「ディズニー・オン・クラシック 〜春の音楽祭 2017」が、2017年5月25日(木)から6月4日(日)まで渋谷・東急シアターオーブにて開催される。ディズニー・アニメーションや映画に欠かせない、ロマンチックで美しい音楽たち。「ディズニー・オン・クラシック」では、大画面のスクリーンに映し出される映像や、ブロードウェイなどで活躍するニューヨークのヴォーカリストの迫力ある生歌、そしてフルオーケストラによる演奏とともに、名曲の数々を演奏する本格的な”大人の”音楽会だ。3回目の開催となる今回も、不朽の名作から話題の最新作まで、ディズニーの世界に惹きこんでくれる夢のようなプログラムを用意。誰もがつい口ずさんでしまうような名曲を数多く生み出した『メリー・ポピンズ』や『ノートルダムの鐘』、『ポカホンタス』、そして新作『ズートピア』やエマ・ ワトソン主演『美女と野獣』も演奏。さらに、2017年3月に公開された『モアナと伝説の海』も国内初演奏される。指揮は、ディズニー・オン・クラシックの指揮・編曲を15年間務めるディズニー音楽のエキスパート、ブラッド・ケリーが、そして演奏はTHE ORCHESTRA JAPANが担当。さらに、映画『アラジン』でジャスミンの日本語版キャラクタ ーボイスを演じた麻生かほ里がナビゲーターを務める。【詳細】ディズニー・オン・クラシック 〜春の音楽祭 2017開催期間:2017年5月25日(木)〜6月4日(日) (全11公演)会場:東急シアターオーブ (渋谷ヒカリエ11F)住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1料金:S席 8,700円 / A席 7,200円 (全席指定・税込) ※未就学児入場不可※曲目、出演者等はプログラムによって異なる。【問い合わせ先】ハーモニージャパンTEL:03-3409-3345(平日10:00~18:00)
2017年05月25日マイリー・サイラスがケイティ・ペリー、「マルーン5」、「バックストリート・ボーイズ」ら人気アーティストが参加した「ワンゴタンゴ音楽祭」に出演した。過激で個性的なファッションで知られるマイリーだが、この日は白のキャミソールにショートパンツとマイリーにしてはシンプルな装いで登場。しかし、耳には婚約者の名前である“LIAM”の文字のピアス、左手の薬指には2012年にリアムからもらった婚約指輪と思われる指輪がキラリ。ステージでのパフォーマンスは初となる新曲「Malibu」など3曲を披露し、感極まったマイリーはこんなコメントを観客に語った。「みんなに言わなきゃね。この曲の最後のパートを歌っているとき、涙が出てきちゃった。こんなにたくさんの愛する人に囲まれて、七色の風船と跳ねまわって…愛犬のエミュも後ろにいてくれて」。マイリーにとって「Malibu」はリアムとの恋愛を歌った思い入れのある一曲。11日(現地時間)にリリースされ、「ビルボード+ツイッター トレンディング140チャート」のトップ入りを果たした。マイリーは続けて、「みんなに心の底から感謝しているわ。いまここで、みんなの前で『Malibu』を歌えるのは、本当に夢が叶ったと感じるから。これからもみんなが笑顔で踊りたくなる、ハッピーになれる、そして平和と愛で包まれるような歌を作り続けていきたい」と誓った。(Hiromi Kaku)
2017年05月15日ゴールデンウィーク恒例のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭」が、今週5月4日(木・祝)から東京国際フォーラムほかで開催される。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2017」のチケット情報フランス・ナントで誕生した「ラ・フォル・ジュルネ」は、世界中から2,000人以上のアーティストが集結し、朝から晩まで複数のホールでコンサートを繰り広げる、まるでロックフェスのような音楽祭。一流の演奏が1公演・約45分、チケットは1,500円からのリーズナブル価格で味わえる。小学生以下はもちろん、0歳児から鑑賞できるコンサートがあるほか、屋内外での無料イベントも催され、老若男女だれもが気軽に楽しめるのが人気のポイントだ。2005年の日本初開催から昨年までの総来場者数は700万人以上を数え、いまや日本のみならず世界有数の大規模のフェスへと成長を遂げた。今年は「ラ・ダンス舞曲の祭典」をテーマに、3日間で約350公演を開催(うち有料は122公演)。宮廷舞踊や民俗舞踊を取り入れたクラシックの名曲はもちろん、20世紀以降のジャズやロック、ワールド・ミュージックに触発された作品、さらにはタンゴやフラメンコ、和太鼓やジャズまで、多彩なプログラムが目白押し。その他、アコーディオンの巨匠リシャール・ガリアーノによるタンゴへのオマージュ、スマートフォンを使った観客参加型作品(タン・ドゥン作曲の「パッサカリア」)、メキシコの民族音楽グループ、テンベンベの初来日、和太鼓奏者・林英哲と天才パーカッション奏者シモーネ・ルビノの東西打楽器バトルなど、他のクラシックコンサートではなかなか味わえない「ラ・フォル・ジュルネならでは」のユニークなプログラムも予定されている。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2017」は、5月4日(木・祝)から6日(土)の3日間、メイン会場の東京国際フォーラムほか、大手町・丸の内・有楽町エリアで開催。チケットは公演当日までチケットぴあで発売。また、音楽祭本公演に先駆けて、4月29日からは丸の内エリアでプレイベント(無料)が開催されている。
2017年05月02日フェスティバル規模の演奏会や著名な指導者による音楽クリニックを展開する、過去に類を見ない世界初の音楽の祭典「東京国際音楽祭」が2018年に開催される。本大会に先駆け、「東京国際音楽祭 プレ大会」が、5月5日(金・祝)・6日(土)に東京ビッグサイトとイーストプロムナード 石と光の広場で開催されることが発表になった。東京国際音楽祭プレ大会 チケット情報「東京国際音楽祭」は、吹奏楽、マーチング、オーケストラ、弦楽合奏、合唱、Jazz and Popsの6つの音楽ジャンルにおける国内外のトップクラスが集結し、フェスティバル、クリニック、コンテスト、展示、会議など、音楽に関する様々な取り組みを通じて、音楽文化の魅力を伝える新しい試み。5月のプレ大会は、レセプションホール(1F)と国際会議場(7F)で演奏会やシンポジウム、3つの会議室(6F)で楽器別クリニック、イーストプロムナードでマーチングが同時進行でおこなわれる。クリニックの講師には、南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団に15年間首席トランペット奏者として在籍した山本英助や、ジャズサックス奏者の松元啓祐らが決定。演奏会には、数多くの音楽従事者を輩出している幕張総合高校、東海大高輪台高校の出演も決定した。チケット発売中。
2017年04月20日日本最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2017」が開催。2017年5月4日(木・祝)から5月6日(土)まで、丸の内・東京国際フォーラムにて行われる。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン『熱狂の日』音楽祭2017」は、出演アーティスト2,000人以上、300以上のコンサートを開催する大型音楽イベント。朝から夜まで3日間におよびコンサートが立て続けに行われ、演奏時間は45分程度。お気に入りのコンサートを複数をハシゴすることもできる。なにより、チケットの料金が通常のコンサートより、リーズナブルなのが嬉しい。服装も問われず、クラシック通もビギナーも、友達や家族と、あるいは一人でも楽しむことができる。さらに、東京国際フォーラムでは、いたるところに音楽が溢れており、無料で聴けるコンサートも実施される。クラシックの達人たちによるトークや、ここでしか手に入らないお土産コーナーもあるので、丸一日音楽に浸ることも。また、ゴールデンウィークということで、家族に向けた特別イベントも用意されている。毎年好評の「0歳からのコンサート」は3日間実施。子どもに、本物の音楽を生で聴かせてあげられる。今年は”舞踏”をテーマに、ルネサンスから現代まで600年間に至る壮大な音楽の歴史を紹介。チャイコフスキーやラヴェルによる美しく優雅なバレエ音楽や、ベートーヴェン・バッハなどの巨匠たちが手掛ける荘厳で華やかな宮廷音楽。そしてジャズやロック、ワールド・ミュージックに触発された20世紀の傑作まで。まるでそれぞれの時代のパーティーに招かれているような楽しくドラマチックな3日間を提供してくれる。ゴジラの作曲家・伊福部昭の傑作とアルゼンチンの宗教曲を井上道義&新日フィルが熱演したり、日本人ピアニスト小山実稚恵によるショパンであったり、なかなか目にできない音楽に触れられるのも魅力の一つ。さらに、タンゴやフラメンコ、和太鼓やジャズまで、国際色豊かな音楽が楽しめるのも注目だ。打楽器が大活躍する曲やスペイン・中南米の作曲家の曲などは、情熱的で陽気な旋律で会場を盛り上げてくれそうだ。【イベント詳細】ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2017 テーマ:ラ・ダンス舞曲の祭典開催期間:2017年5月4日(木・祝)~6日(土) 会場:・東京国際フォーラム住所:東京都千代田区丸の内3丁目5番1号・大手町・丸の内・有楽町エリア チケット先行発売開始日:2017年2月20日(月) チケット一般発売開始日:2017年3月18日(土)公演数:約350公演(うち有料公演122公演)チケット情報、公演スケジュールは公式サイトで確認。URL: 【問い合わせ先】ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭事務局TEL:03-5221-9100(平日 10:00~17:00)
