サリー・ホーキンスとイーサン・ホーク出演、画家モード・ルイスと夫の人生を描く映画『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』が2018年3月3日(土)に日本公開。カナダで最も愛される画家モード・ルイス子供の頃から重いリウマチを患い、一族から厄介者扱いされてきたモード・ルイス。そんな彼女にとって唯一の生きがいだったのが”絵を描くこと”だ。カナダの美しい四季と動物を色鮮やかに素朴で愛らしい絵は、アメリカ大統領ニクソンから絵の依頼を受けるほど。1970年に他界して今なお、小品でもオークションで500万円を超える人気を誇り、カナダで最も愛された画家といっても過言ではない。『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』は、彼女と不器用ながらも彼女を献身的にサポートした夫のエベレットの実話をもとにした物語。はじめは孤独だった2人が運命的な出会いを経て、夫婦の絆と慎ましくも確かな美しい色にあふれた幸せな日々を手に入れる感動の実話をスクリーンで再現する。サリー・ホーキンスとイーサン・ホークが夫婦役モード・ルイスを演じるのは、『シェイプ・オブ・ウォーター』でアカデミー賞の主演女優賞、『ブルージャスミン』でアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされた実力派サリー・ホーキンス。そして、妻への愛と尊敬の念を無骨に隠すエベレットを『6才のボクが、大人になるまで。』などでアカデミー賞ノミネート常連組のイーサン・ホークが演じる。サリー・ホーキンスが、モード・ルイス役を演じる決意をしたのは、監督から送られてきた生前のモード・ルイスを映した1枚の写真。「彼女の素晴らしい手と作品を見たら台本を読むまでもなかった。 彼女のことを知り、いろんな発見をすればするほど、この役をやらないのは、愚かだと思ったの。」と、本作にかける熱い想いを述べている。夫婦の出会いを描いたシーン公開予告動画には、とある商店でモード・ルイスとエベレットの出会うシーンが映し出されている。荒々しく店に入るや否や、家政婦募集の広告を貼り出したエベレットと、そんな彼に興味を抱くモード・ルイス。束縛の厳しい叔母から逃れるため、住み込みの家政婦になろうと、彼女が決意した瞬間だ。孤独ではみ出し者同士の2人は、共に過ごすことによって、これから起こりうるトラブル続きの生活を、どのように乗り越え、惹かれ合っていくのか。今後のドラマチックな展開に期待したい。監督に、アシュリング・ウォルシュ監督は、『荊の城』のアシュリング・ウォルシュが務め、わずか4メートル四方の家で暮らす一風変わった夫婦の愛の絆を描く。“どんな人生でも自由な精神で楽しめば、素晴らしいことが待っているんだ”、生きがいである絵と夫の愛に包まれた一人の女性の生き方からそんな感情が芽生えるだろう。アイルランド・アカデミー賞アイルランド・アカデミー賞(IFTA)では、最優秀監督賞(アシュリング・ウォルシュ)、最優秀美術賞、最優秀インターナショナル男優賞(イーサン・ホーク)の3部門を受賞した。その他では、カナダアカデミー賞にも7部門にノミネートされている。ストーリーカナダ東部の小さな町で叔母と暮らすモードは、絵を描くことと自由を愛していた。ある日、町の商店で買い物中のモードは、家政婦募集の広告を貼り出した男に興味を持つ。男は町はずれで暮らし、魚の行商を営むエベレット。モードは束縛の厳しい叔母から逃げるため、住み込みの家政婦になろうと決意。彼が1人で暮らす小屋のドアをノックした。子供の頃から重いリウマチを患い、一族から厄介者扱いされてきたモード。孤児院で育ち、学もなく、生きるのに精一杯だったエベレット。そんなはみ出し者同士の同居生活はトラブル続きだった。しかし、モードがこしらえた熱々のチキンシチューを口にして、エベレットは孤独だった心が温まるのを感じる。やがて2人は互いを認めあい、結婚することに。そんな時、顧客のサンドラがエベレットに会いに訪れる。ニューヨークから避暑に来ている彼女は、モードが壁に描いたニワトリの絵を見て一目で才能を見抜き、絵の制作を依頼する。サンドラの期待に応えようと、モードは夢中で筆を動かし始めた。壁に、板に、請求書の裏に。そんな彼女を不器用に応援するエベレット。やがてモードの絵は評判を呼び、アメリカのニクソン大統領からも依頼が来るが……。詳細『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス』公開日:2018年3月3日(土)全国ロードショー監督:アシュリング・ウォルシュ出演:サリー・ホーキンス、イーサン・ホーク原題:MAUDIE2016年/カナダ・アイルランド/英語/116分/DCP/カラー日本語字幕:牧野琴子後援:カナダ大使館アイルランド大使館配給:松竹©2016 Small Shack Productions Inc./ Painted House Films Inc./Parallel Films (Maudie) Ltd.
