ナタリー・ポートマン主演の『ブラック・スワン』でバレエ指導を務め、出演もしたバレエダンサーのべンジャミン・ミルピエが、イヴ・サンローランの男性用フレグランス「L’homme Libre」のモデルに選ばれた。フランス語で「自由な男性」と名づけられたフレグランスに付けられたキャッチコピーは「BREAK FREE」。ナタリーと婚約し、彼女との間に先月第一子が誕生、一躍注目の人となっているべンジャミンを言い表すかのようなコピーだ。マンハッタンの風景をバックにピルエットを決めるショットを撮影したのは、数々の広告を手がけてきた一流フォトグラファーのパトリック・デマルシェリエ。ちなみに、クリスチャン・ディオールのフレグランス「Miss Dior Cherie」のモデルを務めるナタリーとの間に生まれた息子の名前は公表しないとしていたが、今月になってイスラエルのTV番組が、ヘブライ語のアルファベットの最初の文字にあたる「アレフ」だと報じた。(text:Yuki Tominaga)© Startraks/AFLO■関連作品:ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】公開直前、期待と混乱?ゆれる『ハリポタ』ファンアカデミー協会が新会員候補に招待状を発送B・クーパー、『おくりびと』監督の名も今年だけで公開作は5本注目せざるをえない女優、ナタリー・ポートマンの魅力ナタリー・ポートマンが出産!男児であることが判明各界で絶賛の嵐!『ブラック・スワン』劇場鑑賞券を5組10名様プレゼント
2011年07月19日オスカー主演女優賞に第一子出産と公私両面で充実を見せるナタリー・ポートマンが主演、製作総指揮を務めた『水曜日のエミリア』がまもなく公開を迎える。不倫愛の末に結婚し、幸せをつかんだかに見えた弁護士のエミリア(ナタリー)だったが、周囲の好奇と非難に満ちた視線に、彼女に心を開かない夫の連れ子、さらに生まれたばかりの娘の突然死と、彼女に降りかかる運命は過酷なものばかり。そんな彼女が自らの人生に向き合い、歩を進めていく姿が描かれる。シネマカフェでは公開に先駆けて開催した本作の女性限定試写会で、家族や自らの人生のあり方についてアンケートを実施!キャリアと結婚、家族の理想の関係に幸せ、そして試練で頼るべき存在など、いまを生きる女性たちの興味深い本音が明らかに!弁護士としてのキャリアを持ち、職場で妻子持ちの上司と恋に落ち、結婚によって“母”としての自分、家族の中の一員としての自分のあり方について考えるエミリア。この仕事、恋愛、家族という3つの要素の優先順位を尋ねると、およそ7割という圧倒的多数で家族が1位に。震災後の不安に揺れるいまの時世を表しているのか、改めて家族の絆の大切さを重視する声が相次いだ。また、映画を観て「家族について考えさせられた」という意見も多く、何をするにも最も近い存在である“家族”の存在を多くの人が何より重視していることが分かった。2位の恋愛、3位の仕事は僅差ではあるが、家庭、プライベートがあってこその仕事という現代女性の明確な方向性が明らかに。また「女性にとっての幸せ」を聞く設問では、「男性」や「子供」、「家族」など対象はバラバラだが、「愛すべき人がいること」を挙げる女性が多数。お金や個人としてのキャリア以前に他人とのつながりが幸せの要素と考える女性が多いようだ。これらの結果からも当然、導き出される答えだが、「試練にぶつかったときの対処法」としても「自分を信じて進む」とほぼ同数の40%が「友人や家族にアドバイスを求める」と回答。「家族であることの条件」に関しては、互いの「信頼」や「理解」という回答が最も多く、続いて「無償、無条件の愛」という声が多く寄せられた。自分自身と家族、恋人、そして同僚のうち、誰に対して最も厳しく当たるか?という問いでも、「自分自身」(24%)を抑えて「家族」(32%)が最も多くの票を集めた。お互いを知り尽くし、切れることのない関係だからこそ、分かってはいるけれどついつい“甘え”もあって厳しく当たってしまう、というのは多くの人に当てはまるのでは?互いへの理解や愛情があるが故の関係性ともいえそうだ。そして、プライベートで母になったばかりのナタリーが、最愛の娘をなくし、夫の連れ子になかなか心を開いてもらえず奮闘する、ひとりの女性を演じる姿に、「ますますキレイになった!」(30代・女性)、「母として光り輝いている」(40代・女性)といった絶賛の声が多く寄せられた。特に、継母として苦労している様子について「不慣れな感じも含めて素晴らしい」(30代・女性)、「彼女がもう母親役…大きくなったなぁ」(40代・女性)といった声も。ひと言で家族と言っても、父や母などこれまでずっと一緒にいた人たち、夫や子供など新しく築いた家庭など愛情の種類も様々。家族との幸せ、仕事との関係などなど、映画を観て考えてみては?『水曜日のエミリア』は7月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。■関連作品:水曜日のエミリア 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2009 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:安達祐実、元夫は「男女の仲を超えた親友」仕事の相談をすることも!今年だけで公開作は5本注目せざるをえない女優、ナタリー・ポートマンの魅力ナタリー・ポートマンが出産!男児であることが判明ナタリーの演技が光る『水曜日のエミリア』女性限定独占試写会に20組40名様ご招待ナタリー・ポートマンが悩める義母役を熱演!『水曜日のエミリア』予告編先行到着
