ザック・スナイダー版の『ジャスティス・リーグ』で、ジャレッド・レトがジョーカーを再演することが明らかになった。2016年にジャレッドが『スーサイド・スクワッド』で演じたジョーカー役はファンに不評で、その後のスピンオフ作品『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』や、ジェームズ・ガン監督が手掛ける新『スーサイド・スクワッド』で再演する機会がなかったため、ちょっとしたサプライズだ。しかし、意外にもジャレッドは2019年に「間違いなくまたジョーカーを演じるよ」と「Variety」誌に宣言していたこともあった。“新しい”ジョーカーことホアキン・フェニックスが『ジョーカー』でオスカーを手にする前のことであり、「脚本と状況次第だけど」という条件付きであったが。『ジャスティス・リーグ』スナイダーカットは、HBO Maxで1話1時間、全4話で2021年に配信されることが決定している。ファンの熱望により、製作が決まった当初は新たな撮影は行わず、手元に残っている映像を使うことが発表されたが、その後7000万ドル(約73億円)をかけての再撮影が決定。「The Wrap」によるとベン・アフレック(バットマン)、アンバー・ハード(メラ)、レイ・フィッシャー(サイボーグ)、そしてジャレッドの新しいシーンが撮影されるという。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年10月22日『ジョーカー』や『ワンダーウーマン』など、話題作が続くDC映画。この度、『ダークナイト』トリロジー以来となるバットマン単独映画、『ザ・バットマン』が2021年に劇場公開されることが決定し、その映像が初公開された。8月23日(日)に開催された、全世界のアメコミファンの祭典となるDC史上最大オンラインイベント第1弾「DCファンドーム:ホール・オブ・ヒーローズ」にて、10月9日(金)に日本公開予定の映画『ワンダーウーマン 1984』や『ザ・スーサイド・スクワッド』など注目の新作映画、海外TVシリーズ、ゲームのキャストやスタッフが出演するトークセッションや、新情報の解禁など充実のコンテンツが実施され、同イベント内にて『ザ・バットマン』の初となる映像も公開された。映像では、クリストファー・ノーラン監督作『ダークナイト』シリーズや、昨年の『ジョーカー』を彷彿させるような不穏で不気味な音楽に包まれている。謎めいたセリフが多く、物語の全容はまだ明らかにされていないが、バットマンの象徴であるバットスーツや様々な機能が搭載されバットマンが愛用する特殊車両・バットモービルなど、ファンを熱くさせるお馴染みのガジェットは本作でも健在。またバットマンへの挑戦状には、“君とボクで謎解きをしよう”“正義を気取るなら―ウソはなし―見て見ぬフリをした代償は?”とあり、未知なるヴィランがバットマンを阻む敵として登場するようだ。バットマンと敵対するヴィランの正体にも注目が集まる。監督・脚本を務めるのは、新『猿の惑星』シリーズで注目を集めたマット・リーブス。新バットマン&ブルース・ウェイン役には、『ハリーポッター』シリーズ、『トワイライト』シリーズ主演、9月18日(金)公開の『TENET テネット』にも出演するロバート・パティンソンが抜擢。そのほか多くのキャラクターの解釈を一新し、ペンギン役にコリン・ファレル、リドラー役にポール・ダノ、キャットウーマン役にゾーイ・クラヴィッツ、カーマイン・ファルコン役にジョン・タトゥーロ、そしてお馴染みのアルフレッド役とジェームズ・ゴードン役には、アンディ・サーキスとジェフリー・ライトがそれぞれ演じる。トークセッションに登場したマット・リーブス監督によれば、ミステリーの要素が色濃く、バットマン誕生の物語ではなく、若き日のバットマンの物語。人気ヴィランたちもまた、ヴィランとして完全になる前の姿を描くとのこと。また本作に影響を与えた作品としては、『チャイナタウン』、『フレンチ・コネクション』、『タクシードライバー』に代表される、1970年代の“リアルなストリート”を題材にした作品を挙げており、『ジョーカー』を彷彿とさせる内容が垣間見えた。『ザ・バットマン』2021年劇場公開
2020年08月24日R指定(日本ではR15+指定)映画として史上最高のヒットとなった『ジョーカー』が7月、WOWOWで初放送。これを記念して、本作でアカデミー賞に輝いた主演ホアキン・フェニックスの出演作や、『バットマン』から『ダークナイト』3部作まで一挙見できる特集が組まれることになった。「バットマン」シリーズの代表的ヴィラン(悪役)を主人公とし、昨年、世界合計興収が10億ドルを超え、日本での興収50億円を突破した本作。貧しくも心優しいピエロのアーサー(ホアキン・フェニックス)は突然笑い出してしまう病気に悩むが、ふとしたきっかけから暴力に覚醒。格差をはじめとする“現実”を反映させ、世界中で注目の的に。2月発表の第92回アカデミー賞では主演男優賞と作曲賞の2部門を受賞した。そんな話題作の放送を記念し、より本作を楽しめる作品・特集をオンエア。まずは、『ジョーカー』でアーサーが憧れるTV司会者フランクリン役を演じたロバート・デ・ニーロが主演し、同作にも影響を与えた『タクシードライバー』。各特集は、アーサー役のホアキンがこれまでに歩んだ道のりをたどる7作[名優ホアキン・フェニックス編]、『バットマン』(1989)でジャック・ニコルソンがジョーカー役を怪演した後、悪役を演じる大物スター陣が名物になった4作品の一挙放送[『バットマン』4部作編]、第2作『ダークナイト』のジョーカー役ヒース・レジャーが第81回アカデミー賞で助演男優賞を受賞した3部作の一挙放送、[『ダークナイト』トリロジー編]。『バットマン』シリーズ、『ダークナイト』シリーズ、そして『ジョーカー』を一挙見できるのはTV初となる。また、WOWOW加入者は放送やWOWOWメンバーズオンデマンドで同時視聴会も実施。WOWOW映画公式アカウントをフォローし、「#みんなでジョーカー」「#みんなでバットマン」「#みんなでダークナイト」といったハッシュタグを付けてツイートしながら各作品を楽しもう。『ジョーカー』放送記念大特集[名優 ホアキン・フェニックス編][『バットマン』4部作編][『ダークナイト』トリロジー編]は7月23日(木・祝)~25日(土)、WOWOWシネマほかにて放送。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ダークナイト 2008年8月2日、3日先行公開、8月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開TM & © DC Comics© 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reservedダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLCジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2020年06月29日世界合計興収が10億ドルを超え(日本での興収も50億円を突破)、史上最高のヒットを記録した『ジョーカー』がWOWOWシネマで初放送される。『ジョーカー』は、『バットマン』シリーズの代表的ヴィラン(悪役)を主人公とした作品。突然笑い出してしまう心の病を持つピエロのアーサー(ホアキン・フェニックス)がふとしたことから暴力に覚醒し、悪に染まっていく姿を描いている。ダークながら格差などの現実を反映したこの作品は世界で注目され、2月に発表された第92回アカデミー賞ではフェニックスに対する主演男優賞と作曲賞の2部門を受賞した。そんな話題作の放送を記念し、より本作を楽しめる作品・特集がWOWOWでオンエアされる。まずはWOWOWプライムにて、『バットマン(吹替補完版)』を7月4日に無料放送。その後、WOWOWシネマにて、アーサー役フェニックスがこれまでに歩んだ道のりを辿る名優ホアキン・フェニックス編や、 ジャック・ニコルソンがジョーカー役を怪演した第1作『バットマン(1989)』などの4部作、ヒース・レジャーが第81回アカデミー賞で助演男優賞を受賞した3部作、『ジョーカー』でアーサーが憧れるTV司会者フランクリン役を演じたロバート・デ・ニーロが主演した『タクシードライバー』が続々と放送される。。【フォロー&ツイート プレゼントキャンペーン】WOWOWにご加入中の方は、放送やWOWOWメンバーズオンデマンドで同時視聴会にご参加ください。WOWOW映画公式アカウントをフォローし、以下のハッシュタグを付けてツイートすることでみんなで作品を盛り上げ、楽しい時間を⼀緒に過ごしましょう!●ハッシュタグ#みんなでジョーカー●ハッシュタグ#みんなでバットマン●ハッシュタグ#みんなでダークナイト詳細はこちらまたはWOWOW映画公式アカウント(@wowow_movie)へ!