2017年11月13日今季、日本初上陸となるニュージーランド発のアイウェアブランド・ルイス フレデリックス(Lewis Fredericks)と、サイ(Scye)の直営店・サイ マーカンタイル(Scye Mercantile)によるコラボレーションのサングラスが10月27日に発売される。東京・千駄ヶ谷にあるサイ マーカンタイルショップ限定で販売される、水牛のナチュラルホーンを使用した手彫りのサングラスは、アームに施されたサイ マーカンタイルのネームプレートと、イニシャルの「S」がアクセント。スクエアベースのブラックホーン×グレーレンズ(LF401MP)/ブラウンホーン×ブラウンレンズ(LF402MP)と、ラウンドベースのブラウンホーン×ブラウンレンズ(LF411MP)/ブロンドホーン×グリーンレンズ(LF412MP)全4種類の展開となる。上質なケースと共にフレームを磨くためのビーワックスが付属され、価格はそれぞれ5万円。ルイス フレデリックス(Lewis Fredericks)は、2014年にアイウェアブランドとしてニュージーランドでスタート。家畜の水牛や羊などのリサイクルホーンを使用し、個々のナチュラルな柄や色味を最大限に生かしたプロダクトを生み出している。ニュージーランドの優秀なクラフトマンによるハンドメイドで、一つひとつに個性が光るタイムレスなアイウェアを提案。また、掛ける人の顔に徐々に馴染んでいくのもナチュラルホーンを使用する最大の特徴。
2017年10月18日サイ(Scye)の直営路面店、サイ マーカンタイル(Scye Mercantile)と日本初上陸となるルイス フレデリックス(Lewis Fredericks)がコラボレーション。店舗限定のサングラスが、2017年10月27日(金) より発売される。2017年8月にオープンしたサイ マーカンタイルでは、サイの商品以外にも、デザイナー自らが好きなものをセレクトしたプロダクトも展開している。今回セレクトしたのは、アイウェアブランドの「ルイス フレデリックス」。ニュージーランドでスタートした同ブランドは、家畜の水牛や羊などのリサクルホーンを使用し、個々のナチュラルな柄や色味を最大限に生かしたプロダクトを展開している。コラボレーションサングラスでも、手彫りを施した水牛のホーンを採用。スクエアベースとラウンドベースの2型をそれぞれ2色で提案する。サングラスのアームには”Scye Mercantile”のネームプレートとイニシャルの”S”をアクセントとして施した。素材にこだわり、上品なベーシックを貫くサイらしいデザインだ。ユニセックス仕様で展開されるのも嬉しい。なお、上質なケースと共に、フレームを磨くためのビーワックスも付属する。【詳細】サイ マーカンタイル ルイス フレデリックスのコラボレーションサングラス発売日:2017年10月27日(金)価格:2型 各50,000円+税■カラースクエアベース:ブラックホーンxグレーレンズ(LF401MP)/ブラウンホーンxブラウンレンズ(LF402MP)ラウンドベース:ブラウンホーンxブラウンレンズ(LF411MP)/ブロンドホーンxグリーンレンズ(LF412MP)【店舗詳細】サイ マーカンタイル住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3−54−13問い合わせ先:03-5414-3531定休日:火・水
2017年10月16日アカデミー主演男優賞を史上最多3回獲得した唯一の俳優として知られる名優ダニエル・デイ=ルイスが、俳優業からの引退を宣言した。「Variety」誌によると、火曜日(現地時間)にダニエルのスポークスマンが「ダニエル・デイ=ルイスが俳優として働くことはもうありません。彼は長年に渡り一緒に仕事をしてきた人々や観客に大変感謝しています。個人的な決断ですので、この件に関して彼や関係者がこれ以上のコメントをすることはありません」とのコメントを発表。引退の具体的な理由は明らかにしなかった。現在60歳で今後の活躍にも期待されていたダニエルだが、今年のクリスマスに公開予定の『Phantom Thread』(原題)が最後の出演作品となる。