2017年03月31日京都・岡崎のロームシアター京都および岡崎エリアにて6月10日、11日に「京都岡崎音楽祭2017 OKAZAKI LOOPS」が開催される。3月25日午前10時より、チケット一般販売が開始する。劇場のロームシアター京都を中心に、平安神宮、劇場、美術館、公園、動物園、琵琶湖疏水等を有する京都の文化ゾーンのひとつである岡崎エリアで、2016年に続いて2回目の開催となる同音楽祭。今回も、音楽に加えて文学やメディア、アート、演劇といった多様なジャンルが融合し、ライブやトークイベント、作品展示などが行われる。6月10日は、第1回で存在感を発揮した京都出身の音楽家である高木正勝が手がけた映画作品の楽曲を、ピアノ(高木)とオーケストラ演奏(指揮・広上淳一、管弦楽・京都市交響楽団)で披露する「高木正勝オーケストラコンサート with 広上淳一 × 京都市交響楽団」(一般6,500円/当日7,000円、25歳以下4,000円)がロームシアター京都 メインホールで14時30分から開催される。また、同日17時30分からサウスホールでは、渋さ知らズと、ミュージシャンやダンサー約30名のメンバーで結成させた「渋さ知らズオーケストラ」(一般4,000円/当日4,500円、25歳以下3,000円)が演奏を披露する。6月11日14時30分には、ロームシアター京都 メインホールにて、気鋭のクリエイター集団アゲハスプリングス(agehasprings)プロデュースによる、J-POPアーティスト・エメ(Aimer)とOKAZAKI LOOPSストリングスが、文化と音楽の交点「node」をテーマにライブステージを繰り広げる「agehasprings produce <node_vol.1> featuring Aimer×LOOPS strings」(一般6,500円/当日7,000円、25歳以下4,000円)が、18時30分からは、小説家・平野啓一郎が毎日新聞朝刊で連載し、2016年4月に単行本化されベストセラーとなった『マチネの終わりに』の名シーンを朗読、さらに各場面に登場するギター曲をギタリストの福田進一が演奏する「『マチネの終わりに』を聴く -朗読会 × ギターコンサート-」が行われる。その他にも、野外ライブや、アーティスト・トーク、DJイベント、音にまつわる展示、回遊朗読劇、さらにはフードコートの設置なども予定されている。チケットの販売やイベントの詳細に関しては、公式サイト()にてチェック!【イベント情報】「京都岡崎音楽祭2017 OKAZAKI LOOPS」会期:6月10日~11日会場:ロームシアター京都および岡崎地域内の施設とそれらをつなぐエリア(ロームシアター京都、平安神宮、岡崎公園など)住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町13およびその周辺
2017年03月25日今年も「東京・春・音楽祭」が開幕。東京・上野の東京文化会館を中心に、4月16日(日)まで1か月間にわたって有料・無料併せて約150のコンサートやイベントが繰り広げられる、クラシック音楽界に春の訪れを告げる風物詩だ。その一日、「忘れられた音楽―禁じられた作曲家たち」を聴いた(3月20日・上野学園石橋メモリアルホール)。「東京・春・音楽祭」チケット情報「禁じられた作曲家」とは主に、人種や政治的な理由でナチの狂気を逃れて他国へ亡命した作曲家たちを指している。特にウィーンからの亡命音楽家を中心に研究・紹介しているのがウィーン国立音楽大学のエクシール・アルテ・センター(Exil.Arte=亡命芸術)だ。そのセンター長ゲロルド・グルーバー教授が解説を務めた。5人の作曲家の作品が演奏されたが、当時政治犯として捕らえられた強制収容所の中で書かれた作品から、戦後、晩年に自らの人生を回顧した作品まで、創作の時期や経緯はそれぞれだ。必ずしもホロコーストへの怒りや失われた生命の悲嘆を声高に叫ぶのではない。それどころか、その美しい音楽から、作曲者の人生の悲痛を思い起こすことはないだろう。でもだからこそ、優れた才能が排斥された20世紀中盤のヨーロッパ文化に空いた穴の大きさを思い知らされる。グルーバー教授が述べているとおり、そんな失われた芸術の根っこを修復するのは、戦禍で損傷した建物を再建するのに劣らず重要な作業なのだ。音楽を超えて、多くの気づきを得た貴重な好企画だった。ワーグナーやオペラや、合唱付きの大作を上演する一方で、たとえ派手ではなくてもこうした貴重な企画も多数組んでいるのは「東京春祭」ならではの大きな魅力だ。たとえば「ベンジャミン・ブリテンの世界」(3月26日(日))は5年がかりで作曲家の魅力を解き明かすプロジェクト。その初回を聴き逃すわけにはいかない。逆に、特定のジャンルのエッセンスを1日に凝縮した企画もある。クラシック音楽が一番濃くて美味しい「ロマン派」の甘美な世界にどっぷり浸れる恒例の「マラソン・コンサート」(4月8日(土))。各1時間・5部構成の完全制覇に挑戦する価値は大いにある。また、おなじみとなっている東京国立博物館での「東博でバッハ」シリーズを始め、上野に集中する美術館・博物館での「ミュージアム・コンサート」も、この音楽祭でしか体験できない機会だ。上野の桜もいよいよ本番。春の陽気に誘われて、満開の桜を借景にした美しい音楽祭を満喫しよう。文:宮本明
2017年03月23日ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭(LFJ)が今年もやってくる(5月4~6日)。アーティスティック・ディレクターを務めるフランスの音楽プロデューサー、ルネ・マルタンが来日して発表会見が開かれた。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン チケット情報LFJは1995年にフランスの港町ナントで生まれたクラシック音楽祭。2005年に日本に上陸するといきなり30万人を超える来場者を集めて旋風を巻き起こした。過去12年間の累計来場者がのべ726万人という、クラシック界のみならず、あまり比較の対象が見つからないビッグ・イベントなのだ。今年も有楽町・東京国際フォーラム内の大小6つの会場を中心に、周辺エリアを含め、3日間・約350公演(有料122公演)を開催、40万人超の来場が予想される。コアなファンはもちろん、「ビギナーもお気軽に」がお題目としてでなく実現している稀有な例だ。チケットは1,500~3,500円と、家族で出かけても財布に優しいリーズナブルな設定。人気公演はソールドアウトが予想されるから、早めにゲットしたい。今年のテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」。民俗舞曲や宮廷舞踊の存在はクラシック音楽の歴史と不可分だし、バレエのために書かれた音楽もたくさんある。「ダンス」はまさに音楽の根源に関わるテーマだ。でも、「ダンサーの出番は少ない」とマルタンが言うように、今回の主役はあくまで音楽。「踊り出したくなるようなさまざまな作品、民族のリズム、色彩が溢れる音楽祭になる」(マルタン)会見でマルタンが紹介してくれた「おすすめ」の中から、ややレアな、気になる注目公演を少しだけ挙げておこう。あらかじめスマホにアプリをダウンロードして客席も演奏に参加できるタン・ドゥン作曲の《パッサカリア》。映画『イル・ポスティーノ』で知られるアルゼンチンの作曲家ルイス・バカロフの宗教曲《ミサ・タンゴ》。初来日のメキシコ民俗音楽ユニット「テンベンベ」。LFJ初出演のシエナ・ウインド・オーケストラによるジャズ作曲家・挾間美帆のバレエ音楽(委嘱初演)。ピアノと管弦楽による小曽根真版のラヴェル《ボレロ》。若手パーカッショニスト、シモーネ・ルビノと日本を代表する太鼓奏者・林英哲のコラボ。ローザンヌ声楽アンサンブルによるオネゲルのオラトリオ《ダビデ王》などなど。もちろんクラシック王道作品も多種多彩。「ダンス」をテーマに、さあ、踊れ、喜べ、幸いなる魂よ!(byモーツァルト)取材・文:宮本明
2017年02月15日テレビ東京系ドラマ24『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(毎週金曜24:12~)第1話が13日深夜、放送された。同作は、日本映画界を支える名バイプレイヤー6人(遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研)が、本人役としてシェアハウスで共同生活を送るという設定のドラマ。中国のネット配信動画チャンネルの開局記念番組となる『七人の侍』リメイク版オファーを受けた6人は、絆を深めるため共同生活を始める。おしゃれな一軒家でじっくりと描かれる6人の共同生活ドラマは、ネット上で絶賛の嵐に。第1話ではともに食卓を囲み、ゴミ出しのじゃんけんや当番を決めて洗濯やお風呂掃除をする名脇役たちに、Twitter上では「すでに最高」「かわいすぎる」と”萌え”の声が続出した。また、刑事ドラマネタなどの”バイプレイヤーあるある”なども交えつつの会話やプレゼント交換をする姿、各々のキャラクターの違いも注目を受けた。最年長でリーダーの大杉漣はとびきり優しいが、思いやりが激しく、少し頼りない。遠藤憲一は強面だが繊細で心配性、口数の少ない田口トモロヲは自由人でエキセントリック、陽気でせっかちな寺島進は実は小心者。さらに物腰が柔らかく謙虚な松重豊、おしゃれで人懐っこくいじられキャラの光石研と、個性豊かな"バイプレイヤー"たちに「アイドルグループみたい」「もはやアイドルドラマ」「一言で尊い」と喜びの声が上がっていた。(C)「バイプレイヤーズ」製作委員会
2017年01月15日"おじさんだらけのテラスハウス"として話題の、テレビ東京系ドラマ24『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(2017年1月13日スタート 毎週金曜24:12~)に、役所広司らがゲスト出演することが6日、わかった。同作は、日本映画界を支える名バイプレイヤー6人(遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研)が、本人役としてシェアハウスで共同生活を送るという設定のドラマ。海外の有名監督から「役作りで絆を深めるために、3カ月間共同生活を送ってほしい」と言われた6人が和気藹々と暮らしていく。今回第1話に役所、第2話に荒川良々&池松壮亮、第3話に山口紗弥加&滝藤賢一といった豪華ゲストが決定。役所は「この六人が出演して面白くないドラマを作ることの方が難しい。とても楽しみです」と、作品への期待を寄せた。また、荒川は「尊敬する諸先輩方とご一緒に芝居できる事を幸せに思います!」と意気込む。滝籐は「1年前、『ワンシーンでいいから松居君の作品に出してよ』とお願いしたら本当にワンシーンで呼んで頂けました」と、監督・脚本を務める松居大悟とのエピソードを披露した。光石と2回のキスシーンがあったという山口は「終わったら唇が火照っていてヒリヒリするんです」と、本当に恋に落ちそうな様子。「現実か虚構か分からないという状況にここまで追い込まれたのは初めてかもしれません」と、作品への戸惑いを表し、「みんな訳がわからないままやっているっていう不思議な雰囲気の現場でした」と、現場の様子を明かした。同局 濱谷晃一プロデューサーは「役所広司さんとはテレビ東京に勤めている限り、ドラマの現場でご一緒する機会はないと思っていたので、奇跡です」と率直な感想をコメント。「4話以降も信じがたい豪華キャストが出演予定」と、今後の展開もアピールした。