●7月4日(⼟)〜25日(⼟)の対象期間中、企画にご参加いただいた方の中から抽選でUSポスターを3名様にプレゼント︕詳細はこちら【ラインナップ】● 『バットマン(吹替補完版)』【WOWOWプライム】7月4日(土)夜7:45(無料放送)●『ジョーカー』放送記念⼤特集(名優 ホアキン・フェニックス編)【WOWOWシネマ】『ジョーカー』で激演を⾒せ、今年発表の第92回アカデミー賞で栄えある主演男優賞に輝いた実⼒派の名優フェニックス。彼が主演した作品を秀作から怪作まで7本セレクト。・『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道(エクステンデッド版)』: 7月23日(木・祝)午後4:45・『マグダラのマリア』: 7月23日(木・祝)夜7:25・『アンダーカヴァー』: 7月23日(木・祝)夜9:30・『容疑者、ホアキン・フェニックス』 : 7月23日(木・祝)夜11:30・『ザ・マスター』: 7月23日(木・祝)深夜1:30・『エヴァの告白』: 7月24日(⾦・祝)午前4:00・『ゴールデン・リバー』: 7月24日(⾦・祝)午前6:00●『ジョーカー』放送記念⼤特集(『バットマン』4部作編) 【WOWOWシネマ】第1作『バットマン(1989)』で名優ジャック・ニコルソンがジョーカー役を怪演した後、悪役を演じる⼤物スター陣が名物になった4本の『バットマン』シリーズを特集。・『バットマン(1989)』:7月24日(⾦・祝)午前9:15・『バットマン リターンズ』:7月24日(⾦・祝)午前11:30・『バットマン フォーエヴァー』: 7月24日(⾦・祝)午後1:45・『バットマン&ロビン Mr.フリ ーズの逆襲』: 7月24日(⾦・祝)午後4:00●『ジョーカー』放送記念⼤特集(『ダークナイト』トリロジー編)【WOWOWシネマ】第2作『ダークナイト』のジョーカー役、ヒース・レジャーが急逝後、第81回アカデミー賞で助演男優賞に輝いた3本のシリーズ“『ダークナイト』トリロジー”を⼀挙放送。・『バットマン ビギンズ』7月25日(土)午後1:45・『ダークナイト』 7月25日(土)午後4:15・『ダークナイト ライジング』 7月25日(土)夜7:00●『ジョーカー』7月25日(土)夜10:00 【WOWOWシネマ】7月25日(土)夜10:00●『タクシードライバー』 【WOWOWシネマ】7月25日(土)深夜0:15※全作品、WOWOWメンバーズオンデマンドで同時配信あり※7月23日(⽊・祝)〜25日(⼟)はすべて字幕版
2020年06月29日世界興収10億ドル突破の空前の大ヒットを記録、第92回アカデミー賞ではホアキン・フェニックスが主演男優賞を受賞した『ジョーカー』。それに続き、“ジョーカー”の恋人として『スーサイド・スクワッド』で大ブームを巻き起こした人気キャラクター、ハーレイ・クインを主人公にした最新作『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』が3月20日(金)より公開される。この度、本作で主演・プロデューサーを務めたマーゴット・ロビーが、ハーレイ・クインとジョーカーの“失恋”の秘話を明かした。ハーレイ・クインを演じるのはもちろん、『スキャンダル』で第92回アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、いま最もハリウッドで注目されている女優のひとり、マーゴット・ロビー。『スーサイド・スクワッド』では、ジョーカーにゾッコンの様子を見せていたハーレイだが、本作の物語はジョーカーとの失恋から始まる。果たして2人の間に何があったのか?誰もが気になる失恋の真相についてマーゴットは、「『スーサイド・スクワッド』のハーレイはジョーカーと付き合っていましたよね。不健康な毒性のある恋愛関係だったわけです。彼女はジョーカーに依存して、恋愛中毒を起こすほどに彼に自分を捧げてしまった。本作ではそんな恋愛関係を断って、彼女は一人になります」と解説。「それが自身にとって一番いい決断だと彼女も分かっているけれど、それは、辛いですよね。精神的にもギリギリの時期を過ごしているのです」と、ハーレイの知られざる胸の内を代弁する。ハーレイの失恋による影響は見た目にも表れているようで、「ハーレイは、ジョーカーとの別れにうまく取り組んでいないことから、とても酔っ払っている間に、髪の毛を切ったのです。それで、前髪が揃ってなくて、ギザギザのお下げ髪になっています」と、トレードマークであったツインテールを自らバッサリと切ってしまった経緯を明かす。また、マーゴットは失恋を経たハーレイのその後の物語について「自分の事だけでも頭の中は混乱しているのに、一難去ってもまた一難みたいな出来事が起こります。ハーレイの人生はどんどん予期せぬ事が起こっていく。すでにハーレイの人生はクレイジーだったのに、更にクレイジーさはエスカレートしていくんです」と、ハーレイには奇想天外なトラブルが待ち受けていることに言及した。最愛のジョーカーと別れ、束縛から解放されたハーレイ。より天真爛漫に進化した彼女の活躍に、いま世界が注目している。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は3月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY 2020年3月20日より全国にて公開©2019 WBEI and c&TM DC Comics
2020年02月12日第92回アカデミー賞授賞式が2月10日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、主演男優賞に『ジョーカー』のホアキン・フェニックスが輝いた。『バットマン』の最凶ヴィランとして知られるジョーカーの誕生秘話を、原作のDCコミックスにはない映画オリジナル脚本で描いた本作。ホアキンはコメディアンを夢見る心優しき青年アーサーが、さまざまな理不尽にさいなまれ、ついには悪のカリスマへと変貌する過程を生々しく熱演。およそ24キロの減量にも臨み、心身ともに“堕ちていく”姿をスクリーンに焼き付けた。その衝撃的な演技は、ヴェネチア国際映画祭で本作がお披露目されると、観客や批評家を圧倒し、映画は最高賞にあたる金獅子賞を獲得。ホアキンもゴールデングローブ賞(ドラマ部門)、英国アカデミー賞、全米俳優組合賞、放送映画批評家協会賞、各都市の映画批評家協会など、オスカー前哨戦において、ほぼ負け知らずで主演男優賞を受賞していた。そんなホアキンはこれまで、アカデミー賞には主演男優賞に3回(本作、『ザ・マスター』『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』)、助演男優賞に1回(『グラディエーター』)ノミネートされ、今回が初めてのオスカー獲得となった。ジョーカーといえば、『ダークナイト』でジョーカーを演じ、その後急死したヒース・レジャーが、第81回アカデミー賞助演男優賞を受賞している。今回、ホアキンが栄冠に輝いたことで、主演と助演の違いはあるが、架空の同一キャラクターを演じた別々の俳優が、オスカー像を手に入れるというレアケースを生み出した。受賞コメント壇上に上がったホアキンは「本当に感謝していますし、自分が他の候補者よりも優れているとは思っていません。僕はすばらしい映画人生を送ることができました。なぜなら、俳優として、私たちは“声なき者”の声を代弁する機会を得ているからです。男女の平等、人種やジェンダーに対する差別、そして地球環境まで、今の世界にはまだまだ問題が山積みですが、それらは愛情や思いやりを持っていけば、解決できるのです」と想いを吐露。さらに「私自身も俳優として、良からぬ態度や言動をとったこともあり、扱いにくかったと思いますが、それでも第2のチャンスを与えてくれて、感謝しています。思いやりと愛情を持てば『変化のためのシステム』を開発することができると信じてます。お互いに助け合い、協力することで、人類は良い方法に向かうことができるのです。最後に亡くなった兄(リヴァー・フェニックス)の言葉を残します。『英知が救う先にこそ、平穏な世界があるのです』」と語ると会場からは拍手が沸き起こった。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2020年02月10日昨秋、公開されR指定作品の世界興行収入記録を塗り替え、日本でも50億円を突破する大ヒットを記録した『ジョーカー』のブルーレイ&DVDがまもなくリリースされる。ホアキン・フェニックスが演じた主人公・アーサーの日本語吹替を担当するのは『ワンピース』のサンジ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジャック・スパロウなどでおなじみの平田広明。アカデミー賞最有力とも言われるホアキンの鬼気迫る演技を日本語に吹き替えていく難しさを明かしてくれた。