この作品で、ダニエルは2回目のアカデミー主演男優賞に輝いた主演作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・アンダーソン・トーマス監督と再びタッグを組んでいる。『Phantom Thread』のプロモーション活動には参加するとのことで、年内は“俳優”のダニエルを見ることができそうだ。ダニエルは徹底した役作りに定評があり、『マイ・レフトフット』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『リンカーン』でアカデミー主演男優賞を3回受賞。『父の祈りを』、『ギャング・オブ・ニューヨーク』で主演男優賞ノミネートを2回受けた。(Hiromi Kaku)
2017年06月21日スペインのアカデミー賞として名高いゴヤ賞にて、本年度最多9部門受賞の話題作『怪物はささやく』が6月9日(金)より公開される。この度、本作の主人公を務めたルイス・マクドゥーガルにフォーカスを当て、彼の貴重なオーディション映像も収められた特別映像がシネマカフェに到着した。12歳の少年コナーは、難しい病を抱えた母親と2人で裏窓から教会の墓地がみえる家に住み、毎夜悪夢にうなされていた。ある夜、コナーのもとに怪物がやって来て告げる。「いまから、私はお前に3つの“真実の物語”を話す。4つ目の物語は、お前が話せ」。しかも怪物は、コナーが隠している“真実”を語れと迫るのだ。頑なに拒むコナー。 しかし、コナーの抵抗など意にも介さず、その日を境に夜ごと怪物は現れ物語の幕が上がるのだが――。原作は、英国史上初のカーネギー賞とケイト・グリーナウェイ賞のW受賞をいう快挙を果たした同名小説。真夜中に現れ意外な結末の物語を語る怪物と、心の奥に秘密を隠した少年の奇妙な駆け引きの行方に魅了された『パンズ・ラビリンス』のプロデューサーが、『永遠のこどもたち』『インポッシブル』のJ.A.バヨナを監督に起用し映画化。昨年のスペイン年間映画興収No.1という大ヒットを記録した珠玉のダークファンタジー作品だ。フェリシティ・ジョーンズ、シガニー・ウィーバー、リーアム・ニーソンら豪華キャストたちが出演する中、本作の主人公・コナーを演じたのは、スコットランド出身で『PAN ~ネバ ーランド、夢のはじまり~』のニブス役で映画デビュー、本作が映画出演2作目となる新星、ルイス。6月5日に15歳の誕生日を迎えたばかりの彼は、今回1,000人以上の中からオーディションでこの主役の座を射止めたシンデレラボーイだ。到着した映像では、監督・キャスト陣がそれぞれルイスについて語っている。オーディションで大勢の子役を見たと言うJ.A.バヨナ監督は、「ルイスがほかの子と違ったのは、自分が何者なのか模索しているところだった。そのもがきはコナーのものと似ていたんだよ」と話す。また、祖母役を務めたシガニーは、「すごく才能がある」と絶賛し、母親役を演じたフェリシティも「言い表せないほどよ!まさにプロだわ。ルイスはすごく真剣なの。物語を深く理解し役になりきっている」とコメント。さらに、モーションキャプチャーで怪物を演じたリーアムは、「勢いがある役者だ。強い存在感を放っている。芝居もやりやすくて楽しかったよ」と撮影をふり返った。本作では、難しい病を抱えた母親を持つ孤独なコナーを演じたルイスだが、実生活でも11歳のときに病気で母親を亡くした経験を持ち、あるインタビューでは、「その経験があったからこそ、コナーの感情を十分に理解できたし彼の行動にも共感できたんだ」と答えている。共演陣から絶賛の声を浴びるルイス。役者としてこれから大きく成長していく彼に今後も注目だ。『怪物はささやく』は6月9日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:怪物はささやく 2017年6月9日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2016 APACHES ENTERTAINMENT, SL; TELECINCO CINEMA, SAU; A MONSTER CALLS, AIE; PELICULAS LA TRINI, SLU.All rights reserved.