2017年01月06日音楽療法とは?出典 : 音楽療法とは、音楽のさまざまな力を利用して、対象者が抱えている困りごとの改善を促したり、よりよい生活を送ったりすることができるようにアプローチする療法です。日本音楽療法学会では、次のように定義しています。音楽療法とは、音楽のもつ生理的・社会的・心理的はたらきを用いて、心身の障害の回復、機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて、音楽を意図的・計画的に使用することです。ここでいう「生理的・社会的・心理的はたらき」とは、以下のことを指します。・生理的働き:音楽を通してリラックスしたり興奮したりする状態をもたらすはたらき・社会的働き:コミュニケーション手段(言葉・表情・身振り・まなざし)を引き出すはたらき、人間関係の形成を促すはたらき・心理的働き:ストレスや不安を軽減するはたらき音楽療法は、音楽療法士という資格をもった音楽療法の専門家が行います。対象者の目的に合わせたプログラムを組み、音楽を演奏したり対象者が音楽に触れる手助けをしたりします。音楽療法では、対象者が音楽を学ぶことを目的としているわけではありません。音楽療法の目指すところは、音楽をきっかけにソーシャルスキル(コミュニケーション・社会性など)を習得できるよう促したり、心身の発達を援助したりすることです。音楽療法の現状出典 : 現在の日本では、音楽療法は未だ発展途上の段階です。保険の適用や法整備はまだ実現されておらず、資格も国家資格ではなく、日本音楽療法学会をはじめとしてさまざまな団体や自治体が民間資格として打ち出しています。加えて音楽療法士の資格のみで就職するには難しく、非常勤での雇用が常勤より多いのが現状です。一方、現在の音楽療法の発祥の地と言われるアメリカでは、音楽療法は日本より普及しています。民間の保険が導入されているため、保険会社の了承を得られれば保険給付を受けることもできます。アメリカでも音楽療法士の資格は民間資格ではありますが、日本と違ってアメリカ音楽療法学会American Music Therapy Association (AMTA)が資格を一括管理しているため、音楽療法士という社会的地位は日本と比べるとしっかりと確立されています。音楽療法士の資格を取得しても、就職枠をめぐる競争は激しいですが、就職形態は常勤の形態が多いようです。参考:音楽と人間との新しい関わり~音楽療法とその周辺~資格や制度ではアメリカと差異がありますが、日本における音楽療法そのものは、高齢者施設、児童施設、病院などの、福祉・教育・医療分野などを中心に積極的に取り入れられてきています。ほかにもメンタルヘルスケアや、精神保健、健康の維持のためにも応用されるなど、幅広い分野で活用されています。音楽療法の対象は?出典 : 音楽療法はだれが受けられるのでしょうか。音楽療法では心身の障害の回復だけでなく、機能の維持改善、行動の変容、生活の質の向上を目的としています。それゆえ、その対象者は幅広くいます。・身体・発達障害児(者)・精神障害者・認知症を患う高齢者・終末期の患者・不登校、引きこもりの児童や生徒これは一例であり、音楽療法はさまざまな場面で、さまざまな人に利用されています。とくに子どもにとって音楽は親しみを持ちやすく、また非言語表現であるために受け入れられやすい傾向にあります。発達障害のある子どもも、楽器の音やさわり心地、リズムに合わせて動くことに興味をもつことが多く、そのため療育の一環として音楽療法を取り入れることは子どもにとって良い刺激となるかもしれません。そこでここからは、発達障害のある子どもが音楽療法を受ける場合の目的、また具体的にどんなことをするのかに関してご紹介します。発達障害のある子どもが音楽療法を受ける目的は?出典 : 音楽療法を受けることは、発達障害のある子どもにとって、どんなスキルの成長、症状の改善が見こまれるのでしょうか。ソーシャルスキルとは、人が社会で生きていくうえで必要な技術のことを言います。例えば、ルールを守る、あいさつをする、他の人の気持ちを考えながら会話をする、などが挙げられます。通常、このソーシャルスキルは人との出会いや関わりの中で無意識に身につけていくことが多いのですが、発達障害のある子どもの場合、ソーシャルスキルのスムーズな獲得が難しい場合があります。音楽療法においては、音楽療法中の音楽療法士とのやりとり、その場で一緒に音楽療法を受けている子どもとの関わりの中で、他の人との関わり方や協調する必要性などを肌で感じられるような環境をつくり、ソーシャルスキルの獲得を促します。発達障害のある子の中には、運動機能の発達がゆっくりであったり、年齢相応の運動機能の獲得につまづきがある子どももいます。運動機能でのつまづきといっても、姿勢を一定時間保つことができない、手と手、手と目、足と手などの個別の動きを一緒に行う協調運動ができない、変化にすぐ反応して動く即時反応がうまくできないなど、子どもによってどんな動きが苦手なのか異なってきます。音楽療法では、子ども一人ひとりを見つめ、何ができるようにするかという目標設定と振り返りを細やかに行うことで、子どもそれぞれの苦手を伸ばしていけるようなプログラムづくりをします。運動機能に関して困りごとのある子どもに対しては、歌詞に合わせた振りをつけながら歌を歌う、リズムに合わせて簡単なダンスをするというような活動をプログラムに組み込み、運動機能が伸びるよう促します。歌ったり、楽器を演奏したり、ダンスをしたりと、音楽は自己表現力が求められる場面が多くあります。音楽療法を通して、自分から何かを表現することへの苦手意識を減らしていく、想像力を豊かにしていくことが期待できます。発達障害のある子どもの中には、なかなか発声・発語がうまくいかない子どももいます。そのような子どもに歌や楽器の音を聞かせることで、子どもへの刺激となり、発声や発語を促すきっかけになると考えられます。このように、発達障害のある子どもへの音楽療法には、たくさんの目的があります。また、実際に発達障害のある子どもの療育に音楽療法を取り入れて、はさみの使用やひも結びなどの細かな手先の運動能力が向上したり、発語回数が増えたりしたという結果が出た事例もあります。自閉症児における音楽活動を介した支援の効果について―自閉症児に対する行動療法的音楽療法の事例を通して―倉田裕子・安部博史著知的障害児における音楽療法の事例研究―音を使用したケアデザイン―長田 有子著ただここで注意したいことは、子どもそれぞれの特徴や性格、また音楽療法に何を望むかによって、変化が出るまでの期間や変化の程度が変わってくるということです。音楽療法を始めてすぐ、子どもに目に見える変化が表れるということはなかなかありません。保護者としては、音楽療法に子どもがどのように取り組んでいるかをよく理解し、音楽療法士とも細かく情報共有をすることで、子どもの成長を長い目で見守ることが重要です。音楽療法って具体的にどんなことをするの?出典 : 音楽療法には活動内容や一緒に受ける人数によって以下の種類に分けられます。音楽療法が行われる施設や音楽療法士の数、そして音楽療法の対象となる子どもにあった方法が適用されます。・能動的音楽療法能動的音楽療法では、子ども自身が音楽活動を行います。例えば歌を歌う、楽器を演奏する、ダンスなどの身体を使って音楽に触れる、作詞・作曲をしてみる、といったことをします。・受動的音楽療法受動的音楽療法では、音楽鑑賞、つまり子どもに音楽を聴かせることを主な活動としています。リズム性の強い音楽を聴かせることで子どもの感情表出を促したり、反対にゆったりとした音楽を聴かせることで緊張をほぐしたりします。・個人音楽療法子ども1人に対し、音楽療法士1人が向き合い、音楽活動を行います。子ども一人ひとりがこれまでどのように音楽とかかわってきたか、どのように生活していてどんな困りごとがあるのか、好き嫌い、ニーズなどを考慮して、その子どもにあった療法内容を検討できるうえに、 きめ細かい対応が可能です。・集団音楽療法5人以下の小集団から、50人以上の大集団などさまざまな人数で行います。集団音楽療法では、他の子どもと一緒に音楽活動をすることで、集団の中で行動するときに必要な社会性や協調性を育てることが期待できます。実際の音楽療法の現場では、個人音楽療法×受動的音楽療法、集団音楽療法×能動的音楽療法などのように、子どもに合わせて、一緒に音楽療法を受ける人数と活動内容との組み合わせを決めます。・リトミックを取り入れた音楽療法また、「リトミック」という音楽教育方法を音楽療法に応用して使っているケースもあります。リトミックとは、リズム運動を音楽活動に取り入れ、子どもに音楽を体感させることで感受性や想像力を高めることを目的としている教育方法です。あくまでもリトミックは教育方法、音楽療法は治療法です。この点を正しく理解したうえで、子どもに合う音楽療法を選択しましょう。『音楽療法総論』渡辺恭子著風間書房出典 : では、音楽療法は実際どのように行われるのでしょうか。音楽療法を実施するうえでは、「子どもが興味を持たないことを無理やりはさせない」ということを基本的な考え方としています。子どもが「やってみたい」と思えるような音楽活動を音楽療法士が提案し、子どもの興味に寄り添って実践しているのです。◇音楽療法の流れ1. 情報収集、子どもの今の状態を知る・対象の子どもを細かく観察し、どのような困りごとを抱えているのかを把握したり、保護者から子どもの普段の様子などの情報を得たりすることで、子どもの現状を把握します。また、幼稚園や保育園の先生、学校の先生、主治医からの情報提供、医学的・心理的検査などの実施を通して、対象の子どもに対する情報を集めていきます。2. 目標設定子どもの現状や集めた情報を総合的に判断し、音楽療法を通して子どもに何を実現させるか、何を育ててあげたいかといった目標を設定します。合わせて、目標達成のための手段や手順も考えます。3. 音楽療法の実施情報収集や目標設定などの事前準備ができたら、実際に音楽療法を対象の子どもに行っていきます。音楽療法では、現場で対象者と行う音楽療法活動をセッションと呼びます。設定した目標のもと、音楽療法士はセッションを円滑に進めつつ、個人・集団に関わらず子ども一人ひとりをしっかり観察します。そして、ちょっとした変化も見逃すことなくほめてあげるよう心がけます。