平田が今回のアーサー役のオーディションを受けたのは、劇場公開(10月4日)以前のこと。近年では、セキュリティ上の問題で、映画の概要やストーリーについて全く説明がないまま、与えられた数シーンを演じるということが増えているそうで「映画の吹替ということ以外、一切情報がないまま手ぶらで(オーディションに)行った」という。その後、アーサーを演じることが正式に決定し、収録が行われたのは10月の半ば。その前に劇場で本作を観たというが、DCの『バットマン』の世界という枠組みを維持しつつ「独特のアプローチでリアリティのあるドラマになっていて怖かった」とその衝撃を明かす。売れないコメディアンで母と暮らすアーサーが、徐々に狂気の淵へと転落していき、やがて悪のカリスマ“ジョーカー”となるさまを描く本作だが、特に平田が戦慄を覚えたのが、アーサーが犯す殺人そのものではなく、その後のある行動だという。「通常の映画では、何か(きっかけとなる)事象が起きて、亀裂が入って、対立があって、ピークに“殺し”が来るというのがだいたいのパターンだけど、この映画は殺しでもまだピークが来ない。(殺人の直後に)無意識にって感じで所在なさげにふたつ、みっつダンスのステップを踏むところに彼のピークが感じられて“怖ぇな、撃った後に踊るんだ……?”と思いました」アーサー役でゴールデングローブ賞の主演男優賞(ドラマ部門)を受賞し、アカデミー賞の最有力候補とも言われるホアキン。これまでも『8mm』『裏切り者』といった作品で彼の声に日本語をあててきた平田だが、今回のアーサー役の彼を見て「(過去のホアキンの面影を)何ひとつ思い出せなかったですね、別人ですもん。え?これホアキン・フェニックス?」と驚きを禁じえなかったと振り返る。アーサーの独特の、そして状況によって変化していく“笑い声”が非常に印象的だが、吹替をする上で、むしろ難しさを感じたのはそうした特徴的な部分ではなく、むしろごく普通の日常のシーンでの何気ない会話ややりとりだったという。「静かにごく普通の日常を送ろうとしている、良きアーサーはどこにでもいそうな気の弱い人間なんですよね。そんな何の取柄も華もない男にリアリティを持たせるのが実は一番難しいんです。“普通”って何だよ?という話で、乱暴な言い方だけど、お腹から声を出して笑うのは誰にでもできるんですよ。何でもない芝居を何でもなくできるのが極みだなって思います。わりと最初の方のシーンで、彼がボソッと“つらいな……。もうたくさんだ”と言うんですけど、彼の芝居ってそれだけで(観客は)見てもいないいろんなつらいシーンを想像できちゃうんですよね。ホアキンは表情も込みでやっているけど、こっちは声だけなんだぞ!って言いたくなります」2008年に公開され、故ヒース・レジャーが狂気のジョーカーを演じて大きな話題を呼んだ『ダークナイト』の日本での興収が約16億円。決してそれと地続きの世界を描いているわけではないが、今回の『ジョーカー』の50億円超えがいかにすごいことなのかがよく分かる。なぜ本作がここまで広く日本で受け入れられたのか?平田は自身も含めて「誰もがみな、“ジョーカー”な部分を持っているんじゃないか?」と語る。「やっていることは褒められたことじゃないけど、どこか共感してしまう部分がある。そのリアリティなんじゃないかな?日本は恵まれていると思うけど、それでも社会の中にいれば文句や不満が出てくる。僕の中にも(アーサーとジョーカー)どちらの部分もあると思うし、アーサーは不幸な環境でそうなっていく。僕らみんな、どこかでアーサーを上から目線で見つつ、同情したり共感できるんじゃないかな?」「たぶん、僕の代表作のひとつになると思う」――。これまで数々のキャラクターに命を吹き込んできた名声優は、そう本作の手応えを口にした。『ジョーカー』ブルーレイ&DVD1月29日(水)より発売、レンタル、デジタルレンタル配信開始デジタルセル先行配信中
2020年01月27日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が15日、都内で開催予定だった映画『ジョーカー』のトークイベントを体調不良により欠席した。29日に同作のBlu-ray&DVDの発売・レンタル開始、デジタルレンタル配信が開始することを記念して企画されたこの日のイベント。「これまで観た映画の中でも“特別”に好き」という又吉と映画評論家・松崎健夫氏を招き、互いの視点から同作を語り合う予定だった。イベントは午前11時10分マスコミ受付開始、午前11時30分開始予定だったが、主催者側は午前11時30分頃に急きょ「今回のイベントは中止とさせていただきます」と発表し、「本日はお足元の悪い中、大変申し訳ございませんでした」と謝罪。この日、又吉の入り時間が遅れていたため所属事務所側に問い合わせたところ、体調不良が明らかになったという。
2020年01月15日<悪のカリスマ>ジョーカーの恋人として『スーサイド・スクワッド』で大ブームを巻き起こした人気キャラクター、ハーレイ・クインを主人公にした最新作『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』。この度、ジョーカーとまさかの破局をした彼女がクセ者だらけの女性チームを結成し、大暴れする最新US版本予告映像が解禁となった。ハーレイ・クインを演じるのはもちろん、第77回ゴールデン・グローブ賞にて助演女優賞ノミネート、第73回英国アカデミー賞(BAFTA)助演女優賞での2作品ノミネートなど、いま最もハリウッドで輝き注目されるマーゴット・ロビー。アカデミー賞でも最有力候補といわれ、数々の話題作に引っ張りだこのマーゴット史上最高のハマり役、セクシーでクレイジー、めちゃめちゃキュートなハーレイ・クインがスクリーンに帰ってくる。今回初解禁となる映像は、ジョーカーと破局して束縛から解放され、誰にも媚びないセクシーでクレイジーな“悪カワ”へと覚醒したハーレイ・クインのユーモラスなナレーションとともに始まる。ハーレイのモラルのない天真爛漫な暴れぶりが街中の悪党たちの恨みを買うなか、裏社会を牛耳る残忍でサイコなブラックマスク(ユアン・マクレガー)、その狂信的な右腕ザーズにも狙われることに。極悪なブラックマスクとの悪VS悪のカオスな戦いを前にハーレイは、クセ者だらけの最凶チームを結成!ブラックマスクに囚われた超高音波の歌声をもつ歌姫のブラックキャナリー(ジャーニー・スモレット=ベル)、出世から見放されたゴッサム市警のはぐれ者刑事のレニー・モントーヤ(ロージー・ペレス)、マフィア一家に生まれた危険な殺し屋ハントレス(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)、そして物語のカギを握る“謎のダイヤ”を盗んだ少女カサンドラ・ケイン(エラ・ジェイ・バスコ)と手を組む。謎のダイヤを盗んだ少女をめぐって、ハーレイとブラックマスクの予測不能なクレイジーバトルが勃発。映画『ジョン・ウィック』の監督も撮影に参加したというハーレイの激しいカーチェイスシーンや、情け容赦ない危険度MAXの本格的なアクションシーン、悪と悪のカオスな戦いに心拍数が上がる映像となっている。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒BIRDS OF PREY』は3月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハーレイ・クインの華麗なる覚醒Birds of Prey 2020年3月20日より全国にて公開©2019 WBEI and c&TM DC Comics
2020年01月10日現在超ヒット上映中の映画『ジョーカー』が、興行収入50億121万1,000円、動員数は343万1,450人を記録したことが分かった。米国・日本を含む世界66か国で公開週末No.1を記録し、各賞レースでも注目の本作。興行収入ではR指定映画で『デッドプール2』が保持していた7億8500万ドルの世界記録を大きく塗り替える10億ドルを突破(12/17付)したが、日本では12月15日、興行収入が50億円を突破したことが今回明らかになった。そして、国別の興行収入ランキングでは、日本はアメリカ、イギリスに次ぐ全世界第3位、アメコミ映画では異例のランキングとなった(BoxOfficeMojo調べ12/17付)。公開11週目に突入した現在も賑わいを見せる本作だが、いまのところ、映画館での上映は2020年1月9日(木)までになっている(劇場により順次終了)。『ジョーカー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年12月18日R指定映画としては初の全世界興行収入1,000億円を突破し、日本でも興行収入50億円目前の驚異的大ヒットを記録中の『ジョーカー』のリリース・配信が2020年1月に決定。収録される初の日本語吹替版では、声優の平田広明がジョーカー/アーサー・フレック役を演じることが分かった。