2017年06月05日『ハリー・ポッター』シリーズでネビル・ロングボトムを演じていたときからは想像も付かないほどのシャープさとイケメンぶりが評判のマシュー・ルイス。今月2日から4日に行われた「東京コミコン」で彼にとっての2度目の来日を果たし、サイン会や撮影会を開催して日本のファンを喜ばせてくれたマシューにおめでたいニュースが! 「TMZ.com」によると、マシューは11月にガールフレンドのアンジェラ・ジョーンズにプロポーズし、晴れて婚約したという。今月来日した際にはすでに婚約していて幸せいっぱいだったということだ。確かに、先月13日に2人で出席した「ATPワールドツアー・ファイナル」のイベントでは、アンジェラさんの左手薬指にダイヤの指輪が輝いていた。アンジェラさんはフロリダ州のユニバーサル・スタジオでイベントプランナーをしており、今年1月に同スタジオで行われた『ハリー・ポッター』のイベントにマシューが出演したことが出会いのきっかけだそうだ。『ハリポタ』卒業後、『世界一キライなあなたに』やマーゴット・ロビー主演のスリラー映画『Terminal』(原題)に出演するなど俳優業も恋愛も順調なマシュー。これからの活躍にも期待できるに違いない。(Hiromi Kaku)
2016年12月12日フレグランスメゾン・フエギア 1833(FUEGUIA 1833)が11月1日、16年ホリデーコフレを発売する。厳選された天然香料のみで作られるフエギア 1833のフレグランス。今回は、15mlのオードトワレ3本をセットにした数量限定ホリデーコフレ3点が展開される。日本新入荷のものも含まれたオードトワレは、それぞれ手描きラベルが可愛らしい未発売サイズの携帯用ミニボトルに収められた。3点のうち「Literatura Collection(ボルヘスの本棚)」(1万4,500円)は、「Biblioteca de Babel」、「La Joven Noche」、「El Mono de la Tinta」の3種のオードトワレがセットになったコフレ。詩人のホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges)の作品に潜むような、香りの謎を解き明かすコレクションとなっている。「Linneo Collection(植物から採れた甘い媚薬)」(1万5,000円)は、「Xocoatl」、「Caoba」、「Mbucuruya」をセットにしたもの。詩人から博物学者に転身したカール・フォン・リンネに捧げるコレクションとなっており、南米植物の力強く時に甘いセンシュアルな表情が大人の好奇心をくすぐる。「Fabula Fauna Collection(大自然に生きる美しい動物たち)」(1万4,500円)では、「Huemul」、「Malabrigo」、「Hornero」が合わせられた。動物たちの在り方から人間の秘められた心を紐解くコレクションで、直感や本能を呼び覚まし、自由を謳歌する人にぴったりのフレグランスとなっている。
2016年10月11日「ドーバー ストリート マーケット ギンザ」は11月22日、イギリスの老舗モーターサイクルウエアブランド「ルイスレザー(Lewis Leathers)」の同店限定モデルを発売する。ブランドアイコンのライダースジャケットを同店仕様にカスタマイズ。アイコンモデル「ライトニング」の素材をツイードにした「No.391 TIGHT FIT」(18万2,000円)は、エレガントな雰囲気を備えた1着。通常は左胸に配置されるウイングロゴパッチを、生地の内側にレイアウトした。カラーバリエーションは全3色を用意する。サイズは36から40。レザー素材の「ライトニング」「ドミネーター」(17万9,000円)は、裏地に赤のタータンチェックを配した。サイズは34から42。これらのライダースジャケットは数量限定で発売される。また同店2階イベントスペースでは、インスタレーションが展示される。