また、セッションの様子はビデオなどで記録したり、筆記で残したりします。4. 振り返りセッションを通して子ども一人ひとりの目標設定や与えた課題が適切であったかを振り返ります。1セッションでの反省などをどう生かすか、どう改善していくかを念頭に今後の取り組みを考え、次のセッションへの準備に取りかかります。音楽療法を受けるには出典 : では、音楽療法を受けたい場合、どうすればよいのでしょうか。実施施設や実施までの仕組み、費用についてご紹介します。◇音楽療法を実施している施設社会福祉法人や特定非営利活動組織(NPO)が運営する障害児入所・支援施設や発達支援施設、デイサービスセンターなどで音楽療法を実施している施設があります。参考:音楽療法を実施している施設◇音楽療法を実施している病院病院では、小児科、精神科、リハビリテーション科で音楽療法が受けることができます。webサイトで受診科など明示している病院もあります。参考:音楽療法を実施している病院施設・病院どちらを選ぶにしても、音楽療法士が常勤なのか非常勤なのか、ボランティアとしての実施者がいるのかどうか、受けられる頻度、1回の療法時間などを確認したうえで施設や病院に連絡をしてみましょう。とりあえず見学してみたい、という希望があれば受け付けている施設・病院もあります。また、音楽療法を実施する前に、会員登録や子どもの状況把握のための面接といった機会を設けている施設や病院もあります。どの施設・病院で、どの種類で音楽療法を受けるかによってかかる費用は異なってきます。例として、福祉施設・病院それぞれでの音楽療法に具体的に必要な費用を紹介します。ある福祉施設では、1回あたり700円~1030円で利用できます。MOYO【音楽療法推進センター/児童発達支援多機能型事業所】18才『未満』の方は児童発達支援事業所の下記3事業を利用することができます。◎児童発達支援事業利用料:約845円/1回◎放課後等デイサービス利用料:約700円/1回◎保育所等訪問支援利用料:1030円/1回*利用者さんの所得状況により、利用者負担額に上限が設けられています。*その他変更や加算により料金が変更になる場合があります。18才『以上』の方は研究事業として音楽療法を受けることができます。個人セッション3500円から(1セッション30分)障害のある子どもが福祉施設で音楽療法を受ける場合は、児童福祉法に基づき、障害児給付費の対象として、国や自治体から費用負担が受けられます。各市区町村ごとにサービス利用料の月額上限を定めている場合が多いため、世帯収入などによっても自己負担額が変わってきます。加えて教材費、施設外活動費などの活動に必要な実費がかかる場合もあります。以下のサイトにて、福祉施設で音楽療法を受ける一例として、放課後デイサービスで実施されている音楽療法に参加する場合に、障害児給付費がどのように適用されるかを紹介しています。そのほかにも、音楽療法はさまざまなサービス・事業の一環として行われていて、それぞれ費用補助が異なってきますので、実際に音楽療法を利用する前によく確認しましょう。障害者福祉:障害児の利用者負担厚生労働省また、病院では自由診療の項目として「音楽療法は1回いくら」等と明示しているところもあります。病院ごとにそれぞれで費用は異なってきますが、個人で利用するのか、集団で利用するのかなどで細かく料金設定をしている場合があるようです。事前にホームページで調べてみたり、直接医師や音楽療法士に聞いてみたりすることをおすすめします。参考:筑波こどものこころクリニックホームページ音楽療法を受けた体験談出典 : 現状、日本ではまだまだ音楽療法は普及段階にあります。それゆえ、音楽療法に興味はあるけど受けるかどうか迷っている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。ここでは実際に音楽療法を受けた、という保護者の体験談をご紹介します。次男が自閉症で、月二回程度音楽療法を受けてます。次男のような典型的な自閉症の子から、高機能の子、ダウン症の子、自閉症でもダウン症でもない知的障害の子で運動機能面の発達の遅れもある子等が一緒に受けていて、年齢も様々で、次男は年中の終わり頃から通い始めこの四月から三年生ですが、年中の頃から上は小学六年生の子まで一緒に受けてます。次男が受けているものは、見た感じとしては一般的なグループ療育の課題が、全て音楽に関わったものといった感じです。先生(音楽療法士)が楽器を演奏してそれに合わせて体を動かしたり声を出したりといったことと、楽器を演奏するといったことを組み合わせて課題になっていて、障害の状態や年齢に合わせて課題を若干変えたり、子供同士の組み合わせを工夫したりといった形でやってます。数を数えながら楽器を叩いたり、フリップに書かれていることを読んでそのとおり演奏したりもします。太鼓やマラカスのような良く見る楽器から、普段あまり見慣れない外国の楽器、ちょっと特殊な楽器、洗濯板やコップのような楽器以外のものなんかもつかっています。セッションでは毎回息子の行動に関する目標を立て、それを達成するために音楽療法士の先生方がセッションをアレンジしてくださっています。目標は様々で、例えば「気持ちの切り替えができるようにする」「先生の真似をしてみる」「順番を待てるようにする」「アイコンタクトをしてみる」などです。「話すときは顔を見なさい!」と頭ごなしに叱ったところでパニックを起こしてしまうだけ。音楽療法のセッションの間は、音楽を演奏したりゲームをしたりする中で、ふっと子どもが音楽療法士の顔を見る瞬間を作るのです。その瞬間を療法士は見逃しません。すぐに褒めてくれるのです。こういったセッションを繰り返すことで、息子は自然にアイコンタクトが出来るようになりました。まとめ出典 : 音楽療法とは、音楽という非言語的アプローチを用いて心身の発達を援助したり、より豊かな生活を送ることができるようにしたりする療法です。音楽という楽しみながら参加できる活動なので、子どもにとっては遊びの延長のような感覚でさまざまなスキルを身につけることができます。音楽療法という療育方法は、日本ではまだまだ発展途上にあることも事実です。ですが、音楽療法によって発達障害がある子どもの困りごとが改善されたという声も多くあり、これからもっと利用されていくであろう療法の一つでもあります。保護者が音楽療法について理解することで、子どもによりよい療育機会を提案することができ、療育の選択肢を増やすことにつながります。そのうえで、子どもの「やりたい」という気持ちに寄り添うことを大切にしながら子どもの成長をサポートしていきたいですね。
2016年12月27日お笑いトリオのロバートが、テレビ埼玉(テレ玉)の新番組『ロバートの秋山竜次音楽事務所』(1月9日スタート、毎週月曜23:00~23:30)を開始することになり、26日、東京・新宿の吉本興業東京本部で会見を行った。この番組はロバートの3人が、芸能プロダクション「秋山竜次音楽事務所」の社長・秋山竜次と、新人社員・山本博、秋山の友人で別会社の社長・馬場裕之となって、所属タレントを増やすために埼玉の街へ繰り出し、未来のスター候補を発掘・スカウトしていくという街ブラバラエティ。会見に登場するなり、秋山は、あぶら取り紙しか入っていないというセカンドバッグを山本に預けて、集まった報道陣に名刺を配り始め、「細かいことが必要なら書類も配りますから」「媒体さんは名前言っていただかないと、付き合いがあるから」と、敏腕社長ぶりを見せた。そして、自慢の所属タレントを紹介。「皆さんご存知、ポップスの若木けいじとか。最近ではちょっと出てきてる三谷兄弟。ダンス&弾き語りユニットのLAKESは、湖の横でずっとやってるからね」と、早速売り出した。町田愛というセクシー女優も所属しており、「もともと私の知り合いだったんだけどさ、『出ろ!』って言って脱がしてデビューさせたんだけどもね」と、ジャンルの幅広さをアピールした。馬場は、今回の新番組に出資する「有限会社ワールド・ハート」の社長。同社は東京・竹の塚にオフィスを構え、「儲けとかじゃなくて、ボランティアやってるようなもんです」(馬場)と奉仕の精神で事業を行っているそうで、イベントの企画・運営から、最近では熊本県天草にソーラーパネルを設置してエネルギーを売る事業も行い、各地で炊き出しをするボランティア団体「白さぎの鐘」のリーダーも務める。秋山は「馬場社長は、人が笑顔になることには全部お金を出すんだ。その精神がすごくて」と絶賛。ちなみに、今回の新番組への出資比率は、ワールド・ハートが9割、テレビ埼玉が1割だそうだ。会社概要の説明がひと通り終わったところで、番組の紹介へ。秋山は冠番組に喜んだそうだが、企画から丸投げされたそうで、「衝撃だったのは『何という番組の名前がいいですか?』と言われたこと」と、あまりの自由さに驚き。山本は「テレ玉さんは器がでかいですね」とヨイショした。スタッフは、同局の千鳥の冠番組『いろはに千鳥』(毎週火曜23:00~23:30)と同じチームだそうだが、1日8本撮りで知られる番組だけに、秋山は「最初の公園でのオープニングトークで1本撮ろうとしている」と、ロケが始まっても衝撃が続いたそう。最初のロケは4本撮りだったが、4本目として予定していた撮影が急きょなくなり、1本目として撮った部分を2週にわたって放送することになったそうだ。他にも、何の変哲もない路地での移動中もカメラが回っていたそうで、「本来は(編集で)切られるであろう箇所が、ふんだんに使われている」と予告。これには、恥ずかしい気持ちもありながら、「やっぱりやりがいがありますよね。遠慮は全くしないつもりで、好きなことをやっていこうと思います」と意気込みを示した。埼玉で行ってみたい街を質問された秋山は「営業で地方に行くと、地産池消じゃないですけど、しっかり地の物の風俗嬢をビジネスホテルにお呼びすることを心がけているので、埼玉のそういうところに行って、そこでスカウトできるかもしれない」と意欲。スカウトの基準を聞かれると、「1回お会いして、おしゃべりしてお茶して、少しそういう関係になって、ぬくもりを感じて温かいなと思った方は、事務所に入れようかなと思います」と、独自の尺度を明かした。このように、いかがわしい事務所と思いきや、秋山はライバル会社として「ヤマハかな」と大手企業の名前を。「ピアノ作ってるし、音楽スクールもやってるじゃない? 音楽としてデカいから、あそこだけには絶対負けたくないんだよね」と闘志を燃やし、馬場は「将来的にはガソリンを使わないバイクも作って」と、ビジネスの嗅覚を働かせていた。