アメコミ作品初の快挙となるヴェネチア国際映画祭、最高賞の金獅子賞を受賞すると、全米では『ヴェノム』が持つ10月公開作品のオープニング興収記録を大幅に塗り替え3日間で約100億円超え、日本を含む12か国でワーナー映画今年1番のオープニング記録を樹立。日本でも興行収入40億円を超え、すでに第44回報知映画賞・海外部門の作品賞を受賞。世界中で一大ムーブメントを巻き起こした狂気の傑作がついにリリース。都会で大道芸人として暮らしていた孤独な男アーサー・フレックが、最も強く、最も残酷なヴィラン、"ジョーカー"へと変貌していく様をアカデミー賞に3度ノミネートされた実力派俳優ホアキン・フェニックスが怪演。さらに、アーサーが憧れる人気トーク番組の司会者マレー・フランクリンをロバート・デ・ニーロが演じた。劇場公開時は字幕版のみの公開だったが、ブルーレイ、DVD、デジタル配信では初の日本語吹替版を収録。「ONE PIECE」サンジ役や『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウ役などでお馴染みの平田広明が、“ジョーカー”へと変貌していくホアキンの鬼気迫る役柄を演じる。『ジョーカー』は2020年1月29日(水)よりブルーレイ&DVD発売、1月8日(水)よりデジタルセル先行配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年12月06日世界中で記録的大ヒットとなり、日本でもすでに興行収入45億円を突破し社会現象となっている映画『ジョーカー』。主演のホアキン・フェニックスは、その鬼気迫る演技で本年度アカデミー賞主演男優賞の大本命といわれている。そんな彼が、過去に私財数億円と2年間の仕事を放棄して作り上げた衝撃のフェイク・ドキュメンタリー『容疑者、ホアキン・フェニックス』が、2020年1月17日(金)より緊急再リリースされることが決定した。全米が激怒した!? 俳優引退&ラッパー転向を宣言した2年間の壮絶な記録?ホアキンには、『ジョーカー』よりもずっとリアルで、そのあまりに壮絶な演技のために全米中の人々をダマしてしまった“真の最高傑作”が存在していた。2008年、『グラディエーター』『ウォーク・ザ・ライン』で2度もオスカー候補に選ばれ、すでに世界的スターとして知られていたホアキンは突如として「俳優引退」と「ラッパー転向」を宣言、表舞台から忽然と姿を消す。以来、風貌は変わり果て、薬物中毒のうわさまで広まった彼の姿にファンは涙し、心配していた。しかし、2年後に事態は一変。引退宣言以降の彼を記録し続けた“ドキュメンタリー”として本作が公開、その後すぐ、ホアキンはなんと全てが監督を努めたケイシー・アフレックと仕掛けた壮大なウソで、世間をダマすための実験だったと打ち明けたのだ!その結果、映画はファンの怒りを買い興行的にも鳴かず飛ばず。日本でも2012年に限定上映されたが、成功を収めることなく、すでに数年前に配給権も消失。DVDも絶版状態となっていた。数億円の私財と2年間の仕事を放棄した、これぞ“真の最高傑作”!?だが、映画ファンや批評家の間では、数多くのセレブや友人たちを含め、米国中を完全にダマしてしまった本作こそが、俳優ホアキン・フェニックスの、そしてケイシー・アフレックの紛れもない真骨頂で最高傑作であるとの声も。このフェイク・ドキュメンタリーの中で“常軌を逸してしまった自分”を演じるホアキンの怪演はまさに“リアル”で、相棒ケイシーの回すカメラの前で幾多の奇行、乱行を繰り広げ、本気で彼を心配したベン・スティラーがわざわざ彼の自宅を訪れるシーンも収められている。いま、『ジョーカー』の大ヒットでホアキンへの注目が急上昇する中、多くのファンや報道関係者から問い合わせが殺到したことから、日本の配給元は急きょ権利元と再契約交渉を行い、新たな価格設定でDVDの再発売を決定。また、配信も決定している。『容疑者、ホアキン・フェニックス』は2020年1月17日(金)よりDVDリリース、各動画配信(VOD)プラットフォームにて2020年1月1日(水)より順次配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:容疑者、ホアキン・フェニックス 2012年4月28日よりシネマライズほか全国にて公開© 2010 Flemmy Productions, LLC
2019年11月20日シネマトグララフィーのフェスティバル、カメリメージで、『ジョーカー』の撮影監督ローレンス・シャーが、最高賞にあたるゴールデン・フロッグを受賞した。この賞の受賞者は、過去、ほぼ確実にオスカーのシネマトグラフィー部門にノミネートされる。2番目にあたるシルバー・フロッグは『2人のローマ教皇』、その次のブロンズ・フロッグは『The Painted Bird』が受賞した。『ジョーカー』は、この週末、全世界興収が10億ドルの大台を超えるという快挙を達成した。公開から二ヶ月経つ今も、アメリカではトップ10圏内にとどまっている。文=猿渡由紀『ジョーカー』全国公開中
2019年11月18日前作の恐怖から2年、物語が完結する『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』がついに公開。ピエロの姿をした悪のカリスマ誕生を描く『ジョーカー』を抑え、週末興行ランキング堂々の初登場No.1を獲得し、2000年以降に公開されたR15+指定のホラー映画として最大のオープニング記録を樹立。大ヒットを記念して新映像も到着した。日本を含め世界65か国で初登場No.1!ホラー映画史上No.1を維持ファーストデイの11月1日(金)から、ホラー映画として史上最大規模となる全国719スクリーンで公開された本作。土日の2日間で、観客動員数18万4,571人、興行収入2億7232万550円をたたき出し(前作:観客動員数13万8,110人、興行収入1億8449万2,900円)、前作を大きく上回る記録を達成。さらに、日本を加えると世界65か国で初登場No.1となり、ホラー映画史上No.1を保持する超大ヒット。公開から4日(月・祝)までの4日間で、すでに観客動員数36万2,153人、興行収入5億378万3,350円を記録。前作からの観客である10代~20代を中心に30代~40代までと幅広い客層がグループで鑑賞しており、前作を超えるヒットに期待がかけられている。「語彙力崩壊」「何もかもパワーアップ!」SNSに絶賛の声続々“ホラー版『スタンド・バイ・ミー』”と称された前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』では、誰もが共感できる幼少時代の冒険譚が多くの心を鷲づかみ、世界興行収入7億ドル超え、日本でも口コミで広がり興行収入22億円突破の大ヒットとなった。今回、完結編となる本作では、前作のラストで固く誓った“約束”を果たすため、27年ぶりに集うルーザーズ・クラブの仲間たちの絆とエモーショナルなドラマ、そして過去と現在が交錯しながら展開する予測不能のストーリーが描かれていく。SNS上には、「7人の絆に涙が止まらなかった」「語彙力崩壊するぐらい感動的で恐怖に満ちた作品」「爆上げの一級人間ドラマ!前作以上に最高!」「何もかもパワーアップ!ペニーワイズ最高!」「びっくり箱のように飛び出す恐怖と、笑い、ノスタルジーに感動」「大人になっても勇気や友情を問われる、恐怖と思い出の詰まった青春映画」など、友情のドラマやアトラクション要素に絶賛の声が続々。また、本作では多くのカメオ出演や、名作へのオマージュも盛りだくさんで、それらを指摘する声も上がり始めている。さらに前作以上に上映フォーマットを拡大した本作では、豪華声優キャストが勢ぞろいした<日本語吹替版>上映や、通常に比べより強力なモーションと思い切ったエアー&ウォーターシャット、ファンなどを使用し、演出効果を“限界MAX”で表現した<“限界MAX!ペニーワイズの絶叫4DXライド!”版>上映など、様々な映画体験が楽しめるのもポイント。11月8日(金)には日本テレビ「金曜ロードSHOW!」にて、R15+指定の前作『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』を該当シーン編集の上、地上波初放送されることも決まっている。『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は全国にてIMAX(R)/4D/吹替版同時公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 2019年11月1日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年11月05日『ジョーカー』の世界興収が、9億3,400万ドルに達した。ヨーロッパでは公開以来の5回の週末、ずっと1位をキープしており、北米でも、今週は『ターミネーター/ニュー・フェイト』に首位を譲ったものの、まだ2位に、君臨している。この調子で行けば、10億ドル突破も夢ではない。今年の作品で世界興収10億ドルを達成したのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』『ライオン・キング』『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』『キャプテン・マーベル』『トイ・ストーリー4』『アラジン』の6本。これらと違い、『ジョーカー』は、世界第二の映画市場、中国で公開されていないことも、特筆すべきだ。文=猿渡由紀『ジョーカー』全国公開中