2014年11月19日『シルビアのいる街で』(2007)で日本でも熱狂的なファンを獲得したスペインの映画監督ホセ・ルイス・ゲリンの長編作品を一望する映画祭が、27日(金)まで渋谷シアターイメージフォーラムで開催されている。その他の写真上映されているのは、処女長編『ベルタのモチーフ』(1983)から『メカス×ゲリン往復書簡』(2011)までの8本。「映画とは、そこにはないものを見るということ」。そう話すゲリン監督の映画は、無人の風景や人物の後姿からも私たちのイマジネーションが喚起されることをあからさまにする。そして、サイレンスのなかのざわめきや孤独がはらむ豊かさも捉え、差し出す。「『ベルタのモチーフ』では、映画の撮影隊が忘れられた村に入っていきますが、同じようなことが別な作品でも起こります。ビクトル・エリセ(『ミツバチのささやき』『エル・スール』の名匠)に『まるで幽霊がよみがえってきたような映画だ』と言われたことがあります。映画を通して死者がよみがえる、感情がよみがえる、というわけです。私の映画は、常に現在と過去…。伝説なり神話なりとの間の緊張感によってかたちづくられています」。彼のフィルムは“亡霊の映画”と呼んでもいいかもしれない。そのとき私たちは、過去にひたる郷愁ではなく、何かをよみがえらせる生々しい想像力を手にすることになる。ジョン・フォード監督の『静かなる男』のロケ場所を探索する『イニスフリー』(1990)にしても、1930年に無名の映画監督によって記録された家族の肖像から創作の羽をひろげてゆく『影の列車』(1997)にしても、ドキュメンタリーがいつの間にか類稀なるフィクションの世界に私たちを招き入れるのだ。「時間が私にとっていちばんのミステリーです。考えると、めまいを起こしそうになります。私が映画を撮るのは、時の不思議さを何とか伝えたいと思うからです」。そこには、観客の視点を固定せず、自由に解釈できる宇宙が拡がっている。「いつも、被写体に対して、どのような関係を持つかを考えながら撮ります。そして、撮られた被写体が、観客とどのような関係を持つのかということを考えます」。ホセ・ルイス・ゲリン映画祭期間:6月30日(土)~7月27日(金)場所:渋谷 シアターイメージフォーラム取材・文:相田冬二
2012年07月03日「ALCATRAZ/アルカトラズ」に出演するホルヘ・ガルシアに直撃インタビュー!前編に続き、後編をお届けします。出世作の「LOST」でも謎深き作品世界の住人だったホルヘ。ただし、先の展開を全く知らされなかった「LOST」に比べ、「ALCATRAZ/アルカトラズ」は脚本家チームとキャストが情報を共有するオープンな現場のようです。「と言っても、物語にまつわる謎の全部を知っているわけじゃないよ。例えば、ある登場人物の謎が明かされたときは、僕自身も『えええ!? ああ…、うーん、なるほど!』って感じだった。アルカトラズ刑務所のミステリーについては、僕は僕で自分なりに予想しているんだ。視聴者の意見に頷かされることもあるね」。どのドラマの関係者にもネタバレ厳禁の箝口令(かんこうれい)が敷かれているのは当然。「LOST」や「ALCATRAZ/アルカトラズ」のような作品に出演する場合、家族や友人から「先の展開を教えて!」とせがまれるのでは?「友人の中にひとりだけ会う度に『先を教えて!』と言ってくる子がいるんだけど、ほかのみんなは毎週のオンエアを純粋に楽しんでいるみたいだよ。そもそも、ミステリーが好きな人って、大抵はネタバレを憎んでいるよね(笑)」。物語が進むにつれ、謎が深まりを見せていく「ALCATRAZ/アルカトラズ」。そんな中、ホルヘ演じるドクには美人検視官とのロマンスの予感も?「彼女とドクはどうなるのかな…。個人的には、本格的なロマンスに発展する可能性のある2人だと信じているんだけどね(笑)。役者として、恋愛パートは演じ甲斐のあるもの。特に、恋に落ちたばかりのエキサイティングな瞬間を演じるのは楽しいよね。でも、彼女って、ちょっとミステリアスなキャラクターだろう?アルカトラズの謎に関わっている可能性もあるんじゃないかと…、そんな視聴者の意見もあったよ」。