2016年12月26日アイドルグループ・℃-uteが14日放送のフジテレビ系大型音楽番組『2016 FNS歌謡祭 第2夜』に出演し、プロデューサーのつんく♂がサプライズメッセージを贈った。同グループは2005年に結成、2017年6月をもって解散が決定している。リーダーの矢島舞美はこれまでの活動を「2013年に、ずっと夢だった日本武道館に立つことができたんですけど、その時の感動は忘れられないなと思います」と振り返り、「あと半年くらいしかないので、最後まで全力で突っ走っていきたいと思います」と語った。年末特番である『FNS歌謡祭』には最後の出演となるが、プロデューサーを務めるつんく♂からVTRでのサプライズメッセージが届くとメンバーは目を潤ませた。2014年に、喉頭がんの手術で声帯を摘出したつんく♂は、パソコンを使って「℃-uteのみんなへ。振り返れば小学生の頃から℃-uteとしてよくがんばってきたなって思います。あなたたちは本当にプロのエンターテイナーだと思います」とコメント。「10年かけて自分たちで作り上げた日本の最高峰。今日が最後のFNS出演ということで、悔いのないよう、思いっきりプロの技を見せつけてください!」とメッセージを贈った。メッセージを受け取った℃-uteは「Kiss me 愛してる」を披露。曲の最後、歌って踊る℃-uteの背景につんく♂が「℃-uteとか居て楽しかった!! byつんく♂」と書かれたフリップを持って映った。このメッセージは、2002年の「ハロー!プロジェクトキッズオーディション」で、当時小学1年生だったメンバー最年少の萩原舞が「つんく♂とか来て楽しかった」と感想を語った名言のオマージュ。活動の歴史を感じさせるメッセージに、気づいたメンバーたちは涙をこらえるように顔を押さえ、TVに向かって「ありがとうございました」と頭を下げた。
2016年12月15日千葉県出身のシンガーソングライター・ピコ太郎が、14日(19:00~23:18)に放送されるフジテレビ系大型音楽特番『2016FNS歌謡祭 第2夜』で、アイドル100人と特別バージョンの「PPAP」を披露することが9日、明らかになった。同日、番組内で行われるコラボレーション楽曲とメドレーのラインナップが発表。ピコ太郎は「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)FNS ピコっとクリスマスver.」と題し、アイドル100人とパフォーマンスを繰り広げる。また、「KinKi Kids 20周年&堂本ブラザーズバンド15周年スペシャルメドレー」では、「Secret Code」「全部だきしめて」「Hey! みんな元気かい?」「道は手ずから夢の花」を披露。T.M.Revolution 西川貴教、綾小路翔、DAIGO、山本耕史らによる「今夜限定!BOØWYリスペクトバンド」は、「Dreamin’」「Marionette -マリオネット-」を展開する。この他の主なコラボレーション・メドレー企画は以下の通り。「明日はきっといい日になる」高橋優×井上苑子「Cry & Fight」三浦大知×MIYAVI「クリスマス・イブRap」KREVA×三浦大知「恋人がサンタクロース」Flower×家入レオ「Silent Night」西野カナ×ゴスペラーズ「白い恋人達」Crystal Kay×Ms.OOJA×AAA(西島隆弘・浦田直也・宇野実彩子・伊藤千晃)×森保まどか(HKT48)「Soul 2 Soul feat. AI」久保田利伸×AI「大好き」大原櫻子×生田絵梨花(乃木坂46)×井上苑子「Fire Bird」MIYAVI×AyaBambi「僕たちの未来」家入レオ×百田夏菜子×鈴木愛理「ママがサンタにキッスした」Little Glee Monster×クリス・ハート「ミモザ」ゴスペラーズ×平手友梨奈(欅坂46)「メリクリ」BoA×Dream Ami「雪のクリスマス」クリス・ハート×Little Glee Monster●クリスマススペシャルメドレー…KinKi Kids・Hey! Say! JUMP・Sexy Zone・A.B.C-Z・ジャニーズWEST×豪華共演者「赤鼻のトナカイ」「あわてんぼうのサンタクロース」「We Wish You a Merry Christmas」「All I Want For Christmas Is You」「サンタが町にやってくる」「シンデレラ・クリスマス」●アイドルコラボメドレー2016モーニング娘。’16×AKB48ももいろクローバーZ×℃-uteAKB48×ももいろクローバーZ乃木坂46×欅坂46FNSオリジナルの選抜チームFNS IDOL ALL STAR●広瀬香美と発売年生まれのアーティストがウィンターソングメドレー「ゲレンデがとけるほど恋したい」広瀬香美×ももいろクローバーZ「DEAR...again」広瀬香美×Happiness「ロマンスの神様」広瀬香美×NMB48
2016年12月09日7日(19:00~23:18)に放送されたフジテレビの大型音楽特番『2016FNS歌謡祭 第1夜』は、番組平均視聴率12.6%となった。この日は、日本テレビで人気ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』の最終回が放送されたが、こちらの視聴率は12.3%で、『FNS歌謡祭』は横並びトップ。同日のフジテレビは、ゴールデン13.2%(19:00~22:00)・プライム12.8%(19:00~23:00)で2冠となった。だが、番組ホームページで公開されている2002年以降では、昨年の『THE LIVE』の13.5%を下回り、過去最低となった。『第1夜』は、初出演の松任谷由実と平井堅のコラボや、西城秀樹が脳梗塞を乗り越えての「YMCA」を披露したほか、最後には長渕剛が圧巻のパフォーマンスを展開。次週の『第2夜』(14日19:00~23:18)では、東京・台場のフジテレビから、11組116名のアイドル大集結コラボメドレー、T.M.Revolution西川貴教、綾小路翔、DAIGO、山本耕史らによるBOØWYリスペクト企画、KinKi Kidsら堂本ブラザーズバンドメドレーなどが予定されている。視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区。
2016年12月08日俳優・山田孝之が、テレビ東京系ドキュメンタリードラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』(2017年1月6日スタート 毎週金曜24:52~)に出演することが8日、わかった。同作は2016年夏、「映画の賞が欲しい」と映画監督・山下敦弘を呼び出した山田が、映画制作に奔走した記録を伝えるドキュメンタリードラマ。山下監督と、友人であるドキュメンタリー監督・松江哲明監督が作品化した。映画の内容も、番組の中で明かされていく。「今回カンヌを目指して、大切なことをたくさん学びました」という山田は、「振り返って見ると、決してベストとは言い切れない決断があったと思います」と自身の行動を反省する。しかし「行動したことにより気付くことができ、次に役立てることができます」と前向きに語った。さらに山田は「これからも"山田孝之の"やり方で頑張っていこうと思います」と抱負を述べ、「しっかりと注意してご覧ください」とアピールした。「山田くんから連絡があり、ひと夏を一緒に過ごしました」と振り返る山下監督は「修行のような毎日で、結果お尻に変なおデキができた」と報告。「山田くんと一緒にいると自分の中の何かが壊れてしまうのでこれからは誘われても山田くんの話に乗らないようにします」と不穏なコメントを寄せた。そして「山田孝之は変な魔法をもっているのでみなさんも気をつけて下さい」と注意喚起した。「一体、何人の先輩監督たちに怒られることになるんだろう」と心配したという松江監督は「実際、すでに怒られています。かなり本気で(それも撮りました)」と、内容へ期待を持たせる。松江監督は「山田くんに巻き込まれ、翻弄された日本映画を代表する俳優、女優、監督、スタッフ、そしてカンヌの皆さんには『ご迷惑をおかけしました』としか言いようがない」と謝罪しながらも「迷惑をかけた分、とんでもない映像は撮れている」と自信を見せ、「嗚呼、おそるべし、山田孝之。無事、最終回まで放送されますように」と祈った。(C)「山田孝之のカンヌ映画祭」製作委員会
2016年12月08日日本を代表する豪華アーティストたちが一堂に会する音楽の祭典「FNS歌謡祭」。中でも、本番組でしか見られない豪華コラボのが行われるのも見どころだが、「第1夜」にて披露されるコラボ曲&組み合わせが発表された。今年は2週連続、2夜で8時間半を超える生放送、総勢110組以上のアーティストが出演予定、とかつてない規模の開催となる「2016FNS歌謡祭」。いまをときめくトップアイドルから実力アーティスト、若手からベテラン、ソロからグループまでバラエティーに富んだラインナップが今年も勢揃いする。今回のコラボ、共演曲は2夜合わせてなんと脅威の74曲!このほど、「第1夜」で披露されるコラボ36曲の曲名&組み合せが解禁。杏里×尾崎亜美×渡辺麻友×柏木由紀で名曲「オリビアを聴きながら」を披露するほか、「紅のプロローグ」を夏木マリ×T.M.Revolution×Nissy(西島隆弘)×「Little Glee Monster」、「この広い野原いっぱい」を森山良子×JUJU×新妻聖子×miwa×藤原さくら、「セーラー服と機関銃」を映画で主人公・星泉を演じた薬師丸ひろ子×橋本環奈、「ロンリー・チャップリン」を鈴木雅之×JUJU、「笑って許して」を和田アキ子×夏木マリ×「ももいろクローバーZ」×高見沢俊彦といった豪華コラボが実現。さらに、急遽数々の伝説を作ってきたシンガー・ソングライターのカリスマ長渕剛が初出演することが決定。長渕さんは、「第1夜」で名曲「乾杯」を披露。ギター1本で飛天のステージに登場し、本番組のためだけにアレンジした「2016 乾杯」を披露するという。