2019年11月05日世界中で爆発的な人気となっている映画『ジョーカー』が、動員数2,403,682人、興行収入3,533,796,650円をたたき出し(10/27までの累計)、公開4週目を迎えた現在もその勢いは衰えることを知らない。週末ランキング(10/26-27)では、4週連続のNo.1を記録し、日本におけるアメコミ映画の4週連続No.1 は『スパイダーマン』(’02)以来、17年ぶりの快挙。また、全米の週末興行収入は1890万ドル(20億5461万円)を記録。世界興行収入は、R指定映画で『デッドプール2』の7億8500万ドルの記録を大きく塗り替え、8億4908万ドル(923億386万円)でNo.1となった(「Box Office Mojo」調べ)。そして、公開日から早くもリピーターが続出した本作だが、「ジョーカー3回観てきました。観れば観るほど発見がある。3回観てやっと落ち着いて観られるようになってきた。何回観ても好き」「ジョーカー3回目観てきた~やっぱり安定に面白い」と3回目、それ以上鑑賞したという人たちも続々。止まらぬこのジョーカー旋風に、トッド・フィリップス監督は「素晴らしいキャストとスタッフ、そしてもちろん世界のファンの皆、これまで応援してくれて、たくさんの〝ノイズ“を見抜いて、映画を観てくれて(中には複数回の人も)本当にありがとう! この作品をスーパー誇りに感じてるけど、皆の素晴らしいメッセージがそれをさらに特別にしてくれました。〝ジョーカー”は世界い広がっている」と自身のInstagramで喜びを語っている。『ジョーカー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年10月28日10月26日、27日の全国映画動員ランキングは、公開4週目の『ジョーカー』(全国327館)が首位を守った。公開2週目の『マレフィセント2』(全国370館)も先週と変わらず2位をキープ。公開2週目の『世界から希望が消えたなら。』(全国222館)は先週4位から3位に順位を上げた。ウィル・スミスとアン・リー監督によるSFアクション大作『ジェミニマン』(全国354館)は初登場4位に。丸戸史明の小説を原作にしたTVアニメの劇場版『冴えない彼女の育てかた Fine』(全国121館)は初登場5位になった。そのほか、公開3週目の『イエスタデイ』(全国106館)が先週8位と変わらず。次週は『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』『最初の晩餐』『NO SMOKING』『ブラック校則』『閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー』『マチネの終わりに』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ジョーカー』2位『マレフィセント2』3位『世界から希望が消えたなら。』4位『ジェミニマン』5位『冴えない彼女の育てかた Fine』6位『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』7位『最高の人生の見つけ方』8位『イエスタデイ』9位『記憶にございません!』10位『空の青さを知る人よ』
2019年10月28日全米・日本を含む世界66か国でNo.1を記録している映画『ジョーカー』が、公開3週目を迎える週末も動員数1,845,043人、興行収入2,720,157,750円と、30億円を目前に週末ランキングで3週連続No.1を記録したことが分かった。第76回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、アメコミ映画史上初となる最高賞の金獅子賞を受賞した『ジョーカー』。10月4日より公開スタートした本作は、リピーター続出やDC初心者にも好評で、高い満足度と衝撃の内容に早くも映画の枠を超えた社会現象を巻き起こしている。公開3週目を迎える週末も爆発的な快進撃を続けており、現在、興行収入30億円も目前!日本におけるアメコミ映画の3週連続No.1は、『スパイダーマン3』(’07)以来、12年ぶりの快挙となり、「R15+」指定の本作がランキング3週連続No.1というのは異例だ。また、米サイト「Box Office Mojo」によれば、世界興行収入は7億3752万ドル(800億759万円)を超え、世界中で『ジョーカー』旋風が拡大し続けている(※10/20付け「Box office mojo」調べ※1ドル=108.48円換算)。『ジョーカー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年10月21日全米・日本を含む世界66か国でNo.1を記録、日本では公開12日間で興行収入20億円を超える大ヒットとなっている『ジョーカー』。この度、主人公のアーサーが2人の女性と幸せそうに笑う姿を捉えた特別映像が到着した。「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー・フレック。彼は母ペニーと同居し、病弱な彼女の面倒を見ている。毎晩、アーサーは母と2人でトークショー「マレー・フランクリン・ショー」を見るのが日課。到着した映像で確認できるように、テレビを観ながら2人でダンスをする姿からも、アーサーは“悪のカリスマ”ジョーカーとはかけ離れた母親想いの好青年であることが伺える。そんなアーサーは、同じアパートに住むシングルマザーのソフィに好意を寄せているが、それは遠くから見ているだけの淡い恋だ。「他の隣人にそうするようにアーサーにも笑顔を向ける」「ソフィはフレック親子と同じ階に住んでいてアーサーとはエレベーターの中で顔を合わせたりするの」とソフィを演じたザジー・ビーツが説明する。「ソフィは一人で娘を育てているから苦労も経験してきた。だからアーサーが人付き合いが苦手なことや、どことなく自信を失っていることが彼女には分かるから、ないがしろにせず親切に接するし、他の隣人にそうするようにアーサーにも笑顔を向けるのよ」と語る。映像でも、アーサーと気さくに話し、彼のスタンダップコメディのステージを見てほほ笑むソフィの姿があり、彼女も特別な感情を抱いているのでは? とさえ思えてくる。「私が知っているのは、アーサーであってホアキンじゃないのかも」母親想いで、好意を寄せる女性に笑顔を向けられるアーサーが、なぜ狂気溢れる唯一無二の悪となってしまうのか。アーサーを演じたホアキン・フェニックスについて、母ペニーを演じたベテラン女優フランセス・コンロイは、「ホアキンに感服したわ。彼は普段はおとなしい人よ。役と一体化し、共演相手と息を合わせていたわ。私が知っているのは、アーサーであってホアキンじゃないのかもしれない。ホアキンは24時間、役のままだった。素の自分を捨て、ひたすらシーンの現実を生きていたの」と、役へ入り込んだ彼の姿を目の当たりにしたとふり返る。そして、ザジーもまた、「昔からホアキンの大ファンだったの。同年代の俳優の中では最高クラスの演技派よね。そんな彼とトッド(・フィリップス)は緊密にコミュニケーションをとっていて、その中に私もしっかりと加えてもらった」とホアキンとの共演を楽しんだという。この2人の女性が、どのようにアーサーの人生に関わっていくのか、注目して観てほしい。『ジョーカー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年10月21日10月19日、20日の全国映画動員ランキングは、トップ10に新作が4本ランクインするも、『ジョーカー』(全国327館)が公開3週目も首位を守った。アンジェリーナ・ジョリーが主演を務め、『眠れる森の美女』に登場するヴィランを主人公にした『マレフィセント2』(全国369館)は初登場2位に。シリーズ16作目を迎えた『プリキュア』シリーズの劇場版『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』(全国231館)は初登場3位になった。ドラマ『GTO』や『君のまなざし』を手がけた赤羽博監督による感動の人間ドラマ『世界から希望が消えたなら。』(全国214館)は初登場4位になった。公開2週目の『最高の人生の見つけ方』(全国348館)は先週2位から5位になった。そのほか瀬々敬久監督が綾野剛の主演で吉田修一の『犯罪小説集』を映画化した『楽園』(全国297館)が初登場10位に入った。公開14週目の『天気の子』(全国368館)は初めてベスト10から姿を消した。次週は『108~海馬五郎の復讐と冒険~』『キミだけにモテたいんだ。』『冴えない彼女の育てかた Fine』『ジェミニマン』『超・少年探偵団NEO -Beginning-』『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』『ロボット2.0』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ジョーカー』2位『マレフィセント2』3位『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』4位『世界から希望が消えたなら。』5位『最高の人生の見つけ方』6位『記憶にございません!』7位『空の青さを知る人よ』8位『イエスタデイ』9位『HiGH&LOW THE WORST』10位『楽園』