2011年07月01日映画人にとっての最高の栄誉、アカデミー賞で悲願の主演女優賞を受賞した女優、ナタリー・ポートマン。今年だけで日本で公開される作品が5本と、いま最もノリにのっている女優といっても過言ではない。この夏注目の出演作品の見どころとあわせて、ナタリーの魅力をクローズアップ!1994年、リュック・ベッソン監督作『レオン』のマチルダ役でデビューしたナタリーは、13歳とは思えぬ高い演技力から観るものに鮮烈な印象を残した。オスカーをもたらした『ブラック・スワン』では嫉妬と狂気に狂うバレリーナ・ニナを熱演し、アシュトン・カッチャーと共演したラブコメディ『抱きたいカンケイ』では、セックスフレンド役に挑戦。誰もが心に持つ闇の部分を体現しているニナとは対照的に、女性の悩める恋愛をリアルに表現した。前出の2作品に比べれば派手さはないが、インパクトでは負けてない『メタルヘッド』もオススメ。テーマは「人生の再生」。ナタリーがメガネをかけた、さえないスーパーのレジ係役というだけで驚きだが、それ以上に共演のジョセフ・ゴードン=レヴィットの変身ぶりに驚愕。『(500)日のサマー』、『インセプション』のさわやかなイメージとは打って変わり、ロン毛のメタル野郎に扮し、「ファック!」と叫ぶジョセフ。ジョセフファンならずともこの作品は是非ご覧頂きたい。一方、5作品の中で等身大の印象が強いのが『水曜日のエミリア』。本作で彼女が演じたのは即婚の上司と恋に落ち、“略奪女”のレッテルを貼られてしまったエミリア。彼の息子・ウィリアムとの関係にも悩み、様々な試練が訪れる中、エミリアはある秘密を抱えていた――。このほど出産が報じられたばかりのナタリーがまさに等身大で演じた本作。現代の女性像が見事に反映され、全米では賞賛を集めた。ちなみにナタリーは本作で製作総指揮としても名を連ねている。そして『水曜日のエミリア』と同日公開されるのが、新たなヒーロームービーとして存在感を放つアクション超大作『マイティ・ソー』。老舗アメコミ出版社「マーベル・コミック」の同名人気コミックを原作で、浅野忠信のハリウッド進出作品としても公開前から話題を集めている一作だ。神の世界で最強の戦士として君臨するも、横暴と傲慢さが仇となり、地球へ追放されたソー(クリス・ヘムズワース)が、凶悪な宿敵と戦うさまが描かれる。ナタリーはソーと出会う才色兼備の宇宙物理学者・ジェーンという役どころで参加。ちなみにナタリーの代表作のひとつに『スター・ウォーズ』シリーズがあるが、ナタリー自身はSF要素が強い作品が好みとのこと。これに加えてケネス・ブラナー監督との仕事、マーベル・ユニバースの大ファンでもあったことから本作への出演が実現したようだ。出演が決定したのは『ブラック・スワン』に携わっている最中!過酷なスケジュールでの出演ながらもナタリーはこうふり返っている。「本当はゆっくり休むべきだったんでしょうけれど、ケン(ケネス・ブラナー監督)と仕事ができるなんて、逃すにはあまりに惜しいチャンスでした。これまでいくつかスケールの大きい作品に出演しましたが、演技に対するこれほど強烈な集中力を監督から感じたのは今回が初めてでした。本当に出演できてよかった」。ラブコメからヒューマン・ドラマと様々なジャンルに果敢に挑んでいくナタリーだが、いずれも女優ナタリーにとって新境地と呼べるものばかり。まさに“ナタリー・イヤー”と呼ぶにふさわしいこの年、タイプの異なる5作品がそろった。きっとあなたの好みの作品が見つかるはず!『メタルヘッド』は6月25日(土)よりシアターN渋谷ほか全国にて順次公開、『水曜日のエミリア』は7月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開、『マイティ・ソー』は同じく7月2日(土)より丸の内ルーブルほか全国にて公開。■関連作品:水曜日のエミリア 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2009 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED抱きたいカンケイ 2011年4月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.メタルヘッド 2011年6月25日よりシアターN渋谷ほか全国にて順次公開© 2010 Hesher Productions, LLC.ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.■関連記事:ナタリー・ポートマンが出産!男児であることが判明ナタリーの演技が光る『水曜日のエミリア』女性限定独占試写会に20組40名様ご招待オレ様ヒーローに胸キュン!女性限定『マイティ・ソー』3D試写会に25組50名様ご招待J・ゴードン=レヴィット&ナタリー共演作『メタルヘッド』試写会に5組10名様ご招待【ハリウッドより愛をこめて】夏休み注目映画続々!今年は“ヒーロー”が熱い!