<第1夜コラボ共演>「あいたい」林部智史×ウエンツ瑛士×生田絵梨花「I’m proud」華原朋美×Nissy(西島隆弘)「AAO」Kis-My-Ft2×ナオト・インティライミ「Overflows~言葉にできなくて~」ナオト・インティライミ×miwa×末延麻裕子「オリビアを聴きながら」杏里×尾崎亜美×渡辺麻友×柏木由紀「紅のプロローグ」夏木マリ×T.M.Revolution×Nissy(西島隆弘)×Little Glee Monster「喧嘩上等」氣志團×AKB48×HKT48「恋人」鈴木雅之×EXILE NESMITH×EXILE SHOKICHI×今市隆二×登坂広臣「この広い野原いっぱい」森山良子×JUJU×新妻聖子×miwa×藤原さくら「12月のLove song」GACKT×T.M.Revolution「ジョニーの子守唄」谷村新司×Little Glee Monster「セーラー服と機関銃」薬師丸ひろ子×橋本環奈「宙船(そらふね)」長瀬智也×ゆず「黄昏のビギン」さだまさし×水樹奈々「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」松任谷由実×平井堅「時をかける少女」原田知世×欅坂46「70億のピース」秦基博×森山直太朗「難破船」加藤登紀子×加藤ミリヤ×宮本笑里「Beautiful World」V6×秦基博「believe believe」JUJU×バーレスク東京「二人は恋人」森高千里×゜C-ute「ふるさと」嵐×松下奈緒×宮本笑里「見上げてごらん夜の星を ~ぼくらのうた~」ゆず×宮本笑里「みんながみんな英雄」AI×Little Glee Monster「結 -ゆい-」miwa×松下奈緒(合唱:東京学芸大学附属小金井中学校 音楽部)「よろしく哀愁」郷ひろみ×Nissy(西島隆弘)×金光ペア(金光進陪・吉田奈津子)「LA・LA・LA LOVE SONG」久保田利伸×Crystal Kay×AI×加藤ミリヤ×清水翔太「Rain」秦基博×miwa×藤原さくら「ロンリー・チャップリン」鈴木雅之×JUJU「笑って許して」和田アキ子×夏木マリ×ももいろクローバーZ×高見沢俊彦「熱くなれ」大黒摩季×華原朋美×新妻聖子「あなただけ見つめてる」大黒摩季×水樹奈々×chay「ら・ら・ら」大黒摩季×華原朋美×水樹奈々×新妻聖子×chay「Soup」藤原さくら×山本彩×chay「それでしあわせ」chay×山本彩×藤原さくら「雪恋」山本彩×chay×藤原さくら「2016FNS歌謡祭」は第1夜:12月7日(水)19時~、第2夜:12月14日(水)19時~放送。(cinemacafe.net)
2016年12月05日歌手の西城秀樹が、フジテレビ系大型音楽特番『2016FNS歌謡祭 第1夜』(12月7日19:00~23:18)に出演することが30日、明らかになった。西城が同特番に出演するのは、26年ぶりとなる。西城は、同特番の賞レース時代に「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」で1979年にグランプリに輝くなど、数々の賞を獲得。今回は、歴代グランプリがそろった1990年に同曲で登場して以来の出演となる。この間、2度の脳梗塞を発症した西城は、長いリハビリ生活をへて、現在は年平均55以上のステージに出演。久々のテレビ音楽番組となる今回は、「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」を披露する。西城は「45周年を迎えた今年、再び『YOUNG MAN((Y.M.C.A.)』で出演できることも、とてもうれしく思います。その間、時を見失うような出来事もありましたが、応援してくださる皆さまのおかげでここまでやってくることができました。これからもずっと歌い続けていけるように頑張りたいと思います」とコメントを寄せている。今年の『FNS歌謡祭は』、12月7日は東京・グランドプリンスホテル新高輪「飛天」から『第1夜』、翌週14日(19:00~23:18)は東京・台場のフジテレビから『第2夜』を生放送。合計で8時間半超の放送となる。
2016年11月30日テレビ東京系バラエティ特番『ローカル路線バス乗り継ぎの旅~特別編~』(26日18:30~20:54)出演の俳優・田中要次、小説家・羽田圭介、女優・宮澤佐江の3人が、コメントを寄せた。同番組は、太川&蛭子のコンビが、女性ゲストとともにローカル路線バスのみを利用し、3泊4日で目的地へのゴールを目指す人気シリーズ。今回は「テレ東→六本木3丁目 移転プロジェクト特別企画」として、元国鉄マンの田中と、芥川賞作家の羽田がコンビを組み、ゲストに宮澤を迎えて、熱海から金沢を目指す。「番組を何度か見たことがある」という羽田は、「海で遊んでいた蛭子さんが取っ払いのハンコを落としたシーンが最も印象に残っている」と番組について語った。小説家としてのネタ探しにも良いため出演を決めたが「本当にすべてがアポなしなのだとは思わなかった」と驚きつつ、「最も楽しい旅となっている」と、改めてロケの魅力を感じた様子だった。羽田は、一緒に旅をした田中を「気さくで真剣」、宮澤を「タフな人だと思い、尊敬した」と称賛。ふだん「路線バスの旅」ロケに出ている太川については、自身の経験から「将棋の棋士のように先手を読む技能は超人的」と感心した。さらに、帰りに「ふと気になり」蛭子の漫画をまとめ買いし、「天才により支えられてるシリーズ番組なのだと実感した」と感想を述べた。マドンナ役となった宮澤は「ロケ中は元気でいることをずっと心掛けていました」と振り返る。「マドンナのとしての出演だったので、ワガママを演じています(笑)」と、自身の役割をアピールした。「特急乗り継ぎの旅」の経験がある田中は、「バスの場合は地域ごとに会社が違うというのもあって、簡単に情報を得る事が出来ません」と難しさを示す。一緒に旅をした羽田に対しては「ツッコミ切れなくて申し訳なく思っております」と謝罪し、宮澤は「しっかりしていそうに見えて、堂々と日本語を間違って使ってくれるので油断が出来ませんでした」と、印象を語った。
2016年11月25日日本を代表する豪華アーティストたちが一堂に集結する、年末大型音楽番組「FNS歌謡祭」。先日第1弾出演アーティストが発表され大いに注目集めているが、このほど、年末の大型音楽特番にもほとんど登場しない松任谷由実の主演が決定。平井堅とのスペシャルコラボで「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」を披露することが分かった。この番組でしか見ることのできない夢のコラボレーションや、時代を飾った名曲、最新ヒット曲などをたっぷりと紹介する本番組。今年は12月7日(水)と14日(水)の2週連続、2夜で8時間半を超える生放送、総勢110組以上のアーティストが出演する、かつてない模で開催。第1夜はグランドプリンスホテル新高輪「飛天」から、特別なコラボの数々を披露。本番組初出演の大黒摩季による復活スーパーヒットメドレーや、映画『君の名は。』で主演を務める上白石萌音が主題歌を映像と共に歌唱するなど、昭和を代表する名曲から2016年の最新ヒット曲まで幅広く良質な楽曲が並ぶ。第2夜は、お台場フジテレビからエネルギッシュな生放送をお届け。クリスマスに聴きたい名曲をコラボレーションする「クリスマスソングメドレー」や、20周年を迎える「KinKi Kids」のメドレーを、高見沢俊彦、槇原敬之、西川貴教、高橋みなみ、DAIGOほかで成る「堂本ブラザーズバンド」が演奏するなど、スペシャル企画がもりだくさんだ。そしてこの度、42年にわたる「FNS歌謡祭」の歴史史上“初”となる松任谷さんの出演が決定。12月7日(水)放送の第1夜にて、天海祐希を主演に迎えて放送中のドラマ「Chef~三ツ星の給食」主題歌の「Smile for me」を披露する。さらに、自身“初”となる平井堅とのスペシャルコラボレーションが実現。歌うのは、1983年に原田知世主演のミュージカルの主題歌として、そして自身のシングルとしても発表された「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」。希代の歌声を持つ平井さんと奏でる極上のハーモーニーに期待が高まる。松任谷さんは本番組への出演について「大変光栄に思っています。アーティスト活動を長くやっていますが、まだ、初めてのことがある、ということをうれしく思います」と話し、「今年一年の感謝の気持ちを込めて歌いますので、年末に向かうこの季節、大切な人と、また、お一人でお過ごしの方も、是非、ご覧になっていただけたらと思います」とメッセージを寄せた。一方、松任谷さんとの初コラボに臨む平井さんは「生きるレジェンド、ユーミン様と御一緒出来ること、役得この上ありません。『ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ』の中でも一番好きなフレーズが二番の歌詞に出てくるのですが、そこをワタクシが担当させて頂くことも感激ヒトシオであります」と喜びを表現した。なお、第3弾出演アーティストの発表は、11月25日(金)23時30分放送の「Love music」内で明かされる予定。「2016FNS歌謡祭」は第1夜・12月7日(水)19時~、第2夜・12月14日(水)19時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年11月22日歌手の松任谷由実が、12月7日(19:00~23:18)に放送されるフジテレビ系大型音楽特番『2016FNS歌謡祭 第1夜』に出演することが22日、明らかになった。松任谷は40年以上続く同番組に初出演となる。今回松任谷は、最新アルバム『宇宙図書館』に収録され、同局系ドラマ『Chef~三ツ星の給食~』主題歌の「Smile for me」を披露。また、こちらも新たに出演が発表された平井堅と「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」をコラボレーションする。松任谷は「アーティスト活動を長くやっていますが、まだ、初めてのことがある、ということをうれしく思います」と喜びを語り、「今年一年の感謝の気持ちを込めて歌いますので、年末に向かうこの季節、大切な人と、また、お一人でお過ごしの方も、ぜひ、ご覧になっていただけたら」とコメント。松任谷と初コラボとなる平井は「生きるレジェンド、ユーミン様と御一緒出来ること、役得この上ありません」と感激している。今回、松任谷と平井は、第2弾出演アーティストととして発表されたもので、第3弾は、25日に放送される同局系音楽番組『Love music』(毎週金曜23:30~)内で発表。今年は、12月14日(19:00~23:18)の『第2夜』と合わせ、計8時間半超の放送となり、総勢110組のアーティストが出演する予定だ。