2019年10月21日公開中の映画『ジョーカー』の本編映像の一部が公開になった。ピエロの扮装で働く主人公アーサーがトラブルに巻き込まれる衝撃的なシーンで、トッド・フィリップス監督が本作に込めた想いやテーマが反映された場面だ。このほど公開になったのはアーサーがピエロの扮装で働いている場面。どんな時も笑顔で人を楽しませようとするアーサーはコメディアンになることが夢で、看板を手に街ゆく人々に笑顔で接しているが、あるトラブルに巻き込まれてしまう。愉快で穏やかな街のひとコマから一転し、観る者の胸をしめつけるシーンだ。映画の公開後、世界中の観客が本作に反応し、さまざまな議論が巻き起こっている。自分とアーサーに共通点を見出す観客、映画をさまざまな角度から考察したり解釈する観客、そこで描かれる衝撃的なシーンにショックを受け、同時に魅了されてしまった観客。本作は世界中で記録を塗り替えるヒットを飛ばしているが、観客ひとりひとりの多様な反応が積み重なって“熱狂”が生み出されているといっていいだろう。本作の脚本と監督を手がけたフィリップスは「この作品で描きたかったテーマのひとつは共感ですが、それ以上に重要だったのが共感の“欠如”だった」と語る。「アーサーを取り巻く環境はいたるところで共感に欠けているんです。作品を観ていただければわかりますが、大人と子供とではアーサーに対する反応が違う。子供は色眼鏡をかけていないから大人と違って、金持ちと貧乏人を区別しないし、弱い者を見定めることもない。子供の目から見たアーサーは、人を喜ばすのが好きな男でしかありません。つまり、人をありのままに受け入れることができないのは社会で学んだ結果なんです」では、アーサーが“ジョーカー”になったのは社会が悪いのか?共感の溢れる社会になればアーサーは本当に救われるのか?アーサーを演じたホアキン・フェニックスは「アーサーはどのようにして人とコミュニケートしていいのかわからない人間だ。というのも、彼は暴力的ではないコミュニケーションの方法を学んだことがないからだ」と分析し、フィリップス監督は「我々は氷山の一角を話題にすることはあっても、氷山の下に何があるのかについてはほとんど考えません。街中でアーサーとすれ違っても、たとえ足を踏んでしまっても誰も気づかないでしょう。この作品では氷山の下でもがく男を描きたいと思いました」と語る。私たちは氷山の下でもがく男にちゃんと目を向けているのか?男を氷山の下に追いやったのは一体、誰なのか?そもそも私やあなたは氷山の上にいると言えるのか?映画『ジョーカー』をめぐる議論や熱狂はまだまだ続きそうだ。『ジョーカー』公開中
2019年10月18日10月4日より公開された映画『ジョーカー』が、15日までの12日間で動員数1,415,587人、興行収入は2,086,726,500円と早くも20億円を突破したことが分かった。孤独だが心優しかった男が<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマを、アカデミー賞常連の実力派スタッフ・キャストで描くサスペンス・エンターテインメント『ジョーカー』。日本を含む世界66か国でNo.1を記録し、早くも社会現象を巻き起こしている。米サイト「Box Office Mojo」(10/14付け)によれば、10/11~13の間で5586万1403ドル(60億5430万円)を記録、世界興行収入は5.4億ドル(590億円)を超えており(※10/14付け「Box office mojo」調べ※1ドル=108.38 円換算)、Rotten Tomatoesのオーディエンス・スコアも90%と高い満足度を維持。日本では週末ランキングで2週連続No.1を記録し、『アメイジング・スパイダーマン』以来、なんと7年ぶりのアメコミ映画2週連続No.1と異例の快挙に。3連休の週末は台風により閉館する映画館が相次ぐ中、連休最終日の14日は初週末の日曜日(10/6)の興収対比94.41%と、2週目にも関わらず1週目から落ちのない興行となった。さらに、これまでの日本でのDC映画の興行収入記録『ダークナイト ライジング』(19.8億)や、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(18.1億)の最終興行収入を公開後11日目で超え、この度公開12日間で興行収入20億円を突破。公開24日間で興収20億を突破した『ゼロ・グラビティ』より12日も早い結果となった。『ジョーカー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年10月16日10月4日から日本を含む73カ国で公開された映画「ジョーカー」が、興行通信社の発表した全国映画動員ランキング(10月12日~10月13日)で2週連続一位を獲得した。バットマンの宿敵として名高いジョーカーにフォーカスした本作。ホアキン・フェニックス(44)演じるアーサー・フレックが、孤独で売れないコメディアンから陰惨で暴力的な“悪のカリスマ”ジョーカーへと変貌していくストーリー。公開初日から話題作としてTwitterでも《凄まじかった》《衝撃》と大きな反響を呼んでいる。そんななか、日本人でジョーカーを演じるなら竹中直人(63)という声が上がっているのだ。《「ジョーカー」鑑賞。日本版のジョーカー役は竹中直人で決まりや》《「日本人俳優がジョーカーを演じるとすれば?」の問いに思い浮かんだ人。 1番目、竹中直人 2番目、野村萬斎 3番目、蟹江敬三》幼い頃から感情が高ぶると反射的に笑い出してしまう障害を抱えたジョーカーと、竹中の十八番芸「笑いながら怒る人」が重なるというのだ。《ジョーカーのホアキンの笑いながら泣いて怒ってそうな表情は一見の価値があると思う。 竹中直人の笑いながら怒るような演技に悲しみを+1された感じ》《ジョーカー鑑賞。冒頭のアーサーが笑うシーンが衝撃で涙が出た。あんなに苦しそうに悲しそうに笑うことができるのか、人は。そう思うと「笑いながら怒る人」を早くから演ってた竹中直人、天才かよ》《「JOKER」が患う、笑ってしまう病気をつい真似してしまう。悲しくても笑う。ムカついても笑う。怒ってても笑う。そうか。竹中直人は日本のジョーカーなのかもしれない》竹中といえば、83年にコメディアンとしてブレイク。その後、俳優としてインパクトの強い役を次々と演じた実力派だ。4月に放送された「あなたの番です」(日本テレビ系)で注目を浴びた怪演ぶりも記憶に新しい。そんな竹中は、15年11月に本誌で「子供のころからホラーは好きですねぇ。フランケンシュタインとか、世の中から見捨てられている人たちの話が好き」と語っていた。もし竹中が“日本版ジョーカー”を演じたとすれば、映画ファンにとっても納得の出来栄えになりそうだ。
2019年10月15日10月12日、13日の全国映画動員ランキングは、『ジョーカー』(全国326館)が公開2週目も首位をキープした。ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが共演した同名映画を原案に、吉永小百合と天海祐希が共演した感動作『最高の人生の見つけ方』(全国348館)は初登場2位。公開5週目の『記憶にございません!』(全国353館)は、先週2位から3位になった。『あの花』『ここさけ』のクリエイターチームが手がけた劇場オリジナルアニメーション『空の青さを知る人よ』(全国318館)は初登場4位に入った。公開2週目の『HiGH&LOW THE WORST』(全国322館)は先週3位から5位になった。そのほか新作からは、ダニー・ボイルが監督し、『ラブ・アクチュアリー』のリチャード・カーティスが脚本を務めた『イエスタデイ』(全国106館)が初登場7位に。主人公が極限状況下で決死のサバイバル劇を繰り広げる『クロール ―凶暴領域―』(全国194館)は初登場11位につけている。そのほか、公開13週目の『天気の子』(全国367館)は先週7位から8位になった。次週は『映画スター☆トゥインクルプリキュア 星のうたに想いをこめて』『スペシャルアクターズ』『世界から希望が消えたなら。』『フッド:ザ・ビギニング』『マレフィセント2』『楽園』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ジョーカー』2位『最高の人生の見つけ方』3位『記憶にございません!』4位『空の青さを知る人よ』5位『HiGH&LOW THE WORST』6位『蜜蜂と遠雷』7位『イエスタデイ』8位『天気の子』9位『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』10位『ジョン・ウィック:パラベラム』