2011年06月15日ハリウッド女優のナタリー・ポートマンが14日(現地時間)、第一子を出産。男児であることを「People」誌が独占で報じた。『ブラック・スワン』で圧倒的な演技力を見せつけ、本年度のアカデミー賞で主演女優賞を獲得。本作で共演し、振付も担当したバレエダンサーのベンジャミン・ミルピエと昨年の12月にゴールイン。同時に出産も公表された。これまで子供については明らかになっていなかったが、性別が男児であることが判明。かつてナタリーは婚約を発表した際に「いまは言葉に表しようがないほど幸せで、妊娠を経験していることを心から感謝しています」と人生最高の喜びを語っていた。奇しくも7月公開の『水曜日のエミリア』でも幼い少年との“親子”の絆が描かれているが、こちらでも母親としての表情が垣間見ることができる。ママ女優の仲間入りをした彼女のますます活躍に期待したい。写真はアカデミー賞のときの様子。右が夫のベンジャミン・ミルピエ。© AP/AFLO■関連作品:水曜日のエミリア 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2009 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVEDブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:今年だけで公開作は5本注目せざるをえない女優、ナタリー・ポートマンの魅力ナタリーの演技が光る『水曜日のエミリア』女性限定独占試写会に20組40名様ご招待各界で絶賛の嵐!『ブラック・スワン』劇場鑑賞券を5組10名様プレゼントナタリー・ポートマン インタビュー最善を尽くして“不完全性”を追求し続ける土屋アンナ、無垢な“白鳥”から妖艶な“黒鳥”、さらに“母”に変身?
2011年06月15日『レオン』の孤独を抱えた少女・マチルダ役で鮮烈な銀幕デビューを果たしたとき、彼女は13歳の少女だった。それから16年の時を経て、ナタリー・ポートマンは新たな生命をお腹に宿すと同時に、アカデミー賞主演女優賞という最高の栄誉を手にした。13歳で世界中にその名を轟かせた少女は、この『ブラック・スワン』で世界中を魅了し、そして戦慄させた。イノセントというよりはピュア――ただ、純粋にバレエに心血を注ぐ純白の心を持ったバレリーナが狂気を帯びた漆黒の中に身を沈めていく。この変遷をナタリーはどのようにとらえ、表現したのか?そのとき彼女の心に浮かんだものとは――?「恐ろしい要素がたくさんあるからこそこの役に惹かれた」無垢なる白鳥と妖艶な黒鳥。名作バレエ「白鳥の湖」のプリマに抜擢されながらも、2つの対照的な存在を表現するプレッシャーで徐々に狂気に侵されていくニナ。肉体を酷使するバレエのパートに加え、精神的にも大きな負担のかかる役柄だが、役を引き受ける上で「戸惑いはなかった」とナタリーは言い切る。「この作品には恐ろしい要素がたくさんあるけれど、だからこそ魅かれるのだとも思う。精神的にも、肉体的にも自分自身に挑戦する素晴らしいチャンスだったし、素晴らしい人たちと仕事できた。ダーレン(・アロノフスキー監督)やヴァンサン(・カッセル)やミラ(・クニス)ね」。生真面目に完璧を求めるがゆえに、奔放で魔性を秘めた黒鳥の感性を表現しきれずに苦しむニナ。今回のバレエのシーンで披露するプロ顔負けの踊りを見ても分かるが、パーフェクトを追及するという点でナタリー自身にも同じような傾向があるのでは?「アートはたいてい、パーフェクトな瞬間を追求する活動なのだと思う。数分の一秒という瞬間に介在する美の探求ね。それは非常に捉えにくいものでもある。見つけたと思ったら、もうなくなっている。私は最善を尽くしたいと思っているし、だから自分にも厳しいけれど、演技においては完璧への追求は非常に独特なものだと思うわ。何せ元来、“不完全”である人間を表現するわけだから、不完全性を追求しなければならないのよ」。では、その“不完全性の追求”の一端をご紹介。バレエシーンの過酷な撮影では「もう死んじゃいそう!」って思ったことは何度かあったそうだが…。「考える時間すらなかったわ。サバイバルみたいなものね。考えるスキを与えられずに前進するしかない状況。撮影時間も毎日長かったしね。撮影開始は月曜の朝6時。でも、1日の撮影時間が日ごとに延びていくものだから、次の日はスタート時間を遅くするという具合で、金曜日には夜の8時に撮影を開始して明け方までやるようになっていたわ。土曜の朝4時だというのに、私はトウシューズを履いたまま。とにかく足の怪我をしないように気をつけなければならなかったので、撮影前は必ずウォーミングアップをしなくてはいけないの。シーンの前には、必ずバーで基礎練習するんだけど、それが朝の4時だから、キツいわよ」。“年齢”による世代交代というパラダイムに対する彼女の答えは――?女優とバレリーナ。共通する点、大きく異なる点いずれも多々ある。劇中、ウィノナ・ライダー扮する花形ダンサーが引退することでニナにチャンスが訪れるわけだが、女優として彼女にも同じ恐怖があるのでは?「もちろんあるわ。女性として、限界の年齢までくると、若い女性にとって代わられてしまうというパラダイムは、演技の世界でも顕著だと思う。社会一般でも、女性に対する扱いを見ていてそういう価値観が伝わってくるわ。でも、そういうパラダイムから脱皮することも可能だと思う。映画の中で、ニナは変わっていくけど、ひとつには彼女自身がそういう脱皮を図ろうとしているからだと思う。男によって自分を定義づけるのではなく、自身で自分を定義づけられるようになるの」。“女性”という点を踏まえた質問をもうひとつ。ミラ・クニス演じる若く奔放なバレリーナを相手にしての官能シーンも披露しているが、映画の中で描かれるセクシャリティをナタリー自身はどのように捉え、演じたのだろうか?「そのテーマは間違いなくニナの心理の一部ね。彼女は、みんなを喜ばせなければならないと、がんじがらめになっている自分からの解放を求めている。だから、自分自身の快楽を見つけなければならないの。