2016年11月22日開館30周年の記念公演が目白押しのサントリーホール。その掉尾を飾る大型企画「ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN」がいよいよ始まる。1967年、大指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンが自らの音楽的理想を実現すべく私財を投じて起ち上げた音楽祭だ。開幕前日の11月17日、音楽監督クリスティアン・ティーレマンらが出席して記者会見が行なわれた。「ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN」チケット情報音楽祭の中心を担うのはティーレマンと音楽祭のレジデント・オーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデン。サントリーホールの名物企画だった「ホール・オペラ」が復活するワーグナー『ラインの黄金』では、普段の彼らと違って舞台の上でオペラを弾く。劇場ではオーケストラ・ピットで演奏するのが常の彼らにとっては特別な形の上演だ。ティーレマンは言う。「歌手の声と音量のバランスをとりながら、美しい響きを作るチャレンジを楽しみたい。録音に近い、クリアな響きになるのではないか。最良の形をお聴かせできると確信している。このオーケストラが伝統的な響きを維持しているのは現代では貴重。丸みのある、暗くて、同時に明るい音。攻撃的に前に出すぎることがない音は、オペラでは特に重要だ」オーケストラ・コンサート2公演では、ベートーヴェンのピアノ協奏曲のソリストに予定されていたイェフィム・ブロンフマンが病気降板のため、キット・アームストロングが代演する。ティーレマンが「第二のブレンデルと呼べる才能」と認める新鋭ピアニストだ。プログラム全体に特別な彩りを添えるのが、創始者カラヤンの長女で女優のイザベル・カラヤンが出演する一人芝居『ショスタコーヴィチを見舞う死の乙女』だ。ショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第8番を中心に、音楽と、彼の同時代人たちのテキストを組み合わせた舞台作品(字幕付き)。生前のカラヤンはイザベルに、「もし自分が作曲できるとしたら、ショスタコーヴィチのように作曲したいんだ」と話していたそう。彼女は「こうして『イースター音楽祭』と書いたIDカードを下げてここにいるだけでうれしい。日本が大好きだった父もきっと誇りに思ったはず。父がホールのどこかにいるのを感じながら舞台に上がります」と感慨深げだった。互いに「相性ぴったり」と認め合うオケと指揮者の類いまれな呼吸が、カラヤンと故郷ザルツブルク、カラヤンと日本、父と娘、30周年と50周年。さまざまな思いと交差する。取材・文:宮本 明
2016年11月18日読売テレビ・日本テレビ系音楽特番『ベストヒット歌謡祭2016』が17日、大阪・フェスティバルホールから生放送され、世界で「PPAP」がヒットしているピコ太郎ら、19組のアーティストがパフォーマンスを繰り広げた。ピコ太郎は、トランプ次期米大統領の孫娘もマネをしたことが話題の「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」のスペシャルロングバージョンを、50人のダンサーを引き連れて披露。ステージに現れただけで、会場のボルテージは最高潮に達し、番組を大いに盛り上げた。きゃりーぱみゅぱみゅは「つけまつける」「最&高」「ファッションモンスター」をメドレーで披露。歌の途中で、スモークに紛れて衣装の早着替えを見せる場面もあり、観客を楽しませた。デビュー20周年を迎えるゆずは「支えてくれた皆さんのおかげ」と感謝を語り、坂本九の名曲をオリジナルアレンジした「見上げてごらん夜の星を~ぼくらのうた~」を、30人の幼稚園児に囲まれ歌唱。その後、KinKi Kidsの出番に再び登場し、ともに迎えるデビュー20周年の思いを語った。星野源は、TBS系ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主題歌「恋」を、女性ダンサー4人をとともに披露し、会場は大興奮となった。このほかにも、家入レオ、E-girls、いきものがかり、AKB48、NMB48、Kis-My-Ft2、欅坂46、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、GENERATIONS from EXILE TRIBE、西野カナ、乃木坂46、林部智史、平井堅、BOYS AND MENがパフォーマンスを繰り広げた。
2016年11月18日ホール・オペラ《ラインの黄金》で開幕するサントリーホールのザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN(11月18日(金)から26日(土)まで)。オペラの後も、芸術監督クリスティアン・ティーレマンが、音楽祭の「現在」を切り取ったようなプログラムを次々に用意して待っている。ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN チケット情報まずは11月22日(火)と23日(水・祝)のオーケストラ公演。管弦楽はもちろん、音楽祭のレジデントであるシュターツカペレ・ドレスデン(SKD)。両日ともイェフィム・ブロンフマンがベートーヴェンのピアノ協奏曲を弾く(22日(火)=第2番、23日(水・祝)=第5番《皇帝》)。ブロンフマンは《皇帝》を2013年の同音楽祭で弾いているほか、昨シーズンからこのメンバーでベートーヴェンのピアノ協奏曲を携えてヨーロッパ各地で公演を繰り返している。共演を重ねて熟成された呼吸が期待できるという寸法だ。協奏曲以外のプログラムに目を向けると、22日(火)はチャイコフスキーの幻想序曲《ロメオとジュリエット》とリストの交響詩《前奏曲》。今年3月の同音楽祭のプログラムの再現。そして23日(水・祝)はR.シュトラウス《アルプス交響曲》。言うまでもなく、初演オーケストラでもあるSKDの十八番だ。昨年2月来日公演での《英雄の生涯》の凄演に続いて、ティーレマンとSKDがR.シュトラウスの新たな伝説を刻んでいってくれるに違いない。渋い輝きを放つ重厚なサウンドが今年も。26日(土)にはブロンフマンのリサイタルも。昨年日本での久しぶりのソロ・リサイタルはプロコフィエフ特集だったので、「やっぱり古典も聴きたい!」というファンは特に聴き逃せない。バルトーク《組曲》、シューマン《フモレスケ》、ドビュッシー《ベルガマスク組曲》、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番《熱情》という王道プログラムだ。19(土)の女優イザベル・カラヤンによる一人芝居『ショスタコーヴィチを見舞う死の乙女』(ドイツ語・日本語字幕)も目を引く。イザベルは当音楽祭の創始者である20世紀の巨匠カラヤンの長女。この音楽祭ならでは企画だ。ショスタコーヴィチの苦悩を描く音楽劇は、昨年の音楽祭で上演され、音楽と詩を結びつけた独自の舞台が絶賛されたというから楽しみ。演奏はピアノと、SKDメンバーによる弦楽四重奏。ザルツブルクでは来年春に50周年の節目を迎えるイースター音楽祭。そのエッセンスをぎゅっと詰め込んだ、興味をそそる9日間だ。取材・文:宮本明
2016年11月04日テレビ東京は1日、「テレ東世論調査 こんな番組作りましたWEEK」として、5つの新企画を放送することを発表した。同局は11月の本社移転を機に「ちょっと変わったことにチャレンジ」するため、視聴者から不満や要望を集めた。さらに、それらの不満を改善するための新企画を、各界の著名人がプレゼンする『テレ東世論調査~新しい番組バナナマンと考えちゃいます~』を9月28日に放送。そのなかから今回5つの企画が実現し、14日から1週間にわたり放送する。14日は、"お笑い番組が減っている"という意見からうまれた『探せ!街のオモシロさん ~「素人」×「お笑い」バラエティー~』(24:12~25:00)。お笑い芸人ゼロのお笑い番組で、素人のレベルを超えた面白い人を街の中から探し、大喜利や熱湯風呂リアクションに挑む。MCはバナナマン、鷲見玲奈アナウンサーが務め、ゲストとして田中卓志(アンガールズ)、岡田結実、入矢麻衣が出演する。15日は『バナナマンの誰も知らないスポーツの世界~テレ東だけが持っていた(秘)映像~』(24:12~25:00)を放送。「スポーツ雑学を楽しく知ろう」というテーマで、テレビ東京に眠っていたマニアックなスポーツ映像をクイズ形式で紹介する。MCはバナナマン、秋元玲奈アナウンサーが務め、ゲストとして大悟・ノブ(千鳥)、飯尾和樹(ずん)などが出演。16日に放送するのは『野生のブサメンと、ジワる深夜の女子高生』(24:12~25:00)。"女子中高生の観たい番組が少ない"という意見に、女子高生が注目するブサイク男子=ブサメンだけが出てくる番組を放送する。ブレイク中のブサメンや、イケメンだらけの世界で活躍する一流ブサメン、素人(=野生のブサメン)を通して、ブサメンの魅力を紹介する。MCはバナナマンと女子高生が務める。17日はSHERRYと田原総一朗をむかえた報道番組『それってタブーですか?』(24:42~25:30)を放送。"とんがった報道番組が観たい"という声に応えた番組で、パチンコ、不動産店、フーゾクなど、テレビであまり取り上げないことを、テレビ東京若手記者が体当たりで取材していく。19日は『世界に1つだけ!?ほっとけない疑問 なんでソコ気になるの?』(25:15~26:10)を放送。WEBサイト「オモコロ」を運営し、「日本一くだらない広告会社」として注目をうける会社・バーグハンバーグバーグとテレ東がコラボし、視聴者から「おそらく自分しか疑問に思っていない超個人的な疑問」を集め、独自の視点から「一見くだらないけど調べてみたら面白そうな疑問」を検証する。バーグハンバーグバーグと福田典子アナウンサーがMCを務め、ゲストに伊集院光をむかえる。