ところで、「ALCATRAZ/アルカトラズ」の撮影現場は緊迫した物語とは裏腹に、とってもアットホームなのだとか。偉大なる共演者、サム・ニールに関しても「彼が演じているハウザー(アルカトラズの謎を追う捜査官)は怖いけど、彼自身は全然怖くないよ!実際はすごく愉快な人なんだ。彼は洗練された映画スターで、ワイナリーなんか持っちゃってるセレブである一方、下品なジョークにもノリノリなんだよね」とこっそり暴露。「撮影場所のバンクーバーは空気が綺麗で、アーティスティックなムードのある街。キャスト同士で互いの家に集まったり、夕食会を開いたりしているよ。みんなで『ALCATRAZ/アルカトラズ』のオンエアを見ることもあったね。レベッカ役のサラ(・ジョーンズ)と僕は互いの家をしょっちゅう行き来していて、一緒に映画やドラマを見たりする。『アメリカン・ホラー・ストーリー』なんかも僕たちのお気に入りなんだ」。ドラマを見た後に2人で議論を交わすことも多いというホルヘ&サラ。もちろん、「ALCATRAZ/アルカトラズ」も視聴者同士で話したくなる番組で、オンエア中の日本では早くも議論がヒートアップ!「出演者冥利に尽きるよね。1話ごとに囚人たちのドラマを楽しむことができるし、シリーズを通して描かれる謎解きに挑むこともできる。様々な伏線が張り巡らされているから、いろいろな点に注意して見てほしいな」。(text:Hikaru Watanabe)「ALCATRAZ/アルカトラズ」AXNにて放送中【字幕版】毎週日曜9:55~、【吹替版(二か国語)】毎週木曜23:00~公式サイト:※ブルーレイ&DVD 11月リリース決定■関連作品:ALCATRAZ/アルカトラズ [海外TVドラマ]LOST [海外TVドラマ]© AXN Japan Inc. All Rights Reserved.■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.235「アルカトラズ」ホルヘ・ガルシアに直撃!前篇“番長”清原、50年後の世界に行ったら記者たちに復讐?契約間近の松井にエールも!シネマカフェ的海外ドラマvol.211初めてのエミー賞興奮レポート!第2回情報規制!?2人の天才が贈る『スーパーエイト』試写会に25組50名様ご招待シネマカフェ的海外ドラマvol.19230代独女に贈る「ビーイング・エリカ」最終回
2012年05月24日「LOST」のJ.J.エイブラムスが製作総指揮を務める注目ドラマ「ALCATRAZ/アルカトラズ」。その日本放送を記念し、主要キャストのホルヘ・ガルシアが来日!単独インタビューの模様を2回にわたってお届けします。1963年に脱出不可能と言われる刑務所・アルカトラズから忽然と姿を消した囚人や看守たちが2012年の現代に現れ、数々の事件を巻き起こしていく「ALCATRAZ/アルカトラズ」。ホルヘが演じているのは、アルカトラズ刑務所に詳しい研究者、ディエゴ・ソト博士です。事件の謎を追う女性刑事・レベッカをサポートするディエゴ・ソト博士こと“ドク”ですが、ホルヘ曰く「“博士”を演じるのはとっても大変!」だそう。「『ALCATRAZ/アルカトラズ』には一連の事件を追うチームの捜査本部が登場するわけだけど、撮影スケジュールの都合上、そこでのシーンを各話の撮影初日にまとめて撮ることが多いんだ。捜査本部と言えば、捜査官たちが事件についてあれこれ語り合う場所だろう?だから、ドクである僕は撮影の初日から、アルカトラズの歴史や囚人たちの情報について長々と解説しないといけないんだよね(笑)」。出世作の「LOST」では飛行機墜落事故の生存者・ハーリーを演じていたホルヘ。心優しき愛されキャラとして認知されていたハーリーですが、このドラマのドクは「ちょっとだけひねくれているよね。国家権力に対する反発心があって、捜査チームに協力的じゃないときもあるんだ」とのこと。そもそも、ドクはホルヘが演じることを想定してキャラクター設定されたそうですが?「僕は自分自身を役に注入しようとするタイプの役者。