そうやって彼女は芸術を追求していく。もはや、他人の目を通してではなく、自分の快楽という視点からビジョンを作り上げていくの。彼女の成長にとっては欠かせない過程ね。みだらな一面も見せるけど…まあ、みなさんの反応は大体予想できるわね」。大学で心理学を専攻した彼女らしい、クールな分析と言えるが、一方で仕事を引き受ける上では「何でもやってみたい。いままでやったことがないことに挑戦すること」をポリシーとして挙げる。“心理学者”になったつもりでニナを患者として診療するなら?という問いには「強迫神経症、拒食症、過食症、自己愛性人格障害、それに双極性障害…」との答えが。では治療法は?「セラピーに何年も通い続けることね(笑)」。© AFLO© 2010 Twentieth Century Fox.『ブラック・スワン』2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連作品:ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:土屋アンナ、無垢な“白鳥”から妖艶な“黒鳥”、さらに“母”に変身?ミラ・クニス インタビュー親友ナタリー相手の官能シーンに自信アリ?栗山千明、ナタリーを意識した妖艶な“黒鳥”ドレスで登場!ナタリー&アシュトン “セフレ”の2人の独占インタビュー思わぬ“失言”に…ナタリー・ポートマンが悩める義母役を熱演!『水曜日のエミリア』予告編先行到着
2011年05月10日“主人公のバレリーナのライバル役”と聞くと、少女マンガ的なイジワルで勝気な女性を想像してしまうが、そんな単純な役どころではない。妖艶さと官能でもってナタリー・ポートマン演じる主人公・ニナを漆黒の狂気へと染め上げていく“麻薬”のような女性――それが、ミラ・クニスが『ブラック・スワン』で演じたリリーである。ダーレン・アロノフスキー監督はオーディションすらすることなくミラの起用を決め、彼女はそこからバレリーナを演じるための過酷なトレーニングをこなしてリリーを作り上げていった。彼女はこの作品を通じて何を手にしたのか?作品について、撮影についてミラが語ってくれた。1日4時間のレッスンを週7日7か月実は、ミラとナタリーはプライベートでも仲の良い友人同士。彼女が本作について初めて知ったのも、ナタリーとのショッピングの最中だったとか。「そうかもしれない…それはナタリーから聞いた話?あまり覚えてないから、ナタリーに怒られちゃうかも(笑)。ナタリーとはよくフリーマーケットに行くの。日曜の朝の恒例行事で、2人でバーゲン品を探しに行くの。その日もロサンゼルスでショッピング中だったんだけど、『この後どうするの?』と私が聞いたら、ナタリーが『バレエのレッスンがあるの』と言うから、そのときは私は『へえ、そうか』と、深くは考えなかったんだけど、いまふり返って考えると合点がいくわね」。役作りに際して、20ポンド(約9キロ)も減量し、華奢な肉体をさらに絞り上げていったミラ。「26歳にしてプロのバレリーナになろうとするわけだから、自殺行為よね!」と笑うが、バレエのトレーニングも過酷かつ長期にわたった。「1日4時間を週7日、7か月間。これは撮影前の話ね。撮影中も同じような感じだった。8月14日の誕生日の日に1日だけお休みをもらえたけど。エミー賞やゴールデン・グローブ賞とも重なっていたから、そういう日は半日だけオフにしてもらって、バレエのインストラクターと朝の5時から11時まで練習したの。レッスンが終わるとヘアメイクとメイクをして、そのまま授賞式へ、という具合だったわ」。過酷ということで言えば、劇中にも見られるようにバレエの世界における競争の激しさは論を待たない。役作りのリサーチを通して垣間見えた、バレエの世界の舞台裏についてミラはこう語る。「そんなにリサーチしなくても、(バレエ界の熾烈さは)すぐに分かったわ。ちょっと見れば目の当たりにする。熾烈な競争を隠そうという遠慮も全くないし」。ミラがいる映画界も同様に、と言えそうだが…。「そうとも言えるし、そうでもないとも言えるわ。私の経験上、そこまで(映画界は)熾烈な競争ではないわね。競争が激しい部分もあるけれど、バレエ界の競争の方がよっぽど激しいわ。言葉では到底表現できない熾烈な争いよ。狭い世界だから。彼らは人生を懸けてあり得ないほどの完璧を目指す。キャリアも長くもって35歳で終わりよ。だから競争が激しいのでしょうね。映画スターはたくさんいるけれど、プリマは数えるほどしかいないでしょ?とても狭い世界だし、独特な世界だと思う」。「思わぬ映画が道を開いてくれることもある」バレエのシーンの素晴らしさはもちろんだが、それ以外のドラマの部分、特にリリーとの関係性の中でニナが変貌していくさまは大きな見どころ。ニナとリリー、女性同士の激しい官能シーンも!プライベートでも仲の良いナタリーが相手ということでやりやすかった部分も?「そうね。カメラの前でセックスの演技をしないといけないのは、どんな場合においても居心地の悪いことだから。相手が男性であっても女性であっても…。だから、相手が友達だとずいぶんやりやすくなるのは本当ね」。本作の演技でミラは、ヴェネチア国際映画祭の「マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)」に輝いた。本作が女優としてのキャリアのターニングポイントになりそうな予感もするが、ミラはあくまでクールに自分を見つめる。「ターニングポイントはその時点ではっきりと認識できるものではないの。私は自分が出演してきた映画を否定することはない。後悔もないわ。どんな経験でもそこから学ぶものはあったし、女優としても人としても成長できたから。でも、少なくとも私の経験上、自分の出演する映画が、将来どういうきっかけにつながっていくことになるかは分からないものよ。思わぬ映画が道を開いてくれることもあるから」。ただ、本作が今後の彼女のキャリアを広げることになるのは間違いない。「1年後に聞いて」と笑ってかわしつつ「『ブラック・スワン』は先方からオファーが来たという意味では例外だった」とも。