2019年10月15日この週末、北米では、先週に続き、『ジョーカー』がボックスオフィスを圧巻した。興行成績は5,500万ドルで、10月の公開2週目の成績としては史上最高。これまでの北米興行収入総額は1億9,200万ドル。全世界では5億4,400万ドルに達した。2位は今週末デビューの『Adams Family』。声の出演はシャーリーズ・セロン、オスカー・アイザック、クロエ・グレース・モレッツら。3位はやはり今週末デビューの『ジェミニマン』。ウィル・スミス主演、アン・リー監督の今作は、1億4,000万ドルの予算をかけた大型映画だが、北米成績は2,000万ドルと、期待を下回った。4位はアニメーション『Abominable』、5位は『ダウントン・アビー』だった。文=猿渡由紀『ジョーカー』全国公開中
2019年10月15日映画『ジョーカー』が先ごろから公開をスタートし、全世界的で驚異的なヒットを記録している。北米では10月公開作品の歴代記録を更新し、日本でも公開から5日で興行収入10億円を突破。日本を含む世界66か国でナンバー1ヒットになった。本作は名優ホアキン・フェニックスが主演を務めているが、監督から手渡された“手帳”を手に演じ方を模索したという。本作は大都市の過酷な環境で、老いた母と暮らす男アーサーが自らを“ジョーカー”と名乗る希代のカリスマへ変貌していくまでが描かれるが、ホアキン・フェニックスはこの役を演じることを了承するまでに長い時間をかけ、トッド・フィリップス監督と作品について、アーサーの詳細な設定、過去、内面について何度も何度も意見を交換した後に出演を決めた。さらにフェニックスは役のために減量し、アーサーの“見た目”をつくりあげ、さらに準備期間中に劇中でアーサーがつけている“日記”を自ら綴った。彼は「アーサーをどのように演じるのかハッキリしていなかった時に(監督の)トッドから空白の手帳を渡されたんだ。“何を書けばいい?”とたずねたら、いくつか案を送ってくれたけど、数日経つと突如書くことがどんどん湧いてきて、彼の案を無視して書き続けたんだ(笑)」と振り返る。映画に登場するフェニックス直筆の手帳=日記は、ページの中で文字が行き場をなくしてうごめいているような状態で、小さな文字でビッシリと書かれているページもあれば、謎の空白地帯や、同じフレーズが何度も繰り返されている箇所があるという。「監督は僕の日記にひらめきを与えようと足のステップについて送ってきてくれたんだ。そして、いくつかのシーンで使うアーサーが長い階段を登るときのステップについて教えてくれた。僕が書いた日記のなかには“ステップ、ステップ、ステップ、ステップ、ステップ”とページを埋め尽くすように書かれたものが数枚かある」これまでも名優と呼ばれる俳優たちが役のために日記を書いてきた。日記を書いたことのある人ならわかると思うが、日記は“日々の記録”だけでなく“自分自身との対話”でもある。自分はいま何を思っているのか? 何に怒っているのか? 誰も言えない不安は何か? 本当は何をしたいのか?『ジョーカー』は、フェニックス曰く“どのようにして人とコミュニケートしていいのかわからない人間”アーサーが、様々な事件に巻き込まれる中で自分自身と向き合い「認められたいとか、パワフルに感じたいなどの圧倒的な要求」を表現するために自らをジョーカーと呼ぶようになるまでを描いている。つまり、本作においてフェニックスが直筆で書き連ねた日記は、単なる小道具ではなく“完成した脚本”に匹敵するほど需要なテキストではないだろうか。映画の中に登場する日記に何が書かれているのか? 映画には登場しない部分にフェニックスは何を書いたのか? 想像しながら『ジョーカー』を観ると、より深くキャラクターを理解できるはずだ。『ジョーカー』公開中
2019年10月11日10月4日に日本公開を迎えた映画『ジョーカー』が、公開5日間で興行収入1,022,413,800円、動員数は682,258人と10億円を突破の大ヒットスタートとなったことが分かった。本作は、孤独だが心優しかった男が<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマを描いたサスペンス・エンターテインメント作品。ヴェネツィア国際映画祭でコンペティション部門最高賞の金獅子賞受賞し、日本を含む世界66か国でNo.1を記録と、社会現象を巻き起こしている。米サイト「Box Office Mojo」によると、10月4日~6日の3日間、全米4,374館での興行収入は9,620万ドル(103億711万円)と圧倒的No.1の大ヒットを記録し、これまでの10月公開映画のオープニング興収記録8,025 万ドルを大きく上回った形に。また日本でも、今回興行収入10億を突破!DC映画史上最速となるスピードで拡大し続けている『ジョーカー』旋風は、DCファンの枠を超え、ジョーカーを初めて知る観客たちにも受け入れられたようだ。なお、日本の客層は男女比6:4(ワーナー調べ)、20代 の男性グループや女性同士、カップルでの来場者が中心となり、大学生から50代までの幅広い観客層が来場。本作を鑑賞した人たちからは「圧倒されすぎて、寝ても覚めてもジョーカーのことばかり考えてボーっとしてしまう。でも誰かと話したい~!」「『ジョーカー』切ないに似た気持ちで涙が出ました」「DC作品超初心者で、主要なジョーカー登場作もほとんど観てない自分も入り込めた」と絶賛の声がSNS上で続々登場。さらには「ジョーカー2回目見てきました いろいろなことに気づくことが多くて、驚きが多い映画です」「ジョーカー2回目鑑賞 2回目にして気づくことが色々あった」「ジョーカー神映画だったので3回目観に行きたい」と早くもリピーターが多くみられた。『ジョーカー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年10月09日10月4日に公開された『ジョーカー』が、大ヒット中の三谷幸喜監督作『記憶にございません』を抑え、R15指定の映画ながらもぶっちぎりのナンバー1ヒットを飾った。ご存知、DCコミック『バットマン』の最恐ヒール、ジョーカーの誕生秘話を描く作品で、第76回ヴェネツィア国際映画祭にて、アメコミ作品として初の金獅子賞も獲得。現在、世界中でメガヒット中の本作で、主演のホアキン・フェニックスだけではなく、トッド・フィリップスたち製作陣の才能も脚光を浴びている。日米同時公開となったが、全米では10月4日~6日の3日間で9,350万ドル(1ドル=106.77円換算で99億8318万円)を挙げ、10月公開作品としては『ヴェノム』(18)が保持していた8,025万ドルという数字を大きく塗り替え、日本を含む12カ国でワーナー・ブラザース映画として今年一番のオープニング記録を達成した。日本でも、土日2日間の数字で、DC映画としてダントツのNo.1をマーク。たとえば同じジョーカーが登場する『スーサイド・スクワッド』(16)との対比は140%、『ダークナイト』(08)では251%(16.3億円)となり、圧倒的な強さを誇った。アメコミ映画としては、マーベルコミックのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の成功例と比べられがちなDC映画だが、近年は『アクアマン』(18)の全世界興収がDC 映画史上No.1となり、日本でも興収16.35億円を挙げたことも記憶に新しいところだ。ただ、『ジョーカー』のメガホンをとったトッド・フィリップス監督は、本作の時代設定を敢えて70年代後半から80年代初期にしたことについて「主な理由はDCのユニバースから切り離すため」とバッサリ言い放ち、「今までの映画で観てきたジョーカーとこのジョーカーが共存することは避けたかった」と明言している。映画を観れば納得する点もあるが、DC陣営としては、2020年公開のハーレイ・クインの単独映画『バーズ・オブ・プレイ』や『ワンダーウーマン 1984』に向けて、弾みをつけたいところだ。○■24kg減量のあばら骨が物語るホアキン・フェニックスの熱演本作で描かれるのは、悪のカリスマ、ジョーカーの“0章”だ。ホアキン・フェニックス演じる主人公は、コメディアンを夢見る孤独な青年アーサー役。彼が社会から阻害され、恐ろしいジョーカーへと変貌していく様を、原作にはないオリジナルストーリーで描く。