そうすることでリアリティを出せると信じているんだ。だから、ドクに限らず、いままで演じたほかのキャラクターにも自分自身が少しずつ加わっているとは思う。でも、ドクの一筋縄ではいかないところは僕自身とは違うよ。僕はみんなに協力的さ!ハーリーみたいに誰からも愛されるタイプかと言ったら、それだけとは言い切れないけどね(ニヤリ)。でも、ドクが僕やハーリーほど真っ直ぐな人間ではないのには理由があるんだ。彼の過去が人格形成に関わっている…という感じかな」。ちなみに、ファッション面に関してもドクとホルヘ自身はかなり違うのだとか。「ドクを演じていて楽しいことの1つだね。僕はネクタイなんて全然しないけど、ドクはトラッドスタイルのおしゃれが好き。最初は妙な気分だったけど、着ていると慣れてくるもの。逆に影響されてきたりもして、以前よりネクタイを締めるのが上手になったよ。でも、その反動でプライベートではいままで以上にカジュアルになっちゃったりもするんだ。この間なんて、撮影を終えてすぐに楽ちんなサンダルを3足も買っちゃったよ」。…と、ドクのキャラ、ホルヘの人柄が明らかになったところで、インタビュー前編は終了。後編では、壮大なミステリーが渦巻く「ALCATRAZ/アルカトラズ」の謎について、ドクのロマンス(!)について、さらには共演キャストとのほのぼのエピソードにも迫ります。「ある展開について知ったときは“えええ!?ああ…、うーん、なるほど”って感じだった」と語るホルヘですが、その言葉の真意は次週!(text:Hikaru Watanabe)「ALCATRAZ/アルカトラズ」AXNにて放送中【字幕版】毎週日曜9:55~、【吹替版(二か国語)】毎週木曜23:00~公式サイト:■関連作品:ALCATRAZ/アルカトラズ [海外TVドラマ]■関連記事:“番長”清原、50年後の世界に行ったら記者たちに復讐?契約間近の松井にエールも!
2012年05月17日ダニエル・デイ=ルイスがスティーヴン・スピルバーグ監督によるエイブラハム・リンカーンの伝記映画の主演を務めることが、製作会社のドリームワークスより発表された。当初はスピルバーグ監督の『シンドラーのリスト』に主演したリーアム・ニーソンがリンカーン役に決まっていたが、今年初めに降板が発表された。理由は公にされていないが、製作が遅々として進まない状況にニーソンが業を煮やしたという説もある。ドリス・カーンズ・グッドウィンの著書「Team of Rivals/The Political Genius Of Abraham Lincoln」を映画化する企画で、デイ=ルイスは早速リンカーンが政治家としてのキャリアをスタートさせたイリノイ州スプリングフィールドに赴き、リサーチを開始した。地元紙の「The State Journal-Register」によると、デイ=ルイスは19日にリンカーン大統領博物館やリンカーンの自宅、旧州会議事堂Old State Capitalなどを訪問したという。スピルバーグは「ダニエル・デイ=ルイスは無声映画、映画の黄金期、そして遠い未来からふり返ったとしても偉大な俳優のひとりに数えられることは間違いない。ついに『Lincoln』(原題)で我々の道が交差することを感謝し、刺激を受けた」とコメントしている。映画のクランクインは来年秋、公開は翌2012年を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:NINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.■関連記事:7月に極秘挙式したペネロペ・クルスが妊娠を発表!現在4か月半豪華キャストが集結した傑作ミュージカル『NINE』DVDを5名様プレゼントペネロペ・クルス、でき婚報道を否定【シネマモード】ソフィー・マルソー、木村多江らが示す映画とブランドの素敵な関係【シネマモード】アカデミー賞授賞式を見ているような『NINE』こんな気分にオススメ
2010年11月22日