慎重に言葉を選びながら彼女はこう続ける。「他の作品に関しては『寝取られ男のラブ♂バカンス』から『ザ・ウォーカー』まで、全て自分がオーディションで勝ち取ってきた役なの。つまり、良作のオファーがいつも入ってくるわけではなかったけど、自分がやりたいと思った作品に関しては、役を勝ち取ってきたの。これは私がよく使う例えなんだけど、この業界(におけるキャリア構築)はチェスと言うよりもむしろチェッカーゲームのようなもの。4〜5手先を考えるのは、とてもじゃないけど無理ね。でも私の場合、必要に駆られて仕事をする必要はないから、とてもラッキーな立場だと思うの。自分の中で何かしらの反応が起こり、やりたいと思う企画をじっくり待つ余裕がある。いつもそうね。ジャンルに対するこだわりがあるわけでもない。『次はシリアスなドラマをやりたいわ』と思うわけではないの。自分が魅かれるプロジェクトを探すだけよ」。そんな彼女の言葉からは風格すら感じられる。追いつめられ、変貌していくナタリーの傍ら、官能的にスクリーンに佇む彼女の姿をお見逃しなく!© AFLO© 2010 Twentieth Century Fox.『ブラック・スワン』2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開■関連作品:ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:栗山千明、ナタリーを意識した妖艶な“黒鳥”ドレスで登場!ナタリー&アシュトン “セフレ”の2人の独占インタビュー思わぬ“失言”に…ナタリー・ポートマンが悩める義母役を熱演!『水曜日のエミリア』予告編先行到着N・ポートマンが黒い狂気で舞う『ブラック・スワン』試写会に10組20名様ご招待【シネマモード】ドレス姿で受賞者がわかる!?オスカー・ファッション
2011年05月02日まもなく公開を迎える『抱きたいカンケイ』主演のナタリー・ポートマンとアシュトン・カッチャー、2人揃っての動画インタビューがシネマカフェに独占で到着!ナタリーの思わぬ“失言”にアシュトンが苦笑する一幕も…。医師として働きづめで、恋愛する暇すらないエマ(ナタリー)は、男友だちのアダム(アシュトン)と勢いで一線を越えてしまう。そこから2人の“セックスフレンド”としての関係が始まる。セックスにいそしみ、それ以外はデートも恋愛感情もなし。嫉妬や束縛もない気楽で激しいカンケイに夢中になるが、お互いの気持ちに少しずつズレが。恋に落ちたアダムと、恋に心乱されたくないエマ。2人はデートを試みるが…。『ブラック・スワン』の狂気を帯びた熱演で観る者を魅了し、アカデミー賞主演女優賞に輝いたナタリーだが、本作では打って変わったラブコメ作品に挑戦。恋はしたいけど、忙しいし、踏み込んで傷つきたくないし…といういわば、多くの女性の“ホンネ”を体現したような役柄を演じる。「隅々にまで、ユーモアと人間性を感じられるはず」と笑顔で語る。監督を務めるのは、『ゴーストバスターズ』をはじめ、数多くのエンターテイメント作品を世に送り出してきたアイヴァン・ライトマン。ナタリーは監督について「彼は伝説よ」と語り、アシュトンも“普通ではない”ライトマン監督の現場の様子について明かしてくれている。そして、本作の根幹とも言える2人のセックスシーンについても、アシュトンがみっちりと“解説”!セックス時の人間の心理について言及しつつ、セックスシーンにいかにユーモアを取り入れていったかを説明している。ナタリーは、本作の魅力について「セックスと友情に関する男女の考え方が分かるわ」とニッコリ。さらに「Twitterやメールで会話しても親密になるのは難しいってこともね」と付け加えたが、これには、妻のデミ・ムーアと共にTwitterのヘビーユーザーとして知られるアシュトンは苦笑い…。自らの“失言”に気づき、慌てて「気を悪くしないで…(笑)」とフォローするナタリーに「存在を否定された気持ちだよ(笑)」と返すというやり取りも!劇中さながらの軽妙な掛け合いを見せてくれている。プライベートでも幸せいっぱいのナタリーだが、劇中では本当の幸せを掴むことはできるのか…?『抱きたいカンケイ』は4月22日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:抱きたいカンケイ 2011年4月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:ナタリー・ポートマンが悩める義母役を熱演!『水曜日のエミリア』予告編先行到着ナタリー・ポートマンが「セックス」を連呼?この叫びにアシュトンは…N・ポートマンが黒い狂気で舞う『ブラック・スワン』試写会に10組20名様ご招待独占!ナタリー主演作『抱きたいカンケイ』女性限定試写会に20組40名様ご招待【シネマモード】ドレス姿で受賞者がわかる!?オスカー・ファッション
2011年04月20日ナタリー・ポートマンが主演・製作総指揮を務めた家族の“絆”を再確認できるヒューマン・ドラマ『水曜日のエミリア』の予告編が、どこよりも早くシネマカフェに到着した。ニューヨークで弁護士として働くエミリア(ナタリー)。彼女は職場の上司で、妻子持ちのジャックに恋をしてしまう。ジャックが前妻と別れ、再婚したことで幸せになれるはずだったのだが…。“略奪女”というレッテルが貼られてしまったエミリアには、彼の連れ子・ウィリアムとの衝突をはじめ、様々な試練がふりかかり、徐々に家族との間に深い“溝”ができてしまう。実はエミリアには、ある“秘密”が――。こちらの予告編では、全力で“幸せ”へと向かって行くエミリアの表情が次々見られるが、結婚式を境にエミリアをとりまく環境は180度変わっていく…。ジャックの連れ子・ウィリアムとの確執をはじめ、家族との間に距離を感じたエミリアは、ついには、「黙りなさい!!」とウィリアムに怒鳴ってしまう始末…。自分と向き合い、家族と向き合うことを決意した彼女は、果たして再び“幸せ”を掴み取ることができるのか――。