2016年11月01日司会を及川光博とDream Amiが務め、31日(月)に放送されるTBSの音楽番組「ハロウィン音楽祭2016」。先日より「AKB48」、「SEKAI NO OWARI」「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」ら出演アーティストが続々と発表されているが、この度番組内で伝説の音楽番組「ザ・ベストテン」が復活することが分かった。1978年にスタートした音楽番組「ザ・ベストテン」。時代を彩る歌手が多く出演し、最高視聴率は41.9%を記録した人気番組だ。今回の復活では、放送当時の番組セットを再現し、「もしも2016年のいまも『ザ・ベストテン』があったらどんなアーティストが出演するのか?」というテーマで、豪華アーティストを迎えお届け。そんな『「ハロウィン音楽祭2016」ザ・ベストテン』部分では、黒柳徹子とTBSアナウンサー・安住紳一郎が司会を担当し、出演者には「ゴールデンボンバー」やJUJU、「乃木坂46」、平井堅、松坂慶子が登場する。司会の黒柳さんは「私にとって『ザ・ベストテン』は“遅れてきた青春”です。あんなにハラハラし、面白く、仕事が待ち遠しかった番組はほかにありません。いまでも、当時の出演者の方にお会いすると同窓会のような気持ちになります」と当時をふり返り、「百恵さんや聖子さんなど、過去の名場面集はもちろんですが、今回ご出演頂く皆さんとお話ししたり、歌を聴くのがとても楽しみです」と今回の復活に期待を語った。さらに、当時の貴重映像もたっぷり放送。「ザ・ベストテン」と言えば生中継。当時「追いかけます、おでかけならばどこまでも」を合言葉に、新幹線のホーム、羽田空港の滑走路、ファンの自宅の前…ないまの常識では考えられない場所からの生中継を実施。それらの中継名場面をVTRでふり返る!また70年代、80年代アイドルの象徴「山口百恵名曲集」や「松田聖子名曲集」もVTRで放送。もう2度と見られないかもしれない、ファン必見の超貴重映像が盛りだくさんとなっているようだ。「ハロウィン音楽祭2016」は10月31日(月)19時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年10月29日ザルツブルク・イースター音楽祭(復活祭音楽祭)がサントリーホールにやってくる(11月18(金)~26日(土))。ザルツブルク・イースター音楽祭 in JAPAN チケット情報ザルツブルクは巨匠ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908~1989年)の生まれ故郷だ。彼が1967年に創設したイースター音楽祭は、毎年春に、オペラ上演とオーケストラ・コンサートを中心に約10日間にわたって開催されている。夏のザルツブルク音楽祭とは別組織。年によって暦が移動するキリスト教の「復活祭」に日程を合わせてはいるものの、音楽祭の中身には宗教的な色合いはほとんどなく、イエスの受難日である聖金曜日に「レクイエム」などの宗教曲が演奏されるのが定番になっている程度。もともとカラヤンが自身の芸術的理想を自由に発揮するために起ち上げた場だったのだ。たとえばカラヤン存命中のオペラのほとんどで、カラヤン自身が演出家も兼ねていたように!そんなカラヤンの庭のような音楽祭が開館30周年を祝うサントリーホールで開催されるのは、彼が設計段階からアドバイスを寄せて愛したこのホールにふさわしい。カラヤン亡きあと、現在の音楽祭を担う芸術監督のクリスティアン・ティーレマンと、彼が首席指揮者を務めるシュターツカペレ・ドレスデンが来日して、音楽祭のエッセンスが凝縮されたプログラムを繰り広げる9日間だ。開幕を飾るのは《ラインの黄金》(11月18(金)・20日(日))。ワーグナーはこの音楽祭を彩る重要なレパートリーで、特にカラヤン時代には、上演されたオペラの6割以上がワーグナーだった。その精神を継承した現代屈指のワーグナー指揮者ティーレマンが、ミヒャエル・フォッレ(ヴォータン)、藤村実穂子(フリッカ)ら世界の一線で活躍する歌手たちを率いてワーグナーの真髄を聴かせてくれるはず。そしてさらなる注目ポイントが、そう、サントリーホールでオペラといえばあれ!1993年から2010年まで続いた「ホール・オペラ」が、この《ラインの黄金》で復活するのだ。コンサートホールの音響や空間を最大限に活用した演出により、歌劇場での上演とは異なる感興の、未体験の舞台が毎回出現する好企画だった。今回は、2006年のホール・オペラで《トゥーランドット》を手がけた演出家デニー・クリエフにより、楽劇の理解を視覚的にもフォローする仕掛けが施されているという。歌手とオーケストラが同じ舞台上で演奏することで音楽の密度が高まるのも、特にワーグナーでは大歓迎。初日が待ち遠しい。取材・文:宮本明
2016年10月27日10月31日に4時間にわたって生放送されるTBS系音楽特番『ハロウィン音楽祭2016』(19:00~22:54)の出演者第2弾が26日、明らかになった。発表された第2弾出演者は10組。いきものがかり、A.B.C-Z、Kis-My-Ft2、ケント・モリ、Sexy Zone、NEWS、森三中、RADIO FISH、渡辺直美、そして、「ペンパイナッポーアッポーペン」で世界的にブレイクしているピコ太郎も出演する。また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で毎年恒例となった10月31日開催の「ゾンビ・モブ」に、番組からケント・モリと渡辺直美が参加することも決定。約3,000人の"ゾンビ"と共に、マイケル・ジャクソンの「スリラー」を披露する。同番組では、"ハロウィン"をテーマに、出演アーティストが最新のヒット曲やアニソン、懐かしの80年代ヒット曲などを披露。仮装で出演するアーティストもおり、司会の及川光博とDream Amiも仮装して楽曲を披露するという。『ハロウィン音楽祭』出演者(10月26日現在)E-girls、AKB48、HKT48、EXILE THE SECOND、SKE48、NMB48、欅坂46、きゃりーぱみゅぱみゅ、小林幸子、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、SEKAI NO OWARI、GENERATIONS from EXILE TRIBE、新妻聖子、葉加瀬太郎、山崎育三郎、山本彩、いきものがかり、A.B.C-Z、Kis-My-Ft2、ケント・モリ、Sexy Zone、NEWS、ピコ太郎、森三中、RADIO FISH、渡辺直美
2016年10月26日及川光博とDream Amiが司会を務めるTBSの新たな音楽番組「ハロウィン音楽祭2016」。この度、実力派歌手に、人気アイドル、さらにお笑い芸人まで豪華出演アーティスト第2弾が発表!さらに、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンからの生中継も決定した。本番組は、「ハロウィン」というコンセプトの元、多くの出演者が仮装して参加する歌番組。出演アーティストが最新のヒット曲から、誰もが知るアニソン、懐かしの80年代ヒットソングまで様々な曲をメドレーあり、コラボありで披露し、約4時間生放送でお届けする。第1弾アーティストには、「AKB48」グループをはじめ、「欅坂46」、「EXILE THE SECOND」、「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」、きゃりーぱみゅぱみゅ、「SEKAI NO OWARI」、さらに小林幸子、新妻聖子、山崎育三郎、葉加瀬太郎ら、多彩なジャンルから豪華な面々が名を連ねている。この度、出演アーティストの第2弾が決定。今年でメジャーデビュー10週年を迎え、広瀬すず&山崎賢人で大人気コミックを実写化した『四月は君の嘘』の主題歌を務めた「いきものががり」をはじめ、「A.B.C-Z」「Kis-My-Ft2」「Sexy Zone」や、今年24時間テレビメインパーソナリティーを務めた「NEWS」。そのほか、「PERFECT HUMAN」で人気に火がついた、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」を中心に結成されたダンス&ボーカルユニット「RADIO FISH」や、「森三中」、そして現在、YouTubeに投稿した動画「ペンパイナッポーアッポーペン」が空前の大ヒットとなり、アメリカのビルボードソングチャートに初登場77位を記録するなど全世界的なムーブメントとなっているピコ太郎も登場。さらに今回番組では、ハロウィンで賑わうユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下USJ)とコラボ!USJで毎年恒例となった「ゾンビ・モブ」に、番組からケント・モリと渡辺直美が参加。約3,000人の“ゾンビ”と共にケント・モリの敬愛するマイケル・ジャクソンの「スリラー」を披露する。圧巻のパフォーマンスに期待が高まる。「ハロウィン音楽祭2016」は10月31日(月)19時~TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年10月26日10月も下旬に入ってようやく秋の気配が感じられる東京だが、一足飛びに早くも春の話題を。東京・上野に、音楽で春の訪れを告げる風物詩「東京・春・音楽祭─東京のオペラの森─」。その来季、第13回の開催概要が決まり、発表会見が行なわれた(10月24日)。東京春祭ワーグナー・シリーズ チケット情報オペラ・ファンにとっての目玉は、なんと言っても、2010年から続く「ワーグナー・シリーズ」だ。名匠マレク・ヤノフスキが年1作ずつ進めてきた『ニーベルングの指環』4部作が《神々の黄昏》でいよいよ完結する(4/1、4)。会見には、ウィーン国立歌劇場とともに来日中のヤノフスキも出席、特に共演のNHK交響楽団の実力を賞賛しながら、過去3年を「芸術性の高い成功した公演」と振り返った。今夏のバイロイト音楽祭の『指環』で久しぶりにピットに復帰したヤノフスキだが、「春祭リング」の特色である映像による演出(田尾下哲)を高く評価。「演出が音楽を邪魔しない、とても良い解決策」と、音楽よりも演出重視の傾向が優勢なオペラ界の姿勢に、90年代から長く背を向けていた彼らしい視点で、演奏会形式上演の音楽的な利点に満足気な様子をうかがわせた。コンサートも、さまざまな角度から趣向を凝らした公演ばかり。4年目の「合唱の芸術シリーズ」は、シューベルトの《ミサ曲第6番》をウルフ・シルマー指揮東京都交響楽団と東京オペラシンガーズで(4/9)。大作合唱曲をプロ合唱団で聴ける機会は意外に少ない。音楽祭のレジデント・オーケストラである「東京春祭チェンバー・オーケストラ」は、6年目を迎えて若手精鋭中心の編成に衣替え。フレッシュなエネルギーが充溢しそうだ(3/20)。他にも、上述の『指環』の関連プログラムによる室内楽や、新たに始まる5年がかりのブリテン特集など、気になる公演が目白押しで困る。「春祭」らしいお楽しみが、上野の各博物館や美術館での「ミュージアム・コンサート」だ。コンサートホールとは異なる雰囲気の中で音楽を聴く体験は実に新鮮で、世界遺産に登録されたばかりの国立西洋美術館や、国の重要文化財の国立科学博物館日本館など、歴史的な建築物での公演も超貴重。さらには、上野駅や飲食店、オフィスビル、花見会場まで、人が集まるところならどこでも音楽の場にしてしまうのが「春祭」流。3月16日(木)から4月16日(日)まで1か月にわたって繰り広げられる有料・無料約150の公演を、桜とともに心待ちにしよう!取材・文:宮本明
2016年10月26日