ブルーシャークスも戦いの輪に入って来る。下部リーグと侮ってはいけない。豊田自動織機がイングランド代表フレディー・バーンズ&サモア代表トゥシ・ピシという屈指のゲームメーカーを揃えれば、近鉄にはSHウィル・ゲニア&SOクウェイド・クーパーという元ワラビーズハーフ団とともに1月の『第57回全国大学選手権大会』で天理大学を初の日本一へ導き、4月12日の日本代表候補にも選出されたCTBシオサイア・フィフィタも名を連ねる。プレーオフトーナメントの組み合わせは以下の通り。【1回戦】4月17日(土)M57三菱重工×コカ・コーラパロ瑞穂ラM58豊田自動織機×NEC花園4月18日(日)M59清水建設×日野たけびしM60宗像サニックス×近鉄秩父宮【2回戦】4月24日(土)M61東芝×リコーパロ瑞穂ラM62サントリー×M58勝者秩父宮M63クボタ×ヤマハ発動機江戸川M64M57勝者×神戸製鋼花園4月25日(日)M65M60勝者×パナソニック花園M66トヨタ自動車×M59勝者秩父宮M67NTTコム×キヤノン江戸川M68Honda×NTTドコモパロ瑞穂ラ【準々決勝】5月8日(土)M69M67勝者×M65勝者熊谷M70M66勝者×M68勝者えがおS5月9日(日)M71M63勝者×M64勝者エコパM72M62勝者×M61勝者昭和電ド【準決勝】5月15日(土)M73M70勝者×M69勝者 花園5月16日(日)M74M72勝者×M71勝者 花園【決勝】5月23日(日)M75M74勝者×M73勝者秩父宮初戦から興味深いカードがズラリと揃う。豊田自動織機×NECと宗像サニックス×近鉄は、トップチャレンジ勢が下克上を果たすのか、トップリーグ勢が意地を見せるのか、注目される。WC3位となったクボタは2回戦でヤマハ発動機と当たる厳しい組み合わせとなった。清水建設×日野の勝者と対峙するトヨタ自動車とはカンファレンス2位と3位の大きな隔たりが生じたと言える。4月11日、キヤノンで今季初出場初トライをマークしたNO8アマナキ・レレイ・マフィはいきなり古巣NTTコムと顔を合わせる。東芝×リコー、Honda×NTTドコモなどという好カードも並ぶ。NTTドコモ大躍進の原動力であるTJ・ペレナラはプレーオフへ向けて、「3位はうれしいし、誇りに感じるが、勝てる試合を落としている。もっと勝ち切り、成長しなければならない。トーナメントは全部勝ちにいくつもり。まずは目の前のことをひとつずつやり、ビッグチームに対して最後のもう一歩を改善していけば、どのチームでも勝てると思う」と鼻息が荒い。『トップリーグ2021』プレーオフトーナメントは4月17日(土)に開幕。1回戦のチケットは発売中。2回戦のチケットは4月21日(水)午前10時より一般発売。準々決勝のチケットは4月25日(日)午前10時~26日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、5月1日(土)午前10時より一般発売。準決勝のチケットは4月25日(日)午前10時~26日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、5月12日(水)午前10時より一般発売。決勝のチケットは5月9日(日)午前10時~10日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、5月19日(水)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)トップリーグ特設ページジャパンラグビートップリーグ2021プレーオフトーナメントチケット情報
2021年04月16日