『ブラック・スワン』で第83回アカデミー賞主演女優賞を受賞したナタリー。さらに先日、妊娠と婚約を発表し、おめでた続きな彼女が今回テーマとしたのは“家族”。一足先に公開されるナタリー主演の『抱きたいカンケイ』でのハジケっぷりとは打って変わって、素朴な幸せを望むも、なかなか“幸せ”を手に入れられない等身大のヒロイン・エミリアを演じている。作品ごとに、見事に役を演じ分け、さらには製作もやってのけてしまうその多才な才能から、今後も目が離せない。『水曜日のエミリア』は7月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:水曜日のエミリア 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開© 2009 INCENTIVE FILM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED抱きたいカンケイ 2011年4月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.ブラック・スワン 2011年5月11日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:ナタリー・ポートマンが「セックス」を連呼?この叫びにアシュトンは…N・ポートマンが黒い狂気で舞う『ブラック・スワン』試写会に10組20名様ご招待独占!ナタリー主演作『抱きたいカンケイ』女性限定試写会に20組40名様ご招待【シネマモード】ドレス姿で受賞者がわかる!?オスカー・ファッションN・ポートマンディオールデザイナー、J・ガリアーノの人種差別発言に嫌悪感を表明
2011年04月12日先日行われたアカデミー賞授賞式で見事、主演女優賞を獲得し、今夏には第一子誕生が控えるなど、公私共にノリにのっている女優、ナタリー・ポートマンの最新ロマンティック・コメディ『抱きたいカンケイ』の予告編&TVスポットがシネマカフェに到着した。本作でナタリーが演じるのは、仕事、仕事の毎日で恋をする余裕も暇もない、女医のエマ。ある日、エマは昔からの男友達・アダム(アシュトン・カッチャー)とひょんなことから一線を越えてしまう。その日を境に、恋愛感情や嫉妬、束縛といった感情を一切持たない“セックス・フレンド”の関係が続いていくが、次第に2人の気持ちに少しずつズレが生じ始め――。今回到着した映像では、少しずつエマへの想いを募らせていくアダムに対し「セックスだけで良いのに!」と街中で大声で叫ぶエマの姿が…。また、そんなエマがアダムに「好きだ」と告白されてたじろぐ姿もとってもキュート!果たして、この2人の恋の結末やいかに?ナタリーのコメディエンヌぶりにもご注目。『抱きたいカンケイ』は4月22日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:抱きたいカンケイ 2011年4月22日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.■関連記事:独占!ナタリー主演作『抱きたいカンケイ』女性限定試写会に20組40名様ご招待木村祐一監督、次回作の主役はスリムクラブ!?「M-1取るまでの軌跡を描きたい」ナタリー効果?『ブラック・スワン』全米1億ドル超え確実!オスカー候補は軒並み好調N・ポートマンがアシュトンと“セックスフレンド”に?ロマコメ初挑戦で新境地開く
2011年04月07日ナタリー・ポートマンが『ブラック・スワン』で見事、アカデミー賞主演女優賞を受賞。ナタリーは『ブラック・スワン』でバレリーナ役に挑戦。焦燥やライバルへの嫉妬、憧れで徐々に我を失っていく主人公を好演し、早くから主演女優部門で本命視されていたナタリー。本作がきっかけで知り合ったバレエダンサー、バンジャマン・ミルピエとの婚約および妊娠が発表されるなど、おめでた続きだったが、仕事の面でも最高の栄誉を手に入れた。パープルのロングドレスで出席したナタリーはプレゼンターのジェフ・ブリッジスに名前を呼ばれ、壇上に上がると、涙を浮かべながら「この仕事ができて本当に心から感謝します」と述べ、また両親や友人、『レオン』で女優としての才能を見出してくれた監督、リュック・ベッソンらに感謝を述べた。特集 2011アカデミー賞© AP/AFLO■関連作品:ブラック・スワン 2011年5月13日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.第83回アカデミー賞 [アワード]© Bob D’Amico/ABC■関連記事:【オスカー総括】『英国王…』が横綱相撲30〜40代監督席巻で世代交代の波?【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ダークカラー編〜【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜ホワイト編〜【アカデミー賞】レッドカーペットファッションチェック!〜レッド&パープル編〜【アカデミー賞】作品賞は『英国王のスピーチ』で決着!計4冠で賞レース制す
