ジャンバラヤとは、アメリカ料理のひとつで、簡単にいうと「スパイシーな炊き込みご飯」です。スペイン料理のパエリアがアレンジされたものといわれており、パエリアが基本的に魚介類を使うのに対して、ジャンバラヤは肉を使います。鶏肉やソーセージ、唐辛子やハーブをミックスした辛みのあるスパイスを使うのが特徴。まさに夏にぴったりなメニューです。スパイスは、私は手軽な市販のチリパウダーを使っています。チリパウダーは赤唐辛子をベースに、パプリカ、オレガノ、クミン、ガーリック、シナモンなどがミックスされたスパイス。もし購入されるなら注意していただきたいのは、チリパウダーと似ていて間違いやすいものに「チリペッパー」というスパイスがあるということ。チリペッパーのほうは赤唐辛子のみを原料としていて、辛みをつける目的のスパイスです。間違えてこちらをチリパウダーと同じ分量で使ってしまうと、辛くて食べられない…ということになりかねませんのでご注意を。また、私は鶏肉を1枚そのままお米の上にのせて炊飯しています。炊き上がったら鶏肉を切ってご飯に添えれば、ワンプレートご飯として見た目がよくなるんじゃないかと思っています。よく夏のお弁当にこのメニューを使っていたので、お弁当の見栄えとしては切った鶏肉をのせてあるほうが映えるんですよね。具材を切りさえすれば、あとは炊飯器におまかせ。暑くなってきたので、火を使わない料理のレパートリーとして、ぜひお試しください!■簡単ジャンバラヤレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 作りやすい量1回分>お米 2合トマトジュース 200ml玉ネギ 1/2個ピーマン 2個ニンニク 1片<A> チリパウダー 大さじ1 塩 小さじ1鶏もも肉 1枚(250g)<B> 塩 小さじ2/3 チリパウダー 小さじ1<作り方>1、玉ネギとニンニクはみじん切りにする。ピーマンは1~2cm角の角切りにする。2、炊飯器に洗って浸水させたお米とトマトジュースを入れ、2合のメモリの少し下まで水(分量外)を入れる。<A>の調味料を加えて混ぜたら、(1)をのせる。野菜や鶏肉からも水分が出るので、水加減は少し少なめにする。3、鶏肉に<B>の調味料をまぶし、(2)の上にのせ、炊飯する。4、炊き上がったら鶏肉をお好みの大きさに切り、ご飯と一緒に器に盛る。ワンプレートご飯は、後片付けも簡単でうれしいですね。※炊飯器の機種によっては米の炊飯以外の使用を禁じているものもあります。詳しくは、取扱説明書をチェックしてください。
2021年06月20日寒い日が続きますが皆さんいかがお過ごしですか?梅マイスターの豊島です。休み明けの仕事ペースにも慣れてきた頃は、おうちご飯も少し変化球を楽しみたいところですよね。そこで今回は、台湾発の八角が効いたルーローハンや柔らかチキンのカオマンガイ、そしてワインにぴったりのイタリアンリゾットやダイナミックなアメリカのジャンバラヤなど、日本人の主食、お米で作る「ワールドワイドな世界のお米レシピ」をご紹介します!■「世界のお米」レシピ アジア編アジアのお米料理は私たちの暮らしにも馴染み深く、家庭でも作りやすいレシピが多いんですよ。調理法も、ホットプレートや炊飯器を使って簡単に作れちゃいます。それでは早速アジアンなお米レシピをご紹介します。ホットプレートでビビンバ食卓にドーンと出せるホットプレート料理は洗い物も少なく準備も簡単。ホットプレートで作るビビンバは、石焼ビビンバ風におこげも作れちゃいますよ。ほうれん草やニンジンなど、野菜もたくさん摂取できるので栄養満点のゴージャスなメインを飾ることができます。カオマンガイ(タイ風鶏ご飯)エスニック系のご飯はなかなかおうちで作るのは難しいのでは?