ティム・バートン監督作『バットマン』(89)のジャック・ニコルソンや、『ダークナイト』のヒース・レジャー、『スーサイド・スクワッド』(16)のジャレット・レトなど、個性派俳優陣が演じた歴代のジョーカーも、それぞれ魅力的だったが、とりわけ同役を演じたあとに急逝してからオスカーを受賞したヒースの壁は大きかったはず。正直、レジェンドとなったヒースとホアキンでは、作風や設定なども含め、同じ土俵には並べづらいが、24kgという壮絶な減量を果たした彼のあばら骨を見た時、その本気度に感嘆した。実際、その演技は絶賛の嵐を呼び、ヴェネツィア国際映画祭では、金獅子賞とW受賞が不可ということで男優賞を逃したものの、本年度のオスカー受賞の呼び声は高い。○■トッド・フィリップスとブラッドリー・クーパーの黄金タッグトッド・フィリップス監督がヒットメーカーに名を連ねたのは、ブラッドリー・クーパー主演のコメディ「ハングオーバー」シリーズだろう。フィリップスと何度も組んでいるブラッドリーは、本作でもプロデューサーを務めているが、彼の監督作『アリー/スター誕生』(18)では、フィリップスがプロデューサー側に回っていた。まさに良きパートナーシップを築いてきた2人だが、『ジョーカー』によって、改めてこの2人の才能にもスポットが当たっている。『ジョーカー』で監督・製作・共同脚本を務めたフィリップスだが、本作は“コメディ監督”という彼のイメージを払拭するくらいのインパクトがあった。脚本には、人間の心の闇が丁寧に織り込まれ、これまでのジョーカーによるめちゃくちゃな“理由なき反抗”を、なぜ彼が悪の道に足を踏み入れたのかを物語る“理由”を提示したことで、孤高さと哀しみが際立ち、観客は心を鷲づかみにされた。また、ホアキンは俳優としての演技力は言うまでもないが、何をしでかすかわからないお騒がせな一面もある。兄リバー・フェニックスの死に直面し、表舞台から姿を消したことは、その胸中を察するが、アル中や、車の横転事故、いきなり歌手への転向宣言など、かなりのやんちゃぶりだ。ただ、その不安定な危うさも彼の魅力の1つで、今回のアーサー役はドンピシャなキャスティングだったと言える。この暴れ馬の手綱をにぎり、彼からモンスター級の熱演を引き出したフィリップ監督の手腕は大いに称えたい。また、『世界にひとつのプレイブック』(12)や『アメリカン・ハッスル』(12)、『アメリカン・スナイパー』(13)など、自身の出演作でプロデューサーも務めてきたブラッドリーの目利きはすばらしい。俳優としては、何度もオスカーにノミネートされていながらも無冠ではあるが、クリント・イーストウッドからバトンを受け取って監督した主演映画『アリー/スター誕生』も作品の評価は非常に高かった。『ジョーカー』では、改めてプロデューサーとしての有能さも知らしめることになりそうだ。そういう意味で、ホアキンの主演男優賞を含め、『ジョーカー』が何冠を獲るのか、本年度のオスカー授賞式が今から楽しみでならない。(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM & (C) DCComics
2019年10月09日孤独で心優しかった男アーサーが、“悪のカリスマ”へと変貌していく衝撃のドラマを描いた『ジョーカー』が、ついに全米、日本を含む73か国で公開。日本を含む12か国でワーナー・ブラザース映画の今年一番のオープニング記録を達成、世界中で記録を塗り替える大ヒットとなっている。米サイト「Box Office Mojo」(現地時間10月6日付)によると、10月4日(金)~6(日)の3日間、全米4,374館での暫定の興行収入は9,350万ドル(99億8318万円)と2位以下を大きく引き離す初登場No.1の大ヒットを記録(「Box office mojo」調べ※1ドル=106.77円換算)。これまで10月公開作品のオープニング興収記録を保持していた『ヴェノム』の8,025万ドルを大きく塗り替え、新たな記録の樹立となった。さらに米・映画批評家サイト「Rotten Tomatoes」のオーディエンス・スコアも91%と非常に高い満足度を記録、全米での『ジョーカー』の口コミは初週末のトレンドになるほどで、口コミによるさらなるムーブメントの加速が期待されている。また、全米だけでなく、10月4日(金)に公開初日を迎えた日本をはじめとする73か国でも公開後初めての週末を迎え、日本を含む12か国でワーナー・ブラザース映画としては今年最高のオープニング記録となっている。日本では10月6日までの3日間で動員数49万8,071人、興行収入7億5,566万8,700円となり、週末興行収入ランキングでは圧倒的No.1の大ヒットスタートを記録、土・日2日間の数字ではDC映画でNo.1に。『スーサイド・スクワッド』(2016)対比140%(最終興収17.6億円)、『ダークナイト』(2008)対比 251%(同16.3億円)、『アクアマン』(2019)対比 174%(同16.35億円)、『ワンダーウーマン』(2017)対比203%(同13.35億円)、『ジャスティス・リーグ』(2017)対比267%(同10.6億円)と、圧倒的な力を見せつけた。初日から来客層は大学生から50代まで幅広く、20代の男性グループや女性同士、カップルでの来場者が目立った。SNS上では、「自分の価値観が揺らぐほどの衝撃」「ジョーカーが衝撃的過ぎて未だに眠れない。すげー映画だった」「エンドロールが終わるまで、誰も席を立たない作品は、なかなかない」と“衝撃”を目の当たりにした声、「ジョーカーが出てくる映画を正直今まで観たことがなかったが、衝撃を受けた。怪演ぶりが素晴らしく、憎悪や喜怒哀楽、そして狂気さが脳裏に焼き付くまで伝わってきた」「アメコミ系の映画は見たことなかったけどまったく問題なかった。ガツンと心に残る凄まじい映画だった」「こんなに観客が集中した映画ってある?わたし息してた???って感じ」と、初めてアメコミ映画に触れた方からもほかの映画とは全く異なる映画体験についてのコメントで話題沸騰。「ジョーカー観てきた。凄すぎた。最高だった。ホアキンさんの芝居、ジョーカーが完全に憑依してた。泣いた」「迫真の演技とはこのことを言うのだろう。ホアキンの主演によって成り立ったと言っても過言ではない」「肉体改造して挑んだホアキン.Fの怪演、妖演が全て」と、アーサー/ジョーカーを24キロ減量の肉体改造で演じたホアキン・フェニックスへの賛辞も止まらない。さらに、すでに「おそらく稀代の傑作であろう『ジョーカー』2回目に突入」「ジョーカー、観てきた。大傑作。時間作って2回目チャレンジしたい」などと早速リピーターも続出しており、映画の枠を超えたエンターテインメントとして、また、エンターテインメントの枠を超えた社会現象として衝撃はまだまだ広まっていきそうだ。『ジョーカー』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョーカー 2019年10月4日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
2019年10月07日10月5日、6日の全国映画動員ランキングは、名優ホアキン・フェニックスが誰もが知る人気キャラクターの“誕生のドラマ”に挑んだ衝撃作『ジョーカー』(全国324館)が初登場で首位を飾った。3週連続トップだった『記憶にございません!』(全国352館)は、公開4週目は2位になった。3位から5位には新作が並んだ。人気シリーズ『HiGH&LOW』と人気漫画『クローズ』『WORST』がクロスオーバーしたアクション映画『HiGH&LOW THE WORST』(全国322館)が初登場3位に。恩田陸の同名小説を松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士らで映画化した音楽ドラマ『蜜蜂と遠雷』(全国324館)は初登場4位。キアヌ・リーヴスが最強の殺し屋を演じる人気シリーズ第3弾『ジョン・ウィック:パラベラム』(全国201館)は初登場5位になった。そのほか、公開12週目の『天気の子』(全国367館)は7位につけている。次週は『アップグレード』『イエスタデイ』『クロール ―凶暴領域―』『最高の人生の見つけ方』『真実』『空の青さを知る人よ』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『ボーダー 二つの世界』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ジョーカー』2位『記憶にございません!』3位『HiGH&LOW THE WORST』4位『蜜蜂と遠雷』5位『ジョン・ウィック:パラベラム』6位『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』7位『天気の子』8位『人間失格 太宰治と3人の女たち』9位『HELLO WORLD』10位『アナベル 死霊博物館』
2019年10月07日