2011年02月28日ナタリー・ポートマンのアカデミー賞主演女優賞獲得が有力視される『ブラック・スワン』が、全米で公開から10週連続で興行ランキングのベスト10入りを果たし、興行収入もまもなく1億ドル(約82億円)を突破することが確実となった。ナタリーのノミネートに加え、作品賞、監督賞(ダーレン・アロノフスキー)の候補にも名を連ねている本作。1,977スクリーンで上映されているが、10週目も全米10位以内をキープしており、異例の大ヒットを続けている。海外に目を向けても、イギリス、ドイツ、オーストラリアなど世界28か国の1,913スクリーンで上映され、累計興行収入4,800万ドル(約40億円)でヒットを記録中。イギリスとドイツでは公開3週目にしてTOP3をキープしており、封切られたばかりのオランダ、ノルウェー、ブラジル、チリ、ペルーでも全てTOP3入りを果たしている。来週からはフランス、ロシア、メキシコでの公開を控えているが、まだまだ勢いは続きそう。日本でもすでに前売鑑賞券の発売が開始されているが、海外作品としては異例ともいえる販売枚数をたたき出しているという。特に新宿ピカデリー、TOHO シネマズ日劇、川崎チネチッタの3劇場の売り上げは突出しており、同時期に公開される『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』に迫る勢いとも。全米ランキングに戻ると、同じくナタリーが主演し、アシュトン・カッチャーといわゆる“セックスフレンド”を演じる『抱きたいカンケイ』が好調をキープしており、3週目に入ってもTOP3入りで累計興行収入は早くも5,000万ドル(約40億円)を突破!妊娠&オスカーノミネートとオメデタ続きのナタリーだが、産休を前に“ヒットの女王”に!?今後、老舗アメコミ出版社「マーベル・コミック」の同名人気コミックを映画化した『マイティ・ソー』の公開も控えており、産休中もしっかり彼女が映画界の中心に居座る!?ちなみに、『ブラック・スワン』以外のオスカー候補作も軒並み好調!クリスチャン・ベイル、メリッサ・レオ、エイミー・アダムスが助演男優賞&女優賞にノミネートされ、アベック受賞の期待がかかる『ザ・ファイター』もTOP10からは外れたものの9週で8,000万ドル(約65億円)超えのヒット。作品賞に監督賞、そして14歳のヘイリー・スタインフェルドの助演女優賞ノミネートで話題の『トゥルー・グリット』もコーエン兄弟作品として歴代最高の興行成績を更新し、興行44日で1億5,000万ドル(約120億円)を突破している。そしてここへきて俄然、作品賞の期待が高まる『英国王のスピーチ』は、前週よりもランクアップしランキング4位に食い込んでいる。アメリカンフットボールのスーパーボウル開催の影響もあって、全体的に低調だったとされる先週末の興行だが、今後、27日(現地時間)の授賞式の前後でオスカー関連作品が一気に数字を伸ばす可能性も!もちろん、今後の日本での興行成績も気になるところだ。『ブラック・スワン』は5月13日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』は5月20日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開、『抱きたいカンケイ』はGW、新宿バルト9ほか全国にて公開、『マイティ・ソー』は7月、丸の内ルーブルほか全国にて公開、『ザ・ファイター』は3月26日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開、『トゥルー・グリット』は3月18日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開、『英国王のスピーチ』は2月26日(土)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開。■関連作品:ブラック・スワン 2011年5月13日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.抱きたいカンケイ 2011年GW、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 DW Studios L.L.C. All Rights Reserved.パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 2011年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.マイティ・ソー 2011年7月、丸の内ルーブルほか全国にて公開© TM & © 2010 Marvel c2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.トゥルー・グリット 2011年3月18日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 PARAMOUNT PICTURES. All Rights Reserved.ザ・ファイター 2011年3月26日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 RELATIVITY MEDIA. ALL RIGHTS RESERVED.英国王のスピーチ 2011年2月26日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて順次公開© 2010 See-Saw Films. All rights reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.184オスカー直前!今こそ観たいドラマ 第1回【シネマモード】2010年のオスカー、その後…毎年恒例オスカー候補者の昼食会が開催。話題の中心は、映画よりもファッション!?オスカー最多ノミネート作『英国王のスピーチ』再編集の動きに、G・ラッシュが猛反発働き女子の心得vol.1『英国王のスピーチ』に見る、尊敬&憧れの英国レディ