と思われがちですが、柔らかチキンがとっても美味しいカオマンガイは、炊飯器で作ることができるんですよ。ナンプラーがおうちにない場合は、お醤油+レモン+オイスターソースで味わってもOKです!台湾そぼろルーローハン日本人の舌に合う台湾料理。タピオカやパイナップルケーキやエッグタルトなどスイーツも有名ですが、巷でじわじわ人気が出ているのがこちらのルーローハン。八角やシナモンが入った五香粉を程よく効かせるとあっという間に本場の味わいに。ルーローハンのそぼろは作り置きもできるので少し余ったらおにぎりの具にしても美味しいですよ。チキンビリヤニインドの炊き込みご飯「チキンビリヤニ」。炊飯器でチキンと一緒にお米を炊くレシピは、インドネシアのカオマンガイと同じですが、クミンやカルダモンなど、カレーを作る時に使うスパイスと一緒に炊き込むことでインド風に大変身。炊飯器から炊き上がる香ばしいスパイスの香りがたまらない!カレーとはまた違うインドのお米料理を堪能してみてくださいね。■「世界のお米」レシピ ヨーロッパ編フランスパンやイギリスパンなど、ヨーロッパの主食はパンやパスタがメインになりますが、お米も愛されている食材の一つです。さりげなくフライパン一つで作れるものが多いのも特徴的。具沢山のものが多いので、あとはサラダなどの野菜系を用意すればOKですよ。シーフードパエリア具材とお米を炒めて煮詰める形で作れちゃうシーフードパエリア。魚介のエキスがお米にしっかり染み込むので、難しいこと抜きで作れますよ。フライパンのままテーブルに出せちゃうのも嬉しいですね。キノコのリゾットヨーロッパ系のお米レシピは炊いた白米ではなく、生米のまま使うレシピが多いんです。生米のまま調理に使うことで味がダイレクトのお米に染みます。このキノコのリゾットはキノコの旨味をしっかり吸い込んだお米に、パルメザンチーズを絡ませることで、しっかり味のコク旨リゾットが完成します。至福タイムのおうちでイタリアン。ワインはしっかり冷やしておきましょう!バター香る シーフードピラフ芳醇なバターが香るシーフードピラフは、最初にバターとお米、具材を炒めて炊飯器に。最初の炒める工程があることによって、お米にバターの風味と旨味がしっかりコーティングされますよ。■「世界のお米」レシピ アメリカ編ダイナミックなお料理が多いアメリカ大陸。その中でも人気が高いお米料理がジャンバラヤやハワイのロコモコ丼。どちらも粗挽き胡椒をしっかり挽いて豪快に頂くのがオススメですよ。ジャンバラヤスパイスが効いたケイジャン料理のジャンバラヤ。お好みでトッピングにガーリックステーキをドーンと乗せてもボリューミーでGOOD。炊飯器で作れるのも嬉しいですよね。ロコモコ丼ハンバーグをご飯に乗せて目玉焼きを崩しながら頂くハワイのロコモコ丼。トマトベースのソースを作り、ハンバーグを煮込んで味をしっかり絡ませるのも美味しさのポイントです。副菜には、アボカドとマグロ、トマトで作るポキサラダで常夏のハワイアン気分を楽しみましょう。■最後に…梅マイスターより「梅干しのお米」レシピをご紹介します世界のお米料理、いかがだったでしょうか?最後にご紹介したいレシピは、梅を使った「ちくわと梅の炊き込みご飯」です。ちくわと梅の炊き込みご飯安価でお料理の幅も広いみんなの味方食材のちくわと、梅を炊飯器で炊き込むだけの簡単レシピ。練り物であるちくわから出た甘味と梅の酸味でパクパク頂くことができますよ。具沢山のお味噌汁と一緒に召し上がれ。ワールドワイドな世界のお米レシピいかがだったでしょうか?自由に旅行ができない今だからこそ、おうちで旅行気分を味わってみてくださいね。それでは寒さに負けず、今日も一日笑顔で頑張っていきましょう!
2021年01月13日