2011年02月10日婚約者、バンジャマン・ミルピエとの第一子を妊娠中のナタリー・ポートマンが赤ちゃん誕生までの過ごし方について語った。自ら製作総指揮も務めたアシュトン・カッチャーとの共演作『抱きたいカンケイ』のプレミア会場で「People」誌の取材を受け、妊娠について「私は幸運よ」と喜びを語ったナタリー。妊娠中をどう過ごすか尋ねられると「できればベッドに寝ころんで過ごしたいわ。ポップコーンを食べながら、テレビを見て」と答えた。さらに「クジラみたいな姿であまり公の場に登場したくない」と女優らしい本音もチラリ。とはいえ、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門主演女優賞を受賞した『ブラック・スワン』は2月に開催されるアカデミー賞における最有力候補作のひとつと目されている。そのほかの映画賞や今後公開の出演作のプロモーションなどで、ポップコーン片手にTV三昧の日々はまだまだ先になりそうだ。(text:Yuki Tominaga)写真は第68回ゴールデン・グローブ賞に出席した際のバンジャマン・ミルピエ、ナタリー・ポートマン。© AP/AFLO■関連作品:ブラック・スワン 2011年5月、TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.第68回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]第83回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:YOSHIKIアメコミ界の重鎮と共にゴールデン・グローブ授賞式に出席!英国アカデミー賞ノミネーション発表、『英国王のスピーチ』が最多14部門で候補に「glee」がGG賞2年連続作品賞で3冠!アル・パチーノ、S・ブシェミらも受賞杏、ゴールデン・グローブ賞に感激!父・渡辺謙に続いて海外進出!?『ソーシャル・ネットワーク』ゴールデン・グローブ賞4冠N・ポートマン主演女優賞
2011年01月21日ナタリー・ポートマンがフランス人バレエダンサーで振付師のバンジャマン・ミルピエと婚約、現在彼との間の第一子を妊娠中であることを代理人を通してアメリカの芸能誌「People」誌に発表した。お相手のミルピエはナタリーより4歳年上の33歳。ニューヨーク・シティ・バレエ団のダンサーだが、ナタリーの主演作『ブラック・スワン』で彼女をはじめキャストにバレエを指導、自身も映画に出演している。昨年秋頃から交際が始まったが、ナタリーは公の場でミルピエについて語ることはなかった。だが、やはり今回は特別のよう。「People」誌に続き、「Entertainment Weekly」誌上でナタリーは「ずっと私生活をを語らないようにしてきましたが、いまは言葉に表しようがないほど幸せで、妊娠を経験していることを心から感謝しています」と喜びのコメントを発表した。代理人は挙式や来年の出産予定日については明らかにしていない。ナタリーは『ブラック・スワン』の熱演でボストン映画批評家協会賞主演女優賞を受賞、来月発表のゴールデン・グローブ賞、映画俳優組合(SAG)賞の主演女優賞にもノミネートされ、オスカーの呼び声も高い。子供も授かる来年は、彼女にとって歓喜に満ちたものになりそうだ。(text:Yuki Tomiaga)© Splash/AFLO■関連作品:ブラック・スワン 2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.第68回ゴールデン・グローブ賞 [アワード]第83回アカデミー賞 [アワード]■関連記事:【ハリウッドより愛をこめて】マライアのベイビーは双子?ガガ&E・ジョンがコラボ『ナルニア』新作がアンジー&ジョニーを抑え1位発進!『ラプンツェル』は億超えジョニーが主演賞Wノミネート!オスカー前哨戦のゴールデン・グローブ賞候補が発表わがままプリマドンナを演じたウィノナ・ライダーが思い出した初恋の人とは?9年愛に終止符。レイチェル・ワイズとダーレン・アロノフスキーが破局
2010年12月28日ナタリー・ポートマンを主演に迎えた映画『ブラック・スワン』(仮題)が9月1日よりイタリアで開催されるヴェネチア国際映画祭のオープニングで上映されることが決定した。12月1日より全米公開されることも決まった本作。監督を務めるのは、低予算作品ながら各方面で激賞され、数々の映画賞を受賞した『π』、ミッキー・ロークを完全復活させた『レスラー』など、話題作を世に送り出してきたダーレン・アロノフスキー。ニューヨーク・シティ・バレエ団を舞台に、ナタリー演じるダンサーのニナが、プリマの座を争うライバルとの競合の中で、狂気を帯びていくさまを描く心理スリラーとなっている。「白鳥の湖」という、純粋で気品のある白鳥と狡猾さと官能性を併せ持つ黒鳥の二面性を求められる役柄を巡り、敵対心からねじれた友情を発展させていく2人のダンサー。やがてニナは、自らを崩壊させかねないある危険な方法で、自らのダークサイドを見出していく――。写真からも見てとれるように、“鬼気迫る”という言葉がピッタリのナタリー。踊ることに全てを捧げてきたニナの狂気を見事に体現している。共演には、バレエ団の芸術監督を務めるトーマス・リーロイをヴァンサン・カッセルが、ニナのライバルとなる新人ダンサーのリリーをウクライナ出身のミラ・クニスが演じるほか、ウィノナ・ライダーがこれまでバレエ団でプリマを務め上げてきたベスに扮している。ダークサイドに堕ちていくナタリー…。ヴァンサン・カッセル、ウィノナ、ミラといった共演陣とどのように絡んでいくのかも注目したいところ。そしてヴェネチアっ子たちは彼女の変貌ぶりをどのように受け止めるのか?『ブラック・スワン』は日本では2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。■関連作品:第66回ヴェネチア国際映画祭 [映画祭]ブラック・スワン (仮題) 2011年春、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2010 Twentieth Century Fox.■関連記事:清水崇、アジア代表でヴェネチア入りジャパニーズ3Dホラーに1,000人驚愕!続報!ニコラス・ケイジ主演作をめぐる米独の監督2人のバトルのゆくえM・ムーアの経済ドキュメンタリーがヴェネチアを席巻!上映後10分間観客総立ちジョージ・クルーニー、恋人についての質問にCMのキメ台詞で切り返し!マット・デイモン、主演するソダーバーグ監督の新作を携えてヴェネチア映画祭に登場!
2010年08月23日